JP4778366B2 - 合成樹脂製の通風ルーバー - Google Patents

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Description

本発明は,フェンス,面格子,建具等のルーバー製品に好適に使用し得る合成樹脂製の通風ルーバーに関する。
本発明者らは,押出成形によって幅広ブレード基板の幅方向両端に嵌合突条を一体成形した合成樹脂製のブレード本体と,同じく押出成形によって上記嵌合突条と対をなす嵌合凹条を一体成形したアルミ製の撓み防止バーとを備えるとともに上記嵌合突条と嵌合凹条のスライド嵌合によってブレード本体の幅方向両端,例えば上下両端に上記撓み防止バーを配置した多数のルーバーブレードを用い,該ルーバーブレードの撓み防止バーを対向枠の奥行方向前後交互に固定して各ルーバーブレードを上記対向枠間に傾斜並列した通風ルーバーを提案済みである。このとき,例えば,ブレード本体は,これを断面S字状に形成する一方,該断面S字状ブレード本体端部の前後面にそれぞれ例えば断面倒T字状をなすように嵌合突条を突出配置し,撓み防止バーに形成した断面倒T字状の嵌合凹条に該嵌合突条を密嵌状にスライド嵌合して該嵌合突条を緊密に保持することによって該撓み防止バーをブレード本体に設置して上記ルーバーブレードを形成したものとされる。
特願2005−357489
この場合,ポリカーボネート,ASA等合成樹脂製幅広の押出成形して,例えば肉厚1.5〜2mm,幅10cm以上,長さ1m以上といった幅広長尺とすることによってヤング率の小さなブレード本体を,アルミを押出成形することによってヤング率を大きくした,例えば1乃至2cm程度の矩形,方形,楕円形等適宜断面形状の撓み防止バーによって補強して,高いヤング率を確実に確保して優れた撓み防止効果を発揮し,これによってルーバーブレードの押圧乃至引寄せによって目隠し機能が損われ,また強風よって騒音を発生するといった,この種通風ルーバーに見られる問題点を解消することができる。
しかし乍ら,この場合,嵌合突条と嵌合凹条のスライド嵌合による嵌合組立を工場で行うことによりブレード本体に撓み防止バーを配置したルーバーブレードを工場生産し,該ルーバーブレードと対向枠とを出荷し,現場でルーバーブレードの撓み防止バーを対向枠に固定することによって通風ルーバーを形成するようにすれば,通風ルーバー設置の現場作業は,撓み防止バーを対向枠に固定して該ルーバーブレードを対向枠に設置することにより完了でき,該通風ルーバーは,上記高いヤング率を確保したものとなし得るが,例えばブレード本体と撓み防止バーとを現場組立用として,ルーバーブレードを,現場の手作業によって組立てるようにした場合には,上記嵌合突条と嵌合凹条のスライド嵌合が密嵌状であるために,その組立に困難を伴って現場での作業がなし得ないか,なし得ても作業性が著しく低下して,通風ルーバーの現場設置を困難とする作業障害とならざるを得ない。一方,逆に現場での作業性を確保するために該組立を容易になし得るようにすると,嵌合突条と嵌合凹条の密嵌状の嵌合をなし得ず,嵌合凹条に対して嵌合突条が遊嵌状となることを避け得ないことになって,ルーバーブレードとしての撓み防止効果を得られないか,得られても不充分となり,上記目隠し機能や騒音発生防止機能の確保を行うべき通風ルーバーとして不適当なものならざるを得ない。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので,その解決課題とするところは,上記嵌合突条と嵌合凹条との密嵌状の嵌合を,手作業によって容易且つ確実になし得るようにして,通風ルーバーの現場設置作業における障害を解消することによって現場での設置作業を可及的に容易化するとともに各ルーバーブレードの高いヤング率を確保して高度な目隠し機能,騒音発生防止機能を有するようにした合成樹脂製の通風ルーバーを提供するにある。
上記課題に沿って本発明は,嵌合突条と嵌合凹条の嵌合を,スライド嵌合状態において遊嵌状に,ルーバーブレードの対向枠への固定状態,即ちルーバーブレードの対向枠への前後傾斜固定状態において嵌合突条が嵌合凹条に緊密に保持された密嵌状とするようにして,通風ルーバーの現場設置作業の障害を解消し,手作業で遊嵌状のスライド嵌合を行い,ルーバーブレードを固定することによって現場設置作業を可及的に容易化するとともに高いヤング率を確保したものであって,即ち請求項1に記載の発明を,押出成形によって幅広ブレード基板の幅方向両端に嵌合突条を一体成形した合成樹脂製のブレード本体と,同じく押出成形によって上記嵌合突条と対をなす嵌合凹条を一体成形したアルミ製の撓み防止バーとを備えるとともに上記嵌合突条と嵌合凹条のスライド嵌合によってブレード本体の幅方向両端に上記撓み防止バーを配置した多数のルーバーブレードを用い,該ルーバーブレードの撓み防止バーを対向枠の奥行方向前後交互に固定して各ルーバーブレードを上記対向枠間に傾斜並列した通風ルーバーであって,上記嵌合突条と嵌合凹条を,上記スライド嵌合の嵌合状態で嵌合突条前後方向傾斜揺動自在の遊嵌嵌合とし,上記撓み防止バーの左右対向枠への固定によって嵌合突条緊密保持の密嵌嵌合としてなることを特徴とする合成樹脂製の通風ルーバーとしたものである。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,嵌合凹条に対する嵌合突条のスライド嵌合を可及的容易になし得るようにするとともに対向枠に対するルーバーブレードの固定によるブレード本体の傾斜とこれによる嵌合突条の回動によって嵌合突条と嵌合凹条の密嵌嵌合を可及的確実になし得るものとするように,これを,上記撓み防止バーの嵌合凹条を,幅広ブレード基板挿通用の広口開口と,該広口開口から前後に拡開した嵌合突条の遊嵌スペースとを備えて形成する一方,上記ブレード本体における嵌合突条を,幅広ブレード基板から嵌合凹条側に向けて突出した前後方向に拡開の断面倒C字状に形成することによって,ブレード本体傾斜の嵌合突条回動により該嵌合突条を嵌合凹条に密嵌自在としてなることを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製の通風ルーバーとしたものである。
請求項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,嵌合凹条に対する嵌合突条のスライド嵌合を,広口開口の開口端一方をスライドガイドとしてその案内によって可及的スムーズになし得るようにし,上記ルーバーブレードの対向枠への固定に際してその傾斜による上記嵌合突条の回動を可及的容易になし得るようにするとともに該ルーバーブレードの対向枠への固定時に撓み防止バーの転び,特に下位の転びを防止してその固定作業を容易になし得るものとするように,これを,上記広口開口の開口端一方を,対向枠に固定した撓み防止バーを通る垂直線上位置に,開口端他方を上記ルーバーブレードの前後方向一方の変位位置に配置するとともに上記垂直線上位置の開口端を上位に,変位位置の開口端を下位に配置することによって広口開口の開口端を上下位段差状に配置してなることを特徴とする請求項2に記載の合成樹脂製の通風ルーバーとしたものである。
請求項4に記載の発明は,同じく上記に加えて,嵌合突条の回動によって該嵌合突条が可及的確実に嵌合凹条に密嵌嵌合し得るものとするように,これを,上記断面倒C字状の嵌合突条を,前後方向に傾斜突出した逆V字状突片とその前後端から起立する一対の起立片とによって形成し,該嵌合突条の上記密嵌嵌合を,その逆V字状突片の前後端及び一対の起立片下端をそれぞれ上記遊嵌スペースの内壁に対接して行ってなることを特徴とする請求項2又は3に記載の合成樹脂製の通風ルーバーとしたものである。
請求項5に記載の発明は,同じく上記に加えて,対向枠に対する撓み防止バーの対向枠奥行方向交互の固定位置の位置決めを行い,対向枠に対するルーバーブレードの傾斜並列とこれによる嵌合突条と嵌合凹条の密嵌嵌合を可及的簡易且つ確実になし得るものとするように,これを,上記対向枠が,その対向面に一体又はアタッチメント配置による2条の受溝を備え,該受溝に上記撓み防止バー長手方向端部を受入固定してルーバーブレードの傾斜並列を行ってなることを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載の合成樹脂製の通風ルーバーとしたものである。
本発明はこれらをそれぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段としたものである。
本発明は以上のとおりに構成したから,請求項1に記載の発明は,嵌合突条と嵌合凹条の嵌合を,スライド嵌合状態において遊嵌状に,ルーバーブレードの対向枠への固定状態,即ちルーバーブレードの対向枠への前後傾斜固定状態において嵌合突条が嵌合凹条に緊密に保持された密嵌状とするようにして,通風ルーバーの現場設置作業の障害を解消し,手作業で遊嵌状のスライド嵌合を行い,ルーバーブレードを固定することによって現場設置作業を可及的に容易化するとともに高いヤング率を確保して高度な目隠し機能,騒音発生防止機能を有するようにした合成樹脂製の通風ルーバーを提供することができる。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,嵌合凹条に対する嵌合突条のスライド嵌合を可及的容易になし得るようにするとともに対向枠に対するルーバーブレードの固定によるブレード本体の傾斜とこれによる嵌合突条の回動によって嵌合突条と嵌合凹条の密嵌嵌合を可及的確実になし得るものとすることができる。
請求項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,嵌合凹条に対する嵌合突条のスライド嵌合を,広口開口の開口端一方をスライドガイドとしてその案内によって可及的スムーズになし得るようにし,上記ルーバーブレードの対向枠への固定に際してその傾斜による上記嵌合突条の回動を可及的容易になし得るようにするとともに該ルーバーブレードの対向枠への固定時に撓み防止バーの転び,特に下位の転びを防止してその固定作業を容易になし得るものとすることができる。
請求項4に記載の発明は,同じく上記に加えて,嵌合突条の回動によって該嵌合突条が可及的確実に嵌合凹条に密嵌嵌合し得るものとすることができる。
請求項5に記載の発明は,同じく上記に加えて,対向枠に対する撓み防止バーの対向枠奥行方向交互の固定位置の位置決めを行い,対向枠に対するルーバーブレードの傾斜並列とこれによる嵌合突条と嵌合凹条の密嵌嵌合を可及的簡易且つ確実になし得るものとすることができる。
以下図面の例に従って本発明を更に具体的に説明すれば,Aは通風ルーバーであり,該通風ルーバーAは,合成樹脂製のブレード本体11と,アルミ製の撓み防止バー2とを備え,該ブレード本体11の幅方向両端に上記撓み防止バー2を配置した多数のルーバーブレード1を用い,該ルーバーブレード1の撓み防止バー2を対向枠4の奥行方向前後交互に固定して各ルーバーブレード1を上記対向枠4間に傾斜並列したものとしてあり,本例にあって該ルーバーブレード1は,これを同じくアルミ製の対向枠4,即ち縦枠に対して前後に傾斜して上下方向に多数並列したものとしてある。
このとき上記ブレード本体11は,押出成形によって幅広ブレード基板12の幅方向両端に嵌合突条13を一体成形し,また上記撓み防止バー2は,同じく押出成形によって上記嵌合突条13と対をなす嵌合凹条21を一体成形したものとし,上記ブレード本体11への撓み防止バー2の配置は,上記嵌合突条13と嵌合凹条21のスライド嵌合によって行ったものとしてあり,上記嵌合突条13と嵌合凹条21は,これらを,上記スライド嵌合の嵌合状態で嵌合突条13前後方向傾斜揺動自在の遊嵌嵌合とし,上記撓み防止バー2の対向枠4への固定によって嵌合突条緊密保持の密嵌嵌合としたものとしてあり,これによって手作業で遊嵌状のスライド嵌合を行い,ルーバーブレード1を固定することによって現場での通風ルーバーAの設置作業を可及的に容易化するとともに各ルーバーブレードのヤング率を可及的高度に確保したものとしてある。
本例にあって上記撓み防止バー2の嵌合凹条21は,これを,上記幅広ブレード基板12挿通用の広口開口22と,該広口開口22から前後に拡開した嵌合突条13の遊嵌スペース23とを備えて形成する一方,上記ブレード本体11における嵌合突条13を,幅広ブレード基板12から嵌合凹条21側に向けて突出した前後方向に拡開の断面倒C字状に形成することによって,ブレード本体11傾斜の嵌合突条13回動により該嵌合突条13を嵌合凹条21に密嵌自在としたものとしてあり,このとき本例の上記広口開口22の開口端一方は,これを,対向枠4に固定した撓み防止バー2を通る垂直線上位置に,開口端他方を上記ルーバーブレード1の前後方向一方の変位位置に配置するとともに上記垂直線上位置の開口端を上位に,変位位置の開口端を下位に配置することによって広口開口22の開口端を上下位段差状に配置したものとし,また上記断面倒C字状の嵌合突条13は,これを,前後方向に傾斜突出した逆V字状突片14とその前後端から起立する一対の起立片15とによって形成し,該嵌合突条13の上記密嵌嵌合を,その逆V字状突片14の前後端及び一対の起立片15下端をそれぞれ上記遊嵌スペース23の内壁に対接して行ったものとしてある。
即ち本例のブレード本体11は,例えば平坦長尺の幅広ブレード基板12と,その幅方向両端に形成した上記断面倒C字状の嵌合突条13とを備えて押出成形したポリカーボネート,ASA等合成樹脂押出材を切断加工した,例えば半透明又は不透明,本例にあっては採光性を有するように透明樹脂を微細ピッチで前後に屈曲することによって目隠し効果を確保するように半透明としてあり,該幅広ブレード基板12は,その幅を10cm程度,例えば11〜12cm程度の幅広とし,その長さを1m以上,例えば1.2〜1.5m程度の長尺とし,その肉厚を1.5〜2mm程度のものとして,後述の嵌合突条13をその幅方向両端の上下に一体に備えたものとしてあり,このとき該ブレード本体11は,嵌合突条13を一体に備えるが,それ自体長尺にして幅広の合成樹脂板であるために,そのヤング率は比較的小さく,例えば強風圧を受けると,最大で7〜8mm程度の撓みを呈するものとされている。
本例のブレード本体11における嵌合突条13は,上記ブレード本体11の幅方向両端の端縁から上記逆V字状突片14とその前後端の各起立片15を備えるとともに,本例にあって該嵌合突条13は,これを上記幅方向両端の端縁に前後対称にして且つ上下対称に突設した倒C字状の断面を呈するものとしてあり,これによって該ブレード本体11は,表裏及び上下の勝手をなくして,表裏及び上下の別なく後述の対向枠4に設置し得るようにしてある。このとき本例にあって該嵌合突条13は,上記逆V字状突片14を,例えばブレード本体から前後にそれぞれ1cm程度の長さにして20乃至30度程度の角度に傾斜,特に緩傾斜して突出したものとしてあり,また起立片15を,該逆V字状突片14の前後端の角部による第1の対接部16を介して1cm程度以下,例えば数mm程度の長さに突出してその下端を第2の対接部17としたものとしてある。
本例の撓み防止バー2は,例えば上下を湾曲するとともにその片側に上記広口開口22を配置し,上下中間位置にタッピングホール25をブリッジ状に配置して,該タッピングホール25の上記広口開口22側に上記嵌合突条13の遊嵌スペース23を,広口開口22の逆側に中空の補強部27をそれぞれ配置した上下に長い幅狭の,例えば上下に長円の断面形状をなすアルミ押出材製のものとしてあり,このとき該撓み防止バー2の上記広口開口22は,これを画する開口端を上記上下段差状とするとともにその開口端を,一方において撓み防止バー2を通る,本例にあっては該撓み防止バー2の前後幅の略中央を通る垂直線上の位置に配置する一方,例えば該垂直線上の開口端と,ルーバーブレード1の傾斜角度に応じた,例えば20度程度乃至それ以上の角度をなすように湾曲部を部分的に切り欠いて他方の開口端を配置してあり,これによって該撓み防止バー2は,これを上下に反転して使用することによりルーバーブレード1の上下にその設置をなし得るようにするとともに該ルーバーブレード1の対向枠4への固定時に撓み防止バー2の転び,特に下位の転びを防止して固定作業を容易になし得るようにしてある。
本例にあって嵌合凹部21の広口開口22は,その遊嵌スペース23の内側にして開口端の下位に,各開口端近傍で遊嵌スペースの広口開口を狭小化するように広口開口に向けて開口端位置に至るように突設した前後両端の分岐突起による第1の対接壁部24を備えたものとし,また上記タッピングホール25を配置した一方の窪み状の連結部,特に上記上下段差状の下位側に位置する開口端下方の窪み状連結部と,遊嵌スペースの上記垂直線上を通る一方の開口端下方の垂直部とをそれぞれ第2の対接壁部26としてある。このとき上記遊嵌スペース23は,上記嵌合突条を13遊嵌収容するとともにその回動,即ち広口開口の他方の開口端側への回動を許容し,該嵌合突条13の回動によって,後述のようにその上記第1及び第2の対接部16,17がそれぞれ遊嵌スペース23の第1及び第2の対接壁部24,26に対接することにより,該嵌合突条13の4箇所を遊嵌スペース23の内壁4箇所にそれぞれ対接した状態で該嵌合突条13を緊密に保持するようにしてある。
一方,対向枠4,本例にあって縦枠は,同じく一体成形したアルミ製としたホロー材又は断面コ字状材としてあり,該対向枠4は,その対向面に一体又はアタッチメント配置による2条の受溝42を備え,該受溝42に上記撓み防止バー2長手方向端部を受入固定してルーバーブレード1の傾斜並列を行ったものとしてある。即ち本例にあって該2条の受溝42は,該対向枠4の対向面に,これとは別に2条の受溝42を成形具備した成形板41をアタッチメントとして該対向枠4の対向面に配置することによって上記撓み防止バー2の長手方向端部を受入自在としてあり,これにより該撓み防止バー2は,その長手方向端部を該受溝42に挿入することにより,その対向枠4に対する該対向枠4奥行方向交互の固定位置の位置決めを行い,対向枠4に対するルーバーブレード1の傾斜角度を設定して該ルーバーブレード1の傾斜並列とこれによる嵌合突条13と嵌合凹条21の密嵌嵌合を自ずとなし得るようにしてある。
このように形成したルーバー本体11と撓み防止バー2は,これらを対向枠4,本例にあっては縦枠とともに現場に搬入して該現場でルーバー本体11と撓み防止バー2によりルーバーブレード1を形成するとともにその撓み防止バー2を対向枠4に固定することによって手作業により通風ルーバーAを構成してその設置を行うものとしてある。
即ち通風ルーバーA設置方法によってこれを説明すれば,ルーバーブレード1は,ルーバー本体11の幅方向両端の嵌合突条13をそれぞれ撓み防止バー2の嵌合凹条21に遊嵌状にスライド嵌合して,該ルーバー本体11に対して幅方向両端の撓み防止バー2が前後逆方向に揺動自在とするように配置することによって該撓み防止バー2をルーバー本体11に前後方向傾斜揺動自在の遊嵌嵌合による仮止め状に配置し,撓み防止バー2の長手方向端部を受溝42に挿入して対向枠4乃至そのアタッチメントの成形板41側から撓み防止バー2の上記タッピングホール25に図示省略のネジを螺入することによって,各ルーバーブレード1の幅方向両端の撓み防止バー2を対向枠4に対してその奥行方向前後交互に固定するようにすればよく,該撓み防止バー2の固定によるブレード本体11の強制傾斜によって,各ルーバーブレード1におけるブレード本体11の嵌合突条13が,撓み防止バー2における嵌合凹条21の遊嵌スペース23内で前後に回動し,その上記第1,第2の対接部16,17がそれぞれ遊嵌スペース23の上記第1,第2の対接壁部24,26に対接し,該嵌合突条13は嵌合凹条21の遊嵌スペース23に緊密保持の密嵌嵌合するに至り,各ルーバーブレード1はそのヤング率を可及的高度に確保したものとし得る。従って該嵌合突条13が撓み防止バー2の嵌合凹条21に密嵌嵌合するものであるにも拘らず,通風ルーバーAは,これを現場の手作業により容易且つ確実にその設置を行うことができる。
なお図中3は,通風ルーバーAの上端を画するように配置した笠木を示す。
図示した例は以上のとおりとしたが,撓み防止バーの開口をその中心を通る垂直線の前後に同一乃至異角度のものとすることによって嵌合突条の遊嵌状のスライド嵌合とその固定による嵌合突条の密嵌嵌合を行うようにすること,この場合を含めて嵌合凹条の遊嵌スペースに突起乃至凹溝等を設置し嵌合突条の回動による対接部を受止めする対接壁部を形成すること,撓み防止バーの上記補強部の配置を省略し,例えば撓み防止バーの断面形状とそのタッピングホールによってその強度を確保するようにすること,嵌合突条を断面ロ字状等適宜な断面形状のものとすること,対向枠を横枠とし,該対向枠に対してルーバーブレードを縦設するように配置して通風ルーバーを形成すること等を含めて,本発明の実施に当って,ルーバーブレード,そのブレード本体,嵌合突条,撓み防止バー,その嵌合凹条,対向枠,必要に応じて用いる広口開口,遊嵌スペース等の各具体的形状,構造,材質,これらの関係,これらに対する付加等は,上記発明の要旨に反しない限り様々な形態のものとすることができる。
通風ルーバーの正面図である。 通風ルーバーの縦断面図である。 ブレード本体における嵌合突起の拡大縦断面図である。 撓み防止バーの拡大断面図である。 嵌合突条と嵌合凹条のスライド嵌合状態を示すルーバーブレードの縦断面図である。 図5の部分拡大図である。 嵌合突条と嵌合凹条の密嵌嵌合状態を示すルーバーブレードの縦断面図である。 図7の部分拡大図である。
符号の説明
A 通風ルーバー
1 ルーバーブレード
11 ブレード本体
12 幅広ブレード基板
13 嵌合突条
14 逆V字状突片
15 起立片
16 第1の対接部
17 第2の対接部
2 撓み防止バー
21 嵌合凹条
22 広口開口
23 遊嵌スペース
24 第1の対接壁部
25 タッピングホール
26 第2の対接壁部
27 補強部
3 笠木
4 対向枠
41 成形板
42 受溝

Claims (5)

  1. 押出成形によって幅広ブレード基板の幅方向両端に嵌合突条を一体成形した合成樹脂製のブレード本体と,同じく押出成形によって上記嵌合突条と対をなす嵌合凹条を一体成形したアルミ製の撓み防止バーとを備えるとともに上記嵌合突条と嵌合凹条のスライド嵌合によってブレード本体の幅方向両端に上記撓み防止バーを配置した多数のルーバーブレードを用い,該ルーバーブレードの撓み防止バーを対向枠の奥行方向前後交互に固定して各ルーバーブレードを上記対向枠間に傾斜並列した通風ルーバーであって,上記嵌合突条と嵌合凹条を,上記スライド嵌合の嵌合状態で嵌合突条前後方向傾斜揺動自在の遊嵌嵌合とし,上記撓み防止バーの左右対向枠への固定によって嵌合突条緊密保持の密嵌嵌合としてなることを特徴とする合成樹脂製の通風ルーバー。
  2. 上記撓み防止バーの嵌合凹条を,幅広ブレード基板挿通用の広口開口と,該広口開口から前後に拡開した嵌合突条の遊嵌スペースとを備えて形成する一方,上記ブレード本体における嵌合突条を,幅広ブレード基板から嵌合凹条側に向けて突出した前後方向に拡開の断面倒C字状に形成することによって,ブレード本体傾斜の嵌合突条回動により該嵌合突条を嵌合凹条に密嵌自在としてなることを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製の通風ルーバー。
  3. 上記広口開口の開口端一方を,対向枠に固定した撓み防止バーを通る垂直線上位置に,開口端他方を上記ルーバーブレードの前後方向一方の変位位置に配置するとともに上記垂直線上位置の開口端を上位に,変位位置の開口端を下位に配置することによって広口開口の開口端を上下位段差状に配置してなることを特徴とする請求項2に記載の合成樹脂製の通風ルーバー。
  4. 上記断面倒C字状の嵌合突条を,前後方向に傾斜突出した逆V字状突片とその前後端から起立する一対の起立片とによって形成し,該嵌合突条の上記密嵌嵌合を,その逆V字状突片の前後端及び一対の起立片下端をそれぞれ上記遊嵌スペースの内壁に対接して行ってなることを特徴とする請求項2又は3に記載の合成樹脂製の通風ルーバー。
  5. 上記対向枠が,その対向面に一体又はアタッチメント配置による2条の受溝を備え,該受溝に上記撓み防止バー長手方向端部を受入固定してルーバーブレードの傾斜並列を行ってなることを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載の合成樹脂製の通風ルーバー。
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