JP4811563B2 - 商品陳列棚在庫管理システム - Google Patents
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Description
このため、近年、RF−ID(無線周波数識別:Radio Frequency Identification)技術を利用したRF−IDタグシステムを用いた商品在庫管理システムが注目を浴びている。
RF−IDタグシステムを用いた商品在庫管理システムでは、特許文献1に紹介する如く、商品陳列棚に並ぶ商品ごとに個別にRF−IDタグを取り付け、商品陳列棚等に予め設置したRF−IDタグ用リーダーと常時通信することで、リアルタイムの商品在庫管理を実現している。
この方法では、当然のことながら、すべての商品にRF−IDタグを取り付ける必要があるため、RF−IDタグ自体の費用及び商品に個別装着する費用等が発生する。
RF−IDタグは、当然のことながら非接触でRF−IDタグ用リーダーにより読み取り可能である。このため、例えば、第3者が若い女性の買い物の内容を把握しようと思えば、第3者はRF−IDタグ用リーダーをコートの下にでも隠し、この若い女性に近づけば、買い物袋内にあるRF−IDタグ付き商品の把握が、この女性に気づかれずに可能となる。このため、プライバシー保護の観点上、精算処理後のRF−IDタグを取り外す、若しくはRF−IDタグに記録された商品情報を消去する手段を講じる必要性が指摘されている。
即ち、多数のRF−IDタグ用リーダーが商品陳列棚に設置されることになり、商品陳列棚のイニシャルコストがかさむと指摘されている。
前記商品陳列棚が、前記光学センサー搭載RF−IDタグと前記RF−IDタグ用リーダーとの交信に影響しない材料で形成されていることを特徴とする商品陳列棚在庫管理システムである。
具体的には、商品陳列棚の一陳列につき光センサー搭載RF−IDタグを設置することにより、商品陳列棚の商品を管理するため、商品個別にRF−IDタグを取り付ける必要がない。
このため、本発明の商品陳列棚在庫管理システムでは、RF−IDタグを商品ごと個別に貼付する費用等の発生がなく、プライバシー保護対策上の精算処理後にRF−IDタグを取り外したり、若しくはRF−IDタグの商品データを消去する必要もなく、商品陳列棚に設置するRF−IDタグ用リーダーも必要がないことから、ランニングコスト及びイニシャルコストの低減が図れる。
さらに、商品陳列棚に設置するRF−IDタグ用リーダーは不要であり、RF−IDタグ用リーダーの相互干渉が発生しないことに加え、商品自体に個別にRF−IDタグを装着しないため、RF−IDタグに商品陳列棚の位置情報を記録する必要がないため、この手間も不要になる。
図1は、本発明の照度センサー搭載RF−IDタグの基本構成図である。図2は、本発明の商品陳列棚在庫管理システム基本構成等の説明図である。
さらに、図示はしないが、照度センサー部5の前面には、照度センサー部5への外乱光の入光を抑止するフードの取り付けを可能とする機構を有する。
また、照度センサー感度調節部6の機能は、照度センサー5の感度を低く調節することも可能にするためのものである。この機能により、例えば、透明包装材料で包装された商品では、照度センサー部5に外部光が入光し、透明包装材料で包装された商品があるのにもかかわらず、照度センサー搭載RF−IDタグ1は商品がないとの判別を防止することができる。
商品陳列棚10のラック部11の材質は、照度センサー搭載RF−IDタグ1と店舗に設置したRF−IDタグ用リーダー12との交信に影響しない材料を採用する。具体的には、プラスチック材料が好適である。
これは、照度センサー搭載RF−IDタグ1と店舗に設置したRF−IDタグ用リーダー12との間に電磁波を遮蔽するような全面金属材料があると非接触での交信が不可能になるためである。
照度センサー搭載RF−IDタグ1は、図2に示す照度センサー搭載RF−IDタグ前面に商品がある場合1aには照度センサー部5に外部光が入光しないため、商品陳列棚10には商品15があると判別する。また、照度センサー搭載RF−IDタグ前面に商品がない場合1bには照度センサー部5に外部光が入光するため、商品陳列棚10には商品15がないと判別する。
このため、商品在庫管理装置14は、RF−IDタグ用リーダー12より送られた照度センサー搭載RF−IDタグ1が商品陳列棚10に商品15がないとの情報にもとづき、店舗店員等に当該商品の補充命令を発する。
このように本発明では、店舗店員が、店舗内を巡回して商品陳列棚10にある商品15の在庫状況を確認する必要がないため、効率的な商品陳列棚への商品補充が可能になるものである。
具体的には、光学センサー搭載RF−IDタグの光学センサーは、照度センサーで説明したが、光反射タイプの光学センサーであっても良い。
なお、光反射タイプの光学センサー搭載RF−IDタグは、商品がある場合には商品からの反射光があるため、商品があると判別し、反射光がない場合には、商品からの反射光がないため、商品がないと判別するものである。
さらに、光学センサー以外にも、例えば、温・湿度センサーをも搭載したマルチセンサー搭載RF−IDタグであっても良い。
マルチセンサー搭載RF−IDタグでは、生鮮食品用商品陳列棚で利用すれば、商品在庫管理と共に商品陳列棚ごとの温・湿度のきめ細かい管理のための情報を得ることが可能になり、この情報にもとづき生鮮商品用商品陳列棚の冷凍機の温度管理を行えば、店舗の省エネルギーに貢献する。
また、光学センサー搭載RF−IDタグは、電池を搭載するアクティブ型で説明したが、パッシブ型であっても良い。
また、RF−IDタグ用リーダーと商品在庫管理装置とは、有線での通信回線接続で説明したが、当然のことながら、無線通信接続であっても良い。
また、商品在庫管理装置14から店員が保有する携帯端末等に欠品情報を送信し、携帯端末が商品補充命令を表示することで、商品を補充することを実現しても良い。
2 アンテナ部
3 RFインターフェース部
4 RF部
5 照度センサー部
6 照度センサー感度調節部
7 不揮発メモリー部
8 電池部
9 タグ制御部
10 商品陳列棚
11 ラック部
12 RF−IDタグ用リーダー
13 通信回線
14 商品在庫管理装置
15 商品
Claims (4)
- アンテナ部とRFインターフェース部よりなる無線部、照度センサー部、前記照度センサー部の感度を透過光量に応じて調節する手段を有する照度センサー感度調節部、不揮発性メモリー部、電池部がそれぞれタグ制御部に接続された構成を有する光学センサー搭載RF−IDタグと、前記光学センサー搭載RF−IDタグが配置された商品陳列棚と、前記光学センサー搭載RF−IDタグからの信号を非接触で検出するRF−IDタグ用リーダーと、商品在庫管理装置と、からなる商品陳列棚在庫管理システムであって、
前記光学センサー搭載RF−IDタグは、前記商品陳列棚に陳列された商品の最後方であって、前記照度センサー部が前記商品の有無によって受光量の変化を判別可能な位置に設置され、前記受光量の変化に基づく商品の有無の判別結果を前記RF−IDタグ用リーダーに送信し、
前記RF−IDタグ用リーダーは、前記光学センサー搭載RF−IDタグから受信した商品の有無の判別結果を前記商品在庫管理装置に送信可能に接続され、
前記商品陳列棚が、前記光学センサー搭載RF−IDタグと前記RF−IDタグ用リーダーとの交信に影響しない材料で形成されていることを特徴とする商品陳列棚在庫管理システム。 - アンテナ部とRFインターフェース部よりなる無線部、光反射センサー部、前記光反射センサー部の感度を調節する手段を有する光反射センサー感度調節部、不揮発性メモリー部、電池部がそれぞれタグ制御部に接続された構成を有する光学センサー搭載RF−IDタグと、前記光学センサー搭載RF−IDタグが配置された商品陳列棚と、前記光学センサー搭載RF−IDタグからの信号を非接触で検出するRF−IDタグ用リーダーと、商品在庫管理装置と、からなる商品陳列棚在庫管理システムであって、
前記光学センサー搭載RF−IDタグは、前記商品陳列棚に陳列された商品の最後方であって、前記光反射センサー部が前記商品の有無によって受光量の変化を判別可能な位置に設置され、前記受光量の変化に基づく商品の有無の判別結果を前記RF−IDタグ用リーダーに送信し、
前記RF−IDタグ用リーダーは、前記光学センサー搭載RF−IDタグから受信した商品の有無の判別結果を前記商品在庫管理装置に送信可能に接続され、
前記商品陳列棚が、前記光学センサー搭載RF−IDタグと前記RF−IDタグ用リーダーとの交信に影響しない材料で形成されていることを特徴とする商品陳列棚在庫管理システム。 - 前記光学センサー搭載RF−IDタグに外乱光の入光を抑止するフードが取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の商品陳列棚在庫管理システム。
- 前記商品在庫管理装置は、前記商品陳列棚に商品が無いことが判別した場合に店舗の店員に前記商品陳列棚の当該商品の補充命令を画面上に表示する機能を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の商品陳列棚在庫管理システム。
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