JP4741159B2 - 顆粒吸入器のためのマウスピース - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は顆粒吸入器に関し、特に、そのような吸入器に用いるためのマウスピースであって、空気に乗った顆粒薬の顆粒大を確実に最小にするための手段を備えたマウスピースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来における吸入器用マウスピースは、患者が吸入する顆粒薬を分散させるための様々な手段を用いていた。かかる手段としては、千鳥刃、ふるい、そらせ板、フィルターなどの使用が挙げられる。
【0003】
特に、欧州特許第EP0237507号公報に掲載されているように、吸入器のマウスピース内部に移動不能に固着された1個以上の偏向部材を設けることが知られており、このマウスピースの断面が狭まった形状であるため空気の流れが偏向部材の付近で加速される。この空気の流れは求心的に加速され、顆粒薬の粒子や塊が互いに衝突したり偏向部材の壁に衝突したりしてより細かな粒子に分解されるのである。国際公開第97/25086号には、顆粒薬を乗せた空気の流れを方向づけるための一連のバッフルを有する粉末吸入器が掲載されている。この空気の流れは、各バッフルの一つの面に沿って流れ、次のバッフルに当たると導管の内部で方向を変えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
欧州特許第EP0237507号公報に記載の構成における大きな欠点は、マウスピースの狭まった形状により通過する空気の流れる面積が小さくなるため吸入抵抗が増大し、呼吸器疾患患者が正しい服用量の薬剤を服用するのがより困難になることである。また、国際公開第97/25086号に記載の粉末吸入器においては、空気の流れの方向が変化することにより、顆粒薬の流速が減少し吸入抵抗が増大する。
【0005】
そこで本発明は、使用時に吸入抵抗を増大させることなく顆粒薬の塊を分解するためのマウスピースであって、顆粒薬用吸入器に使用するためのマウスピースを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、顆粒薬用吸入器に用いるマウスピースであって、顆粒薬のための入口及び出口を有するマウスピース本体と、該マウスピース本体を横断するように延びる、使用時に顆粒薬の塊がマウスピースを通過する際に分解されるように互い違いに配設された複数の翼形状部材を有し、該翼形状部材は、顆粒薬の進行方向に沿って長尺の断面をなす翼形状であり、入口から出口にかけて配設され、使用時に顆粒薬がその周囲を通過することを特徴とするマウスピースを提供する。
【0007】
顆粒薬の塊は、上記翼形状部材の少なくとも何れか1つの表面に衝突して分解が促進される。或いは、顆粒薬の一部は、マウスピースの壁面または別の顆粒薬の塊と衝突して方向を変える。更に、顆粒薬の塊の周囲を通過する空気の剪断作用によっても塊の分解が引き起こされる。
【0008】
上記翼形状部材は、先端エッジと後端エッジの両方または一方が鋭い形状であることが好ましい。これにより先端エッジまたは後端エッジに顆粒薬が全くないしは殆ど付着しない。丸い断面形状を有する翼形状部材も実験してみたが、翼形状部材の周囲に空気の流れの静止領域が生じ、翼形状部材の先端エッジ及び後端エッジに相当量の顆粒薬が付着しているのが認められた。丸い断面形状を有する翼形状部材の更なる欠点は、空気力学的に十分に考慮されておらず吸入抵抗に影響してしまうことである。従って、本発明による長尺の翼形状部材が最適な解決方法を提供するのである。
【0009】
上記翼形状部材は、その断面の長軸がマウスピースを通過する空気の進行方向に平行に配設されていることが望ましい。
【0010】
上記翼形状部材は、入口から出口にかけて数列に配設されている。
【0011】
好ましくは、同じ列に位置し隣接した翼形状部材の断面の長軸は、翼形状部材の先端エッジと後端エッジを含む平面に垂直な方向に1.5〜2.5mmだけ、より好ましくは1.8〜2.2mmだけ離れている。翼形状部材の断面の長軸寸法は、3.8〜4.8mmであり、好ましくは4.1〜4.5mmである。
【0012】
隣接した列どうしの翼形状部材の断面の短軸は、空気の流れの方向に4〜5mmだけ離れていて、好ましくは4.5mmだけ離れている。翼形状部材の断面の短軸寸法は、0.6〜1.2mmであり、好ましくは0.9mmである。
【0013】
好ましくは、顆粒偏向部材がマウスピースの内壁面に突設されており、付加的な翼形状部材として機能する。これらの顆粒偏向部材が設けられていることにより、顆粒薬用マウスピースを通過する空気の流れは必ず方向を変えられ、直線経路の流れがないようにしてある。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図1乃至図4に基づき説明する。図1及び図2に示すように、吸入器10には、通路12が形成されたマウスピース11が設けられ、使用する際は、空気の流れに乗った顆粒薬(図示せず)が通路12を通過しながら吸引される。通路12は入口13と出口14を有する。マウスピース11の入口13は、供給管15に通じている。上記顆粒薬は、供給管15を通過しながら吸引される。複数の翼形状部材16が通路12を横断するように設けられている。翼形状部材16は互い違いに配設されている。これは、図2中の矢印17に示すように、空気の流れがマウスピース11の入口13から出口14まで蛇行した経路をとるようにするためである。翼形状部材16は、空気の流れの方向に長尺の断面をなし、更に、鋭い形状の先端エッジ18と後端エッジ19を有する。
【0015】
図3に翼形状部材16の配置を示す。マウスピース11の(図3における)上部と下部に顆粒偏向部材20が設けられている。顆粒偏向部材20は、翼形状部材16を半分に切った形状であり、翼形状部材16と同形状の外形面を有する。
【0016】
図4は半分に切ったマウスピース11の斜視図である。この図から分かるように、翼形状部材16と顆粒偏向部材20は、マウスピース11の内壁面から延び図示せぬ別の半分の対応する内壁面に当接している。かかる配置により、全ての顆粒は入口13に進入して出口14に達するまでに、翼形状部材16または顆粒偏向部材20の何れかの表面により方向を変えられ、また顆粒の流れが分断されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるマウスピースを有する吸入器の一部を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態による翼形状部材の配置を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態によるマウスピースの断面図である。
【図4】半分に切ったマウスピースを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 吸入器
11 マウスピース
12 通路
13 入口
14 出口
15 供給管
16 翼形状部材
17 矢印
18 先端エッジ
19 後端エッジ
20 顆粒偏向部材
Claims (13)
- 顆粒薬用吸入器に用いるマウスピース(11)であって、
所定の移動方向に進行されるべき顆粒薬のための入口(13)及び出口(14)を有する通路部(12)と、
該通路部(12)を横断するように互い違いに配設された複数の翼形状部材(16)を有し、
それぞれの該翼形状部材(16)は、該入口側の先端エッジ(18)と該出口側の後端エッジ(19)とを有して該入口(13)から該出口(14)に向かう方向において長尺の断面をなし、使用時に顆粒薬がそれぞれの翼形状部材の周囲を通過することを特徴とするマウスピース(11)。 - 該先端エッジ(18)と該後端エッジ(19)は鋭い形状をなしていることを特徴とする請求項1に記載のマウスピース(11)。
- 該翼形状部材(16)は、入口(13)から出口(14)にかけて複数列に配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のマウスピース(11)。
- 該翼形状部材(16)の断面の長軸は、該入口(13)から該出口(14)に向かう空気の流れに平行であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のマウスピース(11)。
- 同じ列に位置し隣接する該翼形状部材(16)の断面の長軸は、該翼形状部材(16)の先端エッジ(18)と後端エッジ(19)を含む平面に垂直な方向に1.5〜2.5mmだけ離れていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のマウスピース(11)。
- 該翼形状部材(16)の該長軸は、1.8〜2.2mmだけ離れていることを特徴とする請求項5に記載のマウスピース(11)。
- 該翼形状部材(16)の長軸寸法は、3.8〜4.8mmであることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のマウスピース(11)。
- 該翼形状部材(16)の長軸寸法は、4.1〜4.5mmであることを特徴とする請求項7に記載のマウスピース(11)。
- 隣接する2つの列の該翼形状部材(16)の断面の短軸は、空気の流れの方向に4〜5mmだけ離れていることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載のマウスピース(11)。
- 該翼形状部材(16)の該短軸は、4.5mmだけ離れていることを特徴とする請求項9に記載のマウスピース(11)。
- 該翼形状部材(16)の短軸寸法は、0.6〜1.2mmであることを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載のマウスピース(11)。
- 該翼形状部材(16)の短軸寸法は、0.9mmであることを特徴とする請求項11に記載のマウスピース(11)。
- 該マウスピース(11)の内壁面に顆粒偏向部材(20)が突設されていることを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載のマウスピース(11)。
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