JP4753314B2 - 仮想閉域網を1つのレイヤ3スイッチとして設定管理するシステム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、仮想閉域網(VPN:Virtual Private Network)のシステム及びプログラムに関する。
企業のような組織は、地理的に分散する複数の拠点を有し、これら拠点間でネットワークを構築する場合がある。このような秘匿性を要するネットワークは、仮想閉域網(以下「VPN」という)によって構築される場合が多い。VPNサービスは、通常、プロバイダ(通信事業者)の設備であるVPNサービス網を用いて提供される。
図1は、従来技術におけるVPNサービス網のシステム構成図である。
図1によれば、プロバイダは、VPNサービス網を、網側(プロバイダ)エッジルータ(Provider Edge Router、以下「PEルータ」という)1と、プロバイダルータ(Provider Router、以下「Pルータ」という)4とによって構成する。PEルータは、ユーザ拠点をVPNサービス網へ収容する装置である。Pルータは、VPNサービス網内で、VPN専用のパケットラベルを用いて、PEルータ間のユーザフレームを転送する。
一方で、ユーザは、各拠点に1台以上のユーザ側ルータ(Customer Router、以下「CEルータ」という)2を配置する。CEルータ2は、通常、IP(Internet Protocol)ルータ又はレイヤ3スイッチである。
図1によれば、ユーザAは、拠点1〜4を有し、ユーザBは拠点1を有する。ユーザの各拠点に配置されたCEルータ2は、アクセス回線を介して、PEルータ1に接続する。CEルータ2は、転送すべきユーザフレームをPEルータ1へ送信する。PEルータ1とCEルータ2との間には、例えば、RIPv2(Routing Information Protocol Version 2)、OSPF(Open Shortest Path First)、BGP(Border Gateway Protocol)等のダイナミックルーティングプロトコルが用いられる。
VPNサービス網には、複数のユーザVPNが相乗りする。図1によれば、ユーザA及びBのユーザVPNが構成されている。ここで、ユーザVPNは、必ずしも相互に固有のIPアドレス体系を用いるとは限らない。図1によれば、ユーザAの拠点2と、ユーザBの拠点1とは、同一のIPプレフィックス(10.2.0.0/16)を利用している。従って、VPNサービス網におけるユーザフレームは、ユーザパケットの宛先IPアドレスと無関係であって、且つ、特定のユーザVPNの中でのみ転送されなければならない。
ホスト端末5は、各ユーザVPN内に閉じたIPアドレス体系を用いる。このため、CEルータ2(又はCPEルータ)は、ユーザパケットの宛先IPアドレスに基づいて経路制御をする。尚、CEルータ2が、そのユーザの他の拠点やIPサブネットへの経路を学習できるように、VPNサービス網は、CEルータ間で交換されるユーザ経路広告の転送を、サポートする必要がある。
VPNサービス網は、機能上、レイヤ2VPNとレイヤ3VPNとに大別できる。レイヤ2VPNは、ユーザフレームをレイヤ2メディア(例えばイーサネット(登録商標))フレームによって転送し、レイヤ2のヘッダの情報を用いて経路を制御する(例えば非特許文献1参照)。
一方、レイヤ3VPNは、ユーザフレームをレイヤ3(例えばIP)パケットによって転送し、レイヤ3のヘッダの情報を用いて経路を制御する(例えば非特許文献2参照)。
ここで、レイヤ2VPNは、図1のユーザA拠点1とユーザA拠点2のように、複数拠点に跨るイーサネットブロードキャストドメイン(VLAN−ID)を設定することができる。これによって、レイヤ2VPNは、複数拠点を同一IPサブネットに所属させるような、柔軟なネットワーク構成、例えば、拠点のネットワークの結合及び分離が容易となる。
一方、レイヤ3VPNは、PEルータによってIPサブネットが分断されるために、複数拠点を同一IPサブネットに所属させるようなネットワーク構成を採用することが原則としてできない。このために、ネットワーク構成の自由度を求める場合、ユーザは、レイヤ2VPNを利用することになる。
尚、従来のVPNサービス網の代表的な実現方式として、BGP/MPLS(Border Gateway Protocol / Multi Protocol Label Switching) VPN(例えば非特許文献1及び2参照)がある。BGP/MPLS VPNの場合、Pルータ間及びPルータ−PEルータ間のパケット転送にMPLSを用いることにより、ユーザパケットの宛先IPアドレスと無関係なパケット転送を実現している。
L. Andersson及びE. Rosen、「Framework for Layer 2 Virtual PrivateNetworks (L2VPNs)」、IETF RFC4664、2006年9月 E. Rosen及びY. Rekhter、「BGP/MPLS IP VirtualPrivate Networks (VPNs)」、IETF RFC4364、2006年2月 「Administering Customer Edge Routers」、インターネット<URL:http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/rtrmgmt/vpnsc/mpls/1_2/prov_gd/vpn_ug7.pdf>、2000年12月
しかし、レイヤ2VPNの自由度の高さを最大限享受しようとする場合、ユーザ拠点に配置されるCEルータの設定が、レイヤ3VPNの場合よりも複雑となる。具体的には、遠隔地に分散した複数のCEルータに対して、矛盾無くVLAN設定をすることは、ユーザにとって大きな負担となる。ユーザは、全拠点にVLAN技術を理解するネットワーク運用者を配備する必要がある。
例えば、図1によれば、ユーザAは、拠点1のCEルータ1と拠点2のCEルータ2に対して、同一のイーサネットブロードキャストドメインに属するようにVLAN設定をしなければならなない。
具体的には、ユーザフレームの送信側CEルータ1は、ある物理ポート(例えばCE1のポート1)から入力されるユーザフレームに、VLANタグ(例えばVLAN−ID=1)を付与する必要がある。また、受信側CEルータ2は、受信したユーザフレームのVLANタグを識別し、対応する物理ポート(例えばCEルータ2のポート1)へ転送するように設定する必要がある。このように、ユーザは、拠点間に跨ってVLAN設定をする必要があり、これら設定に矛盾や誤りを生じる可能性も高い。
また、このようなVLAN設定を可能とするCEルータは、レイヤ2VPNで用いるようなCEルータと比較して、一般的に高コストである。
ここで、プロバイダ運用者が、遠隔制御によってCEルータの制御管理を代行することにより、ユーザの設定作業負担を軽減する方法も考えられる。MPLSに基づくVPNによれば、プロバイダからCEルータへの遠隔管理網を確保する方式がある(例えば非特許文献3参照)。しかし、非常に多数のCEルータを制御するプロバイダ運用者が、ユーザの要求に応じて速やかにVLAN設定を変更するには、多大な設備コストを要する。プロバイダ運用者は、CEルータに対して遠隔管理可能な状態におくことも必要となる。
そこで、本発明は、ユーザにCEルータの設定作業の負担をかけることなく、ネットワーク構成を比較的自由に設定することができるVPNサービス網のためのシステム及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明によれば、仮想閉域網(VPN:Virtual Private Network)に複数の網側エッジルータ(PEルータ:Provider Edge Router)が接続されており、該網側エッジルータの物理ポートにユーザ側ネットワークが接続されるシステムにおいて、
網側エッジルータは、物理ポート毎に、ブロードキャストドメインを設定可能であって、
システムは、トポロジ管理サーバ及び仮想スイッチサーバを有し、
トポロジ管理サーバは、網側エッジルータの識別子及び物理ポート番号に対応付けて、ユーザ毎に割り当てた仮想プロセス番号と、当該ユーザによって管理されるユーザ側ネットワーク毎に割り当てた仮想ポート番号と、該仮想ポート番号に割り当てるブロードキャストドメインとを記憶した対応関係表を有し、
仮想スイッチサーバは、
トポロジ管理サーバの対応関係表を更新する対応関係更新手段と、
ユーザ毎に仮想プロセスを有し、該仮想プロセス毎に、対応関係表を更新するためのユーザ設定インタフェースを提供し、ブロードキャストドメインをユーザから設定可能とするユーザ設定インタフェース手段と、
対応関係表に応じて、網側エッジルータへ、物理ポート番号毎にブロードキャストドメインの割り当てを指示する網側エッジルータ制御手段と
を有することを特徴とする。
本発明によれば、仮想閉域網(VPN)に複数の網側エッジルータ(PEルータ)が接続されており、該網側エッジルータの物理ポートにユーザ側ネットワークが接続され、網側エッジルータは、物理ポート毎に、ブロードキャストドメインを設定可能であるシステムにおけるトポロジ管理サーバに搭載されたコンピュータを機能させる第1のプログラムと、トポロジ管理サーバと通信可能な仮想スイッチサーバに搭載されたコンピュータを機能させる第2のプログラムとから構成されており、
トポロジ管理サーバ用の第1のプログラムは、網側エッジルータの識別子及び物理ポート番号に対応付けて、ユーザ毎に割り当てた仮想プロセス番号と、当該ユーザによって管理されるユーザ側ネットワーク毎に割り当てた仮想ポート番号と、該仮想ポート番号に割り当てるブロードキャストドメインとを記憶した対応関係表を有するようにコンピュータを機能させ、
仮想スイッチサーバ用の第2のプログラムは、
トポロジ管理サーバの対応関係表を更新する対応関係更新手段と、
ユーザ毎に仮想プロセスを有し、該仮想プロセス毎に、対応関係表を更新するためのユーザ設定インタフェースを提供し、ブロードキャストドメインをユーザから設定可能とするユーザ設定インタフェース手段と、
対応関係表に応じて、網側エッジルータへ、物理ポート番号毎にブロードキャストドメインの割り当てを指示する網側エッジルータ制御手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明のトポロジ管理サーバ用のプログラムによれば、ブロードキャストドメインは、VLAN−IDであることも好ましい。
本発明におけるVPNサービス網のシステム及びプログラムによれば、ユーザにCEルータの設定作業の負担をかけることなく、ネットワーク構成を比較的自由に設定することができる。
以下では、図面を用いて、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図2は、本発明におけるVPNサービス網の第1のシステム構成図である。
図2によれば、図1と比較して、ユーザ拠点に、CEルータが配置されていない。一方で、VPNサービス網に、トポロジ管理サーバ6と、仮想スイッチサーバ(VSW−OS)7とが接続されている。図1によれば、CEルータによってフレームにVLAN−IDが付与されていたのに対し、図2によれば、PEルータ1によってフレームにVLAN−IDが付与される。各PEルータ1の物理ポート毎に割り当てられるVLAN−IDは、仮想スイッチサーバ7からの設定指示に基づく。従って、ユーザ側ネットワークに配置されるルータが、VLAN−IDの設定を考慮する必要がない。
トポロジ管理サーバ6は、対応関係表を有する。対応関係表は、PEルータのID及び物理ポート番号に対応付けて、ユーザ毎に割り当てた仮想プロセス番号と、当該ユーザによって管理されるユーザ側ネットワーク毎に割り当てた仮想ポート番号と、該仮想ポート番号に割り当てるブロードキャストドメインとを記憶する。ブロードキャストドメインとしては、例えばVLAN−IDである。ユーザは、少なくともVLAN−IDの部分について自由に設定可能となる。
図2によれば、ユーザAには、仮想プロセス番号1が割り当てられており、仮想ポート番号1〜4が付与されている。ユーザAにとっては、VPNサービス網が1つのレイヤ3スイッチであって、そのレイヤ3スイッチにポート1〜4が存在すると想定することができる。そこで、ユーザAは、拠点1のネットワークは仮想ポート番号3に接続し、拠点2のネットワークは仮想ポート番号1に接続し、拠点3のネットワークは仮想ポート番号4に接続し、拠点4のネットワークは仮想ポート2に接続する。
また、ユーザAは、拠点1のネットワークと拠点2のネットワークとについて、同一のブロードキャストドメイン、即ちIPサブネット[10.1.0.0/16]に割り当てるとする。このとき、ユーザAは、拠点1の仮想ポート番号3と、拠点2の仮想ポート番号1とに、同じVLAN−ID1を割り当てる。また、図2によれば、ユーザAは、拠点2のIPサブネット[10.2.0.0/16]にVLAN−ID2を割り当て、拠点4のIPサブネット[10.3.0.0/16]にVLAN−ID3を割り当てる。
対応関係表によれば、前述した仮想プロセスに対し、現実のPEルータのID及び物理ポート番号が割り当てられている。拠点1のネットワークは、PEルータ3の物理ポート番号1に接続されており、拠点2のネットワークは、PEルータ1の物理ポート番号1に接続されており、拠点3のネットワークは、PEルータ3の物理ポート番号2に接続されており、拠点4のネットワークは、PEルータ2の物理ポート番号1に接続されている。
図2によれば、ユーザAの拠点1のネットワーク及び拠点2のネットワークとは、同一のVLANに属しており、イーサネットブロードキャストされるユーザフレームは、そのVLANの中でブロードキャストされる。例えば、PEルータ3のポート1に入力されたユーザフレームは、VPNサービス網を介して、PEルータ1のポート1から出力される。
図3は、本発明におけるVPNサービス網の第2のシステム構成図である。
図3によれば、図2と比較して、ユーザAの拠点3のネットワークを、拠点1及び2のネットワークと同一のドメインに参加させようとしている。この場合、ユーザAは、トポロジ管理サーバ6の対応関係表における仮想VLAN−IDを変更することができる。
ユーザAは、拠点3のネットワークが、対応関係表の仮想ポート番号4に対応していることを理解している。ここで、ユーザAは、仮想ポート番号4のVLAN−ID2(図2の場合)を、仮想ポート番号1及び3のVLAN−IDと同じVLAN−ID1に変更する。ユーザAにとっては、VPNサービス網が1つのレイヤ3スイッチであって、そのレイヤ3スイッチのポート4のVLAN−ID2を、ポート1及び3のVLAN−ID1に変更したにすぎない。
トポロジ管理サーバ6の対応関係表の変更は、仮想スイッチサーバ7を介して実行される。仮想スイッチサーバ7は、ユーザの端末に対して、対応関係表を更新するためのユーザ設定インタフェースを提供する。仮想スイッチサーバ7は、変更された対応関係表に基づいて、PEルータへ、物理ポート番号毎にVLAN−IDの割り当てを指示する。
ユーザは、仮想スイッチサーバ7のユーザ設定インタフェースを通じて、自らのネットワークが使用するVLAN−IDを変更できる。仮想スイッチサーバ7は、ユーザ毎に仮想プロセスを有し、仮想プロセス毎の設定が、ユーザ設定インタフェースに表示される。従って、あるユーザの対応関係表の内容は、他のユーザからは隠蔽される。
仮想スイッチサーバ7によって提供されるユーザ設定インタフェースは、例えばtelnetやsshサーバ経由で提供されるCLIを利用したものや、Webサーバ又は独自のサーバプログラムを経由して提供されるGUI形式のものなど、多様な形式で提供され得る。
図3によれば、ユーザAの拠点1のネットワークと、拠点2のネットワークと、拠点3のネットワークとは、同一のVLANに属しており、イーサネットブロードキャストされるユーザフレームは、そのVLANの中でブロードキャストされる。例えば、PEルータ3のポート1に入力されたユーザフレームは、PEルータ3のポート2からも出力されると共に、VPNサービス網を介して、PEルータ1のポート1からも出力される。
図4は、本発明における仮想スイッチサーバの機能構成図である。
図4によれば、仮想スイッチサーバ7は、対応関係更新部71と、ユーザ設定インタフェース部72と、PEルータ制御部73とを有する。これら機能部は、仮想スイッチサーバに搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによっても実現できる。
対応関係更新部71は、トポロジ管理サーバ6と通信し、対応関係表を更新する。ユーザ設定インタフェース部72によってユーザに更新された対応関係表を、トポロジ管理サーバ6へ送信する。
ユーザ設定インタフェース部72は、ユーザの端末に対して、仮想プロセス毎に、対応関係表を更新するためのユーザ設定インタフェースを提供する。ユーザ毎に仮想プロセスを有するために、あるユーザの対応関係表の内容は、他のユーザからは隠蔽される。
PEルータ制御部73は、対応関係表に応じて、PEルータへ、物理ポート番号毎にVLAN−IDの割り当てを指示する。これにより、PEルータは、各物理ポートに、指示されたVLAN−IDを割り当てる。
以上、詳細に説明したように、本発明におけるVPNサービス網のシステム及びプログラムによれば、ユーザにCEルータの設定作業の負担をかけることなく、ネットワーク構成を比較的自由に設定することができる。
従来技術によれば、ユーザは、各拠点のユーザネットワークにおけるレイヤ2VLANの結合・分離操作を、CEルータ個別に設定する必要があった。
これに対し、本発明によれば、ユーザは、ユーザ設定インタフェースに基づく集中一括的な操作によって、比較的容易に、レイヤ2VPNの設定をすることができる。また、ユーザは、複数のCEルータ間におけるユーザVPNの設定の矛盾について、配慮する必要もない。
また、従来技術によれば、プロバイダは、PEルータの物理ポートの設定変更について、即ち、物理ポートをどのVLANに所属させるかについて、ユーザに許可していない。ユーザが、設定変更を希望した場合、プロバイダは、ネットワーク全体のVLANを考慮する必要があり、直ちにVLAN設定を変更できるものでもない。これは、あるユーザが、他のユーザを収容するPEルータの物理ポートを、誤って設定変更してしまうことにより、他のユーザのユーザフレーム転送に影響を及ぼすからである。
これに対し、本発明によれば、当該ユーザに関係しないPEルータの物理ポートの設定は、仮想スイッチサーバ7によって完全に隠蔽されている。従って、他のユーザによって設定変更がなされることはない。そして、当該ユーザが設定可能な情報のみが公開される。ユーザにとっては、仮想ポート番号に対する仮想VLAN−IDのみが設定できればよい。ユーザAにとっては、VPNサービス網が1つのレイヤ3スイッチであって、そのレイヤ3スイッチに複数のポートが存在すると想定することができる。
更に、本発明によれば、複雑な設定を必要とし且つ高価なCEルータを必要としないので、ユーザが導入し維持するコスト負担を軽減することもできる。
前述した本発明における種々の実施形態によれば、当業者は、本発明の技術思想及び見地の範囲における種々の変更、修正及び省略を容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
従来技術におけるVPNサービス網のシステム構成図である。 本発明におけるVPNサービス網の第1のシステム構成図である。 本発明におけるVPNサービス網の第2のシステム構成図である。 本発明における仮想スイッチサーバの機能構成図である。
符号の説明
1 PEルータ、網側エッジルータ
2 CEルータ、ユーザ側ルータ
4 Pルータ
5 ホスト
6 トポロジ管理サーバ
7 仮想スイッチサーバ
71 対応関係更新部
72 ユーザ設定インタフェース部
73 PEルータ制御部

Claims (4)

  1. 仮想閉域網(VPN:Virtual Private Network)に複数の網側エッジルータ(PEルータ:Provider Edge Router)が接続されており、該網側エッジルータの物理ポートにユーザ側ネットワークが接続されるシステムにおいて、
    前記網側エッジルータは、物理ポート毎に、ブロードキャストドメインを設定可能であって、
    前記システムは、トポロジ管理サーバ及び仮想スイッチサーバを有し、
    前記トポロジ管理サーバは、前記網側エッジルータの識別子及び物理ポート番号に対応付けて、ユーザ毎に割り当てた仮想プロセス番号と、当該ユーザによって管理される前記ユーザ側ネットワーク毎に割り当てた仮想ポート番号と、該仮想ポート番号に割り当てるブロードキャストドメインとを記憶した対応関係表を有し、
    前記仮想スイッチサーバは、
    前記トポロジ管理サーバの前記対応関係表を更新する対応関係更新手段と、
    ユーザ毎に仮想プロセスを有し、該仮想プロセス毎に、前記対応関係表を更新するためのユーザ設定インタフェースを提供し、前記ブロードキャストドメインをユーザから設定可能とするユーザ設定インタフェース手段と、
    前記対応関係表に応じて、前記網側エッジルータへ、前記物理ポート番号毎に前記ブロードキャストドメインの割り当てを指示する網側エッジルータ制御手段と
    を有することを特徴とするシステム。
  2. 前記ブロードキャストドメインは、VLAN−ID(Virtual Local Area Interface - IDentifier)であることを特徴とする請求項に記載のシステム。
  3. 仮想閉域網(VPN)に複数の網側エッジルータ(PEルータ)が接続されており、該網側エッジルータの物理ポートにユーザ側ネットワークが接続され、前記網側エッジルータは、物理ポート毎に、ブロードキャストドメインを設定可能であるシステムにおけるトポロジ管理サーバに搭載されたコンピュータを機能させる第1のプログラムと、前記トポロジ管理サーバと通信可能な仮想スイッチサーバに搭載されたコンピュータを機能させる第2のプログラムとから構成されており、
    前記トポロジ管理サーバ用の第1のプログラムは、前記網側エッジルータの識別子及び物理ポート番号に対応付けて、ユーザ毎に割り当てた仮想プロセス番号と、当該ユーザによって管理される前記ユーザ側ネットワーク毎に割り当てた仮想ポート番号と、該仮想ポート番号に割り当てるブロードキャストドメインとを記憶した対応関係表を有するようにコンピュータを機能させ、
    前記仮想スイッチサーバ用の第2のプログラムは、
    前記トポロジ管理サーバの前記対応関係表を更新する対応関係更新手段と、
    ユーザ毎に仮想プロセスを有し、該仮想プロセス毎に、前記対応関係表を更新するためのユーザ設定インタフェースを提供し、前記ブロードキャストドメインをユーザから設定可能とするユーザ設定インタフェース手段と、
    前記対応関係表に応じて、前記網側エッジルータへ、前記物理ポート番号毎に前記ブロードキャストドメインの割り当てを指示する網側エッジルータ制御手段と
    してコンピュータを機能させる
    ことを特徴とするプログラム。
  4. 前記ブロードキャストドメインは、VLAN−IDであることを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
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