JP4741519B2 - 少なくとも2つの無線通信端末機器間において、パケット指向のpttセッションと伝送指向の電話接続との間で切り換える方法 - Google Patents

少なくとも2つの無線通信端末機器間において、パケット指向のpttセッションと伝送指向の電話接続との間で切り換える方法 Download PDF

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発明の詳細な説明
少なくとも2つの無線通信端末機器間において、パケット指向のPTTセッションと伝送指向の電話接続との間で切り換える方法、該方法に関連する無線通信機器、ネットワーク構成要素および無線通信システム
たとえば2つの参加者が無線通信システム内で、各参加者の無線通信機器を介して相互に会話をするか、または別の有効データを交換できるようにするために、通常はいわゆる伝送指向(「回線交換式(Circuit Switched)」)の電話接続がこれら2つの無線通信機器間において、エアインタフェースを介して無線ネットワークまで形成される。この伝送指向の電話接続によって、両無線通信機器のユーザがいわゆる全二重方式(「Full Duplex」)すなわち往復の伝送方向で、同時に話したり聴いたりすることができる。すなわち、同時に通信することができる。ここでは、参加している無線通信機器間にその時点で形成されている伝送指向の電話接続は、参加している無線通信機器のユーザのうち誰も話さない場合、または全体的に見て誰も有効データを送信しない場合でも維持される。すなわち両無線通信機器間の電話接続は、無線通信機器のうち1つが該電話接続の解消を能動的に開始するまでの間は、常に形成されたままである。
それに対して、比較的多数の通信シチュエーションでは、いわゆる「プッシュトゥトーク(PTT)」サービスが実用上有利である。この種のPTTサービスには複数の無線通信機器が参加し、これらの無線通信機器によって特定のPTTグループが形成される。ここではそのつど、参加している複数の無線通信機器のうち同時点で1つに対してのみ、PTTサービスに参加している他の無線通信機器へ有効データとりわけ音声メッセージを送信ないしは伝送するための送信権限が割り当てられる。ここでは無線通信機器のユーザは、該ユーザの無線通信機器に設けられた特別なPTTキーを押してネットワーク側の担当のPTTサーバに対して送信権限を能動的に要求することにより、送信権限の割り当てを受ける。このユーザが、PTTサービスに参加している他のユーザより先に最初に、無線通信機器にあるPTTキーを押すと、参加している他の無線通信機器へ音声メッセージまたは別の有効データを送信するための送信権限ないしは伝送権限が当該ユーザに対して、PTTサーバ側で優先的に付与される。このユーザがPTTキーを押し続ける限り、該ユーザに対してのみPTTサーバから送信権限が割り当てられ、参加している他の無線通信機器のユーザに対しては伝送手段が阻止される。ここでは音声データないしは有効データは、送信者の話し中にすでに、PTTグループの該送信者の無線通信機器から受信側の無線通信機器へほぼリアルタイムで、とりわけ無線ネットワーク内の担当のPTTサーバを介して分配される(ストリーミング)。ここではとりわけ、PTTサーバによって、その時点で権限付与されている送信者に対してのみ伝送が許可される最大権限付与期間が設定される。その時点で送信権限付与されている無線通信機器の音声データまたは別の有効データが伝送される間、同一のPTTグループに参加している他の無線通信機器は、この送信権限付与された無線通信機器の伝送された音声メッセージまたは有効メッセージを受信することしかできず、それ自体がPTTサーバを介して自身の音声メッセージを送信ないしは配送することはできない。その時点で送信権限を有するユーザが無線通信機器のPTTキーを離すかないしは開放した場合に初めて、該ユーザは排他的な送信権限を放棄する。その後、この送信権限はPTTサーバによって、有利には次に無線通信機器のPTTキーを押したユーザに所属する無線通信機器に対して、改めて付与される。換言するとこのことは、その時点で送信権限付与されている無線通信機器によって音声メッセージが伝送される際には、PTTサービスに参加している他の無線通信機器はこの音声メッセージを聴くことしかできず、この送信側の無線通信機器のユーザを中断することはできないことを意味する。
このようにしてPTTサービスでは、各PTTサービスに参加している無線通信機器のグループのうちでそれぞれ1つの無線通信機器のみが、これらの無線通信機器への音声メッセージまたは別の有効データを同時に、いわゆる半二重(「Half Duplex」)方式にしたがって送信することができ、後者の無線通信機器によって中断されることはない。有利には、特定のPTTサービスのその時点で送信権限付与されているユーザは、とりわけ無線通信機器の特別なPTTキーを押すと、該PTTサービスのメンバーである1つまたは複数の受信側の無線通信機器へ音声メッセージまたは有効メッセージを、同時にかつほぼリアルタイムで伝送することができる。その後、PTTサービスに参加している1つまたは複数の受信側の無線通信機器の操作者は、その時点で送信権限付与されている無線通信機器のPTTキーが離された後、相応に応答を伝送できる可能性を得る。こうするためにはここでも、応答しようとしている無線通信機器のうちその時点で1つだけに対して、その時点で担当のPTTサーバによって送信権限が割り当てられ、PTTグループに参加している他のすべての無線通信機器はこの応答メッセージを受信することしかできず、これらの無線通信機器の応答送信のための伝送は阻止される。同一のPTTグループに所属しており音声メッセージまたは有効データを送信したい無線通信機器それぞれに対しては、ネットワーク側で担当のPTTサーバへの要求に基づいて相応に、該PTTサーバによって送信権限が割り当てられ、PTTグループに参加している他の無線通信機器に対しては受信権限のみが付与される。目的に適っているのはとりわけ、PTTグループの受信側の各無線通信機器のユーザが、その時点で送信権限付与されている無線通信機器の権限付与期間中にも、PTTサーバへ音声メッセージまたは有効データを送信できるが、PTTサーバはその際にも転送交換をブロックし、一時記憶を行うようにすることである。その時点で送信権限付与されている無線通信機器の伝送終了後、またはその時点で送信権限付与されている無線通信機器の最大許容権限付与期間の経過後に初めて、送信権限の付与は、とりわけPTTグループの他のすべてのメンバーより前にPTTキーを次に押したユーザに所属する無線通信機器の、担当のPTTサーバによって一時記憶された音声メッセージまたはその時点の音声メッセージが転送交換されるように、該担当のPTTサーバによって制御される。このように、PTTサービスはユーザ側から見ると、古典的なCB無線の周知の「ウォーキートーキー」サービスに似ている。しかし、この「ウォーキートーキー」サービスと異なってここでは、その時点で送信権限付与されている無線通信機器は、該無線通信機器から遠く離れており同一のPTTサービスに登録している無線通信機器に対しても、その時点の無線通信システムの無線ネットワークを介して応答することができる。とりわけ、無線通信システムの相互に異なる無線セルにおいて、その時点のPTTサービスにログオンされている無線通信機器が参加することができる。
目的に適っているのは、送信権の最大許容権限付与期間を、PTTサーバによって時間的上限に設定できることである。その際には、その時点で送信権限付与されている無線通信機器のユーザはPTTキーをさらに押し続けても、この最大許容時間上限までしか音声メッセージまたは有効メッセージを、参加している他の無線通信機器へ伝送することができない。さらに各無線通信機器は、場合によっては複数のPTTサービスに同時に参加することができる。
現在の無線通信システムではとりわけ、このようなPTTサービスをパケット交換(Packet Switched)によって具現化するのが望まれる。無線通信システムでこうするために有利なのは、いわゆるIPマルチメディアサブシステム(IMS)が使用されるか、または実施に適したシステムが使用されることである。このための相応の活動が、たとえば「オープンモバイルアライアンス(OMA)」および「第3世代プロジェクトパートナーシップ(3GPP)」等の国際的な標準化委員会で行われている。
伝送指向の電話接続の全二重方式の原理がそれぞれ2つの無線通信機器間において、音声メッセージおよび別の有効データを相互間で同時に、双方向で交換するのに使用されるのに対し、PTTサービスの半二重方式は、音声メッセージまたは別の有効メッセージをPTTサービスのPTTグループの個々の無線通信機器が一時的に、該PTTグループの他のすべてのメンバーへ同時に送信するのを単方向にのみ支援する。各PTTグループの1つのメンバーが、音声通知を該PTTグループの他のすべてのメンバーへ送信したい場合、たとえば特別なPTTキーを操作した後にこのことを自発的に行う。このようにして、実際に音声メッセージがPTTグループ内で伝送される場合のみ、無線リソースおよび無線ネットワークリソースが、相応なコスト発生で使用される。
PTTサービスの典型的なアプリケーション事例はたとえば、ロジスティック企業の組織中央部が時折、貨物自動車運転手のうち1つまたは複数と連絡を取って新たな指示を送りたい場合である。逆に、各貨物自動車運転者が時折、短い音声メッセージまたは応答を組織中央部へ返信することが望まれる。このような時折の音声メッセージ伝送を可能にするため、業務時間中に組織中央部と各貨物自動車運転者との間でPTTセッションが継続的に維持される。参加している貨物自動車運転者のうち1人または組織中央部が音声通知を、このPTTグループに参加している他のメンバーへ送りたい場合、たとえばPTTキーの操作後に自発的に行う。このようにして、その時点で送信権限付与された無線通信機器から実際に音声メッセージまたは有効データが伝送される場合のみ、無線リソースおよび無線ネットワーク内の容量が占有される。一般的な言葉で表現するとPTTセッションは、時間的に時折、その時点で特定の伝送方向に音声メッセージまたは有効データが伝送される場合に目的に適っている。それに対してこの場合、その時点で存在するPTTグループのうちその時点で伝送権限が付与されている無線通信機器と他のすべての受信側の無線通信機器との間で、そのつど個々の電話接続を形成するのは面倒であり、かつ時間を要する。このように常に形成される電話接続は過度に高価であり、無線ネットワーク内で、とりわけ参加している無線通信機器のエアインタフェース上で、過度に多くの伝送容量を占有してしまう。
それに対して、個々の音声メッセージを、その時点で存在するPTTグループのうち各無線通信機器から他のすべての無線通信機器へ単方向に伝送するだけでなく、参加している少なくとも2つの無線通信機器間で相互間のディスカッションないしは通話を同時に双方向に行うのが望まれる場合、半二重伝送方式に関連するPTTセッションの特性がむしろ不利になる。というのも、無線通信機器によってPTTグループの他の無線通信機器へ音声メッセージを送信したい者は、伝送時間中、受信側の無線通信機器によって音声メッセージが送出されるのをブロックするためである。すなわち受信者は、発信者が何かを話している最中に、この発信者を遮断するか、ないしは該発信者の話を遮ることはできない。さらに、音声メッセージを送信したい者は実際には、自身の無線通信機器にあるいわゆるPTTキーをまず先に押した場合のみ、発話権限を受け取る。このことが、ディスカッション中ないしは通話プロセス中に不利となる要因であり、参加している無線通信機器間で電話接続の方が比較的適している。
本発明の基礎となる課題は、無線通信機器のユーザに対して、その時点の通信シチュエーションに適合された通信接続を、フレキシブルかつ快適に供給するための構成を提供することである。この課題は、下記の本発明による方法によって解決される。すなわち、無線通信システムの少なくとも1つの第1の参加無線通信機器と少なくとも1つの第2の参加無線通信機器との間で選択可能な通信接続であるパケット指向のPTTセッションと伝送指向の電話接続とで切り換える方法において、これら両通信接続のうち第1の通信接続が、無線通信システムの少なくとも1つの参加無線通信機器および/または無線ネットワークの少なくとも1つの制御ユニットによって選択および形成し、該第1の通信接続に参加している無線通信機器のコントロールおよび/または該第1の通信接続に参加している該無線通信システムの無線ネットワークの制御ユニットのコントロールにより、未だ該第1の通信接続が存在する間に第2の通信接続をアクティベートすることによって、すでに形成されている第1の通信接続から第2の通信接続へ切り換える方法によって解決される。
未だ第1の通信接続が存在する間に第2の通信接続をアクティベートすることにより、両通信接続を十分に継ぎ目なしで切り換えることができる。その時点で参加している無線通信機器の操作者は目下の通信シチュエーションに応じて、両通信接続形式のうちでシチュエーションにより有利な通信接続形式を選択し、この通信接続形式に切り換えることができる。その時点で存在する第1の通信接続中にすでに、第2の通信接続のアクティベートを開始することにより、各無線通信機器のユーザに対して、第1の通信接続から第2の通信接続へ十分にシームレスに移行することができる。詳細には、少なくとも1つの第1の無線通信機器と少なくとも1つの第2の無線通信機器との間にすでに存在するパケット指向のPTTセッションから、これら参加している無線通信機器間の伝送指向の電話接続へ、未だPTTセッションないしはPTTフェーズ中に十分に継ぎ目なしで切り換えることができる。その逆に、未だ伝送指向の電話接続が存在している間にすでに、要望されたPTTセッションをアクティベートすることにより、形成された既存の伝送指向の電話接続中に少なくとも1つの第1の無線通信機器と少なくとも1つの第2の無線通信機器との間で、パケット指向のPTTセッションへ十分に継ぎ目なしで切り換えることができる。このようにして、各ユーザがフレキシブルかつ快適に、ユーザのその時点で存在する通信シチュエーションにより特定的に適合する通信接続形式を選択することができる。すなわち各ユーザが、特定の通信シチュエーションにより適している接続形式を選択することができる。このようにして各ユーザは、変更された通信要件に応じて、その時点の通信接続を個別に適合することができる。
有利なのはとりわけ、第1の無線通信機器から第2の無線通信機器へ、すでに形成されている第1の通信接続を介して、少なくとも1つの制御信号が伝送され、この制御信号によって第2の無線通信機器に対し、すでに形成された第1の通信接続から第2の通信接続へ切り換えたいという第1の無線通信機器の要望が通知される構成である。付加的に、またはこのことと無関係に、すでに形成されている第1の通信接続の第1の無線通信機器および/または第2の無線通信機器から、形成されている該第1の通信接続を担当する制御ユニットへ少なくとも1つの制御信号を伝送し、該制御信号によって制御ユニットに対し、第1の通信接続から第2の通信接続へ切り換えたいという第1の無線通信機器および/または第2の無線通信機器の要望が通知されるようにするのが目的に適っている。付加的に、またはこのことと無関係に、すでに形成された第1の通信接続の第1の無線通信機器および/または第2の無線通信機器から、形成すべき第2の通信接続を担当する制御ユニットへ少なくとも1つの制御信号を伝送し、該制御信号によって制御ユニットに対し、第1の無線通信機器および/または第2の無線通信機器が第1の通信接続から第2の通信接続へ切り換えたいという要望が通知されるようにするのが有利である。場合によっては、すでに形成されている第1の通信接続の制御ユニットから、第1の無線通信機器および/または第2の無線通信機器の切換の要望に関する制御信号を、第2の通信接続のアクティベートおよび形成を担当する制御ユニットへ伝送するのも目的に適っている。
有利には前記のような制御信号に、第1の通信接続に参加し切換要望の送信先である無線通信機器の1つまたは複数のアドレスパラメータ、および/または、該第1の通信接続に参加し切換要望の送信元である無線通信機器の1つまたは複数のアドレスパラメータ、および/または、形成される第2の通信接続に対してすでに形成された第1の通信接続を識別するための少なくとも1つの識別パラメータを挿入する。制御信号中の識別パラメータに基づいて、すでに形成された第1の通信接続が、これから形成すべき第2の通信接続に対して対応づけられ、すでに形成された第1の通信接続と要望された第2の通信接続との間で一義的な結合が行われる。
このようにして、両通信接続間で関連づけないしは結合が実施され、これによって相互間の一義的な対応付けないしは関連づけが可能になる。ここでは識別パラメータは、結合パラメータないしは連結パラメータとして、すでに形成されている第1の通信接続、すなわち、第1の通信接続に参加している無線通信機器のうち1つの無線通信機器のユーザの切換要望に基づいて新規の第2の通信接続と交代しなければならない該第1の通信接続を表す。このようにしてとりわけ、切換要望の送信先である各無線通信機器および/または新規の第2の通信接続を担当する制御ユニットに対して、すでに存在する第1の通信接続が、その時点で切り換えられる第2の通信接続に対して関係性を有することを指示できるようになる。このことはたとえば、2つの参加している無線通信機器間でPTTサービスから電話接続へ切り換えると同時に、参加している該無線通信機器のうち1つにおいて、該PTTサービスに未参加の第3の無線通信機器から電話呼び出しが入力される場合に有利である。その際にはこの識別パラメータによって、該当する無線通信機器に対し、先行のPTTセッションに対して対応づけられている電話接続が一義的に指示される。このようにして、一種のフィルタリング機能が開始され、これによって各無線通信機器は、並行して入力された電話呼び出しのうちどれが実際に、先行して形成されていたPTTセッションに対して関連性を有するかを見つけ出すかないしは区別する。これと同様に、少なくとも2つの無線通信機器間ですでに形成された電話接続とこれらの無線通信機器が参加する特定のPTTセッションとの間の結合ないしは関係は、電話接続からPTTセッションへ切り換えられる際に、電話接続の識別パラメータを引き渡すことによって、第2の通信接続を担当する制御ユニットに対して通知され、および/または、切換要望の送信先である第1の通信接続の無線通信機器および/または切換要望の送信元である第1の通信接続の無線通信機器に対して通知される。その時点で引き渡され第1の通信接続を表す識別パラメータにより、特に有利かつ快適に、要望された新規の第2の通信接続への自動的な切換を行うことができ、その際には、切換要望の送信先である無線通信機器のユーザ自体が能動的に介入する必要はない。
第1の通信接続に参加している別の無線通信機器側の無線通信機器側の切換要望の送信先である無線通信機器へ前記識別パラメータを伝送することが、目的に適っている。無線ネットワーク内の制御装置によって切換がアクティベートおよびコントロールされる場合、第1の通信接続に参加しておりその時点で第2の通信接続への切換に該当するすべての無線通信機器へ識別パラメータを送信するのが目的に適っている。
本発明はまた、本発明による方法を実施するための制御ユニットを備えた無線通信機器にも関する。
本発明はまた、本発明による方法を実施するための制御ユニットを備えたネットワーク構成要素にも関する。
また本発明は、無線通信システムの少なくとも1つの第1の参加無線通信機器と少なくとも1つの第2の参加無線通信機器との間の選択可能な通信接続であるパケット指向のPTTセッションを選択および準備するための第1のグループのネットワーク構成要素と、伝送指向の電話接続を選択および形成するための第2のグループのネットワーク構成要素とを備えた無線通信システムに関する。ここでは、両グループのネットワーク構成要素はそれぞれ、本発明による方法を実施するための制御手段を有する。
従属請求項に、本発明の別の実施形態が記載されている。
以下で本発明および本発明の発展形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
図面
図1 少なくとも2つの無線通信機器間でパケット指向のPTTセッションを形成するための無線通信システムのネットワークアーキテクチャの主要な構成要素を示す概略図である。このPTTセッションから、本発明による方法の種々の変形形態にしたがって、2つの参加無線通信機器間で伝送指向の電話接続に切り換えられる。
図2 両無線通信機器間でパケット指向の通信接続と同時に、すなわちすでに形成されているパケット指向の通信接続に並行して伝送指向の通信接続を、本発明による方法の種々の実施形態にしたがって形成するための、図1のネットワークアーキテクチャにおける付加的なネットワーク構成要素を示す概略図である。
図3 図2の両無線通信機器間でPTTセッションの解消ないしは終了後に存在する、新規の第2の通信接続として要望された伝送指向の電話接続を示す概略図である。
図4,5 すでに形成されているパケット指向のPTTセッションから伝送指向の電話接続への切換を開始するために図1の両無線通信機器の無線インタフェースを介して行われる通信信号および制御信号の交換をそれぞれ示す概略図である。
図6 本発明による方法の別の変形形態を実施するために、図1の無線ネットワークの構成要素と、PTTセッションから伝送指向の電話接続への切換を要望する無線通信機器との間で使用される情報信号および制御信号の信号フローを示す概略図である。
図7 2つの参加無線通信機器間でパケット指向のPTTセッションから伝送指向の電話接続へ切り換えるための図1および図2のネットワークアーキテクチャの構成要素を示す概略図である。ここでは本発明による方法の別の変形形態にしたがって、該2つの通信接続形式の切換をPTTサービスの制御ユニットによってコントロールする。
図8 図1および図2の無線ネットワークアーキテクチャのネットワーク構成要素と、本発明の方法の別の変形形態にしたがって行われるその時点までの伝送指向の電話接続からパケット指向のPTTセッションへの切換の要望の発信元である図1の第1の無線通信機器との間の信号フローを示す概略図である。
同じ機能を有する要素および同じ作用を有する要素には、図1〜8においてそれぞれ同一の参照記号が付与されている。
図1は、無線通信システムFCの構成部分である、ネットワークアーキテクチャの主要な構成要素を概略的に示している。これによってたとえば、2つの無線通信機器UE1,UE2に対して、第1の通信接続形式としてPTTサービスPCが提供される。ここでは第1の無線通信機器UE1は、第1のネットワークオペレータないしはネットワークプロバイダNW01のネットワーク構成要素、たとえばPSNW1,IMS1,MSC1等のネットワーク構成要素を介して共通のPTTサーバPTTS1に接続されており、第2の無線通信機器UE2は、第2のネットワークオペレータNW02のネットワーク構成要素PSNW2,IMS2,MSC2を介して共通のPTTサーバPTTS1に接続されている。このPTTサーバPTTS1が、両無線通信機器UE1,UE2間で行われる音声メッセージおよび/または別の有効メッセージの交換を、公知の「プッシュトゥトーク」原理に相応して制御する。各無線通信機器UE1ないしはUE2および該無線通信機器に対してネットワーク側で割り当てられた構成要素と各ネットワークオペレータNW01ないしはNW02との関連は、図1では点線の分離線TRによって図式化されている。各無線通信機器と該無線通信機器に対してネットワーク側で割り当てられた各ネットワークオペレータのネットワーク構成要素との間の信号伝送接続は、図1では破線で示されており、関連する別個のデータ接続は実線によって示されている。
詳細には第1の無線通信機器UE1は、いわゆる「無線アクセスネットワーク(Radio Access Network)」を介して、該無線通信機器に対してネットワーク側で割り当てられたプロバイダNW01の「パケット交換ネットワーク(Packet Switched Network)」PSNW1へのアクセス権を有する。前記無線アクセスネットワークは、図1では図面を見やすくするために省略した。前記のような「パケット交換ネットワーク」は、たとえばGPRS(General Packet Radio Service)ネットワークによって形成され、いわゆるSGSN(Serving GPRS Support Node)要素すなわちGPRSネットワークノードSGNS1と、いわゆるGGSN(Gateway GPRS Support Node)要素ないしはゲートウェイGGSN1とを主要な構成要素として有する。第1の無線通信機器UE1は、制御信号ないしは信号通信信号SL11を伝送するための通信接続部SL11と、有効データを伝送するための通信接続部DL11とを介して、「パケット交換ネットワーク」PSNW1のSGSN要素SGSN1に接続される。制御信号は、SGSN要素SGSN1とGGSN要素GGSN1との間で信号伝送接続部SL12を介して交換され、データはデータ接続部DL12を介して交換される。GGSN要素GGSN1を介して信号伝送接続部SL13が、いわゆる「IPマルチメディアサブシステム(IMS)」IMS1のCSCF(「Call State Control Funktion」)要素CSCF1が接続されている。このサブシステムは、IPプロトコルにしたがって無線通信機器UE1とPTTサーバPTTS1との間の通信トラフィックをコントロールする無線ネットワーク部分である。CSCF構成要素CSCF1はまた、PTTサーバPTTS1までの信号伝送接続部SL15も有する。このようにしてGGSN構成要素GGSN1は、CSCF構成要素CSCF1を介して間接的に、PTTサーバPTTS1まで信号伝送接続部を有する。その他にGGSN構成要素GGSN1は、PTTサーバPTTS1まで、別個の直接的なデータ接続部DL13を有する。
これと同様に、第2の無線通信機器UE2は信号伝送接続部SL21とデータ接続部DL21とを介して、プロバイダNW02のパケット交換ネットワーク部分PSNW2(「Packet Switched Network」)のSGSN構成要素SGSN2と通信する。前記SGSN構成要素SGSN2はGGSN構成要素GGSN2との間で、専用の接続部SL22を介して制御信号を交換し、専用のデータ接続部DL22を介してデータ信号を交換する。前記GGSN構成要素GGSN2は、「IPマルチメディアサブシステム」IMS2へのゲートウェイすなわちアクセス部を形成する。このGGSN構成要素GGSN2を介して、共通のPTTサーバPTTS1まで直接的なデータ接続部DL23が設けられる。「IPマルチメディアサブシステム」IMS2における信号伝送はすべて、「IPマルチメディアサブシステム」IMS2の中核的な要素であるCSCF構成要素CSCF2を介する。このことを行うために、GGSN構成要素GGSN2はCSCF構成要素CSCF構成要素CSCF2まで信号伝送接続部SL23を有する。このCSCF構成要素CSCF2を介して、信号伝送接続部SL25を使用して、共通のPTTサーバPTTS1にも応答される。場合によっては、CSCF構成要素CSCF2を使用して別のアプリケーションサーバも制御することができる。
有利には、両無線通信機器UE1,UE2と共通のPTTサーバPTTS1と、これらの間に接続されたネットワーク構成要素SGSN1,GGSN1,CSCF1,CSCF2,GGSN2,SGSN2との間で信号伝送を行うために、いわゆるSIPプロトコル(Session Initiation Protocol)が使用される。
たとえば、第1の無線通信機器のユーザが該第1の無線通信機器のPTTキーを最初に作動した場合、該ユーザに対してPTTサーバPTTS1は、最大権限付与期間にわたって送信権限を割り当てる。この最大権限付与期間中は、ユーザは音声メッセージまたは別の有効データを、共通のPTTサーバPTTS1の介在的な交換によって、第2の無線通信機器UE2へ伝達することができる。伝送権限ないしは送信権限が第1の無線通信機器UE1によって占有される間、第2の無線通信機器UE2の送信権限はPTTサーバPTTS1によって取り上げられ、該第2の無線通信機器UE2はメッセージを受信することだけできる。音声データまたは有効データの伝送が第1の無線通信機器UE1によって終了された後、PTTサーバPTTS1は第1の無線通信機器UE1から送信権限を取り上げる。音声データまたは有効データの伝送を終了するためには、とりわけ該第1の無線通信機器UE1のPTTキーを開放する。このことは、第1の無線通信機器UE1は未だ、音声メッセージまたは別の有効メッセージをパケットデータとしてPTTサーバPTTS1へ伝送できるが、PTTサーバPTTS1は、これらのパケットデータが第2無線通信機器UE2へ転送されるのをブロックし、これらのパケットデータを破棄することを意味する。択一的にこれらのパケットデータは、PTTサーバPTTS1が第1の無線通信機器に対して、該第1の無線通信機器のユーザの新規の要求に応じて送信権限を再び割り当てるまで一時記憶することができる。こうするための前提条件は、第2の無線通信機器UE2のユーザが先に送信権限を取得せず、未だ発話しないことである。
全般的に見ると、各無線通信機器の操作者は、参加している別の無線通信機器へメッセージをそれぞれに伝送するために、該無線通信機器に設けられたPTTキーを押すことにより、PTTサーバに対して排他的な送信権限を要求することができる。このようにして、PTTサーバはこの問い合わせ側の無線通信機器に対して、参加している別の無線通信機器の中でより早期の時間的なランクで送信権限の問い合わせをしたものがいない場合、排他的な送信権限を設定可能な権限付与期間にわたって付与する。こうすることにより、PTTサービスに参加している無線通信機器のうち、同時間にわたってその都度1つに対してのみ、PTTサーバによって排他的な送信権が割り当てられる。ここではPTTサーバは、送信権限付与された無線通信機器のメッセージの転送交換をコントロールする。すなわち、その時点で伝送権限が付与された無線通信機器に対してのみ、メッセージの送信が共通のPTTサーバの導通切換によって可能にされ、PTTサービスに参加している1つまたは複数の別の無線通信機器はこのメッセージを受信することだけができるが、その際には後者の無線通信機器側では逆方向に音声メッセージを、参加している無線通信機器へ伝送することはできない。しかしこのようなパケットデータ伝送によって、共通のPTTサーバへメッセージを伝送することはできる。その際には、メッセージが到着した場合にはこのメッセージは破棄されるか、または、その時点で送信権限付与されている無線通信機器から送信権限がPTTサーバ側から取り上げられるまで一時記憶される。したがって、その時点で送信権限が付与されている無線通信機器のメッセージが、参加している別の無線通信機器へ一方向に伝送される間は、PTTサーバはこの別の無線通信機器からのメッセージを逆方向に交換しない。その時点で伝送権限が付与されている無線通信機器の操作者が話している間は、参加している1つまたは複数の他の無線通信機器のユーザは聴くことができるだけであり、伝送権限が付与されている無線通信機器の話しているユーザを、該ユーザの音声メッセージの送信中に中断することはできない。
場合によっては、両プロバイダNW01,NW02の無線ネットワーク部分に対して共通に割り当てられるPTTサーバPTTS1の代わりに、両プロバイダNW01,NW02の各無線ネットワーク部分に対して、別個の専用のPTTサーバをそれぞれ設けることができる。ここで詳細には、第1のプロバイダNW01の「IPマルチメディアサブシステム」IMS1および「パケット交換ネットワーク」PSNW1に対してはPTTサーバPTTS1のみが割り当てられ、第2のプロバイダNW02の「IPマルチメディアサブシステム」IMS2および「パケット交換ネットワーク」PSNW2に対しては専用のPTTサーバPTTS2が固有に割り当てられる。図1において、付加的に前記PTTサーバPTTS2が一点鎖線で示されている。このPTTサーバPTTS2は、CSCF構成要素CSCF2まで信号伝送接続部SL25を有し、GGSN2構成要素GGSN2までデータ接続部DL23を有する。このことは、PTTサーバPTTS1の場合の通信接続図と同様である。両PTTサーバPTTS1,PTTS2側では、相互間の共通の通信接続部KV12が設けられており、これによってデータおよび/または制御信号が伝送される。第1のPTTサーバPTTS1までの接続部DL23およびSL25は、目的に応じて省略することができる。有利には、PTTセッションをスタートないしは開始した無線通信機器を担当するPTTサーバが、該PTTセッションのコントロール権を有する。
ここで図1の実施例では、PTTセッションPCは無線通信機器UE1によってトリガされたので、該無線通信機器UE1のプロバイダNW01によってネットワーク側で固有に割り当てられたPTTサーバPTTS1が、PTTセッションPCの経過のコントロールを担当する。その際には、第2のPTTサーバPTTS2は受動的な構成要素となり、制御側の第1のPTTサーバPTTS1から送信された音声メッセージまたは有効データを第2の無線通信機器UE2へ単に転送するためだけに使用される。
もちろん、受信側で割り当てられた第2のPTTサーバPTTS2が送信側の第1のPTTサーバPTTS1の代わりに、第2の無線通信機器UE2へのメッセージ伝送を制御ないしはコーディネートすることもできる。こうするためには、第1のPTTサーバPTTS1が通信接続部KV12を介して、第1の無線通信機器UE1から送信された音声メッセージを第2のPTTサーバPTTS2へ直接通し、第2のPTTサーバPTTS2はこの音声メッセージの配達を能動的に制御ないしはコントロールする。
ここで、両無線通信機器UE1,UE2のユーザが個々に音声メッセージを相互に時折伝送するだけでなく、相互的かつ連続的な通話またはディスカッションを相互的に行いたい場合が生じることがある。このように変更された通信上の要求に対しては、通常の電話接続がより適しているので、すでに形成されているPTTセッションPC中にすでに伝送指向の電話接続のアクティベートを、PTTサービスPCに参加している無線通信機器UE1,UE2間で開始する。すなわち全般的に見ると、参加している2つ以上の無線通信機器間でPTTセッションが実施されている間に、参加しているこれらの無線通信機器間で通常の電話接続に切り換えられる。ここで、PTTセッションは有利には、いわゆる「パケット交換領域(Packet Switched Domain)」すなわちパケット指向のネットワーク部分において、「IPマルチメディアサブシステム」を介して実施されるのに対し、通常の電話接続はいわゆる「公衆交換電話網領域(回線交換(circuit switched)」すなわち伝送指向のネットワーク部分において実施される。
共通のPTTサーバPTTS1を有する図1のこの実施例では、たとえば第1の無線通信機器UE1が、すでに形成されたPTTセッションPCすなわちすでに存在するPTTセッションPCから、第2の無線通信機器UE2との伝送指向の電話接続TCへの切換を開始する。こうするためには、該第1の無線通信機器UE1は切換要望を、PTTセッションに参加している第2の無線通信機器UE2に対して制御信号ないしは通知信号IS1によって伝達する。この制御信号IS1で第1の無線通信機器UE1は、プロバイダNW01をネットワーク側で担当する交換ユニットMSC1に対し、伝送指向のネットワーク部分において、有利には固有の電話番号PN1と、とりわけ被呼側の第2の無線通信機器UE2の電話番号PN2とを送信する。これに応答して交換ユニットMSC1は、電話番号PN1,PN2を有する相応の制御信号IS1を、第2の無線通信機器UE2が割り当てられた第2のプロバイダNW02の伝送指向のネットワーク部分内にある受信側の担当の交換ユニットMSN2へ伝送する。交換ユニットMSC2は問い合わせ信号IS1**によって、第2の無線通信機器UE2のユーザに対し、第1の無線通信機器の切換要望を承諾するか否かを問い合わせる。これを第2の無線通信機器のユーザは、応答信号RIS1によって確認応答し、この応答信号RIS1は交換ユニットMSC1,MSC2から問い合わせ側の無線通信機器UE1へ伝送される。第2の無線通信機器UE2側の切換要望の肯定確認があって初めて、伝送指向の電話接続は双方向に、交換ユニットMSC1,MSC2によって両無線通信機器間で形成される。したがって第1の無線通信機器UE1は、伝送指向の電話接続を担当するネットワーク構成要素によって、第2の無線通信機器UE2との通常の電話接続の形成を開始する。図1では図面を全体的に見やすくするため、無線ネットワークの伝送指向の部分の構成要素を代表して交換ユニットのみ、とりわけいわゆる「移動交換センタ(Mobile Switching Center)」MSC1,MSC2が主要な構成要素として示されている。ここでは、交換ユニットMSC1は第1の無線通信機器に対して割り当てられており、第2の交換ユニットMSC2は第2の無線通信機器UE2をオペレートする。
場合によっては、送信側および/または受信側で割り当てられた交換ユニットMSC1,MSC2は、第1の無線通信機器UE1の切換要望の送信先である第2の無線通信機器UE2のユーザの応答なしで直ちに、自動的に双方向に伝送指向の電話接続を形成することもできる。換言するとこのことは、伝送指向の電話接続へ切り換える要望を有する無線通信機器は、問い合わせ信号IS1**を第2の無線通信機器UE2へ送信する必要なく、交換ユニットMSC1,MSC2によって第2の無線通信機器UE2との間に伝送指向の電話接続を直ちに形成できることを意味する。アクティベートするためには、第1の無線通信機器UE1が制御信号IS1を、担当の交換ユニットMSC1へ送信するだけで十分である。この担当の交換ユニットMSC1はこれに基づいて、伝送指向の電話接続を形成するための後続のすべてのステップを実施する。このことが可能であるのは、交換ユニットMSC1へ第2の無線通信機器UE2の電話番号PN2が制御信号IS1で一緒に伝送されるからである。
両無線通信機器UE1,UE2間でいわゆるSIPセッション(Session Initiation Protocol)が、ネットワーク側で担当する「IPマルチメディアサブシステム」IMS1,IMS2を介してすでに形成されている場合、第1の無線通信機器UE1はすでに、第2の無線通信機器UE2のSIPアドレスを把握しているので、制御信号ないしは通知信号IS2を、PTTサーバPTTS1が介挿されて接続されていない直接的な伝送経路でSIPプロトコルを使用して、構成要素CSCF1,CSCF2を介して第2の無線通信機器UE2へ伝送することができる。場合によっては、いわゆる「TelURI」がネットワーク側に格納されている場合、切換を要望する無線通信機器UE1は、該無線通信機器UE1において既知である第2の無線通信機器UE2の電話番号からも「TelURI」をSIPアドレスとして形成することができる。第2の参加者に対するこのようなSIPアドレス形成はとりわけ、第2の無線通信機器の既知の電話番号からネットワーク構成要素によって、たとえば共通のPTTサーバPTTS1によって行われる。有利には、第1の無線通信機器UE1の操作者の切換要望を有する制御信号を、PTTサーバPTTS1を介して第2の無線通信機器UE2へ伝送し、該操作者が制御信号を把握するようにすることもできる。この通知信号は、図1では付加的に一点鎖線で示されており、参照番号IS2が付与されている。ここで、第2の無線通信機器UE2の操作者が第1の無線通信機器UE1の操作者の切換要望を承諾する場合、該第1の無線通信機器UE1の操作者へ確認応答信号RIS1を送信する。ここでは確認応答信号RIS2の生成は、第2の無線通信機器のユーザによって能動的に行われる。また、第2の無線通信機器UE2が確認応答信号RIS2を自動的に(ユーザへの問い合わせなしで)生成し、問い合わせ側の第1の無線通信機器UE1へ伝送することも目的に適っている。
場合によっては、このことに対して付加的または無関係に、次のことも目的に適っている。すなわち、第1の無線通信機器UE1がPTTサーバPTTS1に対して、切換要望に関する制御信号ないしは通知信号を送信し、PTTサーバPTTS1は通知信号を、「IPマルチメディアサブシステム」IMS1のCSCF構成要素CSCF1の介在的な交換によって、無線通信システムの伝送指向のネットワーク部分に所属する交換ユニットMSC1へ転送することも目的に適っている。図1では、PTTサーバPTTS1から信号伝送接続部LSM11を介して交換ユニットMSC1へ伝送される通知信号は一点鎖線の矢印で示されており、これはSM1によって示されている。信号伝送接続部LSM11は、ここでも一点鎖線によって示されている。一般的に表現すると、形成されているPTTセッションPCを担当する制御ユニットから第1の無線通信機器の切換要望に関する通知信号が、伝送指向の電話接続TCのアクティベートおよび形成を担当するネットワーク側の制御ユニットへ伝送される。とりわけここでは、PTTセッション用の制御ユニットはPTTサーバによって構成される。伝送指向の電話接続用の制御ユニットとして使用されるのは、とりわけMSC交換ユニットである。
制御信号ないしは通知信号IS1,IS2,IS2,SM1で、電話番号PN1,PN2の他に付加的に、アクティブなPTTセッションを一意に識別する識別パラメータP1も搬送することができる。これによって、新規に形成される伝送指向の電話接続TCが既存のPTTセッションPCに対して一義的に割り当てられる。移行パラメータPN1,PN2,P1は図1ではそれぞれ、制御信号IS1,IS2,IS2,SM1の後ろに括弧内に置かれている。ここで付加される識別パラメータP1によって初めて、すでに形成されている特定のPTTセッションPCと、要望された電話接続TCとの間(または逆)で一義的な結合、カップリングないしは関連づけが行われ、通信接続PC,TCのこの対が、到着した別の呼び出しおよび/または別のPTTセッションと区別できるようになる。とりわけ、相互に所属するPTTセッションと電話接続との形成されたこの対は、別の通常の電話通話および/またはPTTセッションに対して抽出すなわち識別できるようになり、このことは重要である。
図2に、両無線通信機器UE1,UE2間に付加的に形成された伝送指向の電話接続TCが示されている。この伝送指向の通信接続TCは、ここではパラレルに存在する。すなわち、すでに先行して形成されているかないしは既存のPTTセッションPCと同時に存在する。このPTTセッションPCから、通常の電話接続TCへの移行が開始された。ここで図2では、パケット指向のPTTセッションPCを選択および形成するためのネットワーク構成要素のグループはG1によって示されており、伝送指向の電話接続TCを選択および形成するためのネットワーク構成要素のグループはG2によって示されている。形成された電話接続TCは、第1の無線通信機器UE1を出発点として、ネットワーク側で割り当てられた交換ユニットMSC1まで、信号伝送接続部SI1とデータ接続部D1とを包括する。この交換ユニットは、無線ネットワークの伝送指向の部分CSNW1の他の構成要素の代表として図示されており、信号伝送接続部SI12およびデータ接続部D12を介して交換ユニットMSC2に結合されている。この交換ユニットMSC2もまた、第2の無線通信機器UE2に割り当てられた無線ネットワークの伝送指向の部分CSNW2の他の構成要素の代表であり、相応の信号伝送接続部SI2およびデータ接続部D2を介して第2の無線通信機器UE2に接続されている。
次のステップにおいて、伝送指向の電話接続TCのアクティベート後にすでに、または場合によっては伝送指向の電話接続TCの形成後に初めて、PTTセッションPCが解消される。この状態が図3に示されている。ここでは両無線通信機器UE1,UE2は、パケット指向のネットワーク部分の構成要素とも、PTTサーバPTTS1とも、もはや通信接続を有さない。
もちろん、パケット指向のPTTセッションPCから伝送指向の電話接続TCへの切換を、第2の無線通信機器UE2によって相応に開始および実行することもできる。
PTTサービスから伝送指向の電話接続への通信接続形式の切換(またはその逆の切換)を行うために、そのつど制御信号ないしは通知信号を生成できるようにするために、各無線通信機器UE1ないしはUE2は制御ユニットST1ないしはST2を有する。有利には、各無線通信機器のユーザに対して関連の選択手順が、各無線通信機器の操作メニューで提供される。これによって、該ユーザの無線通信機器の制御ユニットに対して応答することができる。
一般化すると、パケット指向のPTTセッションPCから伝送指向の電話接続TCへの切換を行うためには、PTTセッションに参加している少なくとも1つの無線通信機器の1つまたは複数のアドレスパラメータおよび/または少なくとも1つのPTTセッション識別パラメータが少なくとも1つの制御信号によって、伝送指向の電話接続を担当する制御ユニットへ伝達される。このようなアドレスパラメータはとりわけ、その時点で参加している無線通信機器の電話番号PN1,PN2によって形成される。ここで図1の実施例では、PTTセッションPCの制御ユニットであるPTTサーバPTTS1から、制御信号SM1で信号伝送接続部LSM11を介して、たとえば両無線通信機器UE1,UE2の電話番号PN1,PN2および識別パラメータP1が制御ユニットMSC1へ伝送される。
その逆に、両無線通信機器UE1,UE2間にすでに伝送指向の電話接続TCが形成されている場合、ここで両無線通信機器UE1,UE2のうち1つによってPTTセッションPCへの切換が要望されると、ここでも同様に伝送指向の電話接続TCに参加している無線通信機器UE1,UE2のうち少なくとも1つの1つまたは複数のアドレスパラメータと、該伝送指向の電話接続の一意の識別子である識別パラメータT1とが、少なくとも1つの制御信号によって、パケット指向のPTTセッションPCを担当する制御ユニットであるPTTサーバPTTS1へ伝達される。このような制御信号はとりわけ、伝送指向の電話接続TCを担当する制御ユニットによって生成され、パケット指向のPTTセッションPCを担当する制御ユニットへ直接伝送される。図3において付加的に、たとえば第1の無線通信機器UE1に割り当てられている交換ユニットMSC1が制御信号MS1(IP1,IP2,T1)を、信号伝送接続部LMS1を介し、「IPマルチメディアサブシステム」IMS1内のCSCF構成要素CSCF1を介してPTTサーバPTTS1へ直接送信することが、一点鎖線で示されている。この制御信号MS1はとりわけ、伝送指向の電話接続TCに参加している無線通信機器UE1,UE2のIPアドレスまたはSIPアドレスIP1,IP2と、すでに形成されている電話接続TCの識別パラメータT1とを含む。要望されたパケット指向のPTTサービス接続を形成するための両無線通信機器UE1,UE2のアドレスIP1,IP2は交換ユニットMSC1において、先行のPTTセッションからすでに既知であるか、または該交換ユニットMSC1はこのアドレスを、両無線通信機器UE1,UE2に対して予め問い合わせ完了している。場合によっては、PTTセッションへの切換を要望するその時点の無線通信機器がそれ自体から、(PTTセッション用の)固有のパケット指向のアドレスと、要望された通話相手のパケット指向のアドレスとを伝達するか、またはこれらのアドレスを、該無線通信機器において既知の電話番号から、とりわけURI(uniform resource identifier)アドレスの形態で形成する。その際には通話相手のパケット指向のアドレスは、伝送指向の電話接続からパケット指向のPTTセッションへの切換をアクティベートする無線通信機器の要求信号によって問い合わせすることもできる。この問い合わせは場合によっては、ネットワーク側で割り当てられた次のような交換ユニットないしは制御ユニットによって行うことができる。すなわち、電話接続からPTTセッションへの切換を所望する無線通信機器に割り当てられた交換ユニットないしは制御ユニットによって行うことができる。
有利な変形形態によれば、伝送指向の電話接続TCからパケット指向のPTTセッションPCへの切換を、伝送指向の電話接続TCを担当する制御ユニットによってコントロールするのに対して択一的に、このような切換を要望する無線通信機器が相応の制御信号をPTTサーバへ直接送信することもできる。図3では第1の無線通信機器UE1が、アドレスパラメータIP1,IP2と識別パラメータT1とを含む直接的な制御信号MS1を、構成要素SGSN1,GGSN1,CSCF1を介してPTTサーバPTTS1へ送信する。アドレスパラメータIP1,IP2と識別パラメータT1とを含む制御信号MS1はここでは、無線通信機器UE1の制御ユニットST1によって生成される。すなわち無線通信機器UE1が、すでに形成されている伝送指向の電話接続TCからパケット指向のPTTセッションPCへの切換を完全にコントロールする。場合によっては制御ユニットST1は、すでに形成されている電話接続TCに関するアドレスパラメータIP2を、第2の無線通信機器UE2または該第2の無線通信機器UE2の担当の交換ユニットMSC2に対して問い合わせる。または、該第2の無線通信機器UE2において既知であるかまたは該第2の無線通信機器UE2に伝達された電話番号PN2から生成することもできる。
この構成に対して択一的には、無線通信機器UE1の代わりに、有利にはPTTサーバが制御信号MS1にしたがって、すでに形成された伝送指向の電話接続TCからパケット指向のPTTセッションPCへの切換を完全にコントロールする。こうするためには、PTTサーバは制御ユニットSVSを有する(図1参照)。すなわち、第1の無線通信機器UE1が制御信号MS1を介してPTTサーバPTTS1に対し、特定のPTTサービスへ切り換えたいという要望を直接指示する。これに基づいてPTTサーバPTTS1は、切換を行うための後続のステップのコントロールを引き継ぐ。
全体的に見ると、形成されている第1の通信接続から第2の通信接続へは、第1の通信接続に参加している少なくとも1つの無線通信機器のコントロールおよび/または第1の通信接続に参加している無線通信システムの無線ネットワークの制御ユニットのコントロールによって、第1の通信接続が未だ存在している間に第2の通信接続をアクティベートすることによって切り換えられる。
このようにして、
1.PTTセッションから電話接続への十分にシームレスな移行、および/または
2.電話接続からPTTセッションへの十分にシームレスな移行
が、その時点で参加している無線通信機器のユーザに対して実現される。ここでは、原理的に2つの解決手段に分類される:
A 参加者機器のコントロールによる解決手段
B ネットワークのコントロールによる解決手段
1.PTTセッションから電話接続への移行第1の初期シチュエーションでは、2つの無線通信機器間でPTTセッションがすでに形成されている。すなわちこれら2つの無線通信機器間において、信号伝送処理部とIPベースの有効なデータ処理部とが形成されている。これらの無線通信機器は、たとえば図1のUE1,UE2である。ここで両無線通信機器のユーザは、PTTセッションからPSTN‐CS領域(Public Switched Telephone Netowork - Circuit Switched)内の通常の電話接続、すなわち無線ネットワークの伝送指向部分内の通常の電話接続へ、可能な限りシームレスに切換を行いたいと要望する。
1.A 参加者機器のコントロールによる解決手段「参加者機器(UE=User Equipment)のコントロールによる解決手段」とはここでは、切換を開始する無線通信機器が、該切換のコントロール権を有し留保することを意味する。このような無線通信機器は、以下の実施例では常に第1の無線通信機器UE1である(図1参照)。ここでは原理的に、この第1の無線通信機器UE1はPTTセッションに依存せずに、PSTN‐CS(Public Switched Telephone Netowork - Circuit Switched)ネットワークを介して、すなわち無線ネットワークの伝送指向部分を介して、第2の無線通信機器との間に電話接続を形成する。この第2の無線通信機器は、この呼び出しを自動的に受諾するか、または該第2の無線通信機器のユーザに対してこの呼び出しを、該ユーザによって選択可能な手法で通知する。たとえば、第1の無線通信機器のユーザの切換の要望は光学的または音響的に表示される。とりわけ、第2の無線通信機器のユーザに対して、伝達された識別パラメータP1によって次のことが表示される。すなわち、該呼び出しがすでに実施中のPTTセッションPCに所属し、PTTセッションPCに関連しない別の呼び出しではないことが表示される。電話接続が形成された後は、すべての音声データがIPベースのPTTセッションを介して伝送されず、その代わりにPSTN‐CSベースの電話接続を介して伝送されるようになる。PTTセッションは直ちに、たとえば第1の無線通信機器UE1によって自動的に終了されるか、または、たとえば特定の時間の経過後に初めて終了される。この特定の時間は、たとえば5分である。またこれに対して択一的に、PTTセッションをさらに、第1の無線通信機器UE1と第2の無線通信機器UE2との間の通信が最終的に終了されるまで並行して継続することもできる。このように、両無線通信機器UE1,UE2間においてPTTセッションと電話接続とを同時に並行して継続することにより、電話接続からPTTセッションへの新規の切換を常に迅速に行うことができる。すなわち、その時点で要望されている通信接続の完全な新規形成を行う必要なく、フレキシブルに双方向に切り換えることができる。
1.B ネットワークのコントロールによる解決手段「ネットワークのコントロールによる解決手段」とは、PTTセッションが実施されるPTTサーバが切換のコントロール権を有し、前記の実施変形形態1.Aのように参加している無線通信機器はコントロールの権限を有さないことを意味する。前記PTTサーバはたとえば、図1に示されたPTTS1である。このようなネットワークのコントロールによる解決手段では、PTTセッションから電話接続への切換を要望する無線通信機器が、該切換の要望を通知信号によって、たとえば図1に示されたPTTS1等のPTTサーバに指示する。該無線通信機器はたとえばUE1であり、前記通知信号はたとえばIS2(図1参照)およびIS2である。PTTサーバはその後、PSTN‐CS領域において第1の無線通信機器UE1を担当する交換ユニットMSC1に対し、たとえばSM1等の制御信号によって次のことを指示する。すなわち、第1の無線通信機器UE1と第2の無線通信機器UE2との間に電話接続を形成すべきであることを指示する。このことに基づいて、交換ユニットMSC1は電話接続を形成するための相応の作業を開始する。その際には無線通信機器UE1,UE2は、それぞれに対して伝送された呼び出しをとりわけ自動的に受諾することができる。このことに対して択一的には、その時点の呼び出しが、各無線通信機器のユーザによって能動的な操作が行われることで初めて受諾される構成も可能である。電話接続が形成されると、すべての音声データがIPベースのPTTセッションを介して伝送されるのではなく、その代わりにPSTN‐CSベースの電話接続を介して伝送されるようになる。場合によっては、電話接続を担当する交換ユニットがPTTサーバに対して、電話接続が形成完了されたことを指示する。該交換ユニットは、ここではたとえばMSC1である。1.Aの例と同様に、場合によってはPTTセッションを、PTTサーバPTTS1側で直ちに終了することができる。
2.電話接続からPTTセッションへの移行第2の初期シチュエーションでは、PSTN‐CS領域内で通常の電話接続が両無線通信機器UE1,UE2間に形成されている。無線通信機器UE1,UE2の両ユーザは、この電話接続からIPベースのPTTセッションへ、可能な限りシームレスに切り換えたいと要望する。
2.A 参加者機器のコントロールによる解決手段ここでもまた、電話接続に参加している無線通信機器のうち1つが、切換のコントロールの権限を有する。このような無線通信機器は、この実施例では第1の無線通信機器UE1である。すでに形成されている電話接続と並行して、切換を開始する無線通信機器UE1はPTTセッションPCを形成する。PTTセッションがアクティブになると直ちに、すべての音声データが電話接続を介して伝達されるのではなく、その代わりにPTTセッションを介して伝達される。電話接続はその後、第1の無線通信機器UE1によって終了されるか、または並行して、所望の期間にわたって継続される。
2.B ネットワークのコントロールによる解決手段
ここでは、電話接続を担当する無線ネットワークの制御ユニットが、PTTセッションへの切換をコントロールする権限を有する。このネットワーク側の制御ユニットは有利には、切換要望を有する無線通信機器に対して割り当てられた交換ユニットによって構成される。該交換ユニットはたとえばMSC1であり(図1参照)、該無線通信機器はたとえばUE1である。無線通信機器UE1は、該無線通信機器UE1に対してネットワーク側で割り当てられた交換ユニットMSC1に対し、通知信号IS5によって、PTTセッションPCへの切換が要望されていることを指示する。この通知信号IS5は、図3では付加的に一点鎖線によって示されている。交換ユニットMSC1はその後、担当のPTTサーバに対してたとえば制御信号MS1により、該PTTサーバが両無線通信機器UE1,UE2間にPTTセッションを形成すべきであることを指示する。このPTTサーバPTSS1は、このことに基づいて相応の作業を開始する。とりわけPTTサーバは、両無線通信機器UE1,UE2へ相応の問い合わせ信号を送信する。この問い合わせ信号に応答して、両無線通信機器UE1,UE2はPTTセッションを、たとえば自動的に受諾することができる。PTTサーバのこのような問い合わせ信号は、図3では図面を見やすくするために省略されている。とりわけ、その時点で受信側の無線通信機器のユーザは、PTTセッションの形成のためのその時点で到着した問い合わせ信号を、能動的に確認応答することもできる。こうするためには、該ユーザは相応の応答信号をPTTサーバへ返信する。PTTセッションが形成されると直ちに、すべての音声データが電話接続を介して伝送されるのではなく、その代わりにPTTセッションを介して伝送されるようになる。有利には、PTTサーバは交換ユニットMSC1に対し、PTTセッションが形成完了されたことを指示する。その際には、この電話接続は場合によっては交換ユニットMSC1によって直ちに終了されるか、または、後で電話接続へ迅速に切り換え戻されることがユーザ側で最終的に排除されない場合には並行して継続することができる。
PTTセッションへの切換をコントロールする権限を有するネットワーク側の制御ユニットは択一的に、無線通信機器UE1に対して割り当てられたPTTサーバPTTS1によって構成される。この無線通信機器UE1は、ネットワーク側で割り当てられたPTTサーバPTTS1に対し、制御信号ないしは通知信号MS1によって次のことを指示する。すなわち、すでに形成されている伝送指向の電話接続TCからPTTセッションPCへの切換が要望されていることを指示する。前記制御信号ないしは通知信号MS1は、図3では付加的に一点鎖線で示されている。これに基づいて、PTTサーバPTTS1は相応の作業を開始する。この作業の詳細なプロセスに関しては前記で、とりわけ前欄で説明した。
すでに形成されている第1の通信接続中にすでに、参加している少なくとも2つの無線通信機器間で第2の通信接続をアクティベートすることにより、「PTT」サービスおよび「電話」サービスのユーザは単純に、かつ相互間で通信を中断せずに、両サービスをそのつど切り換えることができる。このようにして、その時点の通信要求とその時点の通信シチュエーションとに応じ、その時点でユーザ側で比較的快適ないしは有利であると見なされるサービスを使用することができる。参加者機器のコントロールによる解決手段の利点はとりわけ、実施する際に無線ネットワーク側で面倒な機能または付加的な機能が必要とされないことである。ネットワークのコントロールによる構成の利点はとりわけ、サービスのロジックを使用しかつ資源および経費をコントロールするネットワーク要素、すなわちここでは、たとえば交換ユニットMSC1,MSC2およびPTTサーバPTTS1が、サービス切換を技術的にコントロールできるということである。この変形形態では、サービス切換をネットワークによって開始することさえもできる。その際には、参加している無線通信機器に面倒な制御手段を付加的に設ける必要はない。むしろ、既存の無線通信機器を使用することが可能になる。
参加者機器のコントロールによる解決手段において、第1の通信接続形式から第2の通信接続形式へ欠落なしで、すなわち十分に空白なしで切り換えることができるようにするために有利なのは、その時点で参加している無線通信機器においてユーザ識別子が、たとえばPTT等の一方のアプリケーションから、たとえば電話等のその時点で他方のアプリケーションへ引き継がれることである。前記ユーザ識別子は、たとえば電話番号および/またはSIPアドレスである。さらに、電話接続ないしはPTTセッションの付加的な形成時に行われる切換の要望の通知に関する信号伝送を拡張し、反対側の各無線通信機器が、呼び出しないしはPTTセッションを自動的に受諾するようにすることも目的に適っている。その際には付加的な通信接続は、すでに形成されている通信接続に並行して、反対側のユーザの付加的な介入なしで行われる。第2の通信接続形式の形成時に第1の通信接続形式との関係が形成され、この関係が一意となるためには、信号伝送時に、有利には付加的に、すでに形成されている第1の通信接続を一意に識別する識別パラメータが、各無線通信機器の制御信号で切換の要望とともに搬送されるか、または、すでに形成されている通信接続をネットワーク側で担当する制御ユニットの制御信号で搬送される。該識別パラメータは、たとえばT1である。
ネットワークのコントロールによる解決手段では、PTTセッションから電話接続への切換が要望された場合、たとえばUE1のような切換をトリガする無線通信機器は相応の通知信号を、該無線通信機器をネットワーク側で担当する交換ユニットへ送信し、電話接続からPTTセッションへの切換が要求された場合、該無線通信機器は相応の通知信号を、たとえばPTTS1等のPTTサーバへ送信する。前記交換ユニットは、たとえばMSC1である。このような要求信号に基づいて、たとえばMSC1等である担当の交換ユニットは、パケット指向のPTTセッションから伝送指向の電話接続への切換が要望された場合、たとえばMS1等である制御信号を、伝送指向の電話接続を担当する制御ユニットへ伝達する。該制御ユニットは、ここではPTTサーバPTTS1である。パケット指向のPTTセッションから伝送指向の電話接続への切換が行われる際には、たとえばPTTS1等であるPTTサーバは、たとえばSM1等である少なくとも1つの制御信号を、無線ネットワーク内で伝送指向の電話接続を担当する制御ユニットへ伝達する。この制御ユニットは、ここではとりわけ、パケット指向のPTTセッションから伝送指向の電話接続への切換をトリガする無線通信機器を担当する交換ユニットによって構成される。この交換ユニットは、たとえばMSC1である。呼び出しないしはPTTセッションの形成の実施を確実に成功するためには、場合によっては、その時点で発信される通知信号ないしは制御信号を逆方向に、応答信号によって確認応答するのが目的に適っている。
実際には、とりわけ以下の実施変形形態を実施するのが有利である。
1.Aの参加者機器のコントロールによる解決手段の例1:
ここでは、両無線通信機器UE1,UE2間でPTTセッションが行われることを出発点とする。PTTサーバPTTS1を介して行われるこれら2つの無線通信機器UE1,UE2の接続形成は、図1ではPCによって示されている。両無線通信機器UE1,UE2のユーザ間の通信がディスカッションに移行するので、両ユーザはPTTセッションPCから通常の電話接続へ切り換えたいと要望する。このことは図2に相応している。こうするために、各無線通信機器のPTTメニューにおいて「電話への切換」機能が提供されている。この機能はこの実施例では、第1の無線通信機器UE1のユーザによって選択される。これに基づいて第1の無線通信機器UE1内部で、該第1の無線通信機器UE1のPTTアプリケーション(たとえばPTTクライアント)が電話アプリケーションを、たとえばPTTパートナーの電話番号を移行パラメータとして使用することによって呼び出す。該PTTパートナーの電話番号は、ここではすなわち第2の無線通信機器の電話番号である。これに基づいて第1の無線通信機器UE1は、電話接続の形成を担当する無線ネットワークの伝送指向部分に対して、呼び出し問い合わせIS1を開始する。この伝送指向部分は、PSTN‐CS領域と称される。その後、呼び出し問い合わせIS1は第2の無線通信機器に到着し、該第2の無線通信機器のユーザに対して相応に指示される。このようにして、該第2の無線通信機器のユーザに対してたとえば呼び出し音によって、第1の無線通信機器側でPTTサービスから通常の電話接続への切換が要望されていることが通知される。第2の無線通信機器UE2のユーザが、たとえば確認応答信号ないしは応答信号RIS1を第1の無線通信機器へ交換ユニットMSC1,MSC2を介して返信することにより、この呼び出しIS1を受諾すると、第1の無線通信機器UE1においてPTTアプリケーションの電話アプリケーションが、電話接続が形成完了されたという応答を送出する。この状態が図2に示されている。ここでは、電話接続はTCによって示されている。この電話接続は、PTTセッションに対して並行して、ないしは付加的に、両無線通信機器UE1,UE2間で継続される。この電話接続TCが両無線通信機器UE1,UE2間で形成されると、すべての音声データがPSTN‐CS領域内のこの電話接続TCを介して、両伝送方向で伝達されるようになり、しかも次のことに依存せずに伝達される。すなわち、ユーザがその時点で、該ユーザの無線通信機器でPTTキーをアクティベートしたか否かに依存せずに伝達される。換言するとこのことは、図2のPTTサーバを介しての音声接続はもはや存在せず、ネットワーク側で担当する交換ユニットMSC1,MSC2を介しての通信接続のみが存在することを意味する。これに基づいて、切換の要望の発信元である第1の無線通信機器UE1にあるPTTアプリケーションは、PTTセッションPCを直ちに終了するか、または調節可能な特定の期間の経過後に終了する。こうするためには第1の無線通信機器UE1は、SIPメッセージ「BYE」を担当のPTTサーバへ送信する。この状態が図3に示されている。ここでは、両無線通信機器UE1,UE2間に電話接続TCのみが継続されている。場合によっては、これに対して択一的に、PTTセッションPCをさらに継続して、電話接続TCに対して並行して維持することも目的に適っている。こうすることにより、後でPTTセッションPCへの再切換が要望された場合、このような再切換を比較的迅速に行えるようになる。このことはたとえば、両無線通信機器UE1,UE2のユーザ間でディスカッションが終了し、再び一時的にのみ音声メッセージが伝達される場合、すなわち単独で音声メッセージが伝達される場合に有利である。
両無線通信機器UE1,UE2間でサービス切換を、可能な限り通信の中断なしで実現するためには、第2の無線通信機器UE2が第1の無線通信機器UE1の呼び出し問い合わせIS1を自動的に受諾する構成が特に有利である。すなわち、第2の無線通信機器UE2のユーザに対して呼び出し音により、呼び出しIS1が通知されることはなく、該ユーザがこの呼び出しIS1を受諾する必要もない。ここで目的に適っているのは、第1の無線通信機器UE1の呼び出し問い合わせ時に、識別パラメータすなわちいわゆるフラグ(FRAG)である「呼び出しの自動的な受諾(Ruf automatisch annehmen)」または「呼び出しによるアクティブなPTTセッションの引き継ぎ(Ruf uebernimmt aktive PTT-Sitzung)」を通知信号IS1に組み込み、第2の無線通信機器UE2がこのような識別パラメータに基づいて、この呼び出しを自動的に受諾することである。このことに対して択一的または付加的に、第2の無線通信機器UE2は呼び出し問い合わせ時に通知信号IS1によって、同一の参加者との間で、すなわち同一の参加者に関連する電話番号との間ですでにPTTセッションがアクティブであるか否かを検査することができる。このことが当てはまる場合のみ、呼び出しは自動的に受諾される。このことに対して択一的または付加的に、呼び出し問い合わせにおいて特に有利には、付加的にたとえばP1等である次のような識別パラメータが搬送される。すなわち、アクティブなPTTセッションを一意で識別する識別パラメータが搬送される。これによって、新規に形成される伝送指向の電話接続が、すでに形成されているPTTセッションに対して一意に割り当てられる。
1.Aの参加者機器のコントロールによる解決手段の例1:
例1の開始時に電話呼び出しを形成するのに対して択一的に、第1の無線通信機器UE1において「電話への切換」機能がアクティベートされた後にいわゆるSIP(Session Initiation Protocol)メッセージをPTTサーバPTTS1へ送信することもできる。PTTサーバPTTS1はこれに基づいて、相応のSIPメッセージPTTS1を第2の無線通信機器UE2へ伝達する。この通知信号は、図1では付加的に一点鎖線で示されており、IS2によって表されている。このSIPメッセージには、PSTN‐CS領域における電話接続へ切り換えるという問い合わせが含まれている。このために使用されるSIPメッセージは、たとえば「re-invite」または「info」であり、ここでは新規のヘッダ、すなわちたとえば「application-change: CS電話(CS-Telefonie)」等の新規のヘッドフィールドが挿入され、および/または、SIPメッセージのデータ部ないしはボディに相応のSDP(Session Description Protocol)メッセージが挿入される。場合によっては、第1の無線通信機器UE1から該無線通信機器UE1の電話番号PN1がSIPメッセージIS2に一緒に入力される構成が目的に適っている。この通知信号IS2に対する肯定応答として、第2の無線通信機器はSIPメッセージRIS2を、第1の無線通信機器UE1へ返信する。ここでは、第2の無線通信機器UE2から該第2の無線通信機器UE2の電話番号PN2が、応答信号ないしは確認応答信号RIS2に共に挿入されるのが目的に適っている。このように、両無線通信機器UE1,UE2間で電話接続を形成するためには2つの択一的手段が存在する。これらは、図4および5に概略的に示されている。
図4の第1の変形形態では、無線通信機器UE1は通知信号IS2を、PTTサーバPTTS1を介して行われる介在的な交換により、第2の無線通信機器UE2へ送信する。第2の無線通信機器UE2はこの呼び出しを受諾し、確認応答信号RIS2を該第2の無線通信機器UE2の電話番号PN2の宣言のもとで、第1の無線通信機器UE1へPTTサーバPTTS1を介して返信する。「200 OKAY (PN2)」という名前を有する確認応答信号RIS2の受信後、第1の無線通信機器UE1はこれに基づいて、プロシージャSTCによって呼び出し形成を開始する。というのも、第1の無線通信機器UE1はここで通話相手の電話番号PN2を把握したからである。その際には、UE1は第2の無線通信機器UE2の電話番号PN2をアドレスパラメータとして、ネットワーク側で担当の交換ユニットへ伝達する。
図5に示された変形形態では、電話接続TCへの切換の要望を有するユーザに所属する第1の無線通信機器UE1は、通知信号IS2で該第1の無線通信機器UE1の電話番号PN1を第2の無線通信機器UE2へ搬送する。ここでは通知信号IS2は、すでに形成されているPTTセッションの既存の信号伝送接続部および/またはデータ接続部を介しても伝達される。これは図5では、PTTサーバPTTS1を両無線通信機器UE1,UE2のインタフェース間に破線の矩形によって、所属の接続線によって示すことによって図式化されている。この通知信号IS2に応答して、第2の無線通信機器UE2は第1の無線通信機器UE1へ、PTTサーバPTTS1の介在的な交換によって応答信号RIS2を、該第2の無線通信機器UE2の電話番号の宣言なしで返信する。次に、第2の無線通信機器は呼び出し形成を、プロシージャSTCのアクティベートによって開始する。したがって、ここで図4の変形形態と異なる点は、第2の無線通信機器UE2が第1の無線通信機器UE1の代わりに、呼び出しを形成することである。こうするために第2の無線通信機器UE2は、ネットワーク側で該第2の無線通信機器UE2を担当する交換ユニットMSC2へ、通知信号IS2で伝送された第1の無線通信機器UE1の呼び出し番号PN1を伝送する。
たとえば図4のRIS2、図5のIS2等である各SIPメッセージで搬送される電話番号PN2ないしはPN1は、呼び出し形成のためにSIPメッセージの各受信者ごとに必要とされる場合がある。ここでは、PTTセッションの信号伝送はSIPベースであるため、電話接続への切換を要望する無線通信機器は、参加している他の無線通信機器の電話番号を全く把握していない場合がある。すなわちPTTセッションでは、電話番号によらないSIPアドレスのみによるユーザアドレス指定のみで十分である。
この例2では、有利には被呼者の自動的な呼び出し受諾が行われる。というのも、被呼側の参加者側では先行のSIP信号伝送に基づいて、要望されたPTTセッションから電話接続への切換にこの呼び出し問い合わせが所属することが既知であるからだ。ここでは場合によっては、呼び出し問い合わせで付加的に、たとえばP1等の識別パラメータを搬送することができる。
1.Bのネットワークのコントロールによる解決手段の例3:
ここでも、第1の無線通信機器UE1のユーザは「電話への切換」機能を、該第1の無線通信機器UE1のPTTメニューでアクティベートする。これに基づいて、第1の無線通信機器UE1はPTTサーバPTTS1に対し、PTTから電話へのサービス切換が要望されていることを指示する。こうするために、第1の無線通信機器UE1は通知信号IS2(図1参照)を、該第1の無線通信機器UE1の固有の電話番号PN1と参加している第2の無線通信機器UE2の電話番号PN2との宣言のもとで、PTTサーバPTTS1へ送信する。この通知信号IS2に使用されるのは、有利にはSIPフォーマットである。図6のインタフェーシングダイアグラムでは、このメッセージは識別子「1:INFO (PN1, PN2)」を有する。第2の無線通信機器UE2に対して、PTTから電話への切換の要望を指示できるようにするために目的に適っているのは、たとえば名前「Application-change: CS電話」を有する相応のヘッダを通知信号IS2に挿入すること、および/または、相応のSDP(Session Description Protocol)メッセージをSIPメッセージのボディで搬送することである。第1の無線通信機器UE1が、問い合わせ信号IS2に対する確認応答信号RIS2をPTTサーバPTTS1から受信した後、パケット交換領域すなわち無線ネットワークのパケット指向部分においてPTTサーバPTTS1は、無線ネットワークのPSCN/CS領域において第1の無線通信機器UE1を担当する交換ユニットMSC1に対し、次のことを指示する。すなわち、第1の無線通信機器UE1側に両無線通信機器UE1,UE2間の電話接続への切換の要望が存在することを指示する。ここでPTTサーバPTTS1は、通知信号R2をCSCF構成要素CSCF1(図1参照)へ送信し、CSCF構成要素CSCF1は通知信号R3を、BGCF(Breakout Gateway Control Function)BGCF1によって介在的交換が行われてMGCF構成要素MGCF1へ送信する。このMGCF構成要素MGCF1も、通知信号R4をSGW構成要素SGW1へ伝達し、最後にSGW構成要素SGW1は、名前「5: set up (PM1, PM2)」を有する通知信号SU5を交換ユニットMSC1へ送信する。個々の通知信号R2,R3,R4およびSU5はここでは、全体的に見て制御信号として機能する。このような制御信号は、図6に付加的に一点鎖線によって表されており、SM1によって示されている。この制御信号には、電話番号PN1,PN2がアドレスパラメータとして含まれている。PTTセッションに参加している無線通信機器のうち少なくとも1つの無線通信機器の1つまたは複数のアドレスパラメータを少なくとも1つの制御信号によって、伝送指向の電話接続を担当する制御ユニットへ前記のように伝送することは、図7に詳細に示されている。無線通信機器UE1側の切換要望に関する通知信号IS2が受信された後、PTTサーバPTTS1は、両無線通信機器UE1,UE2の電話番号PN1,PN2を通知する制御信号SM1を、CSCF(Call State Control Function)構成要素CSCF1と、MGCF(Media Gateway Control Function)構成要素MGCF1と、SGW(Signalling Gateway)構成要素SGW1とを介して、伝送指向の電話接続用の制御ユニットである交換ユニットMSC1へ送信する。個々の構成要素SGW1,MGCF1,CSCF1を介して送信されるこのような連鎖的なメッセージ信号R6,R7,R8によって、PTTサーバPTTS1に対し、呼び出し形成のための問い合わせが交換ユニットMSC1に到着したことが確認応答される。BGCF構成要素BGCF1は、CSCF構成要素CSCF1に対し、担当のMGCF構成要素MGCF1を選出する機能を有する。このBGCF構成要素BGCF1の機能はここでは、本発明の枠内では詳細に記載しない。MGCF構成要素MGCF1はとりわけ、PS領域とPSTN/CS領域との間のインターワーキングすなわち共働のために使用される。SGW構成要素SGW1はとりわけ、PS領域内のSCFP/IP(Simple Control Frameport Protocol/Internet Protocol)ベースの信号伝送ネットワークと、PSTN/CS領域内のSS7信号伝送ネットワークとを接続する機能を有する。これらに関する詳細は、3GPP TS 23.228 V5.11「IP Multimedia Subsystem (IMS); Stage 2」仕様に記載されている。
ここで、交換ユニットMSC1は「ネットワーク初期化による呼び出し」機能により、両無線通信機器UE1,UE2間に電話接続を形成する。この手順はとりわけ、3GPP TS 24.008 V5.10仕様の5.2.3「Mobile radio interface Layer 3 specification; Core network protocols; Stage 3」に詳細に記載されている。
交換ユニットMSC1側で行われる呼び出し形成のアクティベートは、図6ではSTCによって示されている。交換ユニットMSC1はアクティベート手順STCにより、第2の無線通信機器UE2の担当の交換ユニットMSC2の介在的な交換により、該第2の無線通信機器UE2に対して呼び出し問い合わせを開始する。図6では受信側の交換ユニットMSC2へのこのような信号伝送は、全体的に見やすくするために省略されている。第2の無線通信機器は、この呼び出しを自動的に受諾するか、または該第2の無線通信機器のユーザによる明示的な確認応答を要求することができる。電話接続が形成されると直ちに、すべての音声データがPSTN/CS領域内のこの電話接続を介して、双方向に伝送されるようになる。ここでは音声データは、参加している無線通信機器UE1,UE2のユーザがその時点でPTTキーをアクティベートしているか否かに依存せずに伝送される。さらに、交換ユニットMSC1はPTTサーバPTTS1に対し、確認応答信号ES9,N10,N11,N12によって、構成要素SGW1,MGCF1,CSCF1の関与により、電話接続が形成完了されたことを指示する。このことをPTTサーバPTTS1は、連鎖的な確認応答信号R13,R14,R15をSGW構成要素SGW1へ送信することによって確認応答する。最後にPTTサーバPTTS1は応答信号RIF16により、第1の無線通信機器UE1に対して、PTTから電話へ切り換えるための問い合わせの実行が成功したことを通知する。この通知信号IF16に対し、無線通信機器UE1は応答信号RIF16によって、PTTサーバPTTS1に対して応答する。これに基づいてPTTサーバは、PTTセッションを直ちに終了するか、または特定の調節可能な時間の経過後に終了する。こうするためにはPTTサーバは、名前「BYE」を有するSIPメッセージを無線通信機器UE1,UE2へ送信する。場合によって後で、PTTセッションへ比較的迅速に切り換えられるようにするためには、PTTセッションを電話接続に対して並行してさらに長く維持することもできる。
2.Aの参加者機器のコントロールによる解決手段の例4:
この実施変形形態の信号フローは例1と類似しているが、ここでは切換は逆方向に行われる。すなわち、電話接続からPTTセッションへ切換が行われる。ここでの出発点は、両無線通信機器UE1,UE2間に電話接続が形成されていることである。このことは、図3に示されている。両無線通信機器のユーザ間の通信は時折のみ行われるので、該ユーザは電話接続TCからPTTセッションPCへ切り換えたいと希望する。このために、各無線通信機器の電話メニューに、「PTTセッションへの切換」機能が提供される。この実施例では、第1の無線通信機器UE1のユーザがこのメニューポイントを選択する。これに基づいて第1の無線通信機器UE1内部で、電話アプリケーションがPTTアプリケーションを、とりわけ電話相手の電話番号PN2を移行パラメータとして使用して呼び出す。該PTTアプリケーションはたとえばPTTクライアントであり、前記電話番号PN2は、ここではすなわち第2の無線通信機器UE2の電話番号である。このことによってPTTクライアントは、パケット交換領域内でPTT問い合わせを、「IPマルチメディアサブシステム(IMS)」を介して、たとえば招待メッセージによって公知のように開始する。これに対して、第2の無線通信機器UE2の制御信号ST2により、通知信号IS6がパケット指向のネットワーク部分内の相応の構成要素へ送信される。この通知信号IS6は、図3では一点鎖線によって示されている。PTTセッションが確立されると、PTTアプリケーションは電話アプリケーションに対し、該PTTセッションの形成が成功したという応答を送出する。PTTセッションの形成および経過は、ここではとりわけPTTサーバPTTS1によってコントロールされる。PTTセッションの形成が完了した後は電話接続は、切換要望を本来有していた第1の無線通信機器UE1によって終了ないしは切断される。この時点から音声データは、ユーザがそのつどPTTキーをアクティベートした場合のみ、PS領域内のPTTセッションを介してのみ伝送される。すなわち、PTTセッションのみがアクティブである。
2.Aの参加者機器のコントロールによる解決手段の例5:
ここでは例4に一部変更が加えられ、新規に形成された電話接続に並行して、すなわち同時に、PTTセッションが維持される。ここでは、両サービスがほとんど継ぎ目なしで、すなわちほとんど中断なしで、双方向に切り換えられる。たとえば、両無線通信機器UE1,UE2の参加者間で電話接続が通信のためにアクティブに切り換えられており、PTTアプリケーションへの切換が要望された場合、電話アプリケーションがPTTアプリケーションに対してのみ、該PTTアプリケーションが音声伝送を再び引き継ぐべきことを通知する。PTTアプリケーションから電話アプリケーションへ肯定応答が送出された後に、電話アプリケーションは電話接続を終了する。したがって、ここでは例4と異なり、新規のPTTセッションを付加的に形成する必要はなく、未だ並行して維持されて存在するPTTセッションを、再びアクティブに使用するだけである。
2.Bのネットワークのネットワークコントロールによる解決手段の例6:
この実施変形形態は例3の方法の経過に相応するが、ここで例3と異なる点は、例6の切換が逆方向に行われることである。すなわち、電話接続からPTTセッションへの切換が行われる。ここでの出発点は、両無線通信機器UE1,UE2間に電話接続TCが形成されていることである。このことは、図3に示されている。ここでも第1の無線通信機器UE1のユーザが、該第1の無線通信機器UE1の電話メニューにおいて「PTTセッションへの切換」機能をアクティベートする。ここで、第1の無線通信機器UE1と関与するネットワーク構成要素との間のその後の信号フローが図8に示されている。第1の無線通信機器UE1は、該第1の無線通信機器UE1を担当する交換ユニットMSC1に対して制御信号ないしは通知信号IS1により、電話からPTTへのサービス切換が要望されていることを指示する。この通知信号IS1には、両無線通信機器UE1,UE2の両電話番号PN1,PN2が同時に含まれている。この通知信号IS1は図8では、識別子「1: Switch to PTT (PN1, PN2)」を有する。交換ユニットMSC1は、SGW構成要素SGW1に対して通知信号SU2により、第1の無線通信機器UE1の切換要望があることを通知する。これに基づいて、SGW構成要素SGW1は通知信号RF3をMGCF構成要素MGCF1へ伝送し、MGCF構成要素MGCF1もまた、CSCF1構成要素に対して情報信号RF4によって通知する。最後に、CSCF構成要素CSCF1は通知信号RF5をPTTサーバPTTS1へ送信する。ここでは、該PTTサーバPTTS1に対して両電話番号PN1,PN2も通知される。このようにして交換ユニットMSC1は、伝送指向の電話接続に参加している少なくとも1つの無線通信機器の1つまたは複数のアドレスパラメータを、少なくとも1つの制御信号によって、パケット指向のPTTセッションを担当する制御ユニットへ伝送する。この制御信号はこの実施例では、連鎖的な個々の信号SU2,RF3,RF4,RF5によって形成されている。これは、図8では付加的に一点鎖線で示されており、参照番号MS1が付与されている。制御信号MS1には、交換ユニットMSC1によって目的に応じて、すでに形成されている電話接続TCを識別するための識別パラメータT1が挿入される。これによって初めて、要望されたPTTセッションに対する一義的な割り当てが可能になり、別のPTTセッションまたは電話接続との混同が回避される。通知信号IS1に対しては交換ユニットMSC1側で、第1の無線通信機器UE1へ確認応答信号RIS1を送信することによって確認応答される。制御信号MS1の受信はPTTサーバPTTS1の側で、応答信号RF6をCSCF構成要素CSCF1へ送信することによって確認応答される。CSCF構成要素CSCF1は確認応答信号RF7をMGCF構成要素MGCF1へ送信し、MGCF構成要素MGCF1もまた、確認応答信号RF8をSGW構成要素SGW1へ発送する。制御信号MS1に基づいてPTTサーバは、参加している両無線通信機器UE1,UE2間でPTTセッションを形成する。PTTセッションのこのアクティベートは、図8ではSPTTによって示されている。PTTセッションが形成されると直ちに、音声データはPS領域内のPTTセッションを介して、一方向にのみ伝送されるようになる。したがって、ここで送信権限が付与されるのは、無線通信機器でその時点でPTTキーをアクティブ状態に維持しているユーザのみである。PTTサーバPTTS1は第2の無線通信機器UE2に対し、相応に担当するPS領域ネットワーク構成要素によって、情報信号IS7を使用して通知する。その際、第2の無線通信機器はこの問い合わせ信号IS7を、自動的に受諾する。また、第2の無線通信機器UE2のユーザに対して、第1の無線通信機器UE1が切換を要望していることを通知し、とりわけ音響的または光学的に表示することも目的に適っている。その際には、ユーザは自身で、この切換の要望を受諾したいか否かを決定する。第2の無線通信機器UE2が第1の無線通信機器UE1の切換要望を受諾し、このことを確認応答信号IS8によってPTTサーバPTTS1に対して指示すると、PTTサーバPTTS1はPTTセッションを手順SPTTによってアクティベートする。PTTサーバPTTS1がPTTセッションを形成するのに成功した場合、このことを確認応答信号N09によってCSCF構成要素CSCF1に対して指示し、CSCF構成要素CSCF1はこのことを、確認応答信号NO10によってMGCF1構成要素に対して通知する。MGCF1構成要素は相応に、確認応答信号NO11によってSGW構成要素SGW1に対して通知し、SGW構成要素SGW1はこの確認応答を、確認応答信号SU12によって交換ユニットMSC1へ転送する。場合によっては、交換ユニットMSC1は第1の無線通信機器UE1に対して確認応答信号SW16により、電話からPTTへの切換要望を実施するのに成功したことを通知する。これに対して無線通信機器UE1は、確認応答信号RSW16を交換ユニットMSC1へ送信する。通知信号NO9,NO10,NO11,SU12は、時間的に連続する適切な応答信号RNO12,RNO13,RNO14,RSO15によって確認応答される。PTTサービスへの切換が終了すると、交換ユニットMSC1は電話接続TCを切断する。これに対して択一的に、設定可能な期間にわたって電話接続を並行して維持することもできる。
2.Bのネットワークのネットワークコントロールによる解決手段の例7:
ここでの出発点も、両無線通信機器UE1,UE2間に電話接続TCが形成されていることである。このことは、図3に示されている。ここでも第1の無線通信機器UE1のユーザが、該第1の無線通信機器UE1の電話メニューにおいて「PTTセッションへの切換」機能をアクティベートする。第1の無線通信機器UE1は、該第1の無線通信機器UE1を担当するPTTサーバに対して通知信号MS1により、電話からPTTへのサービス切換が要望されていることを指示する。この通知信号MS1には、両無線通信機器UE1,UE2の両電話番号PN1,PN2と、すでに形成されている伝送指向の電話接続を識別ないしは同定するかまたはマーキングするためのID(識別)パラメータとが同時に含まれている。PTTサーバはこれに基づいて、参加している両無線通信機器UE1,UE2間にPTTセッションを形成する。PTTセッションが形成されると直ちに、音声データはPS領域内のPTTセッションを介して、一方向にのみ伝送されるようになる。したがって、ここで送信権限が付与されるのは、無線通信機器でその時点でPTTキーをアクティブ状態に維持しているユーザのみである。PTTサーバPTTS1がPTTセッションを形成するのに成功した場合、このことをCSCF1,MGCF1およびSGW1を介して交換ユニットMSC1に対して指示する。場合によっては、交換ユニットMSC1は第1の無線通信機器UE1に対して、電話からPTTへの切換要望を実施するのに成功したことを通知する。これに対して無線通信機器UE1は、確認応答信号を交換ユニットMSC1へ送信する。PTTサービスへの切換が終了すると、交換ユニットMSC1は電話接続TCを切断する。これに対して択一的に、設定可能な期間にわたって電話接続を並行して維持することもできる。
このようにして両通話相手が、通常の電話接続とPTTサービスとを双方向で快適に切り換えられるようになる。実施に際しては、2つの変形形態が存在する。一方の変形形態は、両無線通信機器がそれ自体で、要望されたモードへ切換を行うための呼び出し形成をネットワーク構成要素の関与なしで制御する構成である。通話参加者が、当初形成された通信接続を介して未だ話している間に、要望された第2の通信接続が並行して形成される。両無線通信機器は、いつ切り換わるか、相互に対応する。ここでの利点は、ここでは相応の制御手段ないしは制御アプリケーションが、参加する無線通信機器に実装されるだけであり、かつ既存のネットワーク構成要素を使用できることである。このことは、ネットワークにおける変更が大幅に回避されることを意味する。他方の変形形態は、ネットワークが切換を、ユーザがキーを押すのに応答して準備および制御する構成である。この利点は、ネットワーク資源を最大限に利用できることである。このことによって、切換はより有利になる。さらに、オペレータが付加的に金銭的コストを要求することがない。しかしここでは、ネットワーク構成要素と参加している無線通信機器とが相応の制御信号および通知信号を相互に交換することにより、切換が開始される。こうするためには、ネットワーク構成要素と無線通信機器との間で、該当のインタフェースの標準化に関して適合を行うのが目的に適っている。
少なくとも2つの無線通信機器間でパケット指向のPTTセッションを形成するための無線通信システムのネットワークアーキテクチャの主要な構成要素を示す概略図である。このPTTセッションから、本発明による方法の種々の変形形態にしたがって、2つの参加無線通信機器間で伝送指向の電話接続に切り換えられる。 両無線通信機器間でパケット指向の通信接続と同時に、すなわちすでに形成されているパケット指向の通信接続に並行して伝送指向の通信接続を、本発明による方法の種々の実施形態にしたがって形成するための、図1のネットワークアーキテクチャにおける付加的なネットワーク構成要素を示す概略図である。 図2の両無線通信機器間でPTTセッションの解消ないしは終了後に存在する、新規の第2の通信接続として要望された伝送指向の電話接続を示す概略図である。 すでに形成されているパケット指向のPTTセッションから伝送指向の電話接続への切換を開始するために図1の両無線通信機器の無線インタフェースを介して行われる通信信号および制御信号の交換を示す概略図である。 すでに形成されているパケット指向のPTTセッションから伝送指向の電話接続への切換を開始するために図1の両無線通信機器の無線インタフェースを介して行われる通信信号および制御信号の交換を示す概略図である。 本発明による方法の別の変形形態を実施するために、図1の無線ネットワークの構成要素と、PTTセッションから伝送指向の電話接続への切換を要望する無線通信機器との間で使用される情報信号および制御信号の信号フローを示す概略図である。 2つの参加無線通信機器間でパケット指向のPTTセッションから伝送指向の電話接続へ切り換えるための図1および図2のネットワークアーキテクチャの構成要素を示す概略図である。ここでは本発明による方法の別の変形形態にしたがって、該2つの通信接続形式の切換をPTTサービスの制御ユニットによってコントロールする。 図1および図2の無線ネットワークアーキテクチャのネットワーク構成要素と、本発明の方法の別の変形形態にしたがって行われるその時点までの伝送指向の電話接続からパケット指向のPTTセッションへの切換の要望の発信元である図1の第1の無線通信機器との間の信号フローを示す概略図である。

Claims (14)

  1. 加入者間で通信を行うためのパケット指向のPTTセッション(PC)と伝送指向の電話接続(TC)とを切り換える方法において、
    ・これら両通信接続(PC,TC)のうち第1の通信接続(PC)を、無線通信システム(FC)の参加中の少なくとも1つの無線通信機器(UE1)および/または無線ネットワークの少なくとも1つの制御ユニット(PTTS1)によって形成し、
    ・前記少なくとも1つの無線通信機器(UE1)のうち1つを介しての加入者の相応の要求に応答して、前記第1の通信接続(PC)が未だ存在する間に、前記少なくとも1つの参加中の無線通信機器(UE1)および/または少なくとも1つの第2の制御ユニット(MSC1)の制御によって、前記2つの通信接続(PC,TC)のうち第2の通信接続(TC)を形成し、該第2の通信接続(TC)の形成後には、前記第1の通信接続(PC)を介してではなく該第2の通信接続(TC)を介して前記加入者間の通信のデータを伝送することを特徴とする方法。
  2. 第1の無線通信機器(UE1)から第2の無線通信機器(UE2)へ、すでに形成された第1の通信接続(PC)を介して、少なくとも1つの制御信号(IS2)を伝送し、
    前記制御信号(IS2)によって第2の無線通信機器(UE2)に対し、すでに形成された第1の通信接続(PC)から第2の通信接続(TC)へ切り換えたいという該第1の無線通信機器(UE1)の要望を通知する、請求項1記載の方法。
  3. すでに形成されている第1の通信接続(PC)の第1の無線通信機器(UE1)および/または第2の無線通信機器から、形成されている該第1の通信接続(PC)を担当する制御ユニット(PTTS1)へ少なくとも1つの制御信号(IS2)を伝送し、
    該制御信号(IS2)によって前記制御ユニット(PTTS1)に対し、第1の通信接続(PC)から第2の通信接続(TC)へ切り換えたいという第1の無線通信機器(UE1)および/または第2の無線通信機器の要望を通知する、請求項1または2記載の方法。
  4. すでに形成されている第1の通信接続(PC)の第1の無線通信機器(UE1)および/または第2の無線通信機器から、形成すべき第2の通信接続(TC)を担当する制御ユニット(MSC1)へ少なくとも1つの制御信号(IS1)を伝送し、
    該制御信号(IS1)によって前記制御ユニット(MSC1)に対し、第1の通信接続(PC)から第2の通信接続(TC)へ切り換えたいという第1の無線通信機器(UE1)および/または第2の無線通信機器の要望を通知する、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. すでに形成されている第1の通信接続(PC)の制御ユニット(PTTS1)から、第1の無線通信機器(UE1)および/または第2の無線通信機器(UE2)の切換の要望に関する制御信号(SM1)を、第2の通信接続(TC)のアクティベートおよび形成を担当する制御ユニット(MSC1)へ伝送する、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 制御信号(IS2)に、
    ・第1の通信接続に参加し切換要望の送信先である無線通信機器(UE2)の1つまたは複数のアドレスパラメータ(PN1,PN2)、および/または、
    ・該第1の通信接続に参加し切換要望の送信元である無線通信機器(UE1)の1つまたは複数のアドレスパラメータ、および/または、
    ・形成すべき第2の通信接続(TC)に対してすでに形成された第1の通信接続(PC)を識別するための少なくとも1つの識別パラメータ(P1)
    を挿入する、請求項2から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 制御信号(IS2)中の前記識別パラメータ(P1)に基づいて、すでに形成されている第1の通信接続(PC)を、これから形成すべき第2の通信接続(TC)に対して対応づけることにより、すでに形成されている第1の通信接続(PC)と要望された第2の通信接続(TC)との間で一義的な結合を行う、請求項6記載の方法。
  8. 第2の通信接続(TC)がアクティベートされた後、すでに形成されている第1の通信接続(PC)を解消および終了する、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 第2の通信接続(TC)がアクティベートされた後、すでに形成されている第1の通信接続(PC)に並行して該第2の通信接続(TC)を形成および維持する、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  10. パケット指向のPTTセッション(PC)に対する制御ユニット(PTTS1)として、PTTサーバを使用する、請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
  11. 伝送指向の電話接続(TC)に対する制御ユニット(MSC1)として、MSC交換ユニットを使用する、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
  12. ネットワーク構成要素(PTTS1,MSC1)において、
    ・加入者間で通信を行うための第1の無線通信機器(UE1)と少なくとも1つの第2の無線通信機器(UE2)との間で、パケット指向のPPTセッション(PC)および伝送指向の電話接続(TC)のうち第1の通信接続(PC)の形成を行い、
    ・前記無線通信機器(UE1,UE2)のうち1つを介しての加入者の相応の要求に応答して、前記第1の通信接続(PC)が存在する間に相応の制御信号(SM)によって別のネットワーク構成要素(MSC1)に、前記パケット指向のPPTセッション(PC)および前記伝送指向の電話接続(TC)のうち前記通信を行うための第2の通信接続(TC)を形成させ、
    ・前記第2の通信接続(TC)の形成が終了したことを知らせる前記別のネットワーク構成要素(MSC1,PTTS1)の通知に応答して、前記第1の通信接続(PC)を介して前記通信のためのデータがさらに伝送されるのを阻止することを特徴とする、ネットワーク構成要素。
  13. 無線通信システム(FC)において、
    ・加入者間で通信を行うための第1の無線通信機器(UE1)と、当該無線通信システム(FC)に参加する少なくとも1つの第2の無線通信機器(UE2)との間で行われる第1の通信接続(PC)であって、パケット指向のPPTセッション(PC)および伝送指向の電話接続(TC)のうち第1の通信接続(PC)の形成を制御するための第1の制御ユニット(PTTS1)と、
    ・前記無線通信機器(UE1)または前記第2の無線通信機器(UE2)のうち1つを介しての加入者の相応の要求に応答して、または前記第1の制御ユニット(PTTS1)の相応の要求に応答して、前記第1の通信接続(PC)が存在する間に前記パケット指向のPPTセッション(PC)および前記伝送指向の電話接続(TC)のうち前記通信を行うための第2の通信接続(TC)の形成を制御するための第2の制御ユニット(MSC1)と
    を有し、
    前記第2の通信接続(TC)の形成が終了すると直ちに前記第2の制御ユニット(MSC1)は前記第1の制御ユニット(PTTS1)に通知し、前記通信のデータは前記第1の通信接続(PC)を介して伝送されるのではなく該第2の通信接続(TC)のみを介して伝送されることを特徴とする、無線通信システム。
  14. ネットワーク構成要素(PTTS1,MSC1)において、
    ・通信を行うために、別のネットワーク構成要素(MSC1,PTTS1)によってすでに、パケット指向のPPTセッション(PC)および伝送指向の電話接続(TC)のうち第1の通信接続(TC)が形成されており、当該ネットワーク構成要素(PTTS,MSC1)は、該別のネットワーク構成要素(MSC1,PTTS1)による相応の要求に応答して、前記第1の通信接続(PC)が存在する間に前記パケット指向のPPTセッション(PC)および前記伝送指向の電話接続(TC)のうち該通信を行うために第2の通信接続(TC)の形成を行い、
    ・前記第2の通信接続(TC)の形成が完了したことを知らせる通知を前記別のネットワーク構成要素(MSC,PTTS)に伝送し、その後は該第2の通信接続(TC)を介して、前記通信のためのデータが伝送されることを特徴とする、ネットワーク構成要素。
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