JP4741780B2

JP4741780B2 - Resin foam aerosol for capturing insects, and method for capturing and killing insects using the resin foam aerosol

Info

Publication number: JP4741780B2
Application number: JP2002249714A
Authority: JP
Inventors: 慶由井; 慎一郎上村; 真一角田
Original assignee: Lion Corp; Toyo Aerosol Industry Co Ltd
Current assignee: Lion Corp; Toyo Aerosol Industry Co Ltd
Priority date: 2001-08-31
Filing date: 2002-08-28
Publication date: 2011-08-10
Anticipated expiration: 2022-08-28
Also published as: JP2003146819A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、虫類を捕獲・殺虫するために用いる組成物、その組成物を含有するエアゾール剤、及び、該組成物ないしエアゾール剤を用いた虫類の捕獲・殺虫方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、虫類、特に、ゴキブリ、ムカデ、ゲジゲジ、クモ、カマドウマ、ケムシ、ハエ等の不快な虫類を防除する際には、殺虫エアゾール剤等により虫類を殺虫する化学的手段や、ハエたたき等により虫類を捕獲・殺虫する物理的手段が用いられてきた。
【０００３】
しかしながら、上述した化学的手段を用いる防除方法では、ピレスロイド系、有機リン系、カーバメート系等の殺虫薬剤を用いるため、家屋内等で用いた場合には、家屋内がこれら殺虫薬剤で汚染される虞れがあった。
【０００４】
また、上述した物理的手段を用いる防除方法では、防除効果が充分でなかったり、不確実であった。
【０００５】
そこで、かかる殺虫薬剤を用いない虫類の防除方法として、粘着性樹脂溶液を噴霧する方法（特開昭５２−１５４７７８号公報参照、特開昭５３−８１３８０号公報参照）、或いは、非粘着性樹脂の発泡物を用い、発泡物を比較的速やかに固化させることで、捕獲する方法（特開昭５９−１４８７０３号公報参照）が提案されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した粘着性樹脂溶液を噴霧する方法は、使用後にも粘性を有することから、ごみ処理場などの屋外において飛翔性昆虫を捕獲防除するといった使用場面に限定され、特に屋内空間で使用する際の有用性や簡便性に欠けるものであった。
【０００７】
また、上述した非粘着性樹脂を用い、固まった樹脂で虫類を捕獲する方法は、屋内での使用に配慮したものであるが、その虫類捕獲用組成物では、用いる樹脂の種類によっては虫類の捕獲性が低く、また、虫類を麻痺或いは致死させるものではないため、捕獲した虫類を捨てるためにつかむ際、触覚、足等が動く場合もあり、つかむのに抵抗感を覚えたり、或いは捕獲した虫類が逃げ出したり、刺咬の虞れもあった。
【０００８】
更に、屋内の床面はフローリングや畳以外にもカーペット等がよく敷設されているが、上述した粘着性樹脂溶液を噴霧する方法では、カーペット等に噴射した場合に、カーペット等から噴射物を剥がすことが著しく困難であった。また、上述した非粘着性樹脂を用い、固まった樹脂で虫類を捕獲する方法でも、噴射面がカーペット等の繊維（毛）状のものである場合に、噴射物がカーペット等の繊維（毛）の間に入り込んで固まってしまう結果、やはりカーペット等から噴射物を剥がすことは困難であった。また、建材等、家財道具の材質によっては剥離性が不十分であった。
【０００９】
一方、水溶性樹脂と非粘着性樹脂を含む組成物を使用する方法も提案されており（特開平１１−２５５６０３号公報参照）、この方法によれば、噴射物の剥離性が不十分であっても水溶性であることから水で除去することは可能である。しかしながら、カーペット等に付着した噴射物を水で洗って取り去るにはかなりの手間を要し、また、カーペット等を濡らしてしまうことになるという不都合がある。
このように、虫類の防除方法としては、虫類に対し高い捕獲性を有すること、また捕獲後に虫類が逃げ出さないことが求められる一方、かかる虫類の捕獲性だけではなく、建材・家財道具等から簡単かつ十分に剥離できることも求められている。更に、使用後、虫体に触れることなく、除去できることが強く望まれる。また、離れた距離からも捕獲を可能とすることが望ましい。
【００１０】
本発明の課題は、虫類に対し高い捕獲性を有する上に、捕獲後、虫体に触れることなく簡単かつ確実に除去できる虫類捕獲用組成物、エアゾール剤、及び、該組成物ないしエアゾール剤を用いた虫類の捕獲・殺虫方法を提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、下記の如き組成物、及び該組成物を含んだエアゾール剤が上記課題を解決し得る有力な手段となり得ることを見出した。
【００１２】
即ち、本発明の一様相によれば、請求項１記載の発明のように、ゴキブリ、カメムシ、ムカデ、ゲジゲジ、クモ、ヤスデ、カマドウマ、ケムシ、ハエ、ハチ、アリ、ワラジムシ、ダンゴムシ、シバンムシ、シミ、ガ、ナメクジ、シロアリ、アブラムシ、ミミズ、サソリ、チャタテムシ、ブユ、アブ、ノミの成虫、幼虫、卵、及びこれらの巣や死骸に噴射することにより該ゴキブリ、カメムシ、ムカデ、ゲジゲジ、クモ、ヤスデ、カマドウマ、ケムシ、ハエ、ハチ、アリ、ワラジムシ、ダンゴムシ、シバンムシ、シミ、ガ、ナメクジ、シロアリ、アブラムシ、ミミズ、サソリ、チャタテムシ、ブユ、アブ、ノミの成虫、幼虫、卵、及びこれらの巣や死骸を捕獲・殺虫するために用いる樹脂発泡エアゾール剤において、ジメチルエーテルに可溶な非粘着性樹脂と非イオン系界面活性剤を含有する内容物と噴射剤とから成り、発泡剤としてイソペンタンを含有し、無機ガス成分を除いた噴射剤はジメチルエーテルであり、ジメチルエーテルの含有率が３０重量％以上６０重量％以下であり、非粘着性樹脂の含有率が、２０重量％以上６０重量％以下である樹脂発泡エアゾール剤であって、非イオン系界面活性剤が、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルから選ばれる１種又はそれ以上であることを特徴とする樹脂発泡エアゾール剤が得られる。
【００１３】
尚、「ジメチルエーテルに可溶な非粘着性樹脂」としては、ジメチルエーテルに溶解するものであればよく、全て溶解しなくても、他の有機溶剤や界面活性剤などの溶解補助剤を用いて溶解してもよい。ジメチルエーテルに可溶の樹脂としては、例えばブチラール樹脂、ポリメタクリレート、ポリスチレンの中から選ばれる１種又は数種の組み合わせで用いる。ポリメタクリレートの中には、メチルエステル、プロピルエステル、エチルエステル、ブチルエステル等があり、また、ポリエステルとの共重合体やメタクリル酸メチルとメタクリル酸ブチルの共重合体もある。更に、ポリエチレン等のジメチルエーテルに不溶の樹脂を適宜配合することも可能である。
【００１４】
尚、有機溶剤については、屋内材質に影響を及ぼさない範囲での使用が好ましい。有機溶剤としては、アルコール類：例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、エチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテルなど、ケトン類：例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど、エステル類：例えば酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルなど、その他エチルエーテルなど、及び炭化水素類：ｎ−ヘキサン、ケロシン、灯油、ｎ−ペンタン、イソペンタン、シクロペンタン、ベンゼン、トルエン、キシレンなどが挙げられる。また、これらの中から２種以上を適宜組み合わせて使用しても良い。
【００１５】
更に、発泡剤としてイソペンタンや液化石油ガス等を含有するようにするのが好適である。特にイソペンタンを０．１〜１０重量％添加することが効果的である。
【００１６】
イソペンタン等はジメチルエーテルよりも蒸気圧が低い。これにより噴出物がゴキブリ、カメムシ、ムカデ、ゲジゲジ、クモ、ヤスデ、カマドウマ、ケムシ、ハエ、ハチ、アリ、ワラジムシ、ダンゴムシ、シバンムシ、シミ、ガ、ナメクジ、シロアリ、アブラムシ、ミミズ、サソリ、チャタテムシ、ブユ、アブ、ノミの成虫、幼虫、卵、及びこれらの巣や死骸へ付着すると、まず、ジメチルエーテルが蒸散することにより、直ちに、ゴキブリ、カメムシ、ムカデ、ゲジゲジ、クモ、ヤスデ、カマドウマ、ケムシ、ハエ、ハチ、アリ、ワラジムシ、ダンゴムシ、シバンムシ、シミ、ガ、ナメクジ、シロアリ、アブラムシ、ミミズ、サソリ、チャタテムシ、ブユ、アブ、ノミの成虫、幼虫、卵、及びこれらの巣や死骸の上部側で、樹脂膜が形成されて繭状体を形成し、この繭状体により該上部が被覆される。次にジメチルエーテルよりも蒸気圧の低い発泡剤が蒸散することにより、噴出物が付着した後においても、連続的又は非連続的に発泡（遅発泡）し、特に、ゴキブリ、カメムシ、ムカデ、ゲジゲジ、クモ、ヤスデ、カマドウマ、ケムシ、ハエ、ハチ、アリ、ワラジムシ、ダンゴムシ、シバンムシ、シミ、ガ、ナメクジ、シロアリ、アブラムシ、ミミズ、サソリ、チャタテムシ、ブユ、アブ、ノミの成虫、幼虫、卵、及びこれらの巣や死骸と床・カーペット等との間側に発泡していくことで、前記繭状体がゴキブリ、カメムシ、ムカデ、ゲジゲジ、クモ、ヤスデ、カマドウマ、ケムシ、ハエ、ハチ、アリ、ワラジムシ、ダンゴムシ、シバンムシ、シミ、ガ、ナメクジ、シロアリ、アブラムシ、ミミズ、サソリ、チャタテムシ、ブユ、アブ、ノミの成虫、幼虫、卵、及びこれらの巣や死骸を包み込むように成長していくので、繭状体による捕獲性が強化される。
【００１７】
ここに、「繭状体」とは、繭やカプセル、或いは非定型の被覆膜による包被をいう。ゴキブリ、カメムシ、ムカデ、ゲジゲジ、クモ、ヤスデ、カマドウマ、ケムシ、ハエ、ハチ、アリ、ワラジムシ、ダンゴムシ、シバンムシ、シミ、ガ、ナメクジ、シロアリ、アブラムシ、ミミズ、サソリ、チャタテムシ、ブユ、アブ、ノミの成虫、幼虫、卵、及びこれらの巣や死骸を完全に包み込み、或いは閉じ込めるものであってもよい。或いは、半繭状のものでもよいし、例えば、ゴキブリ、カメムシ、ムカデ、ゲジゲジ、クモ、ヤスデ、カマドウマ、ケムシ、ハエ、ハチ、アリ、ワラジムシ、ダンゴムシ、シバンムシ、シミ、ガ、ナメクジ、シロアリ、アブラムシ、ミミズ、サソリ、チャタテムシ、ブユ、アブ、ノミの成虫、幼虫、卵、及びこれらの巣や死骸の尻部等その一部だけを被覆する場合を含む。
【００２７】
カーペットや絨毯等に対する剥離性について考えてみると、カーペットからの剥離不良は、噴射物がカーペットや絨毯等の毛の中に入り込んで固まることによる。即ち、噴射剤が蒸散していくことにより噴射物は流動性を失い、固化することから、噴射剤として蒸気圧の低いものを用いると、噴射物がカーペットの毛の間に入り込んだ後に固まってしまう現象が起きる。これを解決するためには、第一に、蒸気圧が高い噴射剤が必要であり、樹脂等の溶剤としても利用できるジメチルエーテルを用いることが重要である。更に、ジメチルエーテルに可溶な非粘着性樹脂を用いることが有用である。更に、ジメチルエーテル等の噴射剤（無機ガスを除く）の配合量が多い場合にも蒸散に時間がかかるため同様の現象が認められることから、上述した請求項１記載のように、無機ガス成分を除いた噴射剤の含有率を３０重量％以上６０重量％以下とすることや、非粘着性樹脂の含有率を２０重量％以上６０重量％以下とすることにより、カーペットや絨毯等に対する剥離性の課題を解決することが可能となった。なお、「噴射剤」としては、ジメチルエーテル、ＬＰＧ以外に無機ガスである窒素や二酸化炭素を用いることができる。また、現在フロン類（クロロフルオロカーボン、ヒドロフルオロカーボン）は環境上、規制上から一般的な製品への使用は好ましくないが、代替フロンとしてフッ素を含むエーテル化合物等でオゾン層破壊効果、地球温暖化効果を有さないものを使用することができる。例えば、１，１−ジフルオロエチル２，２−ジフルオロエチルエーテル、１，１，２−トリフルオロエチル２，２−ジフルオロエチルエーテル、１，１−ジフルオロエチルメチルエーテル、ノナフルオロブチルメチルエーテル、ノナフルオロブチルエチルエーテル、ならびにこれらの混合物が挙げられる。さらに、３−ジフルオロメトキシ１，１，１，２，２−ペンタフルオロプロパンとメタノールの共沸または共沸様組成物、２−ジフルオロメトキシ１，１，１−トリフルオロエタンと塩化メチレンまたはトランス−１，２−ジクロロエチレン、メタノールの共沸または共沸様組成物、１−メトキシ１，１，１，２，３，３，３−ヘキサフルオロプロパンまたは１，１，２，２−テトラフルオロエチル２，２，２−トリフルオロエチルエーテルと塩化メチレンの共沸または共沸様組成物、ビス（２，２，２−トリフルオロエチル）エーテルとメタノール、エタノール及び２−プロパノールなどのアルコールとの共沸または共沸様組成物といった、含フッ素エーテル化合物と有機溶剤との共沸または共沸様組成物が挙げられる。噴射状態の微調整のために、窒素ガスや炭酸ガス、圧縮空気、アルゴン、ヘリウム、酸素、亜酸化窒素等により加圧充填しても良い。
【００２８】
界面活性剤としては非イオン系界面活性剤が望ましく、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、モノステアリン酸グリセリン、モノステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、モノステアリン酸ジエチレングリコール、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド等の中から１種またはそれ以上を選択することができる。
【００２９】
建材・家財用具からの剥離性については、非粘着性樹脂に加えて、非イオン系界面活性剤を添加することも有用である。中でも、請求項１記載のポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルの３種においては、種々の材質に対して剥離性の著しい改善効果が得られる。
【００３０】
また、請求項２に記載のように、発泡調節剤としては、流動パラフィン、ポリアルキレングリコール、シリコーンオイルから１種またはそれ以上を添加することができる。
【００３１】
発泡調節剤としては、噴射物としての伸縮性を付与する性質を有し、且つエアゾール充填状態において溶解している樹脂が容器の振とう時に速やかに分散するものであれば何でも良いが、中でも、流動パラフィン、ポリアルキレングリコール、シリコーンオイルの添加が好ましい。また、使用する樹脂のモノマーを添加することも伸縮性を付与するのに効果的であり、例えば、アクリル樹脂を用いる場合にはメトキシポリエチレングリコールメタクリレート等の添加が可能である。
【００３２】
更に、請求項３記載のように、樹脂発泡エアゾール剤において、粘着物質を０．１〜１０重量％含有することを特徴とするエアゾール剤を構成し得る。
【００３３】
「粘着物質」は、噴射物の粘着性を調整することが可能であり、例えば、松脂、ポリブテン、ポリイソブチレン、天然ゴム、合成ゴム、ロジン誘導体、ポリテルペン樹脂等を用いることができるが、中でも松脂が好ましく、０．１〜１０重量％含有が好適である。
【００３７】
一般的に、虫類は動き回ったり、飛翔したりすることから、捕獲にあたっては、正立での噴射のみならず、倒立での噴射もできる方が望ましいからである。
【００３８】
樹脂発泡エアゾール剤における噴射状態は、エアゾールの内圧や噴射ボタンの流路の口径や材質、あるいはステム口径やハウジング口径により調整することが可能である。噴射状態は、虫類の捕獲性に大きく係わる要素であり、単位時間あたりの噴射量が０．１〜１０ｇ／sec（好ましくは３〜７ｇ／sec）であること、噴射距離が０．０５〜３ｍ（好ましくは０．１〜１．５ｍ）とすること、正倒立噴射が可能となるよう正倒立噴射用ディップチューブを装備することなどで捕獲性を一層向上させることが可能となる。
【００３９】
また、樹脂発泡エアゾール剤においては、噴射物がボタン流路に残留し、目詰まり等の噴射不良となることがある。噴射不良とならないよう、流路での噴射物の付着力を弱め、また摩擦力を低下させるために、噴射ボタンが金属噴口を有するボタンを採用することも可能である。噴口の金属としては何でも良いが、中でもステンレス、鋼、ブリキが好ましい。更に、噴射しやすいように噴射ボタンをトリガー式とすることや噴射ボタンに噴射ノズルをつけることも可能である。噴口の形状については円柱、円錐台等いずれも使用できるが、噴口先端での空気の流れを速やかにし、かつ噴射方向を判りやすくするため、円錐台形状が好ましい。
【００４０】
また、噴射不良を防止するために噴射ボタンの流路の口径を大きくすることも効果的であり、噴口径φは０．３〜３．０ｍｍがよく、０．７〜２．０ｍｍとすることがより好ましい。また、同様の理由からステム口径φについても０．３〜３．０ｍｍがよく、０．７〜２．０ｍｍとすることがより好ましい。
【００４１】
虫類は様々な場所に出現することから、捕獲にあたっては、正立での噴射のみならず、倒立での噴射を求められる場合がある。正立での噴射に使用される通常のディップチューブ以外に９０°程度までの倒立での噴射を可能とするために、先端に錘の付いたディップチューブや、１８０°の倒立での噴射を可能とするために中央部が蛇腹となっているディップチューブ、更に、中央部が蛇腹で、且つ先端に錘の付いたディップチューブ等も使用できる。
【００４２】
また、請求項４記載のように、樹脂発泡エアゾール剤をゴキブリ、カメムシ、ムカデ、ゲジゲジ、クモ、ヤスデ、カマドウマ、ケムシ、ハエ、ハチ、アリ、ワラジムシ、ダンゴムシ、シバンムシ、シミ、ガ、ナメクジ、シロアリ、アブラムシ、ミミズ、サソリ、チャタテムシ、ブユ、アブ、ノミの成虫、幼虫、卵、及びこれらの巣や死骸に噴射することにより、該ゴキブリ、カメムシ、ムカデ、ゲジゲジ、クモ、ヤスデ、カマドウマ、ケムシ、ハエ、ハチ、アリ、ワラジムシ、ダンゴムシ、シバンムシ、シミ、ガ、ナメクジ、シロアリ、アブラムシ、ミミズ、サソリ、チャタテムシ、ブユ、アブ、ノミの成虫、幼虫、卵、及びこれらの巣や死骸を捕獲及び／又は殺虫することを特徴とする虫類の捕獲・殺虫方法が得られる。
【００４６】
使用場面については、屋内に限定されず、屋外でも使用に適する。
【００４７】
ここで、「建材・家財道具」とは、その表面に虫類が這っており、本発明の虫類捕獲用組成物を用いてその表面で虫類を捕獲し得る全てのものを指し、例えば、カーペット、絨毯、ソファー、クッション、畳、フローリング、ビニール床材、ガラス、障子、壁紙、ゴム類、プラスチック類、金属類、ベッド、ふとん、マットレス、枕、ぬいぐるみ、または、自動車・電車・航空機等の乗物のシート等が含まれる。
【００４８】
なお、本発明組成物は、基本的に殺虫薬剤を含まない虫類捕獲組成物であるが、必要に応じて、適宜、殺虫薬剤を添加することも可能である。殺虫薬剤としてはピレスロイド系薬剤（例えば、ペルメトリン、アレスリン、レスメトリン、シフェノトリン、プラレスリン、イミプロトリン、フェノトリン、フェンバレレート、フェンプロパトリン、エトフェンプロックス、テラレスリン、フラメトリン、ピレトリン、ｄ−アレスリン、バイオアレスリン、ｄ−フェノトリン、シフルトリン、テフルトリン、トランスフルスリン、エスバイオール、シペルメトリン、ｄ−テトラメスリン、シラフルオフェン、デカメトリン、ゴキラートＳ、ｄ−レスメトリン、フタルスリン等）、有機リン系薬剤（例えば、フェニトロチオン、ジクロルボス（ＤＤＶＰ）、ダイアジノン、プロチオホス、バイテックス等）、カーバメイト系薬剤（例えば、プロポクスル、メトキサジアゾン等）が挙げられる。また、効力増強剤（例えば、ピペロニルブトキサイド、Ｎ−ブロピルイゾーム、ＭＧＫ−２６４、サイネピリン２２２、サイネピリン５００、リーセン３８４、ＩＢＴＡ、Ｓ−４２１等）、酸化防止剤（例えば、ＢＨＴ、トコフェロール等）、消臭剤（例えば、ラウリル酸メトクリレート等）、消臭剤（例えば、シトラール、シトロネラール等）を添加することできる。そして、これらのものをマイクロカプセル化して使用することも可能である。更に、殺虫薬剤の他にも使用目的に応じて適宜、殺ダニ剤、殺鼠剤、殺菌剤、忌避剤、ＩＧＲ剤（昆虫成長調節剤）、防黴剤、植物成長調節剤、除草剤、芳香剤等を添加してもよい。これら薬剤を添加した場合には、従来の薬剤使用量から低減が可能であり、環境衛生面からも望ましい。
【００４９】
【発明の実施形態】
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
【００５０】
本実施形態の虫類の捕獲・殺虫方法について説明すると、本実施形態では、まず、ジメチルエーテルに可溶な非粘着性樹脂と非イオン系界面活性剤を含有する内容物と噴射剤とから成り、無機ガス成分を除いた噴射剤の含有率が６０重量％以下である樹脂発泡エアゾール剤を用い、溶剤としてのジメチルエーテルにより非粘着性樹脂を溶解した状態で、噴射剤の噴出力を利用して虫類に噴射する。
【００５１】
噴射されて虫類及びその周囲の噴射面にかかった噴射物の表面には、ジメチルエーテルが即座に蒸散することにより、直ちに非粘着性樹脂の樹脂膜が生成されて繭状体を形成し、この繭状体により虫類が被覆される。一方、繭状体の内部或いは内側においては、ジメチルエーテルとこれに可溶な非粘着性樹脂がしばらく流動状態を保持した後、ジメチルエーテルが徐々に気化する。そして、このジメチルエーテルが気化したものが充満した状態でしばらく経過すると、繭状体により被覆された虫類はジメチルエーテルが中枢神経系に作用することにより、麻痺し或いは死亡する。
【００５２】
さて、虫類の捕獲用組成物の概略について説明する。本実施形態の捕獲用組成物は、虫類に噴射することにより該虫類を捕獲・殺虫するために用いる組成物であって、該組成物は容器に充填され、該容器から外部に噴出されることにより前記虫類が被覆される繭状体を形成するものである。また、この組成物は、虫類に噴射後、繭状体による虫類の被覆面積が増加するものでも良い。そして、当該組成物は、繭状体により虫類が被覆される物理的手段のみならず、更に、化学的手段をも用いて虫類を捕獲・殺虫するものであるのが好適である。
【００５３】
尚、当該組成物は、少なくとも樹脂を含む発泡性製剤から成り、噴出物が虫類へ付着した後においても発泡（後発泡或いは遅発泡）することにより繭状体による捕獲性を強化するものが良い。このため、組成物は、ジメチルエーテルと、ジメチルエーテルよりも蒸気圧の低い発泡剤とを含むのが好適である。
【００５４】
また、噴射物の噴射方法は、特に限定されないが、虫類を確実に捕獲することを考えれば、ある程度の噴射力は必要である。また、噴射物が直線的に数十ｃｍの距離を噴射できることが望ましい。製品形態（容器）については、ある程度の噴射力があり、直線的に数十ｃｍの距離を噴射できるものであれば、何でもよいが、噴射力及び噴射距離の双方の観点から、上述した組成物を原液として噴射剤と共に当該エアゾール容器に充填したエアゾール剤であるのが最も好ましい。このエアゾール剤の噴射力は、実用上からも、単位時間あたりの噴射量が０．１〜１０ｇ／secであるのが望ましい。また、その噴射距離は、０．０５〜３ｍとするものであるのが好適である。
【００５５】
このエアゾール剤について詳しく述べる。このエアゾール剤は、ジメチルエーテルに可溶な非粘着性樹脂と非イオン系界面活性剤を含有する内容物と噴射剤とから成り、無機ガス成分を除いた噴射剤の含有率が６０重量％以下であるのが望ましい。更に、非粘着性樹脂の含有率が２０重量％以上であるのが望ましい。また、非イオン系界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルの中から１種以上を用いれば良い。更に、発泡調節剤として、流動パラフィン、ポリアルキレングリコール、シリコーンオイルから１種以上を添加しても良い。
【００５６】
尚、発泡剤としてイソペンタンを含有するようにするのが好ましい。
【００５７】
また、噴射状態の安定化のため、窒素ガスを加圧しても良い。
【００５８】
エアゾール剤、特に、樹脂発泡エアゾール剤においては、エアゾールの詰りによる噴射不良を防止することを考える必要があり、そのためには、金属噴口を装着した噴射ノズルを採用することも有効である。
【００５９】
また、エアゾール容器は噴射手段としてディップチューブ及び噴射ボタンを備え、該ディップチューブは、正倒立噴射が可能となるように、中央部に蛇腹が形成され、及び／又は先端に錘が付いた構造を有するのが望ましい。
【００６０】
【実施例】
以下、本発明の実施例について表を参照しつつ説明する。
[実施例１]
本実施例では、内容物として、非粘着性樹脂、発泡調節剤、発泡剤、界面活性剤、粘着物質含有溶液を含み、この内容物を噴射剤としてのジメチルエーテルと組み合わせて用いた。尚、非粘着性樹脂としてはアクリル樹脂及びポリスチレン、発泡調節剤としては流動パラフィン、発泡剤としてイソペンタン、界面活性剤としてソルビタンモノオレート、粘着物質含有溶液としては松脂含有アルコール溶液を用いた。
【００６１】
かかる内容物と噴射剤から成る処方のエアゾール剤を、各内容物と噴射剤の配合割合を変えて４種類作製し（試料１、試料２、試料３、試料４）、各試料につきカーペットからの剥離性について調べてみた。
【００６２】
その結果を表１に示す。
【００６３】
【表１】

表１に示すように、噴射剤の含有率が６０重量％以下で、非粘着性樹脂の含有率が２０重量％以上であるエアゾール剤を用いた試料３及び４では、カーペットからの剥離性が良好であった。
[実施例２]
本実施例では、内容物として、非粘着性樹脂、発泡調節剤、発泡剤、界面活性剤、粘着物質含有溶液を含み、この内容物を噴射剤としてのジメチルエーテルと組み合わせて用いた。尚、非粘着性樹脂としてはアクリル樹脂及びポリスチレン、発泡調節剤としては流動パラフィン、発泡剤としてイソペンタン、界面活性剤としてソルビタンモノオレート、粘着物質含有溶液としては松脂含有アルコール溶液を用いた。
【００６４】
かかる内容物と噴射剤から成る処方のエアゾール剤を、各内容物と噴射剤の配合割合を変えて３種類作製し（試料５、試料６、試料７）、実施例１に示す試料３、試料４と合わせて、ガラス面上のクロゴキブリに噴射し、各試料につきガラスからの剥離性とクロゴキブリの捕獲性について調べてみた。
【００６５】
その結果を表２に示す。
【００６６】
【表２】

表２に示すように、界面活性剤を含まないエアゾール剤を用いた試料５及び６では、ガラス面からの剥離性に問題があった。かかる界面活性剤を含むエアゾール剤を用いた試料７、３及び４では、ガラス面からの剥離性、クロゴキブリの捕獲性が共に良好であった。また、粘着物質の添加はクロゴキブリの捕獲性を向上させる効果が認められた。
【００６７】
[実施例３]
本実施例では、内容物として、非粘着性樹脂、発泡調節剤、発泡剤、界面活性剤、粘着物質含有溶液を含み、この内容物を噴射剤としてのジメチルエーテルと組み合わせて用いた。尚、非粘着性樹脂としてはアクリル樹脂、ポリスチレン及びポリエチレン微粉末、発泡調節剤としては流動パラフィン、発泡剤としてイソペンタン、界面活性剤として、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンオレイン酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、粘着物質としては松脂含有アルコール溶液を用いた。上記の界面活性剤をそれぞれ含む内容物と噴射剤から成る処方のエアゾール剤を５種作製し（試料８、試料９、試料１０、試料１１、試料１２）、実施例１、２に示す試料４と合わせて、アクリル樹脂上に噴射し、各試料につきそれぞれアクリル樹脂からの剥離性について調べてみた。
【００６８】
その結果を表３に示す。
【００６９】
【表３】

表３に示すように、界面活性剤としてソルビタンモノオレートを用いた試料４は、アクリル樹脂からの剥離性が良好であったが、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンオレイン酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレートをそれぞれ用いた試料８、試料９、試料１０、試料１１、試料１２では、アクリル樹脂からの剥離性が、更に向上し、極めて良好であった。また、試料１２のように、ジメチルエーテルに可溶な非粘着性樹脂とジメチルエーテルに不溶な非粘着性樹脂を配合することも可能であった。
【００７０】
アクリル樹脂は、様々な建材・家財道具等に用いられており、本実施例では、かかるアクリル樹脂からの剥離性が優れていることが確認された。尚、アクリル樹脂以外の樹脂材からの剥離性にも優れていることも確認されている。
［実施例４］
試料１０（１４０ｇ）をエアゾール容器（内容積２９０ｍｌ）に充填し窒素加圧を行って調製したエアゾール剤を使用した。なお、噴射量を適宜変化させるために噴射ボタンとして金属製またはプラスチック製の噴口（口径φ０．３〜３．０ｍｍ）、ハウジング口径（φ１．０〜２．２ｍｍ）を適宜組み合わせたエアゾール装置を用いて噴射実験を行った。そして、単位時間あたりの噴射量と使用回数の関係を調べた。
噴射量の計算は、未使用のエアゾールを室温で３秒間噴射し、エアゾール容器全体の重量減少を噴射時間で除して求めた。また、実使用を想定し、３秒間づつ断続的に噴射した際に、勢いよく（噴射後期に失速することのない状態）噴射された回数を使用回数とした。
結果を表４に示した。
【００７１】
【表４】

表４から、噴射量が１１．４ｇ／ｓｅｃの場合では、２回目から噴射の勢いが継続しない状態となり、使用回数は１回に留まり、実用面で不適であることが確認された。一方、噴射量が９．９ｇ／ｓｅｃの場合では使用回数は３回になり、３倍となった。更に、噴射量を７ｇ／ｓｅｃ以下とすることにより、使用回数は７回となり、飛躍的に増大した。
［実施例５］
試料４、試料１０各１４０ｇをエアゾール容器（内容積２９０ｍｌ）に充填した後に窒素加圧を行って調製したエアゾール剤を使用した。噴射量を適宜変化させて、チャバネゴキブリ及びクロアリの捕獲試験を行った。単位時間あたりの噴射量の計算は前記に従い求めた。そして、噴射量と捕獲性の関係について検討した。
【００７２】
【表５】

表５から、実施した噴射量の多少にかかわらず、チャバネゴキブリに対する捕獲性は十分に満足できるものであった。一方、クロアリに対する捕獲性は、噴射量が８ｇ／ｓｅｃ以上になると噴射の勢いにより虫体が吹き飛び、捕獲が困難となった。噴射量が７ｇ／ｓｅｃ以下の場合には、クロアリも捕獲することができた。なお、表５には示さなかったが、実施番号Ａ（噴射量３．４ｇ／ｓｅｃ）よりも更に噴射量を低減していくと、チャバネゴキブリに対する捕獲性はやや低下したものの、噴射量が０．１ｇ／ｓｅｃ以上であればクロアリに対する充分な捕獲性を示した。実施例４、実施例５から、噴射量と使用回数ならびに捕獲性を総合的に判断して、単位時間あたりの噴射量としては、０．１〜１０ｇ／ｓｅｃが好ましく、３〜７ｇ／ｓｅｃがより好ましい。
［実施例６］
表６に示した距離を介して虫とエアゾールを離した状態を作製した上で、実施例４の実施番号Ｂのエアゾールを３秒間噴射した際の、噴出物の状態と虫類捕獲性を判定した。
【００７３】
【表６】

表６から、捕獲対象物との距離が３．０ｍまでは捕獲が可能であり、また、１．５ｍ以下では噴出物が捕獲対象物に付着した後においても発泡することにより捕獲性が強化されることがわかった。なお、噴射距離が３．５ｍを超えると捕獲対象物まで到達し難いことがわかった。一方で、エアゾールの缶径を考慮すると、最低限０．０５ｍ以上の噴射距離が必要となることから、噴射距離は、０．０５〜３．０ｍが妥当である。さらに、使用時に噴射ボタンからの噴射方向を確認しつつ噴射するためには０．１ｍ以上が好ましいことを踏まえて、噴射距離としては、０．１〜１．５ｍがより好ましい。
【００７４】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、殺虫薬剤を使用せずに、ゴキブリ、ムカデ、ゲジゲジ、クモ、カマドウマ、ケムシ、ハエ等の不快な虫類を簡単かつ確実に捕獲し除去し得る。
【００７５】
また、捕獲された虫類は、繭状体により被覆されているから、この繭状体の端部等をつかんで繭状体ごと捕獲した虫類を捨ててしまうことができるので、手が直接虫類に触れること無く、捕獲した虫類を建材・家財道具等から繭状体ごと剥離させ、簡単かつ確実に除去できる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a composition used for capturing and killing insects, an aerosol containing the composition, and a method for capturing and killing insects using the composition or aerosol.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, when controlling unpleasant insects such as cockroaches, centipedes, gejigeji, spiders, mantis horses, beetles, flies, etc., chemical means for killing insects with insecticide aerosols, fly swatters, etc. Physical means have been used to capture and kill insects.
[0003]
However, in the control method using the chemical means described above, since insecticides such as pyrethroid, organophosphorus, and carbamate are used, when used indoors, the house is contaminated with these insecticides. There was a fear.
[0004]
In addition, the control method using the physical means described above is insufficient or uncertain for the control effect.
[0005]
Therefore, as a method for controlling insects that do not use such insecticides, a method of spraying an adhesive resin solution (see JP-A-52-154778, JP-A-53-81380), or non-adhesive A method of capturing by using a foamed resin and solidifying the foam relatively quickly has been proposed (see JP-A-59-148703).
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above-mentioned method of spraying the adhesive resin solution is viscous even after use, and thus is limited to use scenes such as capturing and controlling flying insects outdoors such as a garbage disposal site, and is particularly used in indoor spaces. It was lacking in usefulness and convenience.
[0007]
In addition, the method for capturing reptiles with a hardened resin using the non-adhesive resin described above is intended for indoor use, but in the worm capture composition, depending on the type of resin used, reptiles may be used. Because of its low capture ability, and because it does not numb or kill the reptiles, when it is grabbed to throw away the captured reptiles, the tactile sensation, feet, etc. may move. Or there was a fear of the caught insects escaping or biting.
[0008]
In addition to flooring and tatami mats, carpets etc. are often laid on the indoor floor surface. In the method of spraying the adhesive resin solution described above, the sprayed material is peeled off from the carpet etc. when sprayed onto the carpet. It was extremely difficult. In addition, even when the above-described non-adhesive resin is used to capture insects with a hardened resin, when the injection surface is in the form of fibers (hairs) such as carpets, the injection is made of fibers such as carpets (hairs). As a result, it was difficult to peel off the spray from the carpet or the like. Moreover, the peelability was insufficient depending on the material of household goods such as building materials.
[0009]
On the other hand, a method of using a composition containing a water-soluble resin and a non-adhesive resin has also been proposed (see Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-255603). However, since it is water-soluble, it can be removed with water. However, there is a disadvantage in that it takes a lot of labor to wash away the sprayed matter attached to the carpet and the like with water, and also wets the carpet and the like.
As described above, as a method for controlling reptiles, it is required that the insects have a high capture ability and that the insects do not escape after being captured. There is also a demand for easy and sufficient peeling from tools. Furthermore, it is strongly desired that the product can be removed without being touched after use. It is also desirable to enable capture from a distance.
[0010]
An object of the present invention is to provide a composition for trapping insects, an aerosol agent, and the composition or aerosol that can be easily and reliably removed after being captured without touching the insect body. It is to provide a method for capturing and killing insects using an agent.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
Thus, as a result of intensive studies, the present inventors have found that the following composition and an aerosol containing the composition can be an effective means for solving the above problems.
[0012]
  That is, according to the uniform aspect of the present invention, as in the first aspect of the present invention,Cockroach, stink bug, centipede, gegegeji, spider, millipede, prayer, beetle, fly, bee, ant, barley beetle, common beetle, hornet beetle, spot, moth, slug, termite, aphid, earthworm, scorpion, scallop, flea, flea Adults, larvae, eggs and their nests and carcassesBy injecting into theCockroach, stink bug, centipede, gegegeji, spider, millipede, prayer, beetle, fly, bee, ant, barley beetle, common beetle, hornet beetle, spot, moth, slug, termite, aphid, earthworm, scorpion, scallop, flea, flea Adults, larvae, eggs and their nests and carcassesResin foam aerosol agent used to capture and kill insectsIn, Consisting of a non-adhesive resin soluble in dimethyl ether and a content containing a nonionic surfactant and a propellant, containing isopentane as a foaming agent, and the propellant excluding inorganic gas components is dimethyl ether, The content of dimethyl ether is 30% by weight or more and 60% by weight or less, and the content of the non-adhesive resin is 20% by weight or more and 60% by weight or less.It is a resin foam aerosol agent, and the nonionic surfactant is one or more selected from polyoxyethylene alkyl ether, polyoxyethylene polyoxypropylene block polymer, polyoxyethylene fatty acid esterA resin foam aerosol agent is obtained.
[0013]
  The “non-adhesive resin soluble in dimethyl ether” is not limited as long as it can be dissolved in dimethyl ether, and may be dissolved using a solubilizing agent such as another organic solvent or a surfactant. May be. As the resin soluble in dimethyl ether, for example, one or several combinations selected from butyral resin, polymethacrylate, and polystyrene are used. Among polymethacrylates, there are methyl ester, propyl ester, ethyl ester, butyl ester and the like, and there are also a copolymer with polyester and a copolymer of methyl methacrylate and butyl methacrylate. Furthermore, a resin insoluble in dimethyl ether such as polyethylene can be appropriately blended.
[0014]
  In addition, about the organic solvent, use in the range which does not affect indoor material is preferable. Examples of the organic solvent include alcohols such as methanol, ethanol, isopropanol, ethylene glycol, and ethylene glycol monomethyl ether, ketones such as acetone, methyl ethyl ketone, and methyl isobutyl ketone, and esters such as methyl acetate, ethyl acetate, and butyl acetate. Others such as ethyl ether and hydrocarbons: n-hexane, kerosene, kerosene, n-pentane, isopentane, cyclopentane, benzene, toluene, xylene and the like. Two or more of these may be used in appropriate combination.
[0015]
  Further, it is preferable to contain isopentane, liquefied petroleum gas or the like as a foaming agent. It is particularly effective to add 0.1 to 10% by weight of isopentane.
[0016]
  Isopentane has a lower vapor pressure than dimethyl ether. As a result, the eruptions are cockroaches, stink bugs, centipedes, gegegeji, spiders, millipedes, starfishes, beetles, flies, bees, ants, baran beetles, common rubber beetles, beetles, blemis, moths, slugs, termites, aphids, earthworms, scorpions, scorpions When adhering to adults, fleas, larvae, eggs, and their nests and carcasses, first, dimethyl ether evaporates, and then immediately, cockroaches, stink bugs, centipedes, gejigeji, spiders, millipedes, beetles, beetles, flies, Bees, ants, staghorn, stag beetles, spotted beetles, worms, moths, slugs, termites, aphids, earthworms, scorpions, scallops, flyfish, aphids, flea adults, larvae, eggs, and the upper side of these nests and carcasses A film is formed to form a rod-like body, and the upper portion is covered with this rod-like body. . Next, the foaming agent having a vapor pressure lower than that of dimethyl ether evaporates to continuously or discontinuously foam (slow foaming) even after the ejecta adheres. In particular, cockroaches, stink bugs, centipedes, gagegezi, Spider, millipede, mantis, beetle, flies, bees, ants, kingworm, bug, beetle, worm, moth, slug, termite, aphid, earthworm, scorpion, scallop, flybug, ab, flea adult, larva, egg, and these By foaming to the side between the nest or carcass and the floor / carpet etc., the rods are cockroaches, stink bugs, centipedes, gejigeji, spiders, millipedes, geckos, beetles, flies, bees, ants, warazimushi, Scarlet beetle, beetle, spot, moth, slug, termite, aphid, earthworm, scorpion, scallop, fly, ab, flea Adults, larvae, eggs, and so grows to wrap these cavities and carcasses, trapping due cocoon-like body is enhanced.
[0017]
  Here, the “saddle-like body” refers to a covering with a candy, a capsule, or an atypical coating film. Cockroach, stink bug, centipede, gegegeji, spider, millipede, prayer, beetle, fly, bee, ant, barley beetle, common beetle, hornet beetle, spot, moth, slug, termite, aphid, earthworm, scorpion, scallop, flea, flea Adults, larvae, eggs, and their nests and carcasses may be completely encased or confined. Alternatively, it may be semi-cane-like, for example, cockroach, stink bug, centipede, gejigeji, spider, millipede, starfish, beetle, fly, bee, ant, stag beetle, common rubber beetle, beetle, spot, moth, slug, termite, aphid , Earthworms, scorpions, scallops, flyfish, abu, flea adults, larvae, eggs, and the nests and carcasses's buttocks.
[0027]
  Considering the peelability of carpets and carpets, the poor peeling from carpets is due to the injection of the injected material entering the hair of the carpets and carpets. That is, as the propellant evaporates, the propellant loses its fluidity and solidifies. Therefore, if a propellant having a low vapor pressure is used, the propellant solidifies after entering between the hairs of the carpet. Will occur. In order to solve this, firstly, it is important to use dimethyl ether which requires a propellant having a high vapor pressure and can also be used as a solvent such as a resin. Furthermore, it is useful to use a non-adhesive resin that is soluble in dimethyl ether. Furthermore, since the same phenomenon is observed because transpiration takes time even when the amount of the propellant such as dimethyl ether (excluding inorganic gas) is large, the above-mentioned claim1As stated, the propellant content excluding inorganic gas components30% by weight or more60% by weight or less, and the content of non-adhesive resin is 20% by weight or more60% by weight or lessThis makes it possible to solve the problem of peelability for carpets and carpets. As the “propellant”, nitrogen or carbon dioxide, which is an inorganic gas, can be used in addition to dimethyl ether and LPG. In addition, chlorofluorocarbons (chlorofluorocarbons, hydrofluorocarbons) are currently not suitable for use in general products due to environmental and regulatory reasons, but as an alternative chlorofluorocarbon ether compound containing fluorine, ozone layer depletion effect, global warming effect Can be used. For example, 1,1-difluoroethyl 2,2-difluoroethyl ether, 1,1,2-trifluoroethyl 2,2-difluoroethyl ether, 1,1-difluoroethyl methyl ether, nonafluorobutyl methyl ether, nonafluoro Examples include butyl ethyl ether, and mixtures thereof. Further, an azeotropic or azeotrope-like composition of 3-difluoromethoxy 1,1,1,2,2-pentafluoropropane and methanol, 2-difluoromethoxy 1,1,1-trifluoroethane and methylene chloride or trans- 1,2-dichloroethylene, azeotropic or azeotrope-like composition of methanol, 1-methoxy 1,1,1,2,3,3,3-hexafluoropropane or 1,1,2,2-tetrafluoroethyl 2 , 2,2-trifluoroethyl ether and methylene chloride azeotrope or azeotrope-like composition, bis (2,2,2-trifluoroethyl) ether and methanol, ethanol and alcohols such as 2-propanol Alternatively, an azeotropic or azeotrope-like composition of a fluorine-containing ether compound and an organic solvent, such as an azeotrope-like composition, may be mentioned. For fine adjustment of the injection state, it may be pressurized and filled with nitrogen gas, carbon dioxide gas, compressed air, argon, helium, oxygen, nitrous oxide or the like.
[0028]
As the surfactant, a nonionic surfactant is desirable. For example, polyoxyethylene alkyl ether, polyoxyethylene polyoxypropylene block polymer, polyoxyethylene fatty acid ester, sorbitan fatty acid ester, glyceryl monostearate, ethylene monostearate One or more can be selected from glycol, propylene glycol monostearate, diethylene glycol monostearate, coconut oil fatty acid monoethanolamide and the like.
[0029]
  As for the peelability from building materials and household goods, it is also useful to add a nonionic surfactant in addition to the non-adhesive resin. Among other things, claims1In the three types of polyoxyethylene alkyl ether, polyoxyethylene polyoxypropylene block polymer, and polyoxyethylene fatty acid ester described, the releasability is remarkably improved with respect to various materials.
[0030]
  Claims2As described, one or more foam control agents can be added from liquid paraffin, polyalkylene glycol, and silicone oil.
[0031]
As the foam control agent, anything may be used as long as it has the property of imparting stretchability as a propellant, and the resin dissolved in the aerosol filling state can be quickly dispersed when the container is shaken, Addition of liquid paraffin, polyalkylene glycol and silicone oil is preferred. In addition, addition of a resin monomer to be used is effective for imparting stretchability. For example, when an acrylic resin is used, methoxypolyethylene glycol methacrylate or the like can be added.
[0032]
  Furthermore, as described in claim 3, in the resin foam aerosol agent, an aerosol agent characterized by containing 0.1 to 10% by weight of an adhesive substance can be constituted.
[0033]
  As the “adhesive substance”, it is possible to adjust the adhesiveness of the propellant, and for example, pine resin, polybutene, polyisobutylene, natural rubber, synthetic rubber, rosin derivative, polyterpene resin, etc. can be used. The content is preferably 0.1 to 10% by weight.
[0037]
In general, since reptiles move around and fly, it is desirable to capture not only upright but also upside down.
[0038]
The injection state in the resin foam aerosol agent can be adjusted by the internal pressure of the aerosol, the diameter and material of the flow path of the injection button, the stem diameter, and the housing diameter. The injection state is a factor that greatly affects the catching property of insects, and the injection amount per unit time is 0.1 to 10 g / sec (preferably 3 to 7 g / sec), and the injection distance is 0.05 to Capturing ability can be further improved by setting the distance to 3 m (preferably 0.1 to 1.5 m), and by installing a dip tube for normal inverted injection so that normal inverted injection is possible.
[0039]
In addition, in the resin foam aerosol agent, the sprayed material remains in the button flow path, which may cause injection failure such as clogging. In order to weaken the adhesion of the sprayed material in the flow path and reduce the frictional force so as not to cause a defective injection, it is also possible to employ a button having a metal injection hole as the injection button. Any metal can be used as the nozzle, but stainless steel, steel, and tinplate are preferred. Further, it is possible to make the spray button a trigger type so as to facilitate spraying, or to attach a spray nozzle to the spray button. As the shape of the nozzle hole, either a cylinder or a truncated cone can be used, but a truncated cone shape is preferable in order to make the air flow at the tip of the nozzle quick and to make the injection direction easy to understand.
[0040]
It is also effective to increase the diameter of the flow path of the injection button in order to prevent injection failure, and the injection hole diameter φ should be 0.3 to 3.0 mm, and should be 0.7 to 2.0 mm. Is more preferable. For the same reason, the stem diameter φ is preferably 0.3 to 3.0 mm, and more preferably 0.7 to 2.0 mm.
[0041]
Since reptiles appear in various places, not only upright jetting but also upside down jetting may be required for capture. In addition to the normal dip tube used for upright injection, in order to enable upside down injection up to about 90 °, dip tube with a weight at the tip and injection at 180 ° upside down are possible. Therefore, a dip tube having a bellows at the center, a dip tube having a bellows at the center and a weight at the tip can be used.
[0042]
  Claims4As described, resin foam aerosol agentCockroach, stink bug, centipede, gegegeji, spider, millipede, prayer, beetle, fly, bee, ant, barley beetle, common beetle, hornet beetle, spot, moth, slug, termite, aphid, earthworm, scorpion, scallop, flea, flea Adults, larvae, eggs and their nests and carcassesBy injecting intoCockroach, stink bug, centipede, gegegeji, spider, millipede, prayer, beetle, fly, bee, ant, barley beetle, common beetle, hornet beetle, spot, moth, slug, termite, aphid, earthworm, scorpion, scallop, flea, flea Adults, larvae, eggs and their nests and carcassesA method for capturing and killing insects characterized by capturing and / or killing insects can be obtained.
[0046]
The usage scene is not limited to indoors but is suitable for outdoor use.
[0047]
Here, “building materials / household utensils” refers to all those that have insects on their surface and can capture insects on their surface using the insect capturing composition of the present invention. Carpets, carpets, sofas, cushions, tatami mats, flooring, vinyl flooring, glass, shoji, wallpaper, rubber, plastics, metals, beds, futons, mattresses, pillows, stuffed animals, or cars, trains, airplanes, etc. Vehicle seats and so on.
[0048]
  The composition of the present invention is basically an insect capturing composition that does not contain an insecticide, but an insecticide can be appropriately added as necessary. Insecticides include pyrethroids (e.g., permethrin, allethrin, resmethrin, ciphenothrin, prarestrin, imiprotorin, phenothrin, fenvalerate, fenpropatoline, etofenprox, terrareslin, flamethrin, pyrethrin, d-areslin, bioareslin, d -Phenothrin, cyfluthrin, tefluthrin, transfluthrin, esviol, cypermethrin, d-tetramethrin, silafluophene, decamethrin, gokylate S, d-resmethrin, phthalthrin, etc., organophosphorus drugs (eg fenitrothion, dichlorvos (DDVP)) Diazinon, prothiophos, Vitex etc.) and carbamate drugs (eg propoxur, methoxadiazone etc.)In addition, efficacy enhancers (for example, piperonyl butoxide, N-bropyrisome, MGK-264, sinepirin 222, sinepirin 500, Leesen 384, IBTA, S-421, etc.), antioxidants (for example, BHT, tocopherol, etc.) A deodorant (for example, lauric acid methocrylate, etc.) and a deodorant (for example, citral, citronellal, etc.) can be added. These can also be used in microencapsulation. In addition to insecticides, acaricides, rodenticides, fungicides, repellents, IGR agents (insect growth regulators), fungicides, plant growth regulators, herbicides, fragrances Etc. may be added. When these chemicals are added, it is possible to reduce the amount of conventional chemicals used, which is desirable from the viewpoint of environmental hygiene.
[0049]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail.
[0050]
Explaining the method for capturing and killing insects of this embodiment, in this embodiment, first, it consists of a non-adhesive resin soluble in dimethyl ether and a content containing a nonionic surfactant and a propellant, Using a foamed resin aerosol with a propellant content of 60% by weight or less excluding inorganic gas components, and using non-adhesive resin dissolved with dimethyl ether as a solvent, the spray output of the propellant is used to Inject into a kind.
[0051]
The dimethyl ether instantly evaporates on the surface of the ejected matter that has been sprayed on the insects and the surrounding jetting surface, and a resin film of non-adhesive resin is immediately formed to form a rod-like body. Insects are covered with rods. On the other hand, inside or inside the rod-like body, dimethyl ether and a non-adhesive resin soluble in the dimethyl ether are kept in a fluid state for a while, and then dimethyl ether is gradually vaporized. Then, after a while in a state where the vaporized dimethyl ether is full, the insects covered with the rods are paralyzed or die due to the action of dimethyl ether on the central nervous system.
[0052]
Now, an outline of the insect capturing composition will be described. The capture composition of this embodiment is a composition used to capture and kill insects by spraying them, and the composition is filled in a container and ejected from the container to the outside. In this way, a rod-shaped body covered with the insects is formed. Moreover, this composition may increase the covering area of the insect by the rod after spraying to the insect. The composition preferably captures and kills insects using chemical means as well as physical means by which the insects are covered with rods.
[0053]
The composition is composed of an effervescent preparation containing at least a resin, and enhances the trapping ability by the rod-shaped body by foaming (post-foaming or slow foaming) even after the ejecta adheres to the insect. good. For this reason, it is preferable that the composition contains dimethyl ether and a foaming agent having a lower vapor pressure than dimethyl ether.
[0054]
Moreover, although the injection method of a projectile is not specifically limited, a certain amount of injection force is required if it considers capturing insects reliably. Moreover, it is desirable that the ejected material can eject a distance of several tens of centimeters linearly. The product form (container) may be anything as long as it has a certain amount of jetting force and can spray a distance of several tens of centimeters linearly. From the viewpoint of both the jetting force and the jetting distance, the composition described above. It is most preferable to use an aerosol agent in which the aerosol container is filled together with a propellant as a stock solution. As for the spraying force of the aerosol agent, it is desirable that the spraying amount per unit time is 0.1 to 10 g / sec from the practical viewpoint. Moreover, it is suitable that the injection distance shall be 0.05-3 m.
[0055]
This aerosol agent will be described in detail. This aerosol agent is composed of a non-adhesive resin soluble in dimethyl ether and a content containing a nonionic surfactant and a propellant, and the propellant content excluding inorganic gas components is 60% by weight or less. It is desirable. Furthermore, it is desirable that the content of the non-adhesive resin is 20% by weight or more. Further, as the nonionic surfactant, one or more of polyoxyethylene alkyl ether, polyoxyethylene polyoxypropylene block polymer, and polyoxyethylene fatty acid ester may be used. Furthermore, you may add 1 or more types from a liquid paraffin, a polyalkylene glycol, and a silicone oil as a foam regulator.
[0056]
In addition, it is preferable to contain isopentane as a foaming agent.
[0057]
Moreover, you may pressurize nitrogen gas for stabilization of an injection state.
[0058]
In an aerosol agent, particularly a resin foam aerosol agent, it is necessary to consider prevention of injection failure due to clogging of the aerosol. For this purpose, it is also effective to employ an injection nozzle equipped with a metal nozzle.
[0059]
In addition, the aerosol container includes a dip tube and an injection button as injection means, and the dip tube has a structure in which a bellows is formed at the center and / or a weight is attached to the tip of the dip tube so that upside down injection is possible. It is desirable to have.
[0060]
【Example】
Examples of the present invention will be described below with reference to the tables.
[Example 1]
In this example, the contents included a non-adhesive resin, a foam regulator, a foaming agent, a surfactant, and an adhesive substance-containing solution, and the contents were used in combination with dimethyl ether as a propellant. In addition, acrylic resin and polystyrene were used as the non-adhesive resin, liquid paraffin was used as the foam control agent, isopentane was used as the foaming agent, sorbitan monooleate as the surfactant, and a pine resin-containing alcohol solution was used as the adhesive substance-containing solution.
[0061]
Four types of aerosols formulated with such contents and propellants were prepared (Sample 1, Sample 2, Sample 3, Sample 4) by changing the blending ratio of each content and propellant. I examined the peelability.
[0062]
The results are shown in Table 1.
[0063]
[Table 1]

As shown in Table 1, the samples 3 and 4 using the aerosol agent having a propellant content of 60% by weight or less and a non-adhesive resin content of 20% by weight or more have a peelability from the carpet. It was good.
[Example 2]
In this example, the contents included a non-adhesive resin, a foam regulator, a foaming agent, a surfactant, and an adhesive substance-containing solution, and the contents were used in combination with dimethyl ether as a propellant. In addition, acrylic resin and polystyrene were used as the non-adhesive resin, liquid paraffin was used as the foam control agent, isopentane was used as the foaming agent, sorbitan monooleate as the surfactant, and a pine resin-containing alcohol solution was used as the adhesive substance-containing solution.
[0064]
Three types of aerosols having a prescription composed of the contents and the propellant were prepared by changing the mixing ratio of the contents and the propellant (Sample 5, Sample 6, and Sample 7). Sample 3 and Sample shown in Example 1 4 was sprayed on the black cockroach on the glass surface, and for each sample, the peelability from the glass and the capture ability of black cockroach were examined.
[0065]
The results are shown in Table 2.
[0066]
[Table 2]

As shown in Table 2, Samples 5 and 6 using an aerosol agent that did not contain a surfactant had a problem in peelability from the glass surface. In Samples 7, 3 and 4 using the aerosol agent containing such a surfactant, both the peelability from the glass surface and the ability to capture black cockroaches were good. Moreover, the addition of the adhesive substance was recognized to improve the black cockroach capture ability.
[0067]
[Example 3]
In this example, the contents included a non-adhesive resin, a foam regulator, a foaming agent, a surfactant, and an adhesive substance-containing solution, and the contents were used in combination with dimethyl ether as a propellant. Non-adhesive resin is acrylic resin, polystyrene and polyethylene fine powder, foam control agent is liquid paraffin, foaming agent is isopentane, surfactant is polyoxyethylene alkyl ether, polyoxyethylene oleate, polyoxy Ethylene polyoxypropylene block polymer, polyoxyethylene sorbitan monooleate, and rosin-containing alcohol solution were used as the adhesive substance. Five types of aerosol formulations having the above-mentioned surfactant-containing contents and propellant were prepared (Sample 8, Sample 9, Sample 10, Sample 11, Sample 12), and Sample 4 shown in Examples 1 and 2 In addition, the sample was sprayed onto an acrylic resin, and the peelability from the acrylic resin was examined for each sample.
[0068]
The results are shown in Table 3.
[0069]
[Table 3]

As shown in Table 3, Sample 4 using sorbitan monooleate as the surfactant had good peelability from the acrylic resin, but polyoxyethylene alkyl ether, polyoxyethylene oleate, polyoxyethylene In Sample 8, Sample 9, Sample 10, Sample 11, and Sample 12, respectively using polyoxypropylene block polymer and polyoxyethylene sorbitan monooleate, the releasability from the acrylic resin was further improved and extremely good. Further, as in Sample 12, it was possible to mix a non-adhesive resin soluble in dimethyl ether and a non-adhesive resin insoluble in dimethyl ether.
[0070]
Acrylic resins are used in various building materials and household goods, and in this example, it was confirmed that the peelability from such acrylic resins was excellent. In addition, it has also been confirmed that it is excellent in releasability from resin materials other than acrylic resin.
[Example 4]
An aerosol agent prepared by filling Sample 10 (140 g) into an aerosol container (internal volume 290 ml) and applying nitrogen pressure was used. In order to appropriately change the injection amount, an aerosol device in which a metal or plastic injection port (diameter φ0.3 to 3.0 mm) and a housing aperture (φ1.0 to 2.2 mm) are appropriately combined is used as an injection button. An injection experiment was conducted. And the relationship between the injection quantity per unit time and the frequency | count of use was investigated.
The injection amount was calculated by injecting unused aerosol at room temperature for 3 seconds and dividing the weight loss of the entire aerosol container by the injection time. In addition, assuming the actual use, the number of times of injecting vigorously (in a state where the vehicle does not stall in the later stage of injection) when injecting intermittently every 3 seconds was defined as the number of uses.
The results are shown in Table 4.
[0071]
[Table 4]

From Table 4, it was confirmed that when the injection amount was 11.4 g / sec, the momentum of the injection did not continue from the second time, and the number of times of use remained only once, which was unsuitable for practical use. On the other hand, when the injection amount was 9.9 g / sec, the number of uses was three times, which was tripled. Furthermore, by setting the injection amount to 7 g / sec or less, the number of times of use was 7, and the number increased dramatically.
[Example 5]
An aerosol agent prepared by filling nitrogen gas under pressure after 140 g of Sample 4 and Sample 10 were filled in an aerosol container (internal volume 290 ml) was used. A capture test for German cockroaches and black ants was performed with the spray amount varied appropriately. The calculation of the injection amount per unit time was obtained according to the above. Then, the relationship between the injection amount and the capture property was examined.
[0072]
[Table 5]

From Table 5, the capture performance for German cockroaches was sufficiently satisfactory regardless of the amount of injection performed. On the other hand, the trapping ability with respect to black ants was difficult to capture when the spray amount was 8 g / sec or more, and the insect body was blown away by the momentum of spray. When the injection amount was 7 g / sec or less, black ants could be captured. Although not shown in Table 5, when the injection amount was further reduced from the implementation number A (injection amount 3.4 g / sec), the capture ability against German cockroaches was slightly lowered, but the injection amount was set to be 0.2. If it was 1 g / sec or more, sufficient trapping ability for black ants was shown. From Example 4 and Example 5, the injection amount, the number of times of use, and the capture ability are comprehensively determined, and the injection amount per unit time is preferably 0.1 to 10 g / sec, and 3 to 7 g / sec. More preferred.
[Example 6]
After making the state which separated the insect and the aerosol through the distance shown in Table 6, the state of the ejected matter and the insect capturing ability when the aerosol of the execution number B of Example 4 was jetted for 3 seconds were determined. did.
[0073]
[Table 6]

From Table 6, it is possible to capture up to a distance of 3.0m from the capture object, and the capture ability is enhanced by foaming even after the ejecta adheres to the capture object at 1.5m or less. I found out. In addition, when the injection distance exceeded 3.5 m, it turned out that it was difficult to reach | attain a capture target. On the other hand, considering the aerosol can diameter, a spray distance of 0.05 m or more is required at least, so 0.05 to 3.0 m is appropriate as the spray distance. Furthermore, in order to inject while confirming the injection direction from the injection button at the time of use, 0.1 m or more is preferable, and the injection distance is more preferably 0.1 to 1.5 m.
[0074]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, unpleasant insects such as cockroaches, centipedes, gejigeji, spiders, mantis, beetles, and flies can be captured and removed easily and reliably without using insecticides.
[0075]
In addition, since the captured insects are covered with rods, the insects captured by the rods can be thrown away by grabbing the ends of the rods, etc. Without touching the reptiles, the captured reptiles can be peeled off from the building materials and household tools together with the rods and removed easily and reliably.

Claims

Cockroach, stink bug, centipede, gegegeji, spider, millipede, prayer, beetle, fly, bee, ant, barley beetle, common beetle, hornet beetle, spot, moth, slug, termite, aphid, earthworm, scorpion, scallop, flea, flea By injecting adults, larvae, eggs, and their nests and carcasses , the cockroaches, stink bugs, centipedes, gejigeji, spiders, millipedes, stink bugs, beetles, flies, bees, ants, staghorn beetles, beetles, beetles, spots, moths, Resin foam aerosols used to capture and kill slugs, termites, aphids, earthworms, scorpions, scallops, flyfish, flies, flea adults, larvae, eggs, and their nests and carcasses. Contents and propellant containing adhesive resin and nonionic surfactant The propellant containing isopentane as a blowing agent and excluding the inorganic gas component is dimethyl ether, the content of dimethyl ether is 30 wt% or more and 60 wt% or less, and the content of non-adhesive resin is 20 One type of resin foam aerosol that is not less than 60% by weight and not more than 60% by weight , wherein the nonionic surfactant is selected from polyoxyethylene alkyl ether, polyoxyethylene polyoxypropylene block polymer, and polyoxyethylene fatty acid ester Or more than that, the foamed resin foam aerosol agent characterized by the above-mentioned .

The resin foam aerosol agent according to claim 1, wherein one or more selected from liquid paraffin, polyalkylene glycol, and silicone oil are added as a foam control agent.

The resin foam aerosol agent according to any one of claims 1 and 2, wherein the resin foam aerosol agent contains 0.1 to 10% by weight of an adhesive substance.

The resin foam aerosol agent according to any one of claims 1 to 3 is used as a cockroach, stink bug, centipede, gejigeji, spider, millipede, starfish, beetle, fly, bee, ant, warazimushi, dangamushi, shibamushi, spot, moth, By injecting slugs, termites, aphids, earthworms, scorpions, scallops, flyfish, flies, fleas, larvae, eggs, and their nests and dead bodies , Beetles, flies, bees, ants, snails, damselflies, hornworms, worms, slugs, termites, aphids, earthworms, scorpions, scallops, fly flies, fleas adults, larvae, eggs, and their nests and carcasses A method for capturing and / or killing insects characterized by capturing and / or killing insects.