JP4762856B2 - 通信スケジュール方法 - Google Patents
通信スケジュール方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4762856B2 JP4762856B2 JP2006295941A JP2006295941A JP4762856B2 JP 4762856 B2 JP4762856 B2 JP 4762856B2 JP 2006295941 A JP2006295941 A JP 2006295941A JP 2006295941 A JP2006295941 A JP 2006295941A JP 4762856 B2 JP4762856 B2 JP 4762856B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- communication
- data
- identifier
- node
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
また、この変更を行わないためには、予め想定される全てのノード数を考慮した通信スケジュールを作成しておく必要があり、この場合には、ノードが接続されないにもかかわらずスロットを用意するため、通信効率が低下し問題であった。
図1は実施例1の通信スケジュール方法を用いたFlexRay通信の第1のシステム構成を示す説明図である。図2は実施例1の通信スケジュール方法を用いたFlexRay通信の第2のシステム構成を示す説明図である。
実施例1における第1のシステム構成は、データバスA、データバスBの2つのデータバスに、ノード1〜ノード8までが接続して、ネットワークを形成している。
図3は実施例1の通信スケジュール方法を用いたFlexRay通信における通信フレームの構成を示す説明図である。
通信フレーム100は、図3(a)に示すように、予め定められた通信サイクル毎に割り当てられた時間領域である。
図4、図5は実施例1の通信スケジュール方法を用いたFlexRay通信におけるアクティブ領域の構成例の主要部分を示す説明図である。
実施例1におけるアクティブ領域130は、フレームID部210、ペイロードレングス部220、ヘッダCRC部230、サイクルカウント部240、ペイロードセグメント部250、CRC部260を主要な構成としている。
フレームID部210は、ペイロードセグメント部250の前部に設けられるヘッダセグメントの一部を構成するものであり、各スロットに割り当てられたIDを示す部分である。ヘッダセグメントの詳細については、従来と同等であり、詳細は後述する。
ヘッダCRC部230は、ヘッダセグメントの巡回符号検査を行うためのチェック符号データ部分である。
サイクルカウント部240は、通信サイクル数のカウントを示す部分である。
ID部251は、ネットワークに接続する他のコントローラに実際にデータと関連付けて認識して欲しい実際のIDを示す部分である。つまり、フレームID部210におけるIDは言わば仮のIDであり、FlexRay通信のプロトコルで問題なく運用するためのIDとなる。
データ部252は、具体的に送受されるデータ部分である。
CRC部260は、ペイロードセグメント部250の後方に設けられるトレイラーセグメントの一部を構成するものであり、巡回符号検査を行うためのチェック符号データ部分である。
[通信スケジュールについて]
ここで、従来のFlexRay通信における通信スケジュールについて説明する。
そのため、まず従来のFlexRay通信における通信スケジュール構成について説明を行う。なお、符号は説明上、実施例1と同様とする。
図6は従来の通信スケジュール方法を用いたFlexRay通信における通信フレームの構成を示す説明図である。
但し、ここで説明する従来の通信フレーム100では、上記図1,図2で説明した第1のシステム構成と第2のシステム構成を考慮したスロット数にする。
つまり、考慮される全てのノード数から、重複分を除くノード数となる。
具体的には、第1のシステム構成のノード数が8個、第2のシステム構成のノード数が8個、重複数が6個のため、10個のスロット110を設けるものとする。
なお、実施例1の図4、図5と同等な部分には同じ符号を示し説明を省略する。
図7は従来の通信スケジュール方法を用いたFlexRay通信におけるアクティブ領域の構成例の説明図である。
図7におけるアクティブ領域130は、ヘッダセグメント部310、ペイロードセグメント部320、トレイラーセグメント部330からなる。
ヘッダセグメント部310は、リザーブビット部311、ペイロードプリアムブルインジケータ部312、ヌルフレームインジケータ部313、シンクフレームインジケータ部314、スタートアップフレームインジケータ部315、フレームID部210、ペイロードレングス部220、ヘッダCRC部230、サイクルカウント部240で構成されている。
ペイロードプリアムブルインジケータ部312は、ペイロード部にオプショナルベクタが含まれるかどうかを示すインジケータ部分である。
ヌルフレームインジケータ部313は、ペイロード部に有効なデータがあるかどうかを示すインジケータ部分である。
シンクフレームインジケータ部314は、他のノードがシンクフレームとして認識するかどうかを示すインジケータ部分である。
スタートアップフレームインジケータ部315は、システム起動時に用いられるスタートアップフレームかどうかを示すインジケータ部分である。
従来において、ペイロードセグメント部320は、実質的な送受されるデータ部分であり、データ部321のみで構成される。
トレイラーセグメント部330は、複数のCRC部260で構成される。実施例1の図4,図5と同様であるので説明を省略する。
従来において、図1に示すノード1〜ノード8により構成される第1のシステム構成と、図2に示すノード1〜ノード6,ノード9,ノード10により構成される第2のシステム構成を1つの通信スケジュールで対応するには、図6(b)に示すように、予め第1と第2のシステム構成の全てのノードに対応するID1〜ID10の10個のスロット110により構成するよう通信スケジュールを用意する。
これにより従来では、図1に示す第1のシステム構成に対応する場合には、ID9とID10のスロットは空きの状態のまま用いるようにし、図2に示す第2のシステム構成に対応する場合には、ID7とID8のスロットは空きの状態のまま用いるようにする。
しかしこの空きの状態は、そのままであり、用いられないため、通信効率が低下することになり問題である。
これに対し、実施例1の通信スケジュール方法では、これらの問題を解決している。
図8は実施例1の通信スケジュール方法において、ネットワークに接続した各コントローラ(ノード)で実行するID7のデータを受信した際の処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。
実施例1の通信スケジュールでは、第1のシステム構成においても、第2のシステム構成においても、ノード数が8個であることから、スロット110は8個しか設けない。
これによって、通信スロットに従来のように無駄が生じないため通信効率を下げることがない。
図1に示す第1のシステム構成にした場合には、ID7のオプションAコントローラ7(ノード7)、ID8のオプションBコントローラ8(ノード8)が接続される。
そして、ID7からのデータ送信を受信した各コントローラは、ステップS11〜S14の処理により、ペイロードセグメント部250のID部251のIDがID7であるため、受信データがID7からのものとして扱われる。
そして、ID8からのデータ送信を受信した各コントローラは、ステップS21〜S24の処理により、ペイロードセグメント部250のID部251のIDがID8であるため、受信データがID8からのものとして扱われる。
図2に示す第2のシステム構成にした場合には、ID9のオプションCコントローラ9(ノード9)、ID10のオプションDコントローラ10(ノード10)が接続される。
そして、この場合にID9のオプションCコントローラ9(ノード9)からの送信フレームのフレームID部210のIDデータは、ID7とし、ペイロードセグメント部250のID部251のIDデータをID9とする(図4参照)。
また、ID10のオプションDコントローラ10(ノード10)からの送信フレームのフレームID部210のIDデータは、ID8とし、ペイロードセグメント部250のID部251のIDデータをID10とする(図5参照)。
そして、ID9からのデータ送信を受信した各コントローラは、ステップS11〜S14の処理により、ペイロードセグメント部250のID部251のIDがID9であるため、受信データがID9からのものとして扱われる。
そして、ID10からのデータ送信を受信した各コントローラは、ステップS21〜S24の処理により、ペイロードセグメント部250のID部251のIDがID10であるため、受信データがID10からのものとして扱われる。
また、システム構成の変更に対して、通信スケジュールを変更しないで済むことは、システムの拡張性を非常に向上させることになる。
FlexRay通信は、CAN通信システムよりも、非常に高速な通信速度で行われる通信システムである。
そのため、実施例1のように、実質的なデータ部であるペイロードセグメント部250にID部251を設けて、データ長が短くなることの影響が非常に少ないほどの高速でデータが送受信されるものである。つまり言い換えれば、CAN通信のような従来の状態でのデータ長の短縮分が与える影響が問題にならないほど、高速にその後の送受信が行われることになる。
また、例えば、さらに複数でスロット数に差があるシステム構成に対して、実施例1の通信スケジュールにより、空きスロットが最小限に抑制され、それでも空いたスロットに対して、他のIDが周期的に使用するようにすれば、さらに通信効率の低下を防ぎつつ、システムの拡張性を向上したものにできる。
実施例1の通信スケジュール方法にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
2 ABSコントローラ
3 A/Tコントローラ
4 VDCコントローラ
5 STRGコントローラ
6 BCMコントローラ
7 オプションAコントローラ
8 オプションBコントローラ
9 オプションCコントローラ
10 オプションDコントローラ
100 通信フレーム
110 スロット
120 アイドル領域
130 アクティブ領域
210 フレームID部
220 ペイロードレングス部
230 ヘッダCRC部
240 サイクルカウント部
250 ペイロードセグメント部
251 ID部
252 データ部
260 CRC部
310 ヘッダセグメント部
311 リザーブビット部
312 ペイロードプリアムブルインジケータ部
313 ヌルフレームインジケータ部
314 シンクフレームインジケータ部
315 スタートアップフレームインジケータ部
320 ペイロードセグメント部
321 データ部
330 トレイラーセグメント部
Claims (2)
- データバスに接続された複数のノードで構成されるネットワークの周期的な通信サイクル毎に時間領域である通信フレームを設けるようにし、
データとして無効な時間領域であるアイドル領域とデータとして有効な時間領域であるアクティブ領域からなる複数のスロットにより前記通信フレームを構成し、
前記各ノードと前記各スロットを対応させるよう識別子により関連付けるようにし、
前記アクティブ領域には、少なくとも送信元の前記識別子を示す時間領域である識別子データ部と、送信されるデータ内容が示される時間領域であるデータ部を設けるようにし、
前記データバスの通信の時間割り当てを定めることにより通信を行うようにした通信スケジュール方法において、
前記識別子データ部と別に、前記データ部に前記識別子を示す識別子認識用データ部を設けて、異なるノードに変更する際に、識別子認識用データ部のみを変更するようにし、
ネットワーク上では前記識別子データ部の識別子のノードとして通信するようにし、送信データを受信した各ノードでは、前記データ部の前記識別子認識用データ部の識別子により、前記識別子認識用データ部の識別子のデータと認識するようにした、
ことを特徴とする通信スケジュール方法。 - 請求項1に記載の通信スケジュール方法は、車両の各コントローラ間で行われる車載ネットワーク通信におけるFlexRay通信で行われるものであり、異なるコントローラが車載ネットワークに接続される複数のシステム構成に対応するものである、
ことを特徴とする通信スケジュール方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006295941A JP4762856B2 (ja) | 2006-10-31 | 2006-10-31 | 通信スケジュール方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006295941A JP4762856B2 (ja) | 2006-10-31 | 2006-10-31 | 通信スケジュール方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008113339A JP2008113339A (ja) | 2008-05-15 |
JP4762856B2 true JP4762856B2 (ja) | 2011-08-31 |
Family
ID=39445595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006295941A Expired - Fee Related JP4762856B2 (ja) | 2006-10-31 | 2006-10-31 | 通信スケジュール方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4762856B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112010005989B4 (de) | 2010-11-11 | 2016-10-13 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Kommunikationsknoten, Kommunikationssystem und Verfahren zum Durchführen einer Kommunikation |
DE102015213522A1 (de) * | 2015-07-17 | 2017-01-19 | Robert Bosch Gmbh | Bussystem, Teilnehmerstation dafür und Verfahren zur Konfiguration eines statischen Bussystems für eine dynamische Kommunikation |
-
2006
- 2006-10-31 JP JP2006295941A patent/JP4762856B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008113339A (ja) | 2008-05-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Park et al. | FlexRay network parameter optimization method for automotive applications | |
Saket et al. | Frame packing algorithms for automotive applications | |
JP5770935B2 (ja) | メッセージの大きさがフレキシブルでビット長が可変的な直列データ伝送のための方法及び装置 | |
CN101237345B (zh) | 一种用于can总线的网络管理方法 | |
JP5434512B2 (ja) | 車載通信システム、ゲートウェイ装置 | |
Grenier et al. | Configuring the communication on FlexRay-the case of the static segment | |
EP3017626B1 (en) | Communicating a high priority message in a communication channel of a wireless communication network based on a tdma protocol | |
JP2012095273A (ja) | ワイヤレス通信ネットワークに用いられる通信方法及びノード | |
US20210297284A1 (en) | Anomaly determination method, anomaly determination device, and recording medium | |
EP3599743B1 (en) | Method and device for communicating data frames on a multi-master bus | |
CN106537851B (zh) | 具有访问时隙和优先级分辨的访问方法 | |
WO2013152649A1 (zh) | 一种资源碰撞的判定方法和装置 | |
JP4076501B2 (ja) | 時間制御された周期ベースの通信システム | |
JP4594124B2 (ja) | 通信システム及び通信方法 | |
JP4762856B2 (ja) | 通信スケジュール方法 | |
DE102012200475A1 (de) | Zeit- und Prioritäts-gesteuerter Sende/Empfangsknoten für FlexRay und LIN | |
EP2573981A2 (en) | System and method for encoding a slot table for a communications controller | |
Marques et al. | Efficient transient error recovery in FlexRay using the dynamic segment | |
JP2014518485A (ja) | メッセージの大きさがフレキシブルでビット長が可変的な直列データ伝送のための方法及び装置 | |
JP5958335B2 (ja) | 通信ノード、及び通信システム | |
JP2006319381A (ja) | 緊急メッセージ送信方法 | |
Bloom et al. | Optimized event notification in CAN through in-frame replies and Bloom filters | |
TW201433127A (zh) | 一種時隙狀態的發送以及確定的方法、裝置 | |
JP2010124138A (ja) | サイクリック伝送システム、及びその伝送方法 | |
CN113556373B (zh) | 一种代理服务方法、装置及系统 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090915 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110602 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110607 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110608 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |