JP4782136B2 - 無線チャネル上で送信すべき入力ビットブロックのシーケンスを符号化する方法 - Google Patents

無線チャネル上で送信すべき入力ビットブロックのシーケンスを符号化する方法 Download PDF

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Description

本発明は、包括的には無線信号の符号化に関し、特に、フェージング、干渉、および雑音の影響を受けやすい無線チャネル上で送信すべき信号の符号化に関する。
無線通信
無線通信装置は、有線装置が匹敵し得ない程度の利便性と移動性を可能にする。しかし、無線通信システムは、有線システムで同程度には生じない問題を受けやすい。これらの中で一番の問題は、フェージングである。フェージングは、チャネル条件の時間変化である。第2の問題は、周波数スペクトルの同一部分を同時使用する複数の信号間の干渉である。
無線通信の伝送速度が高まり続けるのに伴い、無線チャネルの周波数選択性が重要な問題になっている。「周波数選択性」チャネルは、伝播がチャネルの帯域幅内の周波数の強関数であるチャネルである。
直交周波数分割多重(OFDM)
周波数選択性チャネルに対処する1つの一般的な方法は、直交周波数分割多重(OFDM)である。OFDMは、IEEE802.11a規格、IEEE802.11g規格、およびIEEE802.11n規格でカバーされるような無線ローカルエリアネットワーク、およびIEEE802.16規格でカバーされるような固定無線アクセスシステム、並びにIEEE802.20規格でカバーされるような高データレート用の高移動度システムにおいて使用される。予想される第4世代携帯電話システムもまた、OFDMを使用すると思われる。
OFDMの基本原理は、周波数選択性広帯域チャネルを、「サブキャリア」または「トーン」とも呼ばれるいくつかの並列な狭帯域サブチャネルに区分化することである。各サブチャネルは、周波数非選択性、すなわち、非遅延分散性である。この原理は、従来の周波数分割多元接続(FDMA)と類似している。しかし、OFDMとFDMAには、重要な違いがある。OFDMでは、サブチャネルの周波数は、相互干渉を生じることなく、できる限り狭い間隔になっている、すなわち、各サブチャネルは、隣接サブチャネルの零スペクトルに位置する。OFDMでは、パラレルサブチャネルへの変換は、高速フーリエ変換(FFT)によりデジタルで行うことができる。OFDMでは、「サイクリックプレフィックス」の形態のガードインターバルが、残留遅延分散の存在下でも、チャネルの遅延スプレッドがサイクリックプレフィックスの継続時間よりも短い限り、サブチャネルが互いに干渉しないことを保証する。
OFDMを使用するシステムの離散時刻効率の高いチャネルモデルが下記の連立方程式により得られる。離散時刻tにおけるl番目のサブチャネル上のOFDMシステムによって符号化されるシンボルは、x[t]で示される。OFDMシステムによる処理後の対応する受信シンボルy[t]は、次式によって与えられる。
Figure 0004782136
ここで、H[t]は、時刻tにおけるl番目のサブチャネルの減衰、すなわち「フェージング」係数を生じた確率変数である。雑音n[t]は、ガウス分布から選択された零平均確率変数である。シンボルx[t]およびy[t]、減衰係数H[t]、および雑音n[t]は、全て複素数として表される。
OFDMシステムの「等化」は、簡単である。各サブチャネルは、事実上狭帯域であるため、このサブチャネルについて受信される信号を、この特定のサブキャリアにおける減衰を表す複素数H[t]で割るだけでよい。
フェージングおよび干渉のモデル
特定の用途に応じて、確率変数H[t]には異なる確率分布が適している。変数H[t]が零平均を有する複素ガウス分布から選択される場合、そのモデルは、「レイリー」フェージングモデルと呼ばれる。レイリーフェージングモデルは、無線チャネルの非常に一般的なモデルである。
隣接する離散時刻における同一のサブキャリアのH[t]が相関する場合、そのモデルは、「低速フェージング」チャネルと呼ばれる。隣接する離散時刻における同一のサブキャリアのH[t]が独立している場合、そのモデルは、「高速フェージング」チャネルと呼ばれる。
[t]の確率分布の「消去」モデルを用いて、干渉の簡略化モデルが得られる。このモデルにおいて、各フェージング係数H[t]は、個別に、1−pの確率で1となり、pの確率で0となるように選択される。0は、pの確率で生じる他の信号によって生じる干渉を表す。
OFDMにおける周波数ダイバーシチの不足
残念ながら、OFDMシステムの各サブチャネルは、事実上狭帯域である。したがって、サブキャリアがフェージングディップまたは消去にあるとき、OFDM自体は、周波数ダイバーシチを与えない。H[t]の振幅が小さい場合、その信号対雑音比(SNR)は、低く、対応する受信シンボルの復号化は、誤りを生じる可能性が高い。
この問題は、いくつかの可能な方法で解決することができる。第1に、各サブキャリアの瞬時SNRが送信機において既知である場合、適応的変調および適切な符号により、各特定のサブキャリアのシグナリング速度を確実に、多過ぎる誤りを生じることなく維持できる適切なレベルにすることができる。第2に、データの伝送がチャネルのコヒーレンス時間よりも遥かに長い時間分にわたって行われる場合、同一のサブキャリアの異なる時間にわたるシンボルを合成する適切な符号が、チャネル条件の経時変化を利用することができる。第3に、異なるサブキャリア間で同時に誤り訂正符号を使用することができる。この非常に一般的な手法は、「符号化」OFDMと呼ばれる。
しかし、実際には、上記の手法がどれも最適でないか、さらには不可能である状況が多くある。第1の手法は、大きなフィードバックオーバーヘッドを課す、送信機における瞬時チャネル状態情報、およびハードウェア制約を課す大きな変調アルファベットを必要とする。第2の手法は、長時間にわたる符号化を必要とし、これは、多くの場合に、特に長い遅延を許容できない場合に望ましくない。さらに、長期間の符号化は、固定無線接続のように、時間ダイバーシチが不十分である場合に不可能であり得る。誤り訂正符号を用いた周波数にわたる符号化は、多くの場合、効果的であるために符号レートの低い符号の使用を必要とする。これは、過剰数の冗長シンボルを送信し、チャネルの有効スループットを下げることを意味する。
MC−CDMA
これらの理由から、「マルチキャリア符号分割多重接続」(MC−CDMA)と呼ばれる別の手法を使用することができる。K. Fazel著「Performance of CDMA/OFDM for Mobile Communications Systems」(ICUPC 1993, vol. 2, pp. 975-979)、およびS. Kaiser著「Trade-off Between Channel Coding and Spreading in Multi-carrier CDMA Systems」(Proc. ISSSTA 1996, pp. 1366-1370, 1996)を参照願いたい。この手法では、異なるサブチャネル周波数に乗ったデータブロックにウォルシュ・アダマール変換(WHT)を乗算する。この乗算は、各シンボルの情報を全ての利用可能なトーンに拡散する。乗算されるシンボルの数は、トーンの数と同じであるため、符号レートは、1となり、冗長性は、導入されない。全てのシンボルが全てのトーンに乗せて同時に送信されるため、システムは、全チャネルの周波数ダイバーシチを最大限に利用する。いくつかのトーンがフェージングディップにあったとしても、全ての場合ではないにせよ、ほとんどの場合に、「良質な」トーンからの情報により、送信されたシンボルを十分に復元することができる。
MC−CDMAは、通常のOFDMシステムにおいて、または符号化OFDMシステムにおいて使用することができる。符号化OFDMシステムで使用する場合、意図は、誤り訂正符号に必要な冗長性を低減することである。
図1は、マルチキャリアCDMAを用いた符号化OFDMシステムのための従来技術の送信機または「エンコーダ」100を示す。ソースから放出されるデータビット101は、誤り訂正符号を用いて符号化される(110)ため、冗長ビットが付加されてコードワード102が作成される。結果として得られるコードワード102を複素シンボル103のブロックにマッピングする(120)。送信機のMC−CDMA部分において、結果として得られる複素シンボルのブロックにWHT行列130を乗算して、複素シンボル104の長さの等しいブロックを得る。結果として得られるシンボルの長さの等しいブロックを、送信機のOFDM部分において、サイクリックプレフィックスを付加し逆FFTを適用することにより、連続時間信号105に変換する(140)。
送信機のMC−CDMA部分の関数は、以下のように表すことができる。離散時刻tにおける入力は、複素シンボルのデータブロック{u[t]}であり、サブチャネルの数Nは、2のべき乗に等しい。逆FFTに送られる複素シンボルのブロック{x[t]}を得るために、N×NのWHT行列Wを乗算する。
Figure 0004782136
ウォルシュ・アダマール変換行列
WHT行列は、以下のように再帰的に構築することができる。最も小さなものは、下記の形式の2×2の行列Wである。
Figure 0004782136
より大きなWHT行列W(N=2)を構築するには、B2×2WHT行列のクロネッカー積を形成する。したがって、WHT行列WおよびWは、下式によって与えられ、以下同様に与えられる。
Figure 0004782136
とMの間に×を丸で囲んで表されたものは、行列M内の全ての1を部分行列Wに拡張し、全ての−1を部分行列−Wに拡張することを意味する。したがって、例えば、Wの次の2つのWHT行列(WとW)は、次のようになる。
Figure 0004782136
高速ウォルシュ・アダマール変換のファクターグラフ表現
単純には、式(2)のようなWHT行列を用いた乗算は、約N回の計算を必要とするように見える。しかし、乗算は、およそNlogN回の操作を必要とする「高速」な方法で行うことができる。「高速」ウォルシュ・アダマール変換は、FFTに類似している。
高速WHTを説明するには、「ファクターグラフ」を使用することが最も単純である。ファクターグラフの詳細な説明については、F. R. Kschischang、B. J. Frey、およびH-A. Loeliger著「Factor Graphs and the Sum-Product Algorithm」(IEEE Transactions on Information Theory, vol. 47, pp. 498-519, Feb. 2001)を参照願いたい。ファクターグラフにはいくつかのほぼ等しい形態がある。以下の考察は、G. D. Forney, Jr.著「Codes on Graphs: Normal Realizations」(IEEE Transactions on Information Theory, vol. 47, pp. 520-548, February, 2001)に記載されるような、いわゆる「通常の」ファクターグラフに基づく。
通常のファクターグラフは、つないだ頂点の集まりとして描かれる。線として描かれる頂点間のつながりは、「変数」を表す。正方形として描かれる「ファクターノード」と呼ばれる頂点は、そのファクターノードにつながる変数に課される制約を表す。「通常の」ファクターグラフでは、各変数を1つまたは2つのファクターノードにつなげることができ、各ファクターノードを1つまたは複数の変数につなげることができる。
高速ウォルシュ・アダマール変換のファクターグラフは、J. S. Yedidia著「Sparse Factor Graph Representations of Reed- Solomon and Related Codes」(MERL TR2003-135, Mitsubishi Electric Research Laboratories, Cambridge, MA, December, 2003、およびProceedings of the 2003 DIMACS Workshop on Algebraic Coding Theory, September 2003)に記載されるような、「蝶形」ファクターノードを用いて構築することができる。蝶形ファクターノードは、左側からノードに入る2つの「入力」変数と、ノードの右側から出る2つの「出力」変数とを有する。
蝶形ファクターノードでは、変数に2つの制約がかかる。2つの入力変数は、xおよびxで示され、2つの出力変数は、yおよびyで示される。2つの制約は、次のように書き表される。
Figure 0004782136
ここで、A、B、C、およびDは、定数である。これらの式での4つの定数の選択により、蝶形ファクターノードの具体的な形態が決まる。
図2に示すように、従来技術の蝶形ファクターノード201は、4つの制約定数(A、B、C、D)が内部に配置された正方形として描かれ、入力変数211は、正方形に左側から入ってくるつながった線によって表され、出力変数212は、正方形の右側へ出て行くつながった線によって表される。原型的な蝶形ファクターノード201は、上記式(6)および(7)に対応する。
図3は、サイズN=8である高速ウォルシュ・アダマール変換の従来技術のファクターグラフ300を示す。高速ウォルシュ・アダマール変換のファクターグラフは、蝶形ファクターノード301を用いて構築され、定数は、A=B=C=1/√2、およびD=−1/√2によって与えられる。ファクターは、FFTの結線と同じ通常のやり方でつなげられる。左側の入力変数302は、変数uであり、右側の出力変数303は、変数xであり、ファクターグラフは、次の関係を実現する。
Figure 0004782136
OFDM受信機
図4は、MC−CDMAを用いた従来技術の符号化OFDMシステムのための従来の受信機(デコーダ)400を示す。この受信機400は、受信信号401を受け取り、ステップ410においてFFTを行うとともに、サイクリックプレフィックスを除去し、破損された複素シンボル402のブロックを得る。次に、逆WHT420を行い、複素シンボル403を回復する。最後に、誤り訂正符号を用いて複素シンボルを復号化430し、元の送信ビットの復元404を得る。
MC−CDMAを使用するシステムのデコーダには、主に2つの問題がある。1つは、単純化された復号化方法を使用する場合の性能に関連する。最も単純な復号化手法は、各OFDMトーンを等化した後で、かつ復調および復号化の前に、受信信号にウォルシュ・アダマール行列の逆行列を乗算することである。残念ながら、この復号化手法は、雑音の増大につながる。等化プロセスで増幅される、SNRの低い「粗悪な」トーンからの雑音は、全てのトーンに分散される。この問題は、原理的には、最大公算または逆WHTの最適検出を用いて解決することができる。しかし、処理時間の検討事項が、最大公算の検出を非常に小さなウォルシュ・アダマール行列に制限する。
ウォルシュ・アダマール変換を用いるMC−CDMAシステムの2つ目の問題は、チャネル上のフェージングディップまたは干渉により生じ得る、粗悪なSNRによる多くのサブチャネル「消去」の存在下における復号化性能に関連する。残念ながら、WHT行列の形式のために、いくつかの異なるビットの組み合わせが、単一のトーン上で伝送される同一の複素シンボルを生じる可能性がある。単純な例として、2×2のWHT行列を使用し、考え得る入力シンボルは、1.0および−1.0であるものと仮定する。ウォルシュ・アダマール変換後の1番目の出力シンボルは、2つの入力の合計を√2で割ったものである。この1番目の出力シンボルが0.0として受信された場合、そのシンボルは、1番目の入力が1.0であって第2の入力が−1.0であったか、またはその逆であったため、上昇している可能性がある。当然、全てのトーンの情報の組み合わせがあれば、十分に復調が可能である。しかし、いくつかのトーンが消去されている場合、ウォルシュ・アダマール変換を用いると、復元404は、不明瞭となる可能性がある。したがって、少なくとも1つの出力シンボルが正確に受信される限り、復元の不明瞭な選択を行うことができる異なる拡散変換を使用することが望ましい。
非対称の拡散変換
2×2の拡散行列という特定の場合、以下の形式の非対称な拡散行列を使用することによって、顕著な性能の向上を実現できることが知られている。
Figure 0004782136
この拡散行列は、1ビットに関する情報を運ぶ2つのトーンのうちの一方が消去された場合でも、復元を可能にする送信シンボルのコンステレーションを強制する。
異なる送信アンテナにより「順列符号」を用いて時間または空間にシンボルを分散させる変換のための同様の概念が記載されている。S. TavildarおよびP. Viswanath著「Permutation Codes: Achieving the Diversity-Multiplexing Tradeoff」(International Symposium on Information Theory (ISIT), June 27, 2004)を参照願いたい。
しかし、従来技術の変換は、非常に小さなNについてしか記載されていない。唯一の明示的な構造は、サブキャリアの数が2である場合のものである。シンボルを多くの異なるサブキャリアに拡散することによって可能であるダイバーシチ利得を得るためには、より大きなNの値が必要であることはよく知られている。
要約すれば、WHTを用いてシンボルを複数のサブキャリアに拡散するための従来技術の方法が存在する。それらの方法は、全て2つの問題を抱えている。サブキャリアのうち、いくつかが大きく減衰していると復号化中に曖昧性が生じる。減衰したサブキャリアからの雑音は、単純な復号化方法を用いると増幅される。いくつかの従来技術の方法は、2つのサブキャリアのうち、一方が消去されても曖昧性を除去することができるようなやり方で、それらの2つのサブキャリアにシンボルを拡散させる。しかし、サブキャリアのうち、いくつかが大きく減衰しているときに曖昧性の問題を生じることなく3つ以上のチャネルにシンボルを拡散させる従来技術の方法はない。
したがって、送信すべきシンボルを、フェージング、干渉、および雑音の影響を受ける3つ以上のサブキャリアに拡散させて、OFDMシステムにおけるMC−CDMAのシンボルを非曖昧に復元することを可能にする方法を提供することが望ましい。同様に、時分割多重接続(TDMA)または複数の受信アンテナと複数の送信アンテナからなる(MIMO)システムにシンボルを拡散することが必要とされている。
概して、式(1)で与えられる形に似た形で書き表すことができるあらゆるチャネルモデルに効果的である信号符号化方法を提供することが望ましく、指数lおよびtは、シンボルが伝送される代替的なサブチャネルを表す。
本発明は、入力信号を符号化して、フェージングチャネルを介した伝送に適した変換信号にする方法およびシステムを提供する。さらに、本発明は、信号が伝送中に破損されていたとしても、受信した変換信号を非曖昧に復号化する対応する方法を提供する。
本符号化方法は、入力信号を以下のように変換する。先ず入力信号を任意で、誤り訂正符号を用いてN個のコードワードからなるシーケンスにマッピングする。N個のコードワードからなるシーケンスは、それぞれ2のべき乗である長さnを有する複素数のサブブロックに区分化される。
各サブブロックに、別個に拡散変換行列を乗算する。拡散変換行列は、ファクターグラフ表現を用いて求めることができる形を有する。ファクターグラフは、乗算を直接行うためにも用いることができる。
より具体的には、本発明による変換は、「曖昧性除去拡散変換」である。
OFDMシステムにおいて、結果として得られる変換された複素数シーケンスは、サイクリックプレフィックスを付加するとともに、逆高速フーリエ変換を適用することによって、従来の方法で連続時間信号に変換される。
本復号化方法は、入力信号を以下のように復元する。各サブシーケンスに対して、受信した複素シンボルの値を、異なる考え得る入力サブシーケンスの受信シンボルの考え得る値と比較する。受信シンボルが与えられた状態で、考え得る各入力信号の周辺尤度を求める。
周辺尤度は、サブシーケンスのサイズが大きい場合、近似法を用いて求めることもできる。
周辺尤度を誤り訂正符号用のデコーダに入力する。このデコーダの出力は、入力信号の復元となる。
図5は、本発明によるエンコーダ500を示す。このエンコーダは、誤り訂正符号エンコーダ510と、マッピングユニット520と、並列拡散変換器ブロック530と、変調器540とを備え、これらは全て直列に接続されている。エンコーダへの入力信号501は、ビットブロックのシーケンスの形態である。ブロックを離散時刻tで示す。
ビット501の各ブロックはs[t]で示される。ビットブロックは、誤り訂正符号(ECC)511を用いるエンコーダ510を用いてコードワードビット502に符号化される。代替的に、ビット501のブロックは、マッピングユニット520に直接渡すことができる(505)。これは、レート1の符号を使用することに等しい。
誤り訂正符号のエンコーダの出力は、各ビットブロックのコードワード502である。本発明ではコードワードビットをc[t]で示す。
コードワード502(またはソースビット)を複素数のサブブロック503にマッピングする(520)。ビットを複素数の「コンステレーション」にマッピングするあらゆる従来の方法を使用することができる。本発明の好ましい実施の形態では、2相位相シフトキーイング(BPSK)マッピングまたは4相位相シフトキーイング(QPSK)マッピングを用いる。BPSKマッピングを用いる場合、0のビットを複素数+1.0にマッピングし、1のビットを複素数−1.0にマッピングする。QPSKマッピングを用いる場合、ビットを一度に2つずつマッピングし、「00」を(1+i)/√2にマッピングし、「01」を(−1+i)/√2にマッピングし、「11」を(−1−i)/√2にマッピングし、「10」を(1−i)/√2にマッピングする。
マッピング方法の出力は、u[t]で示される、N個の複素数からなるシーケンスである。N個の複素数は、おそらくは様々な長さのP個のサブブロック503に区分化される。本発明では、a番目のサブブロックの長さをnで示し、ここで、nは2のべき乗である。したがって、Nは、下式の関係が成り立つ。
Figure 0004782136
本発明では、より具体的にn=2Biであるとし、ここでBは1以上である。
曖昧性除去拡散変換
エンコーダの次のステップにおいて、複素数の各サブブロックにn×nの疎な拡散変換行列を乗算する(530)。本発明では、n個の入力複素数をuで示し、拡散変換行列をUlmで示し、n個の変換された出力複素数504をxで示す。入力複素数と変換された複素数との間の関係は、次のようになる。
Figure 0004782136
出力xのいずれか1つが正確に受信された場合、本発明の拡散変換530は、他の全ての出力がチャネルによって消去されていたとしても、全ての入力uを非曖昧に復元することができる。本発明では、この特性を持つ拡散変換を「曖昧性除去拡散変換」と呼ぶ。
従来技術のウォルシュ・アダマール変換(WHT)は、曖昧性除去拡散変換ではないことに留意されたい。WHTでは、1つを除いて全ての出力が消去された場合、上述のように、復元中に曖昧性が生じ得る。
本発明の変換は、曖昧性を除去するという事実のほかに、本発明による拡散変換のもう1つの特性は、変換がユニタリ変換であるということである。これは、2つの複素数シーケンス間のユークリッド距離が2組の変換された複素数間のユークリッド距離と同じであることを暗示する。これは、変換されたシーケンスが破損されたものから入力シーケンスを復元する際に誤りが生じた場合に、その誤りが小さくなる傾向があることを意味するため、この変換が持つ良い特性である。
ファクターグラフの曖昧性除去拡散変換
図6は、曖昧性除去拡散変換が通常のファクターグラフ600として構築される本発明の好ましい実施の形態を示す。本発明では、これを、曖昧性除去拡散変換のファクターグラフ(DSTFG)と呼ぶ。例示的なファクターグラフ600は、n=8の場合のものである。このDSTFGは、蝶形ファクターノード601〜603のスタックと、それに続く正規化ファクターノード604の1つのスタックを用いて構築される。
個の入力複素変数uは、DSTFGにおいて、左側から入るn本の線503で表される。DSTFGは、n/2個の蝶形ファクターノード601〜603からなるB個のスタックと、それに続く同一の正規化ノード604からなる1つのスタックを含む。
各蝶形ファクターノードは、上記式(6)および式(7)により蝶形ファクターノードの入力変数および出力変数を制約する4つの定数A、B、C、およびDによって定められることを思い起こされたい。STFGのk番目のスタックの蝶形ファクターノードにおいて、制約A、B、C、およびDは、次式によって与えられる。
Figure 0004782136
DSTFG600において、蝶形ファクターノードは、図6に示すような規則的で再帰的な「結線構造」によって接続される。この結線構造は、従来技術の高速フーリエ変換および従来技術の高速ウォルシュ・アダマール変換において用いられるものと同じである。
しかし、高速フーリエ変換または高速ウォルシュ・アダマール変換では、制約A、B、C、およびDに対応するいわゆる「回転因子」が完全に異なることに留意されたい(図3を参照)。
最後の正規化スタック604において、各出力に正規化係数1/Z 604を乗算する。ここで、Zは、下式で表される。
Figure 0004782136
したがって、例えば、B=1のときZ=√5であり、一方、B=2のときZ=√85である。
DSTFG600は、式(9)における評価を、およそnlogn回の演算のみを用いる「速い」やり方で行うために用いることができる。DSTFGを、このやり方で用いるために、n個の入力を先ず蝶形ファクターノードの1番目のスタックによって変換する。この結果を蝶形ファクターノードの2番目のスタックに供給し、以下同様に続ける。蝶形ファクターノードの最後のスタックを出た後、出力は、正規化ファクターノードのスタックにおいて正規化される。
図7は、n=4である場合のDSTFGのこのプロセス700を示す。入力複素シンボル503は、全て1である。蝶形ファクターノードの1番目のスタック701を通った後、シンボルは、それぞれ3、1、3、および1となる。蝶形ファクターノードの2番目のスタック702を通った後、シンボルは、それぞれ15、9、5、および3となる。最後に、正規化ファクターノード703を通った後、出力シンボルは、15/√85、9/√85、5/√85、および3/√85となる。
DSTFGに対応する行列Ulmは、k番目の位置に1を1つ有し、他の入力は、全て0である入力シーケンスを供給することによって求めることができる。出力の組は、行列Ulmのk番目の列に対応する。たとえば、n=4である場合、行列は、次のようになる。
Figure 0004782136
消去以外の雑音がない場合、本発明では、1つの出力のみから入力変数を推定することができる。例えば、考え得る入力が+1および−1であり(BPSKマッピング)、1番目の出力が9/√85である場合、入力変数が1、−1、1、および−1であったに「違いない」と非曖昧に推定し、8−2+4−1=9を得ることができる。本発明による変換のこの曖昧性除去特性は、フェージングチャネルにおいて従来技術の方法よりも良好な性能を発揮する。
拡散変換の出力を連結して、本発明においてx[t]で示す複素シンボル504のブロックを形成する。複素シンボルx[t]を次に変調して(540)、チャネル上での送信に適した連続時間信号506にする。OFDMシステムにおいて、変調ステップ540は、2つのサブステップを含む。第1のサブステップにおいて、サイクリックプレフィックスを付加し、第2のサブステップにおいて、逆FFTを適用する。
デコーダの全体構造
図8は、本発明によるデコーダ800を示す。チャネル801からの受信信号を先ず復調して(810)、一連の複素数ブロック802にする。各複素数ブロックを、次に、エンコーダ600で用いられるサブブロックに対応するP個のサブブロック803に分割する(820)。拡散変換用の並列検出器830を用いて、複素シンボルを元のコードワードビットの一組の尤度比804に変換する。最後にこの尤度比を、選択された誤り訂正符号のデコーダ840への入力として用いる。このデコーダは、元の入力に対応する一組のビット805を出力する。
デコーダの第1のステップにおいて、おそらくチャネルによって破損された受信信号801を復調して(810)、複素数ブロックy[t]802にする。OFDMシステムにおいて、この復調器は、FFTを行う検出器と、サイクリックプレフィックスを除去するサブステップとを含む。
拡散変換検出器
検出器は、破損された複素シンボルのシーケンスy[t]803を入力として受け取る。これらの複素シンボルは、式(1)に与えられるような効率的なチャネルモデルによって送信シンボルx[t]に関係付けられる。本発明では、デコーダは、チャネル減衰パラメータH[t]の知識を有するものと仮定する。検出器全体は、実際には、P個のより小さな検出器の連結であり、より小さな各検出器は、エンコーダにおいて使用されるP個の拡散変換のうちの1つを用いる。したがって、これらのより小さな検出器のうちの1つへの入力は、本発明においてa番目のサブブロックの場合にy [t]で示すシンボルy[t]のサブブロックである。
これらのより小さな検出器のいずれか1つからの望ましい出力は、拡散変換に入力されるシンボルに対応するコードワードビットc[t]のサブブロックの一組の周辺尤度804である。本発明では、このサブブロックをc [t]で示し、受信された複素シンボルの組{y [t]}が与えられた場合にビットc [t]が0である周辺尤度をp(c [t]=0|{y [t]})で示し、ビットが1である尤度も同様に示す。
本発明の好ましい実施の形態では、これらの周辺尤度を、「最適」検出器を用いて得る。最適検出器は、受信シンボルy [t]が与えられた場合に、コードワードビットのサブセットc [t]の考え得る各構成の確率を求めることによって機能する。次に、検出器は、コードワードビットc [t]が0に等しい考え得るサブブロックの確率を合計し、この合計を、コードワードビットc [t]が1に等しい考え得るサブブロックの確率の合計と比較する。
様々な類似の検出器も使用することができる。たとえば、確率伝搬法に基づく検出器を使用することができる。F. R. Kschischang、B. J. Frey、およびH. A. Loeliger著「Factor Graphs and the Sum-Product Algorithm」(IEEE Transactions on Information Theory, vol. 47, pp. 498-519, Feb. 2001)を参照願いたい。
検出器の連結出力804は、各コードワードビットの一組の周辺尤度である。デコーダ全体の次のステップにおいて、これらの周辺尤度を選択された誤り訂正符号の軟入力デコーダ840の入力として用いる。このデコーダの出力805は、元の入力ビットs[t]501の推定値である。
発明の効果
シミュレーションは、本発明によるシステムの性能が、ウォルシュ・アダマール変換に基づく、または2×2の拡散変換に基づく従来技術のシステムよりも著しく優れていることを示す。利得の量は、検討する特定のフェージングモデルおよび使用する誤り訂正符号に依存する。より大きな曖昧性除去拡散変換の使用から得られる利得は常に大きい。
本発明は、従来技術において知られているような、MIMO、OFDM、TDMA、および周波数ホッピングを使用するシステムに適用することができることに留意されたい。周波数ホッピングを使用するシステムでは通常、2つのユーザが同一の周波数を同時に使用することを防止しようとする。しかし、代替案は、このような衝突を許可し、本発明において記載される方法を用いて、結果として生じた干渉から回復することである。
MC−CDMAを用いたOFDMシステムのための従来技術の送信機のブロックシステム図である。 従来技術の蝶形ファクターノードのブロック図である。 従来技術のウォルシュ・アダマール変換行列のファクターグラフのブロック図である。 MC−CDMAを用いたOFDMシステムのための従来技術の受信機のブロックシステム図である。 本発明によるエンコーダのブロックシステム図である。 拡散変換の曖昧さをなくすためのファクターグラフのブロック図である。 曖昧さをなくす拡散変換を用いた高速符号化のためのファクターグラフのブロック図である。 本発明によるデコーダのブロックシステム図である。

Claims (17)

  1. 無線チャネル上で送信すべき入力ビットブロックのシーケンスを符号化する方法であって、
    各入力ビットブロックをコードワードに変換することと、
    各コードワードを複素数の複数のサブブロックにマッピングすることと、
    変換シンボルのサブブロックを得るために、複素数の各サブブロックに曖昧性除去拡散変換を乗算することと、
    変換シンボルの各ブロックを変調することと
    を含み、
    蝶形ファクターノードの複数のスタックと、正規化ファクターノードの1つのスタックとを含み、各スタックにおけるノードの数が複素シンボルのサブブロックにおける該複素シンボルの半分の数である通常のファクターグラフを、前記曖昧性除去拡散変換用に構築することと、
    サブブロックにおける複素シンボルの数NにN=2 によって関係付けられるBを含む下式
    Figure 0004782136
    のZを用いて、各正規化ファクターノードを正規化係数1/Zによって定めることと
    をさらに含み、
    前記曖昧性除去拡散変換とは、前記変換シンボルのサブブロックのいずれか1つが正確に受信された場合、他の全ての信号がチャネルによって消去されていたとしても、全ての前記複素数の各サブブロックを非曖昧に復元することができる特性を持つ拡散変換のことである
    無線チャネル上で送信すべき入力ビットブロックのシーケンスを符号化する方法。
  2. 前記変換することは、誤り訂正符号を用いる請求項1に記載の方法。
  3. 前記入力ビットブロックは、レート1の符号において前記コードワードに直接変換される請求項1に記載の方法。
  4. 前記マッピングすることは、2相位相シフトキーイングを用いる請求項1に記載の方法。
  5. 前記マッピングすることは、4相位相シフトキーイングを用いる請求項1に記載の方法。
  6. 前記サブブロックは、可変の長さを有する請求項1に記載の方法。
  7. 各長さは、2のべき乗数である請求項6に記載の方法。
  8. 前記曖昧性除去拡散変換は、ユニタリ変換である請求項1に記載の方法。
  9. 前記蝶形ファクターノードの入力変数xおよび出力変数yを、y=Ax+Bxおよびy=Cx+Dxに従って制約し、前記通常のファクターグラフのk番目のスタックの定数がA=D=2、B=1、C=−1である定数A、B、C、およびDによって各蝶形ファクターノードを定めることをさらに含む請求項に記載の方法。
  10. 前記通常のファクターグラフのノードを規則的で再帰的な結線構造によって接続することをさらに含む請求項に記載の方法。
  11. 前記変調することは、
    変換されたシンボルの各サブブロックにサイクリックプレフィックスを付加することと、
    各サブブロックおよび付加されたサイクリックプレフィックスに逆FFTを適用することと
    をさらに含む請求項1に記載の方法。
  12. 変換されたシンボルのブロックを受信することと、
    変換されたシンボルの各受信ブロックを複素数の受信ブロックに復調することと、
    複素数の各復調ブロックを複素数の複数の受信サブブロックに区分化することと、
    複素数の各受信サブブロックを前記コードワードの対応するサブブロックにおけるビットの一組の尤度比に変換することと
    をさらに含む請求項1に記載の方法。
  13. 選択された誤り訂正符号に従って尤度比の各組を復号化することをさらに含む請求項12に記載の法。
  14. 前記復調することは、
    尤度比の各組に高速フーリエ変換を適用することと、
    サイクリックプレフィックスを除去することと
    をさらに含む請求項12に記載の方法。
  15. 前記一組の尤度比は、入力複素数のサブブロックに対応するコードワードビットのサブブロックにおける考え得る各ビットの確率を求める最適検出器によって得られる請求項12に記載の方法。
  16. 前記一組の尤度比は、確率伝搬を用いて得られる請求項12に記載の方法。
  17. 前記入力ビットのブロックは、前記入力ビットブロックに対応する1つのシンボルブロックのみが正確に受信された場合でも、受信機において非曖昧に復号化される請求項1に記載の方法。
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