JP4792648B2

JP4792648B2 - Hot cleansing fee

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Publication number: JP4792648B2
Application number: JP2001086502A
Authority: JP
Inventors: 実咲石田
Original assignee: NOF Corp
Current assignee: NOF Corp
Priority date: 2001-03-26
Filing date: 2001-03-26
Publication date: 2011-10-12
Anticipated expiration: 2021-03-26
Also published as: JP2002284640A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はメイクアップ化粧料や紫外線防止化粧料、皮脂等の汚れを除去する皮膚用のクレンジング料に関し、さらに詳しくは使用時に十分なホット感を有し、肌へののび、汚れとのなじみ性および洗浄性に優れるとともに、使用後もべたつかず、肌がすべすべになり、経時安定性にも優れるクレンジング料に関する。
【０００２】
【従来の技術】
メイクアップ化粧料、紫外線防止化粧料等は、外界の刺激から肌を保護するとともに、より美しく、きれいな肌に見せる効果があり、現代社会の生活においては欠かせないものとなっている。しかし、これら化粧料は油性成分、無機顔料等を多量に含んでいることから、毛穴を塞ぎ新陳代謝を妨げるとともに、それ自体が徐々に酸化されて刺激性を有することがあり、長時間の使用は肌トラブルの原因となる。そのため、必然的に１日１回はクレンジング料を使用してこれら化粧料を除去することが行われている。
一般的なクレンジング料としてはオイル、ローション、クリーム、ジェル等の形態で、拭き取りタイプや水またはお湯で洗い流すタイプの商品があるが、近年より簡便でしかも肌への負担の少ない「洗い流すタイプ」の商品が好まれるようになっており、さらに最近は使用し易さ、感触の良さ、見た目の面白さ等から透明ジェルまたは粘稠液体の商品が非常に多くなってきている。様々なクレンジング料において基本的に「クレンジング」という機能を果たす成分は、油性基剤、界面活性剤、溶剤のいずれかであり、製品の機能として、使用時ののび、汚れとのなじみ易さ、洗浄性（汚れ落ち）、すすぎ性および洗浄後の感触が要求されている。
【０００３】
一般的に使用時ののび、汚れとのなじみ易さおよび洗浄性（汚れ落ち）に関してはＨＬＢが５〜１５の非イオン性界面活性剤と液状油を組み合せた特公平６−９９２７５号公報記載の非水クレンジング料やＨＬＢが７〜１４の非イオン性界面活性剤と液状油および水を組み合せた特開平３−１６１４２８号公報記載のクレンジング化粧料等のオイル状クレジング料が優れている。しかし、オイル状の商品は粘度が非常に低いことから使用時に流れ落ちて使用し難いという大きな問題があるだけでなく、洗浄後の感触が必ずしも良好でなかった。そこで、使用性を改善したクレンジング料として非イオン性界面活性剤、アルコール、液状油および水を組み合せた特開平８−１２７５１２号公報記載のゲル状クレンジング料、アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体と界面活性剤および水溶性多価アルコールを組み合せた特開平９−８７１３９号公報記載のクレンジング化粧料等があるが、使用時ののびや汚れとのなじみ性が悪くなったり、すすぎ性が極端に悪くなるという問題があった。一方、特開平９−４８７０６号公報においては保湿剤と油分および水を組み合せることにより、多価アルコールの水和熱を利用して毛穴を開かせるとともに肌を柔軟にして汚れとのなじみ性や洗浄性を改善したクレンジング組成物が提案されている。しかし、この組成物においてもその効果は十分でなく、汚れとのなじみ性や洗浄性が十分良好ではなかった。また、すすぎ性や洗浄後の感触にも問題があり、洗浄後にいやなべたつきを感じることもあった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記課題を解決し、使用時に十分なホット感を有し、肌へののび、汚れとのなじみ性および洗浄性に優れるとともに、使用後もべたつかず、肌がすべすべになり、経時安定性にも優れるホットクレンジング料を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、
（１）ａ．プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリンまたはジグリセリンを４０〜９０重量％、ｂ．ＨＬＢが１２以上であるポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤を５〜３０重量％、ｃ．ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリン型非イオン性界面活性剤を５〜３０重量％、ｄ．水を１０重量％以下含有することを特徴とするホットクレンジング料。
（２）ａ．成分がａ１．プロピレングリコールまたはジプロピレングリコールおよびａ２．グリセリンまたはジグリセリンを含有し、ａ１およびａ２の重量比が１：２〜１０：１である（１）記載のホットクレンジング料である。
【０００６】
【発明の実施の形態】
本発明に用いられるａ．成分はプロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリンまたはジグリセリンであり、これらの１種または２種以上の混合物が用いられる。本発明に用いられるａ．成分のプロピレングリコールは別名１，２−プロパンジオールである。ジプロピレングリコールは、プロピレングリコールの二量体であり、３種の位置異性体からなる。洗浄性や感触の面から好ましくはジプロピレングリコールである。
よりホット感を強化するとともに使用性の向上のためにはａ．成分がａ１．プロピレングリコールまたはジプロピレングリコールおよびａ２．グリセリンまたはジグリセリンの両者を含有し、ａ１およびａ２の重量比が１：２〜１０：１であることが好ましく、２：３〜８：１がさらに好ましい。
【０００７】
本発明に用いられるｂ．成分であるポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤は、ソルビタン脂肪酸エステルにエチレンオキシドを付加して製造される。そして、このソルビタン脂肪酸エステルに使用される脂肪酸は炭素数８〜２４の直鎖または分岐の脂肪酸であり、エチレンオキシドの平均付加モル数は５〜１００であり、本発明においてはこれらの中でＨＬＢが１２以上のものが使用される。例えば、ポリオキシエチレン（２０モル）モノラウリン酸ソルビタン、ポリオキシエチレン（２０モル）モノヤシ油脂肪酸ソルビタン、ポリオキシエチレン（２０モル）モノパルミチン酸ソルビタン、ポリオキシエチレン（２０モル）モノオレイン酸ソルビタン、ポリオキシエチレン（２０モル）モノステアリン酸ソルビタン、ポリオキシエチレン（３０モル）トリラウリン酸ソルビタン等が挙げられる。
ただし、本発明においてＨＬＢはGriffin（W.C.Griffin：J.Soc. Cosmetic Chemists, 33, 1180(1960) ）のＨＬＢ価の概念によって定めるものとする。
【０００８】
本発明で用いられるｃ．成分であるポリオキシエチレン脂肪酸グリセリン型非イオン性界面活性剤は一般的にグリセリン１モルに対して脂肪酸を１〜２モルで反応させたグリセリン脂肪酸エステルにエチレンオキシドを付加して製造される。使用される脂肪酸は炭素数８〜２４の直鎖または分岐の脂肪酸であり、エチレンオキシドの付加モル数は平均で５〜８０である。例えば、ポリオキシエチレン（２０モル）モノラウリン酸グリセリン、ポリオキシエチレン（７モル）モノヤシ油脂肪酸グリセリン、ポリオキシエチレン（３０モル）モノヤシ油脂肪酸グリセリン、ポリオキシエチレン（８０モル）モノ牛脂脂肪酸グリセリン等が挙げられる。
【０００９】
本発明のａ．成分は組成物全量中に４０〜９０重量％であり、好ましくは４５〜８０重量％、更に好ましくは５０〜７０重量％である。４０重量％未満ではホット感、使用時ののび、汚れとのなじみ性および使用後の感触が悪くなり、９０重量％を超えると洗浄性が悪くなる。
本発明のｂ．成分は組成物全量中に５〜３０重量％であり、好ましくは５〜２７重量％、更に好ましくは７〜２５重量％である。５重量％未満では洗浄性が悪くなり、３０重量％を超えるとすすぎ性や使用後の感触が悪くなるとともに、透明性に問題を生じる。
本発明のｃ．成分は組成物全量中に５〜３０重量％であり、好ましくは５〜２７重量％、更に好ましくは７〜２５重量％である。５重量％未満では洗浄性、汚れとのなじみ性が悪くなり、３０重量％を超えるとすすぎ性が悪くなるとともに、製品の臭気に問題を生じることがある。
【００１０】
さらに、本発明のホットクレンジング料の水含有量は組成物全量中に１０重量％以下が好ましく、７重量％以下がより好ましく、５重量％以下がさらに好ましい。１０重量％を超えると使用時に十分なホット感が得られなくなることがある。
【００１１】
なお、本発明のクレンジング料には、化粧料に常用されている添加剤を本発明の性能を損なわない範囲で配合することも可能である。
例えばエタノール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール、１，３−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、マルチトール等の多価アルコール、流動パラフィン、流動イソパラフィン、スクワラン、ワセリン、固形パラフィン等の炭化水素系油、牛脂、豚脂、魚油等の天然油脂、トリ２−エチルヘキサン酸グリセリル等の合成トリグリセリド、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸セチル、オレイン酸エチル、オレイン酸オレイル、ミリスチン酸オクチルドデシル等のエステル油、ミツロウ、カルナウバロウ等のロウ、直鎖および環状のジメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性ジメチルポリシロキサン、アミノ変性ジメチルポリシロキサン等のシリコーン誘導体、セラミド、コレステロール、蛋白誘導体、ラノリン、ラノリン誘導体、レシチン等の油性基剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリプロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ひまし油、ポリグリセリン脂肪酸エステル、アルキルポリグルコシド、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、アルカノールアミド等の非イオン性界面活性剤、せっけん、アルキル硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アシルメチルタウリン塩、アシルグルタミン酸塩、アシルグリシン塩、アシルザルコシン塩、アシルイセチオン酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、アミドエーテル硫酸エステル塩、アルキル燐酸エステル塩等の陰イオン性界面活性剤、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アミドアミノ酸塩、アルキルイミノジ酢酸塩等の両性界面活性剤、アルキルアミンオキシド、ポリオキシエチレンアルキルアミンオキシド等の半極性界面活性剤、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム等の陽イオン性界面活性剤、アルキルアミンやアミドアミンの塩酸塩や酢酸塩、タルク、カオリン、セリサイト、雲母、バーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、珪ソウ土、珪酸マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸アルミニウム、珪酸バリウム、珪酸ストロンチウム、硫酸バリウム、タングステン酸金属塩、シリカ、ゼオライト、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素、セラミックスパウダー等の無機粉末、結晶セルロース、ポリエチレン粉末、ポリ四フッ化エチレン粉末等の有機粉末、酸化チタン、酸化亜鉛、赤色酸化鉄（ベンガラ）、黄土、カーボンブラック、コバルトバイオレット、酸化クロム、群青等の無機顔料、酸化チタン被覆雲母、魚鱗箔、着色酸化チタン被覆雲母等のパール顔料、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等の金属粉末顔料、赤色２０１号、橙色２０４号、黄色２０５号、青色４０４号等の有機顔料、赤色３号、赤色１０６号、赤色２２７号、黄色４号、黄色５号、青色１号等のジルコニウム、クロロフィル、β−カロチン等の天然色素、アルギン酸、カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、キサンタンガム、ヒアルロン酸等の水溶性高分子、硫酸マグネシウム、塩化ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等の無機または有機塩、ｐＨ調整剤である酸およびアルカリ、殺菌剤、キレート剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、抗炎症剤、動植物由来の天然エキス、香料等を配合することができる。
【００１２】
【実施例】
次に実施例によって本発明を更に詳細に説明する。
実施例１〜７および比較例１〜６
表１および表２に示すクレンジング料を調整し、下記の方法により評価を行なった。結果を表１および表２に示す。
【００１３】
（１）使用時ののびとホット感
メイクをした２０名の女性（２１才〜３５才）をパネラーとし、クレンジング料を使用した時ののびについて下記のように判定し、２０名の平均値を求めて、平均値１．５点以上を使用時ののびとホット感の良好なクレンジング料であると評価した。
２点：使用時ののび良く軽い感触で十分なホット感があると感じた場合。
１点：使用時ののびがやや悪くやや重い感触でホット感が弱いと感じた場合。
０点：使用時ののびが悪く重い感触で、ホット感が無いと感じた場合。
（２）汚れとのなじみ性
メイクをした２０名の女性（２１才〜３５才）をパネラーとし、クレンジング料を使用した時の汚れとのなじみ性について下記のように判定し、２０名の平均値を求めて、平均値１．５点以上を汚れとのなじみ性が良好なクレンジング料であると評価した。
２点：塗布後速やかにメイク汚れとなじんだと感じた場合。
１点：ややメイク汚れとのなじみが悪いと感じた場合。
０点：明らかにメイク汚れとのなじみが悪いと感じた場合。
【００１４】
（３）洗浄性
メイクをした２０名の女性（２１才〜３５才）をパネラーとし、クレンジング料を使用した時の洗浄性（汚れ落ち）について下記のように判定し、２０名の平均値を求めて、平均値１．５点以上を洗浄性が良好なクレンジング料であると評価した。
２点：十分メイク汚れが落ちたと感じた場合。
１点：ややメイク汚れの落ちが悪いと感じた場合。
０点：明らかにメイク汚れの落ちが悪いと感じた場合。
（４）すすぎ性
メイクをした２０名の女性（２１才〜３５才）をパネラーとし、クレンジング料を使用し、ぬるま湯で洗い流した時のすすぎ性について下記のように判定し、２０名の平均値を求めて、平均値１．５点以上をすすぎ性が良好なクレンジング料であると評価した。
２点：すすぎ時のぬめりもなく、速やかにすすぎができたと感じた場合。
１点：すすぎ時にややぬめりが残り、ややすすぎ性が悪いと感じた場合。
０点：ぬめりが落ち難く、明らかにすすぎ性が悪いと感じた場合。
【００１５】
（５）使用後の感触
メイクをした２０名の女性（２１才〜３５才）をパネラーとし、クレンジング料を使用した後の感触について下記のように判定し、２０名の平均値を求めて、平均値１．５点以上を使用後の感触が良好なクレンジング料であると評価した。
２点：べたつきも無く、すべすべの肌になったと感じた場合。
１点：ややべたつきがある、もしくはやや肌がかさかさすると感じた場合。
０点：べたつきが多い、もしくは肌がかさかさになったと感じた場合。
（６）透明性
クレンジング料の外観を観察して、下に示す３段階で透明性を評価した。
○：透明性良好（透明である。）
△：透明性やや不良（ほぼ透明であるが、若干白濁している。）
×：透明性不良（明らかに白濁して透明性が悪い。）
（７）経時安定性
クレンジング料を透明ガラス容器に密封して０℃、２５℃および４０℃で３ヶ月間保存し、その外観を観察して、下に示す３段階で評価した。
○：安定性良好（いずれの温度でも外観の変化がない。）
△：安定性やや不良（いずれかの温度において若干おり、沈殿を生じるか、または若干着色を生じる。）
×：安定性不良（いずれかの温度においており、沈殿を生じるか、または分離する。もしくは着色が著しい。）
【００１６】
【表１】

【００１７】
【表２】

【００１８】
実施例１〜７より、本発明の成分を用いたクレンジング料はいずれも使用時に十分なホット感を有し、肌へののび、汚れとのなじみ性および洗浄性に優れるとともに、使用後もべたつかず、肌がすべすべになり、経時安定性にも優れていた。
比較例１〜６では十分な性能が得られていない。比較例１ではａ．成分が本発明の範囲より少なく配合されていることから使用時ののびとホット感、汚れとのなじみ性、使用後の感触が悪くなっている。比較例２ではｂ．成分が本発明の範囲より少なく配合されていることから洗浄性が悪くなっており、比較例３ではｂ．成分が本発明の範囲を超えて配合されていることからすすぎ性や使用後の感触が悪くなるとともに透明性が悪くなっている。比較例４ではｃ．成分が本発明の範囲より少なく配合されていることから洗浄性および汚れとのなじみ性が悪くなっており、比較例５ではｃ．成分が本発明の範囲を超えて配合されていることからすすぎ性が悪くなっている。比較例６ではａ．成分に変えて１，３−ブチレングリコールを配合していることから洗浄性や経時安定性に問題を生じている。
【００１９】
【発明の効果】
本発明のホットクレンジング料は使用時に十分なホット感を有し、肌へののび、汚れとのなじみ性および洗浄性に優れるとともに、使用後もべたつかず、肌がすべすべになり、経時安定性にも優れている。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a makeup cleanser, an ultraviolet light preventive cosmetic, and a skin cleansing material that removes dirt such as sebum, and more specifically, has a sufficient hot feeling when used, spreads on the skin, and is compatible with dirt. Further, the present invention relates to a cleansing material that has excellent cleanability, does not become sticky after use, makes the skin smooth, and has excellent stability over time.
[0002]
[Prior art]
Makeup cosmetics, UV protection cosmetics, and the like protect skin from external stimuli and have the effect of making them appear more beautiful and clean, and are indispensable in the lives of modern society. However, since these cosmetics contain a large amount of oily components, inorganic pigments, etc., they block pores and prevent metabolism, and may be gradually oxidized and irritating, so use for a long time Cause skin problems. Therefore, it is inevitably performed to remove these cosmetics once a day using a cleansing material.
Common cleansing products include oils, lotions, creams, gels, and other types of products that can be wiped off or washed out with water or hot water. Products are now favored, and recently there have been a great number of products with transparent gels or viscous liquids because of their ease of use, good touch, and visual fun. Ingredients that basically perform the function of “cleansing” in various cleansing materials are either an oily base, a surfactant, or a solvent, and as a function of the product, it is easy to spread and use with dirt, Detergency (soil removal), rinsability and feel after washing are required.
[0003]
In general, in terms of spread during use, compatibility with dirt, and cleanability (soil removal), a nonionic surfactant having a HLB of 5 to 15 and a liquid oil are used as described in JP-B-6-99275. Oil-like crazing materials such as cleansing cosmetics described in JP-A-3-161428, which are a combination of a non-aqueous cleansing material or a nonionic surfactant having an HLB of 7 to 14, a liquid oil and water, are excellent. However, the oily product has a very low viscosity, so it not only has a serious problem that it flows down during use and is difficult to use, but the feel after washing is not always good. Therefore, as a cleansing material having improved usability, a gel cleansing material described in JP-A-8-127512, an alkyl methacrylate copolymer and an interface, which is a combination of a nonionic surfactant, alcohol, liquid oil and water. There are cleansing cosmetics and the like described in JP-A-9-87139 in which an activator and a water-soluble polyhydric alcohol are combined. However, the compatibility with spread and dirt during use becomes worse, and the rinsing property becomes extremely worse. There was a problem. On the other hand, in JP-A-9-48706, by combining a moisturizing agent with oil and water, the pores are opened using the heat of hydration of polyhydric alcohol, and the skin is softened so that it is compatible with dirt. Cleansing compositions with improved detergency have been proposed. However, even in this composition, the effect was not sufficient, and the compatibility with dirt and the cleaning property were not sufficiently good. In addition, there was a problem with rinsing properties and feel after washing, and there was a case where the user feels sticky after washing.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention solves the above-mentioned problems, has a sufficient hot feeling when used, has excellent spreadability to the skin, compatibility with dirt and cleanability, does not become sticky after use, and the skin becomes smooth and stable over time. It aims at providing the hot cleansing fee which is excellent also in property.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
That is, the present invention
(1) a. 40-90% by weight of propylene glycol, dipropylene glycol, glycerin or diglycerin, b. 5 to 30% by weight of a polyoxyethylene sorbitan fatty acid ester type nonionic surfactant having an HLB of 12 or more, c. 5 to 30% by weight of a polyoxyethylene fatty acid glycerin type nonionic surfactant , d. A hot cleansing material comprising 10% by weight or less of water .
(2) a. The component is a1. Propylene glycol or dipropylene glycol and a2. The hot cleansing composition according to (1), which contains glycerin or diglycerin and has a weight ratio of a1 and a2 of 1: 2 to 10: 1.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Used in the present invention a. The component is propylene glycol, dipropylene glycol, glycerin or diglycerin, and one or a mixture of two or more thereof is used. Used in the present invention a. The component propylene glycol is also known as 1,2-propanediol. Dipropylene glycol is a dimer of propylene glycol and consists of three kinds of positional isomers. Dipropylene glycol is preferred from the standpoint of detergency and feel.
In order to enhance the hot feeling and improve the usability, a. The component is a1. Propylene glycol or dipropylene glycol and a2. It contains both glycerin or diglycerin, and the weight ratio of a1 and a2 is preferably 1: 2 to 10: 1, more preferably 2: 3 to 8: 1.
[0007]
Used in the present invention b. The component polyoxyethylene sorbitan fatty acid ester type nonionic surfactant is produced by adding ethylene oxide to sorbitan fatty acid ester. And the fatty acid used for this sorbitan fatty acid ester is a C8-24 linear or branched fatty acid, the average addition mole number of ethylene oxide is 5-100, and in this invention, HLB is HLB. More than 12 are used. For example, polyoxyethylene (20 mol) sorbitan monolaurate, polyoxyethylene (20 mol) monococonut oil fatty acid sorbitan, polyoxyethylene (20 mol) sorbitan monopalmitate, polyoxyethylene (20 mol) sorbitan monooleate, poly Examples thereof include oxyethylene (20 mol) sorbitan monostearate and polyoxyethylene (30 mol) sorbitan trilaurate.
However, in the present invention, the HLB is determined by the concept of the HLB value of Griffin (WCGriffin: J. Soc. Cosmetic Chemists, 33, 1180 (1960)).
[0008]
C. Used in the present invention. The component polyoxyethylene fatty acid glycerin type nonionic surfactant is generally produced by adding ethylene oxide to a glycerin fatty acid ester obtained by reacting 1 to 2 mol of a fatty acid with respect to 1 mol of glycerin. The fatty acid used is a linear or branched fatty acid having 8 to 24 carbon atoms, and the average number of moles of ethylene oxide added is 5 to 80. For example, polyoxyethylene (20 mol) monolauric acid glycerin, polyoxyethylene (7 mol) mono coconut oil fatty acid glycerin, polyoxyethylene (30 mol) mono coconut oil fatty acid glycerin, polyoxyethylene (80 mol) mono tallow fatty acid glycerin, etc. Can be mentioned.
[0009]
A. The component is 40 to 90% by weight, preferably 45 to 80% by weight, and more preferably 50 to 70% by weight in the total amount of the composition. If it is less than 40% by weight, the hot feeling, the spread at the time of use, the compatibility with dirt, and the feeling after use become worse, and if it exceeds 90% by weight, the detergency becomes worse.
B. The component is 5 to 30% by weight, preferably 5 to 27% by weight, more preferably 7 to 25% by weight, based on the total amount of the composition. If it is less than 5% by weight, the detergency is deteriorated, and if it exceeds 30% by weight, the rinsing property and the feeling after use are deteriorated, and the transparency is problematic.
C. Of the present invention. The component is 5 to 30% by weight, preferably 5 to 27% by weight, more preferably 7 to 25% by weight, based on the total amount of the composition. If it is less than 5% by weight, the cleaning property and compatibility with dirt are deteriorated, and if it exceeds 30% by weight, the rinsing property is deteriorated and the odor of the product may be problematic.
[0010]
Furthermore, the water content of the hot cleansing material of the present invention is preferably 10% by weight or less, more preferably 7% by weight or less, and still more preferably 5% by weight or less in the total amount of the composition. If it exceeds 10% by weight, sufficient hot feeling may not be obtained during use.
[0011]
In addition, it is also possible to mix | blend the additive currently used for cosmetics with the cleansing material of this invention in the range which does not impair the performance of this invention.
For example, lower alcohols such as ethanol and isopropyl alcohol, polyhydric alcohols such as 1,3-butylene glycol, polyethylene glycol, sorbitol and maltitol, hydrocarbon oils such as liquid paraffin, liquid isoparaffin, squalane, petrolatum and solid paraffin, beef tallow , Natural fats and oils such as pork fat and fish oil, synthetic triglycerides such as glyceryl tri-2-ethylhexanoate, ester oils such as isopropyl myristate, isopropyl palmitate, cetyl palmitate, ethyl oleate, oleyl oleate, octyldodecyl myristate , Waxes such as beeswax and carnauba wax, linear and cyclic dimethylpolysiloxane, polyether-modified dimethylpolysiloxane, silicone derivatives such as amino-modified dimethylpolysiloxane, ceramide Cholesterol, protein derivatives, lanolin, lanolin derivatives, oily bases such as lecithin, polyoxyethylene alkyl ether, polyethylene glycol fatty acid ester, polyoxypropylene alkyl ether, polypropylene glycol fatty acid ester, polyoxyethylene hydrogenated castor oil, polyglycerin fatty acid ester, Nonionic surfactants such as alkyl polyglucoside, polyoxyethylene polyoxypropylene block polymer, alkanolamide, soap, alkyl sulfate ester salt, alkyl ether sulfate ester salt, α-olefin sulfonate, acylmethyl taurate salt, acyl Glutamate, acyl glycine salt, acyl sarcosine salt, acyl isethionate, alkyl ether carboxylate, amide ether sulfate Anionic surfactants such as tellurium salts and alkyl phosphate esters, amphoteric surfactants such as alkyldimethylaminoacetic acid betaines, amidopropyldimethylaminoacetic acid betaines, amide amino acid salts and alkyliminodiacetates, alkylamine oxides, poly Semipolar surfactants such as oxyethylene alkylamine oxide, cationic surfactants such as alkyltrimethylammonium chloride and dialkyldimethylammonium chloride, hydrochlorides and acetates of alkylamines and amidoamines, talc, kaolin, sericite, mica , Vermiculite, magnesium carbonate, calcium carbonate, kieselguhr, magnesium silicate, calcium silicate, aluminum silicate, barium silicate, strontium silicate, barium sulfate, metal tungstate, silica, zeolite, hydride Inorganic powder such as xiapatite, boron nitride, ceramic powder, organic powder such as crystalline cellulose, polyethylene powder, polytetrafluoroethylene powder, titanium oxide, zinc oxide, red iron oxide (Bengara), ocher, carbon black, cobalt violet Inorganic pigments such as chromium oxide and ultramarine blue, pearl pigments such as titanium oxide-coated mica, fish scale foil, and colored titanium oxide-coated mica, metal powder pigments such as aluminum powder and copper powder, red 201, orange 204, and yellow 205 Organic pigments such as blue 404, red 3, black 106, red 227, yellow 4, yellow 5, blue 1, etc. natural pigments such as chlorophyll, β-carotene, alginic acid, carboxyvinyl Polymer, carboxymethylcellulose, hydroxypropylmethylcellulose Water-soluble polymers such as glucose, hydroxyethyl cellulose, xanthan gum, hyaluronic acid, inorganic or organic salts such as magnesium sulfate, sodium chloride, sodium citrate, sodium pyrrolidonecarboxylate, acids and alkalis that are pH adjusters, bactericides, Chelating agents, antioxidants, ultraviolet absorbers, anti-inflammatory agents, natural extracts derived from animals and plants, fragrances and the like can be blended.
[0012]
【Example】
Next, the present invention will be described in more detail by way of examples.
Examples 1-7 and Comparative Examples 1-6
The cleansing charges shown in Table 1 and Table 2 were adjusted and evaluated by the following methods. The results are shown in Tables 1 and 2.
[0013]
(1) 20 females (21 to 35 years old) who had a hot feel and make-up at the time of use were defined as panelists, and the average value of 20 persons was determined as follows when using cleansing fees. The average value of 1.5 points or more was determined to be a cleansing material having a good stretch and hot feeling during use.
2 points: When it is felt that there is a sufficient hot feeling with a light and light feel during use.
1 point: When the feeling of hotness is weak due to slightly heavy touch and slightly heavy feel during use.
0 points: When the feel of use is poor and the feel is heavy and there is no hot feeling.
(2) Twenty women (21 to 35 years old) with makeup familiar with dirt are panelists, and the familiarity with dirt when using a cleansing fee is determined as follows. The value was calculated, and an average value of 1.5 points or more was evaluated as a cleansing material having good compatibility with dirt.
2 points: When it is felt that it has become dirty with makeup immediately after application.
1 point: If you feel that you are not familiar with makeup stains.
0 points: When it is apparently unfamiliar with makeup stains.
[0014]
(3) 20 women (21 to 35 years old) who had a cleansing makeup were used as panelists, and the cleanability (stain removal) when using a cleansing fee was determined as follows. The average value of 1.5 points or more was determined to be a cleansing material with good detergency.
2 points: When you feel that makeup stains have been removed sufficiently.
1 point: When it feels that makeup stains are slightly removed.
0 points: When the makeup stains are clearly felt to be bad.
(4) 20 females (21 to 35 years old) who had rinse-in makeup were used as panelists, and the rinses were rinsed with lukewarm water using a cleansing fee. The average value of 1.5 points or more was evaluated as a cleansing material with good rinsing properties.
2 points: When the user feels that rinsing has been completed promptly without slickness.
1 point: When slightly lingering remains during rinsing and feels that rinsing is not easy.
0 point: It is hard to fall off, and when it feels that the rinse property is clearly bad.
[0015]
(5) Twenty women (21 to 35 years old) who made touch feel after use were panelists, and the touch after using a cleansing fee was determined as follows, and the average value of 20 people was obtained. An average value of 1.5 points or more was evaluated as a cleansing material having a good feel after use.
2 points: When there is no stickiness and the skin feels smooth.
1 point: When it feels somewhat sticky or the skin is somewhat bulky.
0 points: When the stickiness is high or the skin feels bulky.
(6) The appearance of the transparency cleansing material was observed, and the transparency was evaluated in the following three stages.
○: Good transparency (transparency)
Δ: Transparency somewhat poor (almost transparent but slightly cloudy)
X: Poor transparency (clearly cloudy and poor transparency)
(7) Stability over time The cleansing material was sealed in a transparent glass container and stored at 0 ° C., 25 ° C. and 40 ° C. for 3 months. The appearance was observed and evaluated in the following three stages.
○: Good stability (no change in appearance at any temperature)
Δ: Slightly poor (slightly at any temperature, causing precipitation or slight coloration)
X: Poor stability (at any temperature, precipitates or separates, or is highly colored)
[0016]
[Table 1]

[0017]
[Table 2]

[0018]
From Examples 1 to 7, the cleansing materials using the components of the present invention all have a sufficient hot feeling during use, and are excellent in spreading on the skin, adaptability to dirt, and cleanability, and are also sticky after use. The skin was smooth, and the stability over time was excellent.
In Comparative Examples 1 to 6, sufficient performance is not obtained. In Comparative Example 1, a. Since the components are blended in less than the range of the present invention, the feeling of spreading and hotness during use, the compatibility with dirt, and the feeling after use are poor. In Comparative Example 2, b. Since the components are blended in less than the range of the present invention, the detergency is poor. Since the components are blended beyond the range of the present invention, the rinsing properties and the feeling after use are worsened and the transparency is worsened. In Comparative Example 4, c. Since the components are blended in less than the range of the present invention, the cleaning property and the compatibility with dirt are deteriorated. The rinsing properties are worse because the ingredients are blended beyond the scope of the present invention. In Comparative Example 6, a. Since 1,3-butylene glycol is blended in place of the components, there are problems with detergency and stability over time.
[0019]
【The invention's effect】
The hot cleansing material of the present invention has a sufficient hot feeling when used, has excellent skin spreadability, compatibility with dirt and cleanability, and does not become sticky after use, and the skin becomes smooth and stable over time. Is also excellent.

Claims

a. 40-90% by weight of propylene glycol, dipropylene glycol, glycerin or diglycerin, b. 5 to 30% by weight of a polyoxyethylene sorbitan fatty acid ester type nonionic surfactant having an HLB of 12 or more, c. 5 to 30% by weight of a polyoxyethylene fatty acid glycerin type nonionic surfactant , d. A hot cleansing material comprising 10% by weight or less of water .

a. Is a1. Propylene glycol or dipropylene glycol and a2. The hot cleansing material according to claim 1, comprising glycerin or diglycerin, wherein the weight ratio of a1 and a2 is 1: 2 to 10: 1.