JP4766708B2 - 低減されたスペックルノイズを有する画像投影 - Google Patents

低減されたスペックルノイズを有する画像投影 Download PDF

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Description

本発明は、概して、低減されたスペックルノイズを有する2次元画像を表示スクリーン上に投影することに関する。
互いに直行する方向に振動する一対のスキャンミラーに基づいて、2次元画像を表示スクリーン上に投影し、ラスタパターン上でレーザビームをスキャンすることは、公知である。しかしながら、公知の画像投影システムは、典型的には640×480ピクセルのビデオグラフィックスアレイ(VGA)品質の1/4未満という制限された解像度の、スペックルノイズを有する画像を投影する。このように、公知の投影システムおよび表示スクリーンは、制限された汎用性を有している。
スペックルノイズは、レーザベースの投影システムにおける固有の問題であり、画像品質において相当な劣化を引き起こす。単色(赤色、青色、または緑色)レーザが放出するレーザ光は、同じ周波数のコヒーレンスを有しており、さらには空間コヒーレンスをも有している。すなわち、波は、空間および時間の両方において、互いに対して固定された位相の関係を有している。ビームが拡散スクリーンに衝突するとき、波はスクリーンからの反射によって散乱され、かつ/またはスクリーンを介して伝達する。散乱された波は、ランダムな位相遅延を有しており、異なる複数の方向に伝播するが、その全ては同じ周波数を有している。そのような散乱された波が、例えば、人間の目の網膜に入るとき、それらの波は、建設的干渉および相殺的干渉の静的分布(すなわち、干渉パターン)を生成する。これは、スペックルノイズとしても公知である。人間の目は、その積分時間は約数十ミリ秒であり、スペックルノイズを劣化した画像として認識する。レーザビームが完全にコヒーレントな波を有していない場合、位相遅延は、散乱された波がスクリーンと干渉する間に実質的に変化し得、その結果、スペックルノイズのパターンも同様に、人間の目の積分時間の間に変化する。このようにして、スペックルのコントラストが低減する。
レーザビームの各コヒーレント波は、確かにコヒーレントではあるが、正しくは一時的なコヒーレンスであることが公知である。例えば、マイケルソン干渉計において、ある波が遅延したその波のコピーと結合される場合に、干渉を生成する間の遅延の持続時間は、その波のコヒーレンス時間として公知である。コヒーレンス長として公知な対応する性質は、コヒーレンス時間に光速を乗じることによって、計算される。レーザのコヒーレンス時間は、帯域幅に反比例する。完全な単色波は、無限大のコヒーレンス時間および無限大のコヒーレンス長を有する。しかしながら、実際には、完全な単色波は存在しない。なぜならば、完全な単色波は、波の持続時間が無限大であることを要求するからである。例えば、安定化されたヘリウム・ネオンレーザは、5メートル超のコヒーレンス時間および約数ナノ秒のコヒーレンス時間を有するレーザビームを生成し得る。このように、レーザのコヒーレンス時間は、一般的に数ナノ秒範囲であるが、レーザビームは、表示スクリーンから反射するために、および/または表示スクリーンを通過するために、わずか数ピコ秒しかかからない。
したがって、本発明の一般的な目的は、スペックルノイズが低減された、シャープかつクリアな2次元画像を表示スクリーンに投影する、画像投影システムを提供することである。
本発明の別の目的は、投影された画像上のスペックルノイズを低減させることである。
本発明のさらに別の目的は、表示スクリーンそのものを変化させることにより、表示スクリーンに投影された画像のスペックルノイズを低減させることである。
これらの目的および以後明確化されるその他の目的を踏まえると、本発明の1つの特徴は、簡単に言うと、低減されたスペックルノイズを有する2次元画像を投影するための装置および方法にある。上記装置は、表示スクリーンと、同じ周波数および同じコヒーレンス時間のコヒーレント波を有するレーザビームを放出するためのレーザと、スクリーン上に入射されるべきビームを配向し、スクリーンにわたってスキャンラインのパターンとしてビームを掃引するための、画像投影アセンブリまたはモジュールであって、各スキャンラインは多数のピクセルを有しており、この画像投影アセンブリまたはモジュールは、選択されたピクセルを照明させ、可視状態にし、スクリーン上に画像を生成する、画像投影アセンブリまたはモジュールと;スクリーンを変化させ、スクリーン上に入射したビームをコヒーレンス時間以上にわたって捕捉し、時間によって変動する干渉パターンを生成するための手段であって、この干渉パターンにおいて、スペックルノイズは低減されている、手段と、を含んでいる。
本発明の1つの特徴にしたがうと、変化させる手段は、複数の光学的共振器を含んでおり、この光学的共振器は、コヒーレンス時間と同じくらい、またはコヒーレンス時間以上にわたって、ビームを捕捉する。このようにして、捕捉されたビームは、ピコ秒単位でスクリーンから反射すること、および/またはスクリーンを通ることがなくなり、ナノ秒単位の長い時間にわたって保持される。散乱された波は、時間によって変動する干渉パターンを生成し、これは、人間の目の積分時間よりも速い。目は、個々のスペックルを見ない代わりに、平均的な、より一様な照明を知覚する。
表示スクリーンそのものは、光学的共振器を捕捉するように構成される。好適な実施形態において、光学的共振器は、スクリーン内に埋め込まれたフォトクリスタルの微小粒子である。各粒子は、ピクセルよりもサイズが小さい。各クリスタルは、好適には、周期的な誘電構造、例えば、所定の周波数範囲の光の伝播を妨げるバンドギャップを有しているシリコンである。光は捕捉されるので、共振空洞が形成される。
表示スクリーンは、好適には、成形可能な材料、例えば、プラスチックまたはラバーから構成されており、フォトクリスタルは、液体状態で成形可能な材料と混合される。一旦成形可能な材料がセットされると、クリスタルは、スクリーン全体にわたってランダムに分散される。クリスタルによって形成された各共振空洞は、非常に高い(10,000以上の)Q係数を有している。これらの空洞が光を捕捉するときの時間定数は、クリスタル内部における光の往復時間とQ係数との積にほぼ等しく、レーザのコヒーレンス時間以上である。
本発明の別の特徴は、スクリーンに添加物を追加することにより、好適にはコヒーレンス時間以上の時間にわたって、入射したビームを捕捉することである。スクリーンそのものの材料は、この捕捉特性を有するように選択され得る。スクリーンは、流動性を有する材料、例えば、液体またはガスを含み得、この材料の原子または分子は、入射した光を捕捉し、遅延させるのに十分な速度で移動する。
さらに別のアプローチにおいては、スクリーンが変化させられない代わりに、レーザの帯域幅が増加させられる。このことは、コヒーレンス時間の減少につながり、この場合もまた光が遅延される。
図1における参照番号10は、概略的にハウジングを示しており、図2に示されているような、軽量かつコンパクトな投影モジュール20が、上記ハウジングに搭載される。モジュール20は、モジュールから一定距離にある異なる複数の表示スクリーンに2次元画像を投影するように動作することができる。以下において記載されるように、画像は、モジュール20におけるスキャナによって掃引されたスキャンラインのラスタパターン30上の照明されているピクセルと、照明されていないピクセルとから構成される。
ハウジング10の平行6面体の形状は、モジュール20が組み込まれ得るフォームファクタの1つを表しているに過ぎない。好適な実施形態において、モジュール20は、約30mm×15mm×10mmまたは4.5cmの大きさである。このコンパクトかつ小さなサイズは、モジュール20が多種多様な形状、すなわち大小の、携帯型または固定式のハウジングに搭載されることを可能にし、それらのうちの一部は、以下に記載される。
図3を参照すると、モジュール20は、サポート16(例えば、印刷回路基板)と、レーザ/光学素子のケーシング18とを含んでおり、このレーザ/光学素子のケーシング18には、レーザ25およびレンズアセンブリが搭載されており(図6参照)、このレンズアセンブリは、1つ以上のレンズ、好適には一対のレンズ22および24を含んでおり、これらのレンズは、レーザ25によって放出されたレーザビームを光学的に変化させるように動作可能である。
図6に最も良く見ることができるように、レーザ25は固体レーザであり、好適には、半導体レーザであり、活性化されたときに、楕円形の断面を有するレーザビームを放出する。レンズ22は、約2mmの正の焦点距離を有する非球面状の凸レンズであり、ビーム内のほぼ全てのエネルギーを収集し、回折が制限されたビームを生成するように動作可能である。レンズ24は、約−20mmの負の焦点距離を有する凹レンズである。レンズ22、24のそれぞれは、レンズホルダ26、28によって、ケーシング18の約4mm内側に保持されており、組み立ての間に接着剤(明確化のために図示されていない)がフィルホール29に導入されることを許容することによって、所定の位置に固定され、設置されている。コイルスプリング27は、レーザの位置調整を補助している。レンズ22、24は、ビームの輪郭を整形する。
ケーシング18から放出されたレーザビームは、オプションの固定式のバウンスミラー32に配向され、このバウンスミラー32によって反射される。スキャナもまた、ボード16上に搭載され、このスキャナは、第1の水平スキャン角度A(図7参照)にわたってバウンスミラーから反射されたレーザビームを掃引するように、慣性駆動部36によって第1のスキャンレートで振動可能な第1のスキャンミラー34と、第2の垂直スキャン角度B(図7参照)にわたって第1のスキャンミラー34から反射されたレーザビームを掃引するように、電磁駆動部42によって振動可能な第2のスキャンミラー38とを含んでいる。異なる構成として、スキャンミラー34、38は、単一の2軸ミラーによって置換され得る。
慣性駆動部36は、高速であって低電力消費型のコンポーネントである。慣性駆動部の詳細は、本出願の同一出願によって、2003年3月13日に出願された、米国特許出願公開第10/387,878号明細書に記載されており、この米国特許出願は、参照により本明細書に援用される。慣性駆動部の使用は、電力消費を1ワット未満に低減させる。
電磁駆動部42は、第2のスキャンミラー38の背後に一緒に搭載されている永久磁石44と、周期的な駆動信号の受信に応答して、周期的な磁場を生成するように動作可能な電磁コイル46とを含んでいる。コイル46は、周期的な磁場が磁石44の永久磁場と磁気的な相互作用を行い、磁石ならびに第2のスキャンミラー38を振動させるように、磁石44に隣接している。コイル46は、ボード16に接続された直立壁48によって支持されている。
慣性駆動部36は、好適には5kHz以上、より好適には約18kHz以上の高速のスキャンレートで、スキャンミラー34を振動させる。この高速のスキャンレートは、不可聴周波数であるので、ノイズおよび振動を最小化する。電気駆動部42は、約40Hzの低速のスキャンレートで、スキャンミラー38を振動させる。この低速のスキャンレートは、過剰なフリッカを有さずに人間の目の網膜に画像が残存することを可能にするためには十分なスキャンレートである。
高速ミラー34が水平スキャンラインを掃引し、低速ミラー38が水平スキャンラインを垂直に掃引することより、ラスタパターンを形成する。このラスタパターンは、画像を構成するほぼ平行なスキャンラインのグリッドまたは系列である。各スキャンラインは、多数のピクセルを有している。画像の解像度は、好適には、640×480ピクセルのVGA品質である。一部のアプリケーションにおいては、その1/2である320×480ピクセルのVGA品質、またはその1/4である320×240ピクセルのVGA品質で十分である。最小でも、160×160ピクセルが必要である。
ミラー34、38の役割は、ミラー38が高速、ミラー34が低速というように、入れ替えられ得る。ミラー34はまた、垂直スキャンラインを掃引するように設計され得、この掃引事象において、ミラー38は、水平スキャンラインを掃引し得る。また、慣性駆動部は、ミラー38を駆動させるために用いられ得る。特に、ミラーは、電気機械的駆動部、電気的駆動部、機械的駆動部、静電気的駆動部、磁気的駆動部、または電磁気的駆動部のうちのいずれかによって駆動され得る。
画像は、1つ以上のスキャンラインにおけるピクセルの選択的な照明によって構成され得る。図8を参照して以下に詳細に記載されるように、コントローラは、レーザビームによって、ラスタパターン30における選択されたピクセルを照明させ、可視状態にする。例えば、電力コントローラ50は、レーザ25に電流を流すことにより、このレーザを活性化し、選択された各ピクセルに光を放出させ、レーザ25に電流を流さないことにより、このレーザを不活性化し、その他の選択されていないピクセルを照明させないようにする。照明されたピクセルおよび照明されていないピクセルの結果として得られたパターンは、人間または機械によって読取り可能な情報またはグラフィックに関する任意の表示であり得る画像を含んでいる。レーザビームを所望のピクセルから偏向させ、レーザビームが第1のスキャンミラーに到達しないようにすることによって、ピクセルを照明させないようにするために、電力コントローラの代わりに、音響光学的な変調器が用いられ得る。
図7を参照すると、ラスタパターン30が、拡大図で示されている。レーザビームは、点54から開始して、慣性駆動部によって、水平方向に沿って、所定の水平スキャンレートで、点56まで掃引され、スキャンラインを形成する。その後、レーザビームは、電磁駆動部によって、垂直方向に沿って、所定の垂直スキャンレートで、点58まで掃引され、第2のスキャンラインを形成する。その後のスキャンラインの形成は、同じ方法で行われる。
マイクロプロセッサまたは制御回路の制御のもとで、電力コントローラ50の動作によって、レーザを活性化するか、またはレーザを選択された回数だけオンおよびオフにパルシングすることにより、あるいは音響光学的な変調器の動作によって、レーザをオンに維持し、レーザビームを選択された回数だけ偏向させることにより、ラスタパターン30に画像が形成される。所望の画像におけるピクセルが可視であることが所望されるときにのみ、レーザは、可視光を生成し、オンにされるか、あるいはそのビームが、適切に偏向させられる。ラスタパターンは、各ライン上の複数のピクセルおよび複数のラインから構成されるグリッドである。画像は、選択されたピクセルのビットマップである。全ての文字または数字、任意のグラフィカルデザインまたはロゴ、および機械読取り可能なバーコード記号さえも、ビットマップ画像として形成され得る。
図7はまた、ハウジング10上の光透過性のポートまたは窓60をも示しており、この窓60を通って、印刷回路基板16にほぼ垂直な方向に、画像が投影される。また、図4を参照すると、レーザビームの光路は、レーザ/光学素子のケーシング18とバウンスミラー32との間の垂直レグ62と、左側のスキャンミラー34に向けた傾斜レグ64と、右側のスキャンミラー38に向けた水平レグ66と、窓60に向けた方向にある基板16に垂直な前方レグ68(図7参照)とを有している。画像は、以下で説明されるような、本発明にしたがって構成される、任意の半透明または反射性の表面(例えば、スクリーン12)に投影され得る。
図8に示されているように、ホスト80は、メモリバッファ70にビットマップ画像データ82を送信する。このメモリバッファ70は、メモリコントローラ72によって制御されている。1つのフルVGAフレームの格納には、約300キロバイトが必要であり得る。1つのフレームがホストによって書き込まれる一方で、別のフレームが読み取られ投影されることを可能にするために、2つのフルVGAフレーム(600キロバイト)のために十分なメモリを、バッファ70に有していることが、望ましくあり得る。一方、バッファのサイズがフルフレームよりも小さい場合に、コントローラ72は、ホストによって送信されたデータによってメモリがその最大容量に到達した後に、またはバッファからの(バッファへの)同時の読取り(書き込み)が存在し得る場合に、ラインの表示を開始し得る。フレーム同期化信号86は、ホストによってコントローラ72に送信される。
第1のスキャンミラー34(高速ミラーまたはX軸ミラーとも呼ばれる)は、慣性駆動部36によって駆動され、メモリコントローラ72によって制御される。同様に、第2のスキャンミラー38(低速ミラーまたはY軸ミラーとも呼ばれる)は、電磁駆動部42によって駆動され、メモリコントローラ72によって制御される。画像は、X軸ミラーの前方および後方の両方のスキャンの間に投影されるので、画像データのその他すべてのラインは、逆順序で表示される。したがって、ホストは画像データを逆順序でバッファに書き込まなければならないか、あるいはメモリコントローラが画像データを逆順序で読み取らなければならない。
X軸ミラーは、正弦波の速度プロフィールを有している。所与の時間間隔において、レーザビームは、各スキャンラインの端部におけるピクセルよりも、各スキャンラインの中央部におけるピクセルを多く掃引する。画像の歪みを回避するために、メモリコントローラ72は、可変クロックレートでピクセルをクロックする(clock)か、あるいはホストがピクセルのサイズが可変であるデータを用いて、バッファ70を充填しなければならない。可変クロックレートは、固定サイズのピクセルがその他のディスプレイと共有されることを可能にするので、可変クロックレートは、好適な技術である。
バッファの出力は、デジタル信号84であり、これは、ホストとクロック同期化され、X軸ミラー34とクロック同期化およびライン同期化される。このデジタル信号は、変調器88に送信され、これは次に、レーザ25を制御する。
図9〜図10は、分離した状態で慣性駆動部36を示している。上記の2003年3月13日に出願された、米国特許出願第10/387,878号に記載されているように、上部の一対の圧電トランスデューサ110、112は、スクリーンミラー34の上のフレーム114の間隔を空けられた部分(spaced−apart portion)と接触し、ワイヤ116および118によって、周期交流電源に電気的に接続される。周期電源は、使用中にトランスデューサ110、112の長さを交互に伸縮させることにより、フレーム114がヒンジ軸120のまわりで捩れるようにする。スキャンミラー34は、ヒンジ軸の反対側でフレームに接続されており、共振周波数で、ヒンジ軸のまわりで振動する。
下部の一対の圧電トランスデューサ122、124は、スキャンミラー34の下のフレーム114の間隔を空けられた位置(spaced−apart location)と接触する。トランスデューサ122、124は、フィードバック機構またはピックアップ機構として機能し、フレームの振動運動をモニタし、ワイヤ126、128に沿って、フィードバック制御回路に電気的フィードバック信号を流す。
しかしながら、トランスデューサ110、112によって導入された振動は、トランスデューサ122、124によって検出されるが、フィードバック信号を劣化させることにより、投影される画像に悪影響を与える傾向がある。したがって、駆動機構およびピックアップ機構は、例えば、両機構を圧電効果に基づいたものにしないことによって、異なったものとして構成されていることが好適である。これらの機構のうちの1つは、異なるタイプの機構に基づいている。例えば、図10に示されているように、磁石130は、ミラー34と一緒に振動するようにするために、ミラー34の背後に一緒に搭載されており、図9に示されているように、電磁フィードバックコイル132は、磁石130に隣接して搭載されている。コイル132は、磁石の移動によって誘導された周期的な電磁場を感知し、トランスデューサ110、112からの振動に反応しない。
図1〜図2を参照すると、スクリーン12は、ハウジング10上に搭載されており、軸14において、複数の位置のうちの任意の位置に軸回転することが可能である。例えば、図1に示されているように、スクリーン12は、垂直平面に存在しており、ラスタパターン30のビットマップ画像は、窓60を介することにより、モジュール20によって、画像平面を定義する垂直スクリーンに投影される。スクリーン12は、ハウジングの前方からより便利に視認することができるように、水平に対して鈍角を形成するように、後ろに傾斜されることにより、別の画像平面を形成し得る。鋭角を含むその他の角度もまた、用いられ得る。図2に示されているように、スクリーン12は、スクリーンがハウジング10を傾斜した位置に支持する角度位置に軸回転され得、この場合では、画像はスクリーン12に投影されないが、その代わりに、離れた表示表面、例えば、離れた表示スクリーン40(これは、さらに別の画像平面を形成する)に投影され得る。アクチュエータ134が、手動で押されると、画像の投影が開始される。このように、図1〜図2の実施形態において、画像は、ハウジング10においてオンボード形式で、複数の角度位置のうちの1つの角度位置のスクリーン12に投影されるか、あるいはハウジングからオフボード形式で、離れたスクリーン40、またはその他のなんらかの類似した表示表面に投影される。
上述のように、スクリーン12、40上の画像は、スペックルノイズに起因する劣化を受ける。主な理由は、レーザ25は、コヒーレント波を有しており、レーザビームがスクリーン12、40から反射する際、および/またはレーザビームがスクリーン12、40を通過する際に、このコヒーレント波が散乱し、これらの散乱された波が結合して、静的な干渉パターンを形成するからである。これも上述のように、レーザ25のコヒーレンス時間は、一般にはナノ秒範囲であるが、散乱された波の伝達時間は、約数ピコ秒である。
本発明にしたがうと、表示スクリーン10、40は、図11に示されているように変化させられ、例えば、複数の光学的共振器140を含められる。この複数の光学的共振器140は、好適には、スクリーン内に埋め込まれたフォトクリスタルの微小粒子である。各光学的共振器は、コヒーレンス時間と同じくらい、およびコヒーレンス時間以上の時間にわたって、入射したビームを捕捉することにより、数ピコ秒ではなく数ナノ秒にわたって、ビームをスクリーンに捕捉する。レーザビームの波は、共振器によって散乱され、時間によって変動する干渉パターンを形成する。これは、人間の目によって平均化されるので、スペックルノイズを低減させる。
各フォトクリスタル粒子は、ピクセルよりもサイズが小さい。各粒子は、周期的な誘電構造、例えば、所定の周波数範囲の光の伝播を妨げるバンドギャップを有しているシリコンである。光が捕捉されるので、共振空洞が形成される。
共振空洞の共振周波数は、レーザビームの周波数に依存する。スクリーン上に投影された画像がカラー画像であるときに、異なる周波数の3つの異なるクリスタルが用いられ得るように、赤色ビーム、青色ビーム、または緑色ビームは、3つの異なる周波数を有し得る。
表示スクリーンは、好適には、成形材料、例えばプラスチックまたはラバーから構成されており、フォトクリスタルは、液体状態で成形可能な材料と混合される。一旦成形可能な材料がセットされると、クリスタルは、スクリーン全体にわたってランダムに分散される。クリスタルによって形成された各共振空洞は、非常に高い(10,000以上の)Q係数を有している。これらの空洞が光を捕捉するときの時間定数は、クリスタル内部における光の往復時間とQ係数との積にほぼ等しく、レーザのコヒーレンス時間以上である。
表示スクリーンは、前方投影システムに対して反射的であり、後方投影システムに対して透過的であることがあり得る。クリスタル粒子は、必ずしも埋め込まれる必要はないが、スクリーンの主表面のコーティング層として塗布され得る。
本発明の別の特徴は、スクリーンに添加物を追加することにより、好適にはコヒーレンス時間以上の時間にわたって、入射したビームを捕捉することである。スクリーンそのものの材料は、この捕捉特性を有するように選択され得る。光子の経路長がレーザのコヒーレンス長よりも長い場合、スクリーンの前方表面および後方表面から反射された複数の光子の間には、干渉が全く存在しない。スクリーンは、流動性を有する材料、例えば、液体またはガスを含み得、この原子または分子は、ブラウン運動(図12参照)によって移動するか、あるいは加熱(図12における矢印を参照)によって移動させられ、干渉パターンを時間によって変動するように変化させ、流動性を有する材料は、人間の目の積分時間よりも速いレートで移動する。
さらに別のアプローチにおいて、スクリーンは変化させられないが、その代わりに、レーザの帯域幅が増加させられる。このことは、コヒーレンス時間の減少につながり、この場合もまたスペックルノイズが低減される。
新規であって、特許証によって保護されることが望まれるものとして請求されている内容は、請求の範囲に述べられている。
図1は、本発明にしたがう表示スクリーン上に画像を投影するための装置の斜視図である。 図2は、本発明にしたがう別の表示スクリーン上に画像を投影するための図1の装置の斜視図である。 図3は、図1の配置に取り付けるための画像投影アセンブリまたは画像投影モジュールの拡大された、上から見た、斜視図を示している。 図4は、図3のモジュールの平面図である。 図5は、図2のモジュールの端面図である。 図6は、図4の直線6−6に沿って切り取られた、モジュールのレーザ/光学的アセンブリの拡大された断面図である。 図7は、図1の直線7−7に沿って切り取られた、拡大された断面図である。 図8は、図3のモジュールの動作を示す電気回路図である。 図9は、図2のモジュールのための駆動部の前から見た斜視図である。 図10は、図9の駆動部の後ろから見た斜視図である。 図11は、本発明にしたがって変化された表示スクリーンの概略図である。 図12は、別の変化されたスクリーンの概略図である。

Claims (5)

  1. 低減されたスペックルノイズを有する画像を投影する装置であって、
    表示スクリーンと、
    同一の周波数のコヒーレント波とコヒーレンス時間とを有するレーザビームを出射するレーザと、
    該スクリーン上に入射されるように該ビームの方向を制御し、該スクリーンにわたってスキャンラインのパターンとして該ビームを掃引する画像投影アセンブリであって、各スキャンラインは、複数のピクセルを有し該画像投影アセンブリは、選択されたピクセル照明されるようにして可視状態にすることにより、該スクリーン上に画像を生成する、画像投影アセンブリと、
    該スクリーンに埋め込まれ、かつ、複数の光学的共振器として機能する複数のフォトニック結晶粒子であって、該複数の光学的共振器は、該スクリーン上に入射したビームを該コヒーレンス時間以上の時間にわたって捕捉し、時間によって変動する干渉パターンを生成し、該干渉パターンにおいて、スペックルノイズは低減されている、複数のフォトニック結晶粒子
    を備えている、装置。
  2. 前記スクリーンは、プラスチックおよびラバー材料のうちの1つから構成されている、請求項1に記載の装置。
  3. 前記レーザは、赤色レーザ、青色レーザ緑色レーザのうちの1つである、請求項1に記載の装置。
  4. 各粒子は、ピクセルよりも小さい寸法を有している、請求項に記載の装置。
  5. 前記装置は、窓を有するハウジングを備えており、前記レーザビームは、該窓を介して掃引され、前記スクリーンは、該ハウジング上に搭載されている、請求項1に記載の装置。
JP2008509016A 2005-04-28 2006-04-20 低減されたスペックルノイズを有する画像投影 Expired - Fee Related JP4766708B2 (ja)

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