JP4801873B2 - サーモスタット混合弁 - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は、サーモスタット混合弁に関し、さらに詳細には可変流量型サーモスタット混合弁に関する。
【0002】
サーモスタット混合弁(TMV)は、十分に確立されており、流体(水)を所望の温度で供給するように働く。この目的のために、TMVはサーモスタット装置を有し、混合された流体がサーモスタット装置の温度感応要素に衝突させられる混合域にその弁内を通って至る高温流体と低温流体の相対的な割当てを制御する。高温流量と低温流量の制御は、弁の高温および低温用吸入口を通る流体の流量を制御する弁部材にサーモスタット装置を動作可能に結合することによって実現する。したがって、混合流体温度の望ましくない上昇が見られるとき、このサーモスタット装置が膨張して、弁部材に高温用吸入口を経由する高温流量を削減させ、かつ低温用吸入口を経由する低温流量を増加させて流体の供給温度条件を所望の条件に回復し、混合流体温度に低下が見られるときは、逆に動作する。
【0003】
実質的に360°形態の高温および低温用吸入口(弁部材によって制御する)を有し、その弁部材を滑動またはポペット弁装置によって構成することは確立されたやり方であり、この360°のポートに適切な流体流量を供給するために、TMVは、TMVケーシングに対して横方向に延在するかつそれぞれが弁ケーシング内部のそれぞれの環状チャンバに給水する流体供給ダクトを使用するのが一般であり、それぞれのチャンバ中に流体流量を収容するのに適切な壁構成がケーシング中に存在する。知られている設計では、通廊がTMVのそれぞれの高温および低温用吸吸入口ポートを囲む。英国特許第GB−A−2096274号およびフランス特許第FR−A−1310027号がこのような配置を示す。しかし本発明は、このような配置に必ずしも限定しない。
【0004】
大口径TMVは、シャワーの集合、流しまたは浴槽などの多くの流出口を設けるために使用されている。これらのTMVは、多くの流出口を同時に使用するとき、適切に混合された大量の水を通すことができなければならない。圧力を過度に大きく低下させないで大流量を通すように、TMVの内部配置を設計するべきである。このことは、内部通路が相対的に大きく、さらにサーモスタット要素回りの環状通路も、最大需要下で混合水の流れに対する制約が生じるのをいずれも避けるために相対的に大きくしなければならないことを意味する。
【0005】
しかし、このような構成には欠点がある。大口径のサーモスタット混合弁でよく知られている問題の1つは、流量範囲にわたって高温水と低温水の十分な混合を実現する問題である。
【0006】
混合水の需要が少ないとき、TMVを通過する高温および低温水流の速度が低下し、2つの水流を完全に混合するのに十分でなくなる。その結果、これらの水流が層流となるおそれがあり、高温給水と低温給水の混合が起こらないことになる。このようなことが起きれば、サーモスタット要素回りの水が完全に混合されず、その結果としてサーモスタット要素が誤った信号を受け取るおそれがある。このようなことが生じると、サーモスタット要素は、混合水の温度を制御するために必要とされるように膨張または収縮することができない。したがって、全体的な結果として、混合水の温度制御を失なうことになる。
【0007】
この問題に対する1つの知られている手法は、(図1を参照して以下に例示かつ説明するように)相互に並行して動作する別体のTMVを設けることである。大口径TMVの流出口に圧力降下弁または何らかの他の絞り装置などの追加的な装備を併用して、小口径のTMVを大口径のTMVと並行して取り付けることができる。したがって、混合水に対する需要が少ないとき、高温および低温水流は、小口径のTMVのみを通過し、大口径のTMVを通過しない。
【0008】
この手法には、2つのTMVと、大口径のTMVの下流側にそのTMVを装備するための比例流量弁(コストを追加する)などの絞り装置とを備える形態で、余分なハードウェアが必要であることに欠点がある。追加的な取り付けステップおよび保守も必要であり、温度調節は、2つの個々のTMV特性の関数である。
【0009】
本発明の主目的は、高流量および低流量変動域全体にわたって流体を混合する問題を克服するTMVに使用するための装置を提供することである。
【0010】
特に、本発明の一つの目的は、高流量および低流量を共に自動的に処理できると共に、十分に効果的でかつ信頼性のあるサーモスタット混合制御機能を保持する単一のTMVを提供することである。
【0011】
以下でさらに詳細に説明する本発明の作用の原理によれば、その配置が高温および低温流体を混合するように構成され、低温流体に対する高温流体の混合比を調節することによって、所望の温度特性を一定のパラメータ以内に維持可能にする弁アクチュエータに動作可能に連結する手段を用いて混合流体の温度を検出し、さらに特に大流量において、温度制御機能を喪失することなく、混合流体の一部を迂回させる手段を設けたTMVを提供する。
【0012】
本発明は、特に、流体の流量変動域全体にわたって動作するためのサーモスタット混合弁を提供し、ハウジング部と、このハウジング部によって画定される動作スペース内に収容された動作部とを備え、前記動作部が、
第1および第2弁ポートをそれぞれ画定するために動作スペース内で移動可能な弁部材であって、前記弁部材の移動方向に応じて、前記第1の弁ポートが開いて行くと共に、第2の弁ポートが閉じて行き、かつ逆の場合も同様である弁部材と、
異なる温度で、第1および第2流体を前記第1および第2弁ポートにそれぞれ送出するための吸入口ダクト構造と、
前記流体を弁ポートから受け取りかつその混合を可能にするように構成された、前記動作スペース内の混合スペースと、
アクチュエータの少なくとも検出部分が、前記動作スペース内の検出スペース内に位置し、前記検出スペースが前記第1および第2弁ポートと連通し、それによって流体の混合物を受け取り、前記流体混合物の温度変化を打ち消すために弁部材を移動させるように構成された温度感応アクチュエータと、
前記検出スペースの下流側にある吐出スペースとを含み、
需要が少ないときに、アクチュエータの前記検出部分に密接に近接する前記検出スペースを経由して、混合流体を通過させると共に、需要が多い条件下で、前記混合物の一部が前記検出スペースを迂回することを可能にし、それによって流量を増加させることができるように、前記吐出スペースに、流体に対する需要に応じて別の弁手段が設けられている。
【0013】
需要が多いときのみ開く弁の中に迂回路を設けることによって、流体が合流する場合に、それらの速度が、小流量および大全流量において、乱流および混合のために十分であるように構成することができる。
【0014】
一つの実施形態では、この別の弁手段が、検出スペースの上流の点と下流の点の間における差圧の増大に応答して、前記点間のコンジットを開く圧力感応弁手段である。この別の弁手段は、一定の圧力降下を下回り、したがって、混合スペース内で効率的に流体を混合することが不可能になるような流量を下回る場合に閉じる。
【0015】
検出スペースと動作スペースが区分可能であり、または実質的にハウジング内で1つのスペースとして形成可能である。
【0016】
一つの実施形態では、前記動作スペースと動作部が、概ね円筒形であり、かつ弁の軸回りに回転対称を有する。温度感知アクチュエータは、中央に配置可能であり、前記軸に沿って延在する。弁部材は、第1および第2環状弁座の間を軸方向に移動し、それによって前記第1および第2弁ポートを環状ポートとして画定する円筒形の滑動弁でよい。吸入口ダクト構造は、弁軸の一方の側に対して進入口を備えることができ、前記弁ポートを取り囲む環状通廊スペースに給水する。
【0017】
ここで、添付の図面を参照して、例としてのみ本発明の実施形態を説明する。
【0018】
(実施形態の詳細な説明)
図1は、従来技術による可変需要型高温水システムで使用するサーモスタット混合弁の配置を示す。大容量のサーモスタット混合弁HTMおよび小容量のサーモスタット混合弁LTMに供給する高温給水Hと低温給水Cとが設けられている。2つの混合弁HTMおよびLTMは、MHおよびMLを介して混合給水Mにそれぞれ連結されている。
【0019】
このような混合システムは、多数のシャワー管継手におけるように、流量が0から100%容量まで変動可能なシステムを管理するように設計されている。需要が多いときは、給水HおよびCの流量が大きくなり、出力混合給水Mが多くなる。それぞれの弁両端の圧力降下は、混合給水に対する需要と流体通路中の弁機構が示す制約に左右される。大きな圧力降下に応じる圧力弁によって、大流量混合弁HTMを経由する流れが可能になり、このHTMでは、所望の温度で混合給水Mを供給するために、高温水と低温水を混合する。逆に需要が少ないときは、給水HおよびCが、小流量混合弁LTMのみを経由するように経路指定することになり、このLTMでは、所望の温度で混合給水Mを供給するために、それらの水を再度混合する。
【0020】
弁の混合特性が流量変動域全体にわたって均一ではないので、可変的な需要環境では2つの混合弁が必要である。小型の混合弁の方が小流量で適正に機能するが、全体的な流量は限定される。大容量で適正な混合を行うように設計されている弁は、水の動きが遅いことによって、確実に完全混合するには乱流が不十分であることが主な原因で、小流量では適切に混合しないことになるので、単に大型の混合弁を使用することはできない。
【0021】
単一の混合弁装置に比べて、2つのサーモスタット混合弁装置を装備するには、より多くの構成要素が必要であることが考えられる。1つの混合弁のみの代わりに2つの混合弁が必要なことに加えて、その取り付けには、圧力弁用の吸入口および流出口弁組立体、計器および配管などの追加的な部品が含まれることになる。吸入口および流出口供給部との連結も単一の混合弁に比べて複雑になろう。その上に、2つの別体のサーモスタットを使用することによって、流量変動域全体にわたって所望の温度を維持することがさらに困難になる。言うまでもなく、2つの弁に対する温度調節は、1つの弁に対する温度調節よりも複雑である。
【0022】
図2Aおよび2Bは、単一のサーモスタット混合弁の配置2内で、大流量と小流量を管理するスキームを示す図である。高温給水吸入口5および低温給水吸入口10が、サーモスタット制御弁15に給水する。この弁は水が混合される混合チャンバ20に連結する。サーモスタット検出チャンバ25を通って流出口チャンバ30に至る流路が設けてある。一定の差圧がチャンバ20と30の間に存在する場合のみ、弁35が、混合チャンバ20から流出口チャンバ30への水の追加的な指定経路となる。混合水は、流出口ポート40から流出口チャンバを退出する。サーモスタット検出要素45は、検出チャンバ25中にあって、サーモスタット制御弁15に対する制御を行う。
【0023】
この制御弁は、混合チャンバ20に供給される高温水と低温水の比率を制御することが可能であり、その動作をサーモスタット検出要素45によって制御する。この検出要素45の周囲の水温が上昇するとき、それが膨張して制御弁を動かし、必要な混合水の温度を維持するように、低温水の流量を増加させ、かつ高温水の流量を減少させる。同様に、混合水の温度が低下しすぎるときは、検出要素が収縮して制御弁15を動かし、高温水の流量を増加させ、かつ低温水の流量を減少させる。このようにして、必要な混合水の温度を(少なくともほぼ)完全に維持する。
【0024】
図2Aは、比較的に少ない給水流量の場合を表す。高温および低温給水5、10が、サーモスタット制御弁15を経由して混合チャンバ20内に供給される。完全に混合された給水が検出チャンバ25を通過するが、そこでは検出要素45が、混合水の温度を検出し、かつそれにしたがって、先に説明したように制御弁と協働して温度を制御する。次いで、この混合水は、流出口チャンバ30および流出口ポート40を通過して必要とされている給水口に至る。小さい圧力降下および小流量の下では、水の流れ全体が、経路55によって示すように、混合チャンバ25を通って流出口チャンバ30に誘導されるように弁35は閉じたままである。
【0025】
図2Bは、大流量の場合を表す。混合弁の動作は実質的に上に示した通りであるが、一定の需要水準を超えると、高圧感応弁35が開く。混合チャンバ20から流れる混合給水が、経路60によって示すように、ここでは追加的な指定経路を有することによって、この弁組立体が大流量を管理することできるようになる。混合給水は依然として低圧の場合の経路55も辿り、混合水の正確な温度を検出することができる。需要が低下し、弁35両端の差圧が小さくなると、この弁が閉じて、図2Aで説明したように、混合水はより制約された経路に回帰することになる。単一の要素45が、大流量と小流量条件で共に有効な温度制御を維持するために、検出チャンバを迂回する流体が検出チャンバ中の混合水に対応する混合水であるように、これらの流路がなされている必要があることは明らかである。即ち、この圧力感応弁に至る入り口を、主として相対的に未混合な高温または低温流体の経路から流体を引き込むように配置するべきではない。例示のために、以下に詳細な例を呈示する。このようにして、単一の弁組立体が、小流量および大流量を共に管理することができる。
【0026】
図3Aおよび3Bは、それぞれ軸方向および横方向の断面図において、本発明の一つの実施形態による可変流量型サーモスタット混合弁(TMV)100を示す。当業者なら、図3Aに示すように、これらの弁部品の大半は、垂直に走る軸回りを環状に囲んで対称であることを理解しよう。
【0027】
TMV100は、主本体110、カバー115および吐出部120を含むケーシング105を備え、主本体110が、それぞれの高温および低温水供給のための横方向のダクト130、132と、本体110を低温部と高温部に分割する隔壁135とを含む。この壁135は、それぞれのダクト130、132が通廊スペース内につながり、滑動弁タイプの円筒形弁部材150の端部座面が係合可能な対面座部140、145を設けるカバー115と吐出部120とを取り囲むように配置されており、環状(360°)の低温用吸入口ポート155が、座部140に存在すると共に、対応する環状高温用吸入口ポート160が座部145に存在し、これらのポートの大きさを弁部材150が制御する。
【0028】
弁部材150の動きを、この弁部材150に結合しかつハウジング167に内蔵したサーモスタット・アクチュエータ165によって制御する。サーモスタット・アクチュエータ165は、このアクチュエータ165が、弁部材150を所望通りに動かすために必要な膨張を行うのを可能にする2つのサーモスタット装置170を備える。弁150の有効移動範囲を広げるために、ここで示すように、直列配置で作用する2つのサーモスタット装置を設けることができる。それぞれのサーモスタット装置170は、フランジ180から延長する温度感応(膨張可能な)要素175を備え、その装置には、このフランジ180の他方の面から延長する別の(非能動的)位置決め部分185を有する。これらの要素の相互連結構造は、本発明を特徴付けるものではない。この要素は、銅の微粉を充填したワックス材を含むのが一般的であり、そのワックスの温度が上昇するにつれて、内側にダイアフラムを押し付けて装置170の全長を伸ばす。
【0029】
カバー110は、その中にねじを切って通した温度設定スピンドル185を有し、スピンドル185とカバー110の間にシールが設けてある。このスピンドル185が、サーモスタット・アクチュエータ165の位置設定をするために、ロッド装置190を介して、このアクチュエータ165と作用する。アクチュエータ165の外向きの動きに対して、吐出部120の肩部と弁部材150の環状リブ210の間に位置する戻りばね200が抵抗となり、他方では、アクチュエータ165の過剰な膨張に対応するために、外側に位置する別のばね220をリブ120と上部フランジの間に配置する。
【0030】
低温用供給ダクト155は、低温用吸入口ポート155を取り囲む環状チャンバ157(図示せず)に低温給水を供給し、そのチャンバの内側の境を弁部材150の壁が部分的に画定すると共に、同様のチャンバ158が、高温用供給ダクト132を経由して高温給水を受け取るように存在し、高温用吸入口ポート160を取り囲む。
【0031】
検出チャンバ225は、サーモスタット・アクチュエータ165のサーモスタット装置170とサーモスタット・アクチュエータ・ハウジング167の内壁とによって画定されている。
【0032】
ばね式逆止め弁230を、ケーシング105によって画定されるチャンバ235とサーモスタット・アクチュエータ・ハウジング167の間で環状に配置する。これらの弁は、チャンバ235全体の圧力降下が大きくなるのに応じて開く。
【0033】
図4は、図3のTMVの低圧動作を例示する。低温水は、TMV100に進入して、弁部材150の外周回りのチャンバ157と低温用弁座140との内部に入る。同様に、高温水がTMV100に進入してチャンバ158内に入る。高温水および低温水はチャンバ235に進入して完全に混合される。小さな圧力降下では、逆止め弁230は閉じたままであり、したがって混合水が辿ることができる唯一の通路は、検出チャンバ125を通る。
【0034】
混合水の温度をサーモスタット・アクチュエータ165によって制御する。このアクチュエータ165は、戻りばね200に対抗して弁部材150を移動させる。要素170を取り囲む水の温度が上昇するとき、これらの要素が膨張して、弁部材150を高温用弁座145に向かってかつ低温用弁座140から離れる方向に移動させ、高温水の流入を削減しかつ低温水の流入を増大させる。逆に、これらの要素を取り囲む水の温度が低下するとき、これらの要素が収縮して、戻りばねが弁部材を低温用の弁座に向かってかつ高温用弁座から離れる方向に移動させ、それによって所望の混合水温度を維持するように、低温水の流入を削減しかつ高温水の流入を増大させる。次いでこの混合水が、吐出部120に進入して混合水流出口245に至る。
【0035】
高温および低温水の流路を、通路255(白抜き矢印)および260(塗り潰し矢印)でそれぞれ示す。この水は、検出チャンバ225に進入する前に完全に混合されており、ここでは混合水を交互の白抜き矢印と塗り潰し矢印によって表す。
【0036】
図5は、図3のTMVの大流量動作を例示する。水が進入し、前述のように弁内で混合される。しかし、この場合は、逆止め弁両端の圧力降下が、この逆止め弁230を動作させるのに足りるほど大きい。これによって混合水が追加的な指定経路を辿って吐出部120に至り、さらにそこから流出口245に達することができる。流路を前述のように通路255および260によって示し、追加的な流通路265が弁230を通るのを示す。
【0037】
圧力感応弁を追加することによって、単一の弁を小流量および大流量条件に使用することができる。
【0038】
本発明は、上に詳細に説明した特定の実施例および応用例に限定されないことを当業者には理解されよう。これらの弁は、圧力に感応する任意のタイプでよい。これらの弁は、いったん一定の圧力に達してしまうと完全に開くばね装荷の逆止め弁でもよいし、または圧力の上昇に応じて漸進的に開くタイプの弁でもよい。これらの弁230が圧力の変化に対して順番に反応するように、それらを様々な圧力の値に応じるように構成することも可能である。したがって、圧力が増大するにつれて、開く弁の数が増え、圧力が低下するにつれて、これらの弁が再び閉まる。ここでは、検出要素の回りを環状に取り囲むように配置してこれらの弁230を例示するが、TMVが適切に機能できるために必要な流体を、所望の流体圧に応じて迂回させることができるように、個数の6を任意の構成または数にすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術によるサーモスタット混合弁の配置を示す図である。
【図2】 本発明の一態様の概略を示す図である。
【図3A】 本発明の一実施形態によるサーモスタット混合弁の軸方向断面を示す図である。
【図3B】 サーモスタット混合弁の図3Aの線A−A’における径方向断面を示す図である。
【図4】 小流量でTMVを通過する流体の流れを示す図である。
【図5】 大流量でTMVを通過する流体の流れを示す図である。

Claims (10)

  1. ハウジング部と、前記ハウジング部によって画定される動作スペース内に収容された動作部とを備える、流体の流量範囲にわたって動作するためのサーモスタット混合弁であって、前記動作部が、
    第1および第2弁ポートをそれぞれ画定するために動作スペース内で移動可能な弁部材であって、前記弁部材の移動方向に応じて、前記第1の弁ポートが開いて行くと共に、第2の弁ポートが閉じて行き、かつ逆の場合も同様である弁部材と、
    異なる温度で、第1および第2流体を前記第1および第2弁ポートにそれぞれ送出するためのダクトと、
    前記流体を弁ポートから受け取りかつその混合を可能にするように構成された、前記動作スペース内の混合スペースと、
    アクチュエータの少なくとも検出部分が、前記動作スペース内の検出スペース内に位置し、前記検出スペースが前記第1および第2弁ポートと連通し、それによって流体の混合物を受け取り、前記流体混合物の温度変化を打ち消すために弁部材を移動させるように構成された温度感応アクチュエータと、
    前記検出スペースの下流側にある吐出スペースとを含み、
    需要が少ないときに、アクチュエータの前記検出部分に密接に近接する前記検出スペースを経由して、混合流体を通過させると共に、需要が多い条件下で、前記混合物の一部が前記検出スペースを迂回することを可能にし、それによって流量を増加させることができるように、前記吐出スペースに、流体に対する需要に自動的に応じる別の弁手段が設けられており、該別の弁手段が、検出スペースの上流の点と下流の点の間における差圧の増大に応答して、前記点間の経路を開く圧力感応弁手段である、サーモスタット混合弁。
  2. 別の弁手段が、ある差圧を下回り、したがって、ある流量を下回る場合に閉じる、請求項1に記載のサーモスタット混合弁。
  3. 別の弁手段が、ある差圧に達した後で完全に開く多数のばね式逆止め弁である、請求項1または請求項2に記載のサーモスタット混合弁。
  4. 別の弁手段が、差圧の上昇に応答して漸進的に開くタイプである、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のサーモスタット混合弁。
  5. 別の弁手段が、前記差圧の変化に対して順番に反応するように、様々な圧力の値に応答するように構成されている複数の弁である、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のサーモスタット混合弁。
  6. 検出スペースと動作スペースがハウジング内で1つのスペースとして形成されている、前記請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のサーモスタット混合弁。
  7. 前記動作スペースと動作部が、円筒形であり、かつ弁の軸回りに回転対称を有する、前記請求項1から請求項6までのいずれかに記載のサーモスタット混合弁。
  8. 温度感知アクチュエータが、中央に構成され、かつ前記軸に沿って延在する、請求項7に記載のサーモスタット混合弁。
  9. 前記弁部材が、第1および第2環状弁座の間を軸方向に移動し、それによって前記第1および第2弁ポートを環状ポートとして画定する円筒形の滑動弁である、請求項7または請求項8に記載のサーモスタット混合弁。
  10. ダクトが、弁軸の一方の側に対して進入口を備え、前記弁ポートを取り囲む環状通廊スペースに給水する、請求項7から請求項9までのいずれか1項に記載のサーモスタット混合弁。
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