JP4759047B2 - Dslモデムのためのダブルエンド回線調査(delp) - Google Patents

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Description

本発明は、一般的にはデジタル加入者回線(DSL)に関し、より詳細には、DSLシステムにおけるループ適確性に関する。
DSL通信は、高速データ伝送のために銅製の電話回線(例えば、ツイスト・ペア線)を用いる。DSLサービスプロバイダの主要な問題は、DSLサービスの配備に先立って加入者のローカルループを正確に適確とすること(「回線を調査する」ということもある。)である。回線調査技術を用いて、オペレータは、DSL配備に関するループを不適格とする障害要素を識別して位置を特定し、DSLサービスがループ上に提供可能であるかを判定することができる。
ループが適確である場合には、回線調査技術は、回線トポロジー及びノイズ特性を識別することによって、DSLサービスの種類を決定するために利用可能である。また、回線調査は、ループから任意の要素、又は、バンドルから障害物を除去することによってサービスを改善する方法に関するガイダンスを提供することができる。この種類の調査は、DSL配備に先立って提供される。DSL配備の後、及びモデム接続の障害の問題が生じた場合において、回線調査技術は、継続したサービス改善を提供することに加えて、故障修理のために問題を識別して位置を特定するために利用可能である。
(DSL配備の前後の)どちらの場合においても、回線調査は、技術者及び装置を顧客側に送ること(「トラックロール」と呼ばれることがある)に関するコスト及び時間を省く。一般的に、回線調査としては、シングルエンド回線調査(SELP:Single-Ended Line Probing)とダブルエンド回線調査(DELP:Double-Ended Line Probing)といった二つの種類が挙げられる。
SELPは。ループの中央局(CO:Central Office)側端部からループを適確とし、及び/又は、識別する処理である。ループの顧客端末(CPE:Customer premises Equipment)側端部は、開放されているか、電話で終端されている。例えば、シングルエンド回線調査技術は、米国特許第6,668,041号明細書「DSLシステムにおけるシングルエンド回線調査」及び米国特許第6,801,601号明細書「変圧器が無いハイブリッドを用いたDSLシステムにおけるシングルエンド回線調査」に開示されている。これらの特許は、参照により本明細書に一体的に組み込まれるものとする。
一方、DELPによると、CO及びCPEの両方が回線調査処理に含まれる。ある公知のDELP技術は、チャネルを有するCPEで収集された情報と、COでの遠隔端末シミュレーションモデルと、を比較する。収集されたデータとモデルで生成されたデータとを網羅的な探索を介してマッチングすることによって、正確なループ構成を識別することが可能である。しかし、かかるマッチング技術は、(測定誤差によって破損した)実際のデータが与えられた場合に低いパフォーマンスを示す複雑な数学的構造を有するアルゴリズムを利用している。さらに、モデル化されたデータを収集されたデータとマッチングするためのこの種の網羅的な探索は、時間効率が悪く、その長い実行時間のせいで非実用的である。
それゆえ、時間効率が良くて測定誤差に対する感受性が低いダブルエンド回線調査技術が必要とされている。
本発明の一実施形態は、最大で二つまでのブリッジタップを有する銅製電話回線に関するダブルエンド回線調査(DELP)を実行する方法を提供する。本方法は、理論的データとともに誤差関数を用いて各ブリッジタップのゲージ及び長さを推定するステップを含む。さらに、本方法は、測定されたデータを用いて回線(ブリッジタップが無いループの主要部分)の長さ及びゲージを推定するステップと、誤差関数、推定された各ブリッジタップのゲージ及び長さ、並びに推定された回線の長さ及びゲージを用いて各ブリッジタップの位置を推定するステップと、を含む。測定された全体的な挿入損失の大きさと推定された全体的な挿入損失の大きさとの差が所定の誤差閾値よりも大きいかについて判定した結果に応じて、本方法は、パラメータ推定結果を改善するために回数を繰り返してもよい。
本方法は、さらに、推定されたブリッジタップの位置、ゲージ及び長さ、並びに回線の長さ及びゲージの近似に基づいて、回線の長さ及びゲージの第二の近似を算出するステップを含む。特定の一実施形態において、測定されたデータは、全体的なチャネルの損失挿入の大きさを含む。ここで、本方法は、さらに、推定された全てのブリッジタップのゲージ及び長さに関するチャネルの挿入損失の大きさの積で、測定された全体的なチャネルの挿入損失の大きさを割ることによって、ブリッジタップが無い回線のチャネルの挿入損失の大きさを導出するステップを含む。理論的データは、回線のチャネルの挿入損失の大きさ、並びに回線の長さ及びゲージを関連付ける。
本発明の他の実施形態は、最大で二つまでのブリッジタップを有する銅製電話回線に関するダブルエンド回線調査(DELP)を実行する装置を提供する。本装置は、理論的データとともに誤差関数を用いて各ブリッジタップのゲージ及び長さを推定するようにプログラムされた処理部を備える。また、測定されたデータを用いて回線の長さ及びゲージを推定する処理部が備えられる。また、誤差関数、推定された各ブリッジタップのゲージ及び長さ、並びに推定された回線の長さ及びゲージを用いて各ブリッジタップの位置を推定する処理部が備えられる。各処理部は、例えば、命令を実行するように構成された全体的な処理環境(例えば、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ)にプログラムされた命令のセットとして具現化可能である。
特定の一実施形態において、測定されたデータを用いて回線の長さ及びゲージを推定する処理部は、推定されたブリッジタップの位置、ゲージ及び長さ、並びに回線の長さ及びゲージの近似に基づいて、回線の長さ及びゲージの第二の近似を算出するようにさらに構成される。測定された全体的な挿入損失の大きさと推定された全体的な挿入損失との間の差が所定の誤差閾値よりも大きいかについて判定した結果に応じて、処理部の少なくとも一つが、パラメータ推定結果を改善するために推定回数を繰り返すようにさらに構成可能である。
本システムは、測定されたデータを提供するループ診断モジュールと、理論的データを提供する理論的ループモデルと、をさらに備える。例えば、ループ診断モジュールは、G.992.3ADSLスタンダードのループ診断モジュール(LDM)とすることができる。例えば、理論的ループモデルは、G.996.1スタンダードによって構成可能である。
特定の一実施形態において、測定されたデータは、全体的なチャネルの挿入損失の大きさを含み、測定されたデータを用いて回線の長さ及びゲージを推定する処理部は、推定された全てのブリッジタップのゲージ及び長さに関するチャネルの挿入損失の大きさの積で、測定された全体的な挿入損失の大きさを割ることによって、回線のチャネルの挿入損失の大きさを導出するようにさらに構成される。理論的ループモデルは、回線のチャネルの挿入損失の大きさ、並びに回線の長さ及びゲージを関連付けるために利用可能である。
このモデルは、複数のプロセッサ又は全体的なプロセッサ内に備えられてもよく、単にプロセッサにアクセス可能とされてもよい。
本明細書に記述された特徴及び利点は、包括的ではなく、特に、多くの追加的な特徴及び利点が、記述及び図面を参照した当業者にとって自明である。さらに、本明細書で用いられる言語は、原則として読みやすさ及び説明を目的として選択されたものであり、本発明の構成要件の範囲を制限するものではないことに留意されたい。
ダブルエンド回線調査(DELP)技術は、時間効率が良く、かつ、誤差測定に対する感受性が低い数学的にシンプルな誤差関数に基づいてループ構成が識別可能なように、本明細書において記述されている。本技術は、ITU−Tの最新のADSLスタンダード(G.992.3)等といった入手可能なスタンダードを用いて使用される。本発明の実施形態の利益を享受可能な他のスタンダード(例えば、ANSIのT1E1.413)が、本開示から自明であろう。
最新のG.992.3ADSLスタンダードは、チャネル及びそのノイズプロフィールについての有用な情報を生成するループ診断モジュール(LDM:Loop Diagnostic Module)を有する。LDMは、この情報を測定、すなわち生成し、かかる情報をさらなる処理又は表現に利用可能とする。他のスタンダードは、同様なチャネル及びノイズプロフィール情報を提供する。LDMによって生成された情報の有効なピースの一つは、全体的なチャネルの挿入損失の大きさであり、全体的なチャネルの挿入損失の大きさは、理論的ループモデル(例えば、G.996.1に記述されたモデル等)とともに利用されることによって、本発明の一実施形態に従って、ループ構成を高い精度で識別することができる。
ITU−TのG.992.3スタンダード及びG.996.1スタンダードのそれぞれは、ANSI T1E1.413と同様に、参照によって本明細書に一体的に組み込まれるものとする。
<DSLシステムの概説>
図1は、本発明の一実施形態に従ってDELPを実行するために構成されたDSLシステムのブロック図である。
図示されるように、本システムは、中央局(CO)と、顧客端末(CPE)と、を備える。COは、銅製電話回線(ツイスト・ペア線とも呼ばれる)を介してCPEにおける送受信部120と通信可能に連結される送受信部115を備える。また、COの送受信部115は、(例えば、ATMインターフェースを介して)電話会社ネットワーク又は基幹回線に通信可能に連結されており、CPEの送受信部120は、顧客コンピュータ又は他の装置に連結されている。
送受信部115,120のそれぞれは、それぞれ、ループ診断モジュール(LDM)115a,120aを備える。かかる診断モジュールは既に組み込まれたG.992.3等といった様々な通信スタンダードにおいて定義されていることを想起されたい。送受信部115,120は、これらのそれぞれのループ診断モジュール115a,120aと同様に、従来の又は一般の技術で実施可能である。既に説明したように、ループ診断モジュール115a,120aは、チャネル及びそのノイズプロフィールの様々なパラメータを測定する。LDMによって測定されたパラメータの一つが、(もしあれば)回線上の各ブリッジタップ(bridge tap)の挿入損失に加え、回線の挿入損失を含む全体的なチャネルの挿入損失の大きさである。
また、COは、本発明の実施形態によって構成されたDELPアルゴリズムを実行可能に構成されるダブルエンド回線調査(DELP)処理部105を備える。DELPアルゴリズムの詳細は、図2を参照して順に提供される。DELP処理部105は、例えば、送受信部115をインターフェースで連結するI/Oを備えて構成され、DELPアルゴリズムにおいて用いられるパラメータ数推定ルーチンを用いてプログラミングされたマイクロコントローラを用いて具現化可能である。ここで、他の好適な処理環境も同様に利用可能であり、DELP処理部は、本明細書から自明であるように、ハードウェア、ソフトウェア及びファームウェアの任意の組み合わせを用いて具現化可能である。さらに、DELP処理部は、サーバ、CD等といった処理部が読み取り可能な媒体に記憶された命令のセットとして具現化可能である。
また、DELP処理部105は、理論的ループモデル110へのアクセスを備える、すなわち、モデルへアクセス可能である。理論的ループモデルは、従来行われていたように開発されており、DSLシステムによる使用のために利用可能となっている。このモデルは、既知の長さ及びゲージ(gauge)を有する(ブリッジタップが無い)単純なループ(plain loop)の挿入損失の大きさに加えて、既知の長さ及びゲージを有するブリッジタップの挿入損失の大きさを備える。他の回線及びブリッジタップの組み合わせに関する理論的情報も、このモデルにおいて利用可能である。DELPアルゴリズムとともにこのモデル110を用いて、回線の長さ及びゲージ、ブリッジタップの長さ、ゲージ及び位置等といった実際のループパラメータを推定することが可能である。
例えば、(ブリッジタップが無い)単純なループのチャネルの挿入損失の大きさが既知である場合には、本モデル110は、その単純なループの対応する長さ及びゲージを推定するために参照可能である。また、ループの全体的なチャネルの挿入損失の大きさが既知である場合には、本モデル110は、誤差関数とともに利用されることによって、ブリッジタップのゲージ及び長さに加えて、回線のブリッジタップのチャネルの挿入損失の大きさを識別することが可能である。本モデル110は、他の有用な理論的情報を提供し、実際のループパラメータの推定時の使用のための理論的ループパラメータを識別することが必要な際に参照可能である。例えば、回線の単一のブリッジタップのゲージ及び長さとともに、単一のブリッジタップ回線の全体的なチャネルの挿入損失が既知である場合には、本モデル110は、誤差関数とともに利用されることによって、ブリッジタップの位置を推定することが可能である。理論的ループモデル110において表される他の有用な関係は、本開示によって自明であろう。
一実施形態において、理論的ループモデル110は、DSL送受信部のテスト手順によって議論するITU−TのG.996.1に従って開発されている。ここで、モデルによって提供される理論的ループデータが実際のループパラメータを推定するためにDELPアルゴリズムによって利用可能である限り、他のDSLスタンダードの理論的ループモデルも利用可能である。
<DELPアルゴリズム>
一般的に、DELPアルゴリズムは、最適化のために比較的シンプルな誤差関数を利用し、ループの線形特性を最大限活用している。このことが、アルゴリズムを著しく改善し、その実行時間を短縮させる。
初期推定のため、最大二つまでのブリッジタップが所与の回線の各端部に存在すると仮定する。ブリッジタップの長さ、ゲージ及び位置に加えて、回線の実際の長さ及びゲージが推定されるべきである。一つのブリッジタップが長さゼロで発見される場合には、回線上における一つのブリッジタップの存在を示す(すなわち、単一ブリッジタップ回線)。同様に、二つのブリッジタップが長さゼロで発見される場合には、ブリッジタップが存在しないことを示す(すなわち、単純な回線)。
周波数及びループの長さの指数関数によって、(ブリッジタップが無い)単純な回線のチャネルの挿入損失の大きさを近似することが可能である。より詳細には、以下の伝送行列Φを用いて単純な回線ループを検討する。
Figure 0004759047
であり、ここで、
Figure 0004759047
である。ここで、Z,γは、それぞれ、ループの特性インピーダンス及び伝搬定数であり、dは、ループの長さである。
このループのチャネルの挿入損失の大きさH(f)は、以下のように与えられる。
Figure 0004759047
ここで、Zは、負荷インピーダンスである。DSL帯域の周波数(例えば、26KHzよりも高い)に関して、
Figure 0004759047
と安全に推定される。ここで、Zは、電源インピーダンスである。
Figure 0004759047
さらに、一つのブリッジタップを有する回線について検討する。ここで、伝送行列
Figure 0004759047
は、二つの切断(section)からなるABCD行列とブリッジタップとの積である。回線が長さdを有し、ブリッジタップが一端部から距離xかつ他端部から距離yに位置し、d=x+yであると仮定する。
したがって、全体の伝送行列は、
Figure 0004759047
に等しい。ここで、zは、ブリッジタップのインピーダンスである。チャネルの挿入損失H(f)は、
Figure 0004759047
に等しい。
式(5)及び式(6)を見ると、xとyとの交換は、B,C,(A+D)が同じままとなるので、チャネルの挿入損失を変化させないことに留意すべきである。そのため、理論的には、一つのブリッジタップを有する回線の全体的なチャネルの挿入損失の大きさは全て、二つの異なる回線構成に属することができる。同様に、二つのブリッジタップを有する回線の全体的なチャンネルの挿入損失の大きさは全て、四つの異なる回線構成に属することができる。この理解は、パラメータ推定処理中に理論的ループモデルを効率的に参照するために利用可能である。
これらの式を見ると、(ブリッジタップが無い)単純な回線に関する近似されたチャネルの挿入損失の大きさH(f)は、
Figure 0004759047
を用いて決定可能である。ここで、K,Kは、ループの種類及びゲージに依存し、lは、ループの長さであり、fは、伝送周波数である。
式(7)のこの近似に関する測定誤差は、主に、チャネルの挿入損失に乗算される係数(又は、dB単位においてチャネルの挿入損失に加算される定数)として表れる非除去フィルタによるものである。したがって、(dB単位の)チャネルの挿入損失H(f)の大きさを微分することによって、これらの誤差の影響は除去可能である。
Figure 0004759047
Figure 0004759047
Figure 0004759047
ここで、c,cは、定数である。
このように、(ブリッジタップが無い)単純な回線に関して、チャネルの挿入損失の大きさの二回微分はゼロであることに留意すべきである。ここで、他に留意すべき点としては、回線がブリッジタップを有する場合には、全体的なチャネルの挿入損失の大きさは、ブリッジタップの挿入損失の大きさと単純な回線の挿入損失の大きさとの積にほぼ等しいことが挙げられる。
より詳細には、Hは回線の中間における任意の位置に位置するブリッジタップを有する回線のチャネルの挿入損失の大きさであると仮定する。
DSLにおいて、
Figure 0004759047
であると仮定して間違いないことを想起されたい。
それゆえ、式(5)を用いることによって、全体的なチャネルの挿入損失の大きさH(f)は、以下のように導出可能である。
Figure 0004759047
式(12)は、式(11)が満たされる限りにおいて、チャネルの挿入損失の大きさがブリッジタップの位置(x,y)から独立していることを示す。すなわち、全体的なチャネルの挿入損失の大きさは、ブリッジタップの挿入損失の大きさと単純な回線の挿入損失の大きさとの積にほぼ等しい。
Figure 0004759047
ここで、HNo_Tapは、回線の単純な部分の近似的な挿入損失を表し、HTap1は、回線の一端部のブリッジタップの近似的な挿入損失を表し、HTap2は、回線の他端部のブリッジタップの近似的な挿入損失を表す。
式(10)及び式(13)によって提供される近似を用いて、(もしあれば、)ブリッジタップのゲージ及び長さを識別する誤差関数を定義することが可能である。dB単位で、(ループ診断モジュール115a,120aによって提供される、測定されたチャネル全体の挿入損失の大きさである)データHData(f)のセットが与えられると、ブリッジタップの長さ及びゲージは、以下の誤差関数を最小化することによって求められる。
Figure 0004759047
ブリッジタップの長さ及びゲージは、あらゆるHTap1(f),HTap2(f)における誤差を最小化するタップの長さ及びゲージのペアである。ここで、HTap1(f),HTap2(f)は、理論的ループモデル110に基づいて算出されたブリッジタップのチャネルの挿入損失の大きさである。特に、測定されたチャネル全体の挿入損失の大きさHData(f)が与えられると、モデル110は、可能な対応する回線構成を識別するために参照可能である。これらの構成は、それぞれ、可能なブリッジタップのチャネルの挿入損失の大きさを備える。したがって、式(14)の誤差関数を最小化するブリッジタップのチャネルの挿入損失の大きさが一旦識別されると、理論的ループモデルは、対応するこれらのブリッジタップの長さ及びゲージを決定するために参照可能である。
また、この例において、Bin_startは、チャネルの周波数領域の始まりであり、Bin_endは、チャネルの周波数領域の終わりであることを留意されたい。(多くのDSL通信システムにおいて用いられるような)離散マルチトーン(DMT)変調方式において、二つのモデム間のチャネルは、アップストリーム及びダウンストリーム通信のために、(時にサブチャネル又はキャリアとも呼ばれる)多くのバイナリに分割されることを想起されたい。しかし、本発明はDMTに基づかないシステムのためにも利用可能であることを留意されたい。
ブリッジタップを識別して当該ブリッジタップのゲージ及び長さを求めた後、ループの長さ及びゲージの第一の推定が、ここで示されるように式(13)を用いて算出される。
Figure 0004759047
この点におけるブリッジタップの位置は、回線の端部であると推定されることに留意されたい。HNo_Tapは、回線の単純部分に関するチャネルの挿入損失の大きさであり、式(15)に示されるように、測定された全体的なチャネルの挿入損失の大きさHData(f)と、ブリッジタップの推定されたチャネルの挿入損失の大きさHTap1(f),HTap2(f)と、から導出される。
ここで、式(8)によって提供される近似を用いるとともにHNo_tapの傾きを求め、回線の長さ及びゲージの第一の近似が理論的ループモデル110を参照することによって算出可能である。特に、モデル110は、HNo_Tapに対応する回線の長さ及びゲージを識別可能とする。式(8)、式(9)、式(10)及び式(13)が近似を提供するので、ループの長さの第一の近似がHNo_Tapの傾きの平均に基づいていることに留意されたい。
次のステップにおいて、既に推定されたデータ(回線の長さ及びゲージ並びにブリッジタップの長さ及びゲージ)を用いることによって、ブリッジタップの位置が推定可能である。式(13)によって提供される近似によると、測定されたチャネルの挿入損失の大きさHData(f)は、(式(14)を用いて既に推定された)ブリッジタップの一つのチャネルの挿入損失の大きさHTapj(f)によって導出可能であり、それによって一つのみのブリッジタップを有するチャネルの挿入損失の大きさの近似である結果(HOne_Tap)を提供することができる。
Figure 0004759047
このブリッジタップの位置の推定は、以下の誤差関数を最小化することによって実行可能である。
Figure 0004759047
ここで、HTestは、HOne_Tapと同じ長さ及びゲージ並びに同じ単一ブリッジタップの長さ及びゲージを有するがブリッジタップが異なる位置にある単一タップ回線の理論的な全体的なチャネルの挿入損失の大きさである。このように、式(17)の誤差関数を最小化するHTestに関するブリッジタップの位置が、ブリッジタップの推定位置である。HTestは、理論的ループモデル110によって提供される(すなわち、モデル110から導出される)。(回線が二つのブリッジタップを有すると識別された場合には、)このブリッジタップの位置の処理は、各ブリッジタップに関して1回ずつ、計2回実行される。チャネルの挿入損失の大きさが与えられると、このチャネルの挿入損失の大きさが回線の中心から同じ距離を有する、二つの異なるブリッジタップの位置を有する回線に属するので、ブリッジタップの位置において常に曖昧さが存在する。
ブリッジタップの位置の近似を求めた後、第二の回線の長さ及びゲージの近似が、以前(式14及び式(17)を用いて)求められたのと同じブリッジタップ(の長さ、ゲージ及び位置)を有するが回線の長さ及びゲージが異なる回線の全体的なチャネルの挿入損失の大きさであるHTestを用いて実行可能である。以下の誤差関数が、回線の長さ及びゲージを決定するために最小化される。
Figure 0004759047
このように、式(18)の誤差関数を最小化するHTestに関する回線の長さ及びゲージが、第二の回線の長さ及びゲージの近似である。HTestは、理論的ループモデル110によって提供される(すなわち、モデル110から導出される)。
また、式(18)は、時間を犠牲にすれば、より高い正確さを実現するために繰り返して実行可能であることに留意されたい。特に、式(18)が所定の誤差閾値よりも大きく繰り返し回数が所定数よりも小さい限りにおいて、我々は、正確さを向上させるためにアルゴリズムを繰り返すことができる。そうでない場合には、DELP処理は終了する。
提案された本方法は、これらのループの数学的モデルが入手可能な限りにおいて、様々な種類のループ(アメリカ、日本、ヨーロッパ等)を識別するために利用可能であることに留意されたい。
<手順>
図2は、本発明の一実施形態に従ってDELPを実行する方法を説明する図である。本方法は、例えば、図1に示されるシステムによって実行可能である。
本方法は、最初に回線を推定する(ステップS203)ことで始まる。議論のため、回線の両端部にブリッジタップが存在するものと仮定する。続いて、本方法は、あらゆる可能なブリッジタップのゲージ及び長さに関する第一のブリッジタップ誤差関数を生成し(ステップS205)、第一のブリッジ誤差関数を最小化する各ブリッジタップのゲージ及び長さを推定する(ステップS207)。かかる一実施形態において、(例えば、ループ診断モジュール115a,120aによって提供されるように、)測定された全体的なチャネルの挿入損失の大きさHData(f)が与えられると、理論的ループモデル110は、参照されることによって、式(14)の誤差関数を最小化する可能なブリッジタップのチャネル挿入損失の大きさを識別することが可能である。このように、式(14)の誤差関数を最小化するブリッジタップのチャネルの挿入損失の大きさが一旦識別されると、理論的ループモデルは、参照されることによって、対応するブリッジタップの長さ及びゲージを決定することが可能である。
続いて、本方法は、推定されたブリッジタップに関するチャネルの挿入損失の大きさの積によって、(LDMから)測定された(ブリッジタップを有する回線の)全体的なチャネルの挿入損失の大きさを割ることによって、回線の単純部分(ブリッジタップが無い回線)に関するチャネルの挿入損失の大きさを導出する(ステップS209)。続いて、本方法は、導出された回線の単純部分に関するチャネルの挿入損失の大きさに基づいて、回線の長さ及びゲージの第一の近似を推定する(ステップS211)。一実施形態において、式(14)は、回線の単純部分に関するチャネルの挿入損失の大きさ(HNo_Tap)を導出するために用いられ、理論的ループモデルは、参照されることによって、HNo_Tapに対応する回線の長さ及びゲージを識別することが可能である。
続いて、本方法は、直近に推定されたブリッジタップのゲージ及び長さ、並びに回線の長さ及びゲージの近似に基づいて、あらゆる可能なブリッジタップの位置に関する第二のブリッジタップ誤差関数を生成する(ステップS213)。続いて、本方法は、全てのブリッジタップの位置にわたって第二の誤差関数を最小化することによって、各ブリッジタップの位置を推定する(ステップS215)。かかる一実施形態において、式(17)が、第二の誤差関数として用いられ、ここで、HTestは、HOne_Tapと同じ長さ及びゲージ、並びに単一のブリッジタップの同じ長さ及びゲージを有するが、ブリッジタップが異なる位置にある単一タップ回線の理論的な全体的なチャネルの挿入損失の大きさである。このように、式(17)の誤差関数を最小化するHTestに関するブリッジタップの位置は、推定されたブリッジタップの位置である。HTestは、理論的ループモデル110によって提供される(すなわち、モデル110から導出される)。(回線が二つのブリッジタップを有すると識別された場合には、)このブリッジタップの位置の処理は、各ブリッジタップに関して一回ずつ、計二回実行される。
続いて、本方法は、(推定されたブリッジタップの位置、ゲージ及び長さ、並びに近似された回線の長さ及びゲージに基づいて、)あらゆる可能な回線のゲージ及び長さに関する回線誤差関数を生成し(ステップS217)、全ての回線のゲージ及び長さにわたって回線誤差関数を最小化することによって、回線の長さ及びゲージの第二の近似を算出する(ステップS219)。かかる一実施形態において、式(18)が、回線誤差関数として用いられ、ここで、式(18)の誤差関数を最小化するHTestに関する回線の長さ及びゲージが、回線の長さ及びゲージの第二の近似である。再び、HTestが理論的ループモデルによって提供される(すなわち、モデルから導出される)。
続いて、本方法は、測定された全体的な挿入損失の大きさと推定された全体的な挿入損失の大きさとの間の差(誤差)を決定する(ステップS221)。かかる一実施形態において、式(18)の誤差関数が用いられる。どんな場合であっても、続いて、本方法は、決定された誤差が所定の誤差閾値よりも大きいかを判定する(ステップS223)。Yesの場合には、DELP処理は終了する。Noの場合には、ステップS213〜S223を繰り返すことによって、パラメータ推定結果を向上させる。繰り返しの最大回数(例えば、3回)は、ここでは、過度の繰り返しを防止するために指定可能である。
本発明の実施形態に関する前記記述は、説明及び記述を目的として表現されたものである。本発明を開示された正確な形態に包括したり制限したりすることを意図したものではない。この開示から多くの修正及び改変が可能である。本発明の範囲は、この詳細な説明によって制限されるべきではなく、添付された特許請求の範囲によって定められるべきである。
本発明の一実施形態に従ってDELPを実行するように構成されたDSLシステムのブロック図である。 本発明の一実施形態に従ってDELPを実行する方法を説明する図である。

Claims (9)

  1. 最大で二つまでのブリッジタップを有する銅製電話回線に関するダブルエンド回線調査(DELP)を実行する方法であって、
    あらゆる可能なブリッジタップのゲージ及び長さに関する第一のブリッジタップ誤差関数を生成するステップと、
    前記第一のブリッジタップ誤差関数を最小化する各ブリッジタップのゲージ及び長さを推定するステップと、
    前記回線の長さ及び前記ゲージの第一の近似を推定するステップと、
    推定された前記ブリッジタップのゲージ及び長さと、前記回線の長さ及びゲージの近似と、に基づいて、あらゆる可能なブリッジタップの位置に関する第二のブリッジタップ誤差関数を生成するステップと、
    全てのブリッジタップの位置にわたって前記第二のブリッジタップ誤差関数を最小化することによって、各ブリッジタップの位置を推定するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 推定された前記ブリッジタップの位置、ゲージ及び長さ、並びに前記回線の長さ及びゲージの近似に基づいて、あらゆる可能な回線のゲージ及び長さに関する回線誤差関数を生成するステップと、
    全ての回線のゲージ及び長さにわたって前記回線誤差関数を最小化することによって、前記回線の長さ及びゲージの第二の近似を算出するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記回線誤差関数は、
    Figure 0004759047
    であり、ここで、HData(f)は、測定された全体的なチャネルの挿入損失の大きさであり、HTestは、推定されたブリッジタップの長さ、ゲージ及び位置と等しい長さ、ゲージ及び位置を有するブリッジタップを備える回線の理論的な全体的なチャネルの挿入損失の大きさであり、
    前記誤差関数を最小化する回線の長さ及びゲージが一旦識別されると、回線の長さ及びゲージの第二の近似も識別される
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 測定された全体的な挿入損失の大きさと推定された全体的な挿入損失の大きさとの差が所定の誤差閾値よりも大きいかについて判定した結果に応じて、本方法が、パラメータ推定結果を改善するために回数を繰り返す
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 前記測定された全体的な挿入損失の大きさと前記推定された全体的な挿入損失の大きさとの差を決定するために誤差関数を生成するステップ
    をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 推定された全ての前記ブリッジタップのゲージ及び長さに関するチャネルの挿入損失の大きさの積で、測定された全体的なチャネルの挿入損失の大きさを割ることによって、前記ブリッジタップが無い回線のチャネルの挿入損失の大きさを導出するステップをさらに含み、
    前記回線の長さ及びゲージの第一の近似を推定するステップは、導出された前記チャネルの挿入損失大きさに基づくとともに、前記回線のチャネルの挿入損失の大きさ並びに回線の長さ及びゲージを関連付ける理論的ループモデルに基づいている
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記第一のブリッジタップ誤差関数は、
    Figure 0004759047
    であり、ここで、Bin_startは、チャネルの周波数領域の始まりであり、Bin_endは、チャネルの周波数領域の終わりであり、HTap1(f),HTap2(f)は、理論的ループモデルからの前記ブリッジタップのチャネルの挿入損失の大きさであり、
    前記第一の誤差関数を最小化する前記ブリッジタップのチャネルの挿入損失の大きさが前記モデル内において一旦識別されると、推定された前記ブリッジタップの長さ及びゲージも前記モデル内において識別される
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記第二のブリッジタップ誤差関数は、
    Figure 0004759047
    であり、ここで、HOne_Tapは、一つのみのブリッジタップを有する回線のチャネルの挿入損失の大きさの近似であり、HTestは、HOne_Tapに関するブリッジタップの長さ及びゲージと等しいブリッジタップの長さ及びゲージ、並びに前記回線の長さ及びゲージの第一の近似と等しい回線の長さ及びゲージを有する単一タップの理論的な全体的なチャネルの挿入損失の大きさであり、
    第二の誤差関数を最小化する前記ブリッジタップの位置が一旦識別されると、前記推定されたブリッジタップの位置も識別される
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. Figure 0004759047
    であり、ここで、HData(f)は、測定された全体的なチャネルの挿入損失の大きさであり、HTapj(f)は、第一の誤差関数を用いて推定されたブリッジタップの一つに関するチャネルの挿入損失の大きさである
    ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
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