JP4780739B2 - Joint structure of secondary concrete products - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の利用分野】
本発明は、主として雨水や下水などの排水に用いるコンクリート二次製品同士を連結する継手構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
コンクリート二次製品の製造技術の発達により、道路の排水側溝等の敷設にコンクリート二次製品を用いることが多くなっている。このようなコンクリート二次製品の大部分は規格品であり、その形状は直線的である。また、コンクリート二次製品を用いて敷設する場合には、各コンクリート二次製品を連結する必要がある。
【0003】
コンクリート二次製品を連結する部材として、例えば、実開平4−4595号公報に開示されているリング状シール継手がある。図7に示すように、このシール継手101は弾性部材からなり、2つのコンクリート製の埋設管ブロック105,106の間に挿入されてシール機能を果たす。また、シール継手101には、埋設管ブロック105,106の端面間に位置するループ103aが設けられているため、埋設管ブロック105,106同士の芯ぶれが発生しても、ループ103aが柔軟に追従して水密性を維持する。
【0004】
ところが、道路は必ずしも直線的ではなく、例えば、交差点等の曲線部においては、排水側溝等は曲線的に敷設される。この場合、図7に示すリング状シール継手では、直線的なコンクリートブロック105,106同士の中心交差角を180°以外にして敷設しようとしても、拡張用ループ103aによる横方向107の伸縮には限度がある。また、拡張用ループ103aがその内部に板状の芯材102を有するので、拡張用ループ103aはほとんど湾曲できず、曲がった経路に敷設することができない。
【0005】
そこで、直線的なコンクリートブロックを曲がった経路に沿って敷設する場合には、直線的なコンクリートブロックを経路に沿って複数連ね、ブロック同士の傾斜して相対向する端面間に紙管、塩化ビニル管、またはベニヤ板等の平板を円筒形にしてブロック間に挿入し、その上部よりコンクリートを打設して接続する方法が採られている。しかし、この方法では、狭い作業場所でコンクリートを打設しなければならないため、作業性、加工性、流路面の平滑性、断面形状の確保に問題がある。
【0006】
以上より、本発明は、直線的なコンクリート二次製品を曲線部に敷設するのに適した継手構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のコンクリート二次製品の継手構造は、流路方向に沿って多数並べられ、コンクリート壁によって流路を形成するコンクリート二次製品の継目に、可撓性を持つリング状の継手を介在させたコンクリート二次製品の継手構造において、前記継目は、該コンクリート壁の端面の流路面側となる内面側から該端面に平行な凹入部を設け、その凹入部の底面側に連続してコンクリート壁の内面側をコンクリート二次製品の径方向の外側に位置するように低く形成して小壁を設け、該小壁に連続して該端面から離れる位置の内面側に溝を形成してなり、他方、前記継手は、隣接するコンクリート二次製品の流路中心線同士の交差角に追従し、周方向となる幅(W)と径方向となる高さ(H)との寸法比H/Wを0.1以上0.5以下の範囲の周方向に沿って伸縮自在となる帯部と、該帯部の両側端に係合突起を設けた端部と、該端部のコンクリート二次製品と接触する外周面側から該帯部に向かって突設したフィンとにより形成してなり、該凹入部は該帯部を収納することのできる収納部とし、該小壁は該フィンの先端部が当接湾曲して密着する流路を流れる液体の漏れ防止の水密部とし、該溝は該両側端の係合突起が止水材を介して係合圧接される係合部としてなるコンクリート二次製品の継手構造を特徴とする。
【0008】
本発明のコンクリート二次製品の継手構造によれば、隣接するコンクリート二次製品の流路中心線同士の交差角に追従して周方向の幅寸法が変化可能であるため、交差角が180°以外である道路の曲線部などにおいても、容易に直線状のコンクリート二次製品を敷設できる。
【0009】
ここで、「可撓性」とは、柔軟に変形できる性質をいう。
「隣接するコンクリート二次製品」とは、コンクリート壁によって形成された各流路が継手によって接続されると、1つの流路を形成するように隣合ったコンクリート二次製品をいう。
「コンクリート二次製品の流路中心線」とは、コンクリート二次製品の流路断面の中心を連ねた線をいう。例えば、コンクリート二次製品が円形流路を有する側溝を形成するものであれば、円筒形状である流路の中心軸が流路中心線である。
「隣接するコンクリート二次製品の流路中心線同士の交差角」とは、コンクリート二次製品の端面における流路中心線同士またはこれを直線的に延長した延長線同士が交わる角度をいう。コンクリート二次製品を道路の直線部、つまり曲がっていない場所に敷設する場合、流路中心線同士は重なるので、交差角は180°である。
【0010】
前記帯部は、幅方向の中心部が径方向外方に突出するV字形状とするのが好ましい。この構成によれば、継手の帯部がV字形状であるため、コンクリート製品間の隙間の大きさに応じてV字の幅が調節される。したがって、隣接するコンクリート二次製品の流路中心線同士の交差角が180°以外の場合、前記隙間が相対向する端面の位置に応じて変化するので、これに伴って周方向に沿ってV字の幅が変化して幅寸法が調節される。
ここで、「V字形状」には、頂部で屈曲したいわゆる典型的なV字形状のみでなく、より丸みを帯びたU字形状なども含まれ、周方向に沿って帯部の幅寸法が変化できる、幅方向の中心部が突出した形状全てが含まれる。
【0011】
前記取付部は、それぞれ、コンクリート壁の内面に取り付けられるのが好ましい。この構成によれば、継手の外周部分に、隣接するコンクリート二次製品の相対向する端面によって区画された空間を確保できる。したがって、この空間に例えばコンクリートを打設すれば、コンクリート二次製品と継手を固定することができる。取付部がコンクリート壁の例えば外面部に取り付けられると、コンクリート二次製品間に、流路を通過する液体が溜まってしまうが、コンクリート壁の内面に取り付けられているため、このようなおそれはない。
【0012】
前記取付部は、それぞれ、コンクリート壁の内面に設けられた溝に係合する係合突起で形成するのが好ましい。この構成によれば、接着剤などを用いることなくコンクリート二次製品と継手とを接続できる。
【0013】
本発明の好ましい実施形態では、前記係合突起と前記溝の内面との間に、止水材を設ける。この構成によれば、止水材によって、流路を通過する液体が継手の外周へ流れ出るのを一層確実に防止することができる。また、止水材として弾性部材を用いれば、継手の端部およびコンクリート壁の加工による寸法誤差を吸収できる。さらに、継手の係合突起がコンクリート壁の内面に設けられた溝に係合する場合は、弾性部材からなる止水材によって係合突起が溝の側面に圧接されるので、流路を通過する液体が外周へ流出するのをより効果的に抑制でき、一層優れた止水効果が奏される。さらに、止水材の素材等によっては、継手の端部が溝から抜けるのをさらに防止できる。
ここで、「止水材」とは、コンクリート壁によって形成された流路を通過する水のような液体を遮断するか透水性を著しく低下させる部材をいう。
【0014】
本発明の好ましい実施形態では、前記コンクリート二次製品の端面の内径側部分に、流路方向に凹入して前記帯部を収納する凹入部が設けられている。この構成によれば、隣接するコンクリート製品の相対した2つの凹入部にV字形状の帯部が収納されるので、隣接するコンクリート二次製品の継目に継手を介在させても、この継手によって妨害されることなく、コンクリート二次製品同士を接近させることができる。
【0015】
本発明の好ましい実施形態では、前記コンクリート二次製品は、円形流路を有する側溝の一部を形成するものである。
【0016】
本発明のコンクリート二次製品の継手構造に使用する継手は、可撓性を持ち、コンクリート二次製品同士を連結するリング状の継手であって、周方向に沿って延びた帯部と、この帯部の両側端にそれぞれ位置し、コンクリート二次製品に取り付けられる取付部を有する端部とを備え、前記帯部は、幅方向の中心部が径方向外方に突出するV字形状であり、周方向に沿って幅寸法が変化可能である。
【0017】
本発明の好ましい実施形態では、前記帯部の幅に対する高さの比が、継手に外力が作用しない自然状態において、0.1以上0.5以下の範囲内である。この構成によれば、V字形状である帯部の幅に対する高さの比が自然状態において大きすぎないため、継手がスムーズに屈曲でき、継目の大きさに合わせて幅寸法を小さくできる。また、前記比が自然状態において小さすぎないため、継目の大きさに帯部の周方向の変化を十分に追従させて帯部の幅寸法を大きくできる。
より好ましくは、前記帯部の幅に対する高さの比は、継手に外力が作用しない自然状態において、0.15以上0.35以下の範囲内である。さらに好ましくは、前記帯部の幅に対する高さの比は、継手に外力が作用しない自然状態において、0.2以上0.3以下の範囲内である。
【0018】
本発明の好ましい実施形態では、前記帯部と前記端部との間に、前記帯部よりも肉厚が薄い屈曲部が設けられている。この構成によれば、肉圧の薄い屈曲部が存在するため、継手が屈曲部において容易に屈曲できる。
ここで、「屈曲部」とは、V字形状の帯部が、その側端部分で端部に対して屈曲するのを、さらに助長させる部分をいう。
【0019】
本発明の好ましい実施形態では、前記端部に、コンクリート二次製品と接触する外周面に、それぞれ、前記帯部に向かって延びるフィンが設けられ、このフィンは径方向内方に湾曲可能な先端部を有する。この構成によれば、フィンがコンクリート二次製品を圧接するので、継手とコンクリート二次製品が密接する。したがって、コンクリート二次製品の流路を流れる液体が、漏れてしまうおそれがない。
【0020】
上記コンクリート二次製品の継手施工法としては、流路方向に沿って多数並べられ、コンクリート壁によって流路を形成するコンクリート二次製品に対し、その継目に本発明にかかる継手を介在させる継手施工法であって、一方のコンクリート二次製品のコンクリート壁に、前記継手の一方の取付部を取り付けて、前記継手をこの一方のコンクリート二次製品に装着し、他方のコンクリート二次製品のコンクリート壁に、前記継手の他方の取付部を取り付けて、前記継手をこの他方のコンクリート二次製品に装着する。
【0021】
この構成によれば、継手の両取付部をそれぞれコンクリート二次製品のコンクリート壁に取り付けるだけで、2つのコンクリート二次製品を継手によって接続できるので、現場打ちコンクリートを打設するような作業が不要となり、接続作業が容易になる。
【0022】
本発明の好ましい実施形態では、前記両コンクリート二次製品のコンクリート壁の内面に設けられた溝に、前記継手の両取付部を形成する各係合突起を嵌合させて、前記継手を両コンクリート二次製品に装着する。この構成によれば、継手の係合突起をコンクリート壁の溝に嵌合させるので、継手がコンクリート二次製品から抜けるのを防止できる。したがって、接着剤などを用いる必要がないので、接続作業がさらに容易になる。
【0023】
本発明の好ましい実施形態では、前記溝に止水材を挿入した後に、前記係合突起を嵌合させる。この構成によれば、止水材を溝に挿入するという簡易な作業のみで、流路を通過する液体が継手の外周へ流れ出るのを一層確実に防止することができる。
【0024】
本発明の好ましい実施形態では、前記継手施工方法によって前記継手を両コンクリートに装着した後、コンクリート二次製品の敷設場所に合わせて、両コンクリート二次製品の流路中心線同士の交差角を調整する。この構成によれば、コンクリート二次製品の流路中心線同士の交差角を調整するだけ、つまりコンクリート二次製品の位置を調整するだけで、道路の曲線部分にコンクリート二次製品を配設できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら詳述する。
図1の縦断面図に示すように、本発明にかかるコンクリート二次製品の接続構造は、流路方向Sに多数並べられ、コンクリート壁11によって流路21を形成するコンクリート二次製品1に対し、その継目2に可撓性を持つリング状の継手3を介在させた継手構造である。
【0026】
隣接するコンクリート二次製品1は円形流路を形成するための側溝ブロックである。隣接する側溝ブロック1,1が継手3によって接続されると、流路21,21が連結される。側溝ブロック1はその長手方向Xに沿って、すなわち流路21に沿って直線状であるため、道路の側方に位置する側溝の曲線部L10、つまり曲がった場所に敷設する場合、隣接する側溝ブロック1,1の流路中心線22,22同士の交差角θ1を180°以外、この例では174°にして配置されている。このようにして複数の側溝ブロック1を配置することで、曲線部L10における側溝の敷設が可能となる。
【0027】
図2に示すように、側溝ブロック1は外形が直方体形状で、その中心部に円形断面S1を持つ流路21が形成されており、その上部に、外面から流路21に達する切欠部18が流路方向Sに延びて形成されている。流路21の中心位置を連ねた流路中心線22は直線である。側溝ブロック1はコンクリート壁11からなり、コンクリート壁11は、流路方向Sに沿って隣接する側溝ブロック1に継手3(図1)を介して接続される。
【0028】
側溝ブロック1の流路方向Sの端部には、図5(b)のように側溝ブロック1同士を密接させた時に、継手3の帯部31が邪魔にならないようにこの帯部31を収納するための凹入部(収納部)15が形成されている。流路方向Sの端部には、また、端部の近傍で端部よりも流路方向Sの内側部分に溝16が形成されている。図5(a)に示すように、凹入部15は、その底面15aが流路方向Sの端面14に平行であり、周面15bが壁11の内面11aと同心状の円筒面である。溝16の端面14寄りには小壁17を低く形成して壁11の内面11aよりも径方向外側に位置させている。
【0029】
図3に、側溝ブロック1,1間に介在させる前の自然状態の継手3の概略を示す。継手3は、周方向D1に沿って延びる帯部31と、この帯部31の両側端(軸方向両端)にそれぞれ位置し、取付部32aを有する2つの端部32、32とを備えている。前記帯部31は、図1の側溝ブロック1,1間の継目2を埋めるように、この継目2に沿って延びており、交差角θ1に追従して、その周方向D1に幅寸法Wが変更可能になっている。前記取付部32a(図3)は、コンクリート壁11に取り付けられる。
【0030】
図3の継手3は、帯部31および端部32が一体的にゴム材料から形成される。ゴム材料としては、耐侯性、耐水性、および耐アルカリ性等に優れた天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、またはエチレンプロピレンゴム等の合成ゴムが好ましい。また、継手3はゴム材料以外の材料、例えば、軟質で耐侯性、および耐水性等に優れた合成樹脂から形成されてもよい。このような合成樹脂としては、例えば、軟質ポリ塩化ビニール、ポリウレタン、または熱可塑性エラストマー等がある。
【0031】
図4(a)に断面を示すように、この帯部31は、幅方向の中心部31aが継手3の外方に突出するV字形状である。このようにV字形状とし、かつ上述のようにゴム材料から形成することにより、継手3の帯部31に可撓性が付与されている。具体的には、側溝ブロック1,1(図1)の隙間、つまり継目2(図1)の大きさの変化に応じて、幅寸法Wは変化する。すなわち、隙間が大きいと、V字形状の頂点、つまり帯部31の中心部31aが径方向内方SIに変位して幅寸法Wが大きくなる。一方、隙間が小さい場合は、帯部31の中心部31aは径方向内方SIへの変位量が小さくなり、径方向外方SOに大きく突出したままで、幅寸法Wは小さいままである。
【0032】
なお、継手3が図1の側溝ブロック1,1間の継目2に装着されていない自然状態では、図3に示す継手3の幅寸法Wは帯部31の周方向D1に変化せずに一定である。
【0033】
図4(a)に示すように、継手3は、また、帯部31と端部32との間に、帯部31よりも肉厚が薄い屈曲部33が設けられている。側溝ブロック1,1(図1)の隙間が小さい場合に、この大きさに合わせて幅寸法Wが小さくなるが、屈曲部33が存在するため、帯部31の側端部分31bが径方向外方SOに容易に屈曲する。
【0034】
本実施形態における継手3は、帯部31の幅Wに対する高さHの比(H/W)が、継手3に力が作用しない自然状態において、0.25である。この比(H/W)が0.1未満であると、径方向外方SOへの突出量が小さいため、幅寸法Wは、自然状態における寸法からほとんど増加できない。一方、この比(H/W)が0.5よりも大きいと、帯部31の頂部31aが径方向外方SOに大きく突出して帯部31の端部分31bがすでにある程度屈曲しているので、それ以上はスムーズに屈曲しにくくなる。したがって、帯部31の幅方向の伸縮をスムーズにし、かつ帯部31の幅寸法Wが変化できる範囲をある程度確保するには、帯部31の幅Wに対する高さHの比(H/W)が、0.1以上0.5以下の範囲内であり、好ましくは0.15以上0.35以下の範囲内、さらに好ましくは0.2以上0.3以下の範囲内である。
【0035】
端部32の取付部32aは係合突起からなる。この係合突起32aは、図5(a)の左右両方の側溝ブロック1におけるコンクリート壁11の内面11aに設けられた溝16にに係合し、継手3がコンクリート壁11から抜けるのを防止する。したがって、接着剤などを用いることなく、継手3を側溝ブロック1に装着することができる。
【0036】
図4(a)に示す継手3の両端部32,32の側溝ブロック1,1と接触する外周面には、係合突起32aよりも帯部31寄りの位置にフィン32b,32bが設けられている。フィン32bは、端部32から帯部31に向かって延びている。継手3をその外面から押し付ける力が加わると、フィン32bの先端部32baが継手3の内方SIに向かって湾曲する。本実施形態では、1つの端部32には、1つのフィン32bを設けているが、図4(b)に2つの場合を示すように、複数個設けてもよい。
【0037】
図5(a)に図1の円Aで示す部分、図5(b)に図1の円Bで示す部分を拡大して示す。つまり、継手3を側溝ブロック1,1間の継目2に介在させた状態における、継手3と側溝ブロック1の接続構造を示す。
【0038】
継手3の端部32の係合突起32aは、コンクリート壁11の溝16に係合し、端部32がコンクリート壁11の端部に取り付けられている。継手3の端部32の係合突起32aと溝16との間には止水材4が挿入もしくは充填されている。
【0039】
止水材4は、例えば、CRスポンジもしくはウレタンスポンジのようなゴムもしくは合成樹脂の発泡体、低密度のゴムもしくは合成樹脂、または水膨潤ゴムもしくは変性シリコン系シーリング材等からなるシール材から形成される。
【0040】
止水材4が弾性力を有すると、止水材4が係合突起32を溝16の側面16aに圧接させる。したがって、液体が外周へ流出するのをより効果的に抑制でき、一層優れた止水効果が奏される。また、止水材4の素材等によっては、継手3の端部32が溝16から抜けるのを防止できる。
【0041】
フィン32bは、コンクリート壁11の小壁17によって、先端部32baが、継手3の内方SIに押圧されている。これにより、コンクリート壁11と継手3が密着し、水密性が確保される。つまり、流路21を通過する液体が、側溝ブロックの外側50に漏れるのを防止できる。
【0042】
図5(b)に示すように、凹入部15は、継手3の屈曲した帯部31を収納する。したがって、帯部31によって妨害されることなく、側溝ブロック1,1の端面14,14同士がそれぞれ曲線部L10の内側に位置する一辺14a,14aにおいて接することができる。
【0043】
図1に戻って、曲線部L10の敷設角度θ2は、隣接する側溝ブロック1,1の端面14,14(図2)同士が曲線部L10の内側61の一辺14aにおいて接するときに、一方の側溝ブロック1の曲線部分の内側61に位置する外面12bと、隣に位置する側溝ブロック1の前記外面12bに接する曲率円Cの前記一辺14aを通る接線L20とがなす角度をいう。本実施形態においては、敷設角度θ2は、流路中心線22,22同士の交差角θ1を用いると、θ2=(180°−θ1)と表すことができる。例えば、長さL5が50cm、幅L6が45cmの側溝ブロック1を用いると、道路の曲率半径Rが3mの場合、敷設角度θ2は、約10°である。曲率半径Rが3m以下であると、側溝ブロック1が道路の中央部に突き出てしまい、道路の有効面積が少なくなる。したがって、本発明の継手構造は、曲率半径Rが、好ましくは3m以上であり、さらに好ましくは5mである。つまり、敷設角度θ2は、好ましくは0°よりも大きく約10°以下であり、さらに好ましくは、約6°である。これより、本発明の継手構造は、側溝ブロック1の流路中心線同士の交差角θ1が、約180°未満で約170°以上の場合に適用するのが好ましく、約174°の場合に適用するのがさらに好ましい。
【0044】
以下、本発明にかかる側溝ブロックの継手施工法を図1、図5(a),(b)および図6(a)〜(e)を参照しながら説明する。
まず、図1に示す排水側溝を敷設する曲線に合わせて、側溝ブロック1を大雑把に並べる。図6(a)に示すように、継手によって接続される2つの側溝ブロック1,1は、作業に必要な空間だけ隔てて、向かい合っている。次に、図6(a)のB−B線断面を示す図6(b)のように、一方の側溝ブロック1の内面11aに設けられた溝16に、止水材4を挿入する。同様に、他方の側溝ブロック1の溝16にも止水材4を挿入する。
【0045】
この後、図6(c)に示すように、リング状の継手3を流路21の円形断面に合わせて、端部32を側溝ブロック1に押しつけ、軸方向内側X1に移動させる。具体的には、継手3の係合突起32aが溝16に嵌まるまで、止水材4を押圧しながら端部32を挿入する。係合突起32aは径方向外方への弾性復元力によって溝16からは容易に抜けないが、止水材4によって係合突起32が溝の側面16aに圧接されるので、係合突起32の溝16からの抜けが一層確実に防止される。このようにして、継手3の一方の取り付け部32aを、コンクリート壁11に取り付ける。
【0046】
この継手3の係合突起32aを溝16へ挿入することにより、フィン32bの先端部32baは、コンクリート壁11の小壁17によって継手3の帯部31側に押されながら、コンクリート壁11の溝16と凹入部15との間に挿入される。したがって、フィン32bとコンクリート壁11とは密着し、水密性が確保される。
【0047】
図6(d)に示すように、一方の側溝ブロック1に継手3が装着した後、同様の方法で、他方の側溝ブロック1に継手3を装着する。
【0048】
次に、図6(e)に示すように、側溝ブロック1の敷設場所に合わせて、つまり本実施形態では図1の曲線部L10に合わせて、一方の側溝ブロック1の流路中心線22と、他方の側溝ブロック1の流路中心線22との交差角θ1を調整する。交差角θ1の調整は、図6(e)の隣接する側溝ブロック1,1を移動させるだけでよい。
ここで、図5(a)に示すように、継手3は可撓性を有し、係合突起32aによって側溝ブロック1から抜けるのが防止されているので、調整される交差角θ1(図1)に追従して継手3の帯部31は、図3に示す周方向D1に沿って幅寸法Wが変化する。したがって、図5(a),(b)から分かるとおり、継手3の帯部31は、平面視で扇形状となっている。つまり、図5(a)に示す曲線部L10の外側部分では、帯部31の幅寸法Wが大きくなり、これに比べて、図5(b)に示す曲線部L10の内側部分では、帯部31の幅寸法Wが小さくなっている。
【0049】
以上の処理を各側溝ブロック1間に施すことで、図1に示す道路の曲線部L10における排水側溝の敷設が完了する。
【0050】
なお、図5(a)に示す曲線部L10の外側部分では、側溝ブロック1の継目2に、モルタル・コンクリートを打設してもよい。また、側溝ブロック1のコンクリート壁11,11の外側に土砂による埋め戻し等の処理を施し、さらに必要に応じて道路舗装を行ってもよい。このようにすることで、継手3と側溝ブロック11とがさらに強固に接続される。本実施形態では、側溝ブロック1の内面11a、つまり流路21側に継手3の端部32を取り付けているため、側溝ブロック1,1間にコンクリートを打設などする際に、十分な空間が確保されている。
【0051】
本実施形態では、止水材4は側溝ブロック1の溝16に予め挿入して、その後継手3の係合突起32aを溝16に挿入したが、予め継手3の係合突起32aの先端に止水材4を付着させておいてもよい。
【0052】
本発明にかかる継手構造は、道路の曲線部に適しているが、コンクリート二次製品1の交差角が0°である直線部の場合であっても、当然に適用できる。したがって、多数のコンクリート二次製品1に本発明にかかる継手施工法を繰り返し適用することで、道路の曲線部から延びる直線部にまで、コンクリート二次製品を敷設することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上のように本発明の継手構造によれば、隣接するコンクリート二次製品の流路中心線同士の交差角に追従して周方向の幅寸法が変化可能であるため、交差角が180°以外である道路の曲線部などにおいても、容易に直線状のコンクリート二次製品を敷設できる。したがって、曲線部にコンクリートを打設などせずに、コンクリート二次製品を活用できるために、工期の短縮・品質の確保等が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる継手構造を示す平面図である。
【図2】図1の継手構造を構成するコンクリート二次製品の斜視図である。
【図3】図1の継手構造を構成する継手の斜視図である。
【図4】(a)は、図3の幅方向部分を拡大した断面図であり、(b)は、同他の実施例の断面図である。
【図5】(a)は、図1の円A部分を拡大した平面図であり、(b)は、円B部分を拡大した平面図である。
【図6】(a)〜(e)は、図1の継手構造の施工法を示す斜視図である。
【図7】従来の継手構造を示す縦断面図である。[0001]
[Field of the Invention]
The present invention mainly connects secondary concrete products used mainly for drainage of rainwater and sewage. Fitting Concerning structure.
[0002]
[Background Art and Problems to be Solved by the Invention]
Due to the development of manufacturing technology for concrete secondary products, concrete secondary products are often used for laying drainage gutters on roads. Most of such concrete secondary products are standard products, and their shapes are linear. Moreover, when laying using a concrete secondary product, it is necessary to connect each concrete secondary product.
[0003]
As a member for connecting a concrete secondary product, for example, there is a ring-shaped seal joint disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 4-4595. As shown in FIG. 7, the
[0004]
However, the road is not necessarily straight, and, for example, in a curved portion such as an intersection, drainage side grooves and the like are laid in a curved manner. In this case, in the ring-shaped seal joint shown in FIG. 7, even if the central crossing angle between the
[0005]
Therefore, when laying a straight concrete block along a curved path, a plurality of straight concrete blocks are connected along the path, and a paper tube or vinyl chloride is provided between the opposing end surfaces of the blocks which are inclined. A method has been adopted in which a flat plate such as a tube or a veneer plate is formed into a cylindrical shape and inserted between blocks, and concrete is placed and connected from above. However, this method has a problem in workability, workability, flow path surface smoothness, and securing of a cross-sectional shape because concrete must be placed in a narrow work place.
[0006]
From the above, the present invention is suitable for laying a straight concrete secondary product on a curved portion. Fitting The purpose is to provide a structure.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the joint structure of the concrete secondary product of the present invention is a concrete secondary product in which a large number of the joint structures are arranged along the flow path direction and the flow path is formed by the concrete wall. In the joint structure of a secondary concrete product in which a ring-shaped joint having flexibility is interposed at the joint of the joint, the joint is a recess parallel to the end surface from the inner surface side which is the flow path surface side of the end surface of the concrete wall. An insertion part is provided, and a small wall is formed continuously from the bottom side of the recess part so that the inner surface side of the concrete wall is positioned outside the radial direction of the concrete secondary product. A groove is formed on the inner surface side at a position away from the end surface, while the joint follows a crossing angle between the flow path center lines of adjacent concrete secondary products and has a width (W) in the circumferential direction. Engage with the belt part that can expand and contract along the circumferential direction in which the dimension ratio H / W to the height (H) in the radial direction is in the range of 0.1 to 0.5, and both ends of the belt part The end from which the protrusion is provided and the band from the outer peripheral surface side in contact with the concrete secondary product at the end. The recessed portion is a storage portion that can store the band portion, and the small wall is a flow path in which the tip end portion of the fin is in contact and curved and closely contacts A watertight portion for preventing leakage of liquid flowing through the groove, and the groove is characterized by a joint structure of a concrete secondary product in which the engagement protrusions on both ends are engaged and pressed through a water stop material. To do.
[0008]
According to the joint structure of the secondary concrete product of the present invention, the width dimension in the circumferential direction can be changed following the crossing angle between the flow path center lines of adjacent concrete secondary products, so the crossing angle is 180 °. It is also possible to easily lay a straight concrete secondary product on a curved portion of a road other than the above.
[0009]
Here, “flexibility” refers to a property that can be flexibly deformed.
The “adjacent concrete secondary product” refers to a concrete secondary product that is adjacent to each other so as to form one flow path when the flow paths formed by the concrete walls are connected by a joint.
The “flow path center line of the secondary concrete product” refers to a line connecting the centers of the cross sections of the flow path of the concrete secondary product. For example, if the concrete secondary product forms a side groove having a circular flow path, the central axis of the cylindrical flow path is the flow path center line.
The “intersection angle between the flow path center lines of the adjacent concrete secondary products” refers to an angle at which the flow path center lines on the end surface of the concrete secondary product or extension lines linearly extending from each other intersect. When the concrete secondary product is laid in a straight portion of the road, that is, in an unbent place, the flow path center lines overlap with each other, so the intersection angle is 180 °.
[0010]
It is preferable that the belt portion has a V shape in which a center portion in the width direction protrudes outward in the radial direction. According to this structure, since the band part of a joint is V shape, the width | variety of V shape is adjusted according to the magnitude | size of the clearance gap between concrete products. Therefore, when the crossing angle between the flow path center lines of the adjacent concrete secondary products is other than 180 °, the gap changes according to the position of the opposite end faces. The width of the character changes to adjust the width dimension.
Here, the “V-shape” includes not only a so-called typical V-shape bent at the top but also a more rounded U-shape, and the width dimension of the belt along the circumferential direction. All shapes that can be changed and whose center part in the width direction protrudes are included.
[0011]
Each of the attachment portions is preferably attached to the inner surface of the concrete wall. According to this structure, the space divided by the opposing end surface of the adjacent concrete secondary product can be ensured in the outer peripheral part of the joint. Therefore, if concrete is placed in this space, for example, the secondary concrete product and the joint can be fixed. When the attachment portion is attached to, for example, the outer surface portion of the concrete wall, liquid passing through the flow path is accumulated between the concrete secondary products, but there is no such fear because it is attached to the inner surface of the concrete wall.
[0012]
Each of the attachment portions is preferably formed by an engagement protrusion that engages with a groove provided on the inner surface of the concrete wall. According to this configuration, the secondary concrete product and the joint can be connected without using an adhesive or the like.
[0013]
In a preferred embodiment of the present invention, a water stop material is provided between the engagement protrusion and the inner surface of the groove. According to this structure, it can prevent more reliably that the liquid which passes a flow path flows out to the outer periphery of a joint with a water stop material. Moreover, if an elastic member is used as the water stop material, it is possible to absorb a dimensional error due to processing of the end portion of the joint and the concrete wall. Further, when the engagement protrusion of the joint engages with the groove provided on the inner surface of the concrete wall, the engagement protrusion is pressed against the side surface of the groove by the water stop material made of an elastic member, so that it passes through the flow path. It is possible to more effectively suppress the liquid from flowing out to the outer periphery, and a more excellent water stop effect is achieved. Furthermore, depending on the material of the water stop material, it is possible to further prevent the end of the joint from coming out of the groove.
Here, the “water blocking material” refers to a member that blocks a liquid such as water passing through a flow path formed by a concrete wall or significantly reduces water permeability.
[0014]
In a preferred embodiment of the present invention, a recessed portion is provided in the inner diameter side portion of the end surface of the concrete secondary product so as to be recessed in the flow path direction and accommodate the band portion. According to this configuration, since the V-shaped belt portion is accommodated in the two recessed portions opposed to each other in the adjacent concrete product, even if a joint is interposed at the joint of the adjacent concrete secondary product, the joint is obstructed. The concrete secondary products can be brought close to each other without being done.
[0015]
In a preferred embodiment of the present invention, the concrete secondary product forms part of a side groove having a circular channel.
[0016]
Of the present invention Used for joint structure of secondary concrete products The joint is a ring-shaped joint that has flexibility and connects the concrete secondary products to each other. The joint extends along the circumferential direction and is located on both ends of the belt. An end portion having an attachment portion attached to a product, and the band portion has a V-shape in which a center portion in the width direction protrudes radially outward, and the width dimension can be changed along the circumferential direction. .
[0017]
In a preferred embodiment of the present invention, the ratio of the height to the width of the band is in the range of 0.1 to 0.5 in a natural state where no external force acts on the joint. According to this configuration, since the ratio of the height to the width of the V-shaped belt portion is not too large in the natural state, the joint can be bent smoothly, and the width dimension can be reduced according to the size of the seam. Further, since the ratio is not too small in the natural state, the width dimension of the belt portion can be increased by sufficiently following the change in the circumferential direction of the belt portion to the size of the seam.
More preferably, the ratio of the height to the width of the band is in the range of 0.15 to 0.35 in a natural state where no external force acts on the joint. More preferably, the ratio of the height to the width of the band portion is in the range of 0.2 to 0.3 in a natural state where no external force acts on the joint.
[0018]
In a preferred embodiment of the present invention, a bent part having a thickness smaller than that of the band part is provided between the band part and the end part. According to this structure, since the bending part with a thin flesh pressure exists, the joint can be easily bent at the bending part.
Here, the “bent portion” refers to a portion that further promotes the bending of the V-shaped band portion with respect to the end portion at the side end portion thereof.
[0019]
In a preferred embodiment of the present invention, the end portion is provided with fins extending toward the band portion on the outer peripheral surface that comes into contact with the concrete secondary product, and the fins can be bent radially inward. Part. According to this configuration, since the fin presses the concrete secondary product, the joint and the concrete secondary product are brought into close contact with each other. Therefore, there is no possibility that the liquid flowing through the flow path of the concrete secondary product will leak.
[0020]
the above Joint construction method for secondary concrete products As Is a joint construction method in which a joint according to the present invention is interposed at the joint of a concrete secondary product that is arranged in a large number along the flow path direction and forms a flow path by a concrete wall. One attachment part of the joint is attached to the concrete wall of the product, the joint is attached to the one concrete secondary product, and the other attachment part of the joint is attached to the concrete wall of the other concrete secondary product. Attach and attach the joint to the other concrete secondary product.
[0021]
According to this configuration, it is possible to connect the two concrete secondary products with the joints by simply attaching the two attachment parts of the joints to the concrete wall of the concrete secondary product. Thus, the connection work becomes easy.
[0022]
In a preferred embodiment of the present invention, the engagement protrusions forming both attachment portions of the joint are fitted into grooves provided on the inner surfaces of the concrete walls of the both concrete secondary products, so that the joint is both concrete. Attach to secondary products. According to this structure, since the engagement protrusion of the joint is fitted into the groove of the concrete wall, it is possible to prevent the joint from coming off from the concrete secondary product. Therefore, since it is not necessary to use an adhesive or the like, the connection work is further facilitated.
[0023]
In a preferred embodiment of the present invention, after the water stop material is inserted into the groove, the engagement protrusion is fitted. According to this configuration, it is possible to more reliably prevent the liquid passing through the flow path from flowing out to the outer periphery of the joint by only a simple operation of inserting the water stop material into the groove.
[0024]
In a preferred embodiment of the present invention, after the joint is mounted on both concretes by the joint construction method, the crossing angle between the flow path center lines of both concrete secondary products is adjusted according to the laying place of the concrete secondary products. To do. According to this configuration, the concrete secondary product can be disposed on the curved portion of the road only by adjusting the crossing angle between the flow path center lines of the concrete secondary product, that is, by adjusting the position of the concrete secondary product. .
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
As shown in the longitudinal sectional view of FIG. 1, the connection structure of concrete secondary products according to the present invention is arranged in a large number in the flow direction S, and the concrete
[0026]
The adjacent concrete
[0027]
As shown in FIG. 2, the
[0028]
The
[0029]
FIG. 3 shows an outline of the joint 3 in a natural state before being interposed between the side groove blocks 1 and 1. The joint 3 includes a
[0030]
In the
[0031]
As shown in a cross section in FIG. 4A, the
[0032]
In the natural state where the joint 3 is not attached to the joint 2 between the side groove blocks 1 and 1 in FIG. 1, the width dimension W of the joint 3 shown in FIG. 3 is constant without changing in the circumferential direction D1 of the
[0033]
As shown in FIG. 4A, the joint 3 is provided with a
[0034]
In the joint 3 in the present embodiment, the ratio of the height H to the width W of the band portion 31 (H / W) is 0.25 in a natural state where no force acts on the
[0035]
The
[0036]
[0037]
5A is an enlarged view of a portion indicated by a circle A in FIG. 1, and FIG. 5B is an enlarged view of a portion indicated by a circle B in FIG. That is, the connection structure of the joint 3 and the
[0038]
The
[0039]
The water-
[0040]
When the
[0041]
The
[0042]
As shown in FIG. 5B, the recessed
[0043]
Returning to FIG. 1, the laying angle θ2 of the curved portion L10 is such that when the end surfaces 14, 14 (FIG. 2) of the adjacent side groove blocks 1, 1 are in contact with each other at one
[0044]
Hereinafter, the joint construction method of the side groove block concerning this invention is demonstrated, referring FIG. 1, FIG. 5 (a), (b) and FIG. 6 (a)-(e).
First, the side groove blocks 1 are roughly arranged in accordance with the curve for laying the drain side grooves shown in FIG. As shown in FIG. 6 (a), the two
[0045]
Thereafter, as shown in FIG. 6C, the ring-shaped joint 3 is aligned with the circular cross section of the
[0046]
By inserting the engaging
[0047]
As shown in FIG. 6D, after the joint 3 is attached to one
[0048]
Next, as shown in FIG. 6 (e), according to the laying place of the
Here, as shown in FIG. 5 (a), the joint 3 has flexibility and is prevented from coming out of the
[0049]
By performing the above processing between the side groove blocks 1, the laying of the drain side groove in the curved portion L10 of the road shown in FIG. 1 is completed.
[0050]
In addition, you may drive mortar concrete into the
[0051]
In this embodiment, the
[0052]
The joint structure according to the present invention is suitable for a curved portion of a road, but can naturally be applied even to a straight portion where the crossing angle of the concrete
[0053]
【The invention's effect】
As described above, according to the joint structure of the present invention, the width dimension in the circumferential direction can change following the intersection angle between the flow path center lines of adjacent concrete secondary products, so the intersection angle is other than 180 °. Even in curved sections of roads, it is possible to easily lay straight concrete secondary products. Therefore, the concrete secondary product can be utilized without placing concrete in the curved portion, so that the construction period can be shortened and the quality can be ensured.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing a joint structure according to an embodiment of the present invention.
2 is a perspective view of a secondary concrete product constituting the joint structure of FIG. 1. FIG.
3 is a perspective view of a joint constituting the joint structure of FIG. 1. FIG.
[Fig. 4] (A) Of FIG. Width direction Enlarged part It is sectional drawing, (b) is a cross section of the other Example. FIG.
5A is an enlarged plan view of a circle A portion of FIG. 1, and FIG. 5B is an enlarged plan view of a circle B portion.
FIGS. 6A to 6E are perspective views showing a construction method of the joint structure of FIG.
FIG. 7 is a longitudinal sectional view showing a conventional joint structure.
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