JP4796981B2 - 座標位置検出装置、表示装置、座標位置検出方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

座標位置検出装置、表示装置、座標位置検出方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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本発明は、座標位置検出装置、表示装置、座標位置検出方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体に関する。
従来、光学式タッチパネルなどに採用される座標位置検出方法が知られている(例えば、特許文献1ないし特許文献3参照)。
これら特許文献1ないし特許文献3に記載のものは、表示面上の座標位置を検出するもので、2次元の表示面の直交する水平方向、垂直方向(X軸方向、Y軸方向)に沿って複数の発光素子と受光素子を配置し、この発光素子から出射される光を走査させ、表示面上に接触した遮光物の位置を遮光された光の出射位置に対応させて検出するものである。
具体的には、図1に示すように、表示面1の周辺にX軸方向に沿って複数の発光素子2xを配列させると共にそれに対向するように複数の受光素子3xを配列させ、また、Y軸方向に沿って複数の発光素子2yを配列させると共にそれに対向して複数の受光素子3yを配列させる。そして、発光素子2x,2yを一端から他端に向けて順次点灯駆動(走査)させ、出射した検出光Lx,Lyを受光素子3x,3yで受光するようにし、表示面1上の点Pを指す遮光物の座標位置をこれによって遮光された受光素子3xp,3ypの位置(すなわち、発光素子の出射位置)により検出する構成が採られている。
特開2001−306241号公報 特開2005−284899号公報 特開2006−119715号公報
ところで、図1に示すような構成において、遮光物の座標位置を検出する際に、発光素子2x,2yを図1における左側から右側に向けて交互に順次走査させる、すなわち検出光Lxおよび検出光Lyを交互に出射させる方式(以下、交互スキャン方式と称す)と、発光素子2x,2yを図1における左側から右側に向けて同時に順次走査させる、すなわち検出光Lxおよび検出光Lyを同時に出射させる方式(以下、同時スキャン方式と称す)と、が考えられる。
しかしながら、交互スキャン方式では、検出光Lxおよび検出光Lyを交互に出射させるため、所定領域の走査に要する処理時間が同時スキャン方式の約2倍になり、高い応答性を得ることができないおそれがある。
一方、同時スキャン方式では、処理時間が交互スキャン方式と比べて短くなるため、座標位置検出速度を速めることができるが、図2示すように、一般的に発光素子2x,2yとして用いられるLED(Light-Emitting Diode)からは、対向する受光素子3x,3yへ向けての強度が強い検出光Lx,Lyと、この検出光Lx,Lyと異なる方向への強度が弱いサイド光Lxs,Lysと、が出射される。このため、表示面1の左下端近傍の点Qを指す遮光物の座標位置を検出する場合、受光素子3ygにて、受光素子3xgへ検出光Lxを出射する発光素子2xのサイド光Lxsが受光されてしまい、遮光したことを適切に判断できないおそれがある。
このようなサイド光Lxsの影響をなくすために、図3に示すように、発光素子2x,2yの周囲を覆い、検出光Lx,Lyを進行させかつサイド光Lxs,Lysを遮光する覆い部F1を有するフードFを設ける構成が考えられる。また、図4に示すように、発光素子2x,2yの上方に設けられ、基部G1でサイド光Lxs,Lysを遮光するとともに、この基部G1に設けられた孔部G2から検出光Lx,Lyを受光素子3x,3yへ向けて進行させる遮光部材Gを設ける構成が考えられる。
しかしながら、フードFや遮光部材Gを設ける構成では、部品数が多くなり構成が複雑になるおそれがある。
本発明は、簡単な構成で、高い応答性を維持しつつ座標位置を適切に検出可能な座標位置検出装置、表示装置、座標位置検出方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体を提供することを1つの目的とする。
請求項1に記載の発明は、4個の側辺を有する略矩形状の表示面における遮光物により遮断された部分の座標位置を検出する座標位置検出装置であって、略直交する第1の前記側辺および第2の前記側辺にそれぞれ沿った位置に設けられ、前記表示面の面内側に向けて検出光を出射する一対の発光部と、前記第1の側辺に対向する第3の前記側辺および前記第2の側辺に対向する第4の前記側辺にそれぞれ沿った位置に設けられ、対向する前記発光部からの検出光を受光する一対の受光部と、前記一対の発光部からの前記検出光の出射位置をそれぞれに対応する前記側辺に沿って移動させる出射位置制御手段と、前記受光部における前記検出光の受光量に基づいて、前記発光部から前記受光部に至る光路が前記遮断された部分により遮られたと判定する遮光判定手段と、この遮光判定手段により遮られたと判定された前記光路の位置に基づいて、前記座標位置を算出する座標位置算出手段と、を備え、前記出射位置制御手段は、前記一対の発光部の両方からの検出光を、前記第1の側辺および前記第4の側辺が接続された第1の接続部分近傍の領域、または、前記第2の側辺および前記第3の側辺が接続された第2の接続部分近傍の領域に対応する位置を進行させる場合、前記一対の発光部からの検出光を異なるタイミングで出射させる交互出射処理を実施し、前記一対の発光部のうち少なくともいずれか一方からの検出光を、前記第1の接続部分近傍の領域、または、前記第2の接続部分近傍の領域に対応する位置を進行させない場合、前記一対の発光部からの検出光を同じタイミングで出射させる同時出射処理を実施することを特徴とした座標位置検出装置である。
請求項6に記載の発明は、4個の側辺を有する略矩形状の表示面を有する表示手段と、この表示手段の前記表示面における遮光物により遮断された部分の座標位置を検出する請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の座標位置検出装置と、を具備したことを特徴とした表示装置である。
請求項7に記載の発明は、演算手段により、4個の側辺を有する略矩形状の表示面における遮光物により遮断された部分の座標位置を検出する座標位置検出方法であって、略直交する第1の前記側辺および第2の前記側辺にそれぞれ沿った位置に、前記表示面の面内側に向けて検出光を出射する一対の発光部を設けるとともに、前記第1の側辺に対向する第3の前記側辺および前記第2の側辺に対向する第4の前記側辺にそれぞれ沿った位置に、対向する前記発光部からの検出光を受光する一対の受光部を設け、前記演算手段は、前記一対の発光部からの前記検出光の出射位置をそれぞれに対応する前記側辺に沿って移動させる出射位置制御工程と、前記受光部における前記検出光の受光量に基づいて、前記発光部から前記受光部に至る光路が前記遮断された部分により遮られたと判定する遮光判定工程と、この遮光判定工程により遮られたと判定された前記光路の位置に基づいて、前記座標位置を算出する座標位置算出工程と、を実施し、前記出射位置制御工程では、前記一対の発光部の両方からの検出光を、前記第1の側辺および前記第4の側辺が接続された第1の接続部分近傍の領域、または、前記第2の側辺および前記第3の側辺が接続された第2の接続部分近傍の領域に対応する位置を進行させる場合、前記一対の発光部からの検出光を異なるタイミングで出射させる交互出射処理を実施し、前記一対の発光部のうち少なくともいずれか一方からの検出光を、前記第1の接続部分近傍の領域、または、前記第2の接続部分近傍の領域に対応する位置を進行させない場合、前記一対の発光部からの検出光を同じタイミングで出射させる同時出射処理を実施することを特徴とする座標位置検出方法である。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の座標位置検出方法を演算手段に実行させることを特徴とした座標位置検出プログラムである。
請求項9に記載の発明は、演算手段を請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の座標位置検出装置として機能させることを特徴とした座標位置検出プログラムである。
請求項10に記載の発明は、請求項8または請求項9に記載の座標位置検出プログラムが演算手段にて読取可能に記録されたことを特徴とした座標位置検出プログラムを記録した記録媒体である。
以下、本発明の一実施形態について図面に基づいて説明する。
[表示装置の構成]
まず、本発明の一実施形態に係る表示装置の構成について、図面を参照して説明する。
図5は、本発明の一実施形態に係る表示装置の概略構成を示すブロック図である。図6は、X軸側発光素子部、Y軸側発光素子部、X軸側受光素子部、および、Y軸側受光素子部の概略構成を示す模式図である。図7は、検出光の出射位置の移動制御状態を示す模式図である。
図5において、100は、表示装置である。この表示装置100は、表示面における遮光物により遮断された部分の座標位置を検出する。ここで、遮光物としては、表示装置100専用のスタイラス、人の指などが例示できる。また、表示装置100としては、家庭や工場などに設置されるテレビジョン装置、パーソナルコンピュータ、ゲーム機器、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話のディスプレイなどが例示できる。
そして、表示装置100は、表示手段110と、X軸側発光部120と、Y軸側発光部130と、X軸側受光部140と、Y軸側受光部150と、座標位置検出装置および演算手段としての制御部160と、などを備えている。
表示手段110は、表示面1と、この表示面1に各種画像を適宜表示させる図示しない表示制御手段と、などを備えている。
表示面1は、図5および図6に示すように、4個の側辺を有する略矩形状に形成されている。具体的には、表示面1は、外周方向に沿って接続された第1の側辺1Aと、第2の側辺1Bと、第3の側辺1Cと、第4の側辺1Dと、にて、略矩形状に形成されている。また、第1,第3の側辺1A,1Cは、第2,第4の側辺1B,1Dよりも長い長さ寸法を有している。
X軸側発光部120は、第1の側辺1Aに沿った位置に設けられ、X軸側発光素子部121と、X軸側駆動制御部122と、などを備えている。
X軸側発光素子部121は、X軸側駆動制御部122に電気的に接続されている。このX軸側発光素子部121は、表示面1の第1の側辺1Aに沿って並設された複数の発光素子2xを備えている。この発光素子2xは、LED(Light-Emitting Diode)である。
X軸側駆動制御部122は、制御部160に電気的に接続されている。このX軸側駆動制御部122は、制御部160の制御により、適宜選択された1個の発光素子2xから第3の側辺1Cに向けて検出光Lxを出射させる。
Y軸側発光部130は、第2の側辺1Bに沿った位置に設けられ、Y軸側発光素子部131と、Y軸側駆動制御部132と、などを備えている。
Y軸側発光素子部131は、Y軸側駆動制御部132に電気的に接続され、第2の側辺1Bに沿って並設された複数の発光素子2yを備えている。この発光素子2yは、LEDである。
Y軸側駆動制御部132は、制御部160に電気的に接続され、適宜選択された1個の発光素子2yから第4の側辺1Dに向けて検出光Lyを出射させる。
X軸側受光部140は、第3の側辺1Cに沿った位置に設けられ、X軸側受光素子部141と、X軸側出力選択部142と、などを備えている。
X軸側受光素子部141は、X軸側出力選択部142に電気的に接続され、第3の側辺1Bに沿って並設された複数の受光素子3xを備えている。これら受光素子3xは、発光素子2xにそれぞれ対向する位置に、すなわち対向する発光素子2xからの検出光Lxを受光可能な位置に設けられ、対向する発光素子2xからの検出光Lxの受光量に対応する受光信号をX軸側出力選択部142へ出力する。
X軸側出力選択部142は、制御部160に電気的に接続され、所定の受光素子3xからの受光信号を適宜選択的に取得して、制御部160へ出力する。
Y軸側受光部150は、第4の側辺1Dに沿った位置に設けられ、Y軸側受光素子部151と、Y軸側出力選択部152と、などを備えている。
Y軸側受光素子部151は、Y軸側出力選択部152に電気的に接続され、第4の側辺1Dに沿って並設された複数の受光素子3yを備えている。これら受光素子3yは、発光素子2yにそれぞれ対向する位置に設けられ、対向する発光素子2yからの検出光Lyの受光量に対応する受光信号をY軸側出力選択部152へ出力する。
Y軸側出力選択部152は、制御部160に電気的に接続され、所定の受光素子3yからの受光信号を適宜選択的に取得して、制御部160へ出力する。
なお、図6では、発光素子2x,2yを表す三角印、受光素子3x,3yを表す丸印のうち、一部のもののみに符号を付している。
制御部160は、各種プログラムにより構成され、出射位置制御手段としての駆動順序制御手段161と、遮光判定手段162と、座標位置算出手段163と、などを備えている。
駆動順序制御手段161は、X軸側発光部120およびY軸側発光部130を制御して、所定の発光素子2x,2yから検出光Lx,Lyを出射させる。つまり、検出光Lx,Lyの出射位置を第1,第2の側辺1A,1Bに沿って移動させる。
具体的には、駆動順序制御手段161は、第1の同方向移動制御処理としての同時スキャンによる表示面1の全領域の走査処理を実施する。この同時スキャンによる全領域の走査処理の際、駆動順序制御手段161は、第4の側辺1D側の発光素子2xを始点として順次1個の発光素子2xから検出光Lxを出射させるとともに、第1の側辺1A側の発光素子2yを始点として順次1個の発光素子2yから検出光Lyを出射させる。つまり、図7に示すように、検出光Lxの出射位置を第4の側辺1D側から矢印Tx1が指す方向へ移動させ、かつ、検出光Lyの出射位置を第1の側辺1A側から矢印Ty1が指す方向へ移動させつつ、検出光Lx,Lyを同じタイミングで出射させる。そして、検出光Lx,Lyを、表示面1の全領域に対して走査させるとともに、検出光Lx,Lyを出射した発光素子2x,2yの位置に関する出射位置信号を座標位置算出手段163へ出力する。
また、駆動順序制御手段161は、遮光物による遮断部分の座標位置が検出されたことを認識すると、この検出された座標位置近傍の領域、つまり表示面1の局部領域の走査処理を実施する。この局部領域の走査処理の際、駆動順序制御手段161は、局部領域が、図6に示すような第2の接続部分近傍の領域としてのC領域13、または、第1の接続部分近傍の領域としてのD領域14か否かを判断する。
ここで、図6に示すようなA領域11、B領域12、C領域13、D領域14、および、E領域15は、以下のように設定されている。
すなわち、B領域12は、第3の側辺1Cおよび第4の側辺1Dの接続部分近傍に設定されている。C領域13は、第2の側辺1Bおよび第3の側辺1Cの接続部分近傍に設定されている。D領域14は、第1の側辺1Aおよび第4の側辺1Dの接続部分近傍に設定されている。E領域15は、第1の側辺1Aおよび第2の側辺1Bの接続部分近傍に設定されている。A領域11は、B,C,D,E領域12,13,14,15以外の領域に設定されている。
なお、B,C,D,E領域12,13,14,15の大きさとしては、同じであってもよいし、異なっていてもよい。例えば表示面1がいわゆる50インチ型の場合、C領域13の大きさを横幅(第1の側辺1Aに沿った方向の幅)3cm、縦幅(第2の側辺1Bに沿った方向の幅)10cmにするとともに、D領域14の大きさを横幅10cm、縦幅3cmとすることが例示できる。
そして、駆動順序制御手段161は、局部領域がC領域13またはD領域14であると判断すると、この局部領域において、検出光Lx,Lyの出射位置を矢印Tx1,Ty1が指す方向へ移動させつつ、検出光Lx,Lyを交互に出射させる、交互出射処理としての交互スキャンによる局部領域の走査処理を実施する。つまり、検出光Lx,Lyの両方をC領域13またはD領域14に対応する位置を進行させる場合、検出光Lx,Lyを異なるタイミングで出射させる。
ここで、C領域13またはD領域14では、検出光Lx,Lyを出射する発光素子2x,2yと、検出光Lx,Lyを受光する受光素子3x,3yと、が近接している。
このため、図6において実線で示すように、C領域13を進行させる検出光Lx,Lyを同じタイミングで出射させると、検出光Lxを受光する受光素子3xにおいて、検出光Lxに加えてサイド光Lysも受光されてしまう。また、図6において1点鎖線で示すように、D領域14を進行させる検出光Lx,Lyを同じタイミングで出射させると、検出光Lyを受光する受光素子3yにおいて、検出光Lyに加えてサイド光Lxsも受光されてしまう。このことから、受光素子3x,3yでの受光量が検出光Lx,Lyおよびサイド光Lys,Lxsを合わせた量となり、受光量に基づく座標位置を適切に算出できないおそれがある。
これに対し、例えばC領域13を進行させる検出光Lx,Lyを異なるタイミングで出射させると、検出光Lxを受光する受光素子3xにおいて、サイド光Lysが受光されずに検出光Lxのみが受光される。このことから、受光素子3xでの受光量が検出光Lxのみに対応する量となり、受光量に基づく座標位置を適切に算出可能となる。
また、駆動順序制御手段161は、局部領域がA領域11、B領域12、または、E領域15であると判断すると、この局部領域において、検出光Lx,Lyの出射位置を矢印Tx1,Ty1が指す方向へ移動させつつ、検出光Lx,Lyを同時に出射させる、同時出射処理としての同時スキャンによる局部領域の走査処理を実施する。つまり、検出光Lx,Lyのうち少なくともいずれか一方をC領域13またはD領域14に対応する位置を進行させない場合、検出光Lx,Lyを同じタイミングで出射させる。
ここで、A領域11、B領域12、または、E領域15では、検出光Lx,Lyを出射する発光素子2x,2yと、検出光Lx,Lyを受光する受光素子3x,3yと、が離間している。また、発光素子2x,2yからのサイド光Lxs,Lysは、指向特性から外れており、その強度は発光素子2x,2yから離れるにしたがって低下する。
このため、図6において2点鎖線で示すように、A領域11を進行させる検出光Lx,Lyを同じタイミングで出射させたとしても、検出光Lx,Lyを受光する受光素子3x,3yにおいて、サイド光Lys,Lxsが受光されずに検出光Lx,Lyのみが受光される。このことから、受光素子3x,3yでの受光量が検出光Lx,Lyのみに対応する量となり、受光量に基づく座標位置を適切に算出可能となる。
なお、局部領域の交互スキャン処理や同時スキャン処理の際に、検出光Lx,Lyの出射位置を矢印Tx1,Ty1が指す方向、つまり全領域の走査処理時と同方向ではなく反対方向に移動させつつ、検出光Lx,Lyを出射させる構成としてもよい。
遮光判定手段162は、同時スキャンによる全領域や局部領域の走査処理時、交互スキャンによる局部領域の走査処理時に、X軸側受光部140の受光素子3x、Y軸側受光部150の受光素子3yから受光信号を順次取得する。そして、この受光信号に対応する受光量が閾値以下であることを認識すると、この受光信号を出力した受光素子3x,3yから、この受光素子3x,3yに対向する発光素子2x,2yに至る検出光Lx,Lyの光路が、表示面1の遮断部分により遮られたと判定する。つまり、遮光を検出したと判定する。そして、遮光を検出した旨の遮光検出信号を座標位置算出手段163へ出力する。
座標位置算出手段163は、遮光判定手段162から遮光検出信号を取得すると、駆動順序制御手段161から出射位置信号に基づいて、この遮光された検出光Lx,Lyの出射位置を、X座標、Y座標として検出して記憶する。例えば、検出光Lxの遮光を検出した場合、この検出光Lxに対応する発光素子2xの位置をX座標として記憶し、検出光Lyの遮光を検出した場合、この検出光Lyに対応する発光素子2yの位置をY座標として記憶する。そして、X座標およびY座標を記憶したことを認識すると、これらX座標およびY座標に基づいて、遮断部分の座標位置を算出して、座標データとして出力する。
[表示装置の動作]
次に、表示装置100の動作として、座標位置検出処理について図面を参照して説明する。
図8は、座標位置検出処理を示すフローチャートである。
表示装置100は、図8に示すように、表示装置100の電源がオフか否かを判断する(ステップS101)。このステップS101において、オフであると判断した場合、処理を終了する。一方、ステップS101において、オフでないと判断した場合、同時スキャンによる全領域の走査処理を実施して(ステップS102)、表示面1が遮断されることによる遮光を検出したか否かを判断する(ステップS103)。
そして、このステップS103において、遮光を検出していないと判断した場合、ステップS101に戻る。一方、ステップS103において、遮光を検出したと判断した場合、遮光された検出光Lx,LyのX座標、Y座標を検出座標として記憶して(ステップS104)、遮断部分の座標位置を計算して、座標データとして出力する(ステップS105)。
この後、表示装置100は、座標データとして出力された座標位置周囲の領域を局部領域として認識し、この局部領域がC領域13またはD領域14か否かを判断する(ステップS106)。このステップS106において、C領域13またはD領域14でないと判断した場合、同時スキャンによる局部領域の走査処理を実施する(ステップS107)。一方、ステップS106において、C領域13またはD領域14であると判断した場合、交互スキャンによる局部領域の走査処理を実施する(ステップS108)。
そして、ステップS107またはステップS108における局部領域の走査処理を実施すると、遮光を検出したか否かを判断する(ステップS109)。そして、ステップS109において、遮光を検出していないと判断した場合、ステップS101に戻る。一方、ステップS109において、遮光を検出したと判断した場合、ステップS104と同様の検出座標の記憶処理を実施する(ステップS110)。この後、遮断部分の座標位置を計算して、座標データとして出力し(ステップS111)、ステップS106に戻る。
[表示装置の作用効果]
上述したように、上記実施形態では、表示装置100は、走査する局部領域がC領域13またはD領域14であると判断した場合、検出光Lx,Lyを交互に出射させる交互スキャンによる走査処理を実施する。また、局部領域がA領域11、B領域12、または、E領域15であると判断した場合、検出光Lx,Lyを同時に出射させる同時スキャンによる走査処理を実施する。
このため、検出光Lx,Lyを出射する発光素子2x,2yと、検出光Lx,Lyを受光する受光素子3x,3yと、が近接しているC領域13またはD領域14において、検出光Lx,Lyを交互に出射させるので、検出光Lxを受光する受光素子3xにて、サイド光Lysを受光させずに検出光Lxのみを受光させることができる。したがって、受光素子3xでの受光量を検出光Lxのみに対応する量にすることができ、C領域13またはD領域14における座標位置を適切に検出できる。
また、検出光Lx,Lyを出射する発光素子2x,2yと、検出光Lx,Lyを受光する受光素子3x,3yと、が離間しているA領域11、B領域12、または、E領域15において、検出光Lx,Lyを同時に出射させるので、検出光Lx,Lyを受光する受光素子3x,3yにて、サイド光Lysを受光させずに検出光Lxのみを受光させることができる。したがって、A領域11、B領域12、または、E領域15における座標位置を、適切にかつ高い応答性で検出できる。
さらに、サイド光Lxs,Lysの影響をなくすために特別な部品を設ける必要がなく、簡単な構成でA〜E領域11〜15における座標位置を適切に検出できる。
そして、表示装置100は、同時スキャンによる全領域の走査処理で遮断部分の座標位置を検出すると、この座標位置周囲の領域を局部領域として認識する。そして、この局部領域がC領域13またはD領域14か否かに基づいて、交互スキャンまたは同時スキャンによる走査処理を実施する。
このため、遮断部分を検出するまでは全領域の走査処理を実施して、遮断部分を検出した後は、この遮断部分の座標位置周囲の局部領域を走査するので、より高い応答性で座標位置を適切に検出できる。
また、複数の発光素子2x,2yを設け、所定の発光素子2x,2yから選択的に検出光Lx,Lyを出射させることにより、検出光Lx,Lyの出射位置を移動させている。
このため、例えば発光素子2x,2yを1個ずつ設け、これらの移動により出射位置を移動させる構成と比べて、構成の複雑化を招くことなく、かつ、簡単な制御で出射位置を移動させることができる。
そして、複数の受光素子3x,3yを設け、所定の受光素子3x,3yにおける検出光Lx,Lyの受光量に基づいて、遮光を検出している。
このため、例えば受光素子3x,3yを1個ずつ設け、これらの移動により受光位置を移動させて受光する構成と比べて、構成の複雑化を招くことなく、かつ、簡単な制御で遮光を検出できる。
[実施形態の変形]
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
すなわち、図9に示すような、第2の同方向移動制御処理としての同時スキャンによる全領域の走査処理を実施した後に、上述した局部領域の交互スキャンまたは同時スキャンによる走査処理を実施する構成としてもよい。つまり、全領域の走査処理時に、検出光Lxの出射位置を第2の側辺1B側から矢印Tx2が指す方向へ移動させ、かつ、検出光Lyの出射位置を第3の側辺1C側から矢印Ty2が指す方向へ移動させつつ、検出光Lx,Lyを同じタイミングで出射させる構成としてもよい。
また、図10に示すような、第1の異方向移動制御処理としての同時スキャンによる全領域の走査処理を実施する構成としてもよい。
すなわち、全領域の走査処理時に、検出光Lxの出射位置を第4の側辺1D側から矢印Tx1が指す方向へ移動させ、かつ、検出光Lyの出射位置を第3の側辺1C側から矢印Ty2が指す方向へ移動させつつ、検出光Lx,Lyを同じタイミングで出射させる構成としてもよい。
さらに、図11に示すような、第2の異方向移動制御処理としての同時スキャンによる全領域の走査処理を実施する構成としてもよい。
すなわち、全領域の走査処理時に、検出光Lxの出射位置を第2の側辺1B側から矢印Tx2が指す方向へ移動させ、かつ、検出光Lyの出射位置を第1の側辺1A側から矢印Ty1が指す方向へ移動させつつ、検出光Lx,Lyを同じタイミングで出射させる構成としてもよい。
これらのような構成の場合、全領域において検出光Lx,Lyが同じタイミングで出射されるとともに、検出光LxがD領域14を進行している際に、検出光LyがD領域14を進行せず、検出光LxがC領域13を進行している際に、検出光LyがC領域13を進行しないこととなる。
このため、同時スキャンによる走査処理をしたとしても、C領域13を進行する検出光Lxを受光する受光素子3xでサイド光Lysを受光させることがなく、D領域14を進行する検出光Lyを受光する受光素子3yでサイド光Lxsを受光させることをなくすことができる。したがって、全領域の走査処理時に、全領域における座標位置を適切にかつより高い応答性で検出できる。さらに、同時スキャンまたは交互スキャンのいずれかを選択する処理をしないので、制御を容易にできる。
また、例えば発光素子2x,2yを1個ずつあるいは複数個ずつ設け、これらを移動させるとともに点灯状態を制御することにより、検出光Lx,Lyの出射位置を移動させる構成としてもよい。
さらに、例えば受光素子3x,3yを1個ずつあるいは複数個ずつ設け、これらの移動により受光位置を移動させて、検出光Lx,Lyを受光する構成としてもよい。
また、上述した各機能をプログラムとして構築したが、例えば回路基板などのハードウェアあるいは1つのIC(Integrated Circuit)などの素子にて構成するなどしてもよく、いずれの形態としても利用できる。なお、プログラムや別途記録媒体から読み取らせる構成とすることにより、上述したように取扱が容易で、利用の拡大が容易に図れる。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
[実施形態の作用効果]
上述したように、上記実施形態では、表示装置100は、走査する局部領域がC領域13またはD領域14であると判断した場合、検出光Lx,Lyを交互に出射させる交互スキャンによる走査処理を実施し、局部領域がA領域11、B領域12、または、E領域15であると判断した場合、検出光Lx,Lyを同時に出射させる同時スキャンによる走査処理を実施する。
このため、検出光Lx,Lyを出射する発光素子2x,2yと、検出光Lx,Lyを受光する受光素子3x,3yと、が近接しているC領域13またはD領域14において、検出光Lx,Lyを交互に出射させるので、検出光Lxを受光する受光素子3xにて、サイド光Lysを受光させずに検出光Lxのみを受光させることができる。したがって、受光素子3xでの受光量を検出光Lxのみに対応する量にすることができ、C領域13またはD領域14における座標位置を適切に検出できる。
また、検出光Lx,Lyを出射する発光素子2x,2yと、検出光Lx,Lyを受光する受光素子3x,3yと、が離間しているA領域11、B領域12、または、E領域15において、検出光Lx,Lyを同時に出射させるので、検出光Lx,Lyを受光する受光素子3x,3yにて、サイド光Lysを受光させずに検出光Lxのみを受光させることができる。したがって、A領域11、B領域12、または、E領域15における座標位置を、適切にかつ高い応答性で検出できる。
さらに、サイド光Lxs,Lysの影響をなくすために特別な部品を設ける必要がなく、簡単な構成でA〜E領域11〜15における座標位置を適切に検出できる。
従来の座標位置検出処理を示す模式図である。 前記従来の座標位置検出処理におけるサイド光が受光素子で受光された状態を示す模式図である。 従来のサイド光を除去する構成を示す模式図である。 従来のサイド光を除去する他の構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の概略構成を示すブロック図である。 前記一実施形態におけるX軸側発光素子部、Y軸側発光素子部、X軸側受光素子部、および、Y軸側受光素子部の概略構成を示す模式図である。 前記一実施形態における検出光の出射位置の移動制御状態を示す模式図である。 前記一実施形態における座標位置検出処理を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る検出光の出射位置の移動制御状態を示す模式図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る検出光の出射位置の移動制御状態を示す模式図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る検出光の出射位置の移動制御状態を示す模式図である。
符号の説明
1…表示面
1A…第1の側辺
1B…第2の側辺
1C…第3の側辺
1D…第4の側辺
2x,2y…発光素子
3x,3y…受光素子
13…第2の接続部分近傍の領域としてのC領域
14…第1の接続部分近傍の領域としてのD領域
100…表示装置
110…表示手段
120…X軸側発光部
130…Y軸側発光部
140…X軸側受光部
150…Y軸側受光部
160…座標位置検出装置および演算手段としての制御部
161…出射位置制御手段としての駆動順序制御手段
162…遮光判定手段
163…座標位置算出手段
Lx,Ly…検出光

Claims (10)

  1. 4個の側辺を有する略矩形状の表示面における遮光物により遮断された部分の座標位置を検出する座標位置検出装置であって、
    略直交する第1の前記側辺および第2の前記側辺にそれぞれ沿った位置に設けられ、前記表示面の面内側に向けて検出光を出射する一対の発光部と、
    前記第1の側辺に対向する第3の前記側辺および前記第2の側辺に対向する第4の前記側辺にそれぞれ沿った位置に設けられ、対向する前記発光部からの検出光を受光する一対の受光部と、
    前記一対の発光部からの前記検出光の出射位置をそれぞれに対応する前記側辺に沿って移動させる出射位置制御手段と、
    前記受光部における前記検出光の受光量に基づいて、前記発光部から前記受光部に至る光路が前記遮断された部分により遮られたと判定する遮光判定手段と、
    この遮光判定手段により遮られたと判定された前記光路の位置に基づいて、前記座標位置を算出する座標位置算出手段と、を備え、
    前記出射位置制御手段は、
    前記一対の発光部の両方からの検出光を、前記第1の側辺および前記第4の側辺が接続された第1の接続部分近傍の領域、または、前記第2の側辺および前記第3の側辺が接続された第2の接続部分近傍の領域に対応する位置を進行させる場合、前記一対の発光部からの検出光を異なるタイミングで出射させる交互出射処理を実施し、
    前記一対の発光部のうち少なくともいずれか一方からの検出光を、前記第1の接続部分近傍の領域、または、前記第2の接続部分近傍の領域に対応する位置を進行させない場合、前記一対の発光部からの検出光を同じタイミングで出射させる同時出射処理を実施する
    ことを特徴とした座標位置検出装置。
  2. 請求項1に記載の座標位置検出装置であって、
    前記出射位置制御手段は、
    一方の前記発光部の出射位置を前記第1の側辺に沿って前記第4の側辺側から前記第2の側辺側へ移動させ、かつ、他方の前記発光部の出射位置を前記第2の側辺に沿って前記第1の側辺側から前記第3の側辺側へ移動させつつ、前記一対の発光部からの検出光を同じタイミングで出射させる第1の同方向移動制御処理と、
    前記一方の発光部の出射位置を前記第1の側辺に沿って前記第2の側辺側から前記第4の側辺側へ移動させ、かつ、前記他方の発光部の出射位置を前記第2の側辺に沿って前記第3の側辺側から前記第1の側辺側へ移動させつつ、前記一対の発光部からの検出光を同じタイミングで出射させる第2の同方向移動制御処理と、
    のうちいずれか一方の処理を、前記検出光を前記表示面の全領域に対して走査させる状態で実施し、
    前記座標位置算出手段により算出された前記座標位置が前記第1の接続部分近傍の領域または前記第2の接続部分近傍の領域であることを認識すると、前記座標位置の近傍の領域に対して前記交互出射処理を実施し、
    前記算出された前記座標位置が前記第1の接続部分近傍以外の領域または前記第2の接続部分近傍の領域であることを認識すると、前記座標位置の近傍の領域に対して前記同時出射処理を実施する
    ことを特徴とした座標位置検出装置。
  3. 請求項1に記載の座標位置検出装置であって、
    前記出射位置制御手段は、
    前記交互出射処理および前記同時出射処理を実施するための処理として、
    一方の前記発光部の出射位置を前記第1の側辺に沿って前記第4の側辺側から前記第2の側辺側へ移動させ、かつ、他方の前記発光部の出射位置を前記第2の側辺に沿って前記第3の側辺側から前記第1の側辺側へ移動させつつ、前記一対の発光部からの検出光を同じタイミングで出射させる第1の異方向移動制御処理と、
    前記一方の発光部の出射位置を前記第1の側辺に沿って前記第2の側辺側から前記第4の側辺側へ移動させ、かつ、前記他方の発光部の出射位置を前記第2の側辺に沿って前記第1の側辺側から前記第3の側辺側へ移動させつつ、前記一対の発光部からの検出光を同じタイミングで出射させる第2の異方向移動制御処理と、
    のうちいずれか一方の処理を、前記検出光を前記表示面に全領域に対して走査させる状態で実施する
    ことを特徴とした座標位置検出装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の座標位置検出装置であって、
    前記一対の発光部は、それぞれに対応する前記側辺に沿って並設された複数の発光素子を備え、
    前記出射位置制御手段は、前記複数の発光素子のうち所定の前記発光素子から前記検出光を選択的に出射させることにより、前記検出光の出射位置を移動させる
    ことを特徴とした座標位置検出装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の座標位置検出装置であって、
    前記一対の受光部は、それぞれに対応する前記側辺に沿って並設された複数の受光素子をそれぞれ備え、
    前記遮光判定手段は、前記複数の受光素子のうち所定の前記受光素子における前記検出光の受光量が閾値以下であることを認識すると、この受光素子に至る前記光路が前記遮断された部分により遮られたと判定する
    ことを特徴とした座標位置検出装置。
  6. 4個の側辺を有する略矩形状の表示面を有する表示手段と、
    この表示手段の前記表示面における遮光物により遮断された部分の座標位置を検出する請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の座標位置検出装置と、
    を具備したことを特徴とした表示装置。
  7. 演算手段により、4個の側辺を有する略矩形状の表示面における遮光物により遮断された部分の座標位置を検出する座標位置検出方法であって、
    略直交する第1の前記側辺および第2の前記側辺にそれぞれ沿った位置に、前記表示面の面内側に向けて検出光を出射する一対の発光部を設けるとともに、
    前記第1の側辺に対向する第3の前記側辺および前記第2の側辺に対向する第4の前記側辺にそれぞれ沿った位置に、対向する前記発光部からの検出光を受光する一対の受光部を設け、
    前記演算手段は、
    前記一対の発光部からの前記検出光の出射位置をそれぞれに対応する前記側辺に沿って移動させる出射位置制御工程と、
    前記受光部における前記検出光の受光量に基づいて、前記発光部から前記受光部に至る光路が前記遮断された部分により遮られたと判定する遮光判定工程と、
    この遮光判定工程により遮られたと判定された前記光路の位置に基づいて、前記座標位置を算出する座標位置算出工程と、を実施し、
    前記出射位置制御工程では、
    前記一対の発光部の両方からの検出光を、前記第1の側辺および前記第4の側辺が接続された第1の接続部分近傍の領域、または、前記第2の側辺および前記第3の側辺が接続された第2の接続部分近傍の領域に対応する位置を進行させる場合、前記一対の発光部からの検出光を異なるタイミングで出射させる交互出射処理を実施し、
    前記一対の発光部のうち少なくともいずれか一方からの検出光を、前記第1の接続部分近傍の領域、または、前記第2の接続部分近傍の領域に対応する位置を進行させない場合、前記一対の発光部からの検出光を同じタイミングで出射させる同時出射処理を実施する
    ことを特徴とする座標位置検出方法。
  8. 請求項7に記載の座標位置検出方法を演算手段に実行させる
    ことを特徴とした座標位置検出プログラム。
  9. 演算手段を請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の座標位置検出装置として機能させる
    ことを特徴とした座標位置検出プログラム。
  10. 請求項8または請求項9に記載の座標位置検出プログラムが演算手段にて読取可能に記録された
    ことを特徴とした座標位置検出プログラムを記録した記録媒体。
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