JP4724762B2 - 移動機及び移動機で使用される方法 - Google Patents

移動機及び移動機で使用される方法 Download PDF

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本発明は、マクロセル及びフェムトセルが混在する環境下における移動機及び移動機で使用される方法に関する。
移動体通信では、移動機は、基地局(BTS: Base Station)がカバーするエリアの中で無線通信を行う。基地局がカバーするエリアは、セルと呼ばれ、1つのセルのサイズは大小様々である。なお、以下の説明において、セルはセクタを含む概念であるとする。セルはカバーエリアの大きさによって下記のような概念がある。まず、半径数十kmオーダーのエリアをカバーするマクロセルがある。また、マクロセルよりもカバーエリアが小さく、半径数kmオーダーのエリアをカバーするマイクロセルがある。また、マイクロセルよりもさらにカバーエリアが小さく半径数百mオーダーのエリアをカバーするピコセルがある。さらに、ピコセルよりもさらに小さく半径数十m以下のエリアをカバーするフェムトセルがある。フェムトセルは建物や特定の場所のような比較的狭い地域をカバーする。
図1は、フェムトセルとマクロセルが混在するエリアの概念図を示す。この種の通信システムを利用する技術については、例えば特許文献1に記載されている。フェムトセルの基地局(フェムトBTS)は、マクロセルの基地局(マクロBTS)に比べて弱い電力で信号を送信するので、一般に、フェムトセルはマクロセルに比べて狭いエリアをカバーする。従来、一般のユーザではない特定のオペレータが、エリアを構築するために高価な基地局を各地域に導入してきた。しかしながら、フェムトBTSはマクロBTSに比べて安価であるので、基地局を一般のユーザが購入し、導入することが従来よりも容易になってきた。
フェムトセルの利点の1つは、エリアを改善できることである。例えば、不感地帯でのエリアを簡易に改善することができる。上述したようにマクロBTSは比較的強い電力で信号を送信するので、一旦マクロBTSが設置されると、隣接するセルは干渉を受けるおそれが生じる。しかしながら、フェムトBTSの送信電力は弱いので、セル間干渉はマクロBTSの場合ほどには懸念されない。このため、フェムトBTSはマクロBTSよりも導入が容易であり、特に不感地帯のエリアを改善する際に有利である。フェムトセルの別の利点は、サービスの多様化である。ユーザがフェムトBTSを購入し、自宅等に導入した後、フェムトセルによる通信について割引通信料金の適用を受けるサービスが考えられる。これにより、ユーザの通信料金の低減及びマクロBTSの処理負担の軽減の双方を図ることができる。
本発明はフェムトセルによる通信においてマクロセルよりも料金が割り引かれるサービスの環境下において発生し得る問題に対しての対処案である。その為、本願では簡単の為、オペレータがBTSを導入していて、通信料金の割引が適用されないセルをマクロセル、ユーザがBTSを導入していて、通信料金の割引が適用されるセルをフェムトセルと分類することとする。上述のピコセルとマイクロセルについては、通信料金の割引が適用されないセルであればマクロセル、適用されるセルであればフェムトセルと分類する。また、一般的にフェムトセルと呼ばれるセルであっても、通信料金の割引が適用されなければマクロセル、一般的にマクロセルと呼ばれるセルであっても、料金の割引が適用されればフェムトセルと分類することとする。
特表2009−510973号公報
上述したように、フェムトセルとマクロセルで通信の課金体系を変えることが考えられる。この場合、フェムトセルを利用すればするほど通信料金は安くなる。
図2は、フェムトセルに在圏しているユーザが、フェムトBTSに発信要求を行い、課金処理がなされる様子を示す。ユーザ装置(UE: User Equipment)は一般的には移動局も固定局も含む概念であるが、典型的には移動機を指す。ユーザ装置UEは、プロトコルスタック部(PS: Protocol Stack)とアプリケーション部(APL: APpLication)を含む。プロトコルスタック部PSは、ネットワークNW(Network)との信号のやりとりを制御するソフトウェアを示す。また、アプリケーション部APLは、ディスプレイ表示やユーザ操作などのユーザインターフェース(UI: User Interface)を制御するアプリケーション部分である。
まず、UEがフェムトセルに在圏すると、フェムトBTSからユーザ装置UEのプロトコルスタック部PSへメッセージが送信され、そのメッセージを受信した装置はフェムトセルに在圏していることが示される。フェムトセルに在圏していることを示すメッセージは、ユーザ装置UEがネットワークNWに位置登録を行った後に、ネットワークNWからそのUEに向けて個別に送信されたものでもよいし、或いは報知情報としてセル配下全てのユーザ装置UEに送信されたものでもよい。フェムトセルに在圏していることを示すメッセージを受信したプロトコルスタック部PSは、ユーザ装置UEがフェムトセルに在圏していることを認識し、さらにアプリケーション部APLにその旨を示すメッセージを通知する。この通知を受けたアプリケーション部APLは、フェムトセルに在圏していることを示すピクトをディスプレイに表示する。これにより、ユーザは自分がフェムトセルに在圏していることを認識できる。
ユーザが発信を要求すると、発信要求を示すメッセージがプロトコルスタック部PSに送信され、更にフェムトBTSに発信要求を示すメッセージが送信される。フェムトBTSはこれに応答してフェムトセルでの通信処理及び課金を開始する。この応答(発信要求応答)は、ユーザ装置UEのプロトコルスタック部PSで受信され、通信が始まったことがユーザに通知される。これにより、割安のフェムトセルで通信を行うユーザの意向に沿って通信が開始される。
次に、この移動局が、移動に伴ってセルリセレクション(Cell Reselection)を行い、マクロセルに在圏したとする(図3のS34)。ユーザ装置UEは、セルリセレクションで選択されたマクロBTSからの個別又は報知メッセージを受信し(S35)、自装置UEがマクロセルに在圏していることを、プロトコルスタック部PSで認識する(S36)。セルリセレクションをした時点でプロトコルスタック部PSは、自装置UEがマクロセルに在圏していると認識し、その後、フェムトセルに在圏していることを示すメッセージをNWから受信しないことで自装置UEがマクロセルに在圏していると認識するという方法もある。その後、プロトコルスタック部PSは、ユーザ装置UEがマクロセルに在圏していることをアプリケーション部APLに通知する(S37)。以後アプリケーション部APLは、ユーザがマクロセルに在圏していることを示すピクトをディスプレイに表示する。これにより、ユーザは自分がマクロセルに在圏していることを認識できる。
従って図中、縦向きの双方向矢印で示されている期間では、プロトコルスタック部PSで認識されているセル種別と、アプリケーション部APLで認識されているセル種別とが異なっている。この間、プロトコルスタック部PSは、ユーザ装置UEがマクロセルに在圏しているように認識しているが、アプリケーション部APL(即ち、ユーザ)はユーザ装置UEがフェムトセルに在圏しているように認識している。この期間は、状態不一致期間と言及される。
図4は、状態不一致期間の間に、ユーザが発信要求を行っている様子を示す。状態不一致期間の場合、ユーザは、ディスプレイのピクト表示により、自身がフェムトセルに在圏しているように認識している。ユーザは、発信についてフェムトセルでの課金が適用されることを意図している。しかしながら、実際にはユーザ装置UEは、マクロセルに在圏しており、この発信の処理が進むと、マクロセルでの課金が適用される。この場合、ユーザの意向とは異なる課金が発生してしまうことになる。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものである。本発明の課題は、ユーザが認識している種別のセルと異なる種別のセルでユーザの発信要求が処理されることを抑制する移動機及び移動機で使用される方法を提供することである。
本発明の一形態による移動機は、
基地局と無線通信を行う通信部と、
前記基地局から受信した無線信号により在圏セルの種別を判定し、前記基地局との無線通信を制御する無線通信制御部と、
前記無線通信制御部から受信した通知信号により在圏セルの種別を判定し、判定結果をユーザに示すユーザインターフェース制御部と、
を有し、前記ユーザによる発信の要求に応じて、発信要求メッセージが前記ユーザインターフェース制御部から前記無線通信制御部に通知され、
前記発信要求メッセージは、前記ユーザインターフェース制御部で判定された在圏セルの種別を示すインジケータを含み、
前記インジケータにより示される在圏セルの種別、及び前記無線通信制御部で判定された在圏セルの種別の組み合わせに応じて、前記無線通信制御部は、前記ユーザによる発信の許否を制御する、移動機である。
前記インジケータにより示される在圏セルの種別がフェムトセルであり、前記無線通信制御部で判定された在圏セルの種別がマクロセルであった場合、前記無線通信制御部は、前記ユーザによる発信の要求を禁止してもよい。
前記インジケータにより示される在圏セルの種別がマクロセルであり、前記無線通信制御部で判定された在圏セルの種別がフェムトセルであった場合、前記無線通信制御部は、前記ユーザによる発信の要求を許可してもよい。
前記インジケータにより示される在圏セルの種別が、前記無線通信制御部で判定された在圏セルの種別と異なっていた場合、ユーザインターフェースを介してユーザに示される在圏セルの種別が変更されてもよい。
本発明の一形態によれば、基地局と無線通信を行う移動機で使用される方法が使用される。本方法は、
前記基地局から受信した無線信号により在圏セルの種別を通信制御部で判定するステップと、
判定された在圏セルの種別をユーザインターフェースでユーザに示すステップと、
前記ユーザインターフェースを介して前記ユーザから発信の要求を受け、或るインジケータを含む発信要求メッセージを前記通信制御部に送信するステップであって、前記インジケータは、前記ユーザインターフェースで前記ユーザに示されている在圏セルの種別を示す、ステップと、
前記インジケータにより示される在圏セルの種別、及び前記通信制御部で判定された在圏セルの種別の組み合わせに応じて、前記通信制御部は、前記ユーザによる発信の許否を制御する、移動機で使用される方法である。
本発明によれば、ユーザが認識している種別のセルと異なる種別のセルでユーザの発信要求が処理されることを抑制することができる。
フェムトセルとマクロセルが混在するエリアの概念図。 フェムトセルによる課金がなされる様子を示すフローチャート。 状態不一致期間が生じることを示す図。 ユーザの認識と異なる課金が発生する様子を示す図。 ユーザ装置の主な機能を示す図。 ユーザ装置の第1の動作例を概略的に示すフローチャート。 ユーザ装置の第1の動作例を詳細に示すフローチャート。 ユーザ装置の第2の動作例を概略的に示すフローチャート。 ユーザ装置の第2の動作例を詳細に示すフローチャート。
本発明の一形態によれば、ユーザ装置のアプリケーション部APLからプロトコルスタック部PSに、発信要求メッセージが送信される。発信要求メッセージは、ユーザが認識している在圏セルが、フェムトセルであるか否かを示すインジケータ(Indicator)を含む。発信要求メッセージを受信したプロトコルスタック部PSは、受信した発信要求メッセージ中のインジケータに基づいて、ユーザの認識している在圏セルの種別と、プロトコルスタック部PSで認識している在圏セルの種別との異同を判別する。ユーザの認識している在圏セルがフェムトセルであり、プロトコルスタック部PSで認識している在圏セルがマクロセルであった場合、ユーザの発信要求は拒否される。これにより、フェムトセルの課金を期待してユーザが発信したにもかかわらず、マクロセルの課金が適用されてしまう不都合を効果的に回避できる。
本発明の別の形態によれば、ユーザの認識している在圏セルがマクロセルであり、プロトコルスタック部PSで認識している在圏セルがフェムトセルであった場合、ユーザの発信要求は許可される。この場合、ユーザの認識している在圏セルの種別と、プロトコルスタック部PSで認識している在圏セルの種別とが一致していない点は、上記の場合と同じである。しかしながら、目下の例の場合、ユーザの発信要求の処理を進めたとしても、課金はフェムトセルでなされるので、ユーザにとって著しい不利益は発生しない。このため、発信要求は許可される。ユーザ装置のプロトコルスタック部PSからアプリケーション部APLに、発信要求応答メッセージが送信される。発信要求応答メッセージは、発信要求の処理がなされたセルの種別が、フェムトセルであるか否かを示すインジケータ(Indicator)を含む。このインジケータを利用して、アプリケーション部APLは、ピクト表示の更新及び/又は在圏セルの管理状態の更新等を行ってもよい。
以下の観点から本発明の実施例を説明する。
A.ユーザ装置
B.第1の動作例
C.第2の動作例
A.ユーザ装置
図5は、ユーザ装置UEの機能ブロック図を示す。機能ブロック図では、本願実施例に特に関係のある機能が示されており、他の機能については省略されていることに留意を要する。図5には、アプリケーション部APL51及びプロトコルスタック部PS52が示されている。
アプリケーション部APL51(ユーザインターフェース制御部)は、ディスプレイ表示やユーザ操作等のユーザインターフェース(UI: User Interface)を制御するアプリケーション部分である。アプリケーション部APLは、フェムトセル在圏ピクト表示部511、発信時ダイアログ表示部512、ユーザ操作受付部513、APL-PS間メッセージ送受信部514及び在圏セル管理部515を少なくとも含む。
フェムトセル在圏ピクト表示部511は、ユーザ装置UEがフェムトセルに在圏していることを示すピクトをディスプレイに表示する。フェムトセルに在圏していることだけでなく、代替的に又は付加的にマクロセルに在圏していることがピクトで表示されてもよい。要するに、フェムトセル在圏ピクト表示部511は、ユーザが、料金体系の異なるセルに在圏していること(又はその可能性があること)を、ユーザに通知することができればよい。
発信時ダイアログ表示部512は、発信時のダイアログをディスプレイに表示する。本実施例の場合、発信時ダイアログ表示部512は、ユーザ装置UEが発信を行った場合、その発信がマクロセルの課金に結び付く発信であること、又はその発信がフェムトセルの課金に結び付く発信であることをディスプレイに表示する。
ユーザ操作受付部513は、ユーザインターフェースを介してユーザが入力した情報を受信する。本実施例では、特に、ユーザ操作受付部513は、ユーザの発信要求を受け付ける。ユーザ操作受付部513は、例えば、英数字キーその他のキー入力部、タッチパネルに組み込まれた接触式入力部その他のユーザの意図を表現可能な適切な如何なる要素を含んでもよい。
APL-PS間メッセージ送受信部514は、プロトコルスタック部PSとの間でメッセージの送受信を行なう。メッセージは或るインジケータを含み、このインジケータは、アプリケーション部APL51の在圏セル管理部515で認識されている在圏セルが、フェムトセルであるか否かを示す。代替的に又は付加的に、インジケータは、在圏セルがマクロセルであるか否かを示してもよい。一例として、インジケータはメッセージの中で1つ以上のビットで表現されてもよい。
在圏セル管理部515は、ユーザインターフェースを介してユーザに通知する在圏セルの種別を管理する。この在圏セルの種別は、マクロセル又はフェムトセルであり、プロトコルスタック部PS52から通知されたセルの種別である。
プロトコルスタック部PS52(無線通信制御部)は、ネットワークNWとの信号のやりとりを制御するソフトウェアを示す。プロトコルスタック部PS52は、発信可否判定部521、通信部522、APL-PS間メッセージ送受信部523及び在圏セル管理部524を含む。
発信可否判定部521は、ユーザからの発信要求に応じて発信要求を基地局に通知するか否かを判断する。この判断は、上記のインジケータと在圏セル管理部524で認識しているセルの種別とを比較することで行われる。後述するように、インジケータがフェムトセルを示し、在圏セル管理部524で認識されている在圏セルの種別がマクロセルであった場合、ユーザによる発信の要求は禁止される。インジケータがマクロセルを示し、在圏セル管理部524で認識されている在圏セルの種別がフェムトセルであった場合、ユーザによる発信の要求は、許可される。なお、当然に、インジケータにより示される在圏セルの種別と、在圏セル管理部524で認識されている在圏セルの種別とが一致していた場合、ユーザによる発信の要求は許可される。
通信部522は、基地局(マクロセル又はフェムトセル)と無線信号の送受信を行なう。
APL-PS間メッセージ送受信部523は、アプリケーション部APL51との間でメッセージの送受信を行なう。このメッセージもインジケータを含み、インジケータは、プロトコルスタック部PSの在圏セル管理部524で認識されている在圏セルが、フェムトセルであるか否かを示す。代替的に又は付加的に、インジケータは、在圏セルがマクロセルであるか否かを示してもよい。
在圏セル管理部524は、プロトコルスタック部PS52が、基地局から受信したメッセージに基づいて判断した在圏セルの種別を記憶及び更新する(管理する)。判断結果の在圏セルの種別は、アプリケーション部APL51に通知される。在圏セルの種別は、マクロセル又はフェムトセルである。
B.第1の動作例
図6A及び図6Bは、本発明の実施例による第1の動作例を示す。図6Aは動作例の概要を示し、図6Bは動作例の詳細を示す。両図を参照しながら、第1の動作例を説明する。ステップS611に示されるように、アプリケーション部APL51の在圏セル管理部515は、ユーザ装置UEが現在フェムトセルに在圏しているものと認識している。しかしながら、ステップS621に示されているように、プロトコルスタック部PS52の在圏セル管理部524は、ユーザ装置がマクロセルに在圏していることを認識している。従って、アプリケーション部APL51及びプロトコルスタック部PS52の間で認識される状態間に不一致が生じている。これは、図2で言及した状態不一致期間における状況に相当する。
ステップS612に示されるように、アプリケーション部APL51の在圏セル管理部515は、フェムトセル在圏ピクト表示部511に対して、フェムトセルに在圏していることを示すピクトをディスプレイに表示するように指示している。この指示に応じて、ユーザインターフェースのディスプレイには、フェムトセルに在圏していることを示すピクトが表示されている(図示せず)。従って、ユーザは自身がフェムトセルに在圏しているものと認識する。
ステップS613では、この状態でユーザが発信要求を行う。発信要求は、ユーザ操作受付部513のようなユーザインターフェースを介して行われる。
ステップS614では、ユーザの発信要求を受けたユーザ操作受付部513は、APL-PS間メッセージ送受信部514に発信要求のあったことを通知する。
ステップS615では、APL-PS間メッセージ送受信部が、在圏セル管理部515で認識している在圏セルの種別を問い合わせる。
ステップS616では、問い合わせの結果判明したセルの種別に応じて、インジケータの内容が決定される。インジケータは、アプリケーション部APL51からプロトコルスタック部PS52へ伝送されるメッセージに含められる。インジケータは、在圏セル管理部511で認識しているセルの種別がフェムトセルであるか又はマクロセルであるかを示す。目下の例の場合、インジケータは、フェムトセルであることを示し、従ってこのインジケータを含むメッセージは、ユーザが、フェムトセルの発信要求の処理を意図していることを示す。
ステップS617では、このようなメッセージがアプリケーション部APL51のメッセージ送受信部514からプロトコルスタック部PS52のメッセージ送受信部523へ伝送される。
ステップS622に示されるように、APL-PS間メッセージ送受信部523は、フェムトセルの発信要求の処理を希望するメッセージを発信可否判定部521に通知する。
ステップS623では、発信可否判定部521が、在圏セル管理部524に在圏セルの種別を問い合わせる。
ステップS624では、ユーザの発信要求を基地局に通知するか否かが判断される。目下の例の場合、ユーザは、フェムトセルの発信要求の処理がなされることを希望しているが、このユーザ装置はマクロセルに在圏している。従って、このユーザ装置は、フェムトセルの発信要求の処理を進めることはできない。本実施例の場合、ステップS624では、ユーザの発信要求は拒否される。
ステップS625では、発信要求が拒否されたことが、発信可否判定部521からAPL-PS間メッセージ送受信部523に送信される。
プロトコルスタック部PS52のAPL-PS間メッセージ送受信部523は、アプリケーション部APL51のAPL-PS間メッセージ送受信部514に、発信が拒否されたことを通知する。
これにより、ユーザの意に反してマクロセルからの発信が行われてしまうことを効果的に抑制できる。
ステップS618では、在圏セルの種別が不一致であったことに起因して発信が拒否されたことが、フェムトセル在圏ピクト表示部511に通知される。これにより、例えば、フェムトセルに在圏していることを示すピクトを消灯する、或いはマクロセルに在圏していることを示すピクトに変更する等の処理を行うことで、現状を正確に反映したピクト表示を行うことができる。また、在圏セル管理部に通知することにより、APLが認識するセルも正確に反映することができる。在圏セルの種別が不一致であったことに起因して発信が拒否されたことが、在圏セル管理部511に通知され、在圏セル管理部511で管理しているセルの種別が、フェムトセルからマクロセルに更新されてもよい。これにより、状態不一致期間を短縮することができる。
C.第2の動作例
図7A及び図7Bは、本発明の実施例による第2の動作例を示す。図7Aは動作例の概要を示し、図7Bは動作例の詳細を示す。両図を参照しながら、第2の動作例を説明する。ステップS711に示されるように、アプリケーション部APL51の在圏セル管理部515は、ユーザ装置UEが現在マクロセルに在圏しているものと認識している。しかしながら、ステップS721に示されているように、プロトコルスタック部PS52の在圏セル管理部524は、ユーザ装置がフェムトセルに在圏していることを認識している。アプリケーション部APL51及びプロトコルスタック部PS52の間で認識される状態間に不一致が生じているが、図6A及び図6Bで説明した例と逆のセル種別が認識されている。
ステップS712に示されるように、アプリケーション部APL51の在圏セル管理部515は、フェムトセル在圏ピクト表示部511に対して、マクロセルに在圏していることを示すピクトをディスプレイに表示するように指示している。この指示に応じて、ユーザインターフェースのディスプレイには、マクロセルに在圏していることを示すピクトが表示されている(図示せず)。なお、このピクト表示は必須でない。ユーザは自身がマクロセルに在圏しているものと認識する。
ステップS713では、この状態でユーザが発信要求を行う。発信要求は、ユーザ操作受付部513のようなユーザインターフェースを介して行われる。
ステップS714では、ユーザの発信要求を受けたユーザ操作受付部513は、APL-PS間メッセージ送受信部514に発信要求のあったことを通知する。
ステップS715では、APL-PS間メッセージ送受信部が、在圏セル管理部515で認識している在圏セルの種別を問い合わせる。
ステップS716では、問い合わせの結果判明したセルの種別に応じて、インジケータの内容が決定される。インジケータは、アプリケーション部APL51からプロトコルスタック部PS52へ伝送されるメッセージに含められる。インジケータは、在圏セル管理部511で認識しているセルの種別がフェムトセルであるか又はマクロセルであるかを示す。目下の例の場合、インジケータは、マクロセルであることを示し、従ってこのインジケータを含むメッセージは、ユーザが、マクロセルの発信要求の処理を意図していることを示す。
ステップS717では、このようなメッセージがアプリケーション部APL51のメッセージ送受信部514からプロトコルスタック部PS52のメッセージ送受信部523へ伝送される。
ステップS722に示されるように、APL-PS間メッセージ送受信部523は、マクロセルの発信要求の処理を意図するメッセージを発信可否判定部521に通知する。
ステップS723では、発信可否判定部521が、在圏セル管理部524に在圏セルの種別を問い合わせる。
ステップS724では、ユーザの発信要求を基地局に通知するか否かが判断される。目下の例の場合、ユーザは、マクロセルの発信要求の処理がなされることを意図しているが、このユーザ装置はフェムトセルに在圏している。従って、このユーザ装置は、フェムトセルの発信要求の処理を進めることができる。第2の動作例の場合、ユーザ装置がフェムトセルの発信処理を進め、ユーザにフェムトセルの課金処理が適用されたとしても、ユーザは不利益を被ることにはならない。従って、本実施例の場合、ステップS724では、ユーザの発信要求は許可される。
ステップS725では、発信を許可する判定結果が通信部522に通知される。
ステップS726では、通信部522はフェムトBTSに発信要求を送信する。以後、フェムトセルからの発信処理が行われ、フェムトセルに関する課金処理が行われる(S730)。
ステップS727では、フェムトBTSから発信要求応答を受信した通信部522が、発信要求応答をAPL-PS間メッセージ送受信部523に通知する。
ステップS728では、APL-PS間メッセージ送受信部524は、アプリケーション部APL51のAPL-PS間メッセージ送受信部514に送信するメッセージに含めるインジケータを決定する。インジケータは、発信要求の処理が、フェムトセル又はマクロセルの何れの種別のセルで処理されたかを示す。目下の例の場合、インジケータは、フェムトセルの発信要求の処理が行われたことを示す。
ステップS729では、このような内容のインジケータをメッセージが、プロトコルスタック部PS52のAPL-PS間メッセージ送受信部523からアプリケーション部APL51のAPL-PS間メッセージ送受信部514へ伝送される。
ステップS718では、アプリケーション部APL51のAPL-PS間メッセージ送受信部514は、受信したメッセージを発信時ダイアログ表示部512に通知し、発信時ダイアログ表示部512は、フェムトセルの発信要求の処理が行われたことをディスプレイに表示する。これにより、ユーザは、予想に反して安価な課金が行われることを速やかに知ることができる。また、メッセージ受信部514で受信したメッセージは、在圏セル管理部515やピクト表示部511にもメッセージを送信することで、在圏セル管理部515がセルを正確に認識すること、及び実情を正確に反映したピクト表示を行うこと等を促すことができる。
本発明はマクロセル及びフェムトセルが使用される適切な如何なる移動通信システムに適用されてもよい。例えば本発明は、HSDPA/HSUPA方式のW-CDMAシステム、LTE方式のシステム、IMT-Advancedシステム、WiMAX, Wi-Fi方式のシステム等に適用されてもよい。
以上本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、それらは単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。実施例又は項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の実施例又は項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、或る実施例又は項目に記載された事項が、別の実施例又は項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウエアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。ソフトウェアは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD-ROMその他の適切な如何なる記憶媒体に用意されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
51 アプリケーション部(APL)
511 フェムトセル在圏ピクト表示部
512 発信時ダイアログ表示部
513 ユーザ操作受付部
514 APL-PS間メッセージ送受信部
515 在圏セル管理部
52 プロトコルスタック部(PS)
521 発信可否判定部
522 通信部
523 APL-PS間メッセージ送受信部
524 在圏セル管理部

Claims (5)

  1. 基地局と無線通信を行う通信部と、
    前記基地局から受信した無線信号により在圏セルの種別を判定し、前記基地局との無線通信を制御する無線通信制御部と、
    前記無線通信制御部から受信した通知信号により在圏セルの種別を判定し、判定結果をユーザに示すユーザインターフェース制御部と、
    を有し、前記ユーザによる発信の要求に応じて、発信要求メッセージが前記ユーザインターフェース制御部から前記無線通信制御部に通知され、
    前記発信要求メッセージは、前記ユーザインターフェース制御部で判定された在圏セルの種別を示すインジケータを含み、
    前記インジケータにより示される在圏セルの種別、及び前記無線通信制御部で判定された在圏セルの種別の組み合わせに応じて、前記無線通信制御部は、前記ユーザによる発信の許否を制御する、移動機。
  2. 前記インジケータにより示される在圏セルの種別がフェムトセルであり、前記無線通信制御部で判定された在圏セルの種別がマクロセルであった場合、前記無線通信制御部は、前記ユーザによる発信の要求を禁止する、請求項1記載の移動機。
  3. 前記インジケータにより示される在圏セルの種別がマクロセルであり、前記無線通信制御部で判定された在圏セルの種別がフェムトセルであった場合、前記無線通信制御部は、前記ユーザによる発信の要求を許可する、請求項2記載の移動機。
  4. 前記インジケータにより示される在圏セルの種別が、前記無線通信制御部で判定された在圏セルの種別と異なっていた場合、ユーザインターフェースを介してユーザに示される在圏セルの種別が変更される、請求項2又は3記載の移動機。
  5. 基地局と無線通信を行う移動機で使用される方法であって、
    前記基地局から受信した無線信号により在圏セルの種別を通信制御部で判定するステップと、
    判定された在圏セルの種別をユーザインターフェースでユーザに示すステップと、
    前記ユーザインターフェースを介して前記ユーザから発信の要求を受け、或るインジケータを含む発信要求メッセージを前記通信制御部に送信するステップであって、前記インジケータは、前記ユーザインターフェースで前記ユーザに示されている在圏セルの種別を示す、ステップと、
    前記インジケータにより示される在圏セルの種別、及び前記通信制御部で判定された在圏セルの種別の組み合わせに応じて、前記通信制御部は、前記ユーザによる発信の許否を制御する、移動機で使用される方法。
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