JP2003189107A - 画像復号方法及びその装置 - Google Patents

画像復号方法及びその装置

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JP2003189107A JP2001380509A JP2001380509A JP2003189107A JP 2003189107 A JP2003189107 A JP 2003189107A JP 2001380509 A JP2001380509 A JP 2001380509A JP 2001380509 A JP2001380509 A JP 2001380509A JP 2003189107 A JP2003189107 A JP 2003189107A
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Katsuyuki Hagiwara
克行 萩原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 量子化されたサブバンドごとの直交変換係数
の性質に注目して、復号時の画質向上を図る。 【解決手段】 符号データを入力して復号する画像復号
方法及びその装置であって、逆量子化部15は、量子化
された注目係数の属するサブバンドと、その注目係数の
近傍の係数とに基づいて、当該注目係数に対応するパラ
メータを決定し、その決定したパラメータを、その注目
係数に加えた後、その注目係数を逆量子化し、逆ウェー
ブレット変換部16は、逆量子化部15により逆量子化
された係数を基に逆直交変換を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばJPEG2
000で符号化された画像信号を復号する画像復号方法
及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】JPEG2000 Part I(ISO/
IEC15444-1)では、復号処理中において、量子化された
各ウェーブレット係数について、その値が「0」でなけ
れば、最下位に任意のr(0≦r<1)を加えると規定
されている。これは、符号化手順中の量子化において、
ウェーブレット係数の絶対値が小さくなるように丸めら
れた影響を緩和するためのものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】また、符号化において
2次元ウェーブレット変換により出力される係数には、
隣接する係数との相関が認められる。よって、符号化に
際しては、その相関関係を利用して符号量を減らす工夫
がなされている。
【0004】また特開2000−350038号公報に
は、2次元ウェーブレット変換を利用したメモリバスの
負荷を最小にする画像データ変換装置が提案されてい
る。
【0005】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、量子化されたサブバンドごとの直交変換係数の性質
に注目して、復号時の画質向上を図る画像復号方法及び
その装置を提供することを目的とする。
【0006】また本発明の目的は、量子化された直交変
換係数に加算するパラメータの値を画像データの性質に
合わせて選択することにより、復号された画像の画質向
上を図る画像復号方法及びその装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像復号装置は以下のような構成を備える。
即ち、符号データを入力して復号する画像復号装置であ
って、量子化された注目係数の属するサブバンドと、前
記注目係数の近傍の係数とに基づいて、当該注目係数に
対応するパラメータを決定する決定手段と、前記決定手
段により決定されたパラメータを前記注目係数に加えた
後、前記注目係数を逆量子化する逆量子化手段と、前記
逆量子化手段により逆量子化された係数を基に逆直交変
換する逆直交変換手段と、を有することを特徴とする。
【0008】上記目的を達成するために本発明の画像復
号方法は以下のような工程を備える。即ち、符号データ
を入力して復号する画像復号方法であって、量子化され
た注目係数の属するサブバンドと、前記注目係数の近傍
の係数とに基づいて、当該注目係数に対応するパラメー
タを決定する決定工程と、前記決定工程で決定されたパ
ラメータを前記注目係数に加えた後、前記注目係数を逆
量子化する逆量子化工程と、前記逆量子化工程で逆量子
化された係数を基に逆直交変換する逆直交変換工程と、
を有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0010】本実施の形態では、隣接するウェーブレッ
ト係数の相関関係があるという仮定に基づいて、隣接す
る係数に近い値となるように、量子化された各ウェーブ
レット係数に加えるべきパラメータrの値を調整するも
のである。以下詳しく説明する。
【0011】図1は、本発明の実施の形態に係るJPE
G2000復号装置の主要構成を示すブロック図であ
る。
【0012】図1において、11は符号解釈部で、JP
EG2000で符号化された符号データを入力し、メイ
ンヘッダ、タイルパートヘッダ(タイルヘッダ)、タイ
ルパートビットストリームとに分離する。JPEG20
00の符号データは、一つのメインヘッダと、複数のタ
イルパートヘッダとタイルパートビットストリームの組
によって構成されている。尚、JPEG2000の詳細
は、ISO/IEC15444-1 Annex A に記されている通りであ
る。
【0013】12はメインヘッダ解釈部で、符号解釈部
11によって抽出されたメインヘッダを入力し、それを
解釈して、画像の大きさ、画像を分割するタイルの大き
さなどの情報を取り出す。13はタイルパートヘッダ解
釈部で、符号解釈部11によって抽出されたメインヘッ
ダを入力し、それを解釈してタイルに関する情報を取り
出す。14はタイルパートビットストリーム解釈部で、
符号解釈部11によって抽出されたタイルパートのビッ
トストリームを入力し、それを解釈して量子化されたウ
ェーブレット係数を取り出す。15は逆量子化部で、メ
インヘッダ又はタイルパートヘッダで指示された量子化
係数を利用して、タイルパートビットストリーム解釈部
14の出力に対して逆量子化の処理を行なってウェーブ
レット係数を復元する。この逆量子化の詳細は、ISO/IE
C15444-1 Annex E に記されている通りである。
【0014】本実施の形態では、この逆量子化部15に
おける逆量子化理の際に、隣接する係数を参考に画質の
改善を図るものであり、復号処理で任意に決めることが
できるパラメータrの値を、隣接する係数に応じて調整
する。
【0015】16は逆ウェーブレット変換部で、メイン
ヘッダ又はタイルパートヘッダで指示された通りに、逆
量子化部15の出力に対して2次元離散逆ウェーブレッ
ト変換を施して画像を復元する。その詳細は、ISO/IEC1
5444-1 Annex F に記されている通りである。尚、この
2次元離散逆ウェーブレット変換は、縦方向、横方向の
それぞれについて、低周波成分と高周波成分とに分離さ
れたLL,LH,HL,HHの4つのサブバンドを合成
して、画像を得る処理である。
【0016】図2は、注目する係数Xと、それに隣接す
る係数H0,H1,V0,V1,D0,D1,D2,D3を説明
する図である。
【0017】一般に、画像に2次元ウェーブレット変換
を施した結果である各サブバンドには、以下に示すよう
な性質がある。
【0018】LLサブバンドは、縦横どちらの方向にも
相関があり、図2において、係数Xと、各係数H0,H
1,V0,V1のそれぞれとの間に強い相関がある。従っ
て、間接的に、係数Xと各係数D0,D1,D2,D3との
間にも相関がある。
【0019】LHサブバンドは、横方向に隣接する係数
に強い相関があり、図2では、係数Xと、係数H0,H1
のそれぞれとの間に強い相関がある。
【0020】HLサブバンドは、縦方向に隣接する係数
に強い相関があり、図2では、係数Xと、係数V0,V1
のそれぞれとの間に強い相関がある。
【0021】HHブバンドは、斜めに隣接する係数に強
い相関があり、図2では、係数Xと、斜めに位置してい
る係数D0,D1,D2,D3のそれぞれとの間に強い相関
がある。これらの性質は、ISO/IEC15444-1 Annex Dで規
定されている符号化のモデルでも利用されている。
【0022】本実施の形態では、これらサブバンドの種
類に応じて逆量子化におけるパラメータrの選定の手順
を定める。
【0023】図3は、本実施の形態の逆量子化部15に
おける逆量子化処理を説明するフローチャートである。
【0024】まずステップS1で、逆量子化対象となる
注目係数Xを取り出し、その係数Xがどのサブバンドに
属しているかを判定する。ステップS2でLLサブバン
ドであると判断するとステップS3に進み、後述する図
4のフローチャートで示す処理を実行してステップS9
に進む。一方、ステップS2でLLサブバンドでないと
判断するとステップS4に進み、LHサブバンドである
かどうかを判断し、そうであると判断するとステップS
5に進み、後述する図5のフローチャートで示す処理を
実行してステップS9に進む。またステップS4でLH
サブバンドでないと判断するとステップS6に進み、サ
ブバンドHLかどうかを判断し、そうであると判断する
とステップS7に進み、後述する図7のフローチャート
で示す処理を実行してステップS9に進む。また上述し
たいずれのサブバンドにも属していない場合はステップ
S8に進み、サブバンドHHにおけるパラメータrの値
を算出する。
【0025】こうしてステップS3,S5,S7或はS
8のいずれかの処理を実行してパラメータrの値を求め
た後、ステップS9において、その係数Xの最下位に、
上述のステップで求めたパラメータrの値を加える。そ
してステップS10に進み、係数Xの逆量子化を実行す
る。次にステップS11に進み、逆量子化対象の全ての
係数Xに対する処理が終了したかを調べ、終了していな
い場合はステップS1に戻り、次の係数に対する処理を
実行する。
【0026】図4は、縦横どちらの方向にも相関がある
LLサブバンドにおける、ある係数Xについてパラメー
タrの値を求める、前述のステップS3における手順を
説明するフローチャートである。
【0027】まずステップS31で、注目する係数X
に、縦又は横に隣接する係数の平均値aを求める。この
場合、平均値aは、a=(H0+H1+V0+V1)/4と
なる。ところが場合によっては、4つの値の全てが有効
とは限らない。従って、そのような場合には、有効な値
だけから平均値を算出する。例えば、係数Xが左上隅に
あるときは、係数H0とV0には有効な値が存在しないの
で、これらを除いた平均値a、即ち、a=(H1+V1)
/2となる。
【0028】次にステップS32に進み、係数Xの符号
に応じてrの仮の値r0を算出する。即ち、ここではま
ずステップS320で係数Xの値が「0」の場合はステ
ップS323に進み、逆量子化の手順中でrを使用しな
いためr=0として終了する。また係数Xの値が正(X
>0)の場合にはステップS320からステップS32
2に進み、仮の値r0をr0=a−Xとする。また係数X
の値が負(X<0)の場合にはステップS320からス
テップS321に進み、仮の値r0をr0=X−aとす
る。
【0029】次にステップS33に進み、ステップS3
2で求めた仮の値r0が、上限値r_maxと、下限値r_mi
nを超えないようにrを決定している。ここではまず、
0≦r_min≦r_max<1となるように、予めr_min,r
_maxを決めておく。例えば、r_min=1/8,r_max=
7/8とすれば良い。そして、まずステップS330
で、仮の値r0が上限値r_maxを超えるときにはステッ
プS331に進んでr=r_maxとする。一方、仮の値r
0が下限値r_minに満たない場合はステップS332か
らステップS333に進み、r=r_minとする。これら
のいずれにも該当しない場合はステップS334に進
み、r=r0とする。こうすることにより、この値r
が、ISO/IEC15444-1 Annex Eで定められた0≦r<1の
条件を満たすことになる。
【0030】図5は、横方向に隣接する係数に強い相関
があるLHサブバンドのある係数Xについてパラメータ
rの値を求める、前述のステップS5における手順を示
したフローチャートである。
【0031】まずステップS41で、注目する係数Xの
横方向に隣接する係数の平均値aを求める。ここでは、
通常a=(H0+H1)/2となる。但し、係数Xが左端
又は右端に位置している場合には、H0又はH1のいずれ
か一方しか有効な値が得られないので、その場合はその
有効な値(H0又はH1)をもって平均値aとする。
【0032】次にステップS42に進み、図4のステッ
プS32と同様にして、rの仮の値r0を求める。即
ち、ここではまずステップS420で係数Xの値が
「0」の場合はステップS423に進み、逆量子化の手
順中でrを使用しないためr=0として終了する。また
係数Xの値が正(X>0)の場合にはステップS420
からステップS422に進み、仮の値r0をr0=a−X
とする。また係数Xの値が負(X<0)の場合にはステ
ップS320からステップS421に進み、仮の値r0
をr0=X−aとする。
【0033】次にステップS43に進み、図4のステッ
プS33と同様に、上限値r_maxと、下限値r_minを超
えない範囲でrの値を決定する。ここではまず、0≦r
_min≦r_max<1となるように、予めr_min,r_maxを
決めておく。例えば、r_min=1/8,r_max=7/8
とすれば良い。そして、まずステップS430で、仮の
値r0が上限値r_maxを超えるときにはステップS43
1に進んでr=r_maxとする。一方、仮の値r0が下限
値r_minに満たない場合はステップS432からステッ
プS433に進み、r=r_minとする。これらのいずれ
にも該当しない場合はステップS434に進み、r=r
0とする。こうすることにより、この値rが、ISO/IEC15
444-1 Annex Eで定められた0≦r<1の条件を満たす
ことになる。
【0034】図6は、HLサブバンドのある係数Xにつ
いてパラメータrの値を求める、前述のステップS7に
おける手順を示したフローチャートである。
【0035】まずステップS51で、注目する係数Xの
上下に隣接する係数の平均値aを求める。通常は、a=
(V0+V1)/2となる。係数Xが端部に位置している
場合には、その上又は下側において、一方しか有効な値
が得られないのでその場合は、その値をもって平均値a
とする。
【0036】次にステップS52に進み、前述の図4の
ステップS32或は図5のステップS42と同様にし
て、rの仮の値r0を求める。次にステップS53に進
み、前述のステップS33或はS43と同様に、上限値
r_maxと、下限値r_minを超えない範囲でrの値を決定
する。尚、これらの処理(ステップS520乃至S52
3及びステップS530乃至S534)は前述の図4及
び図5と同じであるため、その説明を省略する。
【0037】図7は、HHサブバンドのある係数Xにつ
いてパラメータrの値を求める、前述のステップS8に
おける手順を示したフローチャートである。
【0038】まずステップS61で、注目する係数Xの
斜めに隣接する係数の平均値aを求める。通常は、a=
(D0+D1+D2+D3)/4となる。ところが、係数の
位置によっては、4つの係数の値の全てが有効とは限ら
ないので、そのような場合にはステップS31と同様
に、有効な係数の値だけから平均値を算出する。
【0039】次にステップS62に進み、ステップS3
2と同様にして、rの仮の値r0を求める。次にステッ
プS63ではステップS33と同様に(ステップS62
0乃至S623及びステップS630乃至S634は前
述の処理ステップS320乃至S323、ステップS3
30乃至S334と同じ)、上限値r_maxと、下限値r
_minを超えない範囲でrの値を決定する。
【0040】逆量子化部15は、量子化されたウェーブ
レット係数それぞれについて、その係数が属するサブバ
ンドの種類に応じて、上述の図4から図6に示した処理
によりパラメータrの値を決定し、逆量子化を行う。
【0041】なお本発明は、複数の機器(例えばホスト
コンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用しても良い。
【0042】また本発明の目的は、前述した実施の形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システム或は装置に供給し、そのシ
ステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUまた
はMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読み出し実行することによっても達成される。
【0043】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。プログラムコードを供
給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー
(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、
光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テー
プ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いること
が出来る。
【0044】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペ
レーティングシステム)などが実際の処理の一部を行
い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現
される場合も含まれる。
【0045】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれる。
【0046】尚、本実施の形態では、JPEG2000
による符号データの復号の例で説明したが本発明はこれ
に限定されるものでなく、通常のJPEGコード、或は
他の符号にも適用できる。
【0047】また、直交変換の例として本実施の形態で
は、ウェーブレット変換を例に説明したが、この様な直
交変換としては、これ以外にも例えば、フーリエ変換、
アダマール変換等が挙げられる。
【0048】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、その係数が属しているサブバンド、及びその周辺の
係数に応じてパラメータrの値を決めることによって、
量子化によって切り捨てられた分を推定することで、よ
り自然な画像を得ることができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、量
子化されたサブバンドごとの直交変換係数の性質に注目
して、復号時の画質向上を図ることができる。
【0050】また本発明によれば、量子化された直交変
換係数に加算するパラメータの値を画像データの性質に
合わせて選択することにより、復号された画像の画質向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るJPEG2000復
号装置の構成を示すブロック図である。
【図2】量子化されている、注目する係数とそれに隣接
する係数との位置関係を説明する図である。
【図3】本実施の形態に係る逆量子化処理を説明するフ
ローチャートである。
【図4】LLサブバンドにおけるパラメータrの算出処
理を説明するフローチャートである。
【図5】LHサブバンドにおけるパラメータrの算出処
理を説明するフローチャートである。
【図6】HLサブバンドにおけるパラメータrの算出処
理を説明するフローチャートである。
【図7】HHサブバンドにおけるパラメータrの算出処
理を説明するフローチャートである。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号データを入力して復号する画像復号
    装置であって、 量子化された注目係数の属するサブバンドと、前記注目
    係数の近傍の係数とに基づいて、当該注目係数に対応す
    るパラメータを決定する決定手段と、 前記決定手段により決定されたパラメータを前記注目係
    数に加えた後、前記注目係数を逆量子化する逆量子化手
    段と、 前記逆量子化手段により逆量子化された係数を基に逆直
    交変換する逆直交変換手段と、を有することを特徴とす
    る画像復号装置。
  2. 【請求項2】 前記符号データは、JPEG2000に
    より符号化されていることを特徴とする請求項1に記載
    の画像復号装置。
  3. 【請求項3】 前記逆直交変換は、逆ウェーブレット変
    換であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像
    復号装置。
  4. 【請求項4】 前記逆量子化手段は、前記注目係数が0
    でなければ、その係数の最下位にパラメータを加えた
    後、前記注目係数を逆量子化することを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれか1項に記載の画像復号装置。
  5. 【請求項5】 符号データを入力して復号する画像復号
    方法であって、 量子化された注目係数の属するサブバンドと、前記注目
    係数の近傍の係数とに基づいて、当該注目係数に対応す
    るパラメータを決定する決定工程と、 前記決定工程で決定されたパラメータを前記注目係数に
    加えた後、前記注目係数を逆量子化する逆量子化工程
    と、 前記逆量子化工程で逆量子化された係数を基に逆直交変
    換する逆直交変換工程と、を有することを特徴とする画
    像復号方法。
  6. 【請求項6】 前記符号データは、JPEG2000に
    より符号化されていることを特徴とする請求項5に記載
    の画像復号方法。
  7. 【請求項7】 前記逆直交変換は、逆ウェーブレット変
    換であることを特徴とする請求項5又は6に記載の画像
    復号方法。
  8. 【請求項8】 前記逆量子化工程では、前記注目係数が
    0でなければ、その係数の最下位にパラメータを加えた
    後、前記注目係数を逆量子化することを特徴とする請求
    項5乃至7のいずれか1項に記載の画像復号方法。
  9. 【請求項9】 請求項5乃至8のいずれか1項に記載の
    画像復号方法を実行するプログラム。
  10. 【請求項10】 請求項5乃至8のいずれか1項に記載
    の画像復号方法を実行するプログラムを記憶したことを
    特徴とする、コンピュータにより読み取り可能な記憶媒
    体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007251672A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Ricoh Co Ltd 画像復号装置、画像符号化装置、画像復号方法、及び、画像符号化方法
JP2009239615A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Ricoh Co Ltd 復号装置、復号方法、プログラム及び記録媒体

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