JP4783320B2 - トレーニング問題作成装置、プログラムおよびシステム - Google Patents

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Description

本発明は、株式を初めとする金融商品の価格情報を加工してユーザに提供する技術に関する。
近年、多くの証券会社がインターネットを介して株式取引が可能なウェブサイトを開設している。これら証券会社のウェブサイトの中には、新たな顧客を開拓したりまたはウェブサイトへのアクセス数を増やしたりするために、仮想の株式取引を行うシミュレーションシステムを提供しているところもある。そのような技術として例えば特許文献1は、ほぼリアルタイムで仮想取引を行うことが可能な仮想投資シミュレーション装置を開示している。
特開2002−049759号公報
しかしながら、上記のようなシミュレーションは株式取引に関する多くの知識を必要とするので、特に初心者にとってはしきいが高く気軽に挑戦できるものではない。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、株式を初めとする金融商品の価格情報を利用してユーザが気軽に楽しめるトレーニング問題を作成する技術を提供することにある。
本発明のある態様は、トレーニング問題作成装置である。この装置は、現実の市場における金融商品の価格および価格変動を表す指標を含む金融商品データを取得して記憶する情報記憶部と、情報記憶部から特定の金融商品データを選択する抽出部と、選択された金融商品データに含まれる数値を使用してユーザに入力を促すトレーニング問題を作成する問題作成部と、作成したトレーニング問題をユーザ端末に送信する送信部と、ユーザによって入力された解答をユーザ端末から受け取り成績を付与する集計部と、を備える。
この態様によると、刻々と変化する金融商品の価格を利用してトレーニング問題を作成するので、市場が開いている間は常に新たな問題が作成され、また連続して挑戦しても同一の問題が出題されることがない。さらに、このようなトレーニング問題を証券会社などのウェブサイト上で提供するようにすれば、ウェブサイトへのアクセス数の増加が期待できる。
なお、「金融商品」には、株式、債券、外貨、上場投資信託、商品先物など市場において取引される任意の商品が含まれる。
問題作成部は、抽出部によって選択された金融商品データを一覧表示した後、一部の数値を非表示にして該数値をユーザに入力させる形式のトレーニング問題を作成してもよい。このように、トレーニング問題としてチャートなどに関係なく単純に表示されている数値を記憶するという手軽な問題が提供されるので、経験の少ないユーザでも気軽に取り組むことができる。また、このようなトレーニング問題を解くことを通じて、ユーザに金融取引に興味を持たせたり金融商品の知識を習得させることができる。
問題作成部は、抽出部によって選択された金融商品データに含まれる少なくとも一部の数値を表示し、該数値を利用した計算の結果をユーザに入力させる形式のトレーニング問題を作成してもよい。このように、トレーニング問題としてチャートなどに関係なく画面表示されている数値を計算するという手軽な問題が提供されるので、経験の少ないユーザでも気軽に取り組むことができる。また、このようなトレーニング問題を解くことを通じて、ユーザに金融取引に興味を持たせたり金融商品の知識を習得させることができる。
抽出部は、ユーザの過去の成績またはユーザの選択に応じて情報記憶部から金融商品データを取得してもよい。または、抽出部は、ユーザが予め登録している金融商品データを情報記憶部から取得してもよい。例えば、ユーザが現在保有している株式や将来保有したいと考えている株式を登録しておき、これら株式の価格に基づいてトレーニング問題を作成するようにすれば、ユーザはトレーニングを楽しみながら自分の興味のある銘柄の動向を知ることができる。
トレーニング問題の作成に使用すべき金融商品データが予め選定されており、抽出部は選定されている金融商品データを情報記憶部から取得してもよい。こうすると、例えばウェブサイトにアクセスする全てのユーザに対して共通のトレーニング問題を提供することができる。
ユーザの過去の成績に応じてユーザ毎に難易度を設定する難易度設定部をさらに備え、難易度に応じてトレーニング問題の難易度が変化してもよい。こうすると、ユーザの記憶力や計算力が伸びるにつれてトレーニング問題が難しくなるため、ユーザの興味を持続させることができる。
問題作成部は、ユーザ端末に表示されるトレーニング問題の画面においてユーザが入力を求められる入力箇所の数または配置を変更することによってトレーニング問題の難易度を変化させてもよい。例えば、数値を記憶するトレーニング問題の場合には、解答の際に入力すべき数値の数が増えたり位置がばらばらだったりすれば難易度が高くなると考えられる。このようにすると、抽出部によって取得される金融商品データが同じものであっても、問題を作成する時点で難易度を変化させることができる。
抽出部は、ユーザ毎の難易度に応じて情報記憶部から選択する金融商品データを変えてもよい。一例として、数値を記憶するトレーニング問題を作成する場合は、ユーザにとって馴染みの薄い商品を選択することで難易度を高めることができる。また、数値を計算するトレーニング問題を作成する場合は、価格の桁数の大きい商品を選択することで難易度を高めることができる。
問題作成部は、金融商品データに含まれる各項目に対応する表示欄を有するとともにトレーニング問題においてユーザが入力を求められる入力箇所が指定されているテンプレートであって、入力箇所の数または配置がそれぞれ異なる複数のテンプレートを保持するテンプレート格納部と、ユーザ毎の難易度に応じたテンプレートに抽出部によって取得された金融商品データを当てはめてトレーニング問題を作成するデータ適用部と、をさらに備えてもよい。このようにテンプレートを使用することで、トレーニング問題の難易度を簡単に変えることができる。
現実の市場における市況情報を表示するとともに、ユーザがトレーニング問題の提供を要求可能であるように構成される市況表示画面を作成する画面作成部をさらに備えてもよい。抽出部は、市況情報で伝えられている金融商品のデータを情報記憶部から取得してもよい。こうすることで、ユーザは当日のマーケット状況や商品の売買動向を間接的に知ることができる。
本発明の別の態様は、トレーニング問題作成システムである。このトレーニング問題作成システムは、現実の市場における金融商品の価格および価格変動を表す指標を含む金融商品データを取得して記憶するデータベースサーバと、データベースサーバから特定の金融商品データを選択し、該金融商品データに含まれる数値を使用してユーザに入力を促すトレーニング問題を作成するアプリケーションサーバと、トレーニング問題の送信と解答の受信をユーザ端末との間で実行するウェブサーバと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムにより表現したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、株価を初めとする金融商品の価格情報を元にしてトレーニング問題を作成するので、市場が開いている間は常に新たな問題が作成され、また連続して挑戦しても同一の問題が出題されることがなくなる。
本発明の一実施形態は、金融商品の一つである株価を利用して比較的手軽に解くことができるトレーニング問題を作成しユーザに提供するトレーニング問題作成システムである。
本実施形態では、ユーザに対して記憶問題と計算問題の二種類のトレーニング問題が提供される。記憶問題とは、図6および図8に示すように、ユーザに株価などの数値を予め記憶させておき、画面内の空欄に記憶させた数値を入力させて正答率を競わせる問題である。計算問題とは、図10に示すように、画面内の空欄に関連する他の数値から計算される数値を入力させて正答率を競わせる問題である。これら問題の詳細については、それぞれの図面と関連して後述する。
図1は、本発明の一実施形態に係るトレーニングシステム10を含む全体構成図である。トレーニングシステム10は、株価情報を利用したトレーニング問題の作成およびユーザ端末への送信、トレーニング問題の作成に必要なデータの蓄積などを担当する。トレーニングシステム10は、インターネット等のネットワーク14を介してユーザ端末12と接続される。
ユーザ端末12は、携帯電話やPDA(Personal Digital Asistant)などの携帯端末またはパーソナルコンピュータである。ユーザ端末12は、表示装置であるディスプレイとキーボードおよびマウスなどの入力装置とを備える。ユーザ端末12にはブラウザが搭載されており、種々のサーバから提供されるウェブページをユーザ端末12のディスプレイに表示することができる。本実施形態では、トレーニングシステム10はトレーニング問題をウェブページの形態でユーザ端末12に提供する。このウェブページは、SGML(Standard Generalized Markup Language)、HTML(HyperText Markup Language)、XML(eXtensible Markup Language)などのマークアップ言語で記述されている。Javaスクリプト(登録商標)などのスクリプト言語が含まれていてもよい。
ユーザはユーザ端末12を介して問題に解答し、解答をトレーニングシステム10に送信する。トレーニングシステム10は、解答を受け取って採点をした上で成績データをユーザ端末12に返す。ユーザ端末12およびトレーニングシステム10の間の送受信はHTTPプロトコルにしたがって実施される。
管理者端末16はトレーニングシステム10の管理者が操作する端末であり、トレーニングシステム10に対する株価銘柄データの選択指示や株式市況情報の提供などを行う。外部データベース18は、トレーニングシステム10の管理者または第三者が運営するデータベースであり、トレーニングシステム10に対して株価情報を提供する。トレーニングシステム10はバッチ処理によって外部データベース18にアクセスして必要な株価情報を転送する。外部データベース18として、例えばQUICKなどを利用することができる。
トレーニングシステム10は、一例として証券会社によって管理される。トレーニングシステム10内のウェブサーバは、証券会社のウェブサイトを通じてトレーニング問題をユーザに提供するように構成される。ウェブサイトを訪問したユーザがブラウザを介して所定の操作を行うと、トレーニングシステム10によってトレーニング問題が作成されユーザ端末12に供給される。
図2は、トレーニングシステム10の詳細な構成を示す。トレーニングシステムは、ウェブサーバ20、アプリケーションサーバ30およびデータベースサーバ70からなるウェブ三層構成をなしている。各層でサーバを増設して処理能力を向上できることは言うまでもない。
図2では、アプリケーションサーバ30とデータベースサーバ70はそれぞれ機能ブロック図として描かれている。各ブロックは、ハードウェア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウェア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックとして描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
アプリケーションサーバ30は、本実施形態にしたがってトレーニング問題を作成する。
選択画面作成部32は、ウェブサイト上でユーザによってトレーニング問題の開始が選択された後で出題形式や出題内容を選択させるための選択画面を作成する。選択画面作成部32は、選択画面に表示するための市況情報を保持していてもよい。ユーザ情報取得部38は、トレーニング問題にチャレンジするユーザのユーザIDを取得したり、選択画面においてユーザによって選択された内容を取得する。
難易度設定部40は、ユーザが過去に行ったトレーニングの成績をユーザ成績データベース76から取得し、今回提供するトレーニング問題の難易度を設定する。
銘柄抽出部42は、トレーニング問題の作成に用いられる銘柄の株価情報を株価情報データベース72から抽出する。トレーニング問題の作成に用いられる銘柄は、難易度設定部40で設定された難易度にしたがって決定される場合と、選択画面作成部32によってユーザ端末に提供された選択肢の中からユーザが選んだものの条件にしたがって決定される場合がある。
難易度にしたがって銘柄が決定される場合、難易度計算部44は、株価情報データベース72から適当な数の銘柄または予め定められた銘柄の株価情報を取得し、トレーニング問題を解く上での難易度を各銘柄について計算する。難易度の計算方法については後述する。各銘柄について難易度を計算した後、難易度設定部40で設定された難易度を満たす銘柄を決定する。銘柄選択部46は、決定された銘柄の株価情報を株価情報データベース72から取得し、これらを株価情報一時記憶部56に格納する。
ユーザが選んだ選択肢にしたがって銘柄が決定される場合、銘柄選択部46は選択肢に対応する株価情報を株価情報データベース72から直接取得し、これらを株価情報一時記憶部56に格納する。
問題作成部52は、テンプレート選択部48、テンプレート格納部50、データ適用部54および株価情報一時記憶部56を有する。
テンプレート格納部50は、記憶問題および計算問題のそれぞれの出題形式について難易度に対応して入力方式が異なるテンプレートを複数保持している。テンプレート選択部48は、ユーザが希望した出題形式および設定された難易度に対応するテンプレートを選択し、問題作成部52に渡す。
テンプレートは株価情報の各項目に対応する欄を有し、問題の解答時にユーザに対して入力を求めるために空欄とすべき部分が指定されている。データ適用部54は、株価情報一時記憶部56に保持されている株価情報の各項目、例えば現値、前日比などの値をテンプレートに当てはめることでトレーニング問題を作成する。なお、後述するように、記憶問題では株価情報を一覧表示するための一覧画面と解答を入力するための出題画面の二つを作成する必要があるので、テンプレートもそれぞれに対応したものが準備されている。
出題画面送信部58は、問題作成部52によって作成されたウェブページ形式のトレーニング問題をウェブサーバ20を介してユーザ端末に送信する。
集計部66は、解答受信部60、採点部62および成績データ作成部64を含む。解答受信部60は、ウェブサーバ20を介してトレーニング問題に対するユーザの解答を受け取る。採点部62は、ユーザの解答と株価情報一時記憶部56に保持されている株価情報とを比較して、ユーザの解答の正誤を判定し正答率を算出する。また、ユーザが解答に要した時間を求める。成績データ作成部64は、採点部62から正答率と解答時間とを受け取り、これらをウェブサーバ20を介してユーザ端末に送信する。また、ユーザ成績データベース76内の各ユーザに対応する成績データを今回の正答率と解答時間とで置換する。成績データ作成部64は、各ユーザと他のユーザの成績を比較してその結果をウェブサーバ20を介してユーザ端末に送信してもよい。
データベースサーバ70は、トレーニング問題の作成に必要な様々なデータを格納する複数のデータベースを有する。株価情報データベース72は、複数の銘柄の株価情報を保持する。データベース更新処理部80がバッチ処理によって定期的に外部データベースから株価情報を取得し、株価情報データベース72内の情報を更新する。データベース更新処理部80は、個別の株価情報の他に、日経平均株価などの代表的な指数や経済指標を取得して株価情報データベース72の格納してもよい。
ユーザ属性データベース74は、ユーザに関するデータを保持する。具体的には、ログインのためのユーザIDやパスワードの他、ユーザが予め登録しておく保有株の情報や、過去の売買履歴の情報を保持していてもよい。
ユーザ成績データベース76は、トレーニングシステム10が提供したトレーニング問題の各ユーザの正答率や解答時間などの成績情報を保持する。所定期間にわたる成績情報の履歴を保持していてもよいし、最新値のみを保持していてもよい。ユーザ成績データベース76は、ユーザ個人の成績以外にも、トレーニングシステム10を利用する全ユーザの正答率および解答時間の平均値などを保持していてもよい。また、ユーザ成績データベース76は、ユーザ属性で分類できるグループ、例えば年代、性別、居住地域、投資経験などで分けられるグループ毎に、グループに含まれる全ユーザの正答率および解答時間の平均値を保持していてもよい。
出題内容データベース78は、トレーニングシステム10の管理者が予め選定しておいた銘柄に関する株価情報を保持する。管理者は、管理者端末16を使用して出題設定部82にアクセスし、トレーニング問題の作成に使用すべき銘柄名を与える。出題設定部82は、これら銘柄名に対応する株価情報を株価情報データベース72から選び出し、出題内容データベース78に格納する。また、出題内容データベース78には、管理者が当日の株価情報に基づいて作成した売買代金ランキング、騰落率ランキング、業種別騰落率ランキングなどのランキング情報も格納される。
ウェブサーバ20は、ユーザ端末のブラウザからのアクセス要求を処理し、アプリケーションサーバ30で作成されたウェブページをユーザ端末のブラウザに送信し、ウェブページ上で入力されるユーザIDやトレーニング問題に対する解答などをブラウザから受け取りアプリケーションサーバ30の対応するブロックに渡す役割を有する。
本実施形態では、トレーニングモードとして練習モードと全国大会モードが用意されている。練習モードは、ユーザが一人で練習するためのモードである。全国大会モードは、全国の他のユーザと回答率を競うためのモードである。前者は、各ユーザの能力に応じて問題の難易度が変化するのに対して、後者は当日の株式動向を元にした問題が提供されて全ユーザが同一の問題を解くという違いがある。
以下では、まず練習モードにおいてユーザ端末に表示される画面例について説明し、続いて全国大会モードにおける画面例について説明する。
図3は、ウェブサイト上でユーザによってトレーニングの開始が選択された後にユーザ端末に表示される画面の一例を示す。この画面100では、ユーザはトレーニングモードを選択するように促される。ユーザが練習モード102または全国大会モード104のいずれかのボタンを選択すると、ユーザ情報取得部38がその情報を取得する。
図4は、トレーニングモードの選択後にユーザ端末に表示される画面の一例を示す。この画面106では、ユーザは問題形式を選択するように促される。ユーザが記憶問題108または計算問題110のいずれかのボタンを選択すると、ユーザ情報取得部38がその情報を取得する。
図5は、問題形式の選択後にユーザ端末に表示される画面の一例を示す。この画面112では、ユーザは問題の作成に使用される銘柄の種類を選択するように促される。「売買代金上位10」のボタン114が選択されると、出題内容データベース78に保持されている売買代金ランキングの上位10位までの銘柄の株価情報を使用してトレーニング問題が作成される。「騰落率上位10」のボタン116が選択されると、騰落率ランキングの上位10位までの銘柄の株価情報を使用してトレーニング問題が作成される。「マイポートフォリオ」ボタン118が選択されると、ユーザ属性データベース74に保持されているユーザの保有銘柄の株価情報を使用してトレーニング問題が作成される。ユーザがいずれかのボタンを選択すると、ユーザ情報取得部38がその情報を取得する。
以下では、ユーザが画面100で「練習モード」を、画面106で「記憶問題」を、画面112で「売買代金上位10」を選択したものとして説明する。
図6ないし図8は、記憶問題が選択されたときにユーザ端末に表示される画面の一例を示す。
図6は、記憶用の一覧画面120である。ユーザが「売買代金上位10」を選択したのに対応して、売買代金ランキングのうち上位10銘柄の株価情報がテーブル形式で表示される。図中のテーブルにおいて、列122は各銘柄に割り当てられている銘柄コードを表し、列124は銘柄名を表し、列126は銘柄毎の業種を表し、列128は各銘柄の株価の現値を表し、列130は前日比を表している。
銘柄選択部46は、ユーザによって「売買代金上位10」が選択されると、出題内容データベース78から最新の売買代金ランキングの情報を取得し、ランキングに含まれる銘柄の株価情報を株価情報データベース72から取得する。問題作成部52は、適当なテンプレートにこれら株価情報を当てはめて一覧画面120を作成する。なお、市場が開いている間にトレーニングが開始された場合には、株価情報データベース72内の最新の現値と前日比を使用するが、市場が閉じている間にトレーニングが開始された場合は、現値の代わりに終値を用いる。
ユーザは、一覧画面120のテーブルを見て数値を記憶したと判断した後、スタートボタン132を選択する。
図7は、スタートボタン132を選択した後にユーザ端末に表示される画面である。図示するように、テーブルが消えて画面上でカウントダウンの表示がなされる。
図8は、カウントダウン後にユーザ端末に表示される出題画面140である。出題画面140では、一覧画面120で示した銘柄の順序が並べ替えられた状態で表示される。列142〜150は、図6列122〜130に対応する。ただし、列150では、前日比が空欄で表示されている。ユーザは、記憶した数値を空欄に入力するように要求される。ユーザは、カーソル152のある空欄に数値を入力することができる。出題画面140に表示されるソフトテンキー154の数値をクリックするか、またはユーザ端末のキーボードを使用して数値を打ち込み、その後確定ボタン156をクリックするかまたはキーボードの確定キーを押すと、入力が確定する。記憶している数値を全て入力した後ユーザが入力完了ボタン158をクリックすると、入力された数値が解答受信部60に送信される。
図9は、トレーニングの採点結果を伝える画面164の一例を示す。採点部62は、ユーザ端末から受け取った数値を株価情報一時記憶部56に保持されているデータと比較して、ユーザの入力した前日比の数値が正しいか否かを判定し、正答率を算出し、正答率と解答時間166を画面に表示する。成績データ作成部64は、ユーザ成績データベース76に保持されている全ユーザの平均値を取得して、正答率と解答時間168を平均値と共にユーザ端末に送り返す。
このように、売買代金上位や騰落率上位などの実際のランキングに基づいて銘柄を選択し、これらの株価情報を使用してトレーニング問題を作成するので、ユーザはトレーニングを楽しみながら当日の株価動向を知ることができる。また、ユーザが予め登録したポートフォリオに基づいて銘柄を選択した場合は、ユーザはトレーニングを楽しみながら自分の保有株式の株価動向を知ることができる。
続いて、図4において「計算問題」が選択されたときにユーザ端末に表示される画面例について説明する。
図10は、計算問題の出題画面170である。図6の記憶問題の例と同様に、ユーザが「売買代金上位10」を選択したのに対応して、売買代金ランキングのうち上位10銘柄の株価情報がテーブル形式で表示される。銘柄コード172、銘柄名174、業種176、現値180および前日比182に加えて、ここでは前日終値178も表示される。
銘柄選択部46は、ユーザによって「売買代金上位10」が選択されると、出題内容データベース78から最新の売買代金ランキングの情報を取得し、ランキングに含まれる銘柄の株価情報を株価情報データベース72から取得する。問題作成部52は、適当なテンプレートにこれら株価情報を当てはめて出題画面170を作成する。
出題画面170では、ランダムに空欄が配置されている。ユーザは、前日終値、現値、または前日比を用いて計算した結果をこれらの空欄に入力するように要求される。図8と同様に、ユーザは、カーソル184のある空欄に数値を入力することができる。出題画面170に表示されるソフトテンキー188の数値をクリックするか、またはユーザ端末のキーボードを使用して数値を打ち込み、その後確定ボタン190をクリックするかまたはキーボードの確定キーを押すと、入力が確定する。記憶している数値を全て入力した後ユーザが入力完了ボタン192をクリックすると、入力された数値が解答受信部60に送信される。そして、図9と同様の採点結果がユーザ端末に送信される。
このように、記憶問題の場合と同様に、売買代金上位や騰落率上位などの実際のランキングに基づいて銘柄を選択し、これらの株価情報を使用してトレーニング問題を作成するので、ユーザはトレーニングを楽しみながら当日の株価動向を知ることができる。また、ユーザが予め登録したポートフォリオに基づいて銘柄を選択した場合は、ユーザはトレーニングを楽しみながら自分の保有株式の株価動向を知ることができる。
図11は、図3において「全国大会モード」が選択されたときにユーザ端末に表示される画面の一例を示す。本実施形態では、全国大会モードでは当日の株式市況に関連する銘柄を使用して共通の問題が作成される。画面196には、トレーニングシステムの管理者によって作成された当日の株式市況についての記事198が表示される。また、記事に関連して例えば新興市場の銘柄からトレーニング問題が作成されることを予告するメッセージも表示される。図4と同様に、ユーザが記憶問題200か計算問題202のいずれかのボタンを選択すると、上述したような記憶問題の一覧画面または計算問題の出題画面がユーザ端末に表示される。
管理者は、株式市況に関する記事を選択画面作成部32に記録するとともに、当日の株式動向に関連する銘柄名を選定して出題設定部82に設定する。例えば、株式市場で活発に取引がなされた場合は、売買高ランキング上位10銘柄を選定する。株式市場が全面高の場合は、値上がり率ランキング上位10銘柄を選定する。特定業種の売買が目立った場合は、当該業種の業種別騰落率上位10銘柄を選定する。管理者が銘柄名を出題設定部82に与えると、出題設定部82は対応する株価情報を株価情報データベース72から取得して出題内容データベース78に保存する。データ適用部54は、出題内容データベース78から株価情報を取得しテンプレートを使用してトレーニング問題を作成する。
出題内容データベース78は、トレーニングシステム10の管理者が予め選定した銘柄に関する株価情報を保持する代わりに、選定した銘柄名またはコードのみを保持していてもよい。この場合、データ適用部54は、まず出題内容データベース78にアクセスして銘柄名またはコードを取得する。その後、株価情報データベース72から対応する株価情報を取得し、テンプレートを使用してトレーニング問題を作成する。
図12は、全国大会モードにおけるトレーニングの採点画面の一例を示す。図9と同様に、図12においてもユーザの正答率と解答時間が表示される。全国大会モードでは、このほかに共通の問題に解答した全てのユーザの中での全体順位208が表示される。各ユーザの正答率はユーザ成績データベース76に保持されているので、成績データ作成部64は今回採点したユーザの正答率と他のユーザの正答率とを比較して順位を決定する。
このように、全国大会モードにおいては、管理者が選定した当日の株式動向に関連する銘柄の株価情報を使用してトレーニング問題が作成される。したがって、ユーザはトレーニング問題を解答しながら当日の株式動向を間接的に知ることができる。また、長期にわたってトレーニング問題にチャレンジするうちに、相場の変動、売買高の大きい銘柄や騰落率の激しい銘柄などを自然と学習することができ、ユーザの投資力向上に間接的に寄与する。
図13は、ユーザ成績データベース76に格納されるユーザ毎の成績を記録するテーブル210の一部を示す。このテーブル210では、ユーザID214毎に、記憶問題における最新の正答率216、計算問題における最新の正答率218、記憶問題の難易度220、および計算問題の難易度222が記録されている。難易度220、222は過去に各ユーザに出題された問題のうち最高難易度を示している。上述したように、各ユーザの正答率が同じ難易度のトレーニング問題に解答した他のユーザの平均正答率を上回ると、難易度が一つアップする。
図14は、入力方式と難易度の対応を説明する図である。難易度欄232は、トレーニング問題の難易度を1〜5の5段階で決めることを表す。テンプレート欄234は、難易度に対応する記憶問題または計算問題の入力方式の説明である。難易度1の問題では、図15に示すように、空欄が縦一列に整列している。難易度2の問題では、既に図10に示したように、空欄がランダムに配置される。難易度3の問題では、空欄の配置がランダムな点は難易度2と同じであるが、キーボードを使用した入力が不可となり、画面上のソフトテンキー188で解答を入力させる。難易度4の問題では、図16に示すように、ソフトテンキーにアラビア数字以外の数字が含まれるようになる。難易度5の問題では、図17に示すように、テンキーがばらばらになって画面内を移動する。本実施形態では、上述のような態様の記憶問題用および計算問題用のテンプレートがテンプレート格納部50内に予め準備されている。難易度1〜5に対応するテンプレートが複数組準備されていてもよい。このように、難易度毎のテンプレートを準備しておくことによって、難易度に応じたトレーニング問題を容易に作成することができる。
図18(a)は計算問題用の難易度1のテンプレートの一例であり、図18(b)は計算問題用の難易度2のテンプレートの一例である。図示するように、銘柄コード欄262、銘柄名欄264、業種欄266、前日終値欄268、現値欄270および前日比欄272が含まれており、問題作成部52は、所定の株価情報の各項目をテンプレートの各欄に当てはめることでトレーニング問題を作成する。図中の網掛け領域は、計算問題において空欄として表示する部分であり、問題作成部52はこの部分には株価情報の項目を当てはめない。
図19および図20は、練習モードにおけるトレーニング問題の作成プロセスを説明するフローチャートである。
ウェブサイトにおいてトレーニングの実行がユーザによって選択されると、選択画面作成部32によって作成されたトレーニングモードの選択画面および問題形式の選択画面がユーザ端末に表示される。ユーザがいずれかの選択肢を選ぶと、その情報がユーザ情報取得部38によって取得される(S10)。難易度設定部40は、ユーザIDを用いてユーザの前回の正答率と前回の難易度、および同一の難易度の問題を解答したユーザの平均正答率をユーザ成績データベース76から取得する(S12)。難易度設定部40は、ユーザの前回の正答率が全体の平均正答率を上回っているか否かを判定する(S14)。上回っていれば(S14のY)、今回出題する問題の難易度を前回よりも一つ高く設定する(S16)。上回っていなければ(S14のN)、今回出題する問題の難易度を前回と同一に設定する(S18)。
選択画面作成部32は、図5に示したような問題に使用する銘柄の選択画面を表示する(S20)。銘柄選択部46はユーザによって選ばれた選択肢に対応する銘柄の株価情報を株価情報データベース72から取得し、株価情報一時記憶部56に格納する(S22)。
テンプレート選択部48は、難易度設定部40で設定された難易度に対応する記憶問題用または計算問題用のテンプレートをテンプレート格納部50から選び出してデータ適用部54に渡す(S24)。データ適用部54は、株価情報一時記憶部56に格納されている株価情報をテンプレートに適用することによってトレーニング問題を作成する(S26)。出題画面送信部58は、トレーニング問題を含むウェブページをウェブサーバ20を介してユーザ端末12に送信する(S28)。
図20に移り、解答受信部60は、ユーザ端末12からトレーニング問題に対する解答を受け取る(S30)。採点部62は、株価情報一時記憶部56に格納されている株価情報と照合して、ユーザの解答が正しいか否かを採点し、正答率を計算する(S32)。成績データ作成部64は、ユーザ成績データベース76から今回出題された問題と同一の難易度で行われた他のユーザの正答率および解答時間の平均値を取得し(S34)、ユーザ自身の今回の成績とともにユーザ端末12に送り返す(S36)。成績データ作成部64は、今回のユーザの正答率と出題の難易度でユーザ成績データベース76の対応するデータを更新する(S38)。
図21は、全国大会モードにおけるトレーニング問題の作成プロセスを説明するフローチャートである。
ユーザによって全国大会モードが選択されると、選択画面作成部32は図11に示したような株式市況情報を含む選択画面を作成する(S50)。ユーザによって記憶問題または計算問題のいずれかが選択されると(S52のY)、銘柄選択部46は市況情報に関連する株価情報を出題内容データベース78から取得し、株価情報一時記憶部56に保存する(S54)。テンプレート選択部48は全国大会モード用のテンプレートを選択し、データ適用部54は株価情報一時記憶部56に保存された株価情報をテンプレートに適用してトレーニング問題を作成する(S56)。出題画面送信部58は、トレーニング問題を含むウェブページをウェブサーバ20を介してユーザ端末に送信する(S58)。
解答受信部60は、ユーザ端末12からトレーニング問題に対する解答を受け取る(S60)。採点部62は、株価情報一時記憶部56に格納されている株価情報と照合して、ユーザの解答が正しいか否かを採点し、正答率を計算する(S62)。成績データ作成部64は、ユーザ成績データベース76に記録されている全国大会モードを体験した全てのユーザの正答率と今回の正答率とを比較してユーザの全国ランキングを決定する(S64)。成績データ作成部64は、ユーザ自身の今回の成績とともに全国ランキングをユーザ端末12に送り返す(S66)。成績データ作成部64は、今回のユーザの正答率をユーザ成績データベース76のランキング情報に追加する(S68)。
上述の実施形態では、トレーニング問題の作成に使用される銘柄をランキングやユーザのポートフォリオなどの選択肢の中からユーザが選択することを述べた。この代わりに、難易度設定部40で設定される難易度に応じて銘柄抽出部42がトレーニング問題の作成に使用される銘柄を決定してもよい。
図22は、このような実施形態のフローチャートである。
ウェブサイトにおいてトレーニングの実行がユーザによって選択されると、選択画面作成部32によって作成されたトレーニングモードの選択画面および問題形式の選択画面がユーザ端末に表示される。ユーザがいずれかの選択肢を選ぶと、その情報がユーザ情報取得部38によって取得される(S80)。難易度設定部40は、ユーザIDを用いてユーザの前回の成績と前回の出題難易度、および同一の難易度の問題を解答したユーザの平均正答率をユーザ成績データベース76から取得する(S82)。難易度設定部40は、ユーザの前回の正答率が全体の平均正答率を上回っているか否かを判定する(S84)。上回っていれば(S84のY)、今回出題する問題の難易度を前回よりも一つ高く設定する(S86)。上回っていなければ(S84のN)、今回出題する問題の難易度を前回と同一に設定する(S88)。
銘柄抽出部42は、難易度設定部40で設定された難易度にしたがって、株価情報データベース72からトレーニング問題の作成に使用する複数の銘柄の株価情報を取得し、株価情報一時記憶部56に格納する(S90)。このプロセスについては、図23を参照して後述する。
テンプレート選択部48は、難易度設定部40で設定された難易度に対応する記憶問題用または計算問題用のテンプレートをテンプレート格納部50から選び出して問題作成部52に渡す(S92)。問題作成部52は、株価情報一時記憶部56に格納されている株価情報をテンプレートに適用することによってトレーニング問題を作成する(S94)。出題画面送信部58は、トレーニング問題を含むウェブページをウェブサーバ20を介してユーザ端末12に送信する(S96)。これ以降の処理は、図20のS30以下と同様であるので省略する。
図23は、S90の難易度に応じた銘柄を選択するプロセスを詳細に示すフローチャートである。まず、銘柄抽出部42内の難易度計算部44は、株価情報データベース72から所定の数の銘柄をランダムに取得するか、または予め定められている銘柄の株価情報を取得し、株価情報に含まれる数値のうち現値および前日比の桁数をカウントする(S100)。続いて、難易度計算部44は、現値の桁数と前日比の桁数の合計を求める(S102)。そして、難易度設定部40で設定された難易度に応じて合計桁数を決定し(S104)、銘柄選択部46がその合計桁数を有する銘柄の株価情報を株価情報一時記憶部56に格納する(S106)。
図24は、株価変動の度合いを説明するテーブルである。本実施形態は、現値および前日比の桁数が多いほど記憶または計算が厄介になるため難易度が高くなるという前提に基づいている。言い換えると、トレーニング問題の作成に使用される銘柄の株価変動の振れ幅が大きいほど、記憶または計算する前日比の桁数が大きくなるため、問題の難易度が高くなると考える。
テーブル250において、列252は株価情報データベース72から取得した銘柄名を表し、列254は現値の桁数を表し、列256は前日比の桁数を表し、列258は合計桁数を表す。難易度計算部44は、全銘柄の合計桁数を計算した後、合計桁数の大きい順に株価情報をソートする。テーブル250はソート後の様子を表しており、したがって合計桁数が大きい方から小さい方に株価情報が並べられている。難易度が高く設定されている場合は、合計桁数の大きい銘柄を多く選ぶようにし、難易度が低く設定されている場合は、合計桁数の小さい銘柄を多く選ぶようにする。
難易度の大きさに応じて、選択する銘柄の合計桁数の和を定めておいてもよい。例えば難易度「10」であれば、合計桁数の和が100を越えるように10銘柄を選択し、難易度「5」であれば合計桁数の和が70を越えるように10銘柄を選択し、難易度「1」であれば合計桁数の和が30を下回るように10銘柄を選択するなどである。
難易度計算部44は、桁数をカウントするとき現値または前日比の末尾のゼロを無視するようにすることが好ましい。例えば、現値が「1490000」だったら「149」として桁数を求める。
以上説明したように、本実施形態によれば、刻々と変化する株価を利用してトレーニング問題を作成するので、市場が開いている間は常に新たな問題が作成され、また連続して挑戦しても同一の問題が出題されることがない。また、記憶問題や計算問題などの特別な知識を必要としないトレーニング問題が提供されるので、経験の少ないユーザでも気軽に取り組むことができる。
一般論として、投資に興味を持つ年代は若年層よりも中高年層の方が多い。また、中高年層は脳の活性化にも興味があると考えられる。本実施形態のトレーニング問題を解くことによって、これら二つの興味を同時に満足させることができる。さらに、トレーニング問題を繰り返すことによって、ユーザは間接的に株価動向を知ることとなり、長期的にユーザの投資力を向上させる。
また、本実施形態のトレーニング問題を証券会社のウェブサイトで提供するようにすれば、証券会社に口座を持たない新たな顧客を開拓するきっかけとなる。また、既に口座を有している既存ユーザについても、ユーザの関心のある銘柄を選択してトレーニング問題を作成できるのでユーザの継続利用が見込まれ、ウェブサイトへのアクセス数の増加につながる。
さらに、本実施形態では、時々刻々と変化する株価を適当なタイミングで取得し、株価を所定のテンプレートに適用することでトレーニング問題を作成するため、管理者の手を介することなく自動的に問題を作成できる。
以上、本発明をいくつかの実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、本実施例において示された各機能ブロックの単体もしくはそれらの連係によって実現されることも当業者には理解されるところである。
実施の形態ではトレーニング当日の株価情報を利用することを述べたが、市場が閉じている間は終値などを使用してもよい。また、日々の株価の代わりに、月間最高値、最安値などの一ヶ月単位の値や、年初来高値、年初来安値などのより長期の値を使用してトレーニング問題を作成してもよい。
実施の形態では株式市況の情報を伝える画面からトレーニングを開始することを述べたが、トレーニングの実行中に株式市況情報を表示するようにしてもよい。この情報は、トレーニング問題として採用されている銘柄に関するものとすることが好ましい。
ランキングの上位10銘柄のように決まった数を選ぶ代わりに、例えば上位100銘柄を初めに選択し、それらの中からユーザのレベルに応じて難易度の高い銘柄や低い銘柄を選んでトレーニング問題として採用してもよい。
全国大会モードでは、全員が同一の問題に挑戦する代わりにユーザのレベルに応じて選択できる問題が選べるようにしてもよい。例えば、上級者、中級者、初心者のレベル分けをし、全国順位がそれぞれのレベル毎に集計されてもよい。
実施の形態では株価情報を使用するものとして本発明を説明したが、他の金融商品の情報を使用してトレーニング問題を作成してもよい。金融商品には、株式、債券、外貨、上場投資信託、商品先物などの他、市場において取引され値動きのある任意の金融商品が含まれる。
本発明の一実施形態に係る株価情報を利用したトレーニングシステムを含む全体構成図である。 トレーニングシステムの構成を示す図である。 ユーザがウェブサイトにアクセスし、トレーニングの開始を選択した後最初にブラウザに表示される画面の一例を示す図である。 トレーニングモードの選択後にブラウザに表示される画面の一例を示す図である。 問題形式の選択後にブラウザに表示される画面の一例を示す図である。 ユーザに対して提示される記憶用の画面を示す図である。 カウントダウン画面を示す図である。 カウントダウン後に表示される解答用の画面を示す図である。 練習モードにおける採点結果の画面を示す図である。 値上がり率上位銘柄を利用した計算問題を提示する画面の一例を示す図である。 図3において全国大会モードが選択されたときに表示される画面の一例を示す図である。 全国大会モードにおける採点結果の画面を示す図である。 ユーザ成績データベースに格納される、ユーザ毎の成績を記録するテーブルの一部を示す図である。 入力方式と難易度の対応を説明する図である。 難易度1の計算問題の一例を示す図である。 難易度4の計算問題の一例を示す図である。 難易度5の計算問題の一例を示す図である。 (a)は難易度1のテンプレートの一例を示し、(b)は難易度2のテンプレートの一例を示す図である。 一実施形態に係る問題作成のフローチャートである。 一実施形態に係る問題作成のフローチャートである。 全国大会モードのフローチャートである。 別の実施形態のフローチャートである。 難易度に応じた銘柄を選択するプロセスを詳細に示すフローチャートである。 株価変動の度合いを説明するテーブルである。
符号の説明
10 トレーニングシステム、 12 ユーザ端末、 14 ネットワーク、 16 管理者端末、 18 外部データベース、 20 ウェブサーバ、 30 アプリケーションサーバ、 32 選択画面作成部、 38 ユーザ情報取得部、 40 難易度設定部、 42 銘柄抽出部、 44 難易度計算部、 46 銘柄選択部、 48 テンプレート選択部、 50 テンプレート格納部、 52 問題作成部、 56 株価情報一時記憶部、 58 出題画面送信部、 60 解答受信部、 62 採点部、 64 成績データ作成部、 66 集計部、 70 データベースサーバ、 72 株価情報データベース、 74 ユーザ属性データベース、 76 ユーザ成績データベース、 78 出題内容データベース、 80 データベース更新処理部、 82 出題設定部。

Claims (13)

  1. 現実の市場における金融商品の価格および価格変動を表す指標を含む金融商品データを取得して記憶する情報記憶部と、
    前記情報記憶部から特定の金融商品データを選択する抽出部と、
    選択された金融商品データに含まれる数値を使用してユーザに入力を促すトレーニング問題を作成する問題作成部と、
    作成したトレーニング問題をユーザ端末に送信する送信部と、
    ユーザによって入力された解答を前記ユーザ端末から受け取り成績を付与する集計部と、
    を備えることを特徴とするトレーニング問題作成装置。
  2. 前記問題作成部は、前記抽出部によって選択された金融商品データを一覧表示した後、一部の数値を非表示にして該数値をユーザに入力させる形式のトレーニング問題を作成することを特徴とする請求項1に記載のトレーニング問題作成装置。
  3. 前記問題作成部は、前記抽出部によって選択された金融商品データに含まれる少なくとも一部の数値を表示し、該数値を利用した計算の結果をユーザに入力させる形式のトレーニング問題を作成することを特徴とする請求項1に記載のトレーニング問題作成装置。
  4. 前記抽出部は、ユーザの過去の成績またはユーザの選択に応じて前記情報記憶部から金融商品データを取得することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のトレーニング問題作成装置。
  5. 前記抽出部は、ユーザが予め登録している金融商品データを前記情報記憶部から取得することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のトレーニング問題作成装置。
  6. トレーニング問題の作成に使用すべき金融商品データが予め選定されており、前記抽出部は選定されている金融商品データを前記情報記憶部から取得することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のトレーニング問題作成装置。
  7. ユーザの過去の成績に応じてユーザ毎に難易度を設定する難易度設定部をさらに備え、難易度に応じてトレーニング問題の難易度が変化することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のトレーニング問題作成装置。
  8. 前記問題作成部は、ユーザ端末に表示されるトレーニング問題の画面においてユーザが入力を求められる入力箇所の数または配置を変更することによってトレーニング問題の難易度を変化させることを特徴とする請求項7に記載のトレーニング問題作成装置。
  9. 前記抽出部は、ユーザ毎の難易度に応じて前記情報記憶部から選択する金融商品データを変えることを特徴とする請求項7に記載のトレーニング問題作成装置。
  10. 前記問題作成部は、
    金融商品データに含まれる各項目に対応する表示欄を有するとともにトレーニング問題においてユーザが入力を求められる入力箇所が指定されているテンプレートであって、前記入力箇所の数または配置がそれぞれ異なる複数のテンプレートを保持するテンプレート格納部と、
    ユーザ毎の難易度に応じたテンプレートに前記抽出部によって取得された金融商品データを当てはめてトレーニング問題を作成するデータ適用部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載のトレーニング問題作成装置。
  11. 現実の市場における市況情報を表示するとともに、ユーザがトレーニング問題の提供を要求可能であるように構成される市況表示画面を作成する画面作成部をさらに備え、
    前記抽出部は、市況情報で伝えられている金融商品のデータを前記情報記憶部から取得することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のトレーニング問題作成装置。
  12. 現実の市場における金融商品の価格および価格変動を表す指標を含む金融商品データを取得して記憶する情報記憶部から特定の金融商品データを選択する機能と、
    選択された金融商品データに含まれる数値を使用してユーザに入力を促すトレーニング問題を作成する機能と、
    作成したトレーニング問題をユーザ端末に送信する機能と、
    ユーザによって入力された解答を前記ユーザ端末から受け取り成績を付与する機能と、
    をコンピュータに発揮させることを特徴とするトレーニング問題作成プログラム。
  13. 現実の市場における金融商品の価格および価格変動を表す指標を含む金融商品データを取得して記憶するデータベースサーバと、
    前記データベースサーバから特定の金融商品データを選択し、該金融商品データに含まれる数値を使用してユーザに入力を促すトレーニング問題を作成するアプリケーションサーバと、
    トレーニング問題の送信と解答の受信をユーザ端末との間で実行するウェブサーバと、
    を備えることを特徴とするトレーニング問題作成システム。
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