JP4759970B2 - プロジェクタ - Google Patents
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Description
図5に、このこの種のDMDプロジェクタ1の一例を示している。このプロジェクタ1は、光源2、フィルタ3、カラーホイール4、トンネルレンズ5、拡大レンズ6、エンジン7、および投写レンズ8を備えている。エンジン7は反射ミラー9、リレーレンズ10、およびDMD11を備えたものである。
時分割による混色を利用した時分割色順次方式は、それぞれの画素が赤(R)、緑(G)、青(B)の値を有し、それぞれのフレーム期間中において、そのフレームの諸画素は、この諸画素のR、G、Bのデータにより、順次アドレス指定される。
一方、これらと同じ色のフィルタが、円盤状に少なくとも上記3色の色領域を有するように構成されたカラーホイール4が、このデータに同期され、それぞれの色に対するデータが空間変調素子であるDMD11により表示される。このとき、DMD11に入射する光は、カラーホイール4により帯域制御される。
このような、時分割色順次方式のカラー表示においては、カラーホイール4がモータによって高速回転するR、G、Bの色を切り替えるタイミング情報を、精度よく入手して、色と同期させてDMD11を変調させるためには、カラーホイールの回転速度と位相を正確に制御することが重要である。
そのため、従来の色順次カラー方式においては、カラーホイール4の各色領域の位置検出手段として、DMD11の近傍にホトダイオード(ホトセンサ)13を配置し、DMD11からの反射光を検出することにより、特定レベルの色を検出し、この検出信号を増幅してコンパレータから検出出力を得る方法が用いられている。
また、別の技術として、カラーホイールの緑と赤の継ぎ目部分にインデックスマークとしてのアルミテープを貼り付け、反射型ホトセンサによりこのマークを検出し、パルス信号として出力する方法もある(例えば、特許文献1参照)。
また、カラーホイールのRGB の各カラーフィルタ間に遮光部を設け、隣接カラーフィルタ間での混色を防止する構成(例えば、特許文献2)、カラーフィルタの一部を遮光する遮光板を設け、遮光板の回転角を制御することにより、カラーフィルタから出力される光を調整し、Aタイプ及びBタイプの光出力形式を切り替える構成(例えば、特許文献3参照)がある。
一般に、エンジン内のリレーレンズ10とDMD11の間にホトダイオード13を配置して、リレーレンズ10からの光を検出することが最も精度が高く、理想的とされている。
しかしながら、DMD11を使用するエンジン7内では、光を有効利用する必要上、投写レンズ8の方向に反射させない部分は、リレーレンズ10の方向に再反射させることにより、光源2の光を無駄なく使用するようにしている。このため、ホトダイオード13を配置する理想的な位置である、DMD11の近傍では、光源2から来る光と、DMD11の反射による光が混在し、これが光ノイズとなってホトダイオード13から出るため、正確な位置検出ができない。
例えば、図6に示すようなR、G、Bの色領域のカラーホイール4を使用した場合、DMD近傍でホトダイオード13により反射光を検出すると、光ノイズがない場合は、図7に示すように、RGBに相当するレベルの信号が検出でき、このうちの、例えば点線14で示すBのレベルの信号をコンパレータに入れることにより、位置検出ができる。ところが、光ノイズが入ると、どのレベルかの判定が困難となり、位置検出できなくなってしまう。したがって、従来は、DMD11の近傍ではなく、トンネルレンズ5の出口付近にホトダイオード15を設けている。しかし、この位置では、光のレベル差が少ないため、高感度のホトダイオードおよびOPアンプを使用せざるを得ず、コストアップにつながるという問題がある。
このプロジェクタによれば、赤、緑、青の3原色および白の色領域を有するカラーホイールの白の色領域と青の色領域との境界に光非透過性の黒色部を形成することにより、この部分では光を通さないため、他の色領域と明確に判別できることになり、光ノイズの影響を受けることなく、カラーホイールの位置検出が可能となる。このため、位置検出の理想的な場所であるDMDの近傍にホトダイオードを設けることが可能になる。特に、黒色部を、白の色領域と青の色領域との境界に形成していることにより、光の透過率が高くて検出レベルの高い白の色領域と青の色領域との間で、光を透過しな黒色部が低レベルで検出されるため、コンパレータでの位置検出の精度を高くすることができる。
図1は、本発明のプロジェクタの構成説明図、図2は、カラーホイールの正面図、図3は、ホトダイオードの出力信号波形図である。
図1に示すように、プロジェクタ1は、光源2、フィルタ3、カラーホイール4、トンネルレンズ5、拡大レンズ6、エンジン7、および投写レンズ8を備えている。エンジン7は反射ミラー9、リレーレンズ10、およびDMD11を備えたものである。DMD11の近傍には、DMD11の反射光を検出するホトダイオード13が設けられている。
図2に示すように、カラーホイール4は、R、G、Bおよび白(W)の4色の色領域に分割されたカラーフィルタを備えている。そして、カラーホイール4の色領域の境界、この例では、WとBの境界に光を透過しない黒色部(BL)を形成している。このカラーホイール4はモータ16により高速回転されるようになっている。
図3は、上記カラーホイール4を使用し、DMD11近傍に設けたホトダイオードにより検出した信号の波形を示している。カラーホイール4が矢印21方向に回転すると、Wの次に、光を透過しないため急激にレベルが低下したBLの信号がホトダイオード13から出力される。
光源2からの光は、フィルタ3を通してモータにより高速回転するカラーホイール4に入り、カラーホイール4からトンネルレンズ5、拡大レンズ6を介してエンジン7内に入射される。エンジン7内では、反射ミラー9で受光され、リレーレンズ10で伝達された光がDMD11に入射し、DMD11から投写レンズ8に反射され、スクリーン12に出力映像が表示される。DMD11は、1個のチップに数十万〜百万個以上の、それぞれが1画素に相当する微小ミラーを有し、このミラーを傾斜させることにより、ミラーへ入射する光線の出射角を変えてオンオフ制御するものである。
図4は、DMDプロジェクタの制御回路のブロック図である。
ビデオ等の映像信号はインタフェース17を介して演算制御部18およびモータ制御部19に入る。演算制御部18には、DMD11に表示するための色順序の画像データおよびこの画像データをフォーマットしDMD11のそれぞれの画素にビット出力を供給するためのディスプレイメモリ等が内蔵されており、入力された映像信号をデータ処理してDMD11を制御する。
一方、映像信号は、インタフェース17からモータ制御部19に入力され、カラーホイール4の速度調整の信号として用いられる。
本発明は、カラーホイール4を上記のように改良することにより、ホトダイオード13でのカラーホイール4の各色領域の位置検出を高精度で行えるようにしたものである。
図3に示したように、光を透過しないため急激にレベルが低下したBLの信号がホトダイオード13から出力され、この出力信号は、コンパレータ20に入力され、コンパレータ20からBLの部分のみが急激に低レベルになった位置検出信号が出力され、この信号は演算制御部18に入力される。カラーホイール4の色領域の順序、カラーホイール4の回転速度等は演算制御部18のメモリに記憶されており、黒色部BLにより位置検出されると、後は演算処理により他の色は自動的に検出される。
以上のように、カラーホイール4のWとBとの色領域の境界に黒色部BLを形成することにより、この部分では光を通さないため、他の色領域と明確に判別できることになり、光ノイズの影響を受けることなく、位置検出が可能となる。このため、位置検出の理想的な場所であるDMD11の近傍にホトダイオード13を設けることが可能になる。この位置では、光のレベル差が大きいため、高感度のホトダイオードおよびOPアンプを使用する必要がなく、コストアップが避けられる。
2 光源
4 カラーホイール
7 エンジン
8 投写レンズ
9 反射ミラー
10 リレーレンズ
11 DMD
12 スクリーン
13 ホトダイオード
W 白
B 青
BL 黒色部
Claims (1)
- 光源と、
映像信号に同期して該光源からの光を原色光として順次選択的に透過させるカラーホイールであって、赤、緑、青の3原色および白の色領域を有し、この白の色領域と青の色領域との境界に光非透過性の黒色部が形成されたカラーホイールと、
前記カラーホイールを透過した色光を反射する反射ミラー、前記反射ミラーからの光を伝達するリレーレンズ、および該リレーレンズから伝達された光を反射するDMDを備えたエンジンと、
前記DMDから反射される画像をスクリーンに投写する投写レンズと、
前記DMD近傍に配置され、該DMDからの反射光を検出するホトダイオードと、
前記ホトダイオードによる前記黒色部の検出タイミングと、前記カラーホイールの各色領域が前記色光を通過させる順序とを用いて、前記カラーホイールの位置検出を行う制御部と、
を備えることを特徴とするプロジェクタ。
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