JP4813876B2 - 炉心設計支援装置及びプログラム - Google Patents

炉心設計支援装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4813876B2
JP4813876B2 JP2005340420A JP2005340420A JP4813876B2 JP 4813876 B2 JP4813876 B2 JP 4813876B2 JP 2005340420 A JP2005340420 A JP 2005340420A JP 2005340420 A JP2005340420 A JP 2005340420A JP 4813876 B2 JP4813876 B2 JP 4813876B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
fuel
fuel assembly
design support
boundary condition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005340420A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007147377A (ja
Inventor
和也 山路
英樹 松本
誠 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2005340420A priority Critical patent/JP4813876B2/ja
Publication of JP2007147377A publication Critical patent/JP2007147377A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4813876B2 publication Critical patent/JP4813876B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

本発明は、原子炉の炉心設計を支援するための装置及びプログラムに関する。
原子炉の炉心は、多数の燃料集合体を備える。各々の燃料集合体は、多数の燃料棒を含み、更に制御棒等を含んでいる。こうした構成を備えた燃料の配置は、予め行われるシミュレーションに基づいた炉心設計によって決定される。
特許文献1には、燃料集合体計算において計算領域の境界から境界への中性子カレント応答を求めておき、それを従来の核定数の代わりに燃料集合体核特性値として炉心計算に用いる、という二段階計算を実施する原子炉の運転計画方法について記載されている。
特許文献2には、非均質炉心計算結果を考慮した補正係数を粗メッシュ炉心計算に反映することにより、粗メッシュ炉心計算の精度を向上する原子炉の炉心計算方法について記載されている。
特開平11‐23787号公報 特開2003‐66179号公報
本発明の目的は、燃料棒出力を高い精度で算出する炉心設計支援装置及びプログラムを提供することである。
本発明の他の目的は、燃料棒の配列が複雑な炉心における燃料棒出力を高い精度で算出する炉心設計支援装置及びプログラムを提供することである。
本発明の更に他の目的は、燃料の配置の非均質性を反映した炉心設計を支援する炉心設計支援装置及びプログラムを提供することである。
本発明の更に他の目的は、燃焼度の高い核燃料を使用する原子炉の炉心設計に適した炉心設計支援装置及びプログラムを提供することである。
本発明の更に他の目的は、上記の各目的を現実的な計算時間で達成することを可能にする炉心設計支援装置及びプログラムを提供することである。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明による炉心設計支援装置(2)は、原子炉(34)に含まれる燃料集合体(35)の物理状態を示す中レベル物理量を燃料集合体(35)の境界条件である中レベル境界条件の下において計算する中レベル計算部(22)と、中レベル物理量から燃料集合体(35)に含まれるセル(52)の境界条件である小レベル境界条件を計算し、小レベル境界条件の下におけるセル(52)の物理状態を示す小レベル物理量を計算する小レベル計算部(24)と、小レベル物理量を用いて原子炉(34)の物理状態を計算する炉心計算部(20)とを備える。
こうした構成によれば、燃料集合体よりも小さいセル単位の物理状態を反映した炉心状態の計算が可能である。
本発明による炉心設計支援装置(2)において、燃料集合体(35)は、非核燃料炉心構成物を含む。
本発明による炉心設計支援装置(2)において、小レベル計算部(24)は、燃料集合体(35)におけるセル(52)の種類と配置とを示すセル配置情報(44、46)を用いて小レベル物理量を計算する。
こうした構成によれば、燃料集合体の内部構成が不均質な場合(例示:燃焼状態が大きく異なる燃料棒を含んでいる場合)にその内部構成を反映した炉心状態の計算が可能である。そのため、燃料集合体を設計する際の自由度が向上する。
本発明による炉心設計支援装置(2)において、炉心計算部(20)は、原子炉(34)における燃料集合体(35)の種類と配置とを示す燃料集合体情報(32)を用いて原子炉(34)の物理状態を計算する。炉心設計支援装置(2)は更に、原子炉(34)の物理状態を用いて中レベル境界条件を計算して中レベル計算部(22)に渡す境界条件フィードバック部(26)を備える。
こうした構成によれば、炉心の内部構成(燃料集合体の種類と配置)が不均質であるときに、その内部構成を反映した燃料集合体及びセルのレベルの核定数が計算される。
本発明による炉心設計支援装置(2)は、中レベル計算部(22)が計算する中レベル物理量を小レベル計算部(24)に渡し、小レベル計算部(24)が計算する小レベル物理量を炉心計算部(20)に渡し、炉心計算部(20)が計算する原子炉(34)の物理状態を境界条件フィードバック部(26)に渡し、境界条件フィードバック部(26)が計算する中レベル境界条件を中レベル計算部(22)に渡す繰返し動作を実行する繰返し指令部(28)と、繰返し動作における第N回目の反復計算後と第N−1回目の反復計算後の原子炉(34)の物理状態の差が所定の基準よりも小さくなったときに繰返し動作を終了させる収束判定部(30)とを備える。
こうした構成によれば、燃料集合体及びセルのレベルの境界条件と整合性の取れた炉心全体の物理状態が計算される。
本発明による炉心設計支援装置(2)において、セル(52)のうちの燃料集合体(35)のいずれの燃料集合体間ギャップにも隣接しない第1セル群のセルの、炉心構成物長手方向に直交する方向のサイズは、燃料集合体の隣接する燃料棒中心の間隔(即ち、ある燃料棒の中心軸と、それに隣接する燃料棒の中心軸との間の距離)である。
こうした構成によれば、燃料棒単位での計算が実行される。そのため、燃料棒が非正規的に配置された炉心設計に好適に対応する。
本発明による炉心設計支援装置(2)において、セル(52)のうちの第2セル群のセルは燃料集合体(35)の第1燃料集合体間ギャップに隣接し且つ他の燃料集合体間ギャップに隣接せず、第2セル群のセルは第1燃料集合体間ギャップに隣接する第1面と第1面及び炉心構成物長手方向に直交する第2面とを有し、第1面の炉心構成物長手方向に直交する方向のサイズは燃料集合体(35)の隣接する燃料棒中心の間隔であり、第2面の炉心構成物長手方向に直交する方向のサイズは燃料集合体(35)の隣接する燃料棒中心の間隔と第1燃料集合体間ギャップの幅の半分との和である。
本発明による炉心設計装置(2)において、セルのうちの第3セル群のセルは燃料集合体の第1燃料集合体間ギャップと第2燃料集合体間ギャップとに隣接し、第3セル群のセルは第1燃料集合体間ギャップに隣接する第1面と第2燃料集合体間ギャップに隣接する第2面とを有し、第1面の炉心構成物長手方向に直交する方向のサイズは燃料集合体(35)の隣接する燃料棒中心の間隔と第2燃料集合体間ギャップの幅の半分との和であり、第2面の炉心構成物長手方向に直交する方向のサイズは燃料集合体(35)の隣接する燃料棒中心の間隔と第1燃料集合体間ギャップの幅の半分との和である。
こうした構成によれば、燃料集合体間ギャップに面したセルに対しても、燃料棒単位での計算が正確に実行される。
本発明による炉心設計支援装置(2)において、小レベル境界条件、及び中レベル境界条件は角度中性子束の情報を含む。
こうした構成によれば、セルの物理状態を適切に近似することができる。小レベル境界条件としては、角度中性子束の他に、無方向の中性子束、アルベド(セルに入射する中性子の数に対するセルから放射される中性子の数の割合)を使用することができる。中レベル境界条件は、燃料集合体最外周に位置するセルの燃料集合体表面となる表面における小レベル境界条件の集合である。
本発明による炉心設計支援装置(2)において、燃料集合体は、炉心構成物長手方向に分割された複数のセルを含む。
こうした構成によれば、炉心構成物の長手方向の不均質、例えば燃料棒の長手方向の一部に中実ペレットを充填し他の一部に中空ペレットを充填することによる不均質を反映した炉心設計が可能である。
本発明による炉心設計支援プログラム(31)は、原子炉(34)に含まれる燃料集合体(35)の物理状態を示す中レベル物理量を燃料集合体(35)の境界条件である中レベル境界条件の下において計算する中レベル計算ステップ(S3)と、中レベル物理量から燃料集合体(35)に含まれるセル(52)の境界条件である小レベル境界条件を計算し、小レベル境界条件の下におけるセル(52)の物理状態を示す小レベル物理量を計算するステップ(S4)と、小レベル物理量を用いて原子炉(34)の物理状態を計算するステップ(S7)とをコンピュータ(2)に実行させる。
本発明による炉心設計支援プログラム(31)は、原子炉(34)における燃料集合体(35)の種類と配置とを示す燃料集合体情報(32)を収集するステップ(S1)と、燃料集合体情報(32)を用いて原子炉(34)の物理状態を計算するステップ(S7)と、中レベル計算ステップ(S3)で使用するために原子炉(34)の物理状態を用いて中レベル境界条件を計算するステップ(S3)とをコンピュータ(2)に実行させる。
本発明によれば、燃料棒出力を高い精度で算出する炉心設計支援装置及びプログラムが提供される。
更に本発明によれば、燃料棒の配列が複雑な炉心における燃料棒出力を高い精度で算出する炉心設計支援装置及びプログラムが提供される。
更に本発明によれば、燃料の配置の非均質性を反映した炉心設計を支援する炉心設計支援装置及びプログラムが提供される。
更に本発明によれば、燃焼度の高い核燃料を使用する原子炉の炉心設計に適した炉心設計支援装置及びプログラムが提供される。
更に本発明によれば、上記の各目的を現実的な計算時間で達成することを可能にする炉心設計支援装置及びプログラムが提供される。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、炉心設計支援装置の構成を示す。炉心設計支援装置2は、演算処理装置6、記憶装置8、入力装置10、出力装置12及び通信装置14を備えるコンピュータシステムである。炉心設計支援装置2は、データベース4を格納する外部記憶装置と情報通信可能に接続される。データベース4は、核データライブラリ16と集合体データベース18とを含む。
炉心設計支援装置2は、「均質セル」を使用して炉心設計を支援するための計算を行う。均質セルとは、各セル内に非均質に分布する炉心構成物を構成材料毎に領域分割し、場合によってはそれを更に詳細に分割した領域とその炉心構成物に隣接する減速材領域、更に、燃料集合体ギャップが隣接する場合は、燃料集合体ギャップの半分の領域を、炉心計算を簡略化するために、各領域の巨視的断面積を各領域の中性子束と体積を重みとし、セル内で一様に平均化したものである。
図2は、記憶装置8に記録されるデータの構成を示す。記憶装置8は炉心設計支援プログラム31を記憶する。炉心設計支援プログラム31は、初期設定部19、炉心計算部20、燃料集合体計算部22、均質セル計算部24、境界条件フィードバック部26、繰返し指令部28及び収束判定部30を備える。記憶装置8は更に、集合体配置プログラム33を記憶する。集合体配置プログラム33は集合体配置テーブル32を含む。
図3を参照して、集合体配置テーブル32に記録されるデータについて説明する。集合体配置テーブル32には、炉心34の内部に配置される燃料集合体35の燃料集合体ID40と、位置と、種類とが対応づけて記録される。各々の燃料集合体35は、個別に割り当てられる燃料集合体ID40(後述の図4に示される)によって特定される。図3の縦に並んだA〜Rと横に並んだ1〜15によって位置が特定される格子状の区画の各々が燃料集合体35を示す。炉心34は、内部構成、燃料の燃焼度などによって種類の異なる燃料集合体35を含んでいる。その種類が図3の格子状の区画の模様の違いによって示されている。集合体配置テーブル32には、各々の燃料集合体35が制御グループ36の制御棒を備えているか、停止グループ38の制御棒を備えているかを示す情報が登録される。
図4は、集合体データベース18の構成を示す。集合体データベース18は、各々が燃料集合体ID40によって指定される複数のシートを備える。各々のシートは、燃料集合体35を構成する複数の均質セル52(図7に示される、燃料集合体35を複数の領域に分割したときの各々の領域)についての情報を格納する。図4の例では、各々のシートは、均質セル52を個別に特定する均質セルID42と、位置44と、種類46と、特性48とを対応づけて格納する。均質セル52の燃料棒に例示される炉心構成物の長手方向に直交する方向(多くの場合、概ね水平方向)のサイズは概ね燃料棒中心の間隔であることが好ましく、例えば1.3cm程度である。
均質セルは例えば燃料棒、制御棒、バーナブルポイズン、中性子源に例示される燃料集合体の構成要素に対応する。以下、これらを総称して「燃料棒に例示される炉心構成物」と呼ぶ。位置44は、燃料集合体35の内部における位置を示す。種類46は、燃料棒に例示される炉心構成物の種類(例示:燃料棒、制御棒、バーナブルポイズン、中性子源)を示す。特性48は、温度、燃焼度、燃料の組成、非燃料の組成などを示す。
均質セル52として、燃料棒に例示される炉心構成物(概ね長手方向が鉛直方向に一致する)を、更に長手方向に複数の領域に分割した均質セル52を用いることが可能である。この場合、集合体データベース18は、図3に明示的に示されているように水平な断面の内部での燃料棒に例示される炉心構成物の配置を格納するばかりでなく、炉心構成物長手方向にも複数に分割された均質セル52の配置を格納する。
燃料棒の長手方向の一部領域に中実ペレットに替えて中空ペレットが充填された、または長手方向の一部領域に可燃性毒物が添加されたペレットが充填された、または濃縮度が長手方向に沿って異なるペレットが充填された燃料棒を備えた種類の炉心34がある。長手方向に複数の領域に分割されたセルを用いた炉心設計支援装置2は、こうした炉心34の炉心設計に極めて適している。
図5を参照して、燃料集合体間ギャップについて説明する。図5における小さい四角形は個々の炉心構成物に対応する領域を示しており、6行6列の小さい四角形を含むマトリックス状の領域は燃料集合体を示す。燃料集合体と、隣接する燃料集合体との間には、燃料集合体間ギャップがある。第1燃料集合体間ギャップ54の幅はW1で示されている。第2燃料集合体間ギャップ56の幅はW2で示されている。
均質セル52は、燃料集合体間ギャップに隣接しない第1セル群(その要素の一つが図5のAで例示される)と、燃料集合体間ギャップに一面のみ隣接する第2セル群(Bで例示される)と、燃料集合体間ギャップに二面が隣接する第3セル群(Cで例示される)とに分類することができる。第1セル群を構成する均質セル52の炉心構成物長手方向に直交する方向のサイズは、第1セル群に含まれる燃料棒のうち隣接する燃料棒中心の間隔に設定されることが好ましい。図5においては、隣接する燃料棒中心の間隔は、長手方向に垂直な方向の炉心構成物の一辺の長さと一致している。
次に、図6Aを参照して、第2セル群の均質セル52のサイズについて説明する。図6Aの中心に描かれているセルは、図5のBと書かれたセルに対応している。第2セル群を構成する均質セル52の各々は、第1燃料集合体間ギャップ54に隣接する第1面と、その第1面と炉心構成物長手方向とに直交する第2面とを有する。第1面の炉心構成物長手方向に直交する方向のサイズa=cは、燃料集合体の隣接する燃料棒中心の間隔に設定される。第2面の炉心構成物長手方向に直交する方向のサイズb=dは、燃料集合体の隣接する燃料棒中心の間隔と第1燃料集合体間ギャップ54の幅の半分即ちW1/2との和に設定される。
次に、図6Bを参照して、第3セル群の均質セル52のサイズについて説明する。図6Bの中心に描かれているセルは、図5のCと書かれたセルに対応している。第3セル群のセルは第1燃料集合体間ギャップ54に隣接する第1面と第2燃料集合体間ギャップ56に隣接する第2面とを有する。第1面の炉心構成物長手方向に直交する方向のサイズe=gは、燃料集合体の隣接する燃料棒中心の間隔と第2燃料集合体間ギャップの幅の半分W2/2との和であり、第2面の炉心構成物長手方向に直交する方向のサイズf=hは、燃料集合体の隣接する燃料棒中心の間隔と第1燃料集合体間ギャップの幅の半分W1/2との和である。
炉心の最外周に位置する燃料集合体は、ギャップを介してバッフル板、中性子反射体等の非燃料炉心構成物と対面する面を有する。上記「燃料集合体間ギャップ」は、こうした燃料集合体と非燃料炉心構成物とのギャップも含む表現である。
図7は、記憶装置8に格納されるプログラムの動作について説明するための図である。以下の説明において、記憶装置8に格納されるプログラムを演算処理装置6が読み出し、そのプログラムに記述されている手順に従って実行する動作は、便宜上プログラム自身の動作として記載される。
初期設定部19は、燃料集合体35の境界条件を設定するために、初期条件を収集する。この境界条件は、中性子束の角度依存性の情報を含む。
本発明における炉心設計支援装置2は、中レベル計算部と小レベル計算部とを備える。本実施の形態において、中レベル計算部と小レベル計算部とは夫々、燃料集合体計算部22と均質セル計算部24として実施される。燃料集合体計算部22は、燃料集合体35の境界条件が入力されると、燃料集合体35の核定数を算出する。
均質セル計算部24は、燃料集合体35の核定数が入力されると、その核定数35によって、燃料集合体35を構成する複数の部分領域である均質セル52の境界条件を設定し、均質セル52毎に核定数を算出する。均質セル計算部24は、各々の均質セル52の内部の物理状態が均質であるという条件の下に計算を実行する。均質セル52の境界条件は、角度中性子束によって与えられることが好ましい。境界条件として、角度中性子束に代えて無方向の中性子束、またはアルベド(セルに入射する中性子の数に対するセルから放射される中性子の数の割合)を用いることが可能である。この動作が図7(a)に示されている。
炉心計算部20は、均質セル52毎の核定数を用いて、炉心34の物理状態を示す物理量を算出する。この物理量は、燃料棒出力、燃料棒燃焼度、集合体出力、集合体燃焼度、ホウ素濃度、炉心パラメータを含む。この動作が図7(b)に示されている。
境界条件フィードバック部26は、算出された炉心の物理量を用いて燃料集合体35の境界条件を設定し、その境界条件を燃料集合体計算部22に入力として与える。この動作が図7(c)に示されている。この境界条件フィードバックにより、角度依存性を有するセル単位の境界条件が燃料集合体計算に反映される。
繰返し指令部28は、燃料集合体計算部22のアウトプットを均質セル計算部24のインプットとし、均質セル計算部24のアウトプットを炉心計算部20のインプットとし、炉心計算部20のアウトプットを燃料集合体計算部22のインプットとして繰返し計算を行うように制御する。
収束判定部30は、繰返し指令部28によって制御される繰返し計算において、第N−1回目の反復計算後の炉心の物理量(例えば中性子束)と第N回目の反復計算後の炉心の物理量との差を計算し、その差が所定の基準よりも小さいときに繰返し計算を終了して、その時点での炉心計算部20、燃料集合体計算部22及び均質セル計算部24の計算結果を出力装置12から出力する。
図8は、炉心設計支援装置の動作を示すフローチャートである。
ステップS1:炉心設計を行うオペレータは、入力装置10を操作して、炉心34に配置する燃料集合体35の燃料集合体ID40と、各々の燃料集合体35の配置とを設定する。初期設定部19は、入力された情報を集合体配置テーブル32に登録する。
ステップS2:初期設定部19は、計算を開始するための初期条件として、単一種類の燃料集合体35が無限に並んでいるという条件で炉心34の核定数を計算する。この計算は、ステップS1において燃料集合体35の種類が複数設定されたときは、その複数の種類の各々に対応して実行される。
ステップS3:燃料集合体計算部22は、集合体配置テーブル32に登録された燃料集合体ID40を順次、選択する。選択された燃料集合体35に境界条件フィードバック部26で計算された境界条件を入力する。入力された境界条件の下で、燃料集合体35の核定数を計算する。このとき、炉心34の出力と熱水力データとが計算に用いられる。
ステップS4:均質セル計算部24は、ステップS3で選択された燃料集合体35である被選択燃料集合体について、集合体データベース18に登録された均質セルID42を順次、選択する。均質セル計算部24は、選択された均質セル52内を均質化し、均質セル52の核定数を算出する。それぞれの均質化セルには炉心計算部20においてセル内を均質化した影響を排除するため、集合体データベース18に登録された種類46と特性48を用いて、補正因子が算出され、均質セルの核定数に考慮される。
ステップS5:均質セル計算部24は、被選択燃料集合体を構成するすべての均質セル52に対して計算が終わるまでステップS4を繰り返す。
ステップS6:燃料集合体計算部22は、集合体配置テーブル32に設定されたすべての燃料集合体35に対して計算が終わるまでステップS3〜S5を繰り返す。
ステップS7:炉心計算部20は、均質セル52毎に計算された核定数を用いて炉心34の物理状態を示す物理量を算出する。算出される物理量としては、臨界ホウ素濃度若しくは実効増倍率、燃料集合体35毎の出力と燃焼度、燃料棒毎の出力と燃焼度、燃料ペレット毎の出力と燃焼度、炉心34の内部の炉心構成物長手方向の出力分布、組成が例示される。
ステップS8:境界条件フィードバック部26は、燃料集合体35の境界条件を再設定するために、算出された炉心の物理量を燃料集合体計算部22に入力として渡す。繰返し指令部28は、炉心計算部20、燃料集合体計算部22、均質セル計算部24及び境界条件フィードバック部26を制御して、ステップS3〜S8の繰返し動作を実行させる。収束判定部30は、ステップS7の計算が2回目以降のとき、前回算出された炉心パラメータと今回算出された炉心の物理量とをモニターして、その差が所定の基準を下回っているとき収束判定をし、繰返し計算を終了させる。収束判定部30における収束判定のための物理量として、中性子束が好適に用いられる。
ステップS9:収束判定部30は、炉心計算部20、燃料集合体計算部22及び均質セル計算部24の計算結果を出力する。オペレータはその結果を参照する。オペレータは、適宜に集合体配置テーブル32を書き換えてステップS1〜S9の処理を実行させることにより、炉心設計を行う。
オペレータは、ある時点の炉心設計として用いた計算結果を記録しておき、次の時点、例えば数ヵ月後に同一の燃料集合体の装荷パターン及び類似の装荷パターンの炉心設計を行うときに、ステップS2の初期条件としてその計算結果を用いることができる。こうした初期設定を用いると、単一種類の燃料集合体35が無限に並んでいるという初期設定を用いた場合よりも正確で速く計算が収束することが期待される。
こうした炉心設計支援装置によれば、燃料集合体の内部構成を反映した炉心設計が比較的少ない計算量で実行できる。例えば、燃料棒1本毎の出力が直接に計算される。そのため、不均質な燃料分布又は非正規的な燃料棒、制御棒の配列などを有する内部構成を積極的に設計に取り込んで炉心設計をすることが可能になる。こうした炉心設計支援装置は、より高燃焼度の燃料を用いることが期待されている次世代、次々世代の炉心設計に適している。
こうした炉心設計支援装置を用いた炉心設計は、炉心の内部構成の自由度が大きいため、PWR、BWR、VVER(六角軽水炉)、IMR、LMFBR、革新炉、ガス炉など多様な原子炉の炉心設計にも好適に用いられる。
図1は、炉心設計支援装置の構成を示す。 図2は、記憶装置に記録されるデータの構成を示す。 図3は、集合体配置テーブルに記録されるデータを示す。 図4は、集合体データベースの構成を示す。 図5は、燃料集合体間ギャップについて説明するための図である。 図6Aは、燃料集合体間ギャップについて説明するための図である。 図6Bは、燃料集合体間ギャップについて説明するための図である。 図7は、プログラムの動作を説明するための図である。 図8は、炉心設計支援装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
2…炉心設計支援装置
4…データベース
6…演算処理装置
8…記憶装置
10…入力装置
12…出力装置
14…通信装置
16…核データライブラリ
18…集合体データベース
20…炉心計算部
22…燃料集合体計算部
24…均質セル計算部
26…境界条件フィードバック部
28…繰返し指令部
30…収束判定部
32…集合体配置テーブル
34…炉心
35…燃料集合体
36…制御グループ
38…停止グループ
40…燃料集合体ID
42…ロッドID
44…位置
46…種類
48…特性
50…ロッド
52…均質セル
54…第1燃料集合体間ギャップ
56…第2燃料集合体間ギャップ

Claims (12)

  1. 原子炉に含まれる燃料集合体の非均質な物理状態を示す中レベル物理量を前記燃料集合体の境界条件である中レベル境界条件の下において計算する中レベル計算部と、
    前記中レベル物理量から前記燃料集合体に含まれるセルの境界条件である小レベル境界条件を計算し、前記小レベル境界条件の下における前記セルの物理状態を示す小レベル物理量を計算する小レベル計算部と、
    前記小レベル物理量を用いて前記原子炉の物理状態を計算する炉心計算部とを具備し、
    各々の前記セルは内部の物理状態が均質であるように平均化され、
    前記中レベル境界条件は、前記炉心計算部が計算した前記物理状態によって与えられる
    炉心設計支援装置。
  2. 請求項1に記載された炉心設計支援装置であって、
    前記燃料集合体は、非核燃料炉心構成物を含む
    炉心設計支援装置。
  3. 請求項1又は2に記載された炉心設計支援装置であって、
    前記小レベル計算部は、前記燃料集合体における前記セルの種類と配置とを示すセル配置情報を用いて前記小レベル物理量を計算する
    炉心設計支援装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載された炉心設計支援装置であって、
    前記炉心計算部は、前記原子炉における前記燃料集合体の種類と配置とを示す燃料集合体情報を用いて前記原子炉の物理状態を計算し、
    更に、前記原子炉の物理状態を用いて前記中レベル境界条件を計算して前記中レベル計算部に渡す境界条件フィードバック部
    を具備する
    炉心設計支援装置。
  5. 請求項4に記載された炉心設計支援装置であって、
    更に、前記中レベル計算部が計算する前記中レベル物理量を前記小レベル計算部に渡し、前記小レベル計算部が計算する前記小レベル物理量を前記炉心計算部に渡し、前記炉心計算部が計算する前記原子炉の物理状態を前記境界条件フィードバック部に渡し、前記境界条件フィードバック部が計算する前記中レベル境界条件を前記中レベル計算部に渡す繰返し動作を実行する繰返し指令部と、
    前記繰返し動作における第N回目の反復計算後と第N−1回目の反復計算後の前記原子炉の物理状態の差が所定の基準よりも小さくなったときに前記繰返し動作を終了させる収束判定部
    とを具備する
    炉心設計支援装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載された炉心設計支援装置であって、
    前記セルのうちの前記燃料集合体のいずれの燃料集合体間ギャップにも隣接しない第1セル群のセルの、炉心構成物長手方向に直交する方向のサイズは、前記燃料集合体の隣接する燃料棒中心の間隔である
    炉心設計支援装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載された炉心設計支援装置であって、
    前記セルのうちの第2セル群のセルは前記燃料集合体の第1燃料集合体間ギャップに隣接し且つ他の燃料集合体間ギャップに隣接せず、前記第2セル群のセルは前記第1燃料集合体間ギャップに隣接する第1面と前記第1面及び炉心構成物長手方向に直交する第2面とを有し、前記第1面の炉心構成物長手方向に直交する方向のサイズは前記燃料集合体の隣接する燃料棒中心の間隔であり、前記第2面の炉心構成物長手方向に直交する方向のサイズは前記燃料集合体の隣接する燃料棒中心の間隔と前記第1燃料集合体間ギャップの幅の半分との和である
    炉心設計支援装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載された炉心設計支援装置であって、
    前記セルのうちの第3セル群のセルは前記第1燃料集合体間ギャップと第2燃料集合体間ギャップとに隣接し、前記第3セル群のセルは前記第1燃料集合体間ギャップに隣接する第1面と前記第2燃料集合体間ギャップに隣接する第2面とを有し、前記第1面の炉心構成物長手方向に直交する方向のサイズは前記燃料集合体の隣接する燃料棒中心の間隔と前記第2燃料集合体間ギャップの幅の半分との和であり、前記第2面の炉心構成物長手方向に直交する方向のサイズは前記燃料集合体の隣接する燃料棒中心の間隔と前記第1燃料集合体間ギャップの幅の半分との和である
    炉心設計支援装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載された炉心設計支援装置であって、
    前記小レベル境界条件、及び前記中レベル境界条件は角度中性子束の情報を含む
    炉心設計支援装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載された炉心設計支援装置であって、
    前記燃料集合体は、炉心構成物長手方向に分割された複数の前記セルを含む
    炉心設計支援装置。
  11. 原子炉に含まれる燃料集合体の非均質な物理状態を示す中レベル物理量を前記燃料集合体の境界条件である中レベル境界条件の下において計算する中レベル計算ステップと、
    前記中レベル物理量から前記燃料集合体に含まれるセルの境界条件である小レベル境界条件を計算し、前記小レベル境界条件の下における前記セルの物理状態を示す小レベル物理量を計算するステップと、
    前記小レベル物理量を用いて前記原子炉の物理状態を計算するステップとを具備し、
    各々の前記セルは内部の物理状態が均質であるように平均化され、
    前記中レベル境界条件は、前記炉心計算部が計算した前記物理状態によって与えられる
    方法をコンピュータに実行させるための炉心設計支援プログラム。
  12. 請求項11に記載された炉心設計支援プログラムであって、
    更に、前記原子炉における前記燃料集合体の種類と配置とを示す燃料集合体情報を収集するステップと、
    前記前記燃料集合体情報を用いて前記原子炉の物理状態を計算するステップと、
    前記中レベル計算ステップで使用するために前記原子炉の物理状態を用いて前記中レベル境界条件を計算するステップ
    とをコンピュータに実行させるための炉心設計支援プログラム。
JP2005340420A 2005-11-25 2005-11-25 炉心設計支援装置及びプログラム Expired - Fee Related JP4813876B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005340420A JP4813876B2 (ja) 2005-11-25 2005-11-25 炉心設計支援装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005340420A JP4813876B2 (ja) 2005-11-25 2005-11-25 炉心設計支援装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007147377A JP2007147377A (ja) 2007-06-14
JP4813876B2 true JP4813876B2 (ja) 2011-11-09

Family

ID=38208957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005340420A Expired - Fee Related JP4813876B2 (ja) 2005-11-25 2005-11-25 炉心設計支援装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4813876B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007278991A (ja) * 2006-04-11 2007-10-25 Nuclear Fuel Ind Ltd 並列計算向けの3次元メッシュ体系の管理方法
JP5557998B2 (ja) * 2008-12-02 2014-07-23 三菱重工業株式会社 炉心解析プログラム
JP6099876B2 (ja) * 2012-03-29 2017-03-22 三菱重工業株式会社 炉心解析プログラムおよび解析装置
JP6433334B2 (ja) * 2015-02-25 2018-12-05 三菱重工業株式会社 共鳴計算プログラム及び解析装置
JP7284646B2 (ja) * 2019-06-20 2023-05-31 原子燃料工業株式会社 炉心解析方法、炉心解析プログラムおよび炉心解析装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3064554B2 (ja) * 1991-09-20 2000-07-12 株式会社日立製作所 原子炉の炉心特性監視装置
JP3112559B2 (ja) * 1992-04-27 2000-11-27 株式会社東芝 原子炉の炉心性能推定方法
JPH06186380A (ja) * 1992-12-16 1994-07-08 Hitachi Ltd 原子炉炉心性能計算装置
JP3441178B2 (ja) * 1994-09-02 2003-08-25 株式会社東芝 原子炉の炉心性能計算方法および装置
JPH1123787A (ja) * 1997-07-02 1999-01-29 Hitachi Ltd 原子力発電所と原子炉の運転計画方法及びその計画装置
JPH1184060A (ja) * 1997-09-01 1999-03-26 Toshiba Corp 高速炉の出力分布計算方法及び計算装置
JP3508021B2 (ja) * 2001-08-29 2004-03-22 株式会社原子力エンジニアリング 原子炉の炉心計算方法
DE10328920A1 (de) * 2003-06-26 2005-01-20 Framatome Anp Gmbh Verfahren zum rechnerischen Modellieren des Kerns eines Kernreaktors
JP4008926B2 (ja) * 2005-01-21 2007-11-14 株式会社東芝 炉心性能計算装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007147377A (ja) 2007-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Williamson et al. BISON: A flexible code for advanced simulation of the performance of multiple nuclear fuel forms
EP3586341B1 (en) Method for modeling a nuclear reactor
JP4813876B2 (ja) 炉心設計支援装置及びプログラム
JP3224810B2 (ja) 燃料集合体の限界出力比計算装置
Du et al. Neutronic simulation of China Experimental Fast Reactor start-up tests. Part I: SARAX code deterministic calculation
JP2003066179A (ja) 原子炉の炉心計算方法
Kile et al. Transformational challenge reactor analysis to inform preconceptual core design decisions: Sensitivity study of transient analysis in a hydride-moderated microreactor
Williamson et al. Reactivity insertion accident (RIA) capability status in the BISON fuel performance code
EP3748651B1 (en) Reactor three-dimensional assembly information tracking method and system
Choi et al. Benchmarking DRAGON/PARCS Against KRITZ and FFTF Measurements
Singh et al. Treatment of double heterogeneity in the resonance and thermal energy regions in high-temperature reactors
Epiney et al. RISMC industry application# 1 (ECCS/LOCA): Core characterization automation: Lattice codes interface for PHISICS/RELAP5-3D
JPH1184060A (ja) 高速炉の出力分布計算方法及び計算装置
Bays et al. ATR compendium: irradiation test capabilities
Ghezzi et al. TRISO burnup-dependent failure analysis in FHRs using BISON
JP2003177196A (ja) 炉心核計装応答計算法
Charles et al. Multi-objective, multi-physics optimization of 3D mixed-oxide LWR fuel assembly designs using the MOJADE algorithm
He et al. Assessment of transient characteristics of fast reactors and influences of minor actinides using neutron transport method
Krysl et al. 'Full-core'WWER-440 pin power distribution calculation benchmark
ALLAF et al. The Investigation of the Sensitivity of Monte Carlo Simulation Results to Modelling Approaches for Nuclear Reactor Cores
Grimm et al. Validation of the EIR LWR calculation methods for criticality assessment of storage pools
Jessee et al. Methods and Usability Enhancements in Shift for Non-LWR Applications
Stoots et al. Verification and Validation Strategy for LWRS Tools
Turinsky et al. Update on capabilities development at CASL
Charles Development of a Multi-Objective Optimization Capability for Heterogeneous Light Water Reactor Fuel Assemblies

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100323

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100524

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110808

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110825

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4813876

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees