JP4741803B2 - 安全カミソリ - Google Patents

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本発明は、主に一般大衆が使用する安全カミソリに関する。
安全カミソリの使用中に安全カミソリが円滑に皮膚の表面を移動できるようにスムーザーを設けることは従来から行われている。また、スムーザーが水に溶けることによって安全カミソリの滑りを良くするのであるが、スムーザーが過剰に溶け出せばむしろ使用者に不快感を与えることになり、スムーザーが溶けにくいときは安全カミソリの滑りが良くならない。そこで、スムーザーの成分としてポリエチレングリコール、ポリプロピレンあるいはポリスチレンなどが所定の割合で含まれているものが存在する(例えば、特許文献1参照。)。
また、安全カミソリが皮膚上を円滑に移動できるようにするために、スムーザーが安全カミソリのほぼ横幅一杯の範囲で供給されるものが存在する(例えば、特許文献2参照。)。
特許第3400998号公報 特公昭62−35791号公報
安全カミソリは、髭剃り中に通常皮膚と接触する皮膚接触表面を有していてその表面と皮膚との間に摩擦が生じる。したがって、その皮膚接触表面にスムーザーを設ければ安全カミソリが皮膚上を円滑に移動できる。皮膚接触表面は刃体の刃先よりも前方と後方及び刃体の両端部付近に存在し、刃先よりも前方の皮膚接触表面は刃先が髭を剃る前に皮膚に接触し、刃先よりも後方の皮膚接触面は刃先が髭を剃った後で皮膚に接触する。また、刃体の両端部付近の皮膚接触面は刃先が髭をそる範囲よりも外側で皮膚に接触する。
このように皮膚接触表面は刃先に対する位置が異なる部分から成るので、それらすべての部分に同じ成分のスムーザーを設けるよりも、位置に応じて成分の違うスムーザーを設けた方が使用者の満足感を得ることができる。すなわち、使用者は安全カミソリが円滑に皮膚上を移動できることを望むが、円滑さを増すに従ってスムーザーが多く溶け出して糸を引くような状態になり、かえって使用者に不快感を与える結果となってしまう。
前記特許文献2はスムーザーが安全カミソリの幅一杯に設けられているが、スムーザーは同じ成分であって設けられた位置に適応するスムーザーを設けるものではない。このような構成であると、スムーザーが溶け易い成分であると過剰に溶け出して使用者に不快感を与える。反対にスムーザーが溶けにくい成分であると十分な潤滑性がなく安全カミソリが円滑に移動しない。そこで、本発明は皮膚接触表面の種々の位置に設けられたスムーザーをその位置の相違から生じる役割に応じた成分とすることにより、使用者に満足感を与えることができる安全カミソリを提供することを目的とする。
また、前記特許文献1ではスムーザーが一箇所に設けられているが、現在では種々の位置に設ける傾向にある。しかし、スムーザーを種々の位置に設けたときに全部のスムーザーを異なる成分とすることはコストがかかって現実的でない。したがって、スムーザーが一箇所あるいは数箇所設けられた安全カミソリを製造するときに、2種類程度のスムーザーを用意してそれらを皮膚接触表面の種々の位置に設けることにより使用者の満足感を得ることのできる安全カミソリを提供することを目的とする。
本発明の請求項1は、プラスチック体の中に3以上の刃体が配置され、プラスチック体が、刃体の刃先の前方横方向に延在し表面に先導スムーザーが設けられたガード部、及び刃先の後方に存在する皮膚係合面を有しており、且つプラスチック体の両端に端壁が一体に形成され、前記それぞれの端壁にサイドスムーザーが設けられ、このサイドスムーザーの上面が端壁の上面に表われて髭剃り中に通常皮膚と接触する表面の一部を構成している安全カミソリにおいて、刃先がガード部に最も近い刃体の刃先延長線と、ガード部から2番目に遠い刃先を有する刃体の刃先延長線との間の範囲を含むようにサイドスムーザーが端壁の上面に表われており、且つサイドスムーザーは最も遠い刃体の刃先延長線までは届いておらず、先導スムーザーとサイドスムーザーとが異なる成分を有している構成である。
請求項2は、プラスチック体の中に3以上の刃体が配置され、プラスチック体が、刃体の刃先の前方横方向に延在し表面に先導スムーザーが設けられたガード部、及び刃先の後方に存在する皮膚係合面を有しており、且つプラスチック体の両端に端壁が一体に形成され、前記それぞれの端壁にサイドスムーザーが設けられ、このサイドスムーザーの上面が端壁の上面に表われて髭剃り中に通常皮膚と接触する表面の一部を構成している安全カミソリにおいて、刃先がガード部に最も近い刃体の刃先延長線と、ガード部から2番目に遠い刃先を有する刃体の刃先延長線との間の範囲を含むようにサイドスムーザーが端壁の上面に表われており、且つサイドスムーザーは最も遠い刃体の刃先延長線までは届いておらず、プラスチック体の上面であって刃体の刃先よりも後方に後続スムーザーが設けられており、先導スムーザー及び後続スムーザーはサイドスムーザーと別体に設けられ、先導スムーザーと後続スムーザーとが異なる成分を有している構成である。
請求項3は、サイドスムーザーが、先導スムーザーの端部よりも外側に設けられている構成である。
請求項4は、サイドスムーザーが、後続スムーザーの端部よりも外側に設けられている構成である。
請求項5は、プラスチック体の上面であって刃体の刃先よりも後方に後続スムーザーが設けられ、この後続スムーザーは押出し成形により形成されプラスチック体の上面に固着されている構成である。
請求項6は、ガード部の表面に先導スムーザーが設けられ、該先導スムーザー及びサイドスムーザーの少なくとも一方のスムーザーの成分は、ポリエチレンオキサイドが5〜50重量%で、残余成分はポリスチレン及び該ポリスチレンよりも小さい重量のポリプロピレンの混合物を主成分とする構成である。
請求項7は、ガード部及び皮膚係合面の少なくとも一方の部分にスムーザーが設けられ、その設けられたスムーザー及びサイドスムーザーの少なくとも1つのスムーザーの成分は、平均分子量が異なる3種類以上のポリエチレンオキサイドを含んでいる構成である。
請求項1は、刃先がガード部に最も近い刃体の刃先延長線と、ガード部から2番目に遠い刃先を有する刃体の刃先延長線との間の範囲を含むようにサイドスムーザーが端壁の上面に表われており、且つサイドスムーザーは最も遠い刃体の刃先延長線までは届いておらず、先導スムーザーとサイドスムーザーとが異なる成分を有している。通常刃体の刃先は端壁よりも引っ込んでいるから、髭剃り中に刃先が皮膚の上を移動するときに端壁は皮膚に食い込みながら移動することになる。この結果、皮膚と端壁の間の摩擦力が大きくなるので、この端壁にサイドスムーザーを設けることにより使用中に安全カミソリを滑らかに移動させることができる。また、特許文献2は端壁全体が他の部材と共にスムーザーで一体に形成された構成である。したがって、使用中に必要のない表面にもスムーザーが溶け出して使用者に不快感を与えることになる。本発明は、端壁がプラスチック体と一体に形成され、サイドスムーザーはその端壁に設けられているので必要な部分のみにサイドスムーザーを設けることができる。これにより、スムーザーが必要ない部分に過剰に溶け出すことがなく使用者に不快感を与えない。さらに、サイドスムーザーはガード部から最も遠い刃体の刃先延長線までは届いていない。すなわち、刃先の端部の外側に存在するサイドスムーザーは最も上段の刃先までは延在していない構成である。サイドスムーザーが設けられている端壁は横幅が狭いのでこの程度のスムーザーで十分であり、スムーザーの過剰な溶け出しを防止することができる。
請求項2は、刃先がガード部に最も近い刃体の刃先延長線と、ガード部から2番目に遠い刃先を有する刃体の刃先延長線との間の範囲を含むようにサイドスムーザーが端壁の上面に表われており、且つサイドスムーザーは最も遠い刃体の刃先延長線までは届いておらず、プラスチック体の上面であって刃体の刃先よりも後方に後続スムーザーが設けられており、先導スムーザー及び後続スムーザーはサイドスムーザーと別体に設けられ、先導スムーザーと後続スムーザーとが異なる成分を有している。したがって、各スムーザーの成分を異なるものとすることができるから、スムーザーの設けられている位置に応じた成分とすることができる。
請求項3は、サイドスムーザーが先導スムーザーの端部よりも外側に設けられている。したがって、髭剃り中のサイドスムーザーの進行軌跡と先導スムーザーの進行軌跡が重複しないのでスムーザーの過剰供給を防止できる。
請求項4は、サイドスムーザーが後続スムーザーの端部よりも外側に設けられている。したがって、髭剃り中のサイドスムーザーの進行軌跡と後続スムーザーの進行軌跡が重複しないのでスムーザーの過剰供給を防止できる。
請求項5は、プラスチック体の上面であって刃体の刃先よりも後方に後続スムーザーが設けられ、この後続スムーザーは押出し成形により形成されプラスチック体の上面に固着されている。押出し成形によるスムーザーは水に溶け易いので、このスムーザーを後続スムーザーとすることにより、溶けたスムーザーが刃先付近に過剰に供給されることがない。溶けたスムーザーが刃先付近に過剰に供給されると、髭剃りに支障を来すからである。
請求項6は、ガード部の表面に先導スムーザーが設けられ、該先導スムーザー及びサイドスムーザーの少なくとも一方のスムーザーの成分は、ポリエチレンオキサイドが5〜50重量%で、残余成分はポリスチレン及び該ポリスチレンよりも小さい重量のポリプロピレンの混合物を主成分としている。この構成によって、髭剃り中に安全カミソリの皮膚に対する滑りを良くすることができると共に、刃先付近に溶けたスムーザーが過剰に供給されることを防止できる。
請求項7は、ガード部及び皮膚係合面の少なくとも一方の部分にスムーザーが設けられ、その設けられたスムーザー及びサイドスムーザーの少なくとも1つのスムーザーの成分は、平均分子量が異なる3種類以上のポリエチレンオキサイドを含んでいる。種々のポリエチレンオキサイドを混合することにより、設けられる部分に応じて最適のスムーザーを使用することができる。
次に本発明の実施をするための最良の形態について説明する。この実施形態は安全カミソリのカートリッジ替刃に関するものである。替刃の横方向の長さは約40mmである。本発明が替刃式でない安全カミソリを含むことは勿論である。プラスチック体は刃台1と天板2とから成り、これらの刃台1及び天板2の間に4枚の刃体3,4,5,6が挟着され、各刃体間にはスペーサーが介在している。刃体及びスペーサーは通常の安全カミソリと同様に天板の底面から下方に延びる脚部が刃体及びスペーサーの挿通孔を通り刃台裏面に固着されることにより刃台1と天板2の間に挟着されている。
天板2の両側には端壁7,7が一体に形成されており、この端壁7,7は一番下の刃体3の刃先よりも前方の位置まで延びている。サイドスムーザー8,8は端壁7,7の前端から一番上の刃体6の刃先の手前に至る位置まで設けられている。また、このサイドスムーザー8,8は端壁7,7に形成された凹部15の中に射出成形により設けられているが押出し成形により設けてもよい。サイドスムーザー8は端壁7の前端よりも後方の位置から後方に設けられていてもよい。端壁7の上面に表われたサイドスムーザー8の縦方向の長さ、すなわち図2におけるサイドスムーザー8の上下方向の長さは約3.2mmである。また、サイドスムーザー8の横方向の幅は約1.3mmである。
図5は図4におけるA−A線断面であり端壁7におけるサイドスムーザー8の成形状態を示している。すなわち端壁7に凹部15が形成され、その中にサイドスムーザー8が射出により設けられている。そして、サイドスムーザー8の厚み、すなわち図5において上下方向のサイドスムーザー8の長さは0.5mmである。図6は図4におけるB−B線の端壁7の断面であり凹部15内にサイドスムーザー8が射出により設けられている。なお、この図6はサイドスムーザー8と端壁7との関係を示したものなので、刃台1は省略してある。端壁の凹部15内に孔部16が形成され、サイドスムーザー8はその孔部16内にも設けられている。これにより、サイドスムーザー8が凹部15から外れにくくなるという効果を奏する。この断面におけるサイドスムーザー8の厚みは当然のことではあるが図5の場合と同じであり、図6においてサイドスムーザー8の右側に隣接する端壁7の厚みは0.3mmである。サイドスムーザー8の成形方法について説明すると、まず天板2が射出により成形され、その後でサイドスムーザー8が凹部15内に射出成形される。サイドスムーザーの材料は両方のサイドスムーザー8,8のそれぞれの前端面から同時に注入され、一回の射出で両方のサイドスムーザー8,8が成形される。注入された材料はサイドスムーザーの型内を後方に進み、図6に示すように孔部16内も材料で満たされる。サイドスムーザーの射出成形に際し成形上のランナが形成されるので、それは部品完成時に切り離して再利用する。
端壁7の上面は前端から後方に行くに従って上昇する傾斜面であり、サイドスムーザーの上面9も同じ傾斜面に形成されている。この傾斜面の刃体面に対する傾斜角は好ましくは16〜26度であり、最も好ましい角度は21度前後である。しかしこの数値に限定されないことは勿論であって傾斜角はこれより大きくても小さくてもよい。サイドスムーザー8はさらにその内側面10が端壁7の内側面に表われているが、サイドスムーザー8の外側の側方は端壁7を構成するプラスチック体で保護されており、露出していない。
刃体の刃先の前方には横方向に延在するガード部11が刃台1と一体に形成されている。先導スムーザー12は表面が滑らかな円弧状凸面に形成され、ガード部11の表面の全長に亘って設けられている。また、この先導スムーザー12はガード部11に形成された凹部17の中に射出成形により設けられているが押出し成形により設けてもよい。なお、先導スムーザー12の表面はこのような円弧状凸面に限定されず、長さ方向に多数の突条を形成したりあるいは表面に微小な突起や凹部を設けてもよい。先導スムーザー12の両端が凹んで凹所13,13が形成され、この凹所13,13の表面も先導スムーザー12で覆われている。凹所は先導スムーザー12の両端に限定されるものでなく、途中部分に形成してもよい。また、数は2以外に1でもよく3以上でもよい。前述したサイドスムーザー8,8はいずれも先導スムーザー12の両端よりも外側に形成されており、且つ別体に形成されている。
天板2の後端寄りの上面に後続スムーザー14が設けられている。この後続スムーザー14は天板2の上面に形成された凹部(図示せず。)の中に押出し成形により設けられているが射出成形により設けてもよい。押出し成形の場合は予め押出し成形によって後続スムーザー14を形成し、これを凹部内に固着する。後続スムーザー14の長さ方向に垂直に切った断面の形状は台形をなし、また後続スムーザー14の上面は天板2の上面と面一をなしている。前述したサイドスムーザー8,8はいずれも後続スムーザー14の両端よりも外側に形成されており、且つ別体に形成されている。
次に各スムーザーの成分について説明する。まず、サイドスムーザー8と先導スムーザー12を設けた安全カミソリの各スムーザーの成分について説明する。サイドスムーザー8と先導スムーザー12は同一成分であり、これによって成分の異なるいくつものスムーザー材料を製造する必要がなくコストを抑えることができる。しかし、サイドスムーザー8と先導スムーザー12を異なる成分としたり成分の配合割合を変えてもよいことは勿論である。先導スムーザーは分子量の異なる複数のポリエチレンオキサイドの混合物を5〜50重量%含むことが好ましい。具体的には、平均分子量170万以上220万未満のポリエチレンオキサイド約6重量%、平均分子量430万以上480万未満のポリエチレンオキサイド約9重量%及びポリプロピレン約8.5重量%を含み、さらにアロエ成分0.05重量%、抗菌防臭剤0.5重量%及びビタミンEを0.165重量%を含み且つそれら以外の残余成分はポリスチレンであるスムーザーがさらに好ましい。以上の述べた成分は、安全カミソリにサイドスムーザー8と先導スムーザー12を設けたときに採用することが好ましい成分であるが、サイドスムーザー8又は先導スムーザー12のいずれか一方のみを設けた場合であっても円滑に髭剃りができる成分である。これらの成分はこれらのスムーザーのほかに後続スムーザー14を設けたときにも採用することが好ましい。
後続スムーザー14は、好ましくはポリエチレンオキサイドが50〜80重量%で、残余成分はポリスチレン又はポリプロピレンの少なくとも一方を主成分とする。具体的には、平均分子量15万以上40万未満のポリエチレンオキサイド20〜30重量%及び平均分子量430万以上480万未満のポリエチレンオキサイド40重量%を含み、さらにアロエ成分0.05重量%、抗菌防臭剤0.5重量%及びビタミンEを0.165重量%を含み且つそれら以外の残余成分はポリスチレンであるスムーザーがさらに好ましい。これら後続スムーザー14の成分は前述したサイドスムーザーと組み合わせ、さらに先導スムーザーと組み合わせて実施したときに円滑な髭剃りができる。サイドスムーザーと先導スムーザーと後続スムーザーのすべてを設けたときは前述の好ましい成分を採用するとよい。前述の具体的な数値の成分であればさらに好ましい。
通常後続スムーザー14は押出し成形によって形成し、天板2の上面に固着する。押出し成形は後続スムーザーを天板とは別体に形成して、後から固着するので手間がかかる。後続スムーザーも射出成形により設ければコストを抑えることができる。さらにその後続スムーザーと同じ成分をサイドスムーザーや先導スムーザーに使用できれば、種々の位置にスムーザーを有する多種類の安全カミソリに同じ成分のスムーザーを使用できるので製造コストを抑えることができる。以下、主に射出成形により設けられる後続スムーザーあるいはサイドスムーザー又は先導スムーザーの成分について説明する。
前記カラム0025で説明した成分は、平均分子量が異なる3種類以上のポリエチレンオキサイドを含んでいる。ポリエチレンオキサイドは、平均分子量10万以上100万未満のポリエチレンオキサイドが10〜40重量%、平均分子量100万以上300万未満のポリエチレンオキサイドが10〜50重量%、残余成分が平均分子量300万以上であることが好ましい。また、スムーザーの成分の50重量%以上がポリエチレンオキサイドであることが好ましいがこれに限定されるものでない。そのスムーザーのポリエチレンオキサイド以外の残余成分はポリスチレン又はポリプロピレンの少なくとも一方を主成分とする。その残余成分としてポリスチレン及びポリプロピレンを含み、ポリプロピレンの重量はポリスチレンの重量よりも小さいものが好ましい。
以上述べたような成分のサイドスムーザー又は先導スムーザーが設けられた場合に後続スムーザーを設けようとするときは、後続スムーザーの成分は、平均分子量15万以上40万未満のポリエチレンオキサイド約14重量%、平均分子量170万以上220万未満のポリエチレンオキサイド約18重量%、平均分子量430万以上480未満のポリエチレンオキサイド約28重量%、及びポリプロピレン約4重量%含み、且つさらにアロエ成分0.05重量%、抗菌防臭剤0.5重量%及びビタミンE0.165重量%を含み、それら以外の残余成分はポリスチレンであることが好ましい。
本発明の斜視図 本発明の上面図 本発明の拡大中央断面図 拡大した部分上面図 図4における一部A−A線断面図 図4における一部B−B線断面図
1 刃台
2 天板
3 刃体
4 刃体
5 刃体
6 刃体
7 端壁
8 サイドスムーザー
9 上面
10 内側面
11 ガード部
12 先導スムーザー
13 凹所
14 後続スムーザー
15 凹部
16 孔部
17 凹部

Claims (7)

  1. プラスチック体の中に3以上の刃体が配置され、プラスチック体が、刃体の刃先の前方横方向に延在し表面に先導スムーザーが設けられたガード部、及び刃先の後方に存在する皮膚係合面を有しており、且つプラスチック体の両端に端壁が一体に形成され、前記それぞれの端壁にサイドスムーザーが設けられ、このサイドスムーザーの上面が端壁の上面に表われて髭剃り中に通常皮膚と接触する表面の一部を構成している安全カミソリにおいて、刃先がガード部に最も近い刃体の刃先延長線と、ガード部から2番目に遠い刃先を有する刃体の刃先延長線との間の範囲を含むようにサイドスムーザーが端壁の上面に表われており、且つサイドスムーザーは最も遠い刃体の刃先延長線までは届いておらず、先導スムーザーとサイドスムーザーとが異なる成分を有していることを特徴とする安全カミソリ。
  2. プラスチック体の中に3以上の刃体が配置され、プラスチック体が、刃体の刃先の前方横方向に延在し表面に先導スムーザーが設けられたガード部、及び刃先の後方に存在する皮膚係合面を有しており、且つプラスチック体の両端に端壁が一体に形成され、前記それぞれの端壁にサイドスムーザーが設けられ、このサイドスムーザーの上面が端壁の上面に表われて髭剃り中に通常皮膚と接触する表面の一部を構成している安全カミソリにおいて、刃先がガード部に最も近い刃体の刃先延長線と、ガード部から2番目に遠い刃先を有する刃体の刃先延長線との間の範囲を含むようにサイドスムーザーが端壁の上面に表われており、且つサイドスムーザーは最も遠い刃体の刃先延長線までは届いておらず、プラスチック体の上面であって刃体の刃先よりも後方に後続スムーザーが設けられており、先導スムーザー及び後続スムーザーはサイドスムーザーと別体に設けられ、先導スムーザーと後続スムーザーとが異なる成分を有していることを特徴とする安全カミソリ。
  3. サイドスムーザーは、先導スムーザーの端部よりも外側に設けられている請求項1又は請求項2記載の安全カミソリ
  4. サイドスムーザーは、後続スムーザーの端部よりも外側に設けられている請求項2又は請求項3記載の安全カミソリ
  5. 後続スムーザーは押出し成形により形成されプラスチック体の上面に固着されている請求項2乃至請求項4のいずれか一項記載の安全カミソリ
  6. ガード部の表面に先導スムーザーが設けられ、該先導スムーザー及びサイドスムーザーの少なくとも一方のスムーザーの成分は、ポリエチレンオキサイドが5〜50重量%で、残余成分はポリスチレン及び該ポリスチレンよりも小さい重量のポリプロピレンの混合物を主成分とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項記載の安全カミソリ
  7. ガード部及び皮膚係合面の少なくとも一方の部分にスムーザーが設けられ、その設けられたスムーザー及びサイドスムーザーの少なくとも1つのスムーザーの成分は、平均分子量が異なる3種類以上のポリエチレンオキサイドを含んでいる請求項1乃至請求項6のいずれか一項記載の安全カミソリ
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