JP4793135B2 - Wall storage structure - Google Patents
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Description
本願発明は、壁に沿って立設される収納箱体を横方向に複数並設してなる壁面収納構造に関するものである。 The present invention relates to a wall surface storage structure in which a plurality of storage boxes standing up along a wall are juxtaposed in a horizontal direction.
従来から、図11に示すように、室内の壁面収納構造として、壁1に沿って立設される縦長の収納箱体2を横方向に複数並設するような施工は行われている。この場合、一般には、収納箱体2が壁1に固定されるものである。ところが、例えば、マンションの戸境壁に沿って設置する際に、戸境壁がコンクリートにクロスの直貼りであったり、石膏ボードと吸音材とでなる乾式パネル工法によるものであったりする場合、収納箱体2を同戸境壁である壁1には固定する手段がなく、この壁1にふかし壁と称される別途の壁面体33を施工して、この壁面体33に対し収納箱体2を固定していた。このように、収納箱体2を壁1に固定するものであると、施工が困難になるという問題を生じる。
Conventionally, as shown in FIG. 11, as an indoor wall surface storage structure, construction has been performed in which a plurality of vertically
また、実用新案登録第3015223号公報(特許文献1)に示されるように、家具転倒防止具として、家具の天板と天井との間に突っ張り状態で介設されるものも知られている。この種の家具転倒防止具は、地震等が起きてもその揺れで家具が転倒しないように固定することができるとされているが、単一の家具毎に施されて各家具を個別に固定するものである。しかも、突っ張り状に介設される家具転倒防止具の下端部が家具の天板を押圧して変形させたり破損させたりすることも考えられ、このような場合には、確実な固定を期待することができなくなる。 Further, as shown in Utility Model Registration No. 3015223 (Patent Document 1), a furniture fall prevention device is also known which is interposed in a stretched state between a furniture top plate and a ceiling. This type of furniture overturn prevention device is said to be able to fix the furniture so that it will not fall over due to the shaking even if an earthquake etc. occurs, but it is applied to each single piece of furniture and fixed individually To do. In addition, it is possible that the lower end of the furniture overturn prevention tool interposed in a stretched state may be deformed or damaged by pressing the top plate of the furniture. In such a case, a reliable fixation is expected. I can't do that.
ところで、前記図11に示す壁面収納構造において、マンションのような集合住宅であると、基礎床7上に敷設される床表面板8は、裏面にクッション材を貼着した防音用の床材であったり、二重床構造となるように支持されたりするが、この場合、床表面板8は基礎床7上に浮いた状態で敷設されることになる。このような場合に、前記家具転倒防止具を収納箱体2の上端と天井6との間に介設するとなると、床表面板8と共に収納箱体2が下方へ沈み込むため、同家具転倒防止具による突っ張り力は十分に得られず、確実な固定を期待することがより困難となる。
本願発明は、上記背景技術に鑑みてなされたもので、その課題は、複数の収納箱体が壁に沿って横方向に揃った状態で確実且つ簡単に並設固定される壁面収納構造を提供することである。 The present invention has been made in view of the above-described background art, and its object is to provide a wall surface storage structure in which a plurality of storage boxes are arranged and fixed side by side in a laterally aligned manner along a wall. It is to be.
上記課題を解決するために、本願請求項1記載の発明である壁面収納構造は、壁に沿って立設される収納箱体を横方向に複数並設して、隣接する両収納箱体の側板を相互に接合させ、この隣接する両収納箱体の接合部位の上端に固定アジャスターの下端部を跨るよう当接させて、収納箱体の上端と天井との間に同固定アジャスターを突っ張り状態で介設することにより各収納箱体を固定してなり、かつ基礎床上に浮いた状態で敷設された床表面板上に収納箱体は載置されており、収納箱体の直下位置において、基礎床と床表面板との間に同床表面板を支持してその沈みを防止する沈み防止具を介設し、隣接する両収納箱体の接合部位の直下位置に沈み防止具を配設したことを特徴とする。 In order to solve the above-mentioned problem, the wall surface storage structure according to the first aspect of the present invention includes a plurality of storage box bodies that are erected along the wall in a horizontal direction, The side plates are joined to each other, and the upper ends of the joint portions of the two storage boxes adjacent to each other are brought into contact with the lower end of the fixed adjuster, and the fixed adjuster is stretched between the upper end of the storage box and the ceiling. in by intervention set Ri Na secure each storage box body, and a storage box body laid floor surface board in a state of floating in the foundation floor is placed at a position just below the storage box body In addition, an anti-sink tool is installed between the foundation floor and the floor surface board to support the same floor surface board and prevent it from sinking. It was set up.
また、本願請求項2記載の発明は、壁に沿って立設される収納箱体を横方向に複数並設して、隣接する両収納箱体の側板を相互に接合させ、この隣接する両収納箱体の接合部位の上端に固定アジャスターの下端部を跨るよう当接させて、収納箱体の上端と天井との間に同固定アジャスターを突っ張り状態で介設することにより各収納箱体を固定してなり、かつ基礎床上に浮いた状態で敷設された床表面板上に収納箱体は位置されており、床表面板を貫通する支持脚によって基礎床上に収納箱体を支持させたことを特徴とする。
Further, in the invention according to
また、本願請求項3記載の発明は、請求項1記載の壁面収納構造において、床表面板上に補強板を介して複数の収納箱体を載置したことを特徴としている。
The invention according to
また、本願請求項4記載の発明は、請求項2記載の壁面収納構造において、収納箱体の側板の下端に支持脚の上端部分を上下進退自在に螺合させたことを特徴としている。
The invention according to
また、本願請求項5記載の発明は、壁に沿って立設される収納箱体を横方向に複数並設して、隣接する両収納箱体の側板を相互に接合させ、この隣接する両収納箱体の接合部位の上端に固定アジャスターの下端部を跨るよう当接させて、収納箱体の上端と天井との間に同固定アジャスターを突っ張り状態で介設することにより各収納箱体を固定してなり、かつ壁に沿ってこの壁との間に間隔スペースをあけて収納箱体は立設され、基礎床上に浮いた状態で敷設された床表面板上に同収納箱体は載置されており、間隔スペースにおいて床表面板と螺合してこれを貫通し同床表面板を支持してその沈みを防止するするボルト状の沈み防止具を設け、この沈み防止具の下端を基礎床に当止させると共に同沈み防止具の上端を回動操作部として床表面板上に突出させたことを特徴としている。
In the invention according to
本願請求項1記載の発明である壁面収納構造においては、収納箱体の上端と天井との間に固定アジャスターが突っ張り状態で介設されるので、壁に沿って立設される同収納箱体は地震等の揺れでも倒れないように固定される。しかも、その際、側板が相互に接合される収納箱体の接合部位の上端に固定アジャスターの下端部が跨るよう当接されるので、横方向に並設される複数の収納箱体の上端高さは相互に揃えられ、重なる両側板が同固定アジャスターの突っ張り力を強固に対抗支持し、隣接する両収納箱体はまとめて簡単に且つ揺れないよう確実に並設固定される。 In the wall surface storage structure according to the first aspect of the present invention, since the fixed adjuster is interposed between the upper end of the storage box body and the ceiling in a stretched state, the storage box body erected along the wall Is fixed so that it will not fall down even if it is shaken by an earthquake. Moreover, at that time, the lower ends of the fixed adjusters are brought into contact with the upper ends of the joining portions of the storage boxes to which the side plates are joined to each other. The two side plates that overlap each other firmly support the tension of the fixing adjuster, and the adjacent storage boxes are fixed and arranged side by side in a simple manner so as not to shake.
また、基礎床上に浮いた状態で敷設された床表面板上に収納箱体が載置されてはいるものの、収納箱体の直下位置において、基礎床と床表面板との間に同床表面板を支持してその沈みを防止する沈み防止具が介設されるので、床表面板と共に収納箱体の下方への沈み込みをも防止されて、固定アジャスターによる突っ張り力作用は十分に発揮され、収納箱体の強固な固定が確保される。また、固定アジャスターの突っ張り力は重なる両側板を介してその直下位置にある沈み防止具でより強固に対抗支持され、収納箱体の下方への沈み込みが確実に防止される。 Also, the floor during although storage box body laid floor surface board in a state of floating in the foundation floor is is placed in a position just below the storage box body, the base floor and the floor surface plate A sinking prevention tool is installed to support the surface plate and prevent it from sinking, so it is possible to prevent the storage box body from sinking downward together with the floor surface plate, and to fully exert the tension force action of the fixed adjuster. As a result, the storage box is firmly fixed. Further, the tensioning force of the fixed adjuster is more strongly supported by the sinking prevention tool located immediately below the overlapping side plates, and the sinking of the storage box body is surely prevented.
また、本願請求項3記載の発明である壁面収納構造においては、特に、床表面板上に補強板を介して複数の収納箱体が載置されるので、複数の収納箱体は補強板でまとめて支持され、沈み防止具を介設する位置の制限が補強板の大きさ範囲に拡大されて、同沈み防止具の数を削減することも可能となる。
Further, in the wall surface storage structure according to
また、本願請求項2記載の発明である壁面収納構造においては、特に、基礎床上に浮いた状態で敷設された床表面板上に収納箱体が位置してはいるものの、床表面板を貫通する支持脚によって基礎床上に収納箱体が支持されるので、収納箱体は浮いた状態の不安定な床表面板でなく支持脚を介して基礎床で直接的に支持され、固定アジャスターによる突っ張り力作用が十分に発揮されて、収納箱体の強固な固定は確保される。
Moreover, in the wall surface storage structure which is the invention described in
また、本願請求項4記載の発明である壁面収納構造においては、特に、収納箱体の側板の下端に支持脚の上端部分が上下進退自在に螺合されるので、固定アジャスターの突っ張り力は収納箱体の側板を介してその下端に位置する支持脚でより強固に対抗支持され、支持脚の螺合された上端部分を上下進退させることによって、同支持脚による対抗支持力或いは収納箱体の支持高さや傾き等を調整することが可能となる。
Further, in the wall surface storage structure according to
また、本願請求項5記載の発明である壁面収納構造においては、特に、壁との間に間隔スペースをあけて収納箱体が立設されるので、同間隔スペースを配線空間や遮音空間として活用することができる。しかも、基礎床上に浮いた状態で敷設された床表面板上に収納箱体が載置されてはいるものの、前記間隔スペースにおいて床表面板と螺合してこれを貫通し同床表面板を支持してその沈みを防止するするボルト状の沈み防止具が設けられるので、床表面板と共に収納箱体の下方への沈み込みをも防止されて、固定アジャスターによる突っ張り力作用は十分に発揮され、収納箱体の強固な固定が確保される。
Further, in the wall surface storage structure according to the invention of
更に、この場合、下端が基礎床に当止する沈み防止具の上端は回動操作部として床表面板上に突出されるので、同回動操作部で沈み防止具を螺合操作することにより、基礎床から床表面板までの床高さに簡単に対応することができ、長さの異なる多種類の沈み防止具を用意する必要もなくなる。そして、床表面板上に突出する沈み防止具の上端の回動操作部は、前記間隔スペース内に納まって外観上での支障とならない。 Furthermore, in this case, since the upper end of the sinking preventive tool whose bottom end comes into contact with the foundation floor is projected on the floor surface plate as a rotating operation part, the sinking preventive tool is screwed with the rotating operation part. Therefore, it is possible to easily cope with the floor height from the foundation floor to the floor surface plate, and it becomes unnecessary to prepare various kinds of sinking prevention tools having different lengths. And the rotation operation part of the upper end of the sinking prevention tool which protrudes on a floor surface board is stored in the said space, and does not become trouble on an external appearance.
図1〜4は、第一の実施形態を示している。この実施形態の壁面収納構造は、壁1に沿って立設される収納箱体2を横方向に複数並設して、隣接する両収納箱体2の側板3を相互に接合させ、この隣接する両収納箱体2の接合部位4の上端に固定アジャスター5の下端部5aを跨るよう当接させて、収納箱体2の上端と天井6との間に同固定アジャスター5を突っ張り状態で介設することにより各収納箱体2を固定してなるものである。
Figures 1-4 show a first embodiment. In the wall surface storage structure of this embodiment, a plurality of
この実施形態の壁面収納構造では、基礎床7上に浮いた状態で敷設された床表面板8上に収納箱体2が載置されており、収納箱体2の直下位置において、基礎床7と床表面板8との間に同床表面板8を支持してその沈みを防止する沈み防止具9を介設している。この場合、床表面板8上に補強板10を介して複数の収納箱体2を載置している。
In the wall surface storage structure of this embodiment, the
以下、この実施形態の壁面収納構造をより具体的詳細に説明する。この実施形態の壁面収納構造は、マンションのような集合住宅の戸境壁である壁1に沿って施工されたものであり、同壁1はコンクリートにクロスの直貼り、或いは、石膏ボードと吸音材とでなる乾式パネル工法によるものである。図1に示すように、各収納箱体2は前面が開口した縦長の箱型に形成されており、両側板3間に上板13、下板14及びその間の中程に棚板15を架設固定し、これ等の背面開口を背板16で覆った形状で、主として木質材で構成される。収納箱体2の仕切られた各前面開口は、開放されたままでもよいが、扉が開閉自在に付設されたり或いは引出しが出し入れ自在に収容されてもよい。
Hereinafter, the wall surface storage structure of this embodiment will be described in more detail. The wall storage structure of this embodiment is constructed along the
そして、複数の収納箱体2(この実施形態では同形状、同寸のものが5個)が、一枚の補強板10を介し横方向に並べて床表面板8上に載置されている。この場合、基礎床7上に二重床構造となるよう浮いた状態で敷設された床表面板8上に収納箱体2が載置されており、基礎床7と床表面板8との間には同床表面板8を支持してその沈みを防止する沈み防止具9が各収納箱体2毎の中程直下位置において介設されている。ここでは、収納箱体2と同数(この実施形態では5個)の沈み防止具9を介設しているが、複数の収納箱体2は一枚の補強板10を介しまとめて載置されるので、同補強板10の直下位置に存在する沈み防止具9の数を削減することができる。
A plurality of storage boxes 2 (in this embodiment, five of the same shape and the same size) are placed side by side on the
図2にも示すように、各収納箱体2は壁1に近接配置され、沈み防止具9以外の通常の床支持具19により浮いた状態で支持された床表面板8上に補強板10を介して載置されている。この場合、図3に示すように、床表面板8はパーティクルボードでなる床基板17とその表面に敷設される床化粧板18とで構成されているが、床表面板8は一枚物の板材(床基板17だけでその上にカーペットや化粧シート等が貼着されたもの)で構成されてもよい。また、床表面板8が裏面にクッション材を貼着した防音用の床材であり、同床表面板8を基礎床7上で直接に敷設した場合でも、床表面板8は基礎床7上に浮いた状態で敷設されることになる。
As shown also in FIG. 2, each
そして、収納箱体2の後側で壁1に近い位置で、基礎床7と床表面板8との間に沈み防止具9が介設されている。沈み防止具9はボルト状で、その上部外周に雄ネジ部9aが形成され、その下端には硬質ゴム材でなる接床部9bが設けられている。床表面板8には固定用孔20が穿設され、この固定用孔20内には鬼目ナットと称される雌ネジ部材21が上方から打ち込まれて埋設固定されている。雌ネジ部材21には上方から前記ボルト状の沈み防止具9が挿入螺合され、同沈み防止具9の上端に形成された溝状の操作部9cにドライバー等の操作具を係合させてこの沈み防止具9を回動操作する。
And the
前記沈み防止具9の回動操作により、沈み防止具9の下端の接床部9bが基礎床7上に当止され、同沈み防止具9の上端の操作部9cは雌ネジ部材21内に位置して床表面板8の厚み範囲内に納められる。なお、雌ネジ部材21の上下長さ寸法は床表面板8の厚さ寸法に合致しなくてもよく、床表面板8の床基板17の厚さ寸法に略合致する程度の上下長さ寸法であってもよい。このように、基礎床7と床表面板8との間に沈み防止具9を介設させて、この床表面板8が補強支持された後に、複数の収納箱体2は補強板10を介して同床表面板8上に載置される。
By the turning operation of the
この場合、図1に示すように、複数の収納箱体2は横方向に並設され、隣接する両収納箱体2の側板3が相互に接合される。なお、隣接する両収納箱体2同士は、ボルト・ナットや金具等で相互に連結されてもよい。そして、この隣接する両収納箱体2の接合部位4及び最端に配置される両収納箱体2の外側に位置する側板3の各上端位置において、収納箱体2の上端と天井6との間に固定アジャスター5が突っ張り状態で介設される。接合部位4の上端位置にあっては、両側の収納箱体2の相互に接合される両側板3の上端間に跨るよう固定アジャスター5の下端部5aが当接される。これにより、横方向に並設される複数の収納箱体2は同じ補強板10上に載置されることもあって、各収納箱体2の設置高さ位置が相互に精度良く合わして揃えられる。
In this case, as shown in FIG. 1, the plurality of
前記固定アジャスター5は、図4に示すような構造である。すなわち、固定アジャスター5の上端部5b及び下端部5aは円形状或いは矩形状の板体で形成され、両上端部5b及び下端部5aから対向してボルト部22が一体に突設されており、両ボルト部22は内部に雌ネジが刻設されたパイプ体23の上下端に挿入螺合されている。この場合、両ボルト部22の雄ネジは逆向きであり、これに対応してパイプ体23の上下の雌ネジも逆ネジに刻設されている。それ故、パイプ体23を回動操作することで、ボルト部22と共に上端部5b及び下端部5aが相互逆方向に進退動作して、固定アジャスター5は全体に伸縮操作され、前記のように収納箱体2の上端と天井6との間に突っ張り状に介設される。なお、この場合、伸縮調整後に固定するためのロックナット32を備えている。
The fixed
収納箱体2の上端と天井6との間に固定アジャスター5を突っ張り状態に介設することにより各収納箱体2が固定されると、最後に、図1、2に示すように、化粧側面板24及び天井フィラー25によって外観良く納められる。すなわち、図1に示すように、最端に配置される両収納箱体2の外側に位置する側板3の外側面全体に化粧側面板24を貼着固定し、同縦長となる化粧側面板24の上端部分を天井6に近接する位置にまで延設された寸法とすることにより、同化粧側面板24の上端部分で固定アジャスター5が納まる空間を側方から覆い隠している。また、図2に示すように、横方向に並設される複数の収納箱体2の上端前縁部分と天井6との間に天井フィラー25を立設することにより、同天井フィラー25で固定アジャスター5が納まる空間を前方から覆い隠している。
When each
したがって、この実施形態の壁面収納構造においては、収納箱体2の上端と天井6との間に固定アジャスター5が突っ張り状態で介設されるので、壁1に沿って立設される同収納箱体2は地震等の揺れでも倒れないように固定されて安全である。しかも、その際、側板3が相互に接合される収納箱体2の接合部位4の上端に固定アジャスター5の下端部5aが跨るよう当接されるので、横方向に並設される複数の収納箱体2の上端高さは相互に揃えられ、重なる垂直な両側板3が同固定アジャスター5の突っ張り力を強固に対抗支持して、隣接する両収納箱体2はまとめて簡単且つ揺れないよう確実に並設固定され、安全性及び施工性に優れた壁面収納構造となる。
Therefore, in the wall surface storage structure of this embodiment, the fixed
また、この実施形態の壁面収納構造においては、基礎床7上に二重床構造として浮いた状態で敷設された床表面板8上に収納箱体2が載置されてはいるものの、収納箱体2の直下位置において、基礎床7と床表面板8との間に同床表面板8を支持してその沈みを防止する沈み防止具9が介設されるので、床表面板8と共に収納箱体2の下方への沈み込みをも防止されて、前記固定アジャスター5による突っ張り力作用は十分に発揮され、収納箱体2の強固な固定が確保される。しかも、この場合に、複数の収納箱体2が補強板10を介して床表面板8上に載置されるので、複数の収納箱体2は補強板10でまとめて支持され、沈み防止具9を介設する位置が補強板10の大きさ範囲内であればどこでもよくてその位置制限は拡大され、同沈み防止具9の配置数を削減することも可能となる。
Moreover, in the wall surface storage structure of this embodiment, although the
図5、6は、第二の実施形態を示している。この実施形態の壁面収納構造では、上記第一の実施形態における補強板10が採用されず、隣接する両収納箱体2の接合部位4の直下位置に沈み防止具9を配設している。この場合、壁面収納構造の中程下部に前方へ開口した凹所26が設けられており、同凹所26は両側縦板27とこの両側縦板27の上端間を結合する上横板28とで門型に開口支持されるよう形成されている。その際、最端に配置される縦長の両収納箱体2の上部間にこれよりも縦方向で短い複数(この実施形態では3個)の収納箱体2を配設しており、前記門型となる両側縦板27は縦長の両収納箱体2の内側に位置する側板3に接合固定され、同門型の上横板28上に複数の縦短の収納箱体2が載置支持されている。
5 and 6 show a second embodiment. In the wall surface storage structure of this embodiment, the reinforcing
そして、隣接する前記縦長の収納箱体2と前記縦短の収納箱体2との接合部位4の直下位置で、縦長の収納箱体2の内側に位置する側板3及び前記門型の側縦板27の両下端を支持するよう、基礎床7と床表面板8との間に沈み防止具9が介設されている。なお、この実施形態では、最端に配置される両収納箱体2の外側に位置する側板3の各直下位置にも、沈み防止具9を配設している。また、前記凹所26内の空間には、テレビ台29及びその上にテレビ30が出し入れ自在に収容設置されている。
And the
したがって、この実施形態の壁面収納構造においては、隣接する両収納箱体2の接合部位4の直下位置及び最端に配置される収納箱体2の外側に位置する側板3の直下位置に沈み防止具9が配設されるので、固定アジャスター5の突っ張り力は、重なる両側板3及び側縦板27或いは単独の側板3等の垂直板材を介してその直下位置にある沈み防止具9でより強固に対抗支持され、収納箱体2の下方への沈み込みが確実に防止される。また、前記凹所26内の底面と床表面板8の上面との間には段差を生じないため、同凹所26に対してテレビ台29と共にテレビ30をスムーズに出し入れすることができる。なお、それ以外は上記第一の実施形態と同様に構成され、上記第一の実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
Therefore, in the wall surface storage structure of this embodiment, it is prevented from sinking to a position immediately below the
図7〜9は、第三の実施形態を示している。この実施形態の壁面収納構造では、基礎床7上に浮いた状態で敷設された床表面板8上に収納箱体2が位置しており、床表面板8を貫通する支持脚11によって基礎床7上に収納箱体2を支持させている。この場合、収納箱体2の側板3の下端に支持脚11の上端部分が上下進退自在に螺合されて、この支持脚11により同収納箱体2の荷重は床表面板8を介することなく基礎床7上で直接的に支持されている。
7-9 show a third embodiment. In the wall surface storage structure of this embodiment, the
ここでは、収納箱体2の側板3の下端前後に支持脚11が配置され、同支持脚11はボルト状でその上端部分が螺合固定されている。支持脚11の上端部分の外周には雄ネジ部11aが形成され、収納箱体2の側板3の下端部分に埋設固定された鬼目ナットと称される雌ネジ部材21に同支持脚11の雄ネジ部11aは上下進退自在に挿入螺合される。床表面板8には前記支持脚11と対応する位置に貫通孔31が穿設されており、前後の各貫通孔31にはその上方から前記収納箱体2の側板3の下端部分に螺合固定されている支持脚11が挿通される。そして、支持脚11の下端に設けられる接床部11bが基礎床7上に当止されることにより、収納箱体2は同基礎床7上に荷重支持される。
Here,
したがって、この実施形態の壁面収納構造においては、基礎床7上に浮いた状態で敷設された床表面板8上に収納箱体2が位置してはいるものの、床表面板8の貫通孔31を貫通される支持脚11によって基礎床7上に収納箱体2が支持されるので、収納箱体2は浮いた状態で沈み易く不安定な床表面板8でなく、支持脚11を介して基礎床7で直接的に支持され、固定アジャスター5による突っ張り力作用が十分に発揮されて、収納箱体2の強固な固定は確保される。
Therefore, in the wall surface storage structure of this embodiment, the
しかも、この場合、収納箱体2の側板3の下端に支持脚11の上端部分の雄ネジ部11aが上下進退自在に螺合されるので、固定アジャスター5の突っ張り力は収納箱体2の側板3を介してその下端に位置する支持脚11でより強固に対抗支持され、設置前に支持脚11の螺合された上端部分を上下進退させることによって、同支持脚11による対抗支持力或いは収納箱体2の支持高さや前後左右の傾き等を調整することができる。なお、それ以外は上記第一の実施形態と同様に構成され、上記第一の実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
Moreover, in this case, the
図10は、第四の実施形態を示している。この実施形態の壁面収納構造では、壁1に沿ってこの壁1との間に間隔スペースSをあけて収納箱体2が立設され、基礎床7上に浮いた状態で敷設された床表面板8上に同収納箱体2は載置されており、間隔スペースSにおいて床表面板8と螺合してこれを貫通し同床表面板8を支持してその沈みを防止するするボルト状の沈み防止具9を設け、この沈み防止具9の下端を基礎床7に当止させると共に同沈み防止具9の上端を回動操作部12として床表面板8上に突出させている。
FIG. 10 shows a fourth embodiment. In the wall surface storage structure of this embodiment, the
この場合、収納箱体2の後側の間隔スペースSとなる壁1に近い位置で、床表面板8に固定用孔20が穿設されて、この固定用孔20内には鬼目ナットと称される雌ネジ部材21が上方から打ち込まれて埋設固定されている。沈み防止具9は六角ボルト状で、その上端の六角頭部が回動操作部12とされ、その外周には雄ネジ部9aが形成され、その下端には硬質ゴム材でなる接床部9bが設けられている。そして、雌ネジ部材21には上方から沈み防止具9が挿入螺合され、同沈み防止具9の回動操作部12にレンチ等の操作具を係合させてこの沈み防止具9を回動操作する。
In this case, a fixing
前記沈み防止具9の回動操作により、沈み防止具9の下端の接床部9bが基礎床7上に当止されると、床表面板8よりも上方で同沈み防止具9の雄ネジ部9aに螺合されているロックナット32を同床表面板8に対し押圧するように締め付け、これにより、沈み防止具9は床表面板8に固定される。このようにして、床表面板8が沈み防止具9で補強支持された後に、複数の収納箱体2は同床表面板8上に横方向に並べて載置され、その際、壁1との間に間隔スペースSをあけて各収納箱体2が立設される。
When the
したがって、この実施形態の壁面収納構造においては、壁1との間に間隔スペースSをあけて収納箱体2が立設されるので、同間隔スペースSを配線空間や遮音空間として活用することができる。なお、この間隔スペースSは、上記第一の実施形態で説明した両側の化粧側面板24で側方から覆い隠される。すなわち、最端に配置される両収納箱体2の外側に位置する側板3の外側面全体に化粧側面板24が貼着固定されており、同化粧側面板24の後端部分を壁1に近接する位置にまで延設された寸法とすることにより、同化粧側面板24の後端部分で前記間隔スペースSを側方から覆い隠している(図1、2参照)。
Therefore, in the wall surface storage structure of this embodiment, the
しかも、基礎床7上に浮いた状態で敷設された床表面板8上に収納箱体2が載置されてはいるものの、前記間隔スペースSにおいて床表面板8と螺合してこれを貫通し同床表面板8を支持してその沈みを防止するするボルト状の沈み防止具9が設けられるので、床表面板8と共に収納箱体2の下方への沈み込みをも防止されて、固定アジャスター5による突っ張り力作用は十分に発揮され、収納箱体2の強固な固定が確保される。この場合、隣接する両収納箱体2の接合部位4に対応してその後側位置に沈み防止具9を配設することにより、固定アジャスター5の突っ張り力が各沈み防止具9でより強固に対抗支持されるようになる(図7参照)。
Moreover, although the
更に、この場合、下端の接床部9bが基礎床7に当止する沈み防止具9の上端は回動操作部12として床表面板8上に突出されるので、同回動操作部12で沈み防止具9を螺合操作することにより、基礎床7から床表面板8までの床高さに簡単に対応することができて、長さの異なる多種類の沈み防止具9を用意する必要もなくなる。そして、床表面板8上に突出する沈み防止具9の上端の回動操作部12は、前記間隔スペースS内に納まって外観上での支障とならない。なお、それ以外は上記第一の実施形態と同様に構成され、上記第一の実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
Furthermore, in this case, since the upper end of the
1 壁
2 収納箱体
3 側板
4 接合部位
5 固定アジャスター
5a 下端部
6 天井
7 基礎床
8 床表面板
9 沈み防止具
10 補強板
11 支持脚
12 回動操作部
S 間隔スペース
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