JP4755358B2 - 加圧容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は加圧容器に関する。さらに詳しくは輸送時および保管時において高い気密性で容器本体内部をシールすることができる加圧容器に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
一般的なエアゾール容器などの加圧容器は、容器本体の開口部にエアゾールバルブを取り付けることにより密封している。たとえば、開口部にビード部を有する容器本体の場合は、ビード部の外面部にリング状の弾性体(ガスケット)を介してエアゾールバルブのマウンティングカップの合わせ部を取り付けることにより、ガスケットを変形させてシールしている。
【0003】
また、バルブ部分においても、側面に外部と連通する孔を有するステムと、前記孔の周囲に取り付けられるステムラバーと、ステムとステムラバーとを常時上方へ付勢し、前記孔がステムラバーによってシールされている。これらシールにより、ある程度のシール性は得られるものの、完全なものではなかった。したがって、製品の輸送時や保管時などのときに徐々に容器本体内部のガスが洩れてしまうという問題がある。
【0004】
とくに、酸素や圧縮空気などの圧縮ガスのみを充填した加圧製品(たとえば携帯用酸素など)の場合、気体だけを充填しているためガス洩れしやすいだけでなく、充填重量が非常に少ないため、ガス洩れしても製品重量はほとんど変化しない。そのため、ガス洩れにより圧縮ガスがなくなった場合や全量使いきった場合でも、重量感で確認することが困難である。
【0005】
本発明はかかる問題を解消するためになされたものであり、輸送および保管時において高い気密性で容器本体内部をシールすることができる加圧容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の加圧容器は、容器本体の開口部にバルブが設けられた加圧容器であって、
前記バルブと容器本体との当接面の少なくとも一部に、前記容器本体内部を気密にシールする第1シールが配設され、
少なくとも前記バルブおよび第1シールを覆うキャップが設けられ、前記キャップは、開口縁の内側に係止突起が突設され、前記容器本体に着脱自在に取り付けられ、さらに
前記キャップと容器本体との当接面の少なくとも一部に、前記キャップ内部の第1シールを含む容器本体を気密にシールする第2シールが配設されてなることを特徴としている。
【0007】
前記キャップの開口縁の内側に係止突起が突設されていることにより、前記キャップの係止突起が前記容器本体の首部に形成されたくびれ部に係合することができ、第2シールを挟着することができる
【0008】
前記キャップが、内面にねじ部が形成され、前記容器本体に着脱自在に取り付けられ、さらに前記キャップと容器本体との当接面の少なくとも一部に、前記キャップ内部の第1シールを含む容器本体を気密にシールする第2シールが配設される構造にしても、同様に第2シールを挟着することができる
【0009】
【発明の実施の形態】
つぎに図面を参照しながら本発明の加圧容器をさらに詳細に説明する。図1は本発明の加圧容器の一実施の形態を示す断面説明図、図2は本発明の加圧容器の他の実施の形態を示す断面説明図および図3は本発明の加圧容器のさらに他の実施の形態を示す断面説明図である。
【0010】
図1に示される加圧容器は、容器本体1の開口部にバルブ2が設けられたエアゾール容器などの加圧容器であり、容器本体1の上部には、キャップ5が着脱自在に取り付けられている。バルブ2は、マウンティングキャップ3のフランジ部3aが容器本体1の首部10の内壁に形成されためねじ部8に螺合させることにより、容器本体1に締結される。また、図1のバルブ2には、噴射孔12aおよび作動部12bを有する、口部が傾斜した有底筒状を呈するノズル12が接続されている。
【0011】
なお、容器本体1を、容器内部の圧力が高いときは、外部から力を加えても圧力により変形できず、容器内部の圧力が大気圧近くなったときに容易に変形することができる構成、たとえば容器本体1の上部および底部を比較的厚肉にするか、または胴部を薄肉にし、胴部を変形できるように構成すれば、内容物が少なくなると変形しやすくなる。とくに、容器内部の圧力が大気圧近くになったとき、容器本体を把持する力や噴射ノズルを押し下げる際の容器を強く握る力により容器の一部が変形できる構成にすれば、酸素や圧縮空気などの圧縮ガスのみを充填した加圧製品とする場合でも、手で握った感覚で内容物の減少を容易に確認することができる。前記容器本体を把持したときの力(把持力)で容器本体の一部を変形できる構成としては、
(1)容器の胴部の肉厚を0.10〜0.30mm、上部および底部の肉厚を0.30〜1.00mm程度にする。
(2)容器の重量を重くし、自然に把持力を大きくする。
(3)容器の一部にたとえば角部に凹み部を設けるなどの加工を施して容器を変形しやすくする。
などがあげられる。
【0012】
また、容器本体1が変形していることから、内容物がなかったり、またはほとんど入っていないことを、目視によって容易に確認することができるため、安心して容器を廃棄することができる。
【0013】
バルブ2と容器本体1との当接面の少なくとも一部には、前記容器本体1内部を気密にシールする第1シール4が配設されている。図1に示される第1シール4は、偏平な円環状を呈するゴムまたは合成樹脂などからなるパッキンであり、マウンティングキャップ3のフランジ部3aと容器本体1内側の段部1aとのあいだに挟着されている。
【0014】
キャップ5は、バルブ2および第1シール4を覆うように、容器本体1の首部10に着脱自在に取り付けられている。図1に示されるキャップ5は、キャップ5の開口縁の内側に係止突起9が突設され、当該係止突起9が容器本体1の首部10に形成されたくびれ部11に係合することにより、キャップ5が容器本体1に容易に着脱できるように取り付けられている。
【0015】
キャップ5と容器本体1との当接面の少なくとも一部には、キャップ5内部の空間部7を気密にシールする第2シール6が配設されている。図1に示される第2シール6は、偏平な円環状を呈するゴムまたは合成樹脂などからなるパッキンであり、キャップ5の奥端面と容器本体1の首部10の上端縁とのあいだに挟着されている。
【0016】
以上のように、本実施の形態の加圧容器は、第1シール4によるシールだけでなく、キャップ5に設けられた第2シール6によって、第1シール4を含む容器本体1のシールを行なうため、第1シール4の気密性をさらに向上させることができ、キャップ5を閉めた状態で加圧容器を輸送または保管をすれば、高い気密性を得ることができる。また、バルブ2のバルブステムからの洩れに対してもキャップ5を閉めた状態で加圧容器を輸送または保管をすれば、高い気密性を得ることができる。
【0017】
また、図1に示される係止突起9は、円環状のリブからなり、容器本体1の首部10の全周にわたって密着しているので、キャップ5内部の気密性がさらに高くなる。
【0018】
つぎに、本発明の加圧容器の他の実施の形態として、図2に示される加圧容器は、バルブ22のマウンティングキャップ23が容器本体21の上端縁にクリンチすることにより形成されたクリンチ部30を有するエアゾール容器などの加圧容器である。この図2に示される加圧容器は、第1シール24がクリンチ部30内部で、容器本体1とマウンティングキャップ23とのあいだに挟着されている。また、第2シール26は、容器本体21の肩部21aとキャップ25とのあいだに挟着されている。
【0019】
したがって、図1に示される加圧容器と同様に、キャップ25を閉めた状態で加圧容器を輸送または保管をすれば、第1シール24および第2シール26からなる2重シールによって、高い気密性を得ることができる。また、バルブ22のバルブステムからの洩れに対しても、キャップ25を閉めることによって高い気密性を得ることができる。
【0020】
また、図2に示される加圧容器は、キャップ25の内面にめねじ部28が形成され、容器本体21の外面におねじ部29が形成されており、当該めねじ部28をおねじ部29に螺合させることにより、キャップ25を容器本体1に容易かつ気密性よく着脱させることができる。
【0021】
つぎに、本発明の加圧容器のさらに他の実施の形態として、図3に示される加圧容器は、バルブ22のマウンティングキャップ23が容器本体21の上端縁に2重巻締めされることにより形成された2重巻締め部41を第1シールとするエアゾール容器などの加圧容器であり、バルブ22には大口径の噴射孔32を有するノズル31が接続されている。この2重巻締め部41は、それ自体が気密性が高いため、第1シールとしての機能を奏することができる。
【0022】
したがって、図1〜2に示される加圧容器と同様に、キャップ25を閉めた状態で加圧容器を輸送または保管をすれば、第1シールである2重巻締め部41および第2シール26からなる2重シールによって、高い気密性を得ることができる。また、バルブ22のバルブステムからの洩れに対しても、キャップ25を閉めることによって高い気密性を得ることができる。
【0023】
なお、図2〜3で示される実施の形態においても、加圧容器の内圧が大気圧近くなったとき、容器本体が把持力により変形できる構成にすれば、内容物として酸素や圧縮空気などの圧縮ガスを用いる場合でも、内容物がほとんどなくなったことを容器を握った感覚で確認することができる。
【0024】
以上の実施の形態で説明された第2シール6、26は、第1シール4、24、41から洩れたガスが、キャップ5、25の外部まで洩れないようにするために、第2シールを第1シールの近辺に配設するのが好ましい。
【0025】
また、第2シール6、26は、キャップ5、25の内面または容器本体1、21の外面のいずれかにあらかじめ固着しておけば、キャップ5、25を取りつけるだけで第2シール6、26による封止を行なうことができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、キャップ装着時における2重シールにより、エアゾール容器の気密性にすぐれているため、液化ガスの配合量が少ないエアゾール製品、または圧縮ガスを加圧剤としたものや圧縮ガスのみの加圧製品などの高い気密性が要求される製品に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加圧容器の一実施の形態を示す断面説明図である。
【図2】本発明の加圧容器の他の実施の形態を示す断面説明図である。
【図3】本発明の加圧容器のさらに他の実施の形態を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1、21 容器本体
2、22 バルブ
4、24 第1シール
5、25 キャップ
6、26 第2シール
41 2重巻締め部

Claims (2)

  1. 容器本体の開口部にバルブが設けられた加圧容器であって、
    前記バルブと容器本体との当接面の少なくとも一部に、前記容器本体内部を気密にシールする第1シールが配設され、
    少なくとも前記バルブおよび第1シールを覆うキャップが設けられ、前記キャップは、開口縁の内側に係止突起が突設され、前記容器本体に着脱自在に取り付けられ、さらに
    前記キャップと容器本体との当接面の少なくとも一部に、前記キャップ内部の第1シールを含む容器本体を気密にシールする第2シールが配設されてなる加圧容器。
  2. 容器本体の開口部にバルブが設けられた加圧容器であって、
    前記バルブと容器本体との当接面の少なくとも一部に、前記容器本体内部を気密にシールする第1シールが配設され、
    少なくとも前記バルブおよび第1シールを覆うキャップが設けられ、前記キャップは、内面にねじ部が形成され、前記容器本体に着脱自在に取り付けられ、さらに
    前記キャップと容器本体との当接面の少なくとも一部に、前記キャップ内部の第1シールを含む容器本体を気密にシールする第2シールが配設されてなる加圧容器
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