JP4762856B2 - 通信スケジュール方法 - Google Patents

通信スケジュール方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4762856B2
JP4762856B2 JP2006295941A JP2006295941A JP4762856B2 JP 4762856 B2 JP4762856 B2 JP 4762856B2 JP 2006295941 A JP2006295941 A JP 2006295941A JP 2006295941 A JP2006295941 A JP 2006295941A JP 4762856 B2 JP4762856 B2 JP 4762856B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
data
identifier
node
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006295941A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008113339A (ja
Inventor
秀明 恩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Calsonic Kansei Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Kansei Corp filed Critical Calsonic Kansei Corp
Priority to JP2006295941A priority Critical patent/JP4762856B2/ja
Publication of JP2008113339A publication Critical patent/JP2008113339A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4762856B2 publication Critical patent/JP4762856B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、車載ネットワークとしてのFlexRay通信における通信スケジュール方法の技術分野に属する。
従来では、FlexRay通信において、メッセージには有効データの少なくとも一部を包含し、各メッセージには、識別子(ID)が割り当てられ、データ伝送に用いられる帯域幅をより良好に使用できるようにするために、識別子をメッセージの一部としてこのメッセージに格納し、各メッセージには、タイムスロットに関連し、識別子から得られる時間情報を割り当て、タイムフレームのタイムスロットの内の少なくとも1つのタイムスロットを種々周期において異なるメッセージを伝送するために使用している(例えば、特許文献1参照。)。
特表2005−513959号公報(第2−11頁、全図)
しかしながら、従来にあっては、FlexRay通信において、タイムフレームのタイムスロットの内の少なくとも1つのタイムスロットを種々周期において異なるメッセージを伝送できるものの、通信スケジュールは予め決まっているため、ノードの数が変わると、そのノードに関係する全ての通信スケジュールを変更する必要があり問題であった。
また、この変更を行わないためには、予め想定される全てのノード数を考慮した通信スケジュールを作成しておく必要があり、この場合には、ノードが接続されないにもかかわらずスロットを用意するため、通信効率が低下し問題であった。
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、通信システムのノードの構成を変更した際でも、通信スケジュールを変更しないようにでき、且つ通信システムの通信効率を下げないようにできる通信スケジュール方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、データバスに接続された複数のノードで構成されるネットワークの周期的な通信サイクル毎に時間領域である通信フレームを設けるようにし、データとして無効な時間領域であるアイドル領域とデータとして有効な時間領域であるアクティブ領域からなる複数のスロットにより前記通信フレームを構成し、前記各ノードと前記各スロットを対応させるよう識別子により関連付けるようにし、前記アクティブ領域には、少なくとも送信元の前記識別子を示す時間領域である識別子データ部と、送信されるデータ内容が示される時間領域であるデータ部を設けるようにし、前記データバスの通信の時間割り当てを定めることにより通信を行うようにした通信スケジュール方法において、前記識別子データ部と別に、前記データ部に前記識別子を示す識別子認識用データ部を設けて、異なるノードに変更する際に、識別子認識用データ部のみを変更するようにし、ネットワーク上では前記識別子データ部の識別子のノードとして通信するようにし、送信データを受信した各ノードでは、前記データ部の前記識別子認識用データ部の識別子により、前記識別子認識用データ部の識別子のデータと認識するようにしたことを特徴とする。
よって、本発明にあっては、通信システムのノードの構成を変更した際でも、通信スケジュールを変更しないようにでき、且つ通信システムの通信効率を下げないようにできる。
以下、本発明の通信スケジュール方法を実現する実施の形態を、請求項1,2に係る発明に対応する実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1の通信スケジュール方法を用いたFlexRay通信の第1のシステム構成を示す説明図である。図2は実施例1の通信スケジュール方法を用いたFlexRay通信の第2のシステム構成を示す説明図である。
実施例1における第1のシステム構成は、データバスA、データバスBの2つのデータバスに、ノード1〜ノード8までが接続して、ネットワークを形成している。
より具体的に説明すると、車載ネットワークとして、ECCSコントローラ1(ノード1)、ABSコントローラ2(ノード2)、A/Tコントローラ3(ノード3)、VDCコントローラ4(ノード4)、STRGコントローラ5(ノード5)、BCMコントローラ6(ノード6)、オプションAコントローラ7(ノード7)、オプションBコントローラ8(ノード8)をデータバスA,データバスBへ接続する。
なお、図2に示すように、第2のシステム構成では、オプションAコントローラ7(ノード7)、オプションBコントローラ8(ノード8)をネットワークから除外し、オプションCコントローラ9(ノード9)、オプションDコントローラ10(ノード10)をネットワークに組み入れるようにする。
次に、実施例1の通信スケジュール方法における通信フレーム構成について説明する。
図3は実施例1の通信スケジュール方法を用いたFlexRay通信における通信フレームの構成を示す説明図である。
通信フレーム100は、図3(a)に示すように、予め定められた通信サイクル毎に割り当てられた時間領域である。
この通信フレーム100は、図3(b)に示すように、各ノードの識別子であるIDごとに割り当てた複数のスロット110で構成される。このスロット110は、無効なデータ部分であるアイドル領域120と、有効なデータ部分であるアクティブ領域130で構成される。
この通信フレーム100は、実施例1において、上記図1,図2で説明した第1のシステム構成と第2のシステム構成を考慮して設けるものであるが、第1のシステム構成と第2のシステム構成のうちノード数、つまり接続されるコントローラ数の多い方の数の分、スロット110を設けるものとする。実施例1では、第1のシステム構成のノード数が8個、第2のシステム構成のノード数が8個のため、システム変更を考慮したスロット数110は8個にする。
次に、実施例1の通信スケジュール方法におけるアクティブ領域130の構成について説明する。
図4、図5は実施例1の通信スケジュール方法を用いたFlexRay通信におけるアクティブ領域の構成例の主要部分を示す説明図である。
実施例1におけるアクティブ領域130は、フレームID部210、ペイロードレングス部220、ヘッダCRC部230、サイクルカウント部240、ペイロードセグメント部250、CRC部260を主要な構成としている。
フレームID部210は、ペイロードセグメント部250の前部に設けられるヘッダセグメントの一部を構成するものであり、各スロットに割り当てられたIDを示す部分である。ヘッダセグメントの詳細については、従来と同等であり、詳細は後述する。
ペイロードレングス部220は、ペイロードセグメント部250のデータ長を示す部分であり、ペイロードセグメント部250の前部に設けられるヘッダセグメントの一部を構成するものである。
ヘッダCRC部230は、ヘッダセグメントの巡回符号検査を行うためのチェック符号データ部分である。
サイクルカウント部240は、通信サイクル数のカウントを示す部分である。
ペイロードセグメント部250は、実質的なデータ部分として用いられる部分であり、実施例1では、ID部251とデータ部252で構成される。
ID部251は、ネットワークに接続する他のコントローラに実際にデータと関連付けて認識して欲しい実際のIDを示す部分である。つまり、フレームID部210におけるIDは言わば仮のIDであり、FlexRay通信のプロトコルで問題なく運用するためのIDとなる。
データ部252は、具体的に送受されるデータ部分である。
CRC部260は、ペイロードセグメント部250の後方に設けられるトレイラーセグメントの一部を構成するものであり、巡回符号検査を行うためのチェック符号データ部分である。
次に作用を説明する。
[通信スケジュールについて]
ここで、従来のFlexRay通信における通信スケジュールについて説明する。
そのため、まず従来のFlexRay通信における通信スケジュール構成について説明を行う。なお、符号は説明上、実施例1と同様とする。
図6は従来の通信スケジュール方法を用いたFlexRay通信における通信フレームの構成を示す説明図である。
従来においても、図6に示すように、通信サイクル毎に割り当てた通信フレーム100に、複数のスロット110を割り当てる。
但し、ここで説明する従来の通信フレーム100では、上記図1,図2で説明した第1のシステム構成と第2のシステム構成を考慮したスロット数にする。
つまり、考慮される全てのノード数から、重複分を除くノード数となる。
具体的には、第1のシステム構成のノード数が8個、第2のシステム構成のノード数が8個、重複数が6個のため、10個のスロット110を設けるものとする。
次に従来のスロット110のアクティブ領域130の構成について説明する。
なお、実施例1の図4、図5と同等な部分には同じ符号を示し説明を省略する。
図7は従来の通信スケジュール方法を用いたFlexRay通信におけるアクティブ領域の構成例の説明図である。
図7におけるアクティブ領域130は、ヘッダセグメント部310、ペイロードセグメント部320、トレイラーセグメント部330からなる。
ヘッダセグメント部310は、リザーブビット部311、ペイロードプリアムブルインジケータ部312、ヌルフレームインジケータ部313、シンクフレームインジケータ部314、スタートアップフレームインジケータ部315、フレームID部210、ペイロードレングス部220、ヘッダCRC部230、サイクルカウント部240で構成されている。
リザーブビット部311は、将来の使用のために設けられた予備的部分である。
ペイロードプリアムブルインジケータ部312は、ペイロード部にオプショナルベクタが含まれるかどうかを示すインジケータ部分である。
ヌルフレームインジケータ部313は、ペイロード部に有効なデータがあるかどうかを示すインジケータ部分である。
シンクフレームインジケータ部314は、他のノードがシンクフレームとして認識するかどうかを示すインジケータ部分である。
スタートアップフレームインジケータ部315は、システム起動時に用いられるスタートアップフレームかどうかを示すインジケータ部分である。
フレームID部210、ペイロードレングス部220、ヘッダCRC部230、サイクルカウント部240については、実施例1の図4,図5と同様であるので説明を省略する。
従来において、ペイロードセグメント部320は、実質的な送受されるデータ部分であり、データ部321のみで構成される。
トレイラーセグメント部330は、複数のCRC部260で構成される。実施例1の図4,図5と同様であるので説明を省略する。
従来において、FlexRay通信では、各ノードが通信するタイミングが予め決められているTDMA(Time Division Mulch Access)と呼ばれる方式で通信を行う。この通信方法では、各ノードのそれぞれにスロットと呼ばれる送信できる時間領域が設定されており、通信負荷に関係なく決まったタイミングで送信できる、通信の定時性を保障した通信方式である。これを実現するためには、各ノードが送信する順番を予め決めた通信スケジュールを作成する必要がある。
しかしながら、通信スケジュールが予め決まっているために、ノード数が変わると、そのノードに関係する全てのノードの通信スケジュールを変更する必要がある。その際には、予め予想される全てのノードを考慮した通信スケジュールを作成する必要がある。すると、ノードがネットワークに接続されないにもかかわらずスロットを用意するため、通信効率が低下する問題が生じる。
また、オプションで装着されるユニット(ノード)について、そのバリエーション分の通信スケジュールを作成すれば通信効率の低下は防ぐことができるが、通信スケジュールが複数になると、その管理が問題となる。
従来において、図1に示すノード1〜ノード8により構成される第1のシステム構成と、図2に示すノード1〜ノード6,ノード9,ノード10により構成される第2のシステム構成を1つの通信スケジュールで対応するには、図6(b)に示すように、予め第1と第2のシステム構成の全てのノードに対応するID1〜ID10の10個のスロット110により構成するよう通信スケジュールを用意する。
これにより従来では、図1に示す第1のシステム構成に対応する場合には、ID9とID10のスロットは空きの状態のまま用いるようにし、図2に示す第2のシステム構成に対応する場合には、ID7とID8のスロットは空きの状態のまま用いるようにする。
しかしこの空きの状態は、そのままであり、用いられないため、通信効率が低下することになり問題である。
これに対し、実施例1の通信スケジュール方法では、これらの問題を解決している。
[受信時の識別処理]
図8は実施例1の通信スケジュール方法において、ネットワークに接続した各コントローラ(ノード)で実行するID7のデータを受信した際の処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。
ステップS11では、フレームID部210がID7のデータ受信であるかどうかを判断し、ID7のデータ受信であるならばステップS12へ進み、ID7のデータ受信でないならば処理を終了する。
ステップS12では、ペイロードセグメント部250の識別用のID部251がID9かどうかを判断し、ID9ならばステップS13へ進み、ID9でないならばステップS14へ進む。
ステップS13では、ID9のデータ受信として取り扱う。
ステップS14では、ID7のデータ受信として取り扱う。
図9は実施例1の通信スケジュール方法において、ネットワークに接続した各コントローラ(ノード)で実行するID8のデータを受信した際の処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。
ステップS21では、フレームID部210がID8のデータ受信であるかどうかを判断し、ID8のデータ受信であるならばステップS22へ進み、ID8のデータ受信でないならば処理を終了する。
ステップS22では、ペイロードセグメント部250の識別用のID部251がID10かどうかを判断し、ID10ならばステップS23へ進み、ID10でないならばステップS24へ進む。
ステップS23では、ID10のデータ受信として取り扱う。
ステップS24では、ID8のデータ受信として取り扱う。
[2つの識別情報により受信データを識別する作用]
実施例1の通信スケジュールでは、第1のシステム構成においても、第2のシステム構成においても、ノード数が8個であることから、スロット110は8個しか設けない。
これによって、通信スロットに従来のように無駄が生じないため通信効率を下げることがない。
図1に示す第1のシステム構成にした場合には、ID7のオプションAコントローラ7(ノード7)、ID8のオプションBコントローラ8(ノード8)が接続される。
そして、ID7からデータ送信が行われると、フレームID部210のIDデータがID7であることにより、FlexRay通信上、問題なく7番目のノードとして運用される。
そして、ID7からのデータ送信を受信した各コントローラは、ステップS11〜S14の処理により、ペイロードセグメント部250のID部251のIDがID7であるため、受信データがID7からのものとして扱われる。
また、ID8からデータ送信が行われると、フレームID部210のIDデータがID8であることにより、FlexRay通信上、問題なく8番目のノードとして運用される。
そして、ID8からのデータ送信を受信した各コントローラは、ステップS21〜S24の処理により、ペイロードセグメント部250のID部251のIDがID8であるため、受信データがID8からのものとして扱われる。
ここで、図1に示す第1のシステム構成から、図2に示す第2のシステム構成へ変更したとする。
図2に示す第2のシステム構成にした場合には、ID9のオプションCコントローラ9(ノード9)、ID10のオプションDコントローラ10(ノード10)が接続される。
そして、この場合にID9のオプションCコントローラ9(ノード9)からの送信フレームのフレームID部210のIDデータは、ID7とし、ペイロードセグメント部250のID部251のIDデータをID9とする(図4参照)。
また、ID10のオプションDコントローラ10(ノード10)からの送信フレームのフレームID部210のIDデータは、ID8とし、ペイロードセグメント部250のID部251のIDデータをID10とする(図5参照)。
そして、ID9からデータ送信が行われると、フレームID部210のIDデータがID7であることにより、FlexRay通信上、問題なく7番目のノードとして運用される。
そして、ID9からのデータ送信を受信した各コントローラは、ステップS11〜S14の処理により、ペイロードセグメント部250のID部251のIDがID9であるため、受信データがID9からのものとして扱われる。
また、ID10からデータ送信が行われると、フレームID部210のIDデータがID8であることにより、FlexRay通信上、問題なく8番目のノードとして運用される。
そして、ID10からのデータ送信を受信した各コントローラは、ステップS21〜S24の処理により、ペイロードセグメント部250のID部251のIDがID10であるため、受信データがID10からのものとして扱われる。
このように、実施例1の通信スケジュール方法では、通信効率を下げることなく、複数の異なるシステム構成に対応することができる。
また、システム構成の変更に対して、通信スケジュールを変更しないで済むことは、システムの拡張性を非常に向上させることになる。
ここで、実施例1の通信スケジュール方法について、言い換えて説明する。
FlexRay通信は、CAN通信システムよりも、非常に高速な通信速度で行われる通信システムである。
そのため、実施例1のように、実質的なデータ部であるペイロードセグメント部250にID部251を設けて、データ長が短くなることの影響が非常に少ないほどの高速でデータが送受信されるものである。つまり言い換えれば、CAN通信のような従来の状態でのデータ長の短縮分が与える影響が問題にならないほど、高速にその後の送受信が行われることになる。
そして高速であるがゆえに従来のように、図6(b)のように10個のスロットを設けて、その内、2個を用いないことになると、その無駄分の影響が大きくなる。つまり通信効率が低下することになる。
さらに、この空きスロットに対して、従来公報として示した、他のIDが周期的に使用する技術を用いるとしても、他のIDが必ずしも、空きスロットを使い続けるほどのデータ送受信の必要性があるとはかぎらない。この点については、高速通信であるために、さらに空きスロットを使い続けるほどのデータ送受信の必要性はないであろう。
この点について、無駄な空きスロットを設けずに済む実施例1の通信スケジュール方法は非常に優れている。
また、例えば、さらに複数でスロット数に差があるシステム構成に対して、実施例1の通信スケジュールにより、空きスロットが最小限に抑制され、それでも空いたスロットに対して、他のIDが周期的に使用するようにすれば、さらに通信効率の低下を防ぎつつ、システムの拡張性を向上したものにできる。
次に、効果を説明する。
実施例1の通信スケジュール方法にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1)データバスA及びデータバスBに接続された複数のノード(ノード1〜ノード10)で構成されるネットワークの周期的な通信サイクル毎に時間領域である通信フレーム100を設けるようにし、データとして無効な時間領域であるアイドル領域120とデータとして有効な時間領域であるアクティブ領域130からなる複数のスロット110により通信フレーム100を構成し、各ノードと各スロットを対応させるようIDにより関連付けるようにし、アクティブ領域130には、少なくとも送信元のIDを示す時間領域であるフレームID部210と、送信されるデータ内容が示される時間領域であるペイロードセグメント部250を設けるようにし、データバスA及びデータバスBの通信の時間割り当てを定めることにより通信を行うようにした通信スケジュール方法において、フレームID部210と別に、ペイロードセグメント部250にIDを示すID部251を設けて、異なるノード(例えばノード1〜8をノード1〜6,9,10)に変更する際に、ID部251のみを変更するようにし、ネットワーク上ではフレームID部210のIDのノードとして通信するようにし、送信データを受信した各ノードでは、ペイロードセグメント部250のID部251のIDにより、ペイロードセグメント部250のID部251のIDのデータと認識するようにしたため、通信システムのノードの構成を変更した際でも、通信スケジュールを変更しないようにでき、且つ通信システムの通信効率を下げないようにできる。
(2)・(1)に記載の通信スケジュール方法は、車両の各コントローラ間で行われる車載ネットワーク通信におけるFlexRay通信で行われるものであり、異なるコントローラが車載ネットワークに接続される複数のシステム構成に対応するものであるため、CAN通信より高速なFlexRay通信において、車載コントローラの異なるシステム構成への対応を、通信スケジュールを変更することなく行うことができる。
以上、本発明の通信スケジュール方法を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1の通信スケジュール方法を用いたFlexRay通信の第1のシステム構成を示す説明図である。 実施例1の通信スケジュール方法を用いたFlexRay通信の第2のシステム構成を示す説明図である。 実施例1の通信スケジュール方法を用いたFlexRay通信における通信フレームの構成を示す説明図である。 実施例1の通信スケジュール方法を用いたFlexRay通信におけるアクティブ領域の構成例の主要部分を示す説明図である。 実施例1の通信スケジュール方法を用いたFlexRay通信におけるアクティブ領域の構成例の主要部分を示す説明図である。 従来の通信スケジュール方法を用いたFlexRay通信における通信フレームの構成を示す説明図である。 従来の通信スケジュール方法を用いたFlexRay通信におけるアクティブ領域の構成例の説明図である。 実施例1の通信スケジュール方法において、ネットワークに接続した各コントローラ(ノード)で実行するID7のデータを受信した際の処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の通信スケジュール方法において、ネットワークに接続した各コントローラ(ノード)で実行するID8のデータを受信した際の処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 ECCSコントローラ
2 ABSコントローラ
3 A/Tコントローラ
4 VDCコントローラ
5 STRGコントローラ
6 BCMコントローラ
7 オプションAコントローラ
8 オプションBコントローラ
9 オプションCコントローラ
10 オプションDコントローラ
100 通信フレーム
110 スロット
120 アイドル領域
130 アクティブ領域
210 フレームID部
220 ペイロードレングス部
230 ヘッダCRC部
240 サイクルカウント部
250 ペイロードセグメント部
251 ID部
252 データ部
260 CRC部
310 ヘッダセグメント部
311 リザーブビット部
312 ペイロードプリアムブルインジケータ部
313 ヌルフレームインジケータ部
314 シンクフレームインジケータ部
315 スタートアップフレームインジケータ部
320 ペイロードセグメント部
321 データ部
330 トレイラーセグメント部

Claims (2)

  1. データバスに接続された複数のノードで構成されるネットワークの周期的な通信サイクル毎に時間領域である通信フレームを設けるようにし、
    データとして無効な時間領域であるアイドル領域とデータとして有効な時間領域であるアクティブ領域からなる複数のスロットにより前記通信フレームを構成し、
    前記各ノードと前記各スロットを対応させるよう識別子により関連付けるようにし、
    前記アクティブ領域には、少なくとも送信元の前記識別子を示す時間領域である識別子データ部と、送信されるデータ内容が示される時間領域であるデータ部を設けるようにし、
    前記データバスの通信の時間割り当てを定めることにより通信を行うようにした通信スケジュール方法において、
    前記識別子データ部と別に、前記データ部に前記識別子を示す識別子認識用データ部を設けて、異なるノードに変更する際に、識別子認識用データ部のみを変更するようにし、
    ネットワーク上では前記識別子データ部の識別子のノードとして通信するようにし、送信データを受信した各ノードでは、前記データ部の前記識別子認識用データ部の識別子により、前記識別子認識用データ部の識別子のデータと認識するようにした、
    ことを特徴とする通信スケジュール方法。
  2. 請求項1に記載の通信スケジュール方法は、車両の各コントローラ間で行われる車載ネットワーク通信におけるFlexRay通信で行われるものであり、異なるコントローラが車載ネットワークに接続される複数のシステム構成に対応するものである、
    ことを特徴とする通信スケジュール方法。
JP2006295941A 2006-10-31 2006-10-31 通信スケジュール方法 Expired - Fee Related JP4762856B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006295941A JP4762856B2 (ja) 2006-10-31 2006-10-31 通信スケジュール方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006295941A JP4762856B2 (ja) 2006-10-31 2006-10-31 通信スケジュール方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008113339A JP2008113339A (ja) 2008-05-15
JP4762856B2 true JP4762856B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=39445595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006295941A Expired - Fee Related JP4762856B2 (ja) 2006-10-31 2006-10-31 通信スケジュール方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4762856B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112010005989B4 (de) 2010-11-11 2016-10-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Kommunikationsknoten, Kommunikationssystem und Verfahren zum Durchführen einer Kommunikation
DE102015213522A1 (de) * 2015-07-17 2017-01-19 Robert Bosch Gmbh Bussystem, Teilnehmerstation dafür und Verfahren zur Konfiguration eines statischen Bussystems für eine dynamische Kommunikation

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008113339A (ja) 2008-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Park et al. FlexRay network parameter optimization method for automotive applications
Saket et al. Frame packing algorithms for automotive applications
JP5770935B2 (ja) メッセージの大きさがフレキシブルでビット長が可変的な直列データ伝送のための方法及び装置
CN101237345B (zh) 一种用于can总线的网络管理方法
JP5434512B2 (ja) 車載通信システム、ゲートウェイ装置
Grenier et al. Configuring the communication on FlexRay-the case of the static segment
EP3017626B1 (en) Communicating a high priority message in a communication channel of a wireless communication network based on a tdma protocol
JP2012095273A (ja) ワイヤレス通信ネットワークに用いられる通信方法及びノード
US20210297284A1 (en) Anomaly determination method, anomaly determination device, and recording medium
EP3599743B1 (en) Method and device for communicating data frames on a multi-master bus
CN106537851B (zh) 具有访问时隙和优先级分辨的访问方法
WO2013152649A1 (zh) 一种资源碰撞的判定方法和装置
JP4076501B2 (ja) 時間制御された周期ベースの通信システム
JP4594124B2 (ja) 通信システム及び通信方法
JP4762856B2 (ja) 通信スケジュール方法
DE102012200475A1 (de) Zeit- und Prioritäts-gesteuerter Sende/Empfangsknoten für FlexRay und LIN
EP2573981A2 (en) System and method for encoding a slot table for a communications controller
Marques et al. Efficient transient error recovery in FlexRay using the dynamic segment
JP2014518485A (ja) メッセージの大きさがフレキシブルでビット長が可変的な直列データ伝送のための方法及び装置
JP5958335B2 (ja) 通信ノード、及び通信システム
JP2006319381A (ja) 緊急メッセージ送信方法
Bloom et al. Optimized event notification in CAN through in-frame replies and Bloom filters
TW201433127A (zh) 一種時隙狀態的發送以及確定的方法、裝置
JP2010124138A (ja) サイクリック伝送システム、及びその伝送方法
CN113556373B (zh) 一种代理服务方法、装置及系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090915

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110602

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110607

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110608

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees