JP4747236B2 - チャック - Google Patents

チャック Download PDF

Info

Publication number
JP4747236B2
JP4747236B2 JP2005051290A JP2005051290A JP4747236B2 JP 4747236 B2 JP4747236 B2 JP 4747236B2 JP 2005051290 A JP2005051290 A JP 2005051290A JP 2005051290 A JP2005051290 A JP 2005051290A JP 4747236 B2 JP4747236 B2 JP 4747236B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chuck
bone
buffer member
bone fragment
screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005051290A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006231476A (ja
Inventor
隆治 森
忠 大谷
亮 林
克行 村中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National University Corp Shimane University
Original Assignee
National University Corp Shimane University
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National University Corp Shimane University filed Critical National University Corp Shimane University
Priority to JP2005051290A priority Critical patent/JP4747236B2/ja
Publication of JP2006231476A publication Critical patent/JP2006231476A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4747236B2 publication Critical patent/JP4747236B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Surgical Instruments (AREA)
  • Gripping On Spindles (AREA)

Description

本発明は、骨などの脆く不定形な物を切削加工する加工装置に関するものである。詳細には、脆く不定形な物(骨片)を掴んで加工装置に固定するチャックに関する。
骨接合術においては、チタンなどの金属製の骨接合ねじを骨折部に埋込んで骨を固定する術式が一般的に行なわれている。しかし、生体内にある金属は腐食のおそれや感染巣を提供する危険があるため、骨が癒合した後には埋込んだ金属製ねじを除去する再手術が必要であり、患者に麻酔の危険性や精神的、身体的負担を強いることになる。
生体内で周囲の骨と一体化して最終的には正常な骨に置換されるような材料、例えば患者本人の骨を切り出し、この骨片で骨接合ねじを作製すれば、骨が癒合した後に再手術をして骨折部に埋め込んだ骨接合ねじを除去する必要がなくなるため、患者の負担を大幅に軽減することができる。
手術室内などで用いることができるような小型の旋盤は従来から存在し、例えば本出願人によって小型のチャック装置などが出願されている(特許文献1)。しかし、骨は内部に粗密構造があって硬い部分や柔らかい部分が混在して脆いうえに切出される骨片は不定形であるため、従来の金属加工用のチャックでは上手く掴んで保持することができず、また強い力で不定形の骨片を掴んで力が一点に集中すると骨片を折損してしまうという問題があった。
特開2003−117707号公報
解決しようとする問題点は、従来の金属加工用旋削装置のチャックでは不定形で脆い骨片を上手く掴んで保持できず、また強い力で掴むと骨片を折損してしまうおそれがあった点であり、脆く不定形の骨片を確実に保持することのできるチャックを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載のごとく、把持すべき骨片の周囲に緩衝部材を配置し、この緩衝部材を介してチャック本体の把持部材により前記骨片を把持するようにし、
前記緩衝部材は、流体が漏洩しない材料製の袋により形成して、袋の内部に粒状体と流体とを混合して充填し、袋に吸引ホースを接続して内部の流体のみを吸引又は充填することで硬い状態と軟らかい状態を選択可能に構成し、
チャック本体に吸引装置の取付口を設けて、前記吸引ホースをこの取付口に連結する。
求項記載のごとく、前記チャック本体は、側部に複数のクランプねじを備えると共にこのクランプねじの先端を略球状に形成し、この先端に緩衝部材をユニバーサルに取付けた。
請求項1記載のごとく、把持すべき骨片の周囲に緩衝部材を配置し、この緩衝部材を介してチャック本体の把持部材により前記骨片を把持するようにした。よって、不定形な骨片に把持部材(チャック爪を当接して一点に力を集中させることなく、緩衝部材を介して骨片を把持して、骨片を折損することなく保持することができる。
また、粒状体と流体とを混合して充填した袋に吸引ホースを接続し、内部の流体を吸引又は充填することで緩衝部材を硬い状態と軟らかい状態に自在に変化させることにより、緩衝部材を自在に骨の形状に合わせて密着させて、不定形で脆い骨片を折損することなく確実に掴んで保持することができる。
請求項記載のごとく、チャック本体に設けたクランプねじの先端に緩衝部材をユニバーサルに取付けたことにより、不定形な骨片に当接する緩衝部材を骨片の面に馴染ませると共に骨片の一点に力を集中させることなく確実に把持することができ、さらにクランプねじにより骨片の把持位置を調節して骨片の心出しを精密に行なうことができる。
以下、本発明に係るチャックの第1の実施形態について図1乃至図2を参照して説明する。図1は第1の実施形態のチャックの構成を示す断面図である。図2は第1の実施形態のチャックの先端部の断面図であり、図1のA−A断面図である。また、図1は図2のB−B断面図である。
第1の実施形態のチャック1aは、主軸2に連結されるチャック本体3に骨片を把持するチャック爪4aを装着し、このチャック爪4aの主軸側の外周面に形成したねじ部にカバー10を螺合する構成となっている。図2において、3本のチャック爪4aを周を等分する位置に装着して把持部材とし、それぞれのチャック爪4aはチャック本体3の内面に設けられたスライド溝5に嵌合している。チャック爪4aは、カバー10を回転させることによりこのスライド溝5に沿って前進後退して骨片を把持又は開放する。
チャック本体3には、それぞれのチャック爪4aに臨む位置に主軸側から把持側へ貫通穴17が設けられている。この貫通穴17の把持側開口部に緩衝部材20を取付ける。また、貫通穴17の主軸側開口部から吸引ホース22を挿入し、フィルタ23を介してこの吸引ホース22の一端を緩衝部材20と接続する。吸引ホース22の他端は吸引装置(図示せず)の取付口24に接続する。この取付口24はチャック本体に固定され、また開閉弁25を備える。
緩衝部材20は、アラミド繊維、ポリエチレン、ザイロン(商品名)、ケラー(商品名)及びポリアリレートなどの抗張力の大きい繊維素材からなる袋の内部に、直径0.1〜1.0mm程度の金属、セラミック又はゴムなどの弾性体からなる粒状体と共に空気、水又はアルコールなどの流体を満たして形成されており、通常時は充填された流体によって軟らかく不定形であるが、袋を圧迫しながら内部の流体を吸引装置で吸引することにより粒状体が寄り集まって特定の形状に固まる。
フィルタ23は、吸引装置(図示せず)によって緩衝部材20の内部の流体を吸引する際に上記粒状体が吸引されないように設けたものである。フィルタ23の目は粒状体が通過しないような細かさのものが用いられる。このフィルタ23を介して吸引ホース22を緩衝部材20に取付けることで、吸引装置で吸引しても緩衝部材20の内部の粒状体が流出しないように構成する。
本実施形態では、内部流体を吸引することで任意の形状に固まる陰圧式の緩衝部材20を用いているが、袋内部に熱を加えたり、冷やしたり、赤外線や紫外線などの電磁波を照射したりすることで固化したり軟化したりする物質を充填して形成した緩衝部材を用いてもよい。
このようにして形成したチャック1aは、チャックハンドル(図示せず)などを用いてカバー10を回転してチャック爪4aを締めると共に吸引装置(図示せず)により緩衝部材20の内部の流体を吸引し、緩衝部材20を介して骨片を掴んで保持する。
上記のごとく構成したチャック1aは、チャック爪4aと骨片との間に緩衝部材20を介在させ、緩衝部材20によって不定形の骨片の全面に均等に圧力を加えて掴むことにより、硬いチャック爪で直接骨片を掴まずに、また、一点に力が集中することなく、不定形で脆い骨片を折損することなく確実に保持することができる。
次に、チャック爪の第2の実施形態について図3乃至図4を参照して説明する。図3は本実施形態のチャック1bの構成を示す断面図である。図4は本実施形態のチャック1bの先端部の断面図であり、図3のC−C断面図である。また、図3は、図4のD−D断面図である。
本実施形態のチャック1bは、チャック本体3の基部にねじ穴を設け、このねじ穴に主軸2に連結される押込ねじ11を螺合して挿通し、この押込ねじ11を捩じ込むことにより移動する底板12と、この底板12によって前進後退するチャック爪4bとを備えている。図4において、3本のチャック爪が把持部材として周を等分する位置に装着されており、それぞれのチャック爪4bはチャック本体3の内面に設けられたスライド溝5に嵌合している。チャック爪4bは、押込ねじ11を捩じ込んで底板を移動させることによって前進後退する。
底板12には、それぞれのチャック爪4bに臨む位置に主軸側から把持側へ貫通穴17aが設けられている。この貫通穴17aの把持側開口部に緩衝部材20を取付ける。さらに、チャック本体3の基部には、底板12に設けた貫通穴17aに対応する位置に貫通穴17を設けて、貫通穴17の主軸側開口部から吸引ホース22を挿入して貫通穴17aに通し、フィルタ23を介して吸引ホース22の一端を緩衝部材20と接続する。吸引ホース22の他端には吸引装置(図示せず)の取付口24を接続する。この取付口24はチャック本体に固定され、また開閉弁25を備える。
このようにして形成したチャック1bは、チャック本体3を回転するか又は主軸2を回転して押込ねじ11を捩じ込み、底板12を移動させてチャック爪4bを締めると共に吸引装置(図示せず)により緩衝部材20の内部の流体を吸引し、緩衝部材20を介して骨片を掴んで保持する。
上記のごとく構成したチャック1bは、チャック爪4bと骨片との間に緩衝部材20を介在させ、緩衝部材20によって不定形の骨片の全面に均等に圧力を加えて掴むことにより、硬いチャック爪で直接骨片を掴まずに、また、一点に力が集中することなく、不定形で脆い骨片を折損することなく確実に保持することができることに加えて、チャックハンドルを用いる必要がないため、チャック爪4bを締める操作が簡易に行える。
次に、チャック爪の第3の実施形態について図5乃至図6を参照して説明する。図5は本実施形態のチャック1cの構成を示す断面図である。図6は本実施形態のチャック1cの先端部の断面図であり、図5のE−E断面図である。また、図5は図6のF−F断面図である。
本実施形態のチャック1cは、主軸2に連結されるチャック本体3の側部にねじ穴を設けてクランプねじ13を取付け、このクランプねじ13の先端に骨片を把持する把持部材である把持板4cを装着する構成となっている。図6において、4本のクランプねじ13が周を等分する位置に取付けられており、クランプねじ13を回旋することでそれぞれの把持板4cが前進後退する。また、側部の外側にクランプねじ13の位置を固定するための固定用ナット15を取付ける。
チャック本体3の基部には、それぞれの把持板4cに臨む位置に主軸側から把持側へ貫通する貫通穴17が設けられている。この貫通穴17の把持側開口部に緩衝部材20を取付ける。また、貫通穴17の主軸側開口部から吸引ホース22を挿入し、フィルタ23を介してこの吸引ホース22の一端を緩衝部材20と接続する。吸引ホース22の他端には吸引装置(図示せず)の取付口24を接続する。この取付口24はチャック本体に固定され、また開閉弁25を備える。
このようにして形成したチャック1cは、それぞれのクランプねじ13を回旋して把持板4cを締めると共に吸引装置(図示せず)により緩衝部材20の内部の流体を吸引し、緩衝部材20を介して骨片を掴んで保持する。
上記のごとく構成したチャック1cは、把持板4cと骨片との間に緩衝部材20を介在させ、緩衝部材20によって不定形の骨片の全面に均等に圧力を加えて掴むことにより、硬いチャック爪で直接骨片を掴まずに、また、一点に力が集中することなく、不定形で脆い骨片を折損することなく確実に保持することができることに加えて、各把持板4cが独立に動く単動チャックのため、不定形な骨片の心出し調整を容易に行うことができる。
本発明の緩衝部材20は、上記したチャック爪の第1乃至第3の実施形態で示したような、袋内部に金属やゴムなどの弾性体からなる粒状体と空気やアルコールなどの流体の混合物を充填したものに限られない。以下、その他の緩衝部材の実施形態などについて図7乃至図9を参照して説明する。
緩衝部材の第2の実施形態について図7乃至図8を参照して説明する。図7は本実施形態のチャック1dの構成を示す断面図である。図8は本実施形態のチャック1dの側面図で、図7のG矢視図である。また、図7は図8のH−H断面図である。
本実施形態のチャック1dは、主軸2に連結されるチャック本体3の側部にねじ穴を設け、このねじ穴にクランプねじ13を取付けて構成されている。図8において、4本のクランプねじ13が把持部材として周を等分する位置に取付けられており、それぞれのクランプねじ13には、側部の外側でクランプねじ13の位置を固定するための固定用ナット15が取付けられている。
このクランプねじ13の先端を略球状に形成し、これに略球状の中空部を有する緩衝部材20を取付けてユニバーサルに接続する。また、チャック本体3の基部の中心にセンタ軸16を設ける。本実施形態において、緩衝部材20は、ゴムや樹脂などの弾性体により形成される。また、骨片と当接するセンタ軸16の先端部も弾性体で形成してもよい。
このようにして形成したチャック1dは、それぞれのクランプねじ13を回旋して、クランプねじ13の先端の緩衝部材20によって骨片を掴んで保持する。
上記のごとく構成したチャック1dは、クランプねじ13の先端に緩衝部材20をユニバーサルに取付けてこの緩衝部材20によって骨片を掴むことにより、緩衝部材20が骨片の表面に従って角度を変えて、骨片を適度な状態で掴むことができ、不定形で脆い骨片を折損することなく確実に保持することができる。また、各クランプねじ13が独立に動く単動チャックであると共に緩衝部材20はゴムなどの弾性体により形成されていることにより、骨片の心出しを精密に行なうことができる。
次に緩衝部材の参考例について図9を参照して説明する。図9は緩衝部材の参考例のチャックの構成を示す正面断面図である。
チャック1eは主軸2に取付けられる第1基部30と、主軸2に対向する芯押軸7に取付けられる第2基部31と、これら基部30、31を両側から挟むように装着して円柱状の密閉空間36を形成する密閉容器33とにより構成されている。また、それぞれの基部30、31には主軸2及び心押軸7の軸線上にセンタ軸34が向い合って設けられており、さらにチャック1eには密閉空間36に緩衝剤21を注入する注入装置(図示せず)を取り付けるための注入口35が設けられている。注入口35には第1基部30に挿通される注入ホース37を取り付ける。
参考例で用いられる緩衝剤21は、ヒアルロン酸、PCL(ポリカプロラクトン)やPLLA(ポリ乳酸)やPGA(ポリグリコリド)などの分解性高分子、低融点金属、人工骨及び骨セメントなどの人体に無害な物質であり、これらの物質からなる緩衝剤21を注入口35から密閉空間36に注入して固化することで緩衝部材20としている。
このようにして形成したチャック1eは、まず第1基部30及び第2基部31に設けたセンタ軸34によって骨片の両端を挟んで保持し、密閉容器33を基部30、31に装着する。次に、溶融した緩衝剤21を注入口35から密閉空間36に注入して固める。緩衝剤21が固化したら、密閉容器33を取り外して、円柱状に成形された骨片を切削する。
上記のごとく構成したチャック1eは、不定形の骨片を緩衝剤21で覆って円柱状の被削材を形成するため、被削材を確実に掴んで保持することができ、さらに緩衝剤21によって骨片が補強されて切削加工する際に骨片を折損してしまうのを防ぐことができる。
また、本実施形態のチャック1eは、骨片の成形装置として用いることもできる。つまり、チャック1eによって骨片を緩衝剤21で覆って固めることで被削材を円柱状に形成し、これをチャック1eから取外して、従来の3爪チャックやコレットチャックなどを備えた旋盤装置に装着して加工することもできる。
次に本発明に係るチャックを装着した旋盤の実施形態について説明する。図10は緩衝部材の第2の実施形態に係るチャックを装着した旋盤の実施形態を示す斜視図である。
旋盤100は、基台101に主軸ガイド102とZ軸ガイド103とを平行に設け、主軸ガイド102に主軸台110及び心押し台120とを摺動自在に取り付ける一方、Z軸ガイド103にはZ軸ステージ104を取り付け、さらにZ軸ステージ104に主軸と直交するX軸ガイド105を設け、このX軸ガイド105にX軸ステージ106を取り付け、X軸ステージ106上にバイトホルダ107を設けて、このバイトホルダ107にバイト108を取り付けて構成される。
主軸台110は、小型のモータ111を備え、このモータ111の出力軸を主軸としてこれにチャックを取り付けて構成される。本実施形態では、緩衝部材の第2の実施形態に係るチャック1dを装着している。また、主軸台110は主軸の回転角度を検出するエンコーダ(図示せず)や入出力部113を備えており、パソコン等の入出力端末に接続して制御することでNC旋盤として用いることもできる。
心押し台120にも主軸台110と同様に緩衝部材の第2の実施形態に係るチャック1dが装着されている。さらに、心押し台120はチャック1dのセンタ軸16を押し出す押出し器121を備えている。心押し台120は、調心軸ガイド122を介して主軸ガイド102に取り付けられており、センタ軸16をX軸方向に調心させる。
骨片の心出しは、骨片の両端をそれぞれ主軸台110及び心押し台120に設けたチャック1dによって把持した状態で行なわれる。心出しを行なった後は、心押し台120の押出し器121によってセンタ軸16を押し出して骨片を心押しして、心押し台120に設けたチャック1dのクランプねじ13を緩めて心押し台120を後方に下げ、骨片を心押ししたままチャック1dから露出させて、この状態で骨片の加工を行なう。図10は、センタ軸16で骨片を心押ししたまま心押し台120を後方に下げてバイト108により加工を行なっている状態を示している。
主軸台110や心押し台120に骨片を軸方向から撮影するカメラ(図示せず)を取り付け、このカメラによって撮影した画像データをパソコン等の入出力端末へ送って骨片の中心を算出し、調心軸ガイド122にそって心押し台120を移動したりチャック1dの4つのクランプねじ13を回旋することにより骨片の位置を調節して、自動で心出しを行なうこともできる。
本実施形態では、主軸台110及び心押し台120の両方に緩衝部材の第2の実施形態にかかるチャック1dを装着したが、他の実施形態に係るチャックを装着してもよい。また、主軸台110及び心押し台120のそれぞれに別の実施形態に係るチャックを装着してもよい。
例えば、主軸台110にはチャック1dを装着し、心押し台120には緩衝剤21の注入口35を供えたチャック1eの第1基部30を装着する。そして、骨片をチャック1dで把持し、他端はチャック1eのセンタ軸34で心押しして、さらに密閉容器33を第1基部30とチャック1dに取り付けて骨片の周囲に密閉空間36を形成し、緩衝剤21を注入して固める。
骨片は、その形状も不定形で性質も個人差があって多様であるため、骨の状態に合わせて適切な構成を取れることが必要であり、上記のように主軸台110と心押し台120に異なるチャックを取り付けて構成することで、骨片の形状がその両端面をセンタ軸34で挟みにくい場合でも、確実に把持することができる。
本発明に係るチャックの第1の実施形態の構成を示す正面断面図である。 第1の実施形態のチャックの先端部の断面図である。 チャック爪の第2の実施形態に係るチャックの構成を示す正面断面図である。 チャック爪の第2の実施形態に係るチャックの先端部の断面図である。 チャック爪の第3の実施形態に係るチャックの構成を示す正面断面図である。 チャック爪の第3の実施形態に係るチャックの先端部の断面図である 緩衝部材の第2の実施形態に係るチャックの構成を示す正面断面図である。 緩衝部材の第2の実施形態に係るチャックの側面図である。 緩衝部材の参考例に係るチャックの構成を示す正面断面図である。 本発明にかかるチャックを装着した旋盤の実施形態を示す斜視図である。
1a〜1e チャック
2 主軸
3 チャック本体
4a、4b チャック爪
4c 把持板
5 スライド溝
10 カバー
11 押込ねじ
12 底板
13 クランプねじ
15 固定用ナット
16 センタ軸
17 貫通穴
20 緩衝部材
21 緩衝剤
22 吸引ホース
23 フィルタ
24 取付口
25 開閉弁
30 第1基部
31 第2基部
32 芯押軸
33 密閉容器
34 センタ軸
35 注入口
36 密閉空間
37 注入ホース
100 旋盤
101 基台
102 主軸ガイド
103 Z軸ガイド
104 Z軸ステージ
105 X軸ガイド
106 X軸ステージ
107 バイトホルダ
108 バイト
110 主軸台
111 チャック
112 モータ
113 入出力部
120 心押し台
121 押出し器
122 調心軸ガイド

Claims (2)

  1. 把持すべき骨片の周囲に緩衝部材を配置し、この緩衝部材を介してチャック本体の把持部材により前記骨片を把持するようにし、
    前記緩衝部材は、流体が漏洩しない材料製の袋により形成して、袋の内部に粒状体と流体とを混合して充填し、袋に吸引ホースを接続して内部の流体のみを吸引又は充填することで硬い状態と軟らかい状態を選択可能に構成し、
    チャック本体に吸引装置の取付口を設けて、前記吸引ホースをこの取付口に連結したことを特徴とするチャック。
  2. 記チャック本体は、側部に複数のクランプねじを備えると共にこのクランプねじの先端を略球状に形成し、この先端に緩衝部材をユニバーサルに取り付けたことを特徴とする請求項1記載のチャック。
JP2005051290A 2005-02-25 2005-02-25 チャック Active JP4747236B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005051290A JP4747236B2 (ja) 2005-02-25 2005-02-25 チャック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005051290A JP4747236B2 (ja) 2005-02-25 2005-02-25 チャック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006231476A JP2006231476A (ja) 2006-09-07
JP4747236B2 true JP4747236B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=37039680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005051290A Active JP4747236B2 (ja) 2005-02-25 2005-02-25 チャック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4747236B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101593837B1 (ko) * 2014-11-12 2016-02-12 두산중공업 주식회사 테스트 대상물의 성능 시험 장치
CN113183170A (zh) * 2021-04-21 2021-07-30 湖南铁路科技职业技术学院 一种机械制造与自动化夹持设备
JP7427172B2 (ja) 2021-11-05 2024-02-05 株式会社日進Fulfil 被加工骨保持具

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60117008U (ja) * 1984-01-19 1985-08-07 東洋電機製造株式会社 電動機外枠旋削用チヤツクの爪
JPS6158013U (ja) * 1984-09-19 1986-04-18
JPH04300533A (ja) * 1990-12-10 1992-10-23 Jaquet Orthopedie Sa 外部固定具
JPH0747094A (ja) * 1993-03-26 1995-02-21 Michael J R Young 人工装具を除去するための装置及び方法
JPH0760513A (ja) * 1993-08-30 1995-03-07 Kunio Ogawa 旋盤加工用チャック
JPH0740047U (ja) * 1993-12-27 1995-07-18 大昭和精機株式会社 工具ホルダー
JPH07237138A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Kyocera Corp 物品把持装置
JPH09224952A (ja) * 1996-02-20 1997-09-02 Howmedica Inc 膝蓋骨切削器具
JP2000272087A (ja) * 1999-03-24 2000-10-03 Nippon Light Metal Co Ltd アルミニウム製グラビア印刷用製版ロールの製造方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60117008U (ja) * 1984-01-19 1985-08-07 東洋電機製造株式会社 電動機外枠旋削用チヤツクの爪
JPS6158013U (ja) * 1984-09-19 1986-04-18
JPH04300533A (ja) * 1990-12-10 1992-10-23 Jaquet Orthopedie Sa 外部固定具
JPH0747094A (ja) * 1993-03-26 1995-02-21 Michael J R Young 人工装具を除去するための装置及び方法
JPH0760513A (ja) * 1993-08-30 1995-03-07 Kunio Ogawa 旋盤加工用チャック
JPH0740047U (ja) * 1993-12-27 1995-07-18 大昭和精機株式会社 工具ホルダー
JPH07237138A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Kyocera Corp 物品把持装置
JPH09224952A (ja) * 1996-02-20 1997-09-02 Howmedica Inc 膝蓋骨切削器具
JP2000272087A (ja) * 1999-03-24 2000-10-03 Nippon Light Metal Co Ltd アルミニウム製グラビア印刷用製版ロールの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006231476A (ja) 2006-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7041629B2 (ja) 表面再建用骨頭インプラントのためのホルダ
JP4747236B2 (ja) チャック
US20120308955A1 (en) Apparatus for explanting a dental implant from a human or animal bone
JP2002513631A (ja) 関節プロステーシスの構成部材を取り扱うための器具
EP2065000A3 (en) Apparatus for autologous bone harvest during osteotomy
WO2001010326A3 (en) Aspirator apparatus and method for using it
IL187955A0 (en) Clamping device for a tool or a workpiece
WO2004098435A3 (en) Dental implant and related methods
KR101314192B1 (ko) 다축 인공치아 가공장치용 고정지그
US5257995A (en) Apparatus for removing a prosthesis from a bone
AU2003274045A1 (en) Tool holding device and method for positioning a tool
CA2908299C (en) Integrated dental implant component and tool for placement of a dental implant component
GB2423268A (en) Drill Chuck
US20150164527A1 (en) Method and System for Controllable Adjustment of the Removal Rate From Manually-Guided Material- and Tissue-Sectioning Tools With Effectors and a Corresponding Effector
US20060110703A1 (en) Method for overmolding polymers over dental tools
KR101753161B1 (ko) 어버트먼트 가공장치
US4867305A (en) Release of sterilized dental bit packaging
EP1918050A3 (en) Holder for cutting tool
KR20220086653A (ko) 치내 치료 도구를 위한 핸들 시스템 및 방법
US5713737A (en) Rubber dam clamp
KR101413699B1 (ko) 인공치아 맞춤형 지주대의 소재
EP1836991A1 (en) A device for packaging and handling an Endo-osseous implant
TW201216920A (en) Implant extraction method and trephine drill bit for enabling the extraction
KR100923275B1 (ko) 치과용 뼈 절단공구
JP3504318B2 (ja) 物品把持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101012

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110317

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4747236

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250