JP4738207B2 - 試合区間検出装置 - Google Patents

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この発明は、試合区間の少なくとも開始時と終了時とにホイッスルが吹かれるスポーツの音声を含むコンテンツから、試合区間を検出する試合区間検出装置に関する。
例えば、サッカー、ラグビー等のスポーツの映像・音声コンテンツの音声信号を解析することにより、「盛り上がり度」を推定し、推定した「盛り上がり度」から再生シーンを選択することにより、ダイジェスト再生を行なう映像再生装置が知られている(特開2005−252860号公報参照)。このような映像再生装置では、試合区間とそれ以外の区間とを含む全ての区間において、音声信号の”パワー値”に基づいて「盛り上がり度」を推定している。このため、従来の方法では、試合区間以外の区間のシーンが、ダイジェストに含まれてしまうことがあった。
特開2005−252860号公報
この発明は、スポーツの音声を含むコンテンツの音声データに基づいて、コンテンツ内の試合区間を検出することができる試合区間検出装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、試合区間の少なくとも開始時と終了時とにホイッスルが吹かれるスポーツの音声を含むコンテンツから、試合区間を検出する試合区間検出装置において、音声を含むコンテンツの音声データに基づいて、当該コンテンツに含まれているCM群の位置を検出する第1手段、当該コンテンツの音声データに基づいて、ホイッスル音の出力ピーク位置およびレベルを検出する第2手段、ならびに第1手段によって検出されるCM群の位置と、第2手段によって検出されるホイッスル音の出力ピーク位置およびレベルと、予め設定された試合区間の最小時間についての第1統計的時間データ、試合区間が終了してから最初のCMが放映されるまでの時間についての第2統計的時間データ、及び試合区間の時間についての第3統計的時間データとに基づいて、当該コンテンツの試合区間を検出する第3手段、を備え、第3手段は、第1手段によって検出された各CM群の位置に基づいて、隣り合うCM群間の間隔が第1統計的時間データ以上である場合に、当該CM群間に試合区間が存在すると判断し、当該試合区間が終了した後の最初のCM群の開始位置を検出する手段、試合区間が終了した後の最初のCM群の開始位置と第2統計的時間データとに基づいて、試合区間の終了位置を含むと想定される所定幅の第1時間帯を特定し、特定した第1時間帯内においてホイッスル音の出力ピーク位置を探索し、見つかったホイッスル音の出力ピーク位置およびそのレベルに基づいて、試合区間の終了位置を検出する手段、ならびに検出した試合区間の終了位置と第3統計的時間データとに基づいて、試合区間の開始位置を含むと想定される所定幅の第2時間帯を特定し、特定した第2時間帯内においてホイッスル音の出力ピーク位置を探索し、見つかったホイッスル音の出力ピーク位置およびそのレベルに基づいて、試合区間の開始位置を検出する手段、を備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前半の試合区間と後半の試合区間とが含まれ、各試合区間の少なくとも開始時と終了時とにホイッスルが吹かれるスポーツの音声を含むコンテンツから、試合区間を検出する試合区間検出装置において、音声を含むコンテンツの音声データに基づいて、当該コンテンツに含まれているCM群の位置を検出する第1手段、当該コンテンツの音声データに基づいて、ホイッスル音の出力ピーク位置およびレベルを検出する第2手段、ならびに第1手段によって検出されるCM群の位置と、第2手段によって検出されるホイッスル音の出力ピーク位置およびレベルと、予め定められた前半の試合区間の最小時間についての第1統計的時間データ、前半の試合区間が終了してから最初のCMが放映されるまでの時間についての第2統計的時間データ、前半の試合区間の時間についての第3統計的時間データ、ハーフタイムの時間についての第4統計的時間データ、及び後半の試合区間の時間についての第5の統計的時間データとに基づいて、当該コンテンツの試合区間を検出する第3手段、を備え、第3手段は、第1手段によって検出された各CM群の位置に基づいて、隣り合うCM群間の間隔が第1統計的時間データ以上である場合に、当該CM群間に前半の試合区間が存在すると判断し、当該前半の試合区間が終了した後の最初のCM群の開始位置を検出する手段、前半の試合区間が終了した後の最初のCM群の開始位置と第2統計的時間データとに基づいて、前半の試合区間の終了位置を含むと想定される所定幅の第1時間帯を特定し、特定した第1時間帯内においてホイッスル音の出力ピーク位置を探索し、見つかったホイッスル音の出力ピーク位置およびそのレベルに基づいて、前半の試合区間の終了位置を検出する手段、検出した前半の試合区間の終了位置と第3統計的時間データとに基づいて、前半の試合区間の開始位置を含むと想定される所定幅の第2時間帯を特定し、特定した第2時間帯内においてホイッスル音の出力ピーク位置を探索し、見つかったホイッスル音の出力ピーク位置およびそのレベルに基づいて、前半の試合区間の開始位置を検出する手段、検出した前半の試合区間の終了位置と第4統計的時間データとに基づいて、後半の試合区間の開始位置を含むと想定される所定幅の第3時間帯を特定し、特定した第3時間帯内においてホイッスル音の出力ピーク位置を探索し、見つかったホイッスル音の出力ピーク位置およびそのレベルに基づいて、後半の試合区間の開始位置を検出する手段、ならびに検出した後半の試合区間の開始位置と第5の統計的時間データとに基づいて、後半の試合区間の終了位置を含むと想定される所定幅の第4時間帯を特定し、特定した第4時間帯内においてホイッスル音の出力ピーク位置を探索し、見つかったホイッスル音の出力ピーク位置およびそのレベルに基づいて、後半の試合区間の終了位置を検出する手段、を備えていることを特徴とする。
この発明によれば、スポーツの音声を含むコンテンツの音声データに基づいて、コンテンツ内の試合区間を検出することができるようになる。
以下、図面を参照して、この発明をサッカーの映像・音声コンテンツに適用した場合のの実施例について説明する。
〔1〕映像記録再生装置の機能ブロック図の説明
図1は、映像記録再生装置の機能ブロック図である。
この映像記録再生装置は、映像・音声コンテンツの音声信号を解析し、その解析結果を基にシーンを選択して再生する機能(ダイジェスト再生機能)を備えている。
録画時の動作について説明する。録画時においては、ダイジェスト再生の対象となる映像・音声データがハードディスクに記録されるとともに、音声データからダイジェストを作成するための制御データ(後述するピーク情報および無音情報)が生成されて、ハードディスクに記録される。
ダイジェスト再生の対象となる映像・音声データは、映像記録部1によってハードディスクに記録される。また、ダイジェスト再生の対象となる映像・音声データは、映像音声分離部2に送られ、映像データと音声データとが分離される。映像音声分離部2によって分離された音声データは音声デコード部3によってデコードされた後、フィルタリング部4および無音検出部7に送られる。
フィルタリング部4は、2種類のフィルタリングを行なう。第1のフィルタリングでは、ホイッスルの音声データのみを通過させる。第2のフィルタリングでは、人の歓声の音声データのみを通過させる。
音声パワー算出部5は、ホイッスル音の音声データのパワー値を算出するとともに、歓声の音声データのパワー値を算出する。ピーク位置検出部6は、ホイッスルの音声信号データのパワー値に基づいてそのピーク位置(パワー値が所定値を超える位置)を検出して、その位置の相対時刻情報とレベル情報とからなるピーク情報(ホイッスルに関するピーク情報)を映像記録部1に与えるとともに、歓声の音声データのパワー値に基づいてそのピーク位置(パワー値が所定値を超える位置)を検出して、その位置の相対時刻情報とレベル情報とからなるピーク情報(歓声に関するピーク情報)を映像記録部1に与える。映像記録部1は、ピーク位置検出部6から与えられたピーク情報を、ハードディスクに記録する。
無音検出部7では、無音区間を検出し、無音区間を示す相対時刻情報(無音情報)を映像記録部1に与える。映像記録部1は、無音検出部7から与えられた無音情報を、ハードディスクに記録する。
再生時の動作について説明する。再生時においては、無音読み出し部8によって無音情報が読み出されて、CM検出部9に与えられる。CM検出部9は無音情報に基づいて、CM位置を検出する。例えば、無音区間の開始位置と、次の無音区間の開始位置までの時間が所定範囲内であれば、それらの無音区間の間はCM区間であると判別する。CM検出部9によって検出されたCM区間を示す相対時刻情報は、試合区間検出部12に与えられる。一方、ピーク情報読み出し部11によって、ホイッスルに関するピーク情報が読み出されて、試合区間検出部12に与えられる。
試合区間検出部12は、CM区間を示す相対時刻情報、ホイッスルに関するピーク情報および記憶部10に記憶されている統計的時間データに基づいて、試合区間(前半の試合区間および後半の試合区間)の開始位置および終了位置とを検出する。試合区間検出部12によって検出された試合区間の開始位置および終了位置に対応する相対時刻情報は、プレイリスト作成部13に与えられる。一方、ピーク情報読み出し部11によって、歓声に関するピーク情報が読み出されて、プレイリスト作成部13に与えられる。
プレイリスト作成部13は、試合区間の開始位置および終了位置に対応する相対時刻情報と、歓声に関するピーク情報とに基づいて、プレイリストを作成する。プレイリスト作成部13によって作成されたプレイリストはシーン選択部14に与えられる。シーン選択部14は、プレイリスト作成部13によって作成されたプレイリストに基づいて、ハードディスクに記録されている映像・音声データを読み出し、映像・音声デコード部15に送る。映像・音声デコード部15は、送られてきた映像・音声データをデコードする。
〔2〕映像記録再生装置のハードウエア構成の説明
図2は、映像記録再生装置のハードウエア構成を示している。
記録時には、デジタルチューナ21によって選局された映像・音声データは、HDD−IF22を介してHDD23に記録されるとともに、デマックス回路(Demax)24に送られる。デマックス回路(Demax)24は、映像・音声データを映像データと音声データとに分離する。
デマックス回路(Demax)24によって分離された音声データは、音声デコード部25に送られ、デコードされる。音声デコード部25によって得られた音声データは、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)26に送られる。DSP26は、音声解析処理を行ない、ホイッスルに関するピーク情報、歓声に関するピーク情報および無音情報を取得する。これらの情報は、CPU27およびHDD−IF22を介してHDD23に記録される。
再生時には、CPU27は、上述したCM区間を検出するための処理、試合区間を検出するための処理、プレイリストを作成するための処理、シーンを選択するための処理等を行なう。なお、ROM28には、CPU27のプログラム、統計的時間データ等が記憶されている。A/Vデコーダ29は、HDD−IF22を介してHDD23から読み出された映像・音声データをデコードする。モニタ30は、A/Vデコーダ29によってデコードされた映像データを表示する。スピーカ31は、A/Vデコーダ29によってデコードされた音声データを音声として出力する。
〔3〕試合区間の検出手法の概要についての説明
図3を参照して、試合区間の検出手法を説明する。
サッカーの映像・音声コンテンツには、図3に示すように、前半の試合区間、後半の試合区間が含まれている。前半の試合区間の前には、1または複数のCM群(CM1、CM2)が含まれている。前半の試合区間と後半の試合区間との間(ハーフタイム)には、1または複数のCM群(CM3、CM4)が含まれている。さらに、後半の試合区間の後には、1または複数のCM群(CM5、CM6)が含まれている。なお、試合区間内においては、CM群は含まれない。
統計的時間データとしては、図3に示すように、T1〜T4〔秒〕およびS1〜S4〔秒〕がある。各統計時間データは次のように定義される。
T1:前半の試合区間の最小時間(通常は45分に相当する時間〔秒〕)
T2:前半の試合区間が終了してから最初のCMが放映されるまでの最小時間
T3:ハーフタイムの最小時間
T4:後半の試合区間の最小時間(通常は45分に相当する時間〔秒〕)
S1:前半の試合区間の最大時間をT1maxとした場合、{T1max−T1}に相当する時間
S2:前半の試合区間が終了してから最初のCMが放映されるまでの最大時間をT2maxとした場合、{T2max−T2}に相当する時間
S3:ハーフタイムの最大時間をT3maxとした場合、{T3max−T3}に相当する時間
S4:後半の試合区間の最大時間をT4maxとした場合、{T4max−T4}に相当する時間
T1〜T4、S1〜S4のうち、少なくともT2、S1〜S4は、統計的データに基づいて決定される。T1〜T4、S1〜S4の全てを統計データに基づいて決定してもよい。
まず、前半の試合区間が終了した後の最初のCM群(CM3)の開始時刻t7を特定する。時刻t7より(T2+S2)秒前の時点t4から、時刻t7よりT2秒前の時点t6までの時間帯において、ホイッスルに関するピーク位置を探索する。そして、見つかったホイッスルに関するピーク位置のうちレベルが最大のピーク位置を、前半の試合区間の終了時に吹かれたホイッスルの位置と見做して、前半の試合区間の終了時刻t5とする。
次に、前半の試合区間の終了時刻t5より(T1+S1)秒前の時点t1から、時刻t5よりT1秒前の時点t3までの時間帯において、ホイッスルに関するピーク位置を探索する。そして、見つかったホイッスルに関するピーク位置のうちレベルが最大のピーク位置を、前半の試合区間の開始時に吹かれたホイッスルの位置と見做して、前半の試合区間の開始時刻t2とする。
次に、前半の試合区間の終了時刻t5よりT3秒後の時点t8から、時刻t5より(T3+S3)秒後の時点t10までの時間帯において、ホイッスルに関するピーク位置を探索する。そして、見つかったホイッスルに関するピーク位置のうちレベルが最大のピーク位置を、後半の試合区間の開始時に吹かれたホイッスルの位置と見做して、後半の試合区間の開始時刻t9とする。
次に、後半の試合区間の開始時刻t9よりT4秒後の時点t11から、時刻t9より(T4+S4)秒後の時点t13までの時間帯において、ホイッスルに関するピーク位置を探索する。見つかったピーク位置の中に、そのレベルが所定の閾値σを超えているものが1以上存在している場合には、レベルが所定の閾値σを超えているピーク位置のうち最も時間が遅いピーク位置を、後半の試合区間の終了時刻t12とする。見つかったピーク位置の中に、そのレベルが所定の閾値σを超えているものが存在しない場合には、見つかったピーク位置のうちレベルが最大のピーク位置を、後半の試合区間の終了時刻t12とする。
後半試合区間の終了時刻を上述したように決定しているのは、後半試合区間の終了間際においては、反則が多く、ホイッスルが吹かれる頻度が高いと考えられるからである。
〔4〕再生時にCPUによって実行される処理手順についての説明
図4は、再生時にCPUによって実行される処理手順を示している。
ここでは、プレイリストが作成されるまでの処理手順について説明する。まず、HDD23に記憶されている無音情報に基づいて、CM区間を検出する(ステップS1)。例えば、無音区間の開始位置と次の無音区間の開始位置までの時間が所定範囲内であれば、それらの無音区間の間はCM区間であると判別する。
次に、CM群が3箇所以上存在するか否かを判定する(ステップS2)。CM群とは、CM区間が無音区間を挟んで連続している場合には、それらの集合区間をいうものとする。CM群が3箇所以上存在しない場合には、試合区間を検出することが不可能であると判定し、ステップS16に移行する。
上記ステップS2において、CM群が3箇所以上存在すると判別した場合には、隣り合うCM群の間隔を算出する(ステップS3)。そして、45分以上の間隔が2つ存在するか否かを判別する(ステップS4)。つまり、前半の試合区間を挟む2つのCM群と、後半の試合区間を挟む2つのCM群とが存在するか否かを判別している。45分以上の間隔が2つ存在しない場合には、試合区間を検出することが不可能であると判定し、ステップS16に移行する。
上記ステップS4において、45分以上の間隔が2つ存在すると判別した場合には、45分以上の各間隔の前後のCM群の開始位置を、時間的に早いものから順に、Ca、Cb、Cc、Cdとして保持する(ステップS5)。図3の例では、CM2の開始位置がCa、CM3の開始位置がCb、CM4の開始位置がCc、CM5の開始位置がCdとして保持される。Ca、Cb、Cc、Cdのうち、Cbが前半終了直後のCM群の開始位置となる。
前半終了直後のCM群の開始位置Cbより(T2+S2)秒前の時点〔Cb−T2−S2〕から、前半終了直後のCM群の開始位置CbよりT2秒前の時点〔Cb−T2〕までの時間帯において、ホイッスルに関するピーク位置をサーチする(ステップS6)。そして、サーチしたピーク位置のうち、レベルが最大のピーク位置を、前半の試合区間の終了位置(P2)として保持する(ステップS7)。
次に、前半の試合区間の終了位置(P2)より(T1+S1)秒前の時点〔P2−T1−S1〕から、前半の試合区間の終了位置(P2)よりT1秒前の時点〔P2−T1〕までの時間帯において、ホイッスルに関するピーク位置をサーチする(ステップS8)。そして、サーチしたピーク位置のうち、レベルが最大のピーク位置を、前半の試合区間の開始位置(P1)として保持する(ステップS9)。
次に、前半の試合区間の終了位置(P2)よりT3秒後の時点〔P2+T3〕から、前半の試合区間の終了位置(P2)より(T3+S3)秒後の時点〔P2+T3+S3〕までの時間帯において、ホイッスルに関するピーク位置をサーチする(ステップS10)。そして、サーチしたピーク位置のうち、レベルが最大のピーク位置を、後半の試合区間の開始位置(P3)として保持する(ステップS11)。
次に、後半の試合区間の終了位置(P4)を検出するための処理を行なう(ステップS12)。この処理の詳細については、後述する。ステップS12で検出された後半の試合区間の終了位置(P4)を保持する(ステップS13)。
P1、P2、P3およびP4の各位置のシーンをプレイリストに追加する(ステップS14)。例えば、位置P1のシーンのプレイリストは、(P1−α)〜(P1+α)で表される。
次に、試合部分を算出する(ステップS15)。つまり、前半の試合部分(P1〜P2)および後半の試合区間(P3〜P4)を算出する。そして、試合部分において、歓声に関するピーク情報(ピーク位置およびレベル)に基づいて盛り上がりシーンの位置を特定し、盛り上がりシーンをプレイリストに追加する(ステップS16)。これにより、プレイリストが作成される。
なお、上記ステップS2またはS4でNOとなり、上記ステップS2またはS4からステップS16に進んだ場合には、全区間内において、歓声に関するピーク情報(ピーク位置およびレベル)に基づいて盛り上がりシーンの位置が特定され、盛り上がりシーンがプレイリストに追加される。
図5は、図4のステップS12の処理(後半の試合区間の終了位置(P4)を検出するための処理)の手順を示している。
まず、後半の試合区間の開始位置(P3)よりT4秒後の時点〔P3+T4〕から、後半の試合区間の開始位置(P3)より(T4+S4)秒後の時点〔P3+T4+S4〕までの時間帯において、ホイッスルに関するピーク位置をサーチする(ステップS21)。
そして、当該時間帯において見つかった各ピーク位置の時刻xi とレベルγi とを保存する(ステップS22)。xi ,γi における添字iは見つかった順番を表し、ここでは、時間的に早いものから順に1,2,…,Mをとるものとする。
以下において、ピークの最大レベルを記憶するための変数をP4_maxとし、、最大レベルのピーク位置を記憶するための変数をP4_timeとする。
当該時間帯においてピーク位置のサーチが終了すると、P4_max=0にするとともに、i=Mとする(ステップS23)。
そして、i>0であるか否かを判別する(ステップS24)。i>0であれば、σを所定の閾値として、γi >σであるか否かを判別する(ステップS25)。γi >σであると判別した場合には、xi を後半終了位置(P4)として保持する(ステップS26)。そして、今回の処理を終了する。
上記ステップS25において、γi ≦σと判別した場合には、P4_max<γi であるか否かを判別する(ステップS27)。P4_max<γi であれば、P4_max=γi 、P4_time=xi とした後(ステップS28)、つまり、P4_maxおよびP4_timeを更新した後、ステップS29に移行する。上記ステップS27において、P4_max≧γi と判別した場合には、P4_maxおよびP4_timeを更新することなく、ステップS29に移行する。
ステップS29では、iを1だけデクリメント(i=i−1)する。そして、ステップS24に戻る。
ステップS24において、i≧0であると判別した場合には、P4_timeを後半終了位置(P4)として保持する(ステップS30)。そして、今回の処理を終了する。
上記実施例では、CM群の位置と統計的データに基づいて、試合区間の終了位置を含むと予想される時間帯を特定し、特定した時間帯内でのホイッスル音の出力ピーク位置およびレベルにに基づいて試合区間の終了位置を検出しているとともに、検出した試合区間の終了位置と統計的データに基づいて、試合区間の開始位置を含むと予想される時間帯を特定し、特定した時間帯内でのホイッスル音の出力ピーク位置およびレベルに基づいて試合区間の開始位置を検出しているので、試合中のホイッスルを、試合開始時または終了時のホイッスルと誤って検出する可能性が低くなり、試合区間を正確に検出することが可能となる。試合区間を正確に検出できるので、試合区間以外のシーンを含まないダイジェストを生成することができるようになる。
この発明は、録画再生機能を備えたテレビジョン受像機、HDDレコーダ、DVDレコーダ等の映像再生装置に適用することができる。
映像記録再生装置の機能ブロック図である。 映像記録再生装置のハードウエア構成を示すブロック図である。 試合区間の検出手法を説明するための模式図である。 再生時にCPUによって実行される処理手順を示すフローチャートである。 図4のステップS12の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
21 デジタルチューナ
22 HDD−IF
23 HDD
24 デマックス回路(Demax)
25 音声デコード部
26 DSP
27 CPU
28 ROM
29 A/Vデコーダ
30 モニタ
31 スピーカ

Claims (2)

  1. 試合区間の少なくとも開始時と終了時とにホイッスルが吹かれるスポーツの音声を含むコンテンツから、試合区間を検出する試合区間検出装置において、
    音声を含むコンテンツの音声データに基づいて、当該コンテンツに含まれているCM群の位置を検出する第1手段、
    当該コンテンツの音声データに基づいて、ホイッスル音の出力ピーク位置およびレベルを検出する第2手段、ならびに
    第1手段によって検出されるCM群の位置と、第2手段によって検出されるホイッスル音の出力ピーク位置およびレベルと、予め設定された試合区間の最小時間についての第1統計的時間データ、試合区間が終了してから最初のCMが放映されるまでの時間についての第2統計的時間データ、及び試合区間の時間についての第3統計的時間データとに基づいて、当該コンテンツの試合区間を検出する第3手段、を備え、
    第3手段は、
    第1手段によって検出された各CM群の位置に基づいて、隣り合うCM群間の間隔が第1統計的時間データ以上である場合に、当該CM群間に試合区間が存在すると判断し、当該試合区間が終了した後の最初のCM群の開始位置を検出する手段、
    試合区間が終了した後の最初のCM群の開始位置と第2統計的時間データとに基づいて、試合区間の終了位置を含むと想定される所定幅の第1時間帯を特定し、特定した第1時間帯内においてホイッスル音の出力ピーク位置を探索し、見つかったホイッスル音の出力ピーク位置およびそのレベルに基づいて、試合区間の終了位置を検出する手段、ならびに
    検出した試合区間の終了位置と第3統計的時間データとに基づいて、試合区間の開始位置を含むと想定される所定幅の第2時間帯を特定し、特定した第2時間帯内においてホイッスル音の出力ピーク位置を探索し、見つかったホイッスル音の出力ピーク位置およびそのレベルに基づいて、試合区間の開始位置を検出する手段、
    を備えていることを特徴とする試合区間検出装置。
  2. 前半の試合区間と後半の試合区間とが含まれ、各試合区間の少なくとも開始時と終了時とにホイッスルが吹かれるスポーツの音声を含むコンテンツから、試合区間を検出する試合区間検出装置において、
    音声を含むコンテンツの音声データに基づいて、当該コンテンツに含まれているCM群の位置を検出する第1手段、
    当該コンテンツの音声データに基づいて、ホイッスル音の出力ピーク位置およびレベルを検出する第2手段、ならびに
    第1手段によって検出されるCM群の位置と、第2手段によって検出されるホイッスル音の出力ピーク位置およびレベルと、予め定められた前半の試合区間の最小時間についての第1統計的時間データ、前半の試合区間が終了してから最初のCMが放映されるまでの時間についての第2統計的時間データ、前半の試合区間の時間についての第3統計的時間データ、ハーフタイムの時間についての第4統計的時間データ、及び後半の試合区間の時間についての第5の統計的時間データとに基づいて、当該コンテンツの試合区間を検出する第3手段、
    を備え、
    第3手段は、
    第1手段によって検出された各CM群の位置に基づいて、隣り合うCM群間の間隔が第1統計的時間データ以上である場合に、当該CM群間に前半の試合区間が存在すると判断し、当該前半の試合区間が終了した後の最初のCM群の開始位置を検出する手段、
    前半の試合区間が終了した後の最初のCM群の開始位置と第2統計的時間データとに基づいて、前半の試合区間の終了位置を含むと想定される所定幅の第1時間帯を特定し、特定した第1時間帯内においてホイッスル音の出力ピーク位置を探索し、見つかったホイッスル音の出力ピーク位置およびそのレベルに基づいて、前半の試合区間の終了位置を検出する手段、
    検出した前半の試合区間の終了位置と第3統計的時間データとに基づいて、前半の試合区間の開始位置を含むと想定される所定幅の第2時間帯を特定し、特定した第2時間帯内においてホイッスル音の出力ピーク位置を探索し、見つかったホイッスル音の出力ピーク位置およびそのレベルに基づいて、前半の試合区間の開始位置を検出する手段、
    検出した前半の試合区間の終了位置と第4統計的時間データとに基づいて、後半の試合区間の開始位置を含むと想定される所定幅の第3時間帯を特定し、特定した第3時間帯内においてホイッスル音の出力ピーク位置を探索し、見つかったホイッスル音の出力ピーク位置およびそのレベルに基づいて、後半の試合区間の開始位置を検出する手段、ならびに
    検出した後半の試合区間の開始位置と第5の統計的時間データとに基づいて、後半の試合区間の終了位置を含むと想定される所定幅の第4時間帯を特定し、特定した第4時間帯内においてホイッスル音の出力ピーク位置を探索し、見つかったホイッスル音の出力ピーク位置およびそのレベルに基づいて、後半の試合区間の終了位置を検出する手段、
    を備えていることを特徴とする試合区間検出装置。
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