JP4723897B2 - 無線通信システムならびにその基地局および端末局 - Google Patents

無線通信システムならびにその基地局および端末局 Download PDF

Info

Publication number
JP4723897B2
JP4723897B2 JP2005125712A JP2005125712A JP4723897B2 JP 4723897 B2 JP4723897 B2 JP 4723897B2 JP 2005125712 A JP2005125712 A JP 2005125712A JP 2005125712 A JP2005125712 A JP 2005125712A JP 4723897 B2 JP4723897 B2 JP 4723897B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
application
base station
station
terminal
cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005125712A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006304115A (ja
Inventor
哲也 小坂
義彦 城倉
寛 服部
俊明 富澤
敬祐 小原木
一明 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Inc, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Tokyo Electric Power Co Inc
Priority to JP2005125712A priority Critical patent/JP4723897B2/ja
Publication of JP2006304115A publication Critical patent/JP2006304115A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4723897B2 publication Critical patent/JP4723897B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、無線通信システムに関するものであり、特に、複数の異なるアプリケーションの無線通信サービスが提供される無線通信システムならびにその基地局および端末局に関するものである。
従来、単一または複数の端末局との間で所定の無線通信を行う無線通信システムにおいて、端末局のハンドオーバーに起因する不具合を抑制可能とする技術を開示した公報が存在する(例えば、特許文献1)。この特許文献1では、単一または複数の端末局との間の無線通信をサポートする複数のアクセスポイント群と、アクセスポイント群の上流側に接続されアクセスポイント群を配下に持つパケット伝送装置と、サービスエリア間をハンドオーバーする複数の端末局とが具備され、一のアクセスポイントにアクセスする古参の端末局があるときに、新参の端末局がハンドオーバーしてこの一のアクセスポイントと無線通信を行う際に、古参/新参の端末局に関するパケットの優先度を変更することで、端末局のハンドオーバーに起因する不具合を抑制するようにしている。
特開2003−110574号公報
しかしながら、上記特許文献1に示される従来技術では、全通信がパケット伝送装置を通過し、このパケット伝送装置が予め規定されたQoS(Quality of Service)制御を行う。このため、各アクセスポイントが異なるアプリケーションの通信の送受を行う場合、例えばVoIP(Voice over Internet Protocol)通信およびUDP(User Datagram Protocol)のストリーム配信の両者のアプリケーションが混在した場合には、VoIPアプリケーションの通信品質を保持するための制御が非常に困難になるといった問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の異なるアプリケーションが混在した場合であっても、相互の通信品質が阻害されるのを防止可能とする無線通信システムおよび当該無線通信システムに適用される基地局、端末局を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかる無線通信システムは、セルごとに配置される基地局と該基地局と通信を行う端末局とを有する無線通信システムにおいて、複数のセルが同一空間に対して重なるように配置されるとともに、該複数のセルのそれぞれに異なるチャネルが割り当てられ、該異なるチャネルが割り当てられた各セルが異なるアプリケーションを実行するセルとして指定されていることを特徴とする。
本発明にかかる無線通信システムによれば、同一空間に対して重なるように配置された複数のセルのそれぞれに異なるチャネルが割り当てられ、異なるチャネルが割り当てられた各セルが異なるアプリケーションを実行するセルとして指定されるので、複数の異なるアプリケーションが混在した場合であっても、相互の通信品質が阻害されるのを防止することができるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる無線通信システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる無線通信システムの基本的構成を示す概念図である。なお、同図に示す構成は、以下に示す各実施の形態に共通的な構成をなすものである。同図に示すように、本発明にかかる無線通信システムでは、同一空間に対して複数の異なる周波数(チャネル)が割り当てられたセルが重ね合わされるように配置されている。
図1において、基地局A(1)は、チャネルf0が割り当てられたセルA(3)を構成し、基地局B(2)は、チャネルf1が割り当てられたセルB(4)を構成する。また、セルAおよびセルBには、自身を識別するための固有の識別子(BSSID:Basic Service Set IDentification)が付与される。同図においては、BSSIDをそれぞれα/βとして示している。なお、各セルを識別するためのBBSSIDとして、例えばMACアドレスなどを用いることができる。また、基地局A(1)/基地局B(2)のそれぞれとの通信が可能な位置に端末局1(5)および端末局2(6)が存在する。
また、図1において、例えば基地局A(1)にはVoIPアプリケーションの処理が割り当てられ、基地局B(2)にはVoIP以外のアプリケーションの処理が割り当てられる。すなわち、本発明にかかる無線通信システムは、ボイス通信用、データ通信用などの通信アプリケーションごとに異なるチャネル(セル)を割り当てることで、端末局が使用するアプリケーションごとに収容チャネルを分離していることに大きな特徴を有している。
図2は、本発明の実施の形態1にかかる基地局の機能ブロックを示す図である。同図において、基地局は、端末−アプリケーション対応表保持部11、自局対応アプリケーション識別子保持部12および接続可否判定部13をそれぞれ備えている。端末−アプリケーション対応表保持部11には、端末−アプリケーション対応表17として、端末局の識別子(例えばMACアドレス)と、当該端末局で使用するアプリケーションの識別子とをペアとする情報が格納される。
具体的には、図2に示すように、「端末局1 MACアドレス−VoIP」および「端末局2 MACアドレス−VoIP以外」という2つの情報が格納されている。なお、ここで例示した端末−アプリケーション対応表17は、基地局A/Bの両者に対して備えられることを基本とする。一方、自局対応アプリケーション識別子保持部12には、同図には図示していないが、例えば基地局Aでは「VoIP」が設定され、基地局Bでは「VoIP以外」が設定される。
なお、上記に示す構成では、端末−アプリケーション対応表保持部11、自局対応アプリケーション識別子保持部12および接続可否判定部13の各構成部がそれぞれ基地局に具備されるものとして説明したが、必ずしも基地局上に存在する必要はなく、基地局と通信可能に配置される任意の管理装置上に具備されるものであってもよい。
つぎに、実施の形態1にかかる無線通信システムの動作について図1および図2を参照して説明する。なお、以下の説明では、VoIPアプリケーションを実行する端末局1がVoIP以外のアプリケーションを実行するセルとして指定されている基地局Bに対して所定の接続要求(例えばProbe要求や、Authenticationなど)を試みた場合の動作を一例として説明する。
まず、基地局Bの接続可否判定部13は、接続要求を送信した端末局1の識別子であるMACアドレスに基づいて端末−アプリケーション対応表保持部11の端末−アプリケーション対応表17から検索し、端末局1の対応アプリケーション「VoIP」を得る。一方、基地局Bの自局対応アプリケーション識別子保持部12に保持されているアプリケーション識別子は「VoIP以外」であるため、基地局Bの接続可否判定部13は、端末局1からのアクセスを接続拒否と判定し、接続拒否通知を端末局1に対して送信する。
基地局Bからの接続拒否を受信した端末局1は、つぎに基地局Aに対して接続要求を送出する。ここで、基地局Aの自局対応アプリケーション識別子保持部12には「VoIP」が設定されており、端末−アプリケーション対応表保持部11の設定内容は基地局Bと同様であるため、基地局Aの接続可否判定部13は端末局1からのアクセスを接続可と判定し、接続許可通知を端末局1に対して送信するとともに、端末局1との接続処理を開始する。
以上の動作により、VoIPアプリケーションを実行する端末局1は、VoIPアプリケーションを実行するセルとして指定されている基地局Aと接続される。
また、同様の動作によりVoIPアプリケーション以外を実行する端末局2は、VoIP以外のアプリケーションを実行するセルとして指定されている基地局Bと接続される。
以上説明したように、この実施の形態の無線通信システムによれば、同一空間に対して重なるように配置された複数のセルに異なるチャネルを割り当てることで、異なるチャネルが割り当てられたセルをボイス通信用、データ通信用などの異なる通信アプリケーション用に特化したセルとして設定するとともに、これらの環境に適合する所定の構成部を基地局および/または端末局が備えるようにしているので、端末局が使用するアプリケーションとして、複数の異なるアプリケーションが混在した場合であっても、アプリケーションを識別して誘導することができるので、相互の通信品質が阻害されるのを防止することができる。また、異なるチャネルが割り当てられた各セルが異なるアプリケーションを実行するセルとして指定されているので、アプリケーションごとのきめ細かなQoS制御が容易となる。
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2にかかる基地局および端末局それぞれの機能ブロックを示す図である。同図に示す構成では、図2に示した実施の形態1にかかる基地局に具備されていた端末−アプリケーション対応表保持部11に代えて、自局実行アプリケーション識別子保持部31と、実行アプリケーション識別子通知部32とが端末局に具備される。なお、その他の構成については、実施の形態1の構成と同一あるいは同等であり、これらの部分には、同一符号を付して示している。
図3において、端末局の自局実行アプリケーション識別子保持部31は、自局の実行するアプリケーションの識別子を保持する。また、端末局の実行アプリケーション識別子通知部32は、基地局への接続要求時に自局実行アプリケーション識別子保持部31が保持するアプリケーション識別子を基地局に通知する。
なお、自局対応アプリケーション識別子保持部12および接続可否判定部13の各構成部は、必ずしも基地局上に存在する必要はなく、基地局と通信可能に配置される任意の管理装置上に具備されるものであってもよい。
つぎに、実施の形態2にかかる無線通信システムの動作について図1および図3を参照して説明する。なお、以下の説明では、基地局Aの自局対応アプリケーション識別子保持部12には「VoIP」が設定され、基地局Bの自局対応アプリケーション識別子保持部12には「VoIP以外」が設定されているものとする。また、端末局1の自局実行アプリケーション識別子保持部31には「VoIP」が設定され、端末局2の自局実行アプリケーション識別子保持部31には「VoIP以外」が設定されているものとする。さらに、VoIPアプリケーションを実行する端末局1がVoIP端末局以外のアプリケーションを実行するセルとして指定されている基地局Bに対して所定の接続要求(例えばProbe要求や、Authenticationなど)を試みた場合の動作を一例として説明する。
まず、端末局1の実行アプリケーション識別子通知部32は、基地局Bに接続要求を出す際に、自局実行アプリケーション識別子保持部31に格納されているアプリケーション識別子「VoIP」を接続要求に付加する。端末局1からの接続要求を受信した基地局Bの接続可否判定部13は、接続要求に付加されているアプリケーション識別子「VoIP」と自局対応アプリケーション識別子保持部12に格納されている「VoIP以外」とを比較するが、両者が一致しないため、端末局1からのアクセスを接続拒否と判定し、接続拒否通知を端末局1に対して送信する。
基地局Bからの接続拒否を受信した端末局1は、つぎに基地局Aに対して、基地局Bのときと同様に、自局が実行するアプリケーション識別子「VoIP」を付加した接続要求を送出する。ここで、基地局Aの自局対応アプリケーション識別子保持部12には「VoIP」が設定されており、基地局Aの接続可否判定部13は端末局1からのアクセスを接続可と判定し、接続許可通知を端末局1に対して送信するとともに、端末局1との接続処理を開始する。
以上の動作により、VoIPアプリケーションを実行する端末局1は、VoIPアプリケーションを実行するセルとして指定されている基地局Aと接続される。
また、同様の動作によりVoIPアプリケーション以外を実行する端末局2は、VoIP以外のアプリケーションを実行するセルとして指定されている基地局Bと接続される。
以上説明したように、この実施の形態の無線通信システムによれば、同一空間に対して重なるように配置された複数のセルに異なるチャネルを割り当てることで、異なるチャネルが割り当てられたセルをボイス通信用、データ通信用などの異なる通信アプリケーション用に特化したセルとして設定するとともに、これらの環境に適合する所定の構成部を基地局および/または端末局が備えるようにしているので、端末局が使用するアプリケーションとして、複数の異なるアプリケーションが混在した場合であっても、アプリケーションを識別して誘導することができるので、相互の通信品質が阻害されるのを防止することができる。また、異なるチャネルが割り当てられた各セルが異なるアプリケーションを実行するセルとして指定されているので、アプリケーションごとのきめ細かなQoS制御が容易となる。
実施の形態3.
図4は、本発明の実施の形態3にかかる基地局の機能ブロックを示す図である。同図に示す構成では、図2に示した実施の形態1にかかる端末−アプリケーション対応表保持部11に代えて、自局が送受している通信を監視した監視情報に基づいてアプリケーション種別を識別する通信アプリケーション識別部41が具備される。なお、その他の構成については、実施の形態1の構成と同一あるいは同等であり、これらの部分には、同一符号を付して示している。
なお、通信アプリケーション識別部41、自局対応アプリケーション識別子保持部12および接続可否判定部13の各構成部は、必ずしも基地局上に存在する必要はなく、基地局と通信可能に配置される任意の管理装置上に具備されるものであってもよい。
つぎに、実施の形態3にかかる無線通信システムの動作について図1および図4を参照して説明する。なお、以下の説明では、基地局Aの自局対応アプリケーション識別子保持部12には「VoIP」が設定され、基地局Bの自局対応アプリケーション識別子保持部12には「VoIP以外」が設定されているものとする。また、端末局1の自局実行アプリケーション識別子保持部31には「VoIP」が設定され、端末局2の自局実行アプリケーション識別子保持部31には「VoIP以外」が設定されているものとする。さらに、VoIPアプリケーションを実行する端末局1がVoIP端末局以外のアプリケーションを実行するセルとして指定されている基地局Bに対して所定の接続要求(例えばProbe要求や、Authenticationなど)を試みた場合の動作を一例として説明する。
まず、基地局Bは、全ての接続要求に応答するため、基地局Bと端末局1とが接続される。基地局Bと端末局1との接続が確立された後、端末局1ではVoIPアプリケーションに基づく所定の通信が開始される。基地局Bの通信アプリケーション識別部41は、端末局1と自局との通信を監視することで、通信しているアプリケーションの種別を「VoIP」と識別し、識別結果を接続可否判定部13に通知する。接続可否判定部13は、通知されたアプリケーション識別子「VoIP」と自局対応アプリケーション識別子保持部12に格納されている「VoIP以外」とを比較するが、両者が一致しないため、端末局1からのアクセスを接続拒否と判定し、接続拒否通知を端末局1に対して送信する。
基地局Bからの接続拒否を受信した端末局1は、つぎに基地局Aに対して、基地局Bのときと同様に、接続要求を送出する。基地局Aの通信アプリケーション識別部41は、端末局1と自局との通信を監視することで、通信しているアプリケーションの種別を「VoIP」と識別し、識別結果を接続可否判定部13に通知する。ここで、基地局Aの自局対応アプリケーション識別子保持部12には「VoIP」が設定されており、通信アプリケーション識別部41から通知された通信アプリケーション識別子と一致するため、基地局Aの接続可否判定部13は端末局1からのアクセスを接続可と判定し、端末局1との接続を継続する。
以上の動作により、VoIPアプリケーションを実行する端末局1は、VoIPアプリケーションを実行するセルとして指定されている基地局Aと接続される。
また、同様の動作によりVoIPアプリケーション以外を実行する端末局2は、VoIP以外のアプリケーションを実行するセルとして指定されている基地局Bと接続される。
以上説明したように、この実施の形態の無線通信システムによれば、同一空間に対して重なるように配置された複数のセルに異なるチャネルを割り当てることで、異なるチャネルが割り当てられたセルをボイス通信用、データ通信用などの異なる通信アプリケーション用に特化したセルとして設定するとともに、これらの環境に適合する所定の構成部を基地局および/または端末局が備えるようにしているので、端末局が使用するアプリケーションとして、複数の異なるアプリケーションが混在した場合であっても、アプリケーションを識別して誘導することができるので、相互の通信品質が阻害されるのを防止することができる。また、異なるチャネルが割り当てられた各セルが異なるアプリケーションを実行するセルとして指定されているので、アプリケーションごとのきめ細かなQoS制御が容易となる。
実施の形態4.
図5は、本発明の実施の形態4にかかる基地局および端末局の機能ブロックを示す図である。同図に示す構成では、図3に示した実施の形態2にかかる端末局に具備されていた自局実行アプリケーション識別子保持部31および実行アプリケーション識別子通知部32の構成に代えて、通信アプリケーション識別部51と、通信アプリケーション識別子通知部52とが端末局に具備される。なお、その他の構成については、実施の形態2の構成と同一あるいは同等であり、これらの部分には、同一符号を付して示している。
図5において、端末局の通信アプリケーション識別部51は、自局(端末局)が送受している通信を監視した監視情報に基づいてアプリケーション種別を識別する。また、端末局の通信アプリケーション識別子通知部52は、識別したアプリケーション識別子を通信中の基地局に通知する。
なお、自局対応アプリケーション識別子保持部12および接続可否判定部13の各構成部は、必ずしも基地局上に存在する必要はなく、基地局と通信可能に配置される任意の管理装置上に具備されるものであってもよい。
つぎに、実施の形態4にかかる無線通信システムの動作について図1および図5を参照して説明する。なお、以下の説明では、基地局Aの自局対応アプリケーション識別子保持部12には「VoIP」が設定され、基地局Bの自局対応アプリケーション識別子保持部12には「VoIP以外」が設定されているものとする。また、VoIPアプリケーションを実行する端末局1がVoIP端末局以外のアプリケーションを実行するセルとして指定されている基地局Bに対して所定の接続要求(例えばProbe要求や、Authenticationなど)を試みた場合の動作を一例として説明する。
まず、基地局Bは全ての接続要求に応答するため、基地局Bと端末局1とが接続される。基地局Bと端末局1との接続が確立された後、端末局1ではVoIPアプリケーションに基づく所定の通信が開始される。端末局1の通信アプリケーション識別部51は、自局と基地局Bとの通信を監視することで、通信しているアプリケーションの種別を「VoIP」と識別する。通信アプリケーション識別子通知部52は、通信アプリケーション識別部51が識別した識別結果であるアプリケーション種別「VoIP」を接続している基地局Bに対して通知する。端末局1からの通信アプリケーション識別子の通知を受けた基地局Bの接続可否判定部13は、通知されたアプリケーション識別子「VoIP」と自局対応アプリケーション識別子保持部12に格納されている「VoIP以外」とを比較するが、両者が一致しないため、端末局1からのアクセスを接続拒否と判定し、接続拒否通知を端末局1に対して送信する。
基地局Bからの接続拒否を受信した端末局1は、つぎに基地局Aに対して、基地局Bのときと同様に、接続要求を送出する。基地局Aと端末局1との接続が確立された後、端末局1の通信アプリケーション識別子通知部52は、自局の実行している通信アプリケーション識別子「VoIP」を基地局Aに対して通知する。ここで、基地局Aの自局対応アプリケーション識別子保持部12には「VoIP」が設定されており、端末局1から通知された通信アプリケーション識別子と一致するため、基地局Aの接続可否判定部13は接続可と判定し、端末局1との接続を継続する。
以上の動作により、VoIPアプリケーションを実行する端末局1は、VoIPアプリケーションを実行するセルとして指定されている基地局Aと接続される。
また、同様の動作によりVoIPアプリケーション以外を実行する端末局2は、VoIP以外のアプリケーションを実行するセルとして指定されている基地局Bと接続される。
以上説明したように、この実施の形態の無線通信システムによれば、同一空間に対して重なるように配置された複数のセルに異なるチャネルを割り当てることで、異なるチャネルが割り当てられたセルをボイス通信用、データ通信用などの異なる通信アプリケーション用に特化したセルとして設定するとともに、これらの環境に適合する所定の構成部を基地局および/または端末局が備えるようにしているので、端末局が使用するアプリケーションとして、複数の異なるアプリケーションが混在した場合であっても、アプリケーションを識別して誘導することができるので、相互の通信品質が阻害されるのを防止することができる。また、異なるチャネルが割り当てられた各セルが異なるアプリケーションを実行するセルとして指定されているので、アプリケーションごとのきめ細かなQoS制御が容易となる。
実施の形態5.
図6は、本発明の実施の形態5にかかる基地局および端末局の機能ブロックを示す図である。同図に示す構成では、図3に示した実施の形態2にかかる端末局に具備されていた自局実行アプリケーション識別子保持部31および実行アプリケーション識別子通知部32の構成に代えて、自局実行アプリケーション識別子リスト保持部61、アプリケーション起動検知部62および起動アプリケーション識別子通知部63のそれぞれが端末局に具備される。なお、その他の構成については、実施の形態2の構成と同一あるいは同等であり、これらの部分には、同一符号を付して示している。
図6において、自局実行アプリケーション識別子リスト保持部61は、自局(端末局)で実行可能なアプリケーション名および対応する識別子リストを保持する。アプリケーション起動検知部62は、アプリケーションの起動を検知して起動アプリケーション名を判定する。起動アプリケーション識別子通知部63は、自局実行アプリケーション識別子リスト保持部61およびアプリケーション起動検知部62の各情報に基づいて起動したアプリケーション識別子を判定し、接続されている基地局へ通知する。
なお、自局対応アプリケーション識別子保持部12および接続可否判定部13の各構成部は、必ずしも基地局上に存在する必要はなく、基地局と通信可能に配置される任意の管理装置上に具備されるものであってもよい。
つぎに、実施の形態5にかかる無線通信システムの動作について図1および図6を参照して説明する。なお、以下の説明では、基地局Aの自局対応アプリケーション識別子保持部12には「VoIP」が設定され、基地局Bの自局対応アプリケーション識別子保持部12には「VoIP以外」が設定されているものとする。また、VoIPアプリケーションを実行する端末局1がVoIP端末局以外のアプリケーションを実行するセルとして指定されている基地局Bに対して所定の接続要求(例えばProbe要求や、Authenticationなど)を試みた場合の動作を一例として説明する。
まず、基地局Bは全ての接続要求に応答するため、基地局Bと端末局1とが接続される。基地局Bと端末局1との接続が確立された後、端末局1ではVoIPアプリケーションが起動された時点で、アプリケーション起動検知部62が、アプリケーションの起動を検知するとともに、起動された起動アプリケーション名を検出する。起動アプリケーション識別子通知部63は、自局実行アプリケーション識別子リスト保持部61の情報を、起動アプリケーション名をKeyとして検索し、起動されたアプリケーションの識別子「VoIP」を基地局Bに通知する。
端末局1からの通信アプリケーション識別子の通知を受けた基地局Bの接続可否判定部13は、通知されたアプリケーション識別子「VoIP」と自局対応アプリケーション識別子保持部12に格納されている「VoIP以外」とを比較するが、両者が一致しないため、端末局1からのアクセスを接続拒否と判定し、接続拒否通知を端末局1に対して送信する。
基地局Bからの接続拒否を受信した端末局1は、つぎに基地局Aに対して、基地局Bのときと同様に、接続要求を送出する。基地局Aと端末局1との接続が確立された後、端末局1の起動アプリケーション識別子通知部63は、自局の実行している通信アプリケーション識別子「VoIP」を基地局Aに対して通知する。ここで、基地局Aの自局対応アプリケーション識別子保持部12には「VoIP」が設定されており、端末局1から通知された通信アプリケーション識別子と一致するため、基地局Aの接続可否判定部13は接続可と判定し、端末局1との接続を継続する。
以上の動作により、VoIPアプリケーションを実行する端末局1は、VoIPアプリケーションを実行するセルとして指定されている基地局Aと接続される。
また、同様の動作によりVoIPアプリケーション以外を実行する端末局2は、VoIP以外のアプリケーションを実行するセルとして指定されている基地局Bと接続される。
以上説明したように、この実施の形態の無線通信システムによれば、同一空間に対して重なるように配置された複数のセルに異なるチャネルを割り当てることで、異なるチャネルが割り当てられたセルをボイス通信用、データ通信用などの異なる通信アプリケーション用に特化したセルとして設定するとともに、これらの環境に適合する所定の構成部を基地局および/または端末局が備えるようにしているので、端末局が使用するアプリケーションとして、複数の異なるアプリケーションが混在した場合であっても、アプリケーションを識別して誘導することができるので、相互の通信品質が阻害されるのを防止することができる。また、異なるチャネルが割り当てられた各セルが異なるアプリケーションを実行するセルとして指定されているので、アプリケーションごとのきめ細かなQoS制御が容易となる。
実施の形態6.
図7は、本発明の実施の形態6にかかる端末局の機能ブロックを示す図である。同図に示す構成では、図2に示した実施の形態1にかかる基地局に具備されていた端末−アプリケーション対応表保持部11、自局対応アプリケーション識別子保持部12および接続可否判定部13のそれぞれに代えて、チャネル−アプリケーション対応表保持部71、自局アプリケーション識別子保持部72および接続先基地局判定部73のそれぞれが端末局に具備される。また、基地局側の端末−アプリケーション対応表保持部11に具備されていた端末−アプリケーション対応表17に代えて、端末局のチャネル−アプリケーション対応表保持部71にチャネル−アプリケーション対応表77が具備される。
図7において、チャネル−アプリケーション対応表保持部71に具備されるチャネル−アプリケーション対応表77には、各基地局に割り当てられているチャネル番号と、当該チャネルが割り当てられている各セル固有の識別子(例えばBSSID)と、当該セルで使用することができるアプリケーションの識別子とを一組とする情報が格納される。自局アプリケーション識別子保持部72は、自局で実行するアプリケーションの識別子を保持する。接続先基地局判定部73は、チャネル−アプリケーション対応表保持部71および自局アプリケーション識別子保持部72のそれぞれの情報に基づいて適切な接続先の基地局を判定し、判定した基地局に対して接続を行う。
なお、図7に示すチャネル−アプリケーション対応表77には、「f0−α−VoIP」および「f1−β−VoIP以外」という2つの情報が格納されている一例を示している。なお、ここで例示したチャネル−アプリケーション対応表77は、端末局1および端末局2の両者に対して備えられることを基本とする。一方、自局アプリケーション識別子保持部72には、同図には図示していないが、例えば端末局1では「VoIP」が設定され、端末局2では「VoIP以外」が設定される。
つぎに、実施の形態6にかかる無線通信システムの動作について図1および図7を参照して説明する。なお、以下の説明では、VoIPアプリケーションを実行する端末局1が所定の基地局に接続要求を試みる場合の動作を一例として説明する。
まず、端末局1では、接続を実行するのに先立ち、自身の接続先基地局判定部73は、自局アプリケーション識別子保持部72の「VoIP」をKeyとして、チャネル−アプリケーション対応表77を検索し、接続先基地局の情報としてチャネル番号「f0」、BSSID「α」を得る。端末局1は、この検索情報に基づいて基地局Aへの接続処理を開始する。
以上の動作により、VoIPアプリケーションを実行する端末局1は、VoIPアプリケーションを実行するセルとして指定されている基地局Aと接続される。
また、同様の動作によりVoIPアプリケーション以外を実行する端末局2は、VoIP以外のアプリケーションを実行するセルとして指定されている基地局Bと接続される。
以上説明したように、この実施の形態の無線通信システムによれば、同一空間に対して重なるように配置された複数のセルに異なるチャネルを割り当てることで、異なるチャネルが割り当てられたセルをボイス通信用、データ通信用などの異なる通信アプリケーション用に特化したセルとして設定するとともに、これらの環境に適合する所定の構成部を基地局および/または端末局が備えるようにしているので、端末局が使用するアプリケーションとして、複数の異なるアプリケーションが混在した場合であっても、アプリケーションを識別して誘導することができるので、相互の通信品質が阻害されるのを防止することができる。また、異なるチャネルが割り当てられた各セルが異なるアプリケーションを実行するセルとして指定されているので、アプリケーションごとのきめ細かなQoS制御が容易となる。
実施の形態7.
図8は、本発明の実施の形態7にかかる端末局の機能ブロックを示す図である。同図に示す構成では、図7に示した実施の形態6にかかる自局アプリケーション識別子保持部72に代えて、自局が送受している通信を監視した監視情報に基づいてアプリケーション種別を判定する通信アプリケーション識別部81が具備される。なお、その他の構成については、実施の形態6の構成と同一あるいは同等であり、これらの部分には、同一符号を付して示している。
つぎに、実施の形態7にかかる無線通信システムの動作について図1および図8を参照して説明する。なお、以下の説明では、端末局1および端末局2の各チャネル−アプリケーション対応表77には「BSSID=α、チャネルf0−VoIP」および「BSSID=β、チャネルf1−VoIP以外」が設定されているものとする。また、VoIPアプリケーションを実行する端末局1が基地局Bに接続要求を試みる場合の動作を一例として説明する。
まず、基地局Bは全ての接続要求に応答するため、基地局Bと端末局1とが接続される。基地局Bと端末局1との接続が確立された後、端末局1ではVoIPアプリケーションに基づく所定の通信が開始される。端末局1の通信アプリケーション識別部81は、自局と基地局Bとの通信を監視することで、通信しているアプリケーションの種別を「VoIP」と識別する。接続先基地局判定部73は、現在のチャネル(f1)に割り当てられているアプリケーション識別子(「VoIP以外」)と現在実行中のアプリケーション識別子(「VoIP」)とが一致しないため、基地局Bとの接続を切断し、チャネル−アプリケーション対応表77から現在実行しているアプリケーション識別子(「VoIP」)に対応しているチャネル情報(チャネル番号:f0,BSSID:α)を得る。端末局1は、この検索情報に基づいて基地局Aへの接続処理を開始する。
以上の動作により、VoIPアプリケーションを実行する端末局1は、VoIPアプリケーションを実行するセルとして指定されている基地局Aと接続される。
また、同様の動作によりVoIPアプリケーション以外を実行する端末局2は、VoIP以外のアプリケーションを実行するセルとして指定されている基地局Bと接続される。
以上説明したように、この実施の形態の無線通信システムによれば、同一空間に対して重なるように配置された複数のセルに異なるチャネルを割り当てることで、異なるチャネルが割り当てられたセルをボイス通信用、データ通信用などの異なる通信アプリケーション用に特化したセルとして設定するとともに、これらの環境に適合する所定の構成部を基地局および/または端末局が備えるようにしているので、端末局が使用するアプリケーションとして、複数の異なるアプリケーションが混在した場合であっても、アプリケーションを識別して誘導することができるので、相互の通信品質が阻害されるのを防止することができる。また、異なるチャネルが割り当てられた各セルが異なるアプリケーションを実行するセルとして指定されているので、アプリケーションごとのきめ細かなQoS制御が容易となる。
実施の形態8.
図9は、本発明の実施の形態8にかかる端末局の機能ブロックを示す図である。同図に示す構成では、図8に示した実施の形態7にかかる通信アプリケーション識別部81に代えて、自局(端末局)で実行可能なアプリケーション名および対応する識別子リストを保持する自局実行アプリケーション識別子リスト保持部61およびアプリケーションの起動を検知して起動アプリケーション名を判定するアプリケーション起動検知部62のそれぞれが具備される。なお、その他の構成については、実施の形態7の構成と同一あるいは同等であり、これらの部分には、同一符号を付して示している。
つぎに、実施の形態8にかかる無線通信システムの動作について図1および図9を参照して説明する。なお、以下の説明では、端末局1および端末局2の各チャネル−アプリケーション対応表77には「BSSID=α、チャネルf0−VoIP」および「BSSID=β、チャネルf1−VoIP以外」が設定されているものとする。また、VoIPアプリケーションを実行する端末局1が基地局Bに接続要求を試みる場合の動作を一例として説明する。
まず、基地局Bは全ての接続要求に応答するため、基地局Bと端末局1とが接続される。基地局Bと端末局1との接続が確立された後、端末局1ではVoIPアプリケーションが起動された時点で、アプリケーション起動検知部92が、アプリケーションの起動を検知するとともに、起動された起動アプリケーション名をKeyとして検索し、起動されたアプリケーションの識別子「VoIP」を得る。接続先基地局判定部73は、現在、接続しているチャネルのチャネル識別子(チャネル番号:f1,BSSID:β)をKeyとして、チャネル−アプリケーション対応表77を検索し、当該チャネルが対応しているアプリケーション識別子「VoIP以外」を得る。接続先基地局判定部73は、現在のチャネル(f1)に割り当てられているアプリケーション識別子(「VoIP以外」)と現在実行中のアプリケーション識別子(「VoIP」)とが一致しないため、基地局Bとの接続を切断し、チャネル−アプリケーション対応表77から現在実行しているアプリケーション識別子(「VoIP」)に対応しているチャネル情報(チャネル番号:f0,BSSID:α)を得る。端末局1は、この検索情報に基づいて基地局Aへの接続処理を開始する。
以上の動作により、VoIPアプリケーションを実行する端末局1は、VoIPアプリケーションを実行するセルとして指定されている基地局Aと接続される。
また、同様の動作によりVoIPアプリケーション以外を実行する端末局2は、VoIP以外のアプリケーションを実行するセルとして指定されている基地局Bと接続される。
以上説明したように、この実施の形態の無線通信システムによれば、同一空間に対して重なるように配置された複数のセルに異なるチャネルを割り当てることで、異なるチャネルが割り当てられたセルをボイス通信用、データ通信用などの異なる通信アプリケーション用に特化したセルとして設定するとともに、これらの環境に適合する所定の構成部を基地局および/または端末局が備えるようにしているので、端末局が使用するアプリケーションとして、複数の異なるアプリケーションが混在した場合であっても、アプリケーションを識別して誘導することができるので、相互の通信品質が阻害されるのを防止することができる。また、異なるチャネルが割り当てられた各セルが異なるアプリケーションを実行するセルとして指定されているので、アプリケーションごとのきめ細かなQoS制御が容易となる。
実施の形態9.
図10は、本発明の実施の形態9にかかる基地局および端末局の機能ブロックを示す図である。上述した実施の形態1〜5では、基地局側で端末局からのアクセスを判定し、端末局からのアクセスが「接続不可」の場合には、接続拒否通知を端末局に対して送信していた。一方、この実施の形態の基地局では、接続拒否通知の送信に加えて、後述する所定の追加情報を端末局に送信するものである。したがって、この実施の形態において示される構成部は、実施の形態1〜5のいずれの構成にも適用(付加)することができる。
図10において、基地局は、チャネル−アプリケーション対応表107を有するチャネル−アプリケーション対応表保持部101および接続候補基地局情報付加部102をそれぞれ備えている。なお、チャネル−アプリケーション対応表107には、図7〜図9に示した端末局に具備されるチャネル−アプリケーション対応表77と同一または同等な情報が格納されている。一方、端末局は、接続先基地局判定部105を備えている。
基地局の接続候補基地局情報付加部102は、チャネル−アプリケーション対応表107に基づいて接続拒否を通知する必要のある端末局が本来接続すべき基地局情報を検索し、検索した基地局情報を接続候補基地局情報として拒否通知(信号)に付加する。端末局の接続先基地局判定部105は、基地局から送信される拒否通知(信号)に付加される接続候補基地局情報に基づいて接続先を判定し、以後の接続処理を実行する。
なお、チャネル−アプリケーション対応表保持部101および接続候補基地局情報付加部102の各構成部は、必ずしも基地局上に存在する必要はなく、基地局と通信可能に配置される任意の管理装置上に具備されるものであってもよい。
つぎに、実施の形態9にかかる無線通信システムの動作について図1および図10を参照して説明する。なお、以下の説明では、基地局A/Bの各チャネル−アプリケーション対応表107には「BSSID=α、チャネルf0−VoIP」および「BSSID=β、チャネルf1−VoIP以外」が設定されているものとする。また、実施の形態1〜5のいずれか一つと実施の形態9とを組み合わせた構成において、VoIPアプリケーションを実行する端末局1が基地局Bに接続要求を試みた場合に拒否/切断通知される場合の動作を一例として説明する。
基地局Bは、接続要求を試みた端末局1に対して接続拒否通知を通知する際に、つぎの処理を行う。すなわち、基地局Bの接続候補基地局情報付加部102は、端末局1のアプリケーション識別子「VoIP」をKeyとして、チャネル−アプリケーション対応表107を検索し、当該アプリケーション識別子に対応している基地局Aのチャネル情報(チャネル番号:f0,BSSID:α)を得るとともに、当該チャネル情報を接続先候補基地局情報として接続拒否通知に付加して端末局1に送信する。
接続先候補基地局情報が付加された接続拒否通知を受信した端末局1の接続先基地局判定部105は、当該接続先候補基地局情報に示された基地局Aに対して接続処理を実行する。
以上の動作により、VoIPアプリケーションを実行する端末局1は、VoIPアプリケーションを実行するセルとして指定されている基地局Aと接続される。
また、同様の動作によりVoIPアプリケーション以外を実行する端末局2は、VoIP以外のアプリケーションを実行するセルとして指定されている基地局Bと接続される。
以上説明したように、この実施の形態の無線通信システムによれば、接続拒否を通知する必要のある端末局が本来接続すべき基地局情報を接続候補基地局情報として基地局側から端末局側に送信される拒否通知に付加するようにしているので、端末局側では即時に適切な基地局と接続することができ、接続のためのタイムロスを低減することができる。
実施の形態10.
図11は、本発明の実施の形態10にかかる基地局の機能ブロックを示す図である。なお、この実施の形態の基地局は、実施の形態9と同様に、接続拒否通知時の追加動作を規定するものである。したがって、この実施の形態において示される構成部は、実施の形態9と同様に、実施の形態1〜5のいずれの構成にも適用(付加)することができる。
図11において、基地局は、接続拒否履歴格納部111、拒否端末局再接続防止部112および拒否履歴消去部113を備えている。接続拒否履歴格納部111は、接続した端末局のMACアドレスや拒否を実行したときのタイムスタンプなどを格納する。拒否端末局再接続防止部112は、接続要求を行っている端末局のMACアドレスをKeyとして、接続拒否履歴格納部111を検索し、拒否履歴がある場合には接続拒否通知を実行する。拒否履歴消去部113は、例えば一定時間以上の接続要求がない場合に当該接続要求がない端末局の拒否履歴を接続拒否履歴格納部111から削除する。
なお、接続拒否履歴格納部111、拒否端末局再接続防止部112および拒否履歴消去部113の各構成部は、必ずしも基地局上に存在する必要はなく、基地局と通信可能に配置される任意の管理装置上に具備されるものであってもよい。
つぎに、実施の形態10にかかる無線通信システムの動作について図1および図11を参照して説明する。なお、以下の説明では、実施の形態1〜5のいずれか一つと実施の形態10とを組み合わせた構成において、VoIPアプリケーションを実行する端末局1が基地局Bに接続要求を試みた場合の動作を一例として説明する。
基地局Bは、接続要求を試みた端末局1に対して接続拒否通知を通知する際に、つぎの処理を行う。すなわち、基地局Bは、端末局1のMACアドレスと拒否時のタイムスタンプとを拒否履歴として接続拒否履歴格納部111に格納する。拒否端末局再接続防止部112は、端末局1からの接続要求があると、端末局1のMACアドレスをKeyにして接続拒否履歴格納部111に端末局1にかかる接続拒否履歴が存在するか否かを検索し、接続拒否履歴が存在する場合には、当該端末局に対して拒否通知を送信するとともに、接続拒否履歴のタイムスタンプを更新する。
この処理により、端末局1が基地局Bからの拒否通知を受信した後に、基地局Aに接続に行かず、再度、基地局Bに接続要求を発行した場合には、拒否端末局再接続防止部112の機能により即座に接続拒否通知が実行される。
また、端末局1からの一定時間以上の接続要求がない場合には、拒否履歴消去部113が端末局1の拒否履歴を削除するので、拒否履歴消去部113による接続拒否は実行されない。これらの処理により、端末局1が別アプリケーションで接続を要求してきた場合などでは、実施の形態1〜5に示した処理に基づいた接続可否判定がなされる。
また、VoIPアプリケーション以外を実行する端末局2についても、同様の動作による接続拒否通知および接続可否判定がなされる。
以上説明したように、この実施の形態の無線通信システムによれば、端末局が基地局からの拒否通知を受信した後に、再度、同一の基地局に接続要求を発行した場合に即座に接続拒否通知が実行されるので、端末局と基地局との接続のためのタイムロスを低減することができる。
実施の形態11.
図12は、本発明の実施の形態11にかかる端末局の機能ブロックを示す図である。なお、実施の形態10は、接続拒否通知時の基地局側における追加動作を規定するものであったが、この実施の形態は、接続拒否が通知された端末局側における追加動作を規定するものである。したがって、この実施の形態において示される構成部は、実施の形態9,10と同様に、実施の形態1〜5のいずれの構成にも適用(付加)することができる。
図12において、端末局は、接続拒否基地局情報格納部121、拒否基地局再接続防止部122および拒否基地局履歴消去部123を備えている。接続拒否基地局情報格納部121は、接続を拒否された基地局のチャネル情報(チャネル番号+BSSID)を保持する。拒否基地局再接続防止部122は、接続要求を送出する際に接続拒否基地局情報格納部121に格納された基地局を接続先から除外する。拒否基地局履歴消去部123は、基地局と接続された段階で接続拒否基地局情報格納部121に格納されている格納情報を削除する。
つぎに、実施の形態11にかかる無線通信システムの動作について図1および図12を参照して説明する。なお、以下の説明では、実施の形態1〜5のいずれか一つと実施の形態11とを組み合わせた構成において、VoIPアプリケーションを実行する端末局1が基地局Bに接続要求を試みた場合に拒否/切断通知される場合の動作を一例として説明する。
基地局Bは、接続要求を試みた端末局1に対して接続拒否通知を通知する。接続拒否通知が通知された端末局1は、基地局Bのチャネル番号およびBSSIDを接続拒否基地局格納部121に格納する。拒否基地局再接続防止部122は、接続要求を行う際に接続拒否基地局格納部121に格納されている基地局を除外して接続要求を実行する。このため、基地局Aに対し接続要求が送出され、基地局Aと端末局1とが接続される。
拒否基地局履歴消去部123は、基地局Aとの接続が確立した時点で接続拒否基地局格納部の情報をクリアする。この処理により、端末局が同一基地局に何度も接続要求を送出した後に拒否通知を受けるような、無限ループを回避することができる。
また、VoIPアプリケーション以外を実行する端末局2についても、同様の動作による接続拒否通知および接続処理がなされる。
以上説明したように、この実施の形態の無線通信システムによれば、基地局との接続が確立した時点で接続拒否基地局格納部の情報をクリアするようにしているので、端末局と基地局との接続のためのタイムロスを低減することができる。また、端末局が同一基地局に何度も接続要求を送出した後に拒否通知を受けるような無限ループを回避することができるので、基地局および端末局の負荷の増加を防止することができる。
実施の形態12.
図13は、本発明の実施の形態12にかかる端末局の機能ブロックを示す図である。なお、この実施の形態は、図7〜図9に示した端末局に具備されるチャネル−アプリケーション対応表77の自動生成機能を付加するものである。したがって、この実施の形態において示される構成部は、図7〜図9のそれぞれに示した実施の形態6〜8のいずれの構成にも適用(付加)することができる。
図13において、基地局は割り当てアプリケーション識別子付加部131を備え、端末局はチャネル−アプリケーション表生成部132を備えている。基地局の割り当てアプリケーション識別子付加部131は、例えばBeacon信号やProbe応答に対して自身に割り当てられているアプリケーション識別子を付加する。端末局のチャネル−アプリケーション表生成部132は、各基地局からのBeacon信号やProbe応答に付加されている割り当てアプリケーション識別子に基づいてチャネル−アプリケーション対応表(図13には図示せず。図7〜図9を参照)を生成または更新する。
つぎに、実施の形態12にかかる無線通信システムの動作について図1および図13を参照して説明する。なお、以下の説明では、実施の形態6〜8のいずれか一つと実施の形態12とを組み合わせた構成において、端末局1がチャネル−アプリケーション対応表を生成する場合の動作を一例として説明する。
基地局A/Bの割り当てアプリケーション識別子付加部131は、例えばBeacon信号やProbe応答に対して自身に割り当てられているアプリケーション識別子を付加する。端末局1および2は、受信したProbe応答やBeacon信号に付加されている各基地局のチャネル番号、BSSID、アプリケーション識別子などを抽出する。抽出された各基地局の情報は、チャネル−アプリケーション表生成部132のチャネル−アプリケーション対応表に付加される。
以上説明したように、この実施の形態の無線通信システムによれば、既存の信号を利用してチャネル−アプリケーション対応表を生成することができるので、通信量の増加やコストの増加を抑制することができ、本発明にかかる通信システムを簡易に実現することができる。
以上のように、本発明にかかる無線通信システムは、ボイス通信用、データ通信用などの異なる通信アプリケーションが混在した通信システムに有用であり、特に、アプリケーションごとにきめ細かなQoS制御が要求される場合などに好適である。
本発明にかかる無線通信システムの基本的構成を示す概念図である。 本発明の実施の形態1にかかる基地局の機能ブロックを示す図である。 本発明の実施の形態2にかかる基地局および端末局それぞれの機能ブロックを示す図である。 本発明の実施の形態3にかかる基地局の機能ブロックを示す図である。 本発明の実施の形態4にかかる基地局および端末局の機能ブロックを示す図である。 本発明の実施の形態5にかかる基地局および端末局の機能ブロックを示す図である。 本発明の実施の形態6にかかる端末局の機能ブロックを示す図である。 本発明の実施の形態7にかかる端末局の機能ブロックを示す図である。 本発明の実施の形態8にかかる端末局の機能ブロックを示す図である。 本発明の実施の形態9にかかる基地局および端末局の機能ブロックを示す図である。 本発明の実施の形態10にかかる基地局の機能ブロックを示す図である。 本発明の実施の形態11にかかる端末局の機能ブロックを示す図である。 本発明の実施の形態12にかかる端末局の機能ブロックを示す図である。
符号の説明
11 端末−アプリケーション対応表保持部
12 自局対応アプリケーション識別子保持部
13 接続可否判定部
17 端末−アプリケーション対応表
31 自局実行アプリケーション識別子保持部
32 実行アプリケーション識別子通知部
41 通信アプリケーション識別部
51 通信アプリケーション識別部
52 通信アプリケーション識別子通知部
61 自局実行アプリケーション識別子リスト保持部
62 アプリケーション起動検知部
63 起動アプリケーション識別子通知部
71 チャネル−アプリケーション対応表保持部
72 自局アプリケーション識別子保持部
73 接続先基地局判定部
77,107 チャネル−アプリケーション対応表
81 通信アプリケーション識別部
92 アプリケーション起動検知部
101 チャネル−アプリケーション対応表保持部
102 接続候補基地局情報付加部
105 接続先基地局判定部
111 接続拒否履歴格納部
112 拒否端末局再接続防止部
113 拒否履歴消去部
121 接続拒否基地局格納部
121 接続拒否基地局情報格納部
122 拒否基地局再接続防止部
123 拒否基地局履歴消去部
131 割り当てアプリケーション識別子付加部
132 チャネル−アプリケーション表生成部

Claims (14)

  1. セルごとに配置される基地局と該基地局と通信を行う端末局とを有し、複数のセルが同一空間に対して重なるように配置されるとともに、該複数のセルのそれぞれに異なるチャネルが割り当てられ、該異なるチャネルが割り当てられた各セルが異なるアプリケーションを実行するセルとして指定される無線通信システムであって、
    前記基地局は、
    前記端末局によって実行されるアプリケーションと該端末局との対応関係を示す端末−アプリケーション対応表を有する端末−アプリケーション対応表保持部と、
    前記基地局ごとに指定されているアプリケーションを識別するアプリケーション識別子を保持する自局対応アプリケーション識別子保持部と、
    接続要求を送信した端末局のアプリケーション識別子と前記端末−アプリケーション対応表に格納されている情報とに基づいて該端末局からのアクセス可否を判定する接続可否判定部と、
    を備えたことを特徴とする無線通信システム。
  2. セルごとに配置される基地局と該基地局と通信を行う端末局とを有し、複数のセルが同一空間に対して重なるように配置されるとともに、該複数のセルのそれぞれに異なるチャネルが割り当てられ、該異なるチャネルが割り当てられた各セルが異なるアプリケーションを実行するセルとして指定される無線通信システムであって、
    前記端末局は、
    自局の実行するアプリケーションの識別子を保持する自局実行アプリケーション識別子保持部と、
    基地局への接続要求時に自局実行アプリケーション識別子保持部が保持するアプリケーション識別子を基地局に通知する実行アプリケーション識別子通知部と、
    を備え、
    前記基地局は、
    前記基地局ごとに指定されているアプリケーションの識別子を保持する自局対応アプリケーション識別子保持部と、
    前記端末局から通知されたアプリケーション識別子と前記自局対応アプリケーション識別子保持部に保持されているアプリケーション識別子とに基づいて該端末局からのアクセス可否を判定する接続可否判定部と、
    を備えたことを特徴とする無線通信システム。
  3. セルごとに配置される基地局と該基地局と通信を行う端末局とを有し、複数のセルが同一空間に対して重なるように配置されるとともに、該複数のセルのそれぞれに異なるチャネルが割り当てられ、該異なるチャネルが割り当てられた各セルが異なるアプリケーションを実行するセルとして指定される無線通信システムであって、
    前記基地局は、
    自局が送受している通信を監視した監視情報に基づいてアプリケーション種別を識別する通信アプリケーション識別部と、
    前記通信アプリケーション識別部にて識別されたアプリケーション識別子を保持する自局対応アプリケーション識別子保持部と、
    接続要求を送信した端末局のアプリケーション識別子と前記自局対応アプリケーション識別子保持部に保持されているアプリケーション識別子とに基づいて該端末局からのアクセス可否を判定する接続可否判定部と、
    を備えたことを特徴とする無線通信システム。
  4. セルごとに配置される基地局と該基地局と通信を行う端末局とを有し、複数のセルが同一空間に対して重なるように配置されるとともに、該複数のセルのそれぞれに異なるチャネルが割り当てられ、該異なるチャネルが割り当てられた各セルが異なるアプリケーションを実行するセルとして指定される無線通信システムであって、
    前記端末局は、
    自局が送受している通信を監視した監視情報に基づいてアプリケーション種別を識別する通信アプリケーション識別部と、
    前記通信アプリケーション識別部にて識別されたアプリケーション識別子を通信中の基地局に通知する通信アプリケーション識別子通知部と、
    を備え、
    前記基地局は、
    前記基地局ごとに指定されているアプリケーションを識別するアプリケーション識別子を保持する自局対応アプリケーション識別子保持部と、
    前記端末局から通知されたアプリケーション識別子と前記自局対応アプリケーション識別子保持部に保持されているアプリケーション識別子とに基づいて該端末局からのアクセス可否を判定する接続可否判定部と、
    を備えたことを特徴とする無線通信システム。
  5. セルごとに配置される基地局と該基地局と通信を行う端末局とを有し、複数のセルが同一空間に対して重なるように配置されるとともに、該複数のセルのそれぞれに異なるチャネルが割り当てられ、該異なるチャネルが割り当てられた各セルが異なるアプリケーションを実行するセルとして指定される無線通信システムであって、
    前記端末局は、
    自局で実行可能なアプリケーション名および対応する識別子リストを保持する自局実行アプリケーション識別子リスト保持部と、
    アプリケーションの起動を検知して起動アプリケーション名を判定するアプリケーション起動検知部と、
    前記自局実行アプリケーション識別子リスト保持部および前記アプリケーション起動検知部の各情報に基づいて起動されているアプリケーション識別子を識別するとともに、該判定したアプリケーション識別子を接続されている基地局に通知する起動アプリケーション識別子通知部と、
    を備え、
    前記基地局は、
    前記基地局ごとに指定されているアプリケーションを識別するアプリケーション識別子を保持する自局対応アプリケーション識別子保持部と、
    前記端末局から通知されたアプリケーション識別子と前記自局対応アプリケーション識別子保持部に保持されているアプリケーション識別子とに基づいて該端末局からのアクセス可否を判定する接続可否判定部と、
    を備えたことを特徴とする無線通信システム。
  6. セルごとに配置される基地局と該基地局と通信を行う端末局とを有し、複数のセルが同一空間に対して重なるように配置されるとともに、該複数のセルのそれぞれに異なるチャネルが割り当てられ、該異なるチャネルが割り当てられた各セルが異なるアプリケーションを実行するセルとして指定される無線通信システムであって、
    前記端末局は、
    各基地局に割り当てられているチャネル番号と、当該チャネルが割り当てられている各セル固有の識別子と、当該セルで使用することができるアプリケーションを識別するアプリケーション識別子とを一組とする情報が格納されるチャネル−アプリケーション対応表を有するチャネル−アプリケーション対応表保持部と、
    自局で実行するアプリケーションの識別子を保持する自局アプリケーション識別子保持部と、
    前記チャネル−アプリケーション対応表保持部および前記自局アプリケーション識別子保持部のそれぞれの情報に基づいて適切な接続先の基地局を判定し、該判定した基地局に対して接続を行う接続先基地局判定部と、
    を備えたことを特徴とする無線通信システム。
  7. セルごとに配置される基地局と該基地局と通信を行う端末局とを有し、複数のセルが同一空間に対して重なるように配置されるとともに、該複数のセルのそれぞれに異なるチャネルが割り当てられ、該異なるチャネルが割り当てられた各セルが異なるアプリケーションを実行するセルとして指定される無線通信システムであって、
    前記端末局は、
    各基地局に割り当てられているチャネル番号と、当該チャネルが割り当てられている各セル固有の識別子と、当該セルで使用することができるアプリケーションを識別するアプリケーション識別子とを一組とする情報が格納されるチャネル−アプリケーション対応表を有するチャネル−アプリケーション対応表保持部と、
    自局が送受している通信を監視した監視情報に基づいてアプリケーション種別を識別する通信アプリケーション識別部と、
    前記チャネル−アプリケーション対応表保持部の保持情報および前記通信アプリケーション識別部の識別情報に基づいて適切な接続先の基地局を判定し、該判定した基地局に対して接続を行う接続先基地局判定部と、
    を備えたことを特徴とする無線通信システム。
  8. セルごとに配置される基地局と該基地局と通信を行う端末局とを有し、複数のセルが同一空間に対して重なるように配置されるとともに、該複数のセルのそれぞれに異なるチャネルが割り当てられ、該異なるチャネルが割り当てられた各セルが異なるアプリケーションを実行するセルとして指定される無線通信システムであって、
    前記端末局は、
    各基地局に割り当てられているチャネル番号と、当該チャネルが割り当てられている各セル固有の識別子と、当該セルで使用することができるアプリケーションを識別するアプリケーション識別子とを一組とする情報が格納されるチャネル−アプリケーション対応表を有するチャネル−アプリケーション対応表保持部と、
    自局で実行可能なアプリケーション名および対応する識別子リストを保持する自局実行アプリケーション識別子リスト保持部と、
    アプリケーションの起動を検知して起動アプリケーション名を判定するアプリケーション起動検知部と、
    前記チャネル−アプリケーション対応表保持部の保持情報および前記アプリケーション起動検知部によって検知された起動アプリケーション名に基づいて適切な接続先の基地局を判定し、該判定した基地局に対して接続を行う接続先基地局判定部と、
    を備えたことを特徴とする無線通信システム。
  9. 前記基地局は、
    各基地局に割り当てられているチャネル番号と、当該チャネルが割り当てられている各セル固有の識別子と、当該セルで使用することができるアプリケーションを識別するアプリケーション識別子とを一組とする情報が格納されるチャネル−アプリケーション対応表を有するチャネル−アプリケーション対応表保持部と、
    前記チャネル−アプリケーション対応表から接続拒否を通知する端末局が本来接続すべき基地局情報を検索し、該検索された基地局情報を接続候補基地局情報として拒否通知信号に付加する接続候補基地局情報付加部と、
    を備え、
    前記端末局は、前記拒否通知信号に付加される接続候補基地局情報に基づく接続先に対して以後の接続処理を実行する接続先基地局判定部を備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の無線通信システム。
  10. 前記基地局は、
    接続した端末局の識別子および/または接続を拒否したときのタイムスタンプを格納する接続拒否履歴格納部と、
    接続要求を行っている端末局の識別子をキーとして前記接続拒否履歴格納部を検索し、拒否履歴がある場合には接続拒否通知を実行する拒否端末局再接続防止部と、
    一定時間以上の接続要求がない場合に当該接続要求がない端末局の拒否履歴を前記接続拒否履歴格納部から削除する拒否履歴消去部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の無線通信システム。
  11. 前記端末局は、
    接続を拒否された基地局のチャネル情報を保持する接続拒否基地局情報格納部と、
    接続要求を送出する際に接続拒否基地局情報格納部に格納された基地局を接続先から除外するための拒否基地局再接続防止部と、
    所定の基地局と接続された段階で前記接続拒否基地局情報格納部に格納されている該所定の基地局のチャネル情報を削除する拒否基地局履歴消去部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の無線通信システム。
  12. 前記基地局は、自局が送信する制御信号や応答信号に対して自身に割り当てられているアプリケーション識別子を付加するアプリケーション識別子付加部を備え、
    前記端末局は、前記基地局から送信された制御信号や応答信号に付加された該基地局に割り当てられた割り当てアプリケーション識別子に基づいてチャネル−アプリケーション対応表を生成/更新するチャネル−アプリケーション表生成部を備えたことを特徴とする請求項5〜7のいずれか一つに記載の無線通信システム。
  13. セル内を移動する端末局との間で所定の通信を行う基地局であって、
    同一空間に対して重なるように配置されるとともに、異なるチャネルが割り当てられた複数のセルのそれぞれが異なるアプリケーションを実行するセルとして指定されているときに、
    前記セル内の端末局によって実行されるアプリケーションと該端末局との対応関係を示す端末−アプリケーション対応表を有する端末−アプリケーション対応表保持部と、
    前記基地局ごとに指定されているアプリケーションを識別するアプリケーション識別子を保持する自局対応アプリケーション識別子保持部と、
    接続要求を送信した端末局のアプリケーション識別子と前記端末−アプリケーション対応表に格納されている情報とに基づいて該端末局からのアクセス可否を判定する接続可否判定部と、
    を備えたことを特徴とする基地局。
  14. セル内に配置された基地局との間で所定の通信を行う端末局であって、
    同一空間に対して重なるように配置されるとともに、異なるチャネルが割り当てられた複数のセルのそれぞれが異なるアプリケーションを実行するセルとして指定されているときに、
    前記基地局ごとに割り当てられているチャネル番号と、当該チャネルが割り当てられている各セル固有の識別子と、当該セルで使用することができるアプリケーションを識別するアプリケーション識別子とを一組とする情報が格納されるチャネル−アプリケーション対応表を有するチャネル−アプリケーション対応表保持部と、
    自局で実行するアプリケーションの識別子を保持する自局アプリケーション識別子保持部と、
    前記チャネル−アプリケーション対応表保持部および前記自局アプリケーション識別子保持部のそれぞれの情報に基づいて適切な接続先の基地局を判定し、該判定した基地局に対して接続を行う接続先基地局判定部と、
    を備えたことを特徴とする端末局。
JP2005125712A 2005-04-22 2005-04-22 無線通信システムならびにその基地局および端末局 Expired - Fee Related JP4723897B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005125712A JP4723897B2 (ja) 2005-04-22 2005-04-22 無線通信システムならびにその基地局および端末局

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005125712A JP4723897B2 (ja) 2005-04-22 2005-04-22 無線通信システムならびにその基地局および端末局

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006304115A JP2006304115A (ja) 2006-11-02
JP4723897B2 true JP4723897B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=37471845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005125712A Expired - Fee Related JP4723897B2 (ja) 2005-04-22 2005-04-22 無線通信システムならびにその基地局および端末局

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4723897B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017221459A1 (ja) * 2016-06-20 2017-12-28 シャープ株式会社 端末装置、制御方法、及びプログラム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002135824A (ja) * 2000-10-27 2002-05-10 Sharp Corp ネットワーク接続システム及びその接続方法
JP2003289306A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Toshiba Corp 通信システムおよび通信装置
JP2004007081A (ja) * 2002-05-30 2004-01-08 Toshiba Corp クライアント接続管理システム、アクセスポイント管理装置、プログラム及びクライアント接続管理方法
JP2004187001A (ja) * 2002-12-03 2004-07-02 Sony Corp 無線接続方法
JP2004363878A (ja) * 2003-06-04 2004-12-24 Nec Corp ネットワークサービス接続方法/プログラム/記録媒体/システム、アクセスポイント、無線利用者端末
WO2005034434A1 (ja) * 2003-10-03 2005-04-14 Sharp Kabushiki Kaisha 通信装置、その装置の動作モード起動方法、通信方法、通信システム、プログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002135824A (ja) * 2000-10-27 2002-05-10 Sharp Corp ネットワーク接続システム及びその接続方法
JP2003289306A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Toshiba Corp 通信システムおよび通信装置
JP2004007081A (ja) * 2002-05-30 2004-01-08 Toshiba Corp クライアント接続管理システム、アクセスポイント管理装置、プログラム及びクライアント接続管理方法
JP2004187001A (ja) * 2002-12-03 2004-07-02 Sony Corp 無線接続方法
JP2004363878A (ja) * 2003-06-04 2004-12-24 Nec Corp ネットワークサービス接続方法/プログラム/記録媒体/システム、アクセスポイント、無線利用者端末
WO2005034434A1 (ja) * 2003-10-03 2005-04-14 Sharp Kabushiki Kaisha 通信装置、その装置の動作モード起動方法、通信方法、通信システム、プログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006304115A (ja) 2006-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2303335C2 (ru) Протокол для определения оптимальных целевых маршрутизаторов доступа для плавной передачи обслуживания на уровне интернет-протокола
KR100814630B1 (ko) 무선 lan에서 이동국 이동성
US7602746B2 (en) Method for optimized layer 2 roaming and policy enforcement in a wireless environment
US7895642B1 (en) Tiered security services
US7583684B2 (en) Automatic commandable SSID switching
US20070091859A1 (en) System and method for association of mobile units with an access point
US20050003822A1 (en) Method and apparatus for automatically selecting a bearer for a wireless connection
EP1928142B1 (en) Relocation controlling apparatus in wireless communications network
CN101133598A (zh) 在蜂窝网络和无线局域网网络之间进行紧耦合互联的方法和装置
US8059599B1 (en) Gateway assignment function
GB2439373A (en) A Method for Network Edge Device Selection
CN107135548B (zh) 一种更新bssid和连接网络的方法和装置
US20080096503A1 (en) System and method for dynamically reconfiguring associations between a remote site and a zone controller in a communication system
JP2007134841A (ja) 移動体通信システム、無線ネットワーク制御装置及びそれらに用いる発信者位置情報通知機能の実現方法
US7796557B2 (en) Methods and apparatus for the communication of network capability information over a traffic channel
JP2007515828A (ja) 途切れずに引渡しを行うためのコンテキスト転送
US20080043667A1 (en) Apparatus and method of providing packet service status using access class barred list in mobile communication system
US8208902B2 (en) Communication system, authentication server, and communication method
GB2426663A (en) Determining the availability of a network connection
US8438627B1 (en) Access gateway
JP4723897B2 (ja) 無線通信システムならびにその基地局および端末局
CN108702303B (zh) 一种为无线承载进行安全配置方法和设备
CN101208910B (zh) 执行快速切换的设备和方法
CN101019379B (zh) 多接入终端与通信网络的关联
JP2006115059A (ja) フィルタリング方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100820

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110215

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110405

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110408

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees