JP4767835B2 - 冷凍食材用切断ヘッド、切断ユニット及び切断装置 - Google Patents

冷凍食材用切断ヘッド、切断ユニット及び切断装置 Download PDF

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Description

本発明は、冷凍食材用切断ヘッド、切断ユニット及び切断装置に関し、詳細には丸鋸の振れを抑制して冷凍食材を歩留まりよく切断するための冷凍食材用切断ヘッド、切断ユニット及び切断装置に関するものである。
冷凍成形肉、冷凍魚肉(マグロ等)、冷凍イカ、冷凍エビ等の冷凍食材は、通常、所定の大きさのブロックに製造されるため、市販に供する際には棒状、賽の目状(立方体)に切断する必要がある。
冷凍食材の切断装置としては、従来、一般的にバンドソーと呼ばれる帯鋸を用いた切断装置や、丸鋸を用いた切断装置(例えば特開平10−217191号公報、特開平7−68493号公報等参照)が使用されている。
上記従来の帯鋸を用いた切断装置は、生産性が低く、作業者が常に指の切断等の危険にさらされるという問題がある。また上記従来の丸鋸を用いた切断装置は、切断能力が高いが、その構造上帯鋸と比較して厚い丸鋸が必要であ。特に、上述のような冷凍食材は脂身部分、水分の多い部分等の硬度が異なる部分が混在しているため、その切断の際に丸鋸の振れが発生しやすく、その点からも丸鋸の厚さを増大させなければならない傾向にある。そのため、従来の丸鋸を用いた切断装置は、切粉の発生量が増大し、冷凍食材の材料歩留まりが低下するという不都合がある。
一方、金属材料の切断分野においては、機械的な丸鋸の振れ止め機構や油性流体を用いた丸鋸の振れ止め機構などが開発されている(特開2002−331417号公報、特開平9−85528号公報等参照)。これらの丸鋸の振れ止め機構は、丸鋸の厚さを低減でき、切断の歩留まりを向上することができるが、異物の混入が厳格に規制され、かつ精密な切断精度が要求されない冷凍食材の切断には不向きであり、特に複数の丸鋸を備える一括スライス装置に適用することがスペース的かつコスト的に困難である。
特開平10−217191号公報 特開平7−68493号公報 特開2002−331417号公報 特開平9−85528号公報
本発明はこれらの不都合に鑑みてなされたものであり、丸鋸の振れを簡易かつ安全に抑制し、丸鋸の厚さの低減ひいては材料歩留まりの向上を図ることができる冷凍食材用切断ヘッド、切断ユニット及び切断装置の提供を目的とするものである。
上記課題を解決するためになされた切断ヘッドに係る発明は、
スリット状開孔を有し、切断する冷凍食材の相対的移動を支持する平板状のベースと、
このスリット状開孔から外側に略垂直に突出するようベースの内側に軸支され、回転駆動される丸鋸と、
この丸鋸の両側面の外端近傍位置に近接して対向配設される一対の外側ガイド部と、
この丸鋸の両側面のベース内側かつ切断方向側位置に近接して対向配設される一対の内側ガイド部とを備え、
この外側ガイド部及び内側ガイド部がエンジニアリングプラスチックから形成されている冷凍食材用切断ヘッドである。
当該冷凍食材用切断ヘッドは、一対の外側ガイド部と一対の内側ガイド部とによって丸鋸における切断担当領域の両側を規制し、上述のような硬度の異なる部分が混在する冷凍食材の切断の際にも簡易かつ効果的に丸鋸の振れを低減することができる。そのため、当該冷凍食材用切断ヘッドは、従来の丸鋸を用いた切断装置と比較して、薄い丸鋸が使用でき、その結果冷凍食材の材料歩留まりを向上することができる。また当該冷凍食材用切断ヘッドは、丸鋸の側面を規制する外側ガイド部及び内側ガイド部の形成材料として高い機械的強度、寸法安定性、耐熱性、摺動性及び耐磨耗性とある程度の圧縮性、曲げ性等の柔軟性とを併有するエンジニアリングプラスチックを用いていることから、丸鋸の振れを効果的に抑制しつつ、丸鋸の消耗、発熱、振動、騒音等の発生を低減することができる。さらに当該冷凍食材用切断ヘッドは、振れ止め機構がプラスチックかななるガイド部を丸鋸側面に対向配設する簡易な構造であるため、交換等の作業性や低コスト性が格段に向上する。
上記丸鋸の平均厚さとしては0.6mm以上1mm以下が好ましい。上述のように当該冷凍食材用切断ヘッドは丸鋸の振れを低減することができるため、上記範囲の比較的薄い平均厚さの丸鋸を使用することができる。
上記エンジニアリングプラスチックとしてはポリエチレンテレフタレートが好ましい。かかるポリエチレンテレフタレートは、優れた機械的強度、寸法安定性、耐熱性、摺動性及び耐磨耗性を有し、所定の圧縮性、曲げ性等の柔軟性をも有し、これらの両性能のバランス及び低コスト性に秀でているため、丸鋸の振れを効果的に低減しつつ丸鋸の消耗、発熱、振動、騒音等の発生を低減することができ、さらに丸鋸の振れ止めに要するコストの増加を低減することができる。
上記丸鋸の側面と外側ガイド部及び内側ガイド部との間隔としては0.2mm以上0.8mm以下が好ましい。このように丸鋸の側面とガイド部との間隔を上記範囲とすることで、冷凍食材切断の際の丸鋸の振れを効果的に抑制しつつ、ガイド部及び丸鋸の磨耗、騒音等の発生を効果的に抑制することができる。
上記外側ガイド部及び内側ガイド部のロックウェル硬度(Rスケール)としては95以上130以下が好ましい。このようにガイド部のロックウェル硬度を上記範囲とすることで、冷凍食材切断の際の丸鋸の振れを効果的に抑制しつつ、ガイド部及び丸鋸の磨耗、騒音等の発生を効果的に抑制することができる。
また上記課題を解決するためになされた切断ユニットに係る発明は、
複数の当該冷凍食材用切断ヘッドを備え、
この複数の冷凍食材用切断ヘッドの回転駆動軸及びベースが単一に構成され、
この複数の冷凍食材用切断ヘッドの複数の丸鋸が平行かつ等間隔に配設されている冷凍食材用切断ユニットである。
当該冷凍食材用切断ユニットは、ブロック状の冷凍食材を同時に同間隔の棒状体に一括スライスすることができ、上述のように丸鋸の振れを低減し、薄い丸鋸の使用により冷凍食材の材料歩留まりを向上することができる。
さらに上記課題を解決するためになされた切断装置に係る発明は、
当該冷凍食材用切断ユニットと、
この冷凍食材用切断ユニットの回転駆動軸を回転させる駆動ユニットと、
冷凍食材用切断ユニットに冷凍食材を搬入する搬入ユニットと、
冷凍食材用切断ユニットから切断された冷凍食材を搬出する搬出ユニットと
を備える冷凍食材用切断装置である。
当該冷凍食材用切断装置は、切断ユニット、駆動ユニット、搬入ユニット及び搬出ユニットを備えることから、切断の自動化、省作業化が図られ、冷凍食材のスライス及びクロスカットを容易かつ確実に行うことができる。
当該冷凍食材用切断装置において、
上記冷凍食材用切断ユニットは、ベースの支持面(外側面)が水平上向きでかつ丸鋸が搬送方向と平行になるよう配設され、
上記駆動ユニットは、冷凍食材用切断ユニットの下方に配設され、モーターとそのモーターの回転を回転駆動軸に伝達する駆動手段とを有し、
上記搬入ユニットは、冷凍食材用切断ユニットの切断方向側に配設されるテーブルとテーブル上の冷凍食材を冷凍食材用切断ユニットに移動させる押圧手段とを有し、
上記搬出ユニットは、冷凍食材用切断ユニットの切断方向と反対側に配設されるコンベアを有し、
ベースの支持面、テーブル及びコンベアの搬送面が略同一面を構成するよう配設されるとよい。
当該手段によれば、搬入ユニットのテーブルに冷凍食材を投入することで、押圧手段で冷凍食材を切断ユニットに搬送し、切断ユニットで冷凍食材を棒状にスライスし、搬出ユニットのコンベアで切断した冷凍食材を搬出することができる。つまり、当該手段によれば、冷凍食材の切断の自動化、迅速化、省力化、安全化等が図られる。また当該手段によれば、切断ユニットのみを交換することで、スライス幅等の変更が可能であり、冷凍食材の大きさ、切断形状等に合わせた設計変更が容易になる。
なお、「外側」、「内側」及び「外端」の外内方向関係は、ベースの支持面を基準として切断のための丸鋸の突出方向(垂直方向)を外方、その反対方向を内方とする。「切断方向」とは、ベースの支持面及び丸鋸と平行方向であって、切断対象(冷凍食材)に対する丸鋸の相対的移動方向(つまり丸鋸に対する切断対象の相対的移動方向と反対方向)を意味する。「搬送方向」とは、冷凍食材の相対的搬送方向を意味し、切断方向と反対方向になる。「スリット状開孔」とは、所定間隔を有する細長長方形状の貫通孔を意味する。
以上説明したように、本発明の冷凍食材用切断ヘッド、切断ユニット及び切断装置は、丸鋸の振れを簡易かつ安全に抑制し、丸鋸の厚さを低減することができ、その結果、冷凍食材の材料歩留まりの向上を図ることができる。
以下、適宜図面を参照しつつ本発明の実施の形態を詳説する。図1及び図2は本発明の一実施形態に係る冷凍食材用切断ヘッドを示す概略側面図及び概略A−A断面図、図3、図4及び図5は本発明の一実施形態に係る冷凍食材用切断ユニットを示す概略側面図、概略B−B断面図及び概略平面図、図6及び図7は本発明の一実施形態に係る冷凍食材用切断装置を示す概略側面図及び概略平面図である。
図1及び図2の冷凍食材用切断ヘッド1は、ベース2、カバー3、丸鋸4、回転駆動軸5、一対の内側ガイド部6及び一対の外側ガイド部7を備えている。
ベース2は、切断する冷凍食材の相対的移動を支持する平板状のものである。ベース2は、外側に平面状の支持面を有し、後述する丸鋸4を突出させるためのスリット状開孔8を有している。ベース2の材料としては、特に限定されず、金属、プラスチック等が使用されるが、冷凍食材との接触を考慮すると耐食性、耐久性等に優れるステンレス鋼やアルミニウム合金が好ましい。
カバー3は、切粉の飛散等を防御する平板状のものである。カバー3は、ベース2の外側に所定間隔を開けて平行に配設されており、丸鋸4の先端部を突出させるためのスリット状開孔9を有している。このカバー3とベース2との間に切断対象である冷凍食材が相対的に移動(搬送)される。カバー3の材料としては、上記ベース2と同様である。
丸鋸4は、特に限定されるものではなく、周知のものが使用される。丸鋸4は、一般的には、所定厚さの円板状体であり、外縁部に鋸刃を有している。丸鋸4の材料としては、一般的には鋼、ステンレス鋼、高速度鋼等が用いられ、鋸刃に超硬チップを取り付けた所謂チップソーも好適に使用される。
回転駆動軸5は、ベース2の内側でベース2の支持面と平行に回転可能に支承されている。丸鋸4は、回転駆動軸5に垂直に取り付けられ、ベース2のスリット状開孔8及びカバー3のスリット状開孔9から外側に垂直に突出するよう配設されている。即ち、丸鋸4は、ベース2の支持面と垂直になるよう構成されている。
内側ガイド部6は、略直方体状のものであり、ベース2にボルト及びナットを用いて締結されている。一対の内側ガイド部6は、丸鋸4の両側面のベース2の内側かつ切断方向X側位置に対向配設されている。一対の内側ガイド部6の対向面は、略方形に形成されており、ベース2の支持面と平行かつ内側に位置し、丸鋸4の側面と所定間隔を開けて平行に近接配置されている。
外側ガイド部7は、略直方体状のものであり、カバー3にボルト及びナットを用いて締結されている。一対の外側ガイド部7は、丸鋸4の両側面の外端近傍位置に近接して対向配設されている。一対の外側ガイド部7の対向面は、略方形に形成されており、カバー3の内側面と平行かつ外側に位置し、丸鋸4の側面と所定間隔を開けて平行に近接配置されている。
内側ガイド部6及び外側ガイド部7は、高い機械的強度、寸法安定性、耐熱性、摺動性及び耐磨耗性とある程度の圧縮性、曲げ性等の柔軟性とを併有するエンジニアリングプラスチックから形成されている。このエンジニアリングプラスチックとしては、例えばポリアセタール、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリカーボネート、変性ポリフェニレンオキシド、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂ポリフェニレンスルフィド、ポリアリレート、ポリイミド樹脂などが挙げられる。特に、機械的強度、寸法安定性、耐熱性、摺動性及び耐磨耗性とある程度の圧縮性、曲げ性等の柔軟性とのバランスに優れ、かつ低コスト性を有しているポリエチレンテレフタレートが好ましい。なお、内側ガイド部6及び外側ガイド部7は、マトリックスであるエンジニアリングプラスチック中に充填剤、可塑剤、耐電防止剤、潤滑剤等が適宜配合されてもよい。
当該冷凍食材用切断ヘッド1は、回転駆動軸5を回転駆動し、丸鋸4をY方向に回転させた状態で、冷凍食材をベース2の支持面で支持し、冷凍食材を切断方向Xと反対方向に相対的に移動させることで、冷凍食材を切断することができる。当該冷凍食材用切断ヘッド1は、一対の内側ガイド部6と一対の外側ガイド部7とを丸鋸4の側面に対向配設することで、丸鋸4における冷凍食材の切断担当領域の両側を規制し、上述のような硬度の異なる部分が混在する冷凍食材の切断の際にも簡易かつ効果的に丸鋸4の振れを低減することができる。そのため、当該冷凍食材用切断ヘッド1は、従来の丸鋸を用いた切断装置と比較して、丸鋸4の厚さの低減が可能になり、その結果、切断の切削幅を減少でき、切断工程での冷凍食材の材料歩留まりを向上することができる。また当該冷凍食材用切断ヘッド1は、丸鋸4の両側面を規制する内側ガイド部6及び外側ガイド部7の形成材料として上述のように高い機械的強度、寸法安定性、耐熱性、摺動性及び耐磨耗性とある程度の圧縮性、曲げ性等の柔軟性とを併有するエンジニアリングプラスチックを用いていることから、丸鋸4の振れを効果的に抑制しつつ、丸鋸4の消耗、発熱、振動、騒音等の発生を低減することができる。さらに当該冷凍食材用切断ヘッド1は、振れ止め機構がプラスチックかななるガイド部6,7を丸鋸4の側面に対向配設する簡易な構造であるため、ガイド部6,7の交換等の作業性や低コスト性が格段に向上する。
丸鋸4の平均厚さとしては、0.6mm以上1mm以下が好ましく、0.7mm以上0.9mm以下が特に好ましい。上述のように当該冷凍食材用切断ヘッド1は丸鋸4の振れを低減することができるため、上記範囲の比較的薄い平均厚さの丸鋸4を使用することができ、切断歩留まりを促進することができる。
丸鋸4の側面と内側ガイド部6及び外側ガイド部7との間隔としては、0.2mm以上0.8mm以下が好ましく、0.4mm以上0.6mm以下が特に好ましい。このように丸鋸4の側面とガイド部6,7との間隔を上記範囲とすることで、冷凍食材切断の際の丸鋸4の振れを効果的に抑制しつつ、ガイド部6,7及び丸鋸4の磨耗、発熱、騒音等の発生を効果的に抑制することができる。
内側ガイド部6及び外側ガイド部7(これらに使用されるエンジニアリングプラスチック)のロックウェル硬度(Rスケール)としては、95以上130以下が好ましく、100以上125以下が特に好ましい。また内側ガイド部6及び外側ガイド部7のロックウェル硬度(Mスケール)としては、70以上95以下が好ましい。このようにガイド部6,7のロックウェル硬度を上記範囲とすることで、冷凍食材切断の際の丸鋸4の振れを効果的に抑制しつつ、ガイド部6,7及び丸鋸4の磨耗、発熱、騒音等の発生を効果的に抑制することができる。なお、上記ロックウェル硬度は、ASTM規格のD−785の規定に準拠した測定値を意味する。
内側ガイド部6及び外側ガイド部7(これらに使用されるエンジニアリングプラスチック)の動摩擦係数としては、0.1以上0.3以下が好ましく、0.15以上0.25以下が特に好ましい。このようにガイド部6,7の動摩擦係数を上記範囲とすることで、切断の際の丸鋸4の振れを効果的に抑制しつつ、ガイド部6,7及び丸鋸4の磨耗、発熱、騒音等の発生を効果的に抑制することができる。
なお、当該冷凍食材用切断ヘッド1は、上記構成部材の他に、例えばケーシング、回転駆動軸5に連結される駆動機構、当該切断ヘッド1を移動可能にする可動アームや摺動ビーム、モーター等を備えてもよい。また当該冷凍食材用切断ヘッド1は、冷凍食材を移動させて切断することも可能であり、静止している冷凍食材に対して自ら移動して切断することも可能である。
図3、図4及び図5の冷凍食材用切断ユニット11は、複数の当該冷凍食材用切断ヘッド1を備えている。
当該冷凍食材用切断ユニット11は、複数の冷凍食材用切断ヘッド1の複数の丸鋸4が平行かつ間隔に配設されており、複数の冷凍食材用切断ヘッド1の回転駆動軸5が単一に構成されている。また当該冷凍食材用切断ユニット11は、複数の冷凍食材用切断ヘッド1のベース2及びカバー3も回転駆動軸5と平行な単一の長方形板状に構成されている。このベース2及びカバー3は、回転駆動軸5と垂直方向の複数のスリット状開孔8,9を平行かつ等間隔に有している。
また当該冷凍食材用切断ユニット11において、隣接する冷凍食材用切断ヘッド1間に配設される内側ガイド部6及び外側ガイド部7は単一のものとされ、その両側面が隣接する丸鋸4の側面に近接するよう構成されている。このガイド部6,7の単一化手段によれば、複数の丸鋸4の配設間隔をより小さくすることができる。
当該冷凍食材用切断ユニット11は、ブロック状の冷凍食材を同時に同じ間隔の棒状に一括スライスすることができ、当該冷凍食材用切断ヘッド1と同様に丸鋸4の振れを低減し、薄い丸鋸4の使用により冷凍食材の材料歩留まりを向上することができる。また当該冷凍食材用切断ヘッド1における丸鋸4の振れを防止する手段が簡易であるため、当該冷凍食材用切断ユニット11は、複数の冷凍食材用切断ヘッド1ひいては複数の丸鋸4の配設間隔が小さくでき、冷凍食材をより細かな幅に一括スライスすることができる。
図6及び図7の冷凍食材用切断装置21は、当該冷凍食材用切断ユニット11、駆動ユニット22、搬入ユニット23及び搬出ユニット24を備えている。この冷凍食材用切断ユニット11は、ベース2の支持面が水平上向きでかつ丸鋸4が搬送方向と平行になるよう配設されている。
駆動ユニット22は、冷凍食材用切断ユニット11の回転駆動軸5を回転させるものである。駆動ユニット22は、冷凍食材用切断ユニット11の下方に配設されている。駆動ユニット22は、図示していないがモーター、そのモーターの回転を回転駆動軸5に伝達する駆動手段、モーターの制御手段等を有している。この駆動手段及び制御手段は、特に限定されず、周知の手段が採用される。
搬入ユニット23は、切断対象である冷凍食材Zを冷凍食材用切断ユニット11に搬入するものである。搬入ユニット23は、冷凍食材用切断ユニット11の切断方向X側に配設されている。搬入ユニット23は、冷凍食材用切断ユニット11のベース2の長辺に近接して配設される長方形状のテーブル25、このテーブル25上の冷凍食材Zを冷凍食材用切断ユニット11に移動させる押圧手段27、搬送方向を基準としてテーブル25の左右両側に立設される一対のサイドガード26を有している。この押圧手段27の構造は、特に限定されないが、例えば空気圧、油圧等を利用したプッシャー、コンプレッサー等が備えられる。また一対のサイドガード26は、切断対象である冷凍食材Zの幅に応じて変更可能に構成されている。
搬出ユニット24は、冷凍食材用切断ユニット11から切断された冷凍食材Zを搬出するものである。搬出ユニット24は、冷凍食材用切断ユニット11の切断方向Xと反対側に配設されている。搬出ユニット24は、冷凍食材用切断ユニット11のベース2の長辺に近接して配設されるコンベア28を有している。このコンベア28は、ベルト、少なくとも一対のロール、ロールを回転駆動するモーター等を備えている。
当該冷凍食材用切断装置21において、冷凍食材Zの搬送方向に沿って搬入ユニット23、冷凍食材用切断ユニット11及び搬出ユニット24が直線上に配設されており、搬入ユニット23のテーブル25の上面、冷凍食材用切断ユニット11のベース2の支持面、及び搬出ユニット24のコンベア28の搬送面が水平な略同一面を構成するよう配設されている。
当該冷凍食材用切断装置21は、搬入ユニット23のテーブル25に冷凍食材Zを投入することで、押圧手段27で冷凍食材Zを切断ユニット11に搬送し、切断ユニット11で冷凍食材Zを棒状に一括スライスし、搬出ユニット24のコンベア28で切断した冷凍食材Zを搬出することができる。また棒状に一括スライスした冷凍食材Zの向きを90°変えて当該冷凍食材用切断装置21の搬入ユニット23に再投入することで、冷凍食材Zを小立方体状にクロスカットすることができる。このように、当該冷凍食材用切断装置21は、冷凍食材Zの切断の自動化、迅速化、省力化、安全化等が図られる。また当該冷凍食材用切断装置21は、切断ユニット11のみを交換することで、スライス幅等の変更が可能であり、冷凍食材Zの大きさ、切断形状等に合わせた設計変更が容易になる。
なお、本発明の冷凍食材用切断ヘッド、切断ユニット及び切断装置は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、冷凍食材用切断ヘッドは、ケーシング、モーター、駆動手段等を装備して独立の手動用切断装置として適用することができ、カバー3を丸鋸4を覆うように構成することができる。また当該冷凍食材用切断装置は、冷凍食材用切断ヘッド及び切断ユニットを上下逆転して配設し、冷凍食材を上側から切断することもでき、静止した冷凍食材に対して冷凍食材用切断ヘッド及び切断ユニットを移動させて切断することもできる。
以上のように、本発明の冷凍食材用切断ヘッド、切断ユニット及び切断装置は、冷凍成形肉、冷凍魚肉(マグロ等)、冷凍イカ、冷凍エビ等の冷凍食材をスライス又はクロスカットするのに有用であり、その他の木材、プラスチック等の切断にも適用することができる。
本発明の一実施形態に係る冷凍食材用切断ヘッドを示す概略側面図 図1の冷凍食材用切断ヘッドを示す概略A−A断面図 本発明の一実施形態に係る冷凍食材用切断ユニットを示す概略側面図 図3の冷凍食材用切断ユニットを示す概略B−B断面図 図3の冷凍食材用切断ユニットを示す概略平面図 本発明の一実施形態に係る冷凍食材用切断装置を示す概略側面図 図6の冷凍食材用切断装置を示す概略平面図
符号の説明
1 冷凍食材用切断ヘッド
2 ベース
3 カバー
4 丸鋸
5 回転駆動軸
6 内側ガイド部
7 外側ガイド部
8 スリット状開孔
9 スリット状開孔
11 冷凍食材用切断ユニット
21 冷凍食材用切断装置
22 駆動ユニット
23 搬入ユニット
24 搬出ユニット
25 テーブル
26 サイドガード
27 押圧手段
28 コンベア
X 切断方向
Y 回転方向
Z 冷凍食材

Claims (8)

  1. スリット状開孔を有し、切断する冷凍食材の相対的移動を支持する平板状のベースと、
    このスリット状開孔から外側に略垂直に突出するようベースの内側に軸支され、回転駆動される丸鋸と、
    この丸鋸の両側面の外端近傍位置に近接して対向配設される一対の外側ガイド部と、
    この丸鋸の両側面のベース内側かつ切断方向側位置に近接して対向配設される一対の内側ガイド部とを備え、
    この外側ガイド部及び内側ガイド部がエンジニアリングプラスチックから形成されている冷凍食材用切断ヘッド。
  2. 上記丸鋸の平均厚さが0.6mm以上1mm以下である請求項1に記載の冷凍食材用切断ヘッド。
  3. 上記エンジニアリングプラスチックがポリエチレンテレフタレートである請求項1又は請求項2に記載の冷凍食材用切断ヘッド。
  4. 上記丸鋸の側面と外側ガイド部及び内側ガイド部との間隔が0.2mm以上0.8mm以下である請求項1、請求項2又は請求項3に記載の冷凍食材用切断ヘッド。
  5. 上記外側ガイド部及び内側ガイド部のロックウェル硬度(Rスケール)が95以上130以下である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の冷凍食材用切断ヘッド。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の複数の冷凍食材用切断ヘッドを備え、
    この複数の冷凍食材用切断ヘッドの回転駆動軸及びベースが単一に構成され、
    この複数の冷凍食材用切断ヘッドの複数の丸鋸が平行かつ等間隔に配設されている冷凍食材用切断ユニット。
  7. 請求項6に記載の冷凍食材用切断ユニットと、
    この冷凍食材用切断ユニットの回転駆動軸を回転させる駆動ユニットと、
    冷凍食材用切断ユニットに冷凍食材を搬入する搬入ユニットと、
    冷凍食材用切断ユニットから切断された冷凍食材を搬出する搬出ユニットと
    を備える冷凍食材用切断装置。
  8. 上記冷凍食材用切断ユニットが、ベースの支持面が水平上向きでかつ丸鋸が搬送方向と平行になるよう配設され、
    上記駆動ユニットが、冷凍食材用切断ユニットの下方に配設され、モーターとそのモーターの回転を回転駆動軸に伝達する駆動手段とを有し、
    上記搬入ユニットが、冷凍食材用切断ユニットの切断方向側に配設されるテーブルとテーブル上の冷凍食材を冷凍食材用切断ユニットに移動させる押圧手段とを有し、
    上記搬出ユニットが、冷凍食材用切断ユニットの切断方向と反対側に配設されるコンベアを有し、
    ベースの支持面、テーブル及びコンベアの搬送面が略同一面を構成するよう配設されている請求項7に記載の冷凍食材用切断装置。
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