JP4784994B2 - 位置情報に基づいてパケットを中継する中継方法、端末、中継装置及びプログラム - Google Patents

位置情報に基づいてパケットを中継する中継方法、端末、中継装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4784994B2
JP4784994B2 JP2006291840A JP2006291840A JP4784994B2 JP 4784994 B2 JP4784994 B2 JP 4784994B2 JP 2006291840 A JP2006291840 A JP 2006291840A JP 2006291840 A JP2006291840 A JP 2006291840A JP 4784994 B2 JP4784994 B2 JP 4784994B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
identifier
latitude
longitude
destination
location
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006291840A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008109521A (ja
Inventor
貴之 蕨野
隆志 松中
敬三 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2006291840A priority Critical patent/JP4784994B2/ja
Publication of JP2008109521A publication Critical patent/JP2008109521A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4784994B2 publication Critical patent/JP4784994B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、位置情報に基づいてパケットを中継する中継方法、端末、中継装置及びプログラムに関する。
従来、インターネットに、車両の位置情報を蓄積したデータベースが接続されており、利用者の所持する端末から、リアルタイムに車両の位置情報を取得することができる車両運行管理サービスが提供されている(例えば非特許文献1参照)。車両に搭載された端末は、GPS(Global Positioning System)により当該車両自身の位置情報を取得する。その位置情報は、移動アクセスネットワークを介して、データベースに登録される。利用者の所持する端末が、データベースにアクセスすることにより、特定車両の現在位置や移動履歴を取得できる。また、特定エリア内に存在する車両情報を検索することもできる。
「DoCoです・カー」、ドコモ・システムズ株式会社、[online]、[平成18年10月17日検索]、インターネット<URL:http://info.doco-car.jp/car/index.html>
しかしながら、データベースに登録される車両数が膨大な数になると、データベースの検索処理時間も大幅に増加する。例えば、特定のエリアに存在する車両を検索する場合、全車両の位置情報に対して、各車両の位置情報がエリア内に含まれるかどうかを判定しなければならない。位置情報は、緯度・経度及び範囲によって表される。従って、各車両の位置情報の緯度が、検索したい緯度の範囲内に存在し、且つ、各車両の位置情報の経度が、検索したい経度の範囲内に存在することを判定する。パケットを中継する中継装置が、このような判定処理をすることは、処理負荷が増大するだけでなく、経路制御に時間がかかることとなる。
従って、本発明は、移動端末の物理的な位置情報に基づいて、少ない処理量で高速にパケットを中継することができる中継方法、端末、中継装置及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明によれば、複数の端末と、該端末間でパケットを中継する中継装置とを有するシステムにおけるパケット中継方法において、
端末が、当該端末の存在位置に基づく緯度情報及び経度情報を1ビットずつ交互に挿入した緯度経度識別子を生成する第1のステップと、
端末が、緯度経度識別子を含む位置識別子を生成する第2のステップと、
端末が、位置識別子及び端末アドレスを含む位置登録パケットを、中継装置へ送信する第3のステップと、
中継装置が、位置登録パケットに含まれる位置識別子及び端末アドレスを経路テーブルに登録する第4のステップと、
送信元端末が、データパケットを送信すべき宛先位置に基づく緯度情報及び経度情報を1ビットずつ交互に挿入した宛先緯度経度識別子を生成し、宛先位置を中心とする半径に対応する範囲を表す、宛先位置識別子の最上位ビットからのマッチングビット数を指定する第5のステップと、
送信元端末が、宛先緯度経度識別子を含む宛先位置識別子を生成する第6のステップと、
送信元端末が、宛先位置識別子及びマッチングビット数を含むデータパケットを、中継装置へ送信する第7のステップと、
中継装置が、データパケットに含まれる宛先位置識別子の最上位ビットから見て、緯度経度順に対応して、マッチングビット数の分のビット列が一致する、1つ以上の位置識別子を検索する第8のステップと、
中継装置が、検索された位置識別子毎に、複製されたデータパケットの宛先アドレスに、位置識別子に対応する端末アドレスを含めて送信する第9のステップと
を有することを特徴とする。
本発明のパケット中継方法における他の実施形態によれば、
第1のステップは、緯度から順に生成した第1の緯度経度識別子と、経度から順に生成した第2の緯度経度識別子とを生成し、
第2のステップは、第1の緯度経度識別子を含む第1の位置識別子と、第2の緯度経度識別子を含む第2の位置識別子とを生成し、
第3のステップは、第1の位置識別子を含む第1の位置登録パケットと、第2の位置識別子を含む第2の位置登録パケットとの両方を、中継装置へ送信することも好ましい。
本発明のパケット中継方法における他の実施形態によれば、第5のステップは、
宛先緯度経度識別子におけるマッチングビット数に相当する一定範囲の中で、その範囲を四等分するマッチングビット数+2ビットの分のビット列に一致する1つの緯度経度識別子を検索するステップと、
検索された緯度経度識別子を中心とする周辺領域の緯度経度識別子を検索するステップとを有することも好ましい。
本発明によれば、パケットを中継する中継装置とデータパケットを送受信する端末において、
当該端末の存在位置に基づく緯度情報及び経度情報を1ビットずつ交互に挿入した緯度経度識別子を生成する緯度経度識別子生成手段と、
緯度経度識別子を含む位置識別子を生成する位置識別子生成手段と、
位置識別子及び端末アドレスを含む位置登録パケットを、中継装置へ送信する位置登録パケット送信手段と、
データパケットを送信すべき宛先位置に基づく緯度情報及び経度情報を1ビットずつ交互に挿入した宛先緯度経度識別子を生成し、宛先位置を中心とする半径に対応する範囲を表す、宛先位置識別子の最上位ビットからのマッチングビット数を指定する宛先緯度経度識別子生成手段と、
宛先緯度経度識別子を含む宛先位置識別子を生成する宛先位置識別子生成手段と、
宛先位置識別子及びマッチングビット数を含むデータパケットを、中継装置へ送信するデータパケット送信手段と
を有することを特徴とする。
本発明の端末における他の実施形態によれば、
緯度経度識別子生成手段は、緯度から順に生成した第1の緯度経度識別子と、経度から順に生成した第2の緯度経度識別子とを生成し、
位置識別子生成手段は、第1の緯度経度識別子を含む第1の位置識別子と、第2の緯度経度識別子を含む第2の位置識別子とを生成し、
位置登録パケット送信手段は、第1の位置識別子を含む第1の位置登録パケットと、第2の位置識別子を含む第2の位置登録パケットとの両方を、中継装置へ送信することも好ましい。
本発明の端末における他の実施形態によれば、宛先緯度経度識別子生成手段は、
宛先緯度経度識別子におけるマッチングビット数に相当する一定範囲の中で、その範囲を四等分するマッチングビット数+2ビットの分のビット列に一致する1つの緯度経度識別子を検索し、
検索された緯度経度識別子を中心とする周辺領域の緯度経度識別子を検索することも好ましい。
本発明によれば、前述した端末の間でパケットを中継する中継装置において、
位置登録パケットを受信する位置登録パケット受信手段と、
位置登録パケットに含まれる位置識別子及び端末アドレスを経路テーブルに登録する経路テーブル手段と、
データパケットに含まれる宛先位置識別子の最上位ビットから見て、マッチングビット数の分のビット列が一致する、1つ以上の位置識別子を検索する位置識別子検索手段と、
検索された位置識別子毎に、複製されたデータパケットの宛先アドレスに、位置識別子に対応する端末アドレスを含めて送信するデータパケット送信手段と
を有することを特徴とする。
本発明の中継装置における他の実施形態によれば、端末−中継装置間が、モバイルIPv6によって接続されている場合、位置識別子は、モバイルIPv6におけるホームアドレスのインタフェース部に挿入されており、中継装置は、モバイルIPv6のホームエージェントであることも好ましい。
本発明の中継装置における他の実施形態によれば、端末−中継装置間が、SIPによって接続されている場合、位置識別子は、SIP-URI内に挿入されており、中継装置は、SIPサーバであることも好ましい。
本発明によれば、パケットを中継する中継装置とデータパケットを送受信する端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
当該端末の存在位置に基づく緯度情報及び経度情報を1ビットずつ交互に挿入した緯度経度識別子を生成する緯度経度識別子生成手段と、
緯度経度識別子を含む位置識別子を生成する位置識別子生成手段と、
位置識別子及び端末アドレスを含む位置登録パケットを、中継装置へ送信する位置登録パケット送信手段と、
データパケットを送信すべき宛先位置に基づく緯度情報及び経度情報を1ビットずつ交互に挿入した宛先緯度経度識別子を生成し、宛先位置を中心とする半径に対応する範囲を表す、宛先位置識別子の最上位ビットからのマッチングビット数を指定する宛先緯度経度識別子生成手段と、
宛先緯度経度識別子を含む宛先位置識別子を生成する宛先位置識別子生成手段と、
宛先位置識別子及びマッチングビット数を含むデータパケットを、中継装置へ送信するデータパケット送信手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明によれば、前述した端末の間でパケットを中継する中継装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
位置登録パケットを受信する位置登録パケット受信手段と、
位置登録パケットに含まれる位置識別子及び端末アドレスを経路テーブルに登録する経路テーブル手段と、
データパケットに含まれる宛先位置識別子の最上位ビットから見て、マッチングビット数の分のビット列が一致する、1つ以上の位置識別子を検索する位置識別子検索手段と、
検索された位置識別子毎に、複製されたデータパケットの宛先アドレスに、位置識別子に対応する端末アドレスを含めて送信するデータパケット送信手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明における中継方法、端末、中継装置及びプログラムによれば、位置識別子を比較するだけで経路制御をすることができるので、移動端末の物理的な位置情報に基づいて、少ない処理量で高速にパケットを中継することができる。
以下では、図面を用いて、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
表1は、本発明における位置識別子の構成図である。
Figure 0004784994
表1によれば、位置識別子(256ビット)は、サービス識別子(160ビット)、タイプ(2ビット)、緯度経度識別子(62ビット)及び端末アドレス(32ビット)の4つの領域に区分されている。本発明によれば、位置識別子は、少なくとも緯度経度識別子を含む。
サービス識別子は、サービスを特定する識別子である。端末アドレスは、各ホスト(端末)のアドレスである。例えば、IP(Internet Protocol)アドレスであってもよい。
緯度経度識別子は、緯度情報及び経度情報を、1ビットずつ交互に挿入した識別子である。緯度経度識別子は、緯度から順に生成した第1の緯度経度識別子と、経度から順に生成した第2の緯度経度識別子とがある。また、タイプは、緯度経度識別子の緯度・経度順序を指定する。
表2は、タイプのビット列情報に対する、第1の緯度経度識別子及び第2の緯度経度識別子を表す。
Figure 0004784994
表2によれば、タイプのビット列情報が「00」である場合、緯度->経度->緯度->・・・の順に並んでいることを表す。タイプのビット列情報が「01」の場合、経度->緯度->経度->・・・の順に並んでいることを表す。
緯度情報及び経度情報は、度分表記(例えば35°25.3531...)をビット列で表す。これは、度(9ビット)、分(整数)(6ビット)、分(小数)(16ビット)のビット列(合計31ビット)で表される。従って、緯度情報及び経度情報を1ビットずつ交互に挿入した緯度経度識別子は、合計62ビット(31ビット+31ビット)となる。尚、緯度経度識別子を62ビットとすることにより、およそ2.8cmの分解性能が得られる。
図1は、本発明におけるシーケンス図である。
図1によれば、複数の端末2の間で送受信されるパケットについて、中継装置1が、その経路を制御する。中継装置1は、ルータであってもよい。また、端末−中継装置間が、モバイルIPv6によって接続されている場合、中継装置は、モバイルIPv6のホームエージェントであってもよい。更に、端末−中継装置間が、SIPによって接続されている場合、中継装置は、SIPサーバであってもよい。
最初に、端末2が、中継装置1へ位置登録をする場合のシーケンスについて説明する。中継装置1は、端末毎に位置識別子及び端末アドレスを記録した経路テーブルを有する。
(S101)端末2は、GPSのような測位機能を有し、当該端末自身の位置情報を取得する。ここで、位置情報とは、緯度情報及び経度情報である。
(S102)端末2は、緯度情報及び経度情報を1ビットずつ交互に挿入した緯度経度識別子を生成する。ここでは、緯度から順に生成した第1の緯度経度識別子と、経度から順に生成した第2の緯度経度識別子とを生成する。
(S103)端末2は、第1の緯度経度識別子を含む第1の位置識別子と、第2の緯度経度識別子を含む第2の位置識別子とを生成する。ここで、位置識別子に端末アドレスを含むものであってもよい。端末アドレスは、例えば端末2のIPアドレスである。
(S104)端末2は、第1の位置識別子と端末アドレスを含む第1の位置登録パケットと、第2の位置識別子と端末アドレスを含む第2の位置登録パケットとの両方を、中継装置1へ送信する。
(S105)中継装置1は、位置登録パケットに含まれる位置識別子及び端末アドレスを経路テーブルに登録する。ここでは、1つの端末アドレスに対して、2つの位置識別子(第1の位置識別子、第2の位置識別子)が登録されることになる。
(S106)中継装置1は、第1の位置登録パケット及び第2の位置登録パケットに対する確認応答(ACK)を、端末2へ返信する。
(S107)端末2毎に、S101〜S106のシーケンスを行い、中継装置1へ位置登録をする。尚、各端末は、定期的に、このような位置登録シーケンスを実行するのが好ましい。
次に、送信元端末が、データパケットを、中継装置1を介して送信する場合のシーケンスについて説明する。
(S110)送信元端末は、データパケットを送信すべき宛先位置に基づく緯度情報及び経度情報を決定する。ここで、送信元端末を操作する利用者が直接的に宛先位置を決定する場合や、送信元端末によって実行されているアプリケーションによって自立的に宛先位置を決定する場合がある。また、送信元端末は、送信すべきデータパケットについて、1つの端末のみへ送信するユニキャストモードと、一定範囲に存在する複数の端末へ同報的に送信するマルチキャストモードとを指定することができる。
(S111)送信元端末は、宛先位置に基づく緯度情報及び経度情報を、1ビットずつ交互に挿入した宛先緯度経度識別子を生成する。ここで、宛先緯度経度識別子は、緯度の精度を優先したい場合には、緯度から順に1ビットずつ交互に挿入する。また、経度の精度を優先したい場合には、経度から順に1ビットずつ交互に挿入する。これは、以下で説明するマッチングビット数が奇数となる場合に、緯度情報を表すビット数と、経度情報を表すビット数とに、1ビットの差を生じることになるからである。
(S112)送信元端末は、宛先位置を中心とする半径のエリア範囲を指定するために、宛先位置識別子の最上位ビットからのマッチングビット数を更に生成する。宛先緯度経度識別子は、宛先位置識別子に含まれており、表1によれば、最上位ビットにサービス識別子が含まれている。マッチングビット数が短いほど広い範囲を指定し、長いほど狭い範囲を指定する。マッチングビット数は、以下の式を用いて算出される。
マッチングビット数=192+2log(Reference/2・Area)
Area:エリア範囲[m]
Reference:該当場所で緯度1度あたりの長さ[m](日本近郊では1852m)
(S113)送信元端末は、宛先緯度経度識別子を含む宛先位置識別子を生成する。表3は、本発明における宛先位置識別子の構成図である。
Figure 0004784994
(S114)送信元端末は、宛先位置識別子及びマッチングビット数を含むデータパケットを、中継装置1へ送信する。
(S115)中継装置1は、ユニキャストモードのデータパケットについては、そのデータパケットに含まれる宛先位置識別子の最上位ビットから見て、最も長いビット長だけ一致する位置識別子を検索する。検索された一致するビット長が、マッチングビット長以上の場合には、IPアドレス宛てにデータパケットを転送する。検索された一致したビット長が、マッチングビット長よりも短い場合には、受信したデータパケットを破棄し、中継装置1は、送信元端末へNACKを返信する。
また、中継装置1は、マルチキャストモードのデータパケットについては、最上位ビットからマッチングビット数の分のビット列が一致する、1つ以上の位置識別子を検索する。
(S116)中継装置1は、ユニキャストモードのデータパケットについては、検索された位置識別子に対応する端末アドレスを、データパケットの宛先アドレスに含めて送信する。
(S117)中継装置1は、マルチキャストモードのデータパケットについては、検索された位置識別子毎に、複製されたデータパケットの宛先アドレスに、その位置識別子に対応する端末アドレスを含めて同報送信する。
(S118)送信元端末2は、宛先緯度経度識別子におけるマッチングビット数に相当する一定範囲の中で、その範囲を四等分するマッチングビット数+2ビットの分のビット列に一致する1つの緯度経度識別子を検索する。そして、検索された緯度経度識別子を中心とする周辺領域の緯度経度識別子を検索する。送信元端末2は、これら周辺領域の緯度経度識別子を含む宛先位置識別子を生成する。生成された宛先位置識別子は、S114で送信したデータパケットの複製となるデータパケットに含めて、中継装置1へ送信する。中継装置1は、S115〜S117と同じ操作をする。
尚、端末2が、データパケットを受信した際の動作は、アプリケーションに応じて異なる。端末2が、送信元端末へレスポンス応答する場合もある。この場合、レスポンス内に受信端末のIPアドレスを指定することにより、その後、送信元端末−受信端末間で、中継装置1を介することなく、直接的に通信をすることもできる。
更に、データパケットを受信した端末2が、当該端末自身が存在するネットワーク内に、受信したデータパケットをブロードキャストで送信するものであってもよい。例えば、移動通信システムにおいて基地局が端末2の役割を担い、受信したデータをカバレッジエリア内の移動端末に配信することが考えられる。
位置登録パケット及びデータパケットとして、モバイルIP又はSIPを用いることができる。モバイルIPの場合、ホームアドレスのインタフェース部(IPv6における64ビット)に、位置識別子を指定する。そして、Binding Updateを用いてホームアドレス及び自IPアドレス(care-of-address)を、ホームエージェントとなる中継装置1に登録する。ホームエージェントは、Binding Cache内に、ホームアドレス及びcare-of-addressの対応を保持する。また、ホームエージェントは、データパケットを受信した際に、ホームアドレス内の位置識別子と、データパケット内で指定された宛先位置識別子とを比較する。最もビット長が一致する位置識別子か、又は、最小マッチングビット数が一致する複数の位置識別子を、Binding Cacheから検索する。検索された位置識別子のcare-of-address宛てにデータパケットを送信する。
SIPの場合、SIP-URIのユーザパートに位置識別子を挿入する。例えば、[位置識別子]@kddilabs.jpとする。SIPサーバとなる中継装置1へ送信する位置登録パケットについて、SIP REGISTERメッセージ内で、To/Fromフィールドによって位置識別子を指定する。また、Contactフィールドによって自IPアドレスを指定する。位置登録パケットを受信したSIPサーバは、REGISTERの情報を保持する。また、SIPサーバは、SIP
INVITEメッセージの受信時に、指定された位置識別子と登録されている位置識別子とを比較する。
図2は、宛先範囲を表す説明図である。
図2によれば、縦方向を緯度とし、横方向を経度として、一定範囲毎に3ビットが割り当てられている。各エリアには、上段に第1の緯度経度識別子IDreq1が表され、下段に第2の緯度経度識別子IDreq2が表されている。第1の緯度経度識別子IDreq1は、緯度->経度の順に並べられ、第2の緯度経度識別子IDreq2は、経度->緯度の順に並べられる。
図2によれば、データパケットを送信したい宛先位置が×で表されている。宛先位置は、緯度011及び経度010で表される。
第1の宛先緯度経度識別子IDreq1=001110
第2の宛先緯度経度識別子IDreq1=001101
ここで、例えばマッチングビット数Lm=2とする。そうすると、上位2ビットが「00」を表す緯度経度識別子が検索され、その宛先範囲(1)に存在する端末が、宛先端末となる。
宛先範囲(1):00 1110(緯度:011、経度:010)、Lm,1=2
第1の緯度経度識別子IDreq1=0000xy、0001xy、0010xy、0011xy
第2の緯度経度識別子IDreq2=0000yx、0010yx、0001yx、0011yx
図3は、本発明における端末及び中継装置の機能構成図である。
図3によれば、端末2は、測位部201と、緯度経度識別子生成部202と、位置識別子生成部203と、位置登録パケット送信部204と、宛先緯度経度識別子生成部205と、宛先位置識別子生成部206と、データパケット送信部207とを有する。これら機能部は、端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによっても実現できる。
測位部201は、例えばGPS機能であって、端末2の現在の位置情報(緯度情報及び経度情報)を取得する。緯度情報及び経度情報は、緯度経度識別子生成部202へ通知される。
緯度経度識別子生成部202は、緯度->経度の順に、緯度情報及び経度情報を1ビットずつ交互に挿入した第1の緯度経度識別子と、経度->緯度の順に、緯度情報及び経度情報を1ビットずつ交互に挿入した第2の緯度経度識別子とを生成する。
位置識別子生成部203は、第1の緯度経度識別子を含む第1の位置識別子と、第2の緯度経度識別子を含む第2の位置識別子とを生成する。
位置登録パケット送信部204は、第1の位置識別子と端末アドレスを含む第1の位置登録パケットと、第2の位置識別子と端末アドレスを含む第2の位置登録パケットとの両方を、中継装置1へ送信する。
宛先緯度経度識別子生成部205は、データパケットを送信すべき宛先位置に基づく緯度情報及び経度情報を1ビットずつ交互に挿入した宛先緯度経度識別子を生成する。緯度の精度を優先したい場合、宛先緯度経度識別子は、緯度から順に1ビットずつ交互に挿入する。また、経度の精度を優先したい場合、宛先緯度経度識別子は、経度から順に1ビットずつ交互に挿入する。また、宛先緯度経度識別子生成部205は、宛先位置を中心とする半径の範囲を指定するために、宛先位置識別子の最上位ビットからのマッチングビット数を更に生成する。
また、宛先緯度経度識別子生成部205は、宛先緯度経度識別子におけるマッチングビット数に相当する一定範囲の中で、その範囲を四等分するマッチングビット数+2ビットの分のビット列に一致する1つの緯度経度識別子を検索する。そして、検索された緯度経度識別子の範囲を中心とする周辺領域の緯度経度識別子を検索する。
宛先位置識別子生成部206は、宛先緯度経度識別子を含む宛先位置識別子を生成する。宛先緯度経度識別子生成部205が周辺領域の緯度経度識別子を検索した場合、宛先位置識別子生成部206は、これら周辺領域の緯度経度識別子を含む宛先位置識別子を生成する。
データパケット送信部207は、宛先位置識別子及びマッチングビット数を含むデータパケットを、中継装置1へ送信する。特に、周辺範囲について複数の宛先位置識別子が生成された場合、複製されたデータパケット毎に宛先位置識別子を含めて、中継装置1へ送信する。
また、図3によれば、中継装置1は、位置登録パケット受信部101と、経路テーブル部102と、データパケット受信部103と、位置識別子検索部104と、データパケット送信部105とを有する。これら機能部は、中継装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによっても実現できる。
位置登録パケット受信部101は、端末2から位置登録パケットを受信する。受信した位置登録パケットに含まれる位置識別子及び端末アドレスが、経路テーブル102へ通知される。
経路テーブル部102は、位置識別子及び端末アドレスを蓄積管理する。ここでは、1つの端末アドレスに対して、2つの位置識別子(第1の位置識別子、第2の位置識別子)が登録されることになる。
データパケット受信部103は、端末2から、中継するデータパケットを受信する。受信されたデータパケットは、位置識別子検索部104へ通知される。
位置識別子検索部104は、ユニキャストモードのデータパケットについて、そのデータパケットに含まれる宛先位置識別子の最上位ビットから見て、最も長いビット長だけ一致する位置識別子を検索する。検索された一致するビット長が、マッチングビット長以上の場合には、IPアドレス宛てにデータパケットを転送する。マルチキャストモードのデータパケットについて、最上位ビットからマッチングビット数の分のビット列が一致する、1つ以上の位置識別子を検索する。
データパケット送信部105は、検索された位置識別子に対応する端末アドレスを、データパケットの宛先アドレスに含めて送信する。マルチキャストモードの場合、検索された位置識別子毎に、複製されたデータパケットの宛先アドレスに、その位置識別子に対応する端末アドレスを含めて同報送信する。
図4は、宛先範囲(1)の左下方向に宛先位置がある場合における補足範囲の説明図である。
図4によれば、補足範囲は、宛先範囲の左方向と、下方向と、左斜め下方向とに決定される。宛先範囲(1)は、緯度・経度による四角形の範囲になるために、宛先位置×に隣接している範囲に存在する端末には、データパケットが中継されない場合がある。そのため、宛先範囲(1)に加えて、宛先位置×に隣接する範囲(補足範囲)にも、データパケットが中継されるようにする。図4によれば、宛先範囲(1)に加えて、補足範囲(2)(3)(4)に存在する端末に対しても、データパケットを送信するようにする。
図2によれば、マッチングビット数Lm=2として説明している。そこで、図4によれば、宛先緯度経度識別子におけるマッチングビット数に相当する一定範囲の中で、その範囲を四等分するマッチングビット数+2ビットの分のビット列に一致する1つの緯度経度識別子を検索する。図2によれば、「0011xy」「0011yx」が宛先位置の緯度経度識別子となる。次に、この検索された緯度経度識別子を中心とする周辺領域の緯度経度識別子を検索する。図2によれば、以下のような周辺領域が、補足範囲として導出される。
宛先範囲(1):00 1110(緯度:011、経度:010)、Lm,1=2
補足範囲(2):100 100(緯度:100、経度:010)、Lm,2=3
補足範囲(3):100 101(緯度:011、経度:100)、Lm,3=3
補足範囲(4):1100 00(緯度:100、経度:100)、Lm,4=4
図4には、補足範囲に小さい×が表されている。これら×点を宛先緯度経度識別子とし、更に、補足範囲(2)(3)はマッチングビット数を+1し、補足範囲(4)はマッチングビット数を+2とする。そして、送信元端末が、データパケットを4つに複製し、宛先範囲(1)へ送信するデータパケットと、補足範囲(2)へ送信するデータパケットと、補足範囲(3)へ送信するデータパケットと、補足範囲(4)へ送信するデータパケットとを送信する。これにより、宛先位置の周辺範囲にまで、そのデータパケットを送信することができる。
図5は、宛先範囲(1)の右上方向に宛先位置がある場合における補足範囲の説明図である。
図5によれば、補足範囲は、宛先範囲の右方向と、上方向と、右斜め上方向とに決定される。
宛先範囲(1):11 0010(緯度:101、経度:100)、Lm,1=2
補足範囲(2):011 010(緯度:011、経度:100)、Lm,2=3
補足範囲(3):011 011(緯度:101、経度:011)、Lm,3=3
補足範囲(4):0011 11(緯度:011、経度:011)、Lm,4=4
図6は、宛先範囲(1)の左上方向に宛先位置がある場合における補足範囲の説明図である。
図6によれば、補足範囲は、宛先範囲の左方向と、上方向と、左斜め上方向とに決定される。
宛先範囲(1):10 0110(緯度:101、経度:010)、Lm,1=2
補足範囲(2):001 110(緯度:011、経度:010)、Lm,2=3
補足範囲(3):110 001(緯度:101、経度:100)、Lm,3=3
補足範囲(4):0110 10(緯度:011、経度:100)、Lm,4=4
最後に、補足範囲を導出するための方法について説明する。
IDreq:宛先位置の緯度経度識別子(IDreq,1:緯度経度の順、IDreq,2:経度緯度の順)
Iareq、Ioreq:宛先位置の緯度情報、経度情報
IDa1、IDa2、IDa3、IDa4:算出対象となる宛先範囲(1)、補足範囲(2)、補足範囲(3)、補足範囲(4)の緯度経度識別子
Lm:宛先範囲1辺をm[m]とした場合のマッチングビット数
q=IDreq[Lm+1, Lm+2]:IDreqでのマッチングビット長以降の下位2ビット
x×y:xとyのインタリーブ(xとyを1ビットずつ交互に挿入する)
Type:位置識別子内で指定するタイプ(00: 緯度経度の順、01:経度緯度の順)
x[1, l]:ビット列xの先頭からlbit目までを抽出
(x|| 1pad)、(x|| 0pad):ビット列xを上位とし、ビット長が31bitとなるよう下位ビットに1あるいは0をパディングする
if q = 00
IDa1=IDreq,1, Lm,1=Lm, Type=00
IDa2=(lareq [1,Lm/2 + 1] - 1 || 1pad) × loreq, Lm,2= Lm + 1, Type=00
IDa3=(loreq [1,Lm/2 + 1] - 1 || 1pad) × lareq, Lm,3= Lm + 1, Type=01
IDa4=(lareq [1,Lm/2 + 1] - 1 || 1pad) ×
(loreq [1,Lm/2 + 1] - 1 || 1pad), Lm,4 =Lm + 2, Type=00
if q = 01
IDa1=IDreq,1, Lm,1 = Lm, Type=00
IDa2=(lareq [1,Lm/2 + 1] - 1 || 1pad) × loreq ,Lm,2 = Lm + 1, Type=00
IDa3=(loreq [1,Lm/2 + 1] + 1 || 0pad) × lareq ,Lm,3= Lm + 1, Type=01
IDa4=(lareq [1,Lm/2 + 1] - 1 || 1pad) ×
(loreq [1,Lm/2 + 1] + 1 || 0pad), Lm,4 =Lm + 2, Type=00
if q = 10
IDa1=IDreq,1, Lm,1 = Lm, Type=00
IDa2=(lareq [1,Lm/2 + 1] + 1 || 0pad) × loreq ,Lm,2 = Lm + 1, Type=00
IDa3=(loreq [1,Lm/2 + 1] - 1 || 1pad) × lareq ,Lm,3= Lm + 1, Type=01
IDa4=(lareq [1,Lm/2 + 1] + 1 || 0pad) ×
(loreq [1,Lm/2 + 1] - 1 || 1pad), Lm,4 =Lm + 2, Type=00
if q = 11
IDa1=IDreq,1, Lm,1 = Lm, Type=00
IDa2=(lareq [1,Lm/2 + 1] + 1 || 0pad) × loreq ,Lm,2 = Lm + 1, Type=00
IDa3=(loreq [1,Lm/2 + 1] + 1 || 0pad) × lareq ,Lm,3= Lm + 1, Type=01
IDa4=(lareq [1,Lm/2 + 1] + 1 || 0pad) ×
(loreq [1,Lm/2 + 1] + 1 || 0pad), Lm,4 = Lm+ 2, Type=00
以下の例において、q=00でのIDa2の算出方法を説明する。
宛先位置の緯度情報Iareq=0111101010101111010110101010100 (31bit)
宛先位置の経度情報Ioreq=1010111011110100010010101000111 (31bit)
宛先範囲1辺をm[m]とした場合のマッチングビット数Lm=32bit
(1)Iareq[1, Lm/2+1]:
Iareqの上位1bitから(Lm/2+1)=17bitまでを抽出する。
⇒ Iareq'=01111010101011110
(2)Iareq[1, Lm/2+1]-1:
Iareq'から1を繰り下げる。
⇒ Iareq''=01111010101011101
(3)Iareq[1, Lm/2+1]-1 || 1pad
Iareq''に対してビット長が揃うように、1をパディングする。
⇒ Iareq'''=0111101010101110111111111111111(31bit)
(4)IDa2= (Iareq[1, Lm/2+1]-1 || 1pad) × Ioreq:
Iareq'''とIoreqをインタリーブする(1ビットずつ交互に挿入する)。
⇒ IDa2=01101110110111001101110110111000101110101110111011101010111111(62bit)
前述した実施形態によれば、端末間が、1台の中継装置を介してデータパケットを送受信する例について説明した。しかしながら、本発明は、中継装置は1台に限られず、複数の中継装置によって実現されるものであってもよい。例えば、複数の中継装置間で専用のネットワークを構成しており、前述した経路テーブルを分散協調的に管理するものであってもよい。例えば、第1の端末から第1の中継装置へ送信された位置登録パケットは、第1の中継装置から他の複数の中継装置へ転送され、第2の中継装置において位置識別子及び端末アドレスを管理する。第2の端末から第3の中継装置へ送信されたデータパケットは、他の複数の中継装置を介して第2の中継装置へ転送され、第2の中継装置が第1の端末へ転送する。位置識別子を管理する中継装置は、複数の中継装置間での専用の制御プロトコルを用いて決定される。
以上、詳細に説明したように、本発明における中継方法、端末、中継装置及びプログラムによれば、位置識別子を比較するだけで経路制御をすることができるので、移動端末の物理的な位置情報に基づいて、少ない処理量で高速にパケットを中継することができる。
前述した本発明における種々の実施形態によれば、当業者は、本発明の技術思想及び見地の範囲における種々の変更、修正及び省略を容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
本発明におけるシーケンス図である。 宛先範囲を表す説明図である。 本発明における端末及び中継装置の機能構成図である。 宛先範囲の左下方向に宛先位置がある場合における補足範囲の説明図である。 宛先範囲の右上方向に宛先位置がある場合における補足範囲の説明図である。 宛先範囲の左上方向に宛先位置がある場合における補足範囲の説明図である。
符号の説明
1 中継装置
101 位置登録パケット受信部
102 経路テーブル部
103 データパケット受信部
104 位置識別子検索部
105 データパケット送信部
2 端末
201 測位部
202 緯度経度識別子生成部
203 位置識別子生成部
204 位置登録パケット送信部
205 宛先緯度経度識別子生成部
206 宛先位置識別子生成部
207 データパケット送信部

Claims (11)

  1. 複数の端末と、該端末間でパケットを中継する中継装置とを有するシステムにおけるパケット中継方法において、
    前記端末が、当該端末の存在位置に基づく緯度情報及び経度情報を1ビットずつ交互に挿入した緯度経度識別子を生成する第1のステップと、
    前記端末が、前記緯度経度識別子を含む位置識別子を生成する第2のステップと、
    前記端末が、前記位置識別子及び端末アドレスを含む位置登録パケットを、前記中継装置へ送信する第3のステップと、
    前記中継装置が、前記位置登録パケットに含まれる前記位置識別子及び前記端末アドレスを経路テーブルに登録する第4のステップと、
    送信元端末が、データパケットを送信すべき宛先位置に基づく緯度情報及び経度情報を1ビットずつ交互に挿入した宛先緯度経度識別子を生成し、前記宛先位置を中心とする半径に対応する範囲を表す、前記宛先位置識別子の最上位ビットからのマッチングビット数を指定する第5のステップと、
    前記送信元端末が、前記宛先緯度経度識別子を含む宛先位置識別子を生成する第6のステップと、
    前記送信元端末が、前記宛先位置識別子及び前記マッチングビット数を含むデータパケットを、前記中継装置へ送信する第7のステップと、
    前記中継装置が、前記データパケットに含まれる前記宛先位置識別子の最上位ビットから見て、前記緯度経度順に対応して、前記マッチングビット数の分のビット列が一致する、1つ以上の前記位置識別子を検索する第8のステップと、
    前記中継装置が、検索された前記位置識別子毎に、複製された前記データパケットの宛先アドレスに、前記位置識別子に対応する前記端末アドレスを含めて送信する第9のステップと
    を有することを特徴とするパケット中継方法。
  2. 第1のステップは、緯度から順に生成した第1の緯度経度識別子と、経度から順に生成した第2の緯度経度識別子とを生成し、
    第2のステップは、第1の緯度経度識別子を含む第1の位置識別子と、第2の緯度経度識別子を含む第2の位置識別子とを生成し、
    第3のステップは、第1の位置識別子を含む第1の位置登録パケットと、第2の位置識別子を含む第2の位置登録パケットとの両方を、前記中継装置へ送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載のパケット中継方法。
  3. 第5のステップは、
    前記宛先緯度経度識別子におけるマッチングビット数に相当する一定範囲の中で、その範囲を四等分するマッチングビット数+2ビットの分のビット列に一致する1つの緯度経度識別子を検索するステップと、
    検索された緯度経度識別子を中心とする周辺領域の緯度経度識別子を検索するステップと
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のパケット中継方法。
  4. パケットを中継する中継装置とデータパケットを送受信する端末において、
    当該端末の存在位置に基づく緯度情報及び経度情報を1ビットずつ交互に挿入した緯度経度識別子を生成する緯度経度識別子生成手段と、
    前記緯度経度識別子を含む位置識別子を生成する位置識別子生成手段と、
    前記位置識別子及び端末アドレスを含む位置登録パケットを、前記中継装置へ送信する位置登録パケット送信手段と、
    データパケットを送信すべき宛先位置に基づく緯度情報及び経度情報を1ビットずつ交互に挿入した宛先緯度経度識別子を生成し、前記宛先位置を中心とする半径に対応する範囲を表す、前記宛先位置識別子の最上位ビットからのマッチングビット数を指定する宛先緯度経度識別子生成手段と、
    前記宛先緯度経度識別子を含む宛先位置識別子を生成する宛先位置識別子生成手段と、
    前記宛先位置識別子及び前記マッチングビット数を含むデータパケットを、前記中継装置へ送信するデータパケット送信手段と
    を有することを特徴とする端末。
  5. 前記緯度経度識別子生成手段は、緯度から順に生成した第1の緯度経度識別子と、経度から順に生成した第2の緯度経度識別子とを生成し、
    前記位置識別子生成手段は、第1の緯度経度識別子を含む第1の位置識別子と、第2の緯度経度識別子を含む第2の位置識別子とを生成し、
    前記位置登録パケット送信手段は、第1の位置識別子を含む第1の位置登録パケットと、第2の位置識別子を含む第2の位置登録パケットとの両方を、前記中継装置へ送信する
    ことを特徴とする請求項に記載の端末。
  6. 前記宛先緯度経度識別子生成手段は、
    前記宛先緯度経度識別子におけるマッチングビット数に相当する一定範囲の中で、その範囲を四等分するマッチングビット数+2ビットの分のビット列に一致する1つの緯度経度識別子を検索し、
    検索された緯度経度識別子を中心とする周辺領域の緯度経度識別子を検索する
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の端末。
  7. 請求項4から6のいずれか1項に記載の端末の間でパケットを中継する中継装置において、
    前記位置登録パケットを受信する位置登録パケット受信手段と、
    前記位置登録パケットに含まれる前記位置識別子及び前記端末アドレスを経路テーブルに登録する経路テーブル手段と、
    前記データパケットに含まれる前記宛先位置識別子の最上位ビットから見て、前記マッチングビット数の分のビット列が一致する、1つ以上の前記位置識別子を検索する位置識別子検索手段と、
    検索された前記位置識別子毎に、複製された前記データパケットの宛先アドレスに、前記位置識別子に対応する前記端末アドレスを含めて送信するデータパケット送信手段と
    を有することを特徴とする中継装置。
  8. 端末−中継装置間が、モバイルIPv6によって接続されている場合、
    前記位置識別子は、モバイルIPv6におけるホームアドレスのインタフェース部に挿入されており、
    前記中継装置は、モバイルIPv6のホームエージェントである
    ことを特徴とする請求項に記載の中継装置。
  9. 端末−中継装置間が、SIPによって接続されている場合、
    前記位置識別子は、SIP-URI内に挿入されており、
    前記中継装置は、SIPサーバである
    ことを特徴とする請求項に記載の中継装置。
  10. パケットを中継する中継装置とデータパケットを送受信する端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
    当該端末の存在位置に基づく緯度情報及び経度情報を1ビットずつ交互に挿入した緯度経度識別子を生成する緯度経度識別子生成手段と、
    前記緯度経度識別子を含む位置識別子を生成する位置識別子生成手段と、
    前記位置識別子及び端末アドレスを含む位置登録パケットを、前記中継装置へ送信する位置登録パケット送信手段と、
    データパケットを送信すべき宛先位置に基づく緯度情報及び経度情報を1ビットずつ交互に挿入した宛先緯度経度識別子を生成し、前記宛先位置を中心とする半径に対応する範囲を表す、前記宛先位置識別子の最上位ビットからのマッチングビット数を指定する宛先緯度経度識別子生成手段と、
    前記宛先緯度経度識別子を含む宛先位置識別子を生成する宛先位置識別子生成手段と、
    前記宛先位置識別子及び前記マッチングビット数を含むデータパケットを、前記中継装置へ送信するデータパケット送信手段と
    してコンピュータを機能させることを特徴とする端末用プログラム。
  11. 請求項4から6のいずれか1項に記載の端末の間でパケットを中継する中継装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
    前記位置登録パケットを受信する位置登録パケット受信手段と、
    前記位置登録パケットに含まれる前記位置識別子及び前記端末アドレスを経路テーブルに登録する経路テーブル手段と、
    前記データパケットに含まれる前記宛先位置識別子の最上位ビットから見て、前記マッチングビット数の分のビット列が一致する、1つ以上の前記位置識別子を検索する位置識別子検索手段と、
    検索された前記位置識別子毎に、複製された前記データパケットの宛先アドレスに、前記位置識別子に対応する前記端末アドレスを含めて送信するデータパケット送信手段と
    してコンピュータを機能させることを特徴とする中継装置用プログラム。
JP2006291840A 2006-10-26 2006-10-26 位置情報に基づいてパケットを中継する中継方法、端末、中継装置及びプログラム Expired - Fee Related JP4784994B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006291840A JP4784994B2 (ja) 2006-10-26 2006-10-26 位置情報に基づいてパケットを中継する中継方法、端末、中継装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006291840A JP4784994B2 (ja) 2006-10-26 2006-10-26 位置情報に基づいてパケットを中継する中継方法、端末、中継装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008109521A JP2008109521A (ja) 2008-05-08
JP4784994B2 true JP4784994B2 (ja) 2011-10-05

Family

ID=39442490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006291840A Expired - Fee Related JP4784994B2 (ja) 2006-10-26 2006-10-26 位置情報に基づいてパケットを中継する中継方法、端末、中継装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4784994B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05300243A (ja) * 1992-04-21 1993-11-12 Fujitsu Ltd 位置情報ダイヤリング方式
JPH10190809A (ja) * 1996-12-27 1998-07-21 Toshiba Corp 通信システム
JP3845512B2 (ja) * 1998-03-30 2006-11-15 川崎マイクロエレクトロニクス株式会社 最長一致検索装置
JP3745710B2 (ja) * 2002-07-01 2006-02-15 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 移動体通信システムおよびその方法
JP4173697B2 (ja) * 2002-07-12 2008-10-29 シャープ株式会社 メッセージ通知装置、メッセージ通知システム、メッセージ通知方法およびその方法を実現するプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008109521A (ja) 2008-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1589538B (zh) 支持IPv6的方法、移动路由器和原籍代理
CN100521632C (zh) Ip网络中的路由最优化代理
JP4356543B2 (ja) ネットワークシステム、サーバー及びホームエージェント
US20150055540A1 (en) Open communication method in a heterogeneous network
CN1875654B (zh) 包括两个网络的电信系统
CN1449218A (zh) 增强安全性的定位系统
US7203492B2 (en) Mobile communication method and system
US7773936B2 (en) Method, device and system for implementing directional broadcast in mobile data broadcasting
CN104022956A (zh) 一种名址分离协议网络中的数据报文处理方法和装置
CN1886945B (zh) 在分散移动无线电网中用于在业务请求者(客户)和业务提供者(服务器)之间建立连接的方法
JP3648470B2 (ja) 移動端末、ルータ装置、ノード装置、移動エージェント、パケット転送方法及び移動エージェント処理方法
KR20160092645A (ko) 식별자 및 위치자 분리 환경에서의 로컬 도메인 내 종단 호스트간의 통신 방법 및 시스템
JP3618615B2 (ja) パケットのヘッダ構造及びパケット転送制御方法
KR20060095520A (ko) 이동의 목적지에서 그룹 페이지 식별자의 획득
JP4799525B2 (ja) 通信システム、無線通信端末、通信中継装置並びに接続局
US20180034905A1 (en) Network apparatus, network system, and operating method thereof
JP4784994B2 (ja) 位置情報に基づいてパケットを中継する中継方法、端末、中継装置及びプログラム
JP4713817B2 (ja) パケットデータネットワークへの端末装置のログイン方法
JP2004235871A (ja) 情報配信システムおよび情報配信方法
JP2009164940A (ja) 識別子に基づいてデータパケットを中継する中継方法、中継装置及びプログラム
US20060133387A1 (en) Route tracing in wireless networks
JP2005184482A (ja) Ipアドレスに地理範囲情報を有するパケットの経路制御装置、経路制御プログラム及び経路制御方法
Tavan et al. Connected vehicles under information-centric architectures
JP5083823B2 (ja) ランドマーク識別子に基づいてパケットを中継する中継方法、管理サーバ、中継装置及びプログラム
JP3741700B2 (ja) 無線端末交信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090710

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110523

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110706

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4784994

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees