JP4724118B2 - 新規のチオキシロース化合物、その製造方法、該化合物を含有する調剤組成物及びその治療における使用 - Google Patents
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Description
(a)式Iの化合物;
ペンタピラノシル基は5−チオ−β−D−キシロピラノシル基又は5−チオ−β−L−キシロピラノシル基であり、
Rは水素原子、C2−C6アシル基、窒素複素環で置換されたアセチル基又は−COOR’基 であり、
R1及びR2は互いに独立して、各々水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ若しくはトリフルオロメチル基、芳香環で任意に置換されたC1−C4アルキル基、−COOR’基、−CH2NR’R’’基、C1−C4アルコキシ基、−NH−CO−R’基又は−NH−SO2−R’基、並びに、
R’及びR’’は独立して各々C1−C4アルキル基);並びに、
(b)これらの付加塩、酸化物又は4級アンモニウム塩
から選択される化合物であることを特徴とする。
ペンタピラノシル基が5−チオ−β−D−キシロピラノシル基又は5−チオ−β−L−キシロピラノシル基であり、
Rが水素原子、C2−C6アシル基又は−COOR’基 であり、
R’がC1−C3アルキル基、並びに、
R1及びR2は互いに独立して、各々水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ若しくはトリフルオロメチル基又は芳香環で任意に置換されたC1−C4アルキル基である。
(a)「The Carbohydrate,Chemistry and Biochemistry」,第2版,Academic Press,New York−London 1972年,IA巻,p.292−294に記載のHELFERICH法。本方法では、ルイス酸存在下、過アセチル化糖とヒドロキシル化された芳香族複素環を縮合する、
(b)同著p.295−299に記載のKOENIGS−KNORR法。本方法では、シアン化水銀、イミダゾレート銀又はトリフルオロメチルスルホン酸銀のようなプロトン受容体存在下、ハロゲン化アシロースとフェノール類の水酸基を縮合する、及び、
(c)SCHMIDT法。本方法では、トリメチルシリルトリフルオロメタンスルホン酸又はボロントリフルオリドエテラートのようなルイス酸存在下、オシルトリクロロアセトイミダートとヒドロキシル化された芳香族複素環を縮合する、
により合成可能である。
(a)式IIのピリジノール;
R1及びR2は互いに独立して、各々水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ若しくはトリフルオロメチル基、芳香環で任意に置換されたC1−C4アルキル基、−COOR’基、−CH2NR’R’’基、C1−C4アルコキシ基、−NH−CO−R’基又は−NH−SO2−R’基、並びに、
と式(III−D)又は(III−L)の5−チオキシロピラノース系誘導体;
(b)必要に応じて、前記で得た式Iの化合物とメタノール中のアンモニア溶液を反応させることにより、アシル基を脱離させ、これによりアシル基を水素原子に置換することで、式Iaの化合物;
(c)必要に応じて、前記で得た式I又は式Iaの化合物の一つを当業者に公知の方法により酸と反応させることにより、対応する付加塩を得る。
R1及びR2は互いに独立して、各々水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ若しくはトリフルオロメチル基、芳香環で任意に置換されたC1−C4アルキル基、−COOR’基、−CH2NR’R’’基、C1−C4アルコキシ基、−NH−CO−R’基又は−NH−SO2−R’基、並びに、
R’及びR’’は独立して各々C1−C4アルキル基);
をジクロロメタンのような非プロトン溶媒中、ルイス酸系触媒、例えば四塩化スズ存在下、反応温度20℃から60℃、反応時間1時間から2時間で反応させることにより、式Ibの化合物;
R1及びR2は互いに独立して、各々水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ若しくはトリフルオロメチル基、芳香環で任意に置換されたC1−C4アルキル基、−COOR’基、−CH2NR’R’’基、C1−C4アルコキシ基、−NH−CO−R’基又は−NH−SO2−R’基、並びに、
R’及びR’’は独立して各々C1−C4アルキル基);
をジクロロメタンのような非プロトン溶媒中、トリメチルシリルトリフルオロメタンスルホン酸のような触媒存在下、反応温度−25℃から室温、反応時間1時間から5時間で反応させることにより、式Ibのチオキシロピラノシド;
N−(5−メトキシ−2−ピリジニル)メタンスルホンアミド
10.7g(86mmol)の5−メトキシ−2−ピリジンアミンを55mlのジクロロメタン中に溶解した溶液を0℃まで冷却し、72ml(144mmol)の2Mメタンスルホン酸無水物のジクロロメタン溶液を徐々に加える。反応混合物を室温で6時間攪拌し、その後、充分な量の重炭酸ナトリウム溶液を加え、pHを約9とする。得た混合物を減圧下で濃縮し、残留物を160mlのエタノール中50℃において溶解し、得た混合物を乾燥、濾過し、濾過水を減圧下で濃縮する。残留物を50mlの冷却したエタノール中で粉砕し、得た固体を濾過し、フィルター上を少量のエタノールで洗浄し、その後乾燥することにより、8.7gの目的物質を白色粉末として得る(収率50%)。
融点156−158℃
N−(5−ヒドロキシ−2−ピリジニル)メタンスルホンアミド
8.7g(43mmol)の合成1において得た化合物を90mlのジクロロメタン中に溶解した溶液を調整し、12.2ml(129mmol)のボロントリアミドを徐々に加える。反応混合物を溶媒の還流温度で3時間攪拌し、その後、減圧下で濃縮する。200mlの水を蒸発残留物に加え、得た混合物を充分な量の水酸化ナトリウム溶液を加えて中和し、pHを約7とする。得た沈殿物を濾過し、フィルター上を水で洗浄し、250mlの加熱したエタノール中で粉砕する。冷却後、固体を濾過し、60mlのエタノールでフィルター上を洗浄し、その後乾燥することにより、6.55gの目的物質を白色粉末として得る(収率80%)。
融点246−247℃
4−(トリフルオロメチル)−3−ピリジノール
2g(12.34mmol)の3−アミノ−4−(トリフルオロメチル)ピリジンを28mlの50%硫酸中に溶解した溶液を−5℃まで冷却し、1.03g(14.8mmol)の亜硝酸ナトリウムを10mlの水に溶解した溶液をゆっくり加える。混合物を室温まで放置し、攪拌を30分続ける。その後25mlの濃硫酸を加え、反応混合物を100−110℃で2時間攪拌する。冷却後、反応媒体に飽和重炭酸ナトリウム溶液を加えて中和し、pHを6−7とし、混合物をエチルアセテートで抽出する。得た有機層を水で洗浄し、硫酸マグネシウムにより乾燥し、減圧下で濃縮することにより、1.92gの目的化合物を褐色粉末として得る(収率95%)。
融点112−114℃
6−シアノ−3−ピリジノール
1g(8.06mmol)の3−アミノ−6−シアノピリジンを12mlの水と1.2mlの硫酸中に溶解した溶液を0℃まで冷却し、1g(14.5mmol)の亜硝酸ナトリウムをゆっくり加える。混合物を室温まで放置し、その後100℃で3時間攪拌する。それを冷蔵庫内で一晩放置する。生成する沈殿物を濾過し、氷水で洗浄する。濾過水中に存在する目的物質もエチルアセテートで抽出し、先の沈殿物と合わせる。粗生成物を溶離液としてジクロロメタン/メタノール混合物(98/2;v/v)を用いてシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製し、613mgの目的化合物を褐色粉末として得る(収率63%)。
融点191−194℃
6−シアノ−5−フルオロ−3−ピリジノール
2.94g(20mmol)の6−クロロ−5−フルオロ−3−ピリジノール、360mg(0.4mmol)のトリス(ベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、440mg(0.8mmol)の1,1’−ビス(ジフェニルフォスフィノ)フェロセン、156mg(2.4mmol)の亜鉛粉末及び1.4g(12mmol)のシアン化亜鉛を40mlのN,N−ジメチルアセトアミド中に加えた混合物を調整し、その後反応混合物を140℃で5時間攪拌する。それを室温で一晩放置する。40mlの2Nアンモニア水をゆっくり加え、その後、pHを5Nの塩酸を用いて約4.5に調整する。混合物を100mlのエチルアセテートで3回抽出し、得た有機層を硫酸マグネシウムにより乾燥し、減圧下で濃縮する。蒸発残留物を溶離液としてメチルシクロヘキサン/エチルアセテート混合物(比率8/2から5/5;v/v)を用いてシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製し、1.8gの目的物質をオレンジ油状物として得る(収率67%)。
NMR(300MHz,DMSO)δ=8.16(s,1H);7.32(d,1H)
6−シアノ−2−メチル−3−アミノピリジン
3.5g(18.6mmol)の6−ブロモ−2−メチル−3−アミノピリジン、352mg(0.37mmol)のトリス(ベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、532mg(0.92mmol)の1,1’−ビス(ジフェニルフォスフィノ)フェロセン、146mg(2.2mmol)の亜鉛粉末及び1.4g(12mmol)のシアン化亜鉛を70mlのN,N−ジメチルアセトアミド中に加えた混合物を調整し、その後反応混合物を20℃で22時間攪拌する。200mlのエチルアセテートで希釈し、2N塩化アンモニウム溶液で洗浄する。(混合物をCelite typeのフィルターを用いて濾過する場合のみデカンテーションが得られる。)得た有機層を塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムにより乾燥し、減圧下で濃縮する。蒸発残留物を溶離液としてジクロロメタン/エチルアセテート混合物(9/1;v/v)を用いてシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製し、1.6gの目的化合物を黄色粉末として得る(収率65%)。
融点192−196℃
6−シアノ−2−メチル−3−ピリジノール
合成6で得た化合物を出発化合物とし、合成4と類似の手順に従って、目的化合物を黄色粉末として得る(収率50%)。
融点201−205℃
5−フルオロ−3−ピリジノールN−オキサイド
1.5g(13.26mmol)の5−フルオロ−3−ピリジノールを8mlの酢酸中に溶解した溶液を70℃まで加熱し、1.25ml(14.6mmol)の35%過酸化水素を徐々に加える。反応混合物を70℃で15時間攪拌し、その後減圧下で濃縮する。50mlの冷却水を蒸発残留物に加え、混合物を1時間攪拌する。得た沈殿物を濾過し、フィルター上を水及び最小限の冷却したエチルアセテートで洗浄し、その後乾燥することで、930mgの目的物質を白色粉末として得る(収率55%)。
融点197℃
5−フルオロ−2−シアノ−3−ピリジノール
890mg(6.89mmol)の合成8で得た化合物、1.74g(17.23mmol)のトリエチルアミン及び2.39g(24.1mmol)のシアン化トリメチルシリルを5mlのアセトニトリル中に溶解した溶液を穏やかに16時間還流する。反応混合物を減圧下で濃縮し、50mlのエチルアセテートを蒸発残留物に加える。得た有機層を塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムにより乾燥し、減圧下で濃縮する。蒸発残留物を溶離液としてジクロロメタン/メタノール混合物(98/2;v/v)を用いてシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製する。クロマトグラフィーにより得た油状生成物をエチルエーテル中で粉砕し目的化合物を放置し、オフホワイト色固体として結晶化する(収率18%)。
融点201℃
2.15g(15.8mmol)の無水塩化亜鉛、1g(10.5mmol)の3−ヒドロキシピリジン及び3gの13Xモレキュラーシーブを10mlのトルエン及びアセトニトリル中で混合する。混合物を15分間攪拌し、その後60℃まで加熱し暗所に置く。2.2g(12.6mmol)の銀イミダゾラート及び4.5g(12.6mmol)の2,3,4−トリ−O−アセチル−5−チオ−α−D−キシロピラノシル臭化物を加える。混合物を60℃で18時間攪拌し、その後濾過する。50mlのエチルアセテートを濾過水に加え、有機層を1Nの水酸化ナトリウム溶液で洗浄する(凝集物が観測され、これを濾過により取り除く。)。有機層を分離し、水で洗浄し、その後硫酸マグネシウムにより乾燥し、減圧下で濃縮する。残留物をエチルエーテルを加えて結晶化し、得た結晶を濾過し、乾燥することで、1.45gの目的物質を白色結晶として得る(収率37%)。
融点147℃
[α]D 24=−84°(c=0.10;CHCl3)
3−ピリジニル2,3,4−トリ−O−アセチル−5−チオ−β−D−キシロピラノシドメタンスルホン酸塩
0.5g(1.35mmol)の実施例1で得た化合物を100mlのエチルエーテルに溶解し、50mlのエチルアセテート並びに0.13g(1.35mmol)のメタンスルホン酸を1mlのジクロロメタン及び0.2mlのメタノール中に溶解した溶液を加える。反応混合物を10分間攪拌し、液層より沈殿物を分離し、その後エチルエーテル中で粉砕する。生成する結晶を濾過し、洗浄、乾燥することで、0.5gの目的とする塩を白色結晶として得る(収率80%)。
融点104℃
[α]D 20=−82°(c=0.32;CH3OH)
1.35g(3.6mmol)の実施例1で得た化合物と50mlの7mol/lアンモニア溶液をメタノール中で混合し、この反応媒体を室温で2時間攪拌する。その後混合物を減圧下で濃縮し、得た結晶を還流下で30mlのメタノール中に溶解する。10℃まで冷却後、結晶を濾過し、乾燥することで、0.75gの目的物質を白色結晶として得る(収率84%)。
融点219℃
[α]D 22=−99°(c=0.445;DMSO)
3−ピリジニル5−チオ−β−D−キシロピラノシドメタンスルホン酸塩
10g(41.1mmol)の実施例2で得た化合物を100mlのメタノール中に懸濁した懸濁液を調整し、2.8ml(4.15g;43.1mmol)のメタンスルホン酸を40mlのメタノールに溶解した溶液を速やかに加える。混合物を室温で2時間攪拌する。溶液を形成し、続いて沈殿物が析出する。得た固体を濾過し、約200mlのメタノール/水混合液(95/5)から結晶化することにより、9gの目的とする塩をベージュ色粉末として得る(収率64%)。
融点168℃
[α]D 29=−110°(c=0.3;H2O)
3−ピリジニル5−チオ−β−D−キシロピラノシド中性硫酸塩
0.5g(2.05mmol)の実施例2で得た化合物を2mlのメタノール中に懸濁した懸濁液を調整し、30mlの水及び52.5μlの硫酸を加える。混合物を室温で15分間攪拌し、その後凍結乾燥し、得た凍結物を25mlの水に溶解し、再度凍結乾燥することにより、目的物質を白色粉末として得る(収率95%)。
融点80℃
[α]D 28=−48.8°(c=0.5;DMSO)
3−ピリジニル5−チオ−β−D−キシロピラノシド塩酸塩
5g(20.55mmol)の実施例2で得た化合物をエチルエーテル中で20.5mlのN塩酸溶液に懸濁した懸濁液を調整する。その後2mlのメタノールを加える。ゴム状物が形成し、結晶化する。混合物を1時間攪拌し、その後沈殿物を濾過し、乾燥し、95%エタノールから再結晶する。乾燥後、目的化合物(1molの塩に対し、1molのエタノールを含有)をベージュ色結晶として得る(収率90%)。生成物を水溶液中で溶解し、凍結乾燥することにより、目的物質をベージュ色粉末として得る。
融点120℃
[α]D 23=−149°(c=0.2;H2O)
3−ピリジニル5−チオ−β−D−キシロピラノシド臭化水素酸塩
実施例2Cと類似の手順に従い、臭化水素酸をエチルエーテル中に溶解した溶液を実施例2の化合物のメタノール中における懸濁液に加えることにより、目的物質をベージュ色粉末として得る(収率30%)。
融点120℃
[α]D 28=−73°(c=0.57;DMSO)
実施例1と類似の手順に従い、2,3,4−トリ−O−アセチル−5−チオ−α−L−キシロピラノシル臭化物を出発化合物とすることにより、溶離液としてエチルアセテートを用いてシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製後、目的物質を油状物として得る(収率10%)。
1HNMR(300MHz,CDCl3)δ=8.40(d,1H);8.33(dd,1H);7.38(m,1H);7.26(m,1H);5.52(t,1H);5.14(m,3H);3.00(m,1H);2.68(m,1H);2.06(m,9H)
実施例2と類似の手順に従い、実施例3で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的化合物をオフホワイト色粉末として得る(収率27%)。
融点216℃
[α]D 32=+95°(c=0.36;DMSO)
0.5g(5.2mmol)の2−ヒドロキシルピリジンを20mlのジクロロメタンに溶解した溶液を調整し、2.5g(5.7mmol)の2,3,4−トリ−O−アセチル−5−チオ−α−D−キシロピラノシルトリクロロアセトイミダートを加える。混合物を−20℃に冷却し、2.7mlの0.2Mトリメチルシリルトリフルオロメタンスルホン酸を攪拌しながら加える。反応媒体を0℃で4時間攪拌し、その後0.5mlのジイソプロピルエチルアミンを加え、混合物を減圧下で濃縮する。エチルエーテル/メチルシクロヘキサン混合物を加えて蒸発残留物を結晶化する。粗生成物を単離し、メタノール/水混合液から再結晶することにより、1.07gの目的物質をベージュ色粉末として得る(収率55%)。
融点138℃
[α]D 32=−66°(c=0.38;CHCl3)
実施例2と類似の手順に従い、実施例5で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色結晶として得る(収率78%)。
融点196℃
[α]D 23=−73°(c=0.46;DMSO)
実施例1と類似の手順に従い、3−ピリジノールN−オキサイドを出発化合物とすることにより、目的物質を薄ベージュ色粉末として得る(収率10%)。
融点161℃
[α]D 28=−96°(c=0.58;CHCl3)
2.65g(6.9mmol)の実施例7で得た化合物を50mlのメタノールに溶解し、0.265mlの8%ナトリウムメトキシドのメタノール溶液を室温で加える。反応混合物を30分間攪拌する。水を加えて形成する沈殿物を溶解し、その後IR120レジン(酸性フォーム)を加えて混合液のpHを約6とする。その後レジンを濾過により除き、濾過水を減圧下で濃縮する。得た残留物をメタノールから結晶化し、濾過し、その後40mlの温水に溶解する。溶液を濾過し、凍結乾燥することにより、1.48gの目的化合物を微細な白色固体として得る(収率83%)。
融点98℃
[α]D 28=−90°(c=0.48;DMSO)
実施例1と類似の手順に従い、4−ヒドロキシピリジンを出発化合物とすることにより、目的物質をベージュ色結晶として得る(収率12%)。
融点152−158℃
[α]D 20=−73°(c=1.00;CHCl3)
実施例8と類似の手順に従い、実施例9で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質をオフホワイト色粉末として得る(収率59%)。
融点165−168℃
[α]D 20=−94°(c=1.00;DMSO)
6g(73.7mmol)の酸化亜鉛、2.6g(19mmol)の塩化亜鉛及び4gの4Åのモレキュラーシーブを混合する。この混合物を完全に乾燥し、その後2g(18.3mmol)の2−メチル−3−ピリジノール及び6.6g(18.6mmol)の2,3,4−トリ−O−アセチル−5−チオ−α−D−キシロピラノシル臭化物を40mlのトルエンに溶解した溶液並びに40mlのアセトニトリルを加える。混合物を60℃で18時間攪拌し、その後濾過する。濾過水を減圧下で濃縮し、蒸発残留物を溶離液としてエチルアセテート/ヘキサン混合物(7/3その後100%エチルアセテート;v/v)を用いてシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製することにより、目的物質をベージュ色固体として得る(収率7%)。
1HNMR(300MHz,CDCl3)2.04(s,3H);2.06(s,3H);2.07(s,3H);2.42(s,3H);2.70(dd,1H);2.98(dd,1H);5.16(m,3H);5.77(t,1H);7.12(m,1H);7.37(d,1H);8.19(m,1H)
実施例2と類似の手順に従い、実施例11で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を微細なベージュ色固体として得る(収率98%)。
融点187℃
[α]D 23=−84°(c=0.2;DMSO)
実施例1と類似の手順に従い、2−(フェニルメチル)−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質を白色固体として得る(収率25%)。
融点163−166℃
[α]D 20=−104°(c=1.00;CHCl3)
実施例2と類似の手順に従い、実施例13で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質をオフホワイト色粉末として得る(収率54%)。
融点156℃
[α]D 20=−97°(c=1.00;DMSO)
実施例1と類似の手順に従い、2−エチル−6−メチル−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率19%)。
融点123−127℃
[α]D 20=−84°(c=1.00;CHCl3)
実施例8と類似の手順に従い、実施例15で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率58%)。
融点172−174℃
[α]D 20=−68°(c=1.00;DMSO)
実施例1と類似の手順に従い、5−クロロ−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率29%)。
融点160℃
[α]D 24=−73°(c=0.48;CHCl3)
実施例1と類似の手順に従い、実施例17で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率90%)。
融点184℃
[α]D 24=−82°(c=0.47;DMSO)
1.7g(14.17mmol)の2−シアノ−3−ピリジノールを30mlのアセトニトリルに溶解した溶液を調整し、4.3g(18.3mmol)の酸化銀及び3gの13Xモレキュラーシーブを暗所で加える。混合物を50℃で10分間攪拌し、6.5g(18.3mmol)の2,3,4−トリ−O−アセチル−β−D−キシロピラノシド臭化物をその後加え、反応混合物を50℃で18時間攪拌する。その後室温まで冷却し、フィルター上で濾過する。濾過水をエチルアセテートで希釈し、水で洗浄し、N水酸化ナトリウム溶液で洗浄し、その後pHが中性となるまで水で洗浄し、最後に硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮する。残留油分をエチルエーテルを加えて結晶化し、0.89gの目的物質をベージュ色結晶として得る(収率16%)。
1HNMR(300MHz,CDCl3)δ;8.43(m,1H);7.53(m,2H);5.49(t,1H);5.30(d,1H);5.19(m,2H);3.18(m,1H);2.76(m,1H);2.10(m,9H)
生成物は少量のα誘導体を含有し、そのアノマー水素のシグナルはδ=5.76及びδ=5.63である。
実施例2と類似の手順に従い、実施例19で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色結晶として得る(収率60%)。
融点174℃
[α]D 23=−43°(c=0.30;DMSO)
実施例11と類似の手順に従い、6−メチル−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、粗生成物を得、その後溶離液としてジクロロメタン/エチルエーテル混合物(1/1;v/v)を用いてシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製し、続いてエチルアセテートから再結晶することにより、目的物質を黄色固体として得る(収率20%)。
融点130℃
[α]D 22=−65°(c=0.17;CHCl3)
実施例2と類似の手順に従い、実施例21で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色結晶として得る(収率80%)。
融点233℃
[α]D 22=−90°(c=0.155;CH3OH)
実施例1と類似の手順に従い、メチル5−ヒドロキシ−3−ピリジンカルボン酸塩を出発化合物とすることにより、目的物質をベージュ色固体として得る(収率7%)。
融点50℃
[α]D 24=−8°(c=0.3;CH3OH)
実施例2と類似の手順に従い、実施例23で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を微細なベージュ色粉末として得る(収率99%)。
融点137℃
[α]D 24=−48°(c=0.3;CH3OH)
実施例1と類似の手順に従い、2−ブロモ−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率40%)。
融点161℃
[α]D 22=−66°(c=1.8;CHCl3)
実施例2と類似の手順に従い、実施例25で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率85%)。
融点151℃
[α]D 22=−51°(c=0.16;DMSO)
実施例19と類似の手順に従い、2−ニトロ−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質をオフホワイト色粉末として得る(収率28%)。
融点178℃
[α]D 22=−132°(c=0.25;CHCl3)
実施例1と類似の手順に従い、6−メチル−2−ニトロ−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率11%)。
融点154℃
[α]D 21=−92°(c=0.48;CHCl3)
0.6g(2.4mmol)の実施例2で得た化合物を25mlのピリジンに溶解した溶液を調整し、30mg(0.24mmol)の4−(ジメチルアミノ)−ピリジンを加える。その後室温で攪拌しながら1.18g(11mmol)の2−メチルプロピオニルクロライドを加える。反応混合物を60℃で1時間攪拌し、その後60mlのトルエンで希釈し、減圧下で濃縮する。蒸発残留物を溶離液としてトルエン/エチルアセテート混合物(75/25;v/v)を用いてシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製することにより、810mgの目的化合物を得る(収率73%)。
1HNMR(300MHz,DMSO)δ;8.33(m,1H);8.26(m,1H);7.50(m,1H);7.40(m,1H);5.96(d,1H);5.34(m,2H);5.01(m,1H);3.04(m,1H);2.88(m,1H);2.42(m,3H);1.02(m,12H);0.94(t,6H)
3−ピリジニル2,3,4−トリス−O−(2−メチルプロピオニル)−5−チオ−β−D−キシロピラノシドメタンスルホン酸塩
802mg(1.76mmol)の実施例29で得た化合物を5mlのエチルアセテートに溶解した溶液を調整し、2mlのエチルエーテルを加え、続いて131μl(1.78mmol)のメタンスルホン酸を4mlのテトラヒドロフランに溶解した溶液を加える。白色沈殿物が形成する。反応混合物を15分間攪拌し、その後5℃まで冷却し、濾過することで768mgの目的とする塩を白色粉末として得る(収率81%)。
融点215℃
[α]D 24=−70°(c=0.44;CH3OH)
実施例29と類似の手順に従い、3−メチルブタノイルクロライドを出発化合物とすることにより、目的物質を白色固体として得る(収率53%)。
1HNMR(300MHz,DMSO)δ;8.52(m,1H);8.41(m,1H);7.83(m,1H);7.65(m,1H);6.00(d,1H);5.40(t,1H);5.30(t,1H);5.00(m,1H);3.00(m,2H);2.12(m,6H);1.95(m,3H);0.82(m,18H)
3−ピリジニル2,3,4−トリス−O−(3−メチルブタノイル)−5−チオ−β−D−キシロピラノシドメタンスルホン酸塩
実施例29Aと類似の手順に従い、実施例30で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率59%)。
融点164℃
[α]D 24=−68°(c=0.28;CH3OH)
0.3g(1.23mmol)の実施例2で得た化合物を10mlのアセトニトリル及び10mlのテトラヒドロフランに懸濁した懸濁液を調整し、約30mgの4−(ジメチルアミノ)ピリジン及び約300mgの4Åモレキュラーシーブを加える。その後0.8ml(7.5mmol)のジメチルピロカーボネートを加える。混合物を室温で24時間攪拌し、濾過する。濾過水を減圧下で濃縮し、残留物を溶離液としてエチルアセテート/ヘキサン混合物(7/3;v/v)を用いてシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製することにより、0.25gの目的化合物を白色粉末として得る(収率50%)。
融点62℃
[α]D 23=−78°(c=0.15;CHCl3)
3−ピリジニル2,3,4−トリス−O−(メトキシカルボニル)−5−チオ−β−D−キシロピラノシド塩酸塩
560mg(1.34mmol)の実施例31で得た化合物を150mlの無水エチルエーテルに溶解した溶液を調整し、0.56mlの塩化水素−エチルエーテル溶液(2.3N溶液)を加える。塩は非常に微細な固体として沈殿し、これを純水で抽出する。水層を分離し、凍結乾燥することにより、550mgの目的化合物を白色粉末として得る(収率90%)。
融点155℃
[α]D 22=−34°(c=0.55;DMSO)
3−ピリジニル2,3,4−トリス−O−(メトキシカルボニル)−5−チオ−β−D−キシロピラノシドメタンスルホン酸塩
200mg(0.48mmol)の実施例31で得た化合物の溶液を調整し、50mg(0.52mmol)のメタンスルホン酸を4mlのエチルエーテルに溶かした溶液及び0.2mlのメタノールを加える。形成する沈殿物を濾過し、水に溶解し、凍結乾燥することにより、230mgの目的とするを微細な白色固体として得る(収率96%)。
融点148℃
[α]D 25=−68°(c=0.18;CH3OH)
1g(4.1mmol)の実施例2で得た化合物を100mlのアセトニトリルと混合する。0.62g(4.1mmol)のヨウ化ナトリウム及び0.68g(4.9mmol)のクロロメチルジメチルアミノホルメートを加える。反応混合物を室温で2時間攪拌し、その後濾過する。フィルターを20mlのジクロロメタン及び20mlのメタノールで洗浄し、併せた濾過水をDowex 1X8−200 Cl−レジンのカラムに通し、その後減圧下で濃縮する。蒸発残留物をアセトン中で粉砕する。形成する固体を濾過し、水溶液に溶解し、凍結乾燥することにより、800mgの目的化合物を微細なベージュ色固体として得る(収率51%)。
融点117℃
[α]D 24=−77°(c=0.22;CH3OH)
1g(4.11mmol)の実施例2で得た化合物を20mlのピリジンに溶解した溶液を調整し、1gの4Åのモレキュラーシーブを加え、続いて7.6ml(37mmol)のトリメチル酢酸無水物及び30mg(0.24mmol)の4−(ジメチルアミノ)ピリジンを加える。反応混合物を2時間還流し、その後室温で24時間攪拌する。その後濾過し、フィルターを20mlのメタノールで洗浄し、濾過水を減圧下で濃縮する。得た粗生成物を溶離液としてシクロヘキサン/エチルアセテート混合物(55/45;v/v)を用いてシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製することにより、600mgの目的とするトリエステルをトリメチル酢酸塩(ピバル酸塩)として得る。収率24%(白色粉末)。
融点140℃
[α]D 25=−56°(c=0.50;CH3OH)
実施例1と類似の手順に従い、6−メチル−2−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率10%)。
融点106℃
[α]D 22=−50°(c=0.25;CHCl3)
実施例2と類似の手順に従い、実施例34で得た化合物を出発化合物とすることにより、凍結乾燥後、目的物質を白色粉末として得る(収率90%)。
融点54℃
[α]D 25=−63°(c=0.26;DMSO)
実施例1と類似の手順に従い、2−クロロ−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質を白色固体として得る(収率37%)。
融点160℃
[α]D 21=−108°(c=0.43;CH2Cl2)
実施例8と類似の手順に従い、実施例36で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色固体として得る(収率97%)。
融点153℃
[α]D 23=−44°(c=0.44;DMSO)
実施例11と類似の手順に従い、2−ジメチルアミノメチル−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質を黄色固体として得る(収率12%)。
融点105℃
[α]D 21=−74°(c=0.41;CH2Cl2)
実施例8と類似の手順に従い、実施例38で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色固体として得る(収率90%)。
融点79℃
[α]D 23=−48°(c=0.40;DMSO)
実施例1と類似の手順に従い、6−トリフルオロメチル−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率28%)。
融点156℃
[α]D 23=−6°(c=0.69;CHCl3)
実施例8と類似の手順に従い、実施例40で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質をベージュ色固体として得る(収率97%)。
融点170−175℃
[α]D 23=−78°(c=0.40;DMSO)
実施例1と類似の手順に従い、5−クロロ−2−シアノ−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質を白色固体として得る(収率11%)。
融点171℃
[α]D 23=−137°(c=0.17;CH2Cl2)
実施例8と類似の手順に従い、実施例42で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質をオフホワイト色固体として得る(収率52%)。
融点122℃
[α]D 20=−71°(c=0.28;CH3OH)
実施例5と類似の手順に従い、4−シアノ−2−メチル−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質を褐色固体として得る(収率59%)。
融点109−113℃
[α]D 23=−4.8°(c=0.50;CH2Cl2)
実施例8と類似の手順に従い、実施例44で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を薄桃色固体として得る(収率45%)。
融点161℃
[α]D 23=−2.5°(c=0.50;CH3OH)
実施例1と類似の手順に従い、2−フルオロ−6−メチル−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率7%)。
融点139℃
[α]D 28=−98°(c=0.25;CHCl3)
実施例2と類似の手順に従い、実施例46で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率79%)。
融点167−170℃
[α]D 31=−85°(c=0.22;DMSO)
実施例1と類似の手順に従い、5−フルオロ−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質を白色固体として得る(収率20%)。
融点143℃
[α]D 25=−78°(c=0.51;CHCl3)
実施例8と類似の手順に従い、実施例48で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率85%)。
融点182−183℃
[α]D 25=−95°(c=0.51;CH3OH)
実施例1と類似の手順に従い、5−シアノ−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質を白色固体として得る(収率24%)。
融点147℃
[α]D 20=+3.6°(c=0.34;CH2Cl2)
実施例8と類似の手順に従い、実施例50で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色固体として得る(収率52%)。
融点149℃
[α]D 20=+3°(c=0.10;CH3OH)
実施例1と類似の手順に従い、6−クロロ−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質を白色固体として得る(収率18%)。
融点141℃
[α]D 23=−64°(c=0.50;CH2Cl2)
実施例8と類似の手順に従い、実施例52で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色固体として得る(収率89%)。
融点218℃
[α]D 23=−70°(c=0.50;DMSO)
実施例1と類似の手順に従い、4−シアノ−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質を白色固体として得る(収率7%)。
融点167℃
[α]D 23=−148°(c=0.15;CHCl3)
実施例8と類似の手順に従い、実施例54で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色固体として得る(収率60%)。
融点157℃
[α]D 23=−35°(c=0.08;DMSO)
実施例1と類似の手順に従い、5−メチル−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質をクリーム色結晶として得る(収率11%)。
融点134℃
[α]D 24=−35°(c=0.16;DMSO)
実施例8と類似の手順に従い、実施例56で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率72%)。
融点213℃
[α]D 25=−106°(c=0.20;DMSO)
実施例1と類似の手順に従い、2−クロロ−5−フルオロ−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率11%)。
融点185℃
[α]D 27=−93°(c=0.11;DMSO)
実施例2と類似の手順に従い、実施例58で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率65%)。
融点143℃
[α]D 30=−79°(c=0.18;DMSO)
実施例1と類似の手順に従い、6−フルオロ−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質を白色結晶として得る(収率5%)。
融点123℃
[α]D 28=−39°(c=0.17;DMSO)
実施例8と類似の手順に従い、実施例60で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を淡い白色粉末として得る(収率74%)。
融点209−210℃
[α]D 27=−119°(c=0.14;DMSO)
実施例1と類似の手順に従い、N−(5−ヒドロキシ−2−ピリジニル)アセトアミドを出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率11%)。
融点132−133℃
[α]D 32=−1.6°(c=0.20;DMSO)
実施例2と類似の手順に従い、実施例62で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率31%)。
融点209℃
[α]D 25=−64°(c=0.40;DMSO)
実施例1と類似の手順に従い、N−(5−ヒドロキシ−2−ピリジニル)メタンスルホンアミドを出発化合物とすることにより、目的物質を白色小板として得る(収率12%)。
融点185−190℃
[α]D 28=−5.5°(c=0.30;DMSO)
実施例8と類似の手順に従い、実施例64で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率83%)。
融点201−204℃
[α]D 27=−48°(c=0.30;DMSO)
実施例1と類似の手順に従い、4−トリフルオロメチル−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率9%)。
融点198℃
[α]D 32=−72°(c=0.27;DMSO)
実施例2と類似の手順に従い、実施例66で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率60%)。
融点191℃
[α]D 32=−34°(c=0.30;DMSO)
実施例11と類似の手順に従い、2−フルオロ−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率32%)。
融点160℃
[α]D 28=−86°(c=0.20;CHCl3)
実施例2と類似の手順に従い、実施例68で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を淡い白色固体として得る(収率31%)。
融点85−87℃
[α]D 28=−40°(c=0.30;CH3OH)
実施例1と類似の手順に従い、2,6−ジメチル−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率7%)。
融点139−140℃
[α]D 29=−40°(c=0.20;DMSO)
実施例8と類似の手順に従い、実施例70で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率91%)。
融点186℃
[α]D 26=−64°(c=0.20;DMSO)
実施例1と類似の手順に従い、6−クロロ−5−フルオロ−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質を白色小板として得る(収率43%)。
融点158−162℃
[α]D 27=−21°(c=0.30;DMSO)
実施例8と類似の手順に従い、実施例72で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色針状物として得る(収率26%)。
融点198−200℃
[α]D 31=−68°(c=0.10;DMSO)
100mg(0.8mmol)の6−メトキシ−3−ピリジノール、568mg(1.6mmol)の2,3,4−トリ−O−アセチル−5−チオ−α−D−キシロピラノシル臭化物及び50mg(0.16mmol)のベンジルトリブチルアンモニウム塩化物を2mlのクロロホルムに加えて混合物を調整し、552mg(4mmol)の炭酸カルシウム、続いて30μlの水を加える。反応混合物を50℃で3時間、その後一晩室温で攪拌する。8mlのクロロホルムを加え、得た有機層を水及び重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、その後硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮する。蒸発残留物を8mlのメタノールに50℃で溶解し、濾過する。濾過水を減圧下で濃縮し、粗生成物を溶離液としてシクロヘキサン/エチルアセテート混合物(8/2;v/v)を用いてシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製することにより、100mgの黄色油状物を得る。これを再度、溶離液としてジクロロメタン/メタノール混合物(95/5;v/v)を用いてシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製することにより、71mgの目的物質を白色粉末として得る(収率22%)。
融点159−161℃
[α]D 24=−98°(c=0.10;DMSO)
実施例5と類似の手順に従い、6−シアノ−5−フルオロ−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率38%)。
融点176−177℃
[α]D 29=−37°(c=0.37;DMSO)
実施例2と類似の手順に従い、実施例75で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率64%)。
融点155−156℃
[α]D 29=−72°(c=0.44;DMSO)
実施例1と類似の手順に従い、6−シアノ−2−メチル−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質を白色固体として得る(収率27%)。
融点128−131℃
[α]D 30=−58°(c=0.21;DMSO)
実施例2と類似の手順に従い、実施例77で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色針状物として得る(収率47%)。
融点193−195℃
[α]D 25=−80°(c=0.19;DMSO)
実施例5と類似の手順に従い、2−シアノ−5−フルオロ−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質を白色固体として得る(収率17%)。
融点150℃
[α]D 30=−75°(c=0.30;DMSO)
実施例2と類似の手順に従い、実施例79で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色固体として得る(収率57%)。
融点94℃
[α]D 27=−27°(c=0.30;DMSO)
実施例1と類似の手順に従い、4−メチル−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質をベージュ色固体として得る(収率14%)。
融点150℃
[α]D 30=−65°(c=0.21;DMSO)
実施例2と類似の手順に従い、実施例81で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色固体として得る(収率90%)。
融点236℃
[α]D 31=−88°(c=0.20;DMSO)
実施例1と類似の手順に従い、6−シアノ−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率24%)。
融点147℃
[α]D 25=−27°(c=0.28;DMSO)
実施例2と類似の手順に従い、実施例83で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色固体として得る(収率77%)。
融点179−180℃
[α]D 25=−77°(c=0.25;DMSO)
実施例1と類似の手順に従い、5−トリフルオロメチル−3−ピリジノールを出発化合物とすることにより、目的物質を白色結晶として得る(収率31%)。
融点111−112℃
[α]D 28=−37°(c=0.30;DMSO)
実施例8と類似の手順に従い、実施例85で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を薄片状白色固体として得る(収率88%)。
融点160−161℃
[α]D 25=−79°(c=0.32;DMSO)
500mg(2.05mmol)の実施例2で得た化合物を5mlのテトラヒドロフラン及び5mlのアセトニトリル中に懸濁した懸濁液を調整し、25mg(2.5mmol)の4−(ジメチルアミノ)ピリジンを加える。その後1.83ml(12.3mmol)ジエチルピロカーボネートを攪拌しながら室温で徐々に加える。反応混合物を室温で7時間攪拌し、その後濾過し、濾過水を減圧下で濃縮する。粗生成物を溶離液としてトルエン/エチルアセテート混合物(7/3;v/v)を用いてシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製することにより、638mgの目的化合物を無色油状物として得、これはゆっくり結晶化する(収率67%)。
融点41℃
[α]D 22=−55°(c=0.31;CH2Cl2)
実施例87と類似の手順に従い、実施例37で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色固体として得る(収率87%)。
融点49−52℃
[α]D 25=−78°(c=0.40;CHCl3)
実施例87と類似の手順に従い、実施例41で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を白色固体として得る(収率89%)。
融点55−57℃
[α]D 26=−76°(c=0.36;CHCl3)
実施例87と類似の手順に従い、実施例20で得た化合物を出発化合物とすることにより、目的物質を無色固体として得る(収率81%)。
融点44−48℃
[α]D 25=−76°(c=0.42;CHCl3)
4.64g(24.2mmol)のEDCI[1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩]及び2.34g(23.2mmol)のトリエチルアミンを100mlのジクロロメタンに加えた混合物を調整し、その後1.22g(5.04mmol)の実施例2で得た化合物、3.46g(24.2mmol)の1−ピペリジン酢酸、3.33g(24.7mmol)のHOBT(1−ヒドロキシベンゾトリアゾール)及び0.92gの4−(ジメチルアミノ)ピリジンを攪拌しながら加える。反応混合物を室温で20時間攪拌し、その後濾過し、濾過水を水で洗浄し(2回)、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮する。粗生成物を溶離液としてジクロロメタン/メタノール混合物(95/5;v/v)を用いてシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製することにより、油状物を得、これはイソプロピルエーテル中で粉砕後結晶化し、670mgの目的化合物を白色粉末として得る(収率21%)。
融点116℃
[α]D 28=−21°(c=0.17;DMSO)
実施例29と類似の手順に従い、プロピオニルクロライドを出発化合物とすることにより、目的物質をクリーム色粉末として得る(収率21%)。
融点104℃
[α]D 23=−72°(c=0.38;CHCl3)
実施例29と類似の手順に従い、ブタノイルクロライドを出発化合物とすることにより、目的物質を白色粉末として得る(収率34%)。
融点70℃
[α]D 27=−26°(c=0.15;DMSO)
実験は250−280gの絶食していないオスのウィスター系ラットに対して行い、各々10匹ごとにグループ分けを行う。試験物質は、等張液中に溶解した若しくは浮遊させた(挿管法)経口投与、又は、等張液若しくはPEG400/水混合溶液中に溶解したものの静脈内への注射のいずれかにより投与する。化合物の濃度を計算し、吸収される溶液の量を経口投与で2ml/kg、静脈内注射により1ml/kgとなるようにする。血栓症は物質投与後T時間(0.5、2、4又は8時間)で誘発され、形成する血栓を取り除き計量する。血栓症を誘発するために、WESSLERにより記載された方法(「J.Applied Physiol.」,1959年,p.943−946)により、Biogenic(Montpellier)により供給される濃度7.5nKat/kgの活性ファクターX(Xa)溶液である過凝固剤を使用した過凝固条件下で静脈停止を引き起こす。静脈停止は過凝固剤注射後15秒間正確に行う。試験化合物の活性は、経口(p.o.)より又は静脈内(i.v.)へのどちらかで投与後異なる用量で評価した。血栓症は化合物を経口投与後2時間又は4時間、静脈内に化合物を投与後2時間誘発した。例として、上記試験結果を本発明のいくつかの化合物について示す(活性は、本発明の化合物が存在する場合に形成する血栓の抑制度合いを、化合物が無い場合に形成する血栓の重量に対しパーセンテージで表す)。
Claims (11)
- (a)式Iの化合物;
ペンタピラノシル基は5−チオ−β−D−キシロピラノシル基又は5−チオ−β−L−キシロピラノシル基であり、
Rは水素原子、C2−C6アシル基、窒素複素環で置換されたアセチル基又は−COOR’基であり、
R1及びR2は互いに独立して、各々水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ若しくはトリフルオロメチル基、芳香環で任意に置換されたC1−C4アルキル基、−COOR’基、−CH2NR’R’’基、C1−C4アルコキシ基、−NH−CO−R’基又は−NH−SO2−R’基、並びに、
R’及びR’’は独立して各々C1−C4アルキル基);並びに、
(b)これらの付加塩、N−オキサイド又は4級アンモニウム塩、
から選択される化合物であるチオキシロース化合物。 - ペンタピラノシル基が5−チオ−β−D−キシロピラノシル基又は5−チオ−β−L−キシロピラノシル基であり、
Rが水素原子、C2−C6アシル基又は−COOR’基 であり、
R’がC1−C3アルキル基、並びに、
R1及びR2は互いに独立して、各々水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ若しくはトリフルオロメチル基又は芳香環で任意に置換されたC1−C4アルキル基である請求項1記載の化合物。 - ペンタピラノシル基が5−チオ−β−D−キシロピラノシル基である請求項1又は2記載の化合物。
- ペンタピラノシル基がピリジン複素環の3位に存在する請求項1から3のいずれか1項に記載の化合物。
- R1及びR2が水素原子である請求項1から4のいずれか1項に記載の化合物。
- Rが水素原子である請求項1から5のいずれか1項に記載の化合物。
- Rが−COCH3基、−COOCH3基又は−COOC2H5基である請求項1から5のいずれか1項に記載の化合物。
- (a)式II又はIIaのピリジノール;
R1及びR2は互いに独立して、各々水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ若しくはトリフルオロメチル基、芳香環で任意に置換されたC1−C4アルキル基、−COOR’基、−CH2NR’R’’基、C1−C4アルコキシ基、−NH−CO−R’基又は−NH−SO2−R’基、並びに、
R’及びR’’は独立して各々C1−C4アルキル基);
と式(III−D)又は(III−L)の5−チオキシロピラノース系誘導体;
(b)必要に応じて、前記得た式Iの化合物とメタノール中のアンモニア溶液を反応させることにより、式Iaの化合物;
(c)必要に応じて、前記得た式I若しくは式Iaの化合物の一つを酸と反応させることにより、対応する付加塩を得る、又は、
(d)必要に応じて、前記得た式I若しくは式Iaの化合物の一つをハロゲン化有機物と反応させることにより、対応するアンモニウム塩を得る、
段階を含む請求項1から7のいずれか1項に記載の化合物の製造方法。 - (a)式(IV−D)又は(IV−L)のテトラ−O−アセチル−5−チオキシロピラノース;
R1及びR2は互いに独立して、各々水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ若しくはトリフルオロメチル基、芳香環で任意に置換されたC1−C4アルキル基、−COOR’基、−CH2NR’R’’基、C1−C4アルコキシ基、−NH−CO−R’基又は−NH−SO2−R’基、並びに、
R’及びR’’は独立して各々C1−C4アルキル基);
を非プロトン溶媒中、ルイス酸系触媒存在下、反応温度20℃から60℃、反応時間1時間から2時間で反応させることにより、式Ibの化合物;
(b)必要に応じて、前記得た式Iの化合物とメタノール中のナトリウムメチラートと反応させることにより、式Iaの化合物;
(c)必要に応じて、前記得た式I又は式Iaの化合物の一つを酸と反応させることにより、対応する付加塩を得る、
段階を含む請求項1から7のいずれか1項に記載の化合物の製造方法。 - 薬として使用するための請求項1から7のいずれか1項に記載の化合物。
- 血栓症、特に静脈血栓症の予防又は処置用である薬の調合のための請求項1から7のいずれか1項に記載の化合物の使用。
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