JP4743779B2 - 接離動機構付フリーズドライ装置およびこれを用いるフリーズドライ方法 - Google Patents

接離動機構付フリーズドライ装置およびこれを用いるフリーズドライ方法 Download PDF

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本発明は、接離動機構付フリーズドライ装置およびこれを用いるフリーズドライ方法に関する。
フリーズドライは、主として食品および医薬品の低温乾燥分野で広範に行われている。現在最も普及している装置は、トレイを積載したキャリッジをモノレールまたは台車で乾燥缶内に移動する「トレイキャリッジ方式」である。
このトレイキャリッジ式フリーズドライ装置における乾燥缶50内は、図11に示すように、乾燥缶50内の左右両側に、多段(例えば16段、ヒーター17枚)のヒーター52、52が設けられる。54はその支柱である。この左右の多段のヒーター52、52間には、トレイを吊下したキャリッジ51がモノレール53により進入可能な、幅約45cmの空間(歩行者通路)が形成される。トレイの材質は、SUSまたはアルミ製で、大きさは、通常、50cm×70cm×4cm(高さ)である。乾燥缶50の直径は約2.4m、奥行きは約9mである。通常乾燥缶50内には、5キャリッジ×16段×4トレイ=320トレイが収容される。
特開平7−294118号
ところで、上記トレイキャリッジ式フリーズドライ装置の場合には、乾燥缶の大きさの割に、収容可能なトレイが少ないため、乾燥缶が長大となり、設置スペースが広く、製作費も高額となるという課題がある。
これは、左右の多段のヒーター棚の間に、トレイキャリッジ51およびキャリッジの搬出入とヒーター52の清掃のための操作者が出入可能な空間が必要であること、また、上下の各ヒーター間には、トレイの搬出入を容易にするため、トレイの高さよりも広い間隔が必要であるからである。例えば、トレイの高さが4cmの場合、上下のヒーター52間の取付間隔は約11cmであり、上段のヒーター下面と下段のヒーター上面との間の間隔は約8.5cm(トレイの高さ4cm+トレイ上方空間2.5cm+トレイ下方空間2cm)必要となり、それだけ段数に制約が生じる。また、上下のヒーターの間隔が広がるほど、ヒーターと被乾燥物とが離間するため、真空下における輻射加熱効率も低下して乾燥時間が長引くという課題がある。
さらには、奥行きの長い乾燥缶となるため、高真空到達に必要な排気時間が長くなって、被乾燥物の解凍による品質劣化を招くおそれがあるので、排気能力の大きな真空ポンプが必要となり、電力消費も多くなるほか、ヒーターの洗浄もしにくいという課題がある。
そこで本発明は上記課題を解決すべくなされたもので、その目的とするところは、多数のトレイが収容可能で、加熱効率にも優れ、真空ポンプの小型化による省エネが図れるほか、トレイの搬出入およびヒーターの洗浄も容易となる接離動機構付フリーズドライ装置およびこれを用いるフリーズドライ方法を提供するにある。
本発明に係る接離動機構付フリーズドライ装置は、乾燥缶内にヒーターが多段に配設され、乾燥缶がコールドトラップおよび真空ポンプに接続されて成り、上下のヒーター間に、被乾燥物が収容されたトレイが配置され、真空ポンプによって乾燥缶およびコールドトラップ内が所要の真空度まで減圧され、次いでヒーターによって加温されることにより、凍結した被乾燥物の水分が昇華脱水されるフリーズドライ装置において、前記多段のヒーターは、上段のヒーターが下段のヒーターに対して、所要距離接離動可能に設けられたマルチヒーターブロックに形成され、該マルチヒーターブロックの1乃至複数基が前記乾燥缶内に配置され、前記各マルチヒーターブロックにおける上段のヒーターを下段のヒーターに対して接離させる接離動機構が設けられ、前記乾燥缶は、固定蓋部と移動外套缶とにより密閉構造に形成され、該移動外套缶は固定蓋部に対して、前記多段のヒーターが完全に露出する位置まで移動可能に設けられ、該移動外套缶を移動させる移動機構が設けられて成り、前記マルチヒーターブロックのヒーターにトレイを搬出入させる際には、前記移動外套缶を移動させて多段のヒーターを露出させ、前記接離動機構によって上段のヒーターを下段のヒーターに対して上昇させ、上下ヒーター間に所要の作業空間を形成し、フリーズドライを行う際には、前記接離動機構によって、上段のヒーターを、下段のヒーターに積載されたトレイに接近させてフリーズドライを行うことを特徴とする。
前記接離動機構は、前記上下のヒーター間を複数個所において連結する可撓性を有する連結部材と、最上段のヒーターを吊り上げる、クレーン、ウインチ、ジャッキ等のリフト装置とを含むことを特徴とする。
また、前記接離動機構は、前記各ヒーターの複数個所であって、上下方向に各重なる位置に設けられた挿通孔を有する係止部材と、各ヒーターの前記各上下方向に重なる係止部材の挿通孔を挿通して設けられた可撓性を有する吊上げ部材と、該各吊上げ部材の各係止部材に対応する位置に形成された、係止部材の挿通孔よりも大径の引掛り部と、前記各吊り上げ部材を吊り上げるリフト装置とを含み、該リフト装置により吊上げ部材を引き上げることにより各引掛り部が対応する係止部材の挿通孔の縁に引っ掛ることによって、各上段のヒーターが下段のヒーターに対して所用高さに吊り上げられることを特徴とする。
また、前記接離動機構は、各下段のヒータ上に一端において回動自在に軸支され、他端側が上方に回動した際、上段のヒーターを下段のヒーターに対して持ち上げる複数の偏心カムと、該各偏心カムの他端側を連結する連結部材と、最上段のヒーター上、もしくは前記マルチヒーターブロックが載置される載置台上に配設され、前記連結部材の一端が連結され、該連結部材を介して、前記偏心カムを一斉に回動させる上下駆動装置を具備することを特徴とする。
前記駆動装置がジャッキ装置、もしくはウインチであることを特徴とする。
また、前記接離動機構が流体圧装置であることを特徴とする。
前記接離動機構によりヒーターが下降された際、上段のヒーターが当接することにより上下のヒーター間を所要間隔に保持する間隔保持部材が前記下段もしくは上段のヒーターに設けられていることを特徴とする。
前記1乃至複数基のマルチヒーターブロックが、前記乾燥缶内に設けられた載置台上に配置され、該載置台は、その一端が前記固定蓋部に固定され、他端側に車輪が配設され、該車輪が、前記乾燥缶の移動外套缶の移動に伴い、移動外套缶の内底面に敷設されたレール上を転動することを特徴とする。
また、缶外に設けられた加温装置と前記載置台上に設けられたヘッダとがフレキシブル配管を介して接続され、該ヘッダと前記ヒーターとがフレキシブル配管を介して接続され、前記加温装置から熱媒体が前記ヒーターに循環されることを特徴とする。
また本発明方法に係るフリーズドライ方法は、上記接離動機構付フリーズドライ装置を用いるフリーズドライ方法であって、前記移動機構により移動外套缶を移動させて前記マルチヒーターブロックの多段のヒーターを露出させる工程と、該露出した多段のヒーターを、前記接離動機構により、上段のヒーターが下段のヒーターに対して所要の間隔が形成されるように上昇させる工程と、下段のヒーター上に、予め凍結した被乾燥物を収容したトレイを搬入する工程と、前記接離動機構により上段のヒーターを下降させ、トレイに接近させる工程と、前記移動機構により移動外套缶を移動させて固定蓋部との間で密閉空間を形成する工程と、真空ポンプ、コールドトラップを作動させて、予め凍結した被乾燥物をヒーターにより加熱する所要のフリーズドライを行う工程と、フリーズドライ終了後、前記移動機構により移動外套缶を移動させて前記マルチヒーターブロックを露出させる工程と、前記接離動機構により、上段のヒーターを下段のヒーターに対して上昇させ、下段のヒーター上の脱水が完了したトレイを搬出する工程とを含むことを特徴とする。
また、前記各マルチヒーターブロックの多段のヒーターの重量と、積載されるトレイの重量と、トレイに収納される被乾燥物の重量との総重量を5トン以下となるようにすることを特徴とする。
本発明によれば、トレイの搬出入時には、上段のヒーターを下段のヒーターに対して、トレイの高さよりも十分大きな間隔に広げて行うようにしているから、トレイの搬出入を容易に行うことができる。また、多段のヒーターが露出されるので、ヒーターの洗浄も容易かつ確実に行うことができる。
一方、多段のヒーターは、乾燥缶内に収容されるときには、上段のヒーターが下段のヒーターに対して接近され、ほとんどトレイの高さに等しい隙間のない状態となるから、大きさ(直径)の同じ乾燥缶においてより多段に形成でき、より多数のトレイを収容でき、また、上下のヒーターがトレイに極めて接近した状態となるので、効率よくフリーズドライが行える。
以下本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
図1〜図4は、コールドトラップ1が固定蓋部を兼ねる形式のフリーズドライ装置の概略図であり、図1は、乾燥缶部6の移動外套缶8が閉じた状態の平面図、図2は移動外套缶が開いた状態、すなわち、移動して「マルチヒーターブロック」15が全て露出した状態の平面図、図3は移動外套缶が開いた状態の正面図、図4は多段のヒーターが、接離動機構により下段のヒーターに対して上段のヒーターが所要距離上昇された状態の正面図である。
フリーズドライ装置は、乾燥缶6内に、ヒーター16が多段に配設された1乃至複数基(図示の場合5基)のマルチヒーターブロック15が配設され、乾燥缶6がコールドトラップ1および真空ポンプ4に接続されて成る。マルチヒーターブロック15は、後に詳述するように、上段のヒーターが下段のヒーターに対して、所要距離接離動可能に設けられた多段のヒーターブロックに形成されている。
コールドトラップ1は冷凍装置3に接続されている。真空ポンプ4は配管5によってコールドトラップ1に接続されている。また、コールドトラップ1と乾燥缶6とは、ゴムパッキン等を装着した継手部7を介して気密に連通されている。
なお、11はリリーフバルブである。
被乾燥物はトレイ17(図5)に収容され、トレイ17はマルチヒーターブロック15に組み込まれた上下のヒーター16間に配置される。ヒーター16には、コールドトラップ1内を通過する耐圧フレキシブル循環パイプ19を通じて、オイル等の熱媒体が加温装置18から循環される。なお、フレキシブル循環パイプ19は、移動外套缶8内の載置台12上に、各マルチヒーターブロック15の横に設けられたヘッダ(図示せず)に接続され、このヘッダと各マルチヒーターブロック15のヒーター16とがフレキシブル配管を介して接続されることにより、加温装置18から熱媒体が全てのマルチヒーターブロック15のヒーター16に循環されるようになっている。
真空ポンプ4が作動され、乾燥缶6およびコールドトラップ1内が負圧(4.6mmHg=600Pa以下)になると、これにより被乾燥物の品温が0℃以下に低下し凍結される。次いでヒーター16により上下から加温されることで、氷が昇華し、コールドトラップ1内の冷凍パイプ2の表面に氷結され、被乾燥物の乾燥が進行する。所定の乾燥度になったところで、乾燥缶6のリークバルブ11を開放して外気を導入して常圧に戻してからトレイ17を取り出す。コールドトラップ1の内部を洗浄して冷凍パイプ2に付着している氷を洗い流す。なお、被乾燥物はあらかじめ外部の冷凍庫にて凍結させておき、これを乾燥缶6内の「マルチヒーターブロック」15の上下のヒーター16の間に搬入するようにしてもよい。
乾燥缶6は、固定蓋部(本実施の形態ではコールドトラップ1が固定蓋部を兼ねる形式のものとなっている)と移動外套缶8とにより密閉構造に形成されている。
移動外套缶8の両端側および両脇には車輪9が取付けられ、この車輪9が、移動外套缶8の両脇に沿って配設されたレール10上を転動することによって、移動外套缶8はコールドトラップ1に対して、5基のマルチヒーターブロック15のヒーター16が完全に露出する位置まで移動可能に設けられている。この移動外套缶8の移動機構は、モータ(図示せず)による自走機構を採用することができる。
なお、乾燥缶6とコールドトラップ1とを各々独立した缶体として別途設けてもよい。この場合、乾燥缶6の蓋部(固定蓋部)は床面に固定とし、移動外套缶8をこの固定蓋部に対して移動可能に設け、コールドトラップ1と固定蓋部内とを図示しない配管を介して接続するようにする。
ヒーター16は、図5に示すように、例えば26枚のヒーター16で25段のマルチヒーターブロック15を形成する。
各ヒーター16の大きさは、トレイ17の幅(50cm)と長さ(70cm)の倍数に10〜20%の余裕を見て、例えば、160cm(70×2枚並び)×120cm(50×2枚並び)×2.5cm(厚さ)に形成され、例えば50cm×70cm×4cmのトレイ17が、2(幅方向2列)×2(長さ方向2列)×25(段)の計100枚が1台のマルチヒーターブロック15のヒーター16上に配置可能となっている。
従来のトレイキャリッジシステムにおいては、缶径は等しく、缶長が9mの乾燥缶内に320トレイを収容したが、本実施の形態の装置は、缶長6mで前記マルチヒーターブロック15を5基載置可能であり、500トレイを収容可能となった。すなわち、同体積の缶ならば、750トレイを収容可能となる。トレイ枚数が増えれば、当然被乾燥物の脱水に必要なエネルギーは比例して増加するが、同じ枚数のトレイであるならば、乾燥缶の小型化、乾燥缶の排気に必要な真空ポンプの小型化ができ、省エネ化ができ、またフリーズドライ装置の設置スペースも少なくなる。さらに本発明では、ヒーター16上のトレイ17に収納した被乾燥物とが密着状態となるため、蒸発が促進されて、乾燥時間が短縮されるので、同容積の装置と比較して、収容トレイ数比で、2.34倍、時間短縮効果130%とすると、従来の装置の約3倍の能力となる。
マルチヒーターブロック15は、載置台12上に配置され、載置台12の一端はコールドトラップ1内に固定され、載置台12の他端側の下面には車輪13が取付けられ、この車輪13が、移動外套缶8の内底面に配置したレール14上を転動する。これにより、移動外套缶8が、マルチヒーターブロック15とトレイ17をその位置に残したまま、コールドトラップ1から離れる方向に移動できるので、後記する接離動機構を操作して、上下のヒーター16の間隙を広げることにより、棚段からのトレイ17の取り外し、ヒーター16の洗浄、新規に被乾燥物を収納したトレイ17の積載などの一連の作業を短時間に実施できる。
上記のように、マルチヒーターブロック15において、上段のヒーター16は下段のヒーター16に対して、上下方向に接離動可能に設けられ、上段のヒーター16を下段のヒーター16に対して接離させる接離動機構が設けられている。
このヒーター16の接離動機構は、例えば、図6〜図8に示すようなもので構成しうる。なお、図6は、図5のA方向から見た説明図、図7は図5のB方向から見た図面である。
図6〜図8で例示した接離動機構は、各マルチヒーターブロック15にそれぞれ設けられる。
この接離動機構は、多段ヒーターの上下方向に各重なる位置に設けられた挿通孔34を有する係止部材35と、各ヒーター16の各上下方向に重なる係止部材35の挿通孔34を挿通して設けられた、チエーン等の可撓性を有する吊上げ部材36と、各吊上げ部材36の各係止部材35に対応する位置に形成された、係止部材35の挿通孔34よりも大径の引掛り部37と、各吊り上げ部材36を吊り上げるリフト装置(図示せず)とを含む。
係止部材35の基部側は、図6に示すように、断面コの字状に形成され、このコの字状部26でヒーター16を上下から挟圧し、ヒーター16に取り付けられている。係止部材35の挿通孔34を有する部位は図8に示すようにほぼリング状をなし、コの字状部に固定されて、ヒーター16の側方に位置し、上下の係止部材35において、その挿通孔34の位置が上下方向に重なるようになされている。
図6において、21は間隔保持部材であり、係止部材35のコの字状部26の上面に立設され、その高さは、トレイ17の高さ、例えば約4cmの高さのトレイ17と同一の高さか、あるいはそれよりも若干高い高さに形成されている。
上段のヒーター16は、下段のヒーター16の間隔保持部材21に当接する位置まで下降可能となっている。したがって、この状態では、トレイ17は下段のヒーター16上面にその下面側が当接し、またトレイ17の上面側は、上段のヒーター22の下面側に接近する状態となる。なお、図6、図7は、上段のヒーター16が下段のヒーター16に対して上方に引き上げられた状態を示している。
なお、間隔保持部材21は、高さ4cmのトレイをを傷つけないための部材である。間隔保持部材21は、上段のヒーター16の下面側に設けてもよい。
接離動機構は、図6、図7に示すように、各マルチヒーターブロック15のヒーター16の両脇に、適宜間隔をおいて複数個所に設けるようにするとよい。
各吊上げ部材36の上端には、リング38もしくはフックを取り付け、このリング38もしくはフックに、クレーン等のリフト装置(図示せず)のフックを係止し、吊上げ部材36を引き上げる。
なお、吊上げ部材36は、マルチヒーターブロック15の最上段に設置したジャッキ装置や、ウインチ等によって引き上げるようにしてもよい。
吊上げ部材36は当初弛んだ状態であるが、ヒーター16の吊上げ開始とともに次第に真っ直ぐに伸びて、その状態のときに引掛り部37が係止部材35の挿通孔34の縁に下方側から引っ掛る。吊上げ部材36がなおも引き上げられると、ヒーター16は引掛り部37によって、下方のヒーター16に対して上方に引き上げられ、上下のヒーター16間に、接離動機構で設定した通りの、例えば8cmの隙間が形成される。
上下のヒーター16間に上記間隔が形成されることにより、下段のヒーター16上へのトレイ17の搬出入、およびヒーター16の清掃が容易となり、装置の遊ばせ時間を短縮できる。
フリーズドライ装置は上記のように構成されており、フリーズドライ操作は次の工程で行われる。
まず、移動機構により移動外套缶8を移動させてマルチヒーターブロック15を露出させる(図2、図3)。
次に、露出したマルチヒーターブロック15を、前記接離動機構により、上段のヒーター16が下段のヒーター16に対して所要の間隔(本例では8cm)が形成されるように上昇させる(図4、図6、図7、図9)。
下段のヒーター16上に、被乾燥物を収容したトレイ17を搬入する。トレイ17の搬入は、マルチヒーターブロック15の両側から適宜フォークリフト等を用いて縦2列×25段の合計50トレイずつ一括して行うことができる。望ましくは、あらかじめ、被乾燥食品を収納したトレイ17を、マルチヒーターブロック15の棚間隔に適合するガイド棚にのせて、冷凍庫で冷凍しておき、これをリフトで運搬して、マルチヒーターブロック15に差し込み、ガイド棚のみを抜き取るようにすれば極めて短時間で作業が完了するので、凍結品の解凍により品質が劣化する問題点も防止できる。
本実施の形態では、マルチヒーターブロック15を1つの大きなものに形成せず、5基の比較的小さなブロックに分割している。したがって、各マルチヒーターブロック15のヒーター16を接離動機構で吊り上げる際の総重量(各マルチヒーターブロック15の多段のヒーター16の重量と、積載されるトレイ17の重量と、トレイ17に収納される被乾燥物の重量)はそれほど大きなものとならず、接離動機構によって吊り上げて、上下ヒーター間に所要の間隔があくようにすることができる。なお、上記総重量は5トン以下となるようにすると好適である。
次に、接離動機構により上段のヒーター16を下降させ、間隔保持部材21に当接させる。これにより上段のヒーター16の下面がトレイ17上面に接近する。
移動機構により移動外套缶8を移動させて固定蓋部(本実施の形態ではコールドトラップ1が固定蓋部を兼ねている)との間で密閉空間を形成する(図1)。
まず、冷凍装置3によりコールドトラップ1内の冷凍パイプ2を冷却し、次に真空ポンプ4を作動させ、ヒーター16により加温して所要のフリーズドライを行う。
フリーズドライ終了後、移動機構により移動外套缶8を移動させてマルチヒーターブロック15を露出させる(図2、図3)。
接離動機構により、上段のヒーター16を下段のヒーター16に対して上昇させ、下段のヒーター16上のトレイ17を搬出する(図4)。
このようにして一連の工程を行うことができる。
本実施の形態では、トレイ17の搬出入時には、上段のヒーター16を下段のヒーター16に対して、トレイ17の高さよりも十分大きな間隔(本例では8cm)に広げて行うようにしているから、トレイ17の搬出入を容易に行うことができる。また、多段のヒーター16が露出されて棚間隔が広がるので、従来のトレイキャリッジ方式ではヒーター棚が乾燥缶内に固定されていたため(図11)、困難で、長時間かかっていたヒーターの洗浄も本装置では容易かつ衛生的に行うことができる。
一方、マルチヒーターブロック15は、乾燥缶6内に収容されるときには、上段のヒーター16が下段のヒーター16に対してトレイ17の高さ4cmまで接近されるから、大きさ(直径)の同じ乾燥缶においてより多段に形成でき、より多数のトレイ17を収容できる。
また、上下のヒーター16がトレイ17に極めて接近した状態なので、真空中での輻射加熱がより効率よくなり、短時間でフリーズドライを行える。
ヒーター16の接離動機構は上記に限られない。
例えば、吊上げ部材36の代りに、上下の係止部材35間を所要長さのチエーン等の可撓性を有する連結部材(図示せず)により連結し、リフト装置によって最上段のヒーター16を吊り上げた際、上下のヒーター16間が、連結部材の長さだけ間隔があく(この間隔はトレイ17の高さよりも十分大きいものとする)ようにしてもよい。
図9、図10は、接離動機構の他の実施の形態を示す説明図である。
本実施の形態では、各下段のヒータ16上に複数の偏心カム23を一端において軸23aにより回動自在に軸支している。偏心カム23は、他端側が上方に回動した際、上段のヒーター16を下段のヒーター16に対して所要距離持ち上げる大きさとなっている。
この各偏心カム23の他端側に設けたピン27をチエーン等の連結部材22により連結する。この連結部材22の上端を、最上段のヒーター16上に配設したジャッキ装置等の上下駆動装置20に連結する。上下駆動装置20はウインチを用いることもできる。なおこの場合、ジャッキ装置は、偏心カム23の回動に伴い、図9に示すように距離m(5cmほど)だけ左右にスライド可能に配置する。
また、ジャッキ装置の場合、マルチヒーターブロック15が載置される載置台12上に配設することもできる。
なお、偏心カム23は、ヒーター16の端縁部に配設したステンレス製の断面コの字状をなす補強部材26に設けた軸受31に回動自在に軸支する。偏心カム23の軸受31は、前記間隔保持部材21で兼ねることもできる。
また、最上段のヒーター16上にはステンレス製の補強板25を取り付け、この補強板25上に上下駆動装置20を配置するようにするとよい。
本実施の形態でも、上下駆動装置20により連結部材22を引き上げるようにすることで、偏心カム23を一斉に回動させることができ、これにより上下ヒーター16間に所要の隙間を形成することができる。
あるいは接離動機構として、油圧や空気圧を用いた流体圧装置を用いてもよい。
なお、上記各実施の形態において、各マルチヒーターブロック15の上下のヒーター16が横方法にずれないように、例えば、載置台12に下端が固定されたガイド棒(図示せず)を、各ヒータ16のコーナー部に設けた挿通孔(図示せず)に緩く挿通するようにするとよい。
移動外套缶が閉じた状態の平面図である。 移動外套缶が開いた状態の平面図である。 移動外套缶が開いた状態の正面図である。 多段のヒーターが、接離動機構により下段のヒーターに対して上段のヒーターが所要距離上昇された状態の正面図である。 マルチヒーターブロック5基を示す概要図である。 ヒーターの接離動機構を示す部分側面図である。 ヒーターの接離動機構を示す部分正面図である。 係止部材と吊上げ部材との関係を示す説明図である。 ジャッキ装置および偏心カムによる接離動機構の説明図である。 偏心カムの説明図である。 従来の乾燥缶内におけるヒーターの配置を示す説明図である。
符号の説明
1 コールドトラップ
2 冷凍パイプ
3 冷凍装置
4 真空ポンプ
5 真空配管
6 乾燥缶
7 継手部
8 移動外套缶
9 移動外套缶の車輪
10 レール
11 リークバルブ
12 載置台
13 載置台の車輪
14 載置台のレール
15 マルチヒーターブロック
16 ヒーター
17 トレイ
18 加温装置
19 フレキシブル循環パイプ
20 上下駆動装置
21 間隔保持部材
22 連結部材
23 偏心カム
25 マルチヒーターブロック最上段の駆動装置取付用の補強板
26 ヒーターのコの字型補強部材
27 偏心カムの孔またはピン
31 偏心カムの軸受
34 挿通孔
35 係止部材
36 吊上げ部材
37 引掛り部
38 フック

Claims (11)

  1. 乾燥缶内にヒーターが多段に配設され、乾燥缶がコールドトラップおよび真空ポンプに接続されて成り、上下のヒーター間に、被乾燥物が収容されたトレイが配置され、真空ポンプによって乾燥缶およびコールドトラップ内が所要の真空度まで減圧され、次いでヒーターによって加温されることにより、凍結した被乾燥物の水分が昇華脱水されるフリーズドライ装置において、
    前記多段のヒーターは、上段のヒーターが下段のヒーターに対して、所要距離接離動可能に設けられたマルチヒーターブロックに形成され、該マルチヒーターブロックの1乃至複数基が前記乾燥缶内に配置され、
    前記各マルチヒーターブロックにおける上段のヒーターを下段のヒーターに対して接離させる接離動機構が設けられ、
    前記乾燥缶は、固定蓋部と移動外套缶とにより密閉構造に形成され、該移動外套缶は固定蓋部に対して、前記多段のヒーターが完全に露出する位置まで移動可能に設けられ、
    該移動外套缶を移動させる移動機構が設けられて成り、
    前記マルチヒーターブロックのヒーターにトレイを搬出入させる際には、前記移動外套缶を移動させて多段のヒーターを露出させ、前記接離動機構によって上段のヒーターを下段のヒーターに対して上昇させ、上下ヒーター間に所要の作業空間を形成し、
    フリーズドライを行う際には、前記接離動機構によって、上段のヒーターを、下段のヒーターに積載されたトレイに接近させてフリーズドライを行うことを特徴とする接離動機構付フリーズドライ装置。
  2. 前記接離動機構は、前記上下のヒーター間を複数個所において連結する可撓性を有する連結部材と、最上段のヒーターを吊り上げる、クレーン、ウインチ、ジャッキ等のリフト装置とを含むことを特徴とする請求項1記載の接離動機構付フリーズドライ装置。
  3. 前記接離動機構は、前記各ヒーターの複数個所であって、上下方向に各重なる位置に設けられた挿通孔を有する係止部材と、各ヒーターの前記各上下方向に重なる係止部材の挿通孔を挿通して設けられた可撓性を有する吊上げ部材と、該各吊上げ部材の各係止部材に対応する位置に形成された、係止部材の挿通孔よりも大径の引掛り部と、前記各吊り上げ部材を吊り上げるリフト装置とを含み、該リフト装置により吊上げ部材を引き上げることにより各引掛り部が対応する係止部材の挿通孔の縁に引っ掛ることによって、各上段のヒーターが下段のヒーターに対して所用高さに吊り上げられることを特徴とする請求項1記載の接離動機構付フリーズドライ装置。
  4. 前記接離動機構は、各下段のヒータ上に一端において回動自在に軸支され、他端側が上方に回動した際、上段のヒーターを下段のヒーターに対して持ち上げる複数の偏心カムと、
    該各偏心カムの他端側を連結する連結部材と、
    最上段のヒーター上、もしくはマルチヒーターブロックが載置される載置台上に配設され、前記連結部材の一端が連結され、該連結部材を介して、前記偏心カムを一斉に回動させる上下駆動装置を具備することを特徴とする請求項1記載の接離動機構付フリーズドライ装置。
  5. 前記駆動装置がジャッキ装置、もしくはウインチであることを特徴とする請求項4記載の接離動機構付フリーズドライ装置。
  6. 前記接離動機構が流体圧装置であることを特徴とする請求項4記載の接離動機構付フリーズドライ装置。
  7. 前記接離動機構によりヒーターが下降された際、上段のヒーターが当接することにより上下のヒーター間を所要間隔に保持する間隔保持部材が前記下段もしくは上段のヒーターに設けられていることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載の接離動機構付フリーズドライ装置。
  8. 前記1乃至複数基のマルチヒーターブロックが、前記乾燥缶内に設けられた載置台上に配置され、該載置台は、その一端が前記固定蓋部に固定され、他端側に車輪が配設され、該車輪が、前記乾燥缶の移動外套缶の移動に伴い、移動外套缶の内底面に敷設されたレール上を転動することを特徴とする請求項1〜7いずれか1項記載の接離動機構付フリーズドライ装置。
  9. 缶外に設けられた加温装置と前記載置台上に設けられたヘッダとがフレキシブル配管を介して接続され、該ヘッダと前記ヒーターとがフレキシブル配管を介して接続され、前記加温装置から熱媒体が前記ヒーターに循環されることを特徴とする請求項8記載の接離動機構付フリーズドライ装置。
  10. 請求項1〜9いずれか1項記載の接離動機構付フリーズドライ装置を用いるフリーズドライ方法において、
    前記移動機構により移動外套缶を移動させて前記マルチヒーターブロックの多段のヒーターを露出させる工程と、
    該露出した多段のヒーターを、前記接離動機構により、上段のヒーターが下段のヒーターに対して所要の間隔が形成されるように上昇させる工程と、
    下段のヒーター上に、予め凍結した被乾燥物を収容したトレイを搬入する工程と、
    前記接離動機構により上段のヒーターを下降させ、トレイに接近させる工程と、
    前記移動機構により移動外套缶を移動させて固定蓋部との間で密閉空間を形成する工程と、
    真空ポンプ、コールドトラップを作動させて、予め凍結した被乾燥物をヒーターにより加熱する所要のフリーズドライを行う工程と、
    フリーズドライ終了後、前記移動機構により移動外套缶を移動させて前記マルチヒーターブロックを露出させる工程と、
    前記接離動機構により、上段のヒーターを下段のヒーターに対して上昇させ、下段のヒーター上の脱水が完了したトレイを搬出する工程とを含むことを特徴とする接離動機構付フリーズドライ装置を用いるフリーズドライ方法。
  11. 前記各マルチヒーターブロックの多段のヒーターの重量と、積載されるトレイの重量と、トレイに収納される被乾燥物の重量との総重量を5トン以下となるようにすることを特徴とする請求項10記載の接離動機構付フリーズドライ装置を用いるフリーズドライ方法。
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