JP4734274B2 - 推進推力制御システム及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ロケット推進式自動推進体(vehicle)を制御するよう構成されている推進推力制御システム及び方法に関する。
固体推進薬ロケット・モータは、燃焼して排出ガス及び他の燃焼生成物を発生する固体供給燃料チャージ(solid fuel charge)又は「粒(grain)」を有する推進薬を採用し、当該排出ガス及び他の燃焼生成物は、ロケット・モータの1又はそれより多くのノズルを介して放出されて、推力を与える。ひとたび一粒の固体推進薬が点火されると、消火するのが難しく、全粒子が、通常、点火後に消費される。その上、推力の変更を実行することは、液体推進薬ロケット・エンジンより固体推進薬ロケット・モータの方が一層難しい。しかしながら、固体推進薬ロケット・モータの単純な構造設計及び固体推進薬の貯蔵の容易さは、固体推進薬ロケット・モータの利点である。
飛行中のロケット組立体のピッチ(縦揺)、ヨー(偏揺)及び/又はロール(横揺)に影響を及ぼす形式での姿勢制御は、推力ベクトル制御(TVC)システム又は別個の姿勢制御システム(ACS)を用いて達成される。TVCシステムは、燃焼生成物が或るベクトルでロケット・モータを出る当該ベクトルを変えるためロケット・モータの長軸からオフセットされた或る範囲内において所望の角度に回転して位置決め可能である軸方向推力ノズルを備える。ノズルの再位置決めは、自動推進体に作用する力の方向を変え、当該自動推進体の中にロケット・モータは、飛行の自動推進体の方向を変えるため設けられている。単一の可動型TVCノズルは、ロケット組立体のヨー及びピッチに対して適切な制御を与えるが、しかし、かなりの程度のロール制御を与えない。
複数のロケット・エンジン又はガス発生器及び関連のスラスタが、多くの場合、姿勢を制御するため採用されている。ロケット・エンジン又はスラスタは、ロケット・モータ組立体の長軸からオフセットされており、そのため複数のロケット・エンジンのうちの選択されたもの又はグループの着火、又は複数のスラスタのうちの選択されたもの又はグループのパワー供給は、ロケット・モータ組立体に対する姿勢制御を可能にする。個別ACSを1又はそれより多くの軸方向推力エンジン又はスラスタと組み合わせて用いることは、ロケット・モータ組立体の重量を追加のハードウエアのため増大させる。個別ACSは、選択的な高温ガス流をノズル弁クラスタへ与えるマニホルドに直接接続されている固体推進薬ガス発生器を用いる。ロール制御は、ACSにより、又は個別ロール制御システム(RCS)を含むことにより与えられる。別個のガス発生器及びスラスタが、RCSのために設けられる。
前述したように、ACS及びTVCのような制御システムのそれぞれは、ガスを弁を介して誘導し、その結果、飛行の自動推進体の方向を変えるための推力が発生される。「開」状態又は「閉」状態のいずれかに構成し得る弁は、既知である。その上、少なくとも第3、即ち「一部開」状態を含む弁は、「比例」弁として知られている。各弁の状態は、各弁に関するオリフィス又は「スロート」の断面積により決定される。各弁の状態は、様々な弁の状態を1又はそれより多くの制御入力に基づいて調整するモータ制御器又は制御システムにより制御される。
各弁の状態を制御する1つの方法は、制御システムに対する制御入力又はプロセス変数となる圧力測定値に依拠する。この制御モードでの制御入力は、1弁セット当たりの正味推力(Fnet,i)及び圧力設定点又は限界値である。本明細書で用いられるように、正味推力は、対向弁対間の推力差として定義される。
推力/圧力のみ制御方法によれば、合計スロート面積は、或る圧力を得るよう調整される。圧力コマンドに関する適切なスロート範囲(制御変数)は、次式により与えられる。
=(CρAr(Pcmd/Pref)/(gcmd) [1]
ここで、ρ=推進薬の密度[lbm/in
ref=rを決定するため用いられる基準圧力[lbf/in
=推進薬の表面積[in2]
n=累乗の指数
r=Pref当たりの燃焼速度[in/秒]
t,i=弁iのスロート流れ断面積[in2]
cmd=ガス発生器圧力コマンド[lbf/in
=重力定数[(lbm/lbf)(ft/s)]
=特性排出速度[ft/秒]
ここで、圧力コマンドは、次式により生成されることができる。
cmd=max{Cmax(Fnet,i),Cmax(Fnet,i1/n} [2]
ここで、C=1/(At(FULL OPEN)
(注:FULL OPENは全開を意味する。)
=Pref{1/(ISPρAr)}1/n
ここで、ISP=比推力[s]
=弁の放出係数(流出係数)
圧力コマンドは、2つの計算のうちの最大を取ることにより決定される。第1のものは、所与の弁セットについて利用可能スロート面積に対して最悪のケース(最高)の正味推力コマンドに適合させるため要求される圧力に関係する。この圧力は、固有弁特性により決定される。第2のものは、全ての正味推力要件に適合するため要求される圧力に関係する。この圧力は、推進薬特性及び幾何学的形状により決定される。
所与の弁セットからの正味推力は、ガス発生器(GG)圧力及び対向弁の調整されたスロート面積の差に比例する。
net,i=(At,i−At,j)PC [3]
ここで、弁i及びjは、1つの弁セットから成り、そして推力を反対方向に与える。
調整されたスロート面積の分配は、システム要件に従って推力コマンドに適合させる。単純化された例により、そして圧力のみ制御方法の無限大解法を避けるため、スロート面積は、全ての弁間に均等に(流量容量に比例して)分配され、そして同じオフセットが、反対方向において、各弁(弁セットの中)に加えられて、正味推力コマンドを達成する。ガス発生器のより緩慢な応答と比較してより速い応答時間がガス発生器における過渡事象中に正味推力を制御することを可能にすることが分かっている。これは、例えば、切換弁(divert valves)より小さいACS弁を制御するとき特に真実である。それは、ACS弁がガス発生器(GG)圧力に対して非常に小さくしか影響しないからである。
圧力のみ制御方法を用いた推力制御アプローチが実効的であるとはいえ、非効率、特にGG変化に対する感度が残る。例えば、推進薬が特に所望の燃焼速度で燃焼しない、又は推進薬の表面積が設計された表面積から偏倚する場合、差分(即ち、より多い又はより少ない)質量流量が生じる。例えば、実際の燃焼速度が設計のものより高いので、希望するより多くの質量が発生すると仮定する。圧力が調整される場合、弁は、単位時間当たりに発生される一層大きい実際の質量流量(「m−dotgen」)に適応させるため予測されるより大きく開けなければならず、これは、次式により示されるように、過剰(即ち、無駄な)推力をもたらす(即ち、全ての正味推力コマンドに適合するため要求されるものより多くの単位時間当たりの放出質量流量(「m−dotdisch」)をもたらす)。
Figure 0004734274
一例として、特定方向の推力に対する要求は、指令された推力を達成するよう弁対を指令する又は制御することにより行われる。しかしながら、全ての弁の総計スロート面積は、各対向対が正しい差分スロート面積を有しながら、圧力調整を補償しなければならない。本来的には、圧力補償は、予測より大きく開けることを要求し、それは、発生されたガスの幾らかを捨てることにより無駄な推進薬を発生させる。固体の推進薬を組み込む推進システムは、性能及び重量低減のため望ましいが、さもなければ運動制御のため用いられることができるであろうガスの廃棄に起因した非効率が導入されるので望ましさがより小さくなる。
圧力のみ制御方法を用いた推力制御に関して、更新された燃焼速度係数(rupdate)は、圧力が指令された値の定義されたパーセンテージ内にあり且つスレッショルド値より下で振動するときに定義されるように、システムが準定常状態の条件にあるときは常に計算されることができる。この条件においては、更新された燃焼速度係数は、測定されたガス発生器(GG)圧力(Pmeasured)及びその圧力を達成する測定された合計スロート面積(At,measured,i)を知ることにより単純に計算できる。なお、全てのシステム・パラメータは、次式により示されるように一定と仮定される。
Figure 0004734274
実際の燃焼速度係数の知識が、推進薬のバーンアウト(燃え切り)を予測することを助けるが、しかし圧力のみ制御入力に基づいて推力制御方法を実行するとき推力制御を直接支援しない。その上、圧力コマンド変化(ΔP(=Pnom−Pupdate))は、燃焼速度の変動性を補償するため、圧力コマンドから減算されることができる。ここで、Pnomは公称燃焼速度係数及び公称合計スロート面積での圧力を表し、Pupdateは更新された燃焼速度係数及び公称合計スロート面積での圧力を表し、次式のとおりである。
Figure 0004734274
更新されたΔPは、燃焼速度係数の新しい推定が行われるときはいつでも、又は圧力コマンドが変わるときはいつでも計算されなければならない。
ロケット推進式自動推進体の圧力のみ推力制御に関する最新技術における上に列挙した欠陥に鑑みて、上記欠陥を改善するため自動推進体の推力を制御し且つ推力制御コマンドを計算する方法を開発することが望ましいであろう。
ロケット・モータの推力を制御するための推進推力制御システム及び方法が提供される。本発明の一実施形態において、ロケット・モータの推力を制御する方法は、合計推力コマンドに従って、作動されたロケット・モータの弁を初期合計弁面積に構成するステップを含む。合計推力コマンドが、指令された推進薬質量流量放出速度に変換される。変化する合計弁面積が、指令された推進薬質量流量放出速度と計算された又は測定された推進薬質量流量放出速度との誤差から計算される。弁が、各計算サイクルで、変化する合計弁面積の分配及び正味推力コマンドに従って構成される。
無駄にされる推進薬を最小にする(即ち、最適化された効率を得る)本発明の別の実施形態において、ロケット・モータの推力を制御する方法が提供される。この方法は、ロケット・モータ推進式自動推進体を指向させるための正味推力コマンドを受け取るステップと、正味推力コマンドから、ロケット・モータのガス発生器から要求される最小合計推力を計算するステップとを含む。合計弁面積が、合計推力に従って、且つ
Figure 0004734274
により示されるように、指令された推進薬質量流量放出速度と計算された推進薬質量流量放出速度との比較に応答して、連続的に再構成される。
本発明の更に別の実施形態に従って、推進システムが提供される。この推進システムは、推進薬を含む圧力容器と、圧力容器と連通する少なくとも1つの軸方向推力弁であって、軸方向推力を与えるため圧力容器内の推進薬の燃焼により発生されたガスを選択的に解放するよう構成されている上記少なくとも1つの軸方向推力弁とを含む。推進システムは更に、圧力容器と連通する少なくとも1つの操縦制御弁であって、操縦するため推力を与えるため圧力容器内の推進薬の燃焼により発生されたガスを選択的に解放する構成されている上記少なくとも1つの操縦制御弁と、少なくとも1つの軸方向弁及び少なくとも1つの操縦制御弁の弁面積を圧力容器からの推進薬質量流量放出速度に従って調整する制御器とを含む。
本発明の前述の及び他の利点は、以下の詳細な説明を読み、そして図面を参照することにより明らかになるであろう。
上側即ち最終段ロケット・モータを備える本発明に従ったロケット・モータの例示的一実施形態が、図1に示されている。ロケット・モータ・ケース組立体は、モータ・ケース・ハウジング12を備え、当該モータ・ケース・ハウジング12は、圧力容器14(これはまた時に「モータ・ケース」と呼ばれる。)を収容し、当該圧力容器14は、それと連通する複数の弁を有する。圧力容器14内で、低密度発泡体20が、固体推進薬粒子22を囲み且つ隔離する。本発明の例示の非限定的一実施形態においては、モータ・ケース・ハウジング12内のモータ・ケース組立体は、約63cmと76cm(25インチと30インチ)との間の直径、及び76cmと90cm(30インチと35インチ)との間の長さを有し、そして現在は、70.1cm(27.6インチ)の直径と81.3cm(32インチ)の長さであることが好ましい。
固体推進薬粒子22は、例えば、フリー・スタンディング・クラス7のHMX(シクロトテトラメチレンテトラニトラミン)酸化複合推進薬を備え、当該混合推進薬は、ヒドロキシル末端ポリブタジエン(HTPB)ポリマに基づき且つ少量のカーボン・ブラックをオパシファイアーとして含むイソホレンジイソシアネート(IPDI)硬化剤でもって硬化されたバインダ系を有し、当該推進薬は、広い圧力範囲で安定に燃焼するよう配合されている。代替として、固体推進薬粒子22は、例えば、アルミニウム粉末を燃料として有するヒドロキシル末端ポリブタジエン(HTPB)ポリマベースのバインダを備える。現在好適な1つの推進薬は、上記の大きさを有するロケット・モータに関して228lbmのアルミニウム化されてないHTPB推進薬粒子である。使用のため選定された固体推進薬は、本発明が実施のため特定の推進薬を要求しないので、当業者にとって既知であるいずれの推進薬であり得る。
軸方向推力弁10は、比例動作及び軸方向スラスタ26を介した軸方向推力の制御を行うよう構成されたピントル弁(pintle valve)を備え、当該軸方向スラスタ26は、一例としてのみであるが、最大4000lbfの推力を与えるよう構成される。理解しやすいように破線で軸方向スラスタ26の出口コーン24を示す図2から最良に観察可能であるように、操縦制御スラスタ32,34,40a,40b,42a,42bは、それぞれ、操縦制御弁28,30,36a,36b,38a,38bに動作可能に結合され、そしてピッチ、ヨー及びロール制御を含む操縦機能を実行するため配置され、そして向きを定められる。操縦制御弁28,30,36a,36b,38a,38bは、比例弁であってよい。
図2に示されるように、180°隔たって配置され且つロケット・モータの長軸Lに対して横断した方向に向けられた共平面上の操縦制御スラスタ32,34をそれぞれ有する関連の2つの操縦制御弁28,30の選択的動作が、ピッチ制御のため用いられる。ヨー制御は、操縦制御弁36a及び38aによる対の操縦制御スラスタ40a,42aの選択的動作、又は操縦制御弁36b及び38bによる対で且つ直径方向で対向した操縦制御スラスタ40b及び42bの選択的動作のいずれかにより実行される。図示されるように、対の操縦制御スラスタ40a及び42aと40b及び42bは、共平面上にあり、ロケット・モータの長軸Lに対して横断する方向に向けられ、そして均衡した推力ベクトルを、長軸Lのどちらの側へも、それらを介した同一の横方向オフセットで与えるため用いられる。
ロール制御は、操縦制御弁36a,36b,38a,38b及びそれぞれに関連した共平面上の操縦制御スラスタ40a,40b,52a,42bの2組を選択的に用いることにより実行される。第1の回転方向のロールは、操縦制御弁36a及び36bを開いて、操縦制御スラスタ40a及び40bにパワーを供給し、それらに、長軸Lから横方向にオフセットされた第1の組の反対方向であるが相補的推力ベクトルを与えることにより実行され、一方第2の回転方向のロールは、操縦制御弁38a及び38bを開いて、操縦制御スラスタ42a及び42bにパワーを供給し、それらに、長軸Lから横方向にオフセットされた第2の組の反対方向であるが相補的推力ベクトルを与えることにより実行される。
固体推進薬粒子22の燃焼中に前述の弁のいずれかを開くことによる合計流通面積を増大することは、必然的に圧力容器14内の圧力を低減するであろう。これは、推進薬の燃焼速度を低減し、従って、推力を減少させる。本発明の例示的実施形態においては、軸方向推力弁10が全開位置にあり、そして全ての他の弁が閉じているとき、圧力容器14内の内部圧力は、固体推進薬粒子22が可能な最低の定常状態燃焼速度を有するような状態にある。なお、最低の定常状態燃焼速度は、所望の最小推力に対応する。この動作モードは、ロケット・モータが可能な最長ミッション(飛行)時間にわたり動作するのを可能にする。本明細書で用いられるように、用語「定常状態動作」は、その後で合計推力条件が適合され、そしてコマンド及び実際の推力値が一定であるシステム状態として定義される。
姿勢制御弁の全てが閉じられた状態では、圧力容器14内のより高い動作圧力、及びこれに対応するより高い推力は、軸方向推力弁10を一部閉じることにより達成される。軸方向推力弁10を一部閉じることは、ノズル・スロート48の実効断面積を低減して、より高い動作圧力を、従ってより高い推力をもたらすであろう。これは、ミッション時間を低減するであろう。上記で説明したように、軸方向推力弁10は、アクチュエータ44を有するピントル弁を備え、当該アクチュエータ44は、バッテリ46により給電されて、ピントル部材50をノズル・スロート48の方へ又はそれから離れるよう移動させて、ノズル・スロート面積を変えて、圧力容器14内の圧力及びその結果生じる推力を変える。唯1つの軸方向推力弁及び関連の軸方向スラスタが上記の実施形態で説明されたが、本発明の範囲から逸脱することなしに2以上の軸方向推力弁及び関連の軸方向スラスタを採用し得ることが意図されている。操縦制御弁28,30,36a,36b,38a及び38bは、軸方向推力弁10の場合のように、バッテリ46又は1又はそれより多くのバッテリにより給電されるバッテリ給電型アクチュエータ(図示せず)により作動される。代替として、弁は、電気的に作動される場合、燃料電池により給電される。
操縦制御又は軸方向スラスタ弁のいずれかに対する推力は、比例的に且つ実質的にいずれの他のスラスタ弁に対して与えられる推力とは独立に制御される。例えば、操縦制御弁28により操縦制御(ピッチ)スラスタ32に与えられる推力は、100lbfに設定されるのに対し、全ての他の操縦制御弁は、それらの関連のスラスタを介して無視し得る程少ない量の推力を生成している。従って、例えば、ピッチ方向の推力を維持しながらヨー方向の推力を増大するため、操縦制御(ヨー)弁36a及び38aが、開かれ、そして操縦制御弁30,36b及び38bは、更に一層閉じられる。操縦制御弁30,36b及び38bを更に閉じることにより、圧力容器14の圧力が増大されて、質量流量を増大する。操縦制御(ヨー)弁36a及び38aを更に開くことにより、より多くの質量流量が、それらの弁からそれらの関連のヨー操縦制御スラスタ40a及び42aに指向され、増大された推力を生成する。
ロール制御は、弁36a及び36bのような2つの操縦制御弁を開いて、対向した軸外し操縦制御スラスタ40a及び40bにそれぞれパワーを供給することにより達成され、長軸に対して横断した共通平面において長軸Lの周りにオフセット推力を生成して、自動推進体を回転させる。従って、軸方向推力に関して要求される上記の推進薬質量の追加により、操縦機能は、軸方向推力レベルに影響を与えることなしに実施される。操縦制御スラスタは、軸方向スラスタ26より小さく、そしてピッチ制御のための各操縦制御スラスタ32,34、及び上記2組のヨー及びロール操縦制御スラスタ40a,40b及び42a,42bの各操縦制御スラスタは、軸方向スラスタ26より小さい力を与える。例えば、そして限定ではなくて、ピッチ制御用の操縦制御スラスタ32及び34は、それぞれ1000lbfの最大推力能力を与えるよう設計される一方、ヨー及びロール制御用の操縦制御スラスタ40a,40b,42a及び42bは、500lbfの最大推力能力を与えるよう設計される。
質量流量、従って、燃料時間はまた、実質的に他のシステム変数とは独立に制御される。例えば、ヌル推力及び低い質量流量のシナリオは、全ての推力がオフセットし且つ最小定常状態質量流量が存在する点まで全ての弁を開くことにより生成される。質量流量を増大し、且つ操縦推力を保つため、全ての弁が、一部閉じられて、圧力容器14内の圧力を増大し、それにより質量流量を増大する。他のシステム要件に適合しながら質量流量を最小化することは、一般的に好適な動作状態である。
内部温度の変化は、圧力容器14内の圧力に影響を及ぼすであろう。温度並びに圧力センサは、これらのパラメータをモニタリングするため圧力容器に追加され、そして軸方向推力弁流通面積は、そのような温度影響を補償するため調節され、希望される場合、実質的に一定の軸方向推力を達成する。1又はそれより多くの操縦制御弁28,30,36a,36b,38a及び38bを通る流れがまた、調節されて、圧力容器内の圧力に影響を及ぼして、温度影響を補償し、又は所望の推力レベルを達成する。圧力センサ(トランスデューサ)を圧力容器に追加して、そのチャンバ圧力をモニタリングすることは、例えば、製造のばらつきのような温度以外の要因がシステム性能に影響を及ぼすので、望ましい。圧力トランスデューサの使用は、圧力容器と連通する弁を介した流れの調節を可能にして、チャンバ圧力に影響を及ぼすいずれの要因を補償する。また、圧力トランスデューサからのフィードバックを閉ループ制御システムに用いて、推進システムの所望のパラメータを制御し得る。また、加速度計をロケット・モータに追加して、より正確な測定値を与え、そのより正確な測定値により、推力が、予測され、又はシステム性能がモニタリングされ得る。また、加速度計からのフィードバックを閉ループ制御システムに用いて、推進システムの所望のパラメータを制御し得る。
本発明の別の例示的実施形態においては、追加の操縦制御弁を用いてよい。更に、ピッチ及びヨー操縦制御スラスタは、質量流量を軸方向スラスタに与えるため用いられる固体推進薬粒子により当該ピッチ及びヨー操縦制御スラスタに与えられる質量流量を有し、そして別々のガス発生器及び関連のスラスタが、ロール制御のため設けられてもよい。代替として、ロール用操縦制御スラスタには、質量流量を軸方向スラスタに与えるため用いられる固体推進薬粒子により質量流量が与えられてもよい。最後に、ピッチ及びロール又はヨー及びロール・スラスタには、軸方向推力のため用いられる固体推進薬粒子により質量流量が与えられ、そして他の操縦制御パラメータ、即ち、ヨー又はピッチが、別々のシステムにより制御される。しかしながら、製造及び動作の複雑さ並びに追加された自動推進体重量に起因して、これらの代替形態は、現在あまり好ましくない。
ピッチ、ヨー及びロール用の操縦制御スラスタは、ロケット・モータの長軸Lに対して横断方向に向けられることの代わりに、ガスを実質的に軸方向推力の方向に解放するよう指向されてもよい(図示せず)。従って、ピッチ、ヨー及びロール制御スラスタは、ロケット・モータの長軸Lから個別にオフセットされる。しかしながら、これらの操縦制御スラスタは、例えば、ロケット組立体の長軸Lの周りの同心リングを集合的に形成するよう配置され且つ向きを定められ、それにより或る一定の又は全ての関連の操縦制御弁の同時動作により、操縦制御スラスタが、ピッチ、ヨー又はロールの調整無しに推力を自動推進体に与えるようにする。そのような構成において、及び操縦制御スラスタが十分な軸方向推力を与える場合、別々の主軸方向推力弁を設けて、軸方向推力を与えることは随意である。
軸方向スラスタ26(図1参照)の推力ベクトルは、回転可能なジンバンルド・ノズル出口コーンの使用により変えられて、姿勢制御機能を実施又は支援する。上記で説明したように、全ての操縦制御及び軸方向推力弁は、比例弁であってよい。比例弁は、電気的、空気圧的、油圧的、又は機械的に制御され、そしてそれらは、それらの動作モードで線形に又は非線形に作動し得る。各比例弁は、完全に遮断され、並びに高い推力ターンダウン比を達成するよう構成される。
図3は、本発明の一実施形態に従った、ロケット・モータを含むロケット・モータ・システムに関する例示的構成を概略的に示す。ロケット・モータ・システム200は、本明細書で説明されるような、ロケット・モータ制御器202及びロケット・モータ204を含む。ロケット・モータ制御器202は、従来技術の制御方法におけるような圧力のみではなく合計推力(又は単位時間当たり弁から放出される合計推進薬質量)に作用する。ロケット・モータ204は、固体推進薬エンジンとして、又はハイブリッド・エンジンとして構成され得る。適切な推進薬、酸化剤及び点火源の構造の詳細は、当業者にとって既知であり、また例えば、米国特許No.6,393,830に見いだすことができる。なお、当該米国特許No.6,393,830は、本発明の譲受人に譲渡され、その開示は、本明細書に援用されている。
本発明の一実施形態に従った固体ロケット・モータは、圧力容器114を含み、当該圧力容器14は、適切な固体推進薬粒子122を含む。圧力容器114は、軸方向推力弁110を介して軸方向スラスタ126と選択的に連通し、そしてそれぞれ関連の操縦制御弁128を介してピッチ、ヨー及びロール制御用の複数の操縦制御スラスタ130と選択的に連通している。いずれの適切な数の操縦制御弁128及び関連の操縦制御スラスタ130が、希望されるように又は要求されるように、そして選定された操縦制御スラスタレのイアウトに応じて、採用されることができる。軸方向推力弁110及び操縦制御弁128は、比例弁又はスロットル弁を備え得る。
軸方向推力弁110及び操縦制御弁128は、ロケット・モータ制御器202により選択的に制御される。本発明の一実施形態において、弁110,128は、ロケット・モータ制御器202による比例制御に応答する比例弁として構成される。ロケット・モータ制御器202は、固体推進システムとして構成されるロケット・モータ204を含むロケット・モータ推進式自動推進体を操縦するため要求される合計質量流量レートを計算する。ロケット・モータ・システム200を含むロケット・モータ推進式自動推進体の向きは、推進薬122を含み且つガス発生器として機能する圧力容器114に結合された比例弁110,128により発生される推力により直接制御される。従来の試みを超えた1つの改良は、正味推力要求に適合しながらロケット推進式自動推進体を操縦するため用いられる推進薬の量を最小にすることを含む。ロケット・モータ制御器202は、比例弁110,128に対するコマンド変化中にアンダーシュート及びオーバーシュートを好適に制御するために比例弁110,128のうちの特定のものを制御するための信号計算し発生する。
様々な弁に対して制御を与えるため、各弁は、制御可能な流通面積を有するオリフィスを含む比例弁であって、ガス発生器に結合された弁システムの一部である比例弁として構成されるのが望ましい。ロケット・モータ制御器202は、推力の方向を両方向において対応の正又は負の符号付きのコマンドを用いて制御するため偶数個の比例弁110,128を制御するよう構成され得るか、又は弁が対向して配置された相補弁を用いて対にされないとき、奇数個の弁を制御するよう適応され得る。
本明細書で用いられるように、用語「推進薬質量流量放出速度」、「単位時間当たり放出される質量流量」、「放出される推進薬質量の変化の時間レート」及び類似のものは、「m−dotdisch」の計算命名法により略記される。従って、そのような用語及び句は、全体を通じて相互交換可能に用いられる。
制御信号は、ロケット・モータ制御器202において、全ての弁から放出される推進薬質量の変化の時間レート「m−dotdisch」の点から見て合計推力を定義することにより計算される。ロケット・モータ制御器202が複数の特定の別々のモジュール又はサブ制御器を含むように示されているが、この別々のモジュール又はサブ制御器の表示は、例示であり、本発明の様々な実施形態の範囲を制限するように考えるべきでない。一例として、ロケット・モータ制御器202は、コンディショナ制御器210、自動制御器212、m−dotdisch制御器214、及び燃焼速度推定器又は燃焼速度制御器216を含む。一般的に、コンディショナ制御器210は、合計推力、又は合計質量流量放出コマンドを計算するのに対し、m−dotdisch制御器214は、合計質量流量放出コマンドに適合し且つ正味推力要求に適合するためこの面積を複数の弁に分配するため必要とされる合計面積を確立する。
詳細には、ロケット・モータ制御器202は、圧力容器114内の圧力のみとは対照的に、合計推力、又は単位時間当たりに弁から放出される合計推進薬質量に基づいて制御信号を計算するためのコンディショナ制御器210を含む。図4Aのフロー・チャートで示されるような本発明の一実施形態において、各対向弁対に関して、正味推力コマンドが受け取られて(250)、全ての正味推力コマンドを満足させるためガス発生器から要求される最小合計推力(構成可能な任意のマージンを伴う)が計算される(252)。本質的ではないが、最小合計推力の計算は、全ての正味推力が適合されることを保証する。しかしながら、最小合計推力の計算無しでは、実際の合計推力が、正味推力要件に適合するには不十分であり、又は正味推力要件に適合するため要求されるものより多い合計推力が、指令され、その結果推進薬を無駄にすることになる。
図4Aにおいて、最小合計推力は、全ての正味推力要件をサポートするであろう最小推力として決定され(254)、そして(弁の大きさに基づいた適切なスケーリング後に)各弁から要求される正味推力の和(256)と(弁の大きさに基づいた適切なスケーリング後に)最悪ケースの正味推力(258)とのうちのいずれかの最大として見つけることができる。合計推力要件がたとえ合計推力が正味推力の和より大きいにも拘わらず十分な正味推力を発生することを可能にしないので、両方の正味推力条件が、考慮される。このことは、指定された合計推力が合計推力を発生するため圧力容器内の必要な圧力を決定するので行われる。この結果として生じた圧力は、要求された正味推力を発生するのに不十分である(即ち、たとえ1つの弁を広く開けそしてその相補弁を閉じた場合でも、不十分な正味推力が発生される)。従って、合計推力コマンドは、正味推力要件を満足させるためより多くの推力を必要とする場合オーバーライドされる。
図4Bに示されるような本発明の別の実施形態において、合計推力コマンド及び正味推力コマンドは、合計推力コマンドを計算するため正味推力コマンドを用いるのとは異なりコンディショナ制御器210に対する独立の入力206であることができる。この実施形態においては、合計推力コマンドをオーバーライドする試みは必要でない。更に、合計推力コマンドが、受け取られ(260)、そして正味推力コマンドがまた受け取られる(262)。合計推力コマンド入力206が独立に入力されるので、正味推力コマンドは、指令された合計推力より高くあるべきでない。
合計推力コマンドは、複数の正味推力の和(266)、又は正味推力の和から不足量に対応する差を引いた値の近似値(268)として決定される(264)。従って、実施されたとき、正味推力が達成される筈であり、又は少なくとも出来るだけ近いように近似される筈である。実際の応用においては、正味推力は、合計推力コマンドと関連した圧力が正味推力コマンドに適合するのに不十分であるので適合されないかも知れない。制御器内のオーバーライド条件は、合計推力が規定の値を超えて遷移する(増大及び低減)間に、及び圧力緊急時及びスタートアップ条件中に生じる。オーバーライドは、圧力容器の圧力が合計推力を発生するのに必要な圧力にほぼ達した後の所定の短い持続時間に制御状態にある。
これらの実施形態のいずれにおいても、合計推力コマンドは、合計推力が図5のフロー・チャートに示されるように、実施されたシステムの圧力限界を超えない限り適合される筈である。図5において、ガス発生器は、合計推力コマンドに従って指令される(270)。ガス発生器の測定された圧力が構成可能な値(例えば、高圧力限界値)を超えた場合(272)、全ての弁は、完全に開くよう指令され(274)、圧力が中間圧力限界値より下に降下するまで全ての推力コマンドを無視する。ガス発生器の測定された圧力が構成可能な値(例えば、高圧力限界値)を超えない場合(272)、圧力が更に比較される。ガス発生器の測定された圧力が構成可能な値(例えば中間圧力限界値)を超えた場合(276)、それぞれの弁が、増分的に開かれる(278)。
図6は、本発明の様々な実施形態に従った、コンディショナ制御器210(図3)からの推力コマンドに応答した弁コマンド・モードのオプションを示すフロー・チャートである。モード構成によりここで定義される特定のモードに従って、軸方向推力弁又は切換弁110は、圧力の最も迅速な変化を与えることにより合計推力コマンドを達成して合計推力応答時間を最小にするまで、最小応答時間モードに従って完全に閉じる(282)。代替として、軸方向推力弁又は切換弁110は、圧力の持続的漸進的変化モードに従って作動し(284)、変化のより少ない瞬間レートを生じて、圧力変化のより緩慢なレートに起因して最小化された応答時間より小さい応答時間をもたらす。
一実施形態において、応答は、合計推力コマンドの変化の勾配に基づいている(286)。合計推力コマンドの突然の変化があり、それによりコマンドが1つの時間間隔から別の時間間隔までの間に事前定義された定数により決定された量だけ変化する場合、軸方向推力弁又は切換弁110は、合計推力コマンド(即ち、圧力の最も迅速な変化を与えることにより最小の合計推力応答時間)が達成されるまで、完全に閉じられ又は開かれる(228)。上記変化が、推力コマンドがランプ(ramp)されたケースであるように、一層緩慢である場合、制御は、自動制御器212により達成されるであろう(即ち、操縦制御弁128が連続的に作動するであろう)。合計推力コマンドの変化中に、操縦制御弁128は、当該操縦制御弁128が軸方向推力弁又は切換弁110に対する非ゼロ・コマンドが存在するとき合計推力コマンドに適合するため完全に開かれる又は完全に閉じられるよう指令されないので、正味推力コマンドに適合しようと試みる。
合計推力コマンドの変化が定義されたスレッショルド値より大きいときの過渡動作中に、軸方向推力弁又は切換弁110は、合計推力コマンドが増大したならば完全に閉じられる(288)。逆に、合計推力コマンドが低減したならば、軸方向推力弁又は切換弁110は、完全に開かれる(288)。また、軸方向推力弁又は切換弁110が完全に閉じられたか又は完全に開かれたかのいずれかの場合における過渡動作中に、操縦制御弁128は、圧力容器114内で、新しく指令された合計推力の或るパーセンテージに対応する圧力が達成される(290)まで、開位置又は閉位置のいずれかに留まっても、或いはそうでなくてもよい。この圧力に到達されたとき、弁110,128は、合計推力コマンドに適合するため要求される計算された面積に対応するよう位置へ、当該弁がその位置に定まるのを可能にする短い構成可能な持続時間の間に動く。
図7に示されるように、構成可能な持続時間後に、ロケット・モータ制御器202内の自動制御器212(図3)は、合計推力のための必要な圧力を達成した後で且つ図4から図6に関して上記で説明したように、弁が或る一定の位置に定まるために経過した或る構成可能な時間後に係合される。一般的に、自動制御器212は、計算されたm−dotdischが所望の合計推力に対応するm−dotに一致するように合計面積を変更する。また、それを用いて、指令されたm−dotの変化が小さいときは常に、及びm−dotdischが変化するようにさせるであろういずれの外乱を拒絶するため、m−dotdisch制御を与える。
合計推力コマンドの変化が、起こり、そして上記で参照されたスレッショルド値より小さい場合(294)、自動制御器212は、アクティブ状態に留まる(即ち、コンディショナ制御器210のオーバーライドが起こる(296))。自動制御器212は、m−dotdischを制御するよう構成されている。しかしながら、この実施形態は、m−dotdischを測定するセンサを必要としない。代わりに、フィードバック制御に用いられるm−dotdischの値は、第1原理計算に基づいている。合計推力コマンドは、m−dotdischコマンドに変換され(298)、次いで当該m−dotdischコマンドは、計算されたm−dotdischと比較される。その差を用いて、自動制御器212を駆動して、新しい合計弁面積を生成し、それにより計算されたm−dotdischは、指令されたm−dotdischと一致する。
続けて、自動制御器212は、合計推力コマンドを等価なm−dotdischコマンドに変換する(298)。m−dotdischコマンドの対数が、計算され(300)、そして計算されたm−dotdischの対数がまた、計算される(302)。誤差が、m−dotdisch制御器214(図3)に供給されるこれらの量から発生される(304)。全ての弁に対する合計面積の対数が、計算され(306)、そして累乗化されて(308)、要求されたm−dotdisch、従って合計推力コマンドに適合するため全ての弁により要求される合計面積を計算する。
弁面積のm−dotdischに対する関係は、圧力及び自由体積に関して非常に非線形であり、従ってm−dotdisch及び合計弁面積の対数を計算するよう構成されている制御器が、望ましい。対数の使用は、面積とm−dotdischとの間の全体の定常状態利得を線形化する。1又はそれより多い実施形態の実行により、線形化は、広範囲の圧力及び自由体積にわたり動作することが可能であるモータ制御器の使用を可能にする。そのような線形化無しでは、制御器は、遙かに複雑であることが必要であり、多分、複数の制御器間を切り替えることを必要とするであろう。
適合する合計推力と正味推力との間に競合が存在する場合、軸方向スラスタ弁110と操縦制御弁128の両方に対して優先順位が割り当てられる(310)。一実施形態において、優先順位は、操縦制御弁128が最高の優先順位を適合する正味推力コマンドに与え、そして軸方向推力弁110が最高の優先順位を適合する合計推力に与えるように割り当てられる。ひとたび合計弁面積が計算されると(306)、合計弁面積は、正味推力及び合計推力要件に適合するため様々な弁間に代数学的に分配される(312)。制御器は、指令された合計推力を達成しようと試みるが、しかし必要があれば、操縦制御弁128の正味推力コマンドを出来るだけ多く維持することを黙認する。
図8に示されているように、燃焼速度推定器又は燃焼速度制御器216(図3)は、実際の燃焼速度を合計弁面積及びガス発生器圧力に基づいて動的に計算する。実際の燃焼速度の知識は、システムを合計推力コマンドの変化中に効率的に動作させること及びミッションを計画するケースにおけるような推進薬のバーンアウトを予測することのために有益である。その上、正確な燃焼速度制御器は、改善されたm−dotdisch予測を与え、その結果、改善した制御を与える。燃焼速度の推定は、システムが定常状態にあるとき実行されるのが好ましい。定常状態動作中に、燃焼速度は、圧力容器の圧力の予測された推定値が測定された圧力容器の圧力と一致する(316)ように、調整される(318)。
本発明の様々な実施形態によれば、まさに圧力のみよりはむしろ弁面積と圧力との積を制御することが望ましい。それは、そのような積が推力を決定し、そしてm−dotdischに比例するからである。従って、圧力のみのアプローチにおいては、燃焼速度が予期したより高い場合、スロート面積が圧力を制御するために予期したものより高くなり、その結果要求されたものより多い合計m−dotdischを発生し、それは更に無駄な推進薬をもたらす。燃焼速度が予期したものより低い場合、圧力を制御することは、推力コマンドを達成することを保証しない。
従って、本発明の様々な実施形態に関して本明細書で説明されたようなm−dotdisch制御の利用を介することにより、燃焼速度が予期したものより高いとき、弁面積は、より高くなるが、しかし圧力は、m−dotコマンドに適合するためより低くなり、従って推進薬が節約されるであろう。燃焼速度が予期したものより低い場合、圧力は、推力コマンドに適合するため増大される。
本発明が或る一定の例示的実施形態に関して開示されたが、当業者は、本発明がそれに限定されないことを認識し且つ認めるであろう。開示された実施形態に対する追加、削除及び変更が、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲から逸脱することなしに実行され得る。同様に、1つの実施形態からの特徴は、本発明の範囲内に留まりながら別の実施形態の特徴と組み合わせられ得る。
図1は、本発明の一実施形態に従った例示的ロケット・モータの実施形態を断面図で示す。 図2は、本発明の一実施形態に従った、図1のロケット・モータの操縦制御弁及び操縦制御スラスタの概略的軸方向図である。 図3は、本発明の一実施形態に従ったロケット・モータの概略図である。 図4Aは、本発明の一実施形態に従った合計推力コマンドの計算を説明するフロー・チャートである。 図4Bは、本発明の一実施形態に従った合計推力コマンドの計算を説明するフロー・チャートである。 図5は、本発明の一実施形態に従って制御弁を初期構成するフロー・チャートである。 図6は、本発明の1又はそれより多くの実施形態に従って制御弁を定常状態形態の構成に構成する2つの例示的モードを説明するフロー・チャートである。 図7は、本発明の一実施形態に従って質量流量方法による制御弁の自動制御を説明するフロー・チャートである。 図8は、本発明の一実施形態に従って燃焼速度の調整を説明するフロー・チャートである。
符号の説明
10 軸方向推力弁
12 モータ・ケース・ハウジング
14,114 圧力容器
20 低密度発泡体
22,122 固体推進薬粒子
24 出口コーン
26,126 軸方向スラスタ
28,30,36a,36b,38a,38b,128 操縦制御弁
32,34,40a,40b,42a,42b,130 操縦制御スラスタ
44 アクチュエータ
46 バッテリ
48 ノズル・スロート
50 ピントル部材
110 軸方向推力弁
200 ロケット・モータ・システム
202 ロケット・モータ制御器
204 ロケット・モータ
210 コンディショナ制御器
212 自動制御器
214 m−dotdisch制御器
216 燃焼速度推定器又は燃焼速度制御器

Claims (15)

  1. ロケット・モータの推力を制御する方法であって、
    合計推力コマンドを提供するステップと、
    前記合計推力コマンドに応じて、最小化された応答時間モードと、通常圧力変更モードの1つを選択するステップであって、
    前記最小化された応答時間モードの選択が、前記合計推力コマンドに対応する推力が、実質的に実現されるまで、作動されたロケットモータの弁を実質的に最大に調整させ、当該弁が、少なくとも1つの操縦制御弁と少なくとも1つの軸方向推力弁を備え、
    前記通常圧力変更モードの選択が、前記合計推力コマンドに対応する推力が、実質的に実現されるまで、前記弁の増加的な調整を行わせる、
    ものと、
    前記合計推力コマンドに対応する前記推進が実質的に実現された後に、自動制御モードで前記ロケットモータの前記推力を制御するステップであって、当該自動制御モードが、以下の、
    前記合計推力コマンドを、推進薬質量流量放出速度コマンドに変換するサブステップと、
    前記推進薬質量流量放出速度コマンドの対数を計算するサブステップと、
    測定された推進薬質量流量放出速度の対数を計算するサブステップと、
    前記推進薬質量流量放出速度コマンドの対数と、前記測定された推進薬質量流量放出速度の対数の間の差を決定することによって誤差を計算するサブステップと、
    新たな合計弁面積の対数を計算するサブステップと、
    前記新たな合計弁面積の対数を累乗して(exponentiating)、新たな合計弁面積を計算し、必要とされる、計算される最小合計推力に対応する推力を獲得するサブステップと、
    を含むものと、
    前記新たな合計弁面積の分配に従って、前記複数の弁を再構成するステップと
    を備える方法。
  2. 前記作動されたロケット・モータの各弁からの全正味推力コマンドの和と最大正味推力コマンドとのうちの1つから合計推力コマンドを計算するステップを更に備える請求項1記載の方法。
  3. 前記ロケット・モータのガス発生器内の圧力をモニタリングするステップと、
    前記圧力が前記ガス発生器の圧力限界値を超えたとき前記弁の構成を変更するステップと
    を更に備える請求項1記載の方法。
  4. 前記ロケットのガス発生器内の測定された圧力が、前記合計推力コマンドに対応するスレッショルド内であるとき、
    前記通常圧力変更モードを選択するステップを更に備える
    請求項記載の方法。
  5. 前記合計推力コマンドが前記ロケット・モータの利用可能な推力を超えたとき前記複数の弁のうちの少なくとも1つの構成を変更するステップを更に備える請求項1記載の方法。
  6. 前記ロケット・モータのガス発生器内の測定された圧力と前記新たな合計弁面積とから、推進薬の瞬時の実際の燃焼速度を計算するステップと、
    前記の測定された圧力とガス発生器の圧力の予測された推定値との比較に応答して前記燃焼速度を予測するステップと
    を更に備える請求項1記載の方法。
  7. ロケット・モータの推力を制御する方法であって、
    ロケット・モータ推進式自動推進体を指向させるための正味推力コマンドを受け取るステップと、
    正味推力要求の現在の合計と正味推力要求の予測された合計の1つを適合させるために、前記正味推力コマンドから、前記ロケット・モータのガス発生器から要求される最小合計推力を計算するステップと、
    計算された必要とされる最小合計推力に応じて、最小化された応答時間モードと、通常圧力変更モードの1つを選択するステップであって、
    前記最小化された応答時間モードの選択が、前記計算された必要とされる最小合計推力に対応する推力が、実質的に実現されるまで、作動されたロケットモータの弁を実質的に最大に調整させ、当該弁が、少なくとも1つの操縦制御弁と少なくとも1つの軸方向推力弁を備え、
    前記通常圧力変更モードの選択が、計算された必要とされる最小合計推力に対応する推力が、実質的に実現されるまで、前記弁の増加的な調整を行わせる、
    ものと、
    前記計算された必要とされる最小合計推力に対応する前記推進が実質的に実現された後に、自動制御モードで前記ロケットモータの前記推力を制御するステップであって、当該自動制御モードが、以下の、
    前記計算された必要とされる最小合計推力を、推進薬質量流量放出速度コマンドに変換するサブステップと、
    前記推進薬質量流量放出速度コマンドの対数を計算するサブステップと、
    測定された推進薬質量流量放出速度の対数を計算するサブステップと、
    前記推進薬質量流量放出速度コマンドの対数と、前記測定された推進薬質量流量放出速度の対数の間の差を決定することによって誤差を計算するサブステップと、
    新たな合計弁面積の対数を計算するサブステップと、
    前記新たな合計弁面積の対数を累乗して(exponentiating)、新たな合計弁面積を計算し、必要とされる、合計の推力コマンドに対応する推力を獲得するサブステップと、
    を含むものと、
    前記新たな合計弁面積の分配に従って、前記複数の弁を再構成するステップと、
    を備える方法。
  8. 前記最小合計推力が、複数の正味推力コマンドの和と複数の最も高く予想された正味推力の和とのうちの1つである請求項記載の方法。
  9. 前記計算された、必要とされる最小合計推力前記ロケット・モータの利用可能な推力を超えたとき前記複数の弁のうちの少なくとも1つの構成を変更するステップを更に備える請求項記載の方法。
  10. 前記ロケット・モータの前記ガス発生器内の測定された圧力と前記新たな合計弁面積とから、推進薬の瞬時の実際の燃焼速度を計算するステップと、
    前記の測定された圧力とガス発生器圧力の予測された推定値との比較に応答して前記燃焼速度を予測するステップと
    を更に備える請求項記載の方法。
  11. 推進薬を含む圧力容器と、
    前記圧力容器と連通する少なくとも1つの軸方向推力弁であって、軸方向推力を与えるため前記圧力容器内の推進薬の燃焼により発生されたガスを選択的に解放するよう構成されている前記少なくとも1つの軸方向推力弁と、
    前記圧力容器と連通する少なくとも1つの操縦制御弁であって、操縦するための推力を与えるため前記圧力容器内の推進薬の燃焼により発生されたガスを選択的に解放するよう構成されている前記少なくとも1つの操縦制御弁と、
    制御器であって、下記の各ステップ、即ち、
    合計推力コマンドを受け取るステップと、
    前記合計推力コマンドに応じて、最小化された応答時間モードと、通常圧力変更モードの1つを選択するステップと、
    前記最小化された応答時間が選択されるときに、前記合計推力コマンドに対応する推力が実質的に実現するまで、前記圧力容器と連通する弁の実質的に最大の調整を惹起するステップであって、当該弁が、少なくとも1つの操縦制御弁と、少なくとも1つの軸方向推進弁を備えるものと、
    前記通常圧力変更モードが選択されたときに、前記合計推力コマンドに対応する推力が実質的に実現されるまで、前記弁の増加的調整を惹起するステップと、
    前記合計推力コマンドを、推進薬質量流量放出速度コマンドに変換するステップと、
    前記推進薬質量流量放出速度コマンドの対数を計算するステップと、
    測定された推進薬質量流量放出速度の対数を計算するステップと、
    前記推進薬質量流量放出速度コマンドの対数と、前記測定された推進薬質量流量放出速度の対数の間の差を決定することによって誤差を計算するステップと、
    新たな合計弁面積の対数を計算するステップと、
    前記新たな合計弁面積の対数を累乗して(exponentiating)、新たな合計弁面積を計算し、前記合計推力コマンドに対応する推力を獲得するステップと、
    前記新たな合計弁面積の分配に従って、前記複数の弁を再構成するステップと、
    を含むものと、
    を実行するようにプログラミングされた制御器と、
    を備える推進システム。
  12. 前記制御器が、自動制御器を備える請求項11記載の推進システム。
  13. 前記制御器が、前記ロケット・モータの前記圧力容器内の測定された圧力と前記新たな合計の弁面積とから、瞬時の実際の燃焼速度を計算し、且つ前記測定された圧力と前記圧力容器圧力の予測された推定値との比較に応答して前記燃焼速度を予測するよう構成された燃焼速度制御器を備える請求項11記載の推進システム。
  14. 正味推力コマンドを受け取り、且つ前記正味推力コマンドを達成するため前記圧力容器から要求される最小合計推力を計算するよう構成された条件付け制御器を更に備える請求項11記載の推進システム。
  15. 前記少なくとも1つの軸方向推力弁及び前記少なくとも1つの操縦制御弁が、比例弁として構成されている請求項11記載の推進システム。
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