JP4764749B2 - 画像復号装置、画像符号化装置、画像復号方法、及び、画像符号化方法 - Google Patents

画像復号装置、画像符号化装置、画像復号方法、及び、画像符号化方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像復号装置、画像符号化装置、画像復号方法、及び、画像符号化方法に関する。
従来から、画像を直交変換して生成した変換係数を、量子化した後に符号化することにより、画像のデータ量を減らす画像符号化装置又は方法がある。このような方法又は装置では、画像のデータ量を減らすことは出来るが、一方で、符号化された画像を復号する場合に、量子化によって一部のデータが失われていることにより、復号された画像に劣化が生じる。
ところで、ビットプレーン等を破棄することによって実現されるポスト量子化は、スカラ量子化の際に必要な符号量制御のためのパスが不要であり、1パスで符号量制御が実現可能である。一方で、ポスト量子化では、量子化のステップ幅が、2のべき乗に限られているために、量子化ステップ幅が大きくなった場合の再生画像の画質を細かく制御することが困難である。特に、低ビットレートの符号化画像データを生成させる場合には、量子化ステップ幅を大きくした場合に、選択できる量子化ステップ幅の値どうしの差が大きくなり、局所的に画質が大きく変化し、主観的に画質が低くなるという問題が生じる。
そこで、特開2004−336162号公報(特許文献1)に開示されている符号化データ生成方法では、変換係数の下位ビットを破棄するポスト量子化において、破棄するビットプレーン又はサブビットプレーンを、逆ウェーブレット変換のサブバンドゲインの平方根に基づいて決定することにより、復号した信号に生じる二乗誤差を小さく抑えている。
また、特開2004−260539号公報(特許文献2)に開示されている画像符号化装置では、ポスト量子化によって破棄されたビット数に対応するビット長の乱数を発生させ、その乱数を加算することにより、再生画像に生じる違和感や不明瞭感を極力抑制している。
2004−336162号公報 2004−260539号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている技術では、ポスト量子化によって破棄するビットプレーン又はサブビットプレーンを適切に選択することはできるが、破棄したビットプレーン等に対応する値を、復号時に代替データで補填等し再生画像の画質の低下を低減させることは考慮されていない。
また、上記特許文献2では、破棄されたビット数に対応するビット長の乱数を取得するが、量子化変換係数毎に破棄されたビット数が異なる場合に、破棄されたビット数に基づき、補正を行う方法については考慮されていない。
ところで、JPEG2000(ISO/IEC 15444−1)規格に定められている画像の復号方式では、量子化変換係数によって構成される空間のビットプレーンを取得した後に、ポスト量子化によって破棄されたビットプレーン部分に対しリコンストラクションパラメータと呼ばれる変数を、量子化変換係数毎に加算し、再生画像の画質の低下を低減させている。リコンストラクションパラメータの値は、復号する装置又は方法が、所定の範囲から選択することができる。
しかしながら、JPEG2000規格では一のビットプレーンを最高3回の走査によって再構成しており、ポスト量子化は、ビットプレーン単位ではなく、走査単位で行うことが可能であるため、再構成されたビットプレーンが有する全てのビットについて、復号が終了しているとは限らない。
本発明は、上記の点に鑑みて、これらの問題を解消するために発明されたものであり、ポスト量子化において、破棄されたビット数が異なる量子化変換係数のそれぞれについて、破棄されたビット数に対応する補正値を加算することにより、再生画像の画質の低下を低減させる画像復号装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の画像復号装置は次の如き構成を採用した。
本発明の画像復号装置は、画像符号を復号することにより得られたビットを所定の走査の順に配置することを繰り返し、量子化された変換係数である量子化変換係数からなる空間を構成するビットのプレーンであるビットプレーンを、有意性に基づく条件である有意性条件が異なるビットの集合毎に異なる走査によって取得し、複数の前記ビットプレーンから量子化変換係数を取得し、該量子化変換係数を逆量子化することにより変換係数を取得する画像復号装置であって、前記走査によって取得された前記ビットの中で、前記量子化変換係数が有する最下位のビットの位置である走査最下位ビット位置を取得する走査最下位ビット位置取得手段と、前記走査最下位ビット位置取得手段の出力に基づき、逆量子化における前記変換係数の補正に用いる逆量子化補正変数を取得する逆量子化補正変数取得手段とを有する構成とすることができる。
これにより、走査単位でポスト量子化を行うことにより生成された量子化変換係数に対して、破棄された下位ビットの数を取得し、補正を行う画像復号装置を提供することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像復号装置が有する前記逆量子化補正変数取得手段は、前記逆量子化補正変数の最上位のビットを、前記走査最下位ビットより下位になるように前記逆量子化補正変数を定めるように構成することができる。
これにより、ポスト量子化において破棄されたビットの部分に対して、適切に補正を行う画像復号装置を提供することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像復号装置は、さらに、前記有意性条件が異なる前記走査の種類である走査種類を取得する走査種類取得手段を有し、前記走査最下位ビット位置取得手段は、前記走査種類取得手段の出力に基づき、前記走査最下位ビット位置を取得する構成とすることができる。
これにより、ポスト量子化において破棄されたビットの位置を、最後に復号された走査種類によって取得する画像復号装置を提供することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像復号装置は、さらに、前記走査種類に対応する逆量子化補正変数を含む前記画像符号から、前記逆量子化補正変数を復号して取得する逆量子化補正変数復号取得手段を有し、前記逆量子化補正変数取得手段は、前記逆量子化補正変数復号取得手段によって取得された複数の前記逆量子化補正変数の中から、前記走査種類に対応する逆量子化補正変数を取得する構成とすることができる。
これにより、最後に復号された走査種類と関連づけられている逆量子化補正変数を、画像符号から復号して取得する画像復号装置を提供することができる。さらに、画像符号化装置によって、走査種類毎に逆量子化補正変数を符号化して画像符号に含ませることにより、画像復号装置は、好適な逆量子化補正変数を取得することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像復号装置は、さらに、前記逆量子化補正変数の基準となる逆量子化補正基準変数を前記画像符号より復号して取得する逆量子化補正基準変数復号取得手段を有し、前記逆量子化補正変数取得手段は、前記逆量子化補正基準変数復号取得手段によって取得された前記逆量子化補正基準変数と、前記走査最下位ビット位置取得手段の出力とに基づき前記逆量子化補正変数を取得するように構成することができる。
これにより、逆量子化補正基準変数を画像符号から復号し、量子化変換係数毎に、最後の走査によって取得された最下位ビットに対応した逆量子化補正変数を取得する画像復号装置を提供することができる。さらに、画像符号化装置によって、予め逆量子化補正基準変数を符号化して画像符号に含ませることにより、画像復号装置は、好適な逆量子化補正基準変数を取得することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像復号装置が処理する前記画像符号は、JPEG2000規格によって符号化された画像符号であるように構成することができる。
これにより、JPEG2000規格によって符号化され生成した画像符号を復号する際に、ポスト量子化の補正変数であるリコンストラクションパラメータを好適に定める画像復号装置を提供することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像符号化装置は、入力画像を直交変換して得られる変換係数を量子化した量子化変換係数からなる空間を、ビット単位のプレーンに分割して得られるビットプレーンの中を所定の順序で複数回走査し、複数回の前記走査のそれぞれは、異なる有意性のビットを選択し、選択された前記ビットを符号化して画像符号を生成する画像符号化装置において、上述した画像符号装置により前記画像符号を復号する際の逆量子化において用いられる逆量子化補正の基準となる変数である逆量子化補正基準変数を符号化する逆量子化補正基準変数符号化手段を有する構成とすることができる。
これにより、ビットプレーン又は走査を単位とするポスト量子化によって破棄されたビットを、逆量子化の際に補正する逆量子化補正変数の基準となる逆量子化基準変数を、好適に定めて符号化し、画像符号に含ませる画像符号化装置を提供することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像符号化装置における前記走査は、選択するビットの有意性に対応する走査の種類である走査種類を有し、本発明の画像符号化装置は、さらに、前記走査種類に対応する複数の前記逆量子化補正変数を符号化する逆量子化補正変数符号化手段を有する構成とすることができる。
これにより、走査を単位とするポスト量子化によって破棄されるビットを、逆量子化の際に補正する逆量子化補正変数を、走査種類毎に好適に定めて符号化し、画像符号に含ませる画像符号化装置を提供することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像符号化装置が生成する前記画像符号は、JPEG2000規格によって生成された画像符号であるように構成することができる。
これにより、JPEG2000規格によって画像を符号化して画像符号を生成する際に、ポスト量子化の補正変数であるリコンストラクションパラメータを好適に定めて符号化し、画像符号に含ませる画像符号化装置を提供することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像復号方法は、画像符号を復号することにより得られたビットを所定の走査の順に配置することを繰り返し、量子化された変換係数である量子化変換係数からなる空間を構成するビットのプレーンであるビットプレーンを、有意性に基づく条件である有意性条件が異なるビットの集合毎に異なる走査によって取得し、複数の前記ビットプレーンから量子化変換係数を取得し、該量子化変換係数を逆量子化することにより変換係数を取得する画像復号方法であって、前記走査によって取得された前記ビットの中で、前記量子化変換係数が有する最下位のビットの位置である走査最下位ビット位置を取得する走査最下位ビット位置取得ステップと、前記走査最下位ビット位置取得ステップの出力に基づき、逆量子化における前記変換係数の補正に用いる逆量子化補正変数を取得する逆量子化補正変数取得ステップとを有する構成とすることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像復号方法は、さらに、前記逆量子化補正変数取得ステップは、前記逆量子化補正変数の最上位のビットを、前記走査最下位ビットより下位になるように前記逆量子化補正変数を定めるように構成することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像復号方法は、さらに、前記有意性条件が異なる前記走査の種類である走査種類を取得する走査種類取得ステップを有し、前記走査最下位ビット位置取得ステップは、前記走査種類取得ステップの出力に基づき、前記走査最下位ビット位置を取得するように構成することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像復号方法は、さらに、前記走査種類に対応する逆量子化補正変数を含む前記画像符号から、前記逆量子化補正変数を復号して取得する逆量子化補正変数復号取得ステップを有し、前記逆量子化補正変数取得ステップは、前記逆量子化補正変数復号取得ステップによって取得された複数の前記逆量子化補正変数の中から、前記走査種類に対応する逆量子化補正変数を取得するように構成することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像復号方法は、さらに、前記逆量子化補正変数の基準となる逆量子化補正基準変数を前記画像符号より復号して取得する逆量子化補正基準変数復号取得ステップを有し、前記逆量子化補正変数取得ステップは、前記逆量子化補正基準変数復号取得ステップによって取得された前記逆量子化補正基準変数と、前記走査最下位ビット位置取得手段の出力とに基づき前記逆量子化補正変数を取得するように構成することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像復号方法によって処理する前記画像符号は、JPEG2000規格によって符号化された画像符号であるように構成することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像符号化方法は、さらに、入力画像を直交変換して得られる変換係数を量子化した量子化変換係数からなる空間を、ビット単位のプレーンに分割して得られるビットプレーンの中を所定の順序で複数回走査し、複数回の前記走査のそれぞれは、異なる有意性のビットを選択し、選択された前記ビットを符号化して画像符号を生成する画像符号化方法において、上述した画像復号方法により前記画像符号を復号する際の逆量子化において用いられる逆量子化補正の基準となる変数である逆量子化補正基準変数を符号化する逆量子化補正基準変数符号化ステップを有するように構成することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像符号化方法における前記走査は、選択するビットの有意性に対応する走査の種類である走査種類を有し、本発明の画像符号化方法は、前記走査種類に対応する複数の前記逆量子化補正変数を符号化する逆量子化補正変数符号化ステップを有する構成とすることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像符号化方法によって生成する前記画像符号は、JPEG2000規格によって生成された画像符号であるように構成することができる。
本発明の画像符号化装置によれば、ポスト量子化において、破棄されたビット数が異なる量子化変換係数のそれぞれについて、破棄されたビット数に対応する補正値を加算することにより、再生画像の画質の低下を低減させる画像復号装置を提供することが可能になる。
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
図1から8は、JPEG2000規格に関する説明であり、本発明の実施例の理解を助けるために、予め説明するものである。なお、本発明の装置又は方法は、JPEG2000規格に係る画像復号又は画像符号化の装置又は方法に限らず、ポスト量子化によって破棄されるビットが、量子化変換係数毎に異なる符号化方式に係る装置又は方法であればよい。
(JPEG2000規格の処理のブロック図)
図1は、JPEG2000規格に従う画像符号を生成する符号化処理のブロック図である。図1(A)は、全体の処理のブロック図であり、図1(B)は、係数ビットモデリング等に係る処理のブロック図である。
図1(A)において、入力された画像のデータは、複数の処理を経ることにより、JPEG2000符号として出力される。DCレベルシフト/色変換処理部10では、入力された画像を構成する各画素の値を、平均値が0となるようにレベルシフトを行い、さらに、入力画像がRGB色空間によって表現されている場合には、YCbCr色空間に変換する。
ウェーブレット変換部11では、DCレベルシフト/色変換部10が出力する画像のデータに対し、直交変換であるウェーブレット変換を施し、水平及び垂直方向にサブバンドに分解し、変換係数からなる空間を生成する。量子化部12では、ウェーブレット変換部11が出力した変換係数を量子化し量子化変換係数を得る。
係数ビットモデリング部13及びMQ符号化部14は、詳細は後述するが、量子化変換係数からなる空間をビットプレーンに分割し、各ビットプレーンを構成するビットを所定の有意性に基づき選択して符号化する。符号形成部15では、ヘッダ部分の符号等を生成し、MQ符号化部14の出力とあわせて、JPEG2000符号を生成する。
図1(B)は、係数ビットモデリング部13及びMQ符号化部14のデータの入出力を説明する図である。量子化変換係数が入力された係数ビットモデリング部13は、既に符号化された量子化変換係数に基づく符号化情報であるコンテキスト(CX)、及び、実際に符号化するデータである量子化変換係数に基づく値であるディシジョン(D)を出力する。MQ符号化部14では、コンテキスト及びディシジョンより、符号データ(C)を生成する。
(サブバンドからコードブロックにおけるビットプレーンの生成及び符号化)
図2は、サブバンドに分解された変換係数を、符号化する順を説明する図である。図2(A)は、サブバンドに分解された変換係数からなる空間の図であり、図2(B)は、サブバンドをコードブロックに分割することを説明する図であり、図2(C)は、量子化変換係数をビットプレーンに分割することを説明する図であり、図2(D)は、ビットモデリング符号化の対象となるビットプレーンを説明する図である。
図2(A)では、画像に3レベルのウェーブレット変換を施すことにより、得られた各サブバンドの領域が10個あることを示している。領域1LH、1HH、及び、1HLは、1回目のサブバンド分割で生成した領域であり、領域2LH、2HH、及び、2HLは、2回目のサブバンド分割で生成した領域であり、領域3LH、3HH、3HL、及び、3LLは、3回目のサブバンド分割で生成した領域である。
図2(A)において、各サブバンド領域を構成する変換係数は、絶対値と符号(サインビット)で表されており、絶対値のビット長(ビット深度)は量子化によってオーバフローしないようにサブバンド毎に予め定められている。図2(A)の各サブバンド領域において、スカラ量子化を行いデータの冗長度を削減する。なお、スカラ量子化における量子化ステップサイズは、サブバンド領域の中では固定値であるが、サブバンド領域毎に異なる値を有してもよい。また、スカラ量子化は、必ずしも行わなくてもよい。
図2(B)では、図2(A)におけるサブバンド領域の1つが、コードブロックに分割される。図2(B)のサブバンド領域は、縦4個、横4個の計16個のコードブロックに分割されており、各コードブロックは、ビット長がMである量子化変換係数を、縦32個、横32個の計1024個有する。
図2(C)では、コードブロックを、同一のビット深度を有するビットからなるビットプレーンに分割している。ビットプレーン(BP)は、量子化変換係数のMSBからなるビットプレーンであるBP(M−1)からLSBからなるビットプレーンであるBP(0)の計M個が存在しており、一のビットプレーンは、縦32個、横32個のビットから構成されている。
図2(D)では、BP(M−1)が一番上にあり、BP(0)が一番下に記されている。BP(M−1)からBP(N)までのビットプレーンを構成するビットの値は全て0である。このようなビットプレーンをゼロビットプレーンという。そして、BP(N−1)を構成するビットの中に、値が1であるビットが含まれている。そこで、JPEG2000規格においては、ビットモデリング符号化を行うビットプレーンは、BP(N−1)からBP(0)までのN個のビットプレーンとなり、BP(M−1)からBP(N)までのゼロビットプレーンについては、その数である(M−N)を符号化する。
(パスの説明)
JPEG2000規格では、符号化するビットを、統計的性質が類似しているグループに分ける。このグループをコンテキスト(CX)と呼び、それぞれのコンテキストには一意に番号が与えられている。符号化するビットが有する値をディシジョン(D)という。
各ビットプレーンが有するビットをコンテキストに分類するビットモデリングの処理を説明する。
はじめに、コードブロックを構成する全ての量子化変換係数に対し、Significance State変数(以下、有意状態変数という)という1ビットの変数を割り当てる。有意状態変数は、ビットモデリングの開始時には、全て値0を有している。各量子化変換係数は、MSB側から1ビットずつ符号化されるが、最初に値1が出現した時点で、対応する有意状態変数の値を1とし、これ以降、有意状態変数は値1を保持する。有意状態変数が1の場合を有意状態といい、有意状態変数が0の場合を非有意状態という。
次に、ビットプレーンの中を、所定の走査順で走査していき、所定の条件にあてはまるビットを抽出し、コンテキストを生成して符号を生成する。一回の走査が終了するまで、抽出するビットを選択する条件は同一である。一回の走査が終了した時点では、当該ビットプレーンの中に選択されていないビットが残っている。そこで一回目とは異なる選択条件で、二回目の走査を行う。三回目の走査では、一回目及び二回目の走査で選択されなかったビットを符号化する。走査からコンテキスト符号化までの処理を「パス」という。
図3に、ビットプレーン内の各ビットの走査順を示す。まず、図3の左上から、縦方向に4ビットずつのグループ(列)を生成し、各列の中では、上のビットから順に下のビットまで走査を行う。ビットプレーンの中では、左上の列から右上の列まで走査を行い、次に上から5ビット目から8ビット目までのビットからなる複数の列について、左から右へと走査を行う。4ビットずつの全ての列について、同様に走査を行うことにより、右下のビットまで走査を行う。JPEG2000規格における走査の順は、全てのパスで同一である。
JPEG2000規格におけるパスは、それぞれのパスに対応した走査の種類によって、3種類のパスがある。それぞれ、Significance propagation(以下、SPパスという)、Magnitude refinementパス(以下、MRパスという)、及び、Cleanupパス(以下、CUパスという)である。各ビットプレーンにおいて、SPパス、MRパス、CUパスの順にパスが実行される。
SPパスにおいて選択されるビットの条件は、そのSPパスの時点で自らは非有意状態であり、周囲8個の量子化変換係数のうち、一以上の量子化変換係数が有意状態である量子化変換係数のビットである。さらに、対象となるビットの値が1の場合には、当該ビットに続いて当該ビットを含む量子化変換係数の符号(サインビット)を符号化する。
MRパスでは、自らが有意状態であるビットが選択され符号化される。但し、直前のMRパスにおいて有意状態になったビットは選択されない。
CUパスでは、SPパス、及び、MRパスにおいて選択されなかった全てのビットが選択され、符号化される。さらに、対象となるビットの値が1の場合には、当該ビットに続いて当該ビットを含む量子化変換係数の符号(サインビット)を符号化する。
(コンテキストの説明)
図4は、SPパス及びMRパスにおいて、ビットの選択又はコンテキストの生成に用いられる周囲8個のビットの配置である。図4において、注目ビットは中心のXで表されており、その周辺のビットについては、水平方向に隣接するビットH0及びH1、垂直方向に隣接するビットV0及びV1、並びに、斜め方向のビットD0からD3の8個のビットが示されている。SPパスでは、ビットH0、H1、V0、V1、及び、D0からD3の8個のビットのうち、一のビットが有意状態にあるビットを選択する。
図5は、LLサブバンド、及び、LHサブバンドに含まれるコードブロックを符号化する際に、SPパスにおける走査によって選択されたビットに対して生成されるコンテキストの表である。図5では、水平方向に隣接するビットの値の和ΣHi(i=0、1)、垂直方向に隣接するビットの値の和ΣVi(i=0、1)、及び、斜め方向のビットの値の和ΣDi(i=0、1、2、3)によってコンテキストを生成することを表している。なお、図5の中で、“−”は、その値を考慮しないことを表している。また、SPパスにおいて選択されたビットのディシジョンは、当該ビットの値(0又は1)である。
図6は、MRパスにおける走査によって選択されたビットに対して生成されるコンテキストの表である。図6では、選択されたビットを含む量子化変換係数において、当該ビットが初めてMRパスで符号化されるビットである場合(First refinement)と、そうでは無い場合とでコンテキストが異なっている。図6の中で、“−”は、その値を考慮しないことを表している。また、MRパスにおいて選択されたビットのディシジョンは、当該ビットの値(0又は1)である。
CUパスによって選択されるビットは、SPパス及びMRパスで選択されなかった全てのビットである。CUパスにおいて、図3に記された4ビットからなる列の全てのビットがCPパスに属しており、かつ、当該4ビットのそれぞれの周囲8つの量子化変換係数が、非有意状態である場合には、独立したコンテキストを持つランレングス符号化を行う。
一方、一列内の4ビットの中に、有意状態である量子化変換係数に含まれるビットが1つ以上存在する場合には、4ビットの中で、最初に1の値を有するビットの位置を表す値をテーブルより選択し、それをUNIFORMコンテキストと呼ばれるコンテキストで符号化する。残りの全ての量子化変換係数は、SPパスと同じコンテキストで符号化される。
(符号化パスとポスト量子化説明)
図7は、一のコードブロックを符号化するパスを説明する図である。
図7(A)では、コードブロックが有する量子化変換係数のMSBに対応するビットプレーンBP(M−1)から、LSBに対応するビットプレーンBP(0)までを、3種類のパスを繰り返すことにより符号化している。BP(M−1)からBP(N)までの(M−N)個のビットプレーンは、ゼロビットプレーンである。
BP(N−1)において、最初に値1を有するビットが出現する。このビットプレーンには、既に有意状態となっている量子化変換係数は存在しないため、CUパスによってのみ符号化される。BP(N−2)から、BP(0)までのビットプレーンは、SPパス、MRパス、及び、CUパスの3種類のパスによって符号化される。
図7(B)では、ゼロビットプレーンの数(ZBP)は、図7(A)と同じZBP=(M−N)であるが、符号化されたパス(コーディングパス)の数(CP)は、図7(A)よりも少なくなっており、BP(P)におけるCUパス以降は破棄(トランケーション)されている。これは、下位ビット側を破棄することにより、画像のデータ量を削減するためであり、量子化ステップサイズによって量子化を行うスカラ量子化に対し、ポスト量子化という。図7(B)では、BP(N−1)において、SPパス及びMRパスが無く、BP(P)ではCUパスが無いため、CPの値は、CP=3・(N−P)−2−1となる。JPEG2000規格においては、上記のZBP、及び、CPの値が符号化される。
(復号処理の説明)
図8は、JPEG2000規格に従うように生成されたJPEG2000符号を復号する処理のブロック図である。図8(A)は、全体の処理のブロック図であり、図8(B)は、係数ビットモデリング等に係る処理のブロック図である。
図8は、図1における符号化処理に対応しており、入力されたJPEG2000符号が図1の符号化処理に対応する復号処理を行うブロックによって処理されることにより、画像データとして再生される。ヘッダデコード部25は、JPEG2000符号から、ヘッダデータと呼ばれる部分を取り出して復号する。MQ復号部24は、算術復号を行い、係数ビットモデリング部23は、コンテキストを生成する。
逆量子化部22は、詳細は後述するが、量子化変換係数に対し、量子化ステップサイズを乗じることにより、変換係数を得る。この時、ポスト量子化によって破棄されたビットの部分の補正を行ってもよい。
ウェーブレット逆変換部21は、ウェーブレット変換部11に対応する直交変換の逆変換を行うことにより、変換係数を画素のデータに変換する。逆レベルシフト/逆色変換部20は、DCレベルシフト/色変換部10の処理に対応した画素のデータのレベル変換及び色空間の変換を行う。
図8(B)では、ヘッダデコード部25から、係数ビットモデリング部23までの処理を示している。ヘッダデコード部25は、JPEG2000符号から、ヘッダ部分の符号を取り出してデコードするとともに、算術符号データであるMQ符号データをMQ復号器へ送信する。ヘッダ部分の符号には、ZBP、CP、及び、その他の情報が含まれている。
MQ復号器は、MQ符号データを復号し、量子化変換係数を構成するビットの値であるディシジョン(D)を得るが、その際に、係数ビットモデリング部23より、コンテキスト(CX)を取得する。
係数ビットモデリング部23は、ZBP及びCPを処理することにより、CXを生成してMQ復号部に送信する。係数ビットモデリング部23は、さらに、MQ復号部よりDを受信し、新たなCXを生成し、MQ復号部に送信する。これらの処理を繰り返すことにより、コーディングパスの数(CP)と等しいビットプレーンを生成し、量子化変換係数を取得する。量子化変換係数をqとし、qに対応する各ビットプレーンに含まれるビットをBiとすると、量子化変換係数qは、次式(1)で表される。
q=(1−2・Sign)Σ(Bi・2(M−i))・・・(1)
但し、
Signは、量子化変換係数qの符号に対応するサインビットであり、qが正のときは0、qが負のときは1、
Biは、i番目のMSBであり、ゼロビットプレーンに属するビットの場合は値は0、
Mは、量子化変換係数qのビット長
である。
(逆量子化の説明)
次に、逆量子化の処理について説明する。係数ビットモデリング部23より取得した量子化変換係数qに対し、次式(2)から(4)及び式(5)を適用することにより、変換係数Rqを取得する。
q>0のとき、qr=q+r・2・・・(2)
q<0のとき、qr=q−r・2・・・(3)
q=0のとき、qr=0・・・・・・・(4)
Rq=qr・Δ・・・・・・・・・・・(5)
但し、
qrは、補正された量子化変換係数、
Δは、量子化ステップサイズ、
Rqは、量子化変換係数を逆量子化することにより得られる変換係数、
Pは、コーディングパスを有するビットプレーンの中のLSBの位置
である。また、
rは、ポスト量子化の補正を行うためのパラメータであり、リコンストラクションパラメータという。リコンストラクションパラメータrは、復号装置又は方法において0以上1未満の範囲で定めることができる。一般には、ポスト量子化によって破棄されたビットが示す値の範囲の中間である0.5を用いる。
Pは、JPEG2000規格では、符号中に含まれているZBP、及び、CPによって求める。次式(6)及び(7)は、Pを取得する式である。
P=M−(CB+ZBP)・・・・・・・・・・(6)
CB=Floor{(CP+2+2)/3}・・・(7)
但し、
Mは、変換係数のビット長、
ZBPは、ゼロビットプレーンの数、
CBは、コーディングパスを含むビットプレーンの数、
CPは、コーディングパスの数、
であり、関数Floor(A)は、実数Aに対し小数点未満を切り捨てによる整数化を行う関数である。
(逆量子化部分の回路による実装例)
図9は、JPEG2000規格による逆量子化を実現する回路の一実施例である。なお、理解を容易にするために、主にq>0の場合について説明するが、q<0及びq=0の場合については、図9に基づく実装例によって実現が可能である。
まず、q>0のとき、リコンストラクションパラメータrによって補正された値であるqrは、式(2)より、
qr=q+r・2・・・(8)
となる。ここで、式(6)より、P=M−(ZBP+CB)であるので、
qr=q+r・2(M−(CB+ZBP))・・・(9)
より、
qr=q+(r・2)・2(−(CB+ZBP))・・・(10)
となる。
図9(A)は、式(10)に基づき、量子化変換係数qに、ポスト量子化の補正を行う際の例である。図9(A)では、量子化変換係数qは、0000110000bの値を有している。なお、本明細書において、0及び1からなる数字列の末尾のbは、当該数字列がバイナリ値であることを示す。上位3ビットは、ゼロビットプレーンに属するビットであり、それらに続く4ビットが、符号化されたビットプレーンに属する。末尾の3ビットは、符号化されなかったビットプレーンに属するビットであり、値は0となっている。
リコンストラクションパラメータrが0.5の場合は、rに2のM乗を乗じた数r’は、1000000000bの値を有している。そこで、r’に2の(−(CB+ZBP))乗を乗じることと等価になるように、(CB+ZBP)だけ右シフトを行いr”を得る。
最後に、r”と、量子化変換係数とで、ビット単位のORをとることにより、補正された量子化変換係数qrを得る。
図9(B)は、図9(A)の動作を実現する回路の一例である。図9の回路は、パス変換回路100、加算回路200、右シフト回路300、OR回路400、AND回路500、及び、判定回路600を有する構成となっており、係数ビットモデリング部23より量子化変換係数qが入力され、ヘッダデコード部25からゼロビットプレーンの数ZBP及びコーディングパスの数CPが入力される。
パス変換回路100は、コーディングパスの数CPから、式(7)により、コーディングパスを含むビットプレーンの数CBを得る。加算回路200は、コーディングパスを含むビットプレーンの数CBとゼロビットプレーンの数ZBPの和(CB+ZBP)を求める。
右シフト回路300は、リコンストラクションパラメータrに2のM乗を乗じたr’を、(CB+ZBP)だけ右シフトした値r”を出力する。OR回路400は、r”と量子化変換係数qとの間で、ビット単位のORを演算し、補正された量子化変換係数qrを出力する。
なお、判定回路600及びAND回路500は、量子化変換係数qが0の場合に、式(4)に基づく処理を行うための回路である。判定回路600は、量子化変換係数qが0の場合に、全てのビットが0である値を出力し、量子化変換係数qが0では無い場合には、全てのビットが1である値を出力する。AND回路500は、判定回路600の出力と、r”の出力との間でビット単位のANDをとることにより、量子化変換係数が0の場合には、OR回路400への入力が全て0になるようにする。
(本発明の画像復号方法におけるポスト量子化の動作の例)
図10は、本発明による画像復号方法におけるポスト量子化の補正を実現する動作の例である。図10(A)では、量子化変換係数qは、0000001000bの値を有しており、ゼロビットプレーンの数ZBPは3、コーディングパスを含むビットプレーンの数CBは4である。図10(A)では、図9(A)と同様に、リコンストラクションパラメータrに基づくr’、ZBP、CBから、r”の値が算出され、r”と量子化変換係数qとの間でビット単位のORをとることにより、補正された量子化変換係数qrを得る。
一方、図10(B)では、量子化変換係数qは、0000110000bの値を有している。ゼロビットプレーンの数ZBP及びコーディングパスを含むビットプレーンの数CBは、図10(A)と同じであるが、図10(B)における符号化されたビットプレーンのうち最下位ビットであるビットプレーンは、SPパスで終了しており、図10(B)における量子化変換係数qは、このビットプレーンでは、MRパスに属するために、符号化されていた最後のビットプレーンは、図10(A)よりも1ビット上位となっている。
そこで、補正するビットが1ビット上位になるように、r’に対し(CB+ZBP―1)だけ右シフトしr”を得る。
なお、JPEG2000規格においては、量子化変換係数に加算する補正値であるリコンストラクションパラメータrの値は0以上1未満と定められている。そこで、r”が、この範囲を超える値と等価になる場合には、JPEG2000規格で定められている範囲内の所定の値に置き換える。例えば、0未満となるときには0とし、0.9375を超えるときには、0.9375とする。また、r”が、この範囲を超える値と等価にならないように、予めr又はr’の値を適切に定めておいてもよい。例えば、rを0.46875とすることにより、1ビット左にシフトされた値になった場合でも、1を超えないようにすることができる。また、JPEG2000規格に基づかない場合には、範囲を超えた補正値を採用してもよい。
(本発明の画像復号方法を実現する装置のブロック図の例)
図11は、図10の動作を実現するブロックの処理を説明する図である。図11では、JPEG2000符号が入力され、複数の処理を実行されることにより、変換係数Rqを得る。図11における装置は、ヘッダデコード部25、MQ復号部24、係数ビットモデリング部23、係数データバッファ231、係数データ復号部232、及び、逆量子化部22を有するように構成される。
図11における、ヘッダデコード部23,MQ復号部24、係数ビットモデリング部23、及び、逆量子化部22は、図8における同名のブロックと同一の動作であるので、ここでは説明を省略する。
係数データバッファ231は、係数ビットモデリング部23によって取得された量子化変換係数qを構成する各ビットを格納するバッファである。全てのコーディングパスが終了すると、係数データバッファは、得られた量子化変換係数qを係数データ復号部232に出力する。
係数データ復号部232は、量子化変換係数qから、補正された量子化変換係数qrを生成するブロックであり、その動作は、図10で説明されている。係数データ復号部232の回路構成の一実施例を、図12に示す。
(本発明の画像復号装置における係数データ復号部の回路による実施例)
図12では、係数データ復号部232に、係数データバッファ231より量子化変換係数q、ヘッダデコード部25よりゼロビットプレーンの数ZBP、及び、コーディングパスの数CP、並びに、係数ビットモデリング部23より最終パスの種類PSが入力され、処理されることにより、補正された量子化変換係数qrを出力される。
図12の係数データ復号部は、パス変換回路100、加算回路200、右シフト回路300、OR回路400、AND回路500、判定回路600、セレクタ1回路700、及び、セレクタ2回路710を有するように構成される。図12における、パス変換回路100、加算回路200、右シフト回路300、OR回路400、AND回路500、及び、判定回路600の動作は、図9(B)におけるそれぞれ同名の回路と同一の動作であるので、ここでは説明を省略する。
判定回路110は、コーディングパスの最終パスの種類が、SPパスか否かを判定する。
セレクタ1回路700は、加算回路200の出力である(CB+ZBP)の値に基づき、入力された量子化変換係数qの上位から(CB+ZBP)のビットの値が0であり、かつ、判定回路110の出力に基づき、最終パスの種類がSPパスである場合と、そうではない場合とで、セレクタ2回路の動作を変更させるパラメータを出力する。
セレクタ2回路710は、セレクタ1回路700の出力に基づき、入力された量子化変換係数qの上位から(CB+ZBP)のビットの値が0であり、最終パスの種類がSPパスである場合には、右シフト回路300に入力されるシフト値が(CB+ZBP−1)となるようにし、そうではない場合には、シフト値が(CB+ZBP)となるように、シフト値を出力する。
(本発明の画像復号方法を実現する装置のブロック図の第2の例)
図13は、本発明の画像復号方法を実現する、図11とは別の動作を行う装置のブロック図の例である。図13では、図11と同様に、JPEG2000符号が入力され、複数の処理を実行されることにより、変換係数Rqを得る。図13における装置は、ヘッダデコード部25、MQ復号部24、係数ビットモデリング部23、係数データバッファ231、係数データ復号部232、及び、逆量子化部22を有するように構成される。図13における、MQ復号部24、係数ビットモデリング部23、係数データバッファ部、及び、逆量子化部22は、図11における同名のブロックと同一の動作であるので、ここでは説明を省略する。
ヘッダデコード部25は、JPEG2000符号から、ゼロビットプレーンの数ZBP、コーディングパスの数CP、及び、MQ符号データの他に、JPEG2000符号のヘッダ部分の符号に格納されているリコンストラクションパラメータr0及びr1を復号する。
リコンストラクションパラメータは、例えば、所定のマーカによる、マーカセグメントとしてJPEG2000符号のヘッダ部分に格納されてもよい。これにより、所定のマーカを判別することのできるJPEG2000符号の復号装置は、ヘッダ部分の符号として格納されているリコンストラクションパラメータを復号することができ、所定のマーカを判別することのできないJPEG2000符号の復号装置は、当該復号装置が定めるリコンストラクションパラメータの値を使用するため、いずれの復号装置についても、JPEG2000規格に準拠させることができる。
リコンストラクションパラメータr0及びr1は、JPEG2000符号のファイルフォーマットが有するヘッダボックスのうち、例えば、UUIDボックスに格納されてもよい。
(本発明の画像復号装置における係数データ復号部の回路による第2の実施例)
図14は、図13の装置のブロック図における係数データ復号部232の動作を実現する回路の実装例である。図14における係数データ復号部232は、係数データバッファ231より量子化変換係数q、ヘッダデコード部25よりゼロビットプレーンの数ZBP、コーディングパスの数CP、リコンストラクションパラメータr0、及び、リコンストラクションパラメータr1、並びに、係数ビットモデリング部23より最終パスの種類PS、が入力され、処理されることにより、補正された量子化変換係数qrを出力される。
図14の係数データ復号部は、パス変換回路100、加算回路200、右シフト回路300、OR回路400、AND回路500、判定回路600、セレクタ1回路700、及び、セレクタ2回路720を有するように構成される。図12における、パス変換回路100、加算回路200、右シフト回路300、OR回路400、AND回路500、判定回路600、及び、セレクタ1回路700の動作は、図12におけるそれぞれ同名の回路と同一の動作であるので、ここでは説明を省略する。
図14の係数データ復号部が有するセレクタ2回路720は、ヘッダデコード部25より、リコンストラクションパラメータr0及びr1が入力され、さらに、セレクタ1回路700より、入力された量子化変換係数qの上位から(CB+ZBP)のビットの値が0であり、最終パスの種類がSPパスであるという条件に合致するか否かの信号が入力される。入力された量子化変換係数qの上位から(CB+ZBP)のビットの値が0であり、最終パスの種類がSPパスである場合には、セレクタ2回路720は、r1を出力し、そうではない場合には、セレクタ2回路720は、r0を出力する。
(本発明の画像復号装置の機能構成図)
図15は、本発明の画像復号装置の機能構成図である。図15では、図8におけるヘッダデコード部25から逆量子化部22までの処理を行う機能ブロックが描かれており、入力された画像符号が複数の処理を行われることにより変換係数が得られる。
図15は、ヘッダでコード部25、MQ復号部24、係数ビットモデリング部23、及び、逆量子化部22を含むように構成されている。ヘッダデコード部25は、画像符号から、ヘッダ部分のデータを抽出し復号するとともに、MQ符号をMQ復号部へ出力する。ヘッダデコード部25は、逆量子化補正変数復号取得手段251、及び、逆量子化補正基準変数復号取得手段252を有するように構成される。逆量子化補正変数復号取得手段251及び逆量子化補正基準変数復号取得手段252は、また、何れか一方がヘッダデコード部に含まれるように構成されてもよい。逆量子化補正変数復号取得手段251は、画像符号のヘッダ部分に含まれる逆量子化補正変数を取得し、逆量子化補正基準変数復号取得手段252は、逆量子化補正基準変数を取得する。逆量子化補正変数及び逆量子化補正基準変数は、逆量子化部22が有する逆量子化補正変数取得手段に送信される。
MQ復号部24は、ヘッダデコード部25から受信したMQ符号を、係数ビットモデリング部23が出力するコンテキストに基づき、復号する。係数ビットモデリング部23は、MQ復号を実行するのに必要なコンテキストを生成する。係数ビットモデリング部23は、走査種類取得手段233及び走査最下位ビット位置取得手段234を有するように構成される。走査種類取得手段233は、量子化変換係数毎に、MQ復号が行われる最後のコーディングパスの種類を取得し、走査最下位ビット位置取得手段234及び逆量子化部22へ出力する。走査最下位ビット位置取得手段234は、量子化変換係数毎に、最後に復号されたビットプレーンの位置と、最後に復号されたコーディングパスの種類とから、復号された最下位のビット位置を取得し、逆量子化部22へ送信する。
逆量子化部22は、MQ復号部24が復号して取得した量子化変換係数を、逆量子化補正変数を用いて式(2)から(5)に従って逆量子化し変換係数を出力する。逆量子化部22は、逆量子化補正変数取得手段221及び逆量子化演算手段222を有するように構成される。
逆量子化補正変数取得手段221は、式(2)及び式(3)において用いられる逆量子化補正変数rを取得する手段である。逆量子化補正変数rが、画像符号のヘッダ部に含まれている場合には、逆量子化補正変数取得手段221は、ヘッダデコード部25が有する逆量子化補正変数復号取得手段251より逆量子化補正変数rを取得する。
また、逆量子化補正基準変数が、画像符号のヘッダに含まれている場合には、逆量子化補正変数取得手段221は、ヘッダデコード部25が有する逆量子化補正基準変数復号取得手段252より、逆量子化補正基準変数を取得し、所定の処理を実行することにより、逆量子化補正変数rを取得する。所定の処理とは、逆量子化補正基準変数が対象とする復号された最下位ビットの位置に対し、逆量子化演算手段222が逆量子化を行う量子化変換係数が有する最後に復号されたビットの位置との差を求め、量子化補正基準変数に対し、前記差に基づく数のビットシフトを実行して取得してもよい。
逆量子化補正変数取得手段221は、また、走査種類取得手段233より、最後に復号されたコーディングパスの種類を取得し、ヘッダデコード部25がデコードしたコーディングパスの数とから、量子化変換係数毎に、最後に復号されたビットの位置を取得し、当該位置に基づく逆量子化補正変数を取得してもよい。
逆量子化補正変数取得手段221は、また、走査最下位ビット位置取得手段234より、量子化変換係数毎に、最後に復号されたビットの位置を取得し、当該位置に基づく逆量子化補正変数を取得してもよい。
逆量子化演算手段222は、MQ復号部24が出力した量子化変換係数、及び、逆量子化補正変数取得手段221の出力に基づき、式(2)から(5)に従って量子化変換係数を逆量子化し、変換係数を出力する。
(本発明の画像符号化装置の機能構成図)
図16は、本発明の画像符号化装置の機能構成の例である。図16では、図1における量子化部12から符号形成部15までの機能構成ブロックが示されており、変換係数が量子化等され、画像符号として出力される。図16において、量子化部12は、変換係数を所定の量子化ステップサイズによって量子化する。量子化部12は、また、量子化によって破棄されるビットの値等から、逆量子化補正変数を生成してもよい。係数ビットモデリング部13は、量子化変換係数に対してビットモデリングによるコンテキストの生成を行う。MQ符号化部14は、量子化変換係数に対し、係数ビットモデリング部13が生成したコンテキストに基づき、MQ復号を行う。
符号形成部15は、MQ符号化部14が出力したMQ符号とヘッダ部を有する画像符号を生成する。符号形成部15は、逆量子化補正変数符号化手段151及び逆量子化補正基準変数符号化手段152を有するように構成される。逆量子化補正変数符号化手段151及び逆量子化補正基準変数符号化手段152は、また、何れか一方が符号形成部15に含まれる様に構成されてもよい。
逆量子化補正変数符号化手段151は、逆量子化補正変数が画像符号のヘッダ部に含まれるように符号化する手段である。逆量子化補正変数符号化手段151は、予め定められている値を逆量子化補正変数としてもよいし、量子化部12が、量子化によって破棄されるビットの値を取得する場合は、前記値に基づく逆量子化補正変数を取得してもよい。逆量子化補正変数符号化手段151は、また、係数ビットモデリング部13及びMQ符号化部14がMQ符号化を実行するコーディングパスの数に基づき、破棄されるビットプレーンが有する値を復号時に補正するように逆量子化補正変数を決定し、符号化してもよい。
逆量子化補正基準変数取得手段152は、逆量子化補正基準変数が、画像符号のヘッダ部に含まれるようにする手段である。逆量子化補正基準変数152は、予め定められている値を逆量子化補正変数としてもよいし、量子化部12が、量子化によって破棄されるビットの値を取得する場合は、前記値に基づく逆量子化補正変数を取得してもよい。逆量子化補正基準変数符号化手段152は、また、係数ビットモデリング部13及びMQ符号化部14がMQ符号化を実行するコーディングパスの数に基づき、破棄されるビットプレーンが有する値を復号時に補正するように逆量子化補正基準変数を決定し、符号化してもよい。
以上、発明を実施するための最良の形態について説明を行ったが、本発明は、この最良の形態で述べた実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能である。
JPEG2000規格に従う画像符号を生成する符号化処理のブロック図。 サブバンドに分解された変換係数を符号化する順の説明。 JPEG2000規格におけるビットプレーン内の各ビットの走査順。 ビットの選択又はコンテキストの生成に用いられる周囲8個のビットの配置。 SPパスにおける走査によって選択されたビットに対して生成されるコンテキストの例。 MRパスにおける走査によって選択されたビットに対して生成されるコンテキストの例。 一のコードブロックを符号化するパスの説明。 JPEG2000符号を復号する処理のブロック図。 JPEG2000規格による逆量子化を実現する回路の一実施例。 本発明による画像復号方法におけるポスト量子化の補正を実現する動作の例。 本発明の画像復号方法を実現する装置のブロック図の例。 本発明の画像復号装置における係数データ復号部の回路による実施例。 本発明の画像復号方法を実現する装置のブロック図の第2の例。 本発明の画像復号装置における係数データ復号部の回路による第2の実施例。 本発明の画像復号装置の機能構成の例。 本発明の画像符号化方法の機能構成の例。
符号の説明
10 DCレベルシフト/色変換部
11 ウェーブレット変換部
12 量子化部
13 係数ビットモデリング部
14 MQ符号化部
15 符号形成部
20 逆レベルシフト逆色変換部
21 ウェーブレット変換部
22 逆量子化部
23 係数ビットモデリング部
231 係数データバッファ
232 係数データ復号部
24 MQ復号部
25 ヘッダデコード部
100 パス変換回路
200 加算回路
300 右シフト回路
400 OR回路
500 AND回路
600 判定回路
700 セレクタ1回路
710 セレクタ2回路
720 セレクタ2回路
251 逆量子化補正変数取得手段
252 逆量子化補正基準変数取得手段
233 走査種類取得手段
234 走査最下位ビット位置取得手段
221 逆量子化補正変数取得手段
151 逆量子化補正変数符号化手段
152 逆量子化補正基準変数符号化手段

Claims (18)

  1. 画像符号を復号することにより得られたビットを所定の順に配置する走査を繰り返し、量子化された変換係数である量子化変換係数からなる空間を構成するビットのプレーンであるビットプレーンを、有意性に基づく条件である有意性条件が異なるビットの集合毎に異なる走査によって取得し、複数の前記ビットプレーンから量子化変換係数を取得し、該量子化変換係数を逆量子化することにより変換係数を取得する画像復号装置であって、
    前記走査によって取得された前記ビットの中で、前記量子化変換係数が有する最下位のビットの位置である走査最下位ビット位置を取得する走査最下位ビット位置取得手段と、
    前記走査最下位ビット位置取得手段の出力に基づき、逆量子化における前記変換係数の補正に用いる逆量子化補正変数を取得する逆量子化補正変数取得手段とを有することを特徴とする画像復号装置。
  2. 前記逆量子化補正変数取得手段は、前記逆量子化補正変数の最上位のビットを、前記走査最下位ビットより下位になるように前記逆量子化補正変数を定めることを特徴とする請求項1記載の画像復号装置。
  3. 前記有意性条件が異なる前記走査の種類である走査種類を取得する走査種類取得手段を有し、
    前記走査最下位ビット位置取得手段は、前記走査種類取得手段の出力に基づき、前記走査最下位ビット位置を取得することを特徴とする請求項1記載の画像復号装置。
  4. 前記走査種類に対応する逆量子化補正変数を含む前記画像符号から、前記逆量子化補正変数を復号して取得する逆量子化補正変数復号取得手段を有し、
    前記逆量子化補正変数取得手段は、前記逆量子化補正変数復号取得手段によって取得された複数の前記逆量子化補正変数の中から、前記走査種類に対応する逆量子化補正変数を取得することを特徴とする請求項3記載の画像復号装置。
  5. 前記逆量子化補正変数の基準となる逆量子化補正基準変数を前記画像符号より復号して取得する逆量子化補正基準変数復号取得手段を有し、
    前記逆量子化補正変数取得手段は、前記逆量子化補正基準変数復号取得手段によって取得された前記逆量子化補正基準変数と、前記走査最下位ビット位置取得手段の出力とに基づき前記逆量子化補正変数を取得することを特徴とする請求項1記載の画像復号装置。
  6. 前記画像符号は、JPEG2000規格によって符号化された画像符号であることを特徴とする請求項1記載の画像復号装置。
  7. 入力画像を直交変換して得られる変換係数を量子化した量子化変換係数からなる空間を、ビット単位のプレーンに分割して得られるビットプレーンの中を所定の順序で複数回走査し、複数回の前記走査のそれぞれは、異なる有意性のビットを選択し、選択された前記ビットを符号化して画像符号を生成する画像符号化装置において、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像復号装置により前記画像符号を復号する際の逆量子化において用いられる逆量子化補正の基準となる変数である逆量子化補正基準変数を符号化する逆量子化補正基準変数符号化手段を有することを特徴とする画像符号化装置。
  8. 前記走査は、選択するビットの有意性に対応する走査の種類である走査種類を有し、
    前記走査種類に対応する複数の前記逆量子化補正変数を符号化する逆量子化補正変数符号化手段を有することを特徴とする請求項7記載の画像符号化装置。
  9. 前記画像符号は、JPEG2000規格によって生成された画像符号であることを特徴とする請求項7又は8記載の画像符号化装置。
  10. 画像符号を復号することにより得られたビットを所定の走査の順に配置することを繰り返し、量子化された変換係数である量子化変換係数からなる空間を構成するビットのプレーンであるビットプレーンを、有意性に基づく条件である有意性条件が異なるビットの集合毎に異なる走査によって取得し、複数の前記ビットプレーンから量子化変換係数を取得し、該量子化変換係数を逆量子化することにより変換係数を取得する画像復号方法であって、
    前記走査によって取得された前記ビットの中で、前記量子化変換係数が有する最下位のビットの位置である走査最下位ビット位置を取得する走査最下位ビット位置取得ステップと、
    前記走査最下位ビット位置取得ステップの出力に基づき、逆量子化における前記変換係数の補正に用いる逆量子化補正変数を取得する逆量子化補正変数取得ステップとを有することを特徴とする画像復号方法。
  11. 前記逆量子化補正変数取得ステップは、前記逆量子化補正変数の最上位のビットを、前記走査最下位ビットより下位になるように前記逆量子化補正変数を定めることを特徴とする請求項10記載の画像復号方法。
  12. 前記有意性条件が異なる前記走査の種類である走査種類を取得する走査種類取得ステップを有し、
    前記走査最下位ビット位置取得ステップは、前記走査種類取得ステップの出力に基づき、前記走査最下位ビット位置を取得することを特徴とする請求項10記載の画像復号方法。
  13. 前記走査種類に対応する逆量子化補正変数を含む前記画像符号から、前記逆量子化補正変数を復号して取得する逆量子化補正変数復号取得ステップを有し、
    前記逆量子化補正変数取得ステップは、前記逆量子化補正変数復号取得ステップによって取得された複数の前記逆量子化補正変数の中から、前記走査種類に対応する逆量子化補正変数を取得することを特徴とする請求項12記載の画像復号方法。
  14. 前記逆量子化補正変数の基準となる逆量子化補正基準変数を前記画像符号より復号して取得する逆量子化補正基準変数復号取得ステップを有し、
    前記逆量子化補正変数取得ステップは、前記逆量子化補正基準変数復号取得ステップによって取得された前記逆量子化補正基準変数と、前記走査最下位ビット位置取得手段の出力とに基づき前記逆量子化補正変数を取得することを特徴とする請求項10記載の画像復号方法。
  15. 前記画像符号は、JPEG2000規格によって符号化された画像符号であることを特徴とする請求項10記載の画像復号方法。
  16. 入力画像を直交変換して得られる変換係数を量子化した量子化変換係数からなる空間を、ビット単位のプレーンに分割して得られるビットプレーンの中を所定の順序で複数回走査し、複数回の前記走査のそれぞれは、異なる有意性のビットを選択し、選択された前記ビットを符号化して画像符号を生成する画像符号化方法において、
    請求項10乃至15のいずれか一項に記載の画像復号方法により前記画像符号を復号する際の逆量子化において用いられる逆量子化補正の基準となる変数である逆量子化補正基準変数を符号化する逆量子化補正基準変数符号化ステップを有することを特徴とする画像符号化方法。
  17. 前記走査は、選択するビットの有意性に対応する走査の種類である走査種類を有し、
    前記走査種類に対応する複数の前記逆量子化補正変数を符号化する逆量子化補正変数符号化ステップを有することを特徴とする請求項16記載の画像符号化方法。
  18. 前記画像符号は、JPEG2000規格によって生成された画像符号であることを特徴とする請求項16又は17記載の画像符号化方法。
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