JP4770497B2 - antenna - Google Patents
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Description
本発明は、アンテナ素子が目立たないアンテナに関する。 The present invention relates to an antenna in which an antenna element is not conspicuous.
VHF帯(30〜300MHz)又はUHF帯(300MHz〜3GHz)の電波を送受信する無線通信用のアンテナとして、半波長ダイポールアンテナを考えた場合、図7に示されるように、そのアンテナ71は、給電部72に接続されてその給電部72の両側に所定の長さ延びた1対の導体板73をアンテナ素子74として構成される。
When a half-wave dipole antenna is considered as an antenna for wireless communication for transmitting and receiving radio waves in the VHF band (30 to 300 MHz) or UHF band (300 MHz to 3 GHz), as shown in FIG. A pair of
導体板73は、剛体である金属板から構成されるほかに、導電性ペーストをフィルム状の基板に印刷して構成されるものもある。給電部72両側の2枚の導体板73を合わせた長さL(以下、アンテナ長と言う;図7、図8、図9参照)は様々であるが、最も原理的なアンテナにおけるアンテナ長Lは、主として使用する波長の1/2であり、例えば、使用する周波数が500MHzである場合、波長が600mmであるから、アンテナ長L=300mmとなる。この場合、導体板の実用的な幅Wは数mm以上である。これは、給電部とのインピーダンス整合を図るために抵抗を低減するには、抵抗率の低い銅板を使用しても、幅Wは数mmが必要となるからである。
In addition to the metal plate which is a rigid body, the
UHF帯を送受信するアンテナにおける導体板の形状には以下のようなものがある。 The shape of the conductor plate in the antenna that transmits and receives the UHF band includes the following.
図8に示されるように、このアンテナ81では、導体板83は長手方向全体にわたり、一定の広い幅Wを有する。幅Wは前述のように数mm以上である。 As shown in FIG. 8, in this antenna 81, the conductor plate 83 has a constant wide width W over the entire longitudinal direction. The width W is several mm or more as described above.
図9に示されるように、このアンテナ91では、導体板93は長手方向両端部において広い幅Wを有し、給電部72に接続される中央部ではほとんど幅がない。すなわち、2枚の導体板93をそれぞれ三角形に形成し、それぞれの頂点を給電部72に接続してある。このアンテナ素子91の形状をボウタイ形状という。両端部における導体板93の幅Wは数mm以上である。
As shown in FIG. 9, in this antenna 91, the conductor plate 93 has a wide width W at both ends in the longitudinal direction, and has almost no width at the central portion connected to the
図10に示されるように、このアンテナ101では、給電アンテナ素子104として給電部72に接続された一対の導体板103に対し、間隔を隔てて平行に別の導体板105を配置し、この導体板105を無給電アンテナ素子106としたものである。給電アンテナ素子104の幅Wは数mm以上である。
As shown in FIG. 10, in this antenna 101, another
図7〜図10に示した従来のアンテナにおいては、アンテナ素子を構成している導体板の幅Wが太いので、人が容易にアンテナ素子を視認できてしまう。また、車両の窓や車内、あるいはテレビ受像器の周辺にアンテナを設置すると、車内から外部を見るときの妨害となる。また、車内、家屋内における他の物品とのデザインの調和を損なう。例えば、特許文献1,2ではアンテナ素子として線材を窓ガラスに取り付けているが、このアンテナ素子による視覚上の問題には全く配慮がなく、上記の問題を解決することができない。
In the conventional antenna shown in FIGS. 7 to 10, since the width W of the conductor plate constituting the antenna element is large, a person can easily see the antenna element. In addition, if an antenna is installed in the vehicle window, in the vehicle, or in the vicinity of the television receiver, it becomes a hindrance when the outside is viewed from inside the vehicle. In addition, the harmony of the design with other articles in the car and in the house is impaired. For example, in
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、アンテナ素子が目立たないアンテナを提供することにある。 Therefore, an object of the present invention is to solve the above-described problems and provide an antenna in which an antenna element is not conspicuous.
上記目的を達成するために本発明は、複数本の可撓性を有する直径0.04mm以下の線材を互いに間隔を隔てて平行に配置し、これらの線材を可撓性を有する透明な絶縁性フィルムの面に固定した両端を有する長尺の平行線テープからなるアンテナ素子が、2枚の透明な絶縁性基板に挟み込まれてなり、該平行線テープ自体をその長手方向の任意の位置で折り返した平面的な曲げ部と直線部とを組合せて引き回した任意の形状である。 In order to achieve the above object, the present invention provides a plurality of flexible wires having a diameter of 0.04 mm or less arranged parallel to each other at intervals, and these wires are made of a transparent insulating material having flexibility. An antenna element composed of a long parallel line tape having both ends fixed to the film surface is sandwiched between two transparent insulating substrates, and the parallel line tape itself is folded back at an arbitrary position in the longitudinal direction. and a planar bend and any shape which turned pull by combining a linear portion.
上記線材は、上記絶縁性フィルムに透明な接着剤で接着することにより固定してもよい。 The wire may be fixed by adhering to the insulating film with a transparent adhesive.
上記線材は、2枚の上記絶縁性フィルム間に挟み込むことにより固定してもよい。 The wire may be fixed by being sandwiched between the two insulating films.
上記平行線テープを折り返すことにより、平面的な曲げ部を形成してもよい。 A planar bent portion may be formed by folding the parallel line tape.
上記平行線テープに給電用の金属板を貼り付けることにより、該平行線テープを給電アンテナ素子としてもよい。 The parallel line tape may be used as a power supply antenna element by attaching a metal plate for power supply to the parallel line tape.
上記給電アンテナ素子としての平行線テープと間隔を隔てて平行に別の平行線テープを配置し、この平行線テープを無給電アンテナ素子としてもよい。 Another parallel line tape may be arranged in parallel with the parallel line tape as the feeding antenna element at a distance, and this parallel line tape may be used as the parasitic antenna element.
上記線材を銀めっき銅合金で構成してもよい。 You may comprise the said wire with a silver plating copper alloy.
上記線材同士の間隔を該線材の直径の10倍以上としてもよい。 It is good also considering the space | interval of the said wire as 10 times or more of the diameter of this wire.
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。 The present invention exhibits the following excellent effects.
(1)アンテナ素子が目立たなくなる。
(2)所望する形状、寸法、本数、配置とすることができ、ニーズに応じた多種多様なアンテナが本発明により提供される。また、低コストで容易に生産することができる。
(1) The antenna element becomes inconspicuous.
(2) A variety of antennas according to needs can be provided by the present invention, which can have a desired shape, size, number, and arrangement. Moreover, it can be easily produced at low cost.
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
図1に示されるように、本発明に係るアンテナに用いる平行線テープ1は、複数本の可撓性を有する直径0.04mm以下の線材2を互いに間隔を隔てて平行に配置し、これらの線材2を可撓性を有する透明な絶縁性フィルム3の面に固定することにより形成したものであり、このように形成された平行線テープ1自体も可撓性を有するので自在な形状に曲げたり折り返したりすることができる。線材2の径及び間隔の具体的数値とその理由は後述するが、線材2は十分に細いものであり、間隔は線材2の径に比べて十分に広いものである。
As shown in FIG. 1, a
この平行線テープ1は、長尺かつ適宜な幅に形成されるものであり、送受信する電波の特性や設置場所のスペースに合わせて、適当な長さや幅に切断したり曲げたりしてアンテナ素子とすることができる。また、平行線テープ1を任意の折れ線で折り返すことにより、任意の角度に折れ曲がった平面的な曲げ部を形成し、曲げ部と直線部との組み合わせで平面的な図形を描いて、任意の形状のアンテナ素子を作成することができる。
The
この平行線テープ1は、線材2が所定の間隔で絶縁性フィルム3に固定されているので、曲げたりしても線材2同士が短絡することがない。また、絶縁性フィルム3が内になるようにして平行線テープ1を折り返せば線材2同士が短絡することがない。線材2を2枚の絶縁性フィルム3間に挟み込んだものは、平行線テープ1をどちらに折り返しても線材2同士が短絡することがない。
In this
図1に示した平行線テープ1は、平行に並べた線材2を、片面に透明な接着剤層4を有する2枚の絶縁性フィルム3間に挟み込むことにより、線材2を絶縁性フィルム3に固定したものである。このほかに、平行に並べた線材2を2枚の透明な絶縁性フィルム3間に挟み込み、加熱圧着(ラミネート)あるいは圧延接着して固定してもよいし、平行に並べた線材2を1枚の透明な絶縁性フィルム3に透明な接着剤で接着して固定しても構成することができる。
The
図2に示されるように、本発明に係るアンテナ21は、平行線テープ1をアンテナ素子22としたものである。この実施形態では、3本の平行線テープ1が組み合わせて使用されている。1本目の平行線テープ1は、図面下方に位置する給電部23から上向きに延ばし、45°の折り目で折り返すことにより、左に90°折れ曲がった曲げ部24を形成し、左向きに延ばしてある。2本目の平行線テープ1は、図面下方に位置する給電部23から上向きに延ばし、45°の折り目で折り返すことにより、右に90°折れ曲がった曲げ部24を形成し、右向きに延ばしてある。1,2本目の平行線テープ1の曲げ部24から先は、ダイポールアンテナの一対のアンテナ素子22を構成する。ダイポールアンテナを構成するアンテナ素子22の左端から右端までの長さであるアンテナ長Lが使用する周波
数に対応して決められる。
As shown in FIG. 2, the antenna 21 according to the present invention is such that the
可撓性を有する平行線テープ1を図2に示したような所望形状に形成した状態に固定するために、平行線テープ1を2枚の透明な絶縁性基板25間に挟み込んである。これにより、給電部23に向かう下向きの部分を除いて平行線テープ1が絶縁性基板25で覆われるので、平行線テープ1は図示の形状を維持することができる。また、平行線テープ1を絶縁性基板25間に挟み込んで固定するので、後述する無給電アンテナ素子28のように、外部からの繋がりがない孤立した部材も固定することができる。
In order to fix the flexible
なお、絶縁性基板25は、剛性を有する材料を用いることにより、平行線テープ1を図2の形状に固く固定できるが、剛性を有さず可撓性を有する材料を用いても、平行線テープ1の折り返しや引き回しの形状、複数の平行線テープ1同士の位置関係を保持することができる。
The insulating substrate 25 can fix the
給電部23においては、平行線テープ1に給電用の金属板26を貼り付ける。詳しくは、図3に示されるように、線材2を1枚の絶縁性フィルム3の片面に固定した平行線テープ31に金属板26を貼り付ける。金属板26は、例えば銅板である。金属板26が各線材2に接しているので、平行線テープ31中の各線材2に金属板26より給電することができる。
In the
なお、金属板26は、絶縁性フィルム3の表面に貼り付けてもよい。この場合、金属板26と各線材2は絶縁性フィルム3を介して静電的に結合され、金属板26から各線材2への給電が可能となる。
The
このようにして平行線テープ1に給電用の金属板26を貼り付けることにより、図2のように平行線テープ1は給電アンテナ素子27となる。
By attaching the power feeding
図2のアンテナ21は3本目の平行線テープ1を有する。すなわち、給電アンテナ素子27としての1,2本目の平行線テープ1とは間隔を隔てて平行に別の平行線テープ1を配置する。この3本目の平行線テープ1は無給電アンテナ素子28となる。この実施形態では、無給電アンテナ素子28としての平行線テープ1は、給電アンテナ素子27としての平行線テープ1と幅Wが同じであり、長さはアンテナ長Lより短い。
The antenna 21 in FIG. 2 has a third
次に、図2に示したアンテナ21の動作を説明する。アンテナ21で電波を受信する際に、アンテナ素子22を構成する平行線テープ1に含まれている線材2の1本ごとに電流が誘起され、金属板26からなる給電部23を通して図示しない受信器に受信電力が得られる。複数本の線材2はそれぞれ同じ長さであるため、給電部23では各々の線材2からの受信電力が同位相で合成される。従って、1本の線材2からの受信電力が小さくても合成された受信電力は大きくなる。
Next, the operation of the antenna 21 shown in FIG. 2 will be described. When a radio wave is received by the antenna 21, a current is induced for each of the
ここで、1本の線材2は径が細いため、高い抵抗値を持つが、前述の理由により、複数本の線材2が並列回路を構成し、本数Nが十分大きければ、合成した抵抗値は1/Nとなる。これにより、アンテナ素子22の抵抗値は十分に低くして抵抗損失を低減することができる。よって、給電部23における外部とのインピーダンス整合は可能となる。すなわち、平行な複数本の線材2を有することにより、平行線テープ1は給電アンテナ素子27として十分に機能する。平行線テープ1が無給電アンテナ素子28としても十分に機能することは言うまでもない。
Here, since one
例えば、線材2として、直径0.02mmの抵抗値1.5×10-8Ωの銀めっき銅合金線を用いるものとする。500MHz(波長600mm)用のダイポールアンテナを作成する場合、アンテナ長L=300mmとなる。このとき、1本の線材2におけるアンテナ素子22の左端から右端までの高周波抵抗値は約150Ωになる。アンテナ21の放射抵抗値は73.13Ωであるから、1本の線材2だけであると抵抗値が放射抵抗値より遙かに大きくなるため、熱損失が大きくなる。しかし、線材2の本数Nを50とすると、合成した抵抗値は約3Ωとなり、放射抵抗値より十分に小さくなるため、熱損失は無視できる。すなわち、このアンテナ21は、電波送受信の性能は十分である。
For example, a silver plated copper alloy wire having a resistance value of 1.5 × 10 −8 Ω having a diameter of 0.02 mm is used as the
ところで、このとき線材2の間隔を線材2の径の10倍である0.2mmとすると、50本の線材2が占める幅は約10mmである。つまり、平行線テープ1の幅Wは約10mmである。約10mmという幅Wは、一般的なアンテナの幅Wである。
By the way, if the interval of the
一般的な裸眼あるいは眼鏡での視認能力を定量化すると、距離250mm離れて対象物を見たとき、視力の指標である分数視力2.0では約0.04mm径の対象物を視認できるのが限界である。従って、対象物が線材2であるとき、線材2の直径が0.04mm以下であれば、線材2は距離250mmから視認できない。直径が0.02mm以下になると、さらに近距離からでも分数視力2.0で線材2は視認が困難となる。
When quantifying the visual ability with general naked eyes or glasses, an object having a diameter of about 0.04 mm can be visually recognized with a fractional visual acuity of 2.0, which is an index of visual acuity, when the object is viewed at a distance of 250 mm. It is a limit. Therefore, when the object is the
平行線テープ1は線材2を透明な絶縁性フィルム3に固定したものであるから、線材2の視認が困難であれば平行線テープ1も視認が困難となる。
Since the
ただし、平行線テープ1には線材2が複数本平行に配置されている。そこで、線材2同士の間隔について考察すると、線材2同士の間隔が線材2の径の10倍以上であれば、平行線テープ1で視野を覆ったとき、線材2によって透過光が遮断される領域の面積が全体面積の10%以下となる。遮断される割合が10%以下であれば、平行線テープ1を透視して見る背景に対する視認性は十分に良い。この観点から、線材2同士の間隔は線材2の径の10倍以上が望ましい。
However, the
線材2の表面の材質は、銅や黄銅のように色彩が濃く光沢があるものよりも、錫や銀のように色彩が淡く無光沢のものがより好ましい。
The material of the surface of the
以上のように、本発明の平行線テープ1は、単体で視認が困難な線材2を適宜な間隔で並べ、透明な絶縁性フィルム3に固定したので、平行線テープ1の視認が困難にできる。
As described above, the
本発明のアンテナ21は、この平行線テープ1をアンテナ素子22としたので、アンテナ素子22の視認が困難となり、かつアンテナ素子22の背景は視認が容易となる。つまり、アンテナ素子22が目立たなくなる。
In the antenna 21 of the present invention, since the
さらに、平行線テープ1は、長尺かつ適宜な幅に形成されるものであり、適当な長さや幅に切断したりできるだけでなく、可撓性を有するので、平行線テープ1を任意の折れ線で折り返すことにより、任意の角度に折れ曲がった平面的な曲げ部を形成し、曲げ部と直線部との組み合わせで平面的な図形を描いて、任意の形状のアンテナ素子を作成することができる。
Furthermore, the
本発明のアンテナ21は、アンテナ素子として所望形状に形成した平行線テープ1を2枚の透明な絶縁性基板25間に挟み込んだので、アンテナ21が視認困難であると共に平行線テープ1が引き回された通りの形状を維持することができる。
In the antenna 21 of the present invention, the
なお、線材2の径は、上記例に限定されず、視認が困難な程度の太さであればよい。線材2に用いる導体及びめっきの材質は、上記例に限定されず、視認が困難で十分に給電ができれば他の材質でもよい。線材2の本数は、上記例に限定されず、十分に給電ができれば上記例以上でも以下でも構わない。線材2同士の間隔は、等間隔に限定されず、各々が異なった間隔でも構わない。
In addition, the diameter of the
絶縁性フィルム3または絶縁性基板25の材料としては、ポリ塩化ビニルポリアミド、ポリカーボネイト、ポリエチレンテレフタレート、ポリプチレンテレフタレート、セルロースアセテートなどがある。接着剤4の材料としては、ポリエチレンテレフタレートやポリプチレンテレフタレートを主成分とした材料やその他のポリエステル系材料がある。絶縁性フィルム3や接着剤4の厚みは限定されない。圧延や接着のときの温度は限定されない。
Examples of the material of the insulating
金属板26は、上記例のような板状でなく、線状でもよい。金属板26の金属の種類や厚さ、寸法は限定されない。
The
図4に示されるように、本発明に係るアンテナ41は、平行線テープ1をアンテナ素子42としたものである。この実施形態では、2本の平行線テープ1が組み合わせて使用されている。1本目の平行線テープ1は、図面左下方に位置する給電部23から上向きに延ばし、45°の折り目で折り返すことにより、左に90°折れ曲がった曲げ部24を形成して左向きに延ばし、次に45°の折り目で折り返すことにより、上に90°折れ曲がった曲げ部24を形成して上向きに延ばし、さらに45°の折り目で折り返すことにより、右に90°折れ曲がった曲げ部24を形成して右向きに延ばすというふうにして、閉じていない矩形ループを形成し、図面右下方に位置する給電部23に戻したものである。矩形ループ状のアンテナ素子42は給電アンテナ素子となる。
As shown in FIG. 4, the antenna 41 according to the present invention is such that the
2本目の平行線テープ1は、矩形ループ状の給電アンテナ素子42の上辺となっている平行線テープ1と間隔を隔てて平行に配置したものであり、無給電アンテナ素子43を形成する。
The second
図5に示されるように、本発明に係るアンテナ51は、図2のアンテナ21に対して、さらに平行線テープ1からなる無給電アンテナ素子を付加したものである。
As shown in FIG. 5, the antenna 51 according to the present invention is obtained by adding a parasitic antenna element made of the
本発明は、給電アンテナ素子や無給電アンテナ素子の形状、寸法、本数、配置は実施形態のものに限定されず、所望する形状、寸法、本数、配置とすることができる。従って、ニーズに応じた多種多様なアンテナが本発明により提供される。また、本発明のアンテナは低コストで容易に生産することができる。 In the present invention, the shape, size, number, and arrangement of the feeding antenna element and the parasitic antenna element are not limited to those of the embodiment, and a desired shape, dimension, number, and arrangement can be used. Therefore, a wide variety of antennas according to needs are provided by the present invention. Further, the antenna of the present invention can be easily produced at low cost.
本発明の平行線テープ1はアンテナ素子に利用されるが、この技術は電磁波遮断部材にも応用できる。すなわち、複数本の線材2を互いに間隔を隔てて平行に配置するだけでなく、これら複数本の線材2に対して交差するように別の複数本の線材2を配置して透明な絶縁性フィルムの面に固定することで格子状あるいは網目状の線材付きフィルムを形成する。この線材付きフィルムは、線材2の視認が困難であること及び背景の視認性を損なわないことから、家屋の窓ガラスやブラウン管表面に貼り付けたり、顔面を保護する透明カバーに貼り付けたりすることができ、これによって視界を邪魔することなく電磁波を遮断することができる。
Although the
(実施例1)
50本の直径0.02mmの無光沢銀めっき銅合金線材2を等間隔0.2mmで平行に配置し、これらの線材2を厚さ0.015mmの透明な絶縁性フィルム(ポリエチレンテレフタレート又はポリカーボネート)3に、厚さ0.01mmの接着剤層4により接着して図1のような断面構造の平行線テープ1を形成した。その平行線テープ1を切断して同じ長さの平行線テープ1を2本作成し、それぞれの平行線テープ1を45°の折り目で折り返すことにより90°の平面的な曲げ部24を形成し、これら2本の平行線テープ1でアンテナ長L=300mmのダイポールアンテナを形成するべく、図2のように曲げ部24同士を揃え互いに反対に延びた給電アンテナ素子27を有し給電部23まで平行に延びた配置とした。
Example 1
50 non-glossy silver-plated
さらに1本の平行線テープ1を用いて給電アンテナ素子27のアンテナ長Lよりも短い160mmの長さを有する無給電アンテナ素子28を形成し、この無給電アンテナ素子28を給電アンテナ素子27と平行に並べ、厚さ0.015mmの透明な絶縁性基板(ポリエチレンテレフタレート又はポリカーボネート)25に厚さ0.01mmの接着剤層を設けた2枚の接着剤層付き絶縁性基板間に挟み込んで、温度150℃で圧延接着した。給電部23は絶縁性基板25の外に出した。給電部23には、金属板26として厚さ0.1mmの銅板を平行線テープ1の絶縁性フィルム3上に貼り付けた。
Further, a
(実施例2)
50本の直径0.02mmの無光沢銀めっき銅合金線材2を等間隔0.2mmで平行に配置し、これらの線材2を厚さ0.015mmの透明な絶縁性フィルム(ポリエチレンテレフタレート又はポリカーボネート)3に、厚さ0.01mmの接着剤層4により接着して図1のような断面構造の平行線テープ1を形成した。その平行線テープ1を適宜な長さに切断し、図4のように長辺の長さが300mm、短辺の長さが50mmの長方形の給電アンテナ素子27となるよう平行線テープ1を繰り返して折り返し、平行に揃えた平行線テープ1の両端を給電部23とした。
(Example 2)
50 non-glossy silver-plated
さらに1本の平行線テープ1を用いて給電アンテナ素子27の長辺よりも短い長さを有する無給電アンテナ素子28を形成し、この無給電アンテナ素子28を給電アンテナ素子27と平行に並べ、厚さ0.015mmの透明な絶縁性基板(ポリエチレンテレフタレート又はポリカーボネート)25に厚さ0.01mmの接着剤層を設けた2枚の接着剤層付き絶縁性基板間に挟み込んで、温度150℃で圧延接着した。給電部23は絶縁性基板25の外に出した。給電部23には、金属板26として厚さ0.1mmの銅板を平行線テープ1の絶縁性フィルム3上に貼り付けた。
Furthermore, a
実施例1,2のアンテナは、ともにアンテナ素子である平行線テープ1が目立たず、背景を透視する障害にもならないことが実証された。
In the antennas of Examples 1 and 2, it was proved that the
図6に実施例1のアンテナのアンテナ特性(リターンロス特性)αと、実施例1のアンテナから給電アンテナ素子27を除去したアンテナのアンテナ特性(リターンロス特性)βを示す。アンテナ特性αではリターンロスが所定レベル以下となる周波数範囲が広く、それに比べアンテナ特性βではリターンロスが上記レベル以下となる周波数範囲が狭い。このように本発明のアンテナは、従来の導体板を用いたアンテナと同様にアンテナ特性を設計することができる。 FIG. 6 shows an antenna characteristic (return loss characteristic) α of the antenna of the first embodiment and an antenna characteristic (return loss characteristic) β of the antenna obtained by removing the feeding antenna element 27 from the antenna of the first embodiment. In the antenna characteristic α, the frequency range in which the return loss is equal to or lower than a predetermined level is wide, and in the antenna characteristic β, the frequency range in which the return loss is equal to or lower than the above level is narrow. As described above, the antenna characteristics of the present invention can be designed in the same manner as an antenna using a conventional conductor plate.
1 平行線テープ
2 線材
3 絶縁性フィルム
4 接着剤層
21 アンテナ
22 アンテナ素子
23 給電部
24 曲げ部
25 絶縁性基板
26 金属板
27 給電アンテナ素子
28 無給電アンテナ素子
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