JP4792524B2 - マルチモード移動端末の制御情報送受信方法 - Google Patents

マルチモード移動端末の制御情報送受信方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数のインターフェースで構成されたマルチモード移動端末に関するもので、より具体的には、互いに異なる種類の網間のハンドオーバー時における情報獲得及び情報更新方法に関するものである。
本発明は、互いに異なる種類の網、すなわち、異種網間のハンドオーバーと関連したものであるので、多様な種類の通信システムの一例として広帯域無線接続システムを説明する。
以下、広帯域無線接続システムの特徴及び広帯域無線接続システムで使用されるメッセージを説明する。広帯域無線接続システムに対する国際標準化を進行しているIEEE802.16eのシステムは、既存の2G、3G移動通信システムとは異なり、HLR、VLR、MSC、BSC、RNCなどの階層的構造を備えておらず、移動端末であるMSS(Mobile Subscriber Station)、基地局であるBS(Base Station)及び認証管理サーバーであるASA(Authentication Service Authorization)のみで構成されている。基地局と端末との間では、共通した物理階層(Physical layer:PHY)及び接続制御階層(Medium Access Control:MAC)を定義する。
図1は、広帯域無線接続システムのOFDMA物理階層のフレーム構造を示している。ダウンリンク副フレーム(DL subframe)は、物理階層での同期化及び等化のために使用されるプリアンブルで開始した後、ダウンリンク(DownLink:DL)とアップリンク(UpLink:UL)に割り当てられるバーストの位置及び用途を定義する放送形態のダウンリンクマップ(DL−MAP)メッセージ及びアップリンクマップ(UL−MAP)メッセージを通してフレーム全体に対する構造を定義する。下記の表1と表2は、それぞれDL−MAPメッセージとUL−MAPメッセージの一例を示している。
前記DL−MAPメッセージは、バーストモード物理階層でダウンリンク区間に対してバースト別に割り当てられた用途を定義する。また、前記UL−MAPメッセージは、アップリンク区間に対して割り当てられたバーストの用途を定義する。前記DL−MAPを構成する情報要素(Information Element:IE)は、DIUC(Downlink Interval Usage Code)、CID(Connection ID)及びバーストの位置情報(副チャネルオフセット、シンボルオフセット、副チャネル数、シンボル数)によって使用者端にダウンリンクトラフィック区間が区分される。一方、前記UL−MAPメッセージを構成する情報要素(IE)は、各CID(Connection ID)別にUIUC(Uplink Interval Usage Code)によって用途が決まり、デュレーション(duration)によって該当区間の位置が規定される。ここで、前記UL−MAPで使用されるUIUC値によって区間別用途が決まり、各区間は、それ以前のIE開始点からUL−MAP IEで規定されたデュレーションだけ離れた地点で開始する。
ダウンリンクチャネル叙述子(Downlink Channel Description:DCD)メッセージ及びアップリンクチャネル叙述子(Uplink Channel Description:UCD)メッセージは、基地局のアップリンク/ダウンリンクチャネルパラメーターを含むMAC管理メッセージとして、基地局から放送形態で一定の周期を有して各移動端末に伝送される。各移動端末は、DCD/UCDメッセージから各バーストのコーディング及び変調方式に対する情報を獲得し、これを通してデータのコーディング/デコーディングを行う。移動端末は、周期的に伝送されるDCD及びUCDメッセージを受信し、基地局のチャネルパラメーターが変更されたかを判断し、変更されるチャネルパラメーターをDCD/UCDメッセージを通して更新する。前記UCDメッセージには、アップリンクバーストのコーディング及び変調方式と関連したプロファイル情報と一緒に、レンジング及び帯域要請と関連したCDMAコード集合及び移動端末のコード伝送後の衝突時に適用されるバックオフ(backoff)時間などが定義されている。移動端末は、構造変更カウント(Configuration Change Count)値とDL−MAPメッセージ内のDCDカウント値を比較し、これらの値が異なると、DCDメッセージが変更されたと見なす一方、これらの値が同じであると、DCDメッセージがそれ以前に伝送されたDCDメッセージと同一であると見なす。下記の表3は、DCDメッセージの一例を表している。
下記の表4は、前記DCDメッセージ内に挿入されるTLV(Type、Length、Value)エンコーディングの一つである。下記のTLVエンコーディングを通して、基地局がMIH性能を支援するかどうかを表すことができる。
広帯域無線接続システムのOFDMA方式では、移動端末がアップリンク伝送パラメーターを調整するためのレンジング要請とアップリンク帯域要請をCDMAコードを使用して行う。基地局は、アップリンクチャネル叙述子(UCD)メッセージを通してレンジングと帯域要請のためのCDMAコード集合を放送形態で各移動端末に伝達し、移動端末は、UCDメッセージから獲得したCDMAコードのうち、用途に合うレンジングコードを任意に選択し、これをレンジングのために割り当てられたアップリンク区間に伝送する。下記の表5は、前記UCDメッセージの一例を表している。
移動端末は、DL−MAP、UL−MAPを受信した後、網接続手順のためにレンジングを実行する。
本発明は、互いに異なる複数の網間のハンドオーバーに関するものであるので、以下、異機種網間のハンドオーバー技術に対して説明する。
異機種網間の媒介体独立ハンドオーバー(Media Independent Handover:MIH)に対する国際標準化を進行しているIEEE802.21は、異種網間にシームレスなハンドオーバーとサービス連続性を提供し、移動端末装置の使用者便宜性を向上させることを目的としており、基本的な要求事項として、MIH機能、イベントサービス(Event Service:ES)、命令サービス(Command Service:CS)及び情報サービス(Information Service:IS)を定義している。
移動端末は、一つ以上のインターフェースタイプを支援するマルチモードノードで、インターフェースは、下記のような形態のうち一つである。
i)802.3基盤のイーサネット(登録商標)などの有線形態
ii)IEEE802.XXに基づいた無線インターフェース
−802.11
−802.15
−802.16
iii)3GPP、3GPP2などのセルラー標準化機構によって定義されたインターフェース
上述したように、本発明は、異機種網間のハンドオーバーに関するものであるので、本発明は、有線または無線インターフェースを支援する多様な網間のハンドオーバーを支援する。
図2は、マルチモードで構成された移動端末の一例を示した図である。
図2に示すように、マルチモードで構成された移動端末は、各モードの物理階層及び媒体接近制御(MAC)階層を備えている。また、移動端末のMIH機能は、論理的な個体として、プロトコルスタック内の各階層とSAP(Service Access Point)を通してインターフェースしながら自由に位置することができる。
媒介体独立ハンドオーバー(Media Independent Handover:MIH)は、802系列インターフェース間または802系列インターフェースと上述した非802系列インターフェース(3GPP、3GPP2)との間で定義されるべきで、モバイルIP及びSIP(Session Initiation Protocol)などの上位階層の移動性支援プロトコルがハンドオーバーサービス及びシームレスなサービスのために支援されるべきである。
以下、MIH機能(MIHF)を説明する。IEEE802.21規格は、“break before make”または“make before break”に大きく区分される多様なハンドオーバー方法が容易に動作するように助けることを目的とする。媒介体独立ハンドオーバー機能(Media Independent Handover Function:MIHF)は、定義されたサービス接近点(Service Access Point:SAP)を通して上位階層と下位階層に媒介体独立イベントサービス(Media Independent Event Service:MIES)などの非対称サービス及び媒介体独立命令サービス(Media Independent Command Service:MICS)などの対称サービスを提供する。媒介体独立ハンドオーバー技術は、三つのMIHFサービス及び媒介体独立ハンドオーバープロトコルで構成される。三つの主要なMIHFサービスは、媒介体独立イベントサービス(Media Independent Event Service:MIES)、媒介体独立命令サービス(Media Independent Command Service:MICS)及び媒介体独立情報サービス(Media independent Information Service:MIIS)などである。
以下、媒介体独立イベントサービスを説明する。
媒介体独立イベントサービスは、リンク階層から各上位階層に伝達される情報として、各上位階層は、この情報を登録手順によって受信可能である。ここで、移動性管理プロトコルを含む各上位階層は、ハンドオーバーを予測することでハンドオーバーを助けるために、ハンドオーバーが直ぐ発生するはずであること、またはハンドオーバーが行われたことを表すリンク階層情報を受信する必要がある。媒介体独立イベントサービスは、リンクイベントとMIHイベントに区分される。すなわち、各下位階層(2階層以下)にあるイベントを発生した個体で始まり、通常的にMIHFで終了するリンクイベントと、MIHFによって登録した各上位階層(3階層以上)に伝播されるMIHイベントに区分される。リンクイベントとMIHイベントは、伝播される領域によって再び二つに区分される。すなわち、各イベントがローカルスタック内のイベントソースから発生し、地域MIHF(Local MIHF)に伝達されるか、MIHFから各上位階層にアップリンクで伝達されると、地域イベントであると分類する。また、遠隔のイベントソースから発生し、遠隔のMIHF(Remote MIHF)に伝達されるか、遠隔MIHFから地域MIHFに遠隔で伝達される場合、遠隔イベントであると分類する。
以下、異機種網間のハンドオーバーのためのイベントサービスの例を説明する。
Link_Going_Down
前記Link_Going_Downは、2階層連結が特定の時間内にLink_Down状態になると予測されるときに発生し、ハンドオーバー手順を初期化するためのシグナルになり得る。
イベント根源地:{Local MAC、Remote MAC}
パラメーターは、下記の表6に示す通りである。
Link_Detected
Link_Detectedは、新しい特定のリンクが利用可能であることを表し、現在移動端末が接続している基地局やアクセスポイント(すなわち、現在の接続点)に比べて新しい基地局やアクセスポイントがより良好なリンク品質を提供することもできるという可能性を表す。
イベント根源地:{Local MAC、Remote MAC}
パラメーターは、下記の表7に示す通りである。
−Link_Parameters_Change
Link_Parameters_Changeは、リンクパラメーター値の変化が特定の限界水準を越えたときに発生する。Link_Parameters_Changeは、リンク速度、QoS(Quality of Service)、暗号化値などのリンク階層パラメーターを含むことができる。
イベント根源地:{Local MAC、Remote MAC}
パラメーターは、下記の表8に示す通りである。
以下、媒介体独立命令サービスを説明する。
媒介体独立命令サービスは、各上位階層及び他のMIH使用者のリンク状態を決定し、多重モード装置の最適化された動作を調整するための命令である。また、前記各命令は、各上位階層(3階層以上)から各下位階層(2階層以下)に送られる命令である。媒介体独立イベントサービスと同様に、前記媒介体独立命令サービスは、リンク命令とMIH命令に区分される。また、リンク命令とMIH命令は、伝播される領域によって地域命令と遠隔命令に分けられる。地域MIH命令は、各上位階層で発生し、MIHF(例えば、上位階層移動性管理プロトコルのMIHFまたは政策機関(Policy Engine)MIHFなど)に伝達される。地域リンク命令語は、各下位階層個体を調整するためにMIHFで発生し、各下位階層(例えば、MIHFから媒体接近制御(MAC)またはMIHFから物理(PHY)階層)に伝達される。遠隔MIH命令は、各上位階層で発生し、遠隔の同等スタックに伝達される命令で、遠隔リンク命令は、MIHFで発生し、遠隔の同等スタックの各下位階層に伝達される命令である。
以下、本発明で使用される情報サービスを説明する。
媒介体独立情報サービス(Media Independent Information Service:MIIS)は、現存する多様な形態のネットワークを発見して選択することを容易にするために、階層的なネットワーク上で類似したフレームワークを提供する。すなわち、ネットワーク発見と選択のために必要なネットワークに対する詳細な情報を提供し、如何なるネットワークからも接近可能であるべきである。媒介体独立情報サービス(MIIS)は、次のような情報要素を含む。
−リンク接近パラメーター
−保安メカニズム
−ネイバーマップ
−位置
−サービス提供者及び他のアクセス情報
−リンク費用
以下、MIH性能発見(MIH Capability Discovery)と関連したメッセージを説明する。
MIH_Capability_Discovery.requestメッセージは、次のような特徴を有する。
前記メッセージは、MIHメッセージペイロードを含んでおらず、MIHヘッダーのみを用いてメッセージタイプが1に設定されて伝送される。このメッセージは、2階層(L2)または3階層(L3)を通して伝達される。このメッセージを送信する個体が正確な相手個体の住所を知っておらず、網内にどの個体がMIH機能を有しているかを発見しようとするとき、このメッセージをブロードキャストメッセージとして伝送する。他の場合、このメッセージを送信する個体が相手個体の住所を知っているが、その個体のMIH機能有無を把握するとき、このメッセージをユニキャストメッセージとして伝送する。
MIH_Capability_Discovery.responseメッセージは、次のような特徴を有する。
MIH_Capability_Discovery.requestメッセージを受信した個体がMIH機能を有している場合、MIH_Capability_Discovery.responseメッセージを通して応答する。前記応答メッセージも、MIHメッセージペイロードを含んでおらず、MIHヘッダーのみを用いてメッセージタイプが1に設定されて伝送される。前記応答メッセージは、2階層または3階層を通して伝達される。このように伝達される場合、MIHヘッダーのあて先アドレス(Destination addresses)は、MIH_Capability_Discover.requestのソースアドレス(source address)を複写して充填し、ソースアドレスは、自身の住所を充填する。また、MIH機能(MIHF)を有している個体は、2階層または3階層を通して自身のMIH機能(MIHF)を周期的に広告することができる。
以下、上述した各メッセージを用いて異機種網間のハンドオーバーを行う方法を説明する。
図3は、従来技術に係るハンドオーバー手順を示したフローチャートの一例である。すなわち、図3は、マルチモード移動端末が無線LAN接続点から広帯域接続システムにハンドオーバーする場合、DCDメッセージを通してハンドオーバーしようとする基地局のMIHF性能情報を獲得する方法及び網接続手順を示している。
まず、マルチモード移動端末のMIHは、現在接続している無線LANリンクが一定時間後に接続解除状態になるという通報をリンク階層から受ける(S301)。すなわち、移動端末は、現在の接続点(図3のIEEE802.11)との接続が解除されるという通報を受ける。
接続が解除されることを知った移動端末のMIHFは、現在の接続点のMIHまで遠隔で接続が解除されることを表すLink_going_downプリミティブを伝送する(S302)。前記Link_going_downプリミティブは、前記表6などを通して説明した通りである。
移動端末の上位管理個体は、他の網にハンドオーバーするために他のリンクを検出することを指示する。前記指示は、MIHFを通して該当のインターフェースリンク階層に伝達され、実際にリンク検出を行う(S303)。
S303のスキャン手順を通して検出された広帯域無線接続リンクは、リンク検出(Link Detected)プリミティブを通してMIHFに伝達される(S304)。図3は、新しい接続点が広帯域無線接続リンクである場合の一例である。
使用可能なリンク情報を受けたMIHFまたは上位管理個体は、該当のリンク設定のためにリンク連結(Link Connect)命令語を広帯域接続システムリンクに伝送する(S305)。
基地局のMAC階層は、移動端末のMAC階層にDL−MAP、UL−MAPメッセージをフレームごとに放送する。これを通して、移動端末は、アップリンク及びダウンリンクのためのフレーム構造、帯域割り当て及びDIUC、UIUCなどに対する情報を獲得する(S306)。
また、基地局のMAC階層は、基地局のMIHF性能情報を含むDCDメッセージを周期的に移動端末に伝送する。移動端末は、DL−MAPメッセージからDCDカウント値とDCDメッセージ内の構成カウント変更(Configuration count change)値を比較し、これらの値が同一でない場合、最近に伝送されたDCDメッセージ内容に更新する(S307)。
移動端末のMAC階層は、DCDメッセージを通して受信されたMIHF性能情報をMIHFまたは上位管理個体に伝送する(S308)。
基地局は、DCDメッセージと一緒に、アップリンクチャネルに関する情報を含むUCDメッセージを放送する(S309)。ただし、前記S309の手順をS308の手順前に行うこともできる。また、S309の手順は、S307の手順と同一の周期を行うことができ、同一の方法で最近のUCDメッセージ内容を伝送することができる(S309)。
移動端末は、基地局に2階層連結のための手順を行う(S310)。
上述したS301乃至S310の手順を通して、従来の移動端末は、現在の接続点から新しい接続点にハンドオーバーを行う。
以下、上述した従来技術の問題点を説明する。
従来技術に係るハンドオーバーを行う場合、移動端末は、新しい網に接続するためのシステム情報を、その網に接続した後、新しい接続点が伝送する放送メッセージを受信したときに知ることができた。すなわち、上述した新しい網に接続するリンク連結(Link Connect)命令語を伝送した後、前記新しい網で放送される制御情報を受信し、ハンドオーバー手順を完了した。しかしながら、ハンドオーバーを試みる移動端末が新しい網から必要な放送メッセージを受信するのにかかる遅延時間のために、ハンドオーバーの遅延問題が発生した。
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するために提案されたもので、その目的は、速い時間内に異機種網間のハンドオーバーを完了できる通信方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、異機種網間のハンドオーバーのための制御情報を効率的に更新して獲得する方法を提供することにある。
本発明に係る制御情報獲得及び更新方法は、従来技術の問題点を解決するために、少なくとも二つ以上のインターフェースを含むマルチモード移動端末において、リンク検出を通して把握した新しい接続点に関する第1制御情報を特定のネットワークに関する情報を提供するネットワークエンティティに要請する段階と、前記要請した第1制御情報及び前記新しい接続点で提供される第2制御情報を獲得する段階と、前記第1制御情報及び前記第2制御情報によって前記新しい接続点に対する連結を行う段階とを含む。
また、本発明に係る制御情報獲得及び更新方法は、少なくとも二つ以上のインターフェースを含むマルチモード移動端末において、現在の接続点にハンドオーバー事実を通知し、現在の接続点に保存された新しい接続点に関する第1制御情報を要請する段階と、前記要請した第1制御情報及び前記新しい接続点で提供される第2制御情報を獲得する段階と、前記第1制御情報及び前記第2制御情報によって前記新しい接続点に対する連結を行う段階とを含んで構成され、前記現在の接続点に保存された第1制御情報は、特定のネットワークに関する情報を提供するネットワークエンティティから提供されたことを特徴とする。
また、本発明に係る制御情報獲得及び更新方法は、少なくとも二つ以上のインターフェースを含むマルチモード移動端末において、現在の接続点にハンドオーバー事実を通知し、新しい接続点に関する第1制御情報を要請する段階と、前記新しい接続点から前記現在接続点に提供された前記第1制御情報を獲得する段階と、前記新しい接続点から提供される第2制御情報を獲得する段階と、前記第1制御情報及び前記第2制御情報によって前記新しい接続点に対する連結を行う段階とを含んで構成される。
また、本発明に係る制御情報獲得及び更新方法は、少なくとも二つ以上のインターフェースを提供する通信システムに含まれた特定の接続点において、マルチモード移動端末から特定の接続点に関する制御情報を獲得することを要請するメッセージを受信する段階と、前記制御情報を特定のネットワークに関する情報を提供するネットワークエンティティに要請して獲得する段階と、前記マルチモード移動端末に前記制御情報を提供する段階とを含んで構成される。
本発明は、有線及び無線を含む二つ以上のインターフェースからなるマルチモードで構成された移動端末が媒介体独立ハンドオーバーを行うとき、情報サーバーから新しい接続点に対するシステムパラメーター情報を予め獲得し、迅速な通信を再開する方法を提供する。また、本発明は、情報サーバーに保存された情報を更新し、情報に対する信頼性を提供する方法を提供する。前記マルチモード移動端末が支援するインターフェースの種類には制限がなく、例えば、広帯域無線接続システム(IEEE802.16)インターフェース、有線LAN(IEEE802.3)インターフェース、無線LAN(IEEE802.11)インターフェースまたはセルラー(3GPP/3GPP2)インターフェースなどが可能である。
例えば、IEEE802.21で提供する情報サーバーを通してシステムパラメーター情報を提供することができる。また、例えば、システムパラメーター情報は、IEEE802.16システムの場合には、UCD、DCD、DIUC及びUIUCなどを含むことができ、3gppの場合には、SIB(system information block)を含むことができ、3gpp2の場合には、システムパラメーターメッセージ及び拡張されたシステムパラメーターメッセージなどを含むことができる。
本発明の各実施例によると、如何なるシステムパラメーターを含むハンドオーバーのための候補システム(または新しい接続点)に関する情報も提供することができる。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
少なくとも二つ以上のインターフェースを含むマルチモード移動端末において、
リンク検出を通して把握した新しい接続点に関する第1制御情報を特定のネットワークに関する情報を提供するネットワークエンティティに要請する段階と;
前記要請した第1制御情報及び前記新しい接続点で提供される第2制御情報を獲得する段階と;
前記第1制御情報及び前記第2制御情報によって前記新しい接続点に対する連結を行う段階と;を含んで構成されるマルチモード移動端末の制御情報送受信方法。
(項目2)
前記第1制御情報は、前記新しい接続点にハンドオーバーを行うのに必要な制御情報であることを特徴とする項目1に記載のマルチモード移動端末の制御情報送受信方法。
(項目3)
前記第1制御情報は、前記新しい接続点に対する接続を行うための物理階層の制御情報であることを特徴する項目1に記載のマルチモード移動端末の制御情報送受信方法。
(項目4)
前記要請する段階は、現在の接続点を通して前記第1制御情報を要請する段階であることを特徴とする項目1に記載のマルチモード移動端末の制御情報送受信方法。
(項目5)
前記要請する段階は、前記ネットワークエンティティに直接的に要請メッセージを伝送する段階であることを特徴とする項目1に記載のマルチモード移動端末の制御情報送受信方法。
(項目6)
前記第2制御情報は放送されることを特徴とする項目1に記載のマルチモード移動端末の制御情報送受信方法。
(項目7)
前記第2制御情報は、アップリンクまたはダウンリンクの無線資源に関する割り当て情報であることを特徴とする項目1に記載のマルチモード移動端末の制御情報送受信方法。
(項目8)
前記連結を行う段階は、第2階層の連結を設定する段階であることを特徴とする項目1に記載のマルチモード移動端末の制御情報送受信方法。
(項目9)
前記新しい接続点は、リンクパラメーターに変化が発生する場合、変更されたパラメーターに関する情報を前記ネットワークエンティティに伝送し、更新を要請することを特徴とする項目1に記載のマルチモード移動端末の制御情報送受信方法。
(項目10)
少なくとも二つ以上のインターフェースを含むマルチモード移動端末において、
現在の接続点にハンドオーバー事実を通知し、現在の接続点に保存された新しい接続点に関する第1制御情報を要請する段階と;
前記要請した第1制御情報及び前記新しい接続点で提供される第2制御情報を獲得する段階と;
前記第1制御情報及び前記第2制御情報によって前記新しい接続点に対する連結を行う段階と;を含んで構成され、
前記現在の接続点に保存された第1制御情報は、特定のネットワークに関する情報を提供するネットワークエンティティから提供されたことを特徴とするマルチモード移動端末の制御情報送受信方法。
(項目11)
少なくとも二つ以上のインターフェースを含むマルチモード移動端末において、
現在の接続点にハンドオーバー事実を通知し、新しい接続点に関する第1制御情報を要請する段階と;
前記新しい接続点から前記現在の接続点に提供された前記第1制御情報を獲得する段階と;
前記新しい接続点から提供される第2制御情報を獲得する段階と;
前記第1制御情報及び前記第2制御情報によって前記新しい接続点に対する連結を行う段階と;を含んで構成されるマルチモード移動端末の制御情報送受信方法。
(項目12)
少なくとも二つ以上のインターフェースを提供する通信システムに含まれた特定の接続点において、
マルチモード移動端末から特定の接続点に関する制御情報を獲得することを要請するメッセージを受信する段階と;
前記制御情報を特定のネットワークに関する情報を提供するネットワークエンティティに要請して獲得する段階と;
前記マルチモード移動端末に前記制御情報を提供する段階と;を含んで構成されるハンドオーバーのための制御情報送受信方法。
本発明は、特定の接続点に対する制御情報を含む情報要素(IE)を提案し、前記情報要素が含まれた多数のプリミティブを提案する。また、本発明は、前記多数のプリミティブを使用してハンドオーバーのための制御情報の獲得及び更新方法を提案する。前記多数のプリミティブを用いてハンドオーバーのための制御情報の獲得及び更新を行うと、従来技術に係る遅延時間の増加を解決することができる。
本発明の特徴、動作及び効果は、以下で説明する本発明の一実施例によって一層具体化されるだろう。以下、添付された表及び図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
本発明は、異機種網間のハンドオーバーに関するもので、情報サーバーによって提供される情報要素を提案する。以下、本実施例で提案する情報要素(Information Element:IE)の一例として、PoA_SystemParameter情報要素(IE)を説明する。
前記情報要素は、情報サーバーに保存される情報要素である。前記情報要素は、移動端末または接続点の要請によって伝達される情報要素である。また、前記情報要素は、移動端末がハンドオーバーを試みる前に獲得可能な情報要素の一つである。前記情報サーバーは、上述した情報サービスを提供するネットワークエンティティをいう。
以下で説明する情報要素は、候補ネットワークが広帯域無線接続システムである場合に関するものである。前記候補ネットワークは、ハンドオーバーを試みる移動端末が新しく接続するネットワークのうち何れか一つを表すもので、本発明に係る候補ネットワークの種類には制限がない。すなわち、上述したイーサネット(登録商標)などの有線インターフェースを含むネットワークが前記候補ネットワークになり得るし、無線LANやセルラー移動通信(例えば、3GPPまたは3GPP2)などの無線インターフェースを含むネットワークが前記候補ネットワークになり得る。
以下、説明の便宜のために、上述した多様なネットワークのうち広帯域無線接続システムが候補ネットワークになる場合の一例を説明する。広帯域無線接続システムにおいて、移動端末が上述したUCD、DCDの情報を情報サーバーから予め獲得する場合、DCDを通してMIH性能発見手順を行えるだけでなく、基地局から放送されるDL−MAP、UL−MAPを受けると、直ちに該当の基地局とのL2ハンドオーバー遂行を開始することができる。
整理すると、前記候補ネットワークが上述した広帯域無線接続システムであると、前記情報要素は、広帯域無線接続システムに対するハンドオーバー及び接続のために必要な多様な制御情報を含む。前記広帯域無線接続システムに接続するために、移動端末は、上述したDCD、UCD、DIUC、UIUCに関する情報を必要とするので、本実施例で提案する前記情報要素は、前記DCD、UCD、DIUC、UIUCに関する情報を含むことが好ましい。前記候補ネットワークが特定の通信網である場合には、移動端末が前記特定の通信網にハンドオーバー/接続するのに必要な制御情報が存在するので、本実施例で提案する前記情報要素は、前記特定の通信網に対するハンドオーバー及び接続に必要な制御情報を含むことが好ましい。例えば、前記候補ネットワークが3GPPシステムである場合、前記情報要素には、システム情報ブロックの指示子、スケジューリング情報を含むマスター情報ブロック及び少なくとも一つのシステム情報ブロックが含まれる。また、前記候補ネットワークが3GPP2システムである場合、前記情報要素には、システムパラメーターメッセージ(system parameter message:SPM)に含まれる全てまたは一部のパラメーターが含まれる。
以下、上述した例示的な各システムで使用されるPoA_SystemParameter情報要素(IE)フォーマットの各例を説明する。
表9は、本実施例に係るPoA_SystemParameter情報要素(IE)フォーマットの一例を表している。前記DCD、UCD、DIUC、UIUCに関する情報を含むので、候補ネットワークが広帯域無線接続システムである場合に使用されることが好ましい。
以下、情報サーバーに保存される情報要素の他の例として、上述したように、前記候補ネットワークが広帯域無線接続システムだけでなく、3GPP及び3GPP2システムを含む場合、該当システムのシステムパラメーターを含む情報要素の一例を説明する。
表10は、本実施例に係るPoA_SystemParameter情報要素(IE)フォーマットの他の例を表している。表10に示すように、PoA_SystemParameter情報要素(IE)は、少なくとも一つのシステムパラメーターを含む。以下、前記各システムパラメーターを一層具体的に説明する。
表11は、PoA_SystemParameter情報要素(IE)に含まれるシステムパラメーターに対する構成の一例を示しており、具体的なシステムパラメーター値に対する情報は、以下の表12に示す通りである。
表12から分かるように、ネットワークタイプは、IEEE802.16、3gpp、3gpp2などを含むことができる。そして、ネットワークタイプがIEEE802.16である場合、上述したように、各システムパラメーターは、DCD、UCD、DIUC、UIUCに関する情報を含む。ネットワークタイプが3gppである場合、各システムパラメーターには、マスター情報ブロック及び少なくとも一つのシステム情報ブロックが含まれる。また、ネットワークタイプが3gpp2である場合、各システムパラメーターには、システムパラメーターメッセージ(system parameter message:SPM)または拡張されたシステムパラメーターメッセージ(Extended SPM)に含まれる全てまたは一部のパラメーターが含まれる。
ネットワークタイプが3gppである場合の各システムパラメーターに含まれるシステム情報ブロックの例は、マスター情報ブロック、第1スケジューリングブロック、第2スケジューリングブロック及び少なくとも一つのシステム情報ブロック(タイプ1−18)を含む形式で構成される。
表13は、ネットワークタイプが3gpp2である場合、各システムパラメーターに含まれるシステムパラメーターメッセージの例を示している。
上述したPoA_SystemParameter情報要素(IE)は、本実施例で提案する多様なプリミティブに含まれる。本実施例は、速いハンドオーバーを支援するために、従来より改善されたり、新しく提案されるプリミティブを使用する。以下、本実施例で提案するLink_Parameter_Change.Indication、MIH_Get_Information.response、MIH_Handover_Initiate.response、MIH_Handover_Prepare.response、Update_Info_Query.request、Update_Info_Query.responseプリミティブを説明する。
以下、Link_Parameter_Change.Indicationを説明する。
前記プリミティブは、特定の限界値を逸脱した各リンクパラメーターに対する変化を知らせるために使用される。このプリミティブは、リンク速度、QoSまたはBERなどのリンク階層パラメーターを含み、各リンク階層パラメーターに対する限界値は、リンク構成しきい値(Link Configure thresholds)コマンドに提示された限界値を使用する。
候補ネットワークが広帯域無線接続システムである場合、MAC階層から変更されたDCD、UCD情報をPOA_SystemParametersに含ませて伝達することができる。また、POA_SystemParametersは、本発明で提示したUCD、DCD情報の他に、ハンドオーバーや網接続と関連した如何なる変更された情報も含むことができる。例えば、3gppシステムの場合、マスター情報ブロック及びそれに該当する少なくとも一つのシステム情報ブロックを含み、3gpp2システムの場合、システムパラメーターメッセージ(system parameter message:SPM)または拡張されたシステムパラメーターメッセージ(Extended SPM)に含まれる全てまたは一部のパラメーターを含むことができる。また、POA_SystemParametersパラメーターは、LinkParameterList内に含まれて伝達される。例えば、LinkParameterListのうちnewValueofLinkParameter内にPOA_SystemParametersが含まれ、変更されたシステムパラメーター情報が上位階層に伝達されることもある。
LinkParameterList、POA_SystemParametersなどの情報は、MAC階層からMIHに伝達され、情報サーバーとの通信を通して変更された情報を情報サーバーに更新要求するのに使用される。
前記プリミティブは、下記の表14のように情報を含むことができる。
以下、MIH_Get_Information.responseを説明する。
MIH_Get_Information.requestプリミティブは、移動端末のMIHが情報を要請したり、接続点のMIHが相手MIHエンティティに情報を要請するために使用される。情報質疑を通して網の性能または特定のインターフェースと関連した値を獲得することができる。
MIH_Get_Information.responseプリミティブは、移動端末または接続点が情報サーバーからPOA_SystemParameters情報要素に含まれたハンドオーバーや網接続と関連した情報を獲得するために使用される。広帯域無線接続システムの場合、MAC階層からDCD、UCD情報をMIH_Get_Information.response内のPOA_SystemParameters情報要素に含ませて伝達することができる。また、上述したように、POA_SystemParameters情報要素は、本実施例で提示したUCD、DCD情報の他に、如何なる変更された情報も含むことができる。上述したように、3gppシステムの場合、マスター情報ブロック及びそれに該当する少なくとも一つのシステム情報ブロックを含み、3gpp2システムの場合、システムパラメーターメッセージ(system parameter message:SPM)または拡張されたシステムパラメーターメッセージ(Extended SPM)に含まれる全てまたは一部のパラメーターを含んで伝送することができる。
また、前記MIH_Get_Information.requestは、移動端末から現在の接続点を通して情報サーバーに伝送されたり、移動端末から直接情報サーバーに伝送される。情報サーバーは、MIH_Get_Information.responseを通して要請された情報を含ませて応答する。
前記プリミティブは、下記の表15のように情報を含むことができる。
以下、MIH_Handover_Initiate.responseプリミティブを説明する。
前記プリミティブは、端末にあるMIH機能が網にあるMIH機能と通信するために使用される。前記プリミティブは、ハンドオーバーを開始するという事実を伝達するのに使用される。前記プリミティブは、網がハンドオーバーを開始するために端末と通信するのにも使用される。本実施例によって前記プリミティブに追加されるものは、移動端末がPreferredNewPoAに対するシステムパラメーター及びハンドオーバーのために要請した情報を含むPOA_SystemParametersのうち少なくとも何れか一つである。候補ネットワークが広帯域無線接続システムである場合、DCD、UCD情報をPOA_SystemParameters情報要素に含ませて伝達することができる。また、上述したように、前記POA_SystemParameters情報要素は、本発明で提示したUCD、DCD情報の他に、ハンドオーバーや網接続と関連した如何なる変更された情報も含むことができる。情報要素は、候補ネットワークが広帯域無線接続システムだけでなく、如何なる他のシステム(i.e.3gpp、3gpp2)になるとしても、該当システムのシステムパラメーターまたはハンドオーバーや初期網接続に必要な情報を含むことができる。移動端末がPOA_SystemParameters情報要素を含むメッセージを現在の接続点に伝送すると、現在の接続点は、情報サーバーまたはPreferredNewPoAとの通信を通して情報を獲得することができる。
前記MIH_Handover_Initiate.responseプリミティブは、下記の表16のような情報を含むことができる。
以下、MIH_Handover_Prepare.responseプリミティブを説明する。
前記プリミティブは、現在の接続点のMIHと相手エンティティのMIHとの間の通信のために使用される。このプリミティブは、ハンドオーバーが差し迫った場合、相手エンティティ(ハンドオーバー候補ネットワーク)がハンドオーバーのための資源を予め準備することを要請するために使用される。また、前記プリミティブは、相手エンティティの資源の状態などを要請して伝達するのに使用される。
本実施例では、迅速なハンドオーバーを行うために、相手エンティティからハンドオーバーと関連したパラメーターまたはシステムパラメーターを追加させる。具体的に、候補ネットワークが広帯域無線接続システムである場合には、前記プリミティブにUCD、DCD、UIUC、DIUCなどの情報を追加させる。また、前記POA_SystemParameters情報要素は、候補ネットワークが広帯域無線接続システムだけでなく、如何なる他のシステム(i.e.3gpp、3gpp2)になるとしても、該当システムのシステムパラメーターまたはハンドオーバーや初期網接続に必要な情報を含むことができる。前記POA_SystemParameters情報要素は、MIH_Handover_Initiate.responseに伝達され、移動端末にまで伝達される。
前記MIH_Handover_Prepare.responseプリミティブは、下記の表17に示す通りである。
以下、Update_Info_Query.requestプリミティブを説明する。
前記プリミティブは、各接続点または移動端末が情報サーバーに変更された各情報要素の更新を行うために使用される。各接続点、移動端末のMIH、接続点内のネットワーク個体(IPまたは伝送階層)のうち何れか一つを通して情報サーバーとの通信が可能である。また、各接続点の情報更新を通して、移動端末は、ハンドオーバーを開始する前に信頼のある情報要素を受けることができる。InfoQueryParameters情報要素には、更新する情報要素が挿入される。広帯域無線接続システムの場合、MAC階層から変更されたDCD、UCD情報をPOA_SystemParametersに含ませて伝送することができ、その他に、ハンドオーバーや網接続と関連した如何なる変更された情報も含むことができる。また、広帯域無線接続システムだけでなく、如何なる他の候補システム(i.e.3gpp、3gpp2)に関する変更されたシステムパラメーターも含ませて更新を要請することができる。
前記Update_Info_Query.requestプリミティブは、下記の表18のような情報を含むことができる。
以下、Update_Info_Query.responseプリミティブを説明する。
前記プリミティブは、Update_Info_Query.requestに対する応答メッセージとして使用され、情報サーバーに情報更新が成功的に行われたかに対する結果を伝送する。
前記Update_Info_Query.responseプリミティブは、次の表19のように構成される。
以下、上述したプリミティブを使用してハンドオーバーを行う方法を説明する。
図4は、本発明の一実施例に係る手順フローチャートである。図4は、マルチモード移動端末が無線LANシステムから広帯域接続システムにハンドオーバーする場合、各接続点が情報サーバーに変更された情報の更新を要求する方法を示している。また、本発明を通して、移動端末または現在の接続点は、情報サーバーから新しい接続点に対する変更された情報を獲得することができる。
図4は、現在の接続点が無線LANシステム(IEEE802.11)で、新しい接続点が広帯域無線接続システム(IEEE802.16)である場合の一例に関するものである。本発明は、互いに異なるネットワーク間のハンドオーバーに関するもので、前記現在の接続点または新しい接続点の種類には制限がない。一方、図4の場合、広帯域無線接続システムが新しい接続点であるので、本実施例で提案した情報要素には、広帯域無線接続システムにおけるハンドオーバー及び接続のために必要な情報(DCD、UCD、DIUC、UIUCに関する情報)が含まれる。3gppシステムの場合、マスター情報ブロックを含む少なくとも一つのシステム情報ブロックタイプ(System Information block Type:SIT)が含まれ、3gpp2システムの場合、システムパラメーターメッセージ(system parameter message:SPM)または拡張されたシステムパラメーターメッセージ(Extended SPM)に含まれる全てまたは一部のパラメーターが含まれる。
まず、マルチモード移動端末のMIHは、現在接続している無線LANリンクが一定時間後に接続解除状態になるという通報をリンク階層から受ける(S401)。
また、移動端末のMIHFは、現在の接続点のMIHまで遠隔で接続が解除されることを表すlink_going_downプリミティブを伝送する(S402)。
移動端末の上位管理個体は、他の網にハンドオーバーするために、他のリンクを検出することを指示し、これがMIHFを通して該当のインターフェースリンク階層に伝達され、実際のリンク検出を実施する(S403)。
実際のスキャン手順を通して検出された広帯域無線接続リンクは、リンク検出(link detected)プリミティブを通してMIHFに伝達される(S404)。
以下、上述したS401乃至S404手順と独立的に行われるS405乃至S407手順を説明する。前記S405乃至S407手順は、特定の接続点で変更された情報を情報サーバーに知らせる手順に関するものである。
特定の接続点、例えば、新しい接続点で特定の物理階層パラメーターに変更がある場合、変更された内容を情報サーバーに知らせる。このために、図4の広帯域接続システムリンク階層は、UCD、DCDなどの物理階層パラメーターが変更された場合、これを本発明で提案したPoA_SystemParameters情報要素を通してMIHFまたは上位個体に伝送する(S405)。
変更された情報を受けたMIHFまたは上位個体は、情報更新要求及び応答を通して変更された情報を特定の保存所に保管する(S406、S407)。
上述したように、広帯域伝送システムが情報サーバーでシステムパラメーターまたはハンドオーバー関連パラメーターを更新するS405乃至S407過程は、他の一連の過程と関係なしに行われる。すなわち、リンク階層の変更された情報を上位個体が受けるとき(すなわち、S405過程が行われるとき)であれば、いつでもS406及びS407の過程が行われる。
以下、S408乃至S411の段階は、現在の接続点を通して情報サーバーにハンドオーバー及び接続に関する情報を要請する手順を表す。また、S412乃至S413の段階は、情報サーバーに直接的に情報を要請する手順を表す。前記S408乃至S411の段階と前記S412乃至S413の段階は、互いに独立的に行われる。
まず、前記S408乃至S411の段階を説明する。
マルチモード移動端末がS404によって獲得した新しい接続点(すなわち、広帯域接続システム)とのリンクに対するより多くの情報、例えば、新しい接続点のシステムパラメーター(UCD、DCD、SIB、システムパラメーター)などの情報を要求するために、MIH_Get_Information.requestを現在の接続点に伝送する(S408)。
現在の接続点は、前記MIH_Get_Information.requestによる質疑を情報サーバーに中継することで、新しい接続点にハンドオーバーのための情報を要請する(S409)。
情報サーバーは、移動端末からの質疑に対する応答情報をプリミティブに含ませて移動端末に伝送する。すなわち、前記情報サーバーは、MIH_Get_Information.responseプリミティブを通して移動端末の質疑に対する応答を現在の接続点に伝達し、前記応答情報が最終の移動端末に中継されることで、伝送が完了する(S410、S411)。
前記情報サーバーに含まれるハンドオーバーまたは接続のために必要な制御情報は、前記S405乃至S407によって更新された物理階層パラメーター(UCD、DCD)などを含むことができる。
以下、S412乃至S413の手順を説明する。
移動端末のMIHFは、3階層伝送を用いてMIH_Get_Information.requestとMIH_Get_Information.responseを通した質疑を直接情報サーバーに伝送し、新しい接続点が更新した情報を獲得することができる(S412、S413)。
移動端末のMIHFは、獲得した情報に基づいて新しい接続点(広帯域接続システム)のリンクで2階層連結を行うためのリンク連結(Link Connect)コマンドを伝送する。このとき、移動端末のMIHFは、情報サーバーから獲得した情報を含んでリンク連結(Link Connect)コマンドを伝送することができる(S414)。
広帯域接続システムの基地局は、移動端末にDL−MAP、UL−MAPをフレームごとに放送することで、データバーストのためのフレームの構造及び帯域割り当てなどに関する各情報を伝達する(S415)。
ダウンリンク及びアップリンクに対するMAP情報を獲得した移動端末は、情報サーバーを通して既に獲得したUCD、DCDを通してMIH性能情報を把握し、前記MAP情報を通して初期レンジング区間を把握したので、レンジングを行うことができる。移動端末は、新しい接続点の基地局に2階層連結のための手順を行う(S416)。
図5は、本実施例に係るハンドオーバー方法の他の一例を示している。すなわち、図5は、マルチモード移動端末が無線LANシステムから広帯域接続システムにハンドオーバーする場合、現在の接続点を通して新しい接続点に対する情報を獲得する実施例を示している。上述したように、現在の接続点と新しい接続点は、本発明を説明するための一例に過ぎないので、前記現在の接続点と新しい接続点は、多様なインターフェースを使用する通信システムである。
マルチモード移動端末のMIHは、現在接続している無線LANリンクが一定時間後に接続解除状態になるという通報をリンク階層から受ける(S501)。
移動端末のMIHFは、現在の接続点のMIHFまで遠隔で接続が解除されるという事実を知らせるために、上述したLink_going_downプリミティブを伝送する。この場合、前記プリミティブに新しい接続点のMAC住所が含まれる(S502)。
以下、二つのハンドオーバー方法を区分して説明する。S503乃至S506の手順は、現在の接続点によって情報サーバーから獲得した制御情報を用いて移動端末のハンドオーバーが行われる一連の手順である。また、S507乃至S513の手順は、新しい接続点と現在の接続から生成された制御情報を用いて移動端末のハンドオーバーが行われる一連の手順である。前記S503乃至S506の手順と前記S507乃至S513の手順は、独立的に行われる。
まず、前記S503乃至S506の手順を説明する。新しい接続点に対するMAC住所を受けた現在の接続点は、情報サーバーに質疑語を伝送し、新しい接続点に対する情報を要請する(S503)。前記新しい接続点に対する情報要請は、本実施例で提案した情報要素をMIH_Get_Information.requestとMIH_Get_Information.responseに含ませることで行われる。情報サーバーは、要請したハンドオーバーと関連した情報、広帯域接続システムの場合、本発明で提案した情報要素にDCD、UCDなどのシステムパラメーターを含んで現在の接続点に応答する(S504)。図5に示したように、前記S503乃至S504手順を通してハンドオーバーと関連したパラメーター(HO related parameters)及び接続と関連した多様なパラメーターが含まれ、これは、本実施例で提案した情報要素(PoA_SystemParameter IE)によって可能である。
移動端末のMIHFは、現在の接続点のMIHFにハンドオーバーしようとするリンク識別子、接続点の識別子を含み、ハンドオーバーを試みるという事実を伝送する(S505)。現在の接続点は、それ以前に情報サーバーを通して獲得した広帯域接続システムリンクに関する情報を含んで応答する(S506)。
以下、S507乃至S513の手順を説明する。広帯域接続システム基地局のリンク階層は、UCD、DCDなどの物理階層パラメーターが変更された場合(3gppシステムの場合にはSIBに含まれ、3gpp2システムの場合にはシステムパラメータメッセージに含まれる各パラメーター)、変更された情報をMIHFまたは上位個体に伝送する(S507)。
S508過程は、S505の同一の過程で、移動端末が現在の接続点を通して情報を獲得する例を表す(S508)。
ハンドオーバー開始の要請を受信した現在の接続点は、新しい接続点に移動端末がハンドオーバーしようとすることを知らせ、必要なリソースを確保するようにしたり、現在利用可能なリソースに対する情報を得る。また、ハンドオーバーと関連したパラメーターや物理階層パラメーターに関する情報を要請する(S509)。
該当の情報に対する要請を受けた現在の接続点、すなわち、基地局のMIHFは、MAC階層から物理階層パラメーターを質疑語を通して獲得する(S510及びS511)。
新しい接続点は、実際に利用可能なリソースに対する情報及び物理階層パラメーター(広帯域システムの場合にはUCD、DCDを含む情報、3gppシステムの場合にはSIBに含まれ、3gpp2システムの場合にはシステムパラメーターメッセージに含まれる各パラメーター)を現在の接続点を通して(S512)、移動端末のハンドオーバー開始に対する応答として該当の情報を伝送する(S513)。前記リソースに対する情報を含む情報は、本実施例で提案したMIH_Handover_Prepare.response及びMIH_Handover_Initiate.responseを通して伝達される。
移動端末のMIHFは、獲得した情報に基づいて広帯域接続システムリンク階層に2階層連結のためのリンク連結(Link Connect)コマンドを伝送する(S514)。広帯域接続システムの基地局は、移動端末にDL−MAP、UL−MAPをフレームごとに放送することで、データバーストのためのフレームの構造及び帯域割り当てなどに関する情報を伝達する(S515)。MAP情報を受けた移動端末の広帯域接続システムリンク階層は、情報サーバーを通して既に獲得したUCD、DCDを通してMIH性能情報を認知し、MAPを通して初期レンジング区間を認知したので、基地局に2階層連結のための手順を行う(S516)。
本発明がその精神及び必須的な特徴を逸脱しない範囲で他の特定の形態に具体化されうることは、当業者にとって自明である。したがって、上記の詳細な説明は、全て面で制限的に解析されてはならなく、例示的なものとして考慮されるべきである。本発明の範囲は、添付された特許請求の範囲の合理的な解析によって決定されるべきで、本発明の等価的範囲内での全て変更は、本発明の範囲に含まれる。
本発明を通して、接続点がシステムパラメーターやハンドオーバーと関連した情報を情報サーバーに変更するときに更新する方法を提供する。また、本発明は、移動端末のMIHFが情報サーバーに保存されている接続点に対するシステムパラメーターなどに関する情報を獲得したり、現在の接続点を通して本発明で提示された方法によって新しい接続点に対するシステムパラメーターまたはハンドオーバーと関連したパラメーターを受信する方法を提供する。本発明は、ハンドオーバーのために新しい網に接続する時間を減少させるという効果を有する。
広帯域無線接続システムのOFDMA物理階層のフレーム構造を示した図である。 マルチモードで構成された移動端末の一例を示した図である。 従来技術に係るハンドオーバー手順を示したフローチャートの一例である。 本発明の一実施例に係るハンドオーバー手順を示したフローチャートである。 本発明の他の実施例に係るハンドオーバー手順を示したフローチャートである。

Claims (4)

  1. 少なくとも二つインターフェースを含むマルチモードMSS(Mobile Subscriber Station)の制御情報を送受信する方法であって、
    前記方法は、
    a)現在の接続点を通して、リンクスキャンにより検出された新しい接続点に関する第1制御情報を特定のネットワークに関する情報を提供するネットワークエンティティに要請することであって、前記第1制御情報は、前記新しい接続点に対する連結を行うための物理階層のリンクパラメーターを示す、ことと、
    b)前記要請した第1制御情報及び前記新しい接続点で提供される第2制御情報を獲得することであって、前記第2制御情報は、アップリンクまたはダウンリンクの無線資源に関する割り当て情報を示す、ことと、
    c)前記第1制御情報及び前記第2制御情報によって前記新しい接続点に対する連結を行うことと
    を含み、
    前記新しい接続点は、前記第1制御情報により示される前記リンクパラメーターが他のパラメーターに変更される場合、前記変更されたパラメーターに関する情報を前記ネットワークエンティティに伝送し、前記ネットワークエンティティに更新プロセスを要請する、方法。
  2. 前記第1制御情報は、前記新しい接続点にハンドオーバーを行うのに必要な制御情報を示す、請求項1に記載方法。
  3. 前記第2制御情報は放送される請求項1に記載方法。
  4. 前記c)連結を行うステップは、第2階層(L2)の連結を設定することを含む、請求項1に記載方法。
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