JP4784721B2 - 実験動物用搾乳装置 - Google Patents

実験動物用搾乳装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4784721B2
JP4784721B2 JP2001565988A JP2001565988A JP4784721B2 JP 4784721 B2 JP4784721 B2 JP 4784721B2 JP 2001565988 A JP2001565988 A JP 2001565988A JP 2001565988 A JP2001565988 A JP 2001565988A JP 4784721 B2 JP4784721 B2 JP 4784721B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
milking
negative pressure
teat cup
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001565988A
Other languages
English (en)
Inventor
敏 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon University
Original Assignee
Nihon University
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon University filed Critical Nihon University
Priority to JP2001565988A priority Critical patent/JP4784721B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4784721B2 publication Critical patent/JP4784721B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/02Devices for withdrawing samples
    • G01N1/10Devices for withdrawing samples in the liquid or fluent state
    • G01N1/14Suction devices, e.g. pumps; Ejector devices
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01JMANUFACTURE OF DAIRY PRODUCTS
    • A01J5/00Milking machines or devices
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01JMANUFACTURE OF DAIRY PRODUCTS
    • A01J5/00Milking machines or devices
    • A01J5/007Monitoring milking processes; Control or regulation of milking machines
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01JMANUFACTURE OF DAIRY PRODUCTS
    • A01J5/00Milking machines or devices
    • A01J5/04Milking machines or devices with pneumatic manipulation of teats
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01JMANUFACTURE OF DAIRY PRODUCTS
    • A01J5/00Milking machines or devices
    • A01J5/04Milking machines or devices with pneumatic manipulation of teats
    • A01J5/10Pulsators arranged otherwise than on teat-cups
    • A01J5/14Pulsators arranged otherwise than on teat-cups electromagnetically controlled

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

技術分野
本発明は実験動物用搾乳装置、特に、ラットやマウスのような比較的小形でありかつ多産系の実験動物に適した搾乳装置に関する。
背景技術
近年、環境汚染、特に発ガン性物質、内分泌攪乱(化学)物質などの生体に対する有害物質が世界的に大問題となっている。母乳又は牛乳を通して生体に及ぼすこれらの有害物質の影響が懸念されている。もし、ラットやマウスのような実験動物の乳をより簡単な方法で採取することが可能であれば、これらの外因性有害物質の生体に及ぼす影響を明らかにする上で有用な手段となる。
しかしながら、ラットやマウスのような比較的小形でありかつ多産系の実験動物は乳頭が小さくまた乳量も少ないことから、有効な搾乳装置は未だ提案されていない。例えば、ラットの乳は、直接乳頭から採取することが困難なために、研究室などでは、授乳させた産仔ラットの胃から採取しているのが普通である。しかし、胃から採取した乳は、唾液及び胃液との混合や攪拌によって乳成分の分解及び消化が起こっていることが考えられ、本来の乳といえるかどうか疑問がある。
ラットから直接的に搾乳する装置として、C.T.Rodgersは、図11に示すような装置を提案している(Laboratory Animals(1995)29,450−455)。この装置では、ガラス容器60内に集乳用試験管61が配置され、該ガラス容器60は蓋62により閉塞されている。集乳用試験管61には可とう性チューブ63の一端がその内部に連通する状態で挿入され、該可とう性チューブ63は蓋62を通ってガラス容器60の外側に延び、その先端をシリコン性のティートカップ64に装着している。ガラス容器60の下方には2個の開口65,66が設けてあり、一方の開口66には陰圧発生源(不図示)に接続するチューブが装着されている。
この装置を用いてラットから搾乳を行うに当たっては、陰圧発生源を常時作動させておいて一方の開口66から真空引きを行う一方、実験者が他方の開口65を指で閉塞したり開放したりして、拍動を生じさせる。拍動は可とう性チューブ63を通してティートカップ64に伝わり、ラットの乳頭にあてがったティートカップ64での搾乳が進行する。上記論文では、上記装置を使用することによって、泌乳14日目の母ラットの全乳頭から1.0ml〜1.5mlの乳量を搾乳したと報告されている。
上記の搾乳装置はラットの乳頭から直接搾乳することが可能であることを示しており有益なものである。しかし、この搾乳装置を用いて搾乳するためには、実験者がどうしても二人必要となる。すなわち、一人が一方の手で母ラットを固定し、他方の手でティートカップ64を操作する。そして、もう一人が減圧用の開口55の先端を人差し指で塞いだり、開放したりして拍動を発生させなければならない。さらに、実験者の指の動作で拍動を発生させるために、実験者の個人差による誤差が生じがちであり、普遍的な搾乳量などのデータを得ることは容易でない。さらに、ティートカップの形状についての具体的な報告はなく、より適切な搾乳を行うためには、今後の課題として残されている。
従って、本発明の目的は、一人の実験者でもって搾乳作業が可能であり、かつ、実験者の個人差に左右されることなく普遍的に搾乳データを入手することのできる新規な実験動物用搾乳装置を提供することにある。また、本発明の他の目的は実験動物用搾乳装置に特に適した新規なティートカップを提供することにある。
発明の開示
本発明による実験動物用搾乳装置は、内部を外気と遮断した状態に保持できる集乳容器と、該集乳容器の上方部分において集乳容器の内部に連通する状態で一端が挿入された第1及び第2の2本のチューブと、前記第1のチューブの他端に交換可能に装着されたティートカップと、前記第2のチューブの他端に装着された陰圧発生源とを備え、さらに、前記第2のチューブの内部を大気圧と前記陰圧発生源に起因した陰圧の状態とに拍動的に切り替えることのできる圧力切り替え手段とを少なくとも備えることを特徴とする。
この実験動物用搾乳装置では、陰圧発生源を連続的に作動する状態としておき、その状態で前記圧力切り替え手段により第2のチューブの内部と陰圧発生源とを接続して第2のチューブの内部を陰圧の状態とすると、その陰圧は、集乳容器から第1のチューブを介して、直接ティートカップに伝達される。また、圧力切り替え手段が第2のチューブを大気に解放して大気圧することにより、ティートカップは大気圧下となる。従って、圧力切り替え手段に拍動的すなわち周期的作動を与えることにより、ティートカップの先端には連続した拍動が発生する。
その状態で、実験者は、一方の手で母ラットを固定し、他方の手でティートカップを実験動物の乳頭にあてがうことにより、所要の搾乳を行うことが可能となる。そのことは、一人の実験者でもって連続した搾乳作業を遂行できることを意味しており、本発明での大きな利点となる。また、陰圧と大気圧の繰り返しは、ティートカップを介して実験動物の乳頭に直接作用するので、ラットのような小形実験動物の場合でも、搾乳は円滑に進行する。
ティートカップの拍動により搾乳された実験動物の乳は、第1のチューブを通って集乳容器の下方に集められる。構造上、集乳容器に集められた乳が第2のチューブ内に流入することはなく、圧力切り替え手段や陰圧発生源が作動障害を起こすことはない。
本発明の実験動物用搾乳装置において、陰圧発生源は任意のものを用いることができるが、真空ポンプと第2のチューブの内部圧力を調圧する圧力調整器を併用して用いる態様は、一つのユニットとして実験動物用搾乳装置を作り上げるのに好適なものとなる。また、アキュムレータのような負圧タンクを用いることにより、安定した拍動を発生させることが可能となる。他に、実質的に安定した流量で流れる流体(例えば、水道水、空気、水蒸気のような流体)の運動量を作動源とする陰圧発生手段、例えば、アスピレーターを用いることもできる。この場合には、圧力調整器などを用いなくても、例えば水道栓を開閉するなどにより、流体の流量を調節することによって任意の陰圧に容易に調整することができ、装置が簡素化される利点がある。
前記圧力切り替え手段は、第2のチューブを常時陰圧源に接続状態としておき、その状態で第2のチューブの内部を大気に開放した状態と遮断した状態とに切り替えることのできる好ましくは2方向電磁弁のような開閉弁で構成されていてもよい。また、他の態様として、第2のチューブを陰圧源に断続する第1の開閉弁と、第1の開閉弁よりも上流側において第2のチューブの内部を大気に開放した状態と遮断した状態とに切り替える第2の開閉弁とから構成するようにしてもよい。後者の場合にも、2方向電磁弁のような開閉弁が好適に用いられる。さらに他の態様として、牛の搾乳装置において従来用いられているパルセーター弁形式の開閉弁も有効である。
電磁弁を用いる場合には、各電磁弁の開閉タイミングを制御するためのコンピュータ制御による制御手段を備えることにより、安定した搾乳作業を行うことが可能となり、また、同一の装置を用いて、多種の実験動物に対して最適な条件で搾乳することも可能となる。加えて、本発明において、ティートカップは第1のチューブの一端に交換可能に装着される態様であり、搾乳しようとする実験動物に最適な形状のティートカップを選択的に使用することも容易となる。
好ましくは、前記ティートカップは、実験動物の乳頭への挿入孔を備えた頂面部分(ライナー)と、該頂面部分の周囲から延出する前記第1のチューブへの外嵌部分とを有しており、前記頂面部分の少なくとも前記挿入孔周辺は、搾乳時に、第1のチューブ内が陰圧となったときに内側へ向けて変形し、大気圧になったときに元の姿勢に復帰するような柔軟さと弾性力を持つように構成されていることを特徴とする。
この形状のティートカップは陰圧時(搾乳期)には頂面部分(すなわち、搾乳の際、乳頭及び乳房が直接接する部分)の内側への変形により挿入孔が変形し、乳頭から乳が吸い出される。大気圧時(休止期)は元の姿勢に復帰する。このような頂面部分の変形は、実験動物の母側の乳頭及び産仔の乳頭刺激と同様な効果を導き出すことができ、効果的な搾乳が進行する。
上記の効果は、ティートカップの前記挿入孔の内周面を、当該ティートカップを嵌着した第1のチューブの側が小径となるような傾斜面とすること、ティートカップの前記挿入孔周辺に放射方向の切り込みを形成すること、さらには、第1のチューブのティートカップ装着側先端部を、ティートカップ側が大径となるような傾斜面とすること、を選択的にまたは付加的に採用することにより、さらに増進することが実験的に確かめられている。
本発明者の実験によれば、ラットを対象実験動物とした場合に、圧力切り替え手段の安定作動圧の高低にも左右されるが、搾乳時(吸引期)にティートカップ先端に−210mmHg、好ましくは−150mmHg程度の陰圧を所定時間発生させた場合に、最大の搾乳量を得ることができた。したがって、本発明による実験動物用搾乳装置において、搾乳時にティートカップ先端に0mmHg〜−210mmHg、好ましくは0mmHg〜−150mmHgの間の陰圧が発生するように構成することは好ましい態様となる。
発明の実施の形態
以下、本発明による実験動物用搾乳装置をいくつかの実施の形態に基づき説明する。図1は、本発明による実験動物用搾乳装置をラット用搾乳装置として組み上げた場合の一例であり、集乳容器として機能する試験管10に密封栓11がしてあり、該密封栓11に挿入したガラス管を介して、第1のチューブ12及び第2のチューブ13が試験管10内に連通する状態で接続されている。この例において、第1のチューブ12及び第2のチューブ13はビニールチューブを用いているが、シリコンチューブであってもよい。そして、前記第1のチューブ12の他端には後記するティートカップ20が交換可能な状態で装着されている。
前記第2のチューブ13の他端側は、硬質ガラス製逆流防止弁31及び真空度計32を介して、スライド弁式のパルセーター弁33の一方側に接続しており、該パルセーター弁33の他方側は調圧タンクあるいはアキュムレータとして機能する濾過ビン34を介して、圧力調整弁付き真空ポンプ35に接続している。さらに、真空ポンプ35の作動音を消音するために、真空ポンプの排気側を濾過ビン36の吸引口につなぎ、該濾過ビン36はガラス製のL字管37を介して排気管38につないでいる。なお、このような消音手段は、無麻酔で搾乳するような場合に、ラットのような小さい実験動物を刺激しないために必要性が多い。これらの機器の接続には、好ましくはシリコン製のチューブ14が用いられる。
上記の構成であり、このラット用搾乳装置においては、真空ポンプ35及び真空ポンプ35につないだパルセーター弁33をラットの搾乳に適した陰圧と大気圧を一定の間隔で拍動するように適宜調節した後、実験者は一方の手でラットを保持し、他方の手でティートカップ20の先端を自分が保持したラットの乳頭に装着した姿勢でラットからの搾乳を行う。この搾乳作業は、一人の実験者でもってすべてを行うことができる。
図2は、本発明による実験動物用搾乳装置の他の実施の形態を示している。この形態では、図1に示した装置と比較して、陰圧発生源として真空ポンプ35ではなく、実質的に一定流量で流れる流体(例えば水道水)の運動量を作動源とする陰圧発生手段(アスピレーター)40を用い、また、パルセーター33に換えて、コンピュータを用いた制御手段50によって開閉が調節される2方向電磁弁33Aを用いている点で相違している(なお、制御手段50は周知のものでよく、説明は省略する)。前記第2のチューブ13の前記他端側は、逆流防止弁31及び真空調節器39を介して、前記アスピレーター40の吸引側に接続している。そして、真空調節器39とアスピレーター40との間には前記電磁弁33Aが配置され、前記第2のチューブ13及び機器の接続チューブ14の内部をアスピレーター40に接続した状態と大気に解放した状態とに切り替えるようにしている。
アスピレーター40は従来知られたものであり、導水管41と、該導水管41の末端41aを収容する膨出部42を先端に備えた排水管43を備え、該排水管43の膨出部42における縮径部44と導水管41の末端41aとの間でノズル吸引を生じさせることにより、膨出部42内を陰圧とする。そして、前記膨出部42内は、そこに形成した枝管45から逆流防止弁46を介して前記第2のチューブ13(接続チューブ14)に接続している。
この形態では、真空ポンプを用いないことから騒音が少なくかつコンパクトな装置とすることができる。また、真空調節器39を調節することにより、任意の陰圧も容易に得ることができる。図示のようにアスピレーター40の作動流体として実験室などでの水道流水を用いる場合には、水道栓47の開度を調節することによっても陰圧を容易に調整することができる。さらに、電磁弁33Aとその開閉制御手段50を採用したことにより、容易に任意周期の拍動を作り出すことができ、多種の実験動物に適切に対処することが容易となる。
図3は、本発明による実験動物用搾乳装置のさらに他の実施の形態であり、この例では、図2に示した装置から真空調節器39を除去し、単に真空計32のみを設けている。この場合でも、前記のように、アスピレーター40に接続した水道栓47の開度を調節することによって、搾乳実験に必要な所望の陰圧を容易に調整することができる。
さらに、図1に示した搾乳装置において、そのパルセーター弁33に換えて、図2及び図3に示したような電磁弁とその開閉制御手段50を採用することはもちろん可能である。図4は、そのような形式の搾乳装置の一例を模式的に示すものであり、第1の分岐管14aには圧力センサ51が備えられ、より下流に設けた第2の分岐管14bには第1の2方向電磁弁33Aが備えられる。第1の2方向電磁弁33Aは開くことにより第2の分岐管14bを大気に開放する。第2の分岐管14bより下流において第2のチューブ13には第2の2方向電磁弁33Bが備えられており、開くことにより、第2のチューブ13の他端側を調圧タンクあるいはアキュムレータとして機能する負圧タンク34a側に連通させる。負圧タンク34aは真空ポンプ35に接続しており、陰圧状態に維持される。
コンピュータ50は圧力センサ51、第1と第2の電磁弁33A,33B及び真空ポンプ35との間で情報伝達可能に接続しており、圧力センサ51からの圧力情報の入力、第1と第2の電磁弁33A,33Bの開閉タイミングの制御出力、真空ポンプ35の作動制御の出力などを司る。
この搾乳装置の作動の一例を説明する。第1と第2の電磁弁33A,33Bを閉じた状態で真空ポンプ35を運転し、負圧タンク34a内に陰圧を生成する。所定圧が確立した後、第2の電磁弁33Bを開く。それにより、第2のチューブ13内の空気は負圧タンク34a内に引き込まれ大気圧から所定の陰圧(設定圧)となる。その時点で第2の電磁弁33Bを閉じる。それにより設定した陰圧状態が第2のチューブ13内に確立されかつ維持される(ティートカップからの吸引が行われる)。
その状態を一定時間継続させた後、第1の電磁弁33Aを開く。それにより、第2のチューブ13内は大気に開放された状態となり、圧力は大気圧に戻る。その状態を一定時間継続させた後、再度、第2の電磁弁33Bを開く。以下、このサイクルを設定回数繰り返すことにより、所要の搾乳が進行する。もし、前記吸引工程中に、設定陰圧の下限値にまで達したときには、一時的に第2の電磁弁33Bを開き、再吸引して圧力を設定値に戻す。
次に、上記装置に用いるティートカップについて詳細に説明する。図5は、ティートカップ20の一実施の形態を示す斜視図であり、前記第1のチューブ12の先端に装着した状態を示している。図6は図5のa−a線による断面図である。この例において、前記第1のチューブ12は内径約2mm、外径約4mmのものを用いており、その先端から約2mmのところにティートカップ20の位置決めの目的で、シリコン製Oリング(内径約2mm、厚さ約1mm)15を接着剤により固定している。ティートカップ20は柔らかいゴム製(例えば、シリコンゴム)であり、内径d=4mm程度,外径D=7mm程度、高さh=4mm程度の全体として先端を頂面部分(ライナー)21aで閉鎖した円筒形状をなす。この例では、図示のように、第1のチューブ12の先端をティートカップ20の外嵌部分21bに差し込むことにより、頂面部分21aの裏面と第1のチューブ12の先端との間に約1.6mmの隙間aが形成される。
ティートカップ20の頂面部分21aは母ラットの乳頭と乳房が直接接する裏打ち部分であり、厚みb=0.4mm程度である。そしてその中央部にはラットの乳頭が入り込む直径c1=1.8mm程度の挿入孔22が形成されている。該挿入孔22は長さt=0.8mm程度の先端側が拡径した円錐形であり、後端側の直径c2=1.4mm程度である。さらに、頂面部分21aには挿入孔22の内周縁から放射方向に約1.3mmの長さで6葉の切り込み25を入れている。
このティートカップ20では、前記挿入孔22は搾乳期(到達真空度期、吸引期)に、図6で仮想線に示すように、大きく開口し乳頭から乳が吸い出される。吸引された乳は第1のチューブ12を通って試験管10に貯められる。この頂面部分21aに形成した挿入孔22は、休止期(前記した陰圧が掛かっていない到達大気圧期、大気圧期・マッサージ期)には、自己の復元力によって小さく(すなわち、図6に実線で示す元の姿勢に)閉ざされる。前記のように、この挿入孔22の開閉作用によって、母ラットの乳頭及び乳房に与える産仔ラットの吸乳刺激と同様な効果を導くことができ、きわめて重要なものである。
図7はティートカップ20と第1のチューブ12との装着態様の他の実施の形態を示す断面図であり、ここでは、ティートカップ20は図5及び図6に示したものと同様の形態であるが、第1のチューブ12のティートカップ装着側先端部が、ティートカップ20側が大径となるような傾斜面12a(好ましくは傾斜角度15度程度)とされている。そして、該傾斜した先端部がティートカップ20の頂面部分21aの裏面にまで達している点で図6に示すものと相違している。この場合でも、第1のチューブ12の先端に前記傾斜面12aを形成していることにより、前記した挿入孔22の開閉作用は、図5及び図6に示したものと同様に進行する。Oリング15を必要としないだけ、構成が簡素化される利点がある。
図8はティートカップと第1のチューブ12との装着態様のさらに他の実施の形態を示す断面図であり、ここでは、ティートカップ20Aに形成される挿入孔22Aは、その長さtが頂面部分21aの厚みb=0.4mmと同じとされており、先端側の直径c1=1.8mm、後端側の直径c2a=1.5mmの円錐形である。実験によれば、この形態のティートカップ20Aでも、先端を傾斜面12aとした第1のチューブと組み合わせて用いることにより、同じような挿入孔の開閉作用を得ることができた。図示しないが、この場合に6葉の切り込み25を設けなくても、ほぼ同等の開閉作用が得ることも実験で確かめられた。これは、ティートカップ20Aの頂面部分21が周方向にも伸縮する結果であると推測される。
次に、図1に示すラット用搾乳装置に、図5及び図6に示したティートカップ20を装着してラットの搾乳を行った実験例を説明する。図9は当該実験での拍動特性曲線(パルソグラム)である。表1はその解析値であり、上記ラット用搾乳装置と図示しない牛用搾乳装置のパルソグラムの解析結果を比較してみると、真空度以外は、牛用搾乳装置における国際標準値の範囲内のものであった。なお、牛用搾乳装置の標準真空度は約−330mmHg,範囲−300mmHg〜−350mmHgであり、上記ラット用搾乳装置では、真空度は約−210mmHg及び表1に示す条件下で最も多い搾乳量が得られた。なお、図9及び表1において、A:移行期(到達真空度期)、B:吸引期、C:移行期(到達大気圧期)、D:大気圧期、であり、A+Bが搾乳期となり、C+Dが休止期(マッサージ期)となる。
【表1】
Figure 0004784721
実験の詳細は次のようである。8週令のSprague−Dawley系ラット(Jcl:SD,Clea Japan Inc.)を湿度40〜60%、温度23±1℃、照明14時間(午前5:00〜午後7:00)の条件下で飼育した。飼料(CE−2Clea Japan Inc.)と水は自由に与えた。この条件下で3週間気候順化後、肉眼的に健常なラットのみを選別して実験に用いた。規則正しく性周期を示す12週令の雌ラットと同系統の雄ラットをアルミケージに同居させて交配させた。妊娠したラットは、分娩用のポリアクリル製ケージに移した。分娩4日目で産仔をランダムに雄4匹、雌4匹、計8匹に調整した。
ラットの最大泌乳期である分娩後14日目の朝8時に8匹の産仔を母親から分離し、夕方4時に母親にOxytocin 1 IU(Atonin−O,Teikoku Zoki Co.,)を皮下注射した。授乳前と授乳後の母ラットと産仔ラットの体重差から乳量を測定する方法を応用した。Oxytocinを注射してから20分後、母親ラットを麻酔(sodiumpentobarbital)し、乳頭、乳房及びその周辺を70%アルコール綿で消毒した。乳房を指で軽くマッサージしてから片方の手でティートカップ20の頂面部分21aに乳頭を吸引させ、搾乳を開始した。搾乳中ももう一方の手の親指と人差し指で乳房を優しくマッサージ続けた。搾乳は、8匹の産仔に授乳した全乳頭から可能であった。
前記表1の条件下で8匹の産仔ラットに授乳した全乳頭から搾乳した乳量を表2に示す。泌乳14日目の母ラットの平均搾乳量は、3.43±1.71グラムであり、この量は、授乳前と授乳後の母ラットと産仔ラットの体重差から求めた乳量と比較するとより少ない量であったが、この量でも今日の化学分析の方法からすれば十分な量である。
【表2】
Figure 0004784721
さらに、図4に示すラット用搾乳装置に図2及び図3に示したティートカップ20を装着し、同様にして以下のようなラットの搾乳実験を行った。図10は当該実験での拍動特性曲線(パルソグラム)であり、表3はその解析値である。上記ラット用搾乳装置では、真空度は約−140mmHg及び表3に示す条件下で最も多い搾乳量が得られた。図1に示したラット用搾乳装置の場合よりも低い真空度で最も多い搾乳量が得られているが、これは、図1の装置の場合には用いた弁の構造上、弁の適正作動を促すために高い真空度を必要としたためと解される。なお、図10及び表3において、A:移行期(到達真空度期)(第1の電磁弁33A閉、第2の電磁弁33B開)、B:吸引期(第1の電磁弁33A閉、第2の電磁弁33閉)、C:移行期(到達大気圧期)(第1の電磁弁33A開、第2の電磁弁33B閉)、D:大気圧期(第1の電磁弁33A閉、第2の電磁弁33B閉)であり、A+Bが搾乳期となり、C+Dが休止期(マッサージ期)となる。
【表3】
Figure 0004784721
実験の詳細は次のようである。8週令のSprague−Dawley系ラット(Jcl:SD,Clea Japan Inc.)を湿度40〜60%、温度23±1℃、照明14時間(午前5:00〜午後7:00)の条件下で飼育した。飼料(CE−2Clea Japan Inc.)と水は自由に与えた。この条件下で3週間気候順化後、肉眼的に健常なラットのみを選別して実験に用いた。規則正しく性周期を示す12週令の雌ラットと同系統の雄ラットをアルミケージに同居させて交配させた。妊娠したラットは、分娩用のポリアクリル製ケージに移した。分娩4日目で産仔をランダムに雄4匹、雌4匹、計8匹に調整した。
分娩後4,7,10,14,18日目の朝8時に8匹の産仔を母親から分離し、夕方4時に母親にOxytocin 1 IU(Atonin−O,Teikoku Zoki Co.,)を皮下注射した。授乳前と授乳後の母ラットと産仔ラットの体重差から乳量を測定する方法を採用した。Oxytocinを注射してから20分後、母親ラットを麻酔(sodiumpentobarbital)し、乳頭、乳房及びその周辺を70%アルコール綿で消毒した。乳房を手で軽くマッサージしてから片方の手でティートカップ20の頂面部分21aに乳頭を吸引させ、搾乳を開始した。搾乳中ももう一方の手の親指と人差し指で乳房を優しくマッサージ続けた。搾乳は、8匹の産仔に授乳した全乳頭から可能であった。
前記表3の条件下で8匹の産仔ラットに授乳した全乳頭から搾乳した乳量を表4に示す。泌乳14日目の母ラットの平均搾乳量は3.99±1.22グラムで各搾乳群の中で最大量である。この量は、授乳前と授乳後の母ラットと産仔ラットの体重差から求めた乳量と比較するとより少ない量であったが、この量でも今日の化学分析の方法からすれば十分な量である。
【表4】
Figure 0004784721
上記のように、本発明による実験動物用搾乳装置によれば、一人の実験者でもって実験動物からの搾乳作業が可能となり、かつ、実験者の個人差に左右されない普遍的に搾乳データを入手することができる。また、実験動物用搾乳装置に特に適した本発明によるティートカップを用いることにより、ラットやマウスのような比較的小形でありかつ多産系の実験動物の乳頭から直接搾乳することが可能となり、そのために、乳を介した外因性有害物質の生体に及ぼす影響などを明らかにする上で、特に有用な手段となる。
【図面の簡単な説明】
図1〜図4は、本発明による実験動物用搾乳装置をラット用搾乳装置として組み上げた場合の異なった実施の形態を示す図である。
図5は、本発明によるティートカップとそれをチューブに装着した一態様を説明する斜視図である。
図6は、図5のa−a線による断面図である。
図7及び図8は、ティートカップと第1のチューブの装着態様の他の異なった他の実施の形態を示す断面図である。
図9は、図1に示すラット用搾乳装置の拍動特性曲線(パルソグラム)を示す図である。
図10は、図4に示すラット用搾乳装置の拍動特性曲線(パルソグラム)を示す図である。そして、
図11は、現在提案されているラットから搾乳する装置を説明する図である。
図において、10…集乳容器として機能する試験管、11…密封栓、12…第1のチューブ、13…第2のチューブ、20…ティートカップ、31…逆流防止弁、32…真空度計、33…スライド弁式のパルセーター弁、33A、51,55…電磁弁、34…調圧タンクとして機能する濾過ビン、35…圧力調整弁付き真空ポンプ、36…消音手段として機能する濾過ビン、40…陰圧発生源としてのアスピレーター、50…電磁弁の開閉制御手段(コンピュータ)、である。

Claims (9)

  1. 内部を外気と遮断した状態に保持できる集乳容器と、
    該集乳容器の上方部分において集乳容器の内部に連通する状態で一端が挿入された第1及び第2の2本のチューブと、
    前記第1のチューブの他端に交換可能に装着されたティートカップと、
    前記第2のチューブの他端に装着された陰圧発生源としての真空ポンプと、
    前記集乳容器と前記陰圧発生源との間に位置しており前記第2のチューブの内部を大気圧と前記陰圧発生源に起因した陰圧の状態とに拍動的に切り替えることのできる開閉弁である電磁弁を備えた圧力切り替え手段と、
    前記電磁弁の開閉タイミングの制御出力および真空ポンプの作動制御の出力などを司るコンピュータ、とを少なくとも備え、
    前記ティートカップは、実験動物の乳頭への挿入孔を備えた頂面部分と、該頂面部分の周囲から延出する前記第1のチューブへの外嵌部分とを有しており、前記頂面部分の少なくとも前記挿入孔周辺は、搾乳時に、前記第1のチューブ内が陰圧となったときに内側へ向けて変形し、大気圧になったときに元の姿勢に復帰するような柔軟さと弾性力を持つように構成されていることを特徴とする実験動物用搾乳装置。
  2. 前記圧力切り替え手段が、第2のチューブを常時陰圧発生源に接続した状態で、第2のチューブの内部を大気に開放した状態と遮断した状態とに切り替えることのできる開閉弁により構成されていることを特徴とする請求項1記載の実験動物用搾乳装置。
  3. 前記圧力切り替え手段が、第2のチューブを陰圧発生源に断続する第1の開閉弁と、第1の開閉弁よりも上流側において第2のチューブの内部を大気に開放した状態と遮断した状態とに切り替える第2の開閉弁とにより構成されていることを特徴とする請求項1記載の実験動物用搾乳装置。
  4. 前記ティートカップの前記挿入孔の内周面は、前記第1のチューブ側が小径となるような傾斜面とされていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の実験動物用搾乳装置。
  5. 前記ティートカップの前記頂面部分における前記挿入孔周辺には放射方向の切り込みが形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の実験動物用搾乳装置。
  6. 前記第1のチューブのティートカップ装着側先端部は、ティートカップ側が大径となるような傾斜面とされていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の実験動物用搾乳装置。
  7. ラット又はマウス用の搾乳装置であることを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載の実験動物用搾乳装置。
  8. 搾乳時にティートカップ先端に発生する陰圧が0mmHg〜−210mmHgの間の陰圧であることを特徴とする請求項7記載の実験動物用搾乳装置。
  9. 搾乳時にティートカップ先端に発生する陰圧が0mmHg〜−150mmHgの間の陰圧であることを特徴とする請求項8記載の実験動物用搾乳装置。
JP2001565988A 2000-03-07 2000-12-21 実験動物用搾乳装置 Expired - Fee Related JP4784721B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001565988A JP4784721B2 (ja) 2000-03-07 2000-12-21 実験動物用搾乳装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000061552 2000-03-07
JP2000061552 2000-03-07
JP2001565988A JP4784721B2 (ja) 2000-03-07 2000-12-21 実験動物用搾乳装置
PCT/JP2000/009112 WO2001067064A1 (fr) 2000-03-07 2000-12-21 Dispositif de traite pour animaux de laboratoire

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP4784721B2 true JP4784721B2 (ja) 2011-10-05

Family

ID=18581677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001565988A Expired - Fee Related JP4784721B2 (ja) 2000-03-07 2000-12-21 実験動物用搾乳装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6814028B2 (ja)
JP (1) JP4784721B2 (ja)
CN (1) CN1241008C (ja)
AU (1) AU2001224002A1 (ja)
GB (1) GB2376167B (ja)
WO (1) WO2001067064A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4461231B2 (ja) * 2003-10-30 2010-05-12 学校法人日本大学 実験動物用ティートカップ
US7886692B2 (en) * 2004-07-13 2011-02-15 Delaval Holding Ab Controllable vacuum source
DE102005018335A1 (de) 2005-04-20 2006-11-02 Lactocorder Ag Vorrichtung zur Stimulation eines Euters bei einem Melkvorgang
JP5131699B2 (ja) * 2006-03-16 2013-01-30 学校法人日本大学 実験動物用の自動搾乳装置
AU2007293810B2 (en) * 2006-09-05 2013-09-19 Maasland N.V. A milking implement
SE531046C2 (sv) * 2007-04-03 2008-12-02 Delaval Holding Ab En metod i ett mjölkningssystem för att skapa en erfordrad vakumnivå och datorprogramprodukter
JP5187628B2 (ja) * 2008-10-20 2013-04-24 国立大学法人島根大学 片手持ち搾乳器
GB201021826D0 (en) * 2010-12-21 2011-02-02 Delaval Holding Ab Milk sampling
DK2665356T3 (en) * 2011-01-21 2016-12-19 Pharming Intellectual Property B V The milking
CN102657966B (zh) * 2012-05-23 2014-07-23 宋泳 快速抽滤装置
US10085411B2 (en) * 2014-02-07 2018-10-02 Delaval Holding Ab Pressure control device for a milking machine
US10514316B2 (en) * 2015-10-08 2019-12-24 Delaval Holding Ab Diagnostic apparatus and testing method
NL2015944B1 (nl) * 2015-12-11 2017-07-05 Lely Patent Nv Melkinrichting.
NL2016123B1 (nl) * 2016-01-20 2017-07-25 Driehoeven Melktechniek B V Mobiele melkinrichting.
US20210289737A1 (en) * 2020-03-17 2021-09-23 Lanny Gehm Pulsator
CN113945417B (zh) * 2021-10-11 2024-01-19 河南牧业经济学院 用于奶牛饲料检测的智能采样装置

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4861271A (ja) * 1971-11-27 1973-08-28
JPS49133162A (ja) * 1973-04-20 1974-12-20
JPS5874943U (ja) * 1981-11-16 1983-05-20 山崎 繁 母乳搾乳器
JPS6272643U (ja) * 1985-10-25 1987-05-09
JPS63112937A (ja) * 1986-10-31 1988-05-18 日本牧場設備株式会社 パイプライン式乳牛搾乳装置
JPS63163157U (ja) * 1987-04-14 1988-10-25
JPH0638502U (ja) * 1992-11-09 1994-05-24 コーシン株式会社 搾乳器
JPH0731312A (ja) * 1993-07-23 1995-02-03 Kubota Corp 搾乳装置
WO1996036213A1 (en) * 1995-05-17 1996-11-21 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. A method of controlling the milking of an animal and a milking machine
JPH09512180A (ja) * 1995-02-13 1997-12-09 ゲーム,ラニー 搾乳システム

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3189002A (en) * 1963-02-06 1965-06-15 Dairy Equipment Co Vacuum stabilizing unit for milking systems
US4034711A (en) * 1975-07-31 1977-07-12 Bender Machine Works, Inc. Mobile milk unit and system
US4011838A (en) * 1976-03-25 1977-03-15 Alfa-Laval Ab Electronic milker
US4190021A (en) * 1978-05-22 1980-02-26 Reisgies Rolf W Automatic stimulation apparatus for milking machines
US4499782A (en) 1981-10-05 1985-02-19 National Research Development Corporation Transmission units of the toroidal race rolling friction type
GB8523858D0 (en) 1985-09-27 1985-10-30 Shell Int Research Unsaturated ketones
DE3650506D1 (de) * 1985-11-01 1996-05-09 Nz Ministry Agriculture & Fisheries Melkmaschinen
US5419280A (en) * 1992-03-27 1995-05-30 Milking Automation Technology Co., Ltd. Milking machine
US5613514A (en) * 1995-06-07 1997-03-25 The Curators Of The University Of Missouri Pressure/vacuum regulator
US5720236A (en) * 1996-01-16 1998-02-24 Dec International, Inc. Milk meter
US5857424A (en) * 1996-10-02 1999-01-12 Barbara M. Burns Position-adaptor for milking machine inflations
SE9604053D0 (sv) * 1996-11-05 1996-11-05 Alfa Laval Agri Ab Spengummi och förfarande för tillverkning av ett spengummi
US6439156B1 (en) * 2000-11-13 2002-08-27 Dec International, Inc. Milking vacuum fluctuation filter

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4861271A (ja) * 1971-11-27 1973-08-28
JPS49133162A (ja) * 1973-04-20 1974-12-20
JPS5874943U (ja) * 1981-11-16 1983-05-20 山崎 繁 母乳搾乳器
JPS6272643U (ja) * 1985-10-25 1987-05-09
JPS63112937A (ja) * 1986-10-31 1988-05-18 日本牧場設備株式会社 パイプライン式乳牛搾乳装置
JPS63163157U (ja) * 1987-04-14 1988-10-25
JPH0638502U (ja) * 1992-11-09 1994-05-24 コーシン株式会社 搾乳器
JPH0731312A (ja) * 1993-07-23 1995-02-03 Kubota Corp 搾乳装置
JPH09512180A (ja) * 1995-02-13 1997-12-09 ゲーム,ラニー 搾乳システム
WO1996036213A1 (en) * 1995-05-17 1996-11-21 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. A method of controlling the milking of an animal and a milking machine

Also Published As

Publication number Publication date
CN1241008C (zh) 2006-02-08
US20030051668A1 (en) 2003-03-20
WO2001067064A1 (fr) 2001-09-13
GB0222183D0 (en) 2002-10-30
GB2376167B (en) 2003-11-19
US6814028B2 (en) 2004-11-09
CN1452716A (zh) 2003-10-29
GB2376167A (en) 2002-12-11
AU2001224002A1 (en) 2001-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4784721B2 (ja) 実験動物用搾乳装置
CA1313804C (en) Breast pump flange
JP2525832Y2 (ja) 乳房ポンプフランジ
KR100977749B1 (ko) 자극 특성을 갖는 수동 착유기
JP2002336347A (ja) 搾乳器
US5941847A (en) Breast shield with vacuum isolation element
Rodgers Practical aspects of milk collection in the rat
JP4461231B2 (ja) 実験動物用ティートカップ
CN2647322Y (zh) 具有按摩功能的吸奶器
JP6938768B2 (ja) 乳児口腔シミュレータ
RU2257707C1 (ru) Двухрежимный доильный аппарат
EP0198651A2 (en) An apparatus for applying a vacuum to a part of a human or animal body
CN110772675A (zh) 内分泌积液抽取护理装置
CN215584870U (zh) 配合吸奶器使用的仿生婴儿奶嘴
CN114869519B (zh) 一种基于物联网跟踪的口腔疾病智能理疗仪
JPS607700Y2 (ja) 歯科用排唾口洗カップ
Watanabe An automated experimental milker for rat
CN2165857Y (zh) 负压吸乳罩
RU2072771C1 (ru) Доильный стакан
CN206809371U (zh) 气囊式乳头凹陷矫形器
RU2390989C1 (ru) Доильный стакан
CN2865610Y (zh) 乳头凹陷纠正器
RU2187929C2 (ru) Способ доения лактирующих животных
KR200273024Y1 (ko) 산모용 수동 모유 착유기
TWM240786U (en) Cup for milking hogs

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110621

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees