JP4800608B2 - 歯ブラシ - Google Patents

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Description

本発明は、歯磨きの際に使用される歯ブラシに関するものである。
従来の歯ブラシは、棒状の柄の先端部に、多数本の毛を植毛してブラシ部を形成したものであり、このブラシ部の形状や柄の曲がり具合などに工夫を加えてプラークの除去効果を高めるべく各種の歯ブラシが提供されている。そして、手で磨く場合、磨き残しが多くなるため、最近では電動の歯ブラシも提供されてきている。
しかしながら、電動歯ブラシも含めて従来の歯ブラシは、何れも毛先が歯に沿うように左右あるいは上下に動かしてブラッシングするものであり、毛先が歯の表面をなでるだけで、歯に付着したプラークを除去し難かった。また、単にブラシ部で歯茎をなでても充分に刺激し難く、歯槽膿漏等の歯周病を有効に予防できなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、歯に付着したプラークの除去および歯茎のマッサージに効果的な歯ブラシを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の歯ブラシは、多数本の毛を備える基台が、毛の延出方向に往復動可能に柄の先端部に設けられた歯ブラシであって、先端が旋回するようモータで駆動される棒状の伝達軸を備え、前記伝達軸は、先端が旋回するよう湾曲または屈曲されて基端部がモータの駆動軸に接続されており、柄の先端部には、柄の軸方向に対して略垂直に開口した収容部が設けられて、この収容部に、前記基台が毛の延出方向に沿って移動可能に収容されており、前記基台には、環状溝が形成されており、この環状溝には、リングが回転可能に設けられており、このリングに形成された凹部に伝達軸の先端が差し込まれ、この先端が旋回することで前記基台が前記収容部に対し往復動することを特徴とする。
本発明の歯ブラシによれば、歯に付着したプラークの除去および歯茎のマッサージを効果的に行うことができる。
以下、本発明の歯ブラシについて、実施例に基づき更に詳細に説明する。
図1は、本実施例の歯ブラシを示す斜視図であり、図2は、一部を省略した断面図であり、図3は図2を右側面から見た断面図である。
本実施例の歯ブラシは、棒状の柄部材1の先端部にブラシ体10が設けられてなり、ブラシ体10が電動で稼動する電動歯ブラシとされている。
柄部材1は、プラスチックなどの樹脂により形成されている。柄部材1の基端側は、歯を磨く際に握られるグリップとされ、このグリップは中空に形成されており、内部にはブラシ体10を稼動させるための駆動部が内蔵されている。また、柄部材1の先端部は、先端側へ行くに従って縮径して形成されている。
柄部材1の先端部には、軸方向に沿って細長い筒状の案内部材3が差し込まれて柄部材1に固定されている。この案内部材3の先端部は、柄部材1の先端から外方へ延出して、その延出部の先端部は直角に屈曲されている。そして、この案内部材3の先端に、ブラシ体10が案内部材3に対して進退可能に設けられる。
ブラシ体10は、基台11に多数本の素線(毛)17が植設されるなどして設けられて構成されている。
基台11は、略円筒形状であり、その内径は案内部材3の外径に対応している。基台11の軸方向中央部には、その開口を塞ぐように閉塞壁12が形成されている。そして、基台11の閉塞壁12より先端側筒部13に、ナイロン等の熱可塑性樹脂製の素線17が束状に多数本植設されている。
基台11は、その基端側筒部14が案内部材3の先端にはめ込まれた状態で進退可能に設けられる。すなわち、本実施例のブラシ体10は、基台11に植設された素線17の延出方向(軸方向)に沿って移動可能に案内部材3に取り付けられる。
ところで、基台11の直径は適宜変更可能であるが、好ましくは3〜10mm程度とされる。また、基台11に植設される素線17の本数も適宜変更可能であるが、好ましくは100本〜600本程度とされ、特に好ましくは250〜500本程度とされる。本実施例では、基台11の直径は7mmとされ、250本の素線17が植設されている。また、素線17の露出している長さは、適宜に設定されるが好ましくは8mm〜13mm程度とされ、本実施例では約11mmとされる。
案内部材3に設けられたブラシ体10は、駆動部に連結された線材20を介して稼動する。線材20は、その一端部が基台11の閉塞壁12の中央に固定される一方、他端部が案内部材3に通されて駆動部に連結される。線材20には、例えばテニスラケットなどに使用されるガットのような耐久性、強靭性および可撓性を有する樹脂製の紐などが使用される。このような線材20を使用することで、案内部材3の屈曲部においても湾曲して挿入可能であり、かつ、ブラシ体10を案内部材3に対して押し出したり、引き戻したりすることが可能とされる。
なお、本実施例では、案内部材3の基端側直線部においては、線材20をガットに代えて針金などの棒状細線20bとし、ガット20aと接続する構成としている。すなわち、線材20は、案内部材3の屈曲部においてはガット20aとされ、基端側直線部においては針金20bとされている。また、線材20の直径は、案内部材3の内径に対応している。
線材20が連結される駆動部は、従来公知の技術を利用できる。本実施例では、モータ25の回転力が、クランク機構を介して線材20を往復動させる構成とされている。具体的には、本実施例の駆動部は、柄部材1に取り付けられたスイッチ27の操作により回転駆動するモータ25と、モータ25の駆動軸26に設けられた平歯車28に噛み合わされる回転部材30と、この回転部材30に偏心してピンで接続される連結部材36とを備える。
柄部材1のグリップ内部には、板状の取付板24が設けられており、この取付板24にモータ25が、その駆動軸26を柄部材1の先端側へ向けた状態で固定されている。
このモータ25は、柄部材1に設けられた電源スイッチ27に接続されている。モータ25の駆動軸26には平歯車28が取り付けられており、この平歯車28と噛み合うように、回転部材30が取付板24に回転可能に設けられている。
回転部材30は、円板形状であり、その一端面外周部には、周方向に沿ってモータ25の平歯車28と噛合い可能な歯(ラック)31が形成されている。また、回転部材30の一端面には、軸方向に沿って環状に突出部32が突出して形成されている。さらに、回転部材30の一端面には、中心から若干ずれた位置、すなわち偏心した位置に軸方向に沿って円柱状の取付部33が突出して形成されている。なお、突出部32と取付部33とは、同じ高さとされている。
回転部材30の他端面中央には、軸方向に沿って筒状の回転軸34が突出して形成されている。回転部材30は、その軸心が柄部材1の軸方向に対して垂直方向に配置されるよう、回転軸34が取付板24に回転可能に保持されている。
この回転部材30には、連結部材36が取り付けられる。
連結部材36は、細長い板状とされ、その先端部は、略L字形に屈曲されている。連結部材36は、その基端部が回転部材30に重ね合わされて、回転部材30の取付部33にピン38により回転可能に取り付けられる。つまり、連結部材36の基端部は、回転部材30の回転中心と偏心した位置に取り付けられる。
そして、この連結部材36の先端部に線材20の他端部が接続される。
本実施例では、線材20の他端部に板状の接続部材40が取り付けられており、この接続部材40を介して線材20が連結部材36に連結される。接続部材40の基端部は、略L字形に形成されており、この基端部が、連結部材36の先端部に対面して配置され、ピン42が回転可能に架け渡される。本実施例では、連結部材36の先端部に棒状のピン42が回転部材30の軸方向に沿って突出して設けられており、このピン42に、接続部材40の基端部が回転可能に差し込まれて保持されている。
このような構成の本実施例の歯ブラシは、柄部材1に設けられたスイッチ27を操作することで、ブラシ体10が自動で往復動(ピストン運動)し、歯を磨くことができる。
すなわち、スイッチ27を操作してモータ25を回転させると、モータ25の駆動軸26の回転に伴って回転部材30が回転する。これにより回転部材30に偏心して設けられた連結部材36は、柄部材1の軸方向に沿って進退する。よって、連結部材36に接続された線材20も進退し、案内部材3の先端に設けられたブラシ体10が案内部材3に対して進退することになる。
この際、ブラシ体10の移動距離(スライド幅)α(図1)は任意に設定可能であるが、好ましくは0.3mm〜1.5mmとされ、本実施例では約0.8mmとされる。
本実施例の歯ブラシは、ブラシ体10が毛17の延出方向に沿って往復動するので、従来の歯ブラシより容易に毛先が歯周ポケットや隣接する歯と歯の間に入り込み、汚れを落とすことができる。
また、ブラシ体10が毛17の延出方向に沿って往復動することで、歯列に沿ってブラシ体10を移動させていくと、歯および歯茎を突きながら磨くことになる。よって、歯に付着したプラークをなでるのではなく、削ぎ落としながら磨くことが可能となると共に、歯茎へのマッサージ効果も得ることが可能となる。
なお、柄部材1の基端部には、乾電池や充電池などの電力源が収納されたり、または電源コードが設けられる。
本実施例2の歯ブラシは、上記実施例1と同様、柄部材50の先端部に設けられたブラシ体64が、毛の延出方向に沿って進退可能に設けられており、実施例1とは、ブラシ体64を進退させる構成や機構が異なる。
図4は、本実施例2の歯ブラシを示す断面図であり、図5はその先端側要部の分解斜視図である。
本実施例の歯ブラシは、柄部材50の先端部に設けられて、毛67の延出方向に沿って往復動するブラシ体64と、このブラシ体64に形成された凹部68に先端が差し込まれる伝達軸70と、この伝達軸70を回転駆動する駆動部とを主要部に備える。
柄部材50は、プラスチックなどの樹脂により棒状に形成されている。柄部材50の基端側は、歯を磨く際に握られるグリップとされ、このグリップは中空に形成されており、内部にはブラシ体64を稼動させるための前記駆動部が内蔵されている。
本実施例では、駆動部を構成するモータ76が、その駆動軸77を柄部材50の先端側へ向けた状態で取り付けられている。また、柄部材50にはモータ76を稼動させる電源スイッチ78が設けられている。
本実施例の柄部材50は、その先端部が着脱可能に構成されている。
具体的には、本実施例の柄部材50は、グリップを有する棒状の柄部材本体51と、この柄部材本体51の先端部に着脱可能に取り付けられる円柱状のキャップ55とにより構成されている。なお、図示例では、キャップ55は先端側へ行くに従って縮径した形状とされている。
柄部材本体51の先端部中央には、略円柱形状の突部52が先端側へ突出して形成されており、キャップ55の基端部中央には、柄部材本体51の突部52が差し込み可能な円柱形状の穴56が形成されている。
柄部材本体51の突部52には、径方向両端部に断面矩形状の溝(不図示)が先端側へ開口すると共に軸方向に沿って形成されている。また、その各溝の下端部(基端部)は、周方向に連続して直角に屈曲形成(53)されている。すなわち、柄部材本体51の突部52には、径方向両端部に略L字状の溝が形成されている。一方、キャップ55の穴56には、径方向両端部に、柄部材本体51の前記溝に差し込み可能な矩形状の係合部57が径方向内側へ突出して形成されている。
柄部材本体51にキャップ55を取り付ける場合、キャップ55の係合部57を柄部材本体51の突部52の溝に差し込んで、キャップ55を柄部材本体51に対して基端側へスライドさせ、さらに、周方向に回転させればよい。前記溝の終端部には被係合部(不図示)が設けられており、この被係合部に前記係合部57が係合する。これにより、キャップ55は、軸方向の移動が規制され、柄部材本体51に固定される。
柄部材50の先端部には、柄部材50の軸方向に対して直交するように開口した収容部60が形成されている。
本実施例の収容部60は、円筒形状とされ、キャップ55の先端に取り付けられた矩形板状の取付板62を介して柄部材50に設けられている。この収容部60の周側面下端部には、伝達軸70の先端部が差し込まれる穴や切欠きなどの開口部63が形成されており、本実施例では、収容部60の軸方向に細長い穴63とされている。この穴63は、キャップ55の先端面と対面した位置に形成されている。
柄部材50には、その軸方向に沿って伝達軸70が配置される。
この伝達軸70は、その先端が収容部60の穴63に差し込まれる一方、基端部がモータ76の駆動軸77に連結される。本実施例では、駆動軸77の基端部に樹脂製のパイプ74がはめ込まれており、このパイプ74を介して伝達軸70はモータ76の駆動軸77に連結される。
ところで、本実施例の伝達軸70は、その先端部70aが若干屈曲されている。
伝達軸70は屈曲されていることで、モータ76の駆動軸77の回転に伴って伝達軸70が回転する際、伝達軸70は、その屈曲箇所より先端側(70a)がすり鉢状に回転する。すなわち、先端側から伝達軸70を見ると、伝達軸70の先端は、円を描くように回っており、旋回している。
本実施例では、伝達軸70は、キャップ55の先端から収容部60側へ延出した延出部分が屈曲されており、キャップ55の先端からモータ76の駆動軸77との連結部分へは一直線上に差し込まれている。また、伝達軸70の先端部70aは、収容部60の穴63に旋回可能に差し込まれている。
収容部60には、ブラシ体64が毛67の延出方向に沿って移動可能に収容される。
本実施例のブラシ体64は、略円柱形状の基台65の先端部に、多数本の素線(毛)67が束状に植設されるなどして設けられて構成されている。基台65の外径は、収容部60の内径より若干小径とされる。なお、本実施例2の基台65の直径も上記実施例1と同様に適宜変更可能であるが、好ましくは3〜10mm程度とされる。また、基台65に植設される素線67の本数も適宜変更可能であるが、好ましくは100本〜600本程度とされ、特に好ましくは250〜500本程度とされる。本実施例2では、基台65の直径は7mmとされ、250本の素線67が植設されている。また、素線67の露出している長さは、適宜に設定されるが好ましくは8mm〜13mm程度とされ、本実施例では約11mmとされる。
基台65の周側面には、凹部68が形成されている。本実施例の凹部68は、基台65の周側面に径方向外側へ開口して形成された丸穴68とされる。
ブラシ体64は、その基台65が収容部60に、軸方向に移動可能にはめ込まれて設けられ、基台65の凹部68には、伝達軸70の先端が回転可能に差し込まれる。
具体的には、キャップ55を柄部材本体51から取り外した状態で、収容部60にブラシ体64の基台65を軸方向に移動可能にはめ込んで設ける。そして、伝達軸70の先端部70aを収容部60の穴63を介して基台65の丸穴68に回転可能に差し込み、キャップ55を柄部材本体51に取り付ければよい。なお、本実施例では、たとえば、基台65の凹部68の内径は約2.2mmとされ、伝達軸70の直径は約2mmとされる。
伝達軸70の先端部70aが旋回することで、図6に示すように、伝達軸70の先端に設けられたブラシ体64は、収容部60に対して軸方向に沿って進退する。
すなわち、モータ76の駆動軸77の回転に伴って伝達軸70が回転し、その先端部70aが収容部60の穴63において旋回することで、伝達軸70の先端に差し込まれたブラシ体64は収容部60に対して軸方向に沿って往復動(ピストン運動)する。
なお、本実施例では、伝達軸70の先端が差し込まれる基台65の凹部68が丸穴とされていることで、伝達軸70の先端部70aの旋回時に、基台65は軸方向に往復動すると共に、周方向に若干揺動する。
ところで、ブラシ体64の移動距離(スライド幅)α(図4)は任意に設定可能であるが、好ましくは0.3mm〜1.5mmとされ、本実施例では0.8mmとされる。
また、本実施例のブラシ体64の移動距離αは、伝達軸70の先端部の屈曲角度β(図5)を調整することで変更することが可能である。
本実施例の歯ブラシは、上記実施例と同様、ブラシ体64が毛67の延出方向に沿って進退するので、図7に示すように、歯周ポケットに毛先が入り込みよごれを落とすと共に、歯に付着したプラークを削ぎ落としながら歯を磨くことができる。
なお、図示例では、収容部60とキャップ55の先端との間に空間が形成されているが、この空間部分の周囲を埋めてもよい。
ところで、上記実施例では、基台65に形成される凹部68を丸穴としたが、その形状は適宜変更可能である。
たとえば、図8に示すように、基台65に形成される凹部80を、基台65の周側面に周方向に沿って形成される断面コ字形状の環状溝80としても構わない。この環状溝80の幅寸法は、伝達軸70の先端部70aの直径より若干大きい。
この場合、基台65は、その環状溝80に伝達軸70の先端が回転可能に差し込まれた状態において、収容部60に対して周方向に回転自在とされる。
よって、伝達軸70の先端部70aが旋回して、基台65が往復動している状態においても、基台65は周方向に回転可能とされる。
また、伝達軸70の先端が差し込まれる基台65の凹部が環状溝80とされていることで、伝達軸70の先端が旋回する際、伝達軸70の先端は基台65の軸方向にのみ基台65と当接する。よって、上記丸穴形状の凹部の場合と異なり、単に伝達軸70を回転駆動させた状態では基台65は周方向の揺動が抑制される。
このような構成の歯ブラシにより歯を磨く場合、ブラシ体64は毛67の延出方向に沿って進退するので、上記構成と同様、歯周ポケットに毛先が入り込みよごれを落とすと共に、歯に付着したプラークを削ぎ落としながら磨くことができる。
また、本構成では、毛先を歯に当てながら歯列に沿ってスライドさせる場合、ブラシ体64が回転可能であるのでブラシ体64はスムーズに移動する。
このように、基台65に形成される凹部80を環状溝80とした場合、ブラシ体64(毛67)の動きに変化を持たせることが可能となる。なお、環状溝80は、その基台65の軸方向幅寸法が上記穴の場合と同様約2.2mmとされる。
また、上記実施例では基台65自体に凹部68,80を形成したが、図9に示すように、基台65に回転可能に設けられるリング83に凹部85を形成しても構わない。
具体的には、基台65の周側面に断面コ字形状の環状溝66を周方向に沿って形成し、この環状溝66にリング83を回転可能に取り付ける。そして、このリング83の周側面に、例えば径方向外側へ開口する丸穴形状の凹部85を形成すればよい。
リング83の丸穴85に伝達軸70の先端を回転可能に差し込むことで、上記構成と同様、伝達軸70の先端部70aが旋回するとリング83を介して基台65は、軸方向に沿って進退する。また、リング83に対して基台65は回転可能にはめ込まれているので、伝達軸70の先端部70aが旋回して基台65が往復動している状態おいて、基台65は周方向に回転可能とされる。
また、リング83の凹部85を丸穴形状としていることで、伝達軸70の旋回時にリング83は周方向に若干揺動するが、リング83は基台65に対して回転するため基台65の周方向の揺動は抑制される。
このような構成の歯ブラシにより歯を磨く場合、ブラシ体64は毛67の延出方向に沿って進退するので、歯周ポケットに毛先が入り込み汚れを落とすと共に、歯に付着したプラークを削ぎ落としながら磨くことができる。また、ブラシ体64が回転可能であるので、毛先を歯に当てながら歯列に沿ってスライドさせる場合、ブラシ体64はスムーズに移動する。この際、リング83を介して基台65に伝達軸70の先端を差し込んでいることで、伝達軸70の回転方向の影響を受けずにブラシ体64は回転することになる。つまり、基台65は、周方向(時計まわりおよび反時計まわり)どちらにも均等に回転することになる。なお、本実施例では、凹部85の内径は、約2.2mmとされる。
ところで、本実施例2の歯ブラシは、伝達軸70の屈曲角度β(図5)によって基台65(毛67)の移動距離が変更される。
一方、本実施例の歯ブラシは、柄部材50の先端部が着脱可能、すなわち柄部材本体51に対してキャップ55が着脱可能に構成されている。従って、屈曲角度βの異なる伝達軸70を複数種類用意することで、基台65の移動距離が異なる歯ブラシを容易に実現することが可能となる。
なお、本実施例2では、伝達軸70がその中途において屈曲される構成としたが、屈曲されてなくとも、緩やかに全体が湾曲されて、先端部がすり鉢状に回転する構成としても構わない。
また、モータ76の駆動軸77と偏心して棒状の伝達軸を設けて伝達軸の先端が旋回する構成としても構わない。例えば、モータ76の駆動軸77に対して径方向外側へ直角に屈曲し、さらに先端側へ直角に屈曲した伝達軸を設け、その先端にブラシ体を配置するようにしても構わない。
なお、本発明の歯ブラシは、上記各実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。特に、ブラシ体を往復動させるための駆動部の構成は、上記実施例の構成に限らず他の構成としても構わない。
本発明の歯ブラシの実施例1を示す斜視図である。 図1の歯ブラシの一部を省略した断面図である。 図2を右側面から見た断面図である。 本発明の歯ブラシの実施例2を示す断面図である。 図4の歯ブラシの先端側要部の分解斜視図である。 図4の歯ブラシのブラシ体が進退している状態を示す概略断面図であり、(a)は前進状態を示し、(b)は後退状態を示している。 図4の歯ブラシの使用状態を示す図である。 図4の歯ブラシの変形例を示す断面図である。 図4の歯ブラシの別の変形例を示す断面図である。
符号の説明
1 柄部材
3 案内部材
10 ブラシ体
11 基台
17 素線(毛)
20 線材
25 モータ
28 平歯車
30 回転部材
36 連結部材
50 柄部材
51 柄部材本体
55 キャップ
60 収容部
63 穴
64 ブラシ体
65 基台
66 環状溝
67 素線(毛)
68 凹部
70 伝達軸
76 モータ
80 凹部
83 リング
85 凹部

Claims (1)

  1. 多数本の毛を備える基台が、毛の延出方向に往復動可能に柄の先端部に設けられた歯ブラシであって、
    先端が旋回するようモータで駆動される棒状の伝達軸を備え、
    前記伝達軸は、先端が旋回するよう湾曲または屈曲されて基端部がモータの駆動軸に接続されており、
    柄の先端部には、柄の軸方向に対して略垂直に開口した収容部が設けられて、この収容部に、前記基台が毛の延出方向に沿って移動可能に収容されており、
    前記基台には、環状溝が形成されており、
    この環状溝には、リングが回転可能に設けられており、
    このリングに形成された凹部に伝達軸の先端が差し込まれ、この先端が旋回することで前記基台が前記収容部に対し往復動する
    ことを特徴とする歯ブラシ。
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