JP4746190B2 - Spindle end face cleaning holder - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フライス盤やマシニングセンタ等の工作機械における主軸の先端面を清掃するのに用いられる主軸端面清掃用ホルダに関し、特に主軸に装着した状態で、主軸の先端面にエアーを吹き付けることで主軸端面を清掃する清掃用ホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マシニングセンタ等の工作機械において、その主軸端面に付着している切粉等の塵埃を除去するための清掃用ホルダとしては、図1に示すものが知られている。この図1において、1は工作機械の主軸ヘッド、2は主軸ヘッド1に回転可能に設けた主軸であり、この主軸2には、その先端面2Aから後方に行くに従い径が小さくなるテーパ付きの工具嵌合穴2Bが形成されている。
【0003】
また、図1において、3は主軸2の先端面2Aを清掃する清掃用ホルダであり、この清掃用ホルダ3は、主軸2の工具嵌合穴2Bに嵌合されるテーパシャンク部3Aと、このテーパシャンク部3Aの大径側端部に設けた把持用のフランジ部3Bと、テーパシャンク部3Aの後端に軸線を一致させて螺着したプルスタッド4を備えている。
また、前記清掃用ホルダ3の軸心には、テーパシャンク部3Aの後端からフランジ部3Bに達するエアー通路3Cが形成され、さらに、このエアー通路3Cのフランジ部3B側端からフランジ部3Bの後部端面3B1とテーパシャンク部3Aとの連接角部に貫通して、主軸2の先端面2Aに向け開口する複数のエアー噴出通路3Eが所定の角度間隔で放射状に形成されている。また、プルスタッド4の軸心には、エアー道路3Cに連通するエアー通路4Aが形成されている。
【0004】
上記のように構成された清掃用ホルダ3を用いて主軸2の先端面2Aを清掃する場合は、ます、清掃用ホルダ3のテーパシャンク部3Aを主軸2の工具嵌合穴2Bに嵌合し、プルスタッド4を図示省略の引張り機構により引っ張ることで清掃用ホルダ3を主軸2に装着する。この時、主軸2の先端面2Aとフランジ部3Bの後部端面3B1との間には所定の隙間dが生じるようになっている。
かかる状態で、主軸2の後方から圧縮空気が供給されると、この圧縮空気は、図1の矢印に示すようにプルスタッド4のエアー通路4A及び清掃用ホルダ3のエアー通路3Cを通して、各エアー噴出通路3Eから主軸2の先端面2Aに向けて噴射される。これにより、主軸2の先端面2Aに付着している切粉等の塵埃は吹き飛ばされ、隙間dから外方へ排出される。これにより、主軸2の先端面2Aを清掃することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の清掃用ホルダにおいては、主軸2の先端面2Aに対するエアー噴出通路3Eが所定の角度間隔で放射状に設けられているため、主軸2の先端面2Aに対して各エアー噴出通路3Eから噴出するエアーの噴出方向は固定されている。このため、主軸2の先端面2Aに噴射エアーが当たらない部分が生じていまい、これらの部分の清掃、特に切削油と共に付着した塵埃の清掃ができないという問題がある。その結果、主軸2の先端面2Aに切粉等の塵埃が残留されたまま、工具ホルダが主軸2に装着された場合には、主軸2の先端面2Aと工具ホルダのフランジ後端面との密着性が損なわれ、結合時の工具ホルダの振れ精度が悪くなったり、工具ホルダと主軸との結合剛性が低下し、重切削に悪影響を与えるという問題があった。
【0006】
本発明は上記のような問題を解決したもので、本発明の目的は、工作機械の主軸先端面に付着している切粉等の塵埃を先端面全域に亘り確実に清掃できるようにした主軸端面清掃用ホルダを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明の請求項1に記載の発明は、工作機械の主軸に装着された状態で前記主軸の先端面を清掃する清掃用ホルダであって、前記主軸に該主軸の先端面から後方に行くに従い径が小さくなるテーパ付きの工貝嵌合穴に着脱可能に嵌合されるテーパシャンク部と、前記テーパシャンク部の大径側端部に設けられ、前記主軸の先端面との間に前記先端面と平行な一定の隙間を形成する後端面を有する把持用のフランジ部と、前記隙間に対向する前記テーパシャンク部の大径側端部外周に同心に形成された、前記大径側端部より小径の円柱状軸部に回転可能に設けられた回転体とを備え、前記回転体の内周面及び該内周面と対向する前記円柱状軸部の外周面の少なくとも一方にエアー通路がリング状に形成され、前記回転体には該回転体の半径方向に対し同一円周方向に所定の角度で傾斜し、かつ前記エアー通路から前記隙間に向けて貫通開口する複数のエアー噴射孔が前記回転体の円周方向に所定の間隔をおいて形成され、前記テ一パシャンク部に前記エアー通路を通して前記各エアー噴射孔に圧縮空気を供給するエアー供給路が設けられていることを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1記載の主軸端面清掃用ホルダにおいて、前記回転体は、前記各エアー噴射孔から前記隙間に向けて噴出するエアーの噴射推力により回転されるとともに、該回転体のエアー噴射孔から噴出するエアーを前記隙間に対し内方から外方に向け吹き付けて前記主軸端面を清掃するように構成されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2記載の主軸端面清掃用ホルダにおいて、前記フランジ部は前記テーパシャンク部の大径側端部に分離可能に設けられ、このフランジ部は前記回転体を前記テーパシャンク部に回転可能に支持することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3に何れか1項記載の主軸端面清掃用ホルダにおいて、前記フランジ部の後端面に前記隙間を調整するためのスペーサが設けられていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至4に何れか1項記載の主軸端面清掃用ホルダにおいて、前記回転体は円筒形を呈し、この回転体は前記円柱状軸部に軸受を介して回転可能に支持され、前記回転体の内周面及び前記円筒状軸部の外周面のいずれか一方に前記エアー通路からのエアー漏れを防止するシールリングが設けられていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至5に何れか1項記載の主軸端面清掃用ホルダにおいて、前記圧縮空気は前記主軸内を通して前記エアー供給路に供給されるように構成されていることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1乃至6に何れか1項記載の主軸端面清掃用ホルダにおいて、前記フランジ部の前端面に軸線を一致して円柱状軸部が突設され、前記円柱状軸部にエアー供給用アダプタが回転可能に設けられ、前記エアー供給用アダプタから前記フランジ部の前記円柱状軸部に設けられたエアー通路を通して前記テーパシャンク部の前記エアー供給路に供給されるように構成されていることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7記載の主軸端面清掃用ホルダにおいて、前記エアー供給用アダプタに開閉弁が設けられ、前記開閉弁は主軸に設けられたエアー供給口に接続され、圧縮空気は前記エアー供給口から前記開閉弁及び前記エアー供給用アダプタを通して前記エアー通路に供給されることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態における主軸端面清掃用ホルダの縦断側面図、図3は図2のAーA線に沿う横断平面図である。
【0010】
図2において、10はフライス盤等の工作機械の主軸ヘッド、12は主軸ヘッド10に回転可能に軸支された主軸であり、この主軸12には、その先端面121から後方に行くに従い径が小さくなるテーパ付きの工具嵌合穴122が形成されている。
【0011】
また、図2において、20は主軸12の先端面121を清掃する清掃用ホルダであり、この清掃用ホルダ20は、テーパシャンク部21と、フランジ部22と、プルスタッド23と、回転体24を備える。
前記テーパシャンク部21は、主軸12の工具嵌合穴122に嵌合されるもので、このテーパシャンク部21の大径側端部には、図2に示すように、回転体24を取り付けるための円柱状軸部211が大径側端部に軸線を一致して同心に突設され、さらに、この円柱状軸部211の先端面には、フランジ部22を分離可能に取り付けるための雄ねじ部212が軸線を一致して突設されている。
また、テーパシャンク部21の軸心部には、テーパシャンク部21の後端から円柱状軸部211に延在するエアー供給路213が形成され、さらに、円柱状軸部211には、円柱状軸部211をエアー供給路213から半径方向に貫通して円柱状軸部211の外周に開口する連通路214が円周方向に所定の角度離して複数形成されている。
【0012】
前記フランジ部22は、清掃用ホルダ20を主軸12の工具嵌合穴122に挿脱する時の把持部を構成するもので、図2に示すように、肉厚の円盤状を呈し、その外周には、自動工具交換用ホルダの工具交換アームが係合する台形状の溝221がリング状に形成されている。
また、主軸12の先端面121と対向するフランジ部22の後端面222には、テーパシャンク部21の円柱状軸部211に回転可能に支持された回転体24を抜け落ちないように支持する円筒状凹部223が同心に形成され、さらに、この円筒状凹部223の中心部に前記雄ねじ部212と螺合する結合用の雌ねじ部224が形成されている。
したがって、雌ねじ部224を雄ねじ部212に螺着することにより、フランジ部22をテーパシャンク部21の大径側端部に一体的に固定できるようになっている。
また、テーパシャンク部21が主軸12の工具嵌合穴122に嵌合されることにより、清掃用ホルダ20が主軸12に装着された時は、主軸12の先端面121と、これに対向するフランジ部22の後端面222との間には一定の隙間dが形成される。
【0013】
前記プルスタッド23は、テーパシャンク部21を主軸12の工具嵌合穴122に挿脱する時に使用されるもので、図2に示すように、テーパシャンク部21の後端に軸線を一致させて螺着されている。また、このプルスタッド23の軸心部には、テーパシャンク部21のエアー供給路213に連通するエアー通路231形成されている。
【0014】
前記回転体24は、図2に示すように、テーパシャンク部21の円柱状軸部211の外周径に対応した内径を有する円筒形状を呈し、この回転体24の内周面には、円柱状軸部211の連通路214に連通するエアー通路241がリング状に形成されている。
また、回転体24には、図2及び図3に示すように、回転体24の半径方向に対し同一円周方向に所定の角度で傾斜し、かつエアー通路241から前記隙間dに向けて貫通し開口する複数のエアー噴射孔242が円周方向に所定の間隔をおいて形成されている。
【0015】
このような構成の回転体24は、円柱状軸部211に軸受243を介して回転可能に支持され、かつ、テーパシャンク部21の大径側端部に固着されたフランジ部22 によって、円柱状軸部211から抜け落ちないように支持されている。さらに、回転体24の内周面には、エアー通路241からのエアー漏れを防止するOリング等のシールリング25が設けられている。
また、このように支持された回転体24は、各エアー噴射孔242から噴出するエアーの噴射推力によって円柱状軸部211を中心に回転されるとともに、回転体24のエアー噴射孔242から噴出するエアーは前記隙間dに対して内方から外方に向け吹き付けられるようになっている。
【0016】
上記のように構成された清掃用ホルダ20を用いて主軸12の先端面121を清掃する場合は、まず、清掃用ホルダ20のテーパシャンク部21を主軸12の工具嵌合穴122に嵌合し、プルスタッド23を図示省略の引張り機構により引っ張ることで清掃用ホルダ20を主軸12に装着する。この時、主軸12の先端面121とフランジ部22の後端面222との間には所定の隙間dが生じるようになっている。かかる状態で、主軸12の後方から圧縮空気が供給されると、この圧縮空気は、図2の矢印に示すようにプルスタッド23のエアー通路231及びテーパシャンク部21のエアー供給路213を通して、各エアー噴出通路242から隙間dに向けて噴射される。これに伴い、回転体24は、各エアー噴射孔242から噴出されるエアーの噴射推力によって円柱状軸部211を中心に回転される。これと同時に、回転体24のエアー噴射孔242から噴出するエアーが隙間d内を内方から外方に向け流出することにより、主軸12の先端面121に付着する塵埃及び隙間d間に滞留する切削油混合の塵埃が隙間d外へ吹き飛ばされる。これにより、主軸12の先端面121を清掃することができる。
【0017】
このような本実施の形態にかかる清掃用ホルダ20によれば、回転体24のエアー噴射孔242から噴出するエアーの噴射推力により回転体24を回転しながら、主軸12の先端面121とフランジ部22の後端面222との間に形成された隙間dに向けエアーを噴出する構成になっているため、隙間内の全域に清掃に必要なムラのないエアーの噴出流を生じさせることができ、これにより、主軸先端面121に付着している切粉等の塵埃を先端面全域に亘り確実に清掃することができる。また、回転しながらエアーを断続的に噴出できるため、切粉等の塵埃を確実に排除できる。
【0018】
また、本実施の形態によれば、回転体24はテーパシャンク部21の円柱状軸部211に軸受243を介して回転可能に支持されているため、回転体24をスムーズに回転させることができる。しかも、フランジ部22をテーパシャンク部21の大径側端に分離可能に設けることにより、回転体24のテーパシャンク部21への組付けが簡便になるとともに、回転体24及びエアー噴射孔242等の掃除を容易に行うことができる。
さらに、テーパシャンク部21及びプルスタッド23に主軸12の後方へ開口するエアー供給路213及びエアー通路231を設けることにより、主軸12に組み込まれたエアー供給源を主軸端面の清掃に利用することができる。
【0019】
図4は、本発明にかかる主軸端面清掃用ホルダの第2の実施の形態を示す縦断側面図である。
この図4において、図2と同一の構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、図2と異なる部分を重点に説明する。
すなわち、図4から明らかなように、フランジ部22の厚さを図2に示す場合より薄くし、これに応じて、主軸12の先端面121と対向するフランジ部22の後端面222に、隙間dを調整するドーナツ板状のスペーサ30を設けたところが図2と異なる。このスペーサ30はビス31等によりフランジ部22に固定される。また、スペーサ30の厚さを変えることにより、主軸12の先端面121とフランジ部22の後端面222との間に形成される隙間dを調整し、主軸先端面121を清掃するのに必要な最適なエアー噴出流を生じさせることができる隙間dにし得る。
【0020】
このような第2の実施の形態によれば、例えば主軸12の工具嵌合穴22に対するテーパシャンク部21長さが異なることにより、隙間dが変化しても、主軸12の先端面121とフランジ部22後端面222との間に形成される隙間dを、スペーサ30により主軸先端面121を清掃するのに必要な最適な値に調整することができる。また、この第2の実施の形態においても上記第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0021】
図5は、本発明にかかる主軸端面清掃用ホルダの第3の実施の形態を示す縦断側面図である。
この図5において、図2と同一の構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、図2と異なる部分を重点に説明する。
この第3の実施の形態に示す主軸端面清掃用ホルダ20は、図5に示すように、フランジ部22の前端面に軸線を一致して突設された円柱状軸部225を備え、この円柱状軸部225の軸心部にはテーパシャンク部21エアー供給路213に連通するエアー通路226と、このエアー通路226と連通して円柱状軸部225の半径方向に延任する複数のエアー通路227がそれぞれ形成されている。
【0022】
また、前記円柱状軸部225の外周には軸受261を介してエアー供給用アダプタ26が回転可能に取り付けられており、このエアー供給用アダプタ26の一側部には、エアー供給用アダプタ26を介して清掃用ホルダ20に圧縮空気を供給する開閉弁27が設けられている。
上記開閉弁27は、エアー供給用アダプタ26の一側部に固定した弁匣体271と、この弁匣体271内にテーパシャンク部21の軸線と平行な方向にスライド可能に嵌合された弁体272と、この弁体272を閉方向に付勢するバネ部材273とを備え、弁体272はエアー供給用アダプタ26に突設したピン274により回り止めされている。また、弁体272は、清掃用ホルダ20が主軸12に装着された時に、主軸ヘッド10に設けたエアー供給口101に接合される構成になっている。
また、開閉弁27と円柱状軸部225のエアー通路227との間は、エアー供給用アダプタ26に形成したエアー通路262により連通される構成になっている。
【0023】
上記のような第3の実施の形態における主軸端面清掃用ホルダにおいて、清掃用ホルダ20が主軸12に装着されると、開閉弁27の弁体272が主軸ヘッド10のエアー供給口101に接合される。これにより、弁体272がバネ部材273に抗しスライドし、開閉弁27が開く。これに伴い、エアー供給口101からの圧縮空気は、開閉弁27、エアー通路262、エアー通路227、エアー通路226及びエアー供給路213を通して各エアー噴射孔242に供給され、この圧縮空気により、回転体24を回転させながら、主軸12の先端面121とフランジ部22の後端面222との間に形成された隙間dに向けエアーを噴出する。これにより、主軸12の先端面121を清掃することができる。
【0024】
上記のような第3の実施の形態によれば、清掃用ホルダ20にエアー供給用アダプタ 26及び開閉弁27を組み付けることにより、主軸12にエアー供給源のない主軸に対しても、主軸先端面の清掃を行うことができる。また、この第3の実施の形態においても上記第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の主軸端面清掃用ホルダによれば、回転体のエアー噴射孔から噴出するエアーの噴射推力により回転体を回転しながら、主軸先端面とフランジ部後端面との間に形成された隙間に向けエアーを噴出する構成になっているため、隙間内の全域に清掃に必要なムラのないエアーの噴出流を生じさせることができ、これにより、主軸先端面に付着している切粉等の塵埃を先端面全域に亘り確実に清掃することができる。
【0026】
また、本発明によれば、回転体はテーパシャンク部の円柱状軸部に軸受を介して回転可能に支持されているため、回転体をスムーズに回転させることができる。しかも、フランジ部をテーパシャンク部の大径側端に分離可能に設けることにより、回転体のテーパシャンク部への組付けが簡便になるとともに、回転体及びエアー噴射孔等の掃除を容易に行うことができる。
さらに、本発明によれば、テーパシャンク部及びプルスタッドに主軸の後方へ開口するエアー供給路を設けることにより、主軸に組み込まれたエアー供給源を主軸端面の清掃に利用することができる。
【0027】
また、本発明によれば、主軸先端面と対向するフランジ部の後端面に隙間調整用のスペーサを設けたので、主軸先端面とフランジ部の後端面との間に形成される隙間を主軸先端面の清掃に必要な最適な値に調整することができる。
また、本発明によれば、清掃用ホルダにエアー供給用アダプタ及び開閉弁を組み付けることにより、主軸にエアー供給源のない主軸に対しても、主軸先端面の清掃を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来における主軸端面清掃用ホルダの縦断側面図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態における主軸端面清掃用ホルダの縦断側面図である。
【図3】 図2のA−A線に沿う横断平面図である。
【図4】 本発明にかかる主軸端面清掃用ホルダの第2の実施の形態を示す縦断側面図である。
【図5】 本発明にかかる主軸端面清掃用ホルダの第3の実施の形態を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
10 主軸ヘッド
101 エアー供給口
12 主軸
121 主軸先端面
122 工具嵌合穴
20 清掃用ホルダ
21 テーパシャンク部
211 円柱状軸部
212 雄ねじ部
213 エアー供給路
22 フランジ部
222 後端面
223 円筒状凹部
224 雌ねじ部
226,227 エアー通路
23 プルスタッド
231 エアー通路
24 回転体
241 エアー通路
242 エアー噴射孔
243 軸受
25 シールリング
26 エアー供給用アダプタ
261 軸受
27 開閉弁
30 スペーサ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a spindle end face cleaning holder used for cleaning the tip end face of a spindle in a machine tool such as a milling machine or a machining center, and in particular, the spindle end face by blowing air to the tip end face of the spindle while mounted on the spindle. It is related with the holder for cleaning which cleans.
[0002]
[Prior art]
As a cleaning holder for removing dust such as chips adhering to the end face of a spindle in a machine tool such as a machining center, the one shown in FIG. 1 is known. In FIG. 1, 1 is a spindle head of a machine tool, 2 is a spindle provided rotatably on the spindle head 1, and the
[0003]
In FIG. 1, reference numeral 3 denotes a cleaning holder for cleaning the
An air passage 3C is formed in the axial center of the cleaning holder 3 from the rear end of the
[0004]
When the
In this state, when compressed air is supplied from the rear of the
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional cleaning holder as described above, the
[0006]
The present invention solves the above problems, and an object of the present invention is to provide a spindle capable of reliably cleaning dust, such as chips, adhering to the spindle tip surface of a machine tool over the entire tip surface. The object is to provide an end surface cleaning holder.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 of the present invention is a cleaning holder for cleaning the tip end surface of the main shaft while being mounted on the main shaft of a machine tool, and the main shaft includes the main shaft. A tapered shank portion that is removably fitted into a tapered shell fitting hole that decreases in diameter as it goes rearward from the front end surface of the main shaft, and is provided at the large-diameter side end portion of the tapered shank portion, a flange portion for gripping with a rear end face forming the distal face parallel to a predetermined gap between the front end surface, concentric to the larger diameter end outer periphery of the taper shank portion facing between before Kisuki formed, said a rotating body rotatably provided in the cylindrical shaft portion of the smaller diameter than the larger diameter end, the rotating member faces the inner peripheral surface and inner peripheral surface of the cylindrical shaft portion on at least one air passage of the outer circumferential surface of a ring shape, the times The body inclined at a predetermined angle in the same circumferential direction relative to the radial direction of said rotary member, and a plurality of air ejection holes penetrating opening toward the gap from the air passage in the circumferential direction of the rotary body An air supply path that is formed at a predetermined interval and that supplies compressed air to the air injection holes through the air passage is provided in the taper shank.
[0008]
According to a second aspect of the present invention, in the spindle end surface cleaning holder according to the first aspect, the rotating body is rotated by an injection thrust of air ejected from the air injection holes toward the gap, and the rotating body. characterized in that it consists of air ejected from the air ejection hole side in against the gap as sprayed outward to clean the spindle end face.
According to a third aspect of the present invention, in the spindle end surface cleaning holder according to the first or second aspect, the flange portion is provided so as to be separable at a large-diameter side end portion of the tapered shank portion, and the flange portion allows the rotating body to be separated. The taper shank portion is rotatably supported.
According to a fourth aspect of the present invention, in the spindle end surface cleaning holder according to any one of the first to third aspects, a spacer for adjusting the gap is provided on a rear end surface of the flange portion. To do.
The invention of claim 5 is the spindle end face cleaning holder according any one to claims 1 to 4, wherein the rotary body exhibits a cylindrical, the rotary body via a bearing before Kien cylindrical shaft portions A seal ring that is rotatably supported and that prevents air leakage from the air passage is provided on one of the inner peripheral surface of the rotating body and the outer peripheral surface of the cylindrical shaft portion.
According to a sixth aspect of the present invention, in the spindle end surface cleaning holder according to any one of the first to fifth aspects, the compressed air is configured to be supplied to the air supply path through the main shaft. Features.
A seventh aspect of the present invention is the spindle end surface cleaning holder according to any one of the first to sixth aspects, wherein a cylindrical shaft portion projects from the front end surface of the flange portion so as to coincide with the axis , and the cylindrical shape air supply adapter is provided rotatably on the shaft portion, to be supplied to the air supply passage of the tapered shank portion through the air passage provided from the air supply adapter to the cylindrical shaft portion of the flange portion It is comprised by these.
The invention of claim 8 is the spindle end surface cleaning holder according to
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 2 is a longitudinal side view of the spindle end face cleaning holder in the first embodiment of the present invention, and FIG. 3 is a transverse plan view taken along the line AA of FIG.
[0010]
In FIG. 2, 10 is a spindle head of a machine tool such as a milling machine, and 12 is a spindle that is rotatably supported by the
[0011]
In FIG. 2,
The
Further, an
[0012]
The
Also, a cylindrical shape that supports the
Therefore, the
Further, when the
[0013]
The
[0014]
As shown in FIG. 2, the rotating
Further, the rotating
[0015]
The rotating
The rotating
[0016]
When the
[0017]
According to the
[0018]
Moreover, according to this Embodiment, since the
Further, by providing the
[0019]
FIG. 4 is a longitudinal side view showing a second embodiment of the spindle end surface cleaning holder according to the present invention.
In FIG. 4, the same components as those in FIG. 2 are denoted by the same reference numerals, description thereof is omitted, and portions different from those in FIG.
That is, as apparent from FIG. 4, the thickness of the
[0020]
According to such a second embodiment, for example, the length of the tapered
[0021]
FIG. 5 is a longitudinal side view showing a third embodiment of a spindle end surface cleaning holder according to the present invention.
In FIG. 5, the same components as those in FIG. 2 are denoted by the same reference numerals, and the description thereof will be omitted.
As shown in FIG. 5, the spindle end
[0022]
An
The on-off
The on-off
[0023]
In the spindle end surface cleaning holder in the third embodiment as described above, when the
[0024]
According to the third embodiment as described above, by assembling the
[0025]
【The invention's effect】
As described above, according to the spindle end surface cleaning holder of the present invention, while rotating the rotating body by the jet thrust of the air ejected from the air injection hole of the rotating body, the spindle end surface and the flange portion rear end surface are interposed. Since air is jetted toward the formed gap, it is possible to generate a uniform jet of air that is necessary for cleaning throughout the gap, thereby adhering to the tip end surface of the spindle. Dust such as cutting chips can be reliably cleaned over the entire tip surface.
[0026]
Moreover, according to this invention, since a rotary body is rotatably supported by the cylindrical shaft part of a taper shank part via a bearing, a rotary body can be rotated smoothly. In addition, by providing the flange portion so as to be separable at the large-diameter side end of the tapered shank portion, the rotating body can be easily assembled to the tapered shank portion, and the rotating body and the air injection holes are easily cleaned. be able to.
Furthermore, according to the present invention, by providing the taper shank portion and the pull stud with an air supply path that opens to the rear of the main shaft, the air supply source incorporated in the main shaft can be used for cleaning the end surface of the main shaft.
[0027]
According to the present invention, since the gap adjusting spacer is provided on the rear end surface of the flange portion facing the front end surface of the main shaft, the clearance formed between the front end surface of the main shaft and the rear end surface of the flange portion is reduced. It can be adjusted to the optimum value required for surface cleaning.
Further, according to the present invention, by assembling the air supply adapter and the opening / closing valve to the cleaning holder, it is possible to clean the front end surface of the main shaft even for a main shaft that does not have an air supply source on the main shaft.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal side view of a conventional spindle end face cleaning holder.
FIG. 2 is a longitudinal side view of a spindle end surface cleaning holder according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional plan view taken along the line AA in FIG.
FIG. 4 is a longitudinal side view showing a second embodiment of a spindle end surface cleaning holder according to the present invention.
FIG. 5 is a longitudinal side view showing a third embodiment of a spindle end surface cleaning holder according to the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (8)
前記主軸に該主軸の先端面から後方に行くに従い径が小さくなるテーパ付きの工貝嵌合穴に着脱可能に嵌合されるテーパシャンク部と、
前記テーパシャンク部の大径側端部に設けられ、前記主軸の先端面との間に前記先端面と平行な一定の隙間を形成する後端面を有する把持用のフランジ部と、
前記隙間に対向する前記テーパシャンク部の大径側端部外周に同心に形成された、前記大径側端部より小径の円柱状軸部に回転可能に設けられた回転体とを備え、
前記回転体の内周面及び該内周面と対向する前記円柱状軸部の外周面の少なくとも一方にエアー通路がリング状に形成され、
前記回転体には該回転体の半径方向に対し同一円周方向に所定の角度で傾斜し、かつ前記エアー通路から前記隙間に向けて貫通開口する複数のエアー噴射孔が前記回転体の円周方向に所定の間隔をおいて形成され、
前記テ一パシャンク部に前記エアー通路を通して前記各エアー噴射孔に圧縮空気を供給するエアー供給路が設けられている、
ことを特徴とする主軸端面清掃用ホルダ。A cleaning holder for cleaning the tip surface of the spindle in a state of being mounted on the spindle of a machine tool,
A tapered shank portion that is detachably fitted into a tapered shell fitting hole that decreases in diameter as it goes rearward from the front end surface of the main shaft to the main shaft;
Said provided larger diameter end of the tapered shank portion, a flange portion for gripping with a rear end surface forming a parallel constant gap with the front end surface between the front end surface of the spindle,
It formed concentrically to the large diameter end outer periphery of the taper shank portion facing between before Kisuki, and a rotatably provided rotation member to the cylindrical shaft portion of smaller diameter than said larger diameter end ,
An air passage is formed in a ring shape on at least one of the inner peripheral surface of the rotating body and the outer peripheral surface of the cylindrical shaft portion facing the inner peripheral surface,
The rotating body has a plurality of air injection holes that are inclined at a predetermined angle in the same circumferential direction with respect to the radial direction of the rotating body and that open through the air passage toward the gap. Formed at predetermined intervals in the direction,
An air supply path for supplying compressed air to the air injection holes through the air passage is provided in the taper shank portion.
A spindle end surface cleaning holder.
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