JP4800455B2 - 車速計測方法および装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車速計測方法および装置に関する。
一般道路や高速道路においては、交通流の監視ならびに制御や、車両の速度規制の監視が行われており、車両のスムーズな運行と安全速度の維持が図られている。
【0002】
このような道路監視システムを構築するに当っては、走行する車両の車速を知るための装置が不可欠となる。本発明はそのための車速計測手法について述べるものである。
【0003】
【従来の技術】
図14は一般的な車速計測システムを表す斜視図である。
本図において、1は一般道路あるいは高速道路における車道であり、車道1上を車両2が走行する。
本発明に関係する車速計測システムは、種々の機能部分から構成されるが、そのうち本図では、撮像カメラ3のみを、例えば3車線の各々に対応させて、3台示している。なおこのような撮像カメラを用いた車速計測装置の従来例としては、特開平5−312818号や特開平5−266394号がある。
【0004】
撮像カメラ3は、撮影対象となる車両2の走行ルートの直上に設置される。車両2の車速を正確に計測するためには、車両の進行方向の真上から車両の移動を測定する必要があるからである。このように撮像カメラ3を車両の走行ルートの直上に位置させるためにまず車道1の両脇には設置ポール4が建てられ、さらにこれら一対の設置ポール4の各上端部間にアーム5が取り付けられ、このアーム5の上に撮像カメラ3が載置されるようになっている。
【0005】
あるいは、車道1の一方の脇に建てられている信号機を利用し、この信号機の支柱の上部から車道上に延びるアームを設け、このアームの上に撮像カメラ3を載置することもある。
さらにまた車道1を跨ぐ歩道橋があれば、この歩道橋の一部に撮像カメラ3を取り付けるという場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来は、車両2の車速を正確に計測すべく、車両2の走行ルートの直上に撮像カメラ3を設置しなければならない。すなわち、撮像カメラ3によって撮影された車両の画像が、画面上、例えばモニタ画面上を垂直方向(上下方向)にのみ移動するように、該撮像カメラ3を、上記走行ルートの直上に設置する。そしてこのために、既述のとおり、(i)設置ポール4とアーム5(図14)を設けるか、(ii)信号機の支柱に対し水平方向に延びるアームを設けるか、(iii )歩道橋を利用するか、等の対策を講じなければならない。
【0007】
しかしながら、上記(i)の対策によると、設置ポール4やアーム5の建設のために、車速計測システムとして相当高価なものになる、という問題がある。また、その建設時には交通を一旦しゃ断しなければならない、という問題がある。
また上記(ii)の対策によると、信号機の支柱に取り付けたアームが、風や高速走行する車両によって生ずる風圧のため、車道1と平行な水平面内に大きく振れ易く、高精度な車速の計測が行えない、という問題がある。
【0008】
さらに上記(iii )の対策によると、車速計測システムの構築場所が、歩道橋のあるところに限られてしまい所望の任意の場所での車速計測が行えず不便である、という問題がある。
したがって本発明は上記諸問題点に鑑み、車道の脇に建てた簡単な1本の支持ポールに取り付けられた撮像カメラによって、車両の速度を高精度に計測可能な車速計測方法および装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
すなわち、車両の走行ルートの真上から(従来)ではなく、該走行ルートに対して斜めの方向から撮影して得た、画面上の車両の画像に基づき該車両の速度を計測できるようにすることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明を適用した車速計測システムの平面図である。
本図に示すとおり、本発明においては、撮像手段をなす撮像カメラ3が、車道1の脇に建てられた支持ポール6上に設けられる。したがって、図14に示すような、従来における、走行ルートRTの直上のアーム5とこれを支持するための設置ポール4は不要となる。このため本発明における車速計測装置の撮像機能部分をなす撮像カメラ3は、車道1上を走行する車両2を斜め上の方向から撮影することになる。
【0011】
図2は図1の左側から見た側面図である。支持ポール6の上方に取り付けた撮像カメラ3は、車道1上を走行する車両2の斜め上の方向から、該車両を撮影する。なおこの支持ポール6は、この撮影のために新たに建ててもよいし、また、既設の信号機の支柱あるいは既設の電信柱や配電用柱があればこれらを利用するようにしてもよい。上記のポール6(あるいは上記の柱)には、車速計測装置10を取り付けることができる。ただし、図1には示していない。なお、この装置10は、撮像カメラ3の筐体に内蔵させてもよい。
【0012】
図1および図2に表すように、車両2の斜め上の方向から撮像カメラ3により該車両を撮影すると、車両の画像を表示する画面上においては、従来該画面上の垂直方向(上下方向)にのみ移動した該車両の画像が、該画面上の垂直方向のみならずその水平方向(左右方向)にも移動することになる。
この結果、画面上を斜めに移動する、車両2の画像の移動量からは、単純には該車両の走行ルートRTに沿った実際の速度を正しく算出することが困難となる。なぜなら、画面上における車両2の画像の水平移動速度(Vx)とその垂直移動速度(Vy)とが求まっても、その二乗和(Vx2 +Vy2 )の平方根から実空間における車速(V)が導き出せる、というような単純なものではないからである。そこで本発明においては次のような車速計測方法を採用する。
【0013】
図3は本発明に係る車速計測方法を表すフローチャートである。
第1ステップ(S1):車道1の脇に建てられた支持体(支持ポール6)上に設置された撮像カメラ3より、走行中の車両2を撮影する。
第2ステップ(S2):撮像カメラ3により撮影された車両2の画像を表示する画面上において、該画面上を移動する画像の垂直方向における垂直移動量を算出する。
【0014】
第3ステップ(S3):撮像カメラ3により撮影された車両2の画像を表示する画面上において、該画面上を移動する画像の水平方向における水平移動量を算出する。
第4ステップ(S4):算出された垂直移動量および水平移動量を、車両2が存在する実空間における撮像カメラ3の撮影位置情報および該撮像カメラ3の姿勢情報に基づき、該実空間における垂直移動量および水平移動量に変換する。
【0015】
第5ステップ(S5):車両2の上記実空間における垂直移動量および水平移動量と当該移動時間とから、車両2の速度を計算する。
かくして、斜め上の方向から撮影した、画面上における画像の移動量から、実空間における車両2の実速度が求められる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図4は本発明に係る車速計測装置の基本構成を表す図である。
本図において、3は撮像カメラ(撮像手段)、11は垂直移動量算出手段、12は水平移動量算出手段、13は変換手段、14は車速計算手段である。
撮像カメラ3は、車道1の脇に建てられた支持体(支持ポール6)に設置され、走行中の車両2を撮影する。
【0017】
垂直移動量算出手段11は、撮像カメラ3から出力される車両2の画像を表示する画面上において、該画面上を移動する画像の垂直方向の移動量を算出する。
水平移動量算出手段12は、上記画面上において、画面上を移動する画像の水平方向の移動量を算出する。
変換手段13は、垂直移動量算出手段11および水平移動量算出手段12によりそれぞれ算出した上記画面上での垂直移動量および水平移動量を、車両2が存在する実空間上での撮像カメラ3の位置情報および該撮像カメラ3の姿勢情報に基づき、上記実空間上での垂直移動量および水平移動量に変換する。
【0018】
車速計算手段14は、車両2の上記実空間上での垂直移動量および水平移動量と、当該移動時間とから車両2の速度を計算する。
上記の各構成要素のうち、特に本発明の主要な構成要素となるのは、変換手段13である。この変換手段13について以下詳しく説明する。
図5は図4に示す変換手段13の動作原理を説明するための三次元ベクトル図である。
【0019】
本図において、相互に直行するX軸、Y軸およびZ軸により規定される三次元座標系(X−Y−Z)は、車両2を中心とする車道1上の実空間を表す。
この座標系(X−Y−Z)において、右上方に延びる直線(21)は、撮像カメラ3の光軸である。この撮像カメラ3は、座標系(X−Y−Z)内のP点(視点)に位置し、その座標を(x0,y0,z0)とする。
【0020】
撮像カメラ3によって形成される画面DSは、本図のDSとして示される。この画面DSは二次元平面であり、相互に直交するu軸およびv軸からなる二次元座標(u−v)で表すことができる。ただし、この画面DSは現実には、P点に置かれたカメラ3のレンズよりも後方(図の右側)にできるが、該レンズからを通して見える画面ということで、本図では該レンズの前方(図の左側)に描いている。
【0021】
この撮像カメラ3を中心とする三次元座標系は、相互に直交するr軸、s軸およびt軸により規定される。このうちr軸は該カメラ3の光軸である。カメラ3を中心とする実空間は、カメラ3が車両2を斜め上から撮影していることから、三次元座標(X−Y−Z)に対して、ねじれた三次元座標系(r−s−t)を有する。このねじれは、上述した、撮像カメラ3の姿勢情報に関係する。本図を参照すると、この姿勢情報は、実空間(座標系X−Y−Z)における第1軸(図ではX軸であり車両2の走行方向に相当)からのずれ角である方向角θの情報を含む。この方向角θは、光軸21を投影した投影線22と、X軸とのなす角である。
【0022】
姿勢情報はまた、実空間(座標系X−Y−Z)における、上記第1軸および該第1軸に直交する第2軸(図ではY軸)からのずれ角である伏角φの情報を含む。
上記の方向角θおよび伏角φを有する光軸21を原点とする、画面DS上の上記の二次元座標系(u−v)に現れる車両2の画像をQ(u,v)点は、X−Y−Z座標系の実空間内における領域23においてR点に現れる。図では、z=0であるからR(x,y)として示される。ここに領域23は、画面DSの視野に相当する画面相当領域である。この領域23は、Z軸の上方から見ると台形形状をなす。なぜなら撮像カメラ3に近い側(画面DSの下辺)は短く映し出され、該カメラ3から遠い側(画面DSの上辺)は長く映し出されるからである。
【0023】
図5に表した解析をもとに画面DS上での車両2の画像位置(Q)を、上記の実空間を規定する三次元座標系(X,Y,Z)で表した座標を(x′,y′,z′)とすると、この座標(x′,y′,z′)は例えば下記(1)式により表すことができる。
【0024】
【数2】
【0025】
上記(1)式によれば、画面DS上の車両2の画像(Q)実空間における垂直移動量(x)と水平移動量(y)は、回転角θをパラメータとする三次元の第1回転行列(右辺の第1項)と、伏角φをパラメータとする三次元の第2回転行列(右辺の第2項)と、画面DS上での垂直移動量uおよび水平移動量vならびに撮像カメラ3の焦点距離および該カメラ3の性状で定まるカメラ係数fと(右辺の第3項)、カメラ3の位置情報(x0,y0,z0)と(右辺の第4項)、を用いた所定の座標変換により、算出することができる。なお、上記のカメラ3の性状とは、CCDを用いたカメラであれば、CCDの画素数やCCDのサイズ等により決定される物理量である。
【0026】
さらに図5を参照すると、撮像カメラ3の視点Pと画面DS上の画像のQ点とを結ぶ直線24の延長線と、車道1上の画面相当領域23との交点が、求めるべきR点の座標R(x,y,0)となり、実空間での車両2の実際の移動量(すなわち車速)を算出することができる。
そこで上記(1)式より下記(2)式を導く。
【0027】
【数3】
【0028】
(2)式において、kは図5に示す直線24の、三次元座標系(X−Y−Z)における傾きを特定するパラメータである。このパラメータkは、上記(2)式の行列における最下段の(0,z′−z0,z0)から簡単に求まり(z0/(z0−z′))、求めるべき座標R(x,y)は下記(3)式のように導出される。
【0029】
【数4】
【0030】
画面DSは連続する画像フレーム(Pn−1,Pn,Pn+1…)からなるので、画像フレームPnにおいて、上記の各式に基づき得られた実空間における車両2の実際の位置をLnとすると、Lnは座標(xn,yn)である。同様に直前の画像フレームPn−1において、上記の各式に基づき得られた実空間における車両2の実際の位置をLn−1とすると、Ln−1は座標(x(n−1),y(n−1))となる。
【0031】
かくして上記の位置LnおよびLn−1から、車両2の移動距離Dが下記(4)式により求まる。
D=〔{xn−x(n−1)}2 +{yn−y(n−1)}2 〕1/2 (4)
画像フレームPn−1からPnへ移る時間Tは既知であり、通常T=1/30sまたは1/60sである。ここに求める車速Vは、下記(5)式のようになる。
【0032】
V=D/T (5)
以上の説明では、画面DS上における車両2の画像の垂直移動量および水平移動量をいかに求めるかについて特に述べていないが、その求め方について以下、二、三の例を記述する。
第1は、画像の移動量を算出するのにヒストグラムを用いる方法である。
【0033】
図6はヒストグラムによる画像の移動量測定について説明するための図である。
本図は画面DS上に映し出された走行中の車両2の画像を表している。この画像の中には、車両の水平エッジの要素が多く含まれている。例えば、バンパーの水平部分、ナンバープレートの水平部分、車体の水平部分等である。そこで、これらの水平部分の各々について、画像データを水平方向に累積し、ヒストグラム(H)を得る。本図の右側に示すHh(n)は、画像フレームPnにおいて得た水平方向(h)のヒストグラムである。またHh(n−1)は、所定時間(例えば1/30s)前における画像フレームPn−1において得た水平方向のヒストグラムである。
【0034】
こうして得られた連続する水平方向ヒストグラムについて相互間の相関値を求め、さらにその相関値のピーク値を検出する。本図の右側にはその相関値(R)の変化を表すグラフが示されており、そのピーク値までの距離Dが、垂直移動量となる。
本発明においては、画面DS上を斜めに移動する車両の画像の変位から車両の移動量を求めるため、同様のヒストグラムは垂直方向についても求める必要がある。
【0035】
画面上に映し出された走行中の車両2の画像の中には、車両の垂直エッジの要素も含まれている。例えばナンバープレートの垂直部分等である。そこでこれらの垂直部分の各々について、画像データを垂直方向に累積し、ヒストグラム(H)を得る。本図の上側に示すHv(n)は、画像フレームPnにおいて得た垂直方向(v)のヒストグラムである。またHv(n−1)は、所定時間(例えば1/30s)前における画像フレームPn−1において得た垂直方向のヒストグラムである。
【0036】
こうして得られた連続する垂直方向ヒストグラムについて相互間の相関値を求め、さらにその相関値のピーク値を検出する。そして本図の右側のグラフと同様のグラフに示されるように、そのピーク値までの距離が、水平移動量となる。
図7は水平方向ヒストグラムにより垂直移動量を算出する処理の一例を示すフローチャートである。
【0037】
本図において、ステップS12およびS13は、上述したように、画像フレームPnでの水平方向ヒストグラムHh(n)を得るステップ、ステップS15およびS16は画像フレームPn−1での水平方向ヒストグラムHh(n−1)を得るステップである。
ステップS17およびS18は、図6の右側に示すグラフを用いて説明したような、相互相関値のピーク値を検出するステップであり、ステップS19で求める、車両2の画像の垂直移動量が算出される。なお、ステップS11およびS14については後述する。
【0038】
図8は垂直方向ヒストグラムにより水平移動量を算出する処理の一例を示すフーローチャートである。
本図において、ステップS22およびS23は、上述したように、画像フレームPnでの垂直方向ヒストグラムHv(n)を得るステップ、ステップS25およびS26は画像フレームPn−1での垂直方向ヒストグラムHv(n−1)を得るステップである。
【0039】
ステップS27およびS28は、図6の右側に示すグラフを用いて説明したのと同様な、相互相関値のピーク値を検出するステップであり、ステップS29で求める、車両2の画像の水平移動量が算出される。なお、ステップS21およびS22については、ステップS11およびS12と併せて以下に説明する。
上述したステップS12(図7)およびS22(図8)においてそれぞれ水平エッジおよび垂直エッジを取り出すに際し、車両2の周囲の明暗がその取り出し精度に影響を与える。例えば、直射日光を受けて走行中の車両については、その画像の中から水平エッジおよび垂直エッジを抽出するのは容易である。しかし、例えば夕暮れどきに走行中の車両については、その画像の中から高精度で水平エッジおよび垂直エッジを抽出するのは困難である。
【0040】
そこで車両2の画像について水平方向ヒストグラムHhを作成するに際し、車両2の周囲の明暗の変化に追従させて水平エッジの要素を割り出すためのコントラストを均一化させるステップを含むことが望ましい。
同様に、車両2の画像について垂直方向ヒストグラムHvを作成するに際し、車両2の周囲の明暗の変化に追従させて垂直エッジの要素を割り出すためのコントラストを均一化させるステップを含むことが望ましい。
【0041】
図7を参照すると、上述したコントラストを均一化させるためのステップは、ステップS11およびS14であり、画面DS上での輝度ヒストグラムを作成しさらにこれを平均化させる輝度ヒストグラム平均化処理を行う。
同様に図8を参照すると、上述したコントラストを均一化させるためのステップは、ステップS21およびS24であり、画面DS上での輝度ヒストグラムを作成しさらにこれを平均化させる輝度ヒストグラム平均化処理を行う。
【0042】
車両2の画像の垂直移動量および水平移動量を算出する第2の方法は、公知の動き補償画像符号化手法に基づいて行う方法である。
すなわち一定の時間間隔で撮影された画像フレーム間の動き評価(Motion Estimation)を行うことにより、車両2の移動量を精度良く測定することができる。動きの探索範囲は原則として全画面であり、その動きのベクトル量として、車両2の画像フレーム間での移動量を検出する。
【0043】
図9は動き補償の処理について説明するための図である。
本図において、画面を複数の矩形に分割したときの任意の1つ(ハッチングを付して示す)について見ると、画像フレームPn−1における該矩形は、画像フレームPnにおいて、水平方向にdx移動し、垂直方向にdy移動したものとする。また該矩形の探索範囲は、図示するように、始点を(x,y)として水平方向にi、垂直方向にjであるものとする。ここに画像フレームPn−1での矩形領域と画像フレームPnでの矩形領域との間での画像の相違度E(dx,dy)は、下記(6)式
【0044】
【数5】
【0045】
で表される。本式から明らかなように、上記の相違度E(dx,dy)は、対象となる矩形に対する差分絶対値の和の累積計算結果に相当する。この累積範囲は(i,j)である。以上述べた処理についての具体例を、図10を参照して説明する。
図10は動き補償画像符号化手法による移動量算出処理の一例を示すフローチャートである。
【0046】
ステップS31:画面DSを複数の矩形(その1つを、図9中、ハッチングで示す)に分割する。
ステップS32:その矩形領域に対しループ(loop)処理、すなわちラスタスキャンを行う。
ステップS33:移動量を探索すべき範囲を決定する。画像フレームの何番目から何番目について探索すべきか決定する。
【0047】
ステップS34:決定された上記画像フレーム毎のループ(loop)処理を行う。
ステップS35:上述した(6)式による計算を行う。
ステップS36:その(6)式による計算値がこれまでの最小であるか否か判定する。
【0048】
ステップS37:もし最小値ならば、その最小となった画面上の画像の位置、すなわち移動量を計測すべき部分の候補とする。このとき得た最小値は保存し、ステップS36での判定に利用する。
ステップS38:全探索範囲に亘って上記(6)式による計算が行われたかどうか判定し、全て完了ならば、移動量算出処理を終了する。
【0049】
以上述べた動き補償画像符号化手法は、図3に示すステップS2およびS3を実現するための手法として採用することができる。ところがこの手法は、高精度な移動量の測定ができる利点を有する反面、かなり膨大な演算量を必要とするという不利がある。この点に関し、図7および図8に示す前述したヒストグラムによる移動量の測定について見ると、このヒストグラムによる手法は、処理が単純であることから演算量が少なくて済むという利点がある。しかし反面、このヒストグラムによる手法は、外乱やノイズに弱く、移動量の測定精度が劣るという不利がある。
【0050】
そこで、動き補償画像符号化手法の利点と、ヒストグラムによる手法の利点とを組み合わせると理想的な移動量の測定が行える。この場合の処理を図11に示す。
図11はヒストグラムによる移動量の測定と動き補償画像符号化手法による移動量の測定とを組み合わせたフローチャートを示す図である。
【0051】
その組み合わせによれば、ヒストグラムによる手法により、測定対象となる特徴点を少ない演算量で抽出し(しかし、上述のとおり、外乱やノイズに弱く、その抽出精度は劣る)、そして、動き補償画像符号化手法によりその特徴点を高精度に抽出することができる。この場合、既にヒストグラムによる手法で上記特徴点についておよその見当をつけているので、動き補償画像符号化手法を実行する際の演算量は大幅に減少する。
【0052】
結局、<1>水平方向ヒストグラムによる垂直移動量の算出に際して割り出した画面DS上における車両2の画像を含む所定の特徴領域を対象として、動き補償画像符号化手法に基づく垂直移動量の算出を行うようにし、また<2>垂直方向ヒストグラムによる水平移動量の算出に際して割り出した画面DS上における車両2の画像を含む所定の特徴領域を対象として、動き補償画像符号化手法に基づく水平移動量の算出を行う。
【0053】
ただし、図11のフローチャートは、上記<1>および<2>の工程を複合した処理を示す。
ステップS41:このステップは、図7および図8の処理に相当する。
ステップS42:このステップは、図7および図8の処理において、一応特徴点と思われるところを割り出す。
【0054】
ステップS43:上記の割り出した特徴点について、図10に示すステップS35の計算を実施する。
ステップS44:図10のステップS36およびS37に相当する。
ステップS45:求める移動量が算出される(図7のステップS19に相当し、また図8のステップS29に相当する)。
【0055】
上記図11におけるステップS42で割り出された特徴点は精度の低いものであり、動き補償画像符号化手法に基づき、もっとも確からしい特徴点を追求する訳であるが、この特徴点の追求に要する演算量は一般に大である。
そこで動き補償画像符号化手法のもとでの特徴点抽出を一層簡易に行うことが望まれる。その簡易化の手法として次の2つがある。
【0056】
第1の簡易化の手法は、車両2の前面を表す画像において際立った特徴部分に着目する(後述する第2の簡易化の手法についても同じ)。その際立った特徴部分の一例は、車両2のナンバープレートである。図12は車両の前面を撮像カメラにより撮影した一例を示す図である。
本図のナンバープレートに注目すると、ナンバープレートには陸運支局名、分類番号、ひらがな、一連番号等が記載されている。これらの文字や数字は、水平方向に等ピッチで記載される。例えば第一行目の陸運支局および分類番号の場合には、その文字列のピッチがCPminからCPmax(CP:caracter pitch)までの範囲で記載されている。このとき、その文字列を走査したときに得られる画像信号の周波数は、fminからfmaxまでとなる。
【0057】
fmin=TL/CPmin
fmax=TL/CPmax
である。TLは、ナンバープレート上における所定の長さ(水平方向)である。
そこで上記fmin〜fmaxの帯域でピークが現れるようなフィルタ(バンドパスフィルタ)処理を水平方向に作用させることにより、車両の特徴点としてのナンバープレートの画像を抽出可能となる。すなわち、画面上における車両2の画像をなす画像信号のうち、一定の周期で現れる信号成分を有する画像信号をフィルタ(バンドパスフィルタ)処理により抽出し、抽出されたその画像信号に対応する部分(ナンバープレート)の画像をもって、特徴領域とすることができる。この場合の処理の一例を図13に示す。
【0058】
図13はバンドパスフィルタにより特徴点を抽出する処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS51:まず第1ライン(No. 1)より走査する。
ステップS52:第1ラインについて上述したバンドパスフィルタ処理をする。
【0059】
ステップS53:上記バンドパスフィルタ処理により得られたフィルタ信号の最大値を探索する。白地のナンバープレートに、黒の文字や数字が描かれているときは正の最大値として現れるが、黒地のナンバープレートに、白の文字や数字が描かれているときは、当該最大値は負の最大値として現れる。このため、本ステップでは最大値の絶対値を探索する。
【0060】
ステップS54:ステップS53により得た最大値が、全ライン中での真の最大値が判定する。
ステップS55:真の最大値が見つかったときは、そのときのライン上の位置を検出し、そこが特徴点の一部をなす。またそのときの最大値を保存し、ステップS54での判定に利用する。
【0061】
第1ラインの走査が終了すると、ステップS51でのラインNo. を1つインクリメントする(N=2)。
図13のステップS52に着目すると、このステップでのバンドパスフィルタ処理として簡易な方法をとることができる。
ナンバープレートの文字列部分を走査して得られた画像信号は、
(11…1,00…0,11…1,00…0)
のような“1”連続および“0”連続となる。これを長さCYCで畳み込み演算する。CYCは、上記CPminとCPmaxから、
CYC=(CPmin+CPmax)/2
として求まる。そうすると、簡単に周期的信号成分の有無が判明する。周期的信号成分が見つかればそこにナンバープレートの部分がある。
【0062】
上述したバンドパスフィルタ処理では、何種類かのバンドパスをフィルタバンクとして予め用意しておく必要がある。なぜなら、撮像カメラ3から遠くを走行する車両2の撮像では、上記のCPが小さく、したがって帯域の広いバンドパスフィルタを必要とし、逆に撮像カメラ3の近くを走行する車両2の撮像では、上記のCPが大きく、したがって狭い帯域のバンドパスフィルタを必要とするからである。また、大型車のナンバープレートにおけるCPと、小型車のナンバープレートにおけるCPとについても長短の差があるからである。
【0063】
このように複数種のバンドパスフィルタを用意することを避ける必要がある場合は、ナンバープレートに相当する画像の領域の画像信号に対し、周波数領域の信号に変換するための変換処理をするのが好ましい。このときの処理のフローチャートは、ステップS52を除き、図13のフローチャートとほぼ同じである。
このときそのステップS52に相当するステップは、特徴領域(特徴点の集合)と想定される部分の画像信号に対し、上記の変換処理を行うステップとなる。その想定は、既述のヒストグラムによる移動量の算出時に行うことができる。
【0064】
上記変換処理としては、一次元DCT(Discrete Cosine Transform)でも良いし、FFT(Fast Fourier Transform)でも良い。これら一次元DCTまたはFFTを行って得られた値のうち、ピークを示す部分に特徴領域(特徴点)がある。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、車道1を走行する車両2の走行方向に対し斜め上の方向から撮影して得た画像をもとに、正確に、該車両の車速を計測することが可能になる。したがって、その撮影を行うための撮像カメラ3は、車道1の脇に建てた1本の支持ポール6の上部に設置することができ、従来における既述の諸問題が同時に解決される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した車速計測システムの平面図である。
【図2】図1の左側から見た側面図である。
【図3】本発明に係る車速計測方法を表すフローチャートである。
【図4】本発明に係る車速計測装置の基本構成を表す図である。
【図5】図4に示す変換手段13の動作原理を説明するための三次元ベクトル図である。
【図6】ヒストグラムによる画像の移動量測定について説明するための図である。
【図7】水平方向ヒストグラムにより垂直移動量を算出する処理の一例を示すフローチャートである。
【図8】垂直方向ヒストグラムにより水平移動量を算出する処理の一例を示すフローチャートである。
【図9】動き補償の処理について説明するための図である。
【図10】動き補償画像符号化手法による移動量算出処理の一例を示すフローチャートである。
【図11】ヒストグラムによる移動量の測定と動き補償画像符号化手法による移動量の測定とを組み合わせたフローチャートを示す図である。
【図12】車両の前面を撮影カメラにより撮影した一例を示す図である。
【図13】バンドパスフィルタにより特徴点を抽出する処理の一例を示すフローチャートである。
【図14】一般的な車速計測システムを表す斜視図である。
【符号の説明】
1…車道
2…車両
3…撮像カメラ
6…支持ポール
10…車速計測装置
11…垂直移動量算出手段
12…水平移動量算出手段
13…変換手段
14…車速計算手段
Claims (2)
- 車道の脇に建てられた支持体に設置された撮像手段より、走行中の車両を、該車両の前方でかつ該車両の斜め上方から撮影する第1ステップと、
前記撮像手段により撮影された前記車両の画像を表示する画面上において、該画面上の車両の第1座標を算出する第2ステップと、
前記撮像手段により撮影された前記車両の画像を表示する前記画面上において、所定時間経過後の該画面上の車両の第2座標を算出する第3ステップと、
算出された前記第1座標および前記第2座標を、前記車両が存在する実空間における前記撮像手段の撮影位置情報および該撮像手段の姿勢情報に基づいて、前記実空間を規定する三次元座標系における第3座標および第4座標に変換する第4ステップと、
前記第3座標および第4座標と、前記撮像手段の撮影位置座標とに基づいて、前記第3座標および第4座標のそれぞれを、前記車両の実空間における第5座標および第6座標に変換する第5ステップと、
前記実空間における前記第5座標から前記第6座標までの座標差から求まる前記車両の実際の移動距離と前記所定時間とから、該車両の速度を計算する第6ステップとを有し、
前記撮像手段の前記姿勢情報を、前記実空間を規定する前記三次元座標系における前記車両の走行方向に相当する第1軸からのずれ角である方向角(θ)と、該実空間における該第1軸とこれに直交する第2軸とにより規定される平面からのずれ角である伏角(φ)とにより規定するとき、
前記第4ステップにおいて、
前記車両を見る視点となる前記撮像手段の位置を、前記実空間を規定する三次元座標系で表した座標を(x0,y0,z0)として、前記方向角(θ)をパラメータとする三次元の第1回転行列と、前記伏角(φ)をパラメータとする三次元の第2回転行列と、前記画面上での前記車両の座標の水平成分(u)および垂直成分(v)と、前記撮像手段をなすカメラの焦点距離および該カメラの画素数と該画素のサイズで決定される該カメラの性状に基づいて算出される座標変換係数(f)とを、下記の座標変換式により、前記実空間を規定する三次元座標系で表した座標(x′,y′,z′)に変換することにより、
- 車道の脇に建てられた支持体に設置され、走行中の車両を、該車両の前方でかつ該車両の斜め上方から撮影する撮像手段と、
前記撮像手段により撮影された前記車両の画像を表示する画面上における該車両の第1座標を算出し、前記画面上において所定時間経過後の該画面上の車両の第2座標を算出する算出手段と、
算出された前記第1座標および前記第2座標を、前記車両が存在する実空間における前記撮像手段の撮影位置情報および該撮像手段の姿勢情報に基づいて、前記実空間を規定する三次元座標系における第3座標および第4座標に変換し、得られた第3座標および第4座標と、前記撮像手段の撮影位置座標とに基づいて、前記第3座標および第4座標のそれぞれを前記車両の実空間における第5座標および第6座標に変換する変換手段と、
前記実空間における前記第5座標から前記第6座標までの座標差から求まる前記車両の実際の移動距離と前記所定時間とから、該車両の速度を計算する計算手段とを有し、
前記撮像手段の前記姿勢情報を、前記実空間を規定する前記三次元座標系における前記車両の走行方向に相当する第1軸からのずれ角である方向角(θ)と、該実空間における該第1軸とこれに直交する第2軸とにより規定される平面からのずれ角である伏角(φ)とにより規定するとき、
前記変換手段において、
前記車両を見る視点となる前記撮像手段の位置を、前記実空間を規定する三次元座標系で表した座標を(x0,y0,z0)として、前記方向角(θ)をパラメータとする三次元の第1回転行列と、前記伏角(φ)をパラメータとする三次元の第2回転行列と、前記画面上での前記車両の座標の水平成分(u)および垂直成分(v)と、前記撮像手段をなすカメラの焦点距離および該カメラの画素数と該画素のサイズで決定される該カメラの性状に基づいて算出される座標変換係数(f)とを、下記の座標変換式により、前記実空間を規定する三次元座標系で表した座標(x′,y′,z′)に変換することにより、
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