JP4796981B2 - 座標位置検出装置、表示装置、座標位置検出方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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具体的には、図1に示すように、表示面1の周辺にX軸方向に沿って複数の発光素子2xを配列させると共にそれに対向するように複数の受光素子3xを配列させ、また、Y軸方向に沿って複数の発光素子2yを配列させると共にそれに対向して複数の受光素子3yを配列させる。そして、発光素子2x,2yを一端から他端に向けて順次点灯駆動(走査)させ、出射した検出光Lx,Lyを受光素子3x,3yで受光するようにし、表示面1上の点Pを指す遮光物の座標位置をこれによって遮光された受光素子3xp,3ypの位置(すなわち、発光素子の出射位置)により検出する構成が採られている。
しかしながら、交互スキャン方式では、検出光Lxおよび検出光Lyを交互に出射させるため、所定領域の走査に要する処理時間が同時スキャン方式の約2倍になり、高い応答性を得ることができないおそれがある。
しかしながら、フードFや遮光部材Gを設ける構成では、部品数が多くなり構成が複雑になるおそれがある。
まず、本発明の一実施形態に係る表示装置の構成について、図面を参照して説明する。
図5は、本発明の一実施形態に係る表示装置の概略構成を示すブロック図である。図6は、X軸側発光素子部、Y軸側発光素子部、X軸側受光素子部、および、Y軸側受光素子部の概略構成を示す模式図である。図7は、検出光の出射位置の移動制御状態を示す模式図である。
そして、表示装置100は、表示手段110と、X軸側発光部120と、Y軸側発光部130と、X軸側受光部140と、Y軸側受光部150と、座標位置検出装置および演算手段としての制御部160と、などを備えている。
表示面1は、図5および図6に示すように、4個の側辺を有する略矩形状に形成されている。具体的には、表示面1は、外周方向に沿って接続された第1の側辺1Aと、第2の側辺1Bと、第3の側辺1Cと、第4の側辺1Dと、にて、略矩形状に形成されている。また、第1,第3の側辺1A,1Cは、第2,第4の側辺1B,1Dよりも長い長さ寸法を有している。
X軸側発光素子部121は、X軸側駆動制御部122に電気的に接続されている。このX軸側発光素子部121は、表示面1の第1の側辺1Aに沿って並設された複数の発光素子2xを備えている。この発光素子2xは、LED(Light-Emitting Diode)である。
X軸側駆動制御部122は、制御部160に電気的に接続されている。このX軸側駆動制御部122は、制御部160の制御により、適宜選択された1個の発光素子2xから第3の側辺1Cに向けて検出光Lxを出射させる。
Y軸側発光素子部131は、Y軸側駆動制御部132に電気的に接続され、第2の側辺1Bに沿って並設された複数の発光素子2yを備えている。この発光素子2yは、LEDである。
Y軸側駆動制御部132は、制御部160に電気的に接続され、適宜選択された1個の発光素子2yから第4の側辺1Dに向けて検出光Lyを出射させる。
X軸側受光素子部141は、X軸側出力選択部142に電気的に接続され、第3の側辺1Bに沿って並設された複数の受光素子3xを備えている。これら受光素子3xは、発光素子2xにそれぞれ対向する位置に、すなわち対向する発光素子2xからの検出光Lxを受光可能な位置に設けられ、対向する発光素子2xからの検出光Lxの受光量に対応する受光信号をX軸側出力選択部142へ出力する。
X軸側出力選択部142は、制御部160に電気的に接続され、所定の受光素子3xからの受光信号を適宜選択的に取得して、制御部160へ出力する。
Y軸側受光素子部151は、Y軸側出力選択部152に電気的に接続され、第4の側辺1Dに沿って並設された複数の受光素子3yを備えている。これら受光素子3yは、発光素子2yにそれぞれ対向する位置に設けられ、対向する発光素子2yからの検出光Lyの受光量に対応する受光信号をY軸側出力選択部152へ出力する。
Y軸側出力選択部152は、制御部160に電気的に接続され、所定の受光素子3yからの受光信号を適宜選択的に取得して、制御部160へ出力する。
具体的には、駆動順序制御手段161は、第1の同方向移動制御処理としての同時スキャンによる表示面1の全領域の走査処理を実施する。この同時スキャンによる全領域の走査処理の際、駆動順序制御手段161は、第4の側辺1D側の発光素子2xを始点として順次1個の発光素子2xから検出光Lxを出射させるとともに、第1の側辺1A側の発光素子2yを始点として順次1個の発光素子2yから検出光Lyを出射させる。つまり、図7に示すように、検出光Lxの出射位置を第4の側辺1D側から矢印Tx1が指す方向へ移動させ、かつ、検出光Lyの出射位置を第1の側辺1A側から矢印Ty1が指す方向へ移動させつつ、検出光Lx,Lyを同じタイミングで出射させる。そして、検出光Lx,Lyを、表示面1の全領域に対して走査させるとともに、検出光Lx,Lyを出射した発光素子2x,2yの位置に関する出射位置信号を座標位置算出手段163へ出力する。
すなわち、B領域12は、第3の側辺1Cおよび第4の側辺1Dの接続部分近傍に設定されている。C領域13は、第2の側辺1Bおよび第3の側辺1Cの接続部分近傍に設定されている。D領域14は、第1の側辺1Aおよび第4の側辺1Dの接続部分近傍に設定されている。E領域15は、第1の側辺1Aおよび第2の側辺1Bの接続部分近傍に設定されている。A領域11は、B,C,D,E領域12,13,14,15以外の領域に設定されている。
なお、B,C,D,E領域12,13,14,15の大きさとしては、同じであってもよいし、異なっていてもよい。例えば表示面1がいわゆる50インチ型の場合、C領域13の大きさを横幅(第1の側辺1Aに沿った方向の幅)3cm、縦幅(第2の側辺1Bに沿った方向の幅)10cmにするとともに、D領域14の大きさを横幅10cm、縦幅3cmとすることが例示できる。
このため、図6において実線で示すように、C領域13を進行させる検出光Lx,Lyを同じタイミングで出射させると、検出光Lxを受光する受光素子3xにおいて、検出光Lxに加えてサイド光Lysも受光されてしまう。また、図6において1点鎖線で示すように、D領域14を進行させる検出光Lx,Lyを同じタイミングで出射させると、検出光Lyを受光する受光素子3yにおいて、検出光Lyに加えてサイド光Lxsも受光されてしまう。このことから、受光素子3x,3yでの受光量が検出光Lx,Lyおよびサイド光Lys,Lxsを合わせた量となり、受光量に基づく座標位置を適切に算出できないおそれがある。
これに対し、例えばC領域13を進行させる検出光Lx,Lyを異なるタイミングで出射させると、検出光Lxを受光する受光素子3xにおいて、サイド光Lysが受光されずに検出光Lxのみが受光される。このことから、受光素子3xでの受光量が検出光Lxのみに対応する量となり、受光量に基づく座標位置を適切に算出可能となる。
このため、図6において2点鎖線で示すように、A領域11を進行させる検出光Lx,Lyを同じタイミングで出射させたとしても、検出光Lx,Lyを受光する受光素子3x,3yにおいて、サイド光Lys,Lxsが受光されずに検出光Lx,Lyのみが受光される。このことから、受光素子3x,3yでの受光量が検出光Lx,Lyのみに対応する量となり、受光量に基づく座標位置を適切に算出可能となる。
次に、表示装置100の動作として、座標位置検出処理について図面を参照して説明する。
図8は、座標位置検出処理を示すフローチャートである。
そして、このステップS103において、遮光を検出していないと判断した場合、ステップS101に戻る。一方、ステップS103において、遮光を検出したと判断した場合、遮光された検出光Lx,LyのX座標、Y座標を検出座標として記憶して(ステップS104)、遮断部分の座標位置を計算して、座標データとして出力する(ステップS105)。
そして、ステップS107またはステップS108における局部領域の走査処理を実施すると、遮光を検出したか否かを判断する(ステップS109)。そして、ステップS109において、遮光を検出していないと判断した場合、ステップS101に戻る。一方、ステップS109において、遮光を検出したと判断した場合、ステップS104と同様の検出座標の記憶処理を実施する(ステップS110)。この後、遮断部分の座標位置を計算して、座標データとして出力し(ステップS111)、ステップS106に戻る。
上述したように、上記実施形態では、表示装置100は、走査する局部領域がC領域13またはD領域14であると判断した場合、検出光Lx,Lyを交互に出射させる交互スキャンによる走査処理を実施する。また、局部領域がA領域11、B領域12、または、E領域15であると判断した場合、検出光Lx,Lyを同時に出射させる同時スキャンによる走査処理を実施する。
このため、検出光Lx,Lyを出射する発光素子2x,2yと、検出光Lx,Lyを受光する受光素子3x,3yと、が近接しているC領域13またはD領域14において、検出光Lx,Lyを交互に出射させるので、検出光Lxを受光する受光素子3xにて、サイド光Lysを受光させずに検出光Lxのみを受光させることができる。したがって、受光素子3xでの受光量を検出光Lxのみに対応する量にすることができ、C領域13またはD領域14における座標位置を適切に検出できる。
また、検出光Lx,Lyを出射する発光素子2x,2yと、検出光Lx,Lyを受光する受光素子3x,3yと、が離間しているA領域11、B領域12、または、E領域15において、検出光Lx,Lyを同時に出射させるので、検出光Lx,Lyを受光する受光素子3x,3yにて、サイド光Lysを受光させずに検出光Lxのみを受光させることができる。したがって、A領域11、B領域12、または、E領域15における座標位置を、適切にかつ高い応答性で検出できる。
さらに、サイド光Lxs,Lysの影響をなくすために特別な部品を設ける必要がなく、簡単な構成でA〜E領域11〜15における座標位置を適切に検出できる。
このため、遮断部分を検出するまでは全領域の走査処理を実施して、遮断部分を検出した後は、この遮断部分の座標位置周囲の局部領域を走査するので、より高い応答性で座標位置を適切に検出できる。
このため、例えば発光素子2x,2yを1個ずつ設け、これらの移動により出射位置を移動させる構成と比べて、構成の複雑化を招くことなく、かつ、簡単な制御で出射位置を移動させることができる。
このため、例えば受光素子3x,3yを1個ずつ設け、これらの移動により受光位置を移動させて受光する構成と比べて、構成の複雑化を招くことなく、かつ、簡単な制御で遮光を検出できる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
すなわち、全領域の走査処理時に、検出光Lxの出射位置を第4の側辺1D側から矢印Tx1が指す方向へ移動させ、かつ、検出光Lyの出射位置を第3の側辺1C側から矢印Ty2が指す方向へ移動させつつ、検出光Lx,Lyを同じタイミングで出射させる構成としてもよい。
さらに、図11に示すような、第2の異方向移動制御処理としての同時スキャンによる全領域の走査処理を実施する構成としてもよい。
すなわち、全領域の走査処理時に、検出光Lxの出射位置を第2の側辺1B側から矢印Tx2が指す方向へ移動させ、かつ、検出光Lyの出射位置を第1の側辺1A側から矢印Ty1が指す方向へ移動させつつ、検出光Lx,Lyを同じタイミングで出射させる構成としてもよい。
これらのような構成の場合、全領域において検出光Lx,Lyが同じタイミングで出射されるとともに、検出光LxがD領域14を進行している際に、検出光LyがD領域14を進行せず、検出光LxがC領域13を進行している際に、検出光LyがC領域13を進行しないこととなる。
このため、同時スキャンによる走査処理をしたとしても、C領域13を進行する検出光Lxを受光する受光素子3xでサイド光Lysを受光させることがなく、D領域14を進行する検出光Lyを受光する受光素子3yでサイド光Lxsを受光させることをなくすことができる。したがって、全領域の走査処理時に、全領域における座標位置を適切にかつより高い応答性で検出できる。さらに、同時スキャンまたは交互スキャンのいずれかを選択する処理をしないので、制御を容易にできる。
上述したように、上記実施形態では、表示装置100は、走査する局部領域がC領域13またはD領域14であると判断した場合、検出光Lx,Lyを交互に出射させる交互スキャンによる走査処理を実施し、局部領域がA領域11、B領域12、または、E領域15であると判断した場合、検出光Lx,Lyを同時に出射させる同時スキャンによる走査処理を実施する。
このため、検出光Lx,Lyを出射する発光素子2x,2yと、検出光Lx,Lyを受光する受光素子3x,3yと、が近接しているC領域13またはD領域14において、検出光Lx,Lyを交互に出射させるので、検出光Lxを受光する受光素子3xにて、サイド光Lysを受光させずに検出光Lxのみを受光させることができる。したがって、受光素子3xでの受光量を検出光Lxのみに対応する量にすることができ、C領域13またはD領域14における座標位置を適切に検出できる。
また、検出光Lx,Lyを出射する発光素子2x,2yと、検出光Lx,Lyを受光する受光素子3x,3yと、が離間しているA領域11、B領域12、または、E領域15において、検出光Lx,Lyを同時に出射させるので、検出光Lx,Lyを受光する受光素子3x,3yにて、サイド光Lysを受光させずに検出光Lxのみを受光させることができる。したがって、A領域11、B領域12、または、E領域15における座標位置を、適切にかつ高い応答性で検出できる。
さらに、サイド光Lxs,Lysの影響をなくすために特別な部品を設ける必要がなく、簡単な構成でA〜E領域11〜15における座標位置を適切に検出できる。
1A…第1の側辺
1B…第2の側辺
1C…第3の側辺
1D…第4の側辺
2x,2y…発光素子
3x,3y…受光素子
13…第2の接続部分近傍の領域としてのC領域
14…第1の接続部分近傍の領域としてのD領域
100…表示装置
110…表示手段
120…X軸側発光部
130…Y軸側発光部
140…X軸側受光部
150…Y軸側受光部
160…座標位置検出装置および演算手段としての制御部
161…出射位置制御手段としての駆動順序制御手段
162…遮光判定手段
163…座標位置算出手段
Lx,Ly…検出光
Claims (10)
- 4個の側辺を有する略矩形状の表示面における遮光物により遮断された部分の座標位置を検出する座標位置検出装置であって、
略直交する第1の前記側辺および第2の前記側辺にそれぞれ沿った位置に設けられ、前記表示面の面内側に向けて検出光を出射する一対の発光部と、
前記第1の側辺に対向する第3の前記側辺および前記第2の側辺に対向する第4の前記側辺にそれぞれ沿った位置に設けられ、対向する前記発光部からの検出光を受光する一対の受光部と、
前記一対の発光部からの前記検出光の出射位置をそれぞれに対応する前記側辺に沿って移動させる出射位置制御手段と、
前記受光部における前記検出光の受光量に基づいて、前記発光部から前記受光部に至る光路が前記遮断された部分により遮られたと判定する遮光判定手段と、
この遮光判定手段により遮られたと判定された前記光路の位置に基づいて、前記座標位置を算出する座標位置算出手段と、を備え、
前記出射位置制御手段は、
前記一対の発光部の両方からの検出光を、前記第1の側辺および前記第4の側辺が接続された第1の接続部分近傍の領域、または、前記第2の側辺および前記第3の側辺が接続された第2の接続部分近傍の領域に対応する位置を進行させる場合、前記一対の発光部からの検出光を異なるタイミングで出射させる交互出射処理を実施し、
前記一対の発光部のうち少なくともいずれか一方からの検出光を、前記第1の接続部分近傍の領域、または、前記第2の接続部分近傍の領域に対応する位置を進行させない場合、前記一対の発光部からの検出光を同じタイミングで出射させる同時出射処理を実施する
ことを特徴とした座標位置検出装置。 - 請求項1に記載の座標位置検出装置であって、
前記出射位置制御手段は、
一方の前記発光部の出射位置を前記第1の側辺に沿って前記第4の側辺側から前記第2の側辺側へ移動させ、かつ、他方の前記発光部の出射位置を前記第2の側辺に沿って前記第1の側辺側から前記第3の側辺側へ移動させつつ、前記一対の発光部からの検出光を同じタイミングで出射させる第1の同方向移動制御処理と、
前記一方の発光部の出射位置を前記第1の側辺に沿って前記第2の側辺側から前記第4の側辺側へ移動させ、かつ、前記他方の発光部の出射位置を前記第2の側辺に沿って前記第3の側辺側から前記第1の側辺側へ移動させつつ、前記一対の発光部からの検出光を同じタイミングで出射させる第2の同方向移動制御処理と、
のうちいずれか一方の処理を、前記検出光を前記表示面の全領域に対して走査させる状態で実施し、
前記座標位置算出手段により算出された前記座標位置が前記第1の接続部分近傍の領域または前記第2の接続部分近傍の領域であることを認識すると、前記座標位置の近傍の領域に対して前記交互出射処理を実施し、
前記算出された前記座標位置が前記第1の接続部分近傍以外の領域または前記第2の接続部分近傍の領域であることを認識すると、前記座標位置の近傍の領域に対して前記同時出射処理を実施する
ことを特徴とした座標位置検出装置。 - 請求項1に記載の座標位置検出装置であって、
前記出射位置制御手段は、
前記交互出射処理および前記同時出射処理を実施するための処理として、
一方の前記発光部の出射位置を前記第1の側辺に沿って前記第4の側辺側から前記第2の側辺側へ移動させ、かつ、他方の前記発光部の出射位置を前記第2の側辺に沿って前記第3の側辺側から前記第1の側辺側へ移動させつつ、前記一対の発光部からの検出光を同じタイミングで出射させる第1の異方向移動制御処理と、
前記一方の発光部の出射位置を前記第1の側辺に沿って前記第2の側辺側から前記第4の側辺側へ移動させ、かつ、前記他方の発光部の出射位置を前記第2の側辺に沿って前記第1の側辺側から前記第3の側辺側へ移動させつつ、前記一対の発光部からの検出光を同じタイミングで出射させる第2の異方向移動制御処理と、
のうちいずれか一方の処理を、前記検出光を前記表示面に全領域に対して走査させる状態で実施する
ことを特徴とした座標位置検出装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の座標位置検出装置であって、
前記一対の発光部は、それぞれに対応する前記側辺に沿って並設された複数の発光素子を備え、
前記出射位置制御手段は、前記複数の発光素子のうち所定の前記発光素子から前記検出光を選択的に出射させることにより、前記検出光の出射位置を移動させる
ことを特徴とした座標位置検出装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の座標位置検出装置であって、
前記一対の受光部は、それぞれに対応する前記側辺に沿って並設された複数の受光素子をそれぞれ備え、
前記遮光判定手段は、前記複数の受光素子のうち所定の前記受光素子における前記検出光の受光量が閾値以下であることを認識すると、この受光素子に至る前記光路が前記遮断された部分により遮られたと判定する
ことを特徴とした座標位置検出装置。 - 4個の側辺を有する略矩形状の表示面を有する表示手段と、
この表示手段の前記表示面における遮光物により遮断された部分の座標位置を検出する請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の座標位置検出装置と、
を具備したことを特徴とした表示装置。 - 演算手段により、4個の側辺を有する略矩形状の表示面における遮光物により遮断された部分の座標位置を検出する座標位置検出方法であって、
略直交する第1の前記側辺および第2の前記側辺にそれぞれ沿った位置に、前記表示面の面内側に向けて検出光を出射する一対の発光部を設けるとともに、
前記第1の側辺に対向する第3の前記側辺および前記第2の側辺に対向する第4の前記側辺にそれぞれ沿った位置に、対向する前記発光部からの検出光を受光する一対の受光部を設け、
前記演算手段は、
前記一対の発光部からの前記検出光の出射位置をそれぞれに対応する前記側辺に沿って移動させる出射位置制御工程と、
前記受光部における前記検出光の受光量に基づいて、前記発光部から前記受光部に至る光路が前記遮断された部分により遮られたと判定する遮光判定工程と、
この遮光判定工程により遮られたと判定された前記光路の位置に基づいて、前記座標位置を算出する座標位置算出工程と、を実施し、
前記出射位置制御工程では、
前記一対の発光部の両方からの検出光を、前記第1の側辺および前記第4の側辺が接続された第1の接続部分近傍の領域、または、前記第2の側辺および前記第3の側辺が接続された第2の接続部分近傍の領域に対応する位置を進行させる場合、前記一対の発光部からの検出光を異なるタイミングで出射させる交互出射処理を実施し、
前記一対の発光部のうち少なくともいずれか一方からの検出光を、前記第1の接続部分近傍の領域、または、前記第2の接続部分近傍の領域に対応する位置を進行させない場合、前記一対の発光部からの検出光を同じタイミングで出射させる同時出射処理を実施する
ことを特徴とする座標位置検出方法。 - 請求項7に記載の座標位置検出方法を演算手段に実行させる
ことを特徴とした座標位置検出プログラム。 - 演算手段を請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の座標位置検出装置として機能させる
ことを特徴とした座標位置検出プログラム。 - 請求項8または請求項9に記載の座標位置検出プログラムが演算手段にて読取可能に記録された
ことを特徴とした座標位置検出プログラムを記録した記録媒体。
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