JP4783682B2 - 環境情報出力制御システム及び環境情報出力制御方法 - Google Patents

環境情報出力制御システム及び環境情報出力制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、遠隔地における様々な環境における特徴を環境情報として抽出して、所定の空間設備に出力する環境情報の出力制御技術に関する。
これまで、自然環境が持つリラクゼーション効果について多数の報告がなされている(例えば、非特許文献1参照)。また、小川や海、森などの音や映像を集録したCDやDVDも販売されている。さらに、マイナスイオン放出器などリラクゼーションに資することを目的とする家電製品が販売されている。
一方、その場に実際には存在しない環境を構築する「仮想現実(VR:Virtual Reality)」や「仮想環境」に係る技術はさまざまなものが提案されている(例えば、非特許文献2参照)。
仮想現実(VR)は、主に特定の環境の「再現」に重点が置かれている。そのため、主たる刺激が特に視覚情報である場合が多く、呈示刺激としては認知負荷が強いものとなっている。また、実体験に比べて視覚に対する依存度が大きいために体験者がVR酔いや身体的不安定感・心理的不安が存在する等の問題点がある(例えば非特許文献3参照)。このため、リラックスやリフレッシュなどの用途に適用することは困難であり、安らぐ生活空間の設計などに使用されることは殆どなかった。
また、自然環境の映像を収録したビデオ映像は、リラクゼーション効果が認められつつあるものの、その効果を得るために映像を見続ける必要があるため、知的作業を行う場における利用は集中力を減少させ、作業効率が低下するといった問題があった。
近年の家電製品では、例えば空調機器なら皮膚感覚・嗅覚といった限られた感覚に作用することを意図して、リラックスやリフレッシュを目的とするものがあるが、五感など多種の感覚に総合的に作用する機器はなく、総合的な快適空間の生成及び提供には未だ至っていない。
一方、大都市圏のオフィスに勤務する人々のストレスは、対人的な要因もさることながら、外部環境と隔絶され、オフィス機器などの人工物に囲まれた閉塞感を長時間感じ続けることにも起因していることが示唆されている。
こうした中で、映像を主とした認知負荷の強い視覚刺激には頼らず、他の多種の感覚に総合的に作用し、自然環境の雰囲気によるリラクゼーション効果をもたらしながら、作業効率や発想を豊かにするような創造性を向上させる空間作りが必要とされる。しかし、オフィス空間などにおいて、多種の感覚に総合的に作用して、リラクゼーション効果をもたらしながら、作業効率や発想を豊かにするような創造性を向上させる空間作りを行うようなシステムは提案されていない。
"脳波・心拍反応及び主観評価からみた緑地の騒音ストレス回復効果に関する実験的研究"日本造園学会誌、65(5)、2002年 http://www.evl.uic.edu/pape/CAVE/ "没入型仮想環境の被験者における心理的不安に与える身体的支えの影響"、日本教育工学会研究報告集、3(1)、2003年
本発明は、オフィス空間などに設置した照明器具やスピーカー、送風機を制御し、多種の感覚に作用して遠隔地の雰囲気を感じさせることによって、リラクゼーション効果をもたらしながら、作業効率や発想を豊かにするような創造性を向上させる空間作りを行うシステムを提供することを目的とする。
本システムは遠隔地の環境情報をカメラやマイク、風向風速計など各種センサによって収集し、通信網を介し、オフィス空間などに設置した照明器具やスピーカー、送風機を制御し、遠隔地の雰囲気を感じさせるシステムである。ここで、本システムでは、例えば波のきらめきをカメラで収録した場合、そのまま映像刺激として認知負荷の強い形でユーザに呈示するのではなく、きらめきの強度やリズムを抽出し、そのリズムに基づいて空間内の照明や送風機を制御するようにしている。これにより、ユーザの作業を妨げることなく、遠隔地の自然環境を空間全体の雰囲気として感じさせることができる。また、オフィス空間などが具備する出力機器の状況によって出力機器によって呈示する刺激形態も変化させる。
本発明の局面に係る環境情報出力制御システムは、遠隔地に設置され、当該遠隔地における自然現象を映像により表した環境情報をカメラを用いて収集する環境情報収集装置を備えた遠隔地設備と、この遠隔地設備との間でネットワークを介して通信可能な環境情報コンテンツサーバと、この環境情報コンテンツサーバとの間で上記ネットワークを介して通信可能に構成され、所定の空間に照明光を出力する出力装置を備えた空間設備とを具備する。そして、上記環境情報コンテンツサーバにおいて、上記遠隔地設備から、上記環境情報収集装置により収集された環境情報を上記ネットワークを介して受信し、この受信された環境情報の映像から、注目する自然現象の色に関する物理量を画像解析処理により算出し、人間の感覚に応じて予め設定された補正式を規則データベースから読み出し、上記算出された色に関する物理量を、上記読み出された補正式に基づいて人間が感じる物理量に近づけるべく一次補正し、上記空間に対応して予め設定された空間適正範囲を表す情報を上記規則データベースから読み出し、上記一次補正された物理量を、上記読み出された空間適正範囲内に含まれるように二次補正し、この二次補正された物理量を現象特徴成分データとして現象特徴成分データベースに記憶し、この記憶された現象特徴成分データを上記現象特徴成分データベースから読み出して上記ネットワークを介して上記空間設備へ配信する。また空間設備において、上記環境情報コンテンツサーバから配信された現象特徴成分データを受信し、この受信された現象特徴成分データの物理量をもとに上記出力装置を駆動して、上記空間に照明光を出力させるようにしたものである。
なお、本発明は装置のみならず、方法の発明としても成立する。
本発明によれば、オフィス空間などに設置した照明器具やスピーカー、送風機を制御し、多種の感覚に作用して遠隔地の雰囲気を感じさせることができる。これにより、リラクゼーション効果と共に、作業効率や創造性を向上させることができる。
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る環境情報出力制御システムの全体構成を示す概略図である。
図1に示すように、本実施形態に係る環境情報出力制御システムは、遠隔地設備10と、環境情報コンテンツサーバ20と、空間設備30とを備えている。そして、遠隔地設備10と、環境情報コンテンツサーバ20と、空間設備30とはネットワーク40を介して、通信可能に接続されている。ネットワーク40は、有線、無線を問わない各種の公衆回線網や、専用線網、LANなどの各種ネットワーク40を含む。
遠隔地設備10は、例えば、リゾート地や観光地などの遠隔地(本明細書では、単に「遠隔地」と称する)に設置され、入力系として機能し、環境情報を収集する。遠隔地設備10は、少なくとも1つの環境情報収集装置12(12−1、12−2、・・・、12−n)と、環境情報収集制御部14と、環境情報送信部16と、ネットワークインターフェース18とを含む。
環境情報収集装置12は、各種のセンサ類であり、遠隔地における実際の環境情報の計測を行う。各種センサ類は、マイク、カメラ、温度計、湿度計、風速計、日照計、土壌水分計といった、あらゆるセンサ、すなわち、環境情報を検出することが可能な機器は全て該当するものとする。
環境情報収集制御部14は、環境情報収集装置12の動作を制御する。具体的には、次の通りである。環境情報収集制御部14は、遠隔地に設置された環境情報収集装置12を管理して、その動作を制御する。これにより、環境情報収集装置12は、環境情報収集制御部14の制御により環境情報を収集する。また、環境情報収集制御部14は、遠隔地の場所情報や、環境情報収集装置12の設置状況や環境情報収集装置12の詳細情報を管理して、ネットワークインターフェース18を介して、詳細は後述する環境情報コンテンツサーバ20に、それらの情報(すなわち、遠隔地プロファイル)を提供する。表1に、遠隔地プロファイルの例を示す。表1は、遠隔地を海岸とした場合の、遠隔地プロファイルである。
Figure 0004783682
表1において、「環境情報収集装置」は、環境情報収集装置の種類を示しており、この場合は、カメラ1と、マイク1と、マイク2と、温度計と、風向風速計の5つの環境情報収集装置が設置されていることを示している。
「方位(指向性)」は、環境情報を収集する方向を示しており、例えば、カメラ1は角度θと角度φにより画像を収集する範囲が決定されることを示しており、マイク1は指向性を有するマイクであることを示している。また、マイク2は、指向性を有していないマイクであることを示している。なお、温度計及び風向風速計は、基本的に指向性を有するものではないので、空欄となっている。
「位置」は、環境情報収集装置が設置する場所を座標で示したものである。なお、座標のみでは、環境情報収集装置の設置場所がどのような環境であるかが判断できないので、例えば、温度計の「位置」を、座標と共に、木陰、日当たりの良い場所などと記載しておいても良い。また、風向風速計の「位置」に、温度計と同様に、木陰を付加しても良い。
「データ量」は、単位時間当り環境情報収集装置から出力されるデータの量を示す。
「ターゲット」は、表1では、環境として海岸を対象としているので、カメラ1として「海面」、マイク1として「波打ち際」が設定されているが、環境として森林を対象としているのであれば、マイク1のターゲットとして、樹上(鳥のさえずり)や森(木々の葉のそよぐ音)としてもよく、環境により、ターゲットや環境情報収集装置或いは、それらの設置場所も適宜変えることが好ましい。
環境情報送信部16は、環境情報収集装置12で収集された環境情報を入力して、ネットワークインターフェース18を介して、当該環境情報を環境情報コンテンツサーバ20に送信する。
環境情報コンテンツサーバ20は、少なくとも1つの遠隔地設備10を管理し、遠隔地設備10で収集された環境情報に基づいて、詳細は後述する少なくとも1つの空間設備30に、遠隔地で生じている自然現象の特徴成分を配信する。環境情報コンテンツサーバ20は、環境情報収集装置管理部21と、現象特徴成分抽出部22と、現象特徴成分抽出規則データベース23と、現象特徴成分データベース24と、現象特徴成分データ選択部25と、現象特徴成分データ配信部26と、ネットワークインターフェース27とを含む。
環境情報収集装置管理部21は、ネットワークインターフェース27を介して、遠隔地に設置された遠隔地設備10の管理を行う。具体的には、環境情報収集装置管理部21は、遠隔地設備10から送信された設置機器情報や場所に関する遠隔地プロファイル情報を受信し、当該遠隔地プロファイル情報に基づいて、遠隔地設備10の追加や削除、遠隔地設備10に設けられた環境情報収集装置12の構成変更などを管理する。なお、遠隔地設備10の追加や削除については、環境情報コンテンツサーバ20の管理が行っても良いし、何らかの基準(例えば、環境が変化した場合や環境情報が十分でない場合などの基準)を設けておき、当該基準に基づいて、行っても良い。
現象特徴成分抽出部22は、現象特徴成分抽出規則データベース23に記録された現象特徴成分抽出規則に従って、遠隔地の環境情報収集装置12から受信した環境情報を加工し、現象特徴成分データを生成する。現象特徴成分データは通常1つの自然現象から複数生成される。例えば、現象特徴成分データとして、波のきらめきを例に取れば、例えば、その明度変化をそのまま光で表現することを想定した明度情報と、きらめきのリズムを風で表現することを想定した風速情報との2つのデータが生成可能である。すなわち、現象特徴成分抽出規則は、例えば、「波のきらめき」であれば、現象特徴成分データとして、明度情報と、風速情報の少なくとも2つのデータを生成するという規則が登録されている。そして、生成された現象特徴成分データは、現象特徴成分データベース24に記憶される。
現象特徴成分データとは、詳細は後述するが、遠隔地で生じている自然現象の経時変化成分を作業空間に適した物理量範囲に変換したデータであり、空間設備30において各種出力機器を用いて出力をする際にユーザの作業を妨げないよう、認知負荷を小さくする形態に加工したデータである。
現象特徴成分データ選択部25は、現象特徴成分データベース24に記憶された現象特徴成分データを読み出して、空間設備30に配信すべき現象特徴成分データを選択する。現象特徴成分データ選択部25は、ネットワークインターフェース27を介して入力した出力装置情報に基づいて、具体的には、例えば、空間設備30において現象特徴成分データを出力可能な出力装置の有無や、空間設備30の環境などに基づいて、空間設備30に配信する現象特徴成分データを選択する。
現象特徴成分データ配信部26は、現象特徴成分データ選択部25で選択した現象特徴成分データを、ネットワークインターフェース27を介して空間設備30に配信する。
空間設備30は、オフィスや一般住居などに設けられた設備であって、遠隔地の雰囲気を味わい、リラックスするための空間に設けられる。空間設備30は、刺激出力装置32(32−1、32−2、・・・、32−n)と、刺激出力制御部34と、ネットワークインターフェース36と備えている。
刺激出力装置32は、各種の出力機器や出力装置であり、例えば、カラーLEDなどの照明装置、送風機、空調装置、スピーカー、ディスプレイ、芳香発生装置、バイブレータなどを含む。なお、図1では、刺激出力装置32と環境情報収集装置12とが同じ台数であるように記載しているが、もちろん同じでなくてもよく。環境情報収集装置の設置場所や、空間設備の状況に応じて、適宜構成を選択、変更することができる。
刺激出力制御部34は、刺激出力装置32を制御する。すなわち、刺激出力制御部34は、刺激出力装置32の動作状態を管理し、実際の制御パラメータを与えて動作させるほか、機器の存在情報・動作情報を環境情報コンテンツサーバ20の現象特徴成分データ選択部25に送信する。
また、図示しないユーザ効果測定部を設けても良い。ユーザ効果測定部は、刺激出力制御部34又はネットワークインターフェース36に接続され、利用者が空間を体験する際のリアルタイムフィードバックのためのセンサや、入力機器を備えている。具体的には、ユーザ効果測定部は、各種生理計測機器(脈波計、心電計、脳波計、筋電計、発汗計、近赤外線モ二タなど)や、簡便な入力機器(ボタン、マウス、キーボード、ゲームコントローラなど)などを含み、このデータや出力の情報は環境情報コンテンツサーバ20にフィードバックされる。そして、これらの情報のうち、ある表現物理量について、ユーザに対する例えばリラクゼーション効果などの効果がみられる測定結果やユーザの判断が得られた場合には、その表現物理量に対する現象特徴成分データを優先して抽出するように、現象特徴成分抽出規則データベース23に規則として記憶しておくことが好ましい。これにより、よりユーザに対して効果のある特徴成分データを優先して抽出することができる。
上記のように構成された本発明の一実施形態に係る環境情報出力制御システムの具体的な動作例を、2つの事例を挙げて説明する。
(動作例1)
空に注目した場合について説明する。空は、明け方から日中、タ方、夜、と時間に従って色彩と明るさが変化する。この場合、まず遠隔地に設置した環境情報収集装置12の1つであるカメラによって映像を収集する。この映像を環境情報送信部16及びネットワークインターフェース18を介して環境情報コンテンツサーバ20に送信する。
環境情報コンテンツサーバ20の現象特徴成分抽出部22は、画像解析機能を備えており、映像に含まれる空の部分の色相、彩度、明度という色に関する物理量を算出する。次に、この物理量を出力装置であるLED照明装置で表現した際に、人間が空を見た際に感じる色とほぼ同じに感じるよう、補正を行う(この補正を「一次補正」と称する)。この補正は映像の分析によって得られた色に関する物理量をそのままLED照明装置に表現させても、実際の風景や映像における色とのずれを感じることが多いために行われる。簡易な補正方法としては、次のような方法がある。数人の被験者を準備し、映像の分析によって得られた物理量を基準として、修正を行ってもらい、それを補正式としてモデル化する(例えば、表2の補正式を参照)。なお、表2に示すように、多くの場合、彩度及び明度は測定された値よりも大きな値に補正すべきであることが知られている。
また、単に、「物理量」を算出し、補正するのではなく、「物理量」の特徴から適不適を判定し、最適な物理量を選択するようにしても良い。この場合には、現象特徴成分抽出部22が、特徴量の補正を行った後に、現象特徴成分データ選択部25が、空間設備30の状況に応じて、最適な物理量を選択すれば良い。具体的には、詳細は後述する「波のきらめき」において、例えば、画像中に「波のきらめき(すなわち、波のきらめきの経時変化成分)」を表す部分が2つある場合において、2つの部分の変動の大小を比較する。そして、変動の大きい部分の方が「波のきらめき」を変動の小さい部分より伝えやすいので、変動の大きい部分を「波のきらめき」を表現するための物理量として選択する。また、変動が速すぎるか又は激しすぎて、刺激出力装置32の出力速度が間に合わない場合、すなわち、入力した物理量の変動速度が0.01秒であるが、刺激出力装置32の出力速度0.1秒であるような場合には、当該物理量は選択されないことになる。この場合には、現象特徴成分データ選択部25が当該物理量を出力可能な刺激出力装置32を有する空間設備30に出力するように選択しても良いし、刺激出力装置32で出力可能な変動速度であるような、例えば「波のきらめき」の部分を見つけて、その物理量を測定するようにしても良い。
次に、作業空間毎(例えば、事務所、工場など)によって、適正な物理量が異なることが考えられるため、作業空間に応じて、作業空間適正範囲を設定し、補正された物理量が作業空間適正範囲内に収まっているかを判定する。そして、補正後の物理量が作業空間適正範囲内に収まっていない場合には、更なる補正を行う(この補正を「二次補正」と称する)。以上のような補正式や補正式に含まれるパラメータ、及び作業空間適正範囲は環境情報と出力装置の組み合わせごとに設定し、それらの情報は現象特徴成分抽出規則データベース23が保持するようにすることが好ましい。本動作例では、この現象特徴成分抽出規則データベース23は少なくとも表2のような情報を含んでいる。
Figure 0004783682
表2において、自然現象として、空の色の変化が環境情報収集装置12のカメラで収集される。また、刺激出力装置32は、カラーLEDである。ここで、物理量として、測定する物理量、と出力設備で出力する表現物理量とがあり、測定する物理量である色相(H)、彩度(S)、明度(L)について、カラーLEDからの出力が、人間が環境を観察したときと同じように感じるような補正を補正式で行っている(一次補正)。補正式H′=H、S′=S*1.3、L′=L*1.2+1がそれぞれ色相、彩度、明度の一次補正の補正式である。このとき、一次補正の結果が空間設備30の作業空間適正範囲内であれば、その値を現象特徴成分データとして、現象特徴成分データ配信部26によって空間設備30に配信する。一次補正の結果が空間設備30の作業空間適正範囲外の場合には、当該値が作業空間適正範囲内になるように次のような二次補正を行った後に、配信を行う。
例えば、空の色の実測明度が最小値50、最大値200であった場合を考慮する。この場合において、作業空間適正範囲が最小値100、最大値150であったものとする。このとき、実測した最大値と最小値の明度の差は150であり、作業空間適正範囲の最大値と最小値の明度の差は50である。これにより、作業空間適正範囲と実測のスケール比は1:3であることがわかる。従って、実測最小値50を適正範囲最小値100に、最大値200を適正範囲最大値150に対応させた上で、実測値の変化を1/3倍した値と最適性範囲最小値100を加えた値を現象特徴成分データとすることで、作業空間適正範囲に適合した二次補正ができる。
ここで、本動作例は、空の色変化という視覚刺激であるため、照明装置で現象特徴成分データを出力することが一般的ではある。しかし、この視覚刺激を他の感覚に作用する刺激出力装置を用いることも考えられる。これは空間設備30内に適切な照明装置が存在しない場合や、ユーザが照明に関しては通常の照明を使用したいなどの希望がある場合、また空の色変化を他の変化と比較して強調したい場合において、照明装置に加えて同じ自然現象の変化を出力する場合などが考えられる。このような場合は、例えば表3に示すように、出力装置を送風機やスピーカーとし、明度や彩度といった物理量を、それぞれ表現物理量を風速や鳥の声のサウンド音量などとして、明度や彩度の変化を風速や鳥の声のサウンド音量の変化として出力するようにしてもよい。なお、この場合における補正式の例を表3に示している。
Figure 0004783682
(動作例2)
動作例2として、太陽で照らされた波のきらめきを伝達する場合を説明する。取得した画像が図2のような場合であったものとする。図2において、
A:海の動きと連動して光が反射したりしなかったりと、輝度の変化が強く、きらめきが激しい部分
B:光の反射が強く白く光り続ける部分
C:照り返しが少ないため,輝度があまり変化しない部分
があるものとする。このとき、人間が最も光の変化が激しい「きらめき」として感じる部分は、光を最も反射し、白く光る部分Bと、最も反射量が少ない部分Cの間にある部分Aである。そこで、現象特徴成分抽出部22は、その画像解析機能によって、画像を数ピクセル矩形(図2の部分D)で画面全体を走査する。そして、最も明度変化が著しい領域をきらめき抽出部分(図2の部分A′)として自動的に設定する。そして、その明度を、上記の一次補正及び二次補正を行う。当該データは、現象特徴成分データ配信部26により現象特徴成分データとして配信される。なお、走査を数分間隔など一定時間に一度行えば、きらめく場所が変化しても対応することができる。この現象特徴成分データは、表4のようにカラーLEDを使用して光として表現することができる。
Figure 0004783682
また、同様の映像を対象に、数ピクセルの矩形ではなく、画面横幅相当の細い横長矩形を下から上へと走査して、明度や彩度の変化の最も著しい矩形の物理量を算出しても良い。これにより、波の押し寄せのリズムを抽出することも可能である。
図3に示すように、木々の葉の間から差し込む木漏れ日の場合にも適用可能である。例えば、葉と葉の隙間が風に揺れた葉によって隠れることから、最も明度の変化の激しくなる部分(図3の部分E)を走査して自動的検知しても良い。また、当該変化の激しくなりそうな部分を予め設定してもよい。そして、その矩形部分の物理量を補正して、木漏れ日のリズムを表す現象特徴成分データを作成することもできる。
ところで、従来技術で述べたとおり、五感に作用する総合的な快適空間を提供するためには、多種の感覚に複合的に刺激を呈示することが好ましい。ここでは、本実施形態において、軽井沢の森の自然環境の雰囲気を視覚、聴覚、触覚に呈示した例とその効果の検証結果を示す。
対象とする自然現象は、緑の色、木漏れ日、風、野鳥の声・木々の揺れ音とした。ここで、緑の色と木漏れ日についてはビデオカメラで収集した映像から、上記の手法を用い物理量を算出し、補正を行った後、カラーLEDを使用した壁照明及び床照明と、スポットライトとに出力させた。また、風は風向風速センサによって計測した風速データを物理量とし、補正後に、送風機に出力させた。野鳥の声・木々の揺れ音はマイクを用いて集録した音を、音量を調整し、そのまま出力した。
被験者に、上記のような照明、スピーカー、及び送風機を備えた空間に入ってもらい、数分間の体験をしてもらった。その間創造性の度合いを検知するための創造性検査の実施も行った。この創造性検査として、ある与えられた用語に対して、連想(発想)した言葉の数(回答数)と、この発想した言葉に対する独創性について第三者の評価(独創性)に対する実験を行った。なお、比較のため、軽井沢の風景ビデオを流した空間、通常の蛍光灯照明のみの空間でも同じ実験を行った。図5に21人の被験者実験の結果を示す。
まず、回答数については、通常の照明のみと、自然のビデオのみでは、それぞれ、1人に付き、3.90個と3.91個であった。本実施形態による軽井沢の空間による出力では、4.37個であった。また、独創性については、通常の照明のみと、自然のビデオのみでは、それぞれ4.11点と4.20点であったのが、本実施形態による軽井沢の空間による出力では、4.62点となった。これにより、本実施形態によれば、通常の照明のみや、自然のビデオのみよりも高い効果が得られることがわかる。
上記のように、本実施形態によれば、映像刺激のようにユーザの作業を妨げることなく、遠隔地の自然(環境)の雰囲気を感じさせ、リラックス状態と創造性向上をもたらすことができる。
本発明は、上記各実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。
上記の実施形態では、環境情報出力制御システムとして、遠隔地設備10と、環境情報コンテンツサーバ20と、空間設備30とを備えたシステムを例示したが、これに限らず、上記の機能を実現できれば、どのような構成であっても良い。例えば、図5に示すように、遠隔地設備が環境情報コンテンツサーバを含んで、遠隔地設備50とした構成であっても良い。なお、図5において、図1と同じ部分には、同じ符号を付しており、各部の機能及び動作は上記の実施形態と同様であるので、説明は省略する。
また、上記の実施形態では、現象特徴成分データ選択部25により、空間設備30に装備された刺激出力装置32に応じて、現象特徴成分データを選択するようにしたが、現象特徴成分データ選択部25を省略しても良い。この場合には、すべての現象特徴成分データを空間設備30に送信しておき、空間設備30の刺激出力制御部34で、存在しない現象特徴成分データの出力を抑制するようにすればよい。
また、上記の実施形態では、空間設備30として、オフィスや一般住居などに設けられた設備を例として説明したが、これに限らず、環境情報コンテンツサーバ20から配信されたデータを出力可能な設備或いは装置であればどのようなものでも良く、例えば、画像データをパーソナルコンピュータや携帯端末の待ち受け画面や背景画面として表示しても良い。
さらに、上記各実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
また、例えば各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の一実施形態に係る環境情報出力制御システムの全体構成を示す概略図である。 自然環境が海の場合における波のきらめきの抽出例を示す図である。 木漏れ日の変動を抽出する例を示す図である。 本実施形態における効果を創造性検査により確認した結果を示す図である。 本実施形態に係る環境情報出力制御システムの他の構成例を示す図である。
符号の説明
10…遠隔地設備
12…環境情報収集装置
14…環境情報収集制御部
16…環境情報送信部
18…ネットワークインターフェース
20…環境情報コンテンツサーバ
21…環境情報収集装置管理部
22…現象特徴成分抽出部
23…現象特徴成分抽出規則データベース
24…現象特徴成分データベース
25…現象特徴成分データ選択部
26…現象特徴成分データ配信部
27…ネットワークインターフェース
30…空間設備
32…刺激出力装置
34…刺激出力制御部
36…ネットワークインターフェース
40…ネットワーク

Claims (5)

  1. 遠隔地に設置され、当該遠隔地における自然現象を映像により表した環境情報をカメラを用いて収集する環境情報収集装置を備えた遠隔地設備と、
    前記遠隔地設備との間でネットワークを介して通信可能な環境情報コンテンツサーバと、
    前記環境情報コンテンツサーバとの間で前記ネットワークを介して通信可能に構成され、所定の空間に照明光を出力する出力装置を備える空間設備と
    を具備し、
    前記環境情報コンテンツサーバは、
    前記遠隔地設備から、前記環境情報収集装置により収集された環境情報を前記ネットワークを介して受信する手段と、
    前記受信された環境情報の映像から、注目する自然現象の色に関する物理量を画像解析処理により算出する画像解析手段と、
    人間の感覚に応じて予め設定された補正式を規則データベースから読み出し、前記算出された色に関する物理量を、前記読み出された補正式に基づいて人間が感じる物理量に近づけるべく補正する一次補正手段と、
    前記空間に対応して予め設定された空間適正範囲を表す情報を前記規則データベースから読み出し、前記一次補正手段により補正された物理量を、前記読み出された空間適正範囲内に含まれるように補正する二次補正手段と、
    前記二次補正手段により補正された物理量を現象特徴成分データとして現象特徴成分データベースに記憶する手段と、
    前記記憶された現象特徴成分データを前記現象特徴成分データベースから読み出し、この読み出された現象特徴成分データを前記ネットワークを介して前記空間設備へ配信する手段と
    を備え、
    前記空間設備は、
    前記環境情報コンテンツサーバから配信された現象特徴成分データを受信する手段と、
    前記受信された現象特徴成分データの物理量をもとに前記出力装置を駆動して、前記空間に照明光を出力させる手段と
    を備えることを特徴とする環境情報出力制御システム。
  2. 請求項1に記載の環境情報出力制御システムにおいて、前記画像解析手段は、前記受信された環境情報の映像から時間的な変化を伴う部分の色に関する物理量を算出することを特徴とする環境情報出力制御システム。
  3. 請求項に記載の環境情報出力制御システムにおいて、前記画像解析手段は、前記受信された環境情報の映像を所定の矩形領域分ずつ走査して、該走査の結果、時間的に変化する部分の色に関する物理量を算出することを特徴とする環境情報出力制御システム。
  4. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の環境情報出力制御システムにおいて、
    前記環境情報コンテンツサーバは、
    前記遠隔地設備が備える出力装置の機能を表す出力装置情報を当該遠隔地設備から前記ネットワークを介して受信し記憶する手段と、
    値の異なる複数の現象特徴成分データが前記現象特徴成分データベースに記憶されている場合に、これら複数の現象特徴成分データの中から前記空間設備が備える出力装置で出力可能な現象特徴成分データを前記空間設備に配信させるべきデータとして選択する選択手段と
    を、更に備えることを特徴とする環境情報出力制御システム。
  5. 遠隔地に設置され、当該遠隔地における自然現象を映像により表した環境情報をカメラを用いて収集する環境情報収集装置を備えた遠隔地設備と、前記遠隔地設備との間でネットワークを介して通信可能な環境情報コンテンツサーバと、前記環境情報コンテンツサーバとの間で前記ネットワークを介して通信可能に構成され、所定の空間に照明光を出力する出力装置を備える空間設備とを具備する環境情報出力制御システムで使用される環境情報出力制御方法であって、
    前記環境情報コンテンツサーバが、
    前記遠隔地設備から前記環境情報収集装置により収集された環境情報を前記ネットワークを介して受信する過程と、
    前記受信された環境情報の映像から、注目する自然現象の色に関する物理量を画像解析処理により算出する過程と、
    人間の感覚に応じて予め設定された補正式を規則データベースから読み出し、前記算出された色に関する物理量を、前記読み出された補正式に基づいて人間が感じる物理量に近づけるべく補正する一次補正過程と、
    前記空間に対応して予め設定された空間適正範囲を表す情報を前記規則データベースから読み出し、前記一次補正過程により補正された物理量を、前記読み出された空間適正範囲内に含まれるように補正する二次補正過程と、
    前記二次補正過程により補正された物理量を現象特徴成分データとして現象特徴成分データベースに記憶する過程と、
    前記記憶された現象特徴成分データを前記現象特徴成分データベースから読み出し、この読み出された現象特徴成分データを前記ネットワークを介して前記空間設備へ配信する過程と
    を実行し、
    前記空間設備が、
    前記環境情報コンテンツサーバから配信された現象特徴成分データを受信する過程と、
    前記受信された現象特徴成分データの物理量をもとに前記出力装置を駆動して、前記空間に照明光を出力させる過程と
    を実行することを特徴とする環境情報出力制御方法。
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