JP4777834B2 - 論理図面表示方法、プログラム及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は,ハードウェア記述言語(HDL)で記述された回路モジュールのテキストファイルを入力してグラフィカルな論理図面を画面上に描画する論理図面表示方法、プログラム及び装置に関し、特に、図面上に配置するセルの選択、論理回路の描画、インスタンスの配置と移動、ピンやネットの属性値を適切に表示可能とする論理図面表示方法、プログラム及び装置を提供することを目的とする。
従来、大規模な論理回路については回路図に代わる設計手法としてVerilog−HDLなどのハードウェア記述言語HDLを使用したテキストベースの設計作業が行われている。
HDLによる設計作業は、通常、次の手順で行われる。
(1)テキストエディタ上で回路モジュールの機能をハードウェア記述言語により記述してHDLファイル(機能記述ファイル)を作成。
(2)HDLファイルのHDLシミュレータを使用して動作を確認。
(3)動作が確認できたHDLファイルから論理構成ツールを使用してネットリストを作成。
このようなハードウェア記述言語を使用した設計作業においては、テキストベースで回路モジュールの機能を記述したHDLファイルを読込んで画面上に論理回路をグラフィカルに描画する論理図面表示装置を設計支援装置として使用し、設計作業の途中段階や設計完了段階で支援装置によって画面上に機能記述したモジュールを入力してその論理図面をグラフィカルに描画し、機能記述の内容を論理図面で確認したり、必要に応じて論理図面上で回路変更や回路修正を行い、確認や修正の済んだ論理回路を再びHDLファイルとして出力する作業を繰り返している。
これに関連する従来技術としては、例えば特許文献1の回路表現テキスト作成システムがある。この回路表現テキスト作成システムであっては、回路表現テキストの原型テキストをディスプレイ画面に表示しつつ、入力装置と対話することで、原型テキストに記述される未接続ピンに対してピン接続情報を設定して回路表現テキストを作成するようにしている。ここでテキストに記述する回路セルのインスタンス名(固有名称)として、図面上のロケーション(行列番号)を使用しており、セルと図面上の配置位置との関連付けが行われている。
特公平6−12566号公報 特開平6−89314号公報 特開平5−242186号公報 特許第3340144号公報
しかしながら、従来のハードウェア記述言語を使用した設計作業を支援する論理図面表示装置にあっては次の問題がある。
まずモジュールのHDLファイルを入力して論理図面をグラフィカルに表示する場合、描画している論理図面について、あるインスタンスを新たに配置したり、また配置位置を変更しようとしたときに、そのインスタンスのセルを選択しなければならない。
従来のセルの選択方法は、ライブラリに格納しているセルの一覧から直接セルを選択しており、セルの種類が少ない場合は簡単に選択できるが、通常のライブラリには数百種類にも及ぶセルが格納されており、セルの種類が多くなるために選択するのが大変難しくなり、セル選択に間違いが起き易いという問題がある。
またモジュールのHDLファイルを入力して論理図面をグラフィカルに表示する場合、従来はHDLファイルとは別に論理図面のための専用のデータ(データベース)や属性、制御データ(プラグマ)などを入力とする必要がある。
これは一般的なハードウェア記述言語は図面上の配置位置を示す図面情報を持たないため、HDLファイルを入力として論理図面を描画しようとすると、装置側で設定した条件で描画処理を実行するため、期待通りに論理図面を描画できない場合がある。
またHDLファイルに修正を加えた場合、装置側で設定した条件で描画処理を実行するため、修正していない部分を常に同じように描画することが難しいという問題もある。
この問題に対し特許文献1のシステムにあっては、回路セルのインスタンス名(固有名称)を図面上のロケーション(行列番号)とすることで、テキストと論理図面との対応がとられている。しかし、インスタンス名(固有名称)と図面上のロケーション(行列番号)は別々に登録できるようになっており、ロケーション(行列番号)を持たない機能記述ファイル(HDLファイル)に変換した場合、その機能記述ファイル(HDLファイル)から元の論理図面を知ることは容易ではないという問題がある。
また論理図面の描画において、図面上にあるインスタンスを配置する場合、インスタンス名を設計者が指定するか、指定なしの場合は自動でインスタンス名を付けている。ここで、インスタンスとは、Verilog−HDLの場合、部品化されたモジュールを意味し、あるモジュールを他のモジュールを構成する部品として用いることをインスタンス化という。
しかし、作成した論理図面からHDLファイルを出力した場合に、HDLファイルは図面配置位置などの図面情報を持たないため、そのHDLファイルから元の論理図面がどうなっているか知ることが容易ではないという問題がある。
更に、論理図面を作成してHDLファイルとして出力したのち、論理合成ツールを用いてレイアウト設計を行って、ピンのスラック値やネットの配線長等の評価を行う場合、従来はHDLファイルに戻ってテキストベースでスラック値や配線長情報の評価を行う必要があった。
そのため、レイアウト設計を行う前にHDLファイルを入力して描画した論理図面を修正する場合、スラック値や配線長情報を考慮した論理図面の修正は困難であるという問題がある。
本発明は、ハードウェア記述言語によるテキストベースの機能記述ファイルとグラフィカルな論理図面との連携を容易にしてセルの選択、HDLからの論理図面の描画、論理図面上でのインスタンスの配置と移動、更に論理図面上でのピンやネットの属性値評価を最適化する論理図面表示方法、プログラム及び装置を提供することを目的とする。
(方法)
本発明は論理図面表示方法を提供する。本発明は、画面上に論理図面を表示して処理する論理図面表示方法に於いて、
ハードウェア記述言語(HDL)で記述された回路モジュールの機能記述ファイル(HDLファイル)を入力して画面上に論理図面を描画する論理図面描画ステップと、
画面表示された論理図面上に配置するセルをライブラリから検索するセル検索ステップと、
画面表示された図面上に、モジュールを部品化したインスタンスを配置するインスタンス配置ステップと、
画面表示された図面上のインスタンスを指定された位置に移動するインスタンス移動ステップと、
画面表示された論理回路に対応した機能記述ファイル(HDLファイル)を出力するファイル出力ステップと、
を備えたことを特徴とする。
ここで、セル検索ステップは、
ライブラリからセル一覧を取得するセル一覧取得ステップと、
セル一覧に対応した分類ファイルを読み込む分類ファイル読込みステップと、
分類ファイルに基づいてセル検索条件を設定する分類画面を表示する分類画面表示ステップと、
分類画面により設定された検索条件を満たすセルを前記セル一覧から検索するセル検索ステップと、
を備えたことを特徴とする。
更に、セル検索ステップの詳細として、
セル一覧取得ステップは、複数のセル分類項目を階層的に組合わせてセル名としたセル一覧をライブラリから取得し、
分類ファイル読込みステップは、セル名のセル分類項目を階層毎に分類したグループタイプと、グループタイプ毎に作成されたセル検索の条件式とを含む分類ファイルを読み込み、
分類画面表示ステップは、分類画面としてグループタイプに分けてセル分類項目を表示すると共に、各セル分類項目に対し選択操作部を表示し、
セル検索ステップは、分類画面により選択された複数のセル分類項目を条件式に設定して、セル一覧から前記条件式を満たすセル名を検索して出力する。
セル検索ステップは、各グループタイプの条件式に設定したセル分類項目を階層的に含むセル名をセル一覧から検索する。
論理図面描画ステップは、
インスタンスのインスタンス名として、ロケーション名を使用した機能記述ファイル(HDLファイル)を読込むファイル読込ステップと、
インスタンスのロケーション名を解読して図面上の位置を示すロケーション属性をインスタンスに付加するロケーション属性付加ステップと、
ロケーション属性に基づいて論理図面を描画する図面描画ステップと,
を備える。
インスタンス配置ステップは、
セルを選択するセル選択ステップと、
インスタンスの配置位置を指定する配置位置指定ステップと、
インスタンスのロケーション属性を設定するロケーション属性設定ステップと、
インスタンス名を指定された配置位置を示すロケーション名に設定するロケーション名設定ステップと、
インスタンスを指定された配置位置に描画する描画ステップと、
を備える。
インスタンス移動ステップは、
移動するインスタンスを選択するインスタンス選択ステップと、
そのインスタンスの移動位置を指定する移動位置指定ステップと、
インスタンスのロケーション属性を変更するロケーション属性変更ステップと、
インスタンス名を指定された移動位置を示すロケーション名に変更するインスタンス名変更ステップと、
インスタンスを指定された移動位置に描画する描画ステップと、
を備える。
ロケーション名は、画面表示される図面のページ名、横軸座標値及び縦軸座標値を組合わせた英数字記号である。
本発明の論理図面表示方法は、更に、
ラック値ファイルを読み込んでスラック値をピンの属性として付加してピンの近傍に表示させ、
配線長ファイルを読み込んで配線長をネットの属性として付加してネットの近傍に表示させる。
本発明の別の形態は、画面表示された論理図面上に配置するセルをライブラリから検索する論理図面表示方法に於いて、
ライブラリからセル一覧を取得するセル一覧取得ステップと、
セル一覧に対応した分類ファイルを読み込む分類ファイル読込みステップと、
分類ファイルに基づいてセル検索条件を設定する分類画面を表示する分類画面表示ステップと、
分類画面により設定された検索条件を満たすセルをセル一覧から検索するセル検索ステップと、
を備えたことを特徴とする。
更に詳細には、
セル一覧取得ステップは、複数のセル分類項目を階層的に組合わせてセル名としたセル一覧をライブラリから取得し、
分類ファイル読込みステップは、セル名のセル分類項目を階層毎に分類したグループタイプと、前記グループタイプ毎に作成されたセル検索の条件式とを含む分類ファイルを読み込み、
分類画面表示ステップは、分類画面として前記グループタイプに分けてセル分類項目を表示すると共に、各セル分類項目に対し選択操作部を表示し、
セル検索ステップは、分類画面により選択された複数のセル分類項目を前記条件式に設定して、前記セル一覧から前記条件式を満たすセル名を検索して出力する。
本発明の別の形態は、ハードウェア記述言語で記述された回路モジュールの機能記述ファイル(HDLファイル)を入力して画面上に論理図面を表示する論理図面表示方法に於いて、
モジュールを部品化したインスタンスのインスタンス名として、ロケーション名を使用した機能記述(HDLファイル)を読込むファイル読込ステップと、
インスタンスのロケーション名を解読して図面上の位置を示すロケーション属性を前記インスタンスに付加するロケーション属性付加ステップと、
ロケーション属性に基づいて論理図面を描画する図面描画ステップと,
を備えたことを特徴とする。
本発明の別の形態は、画面表示された図面上に、モジュールを部品化したインスタンスを配置して論理図面を描画する論理図面表示方法に於いて、
セルを選択するセル選択ステップと、
インスタンスの配置位置を指定する配置位置指定ステップと、
インスタンスのロケーション属性を設定するロケーション属性設定ステップと、
インスタンス名を指定された配置位置を示すロケーション名に設定するロケーション名設定ステップと、
インスタンスを指定された配置位置に描画する描画ステップと、
を備えたことを特徴とする。
この場合、更に、
移動するインスタンスを選択するインスタンス選択ステップと、
そのインスタンスの移動位置を指定する移動位置指定ステップと、
インスタンスのロケーション属性を変更するロケーション属性変更ステップと、
インスタンス名を指定された移動位置を示すロケーション名に変更するインスタンス名変更ステップと、
インスタンスを指定された移動位置に描画する描画ステップと、
を備えたことを特徴とする。
(プログラム)
本発明は論理図面表示用のプログラムを提供する。本発明のプログラムは、コンピュータに、
ハードウェア記述言語(HDL)で記述された回路モジュールの機能記述ファイル(HDLファイル)を入力して画面上に論理図面を描画する論理図面描画ステップと、
画面表示された論理図面上に配置するセルをライブラリから検索するセル検索ステップと、
画面表示された図面上に、モジュールを部品化したインスタンスを配置するインスタンス配置ステップと、
画面表示された図面上のインスタンスを指定された位置に移動するインスタンス移動ステップと、
画面表示された論理回路に対応した機能記述ファイル(HDLファイル)を出力するファイル出力ステップと、
を実行させることを特徴とする。
(装置)
本発明は論理図面表示装置を提供する。本発明は、画面上に論理図面を表示して処理する論理図面表示装置に於いて、
ハードウェア記述言語(HDL)で記述された回路モジュールの機能記述ファイル(HDLファイル)を入力して画面上に論理図面を描画する論理図面描画部と、
画面表示された図面上に配置するセルをライブラリから検索するセル検索部と、
画面表示された図面上に、モジュールを部品化したインスタンスを配置するインスタンス配置部と、
画面表示された図面上のインスタンスを指定された位置に移動するインスタンス移動部と、
画面表示された論理回路に対応した機能記述ファイル(HDLファイル)を出力するファイル出力部と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば次の効果が得られる。
まず画面表示された図面上に配置するセルを選択する場合、分類ファイルに基づき分類画面に階層的に表示されたセル分類項目の選択により検索条件を決めてライブラリのセル一覧からマッチングするセルを検索表示でき、セルの選択肢を狭めることで、セルの種類が数百種類というように多くなっても、簡単且つ容易に適切なセルを選択して論理図面作成することができる。また分類ファイルは固定ではないので、設計品種ごとに設計者がカスタマイズすることで、その設計品種にあったセルの選択が可能になる。
またHDLファイル(機能記述ファイル)を読込んで論理図面を描画する場合、インスタンス名を図面上の配置位置を示すロケーション名とすることで、HDLファイルとは別の専用のデータ(データベース)や属性、制御データ(プラグマ)などの読込みを必要とすることなく、インスタンス名からロケーション属性を生成して図面上に配置できる。
またHDLファイル上で修正を加えても、修正していない部分についてはインスタンス名として使用しているロケーション名の変更がないため、修正していない部分を常に修正前と同じに描画することができる。
また図面上にインスタンスを配置又は移動したとき、インスタンス名を自動的にそのロケーション名とすることで、インスタンス名の指定操作を省くことができる。また、論理図面からHDLファイルを出力したときに、そのHDLファイルから元の論理図面と対応付けることが容易にできる。
更に論理図面を描画する際、ピンのスラック値やネット配線長等の属性ファイルを読み込み、スラック値と配線長等の属性値を論理図面に表示することができ、この属性値の表示により設計者はレイアウト設計の制約等を考慮して論理図面を適切に修正することができる。
図1は本発明による論理図面表示装置の実施形態を示した機能構成のブロック図である。
図1において、本発明による論理図面表示装置10は次の4つの処理機能を備える。
(1) セル検索処理機能
(2) 論理図面描画処理機能
(3) インスタンス配置処理機能
(4) 属性表示機能
これら4つの処理機能は次のブロックにより構成されている。
まず(1)のセル検索処理機能は、ライブラリ12、セル一覧取得部14、分類ファイル15、分類ファイル読込部16、セル分類記憶部18、分類画面表示部20、分類画面22、セル検索条件入力部24、セル検索部26及びセル検索結果画面28で構成される。このセル検索処理機能は、図4にセル検索処理の際に動作する実線のブロックとして示し、セル検索処理部78を構成している。なお、破線で示すブロックはセル検索処理の際に動作しない部分である。
次に(2)の論理図面描画処理機能は、機能記述ファイル(HDLファイル)30、HDL読込部32、論理図面記憶部34、ロケーション属性付加部36、論理図面出力部38及び論理図面画面40で構成される。この論理図面描画処理機能は、図10に論理図面描画処理の際に動作する実線のブロックとして示し、論理図面描画処理部92を構成している。
また(3)のインスタンス配置処理機能は、論理図面記憶部34、論理図面出力部38及び論理図面画面40、インスタンス配置部42、ロケーション変更部44、HDL出力部46及び機能記述ファイル(HDLファイル)48で構成される。このインスタンス配置処理部の機能は、図14にインスタンス配置処理の際に動作する実線のブロックとして示し、インスタンス配置処理部106を構成している。
更に(4)の属性表示処理機能は、論理図面記憶部34、論理図面出力部38、論理図面画面40、スラック値ファイル50、スラック値読込部52、配線長ファイル54及び配線長読込部56で構成される。この属性表示処理機能は、図20に属性表示処理の際に動作する実線のブロックとして示し、属性表示処理部120を構成している。
図2は本実施形態による論理図面表示処理の全体的なフローチャートである。図2において、ステップS1でメニュー画面などの操作によるセル選択を判別すると、ステップS2でセル検索処理を実行する。
またステップS3でメニュー画面などによりHDL入力による論理図面描画を判別すると、ステップS4で論理図面描画処理を実行する。またステップS5でメニュー画面などによりインスタンス配置が指定されると、ステップS6でインスタンス配置処理を実行する。
またステップS7でメニュー画面などによりインスタンス移動が判別されると、ステップS8でインスタンス移動処理が実行される。更にステップS9でメニュー画面などにより属性表示が判別されると、ステップS10で属性表示処理が実行される。
このようなステップS1〜S10からのHDLファイルの読込みに基づく論理図面を画面上に表示して変更修正等を行う処理において、ステップS11で論理図面設計終了が判別されるとステップS12に進み、処理の済んだ論理図面から対応するHDLファイルを出力することになる。
図3は図1の機能構成が実現されるコンピュータのハードウェア環境のブロック図である。図3において、CPU58のバス60には、RAM62、ROM64、ハードディスクドライブ66、キーボード70,マウス72,ディスプレイ74を接続したデバイスインタフェース68、更にネットワークアダプタ76が接続されている。
ハードディスクドライブ66には本実施形態の論理図面表示処理を実行するプログラムがインストールされており、コンピュータを起動した際に、ブート後のOSのRAM62への読出し後にアプリケーションプログラムとして論理図面表示用のプログラムがRAM62に読み出され、CPU58により実行される。
図4は本実施形態でセル検索処理部78として動作する機能構成のブロック図であり、セル検索処理部78として機能するブロックを実線で示し、他のブロックは破線で示している。
セル検索処理部78は、セル一覧取得部14、分類ファイル読込部16、セル分類記憶部18、分類画面表示部20、セル検索部26で構成される。セル一覧取得部14は、ライブラリ12からセル一覧を取得してセル分類記憶部18に記憶する。
分類ファイル読込部16は、セル一覧取得部14でライブラリ12から取得したセル一覧に対応した分類ファイル15を読み込んでセル分類記憶部18に記憶する。分類画面表示部20は、セル分類記憶部18に記憶した分類ファイルに基づき分類画面22を表示する。
セル検索部26は、セル検索条件入力部24による分類画面22を使用した検索条件の設定に基づき、セル分類記憶部18に記憶しているセル一覧から検索条件にマッチングするセルを検索し、セル検索結果画面28に表示する。
図5は本実施形態によるセル検索処理のフローチャートであり、図2のステップS2の詳細となり、図4を参照して説明すると次のようになる。
まずステップS1でライブラリ12からセル一覧取得部14によりセル一覧を取得し、セル分類記憶部18に記憶する。次にステップS2で、分類ファイル読込部16が分類ファイル15を取得してセル分類記憶部18に記憶する。次にステップS3で、分類画面表示部20がセル分類記憶部18に記憶した分類ファイルに基づき分類画面22を表示する。
続いてステップS4で、セル検索部26がセル検索条件入力部24により分類画面22を使用して設定したセル検索条件を使用し、セル分類記憶部18に記憶しているセル一覧から検索条件にマッチするセルを検索する。そしてステップS5で、検索結果をセル検索結果画面28に表示して出力する。このようなセル検索処理を更に詳細に説明すると次のようになる。
図6は図4のライブラリ12の一例である。ライブラリ12には階層分類構造を持つセル名の一覧が格納されている。この階層構造を持つセル名は、例えば先頭のセル名「inv1a」を例に取ると、
第1分類項目=inv
第2分類項目=1
第3分類項目=a
の3つの分類項目を組み合わせた3階層の分類項目を組み合わせたセル名としている。もちろんセル名は一例であり、必要に応じて適宜の階層数のセル名及び分類項目を使用することができる。
ライブラリ12に格納されているセル一覧は、図4のセル一覧取得部14に次のセルリストとして記憶される。
set cell_list {inv1a inv1b inv1c inv2a inv2b inv2c inv3a inv3b inv3c and1a and1b and1c and2a and2b and2c and3a and3b and3c xor1a xor1b xor1c xor2a xor2b xor2c xor3a xor3b xor3c}
次に図5のステップS2で、分類ファイル読込部16により分類ファイル15をセル分類記憶部18に読み込む。分類ファイル15として、例えば図7に示す内容を持つ分類ファイル15を読み込んだとする。
分類ファイル15は1〜3行目のグループタイプ15−1と、4〜6行目の正規表現による条件式15−2で構成されている。グループタイプ15−1は図6に示したライブラリ12におけるセル名の3階層の各分類項目を、グループタイプ(1)、グループタイプ(2)、グループタイプ(3)として分類項目をグループ化している。
また正規表現された条件式15−2は、グループタイプ(1)〜(3)ごとに対応してグループルール(1)〜(3)が作成されている。
ここで正規表現の条件式として4行目を例に取ると、
{inv“^inv..”}
の条件記述は次の内容を意味する。
「^」は「inv」が先頭から始まることを指定
「..」は4文字目と5文字目が2文字であることを指定
従って{inv“^inv..”}は、「先頭からの文字がinvで4文字目と5文字目が2文字となるセルを選択する」という条件を示している。
次に図5のステップS3において、図4の分類画面表示部20によりセル分類記憶部18に読み込んだ図7の分類ファイル15に基づき、図8に示す分類画面22を表示する。
図8において、分類画面22には、グループタイプ(1)〜(3)に分けてグループ枠82,84,86が表示され、それぞれのグループ枠82,84,86の中には各グループタイプにおける分類項目が選択用のチェックボックスと共に表示される。
このような分類画面22が表示されたならば、図4のセル検索条件入力部24により、マウスなどを使用し、必要とするセルの分類項目にチェックを入れる。この例にあっては、グループタイプ(1)の分類項目「and」、グループタイプ(2)の分類項目「1」と「2」、及びグループタイプ(3)の分類項目「b」と「c」に、それぞれ分類項目の選択を示すチェックが入れられている。
このような分類画面22を使用した分類項目の選択により検索条件の入力が行われると、セル検索部26は、図7の分類ファイル15に設定された正規表現の条件式15−2を使用して、セル一覧の読込みで得られたセルリストから検索条件にマッチングするセル名を検索する。このセル検索処理は次のようにして行われる。
(1)条件式「group_rule(1)」による検索
図8のグループ枠82に示すグループタイプ(1)でチェックが付いた分類項目「and」に対応した正規表現による条件式「group_rule(1)」にマッチするセル名を残すようにセルリストを処理する。この場合にはチェックは分類項目「and」に入っているため、「“^and..”」にマッチするセル名を残すようにする。この場合のセルリストは次のようになる。
set cell_list {and1a and1b and1c and2a and2b and2c and3a and3b and3c}
(2)条件式「group_rule(2)」による検索
図8の分類画面22のグループ枠84でチェックの付いた分類項目「1」、「2」に対応する正規表現の条件式「group_rule(2)」にマッチするセル名を残すようにセルリストを処理する。この場合、チェックは分類項目「1」と「2」に入っているため
「“^...1.”」と「“^...2.”」にマッチするセル名を残すようにセルリストを処理する。この場合のセルリストは次のようになる。
set cell_list {and1a and1b and1c and2a and2b and2c}
(3)条件式「group_rule(3)」による検索
続いて図8の分類画面22におけるグループ類枠86でチェックのついた分類項目「b」と「c」に対応する正規表現の条件式「group_rule(3)」にマッチするセル名を残すようにセルリストを処理する。この場合、チェックは分類項目「b」と「c」に入っているため、「“^....b”」と「“^....c”」にマッチするセル名を残すようにセルリストを処理する。この結果、セルリストは次のようになる。
set cell_list {and1b and1c and2b and2c}
このような(1)〜(3)に亘る3段階の検索処理で残ったセルリスト「cell_list」を、図9のようにセル検索結果画面28にセル検索結果90として表示する。
この結果、図6に示したライブラリ12のセル一覧から本実施形態の検索処理により図9のセル検索結果画面28に示すセル検索結果90の4つのセルに対象を絞り込むことができ、ライブラリからセルを選択した論理図面の作成作業を簡単且つ容易に行うことができる。また図7に示した分類ファイル15は設計品種ごとに設計者がカスタマイズできるため、そのときの設計品種に合ったセルの検索が可能となる。
図10は本実施形態で論理図面描画処理部92として動作する機能構成のブロック図であり、動作する部分のブロックを実線で示し、他の部分を破線で示している。図10において、論理図面描画処理部92は、HDL読込部32、論理図面記憶部34、ロケーション属性付加部36及び論理図面出力部38で構成される。
HDL読込部32は、HDLファイル30を読み込んで論理図面記憶部34に記憶する。HDLにより機能記述しているモジュールを構成するインスタンスのインスタンス名として、通常のHDLにあっては自由な英数字記号を使うことができるが、本実施形態にあっては図面番号、図面上の横座標値及び縦座標値に対応した英数字の記号列となるように決められたルールに従ってインスタンス名が記述されている。
ロケーション属性付加部36は、HDL読込部32に読み込まれたHDLファイル30に記述しているインスタンスのロケーション名を解読し、図面上の位置を示すロケーション属性をインスタンスに付加する。論理図面出力部38は、ロケーション属性付加部36に付加されたインスタンスのロケーション属性に基づいて、論理図面を論理図面画面40に描画する。
図11は本実施形態による論理図面描画処理のフローチャートであリ、図2のステップS4の詳細となる。図11において、論理図面描画処理は、ステップS1でHDL読込部32によりHDLファイル30を読み込み、次にステップS2でロケーション属性付加部36により論理図面記憶部34に記憶されているHDLファイルを対象にインスタンスのロケーション名を解読して、図面上の位置を示すロケーション属性を付加する。
ステップS3で、ステップS2による全てのインスタンスに対するロケーション属性の付加が終了すると、ステップS4で論理図面出力部38がロケーション属性に基づいた位置にインスタンスを描画する論理図面の描画を行う。
このような本実施形態の論理図面描画処理を更に詳細に説明すると次のようになる。まず図10のHDL読込部32が、例えば図12に示すようなHDLファイル30を読み込むものとする。
図12のHDLファイル30は、1行目のモジュール名が「exam1」であり、続いてポート名を4つ記述している。2〜5行目はポート宣言である。6〜7行目はwire宣言である。8〜10は本体であり、この場合には3つのインスタンスが記述されている。
図10のロケーション属性付加部36は、HDL読込部32により読み込んだ図12のHDLファイル30を対象にロケーション属性を付加する。HDLファイル30の8行目のインスタンスを例にとると、次のように処理する。
(1)インスタンス名の最初の3文字をページ名とし、このページ名をインスタンスの属性として付加する。この場合、インスタンス名は「aaa2c」であり、最初の3文字「aaa」をページ名とする。
(2)インスタンス名の4文字目を横軸の座標値としてインスタンスの属性として付加する。インスタンス名「aaa2c」の場合、4文字目の「2」を横軸の座標値とする。
(3)インスタンス名の5文字目を縦軸の座標値としてインスタンスの属性に付加する。インスタンス名「aaa2c」の場合、5文字目の「c」を軸の座標値とする。
同様な処理を9行目及び10行目のインスタンスについて行って、それぞれロケーション属性として付加する。最後に図10の論理図面出力部38により、それぞれのインスタンスに付加されたロケーション属性、即ちページ名、横軸の座標値、縦軸の座標値を基に、図13の論理図面画面40−1に示すように論理図面を表示する。
論理図面画面40−1にあっては、ページ名94は「aaa」であり、横軸座標値96は「1〜5」であり、また縦軸座標値98は「a〜c」であり、インバータ回路のインスタンス100、アンド回路のインスタンス102及び排他論理和回路のインスタンス104が、それぞれに付加されたロケーション属性に基づいて図面上に配置描画される。
図14は本実施形態でインスタンス配置処理部106として動作するブロックを実線で示し、他のブロックを破線で示している。インスタンス配置処理部106は、論理図面記憶部34、論理図面出力部38、インスタンス配置部42、ロケーション変更部44及びHDL出力部46で構成される。ここで、インスタンス配置部42はインスタンス配置処理を実行し、一方、ロケーション変更部44はインスタンス移動処理を実行することになる。
図15は本実施形態におけるインスタンス配置処理のフローチャートであり、図2のステップS6の詳細である。このインスタンス配置処理は、論理図面が描画されていない空図面上にインスタンスを配置する場合を例にとっている。
まずステップS1で、設計者は画面上に空き図面を開いた状態で、セル検索処理で得られた例えば図9のセル検索結果90の中から必要とするセルを選択して空き画面上に配置する。このセル配置により、ロケーション情報としてページ名、縦軸座標値及び横軸座標値が決まる。
次にステップS2で、セル配置により決められたインスタンスの属性としてページ名、横軸座標値、縦軸座標値を設定する。次にステップS3でインスタンス名をロケーション名に設定する。ロケーション名はページ名、横軸座標値及び縦軸座標値を組み合わせた名称である。
続いてステップS4でインスタンスを画面上に論理回路として表示し、更に必要があればインスタンスの配置が済んだ論理図面に対応したHDLファイルをHDL出力部46によりする。このインスタンス配置処理を更に詳細に説明すると次のようになる。
図16(A)は論理図面画面40−2として空き図面を表示しており、ここにインスタンスを配置するものとする。論理図面画面40−2におけるモジュール名は「exam2」であり、初期状態においてインスタンスの配置のない空き図面となっている。
この状態でインスタンス配置部42によりセルを選択してロケーションを指示する。この例ではセルとして「and1b」を選択し、ロケーションとしてページ名=bbb、横軸座標値=4、縦軸座標値=aを指示したものとする。
これによって、インスタンスの属性としてページ名を「bbb」、横軸の座標値を「4」、縦軸の座標値を「a」に設定する。続いて、インスタンスの属性として設定したページ名、横軸の座標値及び縦軸の座標値を組み合わせてロケーション名を生成する。この場合、ロケーション名は「bbb4a」となる。
ロケーション名が作られたならば、このロケーション名をインスタンス名「bbb4a」として設定する。続いて論理図面出力部38がインスタンスのロケーション属性に基づき、図16(B)のように、指定された位置にインスタンス116を表示する。
最終的にHDL出力部46が図16(C)のHDLファイル48を図16(B)のインスタンス116の論理図面に基づいて出力する。このHDLファイル48は2行目にインスタンスのみを記述しており、インスタンス名「bbb4a」はロケーション名となっている。
なお図16は空き図面にインスタンスを配置する場合を例にとっているが、図13に示したように、図10のHDL読込部32で読み込んだHDLファイルから描画した論理図面を対象にインスタンスを配置する場合にも、同様に本実施形態のインスタンス処理を適用できる。この場合には、HDLファイルの読込みで描画した論理図面に対し新たにインスタンスを追加する処理となる。
図17は図14のロケーション変更部44により実行される本実施形態におけるインスタンス移動処理のフローチャートであり、図2のステップS8の詳細となる。インスタンス移動処理にあっては、ステップS1で画面上に表示された論理図面の中から移動するインスタンスを選択し、次にステップS2で移動先のロケーションを図面上で指示すると、ステップS3でインスタンスのロケーション属性が移動前のロケーション属性から移動先のロケーション属性に変更される。
続いてステップS4でインスタンス名を移動先のロケーション名に変更し、ステップS5で論理図面を移動後の図面に描画し、必要に応じて機能記述ファイル(HDLファイル)として出力される。
本実施形態のインスタンス移動処理を詳細に説明すると次のようになる。図18(A)はインスタンス移動前の論理図面画面40−1であり、これは図13に示したHDLファイルの読込みで描画した論理図面画面と同じである。図18(A)において、インスタンス名「aaa2c」のインスタンス100を同じページの(横軸座標,縦軸座標)=(2,b)に移動する場合について説明する。
この場合には、図14に示したロケーション変更部44により、インスタンス100の移動前のロケーション属性(2,c)を移動先のロケーション属性(2,b)に変更する。続いて、インスタンス100のページ名移動後の横軸座標値と縦軸座標値を組み合わせて移動後のロケーション名を生成する。
この場合、移動前のロケーション名は「aaa2c」であることから、移動後のロケーション名として「aaa2b」を生成する。そしてインスタンス名を「aaa2b」に変更する。
続いて図14の論理図面出力部38により図18(B)のように論理図面を表示すると、移動前のインスタンス100は移動先のロケーション(2,b)に配置されて描画されることになる。
このような図18(B)のインスタンス移動後の論理図面に基づいて図14のHDL出力部46でHDLファイル48を出力すると、図19のようになる。図19のHDLファイル48は、図12に示した変更前の機能記述ファイル(HDLファイル)30の8行目のインスタンス名「aaa2c」が、図19のHDLファイル48ではインスタンス名「aaa2b」変更されている。
図20は本実施形態で属性表示処理部120として動作するブロックを実線で示し、他のブロックは破線で示している。属性表示処理部120は、論理図面記憶部34、論理図面出力部38、スラック値読込部52、配線長読込部56で構成される。
図21は本実施形態による属性表示処理のフローチャートであり、図2のステップS10の詳細となる。この属性表示処理は、ステップS1でスラック値読込部52がスラック値ファイル50を読み込み、ステップS2でスラック値をピンの属性として付加する。
次にステップS3で配線長読込部56が配線長ファイル54を読み込み、ステップS4で配線長をネットの属性として付加する。最終的にステップS5で、論理図面出力部38がピンの属性であるスラック値とネット属性である配線長を論理図面上のピン及びネットのそれぞれの近傍に表示した論理図面を描画する。
属性表示処理を更に詳細に説明すると次のようになる。図20のスラック値読込部52は、例えば図22(A)に示すスラック値ファイル50を読み込み、ピンの属性として付加する。
ここでスラック値とは要求されるタイミングに対するマージンがどの程度あるかを示す値であり、正のスラック値は要求されるタイミングを満足していることを示し、負のスラック値はタイミング違反が含まれることを示している。
図22(A)のスラック値ファイル50にあっては、例えば図12に示す読み込まれたHDLファイル30の8〜10行目に記述しているインスタンスの入出力ポートのピンのそれぞれにつきスラック値を設定している。このようなスラック値はHDLファイルを論理合成ツールを用いてネットリストに変換した状態で作成され、論理図面の検証修正に利用される。
また図20の配線長読込部56は、例えば図22(B)に示す配線長ファイル54を読み込んでネットの属性として付加する。この配線長ファイル54は、図12に示したHDLファイル30の1行目のポート宣言、及び6,7行目のwire宣言のポート及びネットを対象にレイアウト設計によるネットリストから作成されている。
図22(A)のスラック値ファイル50及び図22(B)の配線長ファイル54を読み込んで、ピン及びネットのそれぞれに属性値として付加した後、論理図面出力部38により図23の論理図面画面40−3に示すように、論理図面上のピンの近傍にスラック値を表示し、またネットの近傍に配線長を表示する。
例えばインバータ回路100の入力ピンの近傍にはスラック値(slk=30)が表示される。またインバータ回路のインスタンス100の入力のネット「in1」の近傍には配線長(len=3000)が表示される。
このように、論理図面を描画する際にピンのスラック値やネットの配線長を読み込んでその近傍に表示することで、設計者はレイアウト設計の制約などを考慮して論理図面の修正を適切に行うことができる。
また本実施形態は、図2,図5,図11,図15,図17及び図21に示したフローチャートの内容を持つプログラムを提供するものである。このプログラムとして、図2の全体的なフローチャートでは、セル検索処理、論理図面描画処理、インスタンス配置処理、インスタンス移動処理及び属性表示処理を一連の処理手順として設けているが、それぞれの処理を独立したプログラムとしてもよい。
また本実施形態は、図2,図5,図11,図15,図17及び図21に示したフローチャートによる論理図面表示処理を行うプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体を提供する。
この記録媒体としてはフロッピィディスク(R)、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの可搬型記憶媒体や、コンピュータシステムの内外に備えられたハードディスクドライブなどの記憶装置の他、回線を介してプログラムを保持するデータベース、あるいは他のコンピュータシステム並びにそのデータベース、更には回線上の伝送媒体を含むものである。
なお、上記の実施形態にあっては、ハードウェア記述言語としてVerilog−HDLを例にとっているが、それ以外のハードウェア記述言語例えばVHDLについても基本的に同じように適用することができる。
また本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
ここで本発明の特徴をまとめて列挙すると次の付記のようになる。
(付記)

(付記1)
画面上に論理図面を表示して処理する論理図面表示方法に於いて、
ハードウェア記述言語(HDL)で記述された回路モジュールの機能記述ファイル(HDLファイル)を入力して画面上に論理図面を描画する論理図面描画ステップと、
画面表示された論理図面上に配置するセルをライブラリから検索するセル検索ステップと、
画面表示された図面上に、モジュールを部品化したインスタンスを配置するインスタンス配置ステップと、
画面表示された図面上のインスタンスを指定された位置に移動するインスタンス移動ステップと、
前記画面表示された論理回路に対応した機能記述ファイル(HDLファイル)を出力するファイル出力ステップと、
を備えたことを特徴とする論理図面表示方法。(1)
(付記2)
付記1記載の論理図面表示方法に於いて、前記セル検索ステップは、
前記ライブラリからセル一覧を取得するセル一覧取得ステップと、
前記セル一覧に対応した分類ファイルを読み込む分類ファイル読込ステップと、
前記分類ファイルに基づいてセル検索条件を設定する分類画面を表示する分類画面表示ステップと、
前記分類画面により設定された検索条件を満たすセルを前記セル一覧から検索するセル検索ステップと、
を備えたことを特徴とする論理図面表示方法。(2)
(付記3)
付記2記載の論理図面表示方法に於いて、
前記セル一覧取得ステップは、複数のセル分類項目を階層的に組合わせてセル名としたセル一覧をライブラリから取得し、
前記分類ファイル読込ステップは、前記セル名のセル分類項目を階層毎に分類したグループタイプと、前記グループタイプ毎に作成されたセル検索の条件式とを含む分類ファイルを読み込み、
前記分類画面表示ステップは、前記分類画面として前記グループタイプに分けてセル分類項目を表示すると共に、各セル分類項目に対し選択操作部を表示し、
前記セル検索ステップは、前記分類画面により選択された複数のセル分類項目を前記条件式に設定して、前記セル一覧から前記条件式を満たすセル名を検索して出力することを特徴とする論理図面表示方法。(3)
(付記4)
付記3記載の論理図面表示方法に於いて、前記セル検索ステップは、各グループタイプの条件式に設定したセル分類項目を階層的に含むセル名を前記セル一覧から検索することを特徴とする論理図面表示方法。
(付記5)
付記1記載の論理図面表示方法に於いて、前記論理図面描画ステップは、
前記インスタンスのインスタンス名として、ロケーション名を使用した機能記述ファイル(HDLファイル)を読込むファイル読込ステップと、
前記インスタンスのロケーション名を解読して図面上の位置を示すロケーション属性を前記インスタンスに付加するロケーション属性付加ステップと、
前記ロケーション属性に基づいて論理図面を描画する図面描画ステップと,
を備えたことを特徴とする論理図面表示方法。(4)
(付記6)
付記1記載の論理図面表示方法に於いて、前記インスタンス配置ステップは、
セルを選択するセル選択ステップと、
インスタンスの配置位置を指定する配置位置指定ステップと、
前記インスタンスのロケーション属性を設定するロケーション属性設定ステップと、
インスタンス名を指定された配置位置を示すロケーション名に設定するロケーション名設定ステップと、
前記インスタンスを指定された配置位置に描画する描画ステップと、
を備えたことを特徴とする論理図面表示方法。(6)
(付記7)
付記1記載の論理図面表示方法に於いて、前記インスタンス移動ステップは、
移動するインスタンスを選択するインスタンス選択ステップと、
前記インスタンスの移動位置を指定する移動位置指定ステップと、
前記インスタンスのロケーション属性を変更するロケーション属性変更ステップと、
インスタンス名を指定された移動位置を示すロケーション名に変更するインスタンス名変更ステップと、
前記インスタンスを指定された移動位置に描画する描画ステップと、
を備えたことを特徴とする論理図面表示方法。(7)
(付記8)
付記5乃至7のいずれかに記載の論理図面表示方法に於いて、前記ロケーション名は、画面表示される図面のページ名、横軸座標値及び縦軸座標値を組合わせた英数字記号であることを特徴とする論理図面表示方法。
(付記9)
付記1記載の論理図面表示方法に於いて、更に、ピン及び又はネットの属性を読込んで近傍に表示する属性表示ステップを備えたことを特徴とする論理図面表示方法。(7)
(付記10)
付記1記載の論理図面表示方法に於いて、前記属性表示ステップは、
スラック値ファイルを読み込んでスラック値をピンの属性として付加してピンの近傍に表示させ、
配線長ファイルを読み込んで配線長をネットの属性として付加してネットの近傍に表示させる、
ことを特徴とする論理図面表示方法。
(付記11)
画面表示された論理図面上に配置するセルをライブラリから検索する論理図面表示方法に於いて、
前記ライブラリからセル一覧を取得するセル一覧取得ステップと、
前記セル一覧に対応した分類ファイルを読み込む分類ファイル読込みステップと、
前記分類ファイルに基づいてセル検索条件を設定する分類画面を表示する分類画面表示ステップと、
前記分類画面により設定された検索条件を満たすセルを前記セル一覧から検索するセル検索ステップと、
を備えたことを特徴とする論理図面表示方法。
(付記12)
付記11記載の論理図面表示方法に於いて、
前記セル一覧取得ステップは、複数のセル分類項目を階層的に組合わせてセル名としたセル一覧をライブラリから取得し、
前記分類ファイル読込みステップは、前記セル名のセル分類項目を階層毎に分類したグループタイプと、前記グループタイプ毎に作成されたセル検索の条件式とを含む分類ファイルを読み込み、
前記分類画面表示ステップは、前記分類画面として前記グループタイプに分けてセル分類項目を表示すると共に、各セル分類項目に対し選択操作部を表示し、
前記セル検索ステップは、前記分類画面により選択された複数のセル分類項目を前記条件式に設定して、前記セル一覧から前記条件式を満たすセル名を検索して出力することを特徴とする論理図面表示方法。
(付記13)
ハードウェア記述言語(HDL)で記述された回路モジュールの機能記述ファイル(HDLファイル)を入力して画面上に論理図面を表示する論理図面表示方法に於いて、
モジュールを部品化したインスタンスのインスタンス名として、ロケーション名を使用した機能記述ファイル(HDLファイル)を読込むファイル読込ステップと、
前記インスタンスのロケーション名を解読して図面上の位置を示すロケーション属性を前記インスタンスに付加するロケーション属性付加ステップと、
前記ロケーション属性に基づいて論理図面を描画する図面描画ステップと,
を備えたことを特徴とする論理図面表示方法。
(付記14)
画面表示された図面上に、モジュールを部品化してインスタンスを配置して論理図面を描画する論理図面表示方法に於いて、
セルを選択するセル選択ステップと、
インスタンスの配置位置を指定する配置位置指定ステップと、
前記インスタンスのロケーション属性を設定するロケーション属性設定ステップと、
インスタンス名を指定された配置位置を示すロケーション名に設定するロケーション名設定ステップと、
前記インスタンスを指定された配置位置に描画する描画ステップと、
を備えたことを特徴とする論理図面表示方法。
(付記15)
付記14記載の論理図面表示方法に於いて、更に、
移動するインスタンスを選択するインスタンス選択ステップと、
前記インスタンスの移動位置を指定する移動位置指定ステップと、
前記インスタンスのロケーション属性を変更するロケーション属性変更ステップと、
インスタンス名を指定された移動位置を示すロケーション名に変更するインスタンス名変更ステップと、
前記インスタンスを指定された移動位置に描画する描画ステップと、
を備えたことを特徴とする論理図面表示方法。
(付記16)
コンピュータに、
ハードウェア記述言語(HDL)で記述された回路モジュールの機能記述ファイル(HDLファイル)を入力して画面上に論理図面を描画する論理図面描画ステップと、
画面表示された論理図面上に配置するセルをライブラリから検索するセル検索ステップと、
画面表示された図面上に、モジュールを部品化したインスタンスを配置するインスタンス配置ステップと、
画面表示された図面上のインスタンスを指定された位置に移動するインスタンス移動ステップと、
前記画面表示された論理回路に対応した機能記述ファイル(HDLファイル)を出力するファイル出力ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。(8)
(付記17)
付記16記載のプログラムに於いて、前記セル検索ステップは、
前記ライブラリからセル一覧を取得するセル一覧取得ステップと、
前記セル一覧に対応した分類ファイルを読み込む分類ファイル読込みステップと、
前記分類ファイルに基づいてセル検索条件を設定する分類画面を表示する分類画面表示ステップと、
前記分類画面により設定された検索条件を満たすセルを前記セル一覧から検索するセル検索ステップと、
を備えたことを特徴とするプログラム。
(付記18)
付記17記載のプログラムに於いて、
前記セル一覧取得ステップは、複数のセル分類項目を階層的に組合わせてセル名としたセル一覧をライブラリから取得し、
前記分類ファイル読込みステップは、前記セル名のセル分類項目を階層毎に分類したグループタイプと、前記グループタイプ毎に作成されたセル検索の条件式とを含む分類ファイルを読み込み、
前記分類画面表示ステップは、前記分類画面として前記グループタイプに分けてセル分類項目を表示すると共に、各セル分類項目に対し選択操作部を表示し、
前記セル検索ステップは、前記分類画面により選択された複数のセル分類項目を前記条件式に設定して、前記セル一覧から前記条件式を満たすセル名を検索して出力することを特徴とするプログラム。
(付記19)
付記16記載のプログラムに於いて、前記論理図面描画ステップは、
前記インスタンスのインスタンス名として、ロケーション名を使用した機能記述ファイル(HDLファイル)を読込むファイル読込ステップと、
前記インスタンスのロケーション名を解読して図面上の位置を示すロケーション属性を前記インスタンスに付加するロケーション属性付加ステップと、
前記ロケーション属性に基づいて論理図面を描画する図面描画ステップと,
を備えたことを特徴とするプログラム。(9)
(付記20)
付記16記載のプログラムに於いて、前記インスタンス配置ステップは、
セルを選択するセル選択ステップと、
インスタンスの配置位置を指定する配置位置指定ステップと、
前記インスタンスのロケーション属性を設定するロケーション属性設定ステップと、
インスタンス名を指定された配置位置を示すロケーション名に設定するロケーション名設定ステップと、
前記インスタンスを指定された配置位置に描画する描画ステップと、
を備えたことを特徴とするプログラム。
(付記21)
付記16記載のプログラムに於いて、前記インスタンス移動ステップは、
移動するインスタンスを選択するインスタンス選択ステップと、
前記インスタンスの移動位置を指定する移動位置指定ステップと、
前記インスタンスのロケーション属性を変更するロケーション属性変更ステップと、
インスタンス名を指定された移動位置を示すロケーション名に変更するインスタンス名変更ステップと、
前記インスタンスを指定された移動位置に描画する描画ステップと、
を備えたことを特徴とするプログラム。
(付記22)
付記16記載のプログラムに於いて、更に、ピン及び又はネットの属性値を読込んで近傍に表示する属性表示ステップを備えたことを特徴とするプログラム。
(付記23)
画面上に論理図面を表示して処理する論理図面表示装置に於いて、
ハードウェア記述言語(HDL)で記述された回路モジュールの機能記述ファイル(HDLファイル)を入力して画面上に論理図面を描画する論理図面描画部と、
画面表示された図面上に配置するセルをライブラリから検索するセル検索部と、
画面表示された図面上に、モジュールを部品化したインスタンスを配置するインスタンス配置部と、
画面表示された図面上のインスタンスを指定された位置に移動するインスタンス移動部と、
前記画面表示された論理回路に対応した機能記述ファイル(HDLファイル)を出力するファイル出力部と、
を備えたことを特徴とする論理図面表示装置。(10)
(付記24)
付記23記載の論理図面表示装置に於いて、前記セル検索部は、
前記ライブラリからセル一覧を取得するセル一覧取得部と、
前記セル一覧に対応した分類ファイルを読み込む分類ファイル読込部と、
前記分類ファイルに基づいてセル検索条件を設定する分類画面を表示する分類画面表示部と、
前記分類画面により設定された検索条件を満たすセルを前記セル一覧から検索するセル検索部と、
を備えたことを特徴とする論理図面表示装置。
(付記25)
付記24記載の論理図面表示装置に於いて、
前記セル一覧取得部は、複数のセル分類項目を階層的に組合わせてセル名としたセル一覧をライブラリから取得し、
前記分類ファイル読込部は、前記セル名のセル分類項目を階層毎に分類したグループタイプと、前記グループタイプ毎に作成されたセル検索の条件式とを含む分類ファイルを読み込み、
前記分類画面表示部は、前記分類画面として前記グループタイプに分けてセル分類項目を表示すると共に、各セル分類項目に対し選択操作部を表示し、
前記セル検索部は、前記分類画面により選択された複数のセル分類項目を前記条件式に設定して、前記セル一覧から前記条件式を満たすセル名を検索して出力することを特徴とする論理図面表示装置。
(付記26)
付記23記載の論理図面表示装置に於いて、前記論理図面描画部は、
前記インスタンスのインスタンス名として、ロケーション名を使用した機能記述ファイル(HDLファイル)を読込むファイル読込部と、
前記インスタンスのロケーション名を解読して図面上の位置を示すロケーション属性を前記インスタンスに付加するロケーション属性付加部と、
前記ロケーション属性に基づいて論理図面を描画する図面描画部と,
を備えたことを特徴とする論理図面表示装置。
(付記27)
付記23記載の論理図面表示装置に於いて、前記インスタンス配置部は、
セルを選択するセル選択ステップと、
インスタンスの配置位置を指定する配置位置指定ステップと、
前記インスタンスのロケーション属性を設定するロケーション属性設定ステップと、
インスタンス名を指定された配置位置を示すロケーション名に設定するロケーション名設定ステップと、
前記インスタンスを指定された配置位置に描画する描画ステップと、
を備えたことを特徴とする論理図面表示装置。
(付記28)
付記23記載の論理図面表示装置に於いて、前記インスタンス移動部は、
移動するインスタンスを選択するインスタンス選択ステップと、
前記インスタンスの移動位置を指定する移動位置指定ステップと、
前記インスタンスのロケーション属性を変更するロケーション属性変更ステップと、
インスタンス名を指定された移動位置を示すロケーション名に変更するインスタンス名変更ステップと、
前記インスタンスを指定された移動位置に描画する描画ステップと、
を備えたことを特徴とする論理図面表示装置。
(付記29)
付記23記載の論理図面表示装置に於いて、更に、ピン及び又はネットの属性を読込んで近傍に表示する属性表示部を備えたことを特徴とする論理図面表示装置。
本発明による論理図面表示装置の実施形態を示した機能構成のブロック図 本実施形態による論理図面表示処理のフローチャート 図1の機能構成が実現されるコンピュータのハードウェア環境のブロック図 本実施形態でセル検索処理部として動作する機能構成のブロック図 本実施形態によるセル検索処理のフローチャート 図4のライブラリの説明図 図4の分類ファイルの説明図 図4の分類画面の説明図 図4のセル検索結果画面の説明図 本実施形態で論理図面描画処理部として動作する機能構成のブロック図 本実施形態による論理図面描画処理のフローチャート 図10のHDLファイルの説明図 図10の論理図面画面の説明図 本実施形態でインスタンス配置処理部として動作する機能構成のブロック図 本実施形態によるインスタンス配置処理のフローチャート 図14におけるインスタンスを配置する論理図面画面と出力されるHDLファイルの説明図 本実施形態によるインスタンス移動処理のフローチャート 図14におけるインスタンス移動前と移動後の論理図面画面の説明図 インスタンス移動処理後に出力されるHDLファイルの説明図 本実施形態で属性表示部として動作する機能構成のブロック図 本実施形態による属性表示処理のフローチャート 図20におけるスラック値ファイルと配線長ファイルの説明図 本実施形態による属性値を表示した論理図面画面の説明図
符号の説明
10:論理図面表示装置
12:ライブラリ
14:セル一覧取得部
15:分類ファイル
16:分類ファイル読込部
18:セル分類記憶部
20:分類画面表示部
22:分類画面
24:セル検索条件入力部
26:セル検索部
28:セル検索結果画面
30,48:HDLファイル(機能記述ファイル)
32:HDL読込部
34:論理図面記憶部
36:ロケーション属性付加部
38:論理図面出力部
40,40−1〜40−3:論理図面画面
42:インスタンス配置部
44:ロケーション変更部
46:HDL出力部
50:スラック値ファイル
52:スラック値読込部
54:配線長ファイル
56:配線長読込部
58:CPU
60:バス
62:RAM
64:ROM
66:ハードディスクドライブ
68:デバイスインタフェース
70:キーボード
72:マウス
74:ディスプレイ
76:ネットワークアダプタ
78:セル検索処理部
82,84,86:グルーブ枠
90:セル検索結果
92:論理図面描画処理部
94,110:ページ名
96,112:横軸座標
98,114:縦軸座標
100,102,104,116:インスタンス
106:インスタンス配置処理部
120:属性表示処理部

Claims (8)

  1. 記録媒体と表示装置とを有するコンピュータにより、前記表示装置の画面上に論理図面を表示して処理する論理図面表示方法に於いて、
    前記記録媒体に記憶されたハードウェァ記述言語で記述された回路モジュールの機能記述ファイルを入力して前記表示装置の画面上に論理図面を描画する論理図面描画ステップと、
    画面表示された論理図面上に配置するセルをライブラリから検索するセル検索ステップと、
    画面表示された図面上に、モジュールを部品化したインスタンスを配置するインスタンス配置ステップと、
    画面表示された図面上のインスタンスを指定された位置に移動するインスタンス移動ステップと、
    前記画面表示された論理回路に対応した機能記述ファイルを出力するファイル出力ステップとを備え、
    前記論理図面描画ステップは、
    前記インスタンスのインスタンス名として、前記インスンスが配置される論理図面のページのページ識別情報と当該ページ中における前記インスタンスの座標位置情報とを含むロケーション名を使用した機能記述ファイルを読込むファイル読込ステップと、
    前記インスタンスのロケーション名を解読して、前記ページ識別情報及び前記座標位置情報を含むロケーション属性を前記インスタンスに付加するロケーション属性付加ステップと、
    前記ロケーション属性に基づいて論理図面を描画する図面描画ステップと、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする論理図面表示方法。
  2. 請求項1記載の論理図面表示方法に於いて、前記セル検索ステップは、
    前記ライブラリからセル一覧を取得するセル一覧取得ステップと、
    前記セル一覧に対応した分類ファイルを読み込む分類ファイル読込ステップと、
    前記分類ファイルに基づいてセル検索条件を設定する分類画面を表示する分類画面表示ステップと、
    前記分類画面により設定された検索条件を満たすセルを前記セル一覧から検索するセル検索ステップと、
    を備えたことを特徴とする論理図面表示方法。
  3. 請求項2記載の論理図面表示方法に於いて、
    前記セル一覧取得ステップは、複数のセル分類項目を階層的に組合わせてセル名としたセル一覧をライブラリから取得し、
    前記分類ファイル読込ステップは、前記セル名のセル分類項目を階層毎に分類したグループタイプと、前記グループタイプ毎に作成されたセル検索の条件式とを含む分類ファイルを読み込み、
    前記分類画面表示ステップは、前記分類画面として前記グループタイプに分けてセル分類項目を表示すると共に、各セル分類項目に対し選択操作部を表示し、
    前記セル検索ステップは、前記分類画面により選択された複数のセル分類項目を前記条件式に設定して、前記セル一覧から前記条件式を満たすセル名を検索して出力することを特徴とする論理図面表示方法。
  4. 請求項記載の論理図面表示方法に於いて、前記インスタンス配置ステップは、
    セルを選択するセル選択ステップと、
    インスタンスの配置位置を指定する配置位置指定ステップと、
    前記インスタンスの配置位置として指定された論理図面のページのページ識別情報と当該ページ中における前記インスタンスの座標位置情報とを含む配置ロケーション属性を設定する配置ロケーション属性設定ステップと、
    前記インスタンスのインスタンス名を前記配置ロケーション属性を含む名称に設定するロケーション名設定ステップと、
    前記インスタンスを指定された配置位置に描画する描画ステップと、
    を備えたことを特徴とする論理図面表示方法。
  5. 請求項1記載の論理図面表示方法に於いて、前記インスタンス移動ステップは、
    移動するインスタンスを選択するインスタンス選択ステッブと、
    前記インスタンスの移動位置を指定する移動位置指定ステップと、
    前記インスタンスの移動位置として指定された論理図面のページのページ識別情報と当該ページ中における前記インスタンスの座標位置情報とを含む移動ロケーション属性を変更するロケーション属性変更ステップと、
    前記インスタンスのインスタンス名を前記移動ロケーション属性を含む名称に変更するインスタンス名変更ステップと、
    前記インスタンスを指定された移動位置に描画する描画ステップと、
    を備えたことを特徴とする論理図面表示方法。
  6. 請求項1記載の論理図面表示方法に於いて、更に、前記インスタンスに係るセルの端子に関して要求されるタイミングに対するマージンがどの程度あるかを示すスラック値又は前記インスタンスに係るセルの端子に接続されるネットの配線長を読込んで前記インスタンスの近傍に表示する属性表示ステップを備えたことを特徴とする論理図面表示方法。
  7. 記録媒体と表示装置とを有するコンピュータに、
    前記記録媒体に記憶されたハードウェア記述言語で記述された回路モジュールの機能記述ファイルを入力して前記表示装置の画面上に論理図面を描画する論理図面描画ステップと、
    画面表示された論理図面上に配置するセルをライブラリから検索するセル検索ステップと、
    画面表示された図面上に、モジュールを部品化したインスタンスを配置するインスタンス配置ステップと、
    画面表示された図面上のインスタンスを指定された位置に移動するインスタンス移動ステップと、
    前記画面表示された論理回路に対応した機能記述ファイルを出力するファイル出力ステップとを備え、
    前記論理図面描画ステップは、
    前記インスタンスのインスタンス名として、前記インスンスが配置される論理図面のページのページ識別情報と当該ページ中における前記インスタンスの座標位置情報とを含むロケーション名を使用した機能記述ファイルを読込むファイル読込ステップと、
    前記インスタンスのロケーション名を解読して、前記ページ識別情報及び前記座標位置情報を含むロケーション属性を前記インスタンスに付加するロケーション属性付加ステップと、
    前記ロケーション属性に基づいて論理図面を描画する図面描画ステップと、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする論理図面表示方法。
  8. 記録媒体と表示装置とを有するコンピュータにより、前記表示装置の画面上に論理図面を表示して処理する論理図面表示装置に於いて、
    前記記録媒体に記憶されたハードウェァ記述言語で記述された回路モジュールの機能記述ファイルを入力して前記表示装置の画面上に論理図面を描画する論理図面描画部と、
    画面表示された論理図面上に配置するセルをライブラリから検索するセル検索部と、
    画面表示された図面上に、モジュールを部品化したインスタンスを配置するインスタンス配置部と、
    画面表示された図面上のインスタンスを指定された位置に移動するインスタンス移動部と、
    前記画面表示された論理回路に対応した機能記述ファイルを出力するファイル出力部とを備え、
    前記論理図面描画部は、
    前記インスタンスのインスタンス名として、前記インスンスが配置される論理図面のページのページ識別情報と当該ページ中における前記インスタンスの座標位置情報とを含むロケーション名を使用した機能記述ファイルを読込むファイル読込部と、
    前記インスタンスのロケーション名を解読して、前記ページ識別情報及び前記座標位置情報を含むロケーション属性を前記インスタンスに付加するロケーション属性付加部と、
    前記ロケーション属性に基づいて論理図面を描画する図面描画部と、
    からなることを特徴とする論理図面表示装置。
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