JP4748609B2 - 画像処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、上位装置からの指示に基づいて、転送元メモリに格納された複数種の素材を用いた画像処理を行う画像処理システムに関する。
例えば、特許文献1には、上位装置であるCPU(Central Processing Unit)によって発行されたディスプレイリストに基づいて、転送元メモリに格納された素材(オブジェクト)を用いた画像処理を行う画像プロセッサが開示されている。この画像プロセッサが備える転送回路は、CPUによって発行された一連の転送命令に従って、転送元メモリに格納された圧縮形式または非圧縮形式の素材を読み出し、これを画像プロセッサ内の転送先メモリに書き込む。転送の対象となる素材が圧縮されている場合には、転送回路内の伸張回路において伸張処理が行われ、伸張後の素材が転送先メモリに書き込まれる。また、この特許文献1には、ある描画処理で用いられた素材がその後の描画処理でも再度必要とされる場合、その素材を転送先メモリから消去することなく、転送先メモリ内にキャッシュしておく点についても開示されている。
また、特許文献2には、プログラムやデータのキャッシュメモリへのロード時間の短縮と、実行性能の劣化低減とを図る連想記憶装置が開示されている。一方、特許文献3には、上位のプロセッサ(ホストCPU)によって生成された一連の命令(コマンド)を一時的に格納するFIFOメモリを備えた画像プロセッサが開示されている。FIFOメモリに格納された命令は、このFIFOメモリに書き込まれた順序(入力順序)で時系列的に古いものから読み出され、これに応じた描画処理が順次実行される。
特許第3970291号公報 特開2001−307489号公報 特開2001−291098号公報
ところで、特許文献1のような画像処理システムにおいては、ソースとなる素材を格納する転送元メモリとして、通常のROMよりも安価なNANDメモリを使用したいという市場ニーズが高まっている。NANDメモリは、複数の記憶素子(メモリセル)が直列接続された構造のメモリであり、その代表例として、浮遊ゲートに対するキャリア(電子)の注入量をデータに応じて制御するNAND型フラッシュメモリが知られている。しかしながら、NANDメモリは、その接続構造に起因した特性として、ロードに続くシーケンシャルアクセスが比較的高速である反面、初期のロード自体のペナルティが大きいという欠点がある。そのため、転送命令に対応した個々の素材のロードを画一的にその都度行うと、ロードのペナルティが描画処理上のボトルネックとして顕在化する。
また、近年、画像処理システムの多機能化・高付加価値化に伴い、システムが取り扱う素材も二次元の静止画や動画のみならず、三次元の静止画や動画といったように多様化する傾向にある。これらの複数種の素材を取り扱う場合、素材の特性の相違に起因して、転送過程での処理内容が素材毎に相違する。例えば、可逆圧縮された素材を転送する際は、この可逆圧縮とは逆プロセスで素材を伸張する処理が伴う。非可逆圧縮された素材を転送する際は、この非可逆圧縮とは逆プロセスで素材を伸張する処理が伴う。また、同じ可逆圧縮(または、同じ非可逆圧縮)でも、素材に応じて、複数種の圧縮アルゴリズムを使い分けることも考えられる。このように、素材の転送過程において複数種の処理が併存し、素材の特性に応じて処理を使い分ける場合、処理全体のスループットの向上を図るためには、これらの処理の間で何らかの調停を行う必要がある。
そこで、本発明の目的は、素材の転送過程で複数種の処理が併存し、素材の特性に応じて処理を使い分ける画像処理システムにおいて、転送元メモリからの素材のロード回数を減らして全体的な転送時間の短縮を図りつつ、転送処理間における調停を可能にすることである。
また、本発明の別の目的は、このような画像処理システムの多機能化・高付加価値化を一層推進することである。
かかる課題を解決すべく、本発明は、キャッシュメモリと、ディスプレイリスト解析部と、複数の転送処理部と、調停部と、描画処理部とを有し、上位装置からの指示に基づいて、転送元メモリに格納された素材を用いた画像処理を行う画像処理システムを提供する。キャッシュメモリは、ロードバスを介して、転送元メモリに接続されている。ディスプレイリスト解析部は、ディスプレイリストを解析して、それぞれの素材の転送命令を順次出力する。このディスプレイリストは、上位装置によって発行され、時系列的に記述され、描画に必要な素材の転送命令を含む一連の命令によって画像処理の手順を規定する。また、ディスプレイリストは、その時系列的な記述中に外部情報を取得するためのジャンプ命令を含んでいる。転送元メモリに格納された複数種の素材は、その一種として、外部情報であるディスプレイリストと同一の記述形式で記述されたサブルーチンを含んでいる。複数の転送処理部は、素材の種別に対応して複数設けられており、それぞれが、リードバスを介してキャッシュメモリに接続されている。転送処理部は、ディスプレイリスト解析部からの転送命令によって自己が指定された場合、この転送命令によって指定された素材の取得要求を出力する。また、転送処理部は、この取得要求に係る素材がキャッシュメモリに格納された場合、キャッシュメモリへのアクセスによって取得した素材に対して、この素材の特性に応じた処理を行う。ここで、これら複数の転送処理部のうちの少なくとも1つは、素材に対する処理として、転送元メモリから転送されたサブルーチンを取得する処理を行うものである。調停部は、転送処理部のれぞれからの取得要求を管理する。また、調停部は、取得要求に係る素材がキャッシュメモリに格納されているか否かに応じて、キャッシュメモリに格納されていない取得要求に係る素材を転送元メモリから読み出して、キャッシュメモリに格納する。描画処理部は、転送処理部のそれぞれによって処理された素材を用いて、画像を描画する。そして、前述したディスプレイリスト解析部は、ディスプレイリストにおけるジャンプ命令が記述されたジャンプ部分で、転送処理部によって処理されたサブルーチンを取得し、当該取得したサブルーチンをディスプレイリストの一部とみなして解析する。
ここで、本発明において、キャッシュメモリの記憶領域は、複数のキャッシュブロックに分割されていることが好ましい。この場合、調停部は、転送処理部のそれぞれによるキャッシュブロックへのアクセスを排他的に制御するために、キャッシュブロックのそれぞれに関するブロック占有権を管理してもよい。また、調停部は、転送処理部のいずれかを要求元とした取得要求に係る素材がキャッシュメモリにキャッシュされていない場合、ブロック占有権が付与されていない空キャッシュブロックのいずれかに関して、要求元にブロック占有権を付与してもよい。また、調停部は、取得要求に係る素材がキャッシュメモリにキャッシュされている場合、取得要求に係る素材が格納されているキャッシュブロックに関して、要求元にブロック占有権を付与してもよい。さらに、調停部は、取得要求に係る素材が要求元によって取得された場合、取得要求に係る素材が格納されていたキャッシュブロックに関して、要求元のブロック占有権を解除してもよい。
本発明において、調停部は、転送処理部のそれぞれからの取得要求に基づいた転送元メモリからの素材の読み出しとを排他的に制御するために、ロードバスに関するロードバス占有権を管理することが好ましい。この場合、調停部は、転送処理部のいずれかを要求元とした取得要求に係る素材がキャッシュメモリにキャッシュされていない場合、要求元以外にロードバス占有権が付与されていないことを条件として、要求元にロードバス占有権を付与してもよい。また、調停部は、取得要求に係る素材がキャッシュメモリにキャッシュされている場合、要求元にロードバス占有権を付与しないようにしてもよい。さらに、調停部は、要求元からの取得要求に係る素材が転送元メモリから読み出されてキャッシュメモリに格納された場合、要求元のロードバス占有権を解除してもよい。
本発明において、調停部は、転送処理部のそれぞれによるキャッシュメモリからの素材の読み出しを排他的に制御するために、リードバスに関するリードバス占有権を管理することが好ましい。この場合、調停部は、転送処理部のいずれかを要求元とした取得要求に係る素材がキャッシュメモリにキャッシュされていない場合、取得要求に係る素材を転送元メモリから読み出されて、キャッシュメモリに格納されたことを条件として、要求元にリードバス占有権を付与してもよい。また、調停部は、取得要求に係る素材がキャッシュメモリにキャッシュされている場合、取得要求に係る素材を転送元メモリから読み出すことなく、要求元にリードバス占有権を付与してもよい。さらに、調停部は、キャッシュメモリに格納されている取得要求に係る素材が要求元によって取得された場合、要求元のリードバス占有権を解除してもよい。
本発明において、転送元メモリは、NANDメモリに代表されるように、複数のメモリセルが直列接続された構造を有するメモリであることが好ましい。また、転送処理部のそれぞれは、素材に対する処理として、ディスプレイリストのサブルーチンの取得、可逆圧縮された画像データの伸張、非可逆圧縮された画像データの伸張、または、三次元図形を規定する頂点データの処理を行う。
また、本発明において、ディスプレイリスト解析部は、ディスプレイリストに記述された転送命令を先読みして解析することが好ましい。この場合、ディスプレイリスト解析部は、転送処理部のそれぞれによって処理された素材を転送先メモリに格納することによって変動する転送メモリの残容量を管理するとともに、転送先メモリの現在の残容量に応じて、転送命令の出力タイミングを制御してもよい。
本発明によれば、転送元メモリと転送処理部との間にキャッシュメモリを介在させ、キャッシュヒット時には、転送元メモリからの素材のロードを行うことなく、キャッシュメモリに既に存在する素材がリードされる。上位装置によって発行されるディスプレイリストは、その性質上、素材の転送に割り込みがないので、これを前提とすることによって、転送元メモリからの素材のロード回数を減らすことができる。また、キャッシュメモリからリードされた素材に対しては、この素材の取得要求を発した転送処理部によって所定の処理が施される。素材の取得要求を発した要求元がどの転送処理部であるかは、調停部によって管理されている。したがって、素材の転送過程で複数種の処理が併存する場合であっても、その素材に対応した処理を一義的に特定できる。これにより、キャッシュ効果による全体的な転送時間の短縮を図りつつ、複数種の転送処理間に処理速度の差があったとしても、これらの調停を容易に行うことが可能になる。それとともに、取り扱う素材が多様化しても、描画処理のリアルタイム性を損なうことがないので、画像処理システムの多機能化・高付加価値化を一層推進することが可能になる。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る画像処理システムの全体的なブロック構成図である。この画像処理システムは、CPU1と、メインメモリ1aと、RAM7を内蔵した画像プロセッサ2と、複数のNANDメモリ3と、キャッシュメモリ4と、調停部5と、表示装置6とを主体に構成されている。なお、同図では、キャッシュメモリ4および調停部5が画像プロセッサ2に外付けされているが、これらが画像プロセッサ2に内蔵された形態であってもよく、NANDメモリ3も含めて画像プロセッサ2に内蔵された形態であってもよい。さらには、上位装置であるCPU1の機能を画像プロセッサ2に内蔵することも可能である。
上位装置であるCPU1は、画像プロセッサ2に実行させるべき一連の転送命令が時系列的に記述されたディスプレイリスト10を発行する。このディスプレイリスト10は、時系列的に記述された一連の命令によって画像処理の手順が規定されている。このディスプレイリスト10が従来のそれと異なる点は、それ単独で処理手順を完全に規定するのではなく、外部情報と連携することによって、はじめて完全なものになる点である。このような連携を可能にすべく、ディスプレイリスト10に記述可能な命令として、ジャンプ命令が新規に追加されている。ディスプレイリスト10にジャンプ命令を記述することにより、このジャンプ命令が記述されたジャンプ部分で、後述するサブルーチンが外部情報として参照される。CPU1からCPUバスに出力されたディスプレイリスト10は、メインメモリ1aを介して間接的に、或いは、直接的に画像プロセッサ2に供給される。なお、ディスプレイリスト10は、例えば1フレーム毎といった如く、CPU1によって随時更新される。メインメモリ1aは、CPU1と同様、CPUバスに接続されており、CPU1の指定に応じてディスプレイリスト10を格納・保持する。
画像プロセッサ2は、画像データやディスプレイリスト10のサブルーチンといった素材を用いた画像処理を行う。ここで、素材の一種である画像データは、圧縮形式または非圧縮形式で多数存在し、ディスプレイリスト10の指定に応じて転送元メモリから読み出されたものがバス8,9を介して画像プロセッサ2に取り込まれる。一方、素材の一種であるサブルーチンは、上述したディスプレイリスト10(メインルーチン)によって呼び出される外部情報に相当し、時系列的に記述された一連の命令によって画像処理の手順を規定する。このサブルーチンは、ディスプレイリスト10と同一の記述形式で記述されている。本実施形態において、サブルーチンは、可変データ(CPU1によって随時更新されるデータ)ではなく固定データ(CPU1によって随時更新されないデータ)として取り扱われる。また、サブルーチンは、複数存在してもよく、ディスプレイリスト10の指定に応じて転送元メモリから読み出されたものが画像プロセッサ4に取り込まれる。
図2は、ディスプレイリスト10の説明図である。ディスプレイリスト10には、1フレームの画像の描画に必要な素材の転送手順が規定されており、リストの上から下に向かってラインL(命令単位)毎に転送命令が記述されている。1つの転送命令は、「素材名」、「経路」、「サイズ(展開後)」および「ROMアドレス」を主体に構成されている。
ソースとなる画像データが格納された転送元メモリからのデータ転送は、有意なグループを1単位として行われる。本明細書では、この転送単位となるグループを「素材」と称する。素材は、データの転送単位であるとともに、転送先メモリに格納される場合にはデータの消去単位にもなり得る。本実施形態において、画像プロセッサ2が取り扱う素材の種別として以下の3種類がある。
(素材A)ディスプレイリスト10のサブルーチン
本実施形態では、サブルーチンの一例として、三次元描画コマンドリストを用いる。このコマンドリストには、三次元図形を規定する頂点情報をパラメータとした三次元描画用の命令がディスプレイリスト10と同一の記述形式で記述されている。頂点情報は、三次元画像を生成する際の基本となる多角形ポリゴン(例えば三角形ポリゴン)の頂点座標(X,Y,Z)等を規定する。このサブルーチンは、転送命令による経路指定(経路=A)によって、図1に示したバスAを経由してディスプレイリスト解析部2bに転送される(ディスプレイリスト10のオプション指定によって、RAM7に格納される場合もある)。なお、頂点情報をデータそのものではなくディスプレイリスト化する理由は、ディスプレイリスト10のサイズを抑制するためである。一般に、三次元描画を行うためには、三次元図形を規定する頂点情報(三次元座標等)が必要になるが、その情報量は図形が複雑になるほど飛躍的に増大する。そこで、情報量が膨大になりがちな頂点情報については、ディスプレイリスト10より切り離して管理した方が効率的なこともある。頂点情報は、図形固有のデータなので変更しないでも使えるという性質を有する。このような特性に鑑み、頂点情報を可変データ(CPU1によって随時更新されるデータ)ではなく固定データ(CPU1によって随時更新されないデータ)として扱っても、処理内容の柔軟性を損なうことはない。なお、ディスプレイリスト10のサブルーチンは、複数存在してもよい。
(素材B)可逆圧縮された画像データ
可逆圧縮された画像データの一例としては、静止画が挙げられる。また、可逆圧縮手法には、特に制限はなく、周知の手法のうちの任意にものを用いることができる。この可逆圧縮データは、転送命令による経路指定(経路=B)によって、図1に示したバスBを経由して転送先メモリに展開される。バスBに接続された可逆圧縮データ伸張部2dは、圧縮とは逆プロセスで、入力された可逆圧縮データを伸張・出力する。
(素材C)非可逆圧縮された画像データ
非可逆圧縮された画像データの一例としては、動画像が挙げられる。また、非可逆圧縮手法には、特に制限はなく、周知の手法のうちの任意のものを用いることができる。この非可逆圧縮データは、転送命令による経路指定(経路=C)によって、図1に示したバスCを経由して転送先メモリに展開される。バスCに設けられた非可逆データ伸張部は、圧縮とは逆プロセスで、入力された非可逆圧縮データを伸張・出力する。
また、転送命令中の「サイズ」は、転送対象となる素材を展開した後のデータ量(データサイズ)を示す。すなわち、素材Aに関しては、サブルーチンのデータ量であり、素材B,Cの可逆/非可逆圧縮データに関しては、伸張後のデータ量である。「サイズ」は、転送先メモリに確保された素材展開領域の残容量を管理するために用いられる。また、転送命令中の「ROMアドレス」は、転送対象となる素材(ソース)が格納されている転送元メモリの格納アドレスである。例えば、ディスプレイリスト10における1行目(L=1)の転送命令は、転送対象がROMアドレス「ADD1」に格納された素材名「A−1」(”A”はサブルーチンの種別に属することを意味する)で、サブルーチン取得部2cが存在するバス「A」を経由して取得され、展開後のサイズが「0×100」であることを示す。なお、図2では省略されているが、このディスプレイリスト10には、以上のような転送命令以外に、描画処理部2hの処理内容を指示する描画命令も含まれている。
複数のNANDメモリ3は、例えばNAND型フラッシュメモリを用いることができ、ソースとなる素材を格納する転送元メモリとしての役割を担っている。NANDメモリ3には、上述した3種類の素材A〜Cが圧縮形式または非圧縮形式で多数格納されている。転送命令中の「ROMアドレス」によって指定された素材は、後述するキャッシュヒット時を除いて、NANDメモリ3からキャッシュメモリ4にロードされ、ロード後に、転送処理部2c〜2eのいずれかによってキャッシュメモリ4からリードされる。また、RAM7(Random Access Memory)は、展開された素材を格納する転送先メモリとしての役割を担っており、本実施形態では、画像プロセッサ2に内蔵されている。このRAM7には、展開された素材を一時的に格納する素材展開領域と、表示装置6に表示すべき1フレームの表示画像を格納するフレームバッファとが、論理的に互いに区分された状態で確保されている。
キャッシュメモリ4は、NANDメモリ3の欠点であるロードのペナルティを緩和し、画像プロセッサ2との性能差を低減するために設けられている。このキャッシュメモリ4は、ロードバス8を介して、それぞれのNANDメモリ3に接続されているとともに、ロードバス8とは別個のリードバス9を介して、画像プロセッサ2内のバスインターフェイス2fに接続されている。キャッシュメモリ4は、高速なSRAM(Static Random Access Memory)によって構成されており、その記憶領域は、複数のキャッシュブロックBL(以下、単に「ブロックB」という)に分割されている。キャッシュメモリ4に格納されるデータは、このブロック単位で管理される。詳細については後述するが、調停部5は、キャッシュメモリ4の管理を行う他に、NANDメモリ3からキャッシュメモリ4へのロードバス8を介したデータ転送(ロード)と、キャッシュメモリ4から転送処理部2c〜2eへのリードバス9を介したデータ転送(リード)とを制御する。これらのロードおよびリードは、並行して行うことが可能である。
画像プロセッサ2は、ディスプレイリスト解析部2bと、素材の種別に対応して設けられた複数の転送処理部2c〜2eと、バスインターフェース2fと、メモリインターフェース2gと、描画処理部2hと、上述したRAM7とを主体に構成されている。ディスプレイリスト解析部2bは、CPU1によって発行されたディスプレイリスト10を取得し、その記述内容を解析する。そして、その解析結果に基づいた命令が、転送処理部2c〜2eおよび描画処理部2hに出力される。ここで、ディスプレイリスト解析部2bがディスプレイリスト10を取得する経路は2つ存在し、ディスプレイリスト10に記述された指定によって、いずれかの取得経路が選択される。ただし、モードの実行中は経路の切り替えが禁止されている。
図3は、第1のモードにおけるディスプレイリスト取得経路を示す図である。ディスプレイリスト10は、プログラムの内容に応じて、CPU1によってメインメモリ1aに構築・格納される。ディスプレイリスト解析部2bは、メインメモリ1aに格納されたディスプレイリスト10をCPUバスを介して取得するとともに、取得したディスプレイリスト10の記述内容を解析する。記述内容中のジャンプ命令が抽出された場合、ディスプレイリスト解析部2bは、NANDメモリ3に格納されたサブルーチン12を取得し、このサブルーチン12をディスプレイリスト10の一部とみなして解析する。
図4は、第2のモードにおけるディスプレイリスト取得経路を示す図である。この場合、CPU1によって発行されたディスプレイリスト10は、CPUバスを介して画像プロセッサ内に取り込まれ、内部のRAM7に格納される。そして、ディスプレイリスト解析部2bは、RAM7に格納されたディスプレイリスト10を取得するとともに、取得したディスプレイリスト10の記述内容を解析する。その際、ジャンプ命令が抽出された場合には、第1のモードと同様、サブルーチン12が呼び出される。
図5は、ディスプレイリスト解析部2bにおけるリスト解析処理のフローチャートである。このリスト解析処理は、ディスプレイリスト10が更新される毎に実行される。
まず、ステップ1において、上述した第1のモードまたは第2のモードのいずれかによって、ディスプレイリスト10が取得される。つぎに、ステップ2において、処理対象となるラインを指定するライン変数Lが1(初期値)にセットされる。L=1は、処理対象となるラインがディスプレイリスト10の最も上に記述されたラインであることを示す。
ステップ3において、ライン変数Lによって指定されたラインの転送命令が読み込まれる。図2の例では、L=1の場合、1行目に記述された「素材名」=A−1、「経路」=A、「サイズ」=0×100、「ROMアドレス」=ADD1が読み込まれる。
ステップ4において、転送先メモリであるRAM7に確保された素材展開領域に関する現時点の残容量が確認される。当然ながら、素材展開領域の残容量は、素材の展開によって減少し、素材の消去(領域の解放を含む)によって増加する。ディスプレイリスト解析部2bは、素材展開領域の初期サイズと、転送命令中の「サイズ」とを把握することで、経時的に変動する残容量を管理する。このような管理下において、ステップ6における転送命令の出力に先立ち、現時点における残容量が確認される。残容量の確認を行う理由は、画像プロセッサ2に内蔵されているRAM7の容量に制約がある場合であっても、素材の転送を支障なく行うためである。
ステップ5において、ステップ4で特定された残容量と、転送命令中の「サイズ」との比較によって、素材を転送するのに十分な残容量であるか否かが判定される。残容量が「サイズ」以上の場合には、この転送命令に係る素材の転送を即座に行っても、RAM7の容量不足で転送された素材をRAM7に格納できないといった事態に陥ることはない。したがって、この場合は、ステップ5の肯定判定を経て、即座にステップ6に進む。これに対して、残容量が「サイズ」未満の場合には、この転送命令に係る素材の転送を即座に行ってしまうと、RAM7の容量不足を招き、素材をRAM7に格納できないという事態に陥る。そこで、この場合は、ステップ5の否定判定を経てステップ4に戻り、RAM7に格納済みの素材が消去されて十分な残容量が確保されるまでの間、ステップ4,5が繰り返される(待ち状態)。そして、残容量が確保された時点で、ステップ4,5のループを抜けてステップ6に進む。
なお、素材Aのサブルーチン12は、RAM7に格納される場合(格納モード)と、RAM7に格納することなくディスプレイリスト解析部2bが直接取得する場合(解析モード)とがある。後者の場合には、ステップ5の残容量判定は不要なので、必ずステップ6に進む。
ステップ6において、ライン変数Lによって指定された転送命令が、この転送命令中の「経路」によって指定されたいずれかの転送処理部2c〜2eに選択的に出力される。図2の例において、L=1の転送命令は、経路Aのサブルーチン取得部2cに出力され、その命令内容は、ROMアドレス「ADD1」より素材「A−1」を取得せよといった内容になる。取得した素材「A−1」の出力先をRAM7およびディスプレイリスト解析部2bのどちらにするかは、この転送命令のオプションによって指定される。この転送命令の出力に伴い、RAM7の残容量が更新され、現在の残容量から転送命令中の「サイズ」分が減算される(上述した素材Aの解析モード時を除く)。なお、転送命令に係る素材がRAM7に展開された後、描画処理で用いられて不要になった場合、その時点で、この転送命令中の「サイズ」が現在の残容量に加算される。
ステップ7において、ライン変数Lによって指定された転送命令がディスプレイリスト10の最後であるか否かが判定される。ライン変数Lが1の場合には、ステップ7の否定判定によってステップ8に進む。そして、ライン変数Lに1を加算した上でステップ3に戻り、上述したステップ3〜6の手順に従って、2行目(L=2)の転送命令の処理が行われる。図2の例では、L=2の転送命令が、経路Bの可逆圧縮データ伸張部2dに即座に出力される。それ以降、RAM7の残容量に不足が生じない限り、、3行目、4行目といった如く、各ラインの転送命令が先読みされ、転送処理部2c〜2eのいずれかに順次振り分けられる。このような転送命令の先読みは、RAM7の容量不足が生じた時点で一旦停止し、その後、残容量が確保された時点で再開される。これにより、それぞれの転送命令の出力タイミングは、RAM7の残容量に応じて制御されることになる。そして、ディスプレイリスト10における最後のラインの転送命令の出力が終了した場合、ステップ7の判定結果によって、ディスプレイリスト10に対する一連の処理が終了する。
図1に示すように、並列に設けられた3つの転送処理部2c〜2eは、ディスプレイリスト解析部2bからの転送命令に基づいて、選択的に動作する。これらの転送処理部2c〜2eは、バスインターフェイス2fおよびリードバス9を介してキャッシュメモリ4に接続されているとともに、メモリインターフェイス2gを介してRAM7に接続されている。転送処理部2c〜2eの処理内容は、自己に対応付けられた素材の特性に応じた処理を行うが、通常、これらの処理内容の相違に起因して、処理時間にも差があることが多い。
サブルーチン取得部2cは、ディスプレイリスト解析部2bからの転送命令によって自己が指定された場合、この転送命令に係る素材A、すなわちサブルーチン12の取得要求を「ROMアドレス」の指定付で出力する。この取得要求は、バスインターフェイス2fを介して調停部5に転送される。また、サブルーチン取得部2cは、取得要求に係るサブルーチン12がキャッシュメモリ4に格納された旨の通知を調停部5から受けた場合、キャッシュメモリ4へのアクセスによってサブルーチン12を取得し、これをRAM7およびディスプレイリスト解析部2bのいずれかにスルー出力する。ここで、サブルーチン12が上述した三次元描画コマンドリストの場合、サブルーチン取得部2cにおいて、パラメータとして設定された頂点情報のソートや座標変換等を行ってもよい。サブルーチン12の出力先がディスプレイリスト解析部2bの場合、ディスプレイリスト解析部2bは、取得したサブルーチン12をディスプレイリスト10の一部とみなして解析する。
可逆圧縮データ伸張部2dは、ディスプレイリスト解析部2bからの転送命令によって自己が指定された場合、この転送命令に係る素材B、すなわち可逆圧縮データの取得要求を「ROMアドレス」の指定付で出力する。この取得要求は、バスインターフェイス2fを介して調停部5に転送される。また、可逆圧縮データ伸張部2dは、取得要求に係る可逆圧縮データがキャッシュメモリ4に格納された旨の通知を調停部5より受けた場合、キャッシュメモリ4へのアクセスによって可逆圧縮データを取得し、これを圧縮とは逆のプロセスで伸張する。伸張された画像データは、メモリインターフェイス2gを介してRAM7に格納される。なお、転送命令によって特に指定されている場合、可逆圧縮データ伸張部2dは、入力した素材Bを処理することなく、スルー出力する(この場合、素材Bは可逆圧縮されていない生データとなる)。
非可逆圧縮データ伸張部2eは、ディスプレイリスト解析部2bからの転送命令によって自己が指定された場合、この転送命令に係る素材C、すなわち非可逆圧縮データの取得要求を「ROMアドレス」の指定付で出力する。この取得要求は、バスインターフェイス2fを介して調停部5に転送される。また、非可逆圧縮データ伸張部2eは、取得要求に係る非可逆圧縮データがキャッシュメモリ4に格納された旨の通知を調停部5より受けた場合、キャッシュメモリ4へのアクセスによって非可逆圧縮データを取得し、これを圧縮とは逆のプロセスで伸張する。伸張された画像データは、メモリインターフェイス2gを介してRAM7に格納される。
描画処理部2hは、ディスプレイリスト解析部2bからの二次元描画命令に基づき、RAM7に展開された各種素材を用いた二次元描画処理を行うとともに、三次元描画命令に基づいた三次元描画処理を行う。この描画処理によって生成された1フレーム分の表示画像は、メモリインターフェイス2gを介してRAM7内のフレームバッファに格納される。そして、フレームバッファより読み出された1フレーム分の表示画像は、メモリインターフェイス2gを介して表示装置6に転送され、これによって、表示装置6に画像が表示される。
調停部5は、管理テーブル11を用いて、転送処理部2c〜2eからの取得要求と、キャッシュメモリ4における素材の格納状態とを管理する。図6は、管理テーブル11の説明図である。なお、以下の説明では、サブルーチン取得部2cを「マスタA」、可逆圧縮データ伸張部2dを「マスタB」、非可逆圧縮データ伸張部2eを「マスタC」とそれぞれ適宜呼ぶことにする。
管理テーブル11は、キャッシュメモリ4におけるブロックBL0〜9のそれぞれに関するブロック占有権BLP0〜9を管理するとともに、そこに格納されている素材をエントリアドレスEAによって管理する。ブロック占有権BLP0〜9は、マスタA〜CによるブロックBL0〜9のアクセスを排他的に制御するために用いられ、素材の取得要求を発した要求元(マスタA〜Cのいずれか)に対して付与される。例えば、図2のL=1の転送命令を受けたマスタAが素材A−1の取得要求を出力した場合、図6に示した空ブロックBL0〜9のいずれか(例えばブロックBL0)のマスタA欄にフラグを立てるとともに、そのエントリアドレスEA欄に、取得すべき素材A−1のROMアドレスADD1が記述される。これによって、素材A−1の要求元となるマスタAに対して、この素材A−1を格納するためのブロック占有権BLP0が付与される。なお、キャッシュメモリ4中の全ブロックBLが占有されてしまっている場合には、ブロックBLの空きが生じるまで、次のロードバス占有権LBPの付与が待ち状態となる。
また、調停部5は、管理テーブル11のエントリアドレスEA欄を参照することによって、要求元からの素材がキャッシュメモリ4にキャッシュされているか否かを判定する(キャッシュ判定)。具体的には、新たな取得要求に係る素材のROMアドレスと一致するエントリアドレスEAが管理テーブル11中に存在しない場合には、キャッシュミスヒット、すなわち、この素材がキャッシュメモリ4に格納されていないものと判定される。この場合、ブロック占有権BLPが付与されていない空ブロックBLのいずれかがロード先として割り当てられる。そして、このロード先のブロック占有権BLが要求元に付与され、素材の格納先を示す「ROMアドレス」がエントリアドレスEAの欄に記述される。その後、NANDメモリ3のエントリアドレスEAから素材が読み出されて、キャッシュメモリ4のロード先にロードされる。取得要求を発した要求元は、ロード完了に伴う調停部5からのリード許可を受けて、キャッシュメモリ4のロード先をリード元として素材を読み出す。リード元より読み出された素材は、その特性に応じた処理が行われた上でRAM7に展開される。調停部5は、取得要求に係る素材が要求元によって取得されたことを以て、取得要求に係る素材が格納されていたロード先(リード元)のブロック占有権BLPを解除する。
これに対して、新たな取得要求に係る素材のROMアドレスと一致するエントリアドレスEAが管理テーブル11中に存在する場合には、キャッシュヒット、すなわち、この素材がキャッシュメモリ4に格納されているものと判定される。この場合、取得要求に係る素材が格納されているブロックBLがリード元として割り当てられ、このリード元のブロック占有権BLPが要求元に付与される。そして、調停部5は、NANDメモリ3からのロードを行うことなく、取得要求に係る素材が格納されているリード元からの読み出しを要求元に許可する。このリード許可を受けた要求元は、キャッシュメモリ4中のリード元から素材を読み出す。リード元より読み出された素材は、その特性に応じた処理が行われた上でRAM7に展開される。調停部5は、取得要求に係る素材が要求元によって取得されたことを以て、取得要求に係る素材が格納されていたリード元のブロック占有権BLPを解除する。
さらに、調停部5は、ロードバス8に関するロードバス占有権LBPと、リードバス9に関するリードバス占有権RBPとを管理する。ロードバス占有権LBPは、要求元となるマスタA〜Cからの取得要求に基づいたNANDメモリ3からのロードを排他的に制御するために用いられる。また、リードバス占有権RBPは、マスタA〜Cによるキャッシュメモリ4からのリードを排他的に制御するために用いられる。
ロードバス占有権LBPは、ある要求元からの取得要求に係る素材がキャッシュメモリ4にキャッシュされていない場合に、この要求元に対して付与される。ただし、ロードバス占有権LBPを付与する前提として、調停部5が取得要求を受け取った時点で、他の要求元にロードバス占有権LBPが付与されていないことが条件となる。したがって、ロードバス占有権LBPが既に付与されている場合には、それが解除されるまで、次のロードバス占有権LBPの付与が待ち状態となる。
そして、上記条件を満たして、新たなロードバス占有権LBPが付与された場合、NANDメモリ3から取得要求に係る素材が読み出される。そして、読み出された素材がキャッシュメモリ4のロード先に格納された時点で、今回のロードバス占有権LBPが解除される。これに対して、ある要求元からの取得要求に係る素材がキャッシュメモリ4にキャッシュされている場合には、この要求元に対してロードバス占有権LBPを付与することなくスキップする。その理由は、その素材はキャッシュ済みゆえに、NANDメモリ3から改めてロードする必要性がないからである。
リードバス占有権RBPは、キャッシュミスヒット時には、ロードバス占有権LBPの解除後に付与されるが、キャッシュヒット時には、ロードバス占有権LBPのプロセスをスキップして付与される。ある要求元からの取得要求に係る素材がキャッシュメモリ4に格納された場合(キャッシュミスヒットによるロード終了時およびキャッシュヒット時の双方を含む)、この要求元に対してリードバス占有権RBPが付与される。ただし、リードバス占有権RBPを付与する前提として、他の要求元にリードバス占有権RBPが付与されていないことが条件となる。したがって、リードバス占有権RBPが既に付与されている場合には、それが解除されるまで、次のリードバス占有権RBPの付与が待ち状態となる。
そして、上記条件を満たして、新たなリードバス占有権RBPが付与された場合、この付与を受けた要求元は、キャッシュメモリ4のリード元から取得要求に係る素材を読み出す。そして、取得要求に係る素材が要求元によって取得された時点で、今回のリードバス占有権RBPが解除される。
つぎに、図7に示すタイミングチャートを参照しつつ、転送処理の具体的について説明する。同図に示した動作は、図2に示したディスプレイリスト10の記述に則ったものであるが、説明の複雑化を避けるために、キャッシュメモリ4のブロック数を2とし、それぞれのフロック占有権をBLP0,BLP1とする。まず、ディスプレイリスト解析部2bによって、ディスプレイリスト10が先読みされ、最上のラインから順に転送命令A−1,B−1,C−1,A−2,・・・が出力される。
タイミングt1において、転送命令A−1を受け取ったマスタAは、調停部5に対して取得要求A−1を出力する。この時点では、キャッシュメモリ4内に素材A−1が存在しないので、キャッシュミスヒット(キャッシュ判定=否定)となる(以下、素材B−1,C−1,A−2についても同様)。これにより、いずれかの空いているブロック占有権BLP0がマスタAか付与される。そして、ブロック占有権BLP0が付与されたことを条件として、ロードバス占有権LBPがマスタAに付与される。ロードバス占有権LBPの付与に伴い、NANDメモリ3からキャッシュメモリ4への素材A−1のロードが開始される。
タイミングt2において、転送命令B−1を受け取ったマスタBは、調停部5に対して取得要求B−1を出力する。これにより、残った方の空いているブロック占有権BLP1がマスタBに付与される。しかしながら、ロードバス占有権LBPはマスタAに付与されており空いていないので、マスタBに対するこの権利の付与は保留される。
タイミングt3において、転送命令C−1を受け取ったマスタCは、調停部5に対して取得要求C−1を出力する。しかしながら、ブロック占有権BLP0,BLP1に空きがないので、マスタCに対するこの権利の付与は保留される。
タイミングt4において、素材A−1のロードが終了すると、マスタAのロードバス占有権LBPが解除され、保留状態にある次のマスタBにロードバス占有権LBPが付与される(マスタCは依然として保留状態)。これにより、素材B−1のロードが開始される。また、素材A−1のロードの終了に伴い、マスタAにリードバス占有権RBPが付与される。これによって、素材B−1のロードと並行して、マスタAによる素材A−1のリードが行われる。
タイミングt5において、素材A−1のリードが終了すると、マスタAの取得要求A−1が取り下げられる。これを受けた調停部5は、マスタAのリードバス占有権RBPを解除するとともに、マスタAのブロック占有権BLP0も解除する。ブロック占有権BLP0に空きができたので、保留状態にある次のマスタCにブロック占有権BLP0が付与される。しかしながら、ロードバス占有権LBPが空いていないので、マスタCに対するこの権利の付与は保留される。
タイミングt6において、転送命令A−2を受け取ったマスタAは、調停部5に対して取得要求A−2を出力する。しかしながら、ブロック占有権BLP0,BLP1に空きがないので、マスタAに対するこの権利の付与は保留される。
タイミングt7において、素材B−1のロードが終了すると、マスタBのロードバス占有権LBPが解除され、保留状態にある次のマスタCにロードバス占有権LBPが付与される(マスタAは依然として保留状態のまま)。これにより、素材C−1のロードが開始される。また、素材B−1のロードの終了に伴い、マスタBにリードバス占有権RBPが付与される。これによって、素材C−1のロードと並行して、マスタBによる素材B−1のリードが行われる。
タイミングt8において、素材B−1のリードが終了すると、マスタBの取得要求B−1が取り下げられる。これを受けた調停部5は、マスタBのリードバス占有権RBPを解除するとともに、マスタBのブロック占有権BLP1も解除する。ブロック占有権BLP1に空きができたので、保留状態にある次のマスタAにブロック占有権BLP1が付与される。しかしながら、ロードバス占有権LBPが空いていないので、マスタAに対するこの権利の付与は保留される。
タイミングt9において、素材C−1のロードが終了すると、マスタCのロードバス占有権LBPが解除され、保留状態にある次のマスタAにロードバス占有権LBPが付与される。これにより、素材A−2のロードが開始される。また、素材C−1のロードの終了に伴い、マスタCにリードバス占有権RBPが付与される。これによって、素材A−2のロードと並行して、マスタCによる素材C−1のリードが行われる。
タイミングt10において、素材C−1のリードが終了すると、マスタCの取得要求C−1が取り下げられる。これを受けた調停部5は、マスタCのリードバス占有権RBPを解除するとともに、マスタCのブロック占有権BLP0も解除する。そして、タイミングt11において、素材A−2のロードが終了すると、マスタAのロードバス占有権LBPが解除されるとともに、マスタAにリードバス占有権RBPが付与され、マスタAによる素材A−2のリードが開始される。そして、タイミングt12において、素材A−2のリードが終了すると、マスタAの取得要求A−2が取り下げられる。これを受けた調停部5は、マスタAのリードバス占有権RBPを解除するとともに、マスタAのブロック占有権BLP1も解除する。
その後、タイミングt13において、転送命令A−1を受け取ったマスタAは、調停部5に対して取得要求A−1を出力する。この時点において、上述したt1〜t12までとは異なり、キャッシュメモリ4内に素材A−1が既に存在するものとする。この場合、キャッシュヒット(キャッシュ判定=肯定)となる。これにより、素材A−1が格納されているブロックのブロック占有権BLP0がマスタAか付与される。上述したように、キャッシュヒット時には、ロードバス占有権LBPの付与をスキップして、リードバス占有権RBPがマスタAに付与され、マスタAによる素材A−1のリードが開始される。そして、タイミングt14において、素材A−1のリードが終了すると、マスタAの取得要求A−1が取り下げられる。これを受けた調停部5は、マスタAのリードバス占有権RBPおよびブロック占有権BLP0の双方を解除する。マスタAが取得要求A−1を出力してからこれを取り下げるまでに要する時間は、キャッシュミスヒット時にはt1〜t5相当であるのに対して、キャッシュヒット時にはt12〜t13相当に短縮されるのがわかる。
なお、図7に示したタイミングチャートでは、あるマスタのリードバス占有権RBPが解除されない限り、次のマスタにリードバス占有権RBPが付与されない形態になっているが、複数のマスタに対してリードバス占有権RBPを交互に付与することで、それぞれのマスタによる素材のリードを時分割で行ってもよい。
このように、本実施形態によれば、NANDメモリ3と画像プロセッサ2との間にキャッシュメモリ4を介在させ、キャッシュヒット時には、NANDメモリ3からの素材のロードを行うことなく、キャッシュメモリ4に既に存在する素材のリードが行われる。CPU1によって発行されるディスプレイリスト10は、その性質上、素材の転送に割り込みがないので、これを前提とすることによって、NANDメモリ3からの素材のロード回数を減らすことができる。また、キャッシュメモリ4から読み出された素材は、この素材の取得要求を発した転送処理部2c〜2dを経て、RAM7またはディスプレイリスト解析部2bに格納される。素材の要求元が転送処理部2c〜2dのどれであるかは、調停部5が有する管理テーブル11によって管理されている。したがって、複数種の転送処理部2c〜2dが併存する場合であっても、その素材を処理すべき転送処理部2c〜2dを一義的に特定できる。その結果、キャッシュ効果による全体的な転送時間の短縮を図りつつ、複数種の転送処理間に処理速度の差があったとしても、これらの調停を容易に行うことが可能になる。
また、本実施形態によれば、ディスプレイリスト10に記述された転送命令の先読みによって、現在転送中の素材に加えて、次に転送する素材の転送を要求することができる(プリフェッチ機構)。これによって、全体的な転送時間の一層の短縮化を図ることが可能になる。ただし、このプリフェッチ機構は必須ではなく、転送命令を逐次的に実行する形態であってもよい。
また、本実施形態によれば、どの転送処理部2c〜2eがロードバス8を占有するのかをロードバス占有権LBPによって管理することで、複数の転送処理部2c〜2eがロードバス8を共有する形態であっても、これらの調停を効率的に行うことができる。それとともに、どの転送処理部2c〜2eがリードバス9を占有するのかをリードバス占有権RBPによって管理することで、複数の転送処理部2c〜2eがリードバス9を共有する形態であっても、これらの調停を効率的に行うことができる。
また、本実施形態によれば、ソースとなる素材を格納する転送元メモリとして、通常のROMよりも安価なNANDメモリ3を使用する場合であっても、キャッシュ効果によって、このデバイス固有の欠点であるロードのペナルティを有効に隠蔽することができる。これにより、NANDメモリ3を使用したいという市場ニーズに的確に応えることができる。
さらに、本実施形態によれば、システムが取り扱う素材の多様化しても描画処理のリアルタイム性を損なうことがないので、画像処理システムの多機能化・高付加価値化を一層推進することができる。
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態に係る画像処理システムの全体的なブロック構成図である。上述した第1の実施形態との相違点は、サブルーチン取得部2cに代えて頂点データ処理部2aを用いる点と、上述したサブルーチン12を呼び出すことなくディスプレイリスト10のみを用いる点である。それ以外については、第1の実施形態と同様なので、図1と同一の符号を付して、ここでの説明を省略する。頂点データ処理部2aの処理対象は、以下の素材A’である。
(素材A’)三次元図形を規定する頂点データ
頂点データは、三次元画像を生成する際の基本となる多角形ポリゴン(例えば三角形ポリゴン)の頂点座標(X,Y,Z)等である。
頂点データ処理部2aは、ディスプレイリスト解析部2bからの転送命令によって自己が指定された場合、この転送命令に係る素材A、すなわち頂点データの取得要求を「ROMアドレス」の指定付で出力する。この取得要求は、バスインターフェイス2fを介して調停部5に転送される。また、頂点データ処理部2aは、取得要求に係る頂点データがキャッシュメモリ4に格納された旨の通知を調停部5より受けた場合、キャッシュメモリ4へのアクセスによって頂点データを取得し、頂点データのソートや座標変換等を行う。そして、処理後の頂点データは、メモリインターフェイス2gを介してRAM7に格納される。
このように、本実施形態によれば、素材として頂点データそのものを用いる場合であっても、第1の実施形態と同様の効果を有する。
なお、上述した各実施形態では、転送元メモリとして、NANDメモリ3を例に説明した。NANDメモリ3は、複数の記憶素子(メモリセル)が直列接続された構造のメモリであり、その代表例として、浮遊ゲートに対するキャリア(電子)の注入量を制御するタイプ(周知のNAND型フラッシュメモリはこのタイプである)や、強誘電体を用いたタイプ等が知られている。また、NANDメモリ3に代えて、これと類似した直列接続構造を有するANDメモリを用いてもよい。これらの直列接続型メモリはいずれも、初期のロードのペナルティが大きいという欠点があるが、本発明を適用すれば、このペナルティを有効に隠蔽することができる。また、直列接続型メモリへの適用は、本発明の最適な実施例の一つではあるものの、本発明はこれに限定されるものではなく、通常のCGROMを含めて各種のメモリに適用することも可能である。
また、上述した各実施形態では、転送処理部2c〜2e,2iのそれぞれに1本のバスを割り当てているが、バスの帯域を確保するために、一つの転送処理部(例えば、非可逆圧縮データ伸張部2d)に複数のバスを割り当ててもよい。この場合、それぞれのバスをマスタとして管理テーブル11によって管理することが好ましい。
さらに、上述した各実施形態では、転送過程における素材の処理として、ディスプレイリスト10(メインルーチン)に関するサブルーチン12の取得、可逆圧縮された画像データの伸張、非可逆圧縮された画像データの伸張、または、三次元図形を規定する頂点データの処理について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、素材の特性に応じて処理内容が異なる2以上の処理が併存する形態に対して広く適用可能である。例えば、(1)上記処理のうちの任意の組み合わせ、(2)上記処理の少なくとも一部に別処理を追加した形態、(3)異なる可逆圧縮アルゴリズムに対応した複数種の伸張処理が併存する形態、(4)異なる非可逆圧縮アルゴリズムに対応した複数種の伸張処理が併存する形態、さらに、(5)上記(1)〜(4)を組み合わせた形態といった如くである。
第1の実施形態に係る画像処理システムのブロック構成図 ディスプレイリストの説明図 第1のモードにおけるディスプレイリスト取得経路を示す図 第2のモードにおけるディスプレイリスト取得経路を示す図 リスト解析処理のフローチャート 管理テーブルの説明図 転送処理のタイミングチャート 第2の実施形態に係る画像処理システムのブロック構成図
符号の説明
1 CPU
1a メインメモリ
2 画像プロセッサ
3 NANDメモリ
4 キャッシュメモリ
5 調停部
6 表示装置
7 RAM
8 ロードバス
9 リードバス
10 ディスプレイリスト
11 管理テーブル
12 サブルーチン
2a 頂点データ処理部
2b ディスプレイリスト解析部
2c ポリゴン生成部(マスタA)
2d 可逆圧縮データ伸張部(マスタB)
2e 非可逆圧縮データ伸張部(マスタC)
2f バスインターフェース
2g メモリインターフェース
2h 描画処理部

Claims (14)

  1. 上位装置からの指示に基づいて、転送元メモリに格納された複数種の素材を用いた画像処理を行う画像処理システムにおいて、
    ロードバスを介して、前記転送元メモリに接続されたキャッシュメモリと、
    前記上位装置によって発行され、時系列的に記述され、描画に必要な素材の転送命令を含む一連の命令によって画像処理の手順が規定されたディスプレイリストを解析して、それぞれの素材の転送命令を順次出力するディスプレイリスト解析部と、
    素材の種別に対応して複数設けられており、それぞれが、リードバスを介して前記キャッシュメモリに接続されているとともに、前記ディスプレイリスト解析部からの前記転送命令によって自己が指定された場合、当該転送命令によって指定された素材の取得要求を出力するとともに、当該取得要求に係る素材が前記キャッシュメモリに格納された場合、前記キャッシュメモリへのアクセスによって取得した当該素材に対して、当該素材の特性に応じた処理を行う複数の転送処理部と、
    前記転送処理部のれぞれからの前記取得要求を管理するとともに、前記取得要求に係る素材が前記キャッシュメモリに格納されているか否かに応じて、前記キャッシュメモリに格納されていない前記取得要求に係る素材を前記転送元メモリから読み出して、前記キャッシュメモリに格納する調停部と、
    前記転送処理部のそれぞれによって処理された素材を用いて、画像を描画する描画処理部とを有し、
    前記ディスプレイリストは、前記時系列的な記述中に外部情報を取得するためのジャンプ命令を含み、
    前記転送元メモリに格納された複数種の素材は、その一種として、前記外部情報である前記ディスプレイリストと同一の記述形式で記述されたサブルーチンを含み、
    前記複数の転送処理部のうちの少なくとも1つは、前記素材に対する処理として、前記転送元メモリから転送された前記サブルーチンを取得する処理を行い、
    前記ディスプレイリスト解析部は、前記ディスプレイリストにおける前記ジャンプ命令が記述されたジャンプ部分で、前記転送処理部によって処理された前記サブルーチンを取得し、当該取得したサブルーチンを前記ディスプレイリストの一部とみなして解析することを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記キャッシュメモリの記憶領域は、複数のキャッシュブロックに分割されており、
    前記調停部は、前記転送処理部のそれぞれによる前記キャッシュブロックへのアクセスを排他的に制御するために、前記キャッシュブロックのそれぞれに関するブロック占有権を管理することを特徴とする請求項1に記載された画像処理システム。
  3. 前記調停部は、前記転送処理部のいずれかを要求元とした前記取得要求に係る素材が前記キャッシュメモリにキャッシュされていない場合、前記ブロック占有権が付与されていない空キャッシュブロックのいずれかに関して、前記要求元に前記ブロック占有権を付与するとともに、前記取得要求に係る素材が前記キャッシュメモリにキャッシュされている場合、前記取得要求に係る素材が格納されているキャッシュブロックに関して、前記要求元に前記ブロック占有権を付与することを特徴とする請求項2に記載された画像処理システム。
  4. 前記調停部は、前記取得要求に係る素材が前記要求元によって取得された場合、前記取得要求に係る素材が格納されていたキャッシュブロックに関して、前記要求元の前記ブロック占有権を解除することを特徴とする請求項3に記載された画像処理システム。
  5. 前記調停部は、前記転送処理部のそれぞれからの前記取得要求に基づいた前記転送元メモリからの素材の読み出しを排他的に制御するために、前記ロードバスに関するロードバス占有権を管理することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載された画像処理システム。
  6. 前記調停部は、前記転送処理部のいずれかを要求元とした前記取得要求に係る素材が前記キャッシュメモリにキャッシュされていない場合、前記要求元以外に前記ロードバス占有権が付与されていないことを条件として、前記要求元に前記ロードバス占有権を付与するとともに、前記取得要求に係る素材が前記キャッシュメモリにキャッシュされている場合、前記要求元に前記ロードバス占有権を付与しないことを特徴とする請求項5に記載された画像処理システム。
  7. 前記調停部は、前記要求元からの前記取得要求に係る素材が前記転送元メモリから読み出されて前記キャッシュメモリに格納された場合、前記要求元の前記ロードバス占有権を解除することを特徴とする請求項6に記載された画像処理システム。
  8. 前記調停部は、前記転送処理部のそれぞれによる前記キャッシュメモリからの素材の読み出しを排他的に制御するために、前記リードバスに関するリードバス占有権を管理することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載された画像処理システム。
  9. 前記調停部は、前記転送処理部のいずれかを要求元とした前記取得要求に係る素材が前記キャッシュメモリにキャッシュされていない場合、前記取得要求に係る素材を前記転送元メモリから読み出されて、前記キャッシュメモリに格納されたことを条件として、前記要求元に前記リードバス占有権を付与するとともに、前記取得要求に係る素材が前記キャッシュメモリにキャッシュされている場合、前記取得要求に係る素材を前記転送元メモリから読み出すことなく、前記要求元に前記リードバス占有権を付与することを特徴とする請求項8に記載された画像処理システム。
  10. 前記調停部は、前記キャッシュメモリに格納されている前記取得要求に係る素材が前記要求元によって取得された場合、前記要求元の前記リードバス占有権を解除することを特徴とする請求項9に記載された画像処理システム。
  11. 前記転送元メモリは、複数のメモリセルが直列接続された構造を有するメモリであることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載された画像処理システム。
  12. 前記転送処理部のそれぞれは、前記素材に対する処理として、前記ディスプレイリストのサブルーチンの取得、可逆圧縮された画像データの伸張、非可逆圧縮された画像データの伸張、または、三次元図形を規定する頂点データの処理を行うことを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載された画像処理システム。
  13. 前記ディスプレイリスト解析部は、前記ディスプレイリストに記述された前記転送命令を先読みして、解析することを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載された画像処理システム。
  14. 前記ディスプレイリスト解析部は、前記転送処理部のそれぞれによって処理された素材を転送先メモリに格納することによって変動する前記転送メモリの残容量を管理するとともに、前記転送先メモリの現在の残容量に応じて、前記転送命令の出力タイミングを制御することを特徴とする請求項13に記載された画像処理システム。
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