JP4729659B2 - 洗剤供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、洗剤タンクに貯留された搾乳機洗浄用の液状の洗剤を洗浄槽およびバルククーラーなどの洗剤用容器に供給する洗剤供給装置に関するものである。
この種の洗剤供給装置として、出願人は、特開平6−183495号公報に開示された洗剤供給装置を既に提案している。この洗剤供給装置は、洗剤タンク内から洗剤を洗剤シリンダ内に送給する送液ポンプが配設された送液路と、送液ポンプ駆動用のタイマーと、洗剤シリンダ内の一定液量(規定液量)以上に到達した洗剤を洗剤タンク内に戻す洗剤量調整手段と、洗剤シリンダ内の洗剤を洗浄槽に供給する電磁弁が配設された供給路とを備えている。この洗剤供給装置では、洗剤シリンダ内に供給される洗剤の液量が規定液量よりも多めとなるようにタイマーを用いて送液ポンプを一定時間駆動させる。送液ポンプの停止後は、規定液量よりも多めに供給された洗剤は洗剤量調整手段によって洗剤シリンダから洗剤タンク内に戻されるため、洗剤シリンダには一定液量の洗剤が供給された状態となる。この状態で電磁弁を作動させることにより、所望の液量の洗剤が洗剤シリンダから洗浄槽などの洗剤用容器に供給される。
特開平6−183495号公報(第3頁、第1図)
ところが、この従来の洗剤供給装置には、以下の解決すべき課題が存在している。すなわち、この洗剤供給装置では、洗剤タンクが空になったときには、作業者が洗剤の入った専用容器から小分けにして洗剤タンクに洗剤を供給する。この洗剤供給装置では、供給されるべき所定種類の洗剤の名称が洗剤タンクに明記されているため、作業者がこの洗剤タンクに明記された名称と専用容器に表記された洗剤の名称とを照らし合わせることにより、所定種類の洗剤を洗剤タンクに誤り無く供給可能となっている。しかしながら、作業者のミスにより、所定種類の洗剤とは異なる種類の洗剤が専用容器から洗剤タンクに供給される可能性もあり、この場合には、洗剤供給装置によって間違えた種類の洗剤が洗剤用容器に供給される事態が発生するという課題が存在している。
本発明は、かかる課題を解決すべくなされたものであり、洗剤を正確に供給し得る洗剤供給装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の洗剤供給装置は、洗剤タンクに貯留された搾乳機洗浄用の液状の洗剤を洗剤シリンダで計量して供給する洗剤供給装置であって、前記洗剤タンクおよび前記洗剤シリンダのうちの少なくとも一方の洗剤用容器に配設されると共に当該洗剤用容器に貯留されている前記洗剤の種類に応じて物理量が変化する検出信号を出力する洗剤センサと、前記洗剤用容器に貯留されるべき所定種類の洗剤について前記洗剤センサから出力される前記検出信号の前記物理量に対する判定基準範囲を記憶する記憶部と、前記洗剤用容器に前記洗剤が貯留されたときに前記洗剤センサから出力される前記検出信号の前記物理量を算出すると共に当該算出した物理量と前記判定基準範囲とを比較して、当該貯留された洗剤が前記所定種類の洗剤であるか否かを判別する制御部と、前記制御部による前記判別の結果を出力する出力部とを備えている。
請求項2記載の洗剤供給装置は、請求項1記載の洗剤供給装置において、前記洗剤タンクおよび前記洗剤シリンダを連結する送液パイプに配設されて前記洗剤を当該洗剤タンクから当該洗剤シリンダに供給するポンプを備え、前記洗剤センサは前記洗剤シリンダに配設され、前記制御部は、前記ポンプによって前記洗剤シリンダに供給された前記洗剤が前記所定種類の洗剤でないと判別したときに前記ポンプを停止させる。
請求項3記載の洗剤供給装置は、請求項1または2記載の洗剤供給装置において、前記洗剤センサは、一対の検出電極を備えた電気伝導度センサで構成されて、当該各検出電極間の電気伝導度に応じて前記物理量が変化する信号を前記検出信号として出力する。
請求項4記載の洗剤供給装置は、請求項1または2記載の洗剤供給装置において、前記洗剤センサは、一対の検出電極を備えた静電容量センサで構成されて、当該各検出電極間の静電容量値に応じて前記物理量が変化する信号を前記検出信号として出力する。
請求項1記載の洗剤供給装置によれば、洗剤用容器に洗剤が貯留されたときに、制御部が洗剤用容器に配設された洗剤センサから出力される検出信号の物理量を算出して記憶部に記憶されている判定基準範囲と比較して、貯留された洗剤が所定種類の洗剤であるか否かを判別し、判別結果を出力部に出力させることにより、出力される判別結果を確認することで、洗剤用容器に所定種類の洗剤が正常に供給されているか否かを確実に確認することができ、これにより、正しい洗剤を洗剤用容器に正確に供給することができる。
また、請求項2記載の洗剤供給装置によれば、洗剤シリンダに洗剤センサを配設し、洗剤タンクおよび洗剤シリンダを連結する送液パイプにポンプを配設し、制御部が、洗剤シリンダに供給された洗剤が所定種類の洗剤ではないと判別したときにポンプを停止させることにより、所定種類の洗剤とは異なる洗剤の洗剤シリンダへの供給動作を確実に停止させることができる。
また、請求項3記載の洗剤供給装置によれば、一対の検出電極を備えた電気伝導度センサで洗剤センサを構成し、電気伝導度に応じて物理量が変化する信号を検出信号として出力するようにしたことにより、一般的に種類毎に電気伝導度が異なるという洗剤の特性を利用して、検出信号の物理量に基づいて、各洗剤を確実かつ容易に判別することができる。
また、請求項4記載の洗剤供給装置によれば、一対の検出電極を備えた静電容量センサで洗剤センサを構成し、各検出電極間の静電容量値に応じて物理量が変化する信号を検出信号として出力するようにしたことにより、一般的に種類毎に誘電率が異なるという洗剤の特性を利用して、検出信号の物理量に基づいて、各洗剤を確実かつ容易に判別することができる。また、静電容量センサでは各検出電極が洗剤と直接接触する必要がないため、各検出電極の表面を樹脂で被覆する構成を採用することもでき、この構成においては、殺菌剤、アルカリ洗剤および酸性洗剤などの各種洗剤による各検出電極の腐食を長期間防止できる結果、装置の耐久性を大幅に向上させることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る洗剤供給装の最良の形態について説明する。
最初に、洗剤供給装置1の構成について、図面を参照して説明する。
洗剤供給装置1は、図1に示すように、複数(本例では一例として3つ)の洗剤タンク2a,2b,2c(以下、特に区別しないときには「洗剤タンク2」ともいう)、洗剤タンク2と同数の洗剤シリンダ3a,3b,3c(以下、特に区別しないときには「洗剤シリンダ3」ともいう)、洗剤タンク2と同数のポンプ4a,4b,4c(以下、特に区別しなときには「ポンプ4」ともいう)、洗剤シリンダ3と同数の電磁弁5a,5b,5c(以下、特に区別しなときには「電磁弁5」ともいう)、制御部6、操作部7および表示部8を備え、各洗剤タンク2に貯留された搾乳機洗浄用の液状の洗剤を対応する各洗剤シリンダ3に供給して予め規定された規定液量に計量し、計量した各洗剤を洗剤用容器(本例では洗浄槽)9に供給可能に構成されている。
各洗剤タンク2は、本発明における洗剤用容器の1つであって、そのうちの洗剤タンク2aには、洗剤として搾乳機の内部を除菌するための殺菌剤が不図示の専用容器から小分けにして収容される。また、他の洗剤タンク2bには、搾乳機の内部を洗浄するための洗剤であるアルカリ洗剤が不図示の専用容器から小分けにして収容され、他の洗剤タンク2cには、搾乳機の内部を洗浄するための洗剤である酸性洗剤が不図示の専用容器から小分けにして収容される。また、各洗剤タンク2a,2b,2cは、対応する各洗剤シリンダ3a,3b,3cと送液パイプ10a,10b,10c(以下、特に区別しないときには「送液パイプ10」ともいう)を介して一対一で連結されている。また、図2に示すように、各洗剤タンク2a,2b,2cには、それぞれの内部底面またはその近傍に洗剤センサ51a,51b,51c(以下、特に区別しないときには「洗剤センサ51」ともいう)が配設されている。
この洗剤センサ51を含む洗剤検出系回路の構成について、図2,3を参照して具体的に説明する。本例では、各洗剤センサ51は、図3に示すように、酸やアルカリなどに対する耐性の高い樹脂材料(例えばポリエチレン樹脂)で形成されると共に各洗剤タンク2の側壁W1における底面近傍に形成された装着孔H1内に装着された本体部21と、本体部21における洗剤タンク2の内側に露出する部位に、互いに離間し、かつ平行な状態で突設された一対の検出電極22,22とを備えた電気伝導度センサで構成されている。また、各検出電極22,22は、ステンレス鋼よりも耐腐食性の高い金属材料(一例としてチタン)で柱状体に形成されている。この構成により、洗剤が各洗剤タンク2内に若干量以上貯留されているときに、洗剤センサ51の各検出電極22,22が共に洗剤に接触した状態となる。
このように構成された各洗剤センサ51a,51b,51cは、後述するように、各検出電極22,22のうちの一方の検出電極22に制御部6からクロック信号S1が供給されているときに、両検出電極22,22間の電気伝導度(詳細には、両検出電極22,22間に存在する物質の電気伝導度)に比例した振幅のパルス信号を検出信号Se1,Se2,Se3(以下、特に区別しないときには「検出信号Se」)として他の検出電極22からそれぞれ出力する(図2,3参照)。この場合、各洗剤タンク2に貯留されている洗剤の液量が上記した若干量未満のとき、すなわち、各検出電極22,22の双方とも洗剤に触れていない状態および各検出電極22,22のうちの一方しか洗剤に触れていない状態のときには、各検出電極22,22間には空気が存在しているため、両者間の電気伝導度は非常に小さいものとなる。したがって、各洗剤センサ51から出力される各検出信号Seは、その振幅がほぼゼロに近い状態となる。一方、洗剤の液量が若干量以上のときには、各検出電極22,22の双方が洗剤に触れて、両検出電極22,22は洗剤を介して電気的に接続された状態となるため、両者間の電気伝導度は洗剤の電気伝導度となる。したがって、各洗剤センサ51から出力される各検出信号Seは、その振幅が各洗剤の電気伝導度に比例した値となる。つまり、各洗剤センサ51は、洗剤タンク2内の洗剤の液量が若干量に到達したときに、洗剤の電気伝導度に比例した振幅の検出信号Seを出力する。
各ポンプ4は、一例としてチューブポンプで構成されて、制御部6から制御信号Sp1,Sp2,Sp3(以下、特に区別しなときには「制御信号Sp」ともいう)を入力しているときに作動する。また、ポンプ4aは送液パイプ10aに、ポンプ4bは送液パイプ10bに、ポンプ4cは送液パイプ10cにそれぞれ配設されている。
各洗剤シリンダ3は、本発明における洗剤用容器の1つであって、図1,4に示すように、供給されている各洗剤の液量が洗剤毎に予め設定された規定液量に到達したことを検出するための液面センサ11a,11b,11c(以下、特に区別しないときには「液面センサ11」ともいう)がそれぞれに配設されている。この液面センサ11は、液面検出系回路の一部を構成し、本例では一例として、洗剤センサ51と同じ構成の電気伝導度センサで構成されている。また、各液面センサ11は、図3に示すように、一対の検出電極22,22が洗剤シリンダ3の内方に突出するように、各洗剤シリンダ3の側壁W2に形成された装着孔H2内に本体部21が装着されて各洗剤シリンダ3に配設されている。また、各液面センサ11の装着位置(各洗剤シリンダ3の底面からの高さ)は、各洗剤シリンダ3に規定液量の洗剤が供給されたときに両検出電極22,22が洗剤に初めて接触するように設定されている。
このように構成された各液面センサ11a,11b,11cは、後述するように、各検出電極22,22のうちの一方の検出電極22に制御部6からクロック信号S1が供給されているときに、両検出電極22,22間の電気伝導度に比例した振幅のパルス信号を検出信号Sd1,Sd2,Sd3(以下、特に区別しないときには「検出信号Sd」)として他の検出電極22からそれぞれ出力する(図3,4参照)。この場合、各液面センサ11は、上記した洗剤センサ51と同様にして、各洗剤シリンダ3に貯留されている洗剤の液量が規定液量未満のとき、すなわち、各検出電極22,22の双方とも洗剤に触れていない状態および各検出電極22,22のうちの一方しか洗剤に触れていないときには、各検出電極22,22間には空気が存在しているため、両者間の電気伝導度は非常に小さいものとなる。したがって、各液面センサ11から出力される各検出信号Sdは、その振幅がほぼゼロに近い状態となる。一方、洗剤の液量が規定液量に到達して、各検出電極22,22の双方が洗剤に触れたときには、両検出電極22,22は洗剤を介して電気的に接続された状態となるため、両者間の電気伝導度は洗剤の電気伝導度となる。したがって、各液面センサ11から出力される各検出信号Sdは、その振幅が各洗剤の電気伝導度に比例した値となる。つまり、各液面センサ11は、各洗剤の液量が洗剤毎に予め設定された規定液量に到達したときに、洗剤の電気伝導度に比例した振幅の検出信号Sdを出力する。
また、各洗剤シリンダ3a,3b,3cには、図1に示すように、内部に貯留されている洗剤を洗浄槽9に供給するための送液パイプ13a,13b,13c(以下、特に区別しないときには「送液パイプ13」ともいう)がそれぞれ連結されている。また、各送液パイプ13a,13b,13cには、電磁弁5a,5b,5cがそれぞれ配設されている。この場合、電磁弁5aは、制御部6から出力される制御信号Sv1に基づいて開閉動作して、送液パイプ13aを開通状態または閉塞状態にする。同様にして、電磁弁5bは制御部6から出力される制御信号Sv2に基づいて、また電磁弁5cは制御部6から出力される制御信号Sv3(以下、特に区別しないときには「制御信号Sv」ともいう)に基づいてそれぞれ開閉動作して、対応する送液パイプ13b,13cをそれぞれ開通状態または閉塞状態にする。
制御部6は、図3に示すように、CPU6a、パルス生成回路6b、検出回路6c、A/D変換回路6dおよびメモリ(本発明における記憶部)6eで構成されている。この場合、パルス生成回路6b、検出回路6cおよびA/D変換回路6dは、洗剤検出系回路および液面検出系回路の一部を構成し、そのうちのパルス生成回路6bは、CPU6aの制御下で、所定振幅のクロック信号S1を所定周期で生成して各洗剤センサ51および各液面センサ11の一方の検出電極22に出力する。検出回路6cは、洗剤センサ51毎および液面センサ11毎に設けられている。また、各検出回路6cのうちの洗剤検出系回路を構成する検出回路6cは、クロック信号S1の供給状態において、対応する洗剤センサ51の他方の検出電極22に発生する検出信号Se(パルス信号)を入力して、整流、平滑およびレベル変換を行って直流信号S2eに変換して出力する。一方、各検出回路6cのうちの液面検出系回路を構成する検出回路6cは、クロック信号S1の供給状態において、対応する液面センサ11の他方の検出電極22に発生する検出信号Sd(パルス信号)を入力して、整流、平滑およびレベル変換を行って直流信号S2dに変換して出力する。
A/D変換回路6dも、洗剤センサ51毎および液面センサ11毎に設けられている。また、A/D変換回路6dのうちの洗剤検出系回路を構成するA/D変換回路6dは、対応する検出回路6cから直流信号S2eを入力してその振幅を示すディジタルデータDveを生成してCPU6aに出力する。一方、A/D変換回路6dのうちの液面検出系回路を構成するA/D変換回路6dは、対応する検出回路6cから直流信号S2dを入力してその振幅を示すディジタルデータDvdを生成してCPU6aに出力する。
各洗剤センサ51および各液面センサ11の他方の検出電極22に発生する検出信号Se,Sdの振幅(本発明における物理量)は、上記したように一対の検出電極22,22間の電気伝導度に比例して変化する。したがって、ディジタルデータDve,Dvdも一対の検出電極22,22間の電気伝導度に比例して変化するため、CPU6aは、このディジタルデータDve,Dvdに基づいて、洗剤センサ51および液面センサ11によって検出された電気伝導度を算出することが可能となっている。メモリ6eは、各洗剤タンク2に供給されるべき洗剤の種類(殺菌剤、アルカリ洗剤および酸性洗剤)と、各洗剤についての電気伝導度の判定基準範囲Dr1,Dr2,Dr3(以下、特に区別しないときには「判定基準範囲Dr」ともいう)、およびCPUの動作プログラムなどが予め記憶されたROMと、ワーキングメモリとしてのRAMとを備えている。以上のように構成された制御部6は、操作部7から入力した命令に応じて洗剤供給処理を実行する。表示部8は、本発明における出力部であり、一例としてディスプレイ装置で構成されて、洗剤供給処理の結果を画面上に表示する。
次に、洗剤供給装置1の動作について、図6を参照しつつ具体的に説明する。なお、洗剤の一例として、図5に示すように、300倍に希釈された殺菌剤(電気伝導度:0.04S/m)、0.5%に希釈されたアルカリ洗剤(電気伝導度:0.21S/m)、および0.5%に希釈された酸性洗剤(電気伝導度:0.15S/m)を使用する。このため、殺菌剤の判定基準範囲Dr1は、一例として、0.03S/m以上0.05S/m以下に規定され、アルカリ洗剤の判定基準範囲Dr2は、一例として、0.19S/m以上0.23S/m以下に規定され、酸性洗剤の判定基準範囲Dr3は、一例として、0.13S/m以上0.17S/m以下に規定されている。つまり、各判定基準範囲Dr1,Dr2,Dr3は互いに重ならないように既定されている。また、各洗剤タンク2には、洗剤が規定液量以上供給されているものとする。
この洗剤供給装置1では、作動状態において、制御部6は、まず、パルス生成回路6bに対してクロック信号S1の生成を開始させる。これにより、各洗剤センサ51および各液面センサ11の一方の検出電極22にクロック信号S1が供給され、洗剤センサ51の他の検出電極22から検出信号Seの出力が開始され、また、液面センサ11の他の検出電極22からは検出信号Sdの出力が開始される。各検出回路6cは、対応する各洗剤センサ51および各液面センサ11から出力される検出信号Se,Sdを直流信号S2e,S2dに変換して出力する動作を開始し、また、各A/D変換回路6dは、対応する検出回路6cから出力される直流信号S2e,S2dをディジタルデータDve,Dvdに変換してCPU6aに出力する動作を開始する。
次いで、制御部6は、洗剤供給処理を実行する。この洗剤供給処理では、制御部6は、各洗剤タンク2の洗剤センサ51に対応する各A/D変換回路6dから出力されているディジタルデータDveに基づいて、各洗剤タンク2に貯留されている洗剤の電気伝導度Dcを算出する(ステップ101)。次いで、制御部6は、算出した電気伝導度Dcとメモリ6eに記憶されている各洗剤の判定基準範囲Dr(判定基準範囲Dr1,Dr2,Dr3)との比較処理を実行する(ステップ102)。この比較処理では、制御部6は、まず、各洗剤タンク2について算出した電気伝導度Dcを各判定基準範囲Dr1,Dr2,Dr3と比較することにより、各洗剤タンク2に供給された洗剤の種類を特定する。次いで、制御部6は、メモリ6eに記憶されている洗剤の種類(各洗剤タンク2に供給されるべき種類)と、特定した各洗剤タンク2に供給された洗剤の種類とを比較することにより、供給されるべき洗剤が各洗剤タンク2に供給されているか否かを判別する。
この結果、供給されるべき洗剤とは異なる洗剤が少なくとも1つの洗剤タンク2に供給されている(洗剤異常)と判別したときには、制御部6は、報知処理を実行し(ステップ103)、その後に、洗剤供給処理を終了する。この報知処理では、制御部6は、一例として、供給されるべき洗剤が供給されていない洗剤タンク2を特定し得る情報(洗剤タンク2の名称(例えば「殺菌剤タンク」))と共に、この洗剤タンク2に現在供給されている洗剤の名称(例えば「アルカリ洗剤」)を表示部8に表示させる。作業者は、表示部8に表示された内容を確認することにより、洗剤が誤って供給された洗剤タンク2と共に、誤って供給された洗剤の種類を正確に認識することができる。
一方、ステップ102での判別の結果、供給されるべき洗剤がすべての洗剤タンク2に正常に供給されている(洗剤正常)と判別したときには、制御部6は、その旨(例えば「洗剤正常」の文字)を表示部8に表示させ(ステップ104)、次いで、殺菌剤、アルカリ洗剤および酸性洗剤のうちの少なくとも1種の洗剤を洗浄槽9に供給させる旨の命令が操作部7から出力されたか否かを繰り返し検出する(ステップ105)。
この命令が操作部7から出力されたときには、制御部6は、命令において指定された洗剤に対応するポンプ4に制御信号Spを出力して作動させると共に、各洗剤シリンダ3に配設された液面センサ11から検出信号Sdが出力されるか否かの検出を開始する(ステップ106)。以下、洗剤として殺菌剤が指定された例を挙げて説明すると、制御部6は、ポンプ4(ポンプ4a)に制御信号Sp(制御信号Sp1)を出力して作動させると共に、洗剤シリンダ3(洗剤シリンダ3a)に配設された液面センサ11(液面センサ11a)から検出信号Sd(検出信号Sd1)が出力されるか否かの検出を開始する。制御部6は、この検出信号Sd(検出信号Sd1)の出力の検出を繰り返し実行する(ステップ107)。ポンプ4(ポンプ4a)の作動により、指定された洗剤(殺菌剤)が送液パイプ10(送液パイプ10a)を介して洗剤タンク2(洗剤タンク2a)から洗剤シリンダ3(洗剤シリンダ3a)に供給されるため、洗剤シリンダ3(洗剤シリンダ3a)に供給された洗剤の液量が次第に増加して、その後に、規定液量に到達する。
この状態において、洗剤シリンダ3(洗剤シリンダ3a)に配設された液面センサ11(液面センサ11a)の各検出電極22,22が共に洗剤(殺菌剤)に接触するため、液面センサ11(液面センサ11a)で検出する電気伝導度が空気の電気伝導度(ほぼゼロ)から洗剤の電気伝導度になる結果、液面センサ11(液面センサ11a)は検出信号Sd(検出信号Sd1)の出力を開始する(洗剤の電気伝導度に比例した振幅の検出信号Sdの出力を開始する)。これにより、制御部6は、ステップ107において、この検出信号Sd(検出信号Sd1)の出力を検出して、作動しているポンプ4(ポンプ4a)への制御信号Sp(制御信号Sp1)の出力を停止してポンプ4(ポンプ4a)の作動を停止させる(ステップ108)。これにより、洗剤(殺菌剤)が規定液量に計量されて、洗剤シリンダ3(洗剤シリンダ3a)に貯留された状態となる。最後に、制御部6は、洗剤が供給された洗剤シリンダ3(洗剤シリンダ3a)に対応する電磁弁5(電磁弁5a)に対して制御信号Sv(制御信号Sv1)を一定時間出力する(ステップ109)。この場合、この一定時間は、洗剤シリンダ3(洗剤シリンダ3a)に貯留されている規定液量の洗剤(殺菌剤)が送液パイプ13(送液パイプ13a)を介して洗浄槽9にすべて供給されるに十分な時間に予め設定されている。これにより、制御部6による電磁弁5(電磁弁5a)に対する制御信号Sv(制御信号Sv1)の出力が完了した時点で、洗剤(殺菌剤)の洗浄槽9への洗剤供給処理が完了する。
また、ステップ105において、アルカリ洗剤(または酸性洗剤)が指定されたときにも、上記した殺菌剤の場合と同様にして、制御部6が、制御信号Sp2(または制御信号Sp3)をポンプ4b(またはポンプ4c)に出力して作動させる。これにより、アルカリ洗剤(または酸性洗剤)は、送液パイプ10b(送液パイプ10c)を介して洗剤タンク2b(または洗剤タンク2c)から洗剤シリンダ3b(洗剤シリンダ3c)に供給される。次いで、制御部6は、洗剤シリンダ3b(洗剤シリンダ3c)に配設された液面センサ11b(液面センサ11c)から検出信号Sd2(検出信号Sd3)が出力されたときに、ポンプ4b(またはポンプ4c)を停止させる。これにより、アルカリ洗剤(または酸性洗剤)が規定液量に計量されて、洗剤シリンダ3b(洗剤シリンダ3c)に貯留された状態となる。最後に、制御部6は、電磁弁5b(電磁弁5c)に対して制御信号Sv2(制御信号Sv3)を一定時間出力する。これにより、洗剤シリンダ3b(洗剤シリンダ3c)に貯留されている規定液量のアルカリ洗剤(または酸性洗剤)が送液パイプ13b(送液パイプ13c)を介して洗浄槽9に供給されて、洗剤供給処理が完了する。
なお、上記の洗剤供給装置1では、図2に示すように、各洗剤タンク2に洗剤センサ51を配設する構成を採用したが、各洗剤タンク2に代えて、図7に示すように、各洗剤シリンダ3に洗剤センサ51を配設する構成を採用することもできる。以下、この構成を採用した洗剤供給装置1Aについて図1,7,8を参照して説明する。
まず、洗剤供給装置1Aの構成について説明する。なお、洗剤供給装置1Aは、その基本構成については図1に示すように洗剤供給装置1と同一であり、洗剤センサ51の配設位置についてのみ相違する。このため、洗剤供給装置1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。この洗剤供給装置1Aでは、図7,8に示すように、洗剤検出系回路を構成する各洗剤センサ51a,51b,51cは、各洗剤シリンダ3a,3b,3cの側壁W2における底面近傍に形成された装着孔H1内にそれぞれ装着されている。
次に、洗剤供給装置1Aの動作について図9を参照して説明する。なお、各洗剤タンク2には、洗剤が規定液量以上供給されているものとする。
この洗剤供給装置1Aでは、作動状態において、制御部6は、まず、パルス生成回路6bに対してクロック信号S1の生成を開始させる。これにより、洗剤供給装置1と同様にして、各液面センサ11、各洗剤センサ51、各検出回路6cおよび各A/D変換回路6dが作動することにより、各A/D変換回路6dからCPU6aに対して、ディジタルデータDve,Dvdが出力され始める。
次いで、制御部6は、洗剤供給処理を実行する。この洗剤供給処理では、制御部6は、まず、殺菌剤、アルカリ洗剤および酸性洗剤のうちの少なくとも1種の洗剤を洗浄槽9に供給させる旨の命令が操作部7から出力されたか否かを繰り返し検出する(ステップ121)。その後に、制御部6は、この命令の操作部7からの出力を検出したときには、命令において指定された洗剤に対応するポンプ4に制御信号Spを出力して作動させると共に、指定された洗剤に対応する洗剤シリンダ3に配設されている洗剤センサ51から検出信号Seが出力されるか否かの検出を開始する(ステップ122)。
以下、洗剤として殺菌剤が指定された例を挙げて説明すると、このステップ122では、具体的には、制御部6は、ポンプ4(ポンプ4a)に制御信号Sp(制御信号Sp1)を出力して作動させると共に、洗剤シリンダ3(洗剤シリンダ3a)に配設されている洗剤センサ51(洗剤センサ51a)から検出信号Se(検出信号Se1)が出力されるか否かの検出を開始する(ステップ123)。ポンプ4(ポンプ4a)の作動により、指定された洗剤(殺菌剤)が送液パイプ10(送液パイプ10a)を介して洗剤タンク2(洗剤タンク2a)から洗剤シリンダ3(洗剤シリンダ3a)に供給されるため、洗剤シリンダ3(洗剤シリンダ3a)に供給された洗剤の液量が次第に増加して、洗剤センサ51の各検出電極22,22に到達する。これにより、洗剤センサ51(洗剤センサ51a)で検出する電気伝導度が空気の電気伝導度(ほぼゼロ)から洗剤の電気伝導度になる結果、洗剤センサ51(洗剤センサ51a)は検出信号Se(検出信号Se1)の出力を開始し(洗剤の電気伝導度に比例した振幅の検出信号Seの出力を開始し)、制御部6は、ステップ123において、入力しているディジタルデータDveに基づいてこの検出信号Se(検出信号Se1)の出力を検出する。
続いて、制御部6は、検出信号Se(検出信号Se1)を出力している洗剤センサ51(洗剤センサ51a)に対応するA/D変換回路6dから出力されているディジタルデータDveに基づいて、洗剤シリンダ3(洗剤シリンダ3a)に貯留されている洗剤(殺菌剤)の電気伝導度Dcを算出する(ステップ124)。次いで、制御部6は、算出した電気伝導度Dcとメモリ6eに記憶されている各洗剤の判定基準範囲Dr(判定基準範囲Dr1,Dr2,Dr3)との比較処理を実行する(ステップ125)。この比較処理では、制御部6は、まず、算出した電気伝導度Dcを各判定基準範囲Dr1,Dr2,Dr3と比較することにより、洗剤タンク2から洗剤シリンダ3に供給された洗剤の種類を特定する。次いで、制御部6は、メモリ6eに記憶されている洗剤の種類と、特定した洗剤の種類とを比較することにより、供給されるべき洗剤が洗剤シリンダ3に供給されているか否かを判別する。
この結果、供給されるべき洗剤とは異なる洗剤が少なくとも1つの洗剤シリンダ3に供給されている(洗剤異常)と判別したときには、制御部6は、報知処理を実行し(ステップ126)、次いで、ポンプ4(ポンプ4a)を停止させ(ステップ127)、その後に、洗剤供給処理を終了する。この報知処理では、制御部6は、一例として、洗剤が供給されている洗剤シリンダ3(洗剤シリンダ3a)を特定し得る情報(洗剤シリンダ3aの名称(例えば、「殺菌剤用洗剤シリンダ」))と共に、この洗剤シリンダ3(洗剤シリンダ3a)に現在供給されている洗剤の名称(例えば「アルカリ洗剤」)を表示部8に表示させる。作業者は、表示部8に表示された内容を確認することにより、洗剤シリンダ3(洗剤シリンダ3a)に洗剤が誤って供給された事実と共に、誤って供給された洗剤の種類を正確に認識することができる。また、ポンプ4(ポンプ4a)の停止により、異なる洗剤の更なる供給が防止される。
一方、ステップ125での判別の結果、供給されるべき洗剤が洗剤シリンダ3(洗剤シリンダ3a)に正常に供給されている(洗剤正常)と判別したときには、制御部6は、その旨(例えば「洗剤正常」の文字)を表示部8に表示させ(ステップ128)、次いで、液面センサ11(液面センサ11a)から検出信号Sd(検出信号Sd1)が出力されるか否かの検出を開始する(ステップ129)。制御部6は、この検出信号Sd(検出信号Sd1)の出力の検出を繰り返し実行する(ステップ130)。ポンプ4(ポンプ4a)の作動により、洗剤シリンダ3(洗剤シリンダ3a)内の洗剤(殺菌剤)の液量が次第に増加して、その後に、規定液量に到達する。
この状態において、洗剤シリンダ3(洗剤シリンダ3a)に配設されている液面センサ11(液面センサ11a)の各検出電極22,22が共に洗剤(殺菌剤)に接触するため、液面センサ11(液面センサ11a)で検出する電気伝導度が空気の電気伝導度(ほぼゼロ)から洗剤の電気伝導度になる結果、液面センサ11(液面センサ11a)は検出信号Sd(検出信号Sd1)の出力を開始する(洗剤の電気伝導度に比例した振幅の検出信号Sdの出力を開始する)。これにより、制御部6は、ステップ130において、入力しているディジタルデータDvdに基づいて検出信号Sd(検出信号Sd1)の出力を検出して、作動しているポンプ4(ポンプ4a)への制御信号Sp(制御信号Sp1)の出力を停止してポンプ4(ポンプ4a)の作動を停止させる(ステップ131)。これにより、洗剤(殺菌剤)が規定液量に計量されて、洗剤シリンダ3(洗剤シリンダ3a)に貯留された状態となる。最後に、制御部6は、洗剤が供給された洗剤シリンダ3(洗剤シリンダ3a)に対応する電磁弁5(電磁弁5a)に対して制御信号Sv(制御信号Sv1)を一定時間出力する(ステップ132)。これにより、電磁弁5(電磁弁5a)が一定時間だけ開通状態に移行して、洗剤シリンダ3(洗剤シリンダ3a)に貯留されている規定液量の洗剤(殺菌剤)が送液パイプ13(送液パイプ13a)を介して洗浄槽9にすべて供給されて、洗剤(殺菌剤)の洗浄槽9への洗剤供給処理が完了する。
また、ステップ121において、アルカリ洗剤(または酸性洗剤)が指定されたときにも、制御部6が、上記した殺菌剤の場合と同様にして洗剤供給処理を実行することにより、洗剤供給装置1Aは、供給されるべき洗剤とは異なる洗剤が対応する洗剤シリンダ3b,3cに供給されたとき(洗剤異常のとき)には、表示部8にその旨を表示して洗剤の供給を停止させ、一方、供給されるべき洗剤が洗剤シリンダ3b,3cに正常に供給されたとき(洗剤正常のとき)には、表示部8にその旨を表示させると共に、その洗剤を洗浄槽9に供給する。
このように、この洗剤供給装置1,1Aでは、各洗剤タンク2および各洗剤シリンダ3のうちの少なくとも一方の洗剤用容器に洗剤センサ51が配設され、洗剤用容器に貯留されるべき所定種類の洗剤について洗剤センサ51から出力される検出信号Seの物理量に対する判定基準範囲Drをメモリ6eに記憶させ、洗剤用容器に洗剤が貯留されたときに、制御部6が洗剤センサ51から出力される検出信号Seの振幅を算出して判定基準範囲Drと比較して、貯留された洗剤が所定種類の洗剤であるか否かを判別し、判別結果を表示部8に表示させる。したがって、この洗剤供給装置1,1Aによれば、表示部8に表示された判別結果を確認することで、洗剤用容器に所定種類の洗剤が正常に供給されているか否かを確実に確認することができ、これにより、正しい洗剤を洗浄槽9に正確に供給することができる。特に、各洗剤タンク2に洗剤センサ51を配設したときには、不図示の専用容器から各洗剤タンク2に洗剤を小分けにして収容した時点で、異なる洗剤の供給を検出できるため、その旨を早期に報知することができる。
また、この洗剤供給装置1Aによれば、各洗剤シリンダ3に洗剤センサ51を配設し、各洗剤タンク2および各洗剤シリンダ3を連結する送液パイプ10にポンプ4を配設し、制御部6が、洗剤シリンダ3に供給された洗剤が所定種類の洗剤ではないと判別したときにポンプ4を停止させることにより、所定種類の洗剤とは異なる洗剤の洗剤シリンダ3への供給動作を確実に停止させることができる。
また、この洗剤供給装置1,1Aによれば、一対の検出電極22,22を備えた電気伝導度センサで各洗剤センサ51を構成し、電気伝導度に応じて(比例して)振幅が変化する信号を検出信号Seとして出力するようにしたことにより、一般的に種類毎に電気伝導度が異なるという洗剤の特性を利用して、検出信号Sdの振幅(物理量)に基づいて、各洗剤(殺菌剤、アルカリ洗剤および酸性洗剤)を確実かつ容易に判別することができる。
なお、本発明は、上記した構成に限定されない。例えば、上記の実施の形態では、洗剤タンク2または洗剤シリンダ3に洗剤センサ51を配設した例について説明したが、洗剤タンク2および洗剤シリンダ3の双方に配設することもできる。この構成によれば、洗剤タンク2に配設されている洗剤センサ51が故障した場合においても、洗剤シリンダ3に配設した洗剤センサ51によって洗剤の種類を判別できるため、本来供給すべき洗剤とは異なる洗剤の洗浄槽9への供給を一層確実に防止することができる。また、上記の実施の形態では、本来供給すべき洗剤とは異なる洗剤の洗剤用容器(洗剤タンク2や洗剤シリンダ3)への供給をなるべく早期に検出し得るように、洗剤用容器の底面近傍に洗剤センサ51を配設する構成を採用した例について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、洗剤用容器の構造上、底面近傍に洗剤センサ51を配設できないような特別な状況下では、洗剤用容器における高さ方向の中央付近など、少なくとも洗剤が規定液量に到達するのに先立って各検出電極22,22が洗剤に接触する位置である限り、任意の位置に配設することができる。
また、上記の実施の形態では、各洗剤シリンダ3に配設した液面センサ11に洗剤センサ51と同じ電気伝導度センサを使用した例について説明したが、この構成では、液面センサ11で洗剤センサ51を兼用することもできる。この構成を採用することにより、各洗剤シリンダ3において洗剤の種類を判別可能な洗剤供給装置の構成を簡略化することができる。
また、電気伝導度センサで構成された洗剤センサ51を使用した例について上記したが、静電容量センサで構成された洗剤センサ52を使用することもできる。以下、この洗剤センサ52を用いた洗剤供給装置1Bについて説明する。なお、洗剤供給装置1Bは、その基本構成については図1に示すように洗剤供給装置1と同一であり、洗剤センサ52と、この洗剤センサ52に対応させて制御部6Bとを備えた構成においてのみ相違する。このため、洗剤供給装置1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。この洗剤供給装置1Bでは、図10,11に示すように、洗剤検出系回路を構成する各洗剤センサ52a,52b,52c(以下、特に区別しないときには「洗剤センサ52」ともいう)は、各洗剤センサ51a,51b,51cと同様にして、各洗剤タンク2a,2b,2cの同じ位置に同じ構造で取り付けられている。
各洗剤センサ52は、図11に示すように、酸やアルカリなどに対する耐性の高い樹脂材料(例えばポリエチレン樹脂)で形成されて、各洗剤タンク2の側壁W1に形成された装着孔H1内に装着された本体部61と、本体部61における洗剤シリンダ3の内側に突出する部位の表面近傍に互いに離間して埋設された(すなわち、表面が樹脂で被覆された)一対の検出電極62,62とを備え、静電容量センサとして構成されている。
このように構成された各洗剤センサ52の各検出電極62,62間の静電容量Cは、各洗剤タンク2に洗剤が殆ど貯留されていないときには、すなわち、洗剤の液面が各検出電極62,62の双方に到達していないときには、本体部61の樹脂材料の誘電率および空気の誘電率で規定される小さな値となる。また、この静電容量Cは、各洗剤タンク2内の洗剤の液量が増加した場合、各検出電極62,62のいずれにも洗剤の液面が到達していないときにはこの小さな値に維持されるが、各検出電極62,62のうちの一方よりも洗剤の液面が高くなった時点から次第に大きくなり始め、洗剤の液量が若干量に到達して、洗剤の液面が図11に示すように各検出電極62,62よりも高くなったときに最大となり、その後は、この最大値に維持される。また、この静電容量Cの最大値は、本体部61の樹脂材料の誘電率および洗剤の誘電率(空気よりも高い誘電率)で規定される値となる。この場合、後述するように、制御部6Bから交流定電流Icが供給されたときに、各検出電極62,62間に発生する交流電圧Vcは、その振幅(本発明における物理量)が静電容量Cの値に反比例する。したがって、制御部6Bから交流定電流Icが供給されたときに各洗剤センサ52の検出電極62,62間に発生する交流電圧Vcの振幅は、各洗剤タンク2内の洗剤の液量が少量のときには大きく、その後、若干量に到達する手前から急激に小さくなり始め、規定液量に到達した時点で最小となり、その後はその最小値に維持される。
制御部6Bは、図11に示すように、洗剤センサ52と共に洗剤検出系回路を構成する定電流回路6f、検出回路6gおよびA/D変換回路6dを備えている。また、制御部6Bは、洗剤供給装置1の制御部6と同様にして、CPU6aおよびメモリ6eを備えると共に、図示はしないが、液面センサ11と共に液面検出系回路を構成するパルス生成回路6b、検出回路6cおよびA/D変換回路6dを備えている。この場合、定電流回路6fは、洗剤センサ52毎に設けられて、CPU6aから出力されるタイミング信号S3に同期した交流定電流Icを生成して各洗剤センサ52の一方の検出電極62に出力する。検出回路6gは、洗剤センサ52毎に設けられ、交流定電流Icが各洗剤センサ52の静電容量Cおよび他方の検出電極62を介して制御部6Bのグランドに流れ込むときに、各洗剤センサ52の検出電極62,62間に発生する交流電圧Vc(本発明における各洗剤センサ52が出力する検出信号)を検出して出力する。A/D変換回路6dも洗剤センサ52毎に設けられ、対応する検出回路6gによって検出された交流電圧Vcの振幅を示すディジタルデータDvを生成してCPU6aに出力する。各検出電極62,62間の交流電圧Vcの振幅は、静電容量Cの大きさに応じて変化する(静電容量Cの大きさに反比例する)。したがって、CPU6aは、一例として、入力されるディジタルデータDvで特定される交流電圧Vcの振幅に基づいて、洗剤センサ52によって検出された静電容量Cを算出することが可能となっている。メモリ6eのROMには、判定基準範囲Dr1,Dr2,Dr3(以下、特に区別しないときには「判定基準範囲Dr」ともいう)として、各洗剤タンク2に供給された洗剤(殺菌剤、アルカリ洗剤および酸性洗剤)の液量が若干量以上になったとき(液面が洗剤センサ52よりも高くなったとき)の洗剤センサ52の静電容量C1,C2,C3の範囲を示す数値(下限値および上限値)が予め記憶されている。
この洗剤供給装置1Bでも、上記の構成を備えたことにより、制御部6Bが、各洗剤タンク2に洗剤が供給されたときに各洗剤センサ52から出力される検出信号としての交流電圧Vcの振幅を示すディジタルデータDvに基づいて、洗剤センサ52によって検出された静電容量Cを算出すると共に、算出した静電容量Cと判定基準範囲Drとを比較して、算出した静電容量Cが判定基準範囲Dr1,Dr2,Dr3のいずれに含まれているかを判別することにより、洗剤タンク2に供給された洗剤の種類を判別することができ、かつその判別結果を表示部8に表示させることができる。したがって、洗剤供給装置1Bによれば、上記の洗剤供給装置1と同様にして、表示部8に表示された判別結果を確認することにより、洗剤タンク2に所定種類の洗剤が正常に供給されているか否かを確実に確認することができ、これにより、正しい洗剤を洗浄槽9に確実に供給することができる。また、静電容量センサで構成された洗剤センサ52では、各検出電極62,62が洗剤と直接接触する必要がないため、上述したように、各検出電極62,62を本体部61に埋設するなどして、その表面を樹脂で被覆する構成を採用することができ、この構成においては、殺菌剤、アルカリ洗剤および酸性洗剤などの各種洗剤による各検出電極の腐食を長期間防止できる結果、装置の耐久性を大幅に向上させることができる。
また、洗剤センサ52を洗剤タンク2に配設した洗剤供給装置1Bについて説明したが、図示はしないが、洗剤供給装置1Aと同様にして、洗剤センサ52を洗剤シリンダ3に配設することもできる。この構成においても、洗剤供給装置1Bと同様にして、各洗剤シリンダ3に供給された洗剤の種類を判別して表示部8に表示することができる。したがって、洗剤供給装置1Aと同様の効果を奏することができる。
また、上記の各実施の形態では、洗剤シリンダ3内の洗剤を規定液量に計量する構成として、洗剤シリンダ3に液面センサ11を配設すると共に、この液面センサ11から出力される検出信号Sdに基づいて、制御部6がポンプ4を停止させる構成の洗剤供給装置に本願発明を適用した例について説明したが、従来技術で説明した特開平6−183495号公報に開示の洗剤供給装置、すなわち、洗剤量調整手段として洗剤シリンダ内に液量調整パイプを備えた構成の洗剤供給装置に対しても本願発明を適用することもできる。この構成では、上記した各洗剤供給装置1,1Aと同様にして、洗剤タンクおよび洗剤シリンダの少なくとも一方に洗剤センサ51を配設し、この洗剤センサ51から出力される検出信号Seに基づいて制御部6が洗剤の種類を判別して、表示部8に判別の結果を表示させる。
また、上記の各洗剤供給装置1(1A,1B)では、洗剤を供給する目的の容器として洗浄槽9を例に挙げて説明したが、洗浄槽9以外の容器、例えば搾乳機の一部を構成するバルククーラーに洗剤を計量して供給する場合にも本発明を使用できるのは勿論である。以下、各洗剤供給装置1(1A,1B)でバルククーラーに洗剤を供給する例について図12を参照して説明する。
この場合、各洗剤供給装置1(1A,1B)の各送液パイプ13は、洗剤を循環させる循環パイプ70の中間部にそれぞれ連結される。循環パイプ70の一方の端部は、搾乳後の原乳を冷却保存するためのバルククーラー71の底部に連結され、循環パイプ70の他方の端部には排水バルブ72が配設されている。また、循環パイプ70における各送液パイプ13の連結部位と排水バルブ72との間に枝パイプ73の一端が連結されて、枝パイプ73の他端が循環ポンプ74の給水口74aに連結されている。また、循環ポンプ74の送水口74bには送液パイプ75の一端が連結されて、送液パイプ75の他端は二股に形成されると共に、バルククーラー71の天井壁からバルククーラー71内に挿入されている。さらに、バルククーラー71内の上部には、拡散羽根76が配設されている。また、枝パイプ73の中間部には給水パイプ77の先端が連結されている。また、循環パイプ70における排水バルブ72の配設部位と枝パイプ73の連結部位との間には、給湯パイプ78の先端が連結されている。また、給水パイプ77および給湯パイプ78には、開閉バルブ79,80がそれぞれ配設されている。
次に、各洗剤供給装置1(1A,1B)で供給された洗剤によるバルククーラー71の洗浄処理について説明する。
まず、排水バルブ72を閉じた状態で、開閉バルブ79または開閉バルブ80を開口し、循環パイプ70内を通して、洗浄液用の水または湯をバルククーラー71内に一定液量供給する。次いで、開閉バルブ79または開閉バルブ80を閉じて、循環ポンプ74を作動させ、バルククーラー71内に貯留した洗浄液用の水または湯を、循環パイプ70内、枝パイプ73内、送液パイプ75内を通して、バルククーラー71の内外に循環させる。また、この際に、各電磁弁5のうちの少なくとも1つを作動させることにより、循環パイプ70を循環させる洗浄液用の水または湯に3本の送液パイプ13を通して3種類の洗剤を一定液量ずつそれぞれ供給して、洗浄液用の水または湯に洗剤を混入させる。続いて、洗剤を混入させた洗浄液用の水または湯をバルククーラー71の内外に循環させ、送液パイプ75の二股に分岐した先端から噴出させて拡散羽根76に吹き付ける。これにより、洗剤を混入させた洗浄液用の水または湯がバルククーラー71の内周壁に万遍なく吹き掛けられて、バルククーラー71の内周壁が洗浄される。なお、バルククーラー71は、その内底部に撹拌羽根81が配設されて、内底部に貯留した洗浄液用の水または湯に混入させた洗剤を万遍なく拡散させる構成となっている。
また、上記の各実施の形態では、電気伝導度センサや静電容量センサを液面センサ11として用いた例を挙げて説明したが、フロート式のセンサを用いてもよいのは勿論である。また、上記の各実施の形態では、3種類の洗剤を供給する例を挙げて説明したが、本発明の洗剤供給装置は、洗剤タンク2、ポンプ4、送液パイプ10、洗剤シリンダ3および電磁弁5の数を洗剤の種類に応じて増減することにより、1種類や2種類の洗剤、また4種類以上の洗剤を供給する場合にも使用することができる。また、上記の各実施の形態では、各洗剤センサ51,52に発生する検出信号Se(交流電圧Vc)の物理量として、その振幅を用いる例について説明したが、洗剤センサ51,52が一対の検出電極22(62)間の電気伝導度や静電容量に基づいて、その周波数や、その直流電圧レベルを変化させる検出信号Se(交流電圧Vc)のときには、この周波数や直流電圧レベルなどを物理量として用いることもできる。また、表示部8としてディスプレイ装置を使用した例について上記したが、ディスプレイ装置に代えて、またはディスプレイ装置と共に、LEDおよびランプなどの表示装置を使用して報知することもできるし、ブザーやスピーカーなどの鳴動装置を使用または併用して報知することもできる。
洗剤供給装置1,1A,1Bの構成を示す構成図である。 洗剤供給装置1についての洗剤検出系回路の構成を示す構成図である。 洗剤供給装置1についての洗剤検出系回路および液量検出系回路の具体的構成を示す構成図である。 洗剤供給装置1,1A,1Bの液量検出系回路の構成図である。 各洗剤の電気伝導度を示す図である。 洗剤供給装置1による洗剤供給処理のフローチャートである。 洗剤供給装置1Aについての洗剤検出系回路の構成を示す構成図である。 洗剤供給装置1Aについての洗剤検出系回路および液量検出系回路の具体的構成を示す構成図である。 洗剤供給装置1Aによる洗剤供給処理のフローチャートである。 洗剤供給装置1Bについての洗剤検出系回路の構成を示す構成図である。 洗剤供給装置1Bについての洗剤検出系回路の具体的構成を示す構成図である。 搾乳機のバルククーラーおよびその周辺の構成を示す構成図である。
符号の説明
1,1A,1B 洗剤供給装置
2a,2b,2c 洗剤タンク
3a,3b,3c 洗剤シリンダ
4a,4b,4c ポンプ
6 制御部
6e 記憶部
8 表示部
10a,10b,10c 送液パイプ
11a,11b,11c 液面センサ
22,62 検出電極
Se 検出信号

Claims (4)

  1. 洗剤タンクに貯留された搾乳機洗浄用の液状の洗剤を洗剤シリンダで計量して供給する洗剤供給装置であって、
    前記洗剤タンクおよび前記洗剤シリンダのうちの少なくとも一方の洗剤用容器に配設されると共に当該洗剤用容器に貯留されている前記洗剤の種類に応じて物理量が変化する検出信号を出力する洗剤センサと、
    前記洗剤用容器に貯留されるべき所定種類の洗剤について前記洗剤センサから出力される前記検出信号の前記物理量に対する判定基準範囲を記憶する記憶部と、
    前記洗剤用容器に前記洗剤が貯留されたときに前記洗剤センサから出力される前記検出信号の前記物理量を算出すると共に当該算出した物理量と前記判定基準範囲とを比較して、当該貯留された洗剤が前記所定種類の洗剤であるか否かを判別する制御部と、
    前記制御部による前記判別の結果を出力する出力部とを備えている洗剤供給装置。
  2. 前記洗剤タンクおよび前記洗剤シリンダを連結する送液パイプに配設されて前記洗剤を当該洗剤タンクから当該洗剤シリンダに供給するポンプを備え、
    前記洗剤センサは前記洗剤シリンダに配設され、
    前記制御部は、前記ポンプによって前記洗剤シリンダに供給された前記洗剤が前記所定種類の洗剤でないと判別したときに前記ポンプを停止させる請求項1記載の洗剤供給装置。
  3. 前記洗剤センサは、一対の検出電極を備えた電気伝導度センサで構成されて、当該各検出電極間の電気伝導度に応じて前記物理量が変化する信号を前記検出信号として出力する請求項1または2記載の洗剤供給装置。
  4. 前記洗剤センサは、一対の検出電極を備えた静電容量センサで構成されて、当該各検出電極間の静電容量値に応じて前記物理量が変化する信号を前記検出信号として出力する請求項1または2記載の洗剤供給装置。
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