JP4728533B2 - 商品販売システム、商品販売方法、および商品販売方法をコンピュータに実行させるプログラム - Google Patents

商品販売システム、商品販売方法、および商品販売方法をコンピュータに実行させるプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク上のショッピングサイトを利用して商品を購入したユーザに対して特典を与える方法、サービスプロバイダへの入会を誘導する方法に係わる。また、本発明は、上記方法を提供する装置およびシステム、上記方法を実現するための手順を記述したプログラム、そのようなプログラムを格納する記録媒体に係わる。
【0002】
【従来の技術】
インターネットユーザの数が急速に増加してきている。そして、多くのインターネットサービスプロバイダ(以下、「プロバイダ」と呼ぶ。)は、より多くのユーザ(会員)を獲得するために様々な試みを行っている。
【0003】
たとえば、幾つかのプロバイダは、パーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」と呼ぶ。)の製造会社と提携し、そのプロバイダにアクセスして入会申込をするためのプログラムをパソコンに予めインストールしている。この場合、そのパソコンを起動すると、上記プログラムに対応するアイコン等が画面(デスクトップ)に表示される。そして、ユーザは、そのアイコンをクリックすることにより上記プロバイダにアクセスし、該プロバイダの会員となるための入会手続を行うことができる。このとき、上記プログラムを使ってプロバイダに入会したユーザに対しては、しばしば特典が与えられる。例えば、そのプロバイダの利用料金を一定期間無料にするような特典が与えられる。
【0004】
このように、パソコンを購入したユーザは、そのパソコンを利用して特定のプロバイダに入会すると、そのプロバイダから特典を受けることができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のように、購入したパソコンにインストールされているプログラムを利用してプロバイダへの入会手続を行わせるような形態では、パソコンの購入からユーザがプロバイダへの入会手続をすることができる状態になるまでに時間経過があることや、プロバイダへの入会手続のためにパソコンにインストールされているプログラムの起動操作をする必要があることなどから、プロバイダにとっては必ずしも効果的な入会誘導がなされていない。
【0006】
また、上述のようなプロバイダに既に入会しているユーザがパソコンを購入した場合には、そのユーザは、通常、再度そのプロバイダに入会することはしない。この場合、このユーザは、上記プロバイダに入会しており且つ上記パソコンを購入したにもかかわらず、上記特典を受けられないことになる。
【0007】
しかし、これでは、このユーザは、新たにそのプロバイダに入会したユーザと比較して相対的に不利な扱いを受けることになる。そこで、幾つかのプロバイダは、このようなユーザに対しても同等の特典を与えるようにしている。ただし、この場合、ユーザは、特典を受けるための申込をしなければならず、手間がかかっていた。
【0008】
なお、近年では、ネットワーク上のショッピングサイトが普及してきており、ユーザは、そのサイトにアクセスすることによりパソコン等を購入できるようになっているが、上述の問題は解決されていない。すなわち、このような場合であっても、ユーザは、パソコンを購入する際に必要な各種情報(ユーザの住所、氏名、クレジット番号など)とは別に、特典を受けるための各種情報(ユーザの氏名、ユーザが入会しているプロバイダの名称、会員ID、パスワードなど)を入力しなければならない。
【0009】
このように、ユーザは、パソコンを購入することに関連して付与されるべき特典を得るためには、その特典を受けるための特別の手続をしなければならず、手間がかかっていた。なお、この問題は、パソコンの購入に限ったことではなく、例えば、ネットワーク上のショッピングサイトから商品を購入した場合にも発生し得る。
【0010】
本発明の目的は、商品を購入したユーザに対して特典を与える際に、そのユーザの負担を減らすことである。また、本発明の他の目的は、プロバイダへの入会を効果的に誘導することである。」
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の特典付与方法は、ネットワークを利用して商品を購入したユーザに対して特典を付与する方法であって、ユーザがユーザ端末を利用して商品を購入した際、その商品の購入に係わる情報に基づいて特典を上記ユーザに対して付与する。
【0012】
この方法によれば、ユーザがユーザ端末を利用して商品を購入すると、特典がそのユーザに対して自動的に付与される。すなわち、ユーザは、特典を得るために特別の操作をする必要はない。
【0013】
本発明の商品販売システムは、ネットワークを利用して商品を販売する構成を前提とし、ネットワーク接続サービスおよび電子決済サービスを提供するサービスプロバイダと、ネットワーク上のサイトを利用して商品を販売する販売店とを含む。そして、上記販売店から商品を購入したユーザが上記サービスプロバイダが提供する電子決済サービスを利用してその代金を決済する場合に、上記サービスプロバイダが特典を付与する。
【0014】
上記システムによれば、ユーザが上記販売店から商品を購入する際、その商品の決済のために上記サービスプロバイダが提供する電子決済サービスを利用すれば、そのユーザには、特典が自動的に付与される。すなわち、ユーザは、特典を得るために特別の操作をする必要はない。
【0015】
本発明のプロバイダ入会誘導方法は、ユーザがユーザ端末によりネットワークを利用して商品を購入する際に、そのユーザが所定のサービスプロバイダに入会しているか否かを判定し、上記サービスプロバイダに入会していなかった場合に、そのサービスプロバイダに入会するための案内を上記ユーザ端末に表示する。
【0016】
この方法によれば、商品購入時の一連の手続としてプロバイダへの入会手続が可能となるので、ユーザは商品購入後に改めてプロバイダへの入会手続をするような操作をする必要がない。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明が適用される商品販売システムの構成図である。このシステムにおいては、ネットワーク上に設けられたショッピングサイトを介して商品が提供され、ユーザは、そのサイトにアクセスすることにより所望の商品を購入することができる。このとき、代金の支払いは、電子決済サービスを利用できるものとする。
【0018】
プロバイダシステム10は、例えばサーバコンピュータであり、インターネットサービスプロバイダ(以下、「プロバイダ」と呼ぶ。)により管理される。そして、プロバイダシステム10は、通信管理システム11、決済システム12、およびユーザ情報データベース13を備える。
【0019】
通信管理システム11は、プロバイダシステム10を管理するプロバイダに入会している会員(以下、「プロバイダ会員」と呼ぶ。)によるインターネット接続を管理する。具体的には、プロバイダ会員からの要求に応じてインターネット接続サービスを提供すると共に、プロバイダ会員宛の電子メール等を保管する。また、各プロバイダ会員によるインターネット利用状況をモニタする。そして、各プロバイダ会員ごとに通信費(インターネット利用料金)を算出し、それぞれ請求する。
【0020】
決済システム12は、ユーザが販売店20から商品を購入した際に発生する決済を処理する。ここで、決済システム12は、プロバイダシステム10を管理するプロバイダと契約しているユーザ(すなわち、プロバイダ会員)に係わる取引だけでなく、他のプロバイダと契約しているユーザによる取引も処理することができる。すなわち、決済システム12は、決済システム12を利用するための契約を結んでいる任意のユーザに係わる取引を処理する。この契約は、例えば、プロバイダシステムを管理するプロバイダと各ユーザとの間で結ばれる。
【0021】
なお、決済システム12は、ユーザが販売店20から商品を購入した際に発生する決済だけでなく、他の決済も処理することができる。例えば、ユーザが有料サイトを閲覧した際に発生する料金の決済も処理する。
【0022】
上述のように、各ユーザは、プロバイダシステム10を管理するプロバイダに入会しているか否かにかかわらず決済システム12を利用できる。ただし、プロバイダシステム10は、決済システム12を利用するユーザを、以下のように区分して管理する。
(1) プロバイダシステム10を管理するプロバイダに入会しており、且つ決済システム12を利用するユーザ
(2) プロバイダシステム10を管理するプロバイダに入会しているが、決済システム12を利用しないユーザ
(3) 決済システム12を利用するが、他のプロバイダに入会しているユーザ
ここで、上記(1) および(2) のユーザは、共に「プロバイダ会員」である。ただし、本発明は、決済システム12を利用したユーザに対して特典を与える技術に係わるので、以下では、「プロバイダ会員」は、しばしば上記(1) のユーザを意味する。また、以下では、上記(3) のユーザのことを、「電子決済会員」と呼ぶことにする。
【0023】
ユーザ情報データベース13は、プロバイダ会員および電子決済会員の各ユーザ情報を管理する。そして、ユーザ情報データベース13は、必要に応じて、通信管理システム11および決済システム12により照会される。
【0024】
図2は、プロバイダ会員を管理するためのデータベースの構成例である。このデータベースは、プロバイダ会員IDをキーとして各会員のユーザ情報を格納する。ここで、プロバイダ会員IDは、プロバイダシステム10により各プロバイダ会員に一意に割り当てられる識別情報である。
【0025】
このデータベースには、ユーザ情報として、各プロバイダ会員の「クレジットカード番号」「有効期限」「郵便番号」「住所」「氏名」「接続サービス利用時間」「無料特典付与期間」「通信費(インターネット利用料金)」「購入商品情報」などが格納される。ここで、「接続サービス利用時間」には、プロバイダシステム10の通信管理システム11を利用してインターネットに接続した時間が記録される。また、「無料特典付与期間」には、決済システム12を利用したユーザに対して与えられる特典に関する情報が記録される。この実施例では、特典として、「2000年9月30日〜2001年3月30日の期間は、インターネットに無料で接続できる」が与えられている。なお、特典については、後に詳しく説明する。さらに、「購入商品情報」には、各ユーザが過去に購入した商品についての情報が記録される。具体的には、購入した商品の商品名、送付先、購入金額などが記録される。
【0026】
図3は、電子決済会員を管理するためのデータベースの構成例である。このデータベースは、電子決済会員IDをキーとして各会員のユーザ情報を格納する。ここで、電子決済会員IDは、プロバイダシステム10により各電子決済会員に一意に割り当てられる識別情報である。
【0027】
このデータベースの基本構成は、図2に示したプロバイダ会員を管理するためのデータベースと同じである。ただし、電子決済会員は、プロバイダシステム10を管理するプロバイダには入会していないので、このデータベースには、インターネット接続に係わるレコードが設けられていない。具体的には、「接続サービス利用時間」「無料特典付与期間」「通信費」を記録するためのレコードは設けられていない。
【0028】
図1に戻る。販売店20は、ネットワーク上に設けられるショッピングサイトを用いてユーザに商品を販売する。なお、販売店20により運営されるショッピングサイトは、一般的なブラウザプログラムを用いて閲覧およびアクセスすることができる。つまり、コンピュータ間は公知のHTTPにて各種データが送受される。そして、プロバイダ会員および電子決済会員だけでなく、他のユーザもこのショッピングサイトにアクセスしてそこから所望の商品を購入できる。また、販売店20は、プロバイダシステム10との間で決済システム12を利用するための契約を結んでいる。そして、プロバイダ会員または電子決済会員に対して商品を販売したときは、販売店20は、決済システム12に対して決済の処理を依頼する。ただし、プロバイダ会員または電子決済会員が他の決済方法を指定した場合には、販売店20は決済システム12を利用しない。また、プロバイダ会員または電子決済会員以外のユーザに対して商品を販売したときは、販売店20は決済システム12を利用しない。
【0029】
認証システム30は、たとえばCAFIS(Credit and Finance Information System )であって、決済システム12を利用するユーザのクレジットカードの利用データをクレジットカード会社や金融機関に中継する。
【0030】
次に、ユーザが上記システムを利用して商品を購入する場合のシーケンスを説明する。ここでは、プロバイダ会員または電子決済会員が販売店20から商品を購入し、その決済を決済システム12に依頼するケースを示す。
【0031】
(a) ユーザは、ブラウザプログラムを起動して販売店20が運営するショッピングサイトにアクセスし、所望の商品を選択する。このとき、ユーザは、決済方法を指定する。なお、決済方法としては、決済システム12を利用する方法、クレジットカードを利用する方法(この場合、決済システム12を利用しない)、販売店20の銀行口座に振り込む方法などが提供されている。また、ユーザは、購入者情報を入力する。これにより、商品を購入するための注文が販売店20に送られる。
【0032】
(b) 販売店20は、ユーザからの注文を受け付けると、プロバイダシステム10に対してそのユーザの認証およびクレジットカードに認証を依頼する。プロバイダシステム10は、この依頼を受信すると、認証システム30を利用してユーザを認証し、その結果を販売店20に返送する。
【0033】
(c) 販売店20は、ユーザ認証およびクレジットカードに認証の結果を受信すると、そのユーザに対して商品を発送する。
(d) 決済システム12は、上記商品を購入したユーザに対して、その商品の代金を請求する。
【0034】
(e) 決済システム12は、上記商品の代金を販売店20に支払う。
(f) ユーザは、決済システム12に対して上記商品の代金を支払う。
なお、決済システム12は、実際には、上記商品の代金をユーザに直接的に請求するのではなく、クレジットカード会社に請求する。そして、クレジットカード会社が、そのユーザの口座から対応する金額を引き落とす。
【0035】
一方、プロバイダ会員がインターネットに接続した場合の課金処理は、通信管理システム11により実行される。通信管理システム11は、各プロバイダ会員によるインターネットへの接続状況をモニタしている。そして、各月ごとに対応する利用料金を算出し、それぞれプロバイダ会員に請求する。なお、通信管理システム11は、実際には、決済システム12と同様に、クレジットカード会社に利用料金を請求することになる。
【0036】
次に、本発明に直接的に係わる特典付与方法について説明する。ここでは、決済システム12を利用して商品を購入したユーザに対して特典が与えられる。なお、ユーザは、プロバイダ会員または電子決済会員であるものとする。また、以下の実施例では、ユーザが販売店20から商品(例えば、パソコン)を購入する場合を想定する。
【0037】
図4(a) は、プロバイダ会員が販売店20から商品を購入する際のシーケンスを示す図である。ユーザは、まず、プロバイダシステム10を利用してインターネットに接続する。このとき、このユーザによるインターネットの利用状況は、通信管理システム11によりモニタされる。そして、ユーザは、一般的なブラウザソフトを用いて販売店20が運営するショッピングサイトにアクセスする。これにより、このユーザの端末には、上記ショッピングサイトのトップページが表示される。
【0038】
続いて、ユーザは、上記ショッピングサイトが提供する商品群から所望の商品を選択する。ここでは、パソコンが選択されたものとする。なお、商品の選択方法は、このショッピングサイトの構成による。
【0039】
商品が選択されると、そのユーザの端末には、決済方法(商品の代金の支払方法)を指定するための画面が表示される。ここでは、決済方法として、「電子決済」「クレジット」又は「銀行振込」を選択可能であるものとする。なお、「電子決済」は、決済システム12を利用して代金を支払う方法であり、「クレジット」は、決済システム12を介することなく直接的にクレジットカード会社へ代金を支払う方法である。ここでは、ユーザは、「電子決済」を指定したものとする。
【0040】
決済方法が指定されると、そのユーザの端末には、購入者情報を入力するための画面が表示される。ここで、購入者情報は、少なくとも「会員ID」「パスワード」「商品の送付先」を含む。なお、「会員ID」は、プロバイダ会員ID又は電子決済会員IDであり、ここではプロバイダ会員IDが入力される。また、「パスワード」は、「会員ID」に対応して予め登録されている番号である。
【0041】
購入者情報が入力されると、このユーザを認証するための処理が実行される。この認証処理は、決済システム12および認証システム30により行われる。そして、このユーザが認証されると、そのユーザの端末には、購入処理が完了した旨のメッセージが表示される。さらに、このユーザには、プロバイダシステム10により自動的に特典が与えられる。ここで、「特典」は、例えば、プロバイダシステム10を利用してインターネットに接続した際の料金を6ヶ月間無料にするサービスである。そして、このユーザの端末に、上記特典が与えられる旨のメッセージが表示される。
【0042】
このように、プロバイダ会員がネットワーク上に設けられているショッピングサイトから商品を購入した際に決済システム12を利用して決済を行うと、そのプロバイダ会員に自動的に特典が与えられる。すなわち、プロバイダ会員は、販売店20から商品を購入すると、特典を受けるための申込をすることなく、特典を受けることができる。
【0043】
図4(b) は、電子決済会員が販売店20から商品を購入する際のシーケンスを示す図である。電子決済会員が商品を購入する際の手順は、基本的には、プロバイダ会員の手順と同じである。ただし、電子決済会員は、購入者情報の中の「会員ID」として、電子決済会員IDを入力する。また、購入処理が終了すると、このユーザの端末には、プロバイダシステム10を管理するプロバイダに入会するための画面が表示される。そして、ユーザがこの画面を利用して必要な情報を入力すると、プロバイダシステム10において入会手続が行われると共に、プロバイダシステム10により自動的に特典が与えられる。このとき与えられる特典は、プロバイダ会員に対して与えられる特典と同じであってもよいし、異なっていてもよい。ここでは、同じ特典が与えられるものとする。なお、この実施例では、電子決済会員が上記商品の購入に際してプロバイダに入会すると、自動的に特典が与えられることになっているが、上記プロバイダへの入会申込の際に特典を受けるか否かをユーザに選択させるようにしてもよい。
【0044】
このように、電子決済会員がネットワーク上に設けられているショッピングサイトから商品を購入した際に決済システム12を利用して決済を行うと、プロバイダシステム10を管理するプロバイダに入会するための案内が与えられる。そして、その案内に従ってそのプロバイダに入会すると、そのプロバイダから自動的に特典が与えられる。
【0045】
図5〜図6は、ユーザから注文を受信した際の販売店20および決済システム12の動作を示すフローチャートである。ここでは、ユーザは、図4(a) または図4(b) に示した手順で商品を注文したものとする。
【0046】
ステップS1〜S4は、販売店20により実行される。なお、販売店20の処理は、具体的には、販売店20が運営するショッピングサイトを実現するコンピュータにより実行される。ステップS1では、ユーザが購入しようとしている商品を識別する情報を受信する。ステップS2では、ユーザにより選択された決済方法を識別する情報を受信する。ステップS3では、ユーザにより入力された購入者情報を受信する。なお、これらの情報は、ユーザ端末を用いてユーザにより入力され、インターネットを介してユーザ端末から販売店20へ伝送される。
【0047】
販売店20は、ステップS1〜S3において受信した情報を保持すると共に、決済方法として「電子決済」が指定されていた場合には、プロバイダシステム10の決済システム12に対してユーザの注文を通知すると共に、ユーザ認証を依頼する。このとき、販売店20は、商品情報および購入者情報を決済システム12へ転送する。なお、この商品情報は、ユーザにより選択された商品を識別する情報、およびその商品の販売価格を含むものとする。
【0048】
ステップS11〜S15は、決済システム12により実行される。なお、決済システム12の処理は、具体的には、プロバイダシステム10を実現するサーバコンピュータにより実行される。
【0049】
ステップS11では、販売店20から送出された情報を受信する。このとき、この受信情報は商品情報および購入者情報を含んでおり、その購入者情報は、ユーザの会員IDおよびそれに対応するパスワードを含んでいる。また、決済システム12は、上記情報と共に、販売店20を識別する情報も受信する。
【0050】
ステップS12では、会員認証が行われる。すなわち、ステップS11で受信した「会員ID」をキーとしてユーザ情報データベース13にアクセスし、このユーザがプロバイダ会員または電子決済会員として登録されているか否かを調べる。具体的には、「会員ID」として入力されたプロバイダ会員IDまたは電子決済会員IDがユーザ情報データベース13に登録されているか否かが調べられる。この時、正しいパスワードが入力されたか否かも合わせてチェックされる。そして、上記会員IDが登録されていた場合には、ステップS13へ進む。
【0051】
ステップS13では、クレジット認証を行う。具体的には、クレジットカード番号等を認証システム30へ転送し、認証を依頼する。ここで、クレジット番号等は上記会員IDを利用してユーザ情報データベース13から抽出してもよい。そして、クレジットカードが認証されると、ステップS14へ進む。
【0052】
なお、ステップS12において会員認証に失敗した場合、あるいはステップS13においてクレジット認証に失敗した場合には、販売店20に対してその旨を通知する。販売店20は、この通知を受信すると、ステップS4において、対応するユーザの端末にエラーメッセージを表示する。この場合、販売店20の処理はステップS2に戻る。
【0053】
ステップS14では、上記会員IDをキーとして、販売店20から送られてきた注文情報をユーザ情報データベース13に格納する。これにより、ユーザの注文がユーザ情報データベース13に登録される。そして、ステップS15において、注文完了通知を販売店20へ送出する。
【0054】
ステップS21〜S26は、販売店20により実行される。販売店20は、決済システム12から注文完了通知を受け取ると、ステップS21において、ユーザの注文を受け付けた旨をそのユーザの端末に表示する。続いて、ステップS22では、ユーザにより選択された商品が特典を付与すべき対象の商品であるか否かが調べられる。ここで、販売店20は、例えば、図7に示す商品管理テーブルを有する。このテーブルは、販売店20がショッピングサイトを介して販売している商品のリストであって、各商品の販売価格、特典付与の有無、在庫数量などが設定されている。そして、「特典付与」は、あるユーザが当該商品を購入した際にそのユーザに特典を与えるか否かを表す。図7に示す例では、パソコン01またはパソコン03を購入したユーザに対して特典が付与される旨が設定されている。なお、どの商品を特典付与の対象とすべきかは、販売店20により、またはプロバイダシステム10を管理するプロバイダにより、或いはそのプロバイダと販売店20と間の契約により決められる。
【0055】
ユーザにより選択された商品が特典付与の対象であった場合にはステップS23へ進み、そうでなかった場合には、ステップS23およびS24をスキップしてステップS25へ進む。
【0056】
ステップS23では、上記ユーザがプロバイダ会員であるか電子決済会員であるかが調べられる。この場合、ユーザにより入力された会員IDがチェックされる。そして、上記ユーザがプロバイダ会員であればステップS24へ進み、そうでない場合には、上記ユーザが電子決済会員であるものとみなしてステップS51へ進む。
【0057】
ステップS24では、販売店20から決済システム12に対して特典情報が通知される。この特典情報は、ユーザが購入した商品が特典付与の対象であることを表すメッセージである。そして、決済システム12は、この特典情報を受信すると、ステップS31において特典付与処理を実行する。なお、特典付与処理については後述詳しく説明する。
【0058】
ステップS25では、販売店20は、ユーザから注文された商品を出荷する。なお、この商品の出荷先は、ユーザにより購入者情報として入力された住所である。そして、ステップS26において、上記ユーザによる商品購入が確定した旨を決済システム12に通知する。
【0059】
決済システム12は、この通知を受け取ると、ステップS41において、上記商品の代金をクレジット会社へ請求する。また、ステップS42において、その代金を販売店20に支払う。
【0060】
特典付与の対象となっている商品を購入したユーザがプロバイダ会員でなかった場合、すなわちそのユーザが電子決済会員であった場合には、ステップS51以降の処理が実行される。ステップS51では、販売店20は、プロバイダシステム10を管理するプロバイダに入会するための案内データをそのユーザの端末に送信する。これにより、そのユーザの端末には、上記プロバイダに入会するための案内画面が表示される。この後、販売店20は、そのユーザからの応答を待つ。そして、販売店20は、ユーザが上記プロバイダに入会する旨の応答を受信すると、その旨を決済システム12に通知する。一方、販売店20は、ユーザが上記プロバイダに入会しない旨の応答を受信した場合は、ステップS52においてそのユーザに対して何らかの景品を送った後に、ステップS25へ進む。尚、この景品は、販売店20からユーザに送られるが、その経費は、プロバイダシステム10を管理するプロバイダが負担してもよい。
【0061】
決済システム12は、販売店20から上記通知を受け取ると、ステップS61において、上記ユーザをプロバイダ会員として登録する。具体的には、まず、ユーザ情報データベース13において、新たなプロバイダ会員を登録するための領域を確保する。また、上記ユーザの電子決済会員IDをキーとしてユーザ情報データベース13にアクセスし、対応する情報(クレジットカード番号、クレジットカード有効期限、郵便番号、住所、氏名、購入商品情報など)を抽出する。そして、これらの抽出した情報を上述のようにして確保した領域に書き込む。これにより、上記ユーザは、プロバイダ会員としてプロバイダシステム10に登録される。このとき、このユーザに対してプロバイダ会員IDが付与される。なお、このプロバイダ会員IDは、ユーザにより正規のIDが指定されるまでの期間に使用される仮IDであってもよい。
【0062】
この後、ステップS62において、特典が付与される。この特典付与処理は、基本的にステップS31の処理と同じである。
このように、プロバイダ会員は、販売店20から特定の商品を購入し、決済システム12を利用してその商品の代金を決済すると、プロバイダシステム10から特典を受けることができる。このとき、このプロバイダ会員は、特典を受けるために特別な操作を要求されない。すなわち、このプロバイダ会員は、特典を受けたい旨の意志を表示する必要がない。一方、電子決済会員は、販売店20から特定の商品を購入し、決済システム12を利用してその商品の代金を決済すると、所定のプロバイダに入会するための案内を受けることができる。そして、この電子決済会員は、その案内に従ってそのプロバイダに入会すると、プロバイダ会員として登録されると同時にプロバイダシステム10から特典を受けることができる。
【0063】
図8は、特典付与処理を示すフローチャートである。この処理は、図5に示したステップS31または図6に示したステップS62に相当し、決済システム12により実行される。
【0064】
ステップS101では、特典付与の対象となっている商品を購入したユーザのプロバイダ会員IDをキーとして、ユーザ情報データベース13がアクセスされる。また、ステップS102では、付与すべき特典が決定される。なお、この実施例では、付与すべき特典は、プロバイダシステム10を利用してインターネットに接続する際の料金を無料にするサービスである。したがって、このステップでは、インターネット利用料金を無料にすべき期間が計算される。ここで、この期間は、例えば、ユーザが購入した商品、その商品の価格、その商品を購入した販売店に基づいて計算されるようにしてもよい。この場合、特定の商品を購入したユーザに対して長い無料期間を与え、他の商品を購入したユーザに対して短い無料期間を与えるようにしてもよい。また、価格の高い商品を購入したユーザに対して長い無料期間を与えるようにしてもよい。さらに、特定の販売店から商品を購入したユーザに対して長い無料期間を与え、他の販売店から商品を購入したユーザに対して短い無料期間を与えるようにしてもよい。なお、ステップS102では、ユーザが購入した商品、その商品の価格、その商品を購入した販売店などと無関係に一律に無料期間を決定してもよい。
【0065】
ステップS103では、ステップS102において決定された無料期間がユーザ情報データベース13に設定される。具体的には、無料サービスの開始日および終了日が設定される。図2に示す例では、無料特典付与期間として「6ヶ月」が設定されている。なお、この「無料特典付与期間」は、通信管理システム11が各ユーザのインターネット利用料金を算出する際に参照される。例えば、通信管理システム11は、あるユーザのインターネット利用料金を算出する際には、そのユーザに対して付与されている無料期間の通信については課金しないようにする。
【0066】
ところで、ユーザは、仕様や価格が同じあれば、特典を考慮して商品を選択する場合があると推測される。すなわち、ショッピングサイトにおいて各商品ごとに特典が表示されていたとすると、ユーザは、その特典を考慮して購入すべき商品を決定する場合があると推測される。したがって、販売店は、特定の商品に対して大きな特典を付与することにより、その特定の商品の販売を促進できる。また、プロバイダは、特定の販売店に対してのみ特典を許可するようにすれば、その特定の販売店の営業を支援できる。
【0067】
なお、図5および図6に示す実施例では、ユーザにより選択された商品が特典付与対象商品であるか否か、および特典付与対象の商品を購入しようとしているユーザがプロバイダ会員であるか否かについては、販売店20により判断されているが、これらの判断は決済システム12により実行されてもよい。
【0068】
また、上記実施例において付与される特典は、インターネット利用料金を一定期間無料にするサービスであるが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、インターネット利用料金を割り引くサービスであってもよい。
【0069】
上述した特典を付与する機能は、コンピュータを用いて上述のフローチャートの処理を記述したプログラムを実行することにより実現される。そのプログラムを実行するコンピュータ100のブロック図を図9に示す。なお、プロバイダシステム10は、このコンピュータ100により実現される。ここで、プロバイダシステム10は、複数のコンピュータにより実現されてもよい。この場合、通信管理システム11および決済システム12が互いに異なるコンピュータにより実現されてもよい。また、販売店20または販売店20により運営されるショッピングサイトも、コンピュータ100により実現される。ここで、プロバイダシステム10および販売店20は、基本的に、互いに異なるコンピュータにより実現される。更に、各ユーザの端末も、コンピュータ100により実現される。
【0070】
CPU101は、上述のフローチャートに示した処理を記述したプログラムを記憶装置102からメモリ103にロードして実行する。記憶装置102は、たとえばハードディスクであり、上記プログラムを格納する。一方、メモリ103は、例えば半導体メモリであり、CPU101の作業領域として使用される。なお、ユーザ情報データベース13は、記憶装置102の中に構築される。
【0071】
記録媒体ドライバ104は、CPU101の指示に従って可搬性記録媒体105にアクセスする。可搬性記録媒体105は、例えば、半導体デバイス(PCカード等)、磁気的作用により情報が入出力される媒体(フレキシブルディスク、磁気テープなど)、光学的作用により情報が入出力される媒体(光ディスクなど)を含む。通信制御装置106は、CPU101の指示に従って網との間でデータを送受信する。
【0072】
図10は、本発明に係わるソフトウェアプログラムなどの提供方法を説明する図である。本発明に係わるプログラムは、例えば、以下の3つの方法の中の任意の方法により提供される。
【0073】
(a) コンピュータ100にインストールされて提供される。この場合、プログラム等は、たとえば、出荷前にプレインストールされる。
(b) 可搬性記録媒体に格納されて提供される。この場合、可搬性記録媒体105に格納されているプログラム等は、基本的に、記録媒体ドライバ104を介して記憶装置102にインストールされる。
【0074】
(c) 網上のサーバから提供される。この場合、基本的には、コンピュータ100がサーバに格納されているプログラム等をダウンロードすることによってそのプログラム等を取得する。
【0075】
(付記1) ネットワークを利用して商品を購入したユーザに対して特典を付与する方法であって、
ユーザがユーザ端末を利用して商品を購入した際、その商品の購入に係わる情報に基づいて特典を上記ユーザに対して付与する特典付与方法。
(付記2) 付記1に記載の方法であって、
上記特典は、上記商品の代金が予め決められた所定の方法で決済された場合に付与される。
(付記3) 付記1に記載の方法であって、
上記特典は、上記ユーザが予め決められている特定の商品を購入した場合に付与される。
(付記4) 付記1に記載の方法であって、
上記特典は、上記ユーザが予め決められた所定の販売店から商品を購入した場合に付与される。
(付記5) 付記1に記載の方法であって、
上記特典は、上記ユーザによるネットワークの利用に係わる。
(付記6) 付記5に記載の方法であって、
上記特典は、上記ユーザのネットワーク利用料金を減額または無料にするサービスである。
(付記7) 付記1に記載の方法であって、
上記ユーザが予め決められた所定のサービスプロバイダに入会しているか否かを検出し、
そのユーザが上記サービスプロバイダに入会していなかった場合には、そのサービスプロバイダに入会するための案内を上記ユーザ端末に表示し、
上記ユーザがその案内に従って上記サービスプロバイダに入会した場合に、上記特典がそのユーザに付与される。
(付記8) ネットワークを利用して商品を販売する商品販売システムであって、
ネットワーク接続サービスおよび電子決済サービスを提供するサービスプロバイダと、
ネットワーク上のサイトを利用して商品を販売する販売店とを含み、
上記販売店から商品を購入したユーザが上記サービスプロバイダが提供する電子決済サービスを利用してその代金を決済する場合に特典を付与する商品販売システム。
(付記9) 付記8に記載のシステムであって、
上記ユーザが上記サービスプロバイダの会員である場合には、そのユーザに対して上記サービスプロバイダのネットワーク接続サービスに係わる特典を付与する。
(付記10) 付記9に記載のシステムであって、
上記ユーザが上記サービスプロバイダの会員である場合には、そのユーザに対して上記サービスプロバイダのネットワーク利用料金を減額または無料にする。
(付記11) 付記8に記載のシステムであって、
上記ユーザが上記サービスプロバイダの会員でない場合には、
上記販売店は、上記ユーザの端末に上記サービスプロバイダに入会するための案内を表示し、
上記ユーザがその案内に従って上記サービスプロバイダに入会した場合にそのユーザに対して上記特典を付与する。
(付記12) ネットワークを利用して商品を販売する販売システムにおいて使用され、ネットワーク接続サービスおよび電子決済サービスを提供するサービスプロバイダ装置であって、
ユーザがネットワーク上のサイトから商品を購入した際の決済を行う決済手段と、
上記ユーザが上記決済手段を利用したときに特典を付与する特典付与手段と、
を有するサービスプロバイダ装置。
(付記13) 付記12に記載のサービスプロバイダ装置であって、
上記特典は、上記ユーザによるネットワークの利用に係わる。
(付記14) 付記13に記載のサービスプロバイダ装置であって、
上記特典は、上記ユーザによるネットワーク利用料金を減額または無料にする。
(付記15) ネットワーク接続サービスおよび電子決済サービスを提供するサービスプロバイダ装置に接続され、ネットワークを利用して商品を販売する商品販売装置であって、
ネットワークを介してユーザからの注文を受け付ける受付手段と、
そのユーザに対して決済方法を問い合わせる問合せ手段と、
上記ユーザが、上記サービスプロバイダを運営するプロバイダとの間の契約により予め決められている所定商品を注文した場合、上記ユーザに対して特典を付与すべき旨を上記サービスプロバイダ装置に依頼する依頼手段と、
を有する商品販売装置。
(付記16) 付記15に記載の商品販売装置であって、
上記依頼手段は、上記商品のための決済方法として上記サービスプロバイダ装置が提供する電子決済サービスを指定した場合に、上記ユーザに対して特典を付与すべき旨を上記サービスプロバイダ装置に依頼する。
(付記17) 付記15記載の商品販売装置であって、
上記特典は、上記ユーザによる上記サービスプロバイダのネットワークの利用に係わる。
(付記18) 付記17記載の商品販売装置であって、
上記特典は、ネットワーク利用料金を減額または無料にするものである。
(付記19) ネットワーク接続サービスおよび電子決済サービスを提供するサービスプロバイダおよびネットワーク上のサイトを利用して商品を販売する販売店を含むシステムにおける、上記販売店から商品を購入する商品購入装置であって、
ネットワークを介して上記販売店が提供する商品を注文する注文手段と、
その商品を購入する際の代金の決済方法を指定する指定手段とを有し、
上記指定手段が決済方法として上記サービスプロバイダ装置により提供されている電子決済サービスを指定した場合、特典が付与される商品購入装置。
(付記20) 付記19に記載の商品購入装置であって、
上記注文手段が予め決められている所定の商品を注文した場合に上記特典が付与される。
(付記21) 付記19に記載の商品購入装置であって、
上記特典は、上記サービスプロバイダのネットワークの利用に係わる。
(付記22) 付記21に記載の商品購入装置であって、
上記特典は、上記サービスプロバイダにより請求されるべきネットワーク利用料金が減額または無料にされる。
(付記23) コンピュータにより実行されたときにネットワークを利用して商品を購入したユーザに対して特典を付与する機能を提供するプログラム、を格納する記録媒体であって、
ユーザがネットワーク上のサイトから商品を購入した際の決済を行う決済プログラムと、
上記ユーザが上記決済プログラムを利用したときに、そのユーザによるネットワーク利用料金を減額または無料にする特典付与プログラムと、
を格納する記録媒体。
(付記24) サービスプロバイダへの入会を誘導する方法であって、
ユーザがユーザ端末によりネットワークを利用して商品を購入する際に、そのユーザが所定のサービスプロバイダに入会していないことを判断し、
そのユーザが上記サービスプロバイダに入会していなかった場合に、そのサービスプロバイダに入会するための案内を上記ユーザ端末に表示する誘導方法。
(付記25) 付記24に記載の方法であって、
上記商品の代金が予め定められた所定の方法で決済される場合に、上記ユーザが上記サービスプロバイダに入会していないことを判断する。
(付記26) 付記25に記載の方法であって、
上記決済方法は、上記サービスプロバイダが提供する電子決済サービスを用いた決済を行うことである。
(付記27) ネットワークを利用して商品を販売する商品販売システムであって、
ネットワーク接続サービスおよび電子決済サービスを提供するサービスプロバイダと、
ネットワーク上のサイトを利用して商品を販売する販売店とを含み、
上記販売店から商品を購入したユーザが上記サービスプロバイダに入会していなかった場合に、そのサービスプロバイダに入会するための案内をユーザに提示する商品販売システム。
(付記28) ネットワーク接続サービスおよび電子決済サービスを提供するサービスプロバイダ装置に接続され、ネットワークを利用して商品を販売する商品販売装置であって、
ネットワークを介してユーザからの注文を受け付ける受付手段と、
そのユーザに対して決済方法を問い合わせる問合せ手段と、
上記ユーザが、上記サービスプロバイダを運営するプロバイダとの間の契約により予め決められている所定商品を注文した場合、そのサービスプロバイダに入会していないユーザに対して入会のための案内を提示する提示手段と、
を有する商品販売装置。
(付記29) ネットワークを利用して商品を購入したユーザに対して特典を付与するために、コンピュータを、
ユーザがユーザ端末を利用して商品を購入した際、その商品の購入に係わる情報に基づいて上記ユーザに対して特典を付与する手段
として機能させるための特典付与プログラム。
(付記30) ネットワークを利用して商品を購入したユーザに対して特典を付与するために、コンピュータを、
ユーザがネットワーク上のサイトから商品を購入した際の決済を実行する決済手段、
上記ユーザが上記決済手段を利用したときに、そのユーザによるネットワーク利用料金を減額または無料にする特典付与手段
として機能させるための特典付与プログラム。
(付記31) ネットワークを利用して商品を購入したユーザに対して特典を付与するために、コンピュータを、
ネットワークを介してユーザからの注文を受け付ける受付手段、
上記ユーザがサービスプロバイダとの間の契約により予め決められている所定の商品を注文したときに、そのユーザに対して特典を付与すべき旨を上記サービスプロバイダに依頼する依頼手段
として機能させるための特典付与プログラム。
(付記32) サービスプロバイダへの入会を誘導するために、コンピュータを、
ユーザがユーザ端末を用いてネットワーク経由で商品を購入する際に、そのユーザが所定のサービスプロバイダに入会しているか否かを判断する判断手段、
そのユーザが上記サービスプロバイダに入会していなかった場合に、そのサービスプロバイダに入会するための案内を上記ユーザ端末に表示する表示手段
として機能させるためのプログラム。
【0076】
【発明の効果】
本発明によれば、特定の方法で商品を購入したユーザに対して自動的に特典が付与されるので、ユーザは、その特典を受けるために特別の手続をする必要がない。
【0077】
また、本発明によれば、ネットワークを利用した商品購入時の一連の手続としてプロバイダへの入会手続をさせるようにしたので、商品の購入とプロバイダ入会手続間の時間経過をなくすとともにユーザの操作を削減できることから、プロバイダへの効果的な入会誘導を実現することができる。
【0078】
さらに、本発明によると、購入者にとっては、プロバイダへ既に入会している場合にも特典を得ることができる。また、販売店にとっては、商品を購入することによりユーザは特典を得られることから、商品販売を促進する効果を奏する。また、プロバイダにとっては、提供している決済システムを世に広く利用してもらうことを促進することが可能となり、契約販売店において商品の代金決済がその決済システムで行われることで、例えば、その商品の代金に対する所定に割合での使用料を得ることができ、収入を増加させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される商品販売システムの構成図である。
【図2】プロバイダ会員を管理するためのデータベースの構成例である。
【図3】電子決済会員を管理するためのデータベースの構成例である。
【図4】 (a) は、プロバイダ会員が販売店から商品を購入する際のシーケンスを示す図である。(b) は、電子決済会員が販売店から商品を購入する際のシーケンスを示す図である。
【図5】ユーザから注文を受信した際の販売店および決済システムの動作を示すフローチャート(その1)である。
【図6】ユーザから注文を受信した際の販売店および決済システムの動作を示すフローチャート(その2)である。
【図7】販売店に設けられる商品管理テーブルの例である。
【図8】特典付与処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の機能を記述したプログラムを実行するコンピュータのブロック図である。
【図10】本発明に係わるソフトウェアプログラムなどの提供方法を説明する図である。
【符号の説明】
10 プロバイダシステム
11 通信管理システム
12 決済システム
13 ユーザ情報データベース
20 販売店
30 認証システム
100 コンピュータ
101 CPU
102 記憶装置
103 メモリ
104 記録媒体ドライバ
105 可搬性記録媒体
106 通信制御装置

Claims (6)

  1. ユーザが端末を使って、ネットワークに接続された、販売店の端末、決済手段を備えたサービスプロバイダの端末にアクセス可能なネットワークシステムにおける商品販売システムであって、
    ネットワークを介して商品を販売する該販売店の端末と、
    品の購入の際の電子決済を行なう該決済手段と
    該ユーザが該決済手段を使用して、該販売店からの商品の購入のための電子決済を行なった場合に、該ユーザが自サービスプロバイダの会員の場合には無条件で、該ユーザが自サービスプロバイダの会員でない場合には、自サービスプロバイダへの入会案内を該ユーザに提示し、該入会案内にしたがって該ユーザが自サービスプロバイダへの入会手続を行なった場合に、該ユーザに対しネットワーク利用に関する特典を与える、ネットワークへの接続サービスを提供する該サービスプロバイダの端末と、
    を備えることを特徴とする商品販売システム。
  2. 前記特典は、ネットワークの利用を一定期間無料にするものであることを特徴とする請求項1に記載の商品販売システム。
  3. 前記特典は、ネットワークの利用料金を一定期間割り引くものであることを特徴とする請求項1に記載の商品販売システム。
  4. 前記特典は、前記販売店が販売する商品のうち、特定の商品の購入の際に与えられることを特徴とする請求項1に記載の商品販売システム。
  5. ユーザが端末を使って、ネットワークに接続された、ネットワークを介して商品を販売する販売店の端末、商品の購入の際の電子決済を行なう決済手段を備えたサービスプロバイダの端末にアクセス可能なネットワークシステムにおける商品販売方法であって、
    ネットワークへの接続サービスを提供する該サービスプロバイダの端末が、
    該ユーザが該決済手段を使用して、該販売店からの商品の購入のための電子決済を行なった場合に、該ユーザが自サービスプロバイダの会員の場合には無条件で、該ユーザが自サービスプロバイダの会員でない場合には、自サービスプロバイダへの入会案内を該ユーザに提示し、該入会案内にしたがって該ユーザが自サービスプロバイダへの入会手続を行なった場合に、該ユーザに対しネットワーク利用に関する特典を与える、
    ことを特徴とする商品販売方法。
  6. ユーザが端末を使って、ネットワークに接続された、ネットワークを介して商品を販売する販売店の端末、商品の購入の際の電子決済を行なわせる決済手段を備えたサービスプロバイダのコンピュータにアクセス可能なネットワークシステムにおける商品販売方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    ネットワークへの接続サービスを提供する該サービスプロバイダのコンピュータに、
    該ユーザが該決済手段を使用して、該販売店からの商品の購入のための電子決済を行なった場合に、該ユーザが自サービスプロバイダの会員の場合には無条件で、該ユーザが自サービスプロバイダの会員でない場合には、自サービスプロバイダへの入会案内を該ユーザに提示し、該入会案内にしたがって該ユーザが自サービスプロバイダへの入会手続を行なった場合に、該ユーザに対しネットワーク利用に関する特典を与えさせる、
    処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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