JP4812149B2 - Beta-type binderless zeolite molding and method for producing the same - Google Patents

Beta-type binderless zeolite molding and method for producing the same Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベータ型バインダーレスゼオライト成型体、およびベータ型バインダーレスゼオライト成型体の製造方法に関するものである。ベータ型ゼオライトは、国際ゼオライト学会による構造を示すコードで言う「BEA型」ゼオライトを意味するものである。
【0002】
【従来の技術】
ベータ型ゼオライトは、米国特許3,308,069号明細書で初めて開示された12員環細孔を有する結晶性アルミノシリケートに代表される結晶性メタロシリケートである。ゼオライト結晶骨格を構成する金属成分(以下T原子と呼ぶことがある)が、ケイ素とアルミニウムとからなる結晶性アルミノシリケートは、主にその酸性質を制御する目的で結晶格子内Al3+カチオンを他の金属イオンで置換することが広く行われており、一般に、同構造のアルミニウムを含まないシリカライトやアルミニウムが他の金属イオンに置換された結晶性メタロシリケートを含めてベータ型ゼオライトと言われている
ベータ型結晶性メタロシリケートを合成する方法としては、従来、テンプレート剤としてテトラエチルアンモニウムイオンを用いた水性反応スラリーを原料としたいわゆる水熱反応法が知られている。しかしながら、従来の水熱合成法では加熱時に原料成分の一部は水に溶解するため、結晶へ転化する成分の割合は必然的に低下するため収率が低い。また、アルカリ成分が希釈されるため結晶化時間が非常に長くなり、このような緩慢な結晶化の方法では、大型の結晶が成長しやすい。しかもケイ素(Si)以外の異質な金属成分(M)は結晶格子外に排除されやすいため、水性スラリー中でのSi/M(Mは、ケイ素以外のT原子を表す)の原子比と、合成されたベータ型ゼオライトでのSi/Mの原子比とが必ずしも一致しなくなる問題点を生じる。さらに、工業的には、水性スラリーを加熱するため生成結晶の重量に対して比較的大きな容積の密閉容器を必要とすること、高価なテンプレート剤を多量に使用する必要があること、多量の廃液の発生、ゼオライト粉体のロ過、焼成工程が煩雑である等の問題点を有している。
【0003】
また、従来ゼオライト成型体を製造する場合には、ゼオライト単独での成型性が悪いため、まず水熱合成法によってゼオライト粉体を合成した後、無機バインダーを使用して成型する必要があった。この方法では、使用用途に悪影響を及ぼさないバインダーを選択する必要があり、また充分な強度を得るためには多量の無機バインダーを必要とするため成型体中のゼオライト含有率が低くなるだけでなく、バインダー内に埋没したゼオライトの有効利用ができなくなるという問題点がある。
【0004】
また、無機成型体を使用して担持型ゼオライト成型体を製造する方法も提案されている。例えば、特開平11−165074号明細書では、テトラエチルオルトシリケート、テトラエチルオルトチタネートおよび水酸化テトラプロピルアンモニウムからなる水性ゲルをシリカ担体に担持した後、加圧下水蒸気処理することによってMFI型結晶性チタノシリケートを担体上に結晶化させている。この方法では、担体に担持できるほど充分な流動性を持つ低濃度の水性ゲルを使用する必要があるため、担体への担持量が極めて低い。すなわち、この方法で得られる担持型ゼオライト成型体は、ゼオライト含有率が極めて低いという問題点を有している。
【0005】
そこで、実質的にバインダーを含まないアルミノシリケート成型体を製造する方法がいくつか提案されており、例えば、特開昭59−162952(TSZ型アルミノシリケート)、特開昭61−72620(MOR型アルミノシリケート)や特開昭62−138320(FAU型アルミノシリケート)などの、限定された数種の結晶型バインダーレスアルミノシリケート成型体が知られている。しかしながら、バインダーレスベータ型アルミノシリケート成型体については全く知られていなかった。
【0006】
また、これらの方法は、あらかじめ合成した結晶性アルミノシリケート粉体を二次原料として用い、これを粘土系鉱物あるいはシリカアルミナゾル等の無機バインダーで成型したものをアルカリ溶液と反応させることによってバインダーを結晶性アルミノシリケートに転化させるため、実質的に二度の水熱合成を必要とする。このため、工程が長くなる点や、廃液量が増大する等の点で問題がある。
【0007】
さらに、該結晶骨格を構成する金属成分が実質的にケイ素のみからなるバインダーレスシリカライト成型体や、アルミニウム以外の他のT原子からなるバインダーレス結晶性メタロシリケート成型体を合成する方法は知られていなかった。
【0008】
以上のように、実質的にバインダーを含まないベータ型バインダーレスゼオライト成型体およびその簡便で効率的な製法は知られていなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明の目的は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、無機バインダーを含有することなく、実質的にゼオライト結晶のみからなるベータ型バインダーレスゼオライト成型体を提供することにある。
【0010】
また本発明の他の目的は、バインダーを使用しないベータ型ゼオライト成型体の簡便で効率良い製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明者らはベータ型バインダーレスゼオライト成型体について鋭意検討した結果、例えば、シリカ成型体にテトラエチルアンモニウム成分、アルカリ金属成分および他の金属成分を併せて担持させた後に、特定の条件で飽和水蒸気と接触させる方法により、シリカ成型体の形状を保ったまま全量のシリカ成分を結晶化させ、同時に該金属成分をT原子として取り込んだ本質的にバインダーを含有しないベータ型バインダーレスゼオライト成型体が簡便に収率良く製造できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0012】
すなわち本発明は、バインダーレスゼオライト成型体であって、該ゼオライトがベータ型結晶構造を有することを特徴とするバインダーレスゼオライト成型体に関する。
【0013】
前記バインダーレスゼオライト成型体は、例えば、BET法による窒素吸着測定から求めた比表面積が300m2/g〜950m2/gであるバインダーレスゼオライト成型体である。
【0014】
前記バインダーレスゼオライト成型体は、例えば、水銀圧入法により求めた細孔径が4nm以上の細孔を有し、該細孔の表面積が2m2/g〜200m2/gであって、かつ前記細孔の細孔容積が0.10ml/g〜1.5ml/gであるバインダーレスゼオライト成型体である。
【0015】
本発明の他の発明は、下記式(1)
Si1(TEA)x1 y2 z ・・・(1)
(式中、TEAはテトラエチルアンモニウム、M1はアルカリ金属、M2はメタロシリケート結晶骨格に組み込まれる金属元素を表し、xは0.005〜1、yは0.0001〜1、zは0.0005〜0.4の範囲を表わす。)
で表されるゼオライト前駆体を、80〜260℃の飽和水蒸気と接触させることを特徴とするバインダーレスゼオライト成型体の製造方法に関する。
【0016】
前記ゼオライト前駆体は、テトラエチルアンモニウム成分とアルカリ金属成分と、メタロシリケート結晶骨格に組み込まれる金属成分とを含む原料物質を、シリカ成型体に担持してなるゼオライト前駆体であることが好ましいものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の詳細について説明する。
【0018】
本発明のバインダーレスゼオライト成型体の製造方法に用いられるゼオライト前駆体は、下記式(1)
Si1(TEA)x1 y2 z ・・・(1)
(式中、TEAはテトラエチルアンモニウム、M1はアルカリ金属、M2はメタロシリケート結晶骨格に組み込まれる金属元素を表し、xは0.005〜1、yは0.0001〜1、zは0.0005〜0.4の範囲を表わす。)
で表わされる組成であれば特に限定されない。前記式(1)中、M1はリチウム、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属を表し、M2はメタロシリケート結晶骨格に組み込まれる金属元素、例えば、ホウ素、アルミニウム、チタン、鉄、亜鉛、ガリウムおよびインジウムからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素を表わす。さらに前記式(1)において、xが0.001〜1、yが0.0001〜1、zが0.0005〜0.3の範囲の組成であることが好ましく、さらに前記式(1)において、xが0.002〜0.8、yが0.0002〜0.5、zが0.001〜0.2の範囲の組成であることがさらに好ましい。
【0019】
前記ゼオライト前駆体の調製方法としては特に限定されないが、テトラエチルアンモニウム成分とアルカリ金属成分と、所望に応じて担持するメタロシリケート結晶骨格に組み込まれる1以上の金属成分とを含む原料物質を、シリカ成型体に担持する方法が好適である。
【0020】
前記シリカ成型体に、前記テトラエチルアンモニウム成分とアルカリ金属成分を担持した場合には、ケイ素のみのT原子からなるバインダーレスベータ型シリカライト成型体を製造することができ、該二つの成分に加えてホウ素、アルミニウム、チタン、鉄、亜鉛、ガリウムおよびインジウムからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属成分を担持した場合には、これがT原子として取り込まれたベータ型バインダーレス結晶性メタロシリケート成型体を製造することができる。
【0021】
前記シリカ成型体としては、特に限定されるものではなく、市販品を使用することができる。シリカ成型体は比表面積の比較的大きい成型体が好適に用いられ、通常BET法による窒素吸着測定から求めた比表面積が、例えば5m2/g〜1000m2/g、好ましくは20m2/g〜800m2/gの範囲の物が用いられる。比表面積が小さすぎると結晶化に長時間を必要とし、また結晶化度が悪くなる場合があるからである。
【0022】
また前記シリカ成型体は、例えば、水銀圧入法により求めた細孔径が4nm以上の細孔を有し、該細孔による表面積と細孔容積は、それぞれ5m2/g〜1000m2/g、0.10ml/g〜1.5ml/gであり、好ましくは20m2/g〜800m2/g、0.15ml/g〜1.3ml/gの範囲である。
【0023】
また前記テトラエチルアンモニウム成分としては、テトラエチルアンモニウムのハロゲン化物、水酸化物などを例示することができるが、通常は水酸化テトラエチルアンモニウムが用いられる。水酸化テトラエチルアンモニウムを用いることにより、ベータ型ゼオライトを効率よく合成することができる。
【0024】
前記アルカリ金属成分としてはリチウム、ナトリウム、カリウムなどを例示することができ、それらの水酸化物やハロゲン化物あるいはシリカ成型体及び/又は金属塩化合物中のアルカリ金属成分を用いることもできる。
【0025】
ベータ型バインダーレス結晶性メタロシリケート成型体を合成する場合には、シリカ成型体上に前記テトラエチルアンモニウム成分および前記アルカリ金属成分と併せて、T原子となる金属の塩を担持する。これら金属塩としては、ホウ素、アルミニウム、チタン、鉄、亜鉛、ガリウム、インジウムなどの硝酸塩、硫酸塩、ハロゲン化物、オキソ酸塩、水酸化物などを例示することができ、これらの水溶液の形で使用することが好ましい。また前記金属塩は、ホウ素、アルミニウム、鉄、亜鉛およびガリウムからなる群より選ばれる少なくとも1つの金属の金属塩を使用した場合には結晶化時間を大幅に短縮化できる点で好ましい。これら金属成分は、結晶化の際にゼオライト骨格内に取り込まれることによってバインダーレスメタロシリケートに転化する。
【0026】
前記シリカ成型体に、テトラエチルアンモニウム成分とアルカリ金属成分と、所望に応じて担持するメタロシリケート結晶骨格に組み込まれる1以上の金属成分とを含む原料物質を担持する方法は、特に限定されるものではないが、シリカ成型体内に前記原料物質を均質に担持することが望ましいため、通常、水溶液を含浸した後に乾燥することによってなされる。一例を挙げれば、所定量の各成分を均一な水溶液とし、シリカ成型体の吸水量に見合う水溶液量となるように調製して含浸する。このとき、各成分は同時に担持しても良いし、各成分毎あるいは均一な混合溶液を数回に分割して担持しても良く、分割して担持する場合には、担持する順番は生成物に何ら影響を与えない。
【0027】
また水溶液を含浸した後の乾燥温度は特に限定されないが、テトラエチルアンモニウム塩の分解が少なく、効率的で含水量が抑えられる点で、好ましくは20℃〜150℃、より好ましくは50℃〜120℃で実施される。前記前駆体の含水量としては、結晶化の際に担持成分が溶出せず、収率が良い点で、30%以下、さらには20%〜0.1%の範囲が好ましい。
【0028】
また、乾燥する方法は特に限定されず、減圧、常圧何れの条件でも実施することができる。常圧での空気気流下で乾燥することが簡便なため好ましい。
【0029】
本発明の製法は、前記ゼオライト前駆体を、飽和水蒸気と接触させることを特徴とする。
【0030】
前記飽和水蒸気の温度は、特に限定されず、結晶化速度が速く、含有するテトラエチルアンモニウム成分の分解が少なく結晶化度の高いベータ型バインダーレスゼオライト成型体が得られる点で、80〜260℃の範囲が好ましく、100℃〜230℃がさらに好ましい。結晶化温度が高すぎると、MFI型ゼオライトなどの他の鉱物との混晶が生成する場合がある。
【0031】
前記飽和水蒸気との接触時間は短時間で良く、通常は2〜300時間、好ましくは3〜150時間の範囲である。結晶化時間が短すぎると結晶化度が低下し、長すぎると他の鉱物との混晶になる場合がある。
【0032】
前記ゼオライト前駆体を飽和水蒸気と接触させて加熱する方法および装置は特に限定されるものではない。例えば、耐圧容器の中空に前駆体を設置し容器下部に反応温度と容器の容積によって定まる飽和水蒸気量に相当する水を封入したのち、恒温槽内で加熱することによって実施することができるが、実施態様はこれに限定されない。この前駆体を容器内に入れ、その外側に水を入れた密閉容器を用いてもよいし、前駆体を飽和水蒸気と接触させる固定床式反応器、あるいは移動床式反応器によって連続的に合成することもできる。
【0033】
本発明の製造法を用いることにより、前記ゼオライト前駆体を、水中に分散させて水熱反応させることなく、飽和水蒸気と接触させることによって結晶化を行なうことができ、ほぼ全量のシリカと所望に応じて担持された前記金属成分とをT原子とするベータ型ゼオライトに転化させることができる。これにより原料であるシリカ成型体がその形状を保ったまま全量がゼオライトに転化するため、生成するゼオライトには本質的にバインダーが含まれず、簡便にベータ型バインダーレスゼオライト成型体が製造できると推察される。
【0034】
本発明の製法では、バインダーを使用しないため、本発明による製法で合成されたベータ型ゼオライト成型体は、ゼオライトの含有率がほぼ100%の、極めて高い結晶化度を有している。適当な前駆体の組成比、結晶化温度ならびに結晶化時間を前記条件内から選択することによって、成型体の結晶化度を制御することができ、例えば95%以上、好ましくは98%以上である。結晶化度によって圧壊強度を制御することができる。
【0035】
また本発明の製法では、シリカ成型体を常法により、球状、シリンダー型、リング型などの任意の形状に成型した後、本発明による方法でゼオライトに転化することにより、球状、シリンダー型、リング型などの任意の形状のバインダーレスゼオライト成型体を製造することができる。原料としたシリカ担体自体がゼオライトにそのままの形状で転化するため、シリカ成型体の形状を保ったバインダーレスゼオライト成型体が得られるのである。
【0036】
また本発明の製法では、原料シリカ成型体の外観を保持しているだけでなく、圧壊強度やマクロ細孔分布等も反映する。このため、原料に使用するシリカ成型体の物性を常法により制御することによって、容易にバインダーレスゼオライト成型体の物性を制御することができる。
【0037】
また本発明のバインダーレスゼオライト成型体は、
(1)ゼオライトがBEA型結晶構造を有すること、および
(2)ゼオライト結晶構造を構成するケイ素と前記金属との組成比(原子比)が、ケイ素1に対して、前記金属が0.0005〜0.4の範囲であることを特徴とする。
【0038】
本発明の成型体中のゼオライトは、BEA型結晶構造を有する。これは、粉末X線回折測定等で確認できる。BEA型ゼオライトの構造は、T原子を中心として4個の酸素原子が頂点に配位したTO4四面体が、3次元的に結合することによりゼオライト結晶骨格を形成している。このため、T原子がケイ素のみからなるシリカライトは電気的に中性であるため固体酸性は発現しない。Si4+を他の原子価金属に置換すると、TO4陰イオンを電気的に中和するために結晶内にプロトン等の陽イオンが存在し、これにより固体酸性が発現することが良く知られている。これら陽イオンは通常の操作によって容易にイオン交換することができる。また、T原子として導入する元素の量と種類によって、発現する固体酸性の酸量及び酸強度を制御することができる。固体酸性は、アンモニアの昇温脱離(TPD)法等により評価することができる。
【0039】
本発明の成型体は、該成型体中のゼオライト結晶構造を構成する金属成分の組成比(原子比)が、ケイ素1に対して0.0005〜0.4の範囲、好ましくは0.001〜0.2の範囲であることを特徴とする。
【0040】
また本発明の成型体は、例えば、BET法による窒素吸着測定から求めた比表面積は300m2/g〜950m2/gであり、好ましくは320m2/g〜850m2/gの範囲である。
【0041】
また本発明の成型体は、例えば、水銀圧入法により求めた細孔径が4nm以上の二次細孔を有し、該細孔による表面積と細孔容積は、それぞれ2m2/g〜200m2/g、0.10ml/g〜1.5ml/gであり、好ましくは3m2/g〜170m2/g、0.13ml/g〜1.3ml/gの範囲である。
【0042】
本発明の成型体は、例えば、前記のバインダーレスゼオライト成型体の製造方法により、簡便に効率よく製造できる。
【0043】
本発明の成型体の形状としては、球状、シリンダー型、リング型などを例示することができるが、特に限定されない。
【0044】
本発明の成型体は、形状や大きさ、マクロ細孔分布等を容易に制御可能なため、種々の化学プロセスにおいて、吸着剤や化学反応用の触媒、あるいは触媒担体として利用することができ、アルキル化反応触媒、異性化反応触媒、エステル交換反応触媒、クラッキング反応触媒、ベックマン転位反応触媒、水和反応触媒、アルコール付加反応触媒、液安法アルカノールアミン類合成触媒等に好適に用いられる。
【0045】
【実施例】
以下の実施例により、本発明を具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例により何等限定されるものではない。
【0046】
実施例1
35重量%濃度の水酸化テトラエチルアンモニウム水溶液(TEAと略記する)13.82gとアルミン酸ナトリウム0.32gとを蒸留水に溶解させて14mlとした。120℃で1昼夜乾燥させたシリカビーズ(富士シリシア化学製「キャリアクトQ−10」,10〜20メッシュ)9.87gを、前記の水溶液全量に1時間含浸させた後、80℃湯浴上で乾燥させてシリカビーズ上にTEAとアルミン酸ナトリウムを担持した。組成比は、Si1TEA0.20Na0.026Al0.02である。
【0047】
得られた前駆体をステンレス製の網で作成したかごに入れ、容積100mlのテフロンルツボの中空に設置した。ルツボの底に1gの蒸留水を入れ、170℃で144時間加熱した。ルツボを室温まで冷却後取り出した生成物を、1mol/l濃度の硝酸アンモニウム水溶液300mlで洗浄後、空気気流中550℃で6時間焼成してTEA由来の有機成分を除くことにより、白色の生成物9.72gを得た。これを生成物Aとする。
【0048】
生成物Aの形状は、原料として用いたシリカビーズの外観を保持して10〜20メッシュサイズのビーズであった。生成物Aを粉砕した後に粉末X線回折測定した結果、図1に示したとおりベータ型結晶性アルミノシリケートであった。
【0049】
77Kにおける窒素のBET3点法(P/P0=0.015,0.06,0.10)により算出された比表面積は693m2/gであった。また、水銀圧入法で細孔分布を測定した結果、図2に示した細孔分布曲線を与え、4nm以上の全マクロ細孔容積は0.33ml/gであり、同マクロ細孔の表面積は65m2/gであった。細孔径10〜80nm(平均細孔径30nm)の範囲にある細孔容積が0.22ml/gであり、4nm以上の全マクロ細孔容積の約68%を占めるシャープな細孔分布を有することがわかる。
【0050】
実施例2
35重量%濃度の水酸化テトラエチルアンモニウム水溶液(TEAと略記する)14.01gにアルミン酸ナトリウム0.53gを溶解させた。120℃で1昼夜乾燥させたシリカビーズ(富士シリシア化学製「キャリアクトQ−30」,10〜20メッシュ)10.0gを、前記の水溶液全量に1時間含浸させた後、80℃で乾燥させて、シリカビーズ上にTEAとアルミン酸ナトリウムとを担持した。組成比は、Si1TEA0.20Na0.043Al0.033である。
【0051】
得られた前駆体を実施例1と同様にして、170℃、20時間結晶化させた。
冷却後取り出した生成物を空気気流中550℃で6時間焼成してTEA由来の有機成分を除くことにより、白色の生成物10.5gを得た。これを生成物Bとする。
【0052】
生成物Bの形状は、原料として用いたシリカビーズの外観を保持して10〜20メッシュサイズのビーズであった。生成物Bを粉砕した後に粉末X線回折測定した結果、図1に示した生成物Aと本質的に同一の回折パターンを与え、ベータ型結晶性アルミノシリケートであった。
【0053】
77Kにおける窒素のBET3点法(P/P0=0.01,0.06,0.10)により算出された比表面積は630m2/gであった。また、水銀圧入法で細孔分布を測定した結果、図3に示した細孔分布曲線を与え、4nm以上の全マクロ細孔容積は0.43ml/gであり、同マクロ細孔の表面積は59m2/gであった。細孔径10〜80nm(平均細孔径30nm)の範囲にある細孔容積が0.28ml/gであり、4nm以上の全マクロ細孔容積の約66%を占めるシャープな細孔分布を有することがわかる。
【0054】
【発明の効果】
本発明のベータ型バインダーレスゼオライト成型体は、本質的にバインダーを含有しないため成型体中のゼオライト含有率が極めて高く、なおかつ無機バインダー内にゼオライトが埋没することがない。このためゼオライトを効率的に利用でき、また無機バインダー等の不純物に起因する悪影響がない特徴がある。
【0055】
本発明の方法によれば、成型されている前駆体と飽和水蒸気とを接触させて結晶化を行なうため、簡便にベータ型バインダーレスゼオライト成型体を製造することができる。
【0056】
また本発明の方法によれば、結晶化に要する時間が短時間であり、なおかつ原料成分が水中に溶出することがないので、金属成分が結晶格子内に効率よく取り込まれ、この結果、原料仕込み組成とほぼ一致した組成を持つベータ型結晶性メタロシリケートを収率良く製造することができる。
【0057】
また本発明の方法によれば、製造されるベータ型バインダーレスゼオライト成型体は、原料シリカ成型体の性質をそのまま反映するため、二次細孔構造などの物性を制御しやすい。また、高価なテトラアルキルアンモニウムの使用量を低減でき、なおかつ廃液がほとんど発生しないため、回収、廃液処理の必要がなく経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 生成物AのCuKαX線回折図(2θ=5〜40°)を示す。
【図2】 水銀圧入法による生成物Aの細孔分布曲線を示す。
【図3】 水銀圧入法による生成物Bの細孔分布曲線を示す。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a beta-type binderless zeolite molding and a method for producing a beta-type binderless zeolite molding. Beta-type zeolite means “BEA-type” zeolite, which is a code indicating a structure by the International Zeolite Society.
[0002]
[Prior art]
Beta-type zeolite is a crystalline metallosilicate typified by crystalline aluminosilicate having 12-membered ring pores disclosed for the first time in US Pat. No. 3,308,069. A crystalline aluminosilicate composed of silicon and aluminum, which is a metal component that constitutes the zeolite crystal skeleton (hereinafter sometimes referred to as T atom), mainly contains Al 3+ cations in the crystal lattice for the purpose of controlling its acidity. Substitution with other metal ions is widely performed, and it is generally said to be a beta zeolite including silicalite of the same structure that does not contain aluminum and crystalline metallosilicates in which aluminum is substituted with other metal ions. As a method for synthesizing the beta-type crystalline metallosilicate, a so-called hydrothermal reaction method using an aqueous reaction slurry using tetraethylammonium ions as a template agent as a raw material has been known. However, in the conventional hydrothermal synthesis method, a part of the raw material components are dissolved in water during heating, so that the ratio of the components converted into crystals is inevitably reduced, so the yield is low. Further, since the alkali component is diluted, the crystallization time becomes very long, and such a slow crystallization method tends to grow large crystals. Moreover, since the extraneous metal component (M) other than silicon (Si) is easily excluded outside the crystal lattice, the atomic ratio of Si / M (M represents T atom other than silicon) in the aqueous slurry and the synthesis This causes a problem that the atomic ratio of Si / M in the formed beta zeolite does not always match. Furthermore, industrially, in order to heat the aqueous slurry, a closed container having a relatively large volume with respect to the weight of the generated crystals is required, a large amount of expensive template agent needs to be used, and a large amount of waste liquid. Generation of zeolite, filtration of the zeolite powder, and a complicated firing process.
[0003]
Further, in the case of producing a conventional zeolite molded body, since the moldability of zeolite alone is poor, it has been necessary to first synthesize zeolite powder by a hydrothermal synthesis method and then mold it using an inorganic binder. In this method, it is necessary to select a binder that does not adversely affect the intended use, and in order to obtain sufficient strength, a large amount of an inorganic binder is required. However, there is a problem that the zeolite buried in the binder cannot be effectively used.
[0004]
A method for producing a supported zeolite molded body using an inorganic molded body has also been proposed. For example, in JP-A-11-165074, an aqueous gel comprising tetraethylorthosilicate, tetraethylorthotitanate and tetrapropylammonium hydroxide is supported on a silica carrier and then treated with water vapor under pressure to perform MFI type crystalline titano. Silicate is crystallized on the support. In this method, since it is necessary to use a low-concentration aqueous gel having sufficient fluidity to be supported on the carrier, the amount supported on the carrier is extremely low. That is, the supported zeolite molded body obtained by this method has a problem that the zeolite content is extremely low.
[0005]
Therefore, several methods for producing an aluminosilicate molded body substantially free of a binder have been proposed. For example, Japanese Patent Laid-Open No. 59-162951 (TSZ type aluminosilicate), Japanese Patent Laid-Open No. 61-72620 (MOR type alumino). Several limited types of crystalline binderless aluminosilicate moldings are known, such as silicates) and JP-A-62-2138320 (FAU type aluminosilicate). However, no binderless beta type aluminosilicate molded body has been known.
[0006]
In these methods, crystalline aluminosilicate powder synthesized in advance is used as a secondary raw material, and the binder is crystallized by reacting it with an inorganic solution such as clay mineral or silica alumina sol. Substantially twice hydrothermal synthesis is required to convert to a functional aluminosilicate. For this reason, there are problems in that the process becomes longer and the amount of waste liquid increases.
[0007]
Furthermore, a method for synthesizing a binderless silicalite molded body in which the metal component constituting the crystal skeleton is substantially composed only of silicon or a binderless crystalline metallosilicate molded body composed of T atoms other than aluminum is known. It wasn't.
[0008]
As described above, a beta-type binderless zeolite molding substantially free of a binder and a simple and efficient production method thereof have not been known.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
Accordingly, an object of the present invention has been made in view of the above-described problems, and an object thereof is to provide a beta-type binderless zeolite molded body which substantially contains only zeolite crystals without containing an inorganic binder.
[0010]
Another object of the present invention is to provide a simple and efficient method for producing a beta-type zeolite molded body that does not use a binder.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies on the beta-type binderless zeolite moldings, the present inventors have, for example, supported a tetraethylammonium component, an alkali metal component, and other metal components together on a silica molding, and then saturated water vapor under specific conditions. The beta-type binderless zeolite molded body that essentially contains no binder and crystallizes the entire amount of the silica component while maintaining the shape of the silica molded body and simultaneously incorporates the metal component as T atoms. Thus, the present invention was completed.
[0012]
That is, the present invention relates to a binderless zeolite molding, wherein the zeolite has a beta crystal structure.
[0013]
The binderless zeolite molded body, for example, the specific surface area determined from nitrogen adsorption measurements by BET method, which is binderless zeolite molded body is 300m 2 / g~950m 2 / g.
[0014]
The binderless zeolite molded body, for example, the pore diameter determined by mercury intrusion porosimetry has pores of more than 4 nm, the surface area of the pores is a 2m 2 / g~200m 2 / g, and the fine It is a binderless zeolite molded body having a pore volume of 0.10 ml / g to 1.5 ml / g.
[0015]
Another invention of the present invention is represented by the following formula (1):
Si 1 (TEA) x M 1 y M 2 z (1)
(Wherein TEA is tetraethylammonium, M 1 is an alkali metal, M 2 is a metal element incorporated into the metallosilicate crystal skeleton, x is 0.005 to 1, y is 0.0001 to 1, and z is 0.00. Represents a range of 0005 to 0.4.)
It is related with the manufacturing method of the binderless zeolite molded object characterized by making a zeolite precursor represented by 80-260 degreeC saturated steam contact.
[0016]
The zeolite precursor is preferably a zeolite precursor formed by supporting a raw material containing a tetraethylammonium component, an alkali metal component, and a metal component incorporated in a metallosilicate crystal skeleton on a silica molding. .
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Details of the present invention will be described below.
[0018]
The zeolite precursor used in the method for producing a binderless zeolite molding of the present invention is represented by the following formula (1):
Si 1 (TEA) x M 1 y M 2 z (1)
(Wherein TEA is tetraethylammonium, M 1 is an alkali metal, M 2 is a metal element incorporated into the metallosilicate crystal skeleton, x is 0.005 to 1, y is 0.0001 to 1, and z is 0.00. Represents a range of 0005 to 0.4.)
If it is a composition represented by, it will not specifically limit. In the formula (1), M 1 represents an alkali metal such as lithium, sodium, or potassium, and M 2 represents a metal element incorporated in the metallosilicate crystal skeleton, such as boron, aluminum, titanium, iron, zinc, gallium, and indium. Represents at least one element selected from the group consisting of Further, in the formula (1), it is preferable that x is 0.001-1, y is 0.0001-1, z is 0.0005-0.3, and further in the formula (1) , X is preferably 0.002 to 0.8, y is 0.0002 to 0.5, and z is preferably 0.001 to 0.2.
[0019]
The method for preparing the zeolite precursor is not particularly limited, and a raw material containing a tetraethylammonium component, an alkali metal component, and one or more metal components incorporated in a metallosilicate crystal skeleton supported as desired is formed into silica. A method of supporting the body is preferred.
[0020]
When the tetraethylammonium component and the alkali metal component are supported on the silica molded body, a binderless beta-type silicalite molded body composed of silicon-only T atoms can be produced. In addition to the two components, In the case where at least one metal component selected from the group consisting of boron, aluminum, titanium, iron, zinc, gallium and indium is supported, a beta-type binderless crystalline metallosilicate molded body in which this is incorporated as a T atom is obtained. Can be manufactured.
[0021]
The silica molded body is not particularly limited, and a commercially available product can be used. Silica molded body used suitably is relatively large molded specific surface area, specific surface area determined from nitrogen adsorption measurements by conventional BET method, for example, 5m 2 / g~1000m 2 / g, preferably 20 m 2 / g to Those in the range of 800 m 2 / g are used. This is because if the specific surface area is too small, a long time is required for crystallization, and the degree of crystallization may deteriorate.
[0022]
Further the silica molded body, for example, the pore diameter determined by mercury intrusion porosimetry has pores of more than 4 nm, surface area and pore volume due to pores each 5m 2 / g~1000m 2 / g, 0 was .10ml / g~1.5ml / g, and preferably from 20m 2 / g~800m 2 /g,0.15ml/g~1.3ml/g.
[0023]
Examples of the tetraethylammonium component include tetraethylammonium halides and hydroxides, and tetraethylammonium hydroxide is usually used. By using tetraethylammonium hydroxide, it is possible to efficiently synthesize beta-type zeolite.
[0024]
Examples of the alkali metal component include lithium, sodium, potassium, and the like, and alkali metal components in hydroxides, halides, silica moldings and / or metal salt compounds thereof can also be used.
[0025]
When synthesizing a beta-type binderless crystalline metallosilicate molded body, a metal salt that becomes a T atom is supported on the silica molded body together with the tetraethylammonium component and the alkali metal component. Examples of these metal salts include nitrates such as boron, aluminum, titanium, iron, zinc, gallium, and indium, sulfates, halides, oxoacid salts, and hydroxides. It is preferable to use it. In addition, the metal salt is preferable in that the use of a metal salt of at least one metal selected from the group consisting of boron, aluminum, iron, zinc and gallium can significantly shorten the crystallization time. These metal components are converted into a binderless metallosilicate by being incorporated into the zeolite framework during crystallization.
[0026]
A method for supporting a raw material material containing a tetraethylammonium component, an alkali metal component, and one or more metal components incorporated in a metallosilicate crystal skeleton supported as desired on the silica molding is not particularly limited. However, since it is desirable to uniformly support the raw material in the silica molded body, it is usually performed by impregnating with an aqueous solution and then drying. As an example, a predetermined amount of each component is made into a uniform aqueous solution, and is prepared and impregnated so as to have an aqueous solution amount that matches the water absorption amount of the silica molded body. At this time, each component may be supported at the same time, or each component or a uniform mixed solution may be divided and supported in several times. Will not be affected.
[0027]
The drying temperature after impregnating the aqueous solution is not particularly limited, but is preferably 20 ° C. to 150 ° C., more preferably 50 ° C. to 120 ° C., in that the decomposition of the tetraethylammonium salt is low and the water content is suppressed efficiently. Will be implemented. The water content of the precursor is preferably 30% or less, and more preferably in the range of 20% to 0.1% in that the supported component does not elute during crystallization and the yield is good.
[0028]
Further, the drying method is not particularly limited, and the drying can be carried out under any conditions of reduced pressure and normal pressure. Since it is easy to dry under an air stream at normal pressure, it is preferable.
[0029]
The production method of the present invention is characterized in that the zeolite precursor is brought into contact with saturated steam.
[0030]
The temperature of the saturated water vapor is not particularly limited, and it is 80 to 260 ° C. in that a beta-type binderless zeolite molded body having a high crystallization rate and less decomposition of the contained tetraethylammonium component and high crystallinity can be obtained. A range is preferable and 100 to 230 degreeC is more preferable. If the crystallization temperature is too high, mixed crystals with other minerals such as MFI type zeolite may be formed.
[0031]
The contact time with the saturated water vapor may be a short time, usually 2 to 300 hours, preferably 3 to 150 hours. If the crystallization time is too short, the crystallinity is lowered, and if it is too long, a mixed crystal with other minerals may be formed.
[0032]
The method and apparatus for heating the zeolite precursor in contact with saturated steam is not particularly limited. For example, it can be carried out by placing the precursor in the hollow of the pressure vessel and enclosing water corresponding to the saturated water vapor amount determined by the reaction temperature and the volume of the vessel at the bottom of the vessel, followed by heating in a thermostatic chamber, The embodiment is not limited to this. The precursor may be placed in a container and a sealed container with water on the outside may be used. Alternatively, the precursor may be continuously synthesized by a fixed bed reactor or a moving bed reactor in which the precursor is brought into contact with saturated steam. You can also
[0033]
By using the production method of the present invention, the zeolite precursor can be crystallized by being brought into contact with saturated steam without being dispersed in water and subjected to a hydrothermal reaction. Accordingly, it is possible to convert the supported metal component into a beta-type zeolite having T atoms. As a result, the silica molded body, which is the raw material, is converted into zeolite while maintaining its shape, so the zeolite produced is essentially free of binder, and it is assumed that a beta-type binderless zeolite molded body can be easily produced. Is done.
[0034]
Since no binder is used in the production method of the present invention, the beta zeolite molded body synthesized by the production method of the present invention has a very high crystallinity with a zeolite content of almost 100%. By selecting an appropriate composition ratio of precursor, crystallization temperature and crystallization time from the above conditions, the crystallinity of the molded product can be controlled, for example, 95% or more, preferably 98% or more. . The crushing strength can be controlled by the degree of crystallinity.
[0035]
Further, in the production method of the present invention, a silica molded body is molded into an arbitrary shape such as a spherical shape, a cylinder shape, or a ring shape by a conventional method, and then converted into a zeolite by the method according to the present invention, whereby a spherical shape, a cylinder shape, a ring A binderless zeolite molded body having an arbitrary shape such as a mold can be produced. Since the silica support itself as a raw material is converted into zeolite as it is, a binderless zeolite molded body maintaining the shape of the silica molded body can be obtained.
[0036]
Moreover, in the manufacturing method of this invention, not only the external appearance of a raw material silica molded object is hold | maintained but crushing strength, macropore distribution, etc. are reflected. For this reason, the physical property of a binderless zeolite molding can be easily controlled by controlling the physical property of the silica molding used for a raw material by a conventional method.
[0037]
Moreover, the binderless zeolite molding of the present invention is
(1) the zeolite has a BEA type crystal structure, and (2) the composition ratio (atomic ratio) between silicon and the metal constituting the zeolite crystal structure is 0.0005 It is characterized by being in the range of 0.4.
[0038]
The zeolite in the molded body of the present invention has a BEA type crystal structure. This can be confirmed by powder X-ray diffraction measurement or the like. The structure of the BEA type zeolite forms a zeolite crystal skeleton by three-dimensionally bonding a TO 4 tetrahedron having four oxygen atoms coordinated at the apex with T atoms as the center. For this reason, silicalite whose T atom is composed only of silicon is electrically neutral and therefore does not exhibit solid acidity. It is well known that when Si 4+ is replaced by another valent metal, cations such as protons exist in the crystal to electrically neutralize the TO 4 anion, and thereby solid acidity is expressed. ing. These cations can be easily ion-exchanged by ordinary operations. Further, the amount of solid acidic acid and the acid strength that are expressed can be controlled by the amount and type of the element introduced as T atom. The solid acidity can be evaluated by a temperature desorption (TPD) method of ammonia.
[0039]
In the molded body of the present invention, the composition ratio (atomic ratio) of the metal components constituting the zeolite crystal structure in the molded body is in the range of 0.0005 to 0.4, preferably 0.001 to silicon 1. It is characterized by being in the range of 0.2.
[0040]
The molded body of the present invention are, for example, the specific surface area determined from nitrogen adsorption measurements by the BET method was 300m 2 / g~950m 2 / g, preferably in the range of 320m 2 / g~850m 2 / g.
[0041]
The molded body of the present invention has, for example, secondary pores having a pore diameter of 4 nm or more determined by a mercury intrusion method, and the surface area and pore volume of each pore are 2 m 2 / g to 200 m 2 / g, a 0.10ml / g~1.5ml / g, preferably in the range of 3m 2 / g~170m 2 /g,0.13ml/g~1.3ml/g.
[0042]
The molded body of the present invention can be easily and efficiently manufactured by, for example, the above-described method for manufacturing a binderless zeolite molded body.
[0043]
Examples of the shape of the molded body of the present invention include a spherical shape, a cylinder shape, and a ring shape, but are not particularly limited.
[0044]
The molded body of the present invention can be used as an adsorbent, a catalyst for a chemical reaction, or a catalyst carrier in various chemical processes because the shape, size, macropore distribution, etc. can be easily controlled. It is suitably used for an alkylation reaction catalyst, an isomerization reaction catalyst, a transesterification reaction catalyst, a cracking reaction catalyst, a Beckmann rearrangement reaction catalyst, a hydration reaction catalyst, an alcohol addition reaction catalyst, a liquid ammonium alkanolamine synthesis catalyst, and the like.
[0045]
【Example】
The present invention is specifically described by the following examples, but the present invention is not limited to these examples.
[0046]
Example 1
A 35 wt% aqueous solution of tetraethylammonium hydroxide (abbreviated as TEA) 13.82 g and sodium aluminate 0.32 g were dissolved in distilled water to make 14 ml. After impregnating 9.87 g of silica beads (Fuji Silysia Chemical "Caractect Q-10", 10-20 mesh) dried for one day at 120 ° C for 1 hour in the above aqueous solution, Then, TEA and sodium aluminate were supported on the silica beads. The composition ratio is Si 1 TEA 0.20 Na 0.026 Al 0.02 .
[0047]
The obtained precursor was put in a cage made of a stainless steel net and placed in the hollow of a Teflon crucible having a volume of 100 ml. 1 g of distilled water was added to the bottom of the crucible and heated at 170 ° C. for 144 hours. The product taken out after cooling the crucible to room temperature was washed with 300 ml of a 1 mol / l aqueous ammonium nitrate solution, and then baked at 550 ° C. for 6 hours in an air stream to remove TEA-derived organic components. .72 g was obtained. This is product A.
[0048]
The shape of the product A was 10 to 20 mesh size beads while maintaining the appearance of the silica beads used as a raw material. As a result of powder X-ray diffraction measurement after pulverizing the product A, it was a beta crystalline aluminosilicate as shown in FIG.
[0049]
The specific surface area calculated by the BET three-point method of nitrogen at 77 K (P / P0 = 0.015, 0.06, 0.10) was 693 m 2 / g. Further, as a result of measuring the pore distribution by the mercury intrusion method, the pore distribution curve shown in FIG. 2 was given, and the total macropore volume of 4 nm or more was 0.33 ml / g, and the surface area of the macropore was 65 m 2 / g. The pore volume in the range of pore diameters of 10 to 80 nm (average pore diameter of 30 nm) is 0.22 ml / g, and has a sharp pore distribution occupying about 68% of the total macropore volume of 4 nm or more. Recognize.
[0050]
Example 2
Sodium aluminate (0.53 g) was dissolved in 14.01 g of a 35 wt% aqueous tetraethylammonium hydroxide solution (abbreviated as TEA). After impregnating 10.0 g of silica beads (Fuji Silysia Chemical "Caractect Q-30", 10-20 mesh) dried for one day at 120 ° C for 1 hour in the above aqueous solution, dried at 80 ° C. Then, TEA and sodium aluminate were supported on the silica beads. The composition ratio is Si 1 TEA 0.20 Na 0.043 Al 0.033 .
[0051]
The obtained precursor was crystallized in the same manner as Example 1 at 170 ° C. for 20 hours.
The product taken out after cooling was baked at 550 ° C. for 6 hours in an air stream to remove TEA-derived organic components, thereby obtaining 10.5 g of a white product. This is product B.
[0052]
The shape of the product B was 10 to 20 mesh size beads while maintaining the appearance of the silica beads used as a raw material. As a result of powder X-ray diffraction measurement after pulverizing the product B, it gave a diffraction pattern essentially the same as that of the product A shown in FIG. 1, and it was a beta crystalline aluminosilicate.
[0053]
The specific surface area calculated by the BET three-point method of nitrogen at 77 K (P / P0 = 0.01, 0.06, 0.10) was 630 m 2 / g. Moreover, as a result of measuring the pore distribution by the mercury intrusion method, the pore distribution curve shown in FIG. 3 was given, the total macropore volume of 4 nm or more was 0.43 ml / g, and the surface area of the macropore was It was 59 m 2 / g. The pore volume in the range of pore diameters of 10 to 80 nm (average pore diameter of 30 nm) is 0.28 ml / g, and has a sharp pore distribution occupying about 66% of the total macropore volume of 4 nm or more. Recognize.
[0054]
【The invention's effect】
Since the beta-type binderless zeolite molding of the present invention essentially contains no binder, the zeolite content in the molding is extremely high, and the zeolite is not buried in the inorganic binder. For this reason, there is a feature that zeolite can be efficiently used and there is no adverse effect caused by impurities such as an inorganic binder.
[0055]
According to the method of the present invention, crystallization is carried out by bringing the molded precursor and saturated steam into contact with each other, so that a beta-type binderless zeolite molded body can be easily produced.
[0056]
Further, according to the method of the present invention, the time required for crystallization is short, and since the raw material component does not elute in water, the metal component is efficiently taken into the crystal lattice. A beta-type crystalline metallosilicate having a composition almost identical to the composition can be produced with good yield.
[0057]
In addition, according to the method of the present invention, the produced beta-type binderless zeolite molded body reflects the properties of the raw silica molded body as it is, and therefore it is easy to control physical properties such as the secondary pore structure. Further, since the amount of expensive tetraalkylammonium used can be reduced and almost no waste liquid is generated, there is no need for recovery and waste liquid treatment, which is economical.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a CuKα X-ray diffraction pattern (2θ = 5 to 40 °) of product A.
FIG. 2 shows a pore distribution curve of product A by mercury porosimetry.
FIG. 3 shows a pore distribution curve of product B by mercury porosimetry.

Claims (4)

テトラエチルアンモニウム成分と、アルカリ金属成分と、下記式(1)のM で表され、かつメタロシリケート結晶骨格に組み込まれる金属元素成分とを含む原料成分を、シリカ成型体に担持してなるゼオライト前駆体は、下記式(1):
Si(TEA) ・・・(1)
(式中、TEAはテトラエチルアンモニウム、Mはアルカリ金属、Mはメタロシリケート結晶骨格に組み込まれる金属元素を表し、xは0.005〜1、yは0.0001〜1、zは0.0005〜0.4の範囲を表わす。)
で表され、前記ゼオライト前駆体を飽和水蒸気と接触させることにより、前記シリカ成型体がその形状を保ったまま全量がゼオライトに転化し、かつ前記メタロシリケート結晶骨格に組み込まれる金属元素が骨格内に取り込まれることを特徴とする、ベータ型バインダーレスゼオライト成型体の製造方法。
A zeolite precursor obtained by supporting a raw material component including a tetraethylammonium component, an alkali metal component , and a metal element component represented by M 2 of the following formula (1) and incorporated in a metallosilicate crystal skeleton on a silica molding. The body has the following formula (1):
Si 1 (TEA) x M 1 y M 2 z (1)
(Wherein, TEA is tetraethylammonium, M 1 is an alkali metal, M 2 represents a metal element incorporated in the metallosilicate crystals backbone, x is 0.005 to 1, y is 0.0001 to 1, z is 0. Represents a range of 0005 to 0.4.)
By bringing the zeolite precursor into contact with saturated water vapor, the entire amount of the silica molded body is converted into zeolite while maintaining its shape, and the metal element incorporated in the metallosilicate crystal skeleton is contained in the skeleton. A method for producing a beta-type binderless zeolite molding, which is incorporated.
前記金属元素成分が、ホウ素、アルミニウム、チタン、鉄、亜鉛、ガリウム、およびインジウムからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属元素からなることを特徴とする、請求項1に記載の製造方法。  2. The production method according to claim 1, wherein the metal element component comprises at least one metal element selected from the group consisting of boron, aluminum, titanium, iron, zinc, gallium, and indium. BET法による窒素吸着測定から求めた前記バインダーレスゼオライト成型体の比表面積が300m/g〜950m/gである、請求項1または2に記載の製造方法。The specific surface area of the binderless zeolite molded body obtained from the nitrogen adsorption measured by the BET method is 300m 2 / g~950m 2 / g, The process according to claim 1 or 2. 前記バインダーレスゼオライト成型体は、水銀圧入法により求めた細孔径が4nm以上の細孔を有し、該細孔の表面積が2m/g〜200m/gであって、かつ前記細孔の細孔容積が0.10ml/g〜1.5ml/gである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の製造方法。The binderless shaped zeolite, the pore diameter determined by mercury intrusion porosimetry has pores of more than 4 nm, the surface area of the pores is a 2m 2 / g~200m 2 / g, and the pore The manufacturing method of any one of Claims 1-3 whose pore volume is 0.10 ml / g-1.5 ml / g.
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