JP4781857B2 - 無線伝送システムおよび方法 - Google Patents

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Description

本発明は、航空機等の飛行体内部において、周波数帯を有効利用し伝送容量を最大限確保する無線伝送技術に関する。
近年、航空機内では、インフライトエンターテインメントシステム(IFE=In−Flight Entertainment System)が導入され、長時間旅をする人々は、映画、オーディオプログラム、ゲーム、およびインターネット閲覧サービス等により、快適な旅行を楽しめるようになってきた。これらの映像、オーディオ、およびインターネットデータ等の情報は、通常、航空機内のサーバに蓄積され、そこから同軸ケーブル、光ファイバ等の有線媒体を用いて、アナログ伝送あるいはデジタル伝送により機器に送られる。IFEの機器には、天井に設置されたプロジェクタや液晶ディスプレイ等の各種映像モニターと、客席シートに設置された各シート専用の小型映像モニターやコントローラ(ハンドセット)等がある。
通常、天井にサーバから伝送幹線を配備し、天井に設置された機器は、伝送幹線から支線で接続される。また床上のシートに設置された機器のために、伝送幹線から多量の中継
線が航空機の側壁内部に配線されている。しかしながら、航空会社にとって高価な航空機の稼働率を上げることは最重要課題であり、そのために航空機の路線変更やクラス分け変更がしばしば行われる。その際、シート配置の変更は必然的であり、短時間かつ低コストで実施することが要求される。シート配置の変更は、側壁内部の中継線の配置変更を伴い、その結果、シート配置の変更時間を長時間化し、コスト高にする原因となっている。このことから、中継線を無線伝送化することが望まれていた。
一方、航空機内では、従来から地上との電話交信のための航空機電話通信システムが配備されている。航空機電話通信システムにおいては、地上系への電波干渉を防止するため、航空機電話専用の無線周波数帯が割り当てられていた。しかしながら、加入者が少なく、呼量も限られた航空機電話専用に無線周波数帯を割り当てるのは効率が悪いため、地上系電話システムと兼用し、地上系に悪影響を与えることなく実現する技術が提案されている。
特許文献1では、航空機に搭載された移動局が通話用無線周波数を使用するにあたって、他の移動局との通話においてこの通話用無線周波数が既に使用されており、かつ、この通話が航空機に搭載された移動局の電波干渉によって妨害を受け得る場合には、使用中の通話用無線周波数をその他の通話用無線周波数に強制的に切り替え、通話用無線周波数が使用されていない場合は、この周波数が地上系の通話用無線周波数として割り当てられないように規制している。これにより、航空機電話専用の新たな無線周波数を用意することなく、かつ、新たに専用の設備・装置も設けることなく、航空機電話サービスの可能な移動体通信システムを経済的に実現することができるとしている。
特許文献2では、地上系において行われる自動車電話通信に対して電波干渉による通信妨害を与えないように、航空機通話用移動局装置の送信電力を制御し、かつ、地上系の自動車電話通信からの電波干渉によって通信妨害を受けないように、受信電力を制御している。これにより、航空機電話専用の新たな無線周波数を用意することなく、かつ、新たに専用の設備・装置も役けることなく、航空機通話サービスの可能な移動体通信システムを経済的に実現することができるとしている。
特開平2−39736号公報 特開平2−39739号公報
航空機内で各シートに映像を中心とする情報を伝送する場合、情報伝送容量は膨大となる。同じコンテンツを各シートに同時に伝送するブロードキャスト型であれば、各シート当たり5Mビット/秒の映像信号に対して、上述した伝送幹線の伝送容量も約5Mビット/秒程度で済む。しかし、各ユーザが好みのコンテンツを好みの時間に楽しむユニキャスト型になると、5Mビット/秒のユーザ数倍だけ伝送容量を確保する必要があり、数100席のシートに対して、1Gビット/秒を超える値が伝送幹線を流れる。中継線は、1本で数席ないし数10席のシートを担当し、伝送幹線ほどの負荷量はないが、それでも数10ないし数100Mビット/秒の伝送容量を確保する必要がある。
このような中継線を無線化する場合、数10ないし数100Mビット/秒の伝送容量を確保するとともに、地上系無線システムに悪影響を及ぼさないシステムを構築する必要がある。しかしながら、特許文献1および2に開示されている技術によれば、無線電話の伝送容量は航空機全体でも1Mビット/秒以下であり、上述のような膨大な伝送容量は確保できなかった。
本発明は、上述した従来の課題を解決するもので、大量の映像情報を伝送する伝送容量を確保するとともに、地上系無線システムとの間で相互に悪影響を及ぼさないシステムを構築することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の無線伝送システムは、飛行体内部において、無線により情報信号を伝送するシステムであって、前記情報信号を、第1周波数帯と前記第1周波数帯よりも広い第2周波数帯のうちのいずれか1個の周波数帯により、無線送信することができる無線送信手段と、前記情報信号を受信する無線受信手段と、前記第1周波数帯と前記第2周波数帯のうちのいずれか1個の周波数帯を選定する選定手段と、前記飛行体が、第1高度域と、前記第1高度域よりも高い第2高度域のいずれに存在するかを特定する高度域特定手段とを有し、前記選定手段は、前記高度域特定手段により特定された高度域に基づき周波数帯を選定することを特徴としている。
また、本発明の無線伝送方法は、飛行体内部において、無線により情報信号を伝送する方法であって、前記情報信号を、第1周波数帯と前記第1周波数帯よりも広い第2周波数帯のうちのいずれか1個の周波数帯により、無線送信するステップと、前記情報信号を受信するステップと、前記第1周波数帯と前記第2周波数帯のうちのいずれか1個の周波数帯を選定するステップと、前記飛行体が、第1高度域と、前記第1高度域よりも高い第2高度域のいずれに存在するかを特定するステップとを有し、前記選定するステップは、前記特定された高度域に基づき周波数帯を選定することを特徴としている。
本発明の無線伝送システムおよび方法によれば、無線により各シートに情報信号を伝送するため、シート配置を変更しても配線を変更する必要がなく、変更が短時間化され、航空機の稼働率を向上し、シート配置の変更コストを低減する。また航空機の高度域に基づいて、無線の周波数帯を変化させるため、低い高度域では地上系システムとの相互干渉が無いように限定された周波数帯を用い、必要とする最低限のサービスを提供し、高い高度域では地上システムに干渉を与えず、地上システムからの干渉も無いので広い周波数帯を用い、映像配信を中心とするより高度なサービスを提供することができる。このように、航空機内における高度なサービスと、地上系システムとの間における相互の無線干渉の低減が、両立可能となる。
以下、本発明の実施の形態に関するいくつかの例について、図面を参照しながら説明する。尚、図面において、実質的に同一の構成、動作、および効果を表す要素については、同一の符号を付す。また、以下において記述される数字は、すべて本発明を具体的に説明するために例示したものであり、本発明は例示された数字に制限されない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における全体構成を示すブロック図である。実施の形態1は、飛行体の内部に設けられる。飛行体の具体例としては、ジェット機やプロペラ機等の航空機、ヘリコプター、飛行船、地上に連結された浮遊物体、ロケット、人工衛星、宇宙ステーションのうちの少なくとも一つであり、地表から所定距離以上に所定時間だけ保つことが可能な物体であれば、いかなるものでもよい。実施の形態1では、飛行体は航空機とする。航空機内には、多い場合数100シート以上の客席があり、乗客は、インフライトエンターテインメントシステム(IFE=In−Flight Entertainment System)により、映画、オーディオプログラム、ゲーム、およびインターネット閲覧サービス等を楽しむ。
図1において、サーバ部1は、映像信号とオーディオ信号の少なくとも一方を含む情報信号を蓄積するハードディスク群、およびこのハードディスク群から情報信号をリアルタイムに読み出して出力するAVサーバを含む。AVサーバは、ビデオサーバとも呼ばれ、コンピュータサーバ、および必要に応じてサーバ能力を向上するためのハードウェアを含む。このようにサーバ部1は、機内の数100シートからのVOD(ビデオ・オン・ディマンド)サービス要求にも応えられるように、スループットの高いサーバとして構成される。情報信号は、通常、空港内で駐機中に蓄積される。またサーバ部1は、ウェブサーバや電話交換機を備え、アンテナを介して衛星や各種地上設備にも接続されることにより、インターネット閲覧サービスや、電話サービスを可能にする。すなわち情報信号は、映像信号、オーディオ信号、インターネットデータの少なくとも一種類を含む。
サーバ部1から出力される情報信号は、接続9、主スイッチ部7、および伝送幹線10を介して、機内の例えば10数個あるいはそれ以上で構成される各アクセスポイント11A、11B、・・・に配信される。各アクセスポイント11A、11B、・・・を総称して、アクセスポイント11と呼ぶ。伝送幹線9は、大量の情報信号の伝送に耐えられるように、1ギガビットイーサネットで構成される。1ギガビットイーサネットには、シールドされたツイストペアによる1000BASE−Tや、より長距離化が可能で電磁妨害に強い光ファイバによるものがあるが、航空機の大きさとコスト、および施工容易性等の観点から選択される。主スイッチ部7は、レイヤ3対応のギガビットイーサネットスイッチを含み、アクセスポイント11に情報信号を輻輳無く伝送するために、十分なポート数およびスループットを備えている。例えば接続9には、10数本以上の伝送幹線10に流れる情報信号の総量が流れるため、接続9につながる主スイッチ部7のポートの入力能力は、その他のポートの入出力能力に比較して十分大きく構成される。
主スイッチ部7には、主として各種制御信号の流れをスイッチングする副スイッチ部8が接続される。副スイッチ部8は、主スイッチ部7と同様にギガビットイーサネットスイッチで構成してもよいが、通常は100Mビットイーサネットスイッチで十分である。システム制御部2は、副スイッチ部8に接続され、1台以上のコンピュータで構成されることにより、実施の形態1にかかるシステム全体を制御する。CSS制御部3も、副スイッチ部8に接続され、キャビンサービスシステム(CSS=Cabin Service System)全体を制御する。キャビンサービスシステムにより、乗客は、客席から読書灯点灯やアテンダントコール等の要求を出し、サービスを受ける。これらのサービスは、CSS独自の機能として実装される場合や、IFEの機能の一部として提供される場合がある。
コックピットシステム4も、副スイッチ部8に接続される。コックピットシステム4は航空機の運航を制御するシステムであり、航空機において非常に重要な役割を担っている。特に、副スイッチ部8からコックピットシステム4への情報伝送は厳しく制限され、ファイヤーウォール等を介在して、コックピットシステム4のセキュリティ確保に努めている。コックピットシステム4には、航空機の運航に必要な、航空機内外の種々の状態を計測する装置が含まれる。
高度検出部5は、航空機の高度を表す高度検出信号を生成し、副スイッチ部8に送る。高度検出部5は、高度計、GPS受信機、気圧計、速度計、無線キャリヤセンサのうちの少なくとも一つを含む。また、航空機独自の位置特定システムを用いる場合もある。標高検出部6は、航空機の飛行位置に対応する地表の標高を表す標高検出信号を生成し、副スイッチ部8に送る。標高検出部6は、高度計、GPS受信機、気圧計、速度計、レーダーのうちの少なくとも一つを含む。高度検出部5と標高検出部6は、少なくとも一部、例えばセンサ部分を共有し、高度検出信号と標高検出信号の両方を生成するように構成してもよい。
高度検出信号は、航空機の海面からの高度を表し、標高検出信号は、航空機の飛行位置に対応する地表の海面からの高度を表す。したがって、航空機の飛行位置に対応する地表からの高さは、高度検出信号の大きさから標高検出信号の大きさを差し引いたものとなる。高度検出信号と標高検出信号は、ともに副スイッチ部8を介して、システム制御部2に送られる。なお、図1に示した、システム制御部2、CSS制御部3、高度検出部5、標高検出部6、副スイッチ部8を含めた構成は一例であり、これに限るものではない。例えば、CSS制御部3、高度検出部5、標高検出部6がシステム制御部2に直接入力する構成、また副スイッチ部8が主スイッチ部7に統合され、副スイッチ部8の各ポートの役割が主スイッチ部7の一部のポートに引き継がれる構成、さらに副スイッチ部8の代わりに多数のポートを有するコンピュータを備えた構成等があり、実施の形態1はこのような変形例に展開可能である。
一方、アクセスポイント11Aに配信された情報信号は無線化され、無線情報信号12Aとして、無線ゾーン13A内の各クライアント部13AA、13AB、・・・に送られる。無線ゾーン13Aは、アクセスポイント11Aに対する無線通信が有効に動作する範囲を表す。各無線ゾーンには、無線チャンネルが一つ割り当てられる。各クライアント部13AA、13AB、・・・は、通常、航空機の各シートに1セットずつ配置される。アクセスポイント11Aと各クライアント部13AA、13AB、・・・の無線通信には、下りと上りがある。アクセスポイント11Aから各クライアント部13AA、13AB、・・・への伝送が下りであり、各クライアント部13AA、13AB、・・・からアクセスポイント11Aへの伝送が上りである。アクセスポイント11Aは、下りの伝送時に無線を送信し、上りの伝送時に無線を受信する。アクセスポイント11Aは、無線を送信するので、無線送信部とも呼ばれる。アクセスポイント11B等その他の各アクセスポイントと、無線ゾーン13B等その他の各無線ゾーンと、各クライアント部13BA、13BB、・・・等その他の各クライアント部との関係についても、上述と同様に動作するため、説明を省略する。
図2は、実施の形態1におけるクライアント部13AAの構成を示す詳細なブロック図である。アクセスポイント11Aからの無線情報信号12Aは、無線端末部14AAに入力される。無線端末部14AAは、送受信アンテナおよび無線符号化復号化器を含む。送受信アンテナは、無線情報信号12Aを受信し、クライアント部13AAからの各種制御信号を送信する。無線符号化復号化器は、送受信アンテナからの無線情報信号12Aを情報信号に復号化し、情報信号のうち映像信号をモニター部16AAに送り、オーディオ信号等をヘッドフォン部17AAに送る。また無線端末部14AAは、操作端末部15AAからの各種制御信号を無線化し、アクセスポイント11Aに送る。無線端末部14AAは、無線を受信するので、無線受信部とも呼ばれる。
操作端末部15AAは、読書灯点灯スイッチおよびアテンダントコールスイッチ等、キャビンサービスシステム用のスイッチを備えることにより、無線端末部14AA、アクセスポイント11A、伝送幹線10、主スイッチ部7、および副スイッチ部8を介して、CSS制御部3にCSS用制御信号を送る。操作端末部11AAは、ハンドセットまたはコントローラとも呼ばれる。CSS制御部3は、CSS用制御信号に基づいて、キャビンサービスシステムを動作させる。また操作端末部15AAは、モニター部16AAの画質調整用のスイッチを備えることにより、無線端末部14AAを介して、モニター部16AAに画質調整用制御信号を送る。モニター部16AAは、画質調整用制御信号に基づいて、モニター部16AAの画質調整を可能にする。
さらに操作端末部15AAは、情報信号のチャンネル切替え用スイッチおよびVODサービス用のスイッチを備えることにより、無線端末部14AA、アクセスポイント11A、伝送幹線10、主スイッチ部7、および副スイッチ部8を介して、システム制御部2に情報制御信号を送る。システム制御部2は、機内全シートからの情報制御信号に基づいて、VODサービスシステム全体の輻輳状態を調整し、副スイッチ部8および主スイッチ部7を介して、サーバ部1にクライアント部13AAに対する情報信号の配信指令を出す。サーバ部1は、情報信号にクライアント部13AAのアドレスを付して、出力する。また操作端末部15AAは、キーボードあるいはマウスを備えることにより、無線端末部14AA、アクセスポイント11A、伝送幹線10、および主スイッチ部7を介して、サーバ部1にPC制御信号を送る。サーバ部1は、PC制御信号に基づいて、クライアント部13AAに対するインターネット閲覧サービスを動作させる。以上では、クライアント部13AAに関する動作について説明したが、その他の各クライアント部13AB、・・・、13BA、13BB、・・・についても、図2と同様な構成により同様に動作するため、説明を省略する。なお、実施の形態1では、システム制御部2がVODサービスシステム全体を制御するとしているが、操作端末部15AAは情報制御信号をサーバ部1に送ることにより、サーバ部1がVODサービスシステム全体を制御するとしてもよい。
実施の形態1では無線方式として、IEEE802.11aとしても知られる5GHz帯無線アクセスシステムを用いる。図3は、米国、欧州、および日本における5GHz帯の利用状況を示す説明図である。5GHz帯無線アクセスシステムは、1無線チャンネル当たり、18MHzを占有する。5.15GHzないし5.25GHzの周波数帯F1では、上述の3地域とも、無線アクセスシステム占有の周波数帯として4無線チャンネルが確保される。5.25GHzないし5.35GHzの周波数帯F2では、3地域とも4無線チャンネルが確保されるが、ダイナミック周波数選択(DFS=Dynamic Frequency Selection)とトランスミッションパワーコントロール(TPC=Transmission Power Control)を装備する必要がある。DFSは、レーダーの干渉波を検出し、無線チャンネルを変更する仕組みであり、TPCは、システム全体の電力を調整および低減する仕組みである。周波数帯F2は、気象レーダーや地球探査衛星にも利用されておりに、DFSおよびTPCとも、これらに干渉を与えないようにしている。DFSおよびTPCにより、干渉は低減されるが、これらの動作中、実効伝送容量は幾分低下する。
5.47GHzないし5.725GHzの周波数帯F3では、3地域とも11無線チャンネルが確保されるが、周波数帯F2と同様に、DFSおよびTPCを装備する必要がある。周波数帯F3は、船舶用レーダーや軍事レーダー等にも利用されており、これらに干渉を与えないようにしている。さらに米国だけは、5.725GHzないし5.825GHzの周波数帯F4に4無線チャンネル、5.825GHzないし5.85GHzの周波数帯F5に1無線チャンネルが確保される。合計の無線チャンネル数は、米国では24無線チャンネル、欧州と日本では19無線チャンネルとなる。このような無線チャンネルの構成は、現在の状況を示しており、将来変更される可能性もある。
図4は、米国で利用可能な各周波数帯F1、F2、F3、F4について、各無線チャンネルの占有帯域幅18MHzにおける中心周波数と、無線チャンネル名を示す説明図である。ここで実施の形態1では、周波数帯F1を第1周波数帯と呼び、各周波数帯F1、F2、F3、F4を併せた周波数帯を第2周波数帯と呼ぶ。第1周波数帯および第2周波数帯は、これに限らず自由に設定することができる。この場合、第1周波数帯と第2周波数帯は、上述の周波数帯F1のように一部が重なってもよいし、まったく重ならなくてもよい。
図5Aおよび図5Bは、図4に表される無線チャンネルについて、航空機内部に割り当てた具体例を示す説明図である。図5A、図5Bとも、航空機の胴体部を水平に切断し、上部を取り除いた場合の平面図を示している。点線で示される各無線ゾーンは、1個の無線チャンネルをそれぞれ割り当てられ、前方部20と後方部21の間に配置される。各アクセスポイントに含まれるアンテナの指向性は高く、各無線ゾーンは、無線ゾーン間の重なりが小さくなるように、無線ゾーン間の隙間が小さくなるように、また各無線ゾーン内の無線電力ができるだけ均一になるように形成される。
図7は、航空機の高度の状態を示す説明図である。航空機は、海面高度H0を基準に、標高H3の高さにある空港22を離陸し、巡航高度H4まで上昇し、巡航高度H4において所定の巡航速度で目的地まで巡航する。一方、空港22を目的地として巡航してきた航空機は、目的地付近で巡航高度H4から下降し、標高H3の高さにある空港22に着陸する。航空機の高度は、複数個の高度域に分類される。図7では、第1高度域H1Wと第2高度域H2Wに分類するが、3個以上に分類してもよい。第1高度域H1Wは、海面高度H0から高度H1までの範囲に設定され、第2高度域H2Wは、高度H2から高度H5までの範囲に設定される。第1高度域H1Wの平均高度は、第2高度域H2Wの平均高度よりも低い。高度H5は、巡航高度H4より高く、また航空機が最も高い高度で飛行可能な最大巡航高度より十分高く設定される。航空機が空港22内で駐機中の場合、航空機は第1高度域H1Wに存在する。図5Aは、航空機が第1高度域H1Wに存在する場合であり、図5Bは、航空機が第2高度域H2Wに存在する場合である。
ここで、機内サービスについて説明する。航空機には、いつでも提供しなければならない必須のサービスがある。例えば、乗務員のアナウンス、乗務員間の音声等の通信、救命胴衣の説明、あるいは読書灯点およびアテンダントコール等のCSSサービスである。機外カメラによるライブ映像サービスが、航空会社の付加サービスとして低高度で提供される場合もある。このような必須の機内サービスおよび低高度で提供される一部の付加サービスを、第1サービスと呼ぶ。さらに、第1サービスと、上述したような、VOD等の伝送容量の大きい本格的なIFEサービスとを合わせて、第2サービスと呼ぶ。
以上のような第1サービスおよび第2サービスを航空機内で提供する場合、無線アクセスシステムから発信される無線が、気象レーダーや地球探査衛星等に干渉を与えないこと、および無線アクセスシステム内の各無線ゾーン間で互いに干渉しないこと、が重要である。機内無線アクセスシステムは、地上の無線アクセスシステムが想定しているような、任意の無線発信源が存在する状況とは異なって、無線発信源は管理されている。したがって、機内無線アクセスシステムにおいては、上述したようにアンテナの指向性を高めることにより、各無線ゾーン間の干渉を十分低減可能である。また、図5A、図5Bの場合、機内の空中線電力および等価等方輻射電力は、ともに高々10mW/MHz程度である。しかも航空機胴体の金属板は強力な電磁遮蔽効果を有しており、機外に漏洩する電磁波は、ごくわずかである。さらに航空機が、巡航高度で巡航中の場合、地上設備からは例えば10000m程度離れており、また高度約700kmで周回する地球探査衛星からも十分離れている。このため、気象レーダーや地球探査衛星への干渉は発生しない。
そこで、航空機の駐機中、離陸直後、および着陸直前のような第1高度域の場合、地上システムに接近する可能性があるため、周波数帯F1で構成される限定された第1周波数帯を用いる。地上において周波数帯F1は、無線アクセスシステム専用の周波数帯であり、屋内であればDFSおよびTPCを動作させなくても自由に使用可能である。これにより、伝送容量の少ない第1サービスを、DFSおよびTPCを動作させずに、伝送容量を低下させることなく確実に提供する。また航空機の高度が十分高い第2高度域の場合、地上システムからも十分離れているため、各周波数帯F1、F2、F4で構成される第2周波数帯を用いる。上述のように第2高度域では気象レーダーや地球探査衛星への干渉は発生しないため、DFSおよびTPCを動作させずに、第2周波数帯の広帯域を十分活用して、VODサービスを含む第2サービスを提供する。DFSおよびTPCは、第2高度域で動作させないとしたが、動作させてもよい。
図5Aは、第1高度域の場合であり、第1サービス用に、機内全域にわたって周波数帯F1の無線チャンネルC36が割り当てられる。第1サービスは機内全体に提供する必要があり、無線チャンネルC36は、機内全域に割り当てられているため、好適である。第2高度域の場合、図5Bのように、機内全域にわたる無線チャンネルC36に加えて、各周波数帯F1、F2、F4の各無線チャンネルが、第2サービス用に割り当てられる。これらの各無線チャンネルは、図5Bにおける空間的配置が、図4における周波数配置と相関性を持たないように設定される。すなわち、図5Bにおいて隣接する無線ゾーンの2つの無線チャンネルは、図4において、周波数帯F2と周波数帯F4の間を除いて、隣接しないように設定される。実施の形態1では、無線チャンネルC36と無線チャンネルC44の両中心周波数間が1無線チャンネルの間隔になっており、もっとも接近している。その他は2無線チャンネル以上の間隔である。以上ように航空機が、第1高度域と第2高度域のいずれに存在するかを特定することにより、無線ゾーンおよび無線チャンネルの割り当てを変更する。
航空機は、通常、離陸後、単調増加的に上昇し、所定の巡航高度で巡航状態に入る。着陸時には、所定の巡航高度から単調減少的に下降し、着陸する。しかしながら空港の混雑度に応じて、管制官の指示により、離陸時には一時下降したり、着陸時には一時上昇したりする。第1高度域と第2高度域のいずれに存在するかを特定することにより、無線チャンネルの割り当てを自動的に変更している場合、このような飛行状態においてはチャタリングが発生する。
チャタリングを防止するため、図7のように、第1高度域H1Wの上限高度H1は、第2高度域H2Wの下限高度H2よりも高く設定し、航空機が第1高度域H1Wから第2高度域H2Wに移行する境界高度H1と、航空機が第2高度域H2Wから第1高度域H1Wに移行する境界高度H1との間に、ヒステリシス特性を持たせる。すなわち、航空機が上昇過程の場合、第1高度域H1Wの上限高度H1を超えると第2高度域H2Wに入る。第2高度域H2Wの下限高度H2は第1高度域の上限高度H1より低いため、航空機が多少下降しても、チャタリングは発生しない。航空機が下降過程の場合、第2高度域H2Wの下限高度H2を下方に超えると第1高度域H1Wに入る。第1高度域H1Wの上限高度H1は第2高度域の下限高度H2より高いため、航空機が多少上昇しても、チャタリングは発生しない。別の言葉で説明すれば、航空機が第1高度域から離脱する場合、航空機は第2高度域に存在し、無線アクセスシステムは第2周波数帯に設定され、航空機が第2高度域から離脱する場合、航空機は第1高度域に存在し、無線アクセスシステムは第1周波数帯に設定される。
世界には、例えば、標高2240mのメキシコシティ空港や、標高1660mのデンバー空港のように、標高の高い空港がある。このような空港から離着陸する場合、高度域の設定によっては、離陸後すぐに第2周波数帯になったり、着陸直前まで第2周波数帯のままであったりする。このような状態を避けるため、航空機の飛行位置に対応する地表の標高を表す標高検出信号を検出する。空港22の高度H3は、空港22の標高を表す。この標高検出信号に基づいて、第1高度域と第2高度域の両方における上限高度と下限高度のうちいくつかを、変化するように設定する。例えば、巡航高度H4と標高検出信号との和の半分付近で、第2高度域H2Wの下限高度H2が、第1高度域H1Wの上限高度H1以下になるように設定すればよい。
次に、図1の実施の形態1の構成に基づいて、本発明の詳細を説明する。図1において、高度検出部5は、副スイッチ部8を介して、高度検出信号をシステム制御部2に送る。また標高検出部6は、副スイッチ部8を介して、標高検出信号をシステム制御部2に送る。システム制御部2は、標高検出信号に基づいて、第1高度域H1Wと第2高度域H2Wを設定する。
図8は、システム制御部2におけるシステム全体を制御する処理のうち、高度域を特定する高度域特定部23の処理と、周波数帯を選定する選定部24の処理を示すフローチャートである。ステップS1で、高度域特定部23の処理が開始される。ステップS2で、システム制御部2内の所定のメモリに書き込まれている、前回に特定された前高度域を読み出す。ステップS3で、読み出された前高度域が、第1高度域かどうかを判断する。YESであれば、前高度域は第1高度域であると判断して、ステップS4に進む。NOであれば、前高度域は第2高度域であると判断して、ステップS5に進む。ステップS4で、高度検出信号が、第1高度域内かどうかを判断する。YESであれば、高度検出信号は第1高度域内であると判断して、ステップS6に進む。NOであれば、高度検出信号は第1高度域外であると判断して、ステップS7に進む。またステップS5で、高度検出信号が、第2高度域内かどうかを判断する。YESであれば、高度検出信号は第2高度域内であると判断して、ステップS7に進む。NOであれば、高度検出信号は第2高度域外であると判断して、ステップS6に進む。ステップS6で、現在の高度域である現高度域を第1高度域と特定し、第1高度域を所定のメモリに書き込み、ステップS8に進む。またステップS7で、現在の高度域である現高度域を第2高度域と特定し、第2高度域を所定のメモリに書き込み、ステップS9に進む。以上が、高度域特定部23の処理である。
次に、選定部24の処理が開始される。ステップS8で、周波数帯として第1周波数帯を選定し、ステップS10に進む。またステップS9で、周波数帯として第2周波数帯を選定し、ステップS10に進む。ステップS10で、選定された周波数帯を表す選定信号を、全部のアクセスポイントに送る。ステップS11で、選定部24の処理を終了する。高度域特定部23のステップS1は、所定期間ごと、例えば1分ごとに開始され、選定部24の処理は、高度域特定部23の処理に引き続いて行われる。このように構成することにより、第1高度域H1Wと第2高度域H2Wが一部の高度を共有する場合(図7参照)、高度域特定部23にヒステリシス特性を持たせることが可能となる。
ここで、高度域特定部23について、図8のフローチャートに代わる別の実施例を説明する。第1高度域H1Wと第2高度域H2Wは、高度を重複しないように構成する。システム制御部2は、高度検出信号が第1高度域と第2高度域のいずれに存在するかを判断する。高度検出信号が第1高度域内と判断された場合、現高度域を第1高度域と特定し、第1周波数帯を選定する。高度検出信号が第2高度域内と判断された場合、現高度域を第2高度域と特定し、第2周波数帯を選定する。システム制御部2は、選定された周波数帯を表す選定信号を、全部のアクセスポイントに送る。以上の処理は、所定期間ごとに行われるが、図8の場合における所定期間よりも比較的長く設定される。例えば、2分ごとに開始するように設定すれば、上述したチャタリングが発生することもなく、適切に高度域が特定される。なお、第1高度域H1Wと第2高度域H2Wを重複しないように構成し、所定期間を図8の場合と同様に短く設定しても、第1高度域H1Wと第2高度域H2Wとの境界をかなり高高度、例えば巡航高度に対して8割程度に設定すれば、チャタリングが発生する可能性は十分低くなる。このように、チャタリングを防止する構成はこれらの例に限定されず、本発明の技術を用いて、当業者が容易に構成可能な種々の例に展開可能である。
システム制御部2は、上述のように1台以上のコンピュータで構成され、通常、高度域特定部23の処理および選定部24の処理を、ソフトウェアにより実行する。別の構成例として、乗務員による処理を説明する。システム制御部2に、高度検出信号の値を表示する高度域表示計と、選定スイッチを設ける。乗務員は、高度域特定部23において、高度域表示計に基づいて、高度域を特定する。乗務員は、選定部24において、特定された高度域に基づいて、選定スイッチを切替える。これにより、選定スイッチは、第1周波数帯と第2周波数帯のいずれかの周波数帯を表す選定信号を、全部のアクセスポイントに送る。
次に、各アクセスポイント11A、11B、・・・は、選定信号に基づいて、無線の周波数帯を、第1周波数帯と第2周波数帯のいずれかに設定する。また、システム制御部2は、同時に、選定信号を、副スイッチ部8、主スイッチ部7を介して、サーバ部1に送る。サーバ部1は、選定信号が第1周波数帯の場合、第1サービスを提供し、選定信号が第2周波数帯の場合、第2サービスを提供する。さらに選定信号は、無線情報信号12Aを介して、クライアント部13AAに送られる。クライアント部13AAは、選定信号が第1周波数帯の場合、モニター部16AAにより第1サービスの提供時間であることを乗客に知らせるとともに、操作端末部15AAからの第2サービスの受付を中止する。またクライアント部13AAは、選定信号が第2周波数帯の場合、モニター部16AAにより第2サービスの提供時間であることを乗客に知らせるとともに、操作端末部15AAからの第2サービスの受付を開始する。
以上のように、実施の形態1によれば、無線により各シートに情報信号を伝送するため、シート配置を変更しても配線を変更する必要がなく、変更が短時間化され、航空機の稼働率を向上し、シート配置の変更コストを低減する。また航空機の高度域に基づいて、無線の周波数帯を変化させるため、比較的低い第1高度域では、地上系システムとの相互干渉が無いように限定された第1周波数帯を用い、必要とする最低限の第1サービスを提供し、比較的高い第2高度域では、地上システムに干渉を与えず、地上システムからの干渉も無いので広い第2周波数帯を用い、映像配信を中心とするより高度な第2サービスを提供することができる。このように、航空機内における高度なサービスと、地上系システムとの間における相互の無線干渉の低減が、両立可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態2では、無線チャンネルの割り当てについて、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。その他の構成、動作、および効果は、実施の形態1と同等であるので、省略する。
図6Aおよび図6Bは、図4に表される無線チャンネルについて、航空機内部に割り当てた別の具体例を示す説明図である。点線で示される各無線ゾーン、およびその各無線ゾーンに割り当てられた無線チャンネルが図5Aおよび図5Bと異なるだけで、その他は同様である。
図6Aは、第1高度域の場合であり、第1サービス用に、周波数帯F1の各無線チャンネルC36、C44、C40、C48が割り当てられる。通常、第1サービスは機内全体に提供する必要があり、各無線チャンネルC36、C44、C40、C48には、共通のコンテンツが割り当てられる。さらに例えば、離陸時に今後の機内サービスの内容を案内する場合、ファーストクラス、ビジネスクラス、およびエコノミークラスで、コンテンツを変えることができる。
第2高度域では、図6Bのように無線チャンネルは再配置され、各周波数帯F1、F2、F4の各無線チャンネルが、第2サービス用に割り当てられる。これらの各無線チャンネルは、図6Bにおける空間的配置が、図4における周波数配置と相関性を持たないように設定される。すなわち、図6Bにおいて隣接する無線ゾーンの2つの無線チャンネルは、図4において、周波数帯F2と周波数帯F4の間を除いて、隣接しないように設定される。実施の形態2では、隣接する無線ゾーンの2つの無線チャンネルは、最低で3無線チャンネルの間隔になっている。実施の形態2における図6Bは、実施の形態1における図5Bに比べて、1無線ゾーンが広いため、その分、無線チャンネルの割り当てには余裕がある。
(実施の形態3)
実施の形態3では、無線チャンネルの割り当てについて、実施の形態1および2と異なる点を中心に説明する。その他の構成、動作、および効果は、実施の形態1と同等であるので、省略する。
図9Aおよび図9Bは、図4に表される無線チャンネルについて、航空機内部に割り当てた別の具体例を示す説明図である。点線で示される各無線ゾーン、およびその各無線ゾーンに割り当てられた無線チャンネルが図5Aおよび図5Bと異なるだけで、その他は同様である。
図9Aは、第1高度域の場合であり、第1サービス用に、機内全域にわたって周波数帯F1の無線チャンネルC36が割り当てられる。通常、第1サービスは機内全体に提供する必要があり、無線チャンネルC36は、機内全域に割り当てられているため、好適である。さらに、周波数帯F1の各無線チャンネルC44、C48が、機内の異なる領域に割り当てられる。例えば、離陸時に今後の機内サービスの内容を案内する場合、ファーストクラスおよびビジネスクラスと、エコノミークラスで、コンテンツを変えることができる。
第2高度域では、図9Bのように無線チャンネルは再配置され、各周波数帯F1、F2、F4の各無線チャンネルが、第2サービス用に割り当てられる。これらの各無線チャンネルは、図9Bにおける空間的配置が、図4における周波数配置と相関性を持たないように設定される。すなわち、図9Bにおいて隣接する無線ゾーンの2つの無線チャンネルは、図4において、周波数帯F2と周波数帯F4の間を除いて、隣接しないように設定される。実施の形態3では、隣接する無線ゾーンの2つの無線チャンネルは、最低で3無線チャンネルの間隔になっている。実施の形態3における図9Bは、実施の形態1における図5Bに比べて、1無線ゾーンが広いため、その分、無線チャンネルの割り当てには余裕がある。
(実施の形態4)
実施の形態4では、無線チャンネルの割り当てについて、実施の形態1、2、および3と異なる点を中心に説明する。その他の構成、動作、および効果は、実施の形態1と同等であるので、省略する。
図10は、図4に表される無線チャンネルについて、航空機内部に割り当てた別の具体例を示す説明図である。点線で示される各無線ゾーン、およびその各無線ゾーンに割り当てられた無線チャンネルが図5Aおよび図5Bと異なるだけで、その他は同様である。第1高度域では、実施の形態3における図9Aと同様であるので、説明を省略する。
第2高度域では、図10のように無線チャンネルは再配置され、各周波数帯F2、F3の各無線チャンネルが、第2サービス用に割り当てられる。これらの各無線チャンネルは、図10における空間的配置が、図4における周波数配置と相関性を持たないように設定される。すなわち、図10において隣接する無線ゾーンの2つの無線チャンネルは、図4において、隣接しないように設定される。実施の形態4では、隣接する無線ゾーンの2つの無線チャンネルは、最低で2無線チャンネルの間隔になっている。実施の形態4における図10は、実施の形態1における図5Bに比べて、無線チャンネル数が比較的多い周波数帯F3を用いるため、その分、無線チャンネルの割り当てには余裕がある。
以上、実施の形態におけるこれまでの説明は、すべて本発明を具体化した一例であって、本発明はこれらの例に限定されず、本発明の技術を用いて当業者が容易に構成可能な種々の例に展開可能である。
本発明は、無線伝送システムおよび方法に利用できる。
実施の形態1における全体構成を示すブロック図。 実施の形態1におけるクライアント部の構成を示す詳細なブロック図。 米国、欧州、および日本における5GHz帯の利用状況を示す説明図。 無線チャンネルの中心周波数と無線チャンネル名を示す説明図。 実施の形態1における航空機の高度が低い場合の無線チャンネルの配置を示す説明図。 実施の形態1における航空機の高度が高い場合の無線チャンネルの配置を示す説明図。 実施の形態2における航空機の高度が低い場合の無線チャンネルの配置を示す説明図。 実施の形態2における航空機の高度が高い場合の無線チャンネルの配置を示す説明図。 高度域の関係を示す説明図。 システム制御部における高度域特定部と選定部を示すフローチャート。 実施の形態3における航空機の高度が低い場合の無線チャンネルの配置を示す説明図。 実施の形態3における航空機の高度が高い場合の無線チャンネルの配置を示す説明図。 実施の形態4における航空機の高度が高い場合の無線チャンネルの配置を示す説明図。
符号の説明
1 サーバ部
2 システム制御部
3 CSS制御部
4 コックピットシステム
5 高度検出部
6 標高検出部
7 主スイッチ部
8 副スイッチ部
9 接続
10 伝送幹線
11 アクセスポイント
12A、12B、・・・ 無線情報信号
13A、13B、・・・ 無線ゾーン
13AA、13AB、・・・、13BA、13BB、・・・ クライアント部
14AA 無線端末部
15AA 操作端末部
16AA モニター部
17AA ヘッドフォン部
20 前方部
21 後方部
22 空港
23 高度域特定部
24 選定部

Claims (16)

  1. 飛行体内部において、無線により情報信号を伝送するシステムであって、
    前記情報信号を、第1周波数帯と前記第1周波数帯よりも広い第2周波数帯のうちのいずれか1個の周波数帯により、無線送信することができる無線送信手段と、
    前記情報信号を受信する無線受信手段と、
    前記第1周波数帯と前記第2周波数帯のうちのいずれか1個の周波数帯を選定する選定手段と
    前記飛行体が、第1高度域と、前記第1高度域よりも高い第2高度域のいずれに存在するかを特定する高度域特定手段とを有し、
    前記選定手段は、前記高度域特定手段により特定された高度域に基づき、周波数帯を選定することを特徴とする、無線伝送システム。
  2. 前記第2周波数帯は、前記第1周波数帯よりも伝送容量が大きいことを特徴とする、請求項1に記載の無線伝送システム。
  3. 前記第1高度域の平均高度は、前記第2高度域の平均高度よりも低いことを特徴とする、請求項に記載の無線伝送システム。
  4. 前記飛行体が前記第1高度域に存在する場合、前記無線送信手段は前記第1周波数帯に設定され、前記飛行体が前記第2高度域に存在する場合、前記無線送信手段は前記第2周波数帯に設定されることを特徴とする、請求項に記載の無線伝送システム。
  5. 前記第1高度域と、前記第2高度域は、高度域が一部重複することを特徴とする請求項に記載の無線伝送システム。
  6. 前記高度域特定手段は、前記飛行体が前記第1高度域から前記第2高度域に特定が変わる第1の高度と、前記飛行体が前記第2高度域から前記第1高度域に特定が変わる第2の高度を異なった高度に設定していることを特徴とする請求項5に記載の無線伝送システム。
  7. 前記第1高度域の上限高度は、前記第2高度域の下限高度よりも高いことを特徴とする、請求項に記載の無線伝送システム。
  8. 前記第1周波数帯の少なくとも一部は、前記第2周波数帯に含まれることを特徴とする、請求項に記載の無線伝送システム。
  9. 前記第2周波数帯の少なくとも一部は、ダイナミック周波数選択とトランスミッションパワーコントロールの少なくとも1つを備えたことを特徴とする、請求項に記載の無線伝送システム。
  10. 前記第1周波数帯の少なくとも一部は、5.15GHzないし5.25GHzの周波数帯に含まれることを特徴とする、請求項に記載の無線伝送システム。
  11. 前記高度域特定手段は、飛行体の高度を検出する高度検出手段を含むことを特徴とする、請求項に記載の無線伝送システム。
  12. 前記第1高度域と前記第2高度域は、前記飛行体の飛行位置に対応する地表の標高に基づいて変化することを特徴とする、請求項に記載の無線伝送システム。
  13. さらに、
    情報信号を蓄積し、送出するサーバ部と、
    前記サーバ部から送出された前記情報信号を、有線により前記無線送信手段に伝送する伝送幹線と、
    前記無線受信手段で受信した前記情報信号を表示するモニター部とを有することを特徴とする、請求項1に記載の無線伝送システム。
  14. 前記飛行体は、航空機、ヘリコプター、飛行船、地上に連結された浮遊物体、ロケット、人工衛星、宇宙ステーションのうちの少なくとも一つであることを特徴とする、請求項1に記載の無線伝送システム。
  15. 前記高度検出手段は、高度計、GPS受信機、気圧計、速度計、無線キャリヤセンサのうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする、請求項11に記載の無線伝送システム。
  16. 飛行体内部において、無線により情報信号を伝送する方法であって、
    前記情報信号を第1周波数帯と前記第1周波数帯よりも広い第2周波数帯のうちのいずれか1個の周波数帯により、無線送信するステップと、
    前記情報信号を受信するステップと、
    前記第1周波数帯と前記第2周波数帯の周波数帯のうちのいずれか1個の周波数帯を選定するステップと、
    前記飛行体が、第1高度域と、前記第1高度域よりも高い第2高度域のいずれに存在するかを特定するステップとを有し、
    前記選定するステップは、前記特定された高度域に基づき周波数帯を選定することを特徴とする、無線伝送方法。
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