JP4794041B2 - How to build a tunnel - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トンネルを構築するための方法に関し、特に、湧水性地山にトンネルを構築するためのものに係る。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、山岳トンネルのような岩盤内に形成されるトンネルを掘削するには、NATM工法が用いられている。NATM工法で、施工中においても止水を要求される場合、切羽面が湧水性地山に達したら、切羽の前方に対して止水剤を注入する等の予備工事を行って止水を行う必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
こうした場合、切羽進行を停止するとともに、トンネル内にボーリングマシンを導入して切羽付近から、切羽前方への削孔、止水剤注入を行う必要がある。この方法では、切羽に設置できるボーリングマシンの台数も制約され、このため、工期が大幅に遅延するとともに、施工が著しく煩雑となり、コスト面においても問題がある。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、湧水性地山、あるいは、軟弱性地山に対して、短工期で、かつ、施工の煩雑性が増大することなく止水トンネルを急速に構築することができるような方法を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明においては以下の手段を採用した。
すなわち、請求項1記載のトンネルの構築方法は、完成トンネルの設計断面より小断面の小トンネルを、前記完成トンネルの設置対象の地山に先行構築して貫通させる小トンネル構築工程と、該小トンネル構築工程の後に、前記小トンネル内から、前記完成トンネルの周壁面の構築対象位置の外方の地山に対して改良施工を行う地山改良工程と、前記地山改良工程と並行して、前記地山のうち改良施工が行われた部分の内方を順次掘削し、前記小トンネルを拡幅して前記完成トンネルを構築する完成トンネル構築工程と、を備え、前記地山改良工程では、前記小トンネルの一方の坑口の外部に改良材の注入装置が設置され、一方の端部が前記注入装置に接続されて他方の端部側が前記小トンネルに挿入されたパイプを使用して、前記小トンネルの他方の坑口から一方の坑口に向かって順次前記完成トンネルの周壁面の構築対象位置の外方の地山に対して改良材を注入し、前記完成トンネル構築工程では、前記小トンネルの他方の坑口から一方の坑口に向かって地山の掘削を行うことを特徴としている。
【0006】
このような構成により、小トンネル拡幅時には、すでに地山が改良された状態となっているために、切羽を常に安定させておくことができ、切羽を停止して止水工事を行う等の必要がない。
【0008】
このような構成により、改良施工と、小トンネルの拡幅を同時並行的に行うことができる。
【0009】
請求項2記載のトンネルの構築方法は、請求項1に記載のトンネルの構築方法であって、前記地山改良工程では、改良施工は止水施工であり、前記改良材の注入装置は、止水材の注入設備であることを特徴としている。
【0010】
これにより湧水性地山に良好に対処することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態である構築方法が適用されたトンネル(完成トンネル)1の施工途中の断面図である。このトンネル1は、湧水性地山を含む地山G内に形成されるものであり、先進導坑としての小トンネル2を構築した後に、この小トンネル2を拡幅して形成されるものである。以下、トンネル1の構築手順の詳細について説明する。
【0018】
トンネル1を構築するには、図2に示すように、まず、その設置対象の地山Gに対して小トンネル2を形成する。この小トンネル2は、完成トンネル1の設計断面よりも小断面のものとされており、なおかつ、シールドタイプのトンネルボーリングマシン3を利用して施工される。ここで、小トンネル2掘削時に湧水性地山に遭遇した場合には、止水のためのセグメント覆工を行い、これにより、地山の水系を変えないようにする。
【0019】
そして図3に示すように、小トンネル2の掘削が終了したら、図4に示すように、小トンネル2の一端側から順次、地山Gに向けて削孔を行って孔部4,4,…を形成し、これら孔部4,4,…を通じ、パイプ等を利用して、外部の注入設備5から地山Gの内部に向けて止水剤の注入を行っていく。この場合、止水剤の注入対象部分6は、構築すべき完成トンネル1の周壁面1aの外方の部分とする。これにより、完成トンネル1の周壁面1aの構築対象位置の外方の地山Gが止水改良されることとなる。また、この場合、孔部4,4,…の削孔時に湧水が確認された箇所にのみ止水剤の注入を行い、湧水が確認されない箇所には止水剤を注入しないこととする。
【0020】
そして、図4に示したように、小トンネル2に沿って所定距離に亘って止水改良が完了したら、図1のように、それに後続する部分について小トンネル2の一端側から、地山Gのうち止水改良された部分7の内方を掘削していき、小トンネル2の拡幅を行う。これにより、小トンネル2の一端側から、完成トンネル1と同一断面のトンネルを形成していく。この場合、小トンネル2の拡幅には、NATM工法を用いることとする。
【0021】
そして、図5のように、止水改良および小トンネル2の拡幅を一定方向に向けて同時に進行していき、図6のように、地山Gの止水改良を小トンネル2に沿ったすべての部分について終了させるとともに、小トンネル2の拡幅掘削をさらに進行することにより、図7のように、完成トンネル1を地山Gに構築することができる。
【0022】
上述のトンネル1の構築方法においては、完成トンネル1の設計断面より小断面の小トンネル2を、完成トンネル1の設置対象の地山Gに先行構築し、小トンネル2内から、完成トンネル1の周壁面1aの構築対象位置の外方の地山Gに対して改良施工を行い、しかる後に、小トンネル2を拡幅して完成トンネル1を形成するようになっているために、小トンネル2拡幅時に、すでに地山Gのうちの掘削対象箇所を先行して止水した状態としておくことができる。これにより、完成トンネル1の掘削時に切羽を常に安定させておくことができ、また、従来と異なり切羽を停止して止水工事を行う等の必要がない。したがって、従来に比較して、工期を大幅に短縮することが可能であるとともに、施工手順の簡略化を図ることができ、これにより、コストの低減化に貢献することができる。
【0023】
また、上述のトンネル1の構築方法によれば、小トンネル2から地山Gに向けての改良施工を小トンネル2に沿って一定方向に順次行うと同時に、それに後続する部分について地山Gを掘削することにより小トンネル2の拡幅を行うようになっているために、改良施工と、小トンネル2の拡幅とを同時並行的に行うことができ、より一層の工期の短縮化を図ることができる。
【0024】
また、上述のトンネル1の構築方法においては、地山Gへの改良施工として、止水改良を行うようにしたために、湧水性地山におけるトンネル1の急速施工を可能とすることができる。
【0025】
さらに、この場合、止水改良を行うにあたって、小トンネル2から地山Gに向けて削孔を行って孔部4,4,…を形成し、孔部4,4,…からの湧水が確認された場合のみに、止水剤を孔部4を通じて地山Gに注入するようにしたために、湧水性地山でない部分の止水工事を省略することができ、工期の短縮化およびコストの低減化に貢献することができる。
【0026】
また、小トンネル2がトンネルボーリングマシーン3により施工されるために、小トンネル2を急速施工することができる、特に、シールドタイプのトンネルボーリングマシン3を用いたことにより、湧水性地山等においては、セグメント覆工を行うことにより対処が可能であり、地盤条件に対しての制約が少ない。
【0027】
さらに、小トンネル2を拡幅する際には、NATM工法を用いるようにしたために、小トンネル2の拡幅を、経済的かつ迅速に行うことができる。これにより、工期の縮小、およびコスト削減に貢献することができる。しかも、従来、NATM工法の適用が困難であった地山についてもNATM工法を適用することができるために、NATM工法の適用性を増大することが可能となる。
【0028】
なお、上記実施の形態において、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で他の構成を採用するようにしてもよい。
例えば、上記実施の形態においては、湧水性地山を含む地山Gにトンネル1を構築することとなっていたが、これに限らず、上述のようなトンネル1の構築方法を軟弱性地山を含む地山Gに対してトンネル1を構築する際に適用するようにしてもよい。この場合、止水剤に代えて、例えば、硬化剤等を注入するようにすればよい。
また、上記実施の形態においては、地山Gの止水改良および小トンネル2の拡幅を、小トンネル2の一端側から行うようになっていたが、これに限らず、これらを小トンネル2の両端側から同時に行うようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係るトンネルの構築方法においては、完成トンネルの設計断面より小断面の小トンネルを、前記完成トンネルの設置対象の地山に先行構築して貫通させる小トンネル構築工程と、該小トンネル構築工程の後に、前記小トンネル内から、前記完成トンネルの周壁面の構築対象位置の外方の地山に対して改良施工を行う地山改良工程と、前記地山改良工程と並行して、前記地山のうち改良施工が行われた部分の内方を順次掘削し、前記小トンネルを拡幅して前記完成トンネルを構築する完成トンネル構築工程と、を備え、前記地山改良工程では、前記小トンネルの一方の坑口の外部に改良材の注入装置が設置され、一方の端部が前記注入装置に接続されて他方の端部側が前記小トンネルに挿入されたパイプを使用して、前記小トンネルの他方の坑口から一方の坑口に向かって順次前記完成トンネルの周壁面の構築対象位置の外方の地山に対して改良材を注入し、前記完成トンネル構築工程では、前記小トンネルの他方の坑口から一方の坑口に向かって地山の掘削を行うようになっているために、小トンネル拡幅時に、すでに、地山の掘削対象箇所を先行して改良された状態としておくことができる。これにより、切羽を常に安定させておくことができ、切羽を停止して止水工事を行う等の必要がない。しかも、先行の小トンネル内で地山を改良する機械の設置台数は、小トンネルの延長方向にいくらでも設置することができるので、小トンネルの拡幅施工の能力に合わせて、適宜設置台数を決定すればよい。したがって、改良のための拡幅掘削の施工待ちが無く、従来に比較して、工期を大幅に短縮することが可能であるとともに、施工手順の簡略化を図ることができ、これにより、コストの低減化に貢献することができる。
【0030】
また、改良施工と、小トンネルの拡幅を同時並行的に行うことができ、より一層の工期の短縮化を図ることができる。
【0031】
請求項2に係るトンネルの構築方法によれば、前記地山改良工程では、改良施工は止水施工であり、前記改良材の注入装置は、止水材の注入設備であるために、湧水性地山におけるトンネルの急速施工を可能とすることができる。
【0032】
また、本発明の実施の形態によるトンネルの構築方法によれば、止水改良を行うにあたって、小トンネルから地山に向けて削孔を行って孔部を形成し、孔部からの湧水が確認された場合のみに、止水剤を孔部を通じて地山に注入するようにしたために、湧水性地山でない部分の止水工事を省略することができ、工期の短縮化およびコストの低減化に貢献することができる。
【0033】
また、本発明の実施の形態によるトンネルの構築方法によれば、小トンネルがトンネルボーリングマシーンにより施工されるために、小トンネルを急速施工することができ、また、この場合、シールドタイプのトンネルボーリングマシーンを用いるようにすれば、湧水性地山等においても、セグメント覆工を行うことにより対処できるために、地山条件への適用性が高い。
【0034】
また、本発明の実施の形態によるトンネルの構築方法によれば、小トンネルを拡幅する際に、NATM工法を用いるようにしたために、小トンネルの拡幅を、経済的かつ迅速に行うことができる。これにより、工期の縮小、およびコスト削減に貢献することができる。さらに、従来、NATM工法の適用が困難であった地山についてもNATM工法を適用することができるために、NATM工法の適用性を増大することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を模式的に示す図であって、構築途中のトンネルにおける図4の次工程の状態を示す立断面図である。
【図2】 本発明の一実施の形態であるトンネルの構築方法を示す工程図であって、地山に小トンネルを構築する際の状況を示す立断面図である。
【図3】 図2の次工程を示す図であって、小トンネルの構築が完成した状態を示す立断面図である。
【図4】 図3の次工程を示す図であって、小トンネルの一端側から、地山に向けて止水改良を順次行う際の状況を示す立断面図である。
【図5】 図1の次工程を示す図であって、地山のうち止水改良された部分の内方の掘削をさらに進行していった際の状態を示す立断面図である。
【図6】 図5の次工程を示す立断面図である。
【図7】 図6の次工程を示す図であって、トンネルの構築が完成した際の状態を示す立断面図である。
【符号の説明】
1 トンネル(完成トンネル)
1a 周壁面
2 小トンネル
3 トンネルボーリングマシン
4 孔部
G 地山[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for constructing a tunnel, and more particularly to constructing a tunnel in a springy ground.
[0002]
[Prior art]
As is well known, the NATM method is used to excavate a tunnel formed in a rock like a mountain tunnel. When water stoppage is required even during construction with the NATM method, when the face reaches the springy ground, preparatory work such as injecting a waterstop to the front of the face is performed to stop the water. There is a need.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In such a case, it is necessary to stop the progress of the face and introduce a boring machine into the tunnel to perform drilling and water blocking agent injection from the vicinity of the face to the front of the face. In this method, the number of boring machines that can be installed on the working face is limited, and therefore, the construction period is greatly delayed, the construction becomes extremely complicated, and there is a problem in terms of cost.
[0004]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and it is a short construction period compared with a springy natural ground or a soft ground, and a quick stop is performed without increasing the complexity of construction. It is an object of the present invention to provide a method that can be constructed.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention employs the following means.
In other words, the tunnel construction method according to
[0006]
With such a configuration, when the small tunnel is widened, the ground has already been improved, so the face can always be stabilized, and it is necessary to stop the face and stop the water. There is no.
[0008]
With such a configuration, the improvement work and the widening of the small tunnel can be performed simultaneously.
[0009]
The tunnel construction method according to
[0010]
This makes it possible to cope well with springy ground.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a cross-sectional view during construction of a tunnel (completed tunnel) 1 to which a construction method according to an embodiment of the present invention is applied. This
[0018]
In order to construct the
[0019]
Then, as shown in FIG. 3, when excavation of the
[0020]
Then, as shown in FIG. 4, when the water stop improvement is completed over a predetermined distance along the
[0021]
Then, as shown in FIG. 5, the water stop improvement and the widening of the
[0022]
In the construction method of the
[0023]
Moreover, according to the construction method of the
[0024]
Moreover, in the construction method of the above-mentioned
[0025]
Furthermore, in this case, when water stop improvement is performed, holes are formed from the
[0026]
In addition, since the
[0027]
Furthermore, when the
[0028]
In the above embodiment, other configurations may be adopted without departing from the spirit of the present invention.
For example, in the above-described embodiment, the
Moreover, in the said embodiment, although the water stop improvement of the natural ground G and the widening of the
[0029]
【The invention's effect】
As described above, in the tunnel construction method according to
[0030]
Moreover, the improvement construction and the widening of the small tunnel can be performed simultaneously, and the construction period can be further shortened.
[0031]
According to the tunnel construction method according to
[0032]
Further , according to the tunnel construction method according to the embodiment of the present invention, when improving the water stoppage, a hole is formed by drilling from a small tunnel toward a natural ground, and spring water from the hole is formed. Only when it was confirmed, the water-stopping agent was injected into the natural ground through the hole, so it was possible to omit the water-stopping work on the part that was not a springy natural ground, shortening the construction period and reducing the cost. Can contribute.
[0033]
Further , according to the tunnel construction method according to the embodiment of the present invention, since the small tunnel is constructed by the tunnel boring machine, the small tunnel can be rapidly constructed. In this case, the shield type tunnel boring is also performed. If a machine is used, it can be dealt with by carrying out segment lining even in springy ground, so it is highly applicable to ground conditions.
[0034]
Further , according to the tunnel construction method according to the embodiment of the present invention , the NATM method is used when widening a small tunnel, so that the widening of the small tunnel can be performed economically and quickly. As a result, it is possible to contribute to reduction of the construction period and cost reduction. Furthermore, since it is possible to apply the NATM construction method to the ground where it has been difficult to apply the NATM construction method, the applicability of the NATM construction method can be increased.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram schematically showing an embodiment of the present invention, and is a sectional elevation view showing a state of the next step of FIG. 4 in a tunnel in the middle of construction.
FIG. 2 is a process diagram showing a tunnel construction method according to an embodiment of the present invention, and is a sectional elevation view showing a situation when a small tunnel is constructed on a natural ground.
FIG. 3 is a diagram showing the next step of FIG. 2 and is an elevational sectional view showing a state in which the construction of the small tunnel is completed.
4 is a view showing the next step of FIG. 3, and is an elevational sectional view showing a situation when water stop improvement is sequentially performed from one end side of a small tunnel toward a natural mountain. FIG.
FIG. 5 is a view showing the next step of FIG. 1 and is an elevational sectional view showing a state when further excavation of a portion of the natural ground where water stoppage has been improved further proceeds.
6 is an elevational sectional view showing a next process of FIG. 5; FIG.
FIG. 7 is a diagram showing the next step of FIG. 6 and is an elevational sectional view showing a state when the construction of the tunnel is completed.
[Explanation of symbols]
1 tunnel (completed tunnel)
Claims (2)
該小トンネル構築工程の後に、前記小トンネル内から、前記完成トンネルの周壁面の構築対象位置の外方の地山に対して改良施工を行う地山改良工程と、
前記地山改良工程と並行して、前記地山のうち改良施工が行われた部分の内方を順次掘削し、前記小トンネルを拡幅して前記完成トンネルを構築する完成トンネル構築工程と、を備え、
前記地山改良工程では、前記小トンネルの一方の坑口の外部に改良材の注入装置が設置され、一方の端部が前記注入装置に接続されて他方の端部側が前記小トンネルに挿入されたパイプを使用して、前記小トンネルの他方の坑口から一方の坑口に向かって順次前記完成トンネルの周壁面の構築対象位置の外方の地山に対して改良材を注入し、
前記完成トンネル構築工程では、前記小トンネルの他方の坑口から一方の坑口に向かって地山の掘削を行うことを特徴とするトンネルの構築方法。 A small tunnel construction process in which a small tunnel having a smaller cross section than the design cross section of the completed tunnel is preliminarily constructed and penetrated to a natural ground where the completed tunnel is to be installed ;
After the small tunnel construction process, from the small tunnel, and rows Uchiyama improved process improvements construction against natural ground outside the building object position of the peripheral wall surface of the finished tunnel,
In parallel with the natural ground improvement step, a completed tunnel construction step of excavating the inside of the portion of the natural ground where the improvement work has been performed, and widening the small tunnel to construct the complete tunnel, Prepared,
In the natural ground improvement process, an improvement material injection device is installed outside one of the wellheads of the small tunnel, one end is connected to the injection device, and the other end is inserted into the small tunnel. Using a pipe, the improvement material is injected into the outer ground of the construction target position of the peripheral wall surface of the completed tunnel sequentially from the other wellhead of the small tunnel toward one wellhead,
In the completed tunnel construction step, a tunnel construction method is characterized in that a natural ground is excavated from the other wellhead of the small tunnel to one wellhead .
前記地山改良工程では、改良施工は止水施工であり、前記改良材の注入装置は、止水材の注入設備であることを特徴とするトンネルの構築方法。A tunnel construction method according to claim 1,
In the natural ground improvement process, the improvement construction is a water stop construction, and the improvement material injection device is a water stop material injection facility .
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