JP4782644B2 - 光通信システムを監視するシステム及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は光通信システムの監視に関し、具体的には、光学経路における波長に対する利得特性の特徴を監視することにより、光通信システムの光学経路を監視するシステム及び方法に関する。
双方向光通信システムは、システムの複数の終端ポイント(例えば、端末)に接続する複数対の光学経路から構築され得る。各光学経路は、光キャリアに変換された情報を1つの端末から他の端末へと送信し得る。長距離光通信システムでは、各光学経路は、連結された一連のスパンから構築され得る。各スパンは、光信号を送信するための媒体(例えば、1つ以上の光ファイバ)と、光学媒体中の伝搬から生じた光損失を全体的に又は部分的に補償する増幅器(例えば、光増幅器)とを含み得る。光通信システムは光学経路対を含み得るものであり、これらの光学経路対は、両方の光学経路に共通の光学波長セットを有し、この光学波長セット内の任意の波長における端末間の光伝送を両方の経路がサポートするようになっている。このような光通信システムの一例は、複数の光信号を、共通の光学経路を介してそれぞれ異なる光学波長で同時に伝送するための波長分割多重(WDM)方式を用いることがある。
光通信システムの所有者/オペレータは、一般的に、システムの健康状態、特にシステムの光学経路の健康状態を監視することを所望する。例えば、光ファイバケーブルの障害や断線、故障している中継器や増幅器、又はシステム内のその他の問題を検出するための監視技術が用いられ得る。測定プロセス(例えば、光増幅器を収容している中継器に組み込まれる)に基づく能動的な監視技術が開発されており、この測定プロセスは、共通の機能/応答機能を実施するシステム端末と中継器との間の通信チャネルを介して制御及びクエリーされ得る。
受動的な監視技術も開発されており、この監視技術は、監視端末から送信光学経路に光監視信号を発し、その監視信号の一部は、経路対の1つ以上のポイントで、受信経路に結合される。この監視信号は、光通信システムの光学経路の伝送帯域幅内の特定の波長で、専用光キャリア(即ちトーン)やシステムデータチャネル等の光キャリアに変調され得る。送信経路−受信経路間の結合は、例えば、システム内の1つ以上の中継器に配置された受動型光コンポーネント(例えば、光カプラ、光減衰器、及び/又は光学フィルタ)を用いて実装され得る。受信経路に結合された監視信号の部分は監視端末に帰還し、その監視端末で検出されて測定され得る。監視端末に帰還する監視信号は、送信監視信号のサンプル、送信経路内の素子によって反射された送信監視信号の部分のサンプル、又はその両方であり得る。受動的な監視技術としては、光学時間領域反射率測定(OTDR)、コヒーレント光学時間領域反射率測定(COTDR)、及びハイロス・ループバック(HLLB)が含まれる。
既存のOTDR技術によれば、OTDR信号ソースが、光学パルスや特別に変調された光キャリア等といったテスト信号又はプローブ信号を生成し、そのテスト信号が経路対の送信光学経路に発せられる。送信経路内の素子は、OTDRテスト信号を部分的に反射し得る(例えば、後方散乱)。後方散乱された信号の部分は、(例えば、同じ送信経路上又は受信経路等といった異なる経路上を)戻され、OTDR受信器で検出され得る。経路内の各素子の後のポイントで反射される信号の量には、例えば、テスト信号や反射された信号を減衰させること等による、その素子の伝送特性も影響し得る。光学経路に沿った各素子やポイントから後方散乱された信号又は反射された信号の大きさは、その光学経路を特徴付けるための測定基準として用いられ得る。
コヒーレント光学時間領域反射率測定(COTDR)はOTDRを強化したものであり、海底光通信システム等の長距離WDMシステムに用いられ得る。COTDRは、受信器感度を向上させるために、そのテスト信号に対する特殊な光学変調スキームと光コヒーレント検波受信器とを用いる。感度の向上により、非常に低いレベルの後方散乱信号の測定が可能になるので、光学経路のCOTDR装置から遠い部分(例えば、光増幅器の向こう側)にあるファイバをも含む、非常に長い光ファイバの検査が可能になる。OTDR又はCOTDRによって伝送経路内における光ファイバからのレイリー後方散乱を検出できるので、このシステム監視手法は、ユーザによる中継器間のファイバの検査を可能にする診断ツールを提供する。
ハイロス・ループバック(HLLB)監視方法によれば、経路対に、前方伝搬する監視信号のサンプルを帰還経路に結合させる受動型結合コンポーネントが備えられ得る。端末は、監視信号を生成してその監視信号を送信経路に発するため、及び、経路対内の各結合ポイントから帰還した監視信号のサンプルの大きさを監視するための回線監視装置(LME)を含み得る。HLLB監視は、光学経路を特徴付けるために、又はその光学経路における変化を検出するために、ループ利得、又はループ利得の変化を用い得る。ループ利得は、光通信システムの送信経路に発せられた監視信号の大きさに対する、所与の結合ポイントから検出されたサンプルの大きさの割合である。OTDR/COTDR監視方法とは異なり、HLLB監視では、一般的に、各結合ポイントに対して測定されるループ利得に影響する素子以外の、結合ポイント間の光学経路内の素子は監視できない。
これらの既存の監視技術は、他の長所及び短所を有し得る。例えば、OTDR/COTDR法において光学経路間で用いられる結合装置は、HLLB法において光学経路間で用いられる結合装置よりも安価であり得る。一方、HLLB監視では、データセットの取得がより迅速になると共に、自動形跡解析技術と共に用いれば、光学経路内の障害の発見及び診断が容易になり得る。
本発明は、光学経路における波長に対する利得特性の特徴を監視することにより、光通信システムの光学経路を監視するシステム及び方法を提供することを目的とする。
本発明の1つの態様は、第1の光学経路上に少なくとも1つの光学時間領域反射率測定(OTDR)テスト信号を送信し、該OTDRテスト信号が前記第1の光学経路内の少なくとも1つの反射素子によって反射され、反射されたOTDRテスト信号が第2の光学経路に結合されることと、前記第2の光学経路上で前記少なくとも1つの反射されたOTDRテスト信号を検出し、OTDRデータを取得することと、前記OTDRデータに、各線形近似が既知の中継器位置に対応するポイントまで及ぶ少なくとも1つの線形近似を適用することと、各前記線形近似と前記既知の中継器位置との交点を識別することにより前記OTDRデータからループ利得データを導出することとを含む方法である。
本発明の別の態様は、互いに結合された第1及び第2の光学経路を含む光通信システムを、差分光学時間領域反射率測定(OTDR)を用いて監視する方法であって、少なくとも前記第1の光学経路に光学負荷をかけることと、前記第1の光学経路上に第1のOTDRテスト信号を送信することと、前記第1の光学経路上に第2のOTDRテスト信号を送信することと、前記第2の光学経路上で、前記第1の光学経路内の少なくとも1つの反射素子から反射された前記第1及び第2のOTDRテスト信号に対応する第1及び第2の反射OTDR信号を検出し、第1及び第2のOTDRテストデータセットを生成することと、前記第1及び第2のOTDRテストデータセット間の差分を決定し、前記光学経路の少なくとも一方における利得傾斜を表す差分データを生成することとを含む光通信システム監視方法である。
本発明の更に別の態様は、互いに結合された第1及び第2の光学経路を含む光通信システムを、差分コヒーレント光学時間領域反射率測定(COTDR)を用いて監視する方法であって、それぞれ異なる負荷波長の複数の負荷トーンを用いて少なくとも前記第1の光学経路に光学負荷をかけることと、前記第1の光学経路上に第1のCOTDRテスト信号を第1のテスト波長で送信することと、前記第1の光学経路上に第2のCOTDRテスト信号を第2のテスト波長で送信することと、前記第2の光学経路上で、前記第1の光学経路内の少なくとも1つの反射素子から反射された前記第1及び第2のCOTDRテスト信号に対応する第1及び第2の反射COTDR信号を検出し、第1及び第2のCOTDRテストデータセットを生成することと、前記第1及び第2のCOTDRテストデータセット間の差分を決定し、前記光学経路の少なくとも一方における利得傾斜を表す差分データを生成することとを含む光通信システム監視方法である。
本発明の更に別の態様は、互いに結合された第1及び第2の光学経路を含む光通信システムを、差分コヒーレント光学時間領域反射率測定(COTDR)を用いて監視する方法であって、第1の負荷波長の負荷トーンを用いて少なくとも前記第1の光学経路に光学負荷をかけることと、第2の負荷波長の負荷トーンを用いて少なくとも前記第1の光学経路に光学負荷をかけることと、前記第1の光学経路上にCOTDRテスト信号を単一のテスト波長で送信することと、前記第1の負荷波長の前記負荷トーンを用いた際に、前記第2の光学経路上で、前記第1の光学経路内の少なくとも1つの反射素子から反射された前記第1のCOTDRテスト信号に対応する第1の反射COTDRテスト信号を検出し、第1のCOTDRテストデータセットを生成することと、前記第2の負荷波長の前記負荷トーンを用いた際に、前記第2の光学経路上で、前記第2の光学経路内の少なくとも1つの反射素子から反射された前記第2のCOTDRテスト信号に対応する第2の反射COTDRテスト信号を検出し、第2のCOTDRテストデータセットを生成することと、前記第1及び第2のCOTDRテストデータセット間の差分を決定し、前記光学経路の少なくとも一方における利得傾斜を表す差分データを生成することとを含む光通信システム監視方法である。
本発明の更に別の態様は、互いに結合された第1及び第2の光学経路を含む光通信システムを監視する方法であって、少なくとも前記第1の光学経路に光学負荷をかけることと、前記第1の光学経路上に第1のテスト信号を第1のテスト波長で送信することと、前記第1の光学経路上に第2のテスト信号を第2のテスト波長で送信することと、前記第1のテスト信号を検出する際には前記第1のテスト波長の波長又はそれに近い波長を有し、前記第2のテスト信号を検出する際には前記第2のテスト波長の波長又はそれに近い波長を有する少なくとも1つの負荷トーンを用いて前記第2の光学経路に光学負荷をかけることと、前記第2の光学経路上で前記第1及び第2のテスト信号を検出し、第1及び第2のテストデータセットを生成することと、前記第1及び第2のテストデータセット間の差分を決定し、前記光学経路の少なくとも一方における利得傾斜を表す差分データを生成することとを含む光通信システム監視方法である。
本発明の更に別の態様は、それぞれ反対の方向に光信号を送信するよう構成された第1及び第2の光学経路と、前記第1の光学経路を前記第2の光学経路に結合する少なくとも1つの結合経路と、少なくとも前記第1の光学経路に光学負荷をかけるための少なくとも1つの光学負荷と、前記第1の光学経路上に第1及び第2のOTDRテスト信号を送信し、第1及び第2の反射OTDRテスト信号を検出して第1及び第2のOTDRデータセットを取得し、前記OTDRデータセット間の差分を決定して前記光学経路の少なくとも一方における利得傾斜を表す差分データを生成するよう構成された監視装置とを備えるシステムである。
本発明の上記及びその他の長所は、添付の図面と共に以下の詳細な説明を読むことにより、よりよく理解されよう。
本発明による監視システム及び方法は、光通信システムにおける1つ以上の光学経路を監視するために用いられ得る。一実施形態によれば、この監視システム及び方法は、光学時間領域反射率測定(OTDR)データ又はコヒーレント光学時間領域反射率測定(COTDR)データから複数のループ利得データセットを導出するために用いられ得る。別の実施形態によれば、この監視システム及び方法は、光通信システムにおける利得傾斜を表すデータを取得するために、差分監視技術を用いてもよく、このデータは、光通信システムにおける異常損失又は異常利得の位置をつきとめるために用いられ得る。詳細は後述するが、差分監視技術は、OTDR、COTDR及び/又はハイロス・ループバック(HLLB)監視と共に用いられてよい。この監視システム及び方法は、システムのアセンブリ中又はシステムのインストール完了後に稼働中又は非稼動中のテストを行うために用いられ得る。
図1を参照すると、監視システム及び方法は、双方向光通信システム100において実施され得る。光通信システム100は、協働して双方向光学経路対を構成する2つの単方向光学経路110、120によって接続された端末102、104を含み得る。光学経路110は、端末102内の送信器112から端末104内の受信器114へと一方向に情報を送信し得る。光学経路120は、端末104内の送信器124から端末102内の受信器122へと他方向に情報を送信し得る。端末102に関しては、光学経路110は送信経路であり、光学経路120は受信経路である。光学経路110は、交互に連結された光ファイバ116−1〜116−nと、光増幅器118−1〜118−nとを含み得る。光学経路120は、交互に連結された光ファイバ126−1〜126−nと、光増幅器128−1〜128−nとを含み得る。
光学経路対(例えば、光学経路110、120)は、光ファイバの対116−1〜116−n及び126−1〜126−nによって接続された中継器130−1〜130−n内の1組の増幅器対118−1〜118−n及び128−1〜128−nとして構成され得る。光ファイバの対116−1〜116−n及び126−1は、更なる経路対をサポートするファイバと共に光ファイバケーブル内に含まれてよい。各中継器130は、各経路対に対する一対の増幅器118、128を含んでよく、更なる経路対に対する更なる増幅器を含んでもよい。光増幅器118、128は、エルビウムがドーピングされたファイバ増幅器(EDFA)、若しくは他の希土類がドーピングされたファイバ増幅器、ラマン増幅器、又は半導体光増幅器を含み得る。結合経路132−1〜132−nは、例えば、1つ以上の中継器130−1〜132−n内の光学経路110、120間で結合されてもよく、例えば、詳細は後述するが、1つ以上の受動型光結合コンポーネントを含んでもよい。
監視装置140は、(例えば、OTDR、COTDR、又はHLLBを用いて)これらの経路対に対する受動型回線監視を行うために、端末102、104の一方又は両方に配置されてよい。監視装置140は、信号生成機能、信号検出機能及び処理機能を実行し得るものであり、これらの機能を実行するよう構成された送信器、受信器、及びプロセッサを含み得る。監視装置140は、一方の光学経路110(例えば、送信光学経路)に監視信号又はテスト信号を発し得る。結合経路132−1〜132−nは、光学経路110内を伝搬する監視信号又はテスト信号のサンプルを、他方の光学経路120(例えば、受信光学経路)の前方伝搬方向に結合し得る。次に、監視装置140は、これらのサンプルを受信して測定し得る。
図示されている結合経路132−1〜132−nは、各増幅器対118−1〜118−n及び128−1〜128−nと共に配置されているが、これらの結合経路は、他の位置(例えば、増幅器対の外側)に配置されてもよく、増幅器対毎に配置されなくてもよい。例示的な実施形態によれば、結合経路132−1〜132−nは対称に動作してもよい。即ち、結合経路132−1によって経路110から経路120へと伝達される各波長における光パワーの割合を記述する関数が、結合経路132−1によって経路120から経路110へと伝達される各波長における光パワーの割合を記述する関数と同じであってもよい。或いは、1つ以上の結合経路は対称でなくてもよく、複数の異なる結合経路が異なる伝達関数を有してもよい。結合経路132−1〜132−nは、OTDR/COTDR監視用のものとHLLB監視用のものとで異なっていてもよい。OTDR/COTDR用の結合経路は、一般的に、送信経路110上の反射光(例えば、反射されたOTDRテスト信号)のみを受信経路120に結合する。一方、HLLB用の結合経路は、送信経路110上で送信される監視信号を受信経路120に結合する。
光通信システム100の例示的な実施形態を図示及び説明したが、光通信システム100の様々な変形も本発明の範囲に包含される。光通信システム100は、例えば、より多数の光学経路対と、より多数又は少数の中継器とを含んでもよい。或いは、光通信システム100は、光増幅器を含まなくてもよく、又は、光増幅器の代わりに、中継器に接続された光ファイバ内でのラマン増幅による光学利得を実現するのに適した光ポンプエネルギー源を含んでもよい。
光通信システム100を監視する例示的な方法によれば、(例えば監視装置140によって)送信光学経路110上で1つ以上のOTDRテスト信号又はプローブ信号が送信され得る。本願明細書では、OTDRという用語は、一般的に、標準的なOTDR及びコヒーレントOTDR(COTDR)の両方を指し得るものとして用いられる。詳細は後述するが、差分監視を行うために、送信光学経路110及び/又は受信光学経路120に負荷をかけながら、(例えば、複数の異なる波長の)複数のOTDRテスト信号が送信されてもよい。送信経路110上で送信されるOTDRテスト信号は、送信光学経路110内の1つ以上の反射素子によって反射され得る。反射されたOTDRテスト信号は、1つ以上の結合経路132−1〜132−nによって受信光学経路120に結合され得る。
図2は、一実施形態によるOTDR又はCOTDR監視に用いられる結合経路132を通るテスト信号が辿る経路を示す。この実施形態では、結合経路132は、戻り損失が高い終端156、158を有する光ファイバ154を光ファイバ116、126に結合する光カプラ150、152(例えば、4ポート10dB光カプラ)を含み得る。送信光学経路110上を前方伝搬する光テスト信号160が散乱ポイント又は反射ポイント162に遭遇すると、前方伝搬するテスト信号160の部分164(即ち、反射されたテスト信号)は、送信光学経路110の導波モードへと逆方向に反射され得る。結合装置132は、反射された部分164をサンプリングし、反射された部分164の一部分166(例えば、約1%又は−20dB)を受信光学経路120に注入する。
当業者には、他の結合経路を用いてもよいことがわかるであろう。HLLB監視を用いるシステムでは、例えば、結合経路は、HLLB監視をサポートするための更なる光カプラ及び/又は反射型光学フィルタ(ROF)等の更なるコンポーネントを含み得る。
監視装置140(図1)は、OTDRデータ(例えば、OTDRトレース)を取得するために、反射されたOTDRテスト信号を検出して、複数のデータセットを抽出してもよい。このデータセットは、光学経路の健康状態を評価するために解析され得る。一般的に、このデータセットは、テスト信号発生器から監視している受信器へとテスト信号が伝搬する(例えば、監視装置140から、送信経路110、結合経路132、及び帰還経路120を通り、監視装置140に戻る)通過時間又は伝搬時間(即ち遅延)を含み得る。検出されたテスト信号の強度は、その通過時間に対応する。例えば、OTDR又はCOTDRを用いると、伝搬時間は、監視装置140から検出信号に関与するシステム要素(例えば、反射ポイント162)までの距離にほぼ比例する。従って、伝搬時間は、その検出信号に対応するシステム内のポイントを一意的に識別し得ると共に、OTDRデータセットは、システム要素に対する信号強度を示し得る。信号伝送及び反射に対する経路素子の影響の先験的な理解から、通信システムを介したデータチャネル伝送のための光学経路の能力に影響する光学経路の特徴を、複数のOTDRデータセットを用いて推定してもよい。例えば、ファイバが断線していると、断線箇所の向こう側にある素子からは信号が戻らない。
図3は、OTDR監視システムの代表的なデータの一例を示す。距離の増加と共に信号強度が減少している領域は、中継器間の光ファイバ内でのレイリー散乱の結果であり得る。信号強度の(例えば、75km、175km、及び275kmにおける)段差状の増加は、光増幅器による信号増幅の結果であり得る。プロット170、172は、それぞれ、障害によって第1の中継器から15km向こう側にある光ファイバに3dBの光減衰がもたらされる前及び後のシステムのOTDRデータを表す。障害は、障害の向こう側の全てのポイントについて測定された信号強度の変化によって示される。従って、OTDRデータは、レイリー後方散乱によって反射された信号の検出結果として、中継器間の位置に対応するデータポイントを含む。一方、HLLB監視は、一般的に、レイリー後方散乱によって反射された信号を検出せず、HLLBデータ(図示せず)は、一般的に、HLLB経路のみに対応するループ利得データを表すデータポイントを含む。
光通信システム100を監視する例示的な方法によれば、OTDRデータは、ループ利得データ(例えば、HLLB監視によって得られるループ利得データと同等)を抽出又は導出するために処理され得る。この、ループ利得データを抽出又は導出するためにOTDRデータを処理する例示的な方法は、監視装置140内の、例えばソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの組み合わせとして実装され得る。図4は、テスト中の光学経路上におけるデータ伝送の障害を防止するためにパワーを低減したOTDRテスト信号又はプローブ信号を用いて通信システムから得たOTDRデータ180の一例を示す。図示されるように、中継器間の伝送スパンの後半部分のデータでは、OTDR測定の品質は低くなり得る。たとえ伝送スパンの後半部分のOTDRデータ180の品質が低くても、OTDRデータ180から、信頼性の高いループ利得データの推定が導出され得る。
図5に示されるように、OTDRデータ180からループ利得データを抽出又は導出する1つの方法は、例えば、(例えば中継器間の)各スパンの後半に現れているノイズレベルを超えたOTDRデータ180の部分を直線182a、182b、182cで近似することによる、OTDRデータ180への線形近似の適用を含む。各スパンに対応するOTDRデータ180において、そのスパン内の最も強いOTDRデータに最も一致する直線の、例えば、傾斜及び0からの垂直オフセットを決定するために、線形回帰等の近似方法を用いてもよい。近似直線182a、182b、182cは、(例えば、垂直線184a、184b、184cで示される)既知の中継器位置まで遡って補外されてもよい。近似直線182a、182b、182cと中継器位置(例えば、垂直線184a、184b、184c)との交点186a、186b、186cは、HLLBループ利得データと同じ特性を有する1組のデータポイント又は数を生じる。3つのスパン(及び近似直線182a、182b、182c)が図示されているが、この方法は、任意の数の近似直線を用いて任意の数のスパンを表すOTDRデータと共に用いられてよい。
OTDRデータからループ利得データを導出する例示的な方法は、光通信システムにおけるファイバ損失の先験的な知見を、近似処理における制約として用いてもよい。例えば、OTDRデータ180を近似する線182a、182b、182cの傾斜を設定するために、既知のファイバ損失が用いられてもよい。この場合、比較的少ないOTDRデータポイントを用いて、近似直線182a、182b、182cの垂直オフセットの妥当な推定が導出され得る。
OTDRデータからループ利得データを導出する別の例示的な方法は、上述のようなOTDRデータ180への線形近似の適用を含み得るものであり、次に、近似直線182a、182b、182cの得られた傾斜を処理して、平均傾斜を表す単一の値を得る。次に、この平均傾斜値によって制約される傾斜と、各スパンにおける近似を最適化するために変化可能にした垂直オフセットとを用いて、線形近似を繰り返してもよい。平均傾斜値を用いて線形近似を繰り返すことにより、OTDRデータから導出されるループ利得推定の品質が向上し得る。
この例示的な方法は、OTDRデータセットから抽出又は導出されたループ利得データを、HLLBループ利得データと共に用いられる当業者に周知の形跡解析処理等といった形跡解析処理を用いて処理することを更に含んでもよい。形跡解析処理は、光通信システムにおける障害を手動又は自動で検出及び/又は特徴付けるために用いられてもよい。形跡解析処理は、例えば、光学経路内の障害の位置をつきとめる及び/又は診断するため、及びシステム警報を生成するためにネットワーク管理システムと共に用いられてもよい。従って、例示的な監視システム及び方法は、HLLBデータと共に用いられるよう設計された形跡解析技術を、比較的安価なOTDR結合経路を用いて光通信システムから取得されたOTDRデータと共に用いることを可能にする。
別の例示的な監視方法によれば、光通信システム内の1つ以上の光増幅器の動作状態の変化を表すデータ取得するために、差分監視を用いてもよい。差分監視は、光増幅器の利得形状とその増幅器の平均利得との関係に基づくものである。利得形状は、特定の波長の信号に対する光増幅器の利得を、信号の波長の関数として記述する関数である。平均利得は、増幅器の合計信号出力パワーを、その増幅器への合計信号入力パワーで割った割合である(例えばデシベルで表される)。EDFAでは、例えば、信号パワーが変化しても、ポンプパワーは一定であってもよく、或いは、或る範囲の入力信号パワーに対するEDFAの利得又は出力パワーを制御するために、ポンプパワーが制御されてもよい。いずれにしても、EDFAの利得形状は、平均利得及びEDFAへの入力パワーの分光分布の関数である。一般的に、入力パワーが低いと、EDFAの光学利得に関与するエルビウムイオンの反転分布が高まり、これは利得形状に影響する。
図6は、ポンプパワーが一定の場合のEDFAの利得形状(即ち、波長に対する利得)を示す。曲線190、192は、入力スペクトルでの信号パワーの相対分布は同じである2つの異なる合計入力パワーの値(例えば、ノミナル入力パワー及び低い入力パワー)における利得形状を表す。光通信システム内の増幅器への入力パワーの変化は、例えば、ファイバ損傷の結果、2つの増幅器間の光学経路の損失が変化した場合、ケーブルの修理中に損失が加わった場合、又は、新たな構成に対応するためにケーブルの経路が変更された場合に生じ得る。増幅器の動作波長域における利得形状曲線190、192をそれぞれ近似する線194、196は、所与の動作状態に対するEDFAの利得傾斜を表す。
利得傾斜は、光学経路の状態を監視又は診断するために用いられ得る。WDM光通信システムの光学経路では、通常、光学経路の全長の割に利得傾斜は小さい。利得傾斜の大きさは、光学経路の状態が最適設計からどの程度逸脱しているかを示す尺度になり得、距離に対する利得傾斜のプロットは、スパン損失とノミナル増幅器利得(即ち、システム設計においてその増幅器が動作するよう意図される利得)との間にかなりの不一致が存在するスパンを明らかにし得る。例えば、ネットワーク管理システムを用いてシステム内の障害の手動又は自動検出を実施するために、利得傾斜を障害形跡解析処理と共に用いてもよい。時間に伴う利得傾斜の変化は、光学経路の累進的な変化も示し得るものであり、光通信システムの障害に至る時間の推定に用いられる処理をサポートし得る。
一般的に、差分監視は、2通りのテストデータ測定値(例えば、OTDRデータ、又はOTDRデータから導出されるループ利得データ)を取得し、測定されたテストデータを処理して(例えば、他のデータセットから1つのデータセットを差し引いて)差分データを取得することによって、光通信システムにおける利得傾斜を推定するために用いられ得る。光通信システム内の1つ以上の増幅器の平均利得及び利得傾斜を推定するために、テストデータ測定値を、例えば、2つの異なる動作波長又は帯域が近い波長で取得してもよい。本願明細書で用いられる「(複数の)動作波長」とは、光通信システムの経路対が、その経路の全て又は一部を通して、信号(情報を送信するために能動的に使用される信号及びシステム監視及び/又は制御機能用の信号の両方を含む)を伝送する波長のセットを指す。本願明細書で用いられる「(複数の)帯域が近い波長」とは、経路対の一方又は両方の光学経路が、端末間の経路の全て又は一部を通して、光信号を伝送し得る波長のセットを指すが、経路対の両方の経路が端末間の全距離を通して信号を伝送し得る波長は含まない。
図1に示される光通信システム100では、例えば、送信光学経路110及び/又は受信光学経路120に光学負荷をかけながら、(例えば、上述の方法を用いて)複数の異なるデータセットが測定又は取得されてもよい。本願明細書で用いられる「光学負荷をかける」(又は「光学負荷」)とは、経路対の一方又は両方の光学経路の全て又は一部を通って伝送中の全ての光パワーを指すが、光学経路の監視及び/又は制御に専用に用いられる光信号は含まない。光学負荷には、例えば、光増幅器のノイズに由来する光パワー(例えば、増幅自然放出光(ASE))、送信端末において取り込まれた光ノイズ負荷、負荷トーン(例えば、連続波若しくは変調光信号)、又は、光増幅器の設計の結果として経路に取り込まれた光パワー(例えば、EDFA又はラマン増幅器からのポンプパワー)が含まれ得る。光学負荷を提供するための例示的なシステム及び方法は、2004年6月25日に出願された同時係属中の米国特許出願第10/877,059号、及び米国特許仮出願第60/600,533号の便益を主張する2005年8月11日に出願された同時係属中の米国特許出願第 号(代理人整理番号TCM196)に更に詳細に記載されており、それらの全てを参照することにより本願明細書に組み込む。
図7を参照すると、差分監視の1つの方法は、動作波長域の中央部分に、一定の平均パワーを有する1組の信号200で負荷をかけながら、光通信システムの動作波長範囲の長波長側端部及び短波長側端部(例えば、1540nm及び1560nm)の波長又はそれに近い波長であり得る異なるテスト波長のOTDRテスト信号202、204を送信することを含む。テスト信号との干渉を避けるために、負荷波長がテスト信号のテスト波長から十分に離れている限りにおいて、任意の数の信号200(又は負荷トーン)を用いてよい。一例では、負荷波長はテスト波長から約2.5nm離れていてもよい。この例示的な実施形態では、負荷トーン又は信号200は一定の平均パワーを有する連続波又は変調信号であるが、広帯域光ノイズが用いられてもよい。当業者には、光通信システムの動作波長範囲に応じて他のテスト波長が用いられ得ることがわかるであろう。或いは、第1及び第2のテスト波長は、負荷波長の範囲の外側になくてもよい。例えば、負荷トーンは、テスト信号より高波長及び低波長のものであってもよい。
差分監視の別の方法によれば、本質的に同じ入力パワースペクトルを有する複数の異なるテスト波長において、OTDR測定値が順次取得され得る。例えば、負荷トーン又は信号200と共に第1のOTDRテスト信号202が送信され、次に、負荷トーン又は信号200と共に第2のOTDRテスト信号204が送信されてもよい。
図8A及び図8Bに示される差分監視の更に別の方法によれば、単純な一対の入力スペクトルを用いて、2通りのOTDR測定に対して最小限の負荷トーンを用いた同様の負荷を与えてもよい。第1のテスト波長(例えば、短い波長)の第1のOTDRテスト信号212は、OTDRテスト信号212と本質的に同じ平均光パワーを有する第1の負荷波長(例えば、長い波長)の単一の負荷トーン214と共に送信されてもよい。第2のテスト波長(例えば、長い波長)の第2のOTDRテスト信号222は、OTDRテスト信号222と本質的に同じ平均光パワーを有する第2の波長(例えば、短い波長)の単一の負荷トーン224と共に送信されてもよい。このように、OTDRテスト信号212、222と負荷トーン214、224とは、本質的に同じパワーを有するが、波長は逆である。当業者には、2つの異なる波長でのOTDR測定中に、光学経路上の本質的に同じ光学負荷を実現するために、他のスペクトル対を用いてもよいことがわかるであろう。
上述したように、各テスト波長のOTDRデータを取得するために、反射されたOTDRテスト信号が検出され得る。各波長のOTDRデータから、ループ利得データ(例えば、光学経路内の各増幅器に対するループ利得を表す)が抽出又は導出され得る。次に、(例えば、線形近似の適用前の)OTDRデータ間又は各増幅器について導出されたループ利得データ間の差分を取得することにより、利得傾斜が推定され得る。
このように、利得傾斜は、共通のファクタを有する2つの独立した測定から導出されるので、光学経路内の光増幅器又はスパンを監視するための測定基準として有利に用いられ得る。2つの波長における測定結果間の差分を取得することにより、測定結果から、両方の測定に共通の経路の特徴(例えば、ファイバのレイリー散乱及び光損失特性)から生じる測定の不確定性が除去される。
図9A及び図9Bには、マルチトーン負荷及び差分COTDRを用いた監視システム及び方法の一実装例が示されている。この実施形態によれば、監視装置は、送信光学経路110上にCOTDRテスト信号を送信するCOTDR送信器402と、受信又は帰還光学経路120上の反射されたCOTDRテスト信号を受信して検出するCOTDR受信器404とを含む。COTDR信号レベルは、COTDR送信器402において、COTDR測定にとって許容可能な信号−ノイズ比(SN比)が与えられるよう設定されてもよく、これは当業者によって決定されてよい。COTDR送信器402は、例えば、10:1カプラ406を用いて送信光学経路110に結合されてもよい。COTDR送信器402及び受信器404は、当業者に周知のCOTDR装置を含んでよい。
この図示されている実施形態では、送信光学経路110に複数の光学負荷を提供するために、複数の負荷波長(λ、λ、…λ)の複数のレーザ412が用いられてもよく、これらの波長を光学経路110に合成するために、コンバイナ416が用いられてもよい。受信経路120上のシステムの他端部において、光学負荷408を提供するために、類似の負荷装置(例えば、複数のレーザ及び1つのコンバイナ)を用いてもよい。この実施形態によれば、テスト測定が続いている間、増幅器の帯域幅にわたって一定の光学負荷がかけられてもよい。この差分監視方法がCOTDRを用いて実施される場合には、負荷トーンは受信光学経路120上の反射されたCOTDRテスト信号より強いので、受信又は帰還光学経路120における光学負荷は、負荷トーンが主であってもよい。
図示されている実施形態では、8つの異なる波長を有する負荷トーンを生成するための8つのレーザが示されているが、当業者には、上述したように、これとは異なる数の負荷トーンを生成するためにこれとは異なる数のレーザ用いられてよいことがわかるであろう。レーザ412は、ほぼ等しいパワーを複数の波長で生じて、その合計入力パワーが第1の中継器へのノミナルに近い合計入力パワー(例えば、そのEDFA設計に対する通常の入力パワー)となるように、組み合わされてもよい。(例えば、システムのいずれかの端部において)光信号解析器320を用いて、各負荷波長における利得を測定してもよい。送信光学経路110及び/又は受信光学経路120を光信号解析器320に接続して、光信号解析器が複数の波長の入力パワーを監視できるようにしてもよい。減衰器420を用いて、第1の中継器に所望の入力パワーを与えるために負荷トーンの光パワーを制御してもよい。
図10を参照し、利得傾斜を表す差分データを決定するためにCOTDRデータを処理する例示的な方法を詳細に説明する。差分データを決定するためのCOTDRデータの処理は、例えば、監視装置内の1つ以上のプロセッサによって実行され得る。COTDR受信器404は、反射されたCOTDRテスト信号を検出し、上端側波長(λupper edge)及び下端側波長(λlower edge)におけるCOTDRデータ(COTDRトレース430、440として図示されている)を取得し得る。COTDRトレース430、440は、監視中の少なくとも1つの光学経路に対応し、例えば、増幅器対(例えば、中継器)及び伝送スパン等といった光学経路内の位置に対応するデータを提供する。例えば、COTDRトレース430、440におけるピーク432、442は、各中継器内の増幅器対間のループ利得に対応し、傾斜434、444は、中継器間のスパンにおける減衰に対応する。
2つのデータセット間の差分のプロットを表す差分曲線448として図示されている差分データを取得するために、上端側波長(λupper edge)におけるCOTDRデータから下端側波長(λlower edge)におけるCOTDRデータを減算してもよい。差分曲線448は、各増幅器又は中継器に続く無視してよい下方傾斜を含み得る(OTDRトレース430、440として図示されている)。この傾斜は、一般的に、ファイバの損失によって減衰されたレイリー散乱光と関連付けられ、類似の傾斜特性を有するOTDRデータセット間の減算の結果として、実質的に除去される。差分曲線には、ファイバ減衰の違いにより依然として僅かな限られた傾斜が残り得るが、これは小さいものになるはずである。
差分曲線448は、距離に対する利得傾斜の尺度を表し、差分曲線448における段差は、ノミナル損失とは異なる損失を有するスパンの後のスパンを識別する。本願明細書で用いられる「ノミナル損失」とは、特定の伝送スパン設計における通常の又は期待損失を意味する。差分曲線448における段差は、例えば、中継器内のEDFAのノミナル利得からかけ離れている光損失を有するスパンの後の中継器を指す。ポンプパワーが一定のEDFAは、一般的に、圧縮状態、即ち、通常の入力パワーでのEDFAの利得が、合計入力パワーが非常に小さいEDFAの利得より数デシベル低い状態で動作する。従って、或るEDFAの入力パワーが減少した場合には、そのEDFAの前にあるスパンの光損失を示すEDFA利得が増加する。ノミナル損失が上端側波長及び下端側波長において等しい利得を生じるスパンを含む光通信システムでは、例えば、差分曲線440における段差のある減少は、合計スパン損失がノミナル損失より高いことを示し、段差のある増加は、合計スパン損失がノミナル損失より低いことを示す。例えば、減少Δは、中継器2への入力パワーが減少したことを示し、これは、中継器2の前のスパンにおける経路の異常によって生じ得るものである。
差分データから推定利得傾斜を抽出する1つの方法は、各増幅器に続く或る範囲の距離にわたる差分データを平均することを含む。OTDRデータの大きさがOTDR受信器の感度に近づく場合にOTDRデータ中の過剰なノイズから生じる問題を避けるために、これらの距離は増幅器に近くてもよい。一例では、各増幅器の出力における利得傾斜を推定するために、差分データは、各増幅器に続く約5〜15kmの範囲にわたって平均されてもよい。差分データから抽出された利得傾斜データは、障害を特徴付けると共に障害の位置をつきとめて障害警報を生成するための自動形跡解析等といった、その後の処理で用いられ得る。
差分監視の例示的な方法では、COTDRデータを処理する際に、COTDR信号におけるパワーを考慮してもよい。中継器の出力におけるスプライス損失が高いと、ファイバの次のスパンからのCOTDRデータの値が低くなり得るが、これにより、そのスパンにおいて大きな利得傾斜が誘発されない場合がある。損失が高いと、連結されている次の増幅器への入力パワーが減少するので、差分曲線は次の増幅器の後に段差のある減少を示す。従って、COTDR信号における絶対パワーと、差分曲線における段差とを考慮することにより、過剰損失を有するスパンを識別できると共に、増幅器の出力における高いスプライス損失によって生じた過剰損失と、増幅器の入力における高いスプライス損失によって生じた過剰損失とを区別することができる。差分曲線における、前のスパンに対応する低いCOTDRデータ値を有する1つのスパンに対応する段差のある減少は、増幅器の出力におけるスプライス損失を示し得る。差分曲線における、前のスパンに対応する高いCOTDRデータを有する1つのスパンに対応する段差のある減少は、増幅器の入力におけるスプライス損失を示し得る。従って、差分テストシステム及び方法は、過剰損失の位置をつきとめるために用いられ得る。
図11には、マルチトーン光学負荷を用いた差分監視システム及び方法の別の実装例が示されている。この実施形態は、レーザ450が、受信又は帰還伝送経路120に、測定中のCOTDRテスト信号に応じた負荷波長(λ)の光学負荷を提供し得ること以外は、図9A及び図9Bに示されているものと同様である。例えば、複数の異なる値を有する負荷波長(λ)を用いて、COTDRテスト信号が順次測定され得る。
COTDR受信器404が上端側波長(λupper edge)でのCOTDRデータを取得する場合には、例えば、負荷波長(λ)は、反射COTDR信号と干渉することなく、上端側波長(λupper edge)に可能な限り近く設定されてよい。COTDR受信器404が、下端側波長(λlower edge)でのCOTDRデータを取得する場合には、負荷波長(λ)は、反射COTDR信号と干渉することなく、下端側波長(λlower edge)に可能な限り近く設定されてよい。次に、上述のように上端側波長のCOTDRデータから下端側波長のCOTDRデータを減算することにより、差分曲線が取得され得る。
図9A及び図9Bに示されている差分監視システムの実装例と、図11に示されているものとは、送信光学経路110における高損失と受信光学経路120における高損失とを区別する能力が異なる。受信光学経路に異なる負荷をかけると、反射COTDR信号の利得が影響を受け、反射COTDR信号が受信又は帰還光学経路120における損失を示さなくなり得る。この、受信経路に異なる負荷をかけることによる差分監視システム及び方法は、COTDRに関して説明されたが、この方法は、HLLB監視に適用されてもよい。
図12を参照し、例えば、光学経路110、120がそれぞれ障害A462と障害B464とを有する場合を考える。送信光学経路110及び受信光学経路120にマルチトーン負荷を与える差分監視システム及び方法(図9A及び図9B)を用いると、差分曲線では、各障害462、464における過剰損失は区別されない。例えば、障害Aにおける3dBの過剰損失及び障害Bにおける0dBの過剰損失から得られた差分曲線と、障害Aにおける0dBの損失及び障害Bにおける3dBの損失から得られた差分曲線とは同じである。光学経路110、120の両方にマルチトーン負荷をかけた場合の、障害A及び障害Bにおける合計損失が同じになる過剰損失の全ての組み合わせが、同じ差分曲線を生じる。
測定中のCOTDR信号の波長に応じた光学負荷を受信光学経路120に与える差分監視システム及び方法(図11)を用いると、差分曲線は、ほぼ送信光学経路110内の過剰損失のみによって生じる段差を含み得る。従って、障害Aにおける3dBの過剰損失及び障害Bにおける0dBの過剰損失の形跡は、差分曲線における段差のある減少となって現れる。障害Aが0dBの損失を有し、障害Bが3dBの損失を有する場合には、差分曲線はほとんど減少を示さない。帰還伝送経路120における光学負荷が、反射COTDR信号の波長に近い波長に集中している場合には、帰還経路120上の増幅器における利得は、帰還経路120における過剰損失に対応するよう調節され(即ち、増幅器が圧縮状態から抜け出し)、この利得の変化はCOTDR信号の波長における傾斜としては現れない。換言すれば、帰還経路120における負荷トーンは、帰還経路120の増幅器におけるEDFA圧縮との関連において、負荷トーンの波長における帰還経路120の利得を一定に保つ傾向がある。これにより、帰還経路120に過剰損失が生じているにも関わらず、COTDR信号の波長における帰還経路120の利得はほぼ一定に維持される。
図13を参照すると、別の差分監視システム及び方法は、送信伝送経路110における光学負荷の変更に基づき、差分テスト信号測定値を取得する。この差分監視システム及び方法はCOTDRに関して説明されるが、この方法はHLLB監視にも適用され得る。この実施形態によれば、監視装置は、連結された増幅器の通過帯域の長波長側端部(例えば、1563nm)に近い単一のテスト波長のCOTDRテスト信号を送信するCOTDR送信器402を含み得る。レーザ502は、負荷波長(λ)の光学負荷を与える。負荷波長(λ)は、COTDR信号と干渉することなく、通過帯域の短波長側端部又は長波長側端部の波長に設定され得る。この方法によれば、送信経路110内の負荷波長(λ)における光パワーは、COTDR信号波長における光パワーよりも大きくなり得る。
帰還経路120にも、光学負荷504が与えられてもよい。光学負荷504は、帰還経路の増幅器の動作ポイントを固定するのに十分な強度を有するが、反射COTDR信号とは干渉しない(例えば、1563nm)。帰還経路120上の光学負荷504は重要ではないが、帰還経路120にCOTDRテスト信号の波長に近い波長の単一トーンで負荷をかけると、結果の不明瞭さが軽減される。図11に関して上述したように、これにより差分曲線の特徴に対する帰還経路120の過剰損失の影響が低減されるので、有利である。
図14を参照し、単一のテスト波長を複数の異なる負荷波長と共に用いて取得したCOTDRデータを処理する例示的な方法を詳細に説明する。COTDR受信器404は、2つのCOTDRトレース530、532を取得し得る。その1つは通過帯域の短波長側端部の負荷波長(λx low)を用いたものであり、2つ目はCOTDR信号と干渉することなくCOTDR信号のテスト波長にできるだけ近い負荷波長(λx high)を用いたものである。一例では、第1のCOTDRトレース530は1540nmの負荷波長(λx low)で取得され、第2のCOTDRトレース532は1560nmの負荷波長(λx high)で取得される。当業者には、他の波長を用いてもよいことがわかるであろう。第1のCOTDRデータセット(λx low)から第2のCOTDRデータセット(λx high)が減算されて、差分曲線540として図示されている差分データが生成され得る。差分曲線540は、線534によって示される過剰損失が存在するスパンに続く中継器における下方への段差を含み得る。
この単一のCOTDRテスト波長を用いた差分監視方法は、送信損失の影響を受信損失から分離可能にする増幅器の飽和効果(即ち、圧縮)により、過剰損失を有するスパンを識別する形跡を生じる。飽和した増幅器は、たとえ入力パワーが大きく変化しても一定の出力パワーを保つ傾向があるので、全ての増幅器がほぼ同じ出力パワーを有し得る。しかし、出力パワーの大半は、飽和負荷の波長(λ)を有する。COTDRテスト波長におけるスパン利得は、波長に対する増幅器の利得の特性及び負荷トーンとCOTDR信号との波長の分離に応じて変化し得る。過剰なスパン損失は、その後に続く増幅器における波長に対する利得を表す曲線を変化させ得る。例えば、図15に示されるように、線534によって示される過剰損失により、差分曲線540は、全てのスパン損失がノミナルである場合の期待曲線542から逸脱し得る。
上述した差分監視システム及び方法の実施形態は、図16に示されるような差分回線監視システムを用いて実施されてもよい。この実装例によれば、監視装置は、送信光学経路110に結合された回線監視装置(LME)送信器602と、受信光学経路120に結合されたLME受信器604とを含み得る。一実施形態では、受信光学経路110には、波長終端装置(WTE)620、622を用いて複数の光送信器612及び受信器614が結合される。受信及び送信光学経路110、120の他端部は、海底設備に接続され得る。
LME送信器602は、上述の方法と同様に、送信光学経路110にテスト信号を送信するために用いられ得る。LME受信器604は、テスト信号を受信して、検出されたテスト信号の差分を取得し、上述の方法と同様の差分データを生成する。一実施形態によれば、光送信器612は、上述のように送信光学経路110の光学負荷を提供するために用いられ得る。当業者に周知のLME装置及び技術が用いられてよい。当業者には、他の光監視システム及び方法を用いても、本願明細書に記載された差分テストが提供され得ることがわかるであろう。
以上、本発明の原理を説明したが、この説明は例示のみを目的とし、本発明の範囲に関する限定ではないことが、当業者には理解されるべきである。本願明細書において図示及び説明された例示的な実施形態に加えて、他の実施形態も本発明の範囲に包含されることが意図される。当業者による変形及び置き換えは、添付の特許請求の範囲のみによって限定される本発明の範囲に包含されると見なされる。
本発明の一実施形態による光通信システムを示す図。 光通信システムにおける光学経路間の結合経路の一実施形態を示す図。 光通信システムにおける距離に対する信号強度を示すOTDRデータの一例を示すグラフ。 テスト対象の光学経路上のデータ伝送の障害を防止するために、パワーを低減したOTDRテスト信号を用いて光通信システムから取得されたOTDRデータの一例を示すグラフ。 図4に示される例示的なOTDRデータからループ利得データを導出する例示的な方法を示すグラフ。 希土類がドーピングされた光増幅器の、通常の入力パワー及び低い入力パワーで動作中の利得形状を示すグラフ。 差分OTDRを用いて光学経路上のOTDR測定値を取得するための負荷スペクトルの一例を示すグラフ。 差分OTDRを用いて光学経路上のOTDR測定を順次行うための入力スペクトルの別の例を示すグラフ。 差分OTDRを用いて光学経路上のOTDR測定を順次行うための入力スペクトルの別の例を示すグラフ。 マルチトーン負荷及び差分COTDRを用いて光通信システムを監視するシステムの一実施形態の模式図。 マルチトーン負荷及び差分COTDRを用いて光通信システムを監視するシステムの一実施形態の模式図。 複数の異なるテスト波長において取得されたCOTDRトレース及び差分曲線を示すグラフ。 マルチトーン負荷及び差分COTDRを用いて光通信システムを監視するシステムの更なる実施形態の模式図。 各光学経路に障害が存在する一対の光学経路の模式図。 単一のテスト波長及び差分COTDRを用いて光通信システムを監視するシステムの更なる実施形態の模式図。 複数の異なる負荷トーンを用いて単一のテスト波長で取得されたCOTDRトレース及び差分曲線を示すグラフ。 過剰損失を有する光学経路に対応する差分曲線を示す模式図及びグラフ。 差分回線監視システムを用いて光通信システムを監視するシステムの更に別の実施形態の模式図。
符号の説明
100 光通信システム
102 端末
104 端末
110 光学経路(送信経路)
120 光学経路(受信経路、帰還経路)
116−1〜116−n 光ファイバ
118−1〜118−n 光増幅器
126−1〜126−n 光ファイバ
128−1〜128−n 光増幅器
130−1〜130−n 中継器
132−1〜132−n 結合経路
140 監視装置

Claims (36)

  1. 互いに結合された第1及び第2の光学経路を含む光通信システムを、差分光学時間領域反射率測定(OTDR)を用いて監視する方法であって、
    少なくとも前記第1の光学経路に光学負荷をかけることと、
    前記第1の光学経路上に第1のOTDRテスト信号を送信することと、
    前記第1の光学経路上に第2のOTDRテスト信号を送信することと、
    前記第2の光学経路上で、前記第1の光学経路内の少なくとも1つの反射素子から反射された前記第1及び第2のOTDRテスト信号に対応する第1及び第2の反射OTDR信号を検出し、第1及び第2のOTDRテストデータセットを生成することと、
    前記第1及び第2のOTDRテストデータセット間の差分を決定し、前記光学経路の少なくとも一方における利得傾斜を表す差分データを生成することと
    を含む光通信システム監視方法。
  2. 前記OTDRデータからループ利得データを導出することを更に含み、該ループ利得データを用いて前記差分データが生成される請求項記載の光通信システム監視方法。
  3. 少なくとも前記第1の光学経路に光学負荷をかけることが、前記第1の光学経路に広帯域光ノイズで負荷をかけることを含む請求項記載の光通信システム監視方法。
  4. 少なくとも前記第1の光学経路に光学負荷をかけることが、それぞれ異なる負荷波長の複数の負荷トーンを用いて少なくとも前記第1の光学経路にマルチトーン光学負荷をかけることを含む請求項記載の光通信システム監視方法。
  5. それぞれ異なる負荷波長の複数の負荷トーンを用いて前記第2の光学経路にマルチトーン光学負荷をかけることを更に含む請求項記載の光通信システム監視方法。
  6. 前記第1のOTDRテスト信号が前記負荷波長より低い第1のテスト波長で送信され、前記第2のOTDRテスト信号が前記負荷波長より高い第2のテスト波長で送信される請求項記載の光通信システム監視方法。
  7. 前記第1のテスト波長が前記光通信システムの動作波長範囲の短波長側端部の波長又はそれに近い波長であり、前記第2のテスト波長が前記光通信システムの動作波長範囲の長波長側端部の波長又はそれに近い波長である請求項記載の光通信システム監視方法。
  8. 少なくとも1つの負荷トーンを用いて前記第2の光学経路に光学負荷をかけることを更に含む請求項記載の光通信システム監視方法。
  9. 前記第1のOTDRテスト信号が第1のテスト波長で送信され、前記第2のOTDRテスト信号が第2のテスト波長で送信され、前記第1の反射OTDR信号を検出する際には前記負荷トーンが前記第1のテスト波長の波長又はそれに近い波長を有し、前記第2のOTDR信号を検出する際には前記負荷トーンが前記第2のテスト波長の波長又はそれに近い波長を有する請求項記載の光通信システム監視方法。
  10. 前記第1のテスト波長が前記光通信システムの動作波長範囲の短波長側端部の波長又はそれに近い波長であり、前記第2のテスト波長が前記光通信システムの動作波長範囲の長波長側端部の波長又はそれに近い波長である請求項記載の光通信システム監視方法。
  11. 少なくとも前記第1の光学経路に光学負荷をかけることが、それぞれ異なる負荷波長の複数の負荷トーンを用いて少なくとも前記第1の光学経路にマルチトーン光学負荷をかけることを含む請求項10記載の光通信システム監視方法。
  12. 少なくとも前記第1の光学経路に光学負荷をかけることが、第1の負荷波長の第1の負荷トーンを用いて前記第1の光学経路に光学負荷をかけることと、第2の負荷波長の第2の負荷トーンを用いて前記第1の光学経路に光学負荷をかけることとを含む請求項記載の光通信システム監視方法。
  13. 前記第1及び第2のOTDRテスト信号が同じテスト波長で送信され、前記第1の負荷波長の前記第1の負荷トーンを用いて前記第1の光学経路が光学負荷をかけられる際に前記第1の反射OTDR信号が検出され、前記第2の負荷波長の前記第2の負荷トーンを用いて前記第1の光学経路が光学負荷をかけられる際に前記第2の反射OTDR信号が検出される請求項12記載の光通信システム監視方法。
  14. 前記第1の負荷波長が前記光通信システムの動作波長範囲の短波長側端部の波長又はそれに近い波長であり、前記第2の負荷波長が前記光通信システムの動作波長範囲の長波長側端部の波長又はそれに近い波長である請求項13記載の光通信システム監視方法。
  15. 少なくとも1つの負荷トーンを用いて前記第2の光学経路に光学負荷をかけることを更に含む請求項13記載の光通信システム監視方法。
  16. 前記第1及び第2のOTDRテストデータセット間の前記差分を決定することが、差分曲線を生成することを含み、前記方法が、前記差分曲線における段差に基づき前記光通信システム内の過剰損失の位置をつきとめることを更に含む請求項記載の光通信システム監視方法。
  17. 前記第1及び第2のOTDRテストデータセット間の前記差分を決定することが、差分曲線を生成することを含み、前記方法が、前記差分曲線における段差と前記第2の光学経路で検出された前記第1及び第2の反射OTDR信号の光パワーレベルとに基づき前記光通信システム内の過剰損失の位置をつきとめることを更に含む請求項記載の光通信システム監視方法。
  18. 互いに結合された第1及び第2の光学経路を含む光通信システムを、差分コヒーレント光学時間領域反射率測定(COTDR)を用いて監視する方法であって、
    それぞれ異なる負荷波長の複数の負荷トーンを用いて少なくとも前記第1の光学経路に光学負荷をかけることと、
    前記第1の光学経路上に第1のCOTDRテスト信号を第1のテスト波長で送信することと、
    前記第1の光学経路上に第2のCOTDRテスト信号を第2のテスト波長で送信することと、
    前記第2の光学経路上で、前記第1の光学経路内の少なくとも1つの反射素子から反射された前記第1及び第2のCOTDRテスト信号に対応する第1及び第2の反射COTDR信号を検出し、第1及び第2のCOTDRテストデータセットを生成することと、
    前記第1及び第2のCOTDRテストデータセット間の差分を決定し、前記光学経路の少なくとも一方における利得傾斜を表す差分データを生成することと
    を含む光通信システム監視方法。
  19. 前記第1のテスト波長が前記負荷波長より低く、前記第2のテスト波長が前記負荷波長より高い請求項18記載の光通信システム監視方法。
  20. それぞれ異なる負荷波長の複数の負荷トーンを用いて前記第2の光学経路に光学負荷をかけることを更に含む請求項18記載の光通信システム監視方法。
  21. 前記第1の反射COTDRテスト信号を検出する際には前記第1のテスト波長に近い波長を有し、前記第2の反射COTDRテスト信号を検出する際には前記第2のテスト波長に近い波長を有する負荷トーンを用いて前記第2の光学経路に光学負荷をかけることを更に含む請求項18記載の光通信システム監視方法。
  22. 互いに結合された第1及び第2の光学経路を含む光通信システムを、差分コヒーレント光学時間領域反射率測定(COTDR)を用いて監視する方法であって、
    第1の負荷波長の負荷トーンを用いて少なくとも前記第1の光学経路に光学負荷をかけることと、
    第2の負荷波長の負荷トーンを用いて少なくとも前記第1の光学経路に光学負荷をかけることと、
    前記第1の光学経路上にCOTDRテスト信号を単一のテスト波長で送信することと、
    前記第1の負荷波長の前記負荷トーンを用いた際に、前記第2の光学経路上で、前記第1の光学経路内の少なくとも1つの反射素子から反射された前記第1のCOTDRテスト信号に対応する第1の反射COTDRテスト信号を検出し、第1のCOTDRテストデータセットを生成することと、
    前記第2の負荷波長の前記負荷トーンを用いた際に、前記第2の光学経路上で、前記第1の光学経路内の少なくとも1つの反射素子から反射された前記第2のCOTDRテスト信号に対応する第2の反射COTDRテスト信号を検出し、第2のCOTDRテストデータセットを生成することと、
    前記第1及び第2のCOTDRテストデータセット間の差分を決定し、前記光学経路の少なくとも一方における利得傾斜を表す差分データを生成することと
    を含む光通信システム監視方法。
  23. 少なくとも1つの負荷トーンを用いて前記第2の光学経路に光学負荷をかけることを更に含む請求項22記載の光通信システム監視方法。
  24. 互いに結合された第1及び第2の光学経路を含む光通信システムを監視する方法であって、
    少なくとも前記第1の光学経路に光学負荷をかけることと、
    前記第1の光学経路上に第1のテスト信号を第1のテスト波長で送信することと、
    前記第1の光学経路上に第2のテスト信号を第2のテスト波長で送信することと、
    前記第1のテスト信号を検出する際には前記第1のテスト波長の波長又はそれに近い波長を有し、前記第2のテスト信号を検出する際には前記第2のテスト波長の波長又はそれに近い波長を有する少なくとも1つの負荷トーンを用いて前記第2の光学経路に光学負荷をかけることと、
    前記第2の光学経路上で前記第1及び第2のテスト信号を検出し、第1及び第2のテストデータセットを生成することと、
    前記第1及び第2のテストデータセット間の差分を決定し、前記光学経路の少なくとも一方における利得傾斜を表す差分データを生成することと
    を含む光通信システム監視方法。
  25. 前記第1及び第2のテスト信号が光学時間領域反射率測定(OTDR)信号であり、少なくとも1つのOTDR結合経路を用いて前記第2の光学経路に結合された第1及び第2の反射OTDR信号を検出することにより前記第1及び第2のテスト信号が検出される請求項24記載の光通信システム監視方法。
  26. 前記第1及び第2のテスト信号が、少なくとも1つのハイロス・ループバック(HLLB)結合経路を用いて前記第2の光学経路に結合される請求項24記載の光通信システム監視方法。
  27. それぞれ反対の方向に光信号を送信するよう構成された第1及び第2の光学経路と、
    前記第1の光学経路を前記第2の光学経路に結合する少なくとも1つの結合経路と、
    少なくとも前記第1の光学経路に光学負荷をかけるための少なくとも1つの光学負荷と、
    前記第1の光学経路上に第1及び第2のOTDRテスト信号を送信し、第1及び第2の反射OTDRテスト信号を検出して第1及び第2のOTDRデータセットを取得し、前記OTDRデータセット間の差分を決定して前記光学経路の少なくとも一方における利得傾斜を表す差分データを生成するよう構成された監視装置と
    を備えるシステム。
  28. 前記監視装置が、前記OTDRデータに少なくとも1つの線形近似を適用して各前記線形近似と既知の中継器位置との交点を識別することにより前記OTDRデータを処理して複数のループ利得OTDRデータセットを導出し、該ループ利得OTDRデータセット間の差分を決定して利得傾斜を表す前記差分データを生成するよう構成される請求項27記載のシステム。
  29. 前記光学負荷が、前記第1及び第2の光学経路に複数の負荷トーンで負荷をかける請求項27記載のシステム。
  30. 前記監視装置が、前記第1のOTDRテスト信号を第1のテスト波長で送信し、前記第2のOTDRテスト信号を第2のテスト波長で送信するよう構成される請求項27記載のシステム。
  31. 前記第1のテスト波長が前記光通信システムの動作波長範囲の短波長側端部の波長又はそれに近い波長であり、前記第2のテスト波長が前記光通信システムの動作波長範囲の長波長側端部の波長又はそれに近い波長である請求項30記載のシステム。
  32. 少なくとも1つの負荷トーンを用いて前記第2の光学経路に負荷をかけるための少なくとも1つの光学負荷を更に含む請求項27記載のシステム。
  33. 前記監視装置が、前記第1のOTDRテスト信号を第1のテスト波長で送信し、前記第2のOTDRテスト信号を第2のテスト波長で送信するよう構成され、前記第1の反射OTDRテスト信号を検出する際には前記負荷トーンが前記第1のテスト波長の波長又はそれに近い波長を有し、前記第2の反射OTDRテスト信号を検出する際には前記負荷トーンが前記第2のテスト波長の波長又はそれに近い波長を有する請求項32記載のシステム。
  34. 前記第1のテスト波長が前記光通信システムの動作波長範囲の短波長側端部の波長又はそれに近い波長であり、前記第2のテスト波長が前記光通信システムの動作波長範囲の長波長側端部の波長又はそれに近い波長である請求項33記載のシステム。
  35. 前記光学負荷が、第1の負荷波長の第1の負荷トーン及び第2の波長の第2の負荷トーンを生成するよう構成される請求項27記載のシステム。
  36. 前記監視装置が、前記第1及び第2のOTDRテスト信号を同じテスト波長で送信するよう構成され、前記監視装置が、前記第1の負荷波長の前記第1の負荷トーンを用いて前記第1の光学経路が光学負荷をかけられる際に前記第1の反射OTDRテスト信号を検出し、前記第2の負荷波長の前記第2の負荷トーンを用いて前記第1の光学経路が光学負荷をかけられる際に前記第2の反射OTDRテスト信号を検出するよう構成される請求項35記載のシステム。
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