JP4765972B2 - エンジン - Google Patents

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Description

本発明は、排気環流装置の環流ガスと新気とが混合された吸気の酸素濃度を測定するための酸素濃度センサを備えたエンジンに関するものであり、特に、過給機付きエンジンに関するものである。
従来、エンジンの気筒に供給される吸気の組成を測定するためのセンサとして、酸素(O2)濃度センサが知られている(例えば、特許文献1−3参照)。
そのO2濃度センサは、例えば、排気の一部を吸気系に環流する排気環流装置(EGR装置)を備えたエンジンなどに搭載されて、EGR装置のEGRガス量を制御するために使用される。
そのようなO2濃度センサを搭載したエンジンの一例として、図3に示す無過給エンジンや図4に示す過給機付きエンジンがある。
図3に示すように、無過給エンジン81のエンジン本体82には、吸気マニフォールド83を介して吸気管84が接続されると共に、排気マニフォールド85を介して排気管86が接続される。それら吸気管84と排気管86とは、EGR管87により接続される。
この無過給エンジン81では、EGRガスと新気とが混合されて吸気混合ガスとなり、エンジン本体82に供給される。
その吸気混合ガス中の吸気O2濃度が、市販されているO2濃度センサ89を用いてリアルタイムに測定され、測定された吸気O2濃度に基づいてEGRガス量が制御される。
図3の無過給エンジン81では、O2濃度センサ89が吸気マニフォールド83に装着されている。
ここで、現在使用されているO2濃度センサは圧力依存性が強いために同一O2濃度であっても、ガス圧が高い範囲では異なる値を示す。
そのため、吸気マニフォールド内圧または排気マニフォールド内圧でのO2濃度測定は、図3ような無過給エンジン81でしか行えない。
そこで、図4に示すような過給機付きエンジン91では、O2濃度センサ89を、排気マニフォールド85近傍の排気管86に装着するようにしている。
具体的には、図4に示すように、過給機92のコンプレッサ93が吸気管84に設けられ、タービン(ターボ)94がEGR管87の下流の排気管86に設けられ、かつO2濃度センサ89が排気管86におけるタービン94の下流の部分に取り付けられる。また、吸気管84にはエアクリーナ(図示せず)の近傍に吸気量測定器(例えば、MAFセンサ)95が設けられる。
この図4の過給機付きエンジン91でO2濃度センサ89を使う場合には、そのO2濃度センサ89をタービン94の出口の排気管86内に取り付け、その排気管86内で測定したO2濃度と吸気側のMAFセンサ95で測定した空気量とエンジン本体82の供給燃料量とにより、新気とEGRガスが混合した吸気マニフォールド83内のO2濃度をコンピュータ96の計算で求めるようにしている。
特開2003−3879号公報 特開2004−293403号公報 実開平5−941号公報
しかしながら、上述の図4の過給機付きエンジン91には以下のような問題があった。
すなわち、エアクリーナ近傍に設けられた吸気量測定器(例えば、MAFセンサー)95の取付位置と吸気ポートとの距離により、実際にエンジンシリンダ(気筒)に取り込まれる空気量と、MAFセンサー95の測定値との間に、測定の時間遅れが発生する。
また、排気管86でのO2濃度測定位置(O2濃度センサ89の取付位置)に排気ガスが到着するための時間遅れが発生する。
これら時間遅れの発生などの理由により、エンジン負荷やエンジン回転速度が変動する車両走行状態では吸気O2濃度の予測精度があまり高くないという問題があった。
また、過給機付きエンジン91において、O2濃度測定値とエンジンシリンダ(気筒)への実吸入ガスとの間の時間遅れをなくすために正圧がかかる吸気マニフォールド83にO2濃度センサを取り付け、O2濃度測定値の圧力の影響を補正して使用する場合に、吸気マニフォールド83内のガス圧を同時に測定して、ガス圧とO2濃度の補正MAPを用いて読み替える方法が考えられる。
しかし、吸気マニフォールド83内のガス圧は各シリンダの吸気行程で高い脈動が発生する。一般に、この圧力の脈動幅はエンジン回転速度の上昇に比例して大きくなる。そのため、MAPによる圧力ごとのO2濃度補正を行う場合には、この脈動により読み替え値の変動を消すために、エンジン数サイクル分以上の測定値を平均化処理して用いることになるので、リアルタイムの値との間には同様に時間遅れが発生し、予測精度の大幅な向上は望めない。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、酸素濃度センサにより測定される吸気酸素濃度の精度向上を図ることができるエンジンを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、吸気通路に設けられたコンプレッサおよび排気通路に設けられたタービンを有する過給機と、上記コンプレッサより下流側の吸気通路と上記タービンより上流側の排気通路とを連通する環流通路を有する排気環流装置と、その環流通路を通り上記吸気通路に環流される環流ガスと該吸気通路の新気との吸気混合ガスの酸素濃度を測定するための酸素濃度センサとを備えたエンジンにおいて、上記環流通路よりも下流側の吸気通路に該吸気通路から上記吸気混合ガスを取り出すための取出通路を接続すると共に、その取出通路の出口を上記コンプレッサよりも上流側の吸気通路に接続し、上記取出通路の入口側に、該取出通路に取り出される上記吸気混合ガスを絞るための絞り部を設け、その絞り部の下流の取出通路内に、該絞り部に近接させて上記酸素濃度センサを配置したものである。
上記目的を達成するために本発明は、吸気通路に設けられたコンプレッサおよび排気通路に設けられたタービンを有する過給機と、上記コンプレッサより下流側の吸気通路と上記タービンより上流側の排気通路とを連通する環流通路を有する排気環流装置と、その環流通路を通り上記吸気通路に環流される環流ガスと該吸気通路の新気との吸気混合ガスの酸素濃度を測定するための酸素濃度センサとを備えたエンジンにおいて、上記環流通路よりも下流側の吸気通路に該吸気通路から上記吸気混合ガスを取り出すための取出通路を接続すると共に、その取出通路の出口を上記タービンよりも下流側の排気通路に接続し、上記取出通路の入口側に、該取出通路に取り出される上記吸気混合ガスを絞るための絞り部を設け、その絞り部の下流の取出通路内に、該絞り部に近接させて上記酸素濃度センサを配置したものである。
好ましくは、上記絞り部が、上記取出通路における上記吸気通路との結合部に設けられた細孔を有するものである。
好ましくは、上記吸気混合ガスをエンジン運転状態に応じた目標酸素濃度とすべく、上記排気環流装置を上記酸素濃度センサの測定値に基づいてフィードバック制御する制御ユニットを備えたものである。
上記目的を達成するために本発明は、吸気通路に設けられたコンプレッサおよび排気通路に設けられたタービンを有する過給機と、上記コンプレッサより下流側の吸気通路と上記タービンより上流側の排気通路とを連通する環流通路を有する排気環流装置と、その環流通路を通り上記吸気通路に環流される環流ガスと該吸気通路の新気との吸気混合ガスの酸素濃度を測定するための酸素濃度センサとを備えたエンジンにおいて、上記環流通路よりも下流側の吸気通路に該吸気通路から上記吸気混合ガスを取り出すための取出通路を接続すると共に、その取出通路の出口を大気開放し、上記取出通路の入口側に、該取出通路に取り出される上記吸気混合ガスを絞るための絞り部を設け、その絞り部の下流の取出通路内に、該絞り部に近接させて上記酸素濃度センサを配置したものである。
本発明によれば、酸素濃度センサにより測定される吸気酸素濃度の精度向上を図ることができるという優れた効果を発揮するものである。
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
本実施形態のエンジンは、例えば、トラックなどの車両に搭載された過給機付きのディーゼルエンジンであり、排気環流装置(以下、EGR装置という)のEGRガス量を制御するための酸素濃度センサ(以下、O2濃度センサという)を備えたものである。
まず、図1に基づき本実施形態に係るエンジンの概略構造を説明する。
図1に示すように、エンジン1は、複数の気筒21が形成されたエンジン本体2と、そのエンジン本体2に吸気を供給する吸気通路3と、エンジン本体2から排気ガスを排出する排気通路4と、エンジン本体2に供給される吸気を加圧するための過給機5と、エンジン1の排ガスの一部を吸気に環流するためのEGR装置6と、そのEGR装置6を制御するための制御ユニット(以下、コンピュータという)10と、そのコンピュータ10に測定信号を入力すべく接続され上記エンジン本体2の気筒21に供給される吸気のO2濃度を測定するためのO2濃度センサ7とを備える。
エンジン本体2には、各気筒21ごとに図示しない吸気ポートと排気ポートとが各々形成される。
吸気通路3は、エンジン本体2の各吸気ポートに各々接続された吸気マニフォールド31と、その吸気マニフォールド31に出口が接続され入口が大気開放された吸気管32とを備える。
その吸気管32には、過給機5の後述するコンプレッサ51が設けられる。また、コンプレッサ51より上流側の吸気管32には、エアクリーナが設けられ、下流側の吸気管32には、エアクーラが設けられる(図示せず)。
排気通路4は、エンジン本体2の各排気ポートに接続された排気マニフォールド41と、その排気マニフォールド41に入口が接続され出口が大気開放された排気管42とを備える。
その排気管42には、過給機5の後述するタービン52が設けられる。また、タービン52よりも下流側の排気管42には、図示しない後処理装置などが設けられる。
過給機5は、ターボ式過給機であり、吸気通路3に介設されたコンプレッサ51と、排気通路4に介設されたタービン52と、それらタービン52とコンプレッサ51とを連結するタービン軸53とを有する。
EGR装置6は、コンプレッサ51より下流側の吸気通路3とタービン52より上流側の排気通路4とを連通して排気マニフォールド41よりEGRガス(環流ガス)を吸気マニフォールド31に戻すための環流通路をなすEGR管61と、そのEGR管61を通り新気に混合されるEGRガス量を調節するためのEGRガス量調整手段とを有する。EGRガス量調整手段は、例えば、EGR管61に設けられたEGRバルブや吸気通路3に設けられたインテークスロットルバルブなどが考えられる(図示せず)。
コンピュータ10は、O2濃度センサ7や、図示しないMAFセンサなどに接続され、それらセンサ類からの測定値が入力される。
また、コンピュータ10は、図示しないEGRバルブやインテークスロットルバルブなどのアクチュエータ類に接続され、それらアクチュエータ類に制御命令を入力する。
本実施形態のコンピュータ10は、エンジン本体2に供給される吸気混合ガスの吸気組成(吸気O2濃度)を、エンジン1の運転状態に応じた目標吸気組成とすべく、EGRガス量を、O2濃度センサ7の測定値に基づいて制御する。
例えば、コンピュータ10は、エンジン回転速度およびエンジン負荷を基に目標吸気O2濃度を求め、その目標吸気O2濃度にO2濃度センサ7で測定された実際の吸気O2濃度が一致するように、図示しないEGRバルブおよび/またはインテークスロットルバルブを開度制御してEGRガス量を制御する。
ここで、本実施形態のエンジン1では、O2濃度センサ7の取り付けに関して、新気とEGRガスが混合した後の吸気マニフォールド31より吸気混合ガスの一部を分岐して大気圧近くまでガス圧を落とした部位にO2濃度センサ7を設置することで、O2濃度センサ7の圧力依存性を低減して吸気O2濃度値の測定精度を上げると共に、図4に示す従来の構造の問題である、吸気O2濃度測定位置とエンジン本体2の気筒21に吸入される吸気混合ガスとの測定時間遅れによる精度不良を改良するようにしている。
すなわち、EGRガスが新気と混合した後の吸気混合ガスの一部を吸気マニフォールド31より過給機5のコンプレッサ51の上流に戻す分岐管8を設け、その分岐管8における吸気マニフォールド31との結合部に、吸気混合ガスを僅かに流すための細孔の絞り部9を設け、その吸気混合ガスの絞り部9の下流にO2濃度センサ7を設けた。
具体的には、分岐管8は、入口がEGR管61よりも下流側の吸気通路3(図例では、吸気マニフォールド31)に接続され、出口がコンプレッサ51よりも上流側の吸気通路3(例えば、コンプレッサ51とエアクリーナとの間の吸気管32)に接続される。この分岐管8が、EGR管61よりも下流側の吸気通路3から吸気混合ガスを取り出すための取出通路をなす。
絞り部9は、分岐管8における上記吸気マニフォールド31との結合部に設けられた細孔(図示せず)を有する。絞り部9としては、例えば、分岐管8の入口を閉塞する板材に細孔を設けたオリフィス板などが考えられる。
ここで、細孔は、径を大きくとりすぎると吸気マニフォールド31内のブースト圧力が低下するので、実験により最適な径を選択する。細孔は、φ1(mm)以下のものが好ましい。
なお、絞り部9は上述のものに限定されず、例えば、分岐管8内に配置されたノズルや、分岐管8に形成された縮径部や、絞り弁などが考えられる。
2濃度センサ7は、検出部分を絞り部9の下流の分岐管8内に絞り部9に近接させて配置される。O2濃度センサ7は、細孔から分岐管8内に流入した吸気混合ガスの圧力が略大気圧まで落ち、かつ、その吸気混合ガスが分岐管8の残留ガスと混合しない位置に配置される。O2濃度センサ7は、圧力依存性の強いものでもよく、例えば、ジルコニアO2濃度センサなどが考えられる。
次に、図1に基づき本実施形態のエンジン1の作用を説明する。
図1に示すように、エアクリーナ(図示せず)を介して吸気管32に導入された新気は、コンプレッサ51により加圧された後、EGR管61から流入するEGRガス(環流ガス)と混合されて吸気混合ガスとなり、その吸気混合ガスが吸気マニフォールド31を通りエンジン本体2の各気筒21に供給される。
他方、エンジン本体2の各気筒21から排気マニフォールド41を通り排気管42に排出された排気ガスは、一部がEGR管61を通り吸気管32に環流し、残りの排気ガスはタービン52を回転駆動した後、図示しない後処理装置にて清浄化された後、排出される。
本実施形態では、エンジン本体2に吸入、供給される吸気混合ガス(吸気)の一部が吸気マニフォールド31から分岐管8へと分岐する。
その分岐した吸気混合ガスは、分岐管8の入口に設けられた絞り部9の細孔を通り略大気圧近くまで膨張し、その後、絞り部9の直後のO2濃度センサ7により吸気O2濃度が測定される。
このように、本実施形態では、測定される吸気混合ガスが大気圧(略大気圧)状態となるので、O2濃度センサ7は過給機5(過給圧)の影響を受けることなく測定を行うことができる。また、O2濃度センサ7の取付位置が、吸気マニフォールド31と極めて近い位置なので、吸気マニフォールド31内の吸気O2濃度に対するO2濃度センサ7の測定時間遅れをほとんど無視できる。
その結果、O2濃度センサ7での測定値は、測定位置での圧力依存性による問題が解消され、なおかつ、吸気マニフォールド31内での吸気組成(吸気O2濃度)が精度良く測定できる。
その後、O2濃度センサ7により測定された吸気O2濃度は、コンピュータ10に入力され、そのコンピュータ10が図示しないEGRバルブやインテークスロットルバルブなどの開度を調整して、EGRガス量(吸気O2濃度)を制御する。
このように、本実施形態では、過給機付きエンジン1において、吸気マニフォールド31内における吸気混合ガスの吸気O2濃度の測定精度が向上させることができる。
すなわち、本実施形態では、吸気マニフォールド31内の吸気混合ガスを取出して大気圧(略大気圧)とする分岐管8および絞り部9を設け、その分岐管8内にO2濃度センサ7を収容したので、過給圧の影響を排除することができ、圧力依存性が強いタイプのO2濃度センサであっても、気筒21に吸入される吸気混合ガスのO2濃度を確実、かつ高い精度で測定することができる。
その結果、EGR制御などの吸気組成制御が向上し、それにより排気ガスのクリーンなエンジン1を提供できる。
その他にも、O2濃度センサ7が測定する吸気混合ガスが略大気圧となるので、O2濃度センサ7の測定値に対する圧力補正が単純あるいは不要となり、容易に吸気O2濃度を求めることができる。
次に、図2に基づき他の実施形態を説明する。
本実施形態のエンジンは、上述の実施形態のエンジンとは分岐管の出口が排気管に接続される点で異なり、その他は実質的に同じである。したがって、上述の実施形態と同一の要素については、図中同一符号を付すに止め、詳細な説明は省略する。
本実施形態のエンジン11では、取出通路をなす分岐管12の出口がタービン52よりも下流側の排気管42に接続される。例えば、分岐管12の出口は、タービン52と図示しない後処理装置との間の排気管42に接続される。なお、分岐管12の入口は、上述の実施形態と同様に、EGR管61よりも下流側の吸気通路3(吸気マニフォールド31)に接続される。
本実施形態でも、上述した図1の実施形態と同様の効果が得られる。
以上の図1、2の実施形態に係るエンジン1、11については、エンジン負荷の全域でEGRを行う場合には、図1に示したコンプレッサ51の上流にガスを戻す仕様のエンジン1が望ましく、他方、エンジン負荷の一部領域でEGRを行わない仕様の場合には図2の仕様のエンジン11が望ましい。
これは、図1のエンジン1では、分岐管8に取り出された吸気混合ガス中のEGRガスが、分岐管8から吸気系(吸気管32)へと少量でも環流される可能性があるためである。これに対して、図2のエンジン11では分岐管12が吸気系に接続されていないので、吸気混合ガス中のEGRガスは吸気系に全く環流されない。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されず、様々な変形例や応用例が考えられるものである。
例えば、上述の実施形態では、取出通路をなす分岐管8、12の出口を、吸気管32または排気管42に直接接続したが、これに限定されず、分岐管の出口を直接大気開放することも考えられる。分岐管の出口を直接大気開放する場合、分岐管に後処理装置などを設けることが好ましい。
また、過給機5は、ターボ式過給機以外の機械式過給機などでもよく、その機械式過給機の場合、分岐管の出口を吸気管に接続することが好ましい。
図1は、本発明に係る一実施形態によるエンジンの概略構成図である。 図2は、他の実施形態によるエンジンの概略構成図である。 図3は、従来の無過給エンジンの概略構成図である。 図4は、従来の過給機付きエンジンの概略構成図である。
符号の説明
1 エンジン
3 吸気通路
4 排気通路
5 過給機
6 EGR装置
7 O2濃度センサ(酸素濃度センサ)
8 分岐管(取出通路)
9 絞り部
51 コンプレッサ
52 タービン
61 EGR管(環流通路)

Claims (5)

  1. 吸気通路に設けられたコンプレッサおよび排気通路に設けられたタービンを有する過給機と、上記コンプレッサより下流側の吸気通路と上記タービンより上流側の排気通路とを連通する環流通路を有する排気環流装置と、その環流通路を通り上記吸気通路に環流される環流ガスと該吸気通路の新気との吸気混合ガスの酸素濃度を測定するための酸素濃度センサとを備えたエンジンにおいて、
    上記環流通路よりも下流側の吸気通路に該吸気通路から上記吸気混合ガスを取り出すための取出通路を接続すると共に、その取出通路の出口を上記コンプレッサよりも上流側の吸気通路に接続し、
    上記取出通路の入口側に、該取出通路に取り出される上記吸気混合ガスを絞るための絞り部を設け、その絞り部の下流の取出通路内に、該絞り部に近接させて上記酸素濃度センサを配置したことを特徴とするエンジン。
  2. 吸気通路に設けられたコンプレッサおよび排気通路に設けられたタービンを有する過給機と、上記コンプレッサより下流側の吸気通路と上記タービンより上流側の排気通路とを連通する環流通路を有する排気環流装置と、その環流通路を通り上記吸気通路に環流される環流ガスと該吸気通路の新気との吸気混合ガスの酸素濃度を測定するための酸素濃度センサとを備えたエンジンにおいて、
    上記環流通路よりも下流側の吸気通路に該吸気通路から上記吸気混合ガスを取り出すための取出通路を接続すると共に、その取出通路の出口を上記タービンよりも下流側の排気通路に接続し、
    上記取出通路の入口側に、該取出通路に取り出される上記吸気混合ガスを絞るための絞り部を設け、その絞り部の下流の取出通路内に、該絞り部に近接させて上記酸素濃度センサを配置したことを特徴とするエンジン。
  3. 上記絞り部が、上記取出通路における上記吸気通路との結合部に設けられた細孔を有する請求項1または2記載のエンジン。
  4. 上記吸気混合ガスをエンジン運転状態に応じた目標酸素濃度とすべく、上記排気環流装置を上記酸素濃度センサの測定値に基づいてフィードバック制御する制御ユニットを備えた請求項1から3いずれかに記載のエンジン。
  5. 吸気通路に設けられたコンプレッサおよび排気通路に設けられたタービンを有する過給機と、上記コンプレッサより下流側の吸気通路と上記タービンより上流側の排気通路とを連通する環流通路を有する排気環流装置と、その環流通路を通り上記吸気通路に環流される環流ガスと該吸気通路の新気との吸気混合ガスの酸素濃度を測定するための酸素濃度センサとを備えたエンジンにおいて、
    上記環流通路よりも下流側の吸気通路に該吸気通路から上記吸気混合ガスを取り出すための取出通路を接続すると共に、その取出通路の出口を大気開放し、
    上記取出通路の入口側に、該取出通路に取り出される上記吸気混合ガスを絞るための絞り部を設け、その絞り部の下流の取出通路内に、該絞り部に近接させて上記酸素濃度センサを配置したことを特徴とするエンジン。
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