JP4734385B2 - 無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents

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本発明は、キャリアセンス状態に基づいてメディアアクセス制御を行う無線通信に関し、複数チャネルを複数ユーザが共有して使用する無線通信装置及び無線通信方法に関する。
メディアアクセス制御(MAC: Media Access Control)は、同一のメディアを共有して通信を行う複数の通信装置がメディアをどのように利用して通信データを送信するかを決める制御である。メディアアクセス制御を行うことにより、同時に二つ以上の通信装置が同一のメディアを利用して通信データの送信を行っても、受信側の通信装置が通信データを分離できなくなるという事象(いわゆる衝突)が少なくなる。送信要求を持つ通信装置が存在するにもかかわらず、メディアがいずれの通信装置によっても利用されないという事象も、メディアアクセス制御によって少なくなる。
無線通信においては、通信装置がデータを送信しながら送信データをモニタすることは困難であることから、衝突検出を前提としないメディアアクセス制御が必要である。無線LAN(Local Area Network)の代表的な技術標準であるIEEE 802.11では、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)を採用している。
IEEE 802.11におけるCSMA/CAでは、MACフレームのヘッダに、当該MACフレームに続く一つ以上のフレーム交換からなる一連のシーケンスが終了するまでの期間(デュレーションと呼ばれる)が設定される。デュレーションにおいて当該シーケンスに関係がなく送信権を持たない通信装置は、メディアの仮想的な占有状態を判断することにより送信を待機する。これによって衝突の発生が回避される。一方、当該シーケンスで送信権を持つ通信装置は、実際にメディアが占有されている期間を除き、メディアは使用されていないものと認識する。
IEEE 802.11では、前者のようなMAC層の仮想キャリアセンスと、後者のような物理層の物理キャリアセンスとの組み合わせによってメディアの状態を判定し、それに基づいてメディアアクセス制御を行う旨が規定されている。
下記特許文献1には、物理層の異なる複数の無線LAN方式が混在した無線通信システムにおいて、複数の無線LAN方式に共用可能な無線基地局の実現方法が記載されている。具体的には、無線基地局において第1物理層の第1報知信号と第2物理層の第2報知信号を交互に発生させて無線端末に送信し、第1及び第2報知信号に同期して第1及び第2物理層を切り替える。第1報知信号の送信時から一定の時間内のみ第1物理層に対応する無線端末のアクセスを可能とし、第2報知信号の送信時から一定時間内のみ第2物理層に対応する無線端末のアクセスを可能とする。
CSMA/CAを採用するIEEE 802.11は、これまで主として物理層のプロトコルを変更することによって通信速度の高速化を図ってきた。2.4GHz帯についてはIEEE 802.11(1997年制定、通信速度=2Mbps)からIEEE 802.11b(1999年制定、通信速度=11Mbps)へ、さらにIEEE 802.11g(2003年制定、通信速度=54MHz)へと変遷している。5GHz帯については現在、IEEE 802.11a(1999年制定、通信速度=54MHz)のみが標準規格として存在する。
通信速度の高速化へのアプローチの一つとして、チャネルの周波数帯域幅を拡張する方法がある。従来、チャネルの周波数帯域の拡張を行った場合に、同一周波数帯域内に混在する異なるチャネルに対するメディアアクセス制御を行うための通信方式は、下記特許文献2において提案されている。
特開2003−87856号公報 特開2004−06323号公報
上記特許文献2に記載のものは、複数の周波数チャネルを1チャネルずつ順番に予約するメディアアクセス制御により、複数チャネルを同時に使用した広帯域通信を実現している。しかしながら、広帯域通信用チャネル予約のための制御フレームについても、他の制御フレームやデータフレームと同様のチャネルアクセス手順に従って送信されることから、競合に勝たなければ広帯域通信用のチャネルを確保することはできない。つまり、広帯域通信を常に確実に開始することができるとは限らない。したがって、広帯域通信を確実に開始するためには、広帯域通信用の複数チャネルを予約するための制御フレームに、高優先のチャネルアクセス権を与えることが必要である。
無線LAN規格のIEEE 802.11eのように、データフレームに、データの種類に応じた優先クラスを与えて、優先クラス毎のパラメータに従ってチャネルアクセスを行う方式は既に提案されている。また、制御フレームに関しても、後続するデータフレームの種類に応じた優先クラスを制御フレームに設定する方式は既に存在する。例えばRTS/CTSフレームの送信時には、後続するデータの種類に応じた優先クラスのパラメータに従ってチャネルアクセスが行われる。
しかしながら、後続するデータフレームの種類とは独立に、制御フレーム自体に単独で優先クラスを設定し、優先してチャネルアクセスを行う方式はこれまでにない。特に、制御フレームにチャネルアクセスの優先権を与えるか否かの判断を、該制御フレームが広帯域通信のためのチャネル予約用制御フレームであるかどうかに基づいて行うことは考えられていない。
また、上記特許文献2では、異なる周波数帯にチャネルアクセスする際に生じる、チャネル切替え、または通信帯域幅の切替えに要する時間については、何も考慮されていない。したがって、チャネルまたは通信帯域幅の切替え時間に長時間を要する場合、上記特許文献2の方式ではチャネルの使用効率が劣化する。
また、チャネルまたは通信帯域幅の切替え時間が互いに異なる端末間で通信を行う場合、通信相手端末のチャネルまたは通信帯域幅の切替え時間を把握していないと、通信相手端末のチャネルまたは通信帯域幅の切替えが完了する前にフレームを送信してしまう場合が生じる。
そこで本発明は、広帯域通信を確実に開始できるようにし、これによりチャネ利用効率の向上に寄与する無線通信装置及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明の第一の観点に係る無線通信装置は、第1チャネルと第2チャネルとを用いて無線通信を行う無線通信装置において、前記第1チャネル又は第2チャネルのいずれかを一定期間占有することを宣言する宣言フレームを生成する手段と、前記宣言フレームを他の制御フレームに対して高い優先度で送信可能な値をチャネルアクセスパラメータに設定する手段とを具備する。
本発明によれば、広帯域通信を確実に開始できるようにし、これによりチャネル利用効率の向上に寄与する無線通信装置及び無線通信方法を提供する。
通信に先立ち周波数チャネルの探索を行う無線通信システムとして、IEEE Std. 802.11-1999 (revision 2003はISO/IEC 8802-11:1999(E) ANSI/IEEE Std 802.11、1999 edition、IEEE Std 802.11a-1999、IEEE Std 802.11b-1999、IEEE Std 802.11b-1999/Cor 1-2001とIEEE Std 802.11d-2001を含む)に基づく無線LANシステムがある。以下、IEEE 802.11無線LANシステムに基づき、基本的なシステム構成を説明する。IEEE 802.11標準規格は物理(Physical: PHY)層と媒体アクセス制御(Medium Access Control: MAC)層に関する規格である。以下の処理は主にMAC層での処理に注目し、説明する。なお、ここで記述するIEEE 802.11標準規格にはIEEE 802.11標準規格のamendmentやrecommended practiceなどとして位置付けられる標準規格も含む。
(第1の実施形態)
図1に示されるように、第1の実施形態に従う無線通信装置は大きく分けて物理層10、MAC層20及びリンク層30からなる。物理層10は、図1では利用するチャネルの周波数帯域が異なる2種類の物理層プロトコルに対応している。すなわち、物理層10は第1周波数帯域を持つ第1チャネルを用いて通信を行うための物理層プロトコル処理を行う第1の物理層プロトコル処理部11と、第1周波数帯域より帯域幅が広くかつ第1周波数帯域と重複する第2周波数帯域を持つ第2チャネルを用いて通信を行うための物理層プロトコル処理を行う第2の物理層プロトコル処理部12を有する。第1の物理層プロトコル処理部11及び第2の物理層プロトコル処理部12は、実装上は両者の間で回路の共用などがしばしば行われ、必ずしも独立してはいない。
第1の物理層プロトコル処理部11が処理するプロトコルは、例えば少なくともIEEE 802.11aに規定される物理層プロトコルを含む。第1の物理層プロトコル処理部11が利用する第1周波数帯域の帯域幅は、例えば20MHzとする。第1の物理層プロトコル処理部11は、送信側と受信側でそれぞれ複数のアンテナ13A〜13Bを用いる、いわゆるMIMO(Multiple Input Multiple Output) 技術を用いてもよい。MIMO技術は、周波数帯域を同じに保ってもアンテナの数にほぼ比例した伝送容量の増加を見込むことができるため、IEEE 802.11の更なる高スループット化を目指すIEEE 802.11 TGn (Task Group n) に採用される可能性の高い技術である。
第2の物理層プロトコル処理部12は、例えばSISO(Single Input Single Output)及びMIMOのいずれか、ないしは両方の技術を用いるものとする。第2の物理層プロトコル処理部12が使用する第2周波数帯域の帯域幅は、例えば40MHzとする。第1周波数帯域は、第2周波数帯域内に存在している。
MAC層20はチャネルアクセス制御部21を有し、チャネルアクセス制御部21はキャリアセンス部22、チャネル状態管理部23及びチャネル占有・解放部24を有する。MAC層20はさらにネットワークシステム管理部25を有し、ネットワークシステム管理部25はビーコンフレームの生成やアソシエーションの管理などを司り、後述する拡張が適宜なされる。
キャリアセンス部22は、物理層10から得た実キャリアセンス情報とMAC層20のプロトコルにより得られる仮想キャリアセンス情報を合わせてキャリアセンス状態を管理することによって、チャネルの空塞(アイドル/ビジー)状態を管理する。すなわち、キャリアセンス部22は単一のチャネルの空塞状態を管理しているのではなく、第1の周波数帯域内の1つ以上の第1チャネルと、第2の周波数帯域内の1つ以上の第2チャネルの空塞状態を管理している。
チャネル占有・解放部23は、一定期間チャネルを占有したり、あるいは占有していたチャネルを解放するために必要な、MAC層20の仮想キャリヤセンス状態を制御するフレームを生成する。チャネル占有・解放部23により生成されるフレームは、物理層10に送られ、第1の物理層プロトコル処理部11及び第2の物理層プロトコル処理部12によって送信される。
チャネル状態管理部24は、所望のチャネルアクセス制御を行うために、キャリアセンス部22、チャネル占有・解放部23、及び物理層10の第1及び第2のプロトコル処理部11を協調動作させる。
図1に示した無線通信装置の具体例としては、例えば40M/20M MIMO STA (AP)及び40M/20M STA (AP)が挙げられる。40M/20M MIMO STA (AP)とは、20MHzチャネルによるSISO、20MHzチャネルによるMIMO、40MHzチャネルによるSISO、及び40MHzチャネルによるMIMOの送受信が可能な端末(ないしアクセスポイント)である。40M/20M STA (AP)とは、20MHzチャネルによるSISO及び40MHzチャネルによるMIMOの送受信が可能な端末(ないしアクセスポイント)である。リンク層30に関しては、IEEE 802で規定される通常のリンク層の機能を備えるものとする。
図2に示されるもう一つの無線通信装置は、物理層10が図1中に示した第2の物理層プロトコル処理部12を含まない点で図1に示す無線通信装置と異なる。第1の物理層プロトコル処理部11の第1の周波数帯域が名目20MHzで、MIMO技術を含んでも含まなくても構わない点と、MAC層20及びリンク層30については図1の無線通信装置と共通である。
ただし、図2の無線通信装置では第1の物理層プロトコル処理部11に基づくメディアアクセス制御しか行わないため、図2におけるMAC層20の動作の詳細は図1に示す無線通信装置と一部相違する。第1の物理層プロトコル処理部11がMIMO技術を含まない場合、図2の無線通信装置はIEEE 802.11a, IEEE 802.11b及びIEEE 802.1gの少なくとも一つに対応する既存の装置であっても構わない。
図2に示した無線通信装置の具体例としては、例えば20M MIMO STA (AP)及び20M STA (AP)が挙げられる。20M MIMO STA (AP)とは、20M HzチャネルによるSISO及び20MHzチャネルによるMIMOの送受信が可能な端末(ないしアクセスポイント)である。20M STA (AP)とは、20M HzチャネルによるSISOの送受信が可能な端末(ないしアクセスポイント)である。
図3に、図1及び図2の無線通信装置を含むネットワーク100の例を示す。ネットワーク100内の基地局101は、40M/20M MIMO APに相当するアクセスポイントである。端末102〜106は、基地局101とアソシエーションを確立している。ここで、端末102は40M/20M MIMO STA_1、端末103は40M/20M MIMO STA_2、端末104は40M/20M STA、端末105は20M MIMO STA105、端末106は20M STA_1である。もう一つの端末107は20M STA_2であり、ネットワーク100以外のネットワーク、例えば20M_ch_bを使用するネットワークに属していると仮定する。
図3のネットワーク100においては、通信チャネルとして図4に模式的に示されるように、X MHz〜(X+20)MHzの周波数帯域を用いる20MHzのチャネル20M_ch_aと、XMHz〜(X+40)MHzの周波数帯域を用いる40MHzのチャネル40M_chを有する。したがって、X MHz〜(X+20) MHzの周波数帯域は、20MHzのチャネルと40MHzのチャネルで重複して利用される。(X+20) MHz〜(X+40) MHzの周波数帯域を用いるもう一つの20MHzのチャネル20M_ch_bは、図3のネットワーク100では使用されないが、他のネットワークでは使用される場合がある。
ネットワーク100内では、40MHzチャネル40M_ch及び40M_chと周波数的に重なる2つの20MHzチャネル20M_ch_a, 20M_ch_bのいずれか一方が使用される。言い替えれば、ネットワーク100に属している40M/20M MIMO STA及び40M/20M STAは、20M_ch_aと20M_ch_bを同時には扱わないものとする。
本実施形態では、特に図3に示すようなネットワークにおける、メディアアクセス制御方式を考える。図5に制御に必要となる主なフレームの交換の概要を時系列で示す。図5の例においては、基地局101である40M / 20M MIMO APが20M_ch_aを用いて通信を行う期間(20M_ch_a期間)と40M_chを用いて通信を行う期間(40M_ch期間)との切り替えを制御する。20M_ch_a期間内及び40M_ch期間内においては、基地局101が端末102〜106をポーリングしてメディアアクセス制御を行うモード(PCF(Point Coordination Function)またはHCCA(HCF Controlled Access))であっても、各端末102〜106が対等にメディアアクセス制御を行うモード(DCF(Distributed Coordination Function)またはEDCA(HCF Contention Access))であっても構わない。
図5は、ネットワーク100内で当初は20M_ch_aを用いて通信を行っており、この後に40M_ch期間をはさんで、再び20M_ch_a期間に戻る様子を示している。ネットワーク100内においては20M_ch_aと40M_chを通信に利用するが、40M_chを使用するために40M_chと重なり合う周波数を用いている20M_ch_bは通信に利用できないようにする。20M_ch_bはネットワーク100に近接する別のネットワークで用いられているかもしれないし、まったく用いられていないかもしれない。
以下、図4及び図5を参照しながら、第1の実施形態に係る動作手順を説明する。当初、40M / 20M MIMO AP、40M / 20M MIMO STA、40M / 20M STA、20M MIMO STA (20M_ch_a) 、及び20M STA (20M_ch_a)が20M_ch_aで動作しているものとする。また、20M MIMO STA (20M_ch_b) 及び20M STA (20M_ch_b)が20M_ch_bで動作しているものとする。
この状態で、40M / 20M MIMO AP(図4の基地局101)のチャネル状態管理部23が、40M_chに切り替えを行う手順を開始すると決定したとする。この決定に基づいて、40M / 20M MIMO APは、第1の一定期間20M_ch_aを占有することを宣言するフレーム(以下、「Ch_a占有宣言フレーム」という)F1を生成し、このCh_a占有宣言フレームF1の送信待ち状態に入る。40M / 20M MIMO APのキャリアセンス部22は、20M_ch_aがアイドル状態になり、AIFS(Arbitration Inter Frame Space)期間にわたりアイドル状態が継続すると、20M_ch_aの空き条件を満たしたと判定する。すると、チャネル占有・解放部23は、キャリアセンス部22から20M_ch_aの空き条件を満たしたという判定結果を受け取り、バックオフカウンタのカウントダウンを開始する。バックオフカウンタが0になった時点で、40M / 20M MIMO AP は、Ch_a占有宣言フレームF1を、第1の物理層プロトコル処理部11を用いて20M_ch_aにより送信する。
ここで、40M / 20M MIMO APが他の端末に優先してメディアを獲得するために、Ch_a占有宣言フレームF1の送信前の待ち時間に相当するAIFS50及びバックオフ51のバックオフカウンタの初期値として、最高優先度クラスの値を設定するものとする。例えば、AIFS50の値は、他のどのフレームよりも短い値に設定し、バックオフ51のバックオフカウンタの初期値を決定する乱数の最大値を他のどのフレームよりも小さい値に設定する。例えば、Ch_a占有宣言フレームF1のバックオフカウンタの初期値は0(規定内最小)であってもよい。バックオフカウンタの初期値が0である場合、図5におけるバックオフ51の期間はなくなり、AIFS50終了後、バックオフの動作を行わずにCh_a占有宣言フレームF1を送信する。
キャリアセンス部22の動作は、設定されたAIFS50の値と、バックオフ51のバックオフカウンタの初期値とに従う。そうすると、Ch_a占有宣言フレームF1送信前の待ち時間は他のフレームよりも短くなる可能性が高くなり、優先してチャネルアクセスを行うことができるようになる。
つまり、40MHz通信用のチャネル予約制御フレームが優先してチャネルアクセス権を得ることになる。これにより、ビーコンインターバル内に必ず40MHz期間を確保することができる。また、40MHz通信時のチャネル予約手順が他フレームとの衝突により途中で中断されることを回避することができる。このことは、40MHz通信への切り替えに伴うチャネルの効率劣化を低減できる。
また、Ch_a占有宣言フレームF1が他のフレームと衝突し、再送の必要が生じる場合が考えられる。このような場合、IEEE802系無線LANのプロトコルでは、再度の衝突を回避することを目的に乱数の選択幅を広くするため、バックオフカウンタの乱数の最大値を増加させることが一般的であるが、Ch_a占有宣言フレームF1に関しては、衝突が生じた場合であってもバックオフカウンタの乱数の最大値を増加させない。初回のフレーム送信時と再送時とを区別せずに、バックオフカウンタの乱数の最大値は常に、一定に固定のままとする。そうすると、他のフレームと衝突が生じた場合でも、再送時には他のフレームよりも短いバックオフでフレームを送信することができる。したがって、優先してチャネルアクセス権を獲得することができる。
Ch_a占有宣言フレームF1は、制御(Control)フレームでもよいし、ビーコンフレームといった管理(Management)フレームであってもよい。Ch_a占有宣言フレームF1の代わりにビーコンフレームを利用する場合には、前述のような最高優先度をビーコンフレームに適用するものとする。
図6は本実施形態に係る優先制御方式を説明するための図であって、他フレームとCh_a占有宣言フレームF1との送信待ち時間の比較を示す図である。図6では、40M / 20M MIMO APと、STA1、STA2、STA3がいずれも20M_ch_a上でフレームを送信しようとしている。40M / 20M MIMO APはCh_a占有宣言フレームF1を送信しようとしているため、高優先度のAIFSとバックオフカウンタの値が設定されている。そのため、40M / 20M MIMO APはSTA2、STA3のような他の端末より早い時刻にフレームの送信を開始することができ、チャネルアクセス権を獲得することができる。
仮に、図6に示すように、STA1のような、40M / 20M MIMO APと同時刻にフレーム60の送信を開始する端末が存在し、該フレーム60とCh_a占有宣言フレームF1とが衝突した場合、一般的には、STA1のようにフレームの再送時には、バックオフ61のバックオフカウンタ値を増加させる。しかし、Ch_a占有宣言フレームF1の場合は増加させないため、再送時には40M / 20M MIMO APがチャネルアクセス権を獲得し、Ch_a占有宣言フレームF1_rの送信に成功する。
Ch_a占有宣言フレームF1(又はCh_a占有宣言フレームF1_r)を受信した他のSTAは、20M_ch_aのMAC層のキャリアセンス状態を指定された期間ビジー状態に設定し、同時にPHYモードを20M_ch_aから40M_chに切り替える。こうしてネットワーク100の動作モードは、40M_chに切り替えられる。
次に、図5に示すように、基地局101(40M / 20M MIMO AP)はPHYモードを20M_ch_bに切り替える。この切り替え後、40M / 20M MIMO APはアイドル状態がAIFS期間だけ継続するのを待って、一定期間20M_ch_bを占有することを宣言するフレーム(以下、「Ch_b占有宣言フレーム」という)F2を送信する。
Ch_a占有宣言フレームF1の場合と同様に、40M / 20M MIMO APが他の端末に優先してメディアを獲得するために、Ch_b占有宣言フレームF2の送信前の待ち時間に相当するAIFS52として、最高優先度クラスの値を設定するものとする。例えば、AIFS52の値は、他のどのフレームよりも短い値に設定する。そうすると、Ch_b占有宣言フレームF2送信前の待ち時間は他のフレームよりも短くなる可能性が高くなり、優先してチャネルアクセスを行うことができるようになる。
ここで、Ch_b占有宣言フレームF2は、AIFS52期間が経過後、Ch_a占有宣言フレームF1の場合と同様にバックオフを行ってから送信しても良い。Ch_b占有宣言フレームF2送信時にもCh_a占有宣言フレームF1の場合と同様にバックオフを行う場合、バックオフカウンタの初期値として、最高優先度クラスの値を設定するものとする。また、初回のフレーム送信時と再送時とを区別せずに、バックオフカウンタの乱数の最大値は常に、一定に固定のままとする点についても、Ch_a占有宣言フレームF1の場合と同様である。
Ch_b占有宣言フレームF2を受信した他のSTAは、20M_ch_bのMAC層のキャリアセンス状態を指定された期間ビジー状態に設定する。Ch_b占有宣言フレームF2は20M_ch_bで送信されているため、20M_ch_aで動作している20M MIMO STA (20M_ch_a) 及び20M STA (20M_ch_a) がCh_b占有宣言フレームF2を受信することはない。
次に、40M / 20M MIMO APはPHYモードを40M_chに切り替える。この切り替え後、40M / 20M MIMO AP はAIFS期間53が経過するのを待って、それまで占有していた40M_chを解放するフレーム(以下、40M_ch解放フレームという)F3を送信する。ここで、40M / 20M MIMO APが40M_chのメディアを確保している状態なので、必ずしもアイドル状態のAIFS期間53の継続を確認する必要はないが、確認してもよい。
40M_ch解放フレームF3を受信した他のSTAは、40M_chのMAC層のキャリアセンス状態を指定された期間アイドル状態に設定する。この時点で、40M_chで動作している40M / 20M MIMO AP、40M / 20M MIMO STA及び40M / 20M STAのいずれもがMACのキャリアセンス状態がアイドル状態となる。以後、通常のメディアアクセスによりメディアを確保して、40M_chのフレーム交換が行われる。
次に、ネットワーク100内で40MHzチャネル(40M_ch)を使用して通信を行っているモードから、20MHzチャネル(20M_ch)を使用して通信を行うモードに切り替える手順について説明する。ここで、40M_chを使用して通信を行っている期間を「40M_ch期間」、20M_chを使用して通信を行っている期間を「20M_ch期間」と呼ぶ。
図5に示す40M_ch期間54は、40M_ch期間の占有期間の終了により自然に終了しても構わない。あるいは40M / 20M MIMO AP が明示的に40M_ch期間終了を通知するフレーム(以下、40M_ch期間終了フレームという)F4を送信しても構わない。40M_ch期間終了フレームF4は、明示的ないし暗黙に40M_chの新たな占有期間を開始し、かつ20M_ch_aへの切り替えを指示する。
40M_ch期間が自然に終了した場合、あるいは40M_ch終了フレームF4を受信した場合、40M / 20M MIMO AP は、PHYモードを20M_ch_bに切り替え、20M_ch_bの占有状態を解放するフレーム(以下、Ch_b解放フレームという)F5を送信する。
Ch_a占有宣言フレームF1の場合と同様に、40M / 20M MIMO APが他の端末に優先してメディアを獲得するために、Ch_b解放フレームF5送信前の待ち時間に相当するAIFS55として、最高優先度クラスの値を設定するものとする。例えば、AIFS55の値は、他のどのフレームよりも短い値に設定する。そうすると、Ch_b解放フレームF5送信前の待ち時間は他のフレームよりも短くなる可能性が高くなり、優先してチャネルアクセスを行うことができるようになる。
Ch_b解放フレームF5を受信したSTAは、20M_ch_bのMAC層のキャリアセンス状態をアイドル状態に設定する。これにより20M MIMO STA (20M_ch_b)及び20M STA (20M_ch_b) は、20M_ch_bのフレーム交換を開始できる。
次に、40M / 20M MIMO AP は、PHYモードを20M_ch_aに切り替え、20M_ch_aの占有状態を解放するフレーム(以下、Ch_a解放フレームという)F6を送信する。
Ch_a占有宣言フレームF1の場合と同様に、40M / 20M MIMO APが他の端末に優先してメディアを獲得するために、Ch_a解放フレームF6送信前の待ち時間に相当するAIFS56として、最高優先度クラスの値を設定するものとする。例えば、AIFS56の値は、他のどのフレームよりも短い値に設定する。そうすると、Ch_a解放フレームF6送信前の待ち時間は他のフレームよりも短くなる可能性が高くなり、優先してチャネルアクセスを行うことができるようになる。
Ch_a解放フレームを受信したSTAは、20M_ch_aのMAC層のキャリアセンス状態をアイドル状態に設定する。これにより、40M / 20M MIMO STA、40M / 20M STA、20M MIMO STA (20M_ch_a) と20M STA (20M_ch_a) は、20M_ch_aのフレーム交換を開始できる。
以上のように、Ch_a占有宣言フレームF1、Ch_b占有宣言フレームF2、Ch_b解放フレームF5、Ch_a解放フレームF6といった40Mチャネル予約/開放用の制御フレームにメディア獲得の優先権を与えることで、ネットワーク100の動作モードは、確実に40M_chから20M_ch、または20M_chから40M_chに切り替えることができる。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態はアクセスポイント(AP)による集中制御のネットワーク構成を想定したが、本発明の第2の実施形態は、端末(STA)のみを構成要素とする分散制御のネットワーク構成を想定している点で第1の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態と相違する点を中心に第2の実施形態を説明する。
図7に、本発明の第2の実施形態に従うネットワーク構成を示す。図7は、40M STA_1が40M STA_2に40MHzチャネルを用いてフレームを送信しようとしている状況を示している。20M_ch_aと20M_ch_bは、それぞれ異なるBSS(Basic Service Set)において使用されており、独立にメディアアクセスが行われている。図7の例では、40M STA_1が接続しているBSS_aが20M_ch_aを使用し、BSS_aと隣接またはオーバーラップしているBSS_bが20M_ch_bを使用している。
20M_ch_aでは、DCF若しくはEDCAによるメディアアクセスが行われている。一方、20M_ch_bでは、DCF若しくはEDCA又はPCF若しくはHCCAのいずれのメディアアクセスが行われている。尚、図7は、20M_ch_aと20M_ch_bはいずれもDCF若しくはEDCAを行っている場合に相当する。
図8を参照しながら、端末(STA)のみを構成要素とする分散制御のネットワーク構成における物理モードとキャリアセンス状態制御について説明する。
まず、40M STA_1は20M_ch_aのキャリアセンスを行い、20M_ch_aがAIFS期間にわたりアイドル状態になるまで待つ。AIFS期間のアイドル状態が検出されたら、40M STA_1はバックオフカウンタのカウントダウンを開始する。40M STA_1は、バックオフカウンタが0になった時点で20M_ch_aを用いて40M STA_2宛にRTSaフレームを送信し、40M STA_2からのフレーム受信待ちに入る。RTSaフレームは、IEEE 802.11で規定されているRTSフレーム又はその拡張とする。
ここで、40M STA_1が他の端末に優先してメディアを獲得するために、RTSaフレームの送信前の待ち時間に相当するAIFS及びバックオフカウンタの初期値として、最高優先度クラスの値を設定するものとする。例えば、AIFS値は、他のどのフレームよりも短い値に設定し、バックオフカウンタの初期値を決定する乱数の最大値を他のどのフレームよりも小さい値に設定する。
例えば、RTSaフレームのバックオフカウンタの初期値は0(規定内最小)であってもよい。バックオフカウンタの初期値が0である場合、図8におけるバックオフ期間はなくなり、AIFS終了後、バックオフの動作を行わずにRTSaフレームを送信する。そうすると、RTSaフレーム送信前の待ち時間は他のフレームよりも短くなる可能性が高くなり、優先してチャネルアクセスを行うことができるようになる。
また、RTSaフレームが他のフレームと衝突し、再送の必要が生じる場合が考えられる。RTSaフレームが他のフレームと衝突したということは、40M STA_2より後述するCTSaフレームの応答が送信されてこないことにより、検出することができる。このような場合、IEEE802系無線LANのプロトコルでは、再度の衝突を回避することを目的に乱数の選択幅を広くするため、バックオフカウンタの乱数の最大値を増加させることが一般的である。しかしながら、RTSaフレームに関しては、衝突が生じた場合であってもバックオフカウンタの乱数の最大値を増加させない。初回のフレーム送信時と再送時とを区別せずに、バックオフカウンタの乱数の最大値は常に、一定に固定のままとする。そうすると、他のフレームと衝突が生じた場合でも、再送時には他のフレームよりも短いバックオフでフレームを送信することができるため、優先してチャネルアクセス権を獲得することができる。
RTSaフレームを受信した40M STA_2は、RTSaフレームの受信が終了してからSIFS時間後に20M_ch_aを用いてCTSaフレームを40M STA_1に返信し、20M_ch_bのキャリアセンスを開始する。40M STA_2は、同時に単独のチャネルしか扱えないならば、20M_ch_bのキャリアセンスのために物理層の動作モードを20M_ch_bに切り替える。CTSaフレームはIEEE 802.11に規定される通常のCTSであってもよい。
20M_ch_aを用いて送信されたRTSaフレーム又はCTSaフレームを受信した各40M STAと、BSS_aに所属する各20M STAは、データフレームの送信終了予定時刻まで送信を禁止される。40M STA_2からのCTSaフレームを40M STA_1が20M_ch_aより受信した時点で、40M STA_1のための20M_ch_aの予約が完了したものとする。
BSS_bはDCF若しくはEDCAを行っているものとする。
CTSaフレームを受信した40M STA_1は、同時に単独のチャネルしか扱えないならば、物理層の動作モードを20M_ch_bに切り替える。40M STA_1は20M_ch_bのキャリアセンスを行い、20M_ch_bがAIFS期間にわたりアイドル状態になるまで待つ。AIFS期間のアイドル状態が検出されたら、20M_ch_bを用いて40M STA_2宛にRTSbフレームを送信し、40M STA_2からのフレーム受信待ちに入る。RTSbフレームは、IEEE 802.11で規定されているRTSフレーム又はその拡張とする。
ここで、40M STA_1が他の端末に優先してメディアを獲得するために、RTSbフレーム送信前の待ち時間に相当するAIFS及びバックオフカウンタの初期値として、最高優先度クラスの値を設定するものとする。例えば、AIFS値は、他のどのフレームよりも短い値に設定し、バックオフカウンタの初期値を決定する乱数の最大値を他のどのフレームよりも小さい値に設定する。また、バックオフカウンタの初期値を決定する乱数の最大値を常に0に設定しても良い。この場合、図8に示すようにRTSbはバックオフの動作を行わずにAIFS経過後すぐに送信される。そうすると、RTSbフレーム送信前の待ち時間は他のフレームよりも短くなる可能性が高くなり、優先してチャネルアクセスを行うことができるようになる。
また、RTSbフレームが他のフレームと衝突し、再送の必要が生じる場合が考えられる。RTSbフレームが他のフレームと衝突したということは、40M STA_2より後述するCTSbフレームの応答が送信されてこないことにより、検出することができる。このような場合、IEEE802系無線LANのプロトコルでは、再度の衝突を回避することを目的に乱数の選択幅を広くするため、バックオフカウンタの乱数の最大値を増加させることが一般的である。しかしながら、RTSbフレームに関しては、衝突が生じた場合であってもバックオフカウンタの乱数の最大値を増加させない。初回のフレーム送信時と再送時とを区別せずに、バックオフカウンタの乱数の最大値は常に、一定に固定のままとする。そうすると、他のフレームと衝突が生じた場合でも、再送時には他のフレームよりも短いバックオフでフレームを送信することができるため、優先してチャネルアクセス権を獲得することができる。
また、40M STA_1は、通信相手である40M STA_2が要するチャネル切替え時間に応じてRTSbフレームの送信時刻を決定してもよい。40M STA_2は、同時に単独のチャネルしか扱えないならば、CTSa送信後、20M_ch_bのキャリアセンスのために物理層の動作モードを20M_ch_bに切り替える。この物理層の動作モードを20M_ch_aから20M_ch_bに切替えるのに要する時間が、例えば100usecであるとすると、40M STA_1はCTSa受信後100usec以降の時刻に、RTSbフレームの送信時刻を設定する。仮に、100usecよりも早い時刻に40M STA_1がRTSbフレームを送信した場合、40M STA_2は物理層の動作モードの切替えが完了していないため、RTSbフレームを受信することができない。40M STA_1が40M STA_2のチャネル切替え時間に応じてRTSbフレームを送信すれば、40M STA_2におけるRTSbフレームの受信失敗を回避することができる。一方、40M STA_1のチャネル切替え時間の方が、40M STA_2のチャネル切替え時間よりも長い場合には、40M STA_1は自端末のチャネル切替え時間に応じた送信タイミングで、RTSbフレームを送信してよい。
40M STA_1が40M STA_2のチャネル切替え時間情報を入手する方法については、次のような方法が考えられる。例えば、RTSa/CTSaフレームに40M STA_1と40M STA_2がそれぞれ自端末のチャネル切替え時間情報を格納し、このようなRTSa/CTSaフレームによって相手端末にチャネル切替え時間情報を通知しても良い。あるいは、40M STA_1がRTSaフレームを送信する前にチャネル切替え情報交換用の期間を設け、40M STA_1と40M STA_2が互いのチャネル切替え時間情報を交換してもよい。
また、40M STA_1や40M STA_2等の各端末が定期的に自端末のチャネル切替え時間をブロードキャストして周辺端末に通知し、各端末はブロードキャストされてきたチャネル切替え時間を収集して端末毎のテーブル一覧として常時保持しておくという方式も考えられる。
上記チャネル切替え時間は、ch_aとch_b間の切替えに要する時間でも良いし、ch_aまたはch_b単独チャネルのみを用いた通信とch_aとch_bの両方を用いた通信間の切り替え(チャネル帯域幅を変更(拡張/縮小)するため)に要する時間であってもよい。
RTSbフレームを受信した40M STA_2は、RTSbフレームの受信が終了してからSIFS時間後に20M_ch_bを用いてCTSbフレームを40M STA_1に返信する。
この後、40M STA_2は、同時に単独のチャネルしか扱えないならば、予期される40M STA_1からのデータフレームを受信するため、物理層の動作モードを40M_ch に切り替える。
CTSbフレームを受信したBSS_bに所属する各20M STAは、データフレームの送信終了予定時刻まで送信を禁止される。40M STA_1は20M_ch_bからCTSbフレームを受信した時点で、40M STA_1のための20M_ch_bの予約が完了したものとする。
したがって、40M STA_1は20M_ch_a、20M_ch_bの両方を予約することができたと判断し、20M_ch_a及び20M_ch_bの両方を用いて40MHzチャネル用のデータフレームを送信する。ここで、40M STA_1は、同時に単独のチャネルしか扱えないならば、物理層の動作モードを40M_ch に切り替える。
以上説明したように第2の実施形態によれば、RTSaフレーム、RTSbフレームといった40Mチャネル予約用の制御フレームにメディア獲得の優先権を与えることで、図7に示すネットワークの動作モードを確実に20M_chから40M_chに切り替えることができる。
また、40M STA_1がRTSbフレームの送信時刻を、40M STA_2のチャネル切替え時間に応じて決定することにより、40M STA_2の受信準備ができていないにもかかわらずRTSbフレームを送信してしまうことを回避することができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態は、上述した第1の実施形態と同様の構成のネットワークについて考える。特に、第3の実施形態は図3に示したネットワーク(BSS)100を形成するための接続制御に関する。
図3に示される基地局101(40M/20M MIMO AP)では、ネットワークシステム管理部25による制御の下で第1の物理層プロトコル処理部11が20M_ch_aを用いて定期的にビーコンフレーム(beacon frame)をブロードキャストする。一方、端末102〜106はいずれも20M_ch_aをパッシブスキャン(passive scan)することによりビーコンフレームを受信することができ、それによって基地局101の存在、すなわちネットワーク100の存在を認識する。あるいは、端末102〜106は20M_ch_aを用いて自らプローブ要求フレーム(probe request frame)を送信し、それに対する基地局101からのプローブ応答フレーム(probe response frame)を受信する、アクティブスキャン(active scan)を行うことによって、基地局101の存在、すなわちネットワーク100の存在を認識することもできる。
基地局101である40M/20M MIMO APは、基本的には20M_ch_aと40M_chで動作するが、後述する40M_chへの切り替えなどのために、一時的に20M_ch_bで送受信を行う。この際、20M_ch_bに対するプローブ要求は無視し、プローブ応答を行わない。
端末102〜106は、複数のチャネルをスキャンした結果得たビーコンフレームまたはプローブ応答フレームに含まれる情報や、ビーコンフレームまたはプローブ応答フレームの受信信号強度などに基づいて、接続するべき基地局101(ネットワーク100)を選択する。
特に第3の実施形態では、基地局101である40M / 20M MIMO APが送信するビーコンフレームまたはプローブ応答フレームは、それらを送信する基地局101が管理するBSSにおいて許容される20M_ch_aと20M_ch_b間のチャネル切替え時間(チャネル切替え時間のスレッショルドT_AP)、かつ/または20M_chと40M_ch間の通信帯域幅切替え時間(通信帯域幅切替え時間のスレッショルド)を示す情報(以下、これらを総称して「アクセスポイント情報」と呼ぶ)を有している。
そして端末102〜104は、このようなアクセスポイント情報をも参考にして基地局101(ネットワーク100)を選択する。例えば、40M/20M 端末102、103、104は、基地局が同報しているアクセスポイント情報と、自端末の20M_ch_aと20M_ch_b間のチャネル切替え時間、または20M_chと40M_ch間の通信帯域幅切替え時間とを比較し、自端末の切替え時間が基地局の切替え時間情報よりも長い場合には、その基地局には接続しない。一方、自端末の切替え時間が基地局の切替え時間情報よりも短い場合には、その基地局に接続することを選択する。
端末105、106(20M STA)は、基地局101からのビーコンフレームあるいはビーコン応答フレームに含まれる、20/40Mチャネル切替え時間関連の情報は理解できないものとする。したがって、これらの情報は端末105、106(20M STA)による基地局の選択には影響を与えない。
図9に、図3のネットワーク100における接続シーケンスの一例を示す。接続シーケンスは、端末がネットワーク100を発見したビーコン/プローブ応答を受信したチャネル(ここでは20M_ch_a)によって行われる。ここで、本来は接続(association)の前に認証(authentication)が行われるが、図9と以下の説明では、認証については省略している。
基地局101である 40M / 20M MIMO AP は、40MHzチャネルと20MHzチャネルをサポートしていることを示すビーコンフレームであるbeacon (40M / 20M MIMO 4x)70を定期的に同報する。また、ビーコンフレーム70には基地局101が管理するBSSにおいて許容されるチャネル切替え時間のスレッショルド情報T_APも含まれる。端末102〜106(40M / 20M MIMO STA、40M / 20M STA、及び20M STA)は、同報されたbeacon (40M / 20M MIMO 4x)70を受信し、許容されるチャネル切替え時間のスレッショルドと自端末が要するチャネル切替え時間を比較し、自端末のチャネル切替え時間が基地局が同報しているスレッショルド値よりも小さい場合にはネットワーク100に接続することを選択する。
その選択に従って、端末102〜104(40M / 20M MIMO STA、40M / 20M STA)は、基地局101(40M / 20M MIMO AP)に対し、association request(アソシエーション(接続)要求)を送信する。接続要求であるassociation requestを受信した基地局101(40M / 20M MIMO AP)は、端末へとassociation response(アソシエーション(接続)応答)を返信することで、端末のBSSへの接続が完了する。
また、接続要求であるassociation requestは、接続を要求する端末の20/40Mチャネル切替え時間情報を含んでもよい。端末の20/40Mチャネル切替え時間情報を含む接続要求であるassociation requestを受信した基地局101(40M / 20M MIMO AP)は、各端末102〜104および109が通知してきた20/40Mチャネル切替え時間情報と基地局101が管理するBSSで許容されるチャネル切替え時間の上限値であるスレッショルドとを比較する。association requestを送信してきた端末102〜104および109のうち、チャネル切替え時間がスレッショルドよりも短い端末(図9における端末109を除く端末102〜104)は、基地局101が管理するBSSへの加入が許可され、基地局101から端末へとassociation responseを送信することで、端末のBSSへの接続が完了する。一方、association requestを送信してきた端末102〜104および109のうち、チャネル切替え時間がスレッショルドよりも長い端末(図9における端末109)は、基地局101が管理するBSSへの加入を拒否される。端末が基地局101へ送信したassociation requestに対して、基地局101が何も応答しないことで、端末のBSSへの接続を拒絶する。
各端末がassociation requestに、自端末の20/40Mチャネル切替え時間情報を含めて送信するポリシーを用いる場合には、基地局101が同報するビーコンフレームには、基地局101が管理するBSSにおいて許容されるチャネル切替え時間のスレッショルド情報を含まなくてもよい。基地局101がビーコンフレームで各端末に許容されるチャネル切替え時間の上限値を通知しなくても、association requestに記載された端末の20/40Mチャネル切替え時間情報により、BSSに接続を許可する端末を基地局自身が選択することが可能だからである。
以上のように、チャネル切替え時間、または通信帯域幅の切替え時間に長く要する端末は、基地局がBSSへの加入を制限することで、長いチャネル切替え時間や通信帯域幅の切替え時間によるチャネル使用効率劣化を回避することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施形態に係る第1の無線通信装置のブロック図 本発明の実施形態に係る第2の無線通信装置のブロック図 本発明の実施形態に係る無線通信装置を含むネットワークの例を示す図 本発明の実施形態における、第1周波数帯域内の第1チャネル及び第2周波数帯域内の第2チャネルについて説明する図 本発明の実施形態に係るメディアアクセス制御方式を説明するための図 本発明の実施形態に係る優先制御方式を説明するための図 本発明の第2の実施形態に係るネットワーク構成を示す図 本発明の第2の実施形態に係るメディアアクセス方式を説明する図 本発明の第3の実施形態に係る接続シーケンスの一例を示す図
符号の説明
10…物理層;
11…第1の物理層プロトコル処理部;
12…第2の物理層プロトコル処理部;
13A〜13C…アンテナ;
20…MAC層;
21…チャネルアクセス制御部;
22…キャリアセンス部;
23…チャネル状態管理部;
24…チャネル占有・解放制御部;
25…ネットワークシステム管理部;
30…リンク層;
101…無線基地局(アクセスポイント);
102〜107…無線端末

Claims (12)

  1. 第1チャネルと第2チャネルとを用いて無線通信を行う無線通信装置において、
    前記第1チャネル又は第2チャネルのいずれかを一定期間占有することを宣言する宣言フレームを生成する手段と、
    通信相手の無線通信装置における前記第1チャネルと第2チャネルとの間のチャネル切り替えに要するチャネル切り替え時間、又は通信相手の無線通信装置における前記第1チャネルを用いた通信の帯域幅と、前記第1チャネル及び第2チャネルの両者を同時に用いる通信の帯域幅との通信帯域幅切り替えに要する通信帯域幅切り替え時間に応じて、前記宣言フレームを送信する送信時刻を決定する手段と、
    決定された送信時刻に前記宣言フレームを送信する送信手段とを具備する無線通信装置。
  2. 前記通信相手の無線通信装置における前記第1チャネルと第2チャネルとの間のチャネル切り替えに要するチャネル切り替え時間、又は前記通信相手の無線通信装置における前記第1チャネルを用いた通信の帯域幅と、前記第1チャネル及び第2チャネルの両者を同時に用いる通信の帯域幅との通信帯域幅切り替えに要する通信帯域幅切り替え時間を表す情報を前記通信相手の無線通信装置からの定期的なブロードキャストに基づいて取得する請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記通信相手の無線通信装置における前記第1チャネルと第2チャネルとの間のチャネル切り替えに要するチャネル切り替え時間、又は前記通信相手の無線通信装置における前記第1チャネルを用いた通信の帯域幅と、前記第1チャネル及び第2チャネルの両者を同時に用いる通信の帯域幅との通信帯域幅切り替えに要する通信帯域幅切り替え時間を表す情報を該通信相手の無線通信装置との間の通信前のフレーム交換に基づいて取得する請求項1に記載の無線通信装置。
  4. ネットワークにおいて第1チャネルと第2チャネルとを用いて無線通信を行う無線通信装置において、
    前記ネットワークに加入しようとする別の無線通信装置の前記第1チャネルと第2チャネルとの間のチャネル切り替えに要するチャネル切り替え時間、又は前記ネットワークに加入しようとする別の無線通信装置における前記第1チャネルを用いた通信の帯域幅と、前記第1チャネル及び第2チャネルの両者を同時に用いる通信の帯域幅との通信帯域幅切り替えに要する通信帯域幅切り替え時間に基づいて、前記別の無線通信装置の該ネットワークへの加入可否を判定する手段とを具備する無線通信装置。
  5. 前記別の無線通信装置のチャネル切り替え時間又は通信帯域幅切り替え時間が一定時間以下ならば別の無線通信装置の前記ネットワークへの加入を許可する請求項4に記載の無線通信装置。
  6. 前記別の無線通信装置のチャネル切り替え時間又は通信帯域幅切り替え時間を表す情報を該別の無線通信装置からの接続要求フレームに基づいて取得する手段を具備する請求項4に記載の無線通信装置。
  7. ネットワークにおいて第1チャネルと第2チャネルとを用いて無線通信を行う無線通信装置において、
    前記第1チャネルと第2チャネルとの間のチャネル切り替えに要するチャネル切り替え時間、又は前記第1チャネルを用いた通信の帯域幅と、前記第1チャネル及び第2チャネルの両者を同時に用いる通信の帯域幅との通信帯域幅切り替えに要する通信帯域幅切り替え時間を表す情報を含む接続要求フレームを生成する手段と、
    生成された接続要求フレームを前記ネットワーク内の別の無線通信装置に送信する手段とを具備する無線通信装置。
  8. 前記第1チャネルと第2チャネルとの間のチャネル切り替えに要するチャネル切り替え時間の閾値情報、又は前記第1チャネルを用いた通信の帯域幅と、前記第1チャネル及び第2チャネルの両者を同時に用いる通信の帯域幅との通信帯域幅切り替えに要する通信帯域幅切り替え時間の閾値情報を含む制御フレームを生成する手段と、
    前記制御フレームを定期的に同報する手段とを具備する請求項4に記載の無線通信装置。
  9. 請求項に記載の無線通信装置により通知される前記第1チャネルと第2チャネルとの間のチャネル切り替えに要するチャネル切り替え時間の閾値情報、又は前記第1チャネルを用いた通信の帯域幅と、前記第1チャネル及び第2チャネルの両者を同時に用いる通信の帯域幅との通信帯域幅切り替えに要する通信帯域幅切り替え時間の閾値情報と、
    自無線通信装置の前記第1チャネルと第2チャネルとの間のチャネル切り替えに要するチャネル切り替え時間、又は前記第1チャネルを用いた通信の帯域幅と、前記第1チャネル及び第2チャネルの両者を同時に用いる通信の帯域幅との通信帯域幅切り替えに要する通信帯域幅切り替え時間とを比較する手段と、
    比較結果に基づいて加入要求を行う手段とを具備する、請求項8に記載の無線通信装置と通信が可能な無線通信装置。
  10. 第1チャネルと第2チャネルとを用いて無線通信を行う無線通信方法において、
    前記第1チャネル又は第2チャネルのいずれかを一定期間占有することを宣言する宣言フレームを生成するステップと、
    通信相手の無線通信装置における前記第1チャネルと第2チャネルとの間のチャネル切り替えに要するチャネル切り替え時間、又は通信相手の無線通信装置における前記第1チャネルを用いた通信の帯域幅と、前記第1チャネル及び第2チャネルの両者を同時に用いる通信の帯域幅との通信帯域幅切り替えに要する通信帯域幅切り替え時間に応じて、前記宣言フレームを送信する送信時刻を決定するステップと、
    決定された送信時刻に前記宣言フレームを送信する送信ステップとを具備する無線通信方法。
  11. ネットワークにおいて第1チャネルと第2チャネルとを用いて無線通信を行う無線通信方法において、
    前記ネットワークに加入しようとする別の無線通信装置の前記第1チャネルと第2チャネルとの間のチャネル切り替えに要するチャネル切り替え時間、又は前記ネットワークに加入しようとする別の無線通信装置における前記第1チャネルを用いた通信の帯域幅と、前記第1チャネル及び第2チャネルの両者を同時に用いる通信の帯域幅との通信帯域幅切り替えに要する通信帯域幅切り替え時間に基づいて、前記別の無線通信装置の該ネットワークへの加入可否を判定するステップとを具備する無線通信方法。
  12. ネットワークにおいて第1チャネルと第2チャネルとを用いて無線通信を行う無線通信装置において、
    前記第1チャネルと第2チャネルとの間のチャネル切り替えに要するチャネル切り替え時間、又は前記第1チャネルを用いた通信の帯域幅と、前記第1チャネル及び第2チャネルの両者を同時に用いる通信の帯域幅との通信帯域幅切り替えに要する通信帯域幅切り替え時間を表す情報を含む接続要求フレームを生成するステップと、
    生成された接続要求フレームを前記ネットワーク内の別の無線通信装置に送信するステップとを具備する無線通信方法。
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