JP4796696B2 - ディジタル化された画像のコンピュータ支援動き補償のための方法及び装置ならびにコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

ディジタル化された画像のコンピュータ支援動き補償のための方法及び装置ならびにコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
本発明はディジタル画像のコンピュータ支援動き補償のための方法に関する。
【0002】
このような方法及びこのような装置は[1]から公知である。
【0003】
この公知の方法では、画像はカメラによって撮影され、ディジタル化され、格納される。撮影されたディジタル化された画像は画素を有し、これらの画素には符号化情報が割り当てられている。
【0004】
符号化情報とは輝度情報(ルミナンス情報)又は色情報(クロミナンス情報)であると解釈される。
格納された画像は拡大され、符号化情報は拡大される前の画像の本来の画素の間で補間される。拡大された画像全体に対して、「グローバルな」動き推定、すなわち画像全体の動きの推定ならびに「グローバルな」動き補償が適用される。グローバルな動き推定の結果として画像動きベクトルが形成され、この画像動きベクトルは拡大された画像に割り当てられる。この拡大された画像から動き補償された画像部分が読み出される。動き補償された画像部分とはもとめられた画像動きベクトルの分だけこの拡大された画像内部でシフトされた画像部分であると解釈される。
動き補償は、とりわけハンドヘルドカメラによって画像を撮影する際の人物の震動運動(jittering motion)を補償するために行われる。
[1]から公知の方法はとりわけ次のような欠点を有する。すなわち、画像の拡大によってカメラの画像解像度が低減され、これが動き補償された画像におけるボケとして目に付くようになってしまう。
さらに、機械的な手段を使用して動き補償を実施することが公知である。このような装置では、機械的センサがカメラに設けられており、これらの機械的センサがカメラに基づく運動を、例えば震動運動を測定する。さらに可動式レンズ系が設けられており、この可動式レンズ系が検出された運動に依存して制御され、この運動が補償され、これによって画像を実際に撮影する前に安定した動き補償された画像が保障される。
しかし、このテクノロジーの欠点は、付加的なセンサならびにレンズ系によるその大きな付加的な重さである。さらにこのような装置の実現は高価である。従って、このテクノロジーはとりわけ小さな機器、例えばビデオ移動電話には不適当である。
H.263規格によるブロックベース画像符号化方法が[2]から公知である。
[3]、[4]、[5]からグローバルな動き推定のための他の方法が公知である。
[6]からは画像の動き補償のための方法が公知であり、画像シーケンスに対して動き推定が実施される。
[7]からは画像符号化の領域において通常使用されるコンポーネントが公知である。
従って、本発明の課題は、コスト高な付加的なレンズ系なしで済みかつ撮影された画像の画像解像度の低下を回避する、ディジタル化された画像の動き補償のための方法及び装置を提供することである。
上記課題は、独立請求項記載の構成を有する方法及び装置ならびにコンピュータプログラム製品及びコンピュータリーダブル(computer-readable)格納媒体によって解決される。
ディジタル化された画像のコンピュータ支援動き補償のための方法では、画像に対して及び予め設定された個数の時間的に先行する画像に対して、それぞれ画像全体において動き推定が実施される。これによりそれぞれ画像動きベクトルがもとめられる。各画像動きベクトルを使用してこれらの画像が動き補償されてメモリに格納される。メモリの予め設定された領域が動き補償された画像の形成のために読み出される。
ディジタル化された画像のコンピュータ支援動き補償のための更に別の方法では、画像がメモリに格納される。画像全体に対して動き推定が実施される。この動き推定の結果として画像動きベクトルがもとめられる。さらにこの画像全体の画像部分(image detail)を含むメモリの領域が読み出される。予め設定された基本位置に基づいて画像におけるこの領域の位置が得られ、もとめられた画像動きベクトルに依存して動き補償される。もとめられた位置におけるメモリの領域が動き補償された画像の形成のために読み出される。
ディジタル化された画像のコンピュータ支援動き補償のための装置はプロセッサを有し、このプロセッサは以下のステップを実施できるように構成される、すなわち、
・画像に対して及び予め設定された個数の時間的に先行する画像に対して、それぞれ画像全体において動き推定が実施され、これによりそれぞれ画像動きベクトルがもとめられるステップ、
・各画像動きベクトルを使用して画像が動き補償されてメモリに格納されるステップ、
・このメモリの予め設定された領域が動き補償された画像の形成のために読み出されるステップを実施できるように構成される。
ディジタル化された画像のコンピュータ支援動き補償のための更に別の装置はプロセッサを有し、このプロセッサは以下のステップを実施できるように構成される、すなわち、
・画像がメモリに格納されるステップ、
・画像全体に対して動き推定が実施され、これにより画像動きベクトルがもとめられるステップ、
・画像全体の画像部分を含むメモリの領域が読み出されるステップ、
・予め設定された基本位置に基づいて画像における領域の位置が得られ、もとめられた画像動きベクトルに依存して動き補償されるステップ、
・もとめられた位置におけるメモリの領域が動き補償された画像の形成のために読み出されるステップを実施できるように構成される。
コンピュータリーダブル格納媒体にはプログラムが格納されており、このプログラムによってコンピュータは、このコンピュータのメモリにこのプログラムをロードした後で以下のステップをディジタル化された画像の動き補償のために実施することができる、すなわち、
・画像に対して及び予め設定された個数の時間的に先行する画像に対して、それぞれ画像全体において動き推定が実施され、これによりそれぞれ画像動きベクトルがもとめられるステップ、
・各画像動きベクトルを使用して画像が動き補償されてメモリに格納されるステップ、
・このメモリの予め設定された領域が動き補償された画像の形成のために読み出されるステップを実施することができる。
更に別のコンピュータリーダブル格納媒体にはプログラムが格納されており、このプログラムによってコンピュータは、このコンピュータのメモリにこのプログラムをロードした後で以下のステップをディジタル化された画像の動き補償のために実施することができる、すなわち、
・画像がメモリに格納されるステップ、
・画像全体に対して動き推定が実施され、これにより画像動きベクトルがもとめられるステップ、
・画像全体の画像部分を含むメモリの領域が読み出されるステップ、
・予め設定された基本位置に基づいて画像におけるこの領域の位置が得られ、もとめられた画像動きベクトルに依存して動き補償されるステップ、
・もとめられた位置におけるメモリのこの領域が動き補償された画像の形成のために読み出されるステップを実施することができる。
コンピュータプログラム製品はコンピュータリーダブル格納媒体を含み、このコンピュータリーダブル格納媒体にはプログラムが格納されており、このプログラムによってコンピュータは、このコンピュータのメモリにこのプログラムをロードした後で以下のステップをディジタル化された画像の動き補償のために実施することができる、すなわち、
・画像に対して及び予め設定された個数の時間的に先行する画像に対して、それぞれ画像全体において動き推定が実施され、これによりそれぞれ画像動きベクトルがもとめられるステップ、
・各画像動きベクトルを使用して画像が動き補償されてメモリに格納されるステップ、
・このメモリの予め設定された領域が動き補償された画像の形成のために読み出されるステップを実施することができる。
更に別のコンピュータプログラム製品はコンピュータリーダブル格納媒体を含み、このコンピュータリーダブル格納媒体にはプログラムが格納されており、このプログラムによってコンピュータは、このコンピュータのメモリにこのプログラムをロードした後で以下のステップをディジタル化された画像の動き補償のために実施することができる、すなわち、
・画像がメモリに格納されるステップ、
・画像全体に対して動き推定が実施され、これにより画像動きベクトルがもとめられるステップ、
・画像全体の画像部分を含むメモリの領域が読み出されるステップ、
・予め設定された基本位置に基づいて画像におけるこの領域の位置が得られ、もとめられた画像動きベクトルに依存して動き補償されるステップ、
・もとめられた位置におけるメモリの領域が動き補償された画像の形成のために読み出されるステップを実施することができる。
本発明によって、ディジタル化された画像の動き補償のためのコスト安な解決策が提供され、この解決策によってカメラの画像解像度の低下が回避される。従って、動き補償された画像は[1]の方法に比べて高い鮮明度を有する。
本発明の有利な実施形態は従属請求項から生じる。
以下に記述される実施形態は方法、装置ならびにコンピュータプログラム製品及びコンピュータリーダブル格納媒体に関係している。
本発明はソフトウェアでもハードウェアでも例えば特別な電気回路を使用して実現できる。
1つの実施形態では、時間的に先行する各画像は時間的に後続する画像によって動き補償されてメモリにおいてこれらの画像のオーバーラップする領域において上書きされる。
本発明は有利にはディジタル化された画像の符号化及び/又は復号化のために使用される。
本発明はとりわけ移動遠隔通信送信機器、例えばビデオ移動電話における使用に適している。
本発明の実施例を図面に図示し、以下において詳しく説明する。
図1は、実施例の概略的な原理が図示されているブロック線図を示す。
図2は、カメラ及びこのカメラにより撮影された画像シーケンスの符号化のための符号化ユニットならびに符号化された画像シーケンスの復号化のための装置を有する装置の概略図を示す。
図3は、画像符号化及びグローバルな動き補償のための装置の詳細な概略図を示す。
【0005】
図4a〜cまでは、それぞれ運動モデルのパラメータの形成のために動きベクトルがもとめられる予め設定された領域を有する時間的に先行する画像に対する画像の動きベクトルフィールドが決定される画像(図1a)、全動きベクトルを有する画像(図1b)及び本発明の方法の反復の後の図1aに図示された予め設定された領域を有する動きベクトルを有する画像(図1c)を示す。
【0006】
図5は、画像の画像動きベクトルをもとめるための本発明の方法の方法ステップが示されているフローチャートを示す。
【0007】
図6は、第1の実施例による時間的に先行する画像の格納が図示された概略図を示す。
【0008】
図7は、第2の実施例による画像の動き補償のために画像部分を選択するための領域の選択が図示された概略図を示す。
【0009】
第1の実施例
図2には2つのコンピュータ202、208及びカメラ201を含む装置が図示されており、画像符号化、画像データの伝送及び画像復号化が示されている。
【0010】
カメラ201は第1のコンピュータ202に線路219を介して接続されている。このカメラ201は撮影された画像204を第1のコンピュータ202に伝送する。この第1のコンピュータ202には第1のプロセッサ203が設けられており、この第1のプロセッサ203はバス218を介して画像メモリ205に接続されている。第1のコンピュータ202の第1のプロセッサ203によって画像符号化のための方法が実施される。このようにして符号化された画像データ206は第1のコンピュータ202から通信接続路207、有利には線路又は無線区間を介して第2のコンピュータ208に伝送される。第2のコンピュータ208は第2のプロセッサ209を含み、この第2のプロセッサ209はバス210を介して画像メモリ211に接続されている。第2のプロセッサ209によって画像復号化のための方法が実施される。
【0011】
第1のコンピュータ202にも第2のコンピュータ208にもそれぞれ画像ディスプレイ212乃至は213が設けられており、この画像ディスプレイ212乃至は213において画像データ204が視覚化される。第1のコンピュータ202も第2のコンピュータ208も操作するためにそれぞれ入力ユニットが設けられており、有利にはキーボード214乃至は215ならびにコンピュータマウス216乃至は217が設けられている。
【0012】
カメラ201から線路219を介して第1のコンピュータ202に伝送される画像データ204は時間領域におけるデータであり、他方で第1のコンピュータ202から第2のコンピュータ208に通信接続路207を介して伝送されるデータ206はスペクトル領域の画像データである。
【0013】
画像ディスプレイ220には復号化された画像データが図示される。
【0014】
図3は第1の実施例による方法を実施するための装置の概略図を示し、この第1の実施例の枠内でブロックベース画像符号化方法が実施される。
【0015】
時間的に順次連続するディジタル化された画像を有する符号化すべきビデオデータストリームが画像符号化ユニット301に供給される。これらのディジタル化された画像はマクロブロック302に分割されており、各マクロブロックは16x16個の画素を含む。マクロブロック302は4個の画像ブロック303、304、305及び306を有し、各画像ブロックは8x8個の画素を含み、これらの画素にはルミナンス値(輝度値)が割り当てられている。さらに、各マクロブロック302は、画素に割り当てられたクロミナンス値(色情報、彩度(color saturation))を有する2個のクロミナンスブロック307及び308を有する。
【0016】
1つの画像のブロックはルミナンス値(=輝度)、第1のクロミナンス値(=色相(hue))及び第2のクロミナンス値(=彩度)を含む。この場合、ルミナンス値、第1のクロミナンス値及び第2のクロミナンス値は色値と呼ばれる。
【0017】
これらの画像ブロックは変換符号化ユニット309に供給される。差分画像符号化において、時間的に先行する画像の画像ブロックの符号化すべき値が瞬時に符号化すべき画像ブロックから引かれる。この差分形成情報310だけが変換符号化ユニット(離散コサイン変換、DCT)309に供給される。これに加えて、接続路334を介して瞬時のマクロブロック302が動き推定ユニット329に通知される。変換符号化ユニット309では符号化すべき画像ブロック乃至は差分画像ブロックに対してスペクトル係数311が形成され、量子化ユニット312に供給される。
【0018】
量子化されたスペクトル係数313はスキャンユニット314にも帰還路における逆量子化ユニット315にも供給される。スキャン方法、例えば「ジグザグ」スキャン方法の後で、スキャンされたスペクトル係数332にはエントロピー符号化がこのために設けられたエントロピー符号化ユニット316において実施される。エントロピー符号化されたスペクトル係数は符号化された画像データ317としてチャネル、有利には線路又は無線区間を介してデコーダに伝送される。
【0019】
逆量子化ユニット315では、量子化されたスペクトル係数313の逆量子化が行われる。こうして得られたスペクトル係数318は逆変換符号化ユニット319(逆離散コサイン変換、IDCT)に供給される。再構成された符号化値(差分符号化値)320は差分画像モードで加算器321に供給される。加算器321はさらに画像ブロックの符号化値を受け取る。この符号化値は、時間的に先行する画像からすでに実施された動き補償に従って得られる。加算器321により再構成された画像ブロック322が形成され、画像メモリ323に格納される。
【0020】
再構成された画像ブロック322のクロミナンス値324は画像メモリ323から動き補償ユニット325に供給される。輝度値326に対して補間がこのために設けられた補間ユニット327で行われる。この補間に基づいて、それぞれの画像ブロックに含まれる輝度値の数が有利には2倍にされる。全ての輝度値328は動き補償ユニット325にも、動き推定ユニット329にも供給される。動き推定ユニット329はさらにそれぞれ符号化すべきマクロブロック(16×16画素)の画像ブロックをも接続路334を介して受け取る。動き推定ユニット329では、補間された輝度値を考慮して動き推定が行われる(「ハーフピクセルベースでの動き推定」)。
【0021】
動き推定の結果は動きベクトル330である。この動きベクトル330によって、時間的に先行する画像から選択されたマクロブロックと符号化すべきマクロブロック302との間の位置的ずれが表される。
【0022】
動き推定ユニット329によりもとめられたマクロブロックに関連する輝度情報もクロミナンス情報も動きベクトル330の分だけシフトされ、マクロブロック302の符号化値から減算される(データ路231参照)。
【0023】
動き推定は、この動き推定が実施される各画像ブロック毎に、時間的に先行する画像における画像ブロックと同じ形態及びサイズの領域に対する誤差Eが例えば次の規則に従ってもとめられることによって行われる:
【0024】
【数1】
Figure 0004796696
【0025】
ただしここで
i、jは、それぞれインデックスであり、
n、mは、画像ブロックに含まれている第1の方向xに沿った画素の個数(n)乃至は第2の方向yに沿った画素の個数(m)であり、
i,jは、画像ブロックにおいてインデックスi、jにより示された相対的な位置における画素に割り当てられている符号化情報であり、
xdi,jは、予め設定可能な値dの分だけシフトされた、時間的に先行する画像の領域におけるそれぞれi、jにより示された画素に割り当てられている符号化情報であり、
Sは、時間的に先行する画像における予め設定された形態及びサイズのサーチ空間である。
【0026】
誤差Eの計算は各画像ブロック毎にサーチ空間S内部のおける様々なシフトに対して実施される。その誤差Eが最小である時間的に先行する画像における画像ブロックを、動き推定が実施される画像ブロックに最も近いものとして選択する。
【0027】
従って、動き推定の結果として2つの動きベクトル成分、すなわち第1の方向xに沿った第1のベクトル成分BV及び第2の方向yに沿った第2のベクトル成分BVを有する動きベクトル330が得られる:
【0028】
【数2】
Figure 0004796696
【0029】
この動きベクトル330が画像ブロックに割り当てられる。
【0030】
従って、図3の画像符号化ユニットは全ての画像ブロック乃至はマクロ画像ブロックに対して動きベクトル330を提供する。
【0031】
動きベクトル330はこれらの動きベクトル330を選択乃至は重み付けするためのユニット335に供給される。動きベクトルの選択のためのこのユニット335では、予め設定された領域401(図4a参照)に存在する画像ブロックに割り当てられている動きベクトル330が選択される乃至は大きく重み付けされる。さらに、このユニット335では高い信頼度でもって(342)推定された動きベクトルが選択される乃至は大きく重み付けされる。
【0032】
選択された動きベクトル336は運動モデルのパラメータをもとめるためのユニット337に供給される。運動モデルのパラメータをもとめるためのこのユニット337では、選択された動きベクトルから後述する運動モデルが図1に従ってもとめられる。
【0033】
もとめられた運動モデル338はカメラと撮影された画像との間の運動の補償のためのユニット339に供給される。補償のためのこのユニット339では、後述する運動モデルに相応して運動が補償され、この結果、その運動が補償され不鮮明さがより小さくなった画像340は補償のためのこのユニット339での処理の後で画像メモリ323に格納される。この画像メモリ323には、予め処理されていない、その運動において補償すべき画像が格納されている。
【0034】
図1はブロック線図の形式でグローバルな動き検出の基礎となる原理を示している。
【0035】
動きベクトルフィールド101、予め設定された領域乃至は重み付けマスク102及び信頼度ファクタの重み付けマスク106に基づいて、後述の運動モデル338のパラメータが計算される(ステップ103)。
【0036】
動きベクトルフィールド101とは画像における全てのもとめられた動きベクトル330の集合であると解釈される。動きベクトルフィールド101は図4bではそれぞれ画像ブロックに対する動きベクトル330を記述する線によって図示されている(402)。この動きベクトルフィールド402はディジタル化された画像400に描かれている。この画像400は人物の形態の運動するオブジェクト403ならびに画像背景404を有する。
【0037】
図4aは予め設定された領域401を示している。この予め設定された領域401は、画像ブロックに割り当てられている動きベクトルが選択されるためにこれらの画像ブロックが存在しなければならない領域を示している。
【0038】
この予め設定された領域401は、ディジタル化された画像400のエッジ407から予め設定された第1の間隔406に存在する画像ブロックによって形成されるエッジ領域405により得られる。これによって画像400のエッジ407に直に接する画像ブロックは運動モデル338のパラメータの検出の際には考慮されない。さらに、この予め設定された領域401は、ディジタル化された画像400の中心409から予め設定された第2の間隔408に存在する画像ブロックによって形成される。
【0039】
この予め設定された領域乃至は重み付けマスクは以下のステップを有する反復方法において後続の反復の新しい領域を形成するために変化される(ステップ104)。
【0040】
予め設定された領域401の各画像ブロック毎にそれぞれベクトル差値VUがもとめられる。このベクトル差値VUによって、決定された運動モデル338とそれぞれの画像ブロックに割り当てられている動きベクトル330との差が記述される。ベクトル差値VUは例えば次の規則に従って形成される:
VU=|BV−MBV|+|BV−MBV| (3)
ただしここでMBV及びMBVはそれぞれ運動モデルに基づいて計算された画像動きベクトルMBVの成分である。
【0041】
モデルベースの画像動きベクトルの算出を以下において詳しく説明する。
【0042】
バイナリマスクを使用する際に、それぞれのベクトル差値VUが予め設定可能な閾値εより小さい場合には、画像ブロックは後続の反復の新しい領域に含まれている。しかし、ベクトル差値VUが予め設定可能な閾値εより大きい場合には、それぞれの動きベクトルが割り当てられている画像ブロックはもはや新しい予め設定された領域において考慮されない。
【0043】
重み付けマスクを使用する際には、ブロックの重み付け係数はこのブロックのベクトル差値VUとは反比例するように指定される。
【0044】
このやり方によって次のことが実現される。すなわち、決定された運動モデルから計算された画像動きベクトルMBVとは著しく異なる動きベクトルは、後続の反復における運動モデルのパラメータの計算において全く乃至はほんの僅かしか考慮されない。
【0045】
新しい領域乃至は新しい重み付けマスクが形成された後で、この新しい領域に含まれている画像ブロックに割り当てられている動きベクトルを使用して乃至は重み付けマスクを付加的に使用して、運動モデルの新しいパラメータセットが決定される。
【0046】
上記の方法は、予め設定可能な反復回数だけ実施されるか、又は、例えば反復ステップにおいて消去されたブロックの個数が所定の数を下回ることのような終了規準が満たされるまで実施される。
【0047】
この場合、それぞれ、新しい領域は、予め設定された領域乃至は新しい重み付けマスクとして古い動きベクトルに加えてすぐ次の反復の入力量として使用される。
【0048】
グローバルな運動の算出は、グローバルなカメラ運動に対するモデルのパラメータがもとめられることによって行われる。
【0049】
この運動モデルを明瞭に示すために、次にこの運動モデルの詳細な導出を示す。
【0050】
自然な3次元のシーンがカメラによって2次元投影面に写像されることから出発する。点
=(x,y,z (4)
の写像は次の規則によって形成される:
【0051】
【数3】
Figure 0004796696
【0052】
ただしここで、Fは焦点距離であり、X、Yによって画像面に写像された点 の座標が記述される。
【0053】
【外1】
Figure 0004796696
【0054】
【数4】
Figure 0004796696
【0055】
この規則(6)から、カメラ運動に起因する画像変化が次の規則に従ってモデル化される:
【0056】
【数5】
Figure 0004796696
【0057】
【外2】
Figure 0004796696
【0058】
規則(7)に示された連立方程式は非線形であり、それゆえこの連立方程式のパラメータの直接的な算定は不可能である。
【0059】
この理由から比較的迅速な計算のために簡素化された運動モデルを使用する。この運動モデルでは6個のパラメータを有する運動モデルによる写像面におけるカメラ運動が使用され、これは次の規則に従って形成される:
【0060】
【数6】
Figure 0004796696
【0061】
動きベクトルフィールドのデータによってこれから成立する連立方程式は線形回帰(linear regression)によって解かれる。この場合、複雑さは3*3対称行列の反転に相応する。
【0062】
パラメータr′11、r′12、r′21、r′22、t′及びt′の算定の後で規則(7)のパラメータが次の規則に従って近似される:
′ (9)
【0063】
【数7】
Figure 0004796696
【0064】
図4cは、予め設定された領域401に存在する画像ブロックに割り当てられている動きベクトルを示す。この場合、この予め設定された領域401は反復(ステップ104)によって図4aの予め設定された領域401に比べて変化している。
【0065】
これらのパラメータを使用して、画像に対する画像動きベクトルがもとめられ、この画像動きベクトルによってこの画像を撮影するカメラに対して相対的にこの画像が従う運動が記述される。
【0066】
複数の画像の時間的なシーケンスの各画像は、画像に対してもとめられたそれぞれの画像動きベクトルの分だけシフトされて画像メモリ323に格納される。この画像メモリ323はこれらの画像のシーケンスを撮影するカメラのフォーマットよりも大きい。従って、特にカメラの部分は、再構成された画像によって表されて、画像メモリ323内でそれぞれの動きベクトルの分だけシフトされて、次いで動き補償されて格納される。動き補償された瞬時の画像の格納の際には、先行する画像によって既に書き込まれている画像メモリにおける領域は新しい画像によって上書きされる。
【0067】
このやり方は図6において4個の画像601、602、603、604によってシンボリックに図示されている。これら4個の画像601、602、603、604の各々はそれぞれの画像601、602、603、604に割り当てられた画像動きベクトル611、612、613、614に相応するベクトルの分だけ基本位置600からシフトされている。
【0068】
動き補償された画像として、瞬時に符号化すべき乃至は表示すべき画像に対して、画像メモリ323内の画像情報が読み出される。この画像情報は画像メモリ323の領域610に含まれており、この領域610はこの領域610の右上エッジの基本位置600を含んでいる。
【0069】
読み出された画像は図6において参照符号620によって示されている。
【0070】
撮影された画像シーケンスの背景が固定オブジェクト、例えば風景又はビデオ会議室の後ろの壁であるならば、多数の画像を符号化し画像メモリ323において動き補償して格納した後の時間にわたって、画像シーケンスの撮影の際のとりわけ様々なカメラ視点により起因して、実際の画像背景の比較的大きなまとまった面積が構成される。
【0071】
常に、すなわち各画像に対して、同じ領域620が画像メモリ323から読み出される。
【0072】
図5に基づいてこの方法をもう一度その個々の方法ステップにおいて示す。
【0073】
この方法のスタート(ステップ501)の後で、画像ブロック又はマクロ画像ブロックが選択される(ステップ502)。選択された画像ブロック又はマクロ画像ブロックに対して動きベクトルがもとめられ(ステップ503)、次のステップ(ステップ504)において画像の全ての画像ブロック乃至はマクロ画像ブロックが処理されたかどうかが検査される。
【0074】
ノーの場合、次のステップ(505)においてまだ処理されていない他の画像ブロック又はマクロブロックが選択される。
【0075】
しかし、全ての画像ブロック乃至はマクロ画像ブロックが処理された場合には、画像ブロック又はマクロ画像ブロックに割り当てられている複数の動きベクトルが選択される。これらの動きベクトルは予め設定された領域に存在する(ステップ506)。
【0076】
選択された動きベクトルから運動モデルのパラメータが算定される(ステップ507)。更なる反復を実施しなければならない場合、すなわちまだ指定された反復回数に到達していないか又は終了規準がまだ満たされていない場合、次のステップ(ステップ509)において新たな領域が定められるか乃至はベクトル差値VUに依存してすぐ次の反復の重み付けマスクが計算される(ステップ510)。
【0077】
これに続いて決定された運動モデルを使用して画像の動き補償が行われる(ステップ508)。
【0078】
次に上記の実施例のいくつかの代替を説明する。
【0079】
領域の形態は原理的には任意であり、有利にはシーンに関して予め知っていることに依存する。次のような画像領域が運動モデルの決定のために使用される。すなわち、これら画像領域がグローバルな運動からはっきりと区別されることが既知であるような画像領域が運動モデルの決定のために使用される。
【0080】
この領域は、動き推定方法の信頼度値342に基づいて信頼できると証明されている画像領域の動きベクトルだけを含むべきである。
【0081】
一般的には動き推定は任意の方法に従って行われ、決してブロックマッチングの原理に限定されるものではない。例えば、動き推定は動的計画法を使用しても行われ得る。
【0082】
従って、動き推定のやり方、すなわち動きベクトルを画像ブロックに対してもとめるやり方は本発明では重大ではない。
【0083】
代替的に、連立方程式(7)のパラメータの近似的算定のために、規則(7)におけるサイン項及びコサイン項を線形化することが可能である。
【0084】
それゆえ小さい角度ρに対して次の規則が得られる。
【0085】
【数8】
Figure 0004796696
【0086】
ΔX及びΔYに対する方程式の最適化は互いに独立してはいないので、平方誤差の総和が次の規則に従って最小化される:
【0087】
【数9】
Figure 0004796696
【0088】
この場合、ΔXη、ΔYηは、画像の予め設定された領域の位置Xη、Yηにおける画像ブロックηの動きベクトルのX成分乃至はY成分を示す。
【0089】
式(12)によれば、R、R、t、tは運動モデルの算定すべきパラメータである。
【0090】
この最適化方法が実施された後で、決定された連立方程式(12)に基づいてそれぞれのマクロブロックのX成分及びY成分を使用することによって所属のモデルベースの動きベクトルMBV(ΔX,ΔY)が算定される。
【0091】
上記の領域の代わりに、重み付けマスクA、Aが次式の最適化アプローチに従って運動モデルのパラメータの計算の際に利用される。これらの重み付けマスクA、Aは、別個に、動きベクトルの信頼度、アプリオリの知識及びVUからの帰納的結論を反復処理において動きベクトルのX成分及びY成分に対して表現する:
【0092】
【数10】
Figure 0004796696
【0093】
動きベクトルの信頼度に対する重み付けマスクA、A(105)は、例えば画像ブロックに対する値α、αをブロックマッチングにおいて次のように計算することによって、計算される:
【0094】
【数11】
Figure 0004796696
【0095】
ただしここでSADηはブロックマッチングのη番目のシフト(Xη,Yη)におけるブロックの画素差の総和であり、SADmatchは最終的に選択された最良の領域(Xmatch,Ymatch)に対するブロックの画素差の総和である。Nは調査されたサーチ位置の総数である。この値が例えば16個の最良の領域を考慮するだけで計算されるならば、このブロックマッチングは「スパイラルサーチ」として、これらの16個の選択された領域の中の最悪の領域のSADを終了規準として、実施され得る。
【0096】
動きベクトルの信頼度に対する重み付けマスクA=A=Aを計算する更に別の方法が次の式によって提供される:
【0097】
【数12】
Figure 0004796696
【0098】
ただしここでα=α=αは画像ブロックの重み付け係数乃至は乃至はこの画像ブロックの動きベクトルの重み付け係数である。
【0099】
本発明は例えば移動するカメラの運動の補償又は移動通信機器(携帯ビデオ電話)に統合されているカメラの動き補償のために使用される。
【0100】
第2の実施例
図7は、第2の実施例による画像の格納及び読み出しのシンボリックな図示によって画像メモリ323を示している。
【0101】
この実施例の枠内では、カメラが、画像出力に必要な画像フォーマットよりも大きな画像フォーマットによって画像を撮影することが前提とされる。
【0102】
この方法は基本的に第1の実施例に相応しているが、動き推定が行われた後で画像メモリ323から画像部分700が読み出されるという差異を有する。この画像部分700はもとめられた画像動きベクトル701の分だけ基本位置702からシフトされている。
【0103】
注目すべきことは、出力すべき画像の画像フォーマットを処理するための符号器を使用するために、画像に対する動き補償が個々の画像ブロックの変換符号化の前に行われることである。これは、明らかにこの場合動き補償がこの符号器に「前置接続」されていることを意味する。
【0104】
次に上記の実施例の代替を示す。
【0105】
この動き補償のための方法は動き推定のための選択された方法には依存しない。すなわち、画像動きベクトルをもとめるために任意の方法が使用され得る。
【0106】
この文書では以下の刊行物を引用した:
【0107】
【外3】
Figure 0004796696

【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の概略的な原理が図示されているブロック線図を示す。
【図2】 カメラ及びこのカメラにより撮影された画像シーケンスの符号化のための符号化ユニットならびに符号化された画像シーケンスの復号化のための装置を有する装置の概略図を示す。
【図3】 画像符号化及びグローバルな動き補償のための装置の詳細な概略図を示す。
【図4】 それぞれ運動モデルのパラメータの形成のために動きベクトルがもとめられる予め設定された領域を有する時間的に先行する画像に対する画像の動きベクトルフィールドが決定される画像(図1a)、全動きベクトルを有する画像(図1b)及び本発明の方法の反復の後の図1aに図示された予め設定された領域を有する動きベクトルを有する画像(図1c)を示す。
【図5】 画像の画像動きベクトルをもとめるための本発明の方法の方法ステップが示されているフローチャートを示す。
【図6】 第1の実施例による時間的に先行する画像の格納が図示された概略図を示す。
【図7】 第2の実施例による画像の動き補償のために画像部分を選択するための領域の選択が図示された概略図を示す。
【符号の説明】
101 動きベクトルフィールド
102 予め設定された領域乃至は重み付けマスク
103 ステップ
104 反復ステップ
105 動きベクトルの信頼度に対する重み付けマスクA、A
106 信頼度ファクタの重み付けマスク
201 カメラ
202 第1のコンピュータ
203 第1のプロセッサ
204 撮影された画像
205 画像メモリ
206 符号化された画像データ
207 通信接続路
208 第2のコンピュータ
209 第2のプロセッサ
210 バス
211 画像メモリ
212 ディスプレイ
213 ディスプレイ
214 キーボード
215 キーボード
216 コンピュータマウス
217 コンピュータマウス
218 バス
219 線路
220 ディスプレイ
301 画像符号化ユニット
302 マクロブロック
303、304、305、306 画像ブロック
307、308 クロミナンスブロック
309 変換符号化ユニット(DCT)
310 差分形成情報
311 スペクトル係数
312 量子化ユニット
313 量子化されたスペクトル係数
314 スキャンユニット
315 逆量子化ユニット
316 エントロピー符号化ユニット
317 符号化された画像データ
318 スペクトル係数
319 逆変換符号化ユニット(IDCT)
320 再構成された符号化値
321 加算器
322 再構成された画像ブロック
323 画像メモリ
324 クロミナンス値
325 動き補償ユニット
326 輝度値
327 補間ユニット
328 全輝度値
329 動き推定ユニット
330 動きベクトル
332 スキャンされたスペクトル係数
334 接続路
335 動きベクトルの選択のためのユニット
336 選択された動きベクトル
337 運動モデルのパラメータをもとめるためのユニット
338 運動モデル
339 補償のためのユニット
340 運動が補償され不鮮明さがより小さくなった画像
400 ディジタル化された画像
401 予め設定された領域
402 動きベクトルフィールド
403 運動するオブジェクト
404 画像背景
405 エッジ領域
406 第1の間隔
407 エッジ
408 第2の間隔
409 中心
501〜510 方法ステップ
600 基本位置
601、602、603、604 画像
610 領域
611、612、613、614 動きベクトル
700 画像部分
701 画像動きベクトル
702 基本位置

Claims (5)

  1. ディジタル化された画像のコンピュータ支援動き補償のための方法において、
    ディジタル化された画像の予め決められた第1領域の中の画像ブロックに対して動きを推定することで、前記第1領域の中の画像ブロックの動きベクトルを求め、
    前記第1領域の中の画像ブロックの前記動きベクトルに基づいて、動きモデルのパラメータを求め、
    前記ディジタル化された画像の、前記第1領域の少なくとも1つの画像ブロックを含む第2領域内にある画像ブロックの動きベクトルに基づいて、前記動きモデルのパラメータを更新し、
    更新された前記動きモデルに基づいて、前記ディジタル化された画像と予め決められた数の先行画像の動きを補償し、
    動き補償された前記ディジタル化された画像をメモリに格納する、
    ディジタル化された画像のコンピュータ支援動き補償のための方法。
  2. 動き補償された前記ディジタル化された画像を符号化する、請求項1記載の方法。
  3. 動き補償された前記ディジタル化された画像を復号する、請求項1又は2記載の方法。
  4. ディジタル化された画像のコンピュータ支援動き補償のための装置であって、
    ディジタル化された画像の予め決められた第1領域の中の画像ブロックに対して動きを推定することで、前記第1領域の中の画像ブロックの動きベクトルを求めるステップ、
    前記第1領域の中の画像ブロックの前記動きベクトルに基づいて、動きモデルのパラメータを求めるステップ、
    前記ディジタル化された画像の、前記第1領域の少なくとも1つの画像ブロックを含む第2領域内にある画像ブロックの動きベクトルに基づいて、前記動きモデルのパラメータを更新するステップ、
    更新された前記動きモデルに基づいて、前記ディジタル化された画像と予め決められた数の先行画像の動きを補償するステップ、
    動き補償された前記ディジタル化された画像をメモリに格納するステップ、
    を実施できるように構成される、ディジタル化された画像のコンピュータ支援動き補償のための装置。
  5. コンピュータによって実行されたとき、コンピュータに以下のステップを実行させる、すなわち、
    ディジタル化された画像の予め決められた第1領域の中の画像ブロックに対して動きを推定することで、前記第1領域の中の画像ブロックの動きベクトルを求めるステップ、
    前記第1領域の中の画像ブロックの前記動きベクトルに基づいて、動きモデルのパラメータを求めるステップ、
    前記ディジタル化された画像の、前記第1領域の少なくとも1つの画像ブロックを含む第2領域内にある画像ブロックの動きベクトルに基づいて、前記動きモデルのパラメータを更新するステップ、
    更新された前記動きモデルに基づいて、前記ディジタル化された画像と予め決められた数の先行画像の動きを補償するステップ、
    動き補償された前記ディジタル化された画像をメモリに格納するステップ、
    を実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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