JP4796557B2 - 撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被写体を撮影して撮影画像を得る撮影装置に関する。
従来から、医療の分野においては、先端にCCDなどが取り付けられた細長い管を被検体の体内に挿入し、被検体の体内を撮影して腫瘍や血栓などを観察する内視鏡装置が広く利用されている。このような内視鏡装置によれば、被検体の体内を直接撮影することによって、被検体に外的なダメージを与えることなく、放射線画像では分かりにくい病巣の色や形状などを把握することができ、治療方針の決定などに必要な情報を手軽に得ることができる。
このような内視鏡装置では、被検体の体内を照らし、その照明下で撮影が行われる。ここで、撮影画像が暗過ぎる、あるいは撮影画像中にハレーションが発生している等といった照明上の不具合が生じていると、撮影画像に基づいて行われる医師の診断の大きな妨げとなってしまう。そこで、撮影画像におけるこのような不具合を回避するために、撮影画像を解析することでその撮影画像の明るさを測り、被検体の体内を照らす照明を、この得られた明るさに基づいて適切な照明に自動的に調整するという技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−164976号公報
しかしながら、例えば特許文献1に示す技術等によって照明が調整されているにも関わらず、撮影画像において、医師が診断のため特に注目している部分が暗過ぎる、あるいは、その部分にハレーションが発生してしまう等といった照明上の不具合が、依然として後を絶たないというのが現状である。
尚、ここまで、内視鏡装置を例に挙げて、撮影画像において照明上の不具合が後を絶たないという問題について説明したが、このような問題は、被写体に対する照明を適宜に調整しながら撮影を行う撮影装置に共通に生じる問題である。
本発明は、上記事情に鑑み、照明上の不具合が良好に抑制された撮影を行うことができる撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の撮影装置は、
被写体を撮影して撮影画像を得る撮影部と、
上記撮影部によって得られた撮影画像の中央を含んだ第1部分における明るさと、その第1部分に対しその撮影画像中で辺縁寄りの第2部分における明るさとを比較する比較部と、
上記撮影部によって得られた撮影画像の平均的な明るさと、その撮影画像中の高輝度部分における明るさとを、上記比較部での比較において、上記第1部分の明るさが上記第2部分の明るさよりも明るいほど上記高輝度部分の明るさに対する重みを重くして混合することでその撮影画像の全体的な明るさを測る測光部と、
上記測光部によって測られた明るさに基づいて、撮影画像の明るさに影響する撮影条件を調整する条件調整部とを備えたことを特徴とする。
この本発明の撮影装置によれば、撮影画像の明るさが、撮影画像の平均的な明るさと高輝度部分の明るさとの混合で求められる。このとき、撮影者の関心が集まる撮影画像の中央が明るいほど、高輝度部分の明るさに対する重みが増す。その結果、関心が集まる中央が明るいときには、撮影画像の明るさにおいてその中央の明るさが占める割合が高まり、関心が薄い辺縁寄りが明るいときには、その辺縁寄りの明るさではなく平均的な明るさが占める割合が高まる。これにより、関心が集まる中央にハレーションが発生しそうなときにはその兆候が適確に捉えられ、上記条件調整部が撮影条件を調整してそのハレーション発生を回避することができる。一方、関心が薄い辺縁寄りにハレーションが発生しそうになっても、上記条件調整部がその辺縁寄りの明るさに過敏に反応して肝心の中央が暗くなり過ぎてしまうといった不具合が回避されることとなる。つまり、本発明の撮影装置によれば、照明上の不具合が良好に抑制された撮影を行うことができる。
ここで、本発明の撮影装置において、
「光源と、
上記光源から発せられた光を被写体に導く導光部とを備え、
上記条件調整部が、上記光源から上記被写体を経て上記撮影部に至る光学的な経路上のいずれかで、その経路を通過する光の量を調整するものである」という形態は典型的な形態である。
この典型的な形態は、光源から発せられた光で被写体を照らして撮影する内視鏡装置に対応した形態であり、その被写体に対する照明の明るさが、光源から発せられた光を例えば上記光源と上記導光部との間で適宜に絞る等といった方法で調整されることとなる。
また、本発明の撮影装置は、
「上記第1部分における明るさを測る中央測光部と、
上記第2部分における明るさを測る辺縁測光部とを備え、
上記比較部が、上記中央測光部によって測られた明るさと、上記辺縁測光部によって測られた明るさとを比較するものである」という形態であっても良い。
この形態の撮影装置では、上記比較部において、上記第1部分における明るさと上記第2部分における明るさとが直接的に比較される。
尚、上記第1部分における明るさと上記第2部分における明るさとの比較方法は、この形態のような直接的な比較方法に限られず、例えば、上記第1部分における平均的な明るさと上記撮影画像の平均的な明るさとを比較することで、上記第1部分における明るさと上記第2部分における明るさとを比較する間接的な比較方法であっても良い。
また、この形態の撮影装置において、
「上記中央測光部が、上記第1部分における高輝度部分の明るさをその第1部分における明るさとして測るものであり、
上記辺縁測光部が、上記第2部分における高輝度部分の明るさをその第2部分における明るさとして測るものである」という形態は好ましい形態である。
この好ましい形態の撮影装置によれば、上記第1部分と上記第2部分とのそれぞれにおいてハレーション発生の可能性が高い高輝度部分の明るさが測光される。これにより、撮影者の関心が集まりやすい撮影画像の中央におけるハレーションの発生を一層効果的に抑制することができる。
以上、説明したように、本発明によれば、照明上の不具合が良好に抑制された撮影を行うことができる撮影装置を提供することができる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態である内視鏡装置を示す図である。
この図1に示す内視鏡装置10は、本発明にいう撮影装置の一例に相当し、被検体の内部に挿入されその内部の被写体を照らしてその照明下で撮影して撮影画像を得るスコープ100と、スコープ100で得られた撮影画像に各種の画像処理等を施すプロセッサ200と、スコープ100に照明用の光を供給する光源装置300と、プロセッサ200における画像処理等を経た撮影画像を表示するモニタ400とを備えている。
スコープ100は、プロセッサ200および光源装置300に着脱自在に装着されるものであり、光ファイバ製のライトガイド110と、被写体を撮影するCCD120を備えている。ライトガイド110は、光源装置300から供給される照明用の光を、被検体内部の被写体まで導き、CCD120は、その導かれた光による照明下で、被写体で反射された光を受光することでその被写体の像をあらわす動画のアナログ画像データを生成する。スコープ100は、さらに、相関二重サンプリング(CDS)を行うとともに、アナログデータを適宜に増幅する自動利得制御(AGC)を行うCDS/AGC回路130と、アナログデータをデジタルデータに変換するA/D変換回路140とを備えている。CCD120で生成された動画のアナログ画像データは、CDSおよびAGCを経てA/D変換回路140に渡され、動画のデジタル画像データに変換される。そして、その動画のデジタル画像データが、プロセッサ200に渡される。ライトガイド110は、本発明にいう導光部の一例に相当し、CCD120とCDS/AGC回路130とA/D変換回路140とを合せたものが、本発明にいう撮影部の一例に相当する。また、スコープ100には、このスコープ100の型番等の各種情報を記憶するEEPROM150と、このスコープ100を含む内視鏡装置10に対するユーザからの各種操作を受け付けるスコープ側操作ボタン160も備えられている。
プロセッサ200には、スコープ100の各構成要素の動作を含む、この内視鏡装置10全体の制御を行うプロセッサ側CPU210と、各種制御プログラムや制御に必要な各種情報を記憶するプロセッサ側メモリ220とが備えられている。また、プロセッサ200には、プロセッサ側CPU210の指示により画像に対してガンマ補正や彩度補正等といった各種画像処理を行う信号処理回路230と、信号処理回路230による各種画像処理を経た画像をモニタ400に表示する表示制御部240とを備えている。
このプロセッサ200では、スコープ100から渡された動画のデジタル画像データが信号処理回路230に入力され、そのデジタル画像データが表わす動画に対して上記の各種画像処理が施され、処理済みのデジタル画像データが表わす動画が、表示制御部240によってモニタ400に表示される。また、信号処理回路230とプロセッサ側CPU210とは、光源装置300がスコープ100に供給する光の量の調整にも関わっているが、その調整については後で詳細に説明する。
光源装置300は、光源310と、光源310から発せられスコープ100のライトガイド110に向かう光の量を調整する絞り320を備えている。本実施形態では、絞り320が、不図示の回転軸を中心に、光源310からライトガイド110までの光路と交わる方向に回転自在に配置されている。そして、光源310からライトガイド110に向かう光の量は、回転後の絞り320によって光路がどれだけ遮られるかに応じた量、即ち、絞り320の回転量に応じた量となる。また、光源装置300には、この光源装置300全体の動作制御を行う光源装置側CPU330と、各種制御プログラムや制御に必要な各種情報を記憶する光源装置側メモリ340とが備えられている。上記の絞り320の回転量は、光源装置側CPU330によって制御される。ここで、光源310が、本発明にいう光源の一例に相当する。
以下、この絞り320の回転量の制御による、光源310からライトガイド110に向かう光の量の調整について説明する。
まず、プロセッサ200の信号処理回路230において、デジタル画像データが表わす動画を構成する複数コマの静止画像の中から適宜に1つの静止画像が抽出される。さらに、信号処理回路230では、その抽出された静止画像の各所の明るさについてのヒストグラムを作成する。作成されたヒストグラムは、プロセッサ側CPU210に渡される。プロセッサ側CPU210では、このヒストグラムを分析して、信号処理回路230で抽出された静止画像の全体的な明るさを算出する。
プロセッサ側CPU210と信号処理回路230とで行われた測光で得られた明るさが、プロセッサ側CPU210から光源装置側CPU330に渡される。
光源装置側CPU330は、プロセッサ側CPU210から渡された明るさが、所定の許容範囲内の明るさであるか否かを判定する。そして、光源装置側CPU330は、渡された明るさが許容範囲内の明るさではなかった場合に、絞り320の回転量を、その渡された明るさと許容範囲との差異に基づいて算出し、その算出結果に応じて絞り320の回転量を動かす。ここで、絞り320の回転量は、本発明にいう撮影条件の一例に相当し、絞り320と、その絞り320を動かす光源装置側CPU330とを合せたものは、本発明にいう条件調整部の一例に相当する。
本実施形態では、以上に説明した、静止画像の抽出と測光と絞り320の回転が、この内視鏡装置10による撮影中は所定間隔ごとに繰返し行われる。これにより、被写体に対する照明が適宜に調整されて、モニタ上に表示される動画の明るさが、上記の許容範囲内の明るさに維持されることとなる。
次に、プロセッサ側CPU210と信号処理回路230とで行われる測光について詳細に説明する。
図2は、プロセッサ側CPU210と信号処理回路230とにおける測光に注目して示す機能ブロック図である。
上述したように、信号処理回路230は、測光対象の静止画像の各所の明るさについてのヒストグラムを作成する。ここで、信号処理回路230は、画像全体についてのヒストグラム(画像全体ヒストグラム)を作成する画像全体ヒストグラム作成部231と、画像の中央を含んだ中央部分についてのヒストグラム(画像中央部ヒストグラム)を作成する画像中央部ヒストグラム作成部232と、画像のこの中央部分を囲む辺縁寄りの周辺部分についてのヒストグラム(画像周辺部ヒストグラム)を作成する画像周辺部ヒストグラム作成部233と備えている。測光対象の静止画像が信号処理回路230に入力されると、画像全体ヒストグラム作成部231は、この静止画像について画像全体ヒストグラムを作成し、画像中央部ヒストグラム作成部232は、この静止画像について画像中央部ヒストグラムを作成し、画像周辺部ヒストグラム作成部233は、この静止画像について画像周辺部ヒストグラムを作成する。
図3は、画像中央部ヒストグラムと画像周辺部ヒストグラムと画像全体ヒストグラムとを示す模式図である。
この図3における左側には静止画像Gが示され、さらに、その静止画像G中の中央を含む中央部分G1と、中央部分G1を囲む辺縁寄りの周辺部分G2が示されている。ここで、中央部分G1が本発明にいう第1部分の一例に相当し、周辺部分G2が本発明にいう第2部分の一例に相当する。
そして、図3における右側には、中央部分G1についてのヒストグラムである画像中央部ヒストグラムH1、周辺部分G2についてのヒストグラムである画像周辺部ヒストグラムH2、および静止画像G全体についてのヒストグラムである画像全体ヒストグラムH3が模式的に示されている。この図3の例では、中央部分G1における明るさの分布が、周辺部分G2における明るさの分布よりも明るい方に偏っている。
図2の画像中央部ヒストグラム作成部232、画像周辺部ヒストグラム作成部233、および画像全体ヒストグラム作成部231で作成された3種類のヒストグラムは、信号処理回路230からプロセッサ側CPU210に渡される。
プロセッサ側CPU210は、これら3種類のヒストグラムを使って、静止画像Gの全体的な明るさを求めるものであり、画像全体ヒストグラムH3を使って静止画像G中の高輝度部分における明るさを算出するピーク測光算出部211と、画像全体ヒストグラムH3を使って静止画像Gの平均的な明るさを算出する平均測光算出部212と、画像中央部ヒストグラムH1を使って中央部分G1中の高輝度部分における明るさを算出する中央明るさ算出部213と、画像周辺部ヒストグラムH2を使って周辺部分G2中の高輝度部分における明るさを算出する周辺明るさ算出部214と、中央明るさ算出部213および周辺明るさ算出部214それぞれで得られた明るさ同士を比較する明るさ比較部215と、この明るさ比較部215での比較結果に応じてピーク測光算出部211および平均測光算出部212それぞれ得られた明るさ同士を混合して静止画像Gの全体的な明るさを算出する測光値算出部216とを備えている。ここで、中央明るさ算出部213、周辺明るさ算出部214、明るさ比較部215は、それぞれ本発明にいう中央測光部、辺縁測光部、および比較部の各一例に相当する。また、ピーク測光算出部211と平均測光算出部212と測光値算出部216とを合せたものが、本発明にいう測光部の一例に相当する。
ピーク測光算出部211は、図3に示す画像全体ヒストグラムH3において高輝度側から見て累積度数が10%となる輝度(全体ピーク輝度)Ypを、静止画像G中の高輝度部分における明るさとして算出する。また、平均測光算出部212は、この画像全体ヒストグラムH3の曲線で囲まれた部分の面積を等分する輝度(全体平均輝度)Yaを、静止画像G中の平均的な明るさとして算出する。ここでの各算出結果は、測光値算出部216に渡される。
また、中央明るさ算出部213は、図3に示す画像中央部ヒストグラムH1において高輝度側から見て累積度数が10%となる輝度(中央ピーク輝度)Ychを、中央部分G1中の高輝度部分における明るさとして算出し、周辺明るさ算出部214は、画像周辺部ヒストグラムH2において高輝度側から見て累積度数が10%となる輝度(周辺ピーク輝度)Yshを、周辺部分G2中の高輝度部分における明るさとして算出する。ここでの各算出結果は、明るさ比較部215に渡される。
明るさ比較部215は、周辺ピーク輝度Yshに対する中央ピーク輝度Ychの比(Ych/Ysh)を算出することで、中央部分G1の明るさと周辺部分G2の明るさとを比較する。この比が大きいほど、周辺部分G2に対して中央部分G1が明るいことを意味する。明るさ比較部215は、算出した比(Ych/Ysh)を比較結果として測光値算出部216に渡す。
測光値算出部216は、上記のピーク輝度Ypと平均輝度Yaとを次の算出式に従った算出によって混合することで、静止画像Gの全体的な明るさを示す測光値を求める。
測光値=重みWp×ピーク輝度Yp+(1−重みWp)×平均輝度Ya
ここで、重みWpは混合に占めるピーク輝度Ypの割合であり、この重みWpが重いほど、求められた測光値が示す明るさにおいて高輝度部分の明るさが占める割合が高まり、逆に、重みWpが軽いほど平均的な明るさが占める割合が高まる。
測光値算出部216は、まず、この重みWpを、明るさ比較部215から渡される周辺ピーク輝度Yshに対する中央ピーク輝度Ychの比(Ych/Ysh)に基づいて求める。
測光値算出部216は、周辺ピーク輝度Yshに対する中央ピーク輝度Ychの比(Ych/Ysh)と重みWpとの対応関係を表わす対応関数を有しており、その対応関数に、明るさ比較部215から渡された比を代入することで重みを算出する。
図4は、周辺ピーク輝度Yshに対する中央ピーク輝度Ychの比(Ych/Ysh)と重みWpとの対応関係を表わす対応関数をグラフ化して示す図である。
この図4では、この対応関係を表わす対応関数が、グラフ上の折れ線Lで示されている。
この図4のグラフでは、横軸に周辺ピーク輝度Yshに対する中央ピーク輝度Ychの比(Ych/Ysh)がとられており、縦軸に重みWpがとられている。グラフ上の折れ線Lから分かるように、本実施形態では、周辺部分G2が中央部分G1よりも圧倒的に明るいことを意味する「0.2」未満の比(Ych/Ysh)に対しては、重みWpは「0」になり、逆に、中央部分G1が周辺部分G2よりも圧倒的に明るいことを意味する「3.0」を超える比(Ych/Ysh)に対しては、重みWpは「1.0」になる。また、「0.2」以上「3.0」以下の比(Ych/Ysh)に対しては、この比(Ych/Ysh)に比例して重みWpは「0」から「1.0」まで増加する。
このような重みWpが上記の算出式に用いられることで、中央部分G1が周辺部分G2に対して明るいほど重みWpが重くなり、測光値算出部216において算出式で求められる測光値が示す明るさに占める、静止画像G中の高輝度部分、即ち、明るさが集中している中央部分G1の明るさの割合が高まる。逆に、周辺部分G2が中央部分G1に対して明るいほど重みWpは軽くなり、静止画像Gの平均的な明るさが占める割合が高まる。
測光値算出部216は、求めた測光値を、図1に示す光源装置側CPU330に、静止画像Gの全体的な明るさとして渡す。
上述したように、光源装置側CPU330は、その静止画像Gの全体的な明るさが許容範囲内の明るさではなかった場合に、絞り320の回転量を、その明るさと許容範囲との差異に基づいて算出し、その算出結果に応じて絞り320の回転量を動かす。具体的には、静止画像Gの全体的な明るさが許容範囲内の明るさよりも明るい場合には、絞り320を光路を遮る方向に動かして光源310からライトガイド110に向かう光の量を減らし、逆に、その明るさが許容範囲内の明るさよりも暗い場合には、絞り320を光路を開く方向に動かして光の量を増やす。これにより、撮影時における被写体に対する照明が適宜に調整される。
ここで、測光値算出部216から渡される明るさでは、中央部分G1が周辺部分G2に対して明るいほどその中央部分G1の明るさが多くを占めるようになる。これにより、モニタ400に表示される動画において撮影者の関心が集まる中央部分が明る過ぎハレーションが発生しそうなときは、その中央部分の明るさが多く反映された制御が照明について行われて、その中央部分におけるハレーション発生が回避される。一方、撮影者の関心が薄い周辺部分が明る過ぎたとしても、照明については、その周辺部分の明るさよりも画像の平均的な明るさが多く反映された制御が行われるので、照明を絞り過ぎて肝心の中央部分が暗くなり過ぎてしまうといった不具合が回避される。このように、本実施形態の内視鏡装置10によれば、照明上の不具合が良好に抑制された撮影を行うことができる。
尚、上記では、本発明を内視鏡装置に適用した例を示したが、本発明はこれに限るものではなく、本発明は、被写体に対する照明を適宜に調整しながら撮影を行う撮影装置一般に適用することができる。
また、上記では、本発明の撮影装置の一実施形態として、着脱自在のスコープ100を備えた内視鏡装置10を例示したが、本発明はこれに限るものではなく、本発明の撮影装置は、例えばスコープが固定されたもの等であっても良い。
また、上記では、本発明にいう条件調整部の一例として、絞り320と、その絞り320を動かす光源装置側CPU330とを合せたものを例示したが、本発明はこれに限るものではなく、本発明の条件調整部は、CCDにおける電子シャッタのシャッタスピードを調整するものであっても良く、あるいは、CDS/AGC回路での自動利得制御の利得を調整するものであっても良い。
また、上記では、本発明にいう比較部の一例として、周辺部分中の高輝度部分の明るさに対する中央部分中の高輝度部分の明るさの比(Ych/Ysh)を求めることで両部分の明るさを直接的に比較する明るさ比較部215を例示したが、本発明はこれに限るものではない。本発明の比較部は、例えば、中央部分中の高輝度部分の明るさに対する周辺部分中の高輝度部分の明るさの比(Ysh/Ych)を求めることで両部分の明るさを直接的に比較するものであっても良く、中央部分の平均的な明るさに対する周辺部分の平均的な明るさの比あるいは周辺部分の平均的な明るさに対する中央部分の平均的な明るさの比を求めることで両部分の明るさを直接的に比較するものであっても良く、画像全体の平均的な明るさに対する中央部分の平均的な明るさの比を求めることで中央部分の明るさと周辺部分の明るさとを間接的に比較するものであっても良い。
また、上記では、本発明にいう第1部分および第2部分の各一例として、中央部分G1、および、この中央部分G1に隣接しかつ全周を囲む周辺部分G2を例示したが、本発明はこれに限るものではない。本発明の第1部分および第2部分は、相互間に隙間があいているものであっても良く、また、第2部分が第1部分を囲むに当たって、周囲のうちの一部を欠いた状態で囲むものであっても良い。
また、上記では、本発明にいう第1部分の一例として、矩形状の中央部分を例示したが、本発明はこれに限るものではなく、本発明の第1部分は、例えば円形状や楕円形状であっても良く、あるいは三角形状や五角形状等といった矩形以外の多角形状等であっても良い。
本発明の一実施形態である内視鏡装置を示す図である。 プロセッサ側CPU210と信号処理回路230とにおける測光に注目して示す機能ブロック図である。 画像中央部ヒストグラムと画像周辺部ヒストグラムと画像全体ヒストグラムとを示す模式図である。 周辺ピーク輝度Yshに対する中央ピーク輝度Ychの比(Ych/Ysh)と重みWpとの対応関係を表わす対応関数をグラフ化して示す図である。
符号の説明
10 内視鏡装置
100 スコープ
110 ライトガイド
120 CCD
130 CDS/AGC回路
140 A/D変換回路
150 EEPROM
160 スコープ側操作ボタン
200 プロセッサ
210 プロセッサ側CPU
211 ピーク測光算出部
212 平均測光算出部
213 中央明るさ算出部
214 周辺明るさ算出部
215 明るさ比較部
216 測光値算出部
220 プロセッサ側メモリ
230 信号処理回路
231 画像全体ヒストグラム作成部
232 画像中央部ヒストグラム作成部
233 画像周辺部ヒストグラム作成部
240 表示制御部
300 光源装置
310 光源
320 絞り
330 光源装置側CPU
340 光源装置側メモリ
350 光源装置側操作ボタン
400 モニタ

Claims (4)

  1. 被写体を撮影して撮影画像を得る撮影部と、
    前記撮影部によって得られた撮影画像の中央を含んだ第1部分における明るさと、該第1部分に対し該撮影画像中で辺縁寄りの第2部分における明るさとを比較する比較部と、
    前記撮影部によって得られた撮影画像の平均的な明るさと、該撮影画像中の高輝度部分における明るさとを、前記比較部での比較において、前記第1部分の明るさが前記第2部分の明るさよりも明るいほど前記高輝度部分の明るさに対する重みを重くして混合することで該撮影画像の全体的な明るさを測る測光部と、
    前記測光部によって測られた明るさに基づいて、撮影画像の明るさに影響する撮影条件を調整する条件調整部とを備えたことを特徴とする撮影装置。
  2. 光源と、
    前記光源から発せられた光を被写体に導く導光部とを備え、
    前記条件調整部が、前記光源から前記被写体を経て前記撮影部に至る光学的な経路上のいずれかで、該経路を通過する光の量を調整するものであることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  3. 前記第1部分における明るさを測る中央測光部と、
    前記第2部分における明るさを測る辺縁測光部とを備え、
    前記比較部が、前記中央測光部によって測られた明るさと、前記辺縁測光部によって測られた明るさとを比較するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の撮影装置。
  4. 前記中央測光部が、前記第1部分における高輝度部分の明るさを該第1部分における明るさとして測るものであり、
    前記辺縁測光部が、前記第2部分における高輝度部分の明るさを該第2部分における明るさとして測るものであることを特徴とする請求項3記載の撮影装置。
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